JP2014516269A - 調整可能なカニューレ - Google Patents

調整可能なカニューレ Download PDF

Info

Publication number
JP2014516269A
JP2014516269A JP2014501203A JP2014501203A JP2014516269A JP 2014516269 A JP2014516269 A JP 2014516269A JP 2014501203 A JP2014501203 A JP 2014501203A JP 2014501203 A JP2014501203 A JP 2014501203A JP 2014516269 A JP2014516269 A JP 2014516269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tubular body
projecting member
cannula
tissue
central axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014501203A
Other languages
English (en)
Inventor
ポール・エル・サルヴァス
リチャード・エム・ルン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Smith and Nephew Inc
Original Assignee
Smith and Nephew Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Smith and Nephew Inc filed Critical Smith and Nephew Inc
Publication of JP2014516269A publication Critical patent/JP2014516269A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3417Details of tips or shafts, e.g. grooves, expandable, bendable; Multiple coaxial sliding cannulas, e.g. for dilating
    • A61B17/3421Cannulas
    • A61B17/3423Access ports, e.g. toroid shape introducers for instruments or hands
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3417Details of tips or shafts, e.g. grooves, expandable, bendable; Multiple coaxial sliding cannulas, e.g. for dilating
    • A61B17/3421Cannulas
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/02Access sites
    • A61M39/06Haemostasis valves, i.e. gaskets sealing around a needle, catheter or the like, closing on removal thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3417Details of tips or shafts, e.g. grooves, expandable, bendable; Multiple coaxial sliding cannulas, e.g. for dilating
    • A61B17/3421Cannulas
    • A61B17/3423Access ports, e.g. toroid shape introducers for instruments or hands
    • A61B2017/3425Access ports, e.g. toroid shape introducers for instruments or hands for internal organs, e.g. heart ports
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3417Details of tips or shafts, e.g. grooves, expandable, bendable; Multiple coaxial sliding cannulas, e.g. for dilating
    • A61B17/3421Cannulas
    • A61B2017/3443Cannulas with means for adjusting the length of a cannula
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B2017/348Means for supporting the trocar against the body or retaining the trocar inside the body
    • A61B2017/3482Means for supporting the trocar against the body or retaining the trocar inside the body inside
    • A61B2017/3484Anchoring means, e.g. spreading-out umbrella-like structure
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B2017/348Means for supporting the trocar against the body or retaining the trocar inside the body
    • A61B2017/3492Means for supporting the trocar against the body or retaining the trocar inside the body against the outside of the body

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Prostheses (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

カニューレは、近位端部と遠位端部と、管状体を通じて規定された中心軸と、を有する管状体と、前記管状体の第1の領域に連結された第1の突出部材と、前記管状体の第2の領域に連結された第2の突出部材と、を有する。さらに、管状体は、管状体を通じて形成された孔を有する。第1の突出部材及び第2の突出部材のそれぞれは、管状体の外側表面に連結される。最後に、管状体の長さは、中心軸に沿って調整可能である。

