JP2014513745A - 高膨潤率の超吸収性フォームの製造 - Google Patents

高膨潤率の超吸収性フォームの製造 Download PDF

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Abstract

本発明は、酸性基を有する少なくとも1種のモノエチレン性不飽和モノマーと、少なくとも1種の発泡剤と、少なくとも1種の架橋剤と、少なくとも1種の界面活性剤とを含む水性混合物を発泡させる工程、発泡した混合物を重合させる工程、ならびに重合した混合物を乾燥させる工程を含む、超吸収性フォームの製造方法、当該フォーム、ならびに水性流体を吸収するためのそれらの使用に関する。

Description

本発明は、酸性基を有する少なくとも1種のモノエチレン性不飽和モノマーと、少なくとも1種の発泡剤と、少なくとも1種の架橋剤と、少なくとも1種の界面活性剤とを含む水性混合物を発泡させる工程、発泡した混合物を重合する工程、ならびに重合した混合物を乾燥させる工程を含む、超吸収性フォームの製造方法、当該フォーム、ならびに水性流体を吸収するためのそれらの使用に関する。
本発明のさらなる実施形態は、請求項、明細書、および実施例から認識することができる。上記において特定され、さらに下記においてより具体的に説明される本発明の主題の特徴は、示された特定の組み合わせのみでなく、本発明の範囲を逸脱することなく他の組み合わせにおいても利用可能であることが理解されるであろう。
架橋された酸性基を有するモノマーをベースとする超吸収性フォームは公知であり、欧州特許第858478(B1)号、国際公開第97/31971(A1)号、国際公開第99/44648(A1)号、および国際公開第00/52087(A1)号を参照されたい。それらは、例えば、50mol%以上が中和された酸官能性モノエチレン性不飽和モノマーと、架橋剤と、少なくとも1種の界面活性剤とを含む重合可能な水性混合物を発泡させ、次いで当該発泡させた混合物を重合させることによって製造される。当該重合可能な混合物の発泡は、例えば、フリーラジカルに対して不活性なガスの微細な泡を分散させることによって、またはそのようなガスを加圧下において当該重合可能な混合物に溶解させ、当該混合物を圧抜きすることなどによって実施することができる。当該フォームの含水量は、例えば、1質量%〜60質量%の範囲に設定される。当該フォームは、適切であれば、架橋剤を当該発泡された材料に噴霧することによって、または当該フォームを架橋剤に浸漬し、架橋剤を含んだ当該フォームをより高い温度に加熱することによって、表面後架橋してもよい。当該フォームは、例えば、体液を採取、分配、保存するための衛生用物品などにおいて使用される。
国際公開第03/066717(A2)号では、アミノを有するポリマーを加えることによって、超吸収性フォームの湿潤強度を高め、ならびに残留モノマー量を低下させる方法が開示されている。
国際公開第2004/007598(A1)号では、表面に微粉化された親水性二酸化ケイ素および/または界面活性剤を含む吸水性フォームが開示されている。フォームを処理することにより、液体吸収率が上がる。
国際公開第2004/035668(A2)号では、超吸収性繊維または果物繊維、特にリンゴ繊維、を含む吸水性フォームが開示されている。
国際公開第2006/094977(A2)号には、木材繊維または古紙繊維を含む超吸収性フォームが記載されている。
国際公開第2005/042039(A2)号には、疎水性化合物でコーティングすることによって血液吸収度を高めた超吸収性フォームが記載されている。
本発明は、超吸収性フォームの特性を改良する目的、特に、水性流体に対する良好な吸収特性、保持特性、伝導特性を有し、特に湿潤状態において安定で、効率的に取り扱い可能で、効率的に加工可能で、製造が簡単なフォームを提供する目的、を有する。
この目的は、酸性基を有する少なくとも1種のモノエチレン性不飽和モノマーと、少なくとも1種の架橋剤と、少なくとも1種の界面活性剤とを含む水性混合物を発泡させる工程、当該発泡させた混合物を重合させる工程、ならびに当該重合させた混合物を乾燥させる工程を含む、超吸収性フォームの製造方法であって、当該発泡された混合物が、モノマーに対して少なくとも1質量%の、ガス形成を伴う熱分解の可能な少なくとも1種の化合物を含む、本発明の方法によって達成されることが見出された。
当該ガス形成を伴う熱分解の可能な化合物は、いかなる制限も受けない。好適な化合物の例は、尿素、アゾ化合物、例えば、アゾジカルボンアミドなど、および/またはアンモニウム塩、例えば、重炭酸アンモニウムなど、である。尿素、アゾジカルボンアミド、および/または重炭酸アンモニウムが好ましい。尿素は特に好ましい。
超吸収性フォームは、先行技術により公知である。本明細書における超吸収性フォームは、少なくとも3g/g、好ましくは少なくとも4g/g、より好ましくは少なくとも5g/g、とりわけ少なくとも6g/gの遠心分離保持能力(CRC、下記の「特定方法」において説明される測定方法)を有するフォームを意味する。
超吸収性フォームは、好都合には、酸性基を有する少なくとも1種のモノエチレン性不飽和モノマー(当該モノマーは、場合により少なくとも部分的に中和されていてもよい)と、少なくとも1種の架橋剤と、少なくとも1種の界面活性剤と、場合により添加剤または助剤、例えば、可溶化剤、増粘剤、安定化剤、充填剤、繊維、および/または気泡核形成剤など、とを含む水性混合物を発泡させ、重合させることによって得られる。
本発明の一実施形態は、例えば、
a)10質量%〜95質量%の、酸性基を有しかつ少なくとも10mol%が中和されているモノエチレン性不飽和モノマー、
b)0.8質量%〜24質量%の、ガス形成を伴う熱分解の可能な少なくとも1種の化合物、
c)場合によりさらに50質量%までの他のモノエチレン性不飽和モノマー、
d)0.001質量%〜20質量%の架橋剤、
e)開始剤、
f)0.01質量%〜20質量%の少なくとも1種の界面活性剤、
g)場合により可溶化剤、および
h)場合により増粘剤、フォーム安定化剤、重合調節剤、充填剤、繊維、および/または気泡核形成剤
(すべて、混合物の総量に対する)
を含む水性混合物を発泡させる工程を含む。この重合可能な水性混合物は、「モノマー混合物」または「モノマー溶液」とも呼ばれ得る。
当該水性混合物の発泡は、例えば、当該混合物中に、フリーラジカルに対して不活性なガスの微細な泡を分散させる、またはそのようなガスを2〜400barの圧力下において当該重合可能な混合物中に溶解させ、続いて当該混合物を大気圧まで減圧することなどによって実施することができる。これは、鋳型を満たすことができる、またはベルト上で硬化させることができる、流動性のフォームを提供する。硬化工程は、付加重合によって実施される。
好適なモノマーa)は、例えば、エチレン性不飽和カルボン酸、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、およびイタコン酸など、である。アクリル酸およびメタクリル酸は、特に好ましいモノマーである。アクリル酸は最も好ましい。
モノマーa)の総量におけるアクリル酸および/またはそれらの塩の割合は、好ましくは少なくとも50mol%、より好ましくは少なくとも90mol%、最も好ましくは少なくとも95mol%である。
