JP2014511660A - ワイヤレスデジタル通信方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

本発明は、ワイヤレス通信技術分野に関し、ワイヤレス音声伝送システムにおける通信の柔軟性を高め、システムリソースの利用率を向上させ、システムの消費電力を効果的に低減することができるワイヤレスデジタル通信方法及びシステムを提供する。本発明の実施形態に係るワイヤレスデジタル通信方法は、受信端状態及び/又はチャネル状態を指示する通信状態指示情報を取得するステップと、通信状態指示情報から、通信状態が変化したことが分かるときに、RFパケット調整情報を含むフレーム構造調整情報を生成し、該フレーム構造調整情報を対応する受信端に送信ステップと、用いられるフレーム構造をフレーム構造調整情報によって調整し、調整後のフレーム構造に従い、受信端とデータ通信を行うステップと、を含む。本発明は、様々な、高伝送品質が要求されるワイヤレス通信システムに適用される。

Description

本発明は、ワイヤレス通信技術分野に関し、特に、ワイヤレスデジタル通信方法及びシステムに関する。
ワイヤレスデジタル伝送技術の進歩、特に、2.4GHz帯に基づき、低消費電力、低放射、低コスト等の特徴を一身に集めたシステム・オン・チップの現れにつれ、ワイヤレスデジタル伝送技術がワイヤレスデジタルオーディオ製品に広く使用されることが可能になる。
現在、ワイヤレスデジタル音声伝送技術は、主にワイヤレスフィデリティ(WiFi)、ブルートゥース及び2.4Gに基づく3種類のワイヤレス伝送技術を含む。ここで、WiFiに基づくワイヤレス音声伝送技術は、高帯域幅の利点を有するが、WiFiの送信電力が大きいため、高エネルギー消費及び高放射等の問題を起こし、ブルートゥースに基づくワイヤレス音声伝送技術は、比較的に成熟しているが、音声の同期伝送に高遅延があり、また、2.4Gに基づくワイヤレス伝送技術は、低消費電力、低放射及び低コスト等の利点を有する。
ワイヤレスデジタルオーディオシステムの関連製品は、一般的に、バッテリーで給電されるため、システムの消費電力への要求が比較的に厳しく、ワイヤレスデジタルイヤホンシステムは、身の回り品であるという特徴からも、システムの低放射を要求しており、それだけではなく、ワイヤレスデジタルイヤホンシステムは、音声データ同期伝送のシステムとして、ワイヤレスシステムの低遅延及び高信頼性も要求している。以上をまとめると、低消費電力、低遅延、低放射が要求されている現段階では、ワイヤレスデジタルイヤホンシステムには、2.4G伝送技術が多く用いられている。
しかしながら、現在、2.4Gに基づくワイヤレス音声伝送技術はまだ成熟していない。現段階の2.4Gに基づくワイヤレス伝送技術の音声システムには、主に固定無線周波数(RF)パケットのフレーム構造が用いられている。システムにおけるイヤホン端に用いられるフレーム構造を予め規定しておくとともに、該イヤホン端のために、対応する帯域幅リソースを予約しておく。ワイヤレス通信を行うとき、所定のフレーム構造に従い、予約帯域幅において音声データを伝送する。
従来のこの処理方式では、システムの帯域幅リソースの浪費をもたらし、システムの消費電力を増加させてしまう。例えば、従来のワイヤレス音声通信方式は、固定場面の通信システムのみを対象とし、予め設定されたフレーム構造も該固定場面における送信端及びイヤホン端のみに適用され、通信方式が十分に柔軟ではなく、しかも、通信場面が変わると、予め設定されたフレーム構造が新たな場面に適用できなくなる可能性が高く、これにより、音声データの伝送を行うことができなくなってしまう。また、従来のフレーム構造において、データパケットのために、複数の再送パケットが設定されており、データパケットが正常に伝送された場合、データを再送する必要がないが、従来のこの処理方式では、いずれの場合においても、伝送されるフレームのそれぞれに複数の再送パケットが含まれているため、システムの帯域幅を浪費するだけでなく、送信端及びイヤホン端の消費電力も増加させてしまう。
本発明の実施形態は、ワイヤレス音声伝送システムにおける通信の柔軟性を高め、システムリソースの利用率を向上させ、システムの消費電力を効果的に低減することができるワイヤレスデジタル通信方法及びシステムを提供する。
上記目的を達成するために、本発明の実施形態による技術手段が次の通りになる。
本発明の一実施形態は、
受信端状態及び/又はチャネル状態を指示する通信状態指示情報を取得するステップと、
前記通信状態指示情報から、通信状態が変化したことが分かるときに、RFパケット調整情報を含むフレーム構造調整情報を生成し、該フレーム構造調整情報を対応する受信端に送信するステップと、
用いられるフレーム構造を前記フレーム構造調整情報によって調整し、調整後のフレーム構造に従い、前記受信端とデータ通信を行うステップと、を含むワイヤレスデジタル通信方法を提供する。
本発明の一実施形態は、
送信端からの、RFパケット調整情報を含むフレーム構造調整情報であって、送信端が通信状態が変化したことが分かるときに、受信端状態及び/又はチャネル状態を指示する通信状態指示情報に基づいて生成したフレーム構造調整情報を受信するステップと、
用いられるフレーム構造を前記フレーム構造調整情報によって調整し、調整後のフレーム構造に従い、前記送信端とデータ通信を行うステップと、を含む別のワイヤレスデジタル通信方法を提供する。
本発明の一実施形態は、
ワイヤレスデジタル通信システムであって、
送信端装置と受信端装置とを含み、
前記送信端装置は、
受信端状態及び/又はチャネル状態を指示する通信状態指示情報を取得するための通信状態取得手段と、
前記通信状態指示情報から、通信状態が変化したことが分かるときに、RFパケット調整情報を含むフレーム構造調整情報を生成し、該フレーム構造調整情報を対応する受信端に送信するための調整情報生成手段と、
用いられるフレーム構造を前記フレーム構造調整情報によって調整し、調整後のフレーム構造に従い、前記受信端とデータ通信を行うための第一のフレーム構造調整手段と、を含み、
前記受信端装置は、
送信端からの、調整情報生成手段により生成された、RFパケット調整情報を含むフレーム構造調整情報を受信するための調整情報受信手段と、
用いられるフレーム構造を前記フレーム構造調整情報によって調整し、調整後のフレーム構造に従い、前記送信端とデータ通信を行うための第二のフレーム構造調整手段と、を含むワイヤレスデジタル通信システムをさらに提供する。
上記から分かるように、本発明の実施形態による技術手段は、取得されたシステムの実際の通信状態に応じて調整策略を作成し、生成されるフレーム構造調整情報を介して受信端及び送信端に調整策略を知らせることにより、用いられるフレーム構造を通信状態に応じて動的に変化させるワイヤレス通信方式を実現し、ワイヤレス音声伝送システムの柔軟性を著しく向上させ、様々の通信場面においての音声通信の確実な実現を保証し、ユーザエクスペリエンスを向上させた新型のワイヤレスデジタル音声通信手段を提供する。
さらに、本発明は、フレーム構造に対する動的な調整によって、伝送されるRFパケットの具体的な内容を柔軟的に設定することできるため、占められるシステムリソースが制御されており、高信頼性、低遅延及び低放射の要求を満たした上で、システムの消費電力を最大限に低減し、システムリソースの利用率を向上させることができ、高いフィージビリティ及び幅広い応用の見通しを持っている。
本発明の実施形態又は従来技術における技術手段をより分かりやすく説明するために、以下、実施形態又は従来技術の説明に必要な図面に対して、簡単な紹介を行う。いうまでもなく、以下に説明する図面は本発明の一部の実施形態に過ぎず、当業者にとって、創造的な努力をせずに、これらの図面により他の図面を得ることができる。
図1は、本発明の実施形態1に係るワイヤレスデジタル通信方法を模式的に示すフローチャートである。 図2は、本発明の実施形態2に係るワイヤレスデジタルイヤホンシステムの基本的な構成の模式図である。 図3は、本発明の実施形態2に係るワイヤレスデジタルイヤホンの通信方法を模式的に示すフローチャートである。 図4は、本発明の実施形態2に係るワイヤレスデジタルイヤホンの通信に用いられるフレーム構造の模式図である。 図5は、本発明の実施形態2に係る、図5の場面に対して一つの新たなイヤホン端が送信端と接続を確立した後に調整して得られたフレーム構造の模式図である。 図6は、本発明の実施形態2に係る、図6の場面に対して一つのイヤホン端と送信端との接続が失われた後に調整して得られたフレーム構造の模式図である。 図7は、本発明の実施形態2に係る、移行段階に用いられるフレーム構造の模式図である。 図8は、本発明の実施形態2に係る、送信端が複数のイヤホン端に接続された時のフレーム構造の模式図である。 図9は、本発明の実施形態2に係る、応答パケットを複数回再送するのを採用した時のフレーム構造の模式図である。 図10は、本発明の実施形態2に係る、応答パケットを複数回再送するのを採用した時の他のフレーム構造の模式図である。 図11は、本発明の実施形態3に係る送信端装置の構造の模式図である。 図12は、本発明の実施形態4に係るワイヤレスデジタル通信方法の模式図である。 図13は、本発明の実施形態5に係る受信端装置の構造の模式図である。 図14は、本発明の実施形態6に係るワイヤレスデジタル通信システムの模式図である。
本発明に係る通信方法及びシステムが解決するデータ伝送の課題は、ワイヤレスデジタル通信分野においての基本的な課題であり、ワイヤレスデジタル通信の両端が互いに独立した個体であることに起因しているため、通信リンクの両方において、通信リンクの通常動作を保証するとともにRFパケットの通常伝送及び受信を保証する通信方法を実現する必要がある。本発明が、ワイヤレスイヤホンシステムに限定されるものではなく、他の、高伝送品質が要求される通信システム、例えば、ワイヤレスビデオシステム、ワイヤレスデータ収集システム又はワイヤレスデータ伝送システム等にも適用されることは、理解されるところである。
本発明の技術思想は、主に、ワイヤレスデジタルイヤホンシステムにおける通信状態、例えばシステムにおけるイヤホン端の数、通信チャネルの品質等に基づいて、通信リンクにおいてRFパケットを周期的に伝送するフレーム構造を動的に変化させることにより、ワイヤレスデジタルイヤホンシステムに用いられる高品質、高信頼性の通信方法を実現し、ワイヤレス伝送帯域幅の利用率を向上させるとともに、システムの消費電力を効果的に低減することにある。
本発明の実施形態1は、ワイヤレスデジタル通信方法であって、図1に示すように、
受信端状態及び/又はチャネル状態を指示する通信状態指示情報を取得するステップ11と、
通信状態指示情報から、通信状態が変化したことが分かるときに、RFパケット調整情報を含むフレーム構造調整情報を生成し、該フレーム構造調整情報を対応する受信端に送信するステップ12と、
用いられるフレーム構造をフレーム構造調整情報によって調整し、調整後のフレーム構造に従い、受信端とデータ通信を行うステップ13と、を含むワイヤレスデジタル通信方法を提供する。
前記ステップ11〜ステップ13は、ネットワーク側の装置、例えばワイヤレス通信ネットワークにおける送信端装置により実現してもよい。前記受信端は、該送信端装置に対応する端末装置、例えばイヤホン端であってもよい。
さらに、前記受信端状態は、接続が確立されている受信端(即ち、送信端と接続が確立されている受信端)を指示してもよく、又は、受信端が、対応するデータパケットを正常に受信したかどうかを指示してもよい。前記チャネル状態は、通信システムの現在のチャネル品質を指示する。
上記から分かるように、本発明の実施形態による技術手段は、取得されたシステムの実際の通信状態に応じて調整策略を作成し、生成されるフレーム構造調整情報を介して受信端及び送信端に調整策略を知らせることにより、用いられるフレーム構造を通信状態に応じて動的に変化させるワイヤレス通信方式を実現し、ワイヤレス音声伝送システムの柔軟性を著しく向上させ、様々の通信場面においての音声通信の確実な実現を保証し、ユーザエクスペリエンスを向上させた新型のワイヤレスデジタル音声通信手段を提供する。
