JP2014509792A - 負荷、特にledアセンブリを駆動するための駆動装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

負荷、特に1つ又は複数のLEDを含むLEDアセンブリを駆動するための駆動装置及び対応する駆動方法である。より良い性能、より良いコスト効率、力率の改善及び損失の低減を提供するために、受信されたAC供給電圧Vを整流するための整流器ユニット10と、前記負荷を駆動するための駆動電圧V及び/又は駆動電流Iを供給するための負荷端子20と、前記整流器ユニットと前記負荷端子との間に結合された容量性蓄積ユニット30であって、前記整流器ユニットによって供給された電気エネルギを蓄積し、且つ電気エネルギを前記負荷に供給するための容量性蓄積ユニット30と、前記整流器ユニットと前記負荷との間に結合されたブリッジ切り替えユニット40であって、前記整流器ユニットから前記負荷端子への負荷電流経路内に、前記容量性蓄積ユニットを所望の極性で切り替えるための、且つ前記容量性蓄積ユニットを前記負荷電流経路外に切り替えるためのブリッジ切り替えユニット40と、を含む駆動装置1、1’、2、2’が提供される。

Description

本発明は、負荷、特に1つ又は複数のLEDを含むLEDアセンブリを駆動するための駆動装置、及び対応する駆動方法に関する。さらに、本発明は、照明器具に関する。
発光ダイオード(LED)は、照明の世界に大変革をもたらしつつある。その高度で未だに向上している発光効率、その長い寿命、その小さなフォームファクタ、その低い重量、その堅牢性、その製造の容易さ等は、照明産業が白熱電球からLEDランプへと移行する推進力となっている。しかしながら、LEDの非線形的(近指数関数的)I−V曲線、その低い動作電圧(数ボルト)、及び電流から光出力への変換におけるその高速応答は、ランプが、電源電圧(例えば115VAC又は230VAC)から電力を供給されることになる場合に、光出力フリッカ及び電圧不整合を含む多くの問題を引き起こす。
理想的には、LEDは、電流から光出力への変換がほぼ線形的であるため、直流電流を供給されなければならない。解決法は、電源入力電圧からLED用のDC供給をもたらすために、AC−DCコンバータを適用することである。このようなコンバータは、出力電流が所定のレベルに設定されるような方法で制御され得る。所定のレベルは、例えば電源のライブ接続部及びランプと直列に接続された調光器によって取られる動作によって変更され得るのが好ましい。電力効率の良い解決法を実現するために、共通のアプローチは、(半導体)スイッチ、及び誘導子又は変圧器などの誘導エネルギ蓄積コンポーネントで構築された切り替えモード電源を使用することである。特に、誘導コンポーネントは、システムのコスト及び物理的体積を増加させる。
例えば、米国特許第6989807 B2号、米国特許第7081722 B1号又は米国特許出願公開第2008/0094000 A1号に説明されているようなタップ線形ドライバ(TLD)概念は、LED照明システム用の将来の電源互換性ドライバに対するかなりのコスト削減を可能にする。それは、その小さなフォームファクタゆえに、LEDレトロフィットバルブ及びスポットなどの統合LED光源に敵しているが、しかしまたダウンライトモジュールに適している。タップ線形ドライバ概念は、それが誘導切り替えモード電源の使用を回避するため低コストである。それは、高電圧LEDを適用することに基づいている。実質的に、高電圧LEDは、LEDが光を放射する場合に、高電圧LEDの順方向にバイアスをかけられた電圧が数十ボルトであるように、多重接合LED、すなわち直列接続LEDのストリングである。タップ線形ドライバにおいて、幾つかの高電圧LEDが、直列に接続され、高電圧LEDが相互接続されるノードが、タップを形成する。(整流された)電源電圧の瞬間値に依存して、より多く又は少数の高電圧LEDが、電流を供給される。
電流は、線形(非切り替え)電流源、その最も単純な形態では抵抗器によって供給される。米国特許第6989807 B2号及び米国特許第7081722 B1号によれば、電流は、並列電流源によって供給され、これらの並列電流源は、様々な電流源に異なる電流値を割り当てる選択肢を提供する。米国特許出願公開第2008/0094000 A1号によれば、単一の(定)電流源回路が、LEDストリングと直列に適用され、一方で再び、論理回路によってアドレスされる複数のスイッチが、LEDをバイパスする。
これらのTLDシステムの全ては、1つの共通の不都合を有する。(整流された)電源電圧が、「最短」高電圧LEDストリングの電圧より下に降下した場合に、光出力が存在しないことである。これは、電源AC電圧のゼロ交差のまわりで発生する。例えば、国際公開第2010/027254 A1号において提案されている解決法は、いわゆるフィルインコンデンサを挿入することである。フィルインコンデンサは、整流(rectified)電源電圧のほぼピーク値(電源RMS電圧が230VACである場合に+325V)に充電され、且つそれは、整流電源電圧が「低すぎる」(実際にはこれは、ある閾値未満である)時間にわたって、エネルギをLEDに供給する。この時間中に、電源ブリッジ整流器におけるダイオードは、逆バイアスをかけられ、フィルインコンデンサは、様々な設計パラメータ及び選択肢に依存して、ほぼ+325Vから例えば+280VへとLEDによって放電される。
別の不都合は、効率の低下である。線形電流源は、あるエネルギ量を熱へと放散し、この量は、瞬間的な(整流)電源と利用可能なLEDストリング電圧タップとの間の不整合に依存する。タップの数が、通常、(ドライバ用の非常に高い複雑さ及び部品数を回避するために)制限されるため、この電圧ステップ、したがって不整合及び損失は極めて著しく、約80%のドライバ効率に帰着する可能性がある。
このような回路が、電源供給ブランチにおける調光器と共に使用される場合に、新しい問題が生じる。エネルギを供給するためにフィルインコンデンサが使用される時間の間に、電源から引き出される電流は、電源ブリッジ整流器におけるダイオードが逆バイアスをかけられるため、ほぼゼロであり、これは、調光器、例えばTRIAC調光器などの2線式調光器における内部タイミング回路の誤動作につながる可能性がある。そのような調光器は、白熱電球と共に動作するように設計されており、白熱電球は、白熱電球自体が抵抗器であるため、常に導電経路を提供する。ひとたび(非調光)LEDランプが、調光器に接続されると、この導電経路は、常に存在するとは限らない。ほとんどの場合に、ランプ電流は、電源電圧のゼロ交差の前に流れるのを停止する。これは、調光器における電源スイッチの不作動又は誤作動に帰着し、光出力がないか又は不安定な光出力(光フリッカ)につながり、これはもちろん望ましくない。
電源スイッチがTRIACである場合に、ランプによって引き出される電流がTRIACの保持電流未満ならば、光フリッカがまた発生する。この状況において、調光器は、通電を停止し、タイミング回路は、再スタートしてTRIACをもう一度トリガする可能性がある。このシーケンスは、繰り返す可能性がある。これは、通常「多重トリガリング」と呼ばれ、且つまた望ましくない。
フィルインコンデンサの追加は、電源電圧のゼロ交差のまわりで光出力を維持するのを支援する(フリッカの低減)が、しかし多重トリガリングなどの調光器に関する問題を引き起こす。なぜなら、フィルインコンデンサの放電電流が、電源ブランチを通過しないからである。
一般に、固体照明(SSL)において、すなわち一般的な照明において、ドライバの相対的コスト寄与は、LEDコストにおける低下ゆえに、増加すると予想される。したがって、所与の性能レベルにおいてシステム全体のコストを低減するために、同様にドライバは、より安く(特に、より単純でより小さい)且つ/又はより効率的にならなければならない。LEDとドライバとの間のより密接な関連が、やはり高性能を可能にする。コストに加えて、幾つかの国々に関して、低高調波歪み及び/又は高力率のなど、ある種の電源規制が満たされなければならない。
本発明の目的は、負荷、特に1つ又は複数のLEDを含み、より優れた性能を提供し、且つよりコスト効率の良いLEDアセンブリを駆動するための駆動装置及び対応する駆動方法を提供することである。さらなる目的は、力率を改善し、且つ損失及び出力光フリッカを低減することである。
本発明の第1の態様において、負荷を駆動するための駆動装置であって、
− 受信されたAC供給電圧を整流するための整流器ユニットと、
− 前記負荷を駆動するために駆動電圧及び/又は駆動電流を供給するための負荷端子と、
− 前記整流器ユニットと前記負荷端子との間に結合された容量性蓄積ユニットであって、前記整流器ユニットによって供給される電気エネルギを蓄積し、且つ電気エネルギを前記負荷に供給するための容量性蓄積ユニットと、
− 前記整流器ユニットと前記負荷との間に結合されたブリッジ切り替えユニットであって、前記整流器ユニットから前記負荷端子への負荷電流経路内に、前記容量性蓄積ユニットを所望の極性で切り替えるための、且つ前記容量性蓄積ユニットを前記負荷電流経路外に切り替えるためのブリッジ切り替えユニットと、
含む駆動装置が提供される。
本発明のさらなる態様において、駆動方法であって、
− 受信されたAC電源電圧を整流器ユニットによって整流するステップと、
− 前記負荷を駆動するために、負荷端子において駆動電圧及び/又は駆動電流を供給するステップと、
− 前記整流器ユニットと前記負荷端子との間に結合された容量性蓄積ユニットによって、前記整流器ユニットによって供給される電気エネルギを蓄積し、且つ電気エネルギを前記負荷に供給するステップと、
− 前記整流器ユニットと前記負荷との間に結合されたブリッジ切り替えユニットによって、前記整流器ユニットから前記負荷端子への負荷電流経路内に、前記容量性蓄積ユニットを所望の極性で切り替え、且つ前記容量性蓄積ユニットを前記負荷電流経路外に切り替えるステップと、
を含む駆動方法が提供される。
本発明の好ましい実施形態は、従属請求項において定義される。請求される方法が、請求される装置と、及び従属請求項で定義されるのと類似の及び/又は同一の好ましい実施形態を有することが理解されるであろう。
本発明は、特に商用電源式高電圧LED用の(理論上)無損失で高力率のドライバを提供する。ドライバは、様々に動作され得る。実施形態において、ドライバは、無損失モードにおいて電源半サイクルのほぼ50%の間動作し、且つ非常に効率的に負荷(例えばLED又はLEDストリング)に電力を供給し得る。電源半サイクルの残りの部分の間、ドライバは、周知の損失のあるモードで動作することができる。実際上、全損失は、半分に削減され得る。力率は、ほぼ一定のDC電圧を発生するために大きなフィルインバッファコンデンサを用いた供給整流の場合に発生するような(整流)供給電圧のピーク近くでのバッファコンデンサの充電による電流ピークを回避することによって、特に改善される。
本発明によれば、ブリッジ切り替えユニット、例えばフルブリッジなどのスイッチネットワークを介して、容量性蓄積ユニット、例えばコンデンサを整流器ユニットと直列に接続して、例えば、供給された電源電圧をDC電圧に変換することが提案される。さらに、ブリッジ切り替えユニットによって、コンデンサは、負荷に直列に結合され得る。LED及びドライバを通る負荷電流は、容量性蓄積ユニットを充電及び放電するために交互に使用されるか、又は容量性蓄積ユニットのまわりでバイパスされる。このように、負荷電流は、AC供給電圧(例えば電源電圧)サイクルの100%にわたって流れることができ、それは、様々なタイプの調光器を用いる適正な動作に好適である。容量性蓄積ユニットの極性の切り替えは、ブリッジ切り替えユニットを用いて実行され得る。このタイミングは、容量性蓄積ユニットにわたって経時的に安定した平均電圧を維持するように適合される。
提案される駆動装置が、一般に、AC供給電圧を入力として受信し、AC供給電圧が、AC電源電圧(又は任意の他の利用可能な電圧)を要求されたAC供給電圧に変換する任意の前処理ユニット(変圧器、インバータ又は調光器など)によって供給され得ることが、ここで留意されなければならない。もちろんまた、よくあることだが、利用可能なAC電源電圧が、駆動装置用の入力として使用されるための基準を満たす場合に、利用可能なAC電源電圧をAC供給電圧として直接使用することが可能であり得る。したがって、「供給電圧」が本明細書で言及される場合は必ず、それはまた、ある条件において「電源電圧」として、又は他の実施形態において「調光電源電圧」として理解されてもよい。
好ましい実施形態において、前記ブリッジ切り替えユニットは、並列に結合された2つのスイッチ経路のフルブリッジを含み、各スイッチ経路において直列に結合された2つのスイッチを含み、前記容量性蓄積ユニットは、前記2つの並列スイッチ経路の直列結合端子間に結合され、これら直列結合端子において、前記2つのスイッチ経路のそれぞれにおける2つのスイッチは接続される。一般に、スイッチは、所望のモードで駆動装置を動作させるために、それぞれ別個に制御され得る。
単純な実施形態によれば、前記容量性蓄積ユニットは、単一のコンデンサを含む。代替として、前記容量性蓄積ユニットは、並列に結合された2つ以上のコンデンサを含み、前記ブリッジ切り替えユニットは、2つ以上のコンデンサを前記負荷電流経路内に又はその経路外に別々に切り替えるように、例えば、所望の数のコンデンサを作動させ、且つそれらを所望の極性で前記負荷電流経路内に又はその経路外に別々に切り替えるように適合される。これは、有効静電容量を選択することと、負荷電流量を調整すること、例えば、平滑化された光出力を供給するために、電源サイクル中に電流を異なる値に調整することと、を可能にする。
一般に、各追加コンデンサ用のそのような実施形態において、上記で言及されたような4つのスイッチの別個のフルブリッジが、設けられ得る。しかしながら、はるかに単純な実施形態において、前記ブリッジ切り替えユニットが、全て又は幾つかのコンデンサ用に、好ましくは第1のコンデンサを除いて全てのコンデンサ用に、コンデンサごとの追加コンデンサスイッチを含むことで十分であり、この追加コンデンサスイッチは、その関連するコンデンサに直列に結合される。代替として、別の単純な実施形態において、前記ブリッジ切り替えユニットは、全て又は幾つかのコンデンサ用に、好ましくは第1のコンデンサを除いて全てのコンデンサ用に、フルブリッジの2つのスイッチ経路に並列に結合される、コンデンサごとの追加コンデンサスイッチ経路を含む。これらの実施形態の単純なコンデンサスイッチはまた、負荷電流量を調整する有効静電容量の望ましい設定を可能にする。
好ましくは、駆動装置は、前記整流器ユニットと前記負荷端子との間に結合された電流源をさらに含む。この電流源は、電流を設定するために容量性蓄積ユニットが使用されず、損失のあるモードで負荷電流を制限するために前記電流源が使用される動作モードにおいて、特に有用である。
好ましい実施形態において、コンデンサ蓄積ユニットを通る電流の方向は、簡単に変更されることができるが、その目的で、前記ブリッジ切り替えユニットは、整流供給電圧の瞬間値が負荷電圧より高い場合に、前記容量性蓄積ユニットを前記負荷電流経路内に第1の極性で切り替えるように制御され、且つ整流供給電圧の瞬間値が負荷電圧より低い場合に、前記容量性蓄積ユニットを前記負荷電流経路内に第1の極性と反対の第2の極性で切り替えるように制御される。
実施形態において、前記ブリッジ切り替えユニットは、整流供給電圧の半サイクル中に特に1回、2回又は4回、前記容量性蓄積ユニットを前記負荷電流経路内に第1及び第2の極性で交互に切り替えるように制御される。整流電源電圧の半サイクルごとに偶数回切り替えることは、容量性蓄積ユニットの電圧を常に正とすることが可能であり、それは、上記で言及された4つのスイッチのフルブリッジが、ブリッジ切り替えユニットとして使用される場合には好ましい。利点は、一方向スイッチ、例えば、単一のダイオード、単一のNMOSトランジスタ、単一のPMOSトランジスタ等が、フルブリッジの4つのスイッチを実現するために使用され得るということである。容量性蓄積ユニットにわたる正電圧は、安価な電解コンデンサの使用を可能にする。そうでなければ、より大きくてより高価なフィルムコンデンサが、必要とされることになろう。