モノマーa)、とりわけアクリル酸は、好ましくは、0.025質量%までのヒドロキノン半エーテルを含む。好ましいヒドロキノン半エーテルは、ヒドロキノンモノメチルエーテル(MEHQ)および/またはトコフェロールである。
トコフェロールは、以下の式:
Figure 2014513745
[式中、R1は、水素またはメチルであり、R2は、水素またはメチルであり、R3は、水素またはメチルであり、ならびにR4は、水素または1〜20個の炭素原子の酸性基である]の化合物を意味する。
好ましいR4基は、アセチル、アスコルビル、スクシニル、ニコチニル、および他の生理学的に許容可能なカルボン酸である。当該カルボン酸は、モノカルボン酸、ジカルボン酸、またはトリカルボン酸であり得る。
好ましいのは、R1=R2=R3=メチルであるαートコフェロール、とりわけ、ラセミ体のα−トコフェロールである。R4は、より好ましくは水素またはアセチルである。RRR−α−トコフェロールは、特に好ましい。
当該モノマー溶液は、アクリル酸に対して、概して約200ppmまで、好ましくは130質量ppm以下、より好ましくは70ppm以下、好ましくは10ppm以上、より好ましくは30ppm以上、とりわけ約50質量ppmのヒドロキノン半エーテルを含み、この場合、アクリル酸塩は、アクリル酸として計算される。例えば、当該モノマー溶液は、適切なヒドロキノン半エーテル含有量を有するアクリル酸を使用して製造することができる。
モノマーa)の酸性基は、典型的には、25〜95mol%程度まで、好ましくは40〜85mol%程度まで、より好ましくは50〜80mol%程度まで、とりわけ好ましくは55〜75mol%程度まで中和されており、当該中和のために、通例の中和剤、例えば、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属酸化物、アルカリ金属炭酸塩、またはアルカリ金属重炭酸塩、ならびにそれらの混合物など、を使用することができる。
ただし、中和は、アンモニア、アミン、またはアルカノールアミン、例えば、エタノールアミン、ジエタノールアミン、またはトリエタノールアミンなど、によって実施することもできる。好ましい中和剤は、第三級アルカノールアミン、例えば、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、ジメチルアミノジグリコール、ジメチルエタノールアミン、およびN,N,N’,N’−テトラ(ヒドロキシエチル)エチレンジアミンである。当該好ましい中和剤は、さらなる中和剤との混和物において使用することもできる。
本発明の好ましい実施形態において、当該中和されたモノマーa)の10〜90mol%、好ましくは20〜80mol%、より好ましくは30〜70mol%、最も好ましくは40〜60mol%が、アルカノールアミンによって中和されている。
アルカノールアミンの割合が増加するのに伴い、当該ポリマー性フォームの柔軟性および抽出物含有量が増加する。
モノマーa)の量は、各場合において、未中和モノマーa)に対しておよびモノマー溶液もしくは懸濁液に対して、好ましくは20〜90質量%、より好ましくは30〜85質量%、最も好ましくは35〜75質量%である。本発明との関連において、未中和モノマーa)に対してとは、中和前のモノマーa)の割合を計算に使用すること、すなわち、中和の寄与を考慮しないことを意味する。
ガス形成を伴う熱分解の可能な化合物の量は、モノマーa)の量に対して、典型的には1%〜30質量%、好ましくは2%〜25質量%、より好ましくは3%〜20質量%、さらにより好ましくは4%〜15質量%、最も好ましくは5%〜10質量%である。さらに、ガス形成を伴う熱分解の可能な化合物が尿素の場合、モノマー溶液中の尿素b)の量は、好ましくは1.6%〜25質量%、より好ましくは2.4%〜20質量%、さらにより好ましくは3.2%〜15質量%、最も好ましくは4%〜8質量%である。
モノマーc)は、モノマーa)と共重合可能なエチレン性不飽和モノマーであり、例えば、アクリルアミド、メタクリルアミド、クロトナミド、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノプロピルアクリレート、ジエチルアミノプロピルアクリレート、ジメチルアミノブチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、ジメチルアミノネオペンチルアクリレート、およびジメチルアミノネオペンチルメタクリレートである。
架橋剤d)は、ポリマー網目構造へフリーラジカル重合させることができる少なくとも2つの重合可能な基を有する化合物である。有用な架橋剤d)としては、例えば、欧州特許出願公開第530438(A1)号に記載されているようなエチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、アリルメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリアリルアミン、テトラアリルオキシエタン、欧州特許出願公開第547847(A1)号、欧州特許出願公開第559476(A1)号、欧州特許出願公開第632068(A1)号、国際公開第93/21237(A1)号、国際公開第03/104299(A1)号、国際公開第03/104300(A1)号、国際公開第03/104301(A1)号、および独国特許出願公開第10331450(A1)号に記載されているようなジアクリレートおよびトリアクリレート、独国特許出願公開第10331456(A1)号および独国特許出願公開第10355401(A1)号に記載されているような、アクリレート基と同様に、さらなるエチレン性不飽和基を有する混合アクリレート、あるいは、例えば、独国特許出願公開第19543368(A1)号、独国特許出願公開第19646484(A1)号、国際公開第90/15830(A1)号、および国際公開第02/32962(A2)号に記載されているような架橋剤混合物が挙げられる。
有用な架橋剤d)としては、特に、N,N’−メチレンビスアクリルアミドおよびN,N’−メチレンビスメタクリルアミド、ポリオールの不飽和モノカルボン酸またはポリカルボン酸のエステル、例えば、ジアクリレートまたはトリアクリレート、例えば、ブタンジオールジアクリレート、ブタンジオールジメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、およびトリメチロールプロパントリアクリレートなど、ならびにアリル化合物、例えば、アリル(メタ)アクリレート、トリアリルシアヌレート、ジアリルマレエート、ポリアリルエステル、テトラアリルオキシエタン、トリアリルアミン、テトラアリルエチレンジアミン、リン酸のアリルエステルなど、ならびに、例えば、欧州特許出願公開第343427(A2)号に記載されているようなビニルホスホン酸誘導体が挙げられる。有用な架橋剤d)としては、さらに、ペンタエリトリトールジアリルエーテル、ペンタエリトリトールトリアリルエーテル、ペンタエリトリトールテトラアリルエーテル、ポリエチレングリコールジアリルエーテル、エチレングリコールジアリルエーテル、グリセロールジアリルエーテル、グリセロールトリアリルエーテル、ソルビトールをベースとするポリアリルエーテル、ならびにそれらのエトキシ化変性物が挙げられる。本発明の方法は、ポリエチレングリコールのジ(メタ)アクリレートを用いてもよく、その場合、使用されるポリエチレングリコールは、300〜1000の分子量を有する。
