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リチウムイオン蓄電池のセル巻回体、および、セル巻回体の製造方法
本発明は、少なくとも2つの電流導体と少なくとも2つのセパレータとを備え、電流導体がセパレータによって相互に分離されており、活性材料が電流導体上に塗布されている、リチウムイオン蓄電池のセル巻回体に関する。
従来技術
リチウムイオン蓄電池は高い比エネルギおよび比抵抗を有する電気化学的エネルギ蓄積器である。これは、例えば、携帯電話機、ラップトップコンピュータ、電気工具などにおいて用いられているが、将来は自動車などでもますます利用されるようになるはずである。基本的には、円筒形のリチウムイオン蓄電池や、積層電極を備えたリチウムイオン蓄電池、また、電極およびセパレータが「角柱形」に巻き回された、いわゆる角柱形セルを有するリチウムイオン蓄電池などが知られている。
電極を巻き回すことにより、活性材料に機械的負荷が発生する。巻き回し径が小さく、かつ、活性材料層が厚くなるにつれて、機械的負荷も大きくなる。活性材料はリチウムのインタカレーション/デインタカレーションによってその体積を変化させるので、活性材料層はリチウムイオン蓄電池の充放電過程中にさらに機械的負荷を受ける。
発明の開示
本発明は、少なくとも2つの電流導体と少なくとも2つのセパレータとを備え、電流導体がセパレータによって相互に分離されており、活性材料が電流導体上に塗布されている、リチウムイオン蓄電池のセル巻回体に関しており、活性材料の厚さが電流導体に沿って変化することを特徴とする。
本発明によれば、リチウムイオン蓄電池のセル巻回体は、少なくとも2つの電流導体と少なくとも2つのセパレータとを備える。第1の電流導体は例えば正電極ないしカソードであって、アルミニウムから成る。第2の電流導体は例えば負電極ないしアノードであって、銅から成る。各電流導体はそれぞれ異なる形状を有していてよい。通常、2つの電流導体は金属シートとして構成される。2つのセパレータが2つの電流導体を相互に分離している。2つのセパレータは典型的には多孔性のポリエチレンおよび/またはポリプロピレンから成る。各セパレータは電流導体間に配置され、各電流導体が直接に接触してセル巻回体内で短絡が生じることを防止する。活性材料が2つの電流導体上に塗布されている。通常、活性材料は2つの電流導体の両側に塗布される。
本発明によれば、活性材料の厚さは電流導体に沿って変化する。これは、電流導体に沿った活性材料の厚さが製造過程中のセル巻回体の巻回方向で変化することを意味する。また、活性材料の厚さは、電流導体に沿って、製造中のセル巻回体の巻回方向に対する横断方向で変化してもよい。第1の電流導体に沿った活性材料の厚さは第2の電流導体に沿った活性材料の厚さとは異なっていてよい。活性材料の厚さが変化することにより、電流導体およびその上に塗布されている活性材料は、セル巻回体が屈曲されたり巻き回されたりする間、種々の大きさの機械的負荷を受ける。これにより、電流導体および塗布された活性材料の断面で見た厚さが得られる。ここでの断面とは、製造中のセル巻回体の巻回方向で見た断面である。
活性材料の厚さが変化することにより、応力は断面で見た厚さに直接に依存するので、発生する最大応力も変化する。リチウムイオン蓄電池のセル巻回体が例えば熱負荷および/または機械的負荷のために膨張する場合、そこで生じる応力は厚さの変化によって低減される。熱負荷もしくは機械的負荷が僅かしか予測されない位置は、相応の大きさの活性材料厚さを有する。また、セル巻回体は、リチウムイオン蓄電池の充放電過程中、機械的負荷を受ける。この機械的負荷は、リチウムのインタカレーション/デインタカレーションによる活性材料の体積変化から生じる。活性材料の厚さを変化させることにより、活性材料層における応力を意図的に制御できる。活性材料の厚さを変化させることにより、負荷領域において活性材料が剥落しなくなるため、セル巻回体の耐用期間も長くなる。さらに、セルの比エネルギ[Wh/kg]および体積エネルギ密度[Wh/m]も高められる。セル巻回体のうち強い負荷のかかる領域には活性材料が僅かしか塗布されないが、弱い負荷の領域には多くの活性材料が塗布されることになる。また、本発明では、活性材料に注意しさえすれば、セル巻回体を任意の形状で製造可能である。したがって、例えば角柱形、直方体形、螺旋形、円筒形などの形状のセル巻回体を製造することができる。
