JP2014516005A - 飛翔発電機 - Google Patents

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Abstract

機体構造の先方および後方に伸びるブームに取り付けられたグループの4つのロータを含む飛翔発電機飛行機である。飛行機が風に向かうときに、各ピッチ角と無関係に、かつ、飛行機の飛行操縦の間中、各ロータが、乱れのない空気流への直接路を有するように、ロータが配置される。ロータは反対回転の対に配置され飛行機の前面のロータが、飛行機の後方のロータの離間間隔と異なる距離で相互に離間されるように、これらブームが角度付けられる。
【選択図】図7

Description

この発明は、飛翔発電機(FEG)の分野に向けられており、より具体的には、フレームまたは本体に実装されている他のロータにより乱されないクリーンな空気を各ロータが受け取れるように当該フレームまたは本体に位置づけられたロータに特徴付けられた飛翔発電機(FEG)の新しい構造に向けられている。
飛翔発電機は新しいものではなく、上空の風からエネルギーを抽出するいくつかの方法が提案され現在開発中である。風のエネルギー量は地面からの距離(高度)に従って大きくなることが知られている。現行の地上風力タービン技術は、風力駆動ロータをより高所に取り付け、ブレードをかなり長く伸ばすことにより、この利点を生かそうとしている。しかしながら、地上風力駆動ジェネレータのカンチレバー設計に起因して、その必要な構造幾何学により導入される屈曲力に抗するために大きくて費用がかさむスチールおよびコンクリートの基礎が必要となるので、その最大高さに制限がある。これに反して、FEGは、風の力に対して抗する、または作用するために小さな地面のアンカー点に結合されて、細く、軽い綱しか必要とせず、また、これらは、地面から高く飛行することができ、最も凝縮された、豊富なエネルギー源の高所の風の中を飛行できる。
現在、図1および図2に示すように、オートジャイロロータをベースにしたFEG10、10'がそれぞれ開発中であり、これらは少なくとも4つのロータを有し、2つのロータ11、11'および13、13'が一方向に回転して、2つのロータ12、12'および14、14'が他の方向に回転する。最も一般的に見られる構造は、図1に示すように、X形状のフレームまたは機体15、あるいは、図2に示すように、H形状のフレームまたは機体に、対称矩形パターンに取り付けられた4つのロータを含む。他の対称構造も研究されており、これには、より多くの数のロータを具備し、偶数個の組の対抗回転対のロータを有するものが含まれる。例えば、図3に示すように、8ロータのFEGは四角のパターンに4つのロータ16A〜16Dを具備し、これらロータ16A〜16Dに45度角度付けられて4つのロータ17A〜17Dを具備する。図示のとおり、ロータは四角の各々において対角線上に他のロータに対して配置され、一方の方向に回転するブレードを有し、この回転方向は、四角の各々において対角線上に配置された2つの他のロータの回転方向と反対である。この構造は、ホバリング基盤マルチロータヘリコプタには適切であろうけれども、対称的に配置されたロータはFEG用途には問題を引き起こす。
この発明のFEGに関するアタック角については以下に説明し、図4および図5に示すけれども、先行技術のFEGの飛行中では、ロータのアタック角が比較的小さな角度のとき、前方ロータの各々の風下に現れる空気流の下向き成分が直接に風下にある後方ロータの推力を減少させる。これは、前方ロータの後方の流れの下向き成分が後方ロータの見かけ上の風向きを変えるからである。前方ロータの風下の後方ロータが受ける見かけ上の風は、下向き成分であり、これはその後方ロータのピッチ角の相対的な減少と等価である。ピッチ角の減少は推進力を減少させる。後方ロータにおける推進力。の損失の結果、機体のピッチが急速で制御されずに増加する。テスト中にこの相互作用が発見され、この発明はこの問題を除去するためになされた。
さきの問題はアタック角が大きいときは消失するけれども、問題点は、強く張られた綱で風の中を小さな正のピッチ角で飛行する場合、これが大きなアタック角をなすように反転させられるに違いないということである。大きな正のアタック角では、前方ロータは後方の風下のロータのかなり上にあり、前方ロータに続く下向きに方向づけられた流れは常には後方ロータに至らず、これは幾分、攪乱のない、空気中で動作する。
この発明は、4つのロータが飛行操作中のすべてに渡ってクリーンで乱されていない空気中を作動できるようにするFEGのロータ配置の構造に向けられている。FEGが風に向かっているときにどのようなピッチ角であっても、各ロータが風の乱されていない流れへの直接の経路を持つように、これらロータが配置される。ロータは反対回転対の形態で配置され、もって、FEGは、ロータを緊密に集団化させたすべて従来のFEG設計と同様な態様で制御される。
この発明の関連する従来例に対する利点は、FEGが、離陸から、発電、および着陸のすべての飛行部分の間で、ロータの推力を可変する手段のみでFEGを制御できるということを含む。各ロータが飛行のすべての場面で乱れのない直接的な風のエネルギーを受けるので、アタック角および風速に基づく制御の不連続がない。このため、離陸およびホバリングから凧上の発電飛行への平滑な遷移が可能になる。ロータを緊密に集団化させた配置の従来のFEG設計では、大きなアタック角で、強く引っ張った綱で、打ち上げ、小さなピッチ角から、接近して離間させられたロータが風下で、または後方ロータで、推力の損失をもはや引き起こすことがない大きなピッチ角への、急激な、部分的にしか制御されていない速いピッチ操作をなす。