しかしながら、特に有利な架橋剤d)は、3〜20−エトキシ化グリセロールの、3〜20−エトキシ化トリメチロールプロパンの、3〜20−エトキシ化トリメチロールエタンのジアクリレートおよびトリアクリレート、とりわけ、2〜6−エトキシ化グリセロールまたは2〜6−エトキシ化トリメチロールプロパンの、3−プロポキシル化グリセロールの、3−プロポキシル化トリメチロールプロパンの、ならびに3−エトキシ化またはプロポキシル化混在グリセロールの、3−エトキシ化またはプロポキシル化混在トリメチロールプロパンの、15−エトキシ化グリセロールの、15−エトキシ化トリメチロールプロパンの、少なくとも40−エトキシ化グリセロールの、少なくとも40−エトキシ化トリメチロールエタンの、ならびに少なくとも40−エトキシ化トリメチロールプロパンの、ジアクリレートおよびトリアクリレートである。
架橋剤d)としての使用に非常に特に好ましいのは、例えば国際公開第03/104301(A1)号に記載されているような、ジアクリレート化、ジメタクリレート化、トリアクリレート化、またはトリメタクリレート化された複数エトキシ化および/またはプロポキシル化グリセロールである。3〜10−エトキシ化グリセロールのジアクリレートおよび/またはトリアクリレートが、特に有利である。非常に特に好ましいのは、1〜5−エトキシ化および/またはプロポキシル化グリセロールのジアクリレートおよびトリアクリレートである。3〜5−エトキシ化および/またはプロポキシル化グリセロールのトリアクリレートが、最も好ましい。
架橋剤d)の量は、各場合において、未中和モノマーa)に対して、好ましくは0.5〜15質量%、より好ましくは2〜10質量%、および最も好ましくは3〜8質量%である。架橋剤の含有量の増加に伴い、遠心分離保持能力(CRC)は低下し、典型的には圧力下での吸収能力は最大となる。
重合反応に有用な開始剤e)は、重合条件下においてフリーラジカルへと分解するすべての化合物、例えば、過酸化物、ヒドロ過酸化物、過酸化水素、過硫酸塩、アゾ化合物、およびいわゆるレドックス触媒など、ならびにフリーラジカルを発生するための任意の他の公知の方法、例えば、高エネルギー放射、例えばUV光など、を含む。水溶性開始剤またはUV光の使用が好ましい。場合によっては、様々な重合開始剤の混合物、例えば、過酸化水素とペルオキソ二硫酸ナトリウムもしくはペルオキソ二硫酸カリウムとの混合物など、を使用することが有利である。過酸化水素とペルオキソ二硫酸ナトリウムとの混合物は、任意の所望の比率において使用することができる。好適な有機過酸化物は、例えば、アセチルアセトンペルオキシド、メチルエチルケトンペルオキシド、tert−ブチルヒドロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、tert−アミルペルピバレート、tert−ブチルペルピバレート、tert−ブチルペルネオヘキサノエート、tert−ブチルペルイソブチレート、tert−ブチルペル−2−エチルヘキサノエート、tert−ブチルペルイソノナノエート、tert−ブチルペルマレエート、tert−ブチルペルベンゾエート、ジ−(2−エチルヘキシル)ペルオキシジカーボネート、ジシクロヘキシルペルオキシジカーボネート、ジ−(4−tert−ブチルシクロヘキシル)ペルオキシジカーボネート、ジミリスチルペルオキシジカーボネート、ジアセチルペルオキシジカーボネート、アリルペルエステル、クミルペルオキシネオデカノエート、tert−ブチルペル−3,5,5−トリメチルヘキサ−ノエート、アセチルシクロヘキシルスルホニルペルオキシド、ジラウリルペルオキシド、ジベンゾイルペルオキシド、およびtert−アミルペルネオデカノエートである。特に好適な重合開始剤e)は、アゾ開始剤、例えば、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロリド、2,2’−アゾビス(N,N−ジメチレン)イソブチル−ラミジンジヒドロクロリド、2−(カルバモイルアゾ)イソブチロニトリル、2,2’−アゾビス[2−(2’−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジヒドロクロリド、および4,4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)である。言及された重合開始剤は、通例的な量である、重合されるモノマーに対して、概して少なくとも0.01mol%、好ましくは少なくとも0.05mol%、より好ましくは少なくとも1mol%、ならびに概して5mol%以下、好ましくは2mol%以下において使用される。
当該レドックス触媒は、酸化成分として、上記に示したペル化合物のうちの少なくとも1種を、ならびに還元成分として、例えば、アスコルビン酸、グルコース、ソルボース、亜硫酸水素アンモニウム、亜硫酸アンモニウム、チオ硫酸アンモニウム、次亜硫酸アンモニウム、ピロ亜硫酸アンモニウム、硫化アンモニウム、アルカリ金属亜硫酸水素塩、アルカリ金属亜硫酸塩、アルカリ金属チオ硫酸塩、アルカリ金属次亜硫酸塩、アルカリ金属ピロ亜硫酸塩、アルカリ金属硫化物、金属塩、例えば、鉄(II)イオンもしくは銀イオンなど、あるいはナトリウムヒドロキシメチルスルホキシレートを含む。レドックス触媒の還元成分は、好ましくはアスコルビン酸、亜硫酸ナトリウム、またはピロ亜硫酸ナトリウムである。重合に使用されるモノマーの量に対して、概して3〜106mol%、好ましくは少なくとも1・10-3〜5mol%のレドックス開始剤の還元成分と、概して少なくとも1・10-5〜1mol%、好ましくは少なくとも1・10-3〜5mol%の酸化成分とが使用される。酸化成分の代わりに、または酸化成分に追加して、1種以上の水溶性アゾ開始剤を使用することも可能である。
本発明の一実施形態は、過酸化水素、ペルオキソ二硫酸ナトリウム、およびアスコルビン酸からなるレドックス開始剤を用いる。これらの成分は、例えば、モノマーに対して、1・10-2mol%の過酸化水素、0.084mol%のペルオキソ二硫酸ナトリウム、および2.5・10-3mol%のアスコルビン酸の濃度において使用される。
しかしながら、重合は、前述の種類の開始剤の不在下において、光開始剤の存在下での高エネルギー放射の作用によっても開始することができる。これらは、例えば、α−開裂剤、H−放射系、またはアジドとして知られるものであり得る。そのような開始剤の例は、ベンゾフェノン誘導体、例えば、ミヒラーケトン、フェナントレン誘導体、フルオレン誘導体、アントラキノン誘導体、チオキサントン誘導体、クマリン誘導体、ベンゾインエーテルおよびそれらの誘導体、アゾ化合物、例えば、上記において言及したフリーラジカル形成剤、置換ヘキサアリールビスイミダゾール、あるいはアシルホスフィンオキシドである。アジドの例は、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル−4−アジドシンナマート、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル−4−アジドナフチルケトン、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル−4−アジドベンゾエート、5−アジド−1−ナフチル−2’−(N,N−ジメチルアミノ)エチルスルホン、N−(4−スルホニルアジドフェニル)マレイミド、N−アセチル−4−スルホニルアジ−ドアニリン、4−スルホニルアジドアニリン、4−アジドアニリン、4−アジドフェナシルブロミド、p−アジド安息香酸、2,6−ビス(p−アジドベンジリデン)シクロヘキサノン、および2,6−ビス(p−アジドベンジリデン)−4−メチルシクロ−ヘキサノンである。使用される場合、光開始剤は、各場合において重合される未中和モノマーa)に対して、典型的には0.001%〜5質量%、好ましくは0.001〜2質量%、より好ましくは0.01〜1質量%、最も好ましくは0.05〜0.2質量%の量において使用される。