さらなる実施形態において、前記ブリッジ切り替えユニットは、整流電源電圧のゼロ交差に対する遅延時間によって、前記容量性蓄積ユニットを前記負荷電流経路内に前記異なる極性で切り替えるタイミングを制御するように制御される。したがって、位相、すなわちその間にブリッジ切り替えユニットの様々なブランチが導通する位相は、電源サイクルに対してシフト、すなわち遅延又は前進され得る。タイミングがどのように最適に選択されるかは、どの目的が遂行されるかということ、また用途の種類に依存する。時間遅延の値は、フィードバック及び制御機構によって生成されてもよく、又は予め決定されてもよい。
有利なことに、前記ブリッジ切り替えユニットは、容量性蓄積ユニットに蓄積された電気エネルギが、負荷に電力を供給するために使用されない場合に、前記容量性蓄積ユニットを前記負荷電流経路外へ切り替えるように制御される。この時間中に、容量性蓄積ユニットは、充電も放電もされない。しかしながら、切り替えのタイミングは、負荷が、やはり十分なエネルギを供給され得るように制御され得る。この動作モードは、無損失電流制限と組み合わせると特に有用である。この無損失電流の制限の終わりに、コンデンサは、ある電圧レベルに充電されたままであってもよい。この電荷は、入力電流及び/又はLED電力供給の開始を可能にするため、次のサイクルの最初までコンデンサに保持されることになる。さらに、この実施形態の利点は、最大負荷電圧及び最小負荷電圧の比率が低減され、それが、より少ない出力光フリッカを生成し、且つ力率を改善するのを支援するということである。また、必要とされる高電圧LEDの数が、低減される可能性があり、それはコスト削減に好適である。さらに、コンデンサ電圧の振幅は比較的小さい。これは、同じ電力用のより小さなコンデンサに形を変える。
さらに、実施形態において、前記ブリッジ切り替えユニットは、例えば、容量性蓄積ユニットにわたる電圧を所定の下位及び上位コンデンサ閾値電圧内に維持するために、所定の電圧、特に所定の初期コンデンサ電圧へ前記容量性蓄積ユニットを充電するように制御される。これは、初期位相においてまた、十分な負荷電流が供給されることを確実にするために特に重要である。また、切り替えのタイミングは、それに応じて、これを確実にするように制御されるのが好ましい。起動時に、コンデンサは、空である。起動シーケンスの目的は、コンデンサが、ほぼ典型的な電圧に素早く充電されることを確実にすることである。それは、スイッチオンの直後に、負荷電流が、コンデンサを充電するために直ちに使用され得ることを意味するが、しかし直ちに光が、発生されることは保証され得ない。なぜなら、それは、負荷電圧が、最短LEDストリングの順方向電圧と少なくとも同じ大きさであることを要求するからである。起動シーケンスが、電源オンと平衡状態が達成された時間との間の時間として定義される場合に、起動シーケンスの第1の部分中に、まだ連続光出力はなく、一方で最後の部分中に、連続光出力が存在する(恐らく正確な大きさではないが)。ここで、連続的とは、「全電源半サイクルにわたって」を意味すると理解されるべきである。
好ましくは、前記スイッチは、特に1つ又は複数のPMOSトランジスタ、NMOSトランジスタ又はダイオードを含む双方向又は一方向スイッチとして実現される。両方の選択肢とも、それら自体の利点を有し、所望の用途及びインプリメンテーションに依存して一般に選択される。もちろん、NPN又はPNPトランジスタ、IGBT又は他のスイッチインプリメンテーションなどの他の素子もまた、使用され得る。
例えば、実際的なインプリメンテーションにおいて、前記スイッチは、双方向スイッチによって実現され、双方向スイッチは、共通ゲート端子及び共通ソース端子を有する、2つの逆直列接続された高電圧NMOSトランジスタによって実現される。代替の実際的なインプリメンテーションにおいて、前記スイッチは、一方向スイッチによって実現され、一方向スイッチは、単一のトランジスタ例えば高電圧トランジスタ、又は適用可能な場合にはダイオードによって実現される。
さらなる実施形態において、前記ブリッジ切り替えユニットは、整流供給電圧の半サイクルごとの負荷電圧における極小値が実質的に等しいように、前記容量性蓄積ユニットを切り替えるように制御される。実際的なインプリメンテーションにおいて、例えば、負荷電圧が、十分な光を生成するために必要とされる最低レベルより下に降下しないことが好ましい。このレベルは、LEDストリング+ドライバ負荷が、どのように実現されるかに依存する。例えば、少なくとも2つの66VのLEDストリングに順方向バイアスかけ得ることが望ましい場合に、134V程度の最小負荷電圧が、必要とされる(電流源ドライバ用に266V及びいくらかの電圧ヘッドルーム(例えば2V))。順方向LEDストリング電圧が、温度、電流レベルに依存し、且つまた製造差を示すため、絶対的な電圧レベルは、与えられ得ない。次に、代替基準が、少なくとも2つの(又は別の数の)高電圧LEDにおける十分な電流を保証することになろう。さらに、この実施形態は、電気効率の改善に有益なより対称的な波形に帰着する、コンデンサの最適化されたタイミング制御である。
一般に、前記ブリッジ切り替えユニットのスイッチを制御するために、適切な制御手段が設けられる。前記制御手段は、一般に、素子によって、例えばプロセッサ又は専用ハードウェアによって実現され、且つ電圧及び/又は電流の測定及び比較、電流ステータスの記憶、立ち下がり勾配とは異なる、電源の立ち上がり勾配における動作、LEDストリングの一部における分路を作動させるためのタイミング調整、連続的な入力電流の供給、光出力又は高調波などを平滑にするための、有効蓄積静電容量の調整など、それぞれの用途及びインプリメンテーションに従って必要なタスクを実行するように調整される。
本発明の好ましい実施形態によれば、負荷に対する状況を著しく変更せずに、前記ブリッジ切り替えユニットのブリッジノード上の電圧を常に正に保ちながら、それらを低減する有利なスイッチ制御回路及び方法が提供される。これらの制御方法は、それぞれどの時間及びどのシーケンスで、スイッチが、開放及び閉鎖に切り替えられるかを定義する。
さらに、より大きな直列コンデンサ値域を可能にし、より少ないグリッチを生成し、位相カット調光器とのより良い適合性を有し、且つ切り替え直列コンデンサの過充電及び高すぎるノード電圧を回避するスイッチ制御方法が提供される。
本発明のこれらや他の態様は、以下で説明される実施形態に関連して明白になり、解明されよう。
本発明による駆動装置の第1の実施形態の回路図を示す。 本発明による駆動装置の第2の実施形態の回路図を示す。 第1の動作モード用の例示的な波形を示す。 本発明による駆動装置の試験回路の回路図を示す。 第1の設定用の、試験回路における電圧の例示的な波形を示す。 第2の設定用の、試験回路における電圧の例示的な波形を示す。 第3の設定用の、試験回路における電圧の例示的な波形を示す。 第4の設定用の、試験回路における電圧の例示的な波形を示す。 第5の設定用の、試験回路における電圧の例示的な波形を示す。 第6の設定用の、試験回路における電圧の例示的な波形を示す。 第7の設定用の、試験回路における電圧の例示的な波形を示す。 第8の設定用の、試験回路における電圧の例示的な波形を示す。 本発明による駆動装置の第3の実施形態の回路図を示す。 図13に示されている回路における電圧及び電流の波形を示す。 本発明による駆動装置において使用するための容量性蓄積ユニットの実施形態を示す。 図1に示されている駆動装置のブリッジ切り替えユニットの実施形態におけるスイッチS及びSを制御するための制御信号を示す。 図16に示されている制御信号用の整流供給電圧及び結果としての負荷電圧の波形を示す。 図1に示されている駆動装置のブリッジ切り替えユニットの実施形態におけるスイッチS及びSを制御するための制御信号を示す。 図18に示されている制御信号用の整流供給電圧及び結果としての負荷電圧及びコンデンサ電圧の波形を示す。 図13に示されている駆動装置の例示的なインプリメンテーションを示す。 図1に示されている駆動装置の例示的なインプリメンテーションを示す。 正規化されたコンデンサ電圧振幅dの関数として、正規化され保証された電圧xを示す。 第1のスイッチ制御方法を用いる場合の電圧の波形を示す。 第2のスイッチ制御方法を用いる場合の電圧の波形を示す。 第3のスイッチ制御方法を用いる場合の電圧の波形を示す。 第3のスイッチ制御方法を実行するための制御回路の実施形態を示す。 第3のスイッチ制御方法を用いる様々な電圧及び論理信号の波形を示す。 第3のスイッチ制御方法を用いる場合における、最初の100ms中の起動動作を示す様々な信号の波形を示す。 第4のスイッチ制御方法を用いる場合の電圧の波形を示す。 電圧の観点から状態が説明される第4のスイッチ制御方法の状態図を示す。 論理信号の観点から状態が説明される第4のスイッチ制御方法の状態図を示す。 追加状態を備えた第4のスイッチ制御方法の状態図を示す。 第4のスイッチ制御方法を実行するための制御回路の実施形態を示す。 比較的小さな直列コンデンサ値の場合における、第4のスイッチ制御方法の第1の変形を用いる様々な電圧及び論理信号の波形を示す。 比較的大きな直列コンデンサ値の場合における、第4のスイッチ制御方法の第1の変形を用いる様々な電圧及び論理信号の波形を示す。 比較的大きな直列コンデンサ値の場合における、第4のスイッチ制御方法の第2の変形を用いる様々な電圧及び論理信号の波形を示す。 比較的小さな直列コンデンサ値の場合における、第4のスイッチ制御方法の第3の変形を用いる様々な電圧及び論理信号の波形を示す。 比較的大きな直列コンデンサ値の場合における、第4のスイッチ制御方法の第3の変形を用いる様々な電圧及び論理信号の波形を示す。
図1は、本発明に従って、負荷100、特に1つ又は複数のLEDを含むLEDアセンブリを駆動するための駆動装置1(ドライバ回路とも呼ばれる)の第1の実施形態を示す。前記駆動装置1は、受信されたAC供給電圧Vを整流することによって、整流供給電圧Vを生成するための整流器ユニット10を含み、受信されたAC供給電圧Vは、この実施形態では、電源電圧Vmainsを供給する(外部)電源電圧供給部300に結合された(外部)調光器200によって供給される。負荷100を駆動するための駆動電圧Vは、一組の負荷端子20において供給される。容量性蓄積ユニット30が、整流器ユニット10によって供給される電気エネルギを蓄積するために、且つ電気エネルギを負荷100に供給するために、整流器ユニット10と負荷100との間に結合される。ブリッジ切り替えユニット40が、整流器ユニット10から負荷100への負荷電流経路内に容量性蓄積ユニット30を所望の極性で切り替えるために、且つ容量性蓄積ユニット30を前記負荷電流経路外に切り替えるために、整流器ユニット10と負荷100との間に結合される。
図1に示されている実施形態において、整流器ユニット10は、4つのダイオードD...Dのフルブリッジダイオード整流器によって実現され、容量性蓄積ユニット30は、単一のコンデンサCによって実現され、ブリッジ切り替えユニット40は、前記コンデンサCを囲み、且つ負荷100に直列に結合される4つのスイッチS...Sのフルブリッジ回路によって実現される。さらに、前記ブリッジ切り替えユニット40のスイッチを制御するために(且つ他のコンポーネントを制御するために)、適切で必要とされる場合には、制御装置60(全ての図には明示的に示されていない)が、設けられるのが好ましい。
図1において、負荷100は、単純な抵抗器記号によって表されているが、しかし本発明によれば、任意のタイプの線形又は非線形負荷が、駆動装置1によって駆動され得る。非線形負荷の例として、図2は、タップLEDストリング負荷100’を示す。前記タップLEDストリング負荷100’は、直列に結合された複数の高電圧LEDストリングL...L、及び前記LEDストリング負荷100’の異なるノード(タップ)に結合された1つ又は複数の制御可能な電流源J...Jを含む。これらの制御可能な電流源J...Jは、負荷電圧Vの瞬間値に依存して、前記複数の高電圧LED L...Lのより多数又は少数が、電流を供給されることを保証する。これは、様々な電流源J...Jに異なる電流値を供給する可能性を提供する。さらに、この実施形態において、供給電圧Vは、電源電圧供給部300及び調光器200の直列結合に並列に結合された可変抵抗器400及びコンデンサ500の並列回路において供給される。
これらの実施形態において、負荷100又は100’に供給される負荷電圧Vは、電源ブリッジ整流器10によって発生された整流供給電圧Vと、エネルギ蓄積コンデンサC及びブリッジ切り替えユニット40によって発生された(切り替えられる)直列コンデンサ電圧Vと、の和である。原則として、スイッチS及びSが閉じられるか、スイッチS及びSが閉じられるか、スイッチS及びSが閉じられるか、又はスイッチS及びSが閉じられる。スイッチS及びS、又はスイッチS及びSの同時の閉鎖は、通常の動作に有用とは考えられない。負荷100を通して電流が流れる限り、電流はまた、電源フルブリッジ整流器10を通って流れる。この値が、調光器保持電流を超えている限り、調光器のトリガリング問題は回避され、ブリーダ(例えば、国際公開第2011/013060 A号に説明されているような)は、必要ではない。ブリッジ切り替えユニット40のタイミングは、時間の100%にわたって、したがってまた電源電圧のゼロ交差中に、負荷電流Iが流れ続けることができるような方法で、制御されるべきである。これは、負荷電圧Vが、タップ線形ドライバストリングの最小ストリング電圧を超えて留まることを必要とし、この電圧は、例えば48V又は64Vである。このように、LEDは、時間の100%にわたって光を発生し、それは、光フリッカ低減に好適である。
負荷電圧が最小ストリング電圧未満である場合に負荷電流が流れ続けるような方法で、負荷100は設計され得るが、これは、一般に有用とは考えられない。なぜなら、そのときには光出力が発生され得ず、光フリッカに帰着するからである。これは、特に、大きくてかさばったコンデンサとの組み合わせにおいて真である。無損失型の、しかしまた起動直後に電流フローを可能にすることができる小さなコンデンサと組み合わせて、負荷を短絡させることが有用である。
図2に示されている駆動装置1の実施形態用の例示的な波形セットが、図3に示されている。整流供給電圧Vは、230V√2=325Vのピーク値を達成する。図3は、駆動装置1の実施形態によって達成され得る負荷電圧V、及びLED L...Lのストリング電圧VLEDをさらに示す。少なくとも1つの高電圧LEDが、常に導通し光を放射していることが理解され得る。したがって、最高4つの高電圧LEDが、電力を供給される。さらなる詳細は、下記で提供される。
見て分かるように、力率が改善される。定電流負荷を仮定すると、入力電流波形は、交流矩形波に似ている。コンデンサ充電及び放電電流が負荷電流と等しいため、さらなる利点は、入力電流波形における繰り返しピークの著しい低減であり、それは、TRIAC調光器に好都合である。
動作は、図4に示されている試験回路に関連して、より詳細に説明される。この例において、負荷は、固定値Jを備えた電流源110によって表される。調光器は、存在しないと仮定される。電源電圧Vmainsは、230V RMS、50Hzと仮定される。負荷電流Jは、50mAと仮定される。この定電流の例において、ブリッジ切り替えユニット40は、平均コンデンサ電圧Vを経時的に一定に保つために、50%の負荷サイクルで切り替えられる必要がある。
繰り返し波形が望ましいと仮定すると、ブリッジ切り替えユニット40が供給半サイクルごとに何回切り替えられるかの選択がなされ得る。本明細書で提供される説明を単純にするために、以下の説明は、供給半サイクルごとに1回か、2回か又は4回の切り替えに制限される。