この発明に従い、機体は、好ましくは機械加工されたアルミニウム板および成型シートの組み合わせから製造される中央ハウジングを具備するように構築されるけれども、複数部分またはモノリシックの複合材料から製造されてもよい。中央ハウジングは、FEG制御に必要な航空電子機器およびコンピュータシステム、地上との通信に必要な電子機器、モータ制御電子機器、および電力変換電子機器を収納する。ハウジングは上方および下方のリング上の部品を具備するフレーム構造を含む。4つのロータ支持アームまたはブームが好ましくは空洞の筒体として形成され、上方または下方リング上部品に結合され、アームのうちの2つが中央ハウジングの前方に伸び、前方ロータを支持し、アームのうちの2つがハウジングの後方に伸び、後方ロータを支持する。これらロータは、アームの自由端に固着されたロータ取り付け組立体により担持される。
前方ロータは接近して相互に離間され、もって、ロータブレードが回転するときに、それらの先端が相互に接近して通過するようになっている。後方ロータは、相互に、より離れて離間され、これらは、前方ロータを通り抜ける空気により悪影響を受けず、飛行中は、クリーンな空気、乱れの無い風のみが後方ロータのブレードに入るようになっている。好ましくは、前方ロータは、少なくとも、およそ90°の角度で相互に離間され、この角度はより大きくて良く、しかしながら、好ましい実施例において、後方ロータは前方ロータより大きな角度で離間される。また、好ましい実施例において、前方アームは後方アームより短く、これにより前方ロータは、後方ロータより相互により接近して離間される。
永久磁石DCサーボモータのような電気モータがロータ取り付け組立体の各々により担持され、各モータは機械的にモータブレードに結合され、電気的に個別の電気モータコントローラに結合され、これらは中央ハウジングに取り付けられる。モータコントローラはスイッチング装置として機能して、飛行中に、FEGを地上アンカーに結合するための綱を通じて伸びる、電気伝導体により、結合される地上の電源からモータへの電流が、流れることが可能なようにしている。モータへの電流は、FEGの飛行中、上昇時、および下降時に、またその他の時点で、ロータブレードを回転させるパワーを供給する。しかしながら、凧状モードのFEGの発電飛行の際には、ブレードに抗する風の力に起因して、モータ駆動シャフトの回生制動により電圧が発生させられ、モータコントローラが、モータから地上パワーグリッド、電力蓄積装置、または、FEGから電力供給されるべき、なんらかの他の装置へ、電流を流すことができるように切り換えを行う。
ピッチ制御サーボもロータ取り付け組立体の各々に取り付けられ、これがロータブレードのピッチ角を制御する。ピッチ制御サーボはサーボホイールすなわちホーンの位置を変更し、このサーボホイールはブレード支持ナックル組立体とともに回転するよううに取り付けられた垂直調整可能なスリーブの周りに、回転しないように、採る漬けられたピッチ制御リングに機械的に結合される。ロータのブレードが一対の対抗配向されたグレードグリップから伸び、これらグレードグリップは、ナックル組立体に、ロータブレードの回転軸と実質的に直交する軸の周りで調整可能に取り付けられ、ピッチ制御サーボの動作に依存してロータブレードのピッチを変更できるようになっている。ブレードグリップの各々は、レバーを含み、このレバーがピッチホーンを具備し、このピッチホーンがピッチ制御リングに機構的に連結され、もって、リングがピッチ制御サーボの動作によりロータナックル組立体に対して上昇させられ、または下降させられるときに、ブレードのピッチ角が変化するようになっている。
機体の中央ハウジングはFEGの綱の内部の電気伝導体を接続するための電気コネクタや、綱をハウジングのフレームへと固着するための中央取り付けヨークも収納する。
添付図面を参照してこの発明をより良く理解できる。
ロータが全体としてX−形状構造に取り付けられる1つの配置構造を具備する慣用的な先行技術のFEGを示す平面図である。 ロータがH−形状構造に配置されることを示す図1と類似の平面図である。 外側のボックス形状構造が内側のボックス形状構造と約45度ずらされている2つのボックス形状構造に取り付けられた8つのロータを具備するFEGの平面図である。 図7に示すこの発明のFEGを各部を取り除き、背面または後方のロータに対して前方または前面のロータから下方向に示される風の流れの角度で地面に綱で結合されたFEGを、FEGの風の方向「W」に対するFEGのアタックのピッチ角「Δ」とともに示す模式的な側面図である。 ピッチ角を減少させたアタック角を示す図4のFEGの模式的な側面図である。 この発明の教示するところに従うFEGの模式的な底面図である。 4つのロータ、機体の中央制御ハウジングから伸びる4つの機体ブームアーム、およびロータ用の駆動モータを示す、この発明のFEGの第1の実施例の底面斜視図である。 機体のロータ支持ブームアームの1つの取り付けを示すために各部を取り除いて示す図7のFEGの機体の中央ハウジング領域の斜視図である。 ロータ支持ブームアームおよび綱アタッチメントの結合を詳細に示す図8の中央ハウジングの底面斜視図である。 ロータブレードを駆動し地面へと戻す発電を推進するためのモータを示し、またhロータブレードのピッチを反転させるための機構的なピッチ制御装置を示す、この発明のロータ取り付け組立体の1つの側面斜視図である。 図10のロータ取り付け組立体を示し、ロータブレード用のモータとロータ駆動シャフトとの間の連結を示すように各部を取り除いた底面斜視図である。 前面または前方のロータが、背面または後方のロータへのクリーンな風の流れを邪魔することがないように離間された関係で8つのロータを機体に取り付ける、この発明の教示に従うFEGの他の実施例の模式的な平面図である。 FEGおよび地面の間の電源伝導体用の綱配列を示す、図12のFEGの底面斜視図である。