モノマー水溶液は、溶存形態または分散形態において開始剤を含み得る。しかしながら、開始剤は、モノマー溶液とは別々に重合反応器に加えてもよい。
当該重合可能な水性混合物は、さらなる成分として、少なくとも1種の界面活性剤f)を含む。当該界面活性剤f)は、フォームの形成および安定化のために非常に重要である。アニオン性、カチオン性、または非イオン性界面活性剤、あるいは互いに混合可能な界面活性剤の混合物を使用することができる。低分子量界面活性剤またはポリマー性界面活性剤、ならびに有利であることが分かっている異なるタイプまたは同様のタイプの界面活性剤の組み合わせを使用することができる。非イオン性界面活性剤の例は、アルキレンオキシド、とりわけエチレンオキシド、プロピレンオキシド、および/またはブチレンオキシドとアルコール、アミン、フェノール、ナフトール、またはカルボン酸との付加生成物である。使用される界面活性剤は、有利には、エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシと少なくとも10個の炭素原子を有するアルコールとの付加生成物であり、この場合、当該付加生成物は、アルコール1モルあたり3〜200molのエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドを有する。アルキレンオキシドユニットは、付加生成物中に、ブロック形態またはランダム分布において存在する。有用な非イオン性界面活性剤の例は、7molのエチレンオキシドと1molの獣脂肪アルコールとの付加生成物、9molのエチレンオキシドと1molの獣脂肪アルコールとの反応生成物、ならびに80molのエチレンオキシドと1molの獣脂肪アルコールとの付加生成物である。さらなる有用な市販の非イオン性界面活性剤は、オキソ法アルコールまたはZieglerアルコールと、アルコール1モルあたり5〜12molのエチレンオキシド、とりわけ7molのエチレンオキシドとの反応生成物を含む。さらなる有用な市販の非イオン性界面活性剤は、ひまし油のエトキシ化によって得られる。ひまし油1モルあたりに加えられるエチレンオキシドの量は、例えば、12〜80molである。さらなる有用な市販の製品は、例えば、18molのエチレンオキシドと1molの獣脂肪アルコールとの反応生成物、10molのエチレンオキシドと1molのC13/C15オキソ法アルコールとの付加生成物、あるいは7〜8molのエチレンオキシドと1molのC13/C15オキソ法アルコールとの反応生成物である。有用な非イオン性界面活性剤としてはさらに、フェノールアルコキシレート、例えば、9molのエチレンオキシドと反応させたp−tert−ブチルフェノール、または1molのC12〜C18アルコールと7.5molのエチレンオキシドとの反応生成物のメチルエーテルである。
上記において説明した非イオン性界面活性剤は、例えば硫酸を用いたエステル化によって、対応する酸性硫酸エステルへと転化させることができる。当該酸性硫酸エステルは、アニオン性界面活性剤として、それらのアルカリ金属塩またはアンモニウム塩の形態において使用される。有用なアニオン性界面活性剤としては、例えば、エチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドと脂肪アルコールとの付加生成物の酸性硫酸エステルのアルカリ金属塩またはアンモニウム塩、アルキルベンゼンスルホン酸またはアルキルフェノールエーテルサルフェートのアルカリ金属塩またはアンモニウム塩が挙げられる。言及された種類の製品は市販されている。例えば、106molのエチレンオキシドと反応させたC13/C15オキソ法アルコールの酸性硫酸エステルのナトリウム塩、ドデシルベンゼンスルホン酸のトリエタノールアミン塩、アルキルフェノールエーテルサルフェートのナトリウム塩、ならびに106molのエチレンオキシドと1molの獣脂肪アルコールとの反応生成物の酸性硫酸エステルのナトリウム塩は、有用な市販のアニオン性界面活性剤である。有用なアニオン性界面活性剤としてはさらに、C13/C15オキソ法アルコールの酸性硫酸エステル、パラフィンスルホン酸、例えば、C15−アルキルスルホネートなど、アルキル置換ベンゼンスルホン酸およびアルキル置換ナフタレンスルホン酸、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸およびジ−n−ブチルナフタレンスルホン酸など、ならびに脂肪アルコールホスフェート、例えば、C15/C18脂肪アルコールホスフェートなど、が挙げられる。当該重合可能な水性混合物は、非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との組み合わせ、または非イオン性界面活性剤の組み合わせ、またはアニオン性界面活性剤の組み合わせを含み得る。カチオン性界面活性剤も好適である。それらの例は、6.5molのエチレンオキシドと1molのオレイルアミンとの硫酸ジメチル四級化反応生成物、ジステアリルチオジメチルアンモニウムクロリド、ラウリルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルピリジニウムブロミド、およびカチオン性界面活性剤として好ましく用いられる硫酸ジメチル四級化トリエタノールアミンステアレートである。
界面活性剤の量は、未中和モノマーa)に対して、好ましくは0.01〜10質量%、より好ましくは0.1〜6質量%、最も好ましくは0.8〜3質量%である。
当該重合可能な水性混合物は、場合により、さらなる成分として少なくとも1種の可溶化剤g)を含んでいてもよい。可溶化剤は、水混和性有機溶媒、例えば、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、一価アルコール、グリコール、ポリエチレングリコール、またはそれらから誘導されたモノエーテルであり、ただし、モノエーテルは、分子中に二重結合をまったく含んでいない。有用なエーテルとしては、メチルグリコール、ブチルグリコール、ブチルジグリコール、メチルジグリコール、ブチルトリグリコール、3−エトキシ−1−プロパノール、およびグリセロールモノメチルエーテルが挙げられる。
可溶化剤g)が使用される場合、それらは、好ましくは50質量%まで、より好ましくは1%〜25質量%、最も好ましくは5%〜10質量%の範囲において水性混合物中に含まれる。