さらに、本発明は、フレーム構造に対する動的な調整によって、伝送されるRFパケットの具体的な内容を柔軟的に設定することできるため、占められるシステムリソースが制御されており、高信頼性、低遅延及び低放射の要求を満たした上で、システムの消費電力を最大限に低減し、システムリソースの利用率を向上させることができ、高いフィージビリティ及び幅広い応用の見通しを持っている。
本発明の実施形態による技術手段を明らかに説明するために、本発明の実施形態において、「第一」、「第二」、「1」、「2」等の文字や符号により、機能及び役割がほぼ同一の同一項目又は類似項目を区別しているが、これらの文字や符号が、数や実行順序を限定するものではないことは、当業者に理解されるところである。
次に、図2〜図10を参照しながら、本発明の実施形態2に係るワイヤレスデジタル通信方法を説明する。本発明の実施形態において、送信端とイヤホン端とがワイヤレスデジタル通信を行う場面を例として説明するが、本発明が、ワイヤレスデジタルイヤホン通信システムに限定されるものではなく、他の通信システム、例えば、ワイヤレスビデオシステム、ワイヤレスデータ収集システム又はワイヤレスデータ伝送システム等にも適用されるは、理解されるところである。本発明を明らかに説明するために、まず、図2を参照して、本発明の実施形態の一つの応用場面を以下に説明する。
図2は、ワイヤレスデジタルイヤホンシステムの基本的な構成の模式図を示している。該ワイヤレスデジタルイヤホンシステムが一つの送信端100と複数のイヤホン端(例えば、イヤホン端1〜イヤホン端N、Nが符号であり、Nの値がシステムの実際の条件によって変化し得る)からなる。送信端100がRFモジュール101を介して、音声データを含むRFパケットであって、データパケット103(又は制御パケット103)を含むことも可能であるRFパケットを各イヤホン端に伝送し、各イヤホン端から返される応答パケット102を受信する。各イヤホン端が各自のRFモジュール、例えば、RFモジュール111、RFモジュール121を介して、送信端からチャネル内に送信したデータパケット103(又は制御パケット103)を受信し、送信端に応答パケット102を返す。
図2に示す基本的なブロック図を他のワイヤレスデジタル通信システムに適用すると、これらのワイヤレスデジタル通信システムが、一つのデータ送信端及び複数のデータ受信端を含み、データ送信端が各受信端にデータを送信し、データ受信端が送信端からのデータを受信し、応答パケットを返すことは、理解されるところである。
ワイヤレスデジタルイヤホンシステムにおいて、送信端は、得られた音声データをRFパケットの形でパッキングし、RFモジュールを介して、チャネル内に送信し、イヤホン端は、RFモジュールを介して、チャネル内でRFパケットを受信し、音声データに復元させる。
本発明の各実施形態に係るフレーム構造とは、ワイヤレスデジタル通信システムにおいて用いられる周期的なRFパケットの組織構造を言う。フレーム構造は、該フレームの実際に伝送する必要があるRFパケットの数、送信/受信する必要がある応答パケットの数等によって決定される。本発明において、前記の伝送する必要があるRFパケットは、必要に応じて、データパケット、リセレクションパケット、応答パケット及び制御パケット等のうちの一種又は多種を含んでもよい。
前記データパケットは、1フレーム期間内に伝送する必要がある音声データを伝送し、データパケットのサイズは、システムのRFモジュールによって決定され、データパケットの数は、フレーム期間及び音声データのサンプリングレートによって決定される。
前記応答パケットは、1フレーム期間内の全RFパケットの受信状況に対するイヤホン端の記述情報を伝送する。
前記制御パケットは、通信に必要な制御情報を伝送する。本発明においては、生成されるフレーム構造調整情報を制御パケットによって伝送してもよい。
チャネル干渉の存在を考慮して、一般的に、本発明は、データパケット+再送パケットの形を利用してRF伝送のフレーム構造を整理して、再送パケットを用いることで音声データの確実な伝送を保証する。再送パケットの数をRFの帯域幅によって決定することができ、高帯域幅システムにおいて、多くの再送パケットを用いることで音声データの確実な伝送を保証することができる。
前記再送パケットは、現在のフレーム期間前の時間範囲内で失われたデータパケットを伝送し、具体的に、前記再送パケットは、該再送パケットの機能範囲内に再送する必要があるデータパケットを伝送する。ある再送パケットについて、前記再送パケットの機能範囲とは、該再送パケットが再送できる、現在のフレーム期間前のデータパケットの範囲を言う。例えば、ワイヤレスデジタルイヤホンシステムに用いられる再送パケットの機能範囲を8フレーム期間とすると、現在のフレーム期間Nにおける再送パケットAは、再送できるデータパケットが第N−8のフレーム期間から第N−1のフレーム期間までのいずれの失われたデータパケットとなる。ここでの第N−8のフレーム期間から第N−1のフレーム期間までの期間は、第Nのフレームの再送パケットの機能範囲と称される。
図4は、1つの送信端及び1つのイヤホン端の場面について、本発明の実施形態によるフレーム構造の一例を示している。この例では、RFの伝送帯域幅は、最大限として、1つの制御パケット、6つのデータパケット、9つの再送パケット及び1つの応答パケットが使用可能である。
図2に示す基本的な構成に基づいて、図3に示すように、本発明の実施形態に係るワイヤレスデジタルイヤホンの通信方法は、具体的に、以下のステップ31〜ステップ35の処理を含む。
ステップ31において、送信端が通信状態指示情報を取得する。
前記通信状態指示情報がイヤホン端状態及びチャネル状態を指示し、通信状態指示情報の内容に応じて、該情報を取得する具体的な方法が異なる。例えば、
イヤホン端状態が、接続が確立されているイヤホン端(即ち、該イヤホン端が送信端と接続を確立していること)を指示する場合、送信端は、イヤホン端の接続状態を検出することにより、通信状態指示情報を取得して記録し(即ち、接続が確立されているイヤホン端のイヤホン端状態を取得して記録し)、
イヤホン端状態が、イヤホン端が対応するデータパケットを正常に受信したかどうかを指示する場合、送信端は、受信されたイヤホン端からの応答パケットから、前記通信状態指示情報を取得し(即ち、イヤホン端が対応するデータパケットを正常に受信したかどうかのイヤホン端状態を取得し)、
チャネル状態が、通信システムの現在のチャネル品質を指示する場合、送信端は、チャネル状態を検出することにより、通信状態指示情報を取得する(即ち、通信システムの現在のチャネル品質のチャネル状態を取得する)。
ステップ32においては、通信状態が変化したかどうかを判断して、「はい」の場合、ステップ33を実行し、「いいえ」の場合、依然として現在のフレーム構造に従ってデータ伝送を行う。
通信状態指示情報から、通信状態が変化したことが分かる。例えば、
取得された前回の通信状態指示情報(例えば、第t−1の通信状態指示情報)が、第一のイヤホン端が送信端と接続を確立していることを指示していた一方、現在の通信状態指示情報(例えば、第tの通信状態指示情報)が、第一のイヤホン端と送信端との接続が切断されていることを指示する場合、通信状態が変化した(即ち、接続が失われ、ワイヤレス通信システムから離脱したイヤホン端がある)ことが断定できる。
取得された前回の通信状態指示情報(例えば、第t−1の通信状態指示情報)が、第二のイヤホン端が送信端と接続を確立していないことを指示していた一方、現在の通信状態指示情報(例えば、第tの通信状態指示情報)が、第二のイヤホン端が送信端と正常に接続を確立していることを指示する場合、通信状態が変化した(即ち、新たなイヤホン端がワイヤレス通信システムに加入した)ことが断定できる。
取得された第一通信状態指示情報(例えば、第tの通信状態指示情報)に指示されているチャネル品質が、第二通信状態指示情報(例えば、第t−3の通信状態指示情報)に指示されたチャネル品質よりも高い場合、通信状態が変化した(即ち、チャネル状况が好転し、チャネル品質が向上した)ことが断定できる。
ステップ33においては、フレーム構造調整情報を生成する。
送信端は、前記通信状態指示情報から、システムの現在の実際の通信状態を知り、対応する調整策略を作成し、生成されるフレーム構造調整情報を介してイヤホン端及び送信端に調整策略を知らせる。通信状態指示情報の指示する変化内容が異なるため、生成されるフレーム構造調整情報の具体的な内容も異なる。それは、少なくとも次の四つのケースを含む。
ケース1
このケースでは、通信状態指示情報におけるイヤホン端状態は、送信端と接続が確立されているイヤホン端を指示し、通信状態指示情報から、少なくとも1つの第二のイヤホン端が存在していることが分かる。該第二のイヤホン端は、次の条件を満たす。即ち、前回の通信状態指示情報が、前記第二のイヤホン端が送信端と接続を確立していないことを指示していた一方、現在の通信状態指示情報が、前記第二のイヤホン端が送信端と正常に接続を確立している(即ち、新たなイヤホン端がワイヤレス通信システムに加入した)ことを指示することである。
前記フレーム構造調整情報は、RFパケット調整情報を含む。このとき、生成されるRFパケット調整情報は、第二のイヤホン端に対応する応答パケットをフレーム構造に追加することを指示する。ここで、図4に示す場面を参照して具体的に説明する。図4に示す例が通信状態変化前のフレーム構造であると、図5は、システムに新たなイヤホン端が接続された後に調整して得られたフレーム構造の例を示し、即ち、図5は、通信状態変化後のフレーム構造の例を示している。
図5におけるフレーム構造は、図4におけるフレーム構造に比べると、主な相違点が、送信端のフレーム構造において再送パケットの数が低減された点にある。再送パケットを低減するのは、該再送パケットが占める帯域幅リソースを解放し、新たに追加したイヤホン端2(即ち、第二のイヤホン端)の応答パケット(図4に示す応答パケット2)に帯域幅を割り当て、これにより、イヤホン端2の応答パケットの伝送を達成するためである。
図4に示すフレーム構造が既にRFの伝送帯域幅サポート能力の最大限に達しているため、ここで、新たなイヤホン端が加入したとき、再送パケットを低減しなければならない。そして、ここで1つの再送パケットを低減するのは単なる例示に過ぎず、必要なRFの帯域幅が追加された応答パケットに占められるRFの帯域幅よりも小さくはない再送パケットをフレーム構造から削除することを保証できる限り、複数の再送パケットを低減してもよい。再送パケットに占められるRFの帯域幅が応答パケットに占められるRFの帯域幅と同一である場合、低減される再送パケットの数は、新たに追加される応答パケットの数以上であることが必要となる。システムに十分な帯域幅リソースがある場合、再送パケットを低減しなくてもよいことは、理解されるところである。
上記から分かるように、生成されるRFパケット調整情報が、第二のイヤホン端に対応する応答パケットをフレーム構造に追加することを指示する場合、前記RFパケット調整情報は、追加される応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が小さくはない再送パケットを送信端のフレーム構造から削除する(即ち、削除される再送パケットに必要なRFの帯域幅が、追加される応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が小さくはない)こと、又は、追加される応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が小さくはない再送パケットを送信端のフレーム構造から削除し、フレーム構造においてイヤホン端の応答パケットを受信するタイミング位置を調整すること、又は、フレーム構造においてイヤホン端の応答パケットを受信するタイミング位置のみを調整することを、さらに指示してもよい。