Description

本願に開示された複数の実施形態は一般的に、外科手術用カニューレに関する。
特に、本願に開示された複数の実施形態は、組織を効果的に係合し、患者の身体内に反復可能な器具の経路を確立するための調整可能なカニューレに関する。
関節鏡検査外科的手術、又はより一般的には腹腔鏡検査外科的手術は、閉鎖手術を複数の入口を通じて行うことを可能にし、該複数の入口を通じて、種々の細長い器具が内部外科手術作業部位に対するアクセスを得るように通過させることができる。非常に多くの場合、小さな切除が患者の組織に施され、使い捨てのカニューレは、手近な通路を提供するために切除又は入口内に挿入され、該手近な通路を通じて複数の医療器具が通過させる場合がある。外科医は次いで、カニューレによって形成された開いた通路を通じて様々な医療器具を挿入し、操作することによって、対象領域へアクセスすることができる。器具を操作する外科医の動作は、器具とカニューレとの間で摩擦力を引き起こす場合があり、その摩擦力はカニューレを移動させる場合がある。カニューレが患者の身体から抜け出す可能性が存在しており、外科医は、外科手術を停止し、患者の身体内にカニューレを再挿入する、且つ/又は再位置付けする必要がある。外科的手術中のカニューレのこの移動は、カニューレの周りの肌の領域において組織外傷を引き起こす場合がある。外科手術を行う外科医は、片方の手でカニューレの上部を安定させることができるとともに、器具をカニューレ内に挿入するために、もう片方の手を使うことができる。
さらに、身体の特定の領域にアクセスするためにカニューレによって横断されなければならない組織の厚さは、患者ごとに変化する。例えば、種々の異なる長さを有するカニューレは、関節鏡検査術及び腹腔鏡検査術における使用のために採用可能であり、外科医又は医者に、特定の患者のために横断される組織の厚さを見積もり、次いで、適切な長さを有するカニューレを選択することを要求する。さらに、患者の身体の外側に残っているカニューレの一部分は、所望されるよりもさらに伸張する場合がある。さらに、様々な長さを有する様々な医療器具が外科手術のために必要とされる場合があるので、器具は、カニューレから所望されるよりもさらに伸張する場合がある。一方、カニューレは、身体の離れた領域にアクセスするために、身体の腔、例えば、関節又は腹腔の深い領域内に伸張する必要がある場合がある。
それ故に、組織を効果的に係合し、患者の身体内に反復可能な器具の経路を確立するための調整可能なカニューレの必要性が存在する。
本願発明の目的は、組織を効果的に係合し、患者の身体内に反復可能な器具の経路を確立するための調整可能なカニューレを提供することである。
本願発明の一の態様によれば、近位端部と、遠位端部と、管状体を通じて規定された中心軸と、を有する管状体であって、管状体を通じて形成された孔を有する、管状体と、前記管状体の前記近位端部に隣接して前記管状体の第1の領域に連結された第1の突出部材と、前記管状体の前記遠位端部に隣接して前記管状体の第2の領域に連結された第2の突出部材と、を備えており、前記第1の突出部材及び前記第2の突出部材のそれぞれが、前記管状体の外側表面に連結されており、前記管状体の長さは、前記中心軸に沿って調整可能である、カニューレを提供する。
本願発明の他の態様によれば、カニューレを組織内に挿入する方法であって、管状体を通じて規定された中心軸を有する管状体であって、管状体を通じて形成された孔を有する管状体を提供するステップであって、第1の突出部材及び第2の突出部材が前記管状体に連結され、前記管状体の長さが前記中心軸に沿って調整可能とされる、ステップと、身体の外側組織層を穿孔し、身体の前記外側組織層において開口部を形成するステップと、前記管状体を、身体の前記外側組織層における開口部内に、且つ前記組織内に挿入するステップと、を備える、方法を提供する。
本願発明の他の態様によれば、カニューレを組織内に挿入するためのキットであって、近位端部と、遠位端部と、管状体を通じて規定された中心軸と、を有する管状体であって、管状体を通じて形成された孔を有する、管状体と、前記管状体の前記近位端部に隣接して前記管状体の第1の領域に連結された第1の突出部材及び前記管状体の前記遠位端部に隣接して前記管状体の第2の領域に連結された第2の突出部材であって、前記第1の突出部材及び前記第2の突出部材のそれぞれが前記管状体の外側表面に連結されており、前記管状体の長さが前記中心軸に沿って調整可能とされる、第1の突出部材及び第2の突出部材と、身体の外側組織層を穿孔するように構成された穿孔装置と、近位端部及び遠位端部を有する挿入装置であって、前記管状体の前記孔によって受容される挿入装置と、を備える、キットを提供する。
本願に開示された複数の実施形態による調整可能なカニューレの斜視図である。 本願に開示された複数の実施形態による調整可能なカニューレの側面図である。 本願に開示された複数の実施形態による、カニューレを組織内に挿入する方法のフローチャートである。 本願に開示された複数の実施形態による、肩に形成された開口部内に受容される調整可能なカニューレの斜視図である。 本願に開示された複数の実施形態による、身体の組織の層と係合される調整可能なカニューレの側面図である。
一の態様において、本願に開示された複数の実施形態は、組織を効果的に係合し、患者の身体内に反復可能な器具の経路を確立するための調整可能なカニューレに関する。特に、本願に開示された複数の実施形態は、管状体を通じて形成された孔を有する管状体と、第1の突出部材と、第2の突出部材と、を有し、前記管状体の長さが前記管状体を通じて規定された中心軸に沿って調整可能である調整可能なカニューレに関する。
本願に開示された調整可能なカニューレであって、管状体を有し、前記管状体の長さが調整可能である調整可能なカニューレの複数の実施形態は、外科用カニューレを提供することができ、該外科用カニューレは、身体の内側で、長さにおいて調整されることができる。さらに、本願に開示された複数の実施形態による調整可能なカニューレは、組織を効果的に係合し、身体内における管状体の安定性を提供するために、身体の内部組織表面及び身体の外部組織表面を係合する場合がある。さらに、本願に開示された複数の実施形態による調整可能なカニューレは、外科手術中に可視性を改善するために、且つ増加した作業空間のために、関節内の組織の間に空間を作り出すことを目的することができる。
図1を参照すると、本願に開示された実施形態による調整可能なカニューレ100の斜視図が示されている。調整可能なカニューレ100は、組織を効果的に係合するための装置であって、患者の身体内に反復可能な器具の経路を確立するための装置であり、管状体101を含む。ここで使用されるように、「カニューレ」は、人間又は動物の身体組織内に器具を実質的に配置することを含んでいる外科手術中に使用するための略中空の開口部を有する器具に言及してもよい。示されるように、管状体101は、近位端部110と、遠位端部120と、管状体を通じて規定された中心軸150と、を有する。管状体101が中実として示されるけれども、1つ又は複数の実施形態において、管状体101は、管状体を通じて形成された孔(示されていない)を含むことができる。さらに、当業者は、管状体が上述した孔よりも、管状体を通じて別々に形成された多い孔又は少ない孔を含んでもよいことを認識するだろう。例えば、管状体は複数の器具を別々に受容するために、管状体を通じて形成された2つ、3つ、4つ、又はそれ以上の孔を有してもよい。当業者は、本願に開示された複数の実施形態による孔が、管状体を通じて穿孔された複数の孔に限定されず、例えば射出成型工程中に、管状体の一部として形成される複数の孔を含んでもよいことを認識するであろう。さらに、管状体101は、プラスチックから製造されてもよく、変形されることができる、又は撓ませることができる当業者に周知な任意の材料から製造されてもよい。さらに、管状体101の特定の区分は、略剛体となることができる当業者に周知な任意の材料から製造されてもよい。図1に示された管状体101が丸みを帯びているけれども、当業者は、管状体が幅広い形状及び形態のうちの1つとされてもよいことを認識するであろう。例えば、管状体は、正方形、三角形、又は、当業者に周知な他の形状とされてもよい。