当該水性混合物は、場合により、増粘剤、フォーム安定化剤、充填剤、繊維、および/または気泡核形成剤h)を含んでいてもよい。増粘剤は、例えば、フォームの構造を最適化するため、およびフォームの安定性を向上させるために使用される。結果として、重合の間、フォームは最小限しか収縮しないであろう。有用な増粘剤は、実質的に水溶液系の粘度は増加させるが塩基性ポリマーのアミノ基とは反応しないような、この目的において知られているすべての天然および合成ポリマーを含む。関心対象の合成および天然ポリマーは、水に膨潤可能であるかまたは水に可溶性であり得る。増粘剤の包括的概説は、例えば、R.Y.Lochhead and W.R.Fron,Cosmetics & Toiletries,108,95−135(May 1993)、ならびにM.T.Clarke,"Rheological Additives" in D.Laba(ed.)"Rheological Properties of Cosmetics and Toiletries",Cosmetic Science and Technology Series,Vol.13,Marcel Dekker Inc.,New York 1993のといった刊行物において見出すことができる。
増粘剤として有用な水膨潤性または水可溶性合成ポリマーとしては、例えば、高分子量のポリエチレングリコールまたはエチレングリコールとプロピレングリコールとのコポリマー、ならびに高分子量の多糖、例えば、デンプン、グアー粉末、ローカストビーン粉末、または天然物質の誘導体、例えば、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、および混合セルロースエーテルなど、が挙げられる。増粘剤のさらなる群は、非水溶性製品、例えば、微粉化されたシリカ、ゼオライト、ベントナイト、セルロース粉末、および他の微粉化された架橋ポリマーの粉末など、である。当該水溶性混合物は、30質量%までの量において増粘剤を含んでもよい。そのような増粘剤が使用される場合、それらは、0.1質量%、好ましくは0.5質量%〜20質量%の量において水性混合物中に含まれる。
フォーム構造を最適化するために、適切であれば、水性反応混合物を、分子中に少なくとも5個の炭素原子を有する炭化水素と混合してもよい。有用な炭化水素としては、例えば、ペンタン、シクロペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、オクタン、イソオクタン、デカン、およびドデカンが挙げられる。想到される脂肪族炭化水素は、直鎖状、分岐鎖状、または環状であってもよく、ならびに発泡の間、当該水性混合物の温度より高い沸騰温度を有し得る。脂肪族炭化水素は、発泡された未重合の水性反応混合物の可使時間を延ばす。これは、未重合のフォームの取り扱いを容易にし、プロセスの一貫性を高める。当該炭化水素は、例えば、気泡核形成剤として機能し、さらに既に形成されているフォームを安定化させる。その上、それらは、モノマーフォームの重合の間に当該混合物をさらに発泡させることができる。すなわち、それらは発泡剤としての役割も持ち得る。炭化水素の代わりに、または炭化水素との混合物において、気泡核形成材および/またはフォーム安定化剤として、場合により塩素化またはフッ素化されていてもよい炭化水素、例えば、ジクロロメタン、トリクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、トリクロロフルオロメタン、または1,1,2−トリクロロトリフルオロエタンなど、を使用することも可能である。炭化水素が使用される場合、それらは、例えば、重合可能な水性混合物に対して、0.1%〜20質量%、好ましくは0.1%〜10質量%の量において使用される。
フォームの特性を変更するため、当該重合可能な水性混合物に、1種以上の充填剤、例えば、チョーク、タルク、クレー、二酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、親水性もしくは疎水性形態の沈降シリカ、ドロマイト、および/または硫酸カルシウムなど、を添加してもよい。充填剤の粒度は、例えば、10〜1000μmの範囲、好ましくは50〜850μmの範囲である。当該充填剤は、30質量%までの量において、当該重合可能な水性混合物に含ませることができる。
不可欠な成分としてモノマーa)、尿素b)、架橋剤d)、開始剤e)、および界面活性剤f)を含む、上記において説明した水性混合物が、初めに発泡される。例えば、不活性ガスを、例えば2〜400barの圧力において、当該重合可能な水性混合物に溶解させ、続いて当該混合物を大気圧まで減圧することができる。ノズルによる減圧により、流動可能なフォームが生成される。当該重合可能な水性混合物は、別の方法よって、すなわち、不活性ガスの微細な泡を当該重合可能な水性混合物に分散させることによって、発泡させることもできる。実験室規模での当該重合可能な水性混合物の発泡は、例えば、泡立て器を備える台所用プロセッサーにおいて当該水性混合物を発泡させることによって実施することができる。発泡は、好ましくは、不活性ガス雰囲気下において不活性ガスを用いて、例えば、大気圧下または例えば25barまでの超大気圧下において窒素または希ガスと混合し、続いて減圧することによって実施される。フォームの稠度、ガスの泡のサイズ、およびフォーム中での当該ガスの泡の分布は、例えば、界面活性剤f)、可溶化剤g)、ならびにフォーム安定化剤、気泡核形成剤、増粘剤、および充填剤h)を選択することにより、広範囲で変わり得る。その結果として、密度、フォームの連続気泡含有量、およびフォームの壁厚は、特定の値に容易に調節される。当該水性混合物は、好ましくは、当該水性混合物の成分の沸点より低い温度、例えば、室温〜100℃の範囲、好ましくは20〜50℃の範囲において発泡される。しかしながら、当該水性混合物は、気密密封された容器内において混合物を発泡させることにより、最も低い沸点を有する成分の沸点より高い温度で発泡させることもできる。流動可能で長期間安定な発泡された混合物が得られる。当該発泡された混合物の密度は、例えば、20℃において0.01〜0.9g/cm3の範囲である。
ポリマー性フォームの任意のタイプにとって通例であるように、当該発泡された混合物を、超吸収性フォームにとって所望の形状へと成形することは好都合である。例えば、超吸収性フォームのシートまたはロール品を製造するために、通常の方法、例えば、ブレードコーターまたは減圧による発泡に使用されるスプリットノズルなどにより、当該発泡された混合物を、適切な支持体、例えば、ベルト重合の連続ベルトおよび/または乾燥機の上に広げる。フォームの所望の厚さは、この工程において容易に設定することができる。重合のために鋳型をフォームで満たすことも可能である。
続いて、当該発泡された混合物を重合させる。重合は、通例のラジカル形成開始剤の存在下において実施される。これにより、超吸収性の架橋ポリマーが得られる。ラジカルは、例えば、加熱によって(熱重合)、または好適な波長の光の照射によって(UV重合)、発生させることができる。
本発明の方法により、例えば、発泡された重合済み水性混合物または重合可能な水性混合物を片側または両側から加熱することによって、特に片側または両側から放射を照射することによって、約5ミリメートルまでの層厚を有する超吸収性フォームが製造可能である。より厚い超吸収性フォーム、例えば数センチメートルの厚さのフォーム、を製造する場合には、発泡された材料をマイクロウェーブによって加熱するのが特に有利である。この方法では、比較的一様な加熱が達成できる。この場合、例えば、20〜140℃の範囲、好ましくは40℃〜120℃の範囲、より好ましくは60〜110℃の範囲、最も好ましくは80〜100℃の範囲の温度において、熱重合が実施される。より厚いフォームの場合、当該発泡された混合物は、例えば、接触加熱を用いて、または照射によって、または乾燥キャビネット中において、両面を熱処理される。当該ポリマー性フォームは連続気泡状である。連続気泡含有量は、例えば、少なくとも80%、好ましくは90%を超える。特に好ましいのは、100%の連続気泡含有量を有するフォームである。フォームの連続気泡含有量は、例えば、走査電子顕微鏡法を用いて特定することができる。