イヤホン端において、それに応じて、受信されたRFパケット調整情報を利用して、すべての第二のイヤホン端の応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が小さくはない再送パケットをフレーム構造から削除する(即ち、削除される再送パケットに必要なRFの帯域幅がすべての第二のイヤホン端の応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が小さくはない)か、又は、すべての第二のイヤホン端の応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が小さくはない再送パケットを削除し、フレーム構造において応答パケットを送信するタイミング位置を調整するか、又は、フレーム構造において応答パケットを送信するタイミング位置のみを調整する。
ケース2
このケースでは、通信状態指示情報におけるイヤホン端状態が、送信端と接続が確立されているイヤホン端を指示し、通信状態指示情報から、少なくとも1つの第一のイヤホン端が存在していることが分かる。該第一のイヤホン端は、次の条件を満たす。即ち、前回の通信状態指示情報が、第一のイヤホン端が送信端と正常に接続を確立していることを指示していた一方、現在の通信状態指示情報が、第一のイヤホン端と送信端との接続が切断されている(即ち、接続が失われ、ワイヤレス通信システムから離脱したイヤホン端がある)ことを指示することである。
前記フレーム構造調整情報は、RFパケット調整情報を含む。このとき、生成されるRFパケット調整情報は、第一のイヤホン端に対応する応答パケットをフレーム構造から削除する(即ち、送信端のフレーム構造に、第一のイヤホン端に対応する応答パケットが含まれないようになる)ことを指示する。ここで、図5に示す場面を参照して具体的に説明する。図5に示す例が通信状態変化前のフレーム構造であると、図6は、システムに1つのイヤホン端の接続が失われた後に調整して得られたフレーム構造の例を示し、即ち、通信状態変化後のフレーム構造の例を示している。
図6は、送信端が2つのイヤホン端と接続を確立したときから、1つのイヤホン端が失われたときまでのフレーム構造の変化について説明するものである。送信端が2つのイヤホン端と接続を確立した時、図5に示すフレーム構造を用い、その構造において、送信端に用いられる送信端のフレーム構造が送信端のフレーム構造2と称され、イヤホン端1に用いられるイヤホン端のフレーム構造がイヤホン端のフレーム構造1と称され、イヤホン端2に用いられるイヤホン端のフレーム構造がイヤホン端のフレーム構造2と称される。イヤホン端1の接続が切断された(又は接続が失われた)時、図6に示すフレーム構造を用いる必要となり、その構造において、送信端に用いられる送信端のフレーム構造が送信端のフレーム構造1と称され、イヤホン端2に用いられるイヤホン端のフレーム構造がイヤホン端のフレーム構造3と称される。
図5と図6とを比較して分かるように、イヤホン端1が失われた後、送信端のフレーム構造(送信端のフレーム構造1)において、再送パケットの数が増加したとともに、失われたイヤホン端1の応答パケット(図5に示す応答パケット1)も残さないようになり、それに応じて、イヤホン端2のフレーム構造(イヤホン端のフレーム構造1)において、再送パケットが増加した。応答パケット1の削除が応答パケット2のタイミング位置に影響を及ぼさないため、ここでは、主に、増加した再送パケット9がイヤホン端2における応答パケット2に影響を及ぼすかどうかを考慮する。影響を及ぼさない場合、イヤホン端のフレーム構造2における応答パケット2のタイミング位置を調整する必要がない一方、影響を及ぼす場合、イヤホン端のフレーム構造2における応答パケット2のタイミング位置を調整する必要がある。図6の場面では、応答パケット2のタイミング位置をイヤホン端のフレーム構造1においての応答パケット1の位置に調整して、イヤホン端のフレーム構造3を得ている。
ここで、再送パケットの数を増加させる操作が必須ではなく、元の再送パケットの数をそのまま維持してもよく、又は、現在のチャネル品質が良好であることを検出した場合、追加される再送パケットに必要なRFの帯域幅が、削除される応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が大きくはないことを保証できる限り、システム帯域幅を節約するために、再送パケットの数を低減してもよい。上記の図5及び図6に対する記述は、主に、再送パケットに占められるRFの帯域幅が応答パケットに占められるRFの帯域幅と同一である時の場面を例として説明する。
上記から分かるように、生成されるRFパケット調整情報が、第一のイヤホン端に対応する応答パケットをフレーム構造から削除することを指示する場合、前記RFパケット調整情報は、送信端が、削除される応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が大きくはない再送パケットをフレーム構造に追加する(即ち、追加される再送パケットに必要なRFの帯域幅が、削除される応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が大きくはない)こと、又は、削除される応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が大きくはない再送パケットをフレーム構造に追加し、フレーム構造においてイヤホン端の応答パケットを受信するタイミング位置を調整すること、又は、フレーム構造においてイヤホン端の応答パケットを受信するタイミング位置のみを調整することを、さらに指示してもよい。
イヤホン端において、それに応じて、受信されたRFパケット調整情報を利用して、すべての第一のイヤホン端の応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が大きくはない再送パケットをフレーム構造に追加するか、又は、すべての第一のイヤホン端の応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が大きくはない再送パケットをフレーム構造に追加し、フレーム構造において応答パケットを送信するタイミング位置を調整するか、又は、フレーム構造において応答パケットを送信するタイミング位置のみを調整する。
従来技術においては、イヤホン端のために、帯域幅リソースを予約しておく方式が用いられるため、イヤホン端が接続されていない状態にあり、データを伝送することができない場合でも、システムが対応する帯域幅を該イヤホン端に予約し、帯域幅リソースの浪費をもたらし、帯域幅の低い利用率を引き起こす。この課題を解決するために、送信端は、さらに、イヤホン端1が失われた後に、該イヤホン端に予め予約した帯域幅リソースを解放し、解放された帯域幅リソースを改めて割り当てることにより、システムリソースの利用率をさらに向上させた。
ケース3
このケースでは、通信状態指示情報におけるイヤホン端状態は、イヤホン端が対応するデータパケットを正常に受信したかどうかを指示する。送信端は、受信されたイヤホン端からの応答パケットから、前記通信状態指示情報を取得する。応答パケットが各フレーム期間におけるRFパケットの受信状況を記述しているため、送信端は、応答パケットから、イヤホン端が対応するデータパケットを正常に受信したかどうかが分かる。
ケース3では、各フレーム期間において、送信端は、再送策略に基づいて、フレーム構造が再送パケットを含まないようにし、イヤホン端に再送パケットを送信しないことを決定する。再送策略とは、送信端において、複数のイヤホン端の応答パケットに基づき、本フレームで送信する必要がある再送パケットの再送パケット序列及び数を決定するときに用いられる決定方法を言う。
例えば、送信端が通信状態指示情報から、対応するフレームの再送パケットの機能範囲内のすべてのデータパケットを全部正常に受信したことが分かるとき、生成されるRFパケット調整情報により指示されるフレーム構造には、再送パケットが含まれない。前記対応するフレームは、フレーム構造の調整において調整基準として選択された参照フレームである。対応するフレームの再送パケットの機能範囲内のすべてのデータパケットを全部正常に受信し、即ち、該対応するフレームの再送パケットを削除してもデータの受信に影響を及ぼさないと、調整後のフレーム構造に再送パケットが含まれなくても、データの正常受信が保証できると考えられる。
このとき、それに応じて、イヤホン端が、受信されたRFパケット調整情報を利用して調整後のフレーム構造には、再送パケットが含まれない。
さらに、本発明は、また、フレーム構造の調整の方法を提供し、各フレーム期間において、再送パケットの受信状況に基づいて、再送パケット(例えば、再送パケット序列)を調整する。具体的には、下記の通りである。
各フレーム期間において、送信端が、対応するフレームの再送パケットの機能範囲内にデータパケットが失われることがあったと分かるとき、再送策略に基づいて、用いられる再送パケット序列を決定し、該再送パケット序列に基づいてフレーム構造における再送パケットの位置を調整し、該再送パケット序列を対応するイヤホン端に知らせる。例えば、該再送パケット序列を制御パケットで運び、イヤホン端に送信することにより、調整後のフレーム構造に従い、前記イヤホン端とデータ通信を行う。
この方式では、送信端によってフレーム構造において再送パケット序列を予め決定し、再送パケット序列は、それぞれの再送パケットに対応するデータパケットの位置を指示する。
それに応じて、イヤホン端において、受信されたRFパケット調整情報を利用して、送信端から得られた再送パケット序列に従い、再送されたデータパケットを受信する。
この処理方式では、送信端が再送する必要がある再送パケット序列を決定した後、制御パケット(又はデータパケット)を介して、システムにおけるすべてのイヤホン端に再送パケット序列情報を配信することができる。イヤホン端が、制御パケットを受信したところ、現在の受信フレームにおける再送パケット序列が、その自身に必要な再送パケットを含んでいないことを検出した場合、イヤホン端は、システムの消費電力を節約するために、再送パケットの受信を早期に終了する。
上記から分かるように、ケース3において、再送パケットをイヤホン端に送信しない場面、及び、再送策略に基づいて、用いられる再送パケット序列を予め決定する場面とも、各フレーム期間で行うことができる。即ち、各フレーム期間において、送信端は、フレーム構造調整情報に従い、用いられるフレーム構造を調整し、そして、調整後のフレーム構造に従い、イヤホン端にRFパケットを送信し、イヤホン端からの応答パケットを受信する。それに応じて、イヤホン端は、送信端に一致するフレーム構造調整情報に従い、用いられるフレーム構造を調整し、そして、調整後のフレーム構造に従い、送信端からのRFパケットを受信し、送信端に応答パケットを送信する。
このケースでは、フレーム構造調整情報を生成した後、該フレーム構造調整情報を利用してフレーム構造を調整することができ、フレーム構造のジャンプポイントの来ることを待つ必要がなく、フレーム構造をリアルタイムに調整するという効果を達成した。
本発明が、ケース3において、フレーム構造のジャンプポイントが来た後にフレーム構造の調整を実行する方式も排除しないことは、理解されるところである。
ケース4
このケースでは、通信状態指示情報から、前のチャネル品質に比べて、現在のチャネル品質が向上したか、それとも低減したかが分かる。送信端は、チャネル状態を検出することにより、通信状態指示情報を取得することができる。
ここで、現在のチャネル品質及び前のチャネル品質は、いずれも一定の範囲内でいくつかのフレーム期間におけるチャネル品質に対する測定により得られた統計結果である。
「現在」とは、チャネル検出を実行して、今回の、フレーム構造を調整するための通信状態指示情報を生成するフレーム期間の範囲を言う。該フレーム期間の範囲は、通常、複数のフレーム期間であり、現在のチャネル品質は、現在のフレーム期間の範囲内のチャネル品質に対する統計により得られた結果である。