図4を参照すると、第1の例において、ブリッジ切り替えユニット40が、供給半サイクルごとに2回、すなわち5msごとに切り替えられると仮定される。直列コンデンサCは、10μFの値を有すると仮定される。次に、コンデンサ電圧振幅は、ΔV=J Δt/C=50mA5ms/10μF=25Vである。平均コンデンサ電圧が、100Vであるように選択され、且つブリッジ切り替えユニット40が、t=2.5ms及びt=7.5ms(50%の負荷サイクルにつながる)で切り替えられる場合に、電圧は、図5に示されているようになる。
図5は、整流供給電圧V、コンデンサ電圧V及び負荷電圧Vを示す。最初に、コンデンサCは、電源電圧のゼロ交差のまわりで負荷電流によって放電される。平均コンデンサ電圧が、100Vの高さで選択されるため、最小コンデンサ電圧は、それでもVC,min=87.5Vである。ブリッジ切り替えユニット40は、t=2.5msで切り替えられ、そのときからずっと、コンデンサCは、t=7.5msでブリッジ切り替えユニット40が再び切り替えられるまで、同じ負荷電流によって充電される。したがって、コンデンサCは、整流供給電圧のピーク値のまわりで充電された。これらの状況下で、最小負荷電圧は、VL,min=100Vであり、それは、電源電圧ゼロ交差で達成される。最大負荷電圧は、VL,max=343Vであり、それは、ピーク電源電圧を超過する。その最大値は、t=7.5msにおける切り替えの直後に達成される。
+0.5msにわたってタイミングをわずかに遅延させることによって、波形は、図6に示されている波形に変化する。今や、最小コンデンサ電圧は、VC,min=85Vへとわずかに減少するのに対して、最大電圧は、110Vへ減少し、その結果、平均コンデンサ電圧は、97.5Vへとわずかに減少した。これらの状況下で、最小負荷電圧は、VL,min=81.2Vであり、これは、t=8msにおける切り替えの直前に達成される。最大負荷電圧は、VL,max=348Vであり、これは、ピーク電源電圧を再び超過する。その最大値は、t=3msにおける切り替えの直前に達成される。
初期コンデンサ電圧が、続いて120Vに変更された場合に、波形は、図7の波形に変化する。今や、最小コンデンサ電圧は、VC,min=105Vに変化する。これらの状況下で、最小負荷電圧は、VL,min=61.2Vであり、これは、t=8msにおける切り替えの直前に達成される。最大負荷電圧は、VL,max=368Vであり、これは、ピーク電源電圧を再び超過する。その最大値は、t=3msにおける切り替えの直前に達成される。
一般に、初期コンデンサ電圧は、例えば駆動装置が、非常に長い時間にわたって供給電圧に接続されなかった場合に、恐らくゼロボルト(近く)になる。コンデンサが、電荷を有しないか、ごくわずかな電荷か、又は低すぎる電荷を有する場合に、提案される本発明の一般的概念が実現されるのは難しい。提案される本発明の一般的概念とは、すなわち、全供給サイクルにわたって光を発生できるようにし、且つ(とりわけ調光器の適合性のために)全供給サイクルにわたって供給電流が流れることを保証するために、負荷が、全供給サイクルにわたって、十分に高い負荷電圧を供給されるようにすることである。したがって、起動シーケンスが追加されるのが好ましい。
起動シーケンスにおいて、コンデンサのまわりのブリッジ切り替えユニットにおける様々なスイッチのタイミングは、平衡が達せられる場合のシーケンスとは異なる。最初に、スイッチのタイミングは、コンデンサ電圧が、全供給サイクルにわたって光出力を発生するほど十分に高くなるまで、コンデンサが、放電されるよりも多く充電されるように、選択される。これは、次のことを意味する。様々な充電サイクル、すなわち、その間にスイッチS及びSが最初に閉じられる様々な充電サイクルが、例えば最初に放電モードを完全に省略することによって、スイッチS及びSが閉じられる放電サイクルより長く続くことを意味する。
タイミング及び初期コンデンサ電圧はまた、図8に示されているように、コンデンサ電圧の供給半サイクルごとの3つの極小値が等しいように選択され得る。最小コンデンサ電圧は、今やVC,min=103Vに変化する。これらの状況下で、最小負荷電圧は、VL,min=114.4Vであり、供給半サイクルごとに3回、すなわち、t=2.327msにおける切り替えの直後、t=7.327msにおける切り替えの直前、及び供給電圧ゼロ交差において発生する。最大負荷電圧は、VL,max=370Vであり、それは、ピーク電源電圧を超過する。
上記で与えられた例は、(電源電圧が存在しない場合の、又はそれが存在する場合には起動直後の状況は別にして)負荷電圧が、ゼロ値を決して達成しないことを明白に示す。最小値は、少なくとも数十ボルトであるように選択され得る。他方で、電源ピーク電圧を著しく超過する負荷電圧の最大値は、魅力的ではない。なぜなら、それは、電力効率を十分に高く保つために、超高電圧LEDを必要とする可能性があり、それが、コストを増加させるからである。
供給半サイクルごとに2回の切り替えは、コンデンサ電圧が常に正であることを可能にし、それは、ブリッジ切り替えユニット40のインプリメンテーションにとって魅力的である。スイッチS...Sは、一方向の電圧阻止能力を必要とするのが好ましい。例えば、S及びSは、高電圧ダイオードで実現され得る。スイッチSは、高電圧NMOSトランジスタで実現されることができ、スイッチSは、高電圧PMOSトランジスタで実現され得る。
上記で説明されたように、図4におけるブリッジ切り替えユニット40を供給半サイクルごとに一度だけ切り替える選択もまたなされ得る。それは、50Hz電源周波数において、コンデンサが、10msの間に放電され、次の10msの間に充電されることを意味する。半供給サイクルの間(50Hzで10ms)、負荷電圧Vは、整流供給電圧V−(マイナス)コンデンサ電圧Vであり、次の10msの間、負荷電圧Vは、整流供給電圧V+コンデンサ電圧Vである。様々な供給半サイクルにおける波形が同一であることを保証するために、平均コンデンサ電圧は、ゼロであるのが好ましい。これは、供給半サイクルごとにブリッジ切り替えユニット40を偶数回切り替える場合に対して重要な差であり、平均コンデンサ電圧は、自由に選択され得る。一般に、供給半サイクルごとに奇数回切り替えること、及び様々な供給半サイクルにおける波形が同一であるように要求することは、平均コンデンサ電圧がゼロであるという要件に帰着する。
平均してゼロであるコンデンサ電圧は、ブリッジ切り替えユニット40のインプリメンテーションにとってそれほど魅力的ではない。なぜなら、スイッチS...Sが、双方向電圧阻止能力を必要とするのが好ましいからである。スイッチS...Sは、四象限スイッチであるのが好ましく、且つ例えば2つの逆直列接続された高電圧NMOSトランジスタ(共通ゲート及び共通ソース)を用いて実現され得る。複雑さが、他の場合よりも多少高いため、これは、別々のコンポーネントで実現されるよりも、モノシリック集積化に一層よく適している。
しかしながら、平均コンデンサ電圧が、ゼロである(に近い)可能性は十分にある。それは、ブリッジ切り替えユニットのインプリメンテーションにとって、それほど魅力的ではない。なぜなら、そのときスイッチは、双方向電圧阻止能力を必要とし、それは、スイッチが、端子にわたる正電圧に対して非導通であるが、しかしまた端子間の負電圧に対して非導通になれるべきであることを意味するからである。パワーエレクトロニクスにおいて、これは、通常、四象限スイッチとして説明される。そのような双方向又は四象限スイッチは、例えば、2つの逆直列接続された(例えばNMOS)トランジスタ(共通ゲート及び共通ソース)用いて実現され得る。制御回路を備えた双方向スイッチの複雑さが、一方向スイッチ(単一のトランジスタで実現され得る)の複雑さより高く、且つ一方向スイッチより大きな活性シリコンエリアを占有する(スイッチ端子間の同じ等価なオン抵抗を達成するために、双方向スイッチの実現は、4倍多くの活性シリコンエリアを必要とする)ため、双方向スイッチが必要とされる場合は、離散的な(別々の)トランジスタを用いて実現されるより、モノリシック集積化に一層適している。
数十ボルトの最小負荷電圧を保証するために、コンデンサCが、前述の場合(10μF)よりはるかに低い値を有することが理解され得る。以下の例において、2.2μFの値が選択される。コンデンサ電圧の交番極性ゆえに、コンデンサCは、電解型にすることができず、したがって、例えばフィルムコンデンサなどの非電解型が選択されるのが好ましく、それは、一般に、電解コンデンサより長い寿命を有する。
2.2μFにおいて、コンデンサ電圧振幅は、ΔV=J Δt/C=50mA10ms/2.2μF=227Vである。図9は、ブリッジ切り替えユニット40が、全ての供給半サイクルにおいてt=7.5msで切り替えられ、且つ平均コンデンサ電圧がゼロである場合の波形を示す。最小コンデンサ電圧は、VC,min=−114Vであり、最大コンデンサ電圧は、VC,max=114Vである。最初に、コンデンサCは、50mA負荷電流Iによって放電される。t=7.5msでブリッジ切り替えユニット40を切り替えた後で、コンデンサCは、半供給サイクル後にt=17.5msでブリッジ切り替えユニット40が再び切り替えられるまで、同じ負荷電流Iによって充電される。これらの状況下で、最小負荷電圧は、VL,min=56.8Vであり、それは、電源電圧ゼロ交差においてである。最大負荷電圧は、VL,max=344Vであり、それは、ピーク電源電圧を超過する。それは、t=7.5msにおける切り替え直後に達成される。
タイミングが、t=8.5msへと1msだけ遅延された場合に、波形は、図10の波形に変化する。今や最小負荷電圧は、VL,min=45Vであり、それは、t=7.5msにおける切り替えの直前に達成される。最大負荷電圧は、VL,max=299Vであり、それは、ピーク電源電圧を超過しない。それは、t=4.3msにおいて達成される。
タイミングはまた、コンデンサ電圧の供給半サイクルごとの極小値が等しいように、選択され得る。上に挙げられた例においてその目標を達成するために、ブリッジ切り替えユニット40は、t=8.088msで切り替えられなければならず、電圧は、図11に示されているようになる。最小負荷電圧は、VL,min=70.2Vであり、それは、t=8.088ms及び電源電圧ゼロ交差における切り替えの直前に達成される。最大負荷電圧は、VL,max=297Vであり、それは、ピーク電源電圧を超過しない。それは、t=8.088msにおける切り替えの直後に達成される。
=50mAにおける高電圧LEDのストリング電圧がVLED=65Vであると仮定すると、上記の図11における負荷電圧波形は、LEDのストリング電圧VLEDを示す図12に示されているように、少なくとも1つの高電圧LEDが時間の100%にわたって光を放射できるようにすることが理解され得る。少なくとも1つの高電圧LEDが、常に導通し光を放射していることが理解され得る。したがって、最大4つの高電圧LEDが、電力を供給される。負荷電圧VとLEDストリング電圧VLEDとの間の(常に正の)差は、50mA電流源にバイアスをかける電圧VCSである。
供給半サイクルごとに1回又は2回切り替わる、上記で提示された2つの例において、負荷電流は、一定であると仮定された。これは、計算及び実例となる図の作成を容易にするが、しかし、それが、本発明によれば全く要求されず、負荷電流が、同様に変化してもよいことが留意されるべきである。
さらにまた、調光器が存在しないことが仮定されたが、しかしこれもまた、本発明によれば要求されない。これに反して、本発明は、時間の100%にわたって負荷電流が、調光器が接続される電源ブランチにより導通されることを保証することによって、TRIAC調光器の多重トリガリングのような調光器に関する問題を回避するために、且つ負荷電流が調光器の保持電流を超過することを確実にするために、有利に働く。
ほとんどの調光器は、光出力を調光するために、立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジにおいて電源電圧波形の位相をカットする。LED光に関して、これは、動作電流が低減されざるを得ないことを意味する。全波が整流され調光された供給電圧Vが利用可能なため、回路は、その位相カットされた入力電圧を用い、且つ入力波形の計算されたRMS成分(又は平均成分か類似のもの)に比例して、電流設定を出力することができる。代替として、調光器位相カット角度から負荷電流設定又は出力電力設定への変換を示す他の調光特性が実現され得る。
非定常電流を導通する負荷に対処するために、又は調光器が電源ブランチに接続された場合に、ブリッジ切り替えユニット40のタイミングが適合される必要があることが留意されるべきである。
上記で説明されたように、本発明の態様に従って、切り替え容量性電流制限方法が提案される。コンデンサ又はより一般的には容量性切り替えユニットが、負荷の電流経路へと切り替えられ得る。周囲のスイッチ(例えば、CMOS双方向アナログスイッチIC、又は別個のMOSFET若しくはバイポーラトランジスタによって実現される)を介して、コンデンサの有効極性が、正又は負に設定され得るか、又はコンデンサは、バイパスされてもよい。供給電圧の瞬間値が、負荷電圧より高い場合に、過電圧は、コンデンサを充電するために使用される。供給電圧の瞬間値が、負荷電圧より低い場合に、(前に充電された)コンデンサは、反対極性と接続され、したがって、負荷が動作され得るように、電圧を上昇させる。例えば、コンデンサを介した負荷電圧の充電が望ましくない場合に、コンデンサは、バイパスされてもよい。過電圧(及びエネルギ)を蓄積し解放するためにコンデンサを使用することは、通常使用される損失のある電流制限と比較して、システム全体の効率を改善する。
図13は、本発明による駆動装置2の別の実施形態のブロック図を示す。ここで、負荷として、可変順方向電圧を用いるLEDストリング(ここでは、スイッチS、Sによって制御される直列の1つか、2つか又は3つのLED L、L、Lを備えたタップLEDストリングによって表される)が使用される。L、L及びL用に単一のLED記号が使用されているが、L、L及びLのいずれかを実現するために使用される、直列又は並列に接続された複数の個別又は統合LED接合部が存在してもよい。負荷電圧を設定する際のより高い自由のために、LED Lを分路し、且つ負荷電圧をV=0であるように任意選択的に制御するための第3のスイッチが、使用されてもよい。さらに、駆動装置1の実施形態に加えて、追加電流源50が、整流ユニット10と負荷100との間に直列に設けられる。この機構は、
・ S及びSが閉じられている場合に、コンデンサCを通して一方向にLED電流Iを駆動することと、
・ S及びSが閉じられている場合に、コンデンサCを通して反対方向にLED電流Iを駆動することと、
・ S、S又はS、Sを閉じることにより、コンデンサCによってLED電流Iを通過させ、一方でコンデンサCは、いずれの充電電流も放電電流も受信しない。この状態は、損失のあるモードにおいてLED電流を制限するために、切り替えコンデンサCが使用されず、電流源50が使用される場合に、特に有用である。コンデンサCは、充電されたままであり(すなわち、次の起動段階用にエネルギを蓄積しておくために)、一方で負荷電流Iは、機構によって伝達されることと、
を可能にする。
コンデンサCを通るIの方向と一緒に、また、駆動装置2におけるコンデンサ電圧の有効極性が、設定される。コンデンサCは、そのコンデンサ電圧をループ全体に「加える」か、又はそこから「引く」ことができる。
供給電圧サイクル中に、供給電圧Vの絶対的な瞬間値は、ほとんどの時間にわたって負荷電圧V(LED負荷順方向電圧によって実現される)と等しくない。損失のある線形ドライバにおいて、供給電圧の絶対的な瞬間値より低いVに帰着するLED負荷設定が、選択されてもよく、電圧における差は、損失のある電流源/抵抗器にわたって降下され得る。例えば、図12は、電圧VCSを示すが、電圧VCSは、別の実施形態において電流源にわたる電圧降下である。この電圧降下は、ドライバにおける損失をかなりの程度まで決定する。図12における波形が由来するシステムが、容量性切り替えユニットを既に含むが、しかしこれが、今説明されている実施形態とは異なる方法で必要な大きさにされ制御されることが留意されるべきである。