発泡された混合物の重合後または重合中に、当該ヒドロゲルフォームは乾燥される。これにより、架橋されたヒドロゲルフォームから水分および他の揮発性成分が除去される。好適な乾燥法の例は、熱対流乾燥、例えば強制空気乾燥など、熱接触乾燥、例えばロール乾燥など、放射乾燥、例えば赤外線乾燥など、誘電乾燥、例えばマイクロウェーブ乾燥など、および凍結乾燥である。乾燥温度は、典型的には50〜200℃、好ましくは60〜150℃、より好ましくは80〜120℃、最も好ましくは90〜110℃の範囲である。乾燥機中におけるこの温度での好ましい滞留時間は、好ましくは少なくとも1分、より好ましくは少なくとも2分、最も好ましくは少なくとも5分、典型的には最大でも20分である。望ましくない分解および架橋反応を避けるために、減圧下において、保護ガス雰囲気下において、および/または、生成物の温度が120℃、好ましくは100℃を超えないような穏やかな加熱条件下において、乾燥を実施することが有利であり得る。特に好適な乾燥法は、(真空)ベルト乾燥である。
重合および/または乾燥は、有利には、添加された発泡剤、すなわち、熱分解の可能な化合物が、少なくともある程度まで熱分解を受けるように、制御される。このために、発泡された混合物または重合された混合物は、その製造の間の少なくとも1つの工程において、好ましくは少なくとも80℃、より好ましくは少なくとも90℃、最も好ましくは少なくとも100℃の温度に加熱される。
本発明の方法における個々の乾燥工程またはすべての乾燥工程は、好ましくは減圧において、すなわち、大気圧未満の圧力、好ましくは500mbar未満、より好ましくは200mbar未満の圧力において実施され、ならびに、場合により、乾燥される生成物の質量に対して、20〜1000l/kghの範囲、好ましくは100〜250l/kghの範囲の流量の乾燥ガス流、好ましくは乾燥窒素流によって増強してもよい。
乾燥工程の後、当該超吸収性フォームは、通常、10質量%未満しか水分を含んでいないであろう。しかしながら、フォームの含水量は、液体の水または水蒸気で加湿することによって、任意の所望の値に調節することができる。当該超吸収性フォームの含水量は、通常、1%〜60質量%の範囲、好ましくは2%〜10質量%の範囲である。当該含水量は、フォームの柔軟性を調節するために使用することができる。完全に乾燥させた超吸収性フォームは、硬くて脆いが、例えば、5〜20質量%の水分量を有する発泡材料は柔軟である。
本発明の方法によって製造可能なフォームは、膨潤率の明確な増加を示す。時間に対して液体の取り込み量をプロットした曲線は、傾きが急である。当該超吸収性フォームの自由膨潤倍率の50%、80%、または90%に等しい水の取り込み量は、非常に速く到達される。
本発明の好ましい実施形態において、当該フォームの特性は、表面上での錯体の形成により高められる。錯体は、少なくとも1種の錯化剤で処理することにより、フォーム上に形成される。錯化剤は、錯体形成カチオンを含む薬剤である。好ましくは、これは、二価のカチオンまたはより多価のカチオンの溶液を噴霧することによって実施され、この場合、当該カチオンは、ポリマー性フォームの官能基、例えば、酸性基と反応して錯体を形成することができる。二価のカチオンまたはより多価のカチオンの例は、形式的には、全体的または部分的に、ビニルアミンモノマーで構成されるポリマー、例えば、そのアミン基が常に(非常に高いpH値においても)アンモニウム基に対してプロトン化された状態において部分的に存在する、部分的または完全に加水分解されたポリビニルアミド(いわゆる「ポリビニルアミン」)など、あるいは、金属カチオン、例えば、Mg2+、Ca2+、Al3+、Sc3+、Ti4+、Mn2+、Fe2+/3+、Co2+、Ni2+、Cu2+、Zn2+、Y3+、Zr4+、La3+、Ce4+、Hf4+、およびAu3+など、である。好ましい金属カチオンは、Mg2+、Ca2+、Al3+、Ti4+、Zr4+、およびLa3+であり、特に好ましい金属カチオンは、Al3+、Ti4+、およびZr4+である。当該金属カチオンは、単独だけでなく、互いとの混和物においても使用することができる。アニオンは、言及された金属カチオンのあらゆる基本的制限を受けず、使用される溶媒に対して十分な溶解性を有するすべての金属塩が好適である。弱い錯体形成アニオンを有する金属塩、例えば、塩化物、硝酸塩、および硫酸塩、硫酸水素塩、炭酸塩、重炭酸塩、窒素塩、リン酸塩、リン酸水素塩、リン酸二水素塩、ならびにカルボン酸塩、例えば、酢酸塩および乳酸塩など、は、特に好適である。硫酸アルミニウムAl2(SO43の使用が、特に好ましい。当該金属塩に有用な溶媒としては、水、アルコール、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ならびにそれらの混合物が挙げられる。特に好ましいのは、水および水/アルコール混合物、例えば、水/メタノール、水/1,2−プロパンジオール、および水/1,3−プロパンジオールなど、である。水は非常に特に好ましい。
水溶液中における当該多価金属イオンの濃度は、概して少なくとも1質量%、好ましくは少なくとも2質量%、ならびに概して20質量%以下、好ましくは10質量%以下である。使用される多価金属イオンの量は、錯化剤適用前の乾燥フォームに対して、概して少なくとも0.05質量%、好ましくは少なくとも0.1質量%、より好ましくは少なくとも0.2質量%、例えば、少なくとも0.8質量%であり、ならびに概して10質量%以下、好ましくは8質量%以下、より好ましくは5質量%以下、例えば、3.2質量%以下である。本発明の目的上、フォームの水分量が5質量%以下の場合、当該フォームは、「乾燥」している。硫酸アルミニウムが使用される場合、0.8質量%のカチオン含有量は、5質量%のAl2(SO43含有量に相当し、3.2質量%のカチオン含有量は、20質量%のAl2(SO43含有量に相当する。
適用される錯化剤は、説明されるように、好ましくは溶液として、または不溶であれば分散液または固体として、フォームに適用される。
場合により、表面錯体形成工程に続いて、乾燥を行ってもよい。乾燥は、従来の方式において、すなわち、反応機器の外殻を加熱することによって、または反応機器中に熱風を吹き込むことによって、実施することができる。後処理されていないフォームを乾燥させるためにも使用される下降流乾燥器を使用することも同様に可能である。好ましい乾燥温度は、50〜250℃、好ましくは50〜200℃、より好ましくは50〜150℃の範囲である。乾燥機におけるこの温度での滞留時間は、有利には、30分未満、好ましくは20分未満である。
本発明のフォームは、場合により、表面後架橋させてもよい。このために好適な後架橋剤は、複合材料のカルボキシレート基と共有結合を形成可能な少なくとも2つの基を有する化合物である。有用な化合物としては、例えば、欧州特許出願公開第83022(A2)号、欧州特許出願公開第543303(A1)号、および欧州特許出願公開第937736(A2)号に記載されているような、アルコキシシリル化合物、ポリアジリジン、ポリアミン、ポリアミドアミン、ジエポキシド、またはポリエポキシド、独国特許出願公開第3314019(A1)号、独国特許出願公開第3523617(A1)号、および欧州特許出願公開第450922(A2)号に記載されているような、二官能性または多官能性アルコール、あるいは独国特許出願公開第10204938(A1)号および米国特許第6,239,230号に記載されているようなβ−ヒドロキシアルキルアミドなどが挙げられる。