本発明においては、フレーム構造のジャンプポイント、又はフレーム構造のジャンプ期間が設定され、該フレーム構造のジャンプ期間の前に、フレーム構造調整情報を生成し、フレーム構造のジャンプ期間が来たときに、送信端及びイヤホン端が同時に新たなフレーム構造を利用して通信を行う。送信端は、フレーム構造調整情報が生成されてからフレーム構造のジャンプ期間が来る前までのすべてのフレーム期間を利用して、フレーム構造調整情報をシステムにおけるイヤホン端に配信することができる。フレーム構造のジャンプ期間を設定することで、フレーム構造を調整する前に、送信端とイヤホン端との両方ともフレーム構造調整情報を得ることができるのを保証し、これにより、調整操作を正常に達成することも保証した。
前記フレーム構造調整情報は、相対位置調整情報であって、対応するフレーム構造調整情報を送信するための期間に対する、フレーム構造のジャンプを実行するための期間のタイミング位置を指示する相対位置調整情報を含んでおり、第一通信状態指示情報により指示されるチャネル品質が第二通信状態指示情報により指示されるチャネル品質よりも高いと、第一通信状態指示情報に基づいて生成される相対位置調整情報により指示されるタイミング位置の値は、第二通信状態指示情報に基づいて生成される相対位置調整情報により指示されるタイミング位置の値よりも小さくなる。
ステップ34においては、フレーム構造調整情報を対応するイヤホン端に送信する。
送信端は、フレーム構造調整情報をデータパケットで運び、イヤホン端に送信してもよく、又は、フレーム構造調整情報により制御パケットを生成し、例えば、フレーム構造調整情報を単独で1つの制御パケットにパッキングし、この制御パケットをイヤホン端に送信してもよい。
それに応じて、イヤホン端は、送信端からデータパケットを介して伝送されたフレーム構造調整情報であって、該データパケットで運ばれたフレーム構造調整情報を受信するか、又は、イヤホン端は、送信端からフレーム構造調整情報により生成された制御パケットを介して伝送されたフレーム構造調整情報を受信する。
ステップ35において、用いられるフレーム構造を調整し、調整後のフレーム構造に従い、データ通信を行う。
フレーム構造のジャンプ期間が来た後、送信端とイヤホン端との両方とも、得られたフレーム構造調整情報に従い、用いられるフレーム構造を調整し、そして、フレーム構造のジャンプを実行する期間が来たときに、送信端は、調整後のフレーム構造に従い、イヤホン端にRFパケットを送信し、イヤホン端からの応答パケットを受信する。
さらに、用いられるフレーム構造を前記フレーム構造調整情報によって調整する前に、即ち、フレーム構造のジャンプ期間の来ることを待つ移行段階において、本方法は、さらに、現在に用いられるフレーム構造の応答パケットにおける、第一のイヤホン端に対応する位置で、応答パケットの受信を禁止するのを含む。送信端がRFパケット受信機能をアクティブ化し、その受信状態を維持するには、一定の消費電力が必要とされ、受信機能を禁止することで、消費電力をさらに低減した。
図7は、移行段階に用いられるフレーム構造の模式図を示している。送信端は、イヤホン端1が失われたと判断して、フレーム調整の移行段階に用いられるフレーム構造を配信し始め、該フレーム構造において、送信端は、消費電力を低減するために、イヤホン端1における応答パケット(応答パケット1)の位置で応答パケットの受信を禁止する。
上記の記載では、1つの送信端と1つのイヤホン端、又は、1つの送信端と2つのイヤホン端のみを例として説明を行った。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、複数のイヤホン端を含む場面にも柔軟に適用することができる。図8は、送信端が複数のイヤホン端に接続された時のフレーム構造の模式図を示している。送信端がx個のイヤホン端と接続を確立した場合、システムのフレーム構造は、1つの制御パケット、6つのデータパケット、n個の再送パケット及びx個の応答パケットからなる。ここで、x個の応答パケットがx個のイヤホン端に対応し、例えば、応答パケット1がイヤホン端1に対応し、応答パケット2がイヤホン端2に対応し、応答パケットxがイヤホン端xに対応している。ここで、xの最大値は、システムがサポートできるイヤホン端の数の最大限であり、xは、RFの帯域幅、フレーム期間の長さ及びRFパケットのサイズなどの要素によって共同で決定される。
さらに、本発明は、イヤホン端のために、再送パケットの受信を自発的に終了するメカニズムを設定し、該メカニズムにおいては、
送信端からの現在のフレームに再送パケットが含まれている場合、受信されたRFパケットに対する統計により、現在のフレームの再送範囲内にデータパケットが失われたことがないと判定されると、消費電力を節約するために、送信端からの再送パケットの受信を拒否する(即ち、すべてのデータパケットが正常に受信され、再送パケットの受信を行う必要がない)処理、又は、
現在のフレームの少なくとも1つの再送パケットを受信した後、現在のフレームの再送範囲内にデータパケットが失われたことがないと判定されると、消費電力を節約するために、送信端からの再送パケットを引き続き受信することを拒否する(即ち、現在に受信された再送パケットを介して、現在のフレーム期間における再送パケットの機能範囲内のすべてのデータパケットが正常に受信されると、再送パケットの受信操作を早期に終了する)処理、を含む。
本発明に用いられる再送策略が、応答パケットが送信端に返され、応答パケットによってRFパケットの受信状況を記述することに基づくものなので、再送策略の最適な使用を保証するために、応答パケットの正しい伝送をできるだけ保証する必要がある。
このような効果を達成するために、本発明は、別の形式のフレーム構造をさらに提供する。図9及び図10に示すように、応答パケットを複数回再送するフレーム構造が用いられている。このようなフレーム構造では、イヤホン端は、受信された送信端からのフレームごとのRFパケットに対して、少なくとも二つの応答パケットを送信端に返す。行おうとする具体の回数又は応答パケットの数は、RFの帯域幅、システムの消費電力等のシステム要素によって決定される。明らかに説明するために、図9及び図10は、システムが複数のイヤホン端に接続した後に用いられる、応答パケットを2回再送するフレーム構造を示している。図9に示すフレーム構造に比べると、図10においては、応答パケットの再送が時間的にずらされ、即ち、応答パケットのタイミング位置が調整され、これにより、短時間の突発干渉によって同一のイヤホン端の応答パケットを全部失うことを防止し、応答パケットが送信端まで正常に伝送できることを保証している。
上記から分かるように、本発明の実施形態による技術手段は、取得されたシステムの実際の通信状態に応じて調整策略を作成し、生成されるフレーム構造調整情報を介してイヤホン端及び送信端に調整策略を知らせることにより、用いられるフレーム構造を通信状態に応じて動的に変化させるワイヤレス通信方式を実現し、ワイヤレス音声伝送システムの柔軟性を著しく向上させ、様々の通信場面においての音声通信の確実な実現を保証し、ユーザエクスペリエンスを向上させた新型のワイヤレスデジタル音声通信手段を提供する。
さらに、本発明は、フレーム構造に対する動的な調整によって、伝送されるRFパケットの具体的な内容を柔軟的に設定することにより、占められるシステムリソースが制御されており、高信頼性、低遅延及び低放射の要求を満たした上で、システムの消費電力を最大限に低減し、システムリソースの利用率を向上させることができ、高いフィージビリティ及び幅広い応用の見通しを持っている。
本発明の実施形態3は、ワイヤレスデジタル通信における送信端装置110を提供し、図11に示すように、この装置は、
受信端状態及び/又はチャネル状態を指示する通信状態指示情報を取得するための通信状態取得手段111と、
前記通信状態指示情報から、通信状態が変化したことが分かるときに、RFパケット調整情報を含むフレーム構造調整情報を生成し、該フレーム構造調整情報を対応する受信端に送信するための調整情報生成手段112と、
用いられるフレーム構造を前記フレーム構造調整情報によって調整し、調整後のフレーム構造に従い、前記受信端とデータ通信を行うためのフレーム構造調整手段113と、を含む。
さらに、通信状態指示情報の内容に応じて、該情報を取得する具体的な方法が異なる。例えば、前記受信端状態が、送信端と接続が確立されている受信端を指示する場合、前記通信状態取得手段111は、具体的に、受信端の接続状態を検出することにより、通信状態指示情報を取得して記録する(即ち、接続が確立されている受信端の受信端状態を取得する)ために用いられ、
前記調整情報生成手段112は、具体的に、前回の通信状態指示情報が、少なくとも1つの第一の受信端が接続を確立していることを指示していた一方、現在の通信状態指示情報が、前記第一の受信端の接続が切断されていることを指示する場合、RFパケット調整情報を生成するために用いられ、このRFパケット調整情報が、前記第一の受信端に対応する応答パケットをフレーム構造から削除することを指示する、か、又は、前記調整情報生成手段112は、具体的に、前回の通信状態指示情報が、少なくとも1つの第二の受信端が接続を確立していないことを指示していた一方、現在の通信状態指示情報が、前記第二の受信端が正常に接続を確立していることを指示する場合、RFパケット調整情報を生成するために用いられ、このRFパケット調整情報が、前記第二の受信端に対応する応答パケットをフレーム構造に追加することを指示する。
生成されるRFパケット調整情報が、第一の受信端に対応する応答パケットをフレーム構造から削除することを指示する場合、前記調整情報生成手段112により生成されるRFパケット調整情報は、削除される応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が大きくはない再送パケットをフレーム構造に追加すること、及び/又は、フレーム構造において複数の応答パケットを受信するタイミング位置を調整することをさらに指示し、
生成されるRFパケット調整情報が、第二の受信端に対応する応答パケットをフレーム構造に追加することを指示する場合、前記調整情報生成手段112により生成されるRFパケット調整情報は、追加される応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が小さくはない再送パケットをフレーム構造から削除すること、及び/又は、フレーム構造において受信する必要がある応答パケットのタイミング位置を調整することをさらに指示し、
通信状態指示情報から、少なくとも1つの第一の受信端が存在していることが分かるとき、即ち、生成されるRFパケット調整情報が、前記第一の受信端に対応する応答パケットをフレーム構造から削除することを指示する場合、前記送信端装置110は、移行段階制御手段と帯域幅リソース解放手段とをさらに含み、
前記移行段階制御手段は、用いられるフレーム構造をフレーム構造調整情報によって調整する前に、現在に用いられるフレーム構造の応答パケットにおける、第一の受信端に対応する位置で、応答パケットの受信を禁止するために用いられ、
前記帯域幅リソース解放手段は、用いられるフレーム構造をフレーム構造調整情報によって調整すると同時に又はその後に、第一の受信端に割り当てた帯域幅リソースを解放するために用いられる。
前記受信端状態が、受信端が対応するデータパケットを正常に受信したかどうかを指示する場合、前記通信状態取得手段111は、具体的に、受信された受信端からの応答パケットから、通信状態指示情報を取得する(即ち、受信端が対応するデータパケットを正常に受信したかどうかの受信端状態を取得する)ために用いられ、
前記調整情報生成手段112は、具体的に、各フレーム期間において、通信状態指示情報から、対応するフレームの再送パケットの機能範囲内のすべてのデータパケットを全部正常に受信したことが分かるとき、生成されるRFパケット調整情報により指示されるフレーム構造が再送パケットを含まれないために用いられるか、又は、各フレーム期間において、通信状態指示情報から、対応するフレームの再送パケットの機能範囲内にデータパケットが失われることがあったと分かるとき、再送策略に基づいて、用いられる再送パケット序列を決定し、生成されるRFパケット調整情報が、フレーム構造において再送パケットに対応するデータパケットの位置を指示するために用いられる。このとき、調整情報生成手段112の具体的な動作方式は、前記ケース3の記載を参照することとなる。それに応じて、このとき、フレーム構造調整手段113は、具体的に、各フレーム期間において、フレーム構造調整情報に従い、用いられるフレーム構造を調整し、そして、調整後のフレーム構造に従い、受信端にRFパケットを送信し、受信端からの応答パケットを受信するために用いられ、