図4〜13の図面を参照すると、この発明は、オートジャイロ飛翔発電機(以下、FEGと呼ぶ)20のためのロータの構成に向けられており、ここでは、FEGが風に向かい、あるいは、風に方向づけられるときに、そのピッチ角と無関係に、すべてのロータが直接的な攪乱のない風を受けることができる。図6に示すように、FEGを、ここで記述するように、変動ロータ推力により制御するために、ロータが反回転対の組で実装され、少なくとも4つのロータがなければならない。ロータは、重心がロータ領域の幾何中心にあるように、かつ、CGの左側のロータからの距離が、CGの右側の反対回転の同等物のそれと等しくなるように、また、CGの後方のロータの距離がCGの前方の同等物の距離と等しくなるように、配置されなければならない。
この設計の最も簡単な実施例は4つのロータを具備するFEGであり、前方(風上)の対のロータ22および23が、機体25の前方伸長ロータ支持アームすなわちブーム24Aおよび24Bに取り付けられ、機体は中央ハウジング26を具備し、これにアーム24Aおよび24Bが取り付けられている。機体は、また、後方伸長または後方アームすなわちブーム27Aおよび27Bを具備し、これらに、一対の後方すなわち風下のロータ28および29が取り付けられている。前方ロータ22および23は、図7に示すように相互に近接して設置され、それらが回転するときにブレード先端がわずかの距離しか離れないようになっている。後方ロータは、相互に、より離れて配置され、飛行時に、前方ロータを通過してくる空気により影響されず、クリーンな空気、攪乱のない風のみが後方ロータのブレードに入るようになっている。好ましくは、前方ロータは少なくとも約90°の角度で相互に離れており、この角度はより大きくても良いけれども、好ましい実施例においては、後方ロータは前方ロータより大きな角度で離間される。また、いくつかの実施例において、例えば図7に示すように、前方アームは後方アームより短く、前方ロータが後方ロータより相互により接近して離間されるようになっている。
これら前方ロータは図6に示すように反対方向に回転するけれども、時計回り方向のロータは右にあっても左にあっても良い。後方(風下)ロータ28および29はより多く離れて、右の前方ロータ先端23によって描かれる円C1の右側接点から伸びる線L1が右側後方ロータ先端29によって描かれる円C2と交差しないように、充分にはなれている。同様に、後方の左側ロータ先端が、前方ロータ先端22により描かれる円C3の左接点から伸びる接線L2に対して、外側に向かって離間し、線L2が左後方ロータ28により描かれる円C4と交差しないようにしなければならない。後方対の右側および左側のロータも反対方向に回転しなければならず、また、各々は近くの前方ロータに対して反対方向に回転しなければならない。これは、各後方ロータがFEG20の反対側の前方ロータと同一方向に回転することも意味する。
図7に示すように、機体25は、中央ハウジング26を含み、これに綱31が固着され、これは地面ステーション「S」に伸び、これについては図4および図5を参照されたい。綱31は電気ケーブルおよび強化アンカーケーブルを含み、FEG20が高い位置に配されるのを可能にし、もって、発電を容易にする。
図8および図9を参照すると、機体の中央ハウジングの詳細が事細かに示される。さきに記述したように、ハウジングは、好ましくは、機械加工下降されたアルミニウム板および成型されたシートの組み合わせから製造されるけれども、複数部分またはモノリシックの複合材料から製造されて良い。中央ハウジングは、FEGの制御に必要な、航空電子工学およびコンピュータシステム、地上との通信に必要な電子機器、モータ制御電子機器、および電力変換電子機器を含む。ハウジングは、全体形状が同一の上方リング部材および下方リング部材33および34を具備するフレーム32を含む。図示のとおり、リングは4つの同等寸法の、まっすぐな側部35を具備し、これらが対角状に伸びるコーナ部材36により連結され、これらコーナ部材の各々は2対の離間した実装ラグ38を具備し、これらは対抗した端部から外側に伸びる。対のラグは整合開口を具備してロックピン40を収容する。ロックピンはバネ荷重ロックボール41を含み、これが、ピンを設置した後に、ピンの外側に延び、ボールをピンに内部の押圧しないかぎり、ロックピンがラグ38から外れるのを防止する。
上方および下方のフレームリングは、全体としてU字形状のコーナパネル42によって連結され、これらはラグ38およびロックピン40によってその場所に保持される。コーナパネル42はモータ45およびロータピッチ制御サーボ48への電気ワイヤハーネス(図示しない)を通すための開口43および44を含み、これらは、モータ支持組立体48に取り付けられ、これは2つの前方に伸びる、および2つの後方に伸びロータ支持ブームアームに取り付けられ、これを図10に示す。