後架橋は、典型的には、後架橋剤の溶液をフォームに噴霧することによって実施される。しかし、後架橋剤の溶液中にフォームを浸漬することも可能である。続いて、当該フォームは熱乾燥され、架橋反応は、乾燥前だけでなく乾燥中にも生じ得る。乾燥温度は、典型的には、100〜250℃、好ましくは120〜220℃、より好ましくは130〜210℃、最も好ましくは150〜200℃の範囲である。乾燥機におけるこの温度での好ましい滞留時間は、好ましくは少なくとも10分、より好ましくは少なくとも20分、最も好ましくは少なくとも30分、典型的には最大でも60分までである。望ましくない分解および架橋反応を避けるため、減圧下において、保護ガス雰囲気下において、および/または、生成物温度が120℃、好ましくは100℃を超えない穏やかな熱条件下において、乾燥を実施することが有利であり得る。特に好適な乾燥法は、(真空)ベルト乾燥である。
特性を向上させるため、当該ポリマー性フォームを、追加的に、コーティングまたは再加湿することができ、または他の添加剤を加えてもよい。
当該フォームの液体吸収速度および液体浸透性を向上させるために好適なコーティングは、例えば、無機不活性物質、例えば、水不溶性金属塩など、有機ポリマー、カチオン性ポリマー、および二価もしくは多価金属カチオン、例えば、硫酸アルミニウムおよび乳酸アルミニウムなど、である。望ましくない凝結傾向を弱めるための好適なコーティングは、例えば、ヒュームドシリカ、例えば、Aerosil(登録商標)200など、および界面活性剤、例えば、Span(登録商標)20など、である。
未転化モノマー(残留モノマー)の含有量を減じるための好適な添加剤は、例えば、亜硫酸、次亜リン酸、および/または有機スルフィン酸の塩などの還元剤である。好ましい還元剤は、二亜硫酸ナトリウム(Na225)、あるいは2−ヒドロキシ−2−スルフィナト酢酸のナトリウム塩、2−ヒドロキシ−2−スルホナト酢酸の二ナトリウム塩、および亜硫酸水素ナトリウムの混合物である。そのような混合物は、Brueggolite(登録商標)FF6およびBrueggolite(登録商標)FF7(Brueggemann Chemicals;ハイルブロン;ドイツ)として入手可能である。これらの還元剤が使用される場合、当該還元剤は、典型的には、乾燥フォームの質量に対して、少なくとも0.01質量%、好ましくは少なくとも0.5質量%、より好ましくは少なくとも1質量%、ならびに5質量%以下、好ましくは4質量%以下、より好ましくは3質量%以下の量において加えられる。2〜2.5質量%、例えば2.25質量%、の二亜硫酸ナトリウムは、ほとんどの場合、十分な残留モノマー還元を提供するであろう。これらの添加剤は、例えば、表面錯体形成工程、表面架橋工程、または追加のコーティング工程の間または後の、当該方法における任意の好適な段階において加えてもよい。
本発明の方法によって製造された、場合により表面後架橋された超吸収性フォーム、例えば、欧州特許第858478(B1)号により公知である、酸性基を有するポリマー、例えば架橋されたポリアクリレートなどをベースとする超吸収性ヒドロゲルフォームは、すべての目的のために使用することができる。本発明のフォームは、例えば、体液を吸収するための衛生物品において、傷口を覆うための包帯材料において、シーリング材料として、包装材料として、土壌向上剤として、土壌代用物として、脱水スラッジのため、酸性排水を吸収するため、水系塗料もしくはコーティング剤の残量の処分の一環としてそれらを増粘するため、水を含有する油もしくは炭化水素を脱水するため、あるいは換気システムにおけるフィルターの材料として、有用である。
さらなる好適な実施形態において、当該超吸収性フォームは、追加的に、ウェブによって強化される。このために、当該発泡された混合物を、重合の前にウェブに接触させる。
ウェブは、繊維で構成される不織布製造物品であり、その無欠陥性は、一般的に、繊維本来の貼り付き性によるものである。ウェブは、好ましくは、例えば、水または空気の鋭い噴流によるニードリング、他糸ルーピング、交絡によって、機械的に結合される。ウェブはさらに、接着または凝集により結合させることもできる。接着により結合されたウェブは、例えば、繊維同士を液体結合剤で接着することによって、または製造の途中でウェブに加えられた結合剤繊維を溶融させることによって、得られる。凝集により結合されたウェブは、例えば、最初に繊維を好適な化学薬品で溶解させてから圧力を加えることによって製造可能である。
合成繊維の例は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、ポリスルホン、および/またはポリエーテルケトンで構成される繊維である。炭素繊維またはガラス繊維で構成される繊維を使用することも可能である。ポリエステルウェブは、特に好ましい。
ウェブの坪量は、好ましくは150g/m2以下、より好ましくは5〜100g/m2、最も好ましくは8〜40g/m2である。
ウェブの厚さは、好ましくは0.01〜2mmの範囲、より好ましくは0.01〜1.0mmの範囲、最も好ましくは0.05〜0.5mmの範囲である。
好適な支持体上に位置される前のウェブにモノマーフォームを加えてもよく、または好適な支持体に適用される前のモノマーフォーム上にウェブを位置してもよい。しかし、最初にモノマーフォームの一部を好適な支持体に適用し、その上にウェブを位置し、続いて残りのモノマーフォームを加えることも可能である。例えば、当該フォームを、所望の厚さにおいて支持体上にナイフコーティングすることができる。有利には、当該支持体は、付着防止コーティングを備えている。
有利には、モノマーフォームの量は、当該モノマーフォームがウェブを完全に透過するように選択され、すなわち、当該モノマーフォームは、ウェブを超えて、フォームの合計厚さに対して、好ましくは20%未満、より好ましくは10%未満、最も好ましくは5%未満まで広がる。これは、膨潤状態の本発明のフォームの安定性を高める。
ウェブの使用により、水または水性流体との接触において一次元的だけに膨潤する超吸収性フォームが得られ、すなわち、膨潤は、フォームのエリアではなくフォームの厚さの変化として現れる。
本発明はさらに、本発明の方法によって製造可能な超吸収性フォーム、ならびに、少なくとも10g/g、好ましくは少なくとも20g/g、より好ましくは少なくとも30g/g、最も好ましくは40〜100g/gの自由膨潤倍率(FSC、下記の「特定方法」のセクションにおいて説明される測定方法)を有し、30秒以下、好ましくは25秒以下、より好ましくは20秒以下、最も好ましくは15秒以下において自由膨潤倍率の90%に達する超吸収性フォームを提供する。
ほとんどの目的に好適な形態におけるフォームの厚さは、典型的には0.05〜4mm、好ましくは0.25〜2.5mm、より好ましくは0.5〜1.5mm、最も好ましくは0.6〜0.9mmである。
本発明はさらに、本発明による超吸収性フォームを含む、水性流体を吸収するための物品、例えば、幼児用おむつ、生理用ナプキン、失禁物品、および包帯材料など、を提供する。
方法:
測定は、特に明記されない限り、23±2℃の周囲温度および50±10%の相対湿度において実施すべきである。