前記チャネル状態が、通信システムの現在のチャネル品質を指示する場合、前記通信状態取得手段111は、具体的に、チャネル状態を検出することにより、通信状態指示情報を取得する(即ち、通信システムの現在のチャネル品質のチャネル状態を取得する)ために用いられ、
前記フレーム構造調整情報は、相対位置調整情報であって、対応するフレーム構造調整情報を送信するための期間に対する、フレーム構造のジャンプを実行するための期間のタイミング位置を指示する相対位置調整情報をさらに含み、前記調整情報生成手段112は、さらに、具体的に、第一通信状態指示情報により指示されるチャネル品質が第二通信状態指示情報により指示されるチャネル品質よりも高いと、第一通信状態指示情報に基づいて生成される相対位置調整情報により指示されるタイミング位置の値が、第二通信状態指示情報に基づいて生成される相対位置調整情報により指示されるタイミング位置の値よりも小さくなるように用いられる。
さらに、本発明においては、フレーム構造のジャンプポイント又はフレーム構造のジャンプ期間が設定され、該フレーム構造のジャンプ期間の前に、フレーム構造調整情報を生成し、フレーム構造のジャンプ期間が来たときに、送信端及び受信端が同時に新たなフレーム構造を利用して通信を行う。送信端は、フレーム構造調整情報が生成されてからフレーム構造のジャンプ期間が来る前までのすべてのフレーム期間を利用して、フレーム構造調整情報をシステムにおける受信端に配信することができる。フレーム構造のジャンプ期間を設定することで、フレーム構造を調整する前に、送信端と受信端との両方ともフレーム構造調整情報を得ることができるのを保証し、調整操作を正常に達成することも保証した。
前記フレーム構造調整手段113は、具体的に、フレーム構造調整情報に従い、用いられるフレーム構造を調整し、そして、フレーム構造ジャンプを実行する期間が来たときに、調整後のフレーム構造に従い、受信端にRFパケットを送信し、受信端からの応答パケットを受信するために用いられる。
さらに、前記調整情報生成手段112は、具体的に、フレーム構造調整情報をデータパケットで運び、受信端装置に送信するために用いられるか、又は、フレーム構造調整情報により制御パケットを生成して、受信端装置に送信するように用いられる。
前記受信端が該送信端装置に対応する端末装置、例えばイヤホン端であってもよい。
本発明による装置の実施形態における各装置及び手段の具体的な動作方式は、本発明による方法の実施形態を参照することとなる。
上記から分かるように、本発明の実施形態による技術手段は、取得されたシステムの実際の通信状態に応じて調整策略を作成し、生成されるフレーム構造調整情報を介して受信端及び送信端に調整策略を知らせることにより、用いられるフレーム構造を通信状態に応じて動的に変化させるワイヤレス通信方式を実現し、ワイヤレス音声伝送システムの柔軟性を著しく向上させ、様々の通信場合においての音声通信の確実な実現を保証し、ユーザエクスペリエンスを向上させた新型のワイヤレスデジタル音声通信手段を提供する。
さらに、本発明は、フレーム構造に対する動的な調整によって、伝送されるRFパケットの具体的な内容を柔軟的に設定することにより、占められるシステムリソースが制御されており、高信頼性、低遅延及び低放射の要求を満たした上で、システムの消費電力を最大限に低減し、システムリソースの利用率を向上させることができ、高いフィージビリティ及び幅広い応用の見通しを持っている。
本発明の実施形態4は、ワイヤレスデジタル通信方法であって、図12に示すように、
送信端からの、RFパケット調整情報を含むフレーム構造調整情報であって、送信端が通信状態が変化したことが分かるときに、受信端状態及び/又はチャネル状態を指示する通信状態指示情報に基づいて生成したフレーム構造調整情報を受信するステップ121と、
用いられるフレーム構造をフレーム構造調整情報によって調整し、調整後のフレーム構造に従い、送信端とデータ通信を行うステップ122と、を含むワイヤレスデジタル通信方法をさらに提供する。
前記ステップ121及びステップ122は、端末側の装置、例えばイヤホン端装置で実現してもよい。
さらに、前記受信端状態は、送信端と接続が確立されている受信端を指示してもよく、例えば、ワイヤレスデジタルイヤホン通信の場合、前記受信端状態は、該イヤホン端状態が送信端と接続が確立されているイヤホン端を指示するイヤホン端状態であって、又は、前記受信端状態は、受信端が対応するデータパケットを正常に受信したかどうかを指示してもよい。前記チャネル状態は、通信システムの現在のチャネル品質を指示する。
さらに、同期間におけるRFパケットの伝送において、送信端及び受信端が同一のフレーム構造を用いて通信を行うことを保証するために、同期間において、送信端及び受信端がフレーム構造の調整時に用いたフレーム構造調整情報が一致する必要がある。
非同期伝送に適する一部の場面について、同期間におけるRFパケットの伝送において、送信端及び受信端は、異なるフレーム構造を用いて通信を行うことができる。そうすると、同期間において、送信端及び受信端がフレーム構造の調整時に用いたフレーム構造調整情報が異なってもよいことは、理解されるところである。
本発明の実施形態5は、ワイヤレスデジタル通信における受信端装置130であって、図13に示すように、
送信端からの、RFパケット調整情報を含むフレーム構造調整情報であって、送信端が通信状態が変化したことが分かるときに、受信端状態及び/又はチャネル状態を指示する通信状態指示情報に基づいて生成したフレーム構造調整情報を受信するための調整情報受信手段131と、
用いられるフレーム構造を前記フレーム構造調整情報によって調整し、調整後のフレーム構造に従い、前記送信端装置とデータ通信を行うためのフレーム構造調整手段132と、を含むワイヤレスデジタル通信における受信端装置130をさらに提供する。
前記受信端装置130は、実際のネットワーク構造に応じて、異なるデバイスで実現してもよい。ワイヤレス通信イヤホンシステムにおいて、前記受信端装置は、イヤホン端であってもよい。前記受信端状態は、送信端と接続が確立されている受信端を指示してもよく、例えば、ワイヤレスデジタルイヤホン通信の場合、前記受信端状態は、送信端と接続が確立されているイヤホン端を指示するイヤホン端状態であって、又は、前記受信端状態は、受信端が対応するデータパケットを正常に受信したかどうかを指示してもよい。前記チャネル状態は、通信システムの現在のチャネル品質を指示する。
生成されるRFパケット調整情報が、第一のイヤホン端に対応する応答パケットをフレーム構造から削除することを指示する場合、生成されるRFパケット調整情報は、削除される応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が大きくはない再送パケットをフレーム構造に追加すること、及び/又は、フレーム構造において複数の応答パケットを受信するタイミング位置を調整することをさらに指示する。そうすると、前記フレーム構造調整手段132は、具体的に、受信されたRFパケット調整情報を利用して、すべての第一のイヤホン端の応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が大きくはない再送パケットをフレーム構造に追加すること、及び/又は、フレーム構造において応答パケットを送信するタイミング位置を調整するために用いられ、
生成されるRFパケット調整情報が、第二のイヤホン端に対応する応答パケットをフレーム構造に追加することを指示する場合、生成されるRFパケット調整情報は、追加される応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が小さくはない再送パケットをフレーム構造から削除すること、及び/又は、フレーム構造において受信する必要がある応答パケットのタイミング位置を調整することをさらに指示する。そうすると、フレーム構造調整手段132は、具体的に、受信されたRFパケット調整情報を利用して、すべての第二のイヤホン端の応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が小さくはない再送パケットをフレーム構造から削除すること、及び/又は、フレーム構造において応答パケットを送信するタイミング位置を調整するために用いられる。
前記イヤホン端状態が、イヤホン端が対応するデータパケットを正常に受信したかどうかを指示する場合、各フレーム期間において、通信状態指示情報から、対応するフレームの再送パケットの機能範囲内のすべてのデータパケットを全部正常に受信したことが分かるとき、生成されるRFパケット調整情報により指示されるフレーム構造は、再送パケットを含まず、又は、各フレーム期間において、通信状態指示情報から、対応するフレームの再送パケットの機能範囲内にデータパケットが失われることがあったと分かるとき、再送策略に基づいて、用いられる再送パケット序列を決定し、生成されるRFパケット調整情報は、フレーム構造において再送パケットに対応するデータパケットの位置を指示する。このとき、フレーム構造調整手段132は、具体的に、各フレーム期間において、送信端に一致するフレーム構造調整情報に従い、用いられるフレーム構造を調整し、そして、調整後のフレーム構造に従い、送信端からのRFパケットを受信し、送信端に応答パケットを送信するために用いられる。このとき、受信端装置130は、消費電力を節約するために、第三の受信制御手段により、再送パケットの受信を早期に終了したり、再送パケットの受信を拒否したりしてもよい。
前記チャネル状態が、通信システムの現在のチャネル品質を指示する場合、前記フレーム構造調整情報は、相対位置調整情報であって、対応するフレーム構造調整情報を送信するための期間に対する、フレーム構造のジャンプを実行するための期間のタイミング位置を指示する相対位置調整情報をさらに含む。
本発明においては、フレーム構造のジャンプポイント又はフレーム構造のジャンプ期間が設定され、該フレーム構造のジャンプ期間の前に、フレーム構造調整情報を生成し、フレーム構造のジャンプ期間が来たときに、送信端及びイヤホン端が同時に新たなフレーム構造を利用して通信を行う。送信端は、フレーム構造調整情報が生成されてからフレーム構造のジャンプ期間が来る前までのすべてのフレーム期間を利用して、フレーム構造調整情報をシステムにおけるイヤホン端に配信することができる。フレーム構造のジャンプ期間を設定することで、フレーム構造を調整する前に、送信端とイヤホン端との両方ともフレーム構造調整情報を得ることができるのを保証し、これにより、調整操作を正常に達成することも保証した。
そうすると、前記フレーム構造調整手段132は、具体的に、送信端に一致するフレーム構造調整情報に従い、用いられるフレーム構造を調整し、送信端に一致する、フレーム構造のジャンプを実行する期間が来たときに、調整後のフレーム構造に従い、送信端からのRFパケットを受信し、送信端に応答パケットを送信するために用いられる。
さらに、送信端がフレーム構造調整情報をデータパケットで運び、イヤホン端装置に送信するか、又は、フレーム構造調整情報により制御パケットを生成して、受信端装置に送信すると、
このとき、それに応じて、前記調整情報受信手段131は、具体的に、送信端がデータパケット又は制御パケットを介して伝送したフレーム構造調整情報を受信するために用いられる。
さらに、受信端は、消費電力を節約するために、自発的に又は送信端からの情報に基づき、再送パケットの受信を早期に終了したり、再送パケットの受信を拒否したりしてもよい。このとき、前記受信端装置は、さらに、
送信端からの現在のフレームに再送パケットが含まれる場合、受信されたRFパケットに対する統計により、現在のフレームの再送範囲内にデータパケットが失われたことないと判定されると、送信端からの再送パケットの受信を拒否するための第一の受信制御手段、及び/又は、