依然として図1を参照すると、第1の突出部材111は、管状体101の近位端部に隣接して管状体101の第1の領域に連結されてもよい。さらに、第2の突出部材121は、管状体101の遠位端部120に隣接して管状体101の第2の領域に連結されてもよい。本願で使用されるように、「連結される」とは、互いに直接的に取り付けられた、又は互いに間接的に取り付けられた、2つ以上の要素または構成要素を有することについて言及する場合がある。例えば、第1の突出部材111及び第2の突出部材121が管状体101に連結されるけれども、第1の突出部材111及び第2の突出部材121が管状体101と直接的に接触する必要がなく、管状体101と直接的に取り付けられる必要もない。示されるように、第1の突出部材111及び第2の突出部材121のそれぞれが管状体101の外側表面に連結されており、フレキシブルであってもよく、又は変形可能であってもよい。当業者は、第1の突出部材111及び第2の突出部材121がプラスチックから製造されてもよく、変形されることができる、曲げることができる、又は撓ませることができる当業者に周知な任意の材料から製造されてもよい。1つ又は複数の実施形態において、第1の突出部材の直径及び/又は第2の突出部材の直径は、管状体101の外径よりも大きい場合がある。1つ又は複数の実施形態において、管状体101の外径は、5〜10mmとされてもよい。しかしながら、当業者は、第1の突出部材111、第2の突出部材121、管状体101、及び孔(示されていない)のそれぞれが、任意のサイズとされてもよく、上記の例として付与された範囲外の直径を有してもよいことを認識するであろう。当業者は、第1の突出部材111及び第2の突出部材121が同一でなくてもよいことを認識するであろう。特に、示されていないけれども、第1の突出部材111及び第2の突出部材121は、異なる直径を有してもよく、異なる材料から製造されてもよく、且つ異なる程度の弾性を有してもよい。さらに、1つ又は複数の実施形態において、第1の突出部材111は、身体(示されていない)の外部組織表面(示されていない)と係合するように構成されてもよい。さらに、1つ又は複数の実施形態において、第2の突出部材121は、身体(示されていない)の内部組織表面と係合するように構成されてもよい。1つ又は複数の実施形態において、第1の突出部材111は、身体の外部組織表面又は外側組織表面に管状体101を固定してもよく、それは、管状体101を安定させるために、外科医の他方の手を借りないで管状体101の孔(示されていない)内に挿入される様々な医療器具の土台を確立することができる。1つ又は複数の実施形態において、第2の突出部材121は、外科手術中に、作業空間内への軟組織の浸食を減少させることができる、又は防止することができる。それはまた、視覚化を最大にさせることを手助けすることができる。さらに、第2の突出部材121は、管状体101を内部組織表面に固定することができ、外科手術中に管状体101の所望しない除去を防止することができる。
さらに、図1に示されるように、管状体101は、1つ又は複数の蛇腹部105を含み、該蛇腹部は、中心軸150に沿って管状体101の長さを調整することを可能にするように構成される。言い換えると、1つまたは複数の実施形態において、複数の蛇腹部105は、管状体101を中心軸150に沿って圧縮させる、又は伸張させることを可能にすることができる。特に、複数の蛇腹部105は、管状体101を第1の位置と第2の位置との間で中心軸150に沿って調整することを可能にすることができる。第1の位置において、管状体101は、完全に圧縮された状態とされることができ、中心軸150に沿った管状体101の長さは、最小となってもよい。第2の位置において、管状体101は、完全に伸張された状態とされることができ、中心軸150に沿った管状体101の長さが最大となってもよい。当業者は、管状体の長さを長手方向軸に沿って調整することを可能にする他の構造が使用されることができることを認識されるであろう。例えば、1つ又は複数の実施形態において、管状体101は、弾性プラスチック又はゴムなどの材料から製造されてもよく、それら材料の伸張は材料の材料特性である。代替的には、1つ又は複数の実施形態において、管状体101は、テレスコープ式のセグメンド(telescoping segment)又は内部ラチェット方式のインターフェース(internal ratchet-style interface)を含むことができ、それらは、管状体101の長さが中心軸150に沿って調整可能とされることを可能にすることができる。ここで使用されるように、「調整する」との記載は「調整される」ことを意味しており、1つ又は複数の実施形態による調整可能なカニューレ100が自動的な調整手段によって自動的に調整されることを可能にする。例えば、調整可能なカニューレ100の管状体101は、電流又は調整可能な装置による操作によって調整されることができる材料から構成されてもよい。
さらに、示されていないけれども、シールは、管状体101の近位端部110に隣接して管状体101の領域に連結されてもよい。多くの関節鏡検査術及びいくつかの腹腔鏡検査術が、手術される関節を膨張させ、且つ洗浄するために、加圧流体の使用を必要とするので、器具(示されていない)が管状体101の孔(示されていない)内にあろうとなかろうと、流体シールを維持する間に、器具を調整可能なカニューレ100の内部及び外部へ通過させることを可能にするために、シールされた通路を提供することは必要とされてもよい。例えば、1つ又は複数の実施形態において、シールは、管状体101の内部と管状体101の外部との間で流体シールを実質的に提供するように構成されてもよい。例えば、1つ又は複数の弾性薄膜は、管状体101の近位端部110に取り付けられてもよい。例えば、これに限定しないが、他の例示的なシールは、米国特許出願公開第2008/0294123号に示されており、それは、その全体を参照することによって本願に組み込まれる。
続いて図2を参照すると、本願に開示された複数の実施形態による調整可能なカニューレ200の側面図が示される。示されるように、調整可能なカニューレ200は、管状体201を含み、該管状体201は、近位端部210、遠位端部220、1つ又は複数の蛇腹部205、及び管状体201を通じて規定された中心軸250を含む。前述のとおり、管状体201が中実として示されるけれども、1つ又は複数の実施形態において、管状体201は、管状体201を通じて形成された1つ又は複数の孔(示されていない)を含んでもよい。さらに、第1の突出部材211は、管状体201の近位端部210に隣接して管状体201の第1の領域に連結されてもよい。さらに、第2の突出部材221は、管状体201の遠位端部220に隣接して管状体201の第2の領域に連結されてもよい。さらに、前述のとおり、複数の蛇腹部205は、管状体201を中心軸250に沿って圧縮する、又は伸張することを可能にする場合がある。特に、複数の蛇腹部205は、第1の位置と第2の位置との間で、管状体201を中心軸250に沿って調整することを可能にする場合がある。第1の位置において、管状体201は、完全に圧縮された状態とされる場合があり、中心軸250に沿った管状体201の長さは、最小となってもよい。第2の位置において、管状体201は、完全に伸張された状態とされる場合があり、中心軸250に沿った管状体201の長さは、最大となってもよい。