自由膨潤倍率(FSC)
当該超吸収性フォームの自由膨潤倍率は、DIN ISO 17190−7により"Absorption under Pressure"と同様に特定する。吸水性のポリマー性粒子の代わりに、超吸収性フォームを試験する。このために、直径25mmの円形の試料をフォームから金型切断する。測定は、プランジャーを試料上に位置しない無加圧において実施する。
遠心分離保持能力(CRC)
超吸収性フォームの遠心分離保持能力は、DIN ISO 17190−6により特定する。吸水性のポリマー性粒子の代わりに、超吸収性フォームを試験する。
自由膨潤時間(t FSCx%
自由膨潤時間は、取り込まれた液体の量を時間に対して記録することを除いて上記において示された方法に従って測定し、自由膨潤倍率(FSC)を特定する。自由膨潤時間は、x%の自由膨潤倍率(FSC)に等しい量の液体を吸収するために必要な時間である。
湿潤破損値
湿潤破損値は、国際公開第2004/035668(A2)号の30頁29行〜31頁26行に記載される方法により特定する。
実施例
比較実施例
マグネティックスターラーを使用して、以下の成分をガラスビーカーにおいて一緒に混合した:
209.13gのアクリル酸
81.31gの37.3%アクリル酸ナトリウム水溶液
16.8gのポリエチレングリコールジアクリレート400
25.60gの、1molの直鎖状飽和C16〜C18脂肪アルコールへの80molのエチレンオキシドの付加生成物の15%水溶液
26.62gの水。
この溶液を、氷冷しながら240.54gのトリエタノールアミンと徐々に混合し、引き続き15℃まで冷却した。得られた溶液を圧力容器に移し、当該溶液に、12barの圧力下において、25分間、300l/hの二酸化炭素流を通すことによって、当該溶液を二酸化炭素で飽和させた。圧力下において、16gの2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロリドの3質量%水溶液を加え、引き続きさらに5分間、当該反応混合物に二酸化炭素を通した。次いで、当該反応混合物を、12barの圧力において直径1.0mmの金型を通して、自由流動性の微細な気泡のフォームを形成した。
得られたモノマーフォームを、3mm高のリムを有するA3サイズのガラスプレートに適用し、それを第二ガラスプレートで覆った。当該フォーム試料に、上からはDr.Honle AG(Grafelfing,ドイツ)のUVASPOT 1000/T UV/VIS放射器により、下からは同じメーカーの2つのUVASPOT 400/T UV/VIS放射器により、同時に両面からUV光を4分間照射し、その間に温度は約120℃まで上昇した。
得られたフォーム層を、窒素流下において完全に乾燥させ、続いて、水を噴霧することよって含湿量を5質量%に調節した。
反応混合物の固形分:81.35%
中和度:60mol%
モノマーフォームの密度:0.24gcm-3
フォーム構造:均質で完全な連続気泡、表皮なし
当該超吸収性フォームの特性を第1表に示す。
実施例1〜7
アクリル酸に対して1質量%〜30質量%の尿素を含むモノマー溶液を使用して比較実施例と同様に実施した。得られた超吸収性フォームを80℃で乾燥させた。
当該超吸収性フォームの特性を第1表に報告する。
第1表:尿素含有量
Figure 2014513745
実施例8〜13
アクリル酸に対して5質量%の尿素を含むモノマー溶液を使用して比較実施例と同様に実施した。得られた超吸収性フォームを70〜150℃で乾燥させた。
当該超吸収性フォームの特性を第2表に示す。
第2表:乾燥温度
Figure 2014513745
実施例14〜17
アクリル酸に対して1質量%〜20質量%の尿素を含むモノマー溶液を使用して比較実施例と同様に実施した。得られた超吸収性フォームを130℃で乾燥させた。
当該超吸収性フォームの特性を第3表に示す。
第3表:尿素含有量
Figure 2014513745
実施例18および19
実施例2の超吸収性フォームに、追加的に、それぞれ、フォームに対して5質量%および10質量%の硫酸アルミニウムを噴霧した。
コーティングされたフォームの特性を第4表に示す。
第4表:硫酸アルミニウムによるコーティング
Figure 2014513745

Claims (17)

  1. 酸性基を有する少なくとも1種のモノエチレン性不飽和モノマーと、少なくとも1種の架橋剤と、少なくとも1種の界面活性剤とを含む水性混合物を発泡させる工程、該発泡された混合物を重合させる工程、および該重合した混合物を乾燥させる工程を含む、超吸収性フォームを製造する方法であって、該発泡された混合物が、該モノマーに対して少なくとも1質量%の、ガス形成を伴う熱分解の可能な少なくとも1種の化合物を含む前記方法。
  2. 前記ガス形成を伴う熱分解の可能な化合物が、尿素、重炭酸アンモニウム、および/またはアゾジカルボンアミドである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記重合が、放射によって開始される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記重合が、110℃未満の温度において実施される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記乾燥工程が、120℃未満の温度において実施される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記乾燥工程が、大気圧未満の圧力において実施される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記モノエチレン性不飽和モノマーの前記酸性基が、少なくとも部分的に中和された状態にある、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記超吸収性フォームが、前記重合工程の後に多価カチオンの少なくとも1種の塩によってコーティングされる、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記超吸収性フォームの含水量が、1質量%〜60質量%の値に調節される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 請求項1〜9の方法により得られる超吸収性フォーム。
  11. 少なくとも10g/gの自由膨潤倍率を有し、自由膨潤倍率の90%に30秒以内に達する、超吸収性フォーム。
  12. 厚さ0.05〜4mmの、請求項11に記載のフォーム。
  13. 重合された、少なくとも1つの酸性基を有する少なくとも1種のモノエチレン性不飽和モノマーを含む、請求項11または12に記載のフォーム。
  14. 前記重合されたモノエチレン性不飽和モノマーの酸性基が、少なくとも部分的に中和された状態にある、請求項13に記載のフォーム。
  15. 少なくとも1種の重合された架橋剤を含む、請求項11〜14のいずれか一項に記載のフォーム。
  16. 多価カチオンの少なくとも1種の塩でコーティングされた、請求項11〜15のいずれか一項に記載のフォーム。
  17. 水性流体を吸収するための物品における、請求項11〜16のいずれか一項に記載のフォームの使用。
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