現在のフレームの少なくとも1つの再送パケットを受信した後、現在のフレームの再送範囲内にデータパケットが失われたことがないと判定されると、送信端からの再送パケットを引き続き受信することを拒否するための第二の受信制御手段、及び/又は、
得られた送信端に用いられる再送パケット序列により、現在のフレームにおける受信されていない再送パケットが、必要な再送パケットを含んでいないと判定されると、送信端からの再送パケットの受信を拒否するための第三の受信制御手段、を含む。ここで、受信されていない再送パケットには、二つの場合がある。一つは、送信端からの再送パケットを1つも受信していない場合であり、もう一つは、送信端からの再送パケットを、一部受信したが、受信されていない再送パケットも残っている場合である。
さらに、本発明は、また、別の形式のフレーム構造を提供する。図9及び図10に示すように、応答パケットを複数回再送するフレーム構造を用いている。このようなフレーム構造において、受信端は、受信された送信端からのフレームごとのRFパケットに対して、送信端に少なくとも二つの同一の応答パケットを返す。そして、受信端が複数存在する場合、設定されたタイミング位置に応じて、送信端に受信端のそれぞれの応答パケットを複数回再送し、ここで、設定されたタイミング位置で隣接する二つの応答パケットが異なるイヤホン端に属し、即ち異なる受信端の応答パケットが交互に配置されている。このとき、前記フレーム構造調整手段132は、さらに、具体的に、受信された送信端からのフレームごとのRFパケットに対して、少なくとも二つの応答パケットを送信端に返すために用いられる。
本発明による装置の実施形態における各装置及び手段の具体的な動作方式は、本発明による方法の実施形態を参照することとなる。
本発明の実施形態6は、ワイヤレスデジタル通信システムであって、図14に示すように、送信端装置140と受信端装置144とを含み、
前記送信端装置140は、
受信端状態及び/又はチャネル状態を指示する通信状態指示情報を取得するための通信状態取得手段141と、
前記通信状態指示情報から、通信状態が変化したことが分かるときに、RFパケット調整情報を含むフレーム構造調整情報を生成し、該フレーム構造調整情報を対応する受信端に送信するための調整情報生成手段142と、
用いられるフレーム構造を前記フレーム構造調整情報によって調整し、調整後のフレーム構造に従い、前記受信端とデータ通信を行うための第一のフレーム構造調整手段143と、を含み、
前記受信端装置144は、
送信端からの、調整情報生成手段により生成された、RFパケット調整情報を含むフレーム構造調整情報を受信するための調整情報受信手段145と、
用いられるフレーム構造を前記フレーム構造調整情報によって調整し、調整後のフレーム構造に従い、前記送信端とデータ通信を行うための第二のフレーム構造調整手段146と、を含むワイヤレスデジタル通信システムを提供する。
前記受信端は、該送信端装置に対応する端末装置、例えばワイヤレスデジタルイヤホン通信におけるイヤホン端であってもよい。このとき、前記受信端状態は、接続が確立されているイヤホン端(即ち、送信端と接続が確立されているイヤホン端)を指示するイヤホン端状態であり、又は、前記イヤホン端状態は、イヤホン端が対応するデータパケットを正常に受信したかどうかを指示してもよい。前記チャネル状態は、通信システムの現在のチャネル品質を指示する。
さらに、送信端及びイヤホン端が同一のフレーム構造を用いて通信を行うことを保証するために、同期間において、送信端及びイヤホン端がフレーム構造の調整時に用いたフレーム構造調整情報が一致する必要がある。
非同期伝送に適する一部の場面について、同期間におけるRFパケットの伝送において、送信端及びイヤホン端は、異なるフレーム構造を用いて通信を行うことができる。そうすると、同期間において、送信端及びイヤホン端がフレーム構造の調整時に用いたフレーム構造調整情報が異なってもよいことは、理解されるところである。
さらに、前記通信状態取得手段141は、具体的に、受信端の接続状態を検出することにより、接続が確立されている受信端の受信端状態を取得するために用いられ、
前記調整情報生成手段142は、具体的に、前回の通信状態指示情報が、少なくとも1つの第一の受信端が接続を確立していることを指示していた一方、現在の通信状態指示情報が、前記第一の受信端の接続が切断されていることを指示する場合、RFパケット調整情報を生成するために用いられ、このRFパケット調整情報が、前記第一の受信端に対応する応答パケットをフレーム構造から削除することを指示する、か、
又は、
前記調整情報生成手段142は、具体的に、前回の通信状態指示情報が、少なくとも1つの第二の受信端が接続を確立していないことを指示していた一方、現在の通信状態指示情報は、前記第二の受信端が正常に接続を確立していることを指示する場合、RFパケット調整情報を生成するために用いられ、このRFパケット調整情報が、前記第二の受信端に対応する応答パケットをフレーム構造に追加することを指示する。
さらに、生成されるRFパケット調整情報が、前記第一の受信端に対応する応答パケットをフレーム構造から削除することを指示する場合、前記調整情報生成手段142により生成されるRFパケット調整情報は、削除される応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が大きくはない再送パケットをフレーム構造に追加すること、及び/又は、フレーム構造において受信する必要がある応答パケットのタイミング位置を調整することをさらに指示し、前記第二のフレーム構造調整手段146は、具体的に、受信されたRFパケット調整情報を利用して、すべての第一の受信端の応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が大きくはない再送パケットをフレーム構造に追加すること、及び/又は、フレーム構造において応答パケットを送信するタイミング位置を調整するために用いられるか、
又は、
生成されるRFパケット調整情報が、第二の受信端に対応する応答パケットをフレーム構造に追加することを指示する場合、前記調整情報生成手段142により生成されるRFパケット調整情報は、追加される応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が小さくはない再送パケットをフレーム構造から削除すること、及び/又は、フレーム構造において受信する必要がある応答パケットのタイミング位置を調整することをさらに指示し、前記第二のフレーム構造調整手段146は、具体的に、受信されたRFパケット調整情報を利用して、すべての第二の受信端の応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が小さくはない再送パケットをフレーム構造から削除すること、及び/又は、フレーム構造において応答パケットを送信するタイミング位置を調整するために用いられる。
さらに、生成されるRFパケット調整情報が、前記第一の受信端に対応する応答パケットをフレーム構造から削除することを指示する場合、前記送信端装置140は、移行段階制御手段と帯域幅リソース解放手段とをさらに含み、
前記移行段階制御手段は、用いられるフレーム構造をフレーム構造調整情報によって調整する前に、現在に用いられるフレーム構造の応答パケットにおける、第一の受信端に対応する位置で、応答パケットの受信を禁止するために用いられ、
前記帯域幅リソース解放手段は、用いられるフレーム構造をフレーム構造調整情報によって調整すると同時に又はその後に、前記第一の受信端に割り当てた帯域幅リソースを解放するために用いられる。
さらに、前記通信状態取得手段141は、具体的に、受信された受信端からの応答パケットにより、受信端が対応するデータパケットを正常に受信したかどうかの受信端状態を取得するために用いられ、
前記調整情報生成手段142は、具体的に、各フレーム期間において、通信状態指示情報から、対応するフレームの再送パケットの機能範囲内のすべてのデータパケットを全部正常に受信したことが分かるとき、生成されたRFパケット調整情報が、フレーム構造に再送パケットが含まれていないことを指示するために用いられるか、又は、
前記調整情報生成手段142は、具体的に、各フレーム期間において、通信状態指示情報から、対応するフレームの再送パケットの機能範囲内にデータパケットが失われることがあったと分かるとき、再送策略に基づいて、用いられる再送パケット序列を決定し、生成されるRFパケット調整情報が、フレーム構造において再送パケットに対応するデータパケットの位置を指示するために用いられる。
さらに、前記第一のフレーム構造調整手段143は、具体的に、各フレーム期間において、フレーム構造調整情報に従い、用いられるフレーム構造を調整し、そして、調整後のフレーム構造に従い、受信端にRFパケットを送信し、受信端からの応答パケットを受信するために用いられ、
前記第二のフレーム構造調整手段146は、具体的に、各フレーム期間において、送信端に一致するフレーム構造調整情報に従い、用いられるフレーム構造を調整し、そして、調整後のフレーム構造に従い、送信端からのRFパケットを受信し、送信端に応答パケットを送信するために用いられる。
さらに、前記通信状態取得手段141は、具体的に、チャネル状態を検出することにより、通信システムの現在のチャネル品質のチャネル状態を取得するために用いられ、
前記フレーム構造調整情報は、相対位置調整情報であって、対応するフレーム構造調整情報を送信するための期間に対する、フレーム構造のジャンプを実行するための期間のタイミング位置を指示する相対位置調整情報をさらに含む。
前記調整情報生成手段142は、さらに、具体的に、第一通信状態指示情報により指示されるチャネル品質が第二通信状態指示情報により指示されるチャネル品質よりも高いと、第一通信状態指示情報に基づいて生成された相対位置調整情報により指示されるタイミング位置の値が、第二通信状態指示情報に基づいて生成された相対位置調整情報により指示されるタイミング位置の値よりも小さくなるように用いられる。
さらに、前記第一のフレーム構造調整手段143は、具体的に、フレーム構造調整情報に従い、用いられるフレーム構造を調整し、そして、フレーム構造ジャンプを実行する期間が来たときに、調整後のフレーム構造に従い、受信端にRFパケットを送信し、受信端からの応答パケットを受信するために用いられる。前記第二のフレーム構造調整手段146は、具体的に、送信端に一致するフレーム構造調整情報に従い、用いられるフレーム構造を調整し、送信端に一致する、フレーム構造のジャンプを実行する期間が来たときに、調整後のフレーム構造に従い、送信端からのRFパケットを受信し、送信端に応答パケットを送信するために用いられる。
前記調整情報生成手段142は、送信モジュールをさらに含み、前記送信モジュールは、具体的に、前記フレーム構造調整情報をデータパケットで運び、受信端装置に送信するために用いられるか、又は、前記フレーム構造調整情報により制御パケットを生成して、受信端装置に送信するために用いられ、
前記調整情報受信手段145は、具体的に、前記送信モジュールが前記データパケット又は制御パケットを介して伝送したフレーム構造調整情報を受信するために用いられる。
さらに、前記受信端装置144は、
送信端からの現在のフレームに再送パケットが含まれる場合、受信されたRFパケットに対する統計により、現在のフレームの再送範囲内にデータパケットが失われたことがないと判定されると、送信端からの再送パケットの受信を拒否するための第一の受信制御手段、及び/又は、
現在のフレームの少なくとも1つの再送パケットを受信した後、現在のフレームの再送範囲内にデータパケットが失われたことがないと判定されると、送信端からの再送パケットを引き続き受信することを拒否するための第二の受信制御手段、及び/又は、
得られた送信端に用いられる再送パケット序列により、現在のフレームにおける受信されていない再送パケットが、必要な再送パケットを含んでいないと判定されると、送信端からの再送パケットの受信を拒否するための第三の受信制御手段、をさらに含む。