極性切り替え可能コンデンサCを導入すると、このコンデンサCは、電圧における差を「消費」するために使用され得る。コンデンサCが、エネルギを蓄積できるため、後の時点で、コンデンサCは、その電圧及びエネルギを負荷へ「解放」することができる。損失のある電流源50とは対照的に、コンデンサCは、より良い効率を有し、また電圧を上昇させることができる。電流が、電流源50の実際に現在プログラムされた電流レベルより低い値へとコンデンサによって制限されている限り、電流源50は、飽和モードに留まる。そのとき、電流源50にわたる著しい電圧降下はなく、この電流源に関連する著しい損失はない。
適切な方法で消費及び解放状態間を切り替える場合に、(電流源50が、電流を制限する必要がないように)負荷電流Iは制御されることができ、負荷100は、少なくとも一部の時間にわたって実質的に損失なしに、整流供給電圧波形から電力を供給され得る。特に、供給電圧の立ち上がり勾配(各半サイクルの0〜ほぼ90°)中に、コンデンサCは、負荷100用の主な「無損失ドライバ」として使用され得る。期間の残りの間、コンデンサCはバイパスされ、通常の(損失のある)電流源50が、負荷電流Iを制御/制限する。
代替として、選択可能な静電容量を備えたコンデンサユニットを使用することによって、1つの静電容量設定が、無損失駆動モード用に使用されてもよく、一方で異なる静電容量設定が、以前に説明された本発明の実施形態による動作モード用に使用されてもよい。
完全な供給サイクルにわたって平均すると、時間の約50%にわたって、無損失ドライバが、アクティブになることができ、一方で時間の約50%にわたって、「通常の」損失のあるドライバが使用される。
本発明による駆動装置の動作は、図13に示されている駆動装置2の例示的なインプリメンテーション2’を示す、図20に示されているようなシミュレーション回路を使用することによって計算された。このインプリメンテーションにおいて、ツェナーダイオードD1...D6が、高電圧LEDストリングをモデル化する。このインプリメンテーションにおいて、電圧源V1は、第2のLEDセグメント(D3、D4)の時間駆動される分路を制御し、電圧源V2は、第3のLEDセグメント(D5、D6)の時間駆動される分路を制御する。第1のセグメント(D1、D2)は、この例では分路されない。任意選択的に、さらなる電圧源が、同様に、このLEDセグメントの分路を制御することが可能である。電圧源V3は、(シミュレーションを開始するための)初期リセット状態を生成する。電圧制御される電圧源B4は、コンパレータであり、コンデンサ電圧を下位閾値(ゼロボルト近く)と比較する。コンデンサ電圧が、下位閾値未満に降下した場合に、B4は、高出力信号を発生し、ラッチA1を設定する。電圧制御される電圧源B3は、コンパレータであり、コンデンサ電圧を上位閾値(LEDセグメント電圧である0.5Vseg近く)と比較する。コンデンサ電圧が上位閾値を超えて上昇した場合に、B3は、高出力信号を発生し、ラッチA1をリセットする。ラッチA1は、切り替えステータスを記憶するために使用される。ラッチ出力Q及び逆のラッチ出力/Qは、コンデンサを囲むスイッチS...Sを制御する。ここで使用されるスイッチS...Sは、理論的な(シミュレーションを目的とした)スイッチである。物理的なインプリメンテーションにおいて、異なるタイプ/数のスイッチ及び(論理ラッチ以外に)異なる駆動法が、足りているか又は要求される。
図20に示されているように、このインプリメンテーションにおいて、プログラム可能な(電圧制御された)電圧源は、スイッチ(コンデンサスイッチ用と同様にLEDストリング長の調整用の両方のための)を制御するために使用された。例えば、論理ゲートは、単純な電圧監視によってコンデンサスイッチS...Sを制御するために使用され得る。コンデンサCにわたる電圧が、ほぼゼロ又はLED順方向電圧ステッピングの半分と等しくなるとすぐに、信号源のいずれか1つが信号を発し、記憶素子が、この状態を変更してスイッチを制御し、コンデンサは、コンデンサの有効極性が逆にされるような方法で切り替わる。コンデンサCは、できるだけ深く放電される。再充電中に、コンデンサCは、それが、次のセグメントにおける順方向電圧の50%に達するまで充電される。この充電モード中に、有効コンデンサ電圧は、負である。50%に達した直後に、コンデンサCは、逆にされて放電され始め、有効コンデンサ電圧は、正であり、同時にLEDの順方向電圧は、電力を供給されるLED接合部の数を増加させることによって増加される(例えばタップストリングにおいて、これは、分路スイッチS、Sを開くことを介して行われる)。
例えば、1つのLEDセグメントから2つのLEDセグメントへの遷移中における合計整流入力電圧Vを見ると、
t<充電の終了:1Vseg−V
t>充電の終了:2Vseg+V
である。
スイッチ動作が、V=1/2Vseg中に実行される場合に、これは、平滑な遷移になる。
図14A、B、Cにおいて、(最初の5msを意味する50Hz電源給電電圧用の)電源電圧の立ち上がり勾配中の幾つかの信号トレースが描かれている。コンデンサ電圧Vは、常に正であるが、しかしスイッチゆえに、コンデンサCの有効電圧VC,effはまた、負になり得る。供給サイクルの初めに、整流供給電圧Vは、最低LEDストリング電圧V(ここでは66V)より低く、その結果、コンデンサCは、電圧を上昇させるように設定される。整流供給電圧が40Vになるとすぐに、整流供給電圧及びコンデンサCの残存電荷(前のサイクルからの)の和は、66Vレベルに達し、且つツェナーダイオードD1、D2によってモデル化されたLEDセグメントを通した電流フローを可能にするのに十分である。コンデンサCは、放電され、3Vでコンデンサ極性は逆にされ、今やコンデンサ電流Iは、少なくとも1つのLED接合部を通って流れ、光を生成する。コンデンサCが、LEDストリング電圧の約半ステップに充電されると、コンデンサCは再び逆にされ(今や有効コンデンサ電圧のステップに帰着する)、LEDストリングは、より高い電圧に設定される(2つのセグメント、V=132V)。またもや、純粋な整流供給電圧は、LEDを駆動するのに十分ではないが、しかしコンデンサCからのブースト電圧を用いれば、2つのセグメントは駆動され得る。充電及び放電間、すなわち電圧の増加及び低減間のこの切り替えは、LEDセグメントの数に対して、供給電圧の立ち上がり勾配にわたって繰り返す(ここでは、3つのセグメント及び156Vの低減されたRMS電源電圧だけが、シミュレーション及び説明を容易にするために使用された)。
LEDにおける電流(したがってまた電源電流)は、多少の変調を有するが、しかし供給電圧に対して大きな位相シフトを有しない。これは、高力率を可能にする。コンデンサCの正確な設定で、入力電流波形は、所望の値に調整され得る。任意の時点で、損失のある電流源50は、より低い電流(適所のコンデンサCを用いて)又はより高い電流(コンデンサCをバイパスした後)を設定するために使用され得る。
極めて広範な入力電流波形(供給サイクルの大部分にわたる電流フローを意味する)は、既存の位相カット調光器との組み合わせで、回路の調光可能性に(原則として)有益である。
コンデンサCにおける電流は、電圧Vの時間導関数(時間における電圧Vの変化)に比例する。ゼロ交差の隣で、供給電圧の時間導関数は極めて高く、したがって、コンデンサCによって設定された電流もまた、極めて高い。供給電圧のピークのまわりで、時間導関数は極めて低く、したがってコンデンサ電流は、より小さな値に降下する。その結果、LED用の動作電流もまた変化する。一見すると欠点のように見える可能性があるものが、回路の利益であると分かる。ゼロ交差の隣で、LEDストリングは極めて「短く」、したがってほんの少数の接合部しか、直列に接続され得ない。その結果、高電流は、低電圧を掛けられ、ある程度の電力及び最後に光に帰着する。供給電圧がより高い場合に、より多くのLEDセグメントが動作され得るが、しかしより小さな電流でのみである。今や、低減された電流が有益である。なぜなら、高電圧を掛けられた同じ高電流が、より高い電力及びより多くの光に帰着するからである。その結果、電流の変調は、光出力を平滑にするのを少し支援する。
コンデンサにわたる電圧が変化するため、これは、コンデンサのサイズ/値及びコンデンサ電圧における変化率によって定義される電流フローに帰着する。固定コンデンサ値及び固定のLEDセグメント電圧ステップを用いると、固定入力電流形状が達成されることになり、それは、電源高調波規制に準拠しない可能性がある。さらに、LEDによって発生される光量は、コンデンサの値によって決定される。制御パラメータ及びコンデンササイズの1つの固定セットが、高調波及び光出力要件を同時に満たすことは考えにくい。制御は、ある高調波に対処するために、切り替え瞬間をより早いか又は遅い時点へシフトするように(同様に等しくないLEDセグメントと組み合わせて)変化され得るが、しかし電流レベル自体は、静電容量によって、より大きく影響される。したがって、動作中におけるコンデンサ値の変化は、必要な場合に、利用可能なより高いか又は低い静電容量を有するように使用され得る。例として、LEDへの電力供給(したがって、一次近似において、同様にLEDによって発生される光)は、固定静電容量値を用いた動作中に安定しない。0°近く及び90°近くで静電容量を増加させることは、電力を上昇させ、ある程度、光を均一にすることができる。
フルブリッジによるブリッジ切り替えユニット40の実現は、コンデンサ電圧が、常に同じ極性を有することができるという利益を有し、したがって、非極性コンデンサタイプが使用されることができ、回路は、例えばCMOSアナログスイッチICによって実現されることができ、この場合に、コンデンサは、電源端子において接続される。コンデンサ又はコンデンサ切り替えステージの直列接続が、例えばコンデンサごとの又はスイッチごとの最大電圧ストレスを制限することが望ましい場合に、もちろんまた可能である。
上記の例は、タップ線形ストリングを用いるが、しかし本発明による駆動装置の適用可能性は、これに限定されない。他の駆動概念用に、同じ駆動法が使用され得る。
(供給半サイクルの前半における)無損失容量性駆動中に、コンデンサCの値及び整流供給電圧Vの時間導関数は、負荷電流Iを決定する。負荷電流Iに対してさらに良い制御を有するために、複数の容量性蓄積ユニット、又は複数の(少なくとも2つの)コンデンサを備えた容量性蓄積ユニットが、並列に使用にされ得る。有効静電容量を選択することによって、負荷電流Iの量は、例えば調光中に電流を低減するように調整され得る。作動されるコンデンサの数は、上記で言及されたように、例えば、ある位相角における電力上昇を達成するために、供給サイクル中にさえ調整され得る。電流の低減は、コンデンサを不作動することによって、任意の時点で可能である。電流供給の増加のための、コンデンサの無損失作動がまた、供給サイクルに可能である。なぜなら、コンデンサ電圧が、図14Aに示されているように、電源電圧より高いレートで循環されるからである。活性コンデンサの(変化する)電圧が、前に作動されなかったコンデンサのいずれかの(静)電圧と等しい複数の時点が存在し、その結果、それらは、電流を均一にすることなしに、(並列に接続されて)再び作動され得る。
例として、図13に示されているような駆動装置2の実施形態における動作のより詳細な説明が提供される。この実施形態は、利用可能な整流供給電圧を、高効率でLED負荷電圧に一致させることに基づいている。負荷電圧は、段階的に調整され得る。例えば、30V又は60VをLED(の一部)に供給することが可能であり得る。入力電圧は、整流正弦波である。
動作及び説明は、電源電圧ゼロ交差(V=0)においてスタートし、コンデンサは、放電されている(V=0)。
・ V=0:完全なLEDストリングを分路し、その結果、負荷電圧はゼロである。制御は、コンデンサが「極性1」で接続されるように切り替わる。
・ V>0:入力電圧は、上昇する。コンデンサは、入力電圧値に充電される。V=V−V=0(LEDは分路される)−>V=V
・ V=15V:コンデンサ電圧は、V=15Vである。最低LEDセグメントの分路は、不作動にされ、その結果、V=30Vである。スイッチは、コンデンサが、反対極性と接続されるように制御される。
=V+V=15V+15V=30Vであり、LEDセグメントは、電力を供給される。
・ V>15V:LEDの順方向電流は、コンデンサ用の放電電流として働く。同時に、入力電圧は、増加している。入力電圧の増加及びコンデンサ電圧の低下は、打ち消し合い、その結果、Vは、30Vに留まる。
・ V=30V:コンデンサは、0Vに放電される。さらなる放電は、負電圧に帰着することになろう。コンデンサ極性は、もう一度逆にされる。V=0Vであるため、瞬間LED電流にはどんな影響もない。
・ V>30V:入力電圧がさらに増加すると、コンデンサは、V及びV間の電圧差に充電される(まさに前にV>0のときのように。差が、今やV=30Vであるのに対して、前は、分路されたLEDゆえにV=0である)。コンデンサは、充電される。
・ V=45V:コンデンサ電圧は、V=15Vである。次のLEDセグメントの分路は、非作動にされ、その結果、V=60Vである。スイッチは、コンデンサが反対極性で接続されるように制御される。V=V+V=45V+15V=60Vであり、LEDは、動作される。
・ V>45V:LEDの順方向電流は、コンデンサに対して放電電流として働く。同時に、入力電圧は、増加している。入力電圧の増加及びコンデンサ電圧の低下は打ち消し合い、その結果、Vは、60Vに留まる。
同じ方法で、動作は継続する。
一種の制御法則として、等しいLEDセグメント電圧の場合に(例えば、Vseg=30V、V=nseg:n=0→V=0、n=1→V=30V、n=2→V=60V、..)、動作は、以下のとおりである。
・ 整流入力供給電圧Vを測定する。
・ 入力電圧に最もよく一致する順方向電圧設定にLED負荷を設定する:n=round(V/Vseg)。
・ 必要とされる有効コンデンサ電圧VC,eff=V−nsegを計算する。有効コンデンサ電圧は、−0.5Vseg≦VC,eff≦0.5Vsegになる。
・ VC,effの符号に従ってスイッチを設定する(差:Vが、コンデンサの電圧であるのに対して、VC,effは、極性=周囲のスイッチのステータスに依存してコンデンサが生成する有効電圧である)。
上記で言及されたように、スイッチは、この実施形態では単極/一方向スイッチであるのが好ましい。コンデンサ電圧は、常に正であるが、しかしコンデンサが、LEDと直列に接続される際の極性は、変更される。次に、コンデンサのまわりのスイッチは、一方向とすることができる。コンデンサ電圧用に両方の極性を使用することは(コンデンサのタイプがこれを可能にする場合には)可能であり、その結果、0を横切って+0.5Vsegから−0.5Vsegにコンデンサを循環させる。次に、スイッチは、正及び負電圧の両方を阻止しなければならないことになろう。通常、これは、より多くの労力を必要とし(1つの双方向スイッチを実現するために2つの物理的スイッチを必要とする可能性がある)、したがってそれほど好ましくない。
複数のコンデンサを使用するために、各容量性蓄積ユニット用に4つのスイッチを有することが可能であるが、しかし要求はされない。代替として、追加コンデンサC2、C3ごとにさらなるスイッチS、Sが、図15A、すなわち、並列に結合された3つのコンデンサC1、C2、C3及び2つの追加スイッチS、Sを含むブリッジ切り替えユニット41並びに容量性蓄積ユニット31の別の実施形態を示す図15Aに示されているように使用され得る。ブリッジ切り替えユニット42の別の実施形態が、図15Bに示されており、そこでは、第3の追加スイッチSが、コンデンサC1に直列に設けられる。