示されるように、第1の突出部材211は、上面215と、底面216とを含む。同様に、第2の突出部材221は、上面225と、底面226とを含む。当業者は、調整可能なカニューレ200が180°回転されることができ、その上面が底面として周知される場合があり、その逆もあることを認識するであろう。1つ又は複数の実施形態において、調整可能なカニューレ200が身体(示されていない)内に配置されると、例えば、関節内に配置されると、第1の突出部材211の底面216は、身体の外部組織表面(示されていない)を係合するように使用されてもよい。さらに、第2の突出部材221の上面225は、身体の内部組織表面(示されていない)を係合するように使用されてもよい。第2の突出部材221の上面225が身体の内側組織表面と係合されると、外科医は、関節拡張(joint distension)を高めるために身体から離れる方向において管状体201及び/又は第1の突出部材211を装着させることができる。言い換えると、第2の突出部材221が身体の内部組織表面と係合されると、調整可能なカニューレ200は、例えば関節等の身体の内部組織を動作するために使用される場合があり、例えば引っ張られる場合があり、それは、身体内の増加した可視性及び作業空間を促進することができる。
調整可能なカニューレ200は、種々の方法及び工程を使用して製造される場合がある。例えば、調整可能なカニューレ200は、射出成型工程を使用して製造されることができる。管状体201並びに第1の突出部材211及び第2の突出部材221が、調整可能なカニューレ200を形成するために材料で充填された金型を使用して成型されることができる。さらに、調整可能なカニューレ200は、2段射出成型工程を使用して製造されることができる。調整可能なカニューレ200の管状体201は、第1の突出部材211及び第2の突出部材221と比較した場合に異なる材料から製造されてもよい。例えば、1つ又は複数の実施形態において、調整可能なカニューレ200の第1の突出部材211及び第2の突出部材221は、硬質プラスチックから製造されることができる。調整可能なカニューレ200の管状体201は、よりしなやかで、フレキシブルな弾性プラスチックから製造されることができる。逆にいえば、1つ又は複数の実施形態において、調整可能なカニューレ200の管状体201は、硬質プラスチックから製造されることができる。調整可能なカニューレ200の第1の突出部材211及び第2の突出部材221は、よりしなやかで、フレキシブルな弾性プラスチックから製造されることができる。当業者は、調整可能なカニューレ200が硬質材料又は剛体材料、あるいはそれら2つの組み合わせからなってもよいことを認識するであろう。例えば、調整可能なカニューレ200は、硬質プラスチック又はゴム、弾性プラスチック又はゴム、あるいはそれらの2つの組み合わせからなってもよい。2段射出成型工程において、第1の突出部材211及び第2の突出部材221を形成するように使用されることができる第1の材料は、金型に始めに射出されることができ、その後、調整可能なカニューレ200の管状体201を形成するために使用されることができる第2の材料が射出されることができる。当業者は、調整可能なカニューレ200が、当業者に周知な他の方法を使用して製造されることができること、及び、調整可能なカニューレ200の製造工程が射出成型工程に限定されないことを認識するであろう。例えば、調整可能なカニューレ200は、鋳造工程(casting process)を使用して製造されてもよい。
本願に開示された複数の実施形態によるカニューレを組織内に挿入する方法は、管状体を通じて規定された中心軸と、管状体を通じて規定された孔とを有する管状体を提供するステップと、身体の外側組織層を穿孔するように構成された穿孔装置を提供するステップと、近位端部及び遠位端部を有する切除装置であって、前記切除装置が前記管状体の孔によって受容される、切除装置を提供するステップと、前記穿孔装置によって身体の外側組織層を穿孔するステップと、身体の外側組織層における開口部を形成するステップと、管状体の孔内に挿入装置を配置するステップと、身体の前記外側組織層の開口部内に、且つ前記組織内に管状体を挿入するステップと、を含む。第1の突出部材及び第2の突出部材は、管状体の外側表面に連結される場合がある。管状体の長さは、中心軸に沿って調整可能とされる場合がある。挿入装置は、その遠位端部が鋭い端部であるロッド状の部材とされてもよい。その代わりに、挿入装置は、その遠位端部が鈍い端部であるロッド状の部材とされてもよい。さらに、挿入装置は、身体内への挿入のために調整可能なカニューレの第2の突出部材を折り畳むように、又は曲げるように構成されたデバイス又は装置とされてもよい。代替的には、挿入装置は、緊塞具(obturator)とされてもよい。例えば、それに限定するわけではないが、例示的な緊塞具は、米国特許出願公開2008/0058816号に示されており、その全体を参照して本願に組み込まれる。
方法は、組織の厚さに基づいて、第1の位置と第2の位置との間で管状体の長さを調整するステップを含む。第1の位置において、前記管状体は、完全に圧縮された状態となり、前記管状体の長さは、最小となり、第2の位置において、前記管状体は、完全に伸張された状態となり、前記管状体の長さは、最大となる。さらに、前記第2の突出部材の上面は、身体の内部組織表面と係合されてもよい。さらに、前記第1の突出部材の底面は、身体の外部組織表面と係合されてもよい。該方法はまた、前記挿入装置を前記管状体の前記孔内から取り除くステップであって、前記管状体が前記組織内に残留するステップをさらに含んでもよい。該方法はまた、組織から管状体を取り除くステップを含んでもよい。
例えば、図3を参照すると、切除ニードルは、ステップ331に示されるように、身体の外側組織層を穿孔するために穿孔装置として使用されてもよい。さらに、上述されたような緊塞具は、ステップ332に示されるように、挿入装置として使用されることができ、管状体の孔内に配置されることができる。管状体は次いで、ステップ333に示されるように、上述された切除ニードルによって形成された開口部内に緊塞具の補助を借りて案内されることができる。開口部内への挿入時に、調整可能なカニューレの管状体の第2の突出部材は変形されることができ、それによって、調整可能なカニューレの管状体は、身体内の、例えば関節内の対象領域の身体の内部組織を通じて横断されることができる。調整可能なカニューレが身体内に位置付けられると、調整可能なカニューレの管状体の第2の突出部材は、その本来の形状に復元することができ、第2の突出部材の上面は、身体の内部組織表面と係合することができる。調整可能なカニューレの管状体の第2の突出部材の上面が身体の内部組織表面と係合すると、管状体の長さは、第1の位置と第2の位置との間で調整されることができる。それによって、調整可能なカニューレの管状体の第1の突出部材の底面は、ステップ334に示されるように、身体の外部組織表面と係合される。調整可能なカニューレの管状体の第2の突出部材の上面及び第1の突出部材の底面がそれぞれ、身体の内部組織表面及び外部組織表面と係合されるように調整可能なカニューレを調整することは、身体内における調整可能なカニューレの増加した安定性を提供することができる。例えば、上述したように調整可能なカニューレを確立することは、外科医が片方の手で調整可能なカニューレの上部、例えば調整可能なカニューレの近位端部を安定させなければならないとともに、もう片方の手を使用して調整可能なカニューレ内に器具を挿入しなければならないことを妨げる。さらに、第2の突出部材が身体の内部組織表面と係合されると、調整可能なカニューレ200は、身体の内部組織、例えば関節を操作するために使用されることができる、例えば引き出されることができる。それは、身体内の増加した可視性及び作業空間を促進させることができる。