セル巻回体の一実施形態によれば、電流導体に沿った活性材料の厚さは電流導体の曲率半径に依存して変化する。活性材料の厚さが電流導体に沿ってその曲率半径に依存して変化することにより、高い負荷が予測される位置での活性材料の厚さを低減することができる。
セル巻回体の別の実施形態によれば、活性材料の厚さは電流導体に沿ってその曲率半径に比例して変化する。
外部負荷、例えば機械的負荷もしくは熱負荷に関係なく、巻き回しによってセル巻回体を製造する際には屈曲による機械的負荷が生じる。活性材料の厚さが電流導体に沿ってその曲率半径に比例して変化することにより、屈曲位置では曲率半径に依存するように活性材料が塗布される。こうして、小さな曲率半径に対しては小さな厚さの活性材料が設けられ、大きな曲率半径に対しては大きな厚さの活性材料が設けられるので、活性材料内の応力負荷が低減される。すなわち、直線状の電流導体は無限大へ向かう最大の曲率半径を有する。屈曲された電流導体はゼロへ向かう最小の曲率半径を有する。
セル巻回体の別の実施形態によれば、活性材料の厚さは、電流導体のうち相対的に小さい曲率半径を有する位置で最小であり、および/または、電流導体のうち相対的に大きい曲率半径を有する位置で最大である。
電流導体に沿った曲率半径はきわめて大きく変化しうる。よって、例えば、螺旋形または円筒形のセル巻回体では、第1の巻回が特にゼロへ向かうきわめて小さな曲率半径を有し、第2の巻回がきわめて大きな曲率半径を有する。この場合、1つの巻回を、リチウムイオン蓄電池のセル巻回体を巻き回す際に発生するスパイラルの(小さい)1ラウンドと称する。本発明における相対的に小さい曲率半径とは、平均曲率半径よりも小さい曲率半径のことである。つまり、セル巻回体の内側の巻回は相対的に小さな曲率半径を有する。本発明における相対的に大きい曲率半径とは、平均曲率半径よりも大きい曲率半径のことである。つまり、セル巻回体の外側の巻回は相対的に大きな曲率半径を有する。本発明における平均曲率半径とは、電流導体に沿った曲率半径の経過を巻数で除算して得られる値である。平均曲率半径は、観察しているセル巻回体の平均曲率半径に相当し、セル巻回体ごとに異なっていてよい。この実施形態によれば、電流導体のうち相対的に小さい曲率半径を有する位置または曲率半径の設定値を下回る位置で活性材料の最小厚さが示され、および/または、電流導体のうち相対的に大きい曲率半径を有する位置または曲率半径の設定値を上回る位置で活性材料の最大厚さが示される。
セル巻回体の別の実施形態によれば、活性材料の厚さは、電流導体に沿って、活性材料のそれぞれの位置でこの電流導体に作用する機械的負荷および/または熱負荷に依存して変化する。活性材料の厚さが、電流導体に沿って、活性材料のそれぞれの位置でこの電流導体に作用する機械的負荷または熱負荷に依存して変化することにより、活性材料の負荷ないし応力を回避することができる。
セル巻回体の別の実施形態によれば、活性材料の厚さは、電流導体に沿って、この電流導体に作用する機械的負荷および/または熱負荷に反比例して変化する。
セル巻回体の別の実施形態によれば、活性材料の厚さは、電流導体に作用する機械的負荷および/または熱負荷が最小となる位置で最大であり、および/または、電流導体に作用する機械的負荷および/または熱負荷が最大となる位置で最小である。
セル巻回体の別の実施形態によれば、活性材料の厚さは、0μm以上200μm以下の範囲、特に5μm以上180μm以下の範囲で変化する。
最大負荷の領域では、活性材料の厚さは有利には0μmである。このようにすれば、この領域で活性材料の剥落がもはや発生しなくなる。最小負荷の領域では、活性材料の厚さは有利には200μmである。ここでは活性材料の剥落はほとんど生じない。
同様に小さい負荷を有する位置での活性材料は、リチウムイオン蓄電池の典型的な層厚さの2倍から6倍の厚さを有する。活性材料の最大厚さは、活性材料の厚さとともに増大する内部抵抗によって制限される。さらに、内部抵抗は、きわめて厚い活性材料層の製造能力によっても制限される。