別の選択肢は、図15C、すなわち、4つの追加スイッチS1’、S1’’、S3’、S3’’を含むブリッジ切り替えユニット43、及び並列に結合された3つのコンデンサC1、C2、C3を含む容量性蓄積ユニット32の別の実施形態を示す図15Cに示されているように、ブリッジ切り替えユニットの半分だけを複製することである。図15Bに示された解決法は、より多くのスイッチを必要とするが、これは、共有レベルゆえに一層よりよく、より安く、より小さくなる可能性があり、既存の4つのスイッチS、S、S、Sとのシフト論理が可能になり得る。
上記で説明されたような3つの全ての動作モード(コンデンサの充電、コンデンサの放電、及びコンデンサのバイパス)を用いれば、さらに一層魅力的な波形が達成され得る。そのような波形の例が、以下で示される。図21は、図1に示されているような駆動装置1の例示的なインプリメンテーション1’を示す。このインプリメンテーションにおいて、駆動装置1’は、正弦波230Vで50HzのAC電圧源300によって電力を供給される。スイッチS及びSは、ダイオードDS1、DS4によって実現され、スイッチS及びSは、PMOSトランジスタPS2、PS3によって実現される。各スイッチは、別個の電圧源VS2、VS3によってそれぞれ発生される各スイッチのタイミングを有するのが好ましい。100μFのかなり大きな値が、コンデンサC用に選択された。
図16は、スイッチS及びS用の例示的な制御信号を示す。スイッチSは、図16Aに示されているように、0〜1.476ms、及び(10ms−1.476ms)=8.524ms〜10msに閉じられ、繰り返し波形である。スイッチSは、図16Bに示されているように、3.524ms〜(10ms−3.524ms)=6.476msに閉じられ、繰り返し波形である。
図17において、整流供給電圧V及び負荷電圧Vが示されている。放電中に、コンデンサ電圧Vは低下する。これは、電源電圧のゼロ交差のまわりで行われる。充電中に、整流供給電圧Vのピークのまわりで、コンデンサ電圧Vは、増加する。充電及び放電モード間に、コンデンサCは、充電も放電もされない。なぜなら、ブリッジ切り替えユニット40が、貫通接続又はコンデンサバイパスモードに置かれるからである。
コンデンサCの100μFの値が、かなり大きく選択されたため、コンデンサ電圧Vは、ほとんど変化しない。図17の例において、それは、ほぼ一定の145.5Vである。したがって、全供給サイクルにわたって達成される最小負荷電圧は、230Vの電源RMS電圧で145.5Vである。
実際的な直列コンデンサは、コスト及び体積を低減するために、はるかに低い値を有する。2.2μFのコンデンサ値に関し、スイッチのタイミングは、できるだけ大きな負荷電圧を保証する目的で、図18に示されているように適合された。この例において、スイッチSは、図18Aに示されているように、0〜1.42ms及び(10ms−1.42ms)=8.58ms〜10msに閉じられ、繰り返し波形である。スイッチSは、図18Bに示されているように、2.84ms〜5.68msに閉じられ、繰り返し波形である。
図19は、この実施形態用の負荷電圧V、整流供給電圧V及びコンデンサ電圧Vの波形を示す。平衡状態において、コンデンサ電圧Vは、2つの値の間(この場合には108Vと172Vとの間)で振動する。図17に示されている結果に関して、最小負荷電圧は、約140Vへと少し減少した。
負荷が、タップ線形LEDドライバである場合に、図16及び18の両方の負荷電圧Vは、全供給サイクルにわたって、直列の2つの64VのLEDストリングに電力を供給するほど十分に高いのに対して、第3及び第4の高電圧LEDストリングは、供給サイクルの一部にわたって電力を供給され得る。これらの高電圧LEDの順方向電圧ストリングは、同様に64Vになり得るが、しかしそれらが、第1及び第2のLEDストリングの順方向電圧と必ずしも等しい必要がないことが強調されなければならない。
上記の例において、最小電圧は、全供給サイクルにわたって約140Vである。したがって、第1及び第2の64VのLEDストリング間にタップを有することは、もはや必要ではない。第1及び第2の64VのLEDストリングの代わりに、代替として、単一の128VのLEDストリングが、同様に使用され得る。
図8において、それぞれのスイッチが導通している位相は、図7に対して0.5msだけ時間をシフトされた。図16〜19に示されている波形において、位相、すなわち、その間にスイッチが導通している位相、つまりその間に制御信号が12Vの値を有する位相は、右(遅延)又は左(進む)へと少しシフトする。タイミングがどのように最適に選択されるかは、どの目的が追求されるかに依存する。その目的は、負荷電圧の全ての極小値が、互いに等しい(例えば、図8に示されているように)ことを確実にすることであり得る。しかしながら、例えば、少なくとも2つの直列に接続された64VのLEDストリング(又は単一の128VのLEDストリング)が、全供給サイクルにわたって電力を供給されるようにするほどに供給半サイクルにわたる最小電圧が十分に高いことを確実にする他の目的もまた、追及されてもよく、価値があり得る。これは、そのとき、他の極小値が、大域的最小値より高いという結果を有する。そのような目的は、ブリッジ切り替えユニットにおける様々なスイッチが導通/非導通である位相を注意深く制御することによって実現され得る。
図16及び18の上記の例で選択されたタイミングは、最小負荷電圧が、全供給サイクルにわたってほぼ等しいように選択された。しかしながら、タイミングを制御又は決定するさらに多くの方法がある。
上記で説明された実施形態は、同じ一般的概念に基づいている。動作及び機能は、コンポーネントの選択及びスイッチの制御/使用に依存する。さらに、実施形態は、効率、フリッカ、及び立ち上がりエッジTRIACベース調光器又は立ち下がりエッジ調光器などの調光器、コンデンサのサイズ/値との適合性において、同様に双方向又は一方向スイッチなどの他のインプリメンテーション詳細において、異なる可能性があり、これは、IC集積化に密接な関係を有する。しかし一般に、全ての実施形態は、高力率、電源電流の低高調波歪み、光出力の低フリッカを達成するように導かれる。さらに、実施形態は、例によって示された以外の負荷、例えば固体LED照明以外の負荷とさえ用いられ得る。
上記で説明されたインプリメンテーションは、容易にモノリシックに集積され得ないコンデンサ値を用いる。典型的な集積できる特定のコンデンサ値は、1mmのシリコン面積当たり1nFであり、それは、MIM(金属−絶縁体−金属)コンデンサのIC技術選択を必要とする。コンデンサ上の電圧は、集積高密度コンデンサ上で20...25Vの許容電圧を超過する。しかしながら、一般に、コンデンサがモノリシックに集積され得るかどうかは、アーキテクチャの選択、電流レベル等に依存する。
様々な実施形態間の差は、電力効率改善、フリッカ低減、調光器適合性、電源電流の高調波歪み、コンデンサ値及びコンデンサ電圧の選択、並びに他の態様に対する異なる主眼に起因する。
さらに、図13に示されている実施形態において、電力効率の増加が、整流供給電圧の立ち上がりの間に達成されるのに対して、立ち下がりの間は「通常の」損失のあるドライバが使用される。図1に示されている実施形態において、(損失のある)電流源は、時間の100%にわたってLED電流を決定する。
図13に示されている実施形態において、整流電源電圧の立ち上がりの間に、電流源は、多かれ少なかれ短絡回路として動作(したがって電力消費を回避)するはずであり、LEDストリングを通る電流は、コンデンサによって決定されるが、コンデンサは、エネルギ蓄積装置であり、エネルギを消散装置ではない。コンデンサ電圧は、整流供給電圧及びLEDストリング電圧の差である(電流源にわたる電圧が無視できると仮定されている)。LEDストリング電圧の時間導関数が、(整流正弦波であると仮定された)整流供給電圧の時間導関数に対して小さいため、電流は、図14Cに示されているように、(切り替えグリッチは別として)余弦波として動作する。コンデンサ電圧は、極性を交番させる。コンデンサ電圧の大きさが、単一の高電圧LEDにおける順方向電圧の半分と等しい値に達するたびに、フルブリッジはトグルされ、同時にLEDストリングの次のタップが選択される。
図13に示されている実施形態において、整流電源電圧の立ち下がりの間に、コンデンサはバイパスされ、通常の(損失のある)電流源50は、LED電流を制御/制限しなければならない。
図2に示されている実施形態において、(損失のある)電流源は、時間の100%にわたってLED電流を決定する。フルブリッジに包まれたコンデンサの目的は、光出力フリッカを低減するために、利用可能な負荷電圧が、常に、少なくとも1つの高電圧LEDの順方向電圧降下を超過することを保証することである。そのようなものとして、フルブリッジ+コンデンサは、タップ線形ドライバ及びLED負荷と直列に接続されるが、他のタップ線形ドライバにおける(並列)フィルインコンデンサの代用品として見なされ得る。しかしながら、今や、例えば、TRIACベースの調光器に関する問題を回避し力率を改善するAC電源電流が、常に流れる。好ましくは、最大及び最小負荷電圧の比率は、多数の必要とされる高電圧LED、及び/又はLEDストリングに沿った多数のタップ、及び/又は(損失のある)電流源にわたる大きな電圧降下を回避するために、制限されて保たれる。電流源にわたる平均電圧降下は、電力損失を回避するために、できるだけ小さく保たれるのが好ましい。これは、フルブリッジにおけるスイッチの適切なタイミングによって達成され得る。特に、フルブリッジが、供給半サイクルごとに4回切り替えられ、且つ「充電」から、「貫通接続」へ、「放電」へ、「貫通接続」へ等に順序づけられるモードは、図16〜19において上記で示されたような非常に魅力的な波形を提供する。
図2に示されている実施形態において、負荷電流の形状は、例えば電流源を制御することによって、自由に選択され得る。例えば、負荷電流は、経時的に一定であるように選択され得る。他の電流波形がまた、電流源を制御することによって可能である。
図13に示されている実施形態において、提案される発明に従って整流供給電圧の立ち上がりの間に、無損失駆動のために選択がなされる場合に、負荷電流の形状は、自由に選択され得ない。なぜなら、そのとき、負荷電流が、立ち上がりの間における整流供給電圧のdV/dt、及び接続されるコンデンサの値によって決定されるからである。整流供給電圧の立ち上がりの間における負荷電流値のより良い制御は、調整可能なコンデンサによって達成され得る。ブリッジ切り替えユニットの貫通接続又はブリッジの異なるタイミングを用いれば、電流源は、強制的に動作され得て、それは、無損失駆動が、もはや選択されないことを意味する。
図13に示されている実施形態において、供給電流は、供給電圧ゼロ交差中には流れず、供給電圧が、40Vのレベル超過した場合にだけ流れる。これは、小さなコンデンサ値、制限されたコンデンサ電圧及び66VのLEDセグメント電圧を用いる特定の実施形態に起因する。図1及び2に示されている実施形態において、供給電流は、供給サイクルの100%にわたって流れる。
図13に示されている実施形態において、ブリッジ切り替えユニットは、供給半サイクルごとに6回切り替えられるのが好ましい。回数はまた、高電圧LEDの順方向電圧降下に依存する(例えば、66V、132V、198V)。順方向電圧が高ければ高いほど、ブリッジ切り替えユニットが切り替えられる頻度は少ない。
ブリッジ切り替えユニットは、コンデンサ電圧の極性が交番するため、双方向スイッチで構築され得る。しかしながら、一方向スイッチを可能にする他のインプリメンテーションが存在する。例えば、図13に示されているインプリメンテーションにおいて、ブリッジ切り替えユニットは、一方向スイッチを使用することができる。なぜなら、コンデンサ電圧の極性が、その実施形態において使用されるディメンショニングと共に変化せず、電流フローの方向が、常に同じであるからである。もちろん、双方向スイッチ(例えば、いわゆる「アナログスイッチ」のような市販されている)も同様に使用され得る。
図1及び2に示されている実施形態において、ブリッジ切り替えユニットは、それが、供給半サイクルごとに奇数回切り替えられる場合に、双方向スイッチで構築されるのが好ましいが、しかしブリッジ切り替えユニットはまた、それが、供給半サイクルごとに偶数回(例えば、2回又は4回等)切り替えられる場合に、一方向スイッチで構築され得る。一方向スイッチは、モノリシック集積化にはより魅力的である。なぜなら、それは、双方向スイッチと比較して、多くのシリコン面積を節約するからである。さらに、(NMOSTなどの)一方向スイッチの(ゲート−ソース電圧の)制御は、通常、双方向スイッチの(ゲート−ソース電圧の)制御より簡単である。なぜなら、一方向スイッチのソースが、通常、直流電圧との端子に接続されるからである。一組の逆直列接続されたNMOSトランジスタによって形成された双方向スイッチにおいて、共通ソースは、直流電圧との端子に接続されず、「浮遊」している。そのようなものとして、ドライバはまた、制御(すなわち、双方向スイッチのゲート−ソース電圧を決定するが、「浮遊」しており、「浮遊」供給を必要とする。
全ての実施形態は、LED(幾つかはスイッチによってバイパスされ得る)の直列接続ストリングとして負荷を有する、且つ直列に接続された電流源を有するタップ線形ドライバとして実現され得る。またタップに接続された(制御されるか切り替えられる)電流源が、使用され得る。
図13に示されている実施形態に関し、電流波形は、可変LEDストリング長さで、異なる順方向電流要件を補償するために(余分な損失なしに、できるだけよく試みるために)主に調整され選択される。
下記において、本発明による制御ユニットのさらなる実施形態が説明される。上記で説明された実施形態によれば、図19に示されている波形に帰着するスイッチS−Sのタイミングは、クロック基準に同期される。時間は、最小負荷電圧が全電源サイクルにわたってほぼ等しくなるように、単に発生された波形の検査及び試行錯誤によって選択される。しかしながら、専門及び/又は消費者製品実現のためには、より進歩した制御方法が、より好ましくなり得る。
制御方法が、供給電圧のRMS電圧における変化(例えば、EU電源230V+10%−6%)、LEDストリング電圧における変化(製造における差、電流における差、温度における差等)、及び供給/電源周波数(50Hz+/−1%又は60Hz+/−1%)における変化のような他の不確実性に適合することが特に望ましい。さらに、フルブリッジのスイッチS−S(すなわちブリッジ切り替えユニット40)のタイミングは、測定及び制御回路によって生成されるのが好ましいであろう。したがって、最低負荷電圧が、コンデンサ値、負荷電流、電源RMS電圧、電源周波数等にどのように関係するかの理解に基づいて、本発明による以下の制御方法及び制御ユニットが、優れた性能用にLEDストリング電圧などの設計パラメータを選択するために、且つスイッチのタイミングを最適に制御するように測定及びフィードバック回路を設計するために、提案される。さらに、加えて、フルブリッジの4つの動作モード(以下では、コンデンサ充電モード、コンデンサ放電モード、コンデンサトップバイパスモード又はコンデンサボトムバイパスモードと呼ばれる)間で選択し、一方で全ての電圧をゼロより高く保ち、且つフルブリッジの全てのノード電圧をできるだけ低く保つ制御方法が提案される。
第1に、上記で説明された制御方法の理論的な限界が検査されるが、それらに対して幾つかの仮定がなされる。
第1の仮定は、電源電圧(一般に、用語「電源電圧」は、供給電圧を一般に指すと理解されるものとする)が、ピーク値Vpeakを備えた正弦波の時間発展を有するということである。
mains(t)=Vpeak・sin(2・π・f・t) (1)
供給電圧は、実効値又は二乗平均平方根値Vmains,RMSの点から規定されることが多い。式の正弦波の時間発展に関して、これは、