図4aを参照すると、本願に開示された実施形態による、組織470の層に形成された開口部460内に受容された調整可能なカニューレ400が示されています。上述されたように、開口部460は、切除ニードルなどの穿孔装置によって形成されることができ、調整可能なカニューレ400を受容するように構成されることができる。しかしながら、当業者は、穿孔装置が切除ニードル以外の器具を含むことができることを認識するであろう。例えば、穿孔装置は、外科用メス、又は、組織の層を穿孔することができる他の外科用器具とされてもよい。1つ又は複数の実施形態において、開口部460は、組織470の層を通じて形成されることができ、例えば関節空間へアクセスするための通路を形成するために、調整可能なカニューレ400が組織470の層の外部及び内部の間に通路を形成することを可能にする。図4aに示されるように、開口部460は、調整可能なカニューレが表皮、追加の肌の層、脂肪、及び筋肉を通じて設置されることを可能にするように形成され、それによって、調整可能なカニューレが関節の周りの包(capsule)へアクセスすることを可能にする。当業者は、調整可能なカニューレ400が様々な関節空間へアクセスすることを可能にするために、開口部460が身体上の様々な領域に形成されることを認識するであろう。図4aが肩領域における組織470の層を通じて形成された開口部460を示すけれども、当業者は、調整可能なカニューレ400が他の特定の関節空間へアクセスすることを可能にするために、開口部が身体の他の領域上の組織の層を通じて形成される認識するであろう。例えば、肩関節に加えて、調整可能なカニューレ400は、膝関節、股関節、又は身体内の他の関節へアクセスするために使用されることができる。
図4bを参照すると、本願に開示された複数の実施形態による、組織470の層と係合された調整可能なカニューレ400が示される。示されるように、調整可能なカニューレ400は、組織470の層内に受容され、第2の突出部材421は、例えば身体内の、組織470の層の下に配置される。第1の突出部材411は、例えば身体の外側に、組織470の層の上方に配置される。上述されるように、組織470の層は例えば、表皮、追加の肌の層、脂肪、及び筋肉からなる場合がある。さらに、上述されるように、1つまたは複数の実施形態によれば、調整可能なカニューレ400は、1つまたは複数の蛇腹部405を有する管状体401を含むことができ、該蛇腹部405は、管状体401が管状体401の中心軸(示されていない)に沿って調整することを可能にすることができる。示されるように、管状体401は、組織470の層を通じて延在し、組織470の層の外部と関節空間475との間の通路を形成する。1つ又は複数の実施形態において、管状体1つ又は複数の蛇腹部405は、管状体401の長さが組織470の層の厚さに基づいて調整することを可能にしてもよい。例えば、調整可能なカニューレ400は、厚さが変化する組織層とともに、異なる身体を適合するように調整可能又はカスタマイズ可能とされてもよい。示されるように、第1の突出部材411は、組織470の層の外側表面と係合されることができる。しかしながら、組織470の層と係合されるように構成されるために、調整可能なカニューレ400のための組織470の層の外部表面と物理的に係合されることは、第1の突出部材411のために必要されない場合がある。さらに、示されるように、第2の突出部材421は、組織470の層と物理的に係合される必要がない場合がある。上記のように組織470の層の内部表面と物理的に係合することは、第2の突出部材421の利益となる場合があるけれども、組織470の層と係合されるように構成されることは、調整可能なカニューレ400の第2の突出部材421のために必要とされない場合がある。しかしながら、当業者は、調整可能なカニューレ400が組織470の層と係合される場合に、第1の突出部材411が組織470の外側表面と係合することを可能にし、第2の突出部材421が組織470の層の内側表面と係合することを可能にするように、調整可能なカニューレ400の管状体401の長さが調整される場合があることを認識するであろう。
本願に開示された複数の実施形態によれば、カニューレを組織内に挿入するためのキットは、近位端部と、遠位端部と、管状体を通じて規定された中心軸と、を有する管状体であって、管状体を通じて形成された孔を有する、管状体と、前記管状体の第1の領域に連結された第1の突出部材と、前記管状体の第2の領域に連結された第2の突出部材と、身体の外側組織層を穿孔するように構成された穿孔装置と、近位端部及び遠位端部を有する挿入装置であって、前記挿入装置が前記管状体の孔によって受容される、挿入装置と、を含む場合がある。管状体は、管状体を通じて形成された孔を有する場合がある。第1の突出部材及び第2の突出部材のそれぞれは、管状体の外側表面に連結される場合がある。前記管状体の長さは、中心軸に沿って調整可能とされる場合がある。
有利には、本願に開示された複数の実施形態は、患者の身体内に反復可能な器具の経路を確立するための調整可能なカニューレを提供する場合がある。例えば、調整可能なカニューレが上述されるように組織内に配置され、効果的に係合されると、様々な医療器具は挿入され、患者の身体から取り除かれるともに、調整可能なカニューレを取り囲む肌の領域に組織外傷を最小限にする場合がある。さらに、本願に開示された複数の実施形態によれば、調整可能なカニューレは、身体と器具の経路との間に流体シールを提供するとともに、身体の内側と身体の外側との間にも流体シールを提供する場合がある。例えば、上述されるような第1の突出部材及び第2の突出部材はそれぞれ、外部組織表面と内部組織表面との間にシールを形成することができる。特に、第1の突出部材及び第2の突出部材によって形成されたシールは、流体が外科手術中に身体から流出するのを防止することができる。同様に、第1の突出部材及び第2の突出部材によって形成されたシールは、流体が外科手術中に身体内に流入するのを防止することができる。
本願に開示された実施形態によれば、調整可能なカニューレは、特定の患者の組織厚さに適応するように、外科医が調整可能なカニューレの管状体の長さを調整することを可能にすることができる。調整可能なカニューレの長さの調整可能性は、外科医が、寸法が変化する多くの患者に対してカニューレを使用することを可能にすることができる。さらに、調整可能なカニューレの長さの調整可能性は、外科医が、身体内の種々の対象領域に、例えば様々な関節及び骨盤領域の様々な領域にアクセスするために、外科医がカニューレを使用することを可能にすることができる。例えば、調整可能カニューレは、股関節又は肩関節などの関節、又は、腎臓又は肝臓などの密封された種々の器官にアクセスするために、外科医がカニューレを使用することを可能にすることができる。さらに、上述されるように、調整可能なカニューレの管状体の第2の突出部材を係合することは、調整可能カニューレを内部組織表面に固定することができ、外科手術中に調整可能なカニューレの所望されない除去を防止することができる。さらに、調整可能なカニューレの第1の管状体及び第2の管状体はまた、圧縮するために、例えば皮下組織などの組織のための表面を提供することができる。調整可能なカニューレの第1の突出部材及び第2の突出部材によって組織を圧縮することは、身体内の対象領域にアクセスするために、医療器具が移動しなければならない経路を短くする短くすることができる。最後に、本願に開示された実施形態によれば、第2の突出部材が身体の内部組織表面と係合されると、調整可能なカニューレは、身体の内部組織、例えば関節を操作するために使用されることができる、例えば引っ張られる(pulled)ことができ、それは、身体内に増加した視野、視線、器具可視性、及び作業空間を促進することができる。
複数の実施形態が制限された数の実施形態に対して記載されるけれども、本願の開示の利益を有する当業者は、他の複数の実施形態が本願に開示された複数の実施形態の技術的範囲から逸脱せずに発明されることができることを認識するであろう。それ故に、本願に開示された複数の実施形態の技術的範囲は、添付した特許請求の範囲によってのみ限定されるべきである。
100、200、400 調整可能なカニューレ
101、201 管状体
105、205 蛇腹部
110、210 近位端部
111、211 第1の突出部材
120、220 遠位端部
121、221 第2の突出部材
150、250 中心軸