4つのロータ支持アーム24A、24B、27A、および27Bを、機体25の中央ハウジング26に取り付けるために、それらの内側端部は強化三角形状パネル50の対の間に位置決めされる。好ましい実施例において、アームの各々は、空洞の筒状のブーム構造から構築され、これは好ましくは丸い断面の薄い壁状のカーボンファイバで強化したエポキシ構造から形成されるけれども、卵形または他の形状の断面または他の材料、例えば、ケブラーまたはファイバーガラス複合材、または高強度アルミニウム合金、例えば6061を使用して良い。流線形、または翼の断面の管または複合構造をアームに用いてよく、これらは、所定のピッチ角で、とくに、FEG乗り物が凧のように飛ぶときに、付加的な揚力を与えるように方向づけられる。中央ハウジング26にアームを取り付けるために、一対のアルミニウムラグすなわちカラー52が各アームの内側端部の回り、および、この内側端部からほぼ1フィートだけ離れて、結合されており、これは図8に示すとおりである。カラーは平坦な外側エッジを具備し、ねじ切りされた穴を有し、対のパネル50をアームの対抗する側部に沿って取り付けるためのネジを収容するようになっている。図8に示すように、右側のパネル50は除去されて、反転させられたU字の強化パネル51を示すようになっており、これは上方のフレームリング50から対角線状に外側および下側にカラー52との連結点まで伸びる。このようにして、パネル50および51は機体の各アームに対してカンチレバー状の支持を実現する。
さらに図8を参照すると、FEGは、複数のハウジング54内に取り付けられた4つのモータコントローラを含み、各コントローラは、同一のアームに取り付けられたロータモータ45およびロータモータピッチ制御サーボに電気的に結合されている。モータコントローラハウジングは強化パネル51に取り付けられ、図8においては、1つのコントローラが除去されてその下のパネル51が見えるようになっている。コントローラハウジングはFEG使用時の悪い周囲条件からコントローラを防護する。
図9にも示されるように綱連結ヨーク55がピボット状にピン56に取り付けられ、これが強化ビーム要素58により担持され、これは中央ハウジングのフレームにより支持されるように取り付けられる。ヨークは好ましくはFEGの重心に位置づけられる。
図10および図11を参照すると、ロータ構造および制御部の詳細が事細かに説明される。各ロータに関連づけられるモータ45は、好ましくはDCサーボモータであり、一連のコイルの内部で回転する永久磁石を具備する。コイルへの電力およびコイルからの電力はモータコントローラにより制御される。モータコントローラは、スイッチング装置として機能して、飛行中に、地上の電源から、モータへの電流が、流れることが可能なようにし、この電源は、FEGを地上アンカーに結合するための綱を通じて伸びる、電気伝導体により、モータに結合されている。モータへの電流はロータブレード60を、上昇時、および下降時に、回転させるパワーを供給する。しかしながら、凧状モードのFEGの発電飛行の際には、ブレードに抗する風の力に起因して、モータ駆動シャフトの回生制動により電圧が発生させられ、モータコントローラが、モータ45から地上パワーグリッド、バッテリのような電力蓄積装置、または、FEGから電力供給されるべき、なんらかの他の装置へ、電流を流すことができるように切り換えを行う。ほんの一例であるけれども、地上ソースから想定される最大電圧は400ボルトである。風はロータブレードに対して負荷を加えるので、逆の負荷またはトルクがモータ駆動シャフトに加わり、これがモータの再生制動効果により生成される電圧を増加させる。逆電圧が400ボルトを越えるとき、電圧コントローラが、FEGから、地上のコレクタグリッドまたは装置、またはFEGから電力供給を受けるなんらかの装置に電流が流れるのを切り換える。風がブレードを抗して生じた電力が予め定められたレベルまで下降すると、コントローラは地上のソースからモータへと電流を切り換える。
各モータ45はロータ支持組立体48に取り付けられ、これが関連する機体ブームアームの外側端部に固着される。ブームアームの外側端部はコネクタ57により強化され、これはアームの外側端部の内部に部分的に取り付けられる。コネクタは2つの対面する金属プレート58の間に取り付けられ、これらは複数のスペーサ部材59により結合される。プレートには切り込みが形成され、モータ支持プラットフォーム61がプレートの切り込み部に取り付けられる。いくつかの実施例において、アームの外側端部は、1または複数のカラーを含んでよく、これらは、アームの内側部分を中央ハウジングに固着するための上述したカラーと類似であり、これらカラーはロータ支持組立体に固着されて良い。
各ロータモータ45は、ギア63に結合された出力シャフト62を具備し、このギア63は、ロータ駆動シャフト65に固定して結合された大きなギア64とかみ合う。駆動シャフト65の下方端部は下方ベアリング66内に取り付けられ、これはロータ支持組立体48の下側フレームにより保持される。駆動シャフト65は同様な上側ベアリング68を通じても伸び、これはロータ支持組立体48に取り付けられる。駆動シャフト65の上方端部は、ロータブレードナックル組立体70に固定的に取り付けられ、これは駆動シャフトとともに回転し、一対の対面配向された二股ブレードグリップ部材72がこれに取り付けられ、ロータブレードのルート部分73がこれに固着される。各グリップ部材にはレバー74が固着して連結され、これがピッチホーン75を担持し、これは調整可能なボールジョイントリンク77の上方コネクタ76に結合される。