に帰着する。
第2の仮定は、平衡が達成され、その結果、状況が、(コンデンサ30がまだ充電されていない)起動後十分に長いと見なされることである。
第3の仮定は、理想的スイッチが仮定されており、スイッチが開いている場合にゼロの電流導通を意味し、スイッチが閉じられている場合にゼロの電圧降下を意味するということである。
第4の仮定は、大きな静電容量を備えたコンデンサが使用されるということである。そのときコンデンサ電圧は、無視できる変動を示し、コンデンサ電圧は、一定のVと考えられ得る。
電源電圧のゼロ交差において、負荷電圧は、コンデンサ電圧と等しい。例えば、図19におけるt=10msを参照。
経時的に現れる最低負荷電圧の最大値が、

であることが計算され得る。
これは、上記で説明された方法の絶対的な理論的限界である。名目230V電源RMS電圧に対して、これは、145.5Vになり、名目120V電源電圧に対して、これは、75.9Vになる。これらの高い値は、高力率と組み合わされたLED照明用の低光出力フリッカを達成するために、非常に魅力的である。
第4の仮定(非常に大きな静電容量)は、あまり現実的ではない。大きな静電容量は、体積及びコストの理由で望ましくない。より実際的な新しい第4の仮定は、(平衡状態において、第2の仮定を参照)コンデンサ電圧が、最小値VC,minと最大値VC,maxとの間を循環するということである。コンデンサ電圧振幅ΔVは、今や、
ΔVc=VC,max−VC,min (4)
である。値VC、mは、VC,max及びVC、minの平均値であると定義され得る。