また、本発明は、リチウムイオン蓄電池のセル巻回体の製造方法に関する。本発明の方法では、活性材料を電流導体上に塗布する間、活性材料の厚さが変化される。こうした方法により、上述した有利な特性を有するセル巻回体が製造される。
本発明の方法の一実施形態によれば、活性材料を電流導体上に塗布した後、活性材料が複数の所定の位置で少なくとも部分的に除去される。
本発明の方法では、種々の厚さの活性材料を有するセル巻回体を特に簡単に製造することができる。これは、予め塗布されていた活性材料が所定の位置で除去されることによって行われる。ここでの除去は種々の方式で実行可能である。例えば、電流導体のうち活性材料を有さない領域を分離可能な層によってコーティングし、その領域に活性材料を形成しないかまたは付着させないようにすることができる。さらに、スタンピングによって活性材料を連続的に除去したり、打ち抜きによって除去したりすることもできる。別の手段として、ステンシル型を用いて活性材料を直接に所望の位置に塗布したり、電流導体のうち活性材料を有するべきでない位置を切り欠いたりすることができる。
本発明の利点および有利な実施形態を図示し、以下に詳細に説明する。なお、図は各特徴を説明するためのものであって、本発明を何らかの形式に制限するものでないことに注意されたい。
角柱形のセル巻回体を示す図である。 図1に示されている角柱形のセル巻回体のうち強い負荷を受ける領域を示す拡大図である。 巻き回される前の図1の角柱形のセル巻回体のうち、活性材料を塗布された電流導体を示す部分図である。 螺旋形もしくは円筒形のセル巻回体を示す図である。 巻き回される前の図4の螺旋形もしくは円筒形のセル巻回体のうち、活性材料を塗布された電流導体を示す部分図である。 立方体形もしくは直方体形のセル巻回体を示す図である。 巻き回される前の図6の立方体形もしくは直方体形のセル巻回体のうち、活性材料を塗布された電流導体を示す部分図である。 電流導体上の活性材料分布の第1の実施例を示す図である。 電流導体上の活性材料分布の第2の実施例を示す図である。 電流導体上の活性材料分布の第3の実施例を示す図である。
図1には、2層の電流導体12および2層のセパレータ14、すなわち全体で4層から成る角柱形のセル巻回体10が示されている。第1の電流導体12は正電極(カソード)であり、アルミニウムから成る。第2の電流導体12は負電極(アノード)であり、銅から成る。2つの電流導体12は活性材料26でコーティングされている。2つのセパレータ14は典型的には多孔性のポリエチレンおよび/またはポリプロピレンから成る。2つのセパレータ14は2つの電流導体12間に挿入されており、活性材料が直接接触して内部短絡が生じることを防止している。電流導体12が巻き回され、セル巻回体10が駆動されることにより、セル巻回体10の側方領域に強い負荷のかかる領域16が発生する。この領域16では活性材料26が屈曲によって機械的に強く負荷されている。電流導体12の曲率半径が小さくなるにつれて、活性材料26の厚さ28は大きくなるので、機械的負荷も増大する。また、活性材料はリチウムイオン蓄電池の充放電過程中にも機械的負荷を受ける。この機械的負荷はリチウムのインタカレーション/デインタカレーションによって生じる体積変化に基づいて生じる。
図2には図1のセル巻回体10のうち強い負荷のかかる領域16が拡大図によって示されている。矢印20は平均曲率半径を表しており、矢印18は平均曲率半径20に比べて相対的に大きな曲率半径を表しており、矢印22は平均曲率半径20に比べて相対的に小さな曲率半径を表している。
図3には、図1に示されている角柱形のセル巻回体10のうち、活性材料26の塗布された電流導体12の一部が示されている。図示を簡単化するために、活性材料は電流導体の一方側にしか示されていないが、典型的には活性材料は1つの電流導体の両面に塗布される。相応のことが図5,図7−図10にも当てはまる。電流導体12は展開された状態で示されている。図示の実施例では、セクション30に活性材料26が塗布されていない。セクション30は電流導体12のうち相対的に小さな曲率半径22を有する領域である。セクション32では活性材料26は一定の厚さ28で塗布されている。このセクション32は電流導体のうち相対的に大きな曲率半径24を有する領域である。