以上の記載は、本発明の好ましい実施形態に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明の精神及び原則内で行われたすべての修正、同等な置換、改良等は、全て本発明の技術的範囲内に含まれることとする。

Claims (31)

  1. 受信端状態及び/又はチャネル状態を指示する通信状態指示情報を取得するステップと、
    前記通信状態指示情報から、通信状態が変化したことが分かるときに、RFパケット調整情報を含むフレーム構造調整情報を生成し、該フレーム構造調整情報を対応する受信端に送信するステップと、
    用いられるフレーム構造を前記フレーム構造調整情報によって調整し、調整後のフレーム構造に従い、前記受信端とデータ通信を行うステップと、を含むワイヤレスデジタル通信方法。
  2. 上記の通信状態指示情報を取得するステップは、具体的に、受信端の接続状態を検出することにより、接続が確立されている受信端の受信端状態を取得することを含み、
    上記の前記通信状態指示情報から、通信状態が変化したことが分かるときに、フレーム構造調整情報を生成するステップは、具体的に、
    前回の通信状態指示情報が、少なくとも1つの第一の受信端が接続を確立していることを指示していた一方、現在の通信状態指示情報が、前記第一の受信端の接続が切断されていることを指示する場合、生成されるRFパケット調整情報が、前記第一の受信端に対応する応答パケットをフレーム構造から削除することを指示することと、
    前回の通信状態指示情報が、少なくとも1つの第二の受信端が接続を確立していないことを指示していた一方、現在の通信状態指示情報が、前記第二の受信端が正常に接続を確立していることを指示する場合、生成されるRFパケット調整情報が、前記第二の受信端に対応する応答パケットをフレーム構造に追加することを指示することと、を含む請求項1に記載の方法。
  3. 生成されるRFパケット調整情報が、前記第一の受信端に対応する応答パケットをフレーム構造から削除することを指示する場合、前記RFパケット調整情報が、削除される応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が大きくはない再送パケットをフレーム構造に追加すること、及び/又は、フレーム構造において受信する必要がある応答パケットのタイミング位置を調整することをさらに指示すること、又は、
    生成されるRFパケット調整情報が、前記第二の受信端に対応する応答パケットをフレーム構造に追加することを指示する場合、前記RFパケット調整情報が、追加される応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が小さくはない再送パケットをフレーム構造から削除すること、及び/又は、フレーム構造において受信する必要がある応答パケットのタイミング位置を調整することをさらに指示すること、をさらに含む請求項2に記載の方法。
  4. 生成されるRFパケット調整情報が、前記第一の受信端に対応する応答パケットをフレーム構造から削除することを指示する場合、
    用いられるフレーム構造を前記フレーム構造調整情報によって調整する前に、現在に用いられるフレーム構造の応答パケットにおける、前記第一の受信端に対応する位置で、応答パケットの受信を禁止することと、
    用いられるフレーム構造を前記フレーム構造調整情報によって調整すると同時に又はその後に、第一の受信端に割り当てた帯域幅リソースを解放することと、をさらに含む請求項2に記載の方法。
  5. 上記の通信状態指示情報を取得するステップは、受信された受信端からの応答パケットにより、受信端が対応するデータパケットを正常に受信したかどうかの受信端状態を取得することを含み、
    上記の前記通信状態指示情報から、通信状態が変化したことが分かるときに、フレーム構造調整情報を生成するステップは、具体的に、
    各フレーム期間において、通信状態指示情報から、対応するフレームの再送パケットの機能範囲内のすべてのデータパケットを全部正常に受信したことが分かるとき、生成されるRFパケット調整情報が、フレーム構造に再送パケットが含まれていないことを指示すること、又は、
    各フレーム期間において、通信状態指示情報から、対応するフレームの再送パケットの機能範囲内にデータパケットが失われることがあったと分かるとき、再送策略に基づいて、用いられる再送パケット序列を決定し、生成されるRFパケット調整情報が、フレーム構造において再送パケットに対応するデータパケットの位置を指示すること、を含む請求項1に記載の方法。
  6. 上記の用いられるフレーム構造を前記フレーム構造調整情報によって調整し、調整後のフレーム構造に従い、前記受信端とデータ通信を行うステップは、具体的に、
    各フレーム期間において、フレーム構造調整情報に従い、用いられるフレーム構造を調整し、そして、調整後のフレーム構造に従い、受信端にRFパケットを送信し、受信端からの応答パケットを受信することを含む請求項5に記載の方法。
  7. 上記の通信状態指示情報を取得するステップは、具体的に、チャネル状態を検出することにより、通信システムの現在のチャネル品質のチャネル状態を取得することを含み、
    上記の前記通信状態指示情報から、通信状態が変化したことが分かるときに、フレーム構造調整情報を生成するステップは、具体的に、
    前記フレーム構造調整情報が、相対位置調整情報であって、対応するフレーム構造調整情報を送信するための期間に対する、フレーム構造のジャンプを実行するための期間のタイミング位置を指示する相対位置調整情報をさらに含むことと、
    第一通信状態指示情報により指示されるチャネル品質が第二通信状態指示情報により指示されるチャネル品質よりも高いと、第一通信状態指示情報に基づいて生成された相対位置調整情報により指示されるタイミング位置の値が、第二通信状態指示情報に基づいて生成された相対位置調整情報により指示されるタイミング位置の値よりも小さくなることと、を含む請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  8. 上記の用いられるフレーム構造を前記フレーム構造調整情報によって調整し、調整後のフレーム構造に従い、前記受信端とデータ通信を行うステップは、具体的に、
    フレーム構造調整情報に従い、用いられるフレーム構造を調整し、そして、フレーム構造のジャンプを実行する期間が来たときに、調整後のフレーム構造に従い、受信端にRFパケットを送信し、受信端からの応答パケットを受信することを含む請求項7に記載の方法。
  9. 上記の該フレーム構造調整情報を対応する受信端に送信するステップは、具体的に、
    前記フレーム構造調整情報をデータパケットで運び、受信端に送信するか、又は、前記フレーム構造調整情報により制御パケットを生成して、受信端に送信することを含む請求項7に記載の方法。
  10. 上記の該フレーム構造調整情報を対応する受信端に送信するステップは、具体的に、
    前記フレーム構造調整情報をデータパケットで運び、受信端に送信するか、又は、前記フレーム構造調整情報により制御パケットを生成して、受信端に送信することを含む請求項8に記載の方法。
  11. 送信端からの、RFパケット調整情報を含むフレーム構造調整情報であって、送信端が通信状態が変化したことが分かるときに、受信端状態及び/又はチャネル状態を指示する通信状態指示情報に基づいて生成したフレーム構造調整情報を受信するステップと、
    用いられるフレーム構造を前記フレーム構造調整情報によって調整し、調整後のフレーム構造に従い、前記送信端とデータ通信を行うステップと、を含むワイヤレスデジタル通信方法。
  12. 送信端が、接続が確立されている受信端の受信端状態に基づいて、前記フレーム構造調整情報を生成するとき、前回の通信状態指示情報が、少なくとも1つの第一の受信端が接続を確立していることを指示していた一方、現在の通信状態指示情報が、前記第一の受信端の接続が切断されていることを指示し、生成されるRFパケット調整情報が、前記第一の受信端に対応する応答パケットをフレーム構造から削除することを指示する場合、
    上記の用いられるフレーム構造を前記フレーム構造調整情報によって調整するステップは、具体的に、
    受信されたRFパケット調整情報を利用して、すべての第一の受信端の応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が大きくはない再送パケットをフレーム構造に追加すること、及び/又は、フレーム構造において応答パケットを送信するタイミング位置を調整することを含む請求項11に記載の方法。
  13. 送信端が、接続が確立されている受信端の受信端状態に基づいて、前記フレーム構造調整情報を生成するとき、前回の通信状態指示情報が、少なくとも1つの第二の受信端が接続を確立していないことを指示していた一方、現在の通信状態指示情報が、前記第二の受信端が正常に接続を確立していることを指示し、生成されるRFパケット調整情報が、前記第二の受信端に対応する応答パケットをフレーム構造に追加することを指示する場合、
    上記の用いられるフレーム構造を前記フレーム構造調整情報によって調整するステップは、具体的に、
    受信されたRFパケット調整情報を利用して、すべての第二のイヤホン端の応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が小さくはない再送パケットをフレーム構造から削除すること、及び/又は、フレーム構造において応答パケットを送信するタイミング位置を調整することを含む請求項11に記載の方法。
  14. 送信端が、受信端が対応するデータパケットを正常に受信したかどうかの受信端状態に基づいて、前記フレーム構造調整情報を生成する場合、上記の用いられるフレーム構造を前記フレーム構造調整情報によって調整するステップは、具体的に、
    前記通信状態指示情報が、対応するフレームの再送パケットの機能範囲内のすべてのデータパケットを全部正常に受信したこと、各フレーム期間において、受信されたRFパケット調整情報に基づいて調整後のフレーム構造に、再送パケットが含まれていないことを指示し、又は、
    前記通信状態指示情報が、対応するフレームの再送パケットの機能範囲内にデータパケットが失われることがあったこと、各フレーム期間において、受信されたRFパケット調整情報を利用して、用いられる再送パケット序列を得し、該再送パケット序列に従い、フレーム構造において再送パケットに対応するデータパケットの位置を調整することを指示することを含む請求項11に記載の方法。
  15. 送信端が、得られた通信システムの現在のチャネル品質のチャネル状態に基づいて、前記フレーム構造調整情報を生成する場合、
    前記フレーム構造調整情報は、相対位置調整情報であって、対応するフレーム構造調整情報を送信するための期間に対する、フレーム構造のジャンプを実行するための期間のタイミング位置を指示する相対位置調整情報をさらに含み、
    上記の用いられるフレーム構造を前記フレーム構造調整情報によって調整し、調整後のフレーム構造に従い、前記送信端とデータ通信を行うステップは、具体的に、
    送信端に一致するフレーム構造調整情報に従い、用いられるフレーム構造を調整し、送信端に一致する、フレーム構造のジャンプを実行する期間が来たときに、調整後のフレーム構造に従い、送信端からのRFパケットを受信し、送信端に応答パケットを送信することを含む請求項11に記載の方法。
  16. 上記の調整後のフレーム構造に従い、前記送信端とデータ通信を行うステップは、具体的に、
    各フレーム期間において、送信端に一致するフレーム構造調整情報に従い、用いられるフレーム構造を調整し、そして、調整後のフレーム構造に従い、送信端からのRFパケットを受信し、送信端に応答パケットを送信することを含む請求項14に記載の方法。
  17. 送信端からの現在のフレームに再送パケットが含まれる場合、受信されたRFパケットに対する統計により、現在のフレームの再送範囲内にデータパケットが失われたがことがないと判定されると、送信端からの再送パケットの受信を拒否すること、又は、