一般的な平均コンデンサ電圧が、後で理解されるように、この平均値に等しくないことが留意されるべきである。
コンデンサ電圧振幅は、正規化されたコンデンサ電圧振幅dを


として定義することによって、供給電圧に対して正規化され得る。
第5の仮定は、システムから引き出される電流が、経時的に一定であるということである。常に存在することを保証され得る最低電圧の最大値が、式(5)のVC,mと等しいことが証明され得る。静電容量が無限大に近づき、且つコンデンサ電圧振幅がゼロになる場合に、VC,mが、式(3)のVに近づくことに留意されたい。さらに、VC,mの値が、

であることが、計算され得る。
非常に大きなコンデンサ値(d=0の事例を取り上げることを意味する)用に計算された式(3)の結果との関係をよりよく理解するために、式は、

と書き換えられ得る。
正規化され保証された電圧xは、以下のように定義され得る。

正規化されたコンデンサ電圧振幅dと正規化され保証された電圧xとの間の関係は、式(8)を書き換えて、

を得ることによって見い出される。
図22は、dの関数としてのxのグラフを示す。
式(10)はまた、xの関数としてdを表現するために逆にされ得る。

図22は、正規化されたコンデンサ電圧振幅d<0.10の値に対して、正規化され保証された電圧xの低減が、2.2%に制限され、且つd<0.15に対してxの低減が、5%に制限されることを示す。
図22に示されているグラフから、d=0.2などの著しいコンデンサ電圧振幅が許されるべきでないことが明白である。なぜなら、それが、約13%の、正規化され保証された電圧xの著しい低減につながり、値d>0.236へのdの増加が、不安定なシステムにつながりさえするからである。コンポーネント値がいくらかの差(又はコストを低減するためにかなりの差さえ)を示すこと、及び追加の電圧ヘッドルームが、スイッチにわたる実際的な電圧降下(例えば、制御不可能なスイッチとして使用される半導体ダイオード用の約1Vの順方向にバイアスされたダイオード電圧降下)用に可能にされなければならないことを考慮すると、正規化されたコンデンサ電圧振幅dが0.10...0.15の範囲で選択されるように、コンデンサの静電容量を選択することが好ましい。
式(6)及びd=0.10の目標値を用いれば、許容可能なコンデンサ電圧振幅は、電源電圧において表現され得る。
ΔV=0.283・Vmains,RMS (12)
この限界値は、十分に大きなコンデンサ値を選択することによって遵守され得る。このコンデンサ選択を行えば、経時的に現れる最低負荷電圧は、式(3)によって予想されるより2.2%悪いだけであり、

になる。
欧州電源RMS電圧は、230V−6%+10%で指定される。
最悪の場合は、Vmains,RMS=216.2Vであり、それは、ΔV=61.2Vのコンデンサ電圧振幅、及びVload(t)≧VC,m=133.8Vの最低負荷電圧に帰着する。
コンデンサ電圧は、VC,max及びVC,minの値の間で振動する。式(4)及び(5)を用い、最悪の場合Vmains,RMS=216.2Vを仮定すると、

が計算され得る。
mains,RMS=230Vの名目電源電圧において、コンデンサ電圧振幅は、ΔV=65.1Vであり、最低負荷電圧は、Vload(t)≧VC(m=142.4Vである。
mains,RMS=230Vにおいて、コンデンサ電圧は、

との間で振動する。
最適な切り替え時間が、

であることが計算され得る。
上記で決定された値を用い、且つ最悪の場合Vmains,RMS=216.2Vを仮定すると、t1=1.442ms、t=2.824ms、t=5.708ms、t=8.558msとなる。Vmains、RMS=230Vにおいて、t=1.442ms、t=2.827ms、t=5.712ms、t=8.558msとなる。
必要とされるコンデンサ値は、

と計算され得る。
mains,RMS=216.2V及びIload=50mAの負荷電流に対して、結果は、C=2.36μFである。Vmains,RMS=230V及びIload=50mAの負荷電流に対して、結果は、C=2.22μFである。
上記で言及されたように、欧州電源RMS電圧は、230V−6%+10%に指定される。最低値は、Vmains,RMS=216.2Vであり、これは、ΔV=61.2V及びVload(t)≧VC,m=133.8Vに帰着する。Vmains,RMS=230Vの名目RMS電源電圧において、結果は、ΔV=65.1V及びVload(t)≧VC,m=142.4Vである。
load=50mAの定負荷電流を仮定すると(これは、もちろん、負荷のタイプ、例えばタップ線形LEDドライバ又はスイッチマトリックスドライバに依存する)、必要とされるコンデンサ値は、216.2Vの最悪の場合の電源RMS電圧においてC=2.36μF、及び230Vの名目電源RMS電圧においてC=2.22μFと計算される。
図19は、230Vの名目RMS供給電圧、2.2μFのコンデンサ値(標準値)、及びIload=50mAの定負荷電流における負荷電圧、整流電源電圧及びコンデンサ電圧の例示的な波形を示す。平衡状態において、コンデンサ電圧振幅は、64Vであり、最小負荷電圧は、約140Vである。これらの値は、計算にかなりよく一致する。
計算は、次のことを示す。すなわち、式(3)の理論的なV限界又は式(13)のより実際的なVC,m限界を超えるストリング電圧を備えた高電圧LEDストリング負荷(例えば230VのRMS電源電圧における150VのLEDストリング)(タップなし)が選択された場合に、LED負荷電流は、全電源(半)サイクルにわたって伝導され得ず、電源(半)サイクルの少なくとも一部の間に中断し、それによって、望ましくない光出力フリッカを発生することを、上記で説明された技術が意味することを示す。
逆から見ると、理論的なV限界又はより実際的なVC,m限界未満のストリング電圧を備えた高電圧LEDストリング(例えば、230VのRMS電源電圧における128VのLEDストリング)が選択された場合に、負荷電流は、フルブリッジにおいて、十分に大きなコンデンサ、及びスイッチの適切なタイミング制御を選択することによって、全電源(半)サイクル中に連続的に伝導され、それによって、光出力フリッカを回避することができる。
電源供給ブランチにおいて位相カット調光器、例えば立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジ又はさらに両エッジの調光器が使用される場合に、結果としてのRMS電圧は、伝導位相角に依存して降下する。その結果、また、上記で説明された技術によって発生され得る最低負荷電圧の最大値は、降下する。上記の洞察に基づいて、さらに改善された測定及び制御手法が、以下で説明されているように、導き出され得る。
少なくとも3つのさらなる方法が、スイッチを制御するために提案される。3つの方法のそれぞれにおいて、図19に示されているような、結果としての負荷電圧は、同一である。3つの方法間の差は、フルブリッジ40に含まれるコンデンサ30の負及び正端子における電圧において見い出される。差を明白に示すために、図23〜25の縦軸目盛りは、−50V...500Vの範囲に固定される。
フルブリッジ40のスイッチS...Sは、負荷を通る電流フローが可能であるような方法で、制御されなければならない。これは、4つの可能性を開く。
− スイッチS及びSが、閉じられる(コンデンサ充電モード)。
− スイッチS及びSが、閉じられる(コンデンサ放電モード)。
− スイッチS及びSが、閉じられる(コンデンサトップバイパスモード)。
− スイッチS及びSが、閉じられる(コンデンサボトムバイパスモード)。
第1のスイッチ制御方法は、図23に示されている方法で、以下のように、モード、すなわち、
− コンデンサ放電モード
− コンデンサトップバイパスモード
− コンデンサ充電モード
− コンデンサトップバイパスモード
を通し反復して循環する。図23Aの上部の2つの波形は、整流電源電圧Vrect(t)及びVload(t)を示し、それらは、図19の波形と同一である。図23Bの底部の2つの波形は、フルブリッジ40に含まれるコンデンサ30のそれぞれ正端子及び負端子における電圧VCpos(t)及びVCneg(t)を示す。どの電圧も電源電圧のピーク値(325V)を超える値を達成しないが、しかしコンデンサの負端子における電圧VCneg(t)が負値を示すことに留意されたい。これは、特にコンデンサ充電モードの終わりに発生し、且つこの第1のスイッチ制御方法に固有である。電源電圧ゼロ交差のときに負荷にVC,mの電圧を供給できるために、コンデンサ充電モードの終わりにコンデンサに蓄積されている電圧は、少なくともVC,mと同じくらい大きい。これは、別個のコンポーネントで構築された回路にとって問題ではないが、しかしそれは、集積回路にとっては欠点になり得る。
第2及び第3のスイッチ制御方法において、これらの負電圧は、防止される。
第2のスイッチ制御方法において、モードコンデンサトップバイパスモード及びコンデンサ充電モードは、コンデンサボトムバイパスモードによって取り替えられる。したがって、モードの繰り返し反復されるシーケンスは、図24に示されている方法で、
− コンデンサ放電モード
− コンデンサトップバイパスモード
− コンデンサ充電モード
− コンデンサボトムバイパスモード
になる。電圧のどれも、決して負値を達成せず、それが、集積回路設計にとって良いことが理解され得る。しかしながら、コンデンサの正端子における電圧VCpos(t)は、電源電圧のピーク値を著しく超える値、すなわち、230VのRMS電源電圧の325Vピーク値において488Vを達成する。これは、コンポーネントに対して設定される要件を広げ、欠点になり得る。
第3のスイッチ制御方法は、第1及び第2のスイッチ制御方法の特性を混合する。第3のスイッチ制御方法において、コンデンサ充電モード後のコンデンサバイパスモードは、2つの部分に分割される。すなわち、第1のコンデンサトップバイパスモードが選択され、続いてコンデンサボトムバイパスモードが選択される。したがって、モードの繰り返し反復されるシーケンスは、図25に示されている方法で、
− コンデンサ放電モード
− コンデンサトップバイパスモード
− コンデンサ充電モード
− コンデンサトップバイパスモード
− コンデンサボトムバイパスモード
になる。コンデンサトップバイパスモードからコンデンサボトムバイパスモードへのステッピングは、コンデンサの負端子における電圧が、例えば、ほんの数ボルトの値に低下した場合に行われ得る。今やどの電圧も、決して負値を達成せず、そもそも現れる最高電圧は、電源電圧のピーク値を少しだけ超えるだけであり、使用される例では、230VのRMS電源電圧の325Vのピーク値においてわずかに355Vである。
第3のスイッチ制御方法によるスイッチの制御用に、2つの基準電圧Vref1及びVref2並びにリアルタイムで測定された2つの瞬間電圧Vrect(t)及びVCneg(t)が使用される。さらに、タイミング信号Firstが使用される。
タイミング信号Firstは、整流電源電圧Vrect(t)が、電源半サイクル0...T/2の前半(0<t<T/4)又は後半(T/4<t<T/2)にあるかどうかを示す。したがって、これは、周期T/2を備えた反復シーケンスである。