図4には、2層の電流導体42と2層のセパレータ44との全部で4層から成る螺旋形もしくは円筒形のセル巻回体40が示されている。図5からわかるように、セル巻回体40の内側の巻回は活性材料を有さない。電流導体42のセクション52は、電流導体のうち相対的に小さな曲率半径を有する領域であり、セル巻回体40の内側の巻回上に存在している。電流導体42のセクション52には活性材料が塗布されていないので、この箇所はきわめて小さな曲率半径を有する。よって、単純な巻き回しにより、長い耐用期間を期待できるセル巻回体40が製造される。
電流導体42のセクション54は、電流導体42のうち相対的に大きな曲率半径を有する領域であり、セル巻回体40の外側の巻回上に存在している。セクション54では、活性材料48が塗布されている。図示の実施例では、活性材料48の厚さ50は曲率半径に比例する。つまり、活性材料48の厚さ50はセル巻回体の巻数が増大するにつれて線形に増大する。このため、有利には、活性材料48の全体積を増大でき、その際に活性材料が巻き回し過程での電流導体の屈曲から生じる不要な負荷に曝されるおそれがない。理想的には、こうした負荷は、巻き回し過程中に活性材料48の厚さ50が増大しても、一定に保持される。しかし、活性材料48の体積はリチウムイオン蓄電池の蓄積容量に対して決定的な影響を有する。
活性材料48の厚さ50は任意の特性を有してよく、特には、一定であってもよいし、指数的特性もしくは凹特性もしくは凸特性を有してもよい。有利には、最外側の巻回での活性材料の厚さは比例を外れて大きく増大する。この場合、付加的に活性材料が塗布されることになるが、大きな体積変化によって活性材料の内側の領域への影響は生じない。
電流導体42のセクション52、すなわち、電流導体42のうち相対的に小さな曲率半径を有する領域の終端部と、電流導体42のセクション54、すなわち、電流導体42のうち相対的に大きな曲率半径を有する領域の始端部とは、任意に選定可能である。有利には、電流導体42のセクション54は、曲率半径が予め設定された限界値に達するかまたは上回る箇所、ひいては、屈曲から生じる機械的負荷が所定の限界値に達するかまたは上回る箇所から始まる。活性材料の始端部は図5に示されているように急峻に出現する。有利には、活性材料48の厚さ50は、0μmから徐々に増大する。これにより、巻き回し過程中にセル巻回体40の巻回間に空隙が生じないという利点が得られる。これに代えて、電流導体42のセクション52を除去して、活性材料48の厚さ50が始端部から終端部まで連続的に増大するようにしてもよい。
図6には、2層の電流導体62と2層のセパレータ63との全部で4層から成る立方体形もしくは直方体形のセル巻回体60が示されている。この4層は立方体形もしくは直方体形のセルコア64を中心として巻き回されている。図7には、図6のセル巻回体60の電流導体62のうち活性材料68が塗布された部分が示されている。図7では電流導体62は展開された状態で示されている。
電流導体62のセクション72、すなわち、電流導体62のうち相対的に小さな曲率半径を有する領域には、活性材料68が塗布されていない。この領域で電流導体62は屈曲され、セルコアの立方体形もしくは直方体形の形状に密に接する。電流導体62のセクション74、すなわち、電流導体62のうち相対的に大きな曲率半径を有する領域には、活性材料68が塗布されている。電流導体62のセクション74の長さはセル巻回体の内側の巻回ではセルコア64の側辺長さに相当する。電流導体62のセクション74の長さは外側へ向かって徐々に増大する。
図8−図10には電流導体上の活性材料の分布の実施例が示されている。