Claims (20)

  1. 近位端部と、遠位端部と、管状体を通じて規定された中心軸と、を有する管状体であって、前記管状体を通じて形成された孔を有する、管状体と、
    前記管状体の第1の領域に連結された第1の突出部材と、
    前記管状体の第2の領域に連結された第2の突出部材と、
    を備えており、
    前記管状体の長さは、前記中心軸に沿って調整可能であることを特徴とするカニューレ。
  2. 前記管状体は、前記管状体の長さが前記中心軸に沿って調整することを可能にするように構成された1つ又は複数の蛇腹部を備えることを特徴とする請求項1に記載のカニューレ。
  3. 前記第1の突出部材及び前記第2の突出部材のうちの少なくとも1つは、変形可能であることを特徴とする請求項1に記載のカニューレ。
  4. 前記管状体の前記近位端部に隣接して前記管状体の領域に連結されたシールをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のカニューレ。
  5. 前記シールは、前記管状体の内部と前記管状体の外部との間に流体シールを実質的に提供するように構成されることを特徴とする請求項4に記載のカニューレ。
  6. 前記管状体は、第1の位置と第2の位置との間で中心軸に沿って調整するように構成されることを特徴とする請求項1に記載のカニューレ。
  7. 前記第1の位置において、前記管状体は、完全に圧縮された状態となり、前記管状体の長さは、最小となることを特徴とする請求項6に記載のカニューレ。
  8. 前記第2の位置において、前記管状体は、完全に伸張された状態となり、前記管状体の長さは、最大となることを特徴とする請求項6に記載のカニューレ。
  9. 前記第1の突出部材は、身体の外部組織表面と係合するように構成されることを特徴とする請求項1に記載のカニューレ。
  10. 前記第2の突出部材は、身体の内部組織表面と係合するように構成されることを特徴とする請求項1に記載のカニューレ。
  11. カニューレを組織内に挿入する方法であって、
    管状体を通じて規定された中心軸を有する管状体であって、前記管状体を通じて形成された孔を有する管状体を提供するステップであって、第1の突出部材及び第2の突出部材が前記管状体に連結され、前記管状体の長さが前記中心軸に沿って調整可能とされる、ステップと、
    身体の外側組織層を穿孔し、身体の前記外側組織層において開口部を形成するステップと、
    前記管状体を、身体の前記外側組織層における開口部内に、且つ前記組織内に挿入するステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
  12. 挿入装置はロッド状の部材であり、前記挿入装置の遠位端部は鋭い端部であることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 挿入装置はロッド状の部材であり、前記挿入装置の遠位端部は鈍い端部であることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  14. 挿入装置は、緊塞具であることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  15. 前記組織の厚さに基づいて、第1の位置と第2の位置との間で、前記管状体の長さを調整するステップをさらに備え、
    前記第1の位置において、前記管状体は、完全に圧縮された状態となり、前記管状体の長さは、最小となり、
    前記第2の位置において、前記管状体は、完全に伸張された状態となり、前記管状体の長さは、最大となることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  16. 前記第2の突出部材の上面は、身体の内部組織表面と係合されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記第1の突出部材の底面は、身体の外部組織表面と係合されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  18. 挿入装置を前記管状体の前記孔内から取り除くステップをさらに備え、
    前記管状体は前記組織内に残留することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  19. 前記管状体を前記組織から取り除くステップをさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  20. カニューレを組織内に挿入するためのキットであって、
    近位端部と、遠位端部と、管状体を通じて規定された中心軸と、を有する管状体であって、前記管状体を通じて形成された孔を有する、管状体と、
    前記管状体の第1の領域に連結された第1の突出部材及び前記管状体の第2の領域に連結された第2の突出部材であって、前記第1の突出部材及び前記第2の突出部材のそれぞれが前記管状体の外側表面に連結されており、前記管状体の長さが前記中心軸に沿って調整可能とされる、第1の突出部材及び第2の突出部材と、
    身体の外側組織層を穿孔し、且つ前記管状体の前記孔によって受容されるように構成された1つまたは複数の装置と、
    を備えることを特徴とするキット。
JP2014501203A 2011-03-25 2012-03-21 調整可能なカニューレ Pending JP2014516269A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/072,329 US20120245426A1 (en) 2011-03-25 2011-03-25 Adjustable cannula
US13/072,329 2011-03-25
PCT/US2012/029923 WO2012134912A1 (en) 2011-03-25 2012-03-21 Adjustable cannula

