JP2014509909A5 - 眼科用エンドプローブ、エンドプローブ及び流体コンソール - Google Patents

Description

携帯型エンドプローブの駆動システムは、空気圧流れエネルギーを機械的なピストン動作に変換することができる。したがって、ピストン動作を用いてギアを駆動させて、エンドプローブの遠位端部の２つのカニューレ管を逆回転させることができる。ピストン動作は、伝達システムによって、逆回転するカニューレ管に伝達される。一部の実施態様において、伝達システムには、ウォームギアまたはスプラインギアなどの往復動ギアが含まれてもよい。さらに、ギアは、カニューレ管の長手方向軸線回りの一方向のみに（たとえば、ワンウェイ軸受を介して）、ピストンシャフトに沿って回転することができる。一部の実施態様において、伝達システムには、ピストンからの単一のシャフト入力をカニューレ管の結合された逆回転動作に変換するギアシステムが含まれていてもよい。

Claims (18)

1. 長手方向軸線を有するカニューレアセンブリに接続されたハンドピースであって、前記カニューレアセンブリが外側管と同心の内側管を備え、該ハンドピースが、
   加圧流体によって長手方向に動かされる機械的ピストンを備えるモータであって、該機械的ピストンが伝動シャフトに動作を与える、モータと、
   前記伝動シャフトの動作を前記カニューレアセンブリに接続する伝達システムであって、前記カニューレアセンブリの長手方向軸線回りに、前記内側管を第１の方向に回転させ且つ前記外側管を前記第１の方向とは異なる第２の方向に回転させる逆回転動作を提供する伝達システムと
   を更に備えるハンドピースを備える、眼科用エンドプローブ。
2. 前記伝達システムが、前記カニューレアセンブリの軸線回りに一方向にのみ前記伝動シャフトに沿って回転可能な往復動ギアを備える、請求項１記載の眼科用エンドプローブ。
3. 前記伝達システムがウォームギアを備える、請求項１記載の眼科用エンドプローブ。
4. 前記伝達システムがスプラインギアを備える、請求項１記載の眼科用エンドプローブ。
5. 前記伝達システムがワンウェイ軸受を備える、請求項１記載の眼科用エンドプローブ。
6. 前記モータが少なくとも２つのピストンモータを備え、更に、前記伝達システムが、前記内側管および前記外側管の独立した駆動制御のための分離されたギアシステムを備える、請求項１記載の眼科用エンドプローブ。
7. 前記伝達システムがクランクシャフトを含み、該クランクシャフトが前記機械的ピストンの動作を回転動作に変換する、請求項１記載の眼科用エンドプローブ。
8. 前記機械的ピストンの動作が前記カニューレアセンブリの長手方向軸線と平行であり、前記クランクシャフトが前記カニューレアセンブリの長手方向軸線に対して垂直である、請求項７記載の眼科用エンドプローブ。
9. 前記伝達システムが、前記カニューレアセンブリの前記内側管および前記外側管に前記クランクシャフトの動作を接続すべく、互いに垂直な少なくとも２つの円錐形のギアを備える、請求項８記載の眼科用エンドプローブ。
10. 前記モータが、前記加圧流体の流れに応じて前記伝達システムを駆動させるべく、前記伝動シャフトに接続されたファンを備える、請求項１記載の眼科用エンドプローブ。
11. 前記モータが、ベンチュリ効果を用いる速度調節部を更に備える、請求項１０記載の眼科用エンドプローブ。
12. 前記モータが、前記内側管および前記外側管の独立した駆動制御のために２つのギアシステムを駆動させるべく、各々が前記伝動シャフトに接続された少なくとも２つのファンを備える、請求項１記載の眼科用エンドプローブ。
13. 前記モータが、ベンチュリ効果を用いて前記内側管および前記外側管の回転速度を独立して調節すべく、少なくとも２つの速度調節部を更に備える、請求項１２記載の眼科用エンドプローブ。
14. ハンドピースと、長手方向軸線を有し、外側管と同心の内側管を備えるカニューレアセンブリと、
    電源によって動力が供給されるモータであって、伝動シャフトに動作を与えるモータと、
    前記伝動シャフトの動作を前記カニューレアセンブリに接続する伝達システムであって、前記カニューレアセンブリの長手方向軸線回りに、前記内側管を第１の方向に回転させ且つ前記外側管を前記第１の方向とは異なる第２の方向に回転させる逆回転動作を提供する伝達システムと
    を備える、エンドプローブ。
15. 内視鏡眼科顕微手術に使用される流体コンソールであって、
    外部供給源から空気圧力を得て、調節可能な空気圧力を提供する空気圧モジュールと、
    前記空気圧モジュールに接続された走査モジュールと、
    前記走査モジュールに接続されたエンドプローブと、
    を備え、
    前記エンドプローブが、
    ハンドピースと、長手方向軸線を有し、外側管と同心の内側管を備えるカニューレアセンブリとを備え、
    前記ハンドピースは、
    前記走査モジュールによって提供された空気圧エネルギーによって動力が供給されるモータであって、伝動シャフトに動作を与えるモータと、
    前記伝動シャフトの動作を前記カニューレアセンブリに接続する伝達システムであって、前記カニューレアセンブリの長手方向軸線回りに、前記内側管を第１の方向に回転させ且つ前記外側管を前記第１の方向とは異なる第２の方向に回転させる逆回転動作を提供する伝達システムと
    を更に備える、流体コンソール。
16. 前記調節可能な空気圧力が、第１の外科的処置に使用される第１の圧力と、第２の外科的処置に使用される第２の圧力とを含み、
    前記走査モジュールが、第１のスキャナと、第２のスキャナとを更に備え、かつ、前記第２の圧力を、予め選択された走査圧力に変換する、請求項１５記載の流体コンソール。
17. 前記第２の外科的処置が眼科顕微手術である、請求項１６記載の流体コンソール。
18. 前記眼科顕微手術がＯＣＴ技術を含む、請求項１７記載の流体コンソール。