図8には、電流導体80の活性材料82の分布が示されている。活性材料82の厚さ84は、電流導体80の1つのセクション88、すなわち、電流導体80のうち相対的に大きな曲率半径を有する領域内では一定である。ただし、活性材料82の厚さは電流導体80の1つのセクションから次のセクションへ移行すると増大する。電流導体80のセクション86、すなわち、電流導体80のうち相対的に小さな曲率半径を有する領域には、活性材料82は塗布されていない。活性材料82は電流導体80上に段階的に塗布されており、各活性材料82間の距離ないし電流導体80のセクション86の長さは増大している。このため、例えば単純な折り畳みにより、角柱形のセル巻回体を製造することができる。
図9には、電流導体90の活性材料92の分布が示されている。電流導体90のセクション96、すなわち、電流導体90のうち相対的に中程度の曲率半径を有する領域が見て取れる。本発明での相対的に中程度の曲率半径とは、平均曲率半径に相当するかまたはこれと僅かしか異ならず、相対的に小さな曲率半径を有する領域から相対的に大きな曲率半径を有する領域への移行領域を規定する曲率半径である。この場合、活性材料92の厚さ94は、0μmから線形に増大する。活性材料92の終端部では活性材料92の厚さ94が線形に低下している。活性材料92のこうした構成により、セル巻回体内の空隙を回避することができる。
図10には電流導体100上の活性材料102の分布が示されている。ここでは、電流導体100のセクション106が相対的に小さな曲率半径を有することが見て取れる。この場合、活性材料102の厚さ104は、0μmから始まって指数特性もしくは凹特性を有する。

Claims (9)

  1. リチウムイオン蓄電池のセル巻回体(10)であって、
    少なくとも2つの電流導体(12)と少なくとも2つのセパレータ(14)とを備え、
    前記電流導体(12)は前記セパレータ(14)によって相互に分離されており、
    前記電流導体(12)上に活性材料(26)が塗布されている、
    セル巻回体(10)において、
    前記活性材料(26)の厚さ(28)が前記電流導体(12)に沿ってその曲率半径に比例して変化する
    ことを特徴とするセル巻回体(10)。
  2. 前記活性材料(26)の厚さ(28)は、前記電流導体(12)のうち相対的に小さい曲率半径を有する位置で最小であり、および/または、前記電流導体(12)のうち相対的に大きい曲率半径を有する位置で最大である、請求項記載のセル巻回体(10)。
  3. 前記活性材料(26)の厚さ(28)は、前記電流導体(12)に沿って、前記活性材料(26)のそれぞれの位置で前記電流導体(12)に作用する機械的負荷および/または熱負荷に依存して変化する、請求項1または2記載のセル巻回体(10)。
  4. 前記活性材料(26)の厚さ(28)は、前記電流導体(12)に沿って、前記電流導体(12)に作用する機械的負荷および/または熱負荷に反比例して変化する、請求項記載のセル巻回体(10)。
  5. 前記活性材料(26)の厚さ(28)は、前記電流導体(12)に作用する機械的負荷および/または熱負荷が最小となる位置で最大であり、および/または、前記電流導体(12)に作用する機械的負荷および/または熱負荷が最大となる位置で最小である、請求項3または4記載のセル巻回体(10)。
  6. 前記活性材料(26)の厚さ(28)は、0μm以上200μm以下の範囲で変化する、請求項2または5記載のセル巻回体(10)。
  7. 前記活性材料(26)の厚さ(28)は5μm以上180μm以下の範囲で変化する、請求項記載のセル巻回体(10)。
  8. 少なくとも2つの電流導体(12)と少なくとも2つのセパレータ(14)とを備え、前記電流導体(12)は前記セパレータ(14)によって相互に分離されており、前記電流導体(12)上に活性材料(26)が塗布されている、リチウムイオン蓄電池のセル巻回体(10)の製造方法であって
    前記電流導体(12)上に塗布する前記活性材料(26)の厚さ(28)を前記電流導体(12)に沿ってその曲率半径に比例して変化させる
    ことを特徴とするセル巻回体の製造方法。
  9. 前記活性材料(26)を前記電流導体(12)上に塗布した後、前記活性材料(26)を複数の所定の位置で少なくとも部分的に除去する、請求項記載のセル巻回体の製造方法。
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