リンク77は、中央ねじ切り部78と、垂直方向に移動可能なスリーブ80に結合される下側コネクタ79とを含む。スリーブ80は、ナックル組立体70に取り付けられ、これに依存する一対の案内ピン82に沿って往復動可能である。スリーブ80、ボールジョイント調整リンク77、ピッチホーン75、レバー74、およびブレードグリップ部材72はブレードピッチ調整組立体を形成し、これが、ボードコンピュータによって、飛行条件に応答して制御され、この飛行条件は、風速および方向、高度、ロータモータのトルク状態、おおびFEGが上昇しているか、あるいは下降しているかというような所望の飛行状態を含む。ブレードグリップの双方は、移動可能スリーブ80に、各ロータブレードのピッチが同時に調整されるように、結合されることに留意されたい。
ブレードピッチ調整組立体は、さらに、回転可能スリーブ80の回りに固定して取り付けられたピッチ制御リング84を含む。耐久性の高いベアリング85がリングに取り付けられ、スリーブ80がベアリングに回転可能に取り付けられ、もって、リングがブレード駆動シャフト65に対して垂直方向に移動できるようになっており、スリーブはリングと共に移動させられる。スリーブは、それがブレードとともに回転するときに上下に移動するので、ボールジョイントリンク77が、レバー74をしてブレード駆動シャフトの回転軸A−Aに対して直角に伸びる軸B−Bのまわりに結合されたブレードグリップを回転させ、もって、ロータブレードのピッチ角を変化させる。図示のとおり、ピッチ制御リング84は、案内ピン87を含み、この案内品87が、接近して垂直方向に配向されて離間する案内ピン88の間を伸び、これら案内ピンにより、リングがこれらに対して上昇させられ、または下降させられるときに、リングがブレード駆動シャフトに対して側方へと移動しないようになっている。
ピッチ制御リング84の制御は、ロータ支持組立体の側方プレート58の1つに取り付けられたピッチ制御サーボモータ46によって開始させられる。モータ46は、駆動ホイール92を駆動し、この駆動ホイール92は、調整可能なボールジョイントリンク95の端部コネクタ94から伸びるサーボホーン93に結合されている。リンク95は中央ねじ切り部分および離間したコネクタ96を有し、このコネクタ96はクランクアーム97にピボット状に取り付けられ、クランクアーム97は、ロータ支持組立体の2つの側方プレート58の間を伸びるピボットシャフト98に固着される。図示しないけれども、ピボットシャフト98の反対の端部はレバーに固着され、このレバーが、ブレード支持組立体の他の側方で、クランクアーム97の上方端部99と同時に移動して、もって、ブレード支持組立体の他の側方に設けられている調整可能ボールジョイントリンク100を制御するようになっている。これらリンク100の各々は、クランクアームおよび反対のレバーの上方端部に点101でピボット状に結合される下方コネクタを有し、これは図示しない。これらリンク100は、中央ねじ切り部分および上方コネクタ104も含み、このコネクタ104が、ピッチ制御リングの反対の側部に取り付けられたピボット部材105とピボット状に係合させられる。
ピッチ制御組立体の動作において、サーボモータ90に応答して、ロータ支持組立体の一方の側部にのみ位置づけられているリンク95が、クランクアーム97を動かし、ピボットシャフト98の反対側に位置付けられたレバーがリンク100を上昇させ、または下降させ、もって、ピッチ制御リングを上昇させ、または下降させ、これにより、先に説明したようにロータブレードに対するピッチ調整が行われる。
さきに指摘したように、FEG20のロータは図6および図7に示すように、離間させられているので、矢印「W」で示す風の方向には、前方ロータからの逆気流は、後方ロータに入るクリーンな空気に悪影響を与えない。
中央ハウジング構造26は、綱が単一点アタッチメントであるならば、綱のために所定の反作用点を含んでも良い。単一点の綱はFEGの重心および複数のロータ回動領域の幾何中心の双方である点に取り付けられなくてはならない。風速が変化するために綱の張力が変化するので、綱がこの点に取り付けられていないと、綱の力により、搬送体の回転を誘導するモーメントが発生して、搬送体の安定性を乱すことになる。小さなFEG20に対しては単一点の綱が好ましい。
使用中に、FEG20は、マルチロータヘリコプタとして、地上から飛び上がり、ホバリングを行い、この飛行の部分に対しては、緊密に集団化された対称配置のロータが好ましい。離陸およびホバリングに対しては、用途に応じて、地上レベルのパワーグリッドまたは発電機から供給される電力を消費する。地上からの電力は、綱31の内部の伝導体を通じて伝送され、ロータの各々に対して駆動モータにおいてトルクを生成させるのに使用される。これら駆動モータおよびそれらのコントローラは地上から綱を介して到来する電力をトルクに変換してロータを回転させ、また、ロータで利用できる過剰なトルクを電気エネルギーに変換して綱の内部の当該伝導体を通じて送り戻し地上で利用可能にする。ロータは、ロータブレードを通じて、空気を下方に移動させることにより推力を生成する。推力の量は、固定ピッチブレードを用いて、ロータの回転速度により、またはブレードが一定の回転速度で回転するときにはブレードのピッチを変化させることにより、あるいはこれら2つの手法の組み合わせにより、制御される。