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014516269A true JP2014516269A (ja) 2014-07-10

Family

ID=45932511

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014501203A Pending JP2014516269A (ja) 2011-03-25 2012-03-21 調整可能なカニューレ

Country Status (11)

Country Link
US (1) US20120245426A1 (ja)
EP (1) EP2688497A1 (ja)
JP (1) JP2014516269A (ja)
KR (1) KR20140018303A (ja)
CN (1) CN103561668A (ja)
AU (1) AU2012237748A1 (ja)
BR (1) BR112013024653A2 (ja)
MX (1) MX2013010967A (ja)
RU (1) RU2614489C2 (ja)
WO (1) WO2012134912A1 (ja)
ZA (1) ZA201307095B (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9149294B2 (en) 2013-01-24 2015-10-06 Hybrid Cannula LP Hybrid cannula and methods for manufacturing the same
US9119663B2 (en) 2013-01-24 2015-09-01 Hybrid Cannula LP Hybrid cannula and methods for manufacturing the same
EP3305252B1 (en) * 2013-10-23 2019-05-15 Stryker European Holdings I, LLC Percutaneous bone graft delivery system
US9808245B2 (en) 2013-12-13 2017-11-07 Covidien Lp Coupling assembly for interconnecting an adapter assembly and a surgical device, and surgical systems thereof
US9687413B2 (en) 2014-02-18 2017-06-27 Covidien Lp Compression garment inflation
JP6732662B2 (ja) * 2014-04-23 2020-07-29 アプライド メディカル リソーシーズ コーポレイション 組織取り出しシステム及び方法
US9987095B2 (en) 2014-06-26 2018-06-05 Covidien Lp Adapter assemblies for interconnecting electromechanical handle assemblies and surgical loading units
ES2966338T3 (es) * 2014-11-13 2024-04-22 Applied Med Resources Sistemas para la extracción de tejido
CN104644269B (zh) * 2015-02-01 2018-06-05 第四军医大学唐都医院 一种单孔戳卡
US11172957B2 (en) * 2018-02-07 2021-11-16 Stryker Corporation Surgical cannula and methods of use
IT201800007267A1 (it) * 2018-07-17 2020-01-17 Divaricatore di tessuti per la divaricazione di incisioni
US11058429B2 (en) 2019-06-24 2021-07-13 Covidien Lp Load sensing assemblies and methods of manufacturing load sensing assemblies
US11931070B1 (en) 2020-01-30 2024-03-19 Hybrid Cannula LP Half pipe cannula and methods of manufacturing and using half pipe cannula
US11819209B2 (en) 2021-08-03 2023-11-21 Covidien Lp Hand-held surgical instruments
USD1025252S1 (en) * 2023-09-08 2024-04-30 Yulin Jin Pilates band