    現在のフレームの少なくとも1つの再送パケットを受信した後、現在のフレームの再送範囲内にデータパケットが失われたことがないと判定されると、送信端からの再送パケットを引き続き受信することを拒否すること、又は、
    得られた送信端に用いられる再送パケット序列により、現在のフレームにおける受信されていない再送パケットが、必要な再送パケットを含んでいないと判定されると、送信端からの再送パケットの受信を拒否すること、をさらに含む請求項11〜16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 上記の用いられるフレーム構造を前記フレーム構造調整情報によって調整し、調整後のフレーム構造に従い、前記送信端とデータ通信を行うステップは、具体的に、
    受信された送信端からのフレームごとのRFパケットに対して、送信端に応答パケットを複数回再送し、ここで、受信端が複数存在する場合、設定されたタイミング位置に応じて、送信端に受信端のそれぞれの応答パケットを複数回再送し、設定されたタイミング位置で隣接する二つの応答パケットが異なる受信端に属することを含む請求項11〜16のいずれか一項に記載の方法。
  19. 上記の送信端からのフレーム構造調整情報を受信するステップは、具体的に、
    送信端がデータパケットを介して伝送したフレーム構造調整情報であって、前記データパケットで運ばれたフレーム構造調整情報を受信するか、又は、送信端がフレーム構造調整情報により生成された制御パケットを介して伝送したフレーム構造調整情報を受信することを含む請求項17に記載の方法。
  20. 上記の送信端からのフレーム構造調整情報を受信するステップは、具体的に、
    送信端がデータパケットを介して伝送したフレーム構造調整情報であって、前記データパケットで運ばれたフレーム構造調整情報を受信するか、又は、送信端がフレーム構造調整情報により生成された制御パケットを介して伝送したフレーム構造調整情報を受信することを含む請求項18に記載の方法。
  21. ワイヤレスデジタル通信システムであって、送信端装置と受信端装置とを含み、
    前記送信端装置は、
    受信端状態及び/又はチャネル状態を指示する通信状態指示情報を取得するための通信状態取得手段と、
    前記通信状態指示情報から、通信状態が変化したことが分かるときに、RFパケット調整情報を含むフレーム構造調整情報を生成し、該フレーム構造調整情報を対応する受信端に送信するための調整情報生成手段と、
    用いられるフレーム構造を前記フレーム構造調整情報によって調整し、調整後のフレーム構造に従い、前記受信端とデータ通信を行うための第一のフレーム構造調整手段と、を含み、
    前記受信端装置は、
    送信端からの、調整情報生成手段により生成された、RFパケット調整情報を含むフレーム構造調整情報を受信するための調整情報受信手段と、
    用いられるフレーム構造を前記フレーム構造調整情報によって調整し、調整後のフレーム構造に従い、前記送信端とデータ通信を行うための第二のフレーム構造調整手段と、を含むワイヤレスデジタル通信システム。
  22. 前記通信状態取得手段は、具体的に、受信端の接続状態を検出することにより、接続が確立されている受信端の受信端状態を取得するために用いられ、
    前記調整情報生成手段は、具体的に、前回の通信状態指示情報が、少なくとも1つの第一の受信端が接続を確立していることを指示していた一方、現在の通信状態指示情報が、前記第一の受信端の接続が切断されていることを指示する場合、RFパケット調整情報を生成するために用いられ、このRFパケット調整情報が、前記第一の受信端に対応する応答パケットをフレーム構造から削除することを指示するか、又は、
    前記調整情報生成手段は、具体的に、前回の通信状態指示情報が、少なくとも1つの第二の受信端が接続を確立していないことを指示していた一方、現在の通信状態指示情報が、前記第二の受信端が正常に接続を確立していることを指示する場合、RFパケット調整情報を生成するために用いられ、このRFパケット調整情報が、前記第二の受信端に対応する応答パケットをフレーム構造に追加することを指示する請求項21に記載のシステム。
  23. 生成されるRFパケット調整情報が、前記第一の受信端に対応する応答パケットをフレーム構造から削除することを指示する場合、前記調整情報生成手段により生成されるRFパケット調整情報は、削除される応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が大きくはない再送パケットをフレーム構造に追加すること、及び/又は、フレーム構造において受信する必要がある応答パケットのタイミング位置を調整することをさらに指示し、前記第二のフレーム構造調整手段は、具体的に、受信されたRFパケット調整情報を利用して、すべての第一の受信端の応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が大きくはない再送パケットをフレーム構造に追加すること、及び/又は、フレーム構造において応答パケットを送信するタイミング位置を調整するために用いられるか、又は、
    生成されるRFパケット調整情報が、第二の受信端に対応する応答パケットをフレーム構造に追加することを指示する場合、前記調整情報生成手段により生成されるRFパケット調整情報は、追加される応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が小さくはない再送パケットをフレーム構造から削除すること、及び/又は、フレーム構造において受信する必要がある応答パケットのタイミング位置を調整することをさらに指示し、前記第二のフレーム構造調整手段は、具体的に、受信されたRFパケット調整情報を利用して、すべての第二の受信端の応答パケットよりも占めるRFの帯域幅が小さくはない再送パケットをフレーム構造から削除すること、及び/又は、フレーム構造において応答パケットを送信するタイミング位置を調整するために用いられる請求項22に記載のシステム。
  24. 生成されるRFパケット調整情報が、前記第一の受信端に対応する応答パケットをフレーム構造から削除することを指示する場合、前記送信端装置は、移行段階制御手段と帯域幅リソース解放手段とをさらに含み、
    前記移行段階制御手段は、用いられるフレーム構造をフレーム構造調整情報によって調整する前に、現在に用いられるフレーム構造の応答パケットにおける、第一の受信端に対応する位置で、応答パケットの受信を禁止するために用いられ、
    前記帯域幅リソース解放手段は、用いられるフレーム構造をフレーム構造調整情報によって調整すると同時に又はその後に、第一の受信端に割り当てた帯域幅リソースを解放するために用いられる請求項22に記載のシステム。
  25. 前記通信状態取得手段は、具体的に、受信された受信端からの応答パケットにより、受信端が対応するデータパケットを正常に受信したかどうかの受信端状態を取得するために用いられ、
    前記調整情報生成手段は、具体的に、各フレーム期間において、通信状態指示情報から、対応するフレームの再送パケットの機能範囲内のすべてのデータパケットを全部正常に受信したことが分かるとき、生成されるRFパケット調整情報が、フレーム構造に再送パケットが含まれていないことを指示するために用いられるか、又は、
    前記調整情報生成手段は、具体的に、各フレーム期間において、通信状態指示情報から、対応するフレームの再送パケットの機能範囲内にデータパケットが失われることがあったと分かるとき、再送策略に基づいて、用いられる再送パケット序列を決定し、生成されるRFパケット調整情報が、フレーム構造において再送パケットに対応するデータパケットの位置を指示するために用いられる請求項21に記載のシステム。
  26. 前記第一のフレーム構造調整手段は、具体的に、各フレーム期間において、フレーム構造調整情報に従い、用いられるフレーム構造を調整し、そして、調整後のフレーム構造に従い、受信端にRFパケットを送信し、受信端からの応答パケットを受信するために用いられ、
    前記第二のフレーム構造調整手段は、具体的に、各フレーム期間において、送信端に一致するフレーム構造調整情報に従い、用いられるフレーム構造を調整し、そして、調整後のフレーム構造に従い、送信端からのRFパケットを受信し、送信端に応答パケットを送信するために用いられる請求項25に記載のシステム。
  27. 前記通信状態取得手段は、具体的に、チャネル状態を検出することにより、通信システムの現在のチャネル品質のチャネル状態を取得するために用いられ、
    前記フレーム構造調整情報は、相対位置調整情報であって、対応するフレーム構造調整情報を送信するための期間に対する、フレーム構造のジャンプを実行するための期間のタイミング位置を指示する相対位置調整情報をさらに含み、
    前記調整情報生成手段は、さらに、具体的に、第一通信状態指示情報により指示されるチャネル品質が第二通信状態指示情報により指示されるチャネル品質よりも高いと、第一通信状態指示情報に基づいて生成された相対位置調整情報により指示されるタイミング位置の値が、第二通信状態指示情報に基づいて生成された相対位置調整情報により指示されるタイミング位置の値よりも小さくなるように用いられる請求項21〜25のいずれか一項に記載のシステム。
  28. 前記第一のフレーム構造調整手段は、具体的に、フレーム構造調整情報に従い、用いられるフレーム構造を調整し、そして、フレーム構造のジャンプを実行する期間が来たときに、調整後のフレーム構造に従い、受信端にRFパケットを送信し、受信端からの応答パケットを受信するために用いられ、
    前記第二のフレーム構造調整手段は、具体的に、送信端に一致するフレーム構造調整情報に従い、用いられるフレーム構造を調整し、送信端に一致する、フレーム構造のジャンプを実行する期間が来たときに、調整後のフレーム構造に従い、送信端からのRFパケットを受信し、送信端に応答パケットを送信するために用いられる請求項27に記載のシステム。
  29. 前記調整情報生成手段は、送信モジュールをさらに含み、
    前記送信モジュールは、具体的に、前記フレーム構造調整情報をデータパケットで運び、受信端装置に送信するか、又は、前記フレーム構造調整情報により制御パケットを生成して、受信端装置に送信するために用いられ、
    前記調整情報受信手段は、具体的に、前記送信モジュールが前記データパケット又は制御パケットを介して伝送したフレーム構造調整情報を受信するために用いられる請求項21〜26のいずれか一項に記載のシステム。
  30. 前記受信端装置は、
    送信端からの現在のフレームに再送パケットが含まれる場合、受信されたRFパケットに対する統計により、現在のフレームの再送範囲内にデータパケットが失われたことがないと判定されると、送信端からの再送パケットの受信を拒否するための第一の受信制御手段、及び/又は、
    現在のフレームの少なくとも1つの再送パケットを受信した後、現在のフレームの再送範囲内にデータパケットが失われたことがないと判定されると、送信端からの再送パケットを引き続き受信することを拒否するための第二の受信制御手段、及び/又は、
    得られた送信端に用いられる再送パケット序列により、現在のフレームにおける受信されていない再送パケットが、必要な再送パケットを含んでいないと判定されると、送信端からの再送パケットの受信を拒否するための第三の受信制御手段、をさらに含む請求項21〜26のいずれか一項に記載のシステム。
  31. 前記第二のフレーム構造調整手段は、さらに、具体的に、受信された送信端からのフレームごとのRFパケットに対して、送信端に応答パケットを複数回再送し、ここで、受信端が複数存在する場合、設定されたタイミング位置に応じて、送信端に受信端のそれぞれの応答パケットを複数回再送し、設定されたタイミング位置で隣接する二つの応答パケットが異なる受信端に属するように用いられる請求項21〜26のいずれか一項に記載のシステム。
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