ロータが推力を形成するときに、ロータは回転するためのトルク入力を必要とする。必要なトルクの量とロータの回転レートとの積が、推力のレベルを維持するのに必要な力である。ロータの回転を維持し、推力を形成するためのトルク入力は、ロータに対する空気からの反作用のトルクもその結果として形成する。このトルクは推力と比例し、反対方向に回転する対のロータがあるので、各ロータが同一の推力を生成するならば、このトルクは通常バランスする。
FEG20の垂直軸の回りの回転、すなわち、ヨーを、制御することが可能であり、これは、一方の方向に回転する一対のロータの推力を減少させ、他方、反対の方向に回転する他の対のロータの推力を増大させることによる。全体の推力のレベルを一定に維持してこれを行えば、FEGはヨーにおいて回転するだけであり、ピッチおよびロールの軸まわりの方位、およびその位置を維持する。FEGがロール(縦)軸またはピッチ(横)軸の回りの方位を変更させるためには、FEGの上昇が必要な側部で推力を大きくし、下降が必要な側部で推力を減少させる。ロール、ピッチおよびヨーの回転を同時に行われるときに、必要に応じて操縦が組み合わされて良い。
FEGが上昇するためには、全体の推力が増加させられ、FEGが上方へ加速し、下降するときにはその逆である。FEGが横に移動するためには、全体の推力ベクトルの一部が所望の方向に傾けられるようなロールまたはピッチにし、この推力の成分がFEGをその方向に加速させる。FEG20が1方向に所望の移動速度まで加速すると、FEGがその速度を維持するために水平にされる。FEGは、その速度と反対方向に、ゼロ速度に減速されるまでロールまたはピッチを行って、停止させられる。
FEG20が、高速度の風を利用して発電を行うための予め定められた高度へと上昇すると、綱の地上に対する角度が風の状態および利用可能な空間に関して許容できる位置へと風下に飛行する。綱の張力の水平成分は、今、FEG20に加わる風の力に反作用する。FEG20の好ましい構造では、後方において機体およびロータ間距離が、前方における距離より広くなるようになっており、これにより、風向計のように、自然と、ヨーにおいて、風上を向くように回転する。これは、綱の各側部において等しくなく離間されたロータからの抗力の不均衡に由来する。搬送体が風上を向くようなヨーとなるとき、各側部の抗力はバランスして搬送体は方向を維持する。つぎに、FEG20が大きなアタック角Θまで徐々にピッチアップするように指示され、これを図4に示す。アタックの正のピッチ角が、ロータの下側を風に露呈する。今、ロータの推力は風下成分に垂直成分を加えたものを伴う。垂直の垂直成分は、FEG20の重量に綱の張力の垂直成分を加えたものに等しくなるように維持しなければならず、そうでなければ、FEG20は上昇するか、下降する。今、風に露呈しているロータの面積は増加しているので、推力も、増大する。ピッチ角が大きければ大きいほど、露呈面積が大きくなり、推力が大きくなる。FEG20のアタック角が増大するとき、ロータのブレードのピッチは、推力の増大を限定するために減少させられなければならず、これにより、推力の垂直成分は増大しない。ロータの下への風の流入によりトルクがロータに印加され、これが、より早い回転レートでロータを駆動し、この加速するトルクはロータブレードのピッチが減少すると増大する。
ロータがより速い回転レートへと加速しないようにするために、電気モータが、この加速に抗する方向にトルクを印加し、これが、電力を形成し、この電力を綱の内部の伝導体を通じて地上での使用のために送出する。ロータに加わる風の力に起因する、この逆のトルクは、モータに対する再生制動プロセスと呼ばれ、ここでは、制動過程により形成された電圧が地上から綱を通じて供給される電流の電圧に打ち勝つ。これが起こるとき、電流がFEG20から地上へと流れる。各モータに対する電流はモータコントローラを通じて制御され、これはスイッチのように働き、FEGの永久磁石DCモータの各々の動作状態を連続的に監視する。ピッチの操縦が完了するとき、FEGは凧のように飛行し、アタックのピッチ角度は大きく、綱の張力は、風がFEGに印可する力とバランスする。
ホバリングから凧状の飛行への遷移は、1分未満の期間で行われる。これは、ほぼゼロから大きな正の角度への単純なピッチの増加である。この遷移の間に、FEGの回りの空気の流れが変化する。ロータを通る空気の流れは、ホバリング飛行中はまっすぐ下方向である。これは、凧状の飛行において、底面から傾けられたロータ平面を通じた平行な流れに変わっていき、ロータの風下は変わらず、速度の下方成分が付加される。先行技術のFEGの飛行では、ロータのアタック角が比較的小さな角度Θであり、これは図5に示すとおりであり、空気流の下方成分が前方ロータの各々の風下に現れて、これが前方ロータの直接の風下に取り付けられた後方ロータの推力を減少させた。これは、前方ロータの後方の流れの下方成分が、後方ロータのための見かけ上の風の方向を変えてしまうからである。前方ロータの風下にある後方ロータが経験する見かけ上の風は、下方向成分であり、これは、当該後方ロータに対するピッチ角の相対的な減少と等価である。先行技術のFEGにおいてピッチ角が減少すると、推力が減少し、これにより、急激かつ制御できない搬送体のピッチの増加をもたらした。しかしながら、従来技術と違って、この発明においては、ロータのアタック角にかかわらず、前方ロータを通過する空気が後方ロータに入らないように、前方ロータのスペースを後方ロータに対して相対的なものとするので、後方ロータは常にクリーンな空気を受取り、もって、FEGの飛行中の制御を良好なものにする。