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5514133A (en) * 1994-08-26 1996-05-07 Golub; Robert Access device for endoscopic surgery
WO2001008563A2 (en) * 1999-07-30 2001-02-08 Gaya Limited A surgical access device
JP2010523289A (ja) * 2007-04-13 2010-07-15 サージクェスト,インコーポレーテッド 入れ子式ガイド・チューブを有する弾性変形可能な外科用アクセス装置
JP2010207587A (ja) * 2002-06-05 2010-09-24 Applied Medical Resources Corp 創傷開創器
US20100280326A1 (en) * 2009-05-04 2010-11-04 Hess Christopher J Surgical devices for internal access through tissue

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2049421C1 (ru) * 1993-03-25 1995-12-10 Галина Ивановна Перминова Способ динамического наблюдения состояния органов брюшной полости в неотложной хирургии детского возраста
US5676671A (en) * 1995-04-12 1997-10-14 Inoue; Kanji Device for introducing an appliance to be implanted into a catheter
JPH1199156A (ja) * 1997-07-29 1999-04-13 Olympus Optical Co Ltd 外科処置用アクセスデバイス
US20050209608A1 (en) * 2004-03-22 2005-09-22 O'heeron Peter T Trocar seal
CA2583285A1 (en) * 2004-10-11 2006-04-20 Atropos Limited An instrument access device
CA3099231A1 (en) * 2006-08-04 2008-02-07 Northgate Technologies Inc. In-dwelling port for access into a body
US8758367B2 (en) 2006-09-05 2014-06-24 Smith & Nephew, Inc. Anchor delivery system
US8092431B2 (en) 2007-05-24 2012-01-10 Smith & Nephew, Inc. Seal assembly for a cannula
US20100280327A1 (en) * 2009-05-04 2010-11-04 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Methods and devices for providing access through tissue to a surgical site
US20120165611A1 (en) * 2009-05-29 2012-06-28 Neil Warren Laparoscopic access port and port sleeve arrangement
US8357088B2 (en) * 2009-12-11 2013-01-22 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Methods and devices for providing access into a body cavity
US8517932B2 (en) * 2009-12-11 2013-08-27 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Methods and devices for providing access through tissue to a surgical site
US20120157783A1 (en) * 2010-12-20 2012-06-21 Greg Okoniewski Self deploying bodily opening protector

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5514133A (en) * 1994-08-26 1996-05-07 Golub; Robert Access device for endoscopic surgery
WO2001008563A2 (en) * 1999-07-30 2001-02-08 Gaya Limited A surgical access device
JP2010207587A (ja) * 2002-06-05 2010-09-24 Applied Medical Resources Corp 創傷開創器
JP2010523289A (ja) * 2007-04-13 2010-07-15 サージクェスト,インコーポレーテッド 入れ子式ガイド・チューブを有する弾性変形可能な外科用アクセス装置
US20100280326A1 (en) * 2009-05-04 2010-11-04 Hess Christopher J Surgical devices for internal access through tissue

Also Published As

Publication number Publication date
RU2013146853A (ru) 2015-04-27
MX2013010967A (es) 2014-02-27
WO2012134912A1 (en) 2012-10-04
KR20140018303A (ko) 2014-02-12
AU2012237748A1 (en) 2013-10-17
EP2688497A1 (en) 2014-01-29
CN103561668A (zh) 2014-02-05
BR112013024653A2 (pt) 2016-12-20
US20120245426A1 (en) 2012-09-27
ZA201307095B (en) 2014-05-28
RU2614489C2 (ru) 2017-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014516269A (ja) 調整可能なカニューレ
US9326761B2 (en) Multi-lumen access port
CN105592809B (zh) 交换器外科手术进入端口组件及使用方法
EP3179934B1 (en) Natural orifice surgery system
JP5733826B2 (ja) 血液回収装置を有するシールポート
EP2455027A2 (en) Portal assembly with adjustable height
JP2013138860A (ja) 補強されたリングを有する創傷保護具
EP2617374A1 (en) Wound protector including flexible and rigid liners
CA2649518A1 (en) Suction dome for atraumatically grasping or manipulating tissue
MXPA04007575A (es) Montaje introductor para instrumentos medicos.
JP2022172236A (ja) カニューレアセンブリ
JP2010269145A (ja) 強化管腔を有する可撓性アクセスアセンブリ
KR20160088860A (ko) 교환 수술 접근 포트 어셈블리 및 그의 사용 방법
EP2630926B1 (en) Two-part access port
CA2919436A1 (en) Bowed tip for laparoscopic surgery
US20150073333A1 (en) Flexible, stretchable trocar to facilitate single incision laparoscopic surgery
US20150073332A1 (en) Flexible stretchable trocar to facilitate single incision laparoscopic surgery
KR20210055163A (ko) 척추 내시경 수술용 확장형 시스

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160418

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160815

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161213

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170207

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20170421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180126