この発明のFEGは4つのロータの組を任意の数だけ有して良く、これは、上述した4つのロータからなる核となるグループの左および右側に対の反対に回転するロータを付加するだけで良い。付加的な組の回転方向は、4つからなる元の組に対する規則に従わなければならず、隣接する組のロータを同じでも反対であってもよく、これは図12の構成を参照されたい。図12はこの発明の他の実施例を示す。図12のFEG150において、機体136が引き延ばされ、付加的な対の前方および後方の反対回転ロータ137、138、および139、140が4つのロータからなる組の外側に取り付けられている。ロータ137および138は機体前方アームすなわちブーム141および142の自由端にそれぞれ取り付けられ、ロータ139および140は機体後方アームすなわちブーム143および144の自由端に取り付けられている。
図12および図13に示す、4つのロータから成る内側の組のロータは2つの接近して離間された前方ロータ122および123と前方ロータの外側に離間されクリーンな空気を受け取るようになされた2つの後方ロータ128および129とを含み、これは先に説明したとおりである。内側の4つのブームは2つの前方ブームアーム124Aおよび124Bと2つの後方ブームアーム127および127Bとを含む。さらに、FEG20に関連して説明したように内側の4つのブームを単一の中央ハウジング26から引き延ばすのと異なり、2つのハウジング26Aおよび26Bが図示のとおりあり、これらから中央の4つのブームが延びている。4つの中央ブームはFEG20において示すように方位付けされて良いけれども、図12および図13に示すように異なる方位であってよく、ただし、ここで検討したクリーン空気のスペーシングが前方および後方のロータの間で維持されなければならない。したがって、図12および図13の実施例におけるロータのスペーシングは、矢印「A」で示す風の方向において、前側または前方のロータ137、122、123、および138から逆流が、後方のロータ139、128、129、および140に入るクリーンな空気に悪影響を与えないようなものである。
FEG150は、1または複数の綱がFEG150を地上に接続する方法を伴わなければならない。また、FEGが地面に着陸するときにこれを防護し、またこれを再び離陸可能にする構造が必要である。FEGの機体はこれらの条件を満たさなければならない。FEG150の機体を構築するのに使用できる種々の材料および構築方法とともに、いくつかの構成上の構造がある。
FEG150の機体はハウジング構造145、26A、および26Bを含み、これらはFEG20に26で示されるものと類似であるけれども、そこからは、1つは前方へ、1つは後方へ伸びる2つのブームアームしか具備しない。図示のとおり、前方ブームに取り付けられるロータは、後方ブームアームに取り付けられる反対回転のロータより接近して離間されている。ハウジングは好ましくは機械加工されたアルミニウム板および成型シートの組み合わせから製造されるけれども、複数部分またはモノリシックの複合材料から製造されて良い。中央部分は、FEG制御に必要な、航空電子工学およびコンピュータシステム、地上との通信に必要な電子機器、モータ制御電子機器、および電力変換電子機器を含むのに用いられる。これらは、シール状に包囲されて、湿気や微粒子が電子機器の機能を損なうのを阻止することが好ましい。
FEG20と関連づけられる単一点の綱と異なり、図12および図13の大きなFEG150、および際小数の4つのロータより多くのロータを具備する他の構成に関しては、複数の綱を用いてFEGを地上に連結してよい。これらは、それぞれ個別に地上に連結された綱であってよく、または、くつわ構成146でFEGの近くで連結されて良い。くつわは、図示のとおり、接地のための主たる綱147と、FEG150の外側ロータの外側中央ハウジング145にアンカーされた2つの横方向の綱148および149とを含む。くつわは、既知のようなバランスタイプでよく、また、搬送体から綱の交差の収束点へのくつわ要素の長さを調節するための機構160を含む動的制御システムであっても良く、これは図13に示す。図13に示すように、付加的な綱151および152は横方向の綱148および149と2対の内側ロータの中央ハウジング145との間に取り付けられる。
複数の綱アタッチメントは、機体の屈曲が削減または減少させられるので、構造上の重量を少なくできる。例えば、複数の綱を各ロータの位置またはその極めて直近に連結することにより、各ロータに働く風の力がほぼ直接に綱に加わるようになる。他の対策は、複数の結合点をロータの各組の間に位置決めして、ロータの間の機体の部分への屈曲力に対して機体が反作用する必要性を削減する。綱結合部の各々に結合される複数の組のロータが1つの前方および1つの後方反対回転対のロータを含み、かつ、それら綱の結合点が、搬送体の重心およびロータ領域の幾何中心を含む横軸に沿うならば、くつわ要素の長さ調整を行うことなしに、ロータブレードのピッチのみを調整するだけで、ピッチの操縦を行うことができる。この点は、くつわ要素の長さを可変するのに用いるウインチ機構はロータブレードのピッチの変更に較べてゆっくりとしているので、有益である。FEGのピッチ角の変動に対する迅速な応答は、推力および綱の張力を突如として増大させる、突風の効果を最小化するために望まれる。さらに、ウインチ機構は、高価格であり、力を必要とし、FEGに重量を付加する。この複数綱結合構造はロールの操縦を実現するために調整可能な長さ要素が必要であろう。ロール角度変動は綱の張力の開放には必須でなく、よりゆっくりとなすことができるので、ウインチ機構は受容可能である。
この発明の好ましい実施例の先の説明は、この発明の原理を図説するために提示され、この発明を図説の具体的な実施例に現地するものではない。この発明の範囲は以下の特許請求の範囲内に包含される実施例のすべて、および均等物により定義されることが意図される。
24A、24B、27A、27B ブーム
25 機体
26 中央ハウジング
22、23、28、298 ロータ
31 綱
32 フレーム
45 モータ
46 ピッチ制御サーボモータ
50 パネル
54 ハウジング
60 ロータブレード

Claims (12)

  1. 機体と、少なくとも一対の第2のロータの前方にあるように上記機体に取り付けられた少なくとも一対の第1のロータと、上記前方に取り付けられた第1対のロータの後方にあるように上記機体に取り付けられた少なくとも一対の第2のロータとを有する飛翔発電機において、上記ロータの各々は、上記飛翔発電機が風に対抗しているときに、上記飛翔発電機のアタック角またはピッチ角にかかわらず各ロータが風の乱されない流れへの直接路を有するように上記機体に取り付けられることを特徴とする飛翔発電機。
  2. 上記第1および第2のロータの各々は反対回転対として配置される請求項1記載の飛翔発電機。
  3. 上記第1のロータの少なくとも1対が相互に近接的な離間関係であり、上記第2のロータの少なくとも1対が、上記機体の中心に関連して、上記第1の対のロータの横方向外側に配置されるように取り付けられる請求項2記載の飛翔発電機。
  4. 上記機体は、少なくとも1つのハウジング、上記ハウジングから前方に伸びて外側端部を具備する第1対のブームアーム、上記第1の対のブームアームの外側端部に沿って取り付けられる1対の上記第1のロータ、上記ハウジングから横方向外側かつ後方に伸びて外側端部を具備する第2対のブームアーム、および、上記第2の対のブームアームの外側端部に沿って取り付けられる1対の上記第2のロータを含む請求項3記載の飛翔発電機。
  5. 上記少なくとも1つのハウジングは、当該飛翔発電機の重心の領域を定義する中央集中型のハウジングである請求項4記載の飛翔発電機。
  6. 上記第1対のブームアームは上記第2対のブームアームより長さが短い請求項5記載の飛翔発電機。
  7. 上記第1のブームアームは少なくともおよそ90°の角度で相互に離間される請求項6記載の飛翔発電機。
  8. 上記第2対のブームアームの間の角度は上記第1対のブームアームの角度より大きい請求項7記載の飛翔発電機。
  9. 上記機体から前方に伸びるように取り付けられる偶数個のロータと、上記機体から後方に伸びるように取り付けられる同一の偶数個のロータとを含み、中央の1対の前方反対回転のロータが、中央の1対の上記後方の反対回転のロータより接近して離間関係で取り付けられ、上記中央の1対の上記後方の反対回転のロータは上記機体の中心に関して上記中央の1対のロータの横方向の外側に位置づけられるように取り付ける請求項1記載の飛翔発電機。
  10. 上記機体の前方および後方にそれぞれ伸びる第1および第2のブームアームの端部に取り付けられた個別の電気モータに駆動可能に結合される上記第1および第2のロータの各々と、上記モータの各々に電気的に結合される個別のモータコントローラと、上記第1および第2のブームアームの各々の端部に取り付けられるピッチ制御組立体とを有し、各ピッチ制御組立体は、それぞれの上記ブームアームに取り付けられるモータに対して駆動しまたは駆動される関係で連結されるロータブレード駆動シャフトに対して回転するスリーブの回りに回転するように固定されるピッチ制御リングへと結合される第1のリンクシステムを駆動するためのサーボモータと、上記スリーブおよび一対のロータブレードのピッチホーンの間に結合される第2のリンクシステムとを含む、上記第1のリンクシステムにおける変化に応答して上記ピッチ制御リングが垂直に移動すると、上記第2のリンクシステムを通じて、上記スリーブが垂直に変位して上記ロータブレードのピッチが変化する請求項9記載の飛翔発電機。
  11. 上記ブームアームの各々は、筒状構造、および、上記機体の上記中央ハウジングと結合される上記ブームアームの各々の内側端部を強化するための手段として形成される請求項4記載の飛翔発電機。
  12. 上記第1および第2のブームアームの端部に取り付けられた電気モータに駆動可能に結合される上記第1および第2のロータの各々と、上記モータの各々に電気的に結合される個別のモータコントローラと、上記第1および第2のブームアームの各々の端部に取り付けられるピッチ制御組立体とを有し、各ピッチ制御組立体は、それぞれの上記ブームアームに取り付けられるモータに対して駆動しまたは駆動される関係で連結されるロータブレード駆動シャフトに対して回転するスリーブの回りに回転するように固定されるピッチ制御リングへと結合される第1のリンクシステムを駆動するためのサーボモータと、上記スリーブおよび一対のロータブレードのピッチホーンの間に結合される第2のリンクシステムとを含む、上記第1のリンクシステムにおける変化に応答して上記ピッチ制御リングが垂直に移動すると、上記第2のリンクシステムを通じて、上記スリーブが垂直に変位して上記ロータブレードのピッチが変化する請求項5記載の飛翔発電機。
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