基準電圧Vref1及びVref2は、直流(又はDC)電圧、すなわち経時的に一定であると考えられ得る電圧であるように意図されている。
第1の基準電圧Vref1用の実際の値を生成する幾つかの方法がある。第1の方法は、第1のLEDストリングのアノード及びカソードにおける電圧の差(例えば、典型的には、230Vの電源RMS電圧において128V)を測定し、トランジスタ化された電流調整器に適切にバイアスをかけるために必要な最小電圧ヘッドルーム(例えば5V)を追加することである。この方法は、低い光出力フリッカを伴う非調光LEDドライバに適している。
第2の方法は、リアルタイム電源入力電圧を測定し、例えば上記の計算に従って、RMS値に比例する出力電圧、すなわちVref1=0.619Vmains,RMSを発生することである。この方法は、低い光出力フリッカを備えた調光可能LEDドライバに適している。
他の必要とされる基準電圧はVref2であり、それは、トランジスタ化された電流調整器に適切にバイアスをかけるために必要な最小電圧ヘッドルーム(例えば、2V又は5V)を反映する。この電圧は、トランジスタ回路によって発生され得る。
スイッチを制御するために使用され得る、リアルタイムで測定された2つの瞬間電圧は、整流電源電圧Vrect(t)、及びフルブリッジに含まれるコンデンサの負端子における電圧VCneg(t)である。
上記で言及された電圧Vrect(t)、VCnegは、(t)基準電圧Vref1、Vref2と比較され、デジタル制御信号A、B及びCを結果としてもたらす。
コンパレータ(図26におけるB6)が、整流電源電圧Vrect(t)を基準電圧Vref1と比較する。
コンパレータ(図26におけるB5)が、コンデンサの負端子における電圧VCneg(t)を基準電圧Vref1と比較する。
コンパレータ(図26におけるB4)が、コンデンサの負端子で電圧VCneg(t)を基準電圧Vref2と比較する。
4つのデジタル制御信号First、A、B及びCを使用すれば、フルブリッジ40における2つの独立スイッチS及びSは、第3のスイッチ制御方法に従って制御され得る。2つの入力NANDゲートで構築され、且つSnot(Sの論理的逆)及びRnot入力部をそれぞれ有する2つのSet−Resetフリップフロップが、2つのMOSFETスイッチS及びS用の駆動信号M及びMを生成するために使用される。図26は、第3のスイッチ制御方法の必要な機能を実現する例示的な回路図を示す。
図27は、1つのフル電源サイクル(又は2つの電源半サイクル)の時間スパンにわたる時間の関数として、電圧及び論理信号の様々な波形を示す。図27Aは、それぞれ約135V及び5Vのレベルにおける基準電圧Vref1及びVref2、整流電源電圧Vrect(t)、及びコンデンサの負端子における電圧VCneg(t)を示す。図27Bに示されている論理信号Firstは、整流電源電圧Vrect(t)から導き出され得る。
図27C、27D、27Eは、図26の3つのコンパレータB6、B5及びB4によって発生された論理信号A、B及びCをそれぞれ示す。図27F及び27Gは、2つの独立スイッチのスイッチ制御信号M2及びM3を示す。これらの信号は、この実施形態ではNANDゲートで構築されたSet−Resetフリップフロップによって発生される。
図27H、27I、27J、27Kは、対応するスイッチ制御モードを示す論理信号Discharge、Charge、Top_bypass及びBottom_Bypassを示す。特に、整流電源電圧の負勾配におけるシーケンスは、そこではモードTop_Bypassの後にBottom_Bypassが続くが、第3のスイッチ制御方法に特有である。電圧のどれも、決して負値を達成せず、そもそも現れる最高電圧は、電源電圧のピーク値をわずかに超えるだけであり、用いられる例では、230VのRMS電源電圧の325Vピーク値において、わずかに355Vである。
図27L及び27Mは、正コンデンサ端子における電圧VCpos(t)、及び負荷に供給される電圧VLED1(t)を示す。
図28は、50Hz電源周波数で0.1秒に対応する、最初の5つのフル電源サイクル中における起動動作を示す。図28A及び28Bは、整流電源電圧、並びに正及び負コンデンサ端子における電圧を示す。図28Cは、差動コンデンサ電圧を示す。図28Dは、結果としての負荷電圧VLED1(t)を示す。
図27及び28の波形は、負荷としてタップ線形LEDドライバを備えたシステムから取られた。このシステムにおいて、第1の高電圧LEDは、128VのLEDであり、したがって式(13)の実際的なVC,m限界に応じる。図28Eは、前記128VのLEDにわたる差動電圧を示し、且つそれは、約40ms後に、128VのLEDが電流を連続的に導通し、その結果、この特定のLEDが光出力フリッカを見せないことを示す。波形はまた、約60ms(3つのフル電源サイクル)でシステムが平衡に達したことを示す。
図28Fは、この特定のタップ線形LEDドライバに対して、電源電流が、最初の非常に少数の電圧ゼロ交差中にのみ、ゼロに近い値を有することを明白に示す。この動作は、制御と共に直列コンデンサ及び周囲のフルブリッジスイッチネットワークに依存するだけでなく、適用される負荷に依存する。
上記の第3のスイッチ制御方法において、コンデンサトップバイパスモードからコンデンサボトムバイパスモードへのステッピングは、スイッチS及びSの開放、並びにスイッチS及びSの閉鎖を必要とする。その結果、ノードcpos及びcnegは、瞬間コンデンサ電圧と同じ大きさの電圧にわたってレベルをシフトしている。スイッチS...Sが、DS1、PS2、PS3及びDS4によってそれぞれ実現されるため、それは、スイッチPS3の制御信号M3を論理0にすることによってスイッチPS3を開く能動制御、及びスイッチPS2の制御信号M2を論理1にすることによってスイッチPS2を閉じる能動制御を必要とする。受動スイッチDS1及びDS4は、(制御信号の必要なしに)自動で開閉する。PMOSトランジスタPS2及びPS3のゲートを駆動するレベルシフティング回路(図示せず)の影響が無視できず、且つ寄生容量、寄生インダクタンス及び蓄積電荷などの全ての種類の寄生効果が存在するため、スイッチPS2及びPS3が、同期して作動されない場合に備えるのが慣行であるが、しかしそれらの制御信号M2及びM3は、同期して状態を切り替えることが可能である。PS2が閉じられた後にPS3が開く場合に、一時的にコンデンサ放電モードが作動され、それは、負荷電圧における正極性グリッチに帰着する。PS2が閉じられる前にPS3が開く場合に、一時的にコンデンサ充電モードが作動され、それは、負荷電圧における負極性グリッチに帰着する。後者の場合は、非常に望ましくない。なぜなら、負荷電圧が、光出力を生成するには一時的に不十分なことになるからである。次に、安価な解決法は、PMOSトランジスタPS2用の制御信号M2の立ち上がりエッジと、PMOSトランジスタPS3用の制御信号M3の立ち下がりエッジとの間のタイミング遅延を生成し、かくして短いコンデンサ放電モードを実現することである。これは、例えばフィードバック戦略によってタイミング遅延が正確に調整されることを保証するために特別な措置が取られなければ、図25AにおけるVloadのグラフで見られるように、t=8.1ms及びt=18.1msにおいて、負荷ノードのグリッチとして現れる。
上記の第1、第2及び第3のスイッチ制御方法のインプリメンテーションにおいて、基準電圧Vref1は、合計電圧降下(例えば132V)が理論的な最大値(142V)に近くなるように選択される高電圧LEDストリングにわたる差動電圧を測定することによって発生される。これは、低い光出力フリッカを備えた非調光LEDドライバに適しているが、しかし低い光出力フリッカを備えた調光可能LEDドライバには最適ではない。調光ゆえの著しい位相カットを伴う入力電源電圧が存在するとすぐに、入力RMS電圧は著しく降下し、3つの制御方法のインプリメンテーションは、光出力フリッカに帰着する可能性がある。なぜなら、システムが、132Vより大きな負荷電圧をもはや生成できないからである。
適用される直列コンデンサCの値の選択は、原則としてコスト対性能の問題である。第3のスイッチ制御方法の制御戦略は、選択されるコンデンサ値がかなり低く、且つコンデンサ電圧振幅がかなり高い場合に、適している。しかしながら、シミュレーションは、次のことを示した。すなわち、コンデンサ電圧振幅が小さなように、コンデンサ値が比較的大きく選択された場合には、コンデンサ放電モードからコンデンサトップバイパスモードに移動するときに、特に切り替え瞬間tにおいて、負電圧が現れる可能性があることを示した。特に、そのときに、ノードcneg(それには負コンデンサ端子が接続される)は、負電圧を示す可能性があり、それは、望ましくなく、回避されるべきである。
システムの起動時に、全てのコンデンサは放電される。切り替え直列コンデンサが素早く充電され、且つ平衡が達成されるように、制御システムが取り計らい得ることが、図28において既に示された。図26に示されているこの起動動作を生成するために用いられた制御方法は、直列コンデンサ自体によって決定される主時定数を有する。しかしながら、切り替え直列コンデンサによって決定される時定数より大きな主時定数の、以下で提示されるような他の制御方法が使用され得るが、それは、起動シーケンス中に、過充電された切り替え直列コンデンサ及び高すぎるノード電圧につながる可能性がある。
したがって、次の説明の目的は、より大きな直列コンデンサ値範囲を可能にし、より少ないグリッチを生成し、位相カット調光器とのより良い適合性を有し、切り替え直列コンデンサの過充電及び高すぎるノード電圧を回避するさらなるスイッチ制御方法を提案することである。
第3のスイッチ制御方法におけるようなグリッチは、能動スイッチの(ほぼ)同期の状態変化を必要としない制御方法を用いることによって防止され得る。上記の第1及び第2の制御方法は、そのようなグリッチを有しない。なぜなら、各モード遷移において、1つの能動スイッチ(PS2又はPS3)だけが、状態を変化させるからである。しかしながら、これらの制御方法は、負電圧(制御方法1)又は高すぎる正電圧(制御方法2)の欠点を有する。解決法は、スイッチ制御方法4として以下で提示される。
システムにおけるノード上の負電圧を回避するために、追加条件が満たされるべきである。これは、瞬間的な差動直列コンデンサ電圧V=VCpos−VCnegの測定を必要とする。
コンデンサ過充電は、コンデンサ電圧Vが、例えば電源電圧から導き出されるか又はLEDストリング電圧から導き出される基準電圧Vref3によって示される最大電圧を超えるか(G=0)又はそれより小さい(G=1)かどうかを示す論理信号Gを生成することによって防止され得る。制御戦略において、コンデンサ充電モードは、この論理信号Gが真=1である場合にのみ可能にされる。
位相カット調光器とのより良い適合性は、基準電圧Vref1を生成するために他の方法を用いることによって生み出され得る。基本的に、それは、基準電圧Vref1が、非調光電源電圧(230VのRMS)の場合における理論的な最大値(142V)より低いが、しかしそれに近い値であるべきであることを意味する。調光電源電圧の場合に、値は、それに応じて減少すべきである。
スイッチ制御方法4は、以下の特性を有する。
− 各モード遷移において、1つの能動スイッチだけ(PS2又はPS3)が状態を変化させる。
− 負電圧は、状態遷移のために、より多くの条件が満たされることを要求することによって回避される。
− コンデンサ過充電は、コンデンサ電圧が電圧限界未満である間だけコンデンサ充電モードを可能にすることによって回避され得る。
スイッチ制御方法4は、制御方法4における電圧を示す図29に示されている方法で、スイッチ制御方法1と同じ順序でモードを通して循環する。
− コンデンサ放電モード
− コンデンサトップバイパスモード
− コンデンサ充電モード
− コンデンサトップバイパスモード
スイッチを制御するために使用され得る、実時間で測定された3つの瞬間電圧は、
− 整流電源電圧Vrect(t)、
− フルブリッジに包まれたコンデンサのコンデンサ電圧V(t)、
− 負コンデンサ端子における電圧VCneg(t)、
である。
これらの瞬間電圧に加えて、3つの基準電圧が必要とされる。
基準電圧Vref3は、例えば起動シーケンス中に、切り替え直列コンデンサにわたってそもそも現れるはずの最大電圧を反映する。それは、例えば、電源電圧からか又はLEDストリングの順方向電圧から導き出され得る。230Vの電源RMS電圧において、その値は、例えばVref3=200Vになる可能性があり、それは、安定動作においてコンデンサにわたって現れる電圧値を超える値である。
基準電圧Vref2は、トランジスタ化された電流調整器に対して、その活性領域において適切にバイアスかけるために必要な最小電圧ヘッドルーム(例えば2V)を反映する。
基準電圧Vref1は、発生され得る最小負荷電圧のほぼ最大値となるように選択され得る。それは、非調光230VのRMS電源において、約140Vになる。Vref1を発生する他の可能性は、以下で言及される。
上記で言及された電圧Vrect(t)、V(t)及びVCneg(t)は、デジタル制御信号A、B、C及びGを発生するために、基準電圧Vref1、Vref2及びVref3と比較される。コンパレータA、B及びCにおいて、右項が、基準電圧Vref2に従って数ボルトだけオフセットされる。
− コンパレータAは、整流電源電圧Vrect(t)をコンデンサ電圧V(t)と比較する。

− コンパレータBは、整流電源電圧Vrect(t)を基準電圧Vref1と比較する。

− コンパレータCは、負コンデンサ端子電圧VCneg(t)を基準電圧Vref1と比較する。

− コンパレータCは、負コンデンサ端子電圧VCneg(t)を基準電圧Vref1と比較する。
4つのデジタル制御信号A、B、C及びGを用いれば、フルブリッジにおける2つの独立スイッチS及びSは、図30(電圧の観点から述べられた状態)又は図31(論理信号の観点から述べられた状態)の状態図において説明されているように、制御信号M2及びM3をそれぞれ用いる第4のスイッチ制御方法に従って制御され得る。
図30及び図31の状態図は、3つの状態を示すだけである。コンデンサ放電モードをQ=11で符号化することが便利である。なぜなら、必要とされるスイッチ制御信号が、M=1及びM=1であるからである。同様に、コンデンサトップバイパスモードは、Q=01で符号化され、コンデンサ充電モードは、Q=00で符号化される。
4つのデジタル制御信号A、B、C及びGに対するスイッチ状態の影響を注意深く検査すると、第4の状態が必要であることが理解され得る。コンデンサ放電モードからコンデンサトップバイパスモードに移動するために、A=1及びB=1であることが要求される。且つコンデンサトップバイパスモードからコンデンサ充電モードに移動するために、C=1であることが要求される。しかしながら、直列コンデンサが比較的大きな値を有する場合に、コンパレータCが、A=0及びB=1の時間中に論理ハイ(C=1)を示し、且つコンパレータAが論理1(A=1)に切り替わった後でC=0に切り替わることが発生し得る。したがって短時間の間、A=1、B=1及びC=1は、コンデンサ放電モードからコンデンサトップバイパスモードへの遷移後に、続いてコンデンサ充電モードへの即時遷移を引き起こす可能性がある。これを回避するために、言及された第4の状態が導入される。システムは、コンパレータCが論理ハイ(C=1)を示す限りは、この第2のコンデンサトップバイパス状態に留まり、コンパレータCが論理ロー(C=0)を示すとすぐに、元のコンデンサトップバイパス状態に移動する。したがって、4つの状態の2つは、コンデンサトップバイパスモードを表す。
4つの状態の符号化のために、少なくとも2つのフリップフロップが必要とされる。残りの組み合わせQ=10を用いて、この第2のコンデンサトップバイパスモードを符号化することが選択された場合に、2つのコンデンサトップバイパスモード間の遷移は、両方のフリップフロップQ及びQがトグルすることを要求する。回路実現における不均衡に依存して、これらの1つは、他方より速くトグルし、それは、短時間の間、コンデンサ放電モード(Q=11)又はコンデンサ充電モード(Q=00)のいずれかが選択されることを意味し、それは、非常に望ましくないグリッチを表す。
このグリッチを回避するために、コンデンサトップバイパスモードを表す2つの状態間を区別するための第3のフリップフロップQextraを使用することが選択される。その2つの状態は、今やQextra=010及びQextra=011と符号化される。コンデンサ放電モードは、Qextra=110と符号化され、コンデンサ充電モードは、Qextra=000と符号化される。
状態図は、起動時に現れる可能性があるが、原則として使用されない残りの4つの状態001、100、101及び111を用いて拡張される。状態遷移用の条件は、図32に示されているように選択され、言及されていない全ての状態は、3つのフリップフロップの制御における無関係な位置を意味する。
上記の第1のスイッチ制御方法に対する主な差は、制御用状態機械シーケンスに状態を通過させるために満たされなければならない異なる条件セットである。これは、異なるタイミングに帰着する。
第3のスイッチ制御方法と比較されると、図25及び図29のグラフを検討すれば明白に理解され得るように、放電時間は延長され、その結果また、充電時間は、延長され進められる。この全ては、わずかに低い保証された負荷電圧の代償で進行する。
コンパレータの実際的なインプリメンテーションは、遅延及びオフセットを示す。論理ゲートは、遅延を示す。例えば電源電圧におけるノイズ及び外乱に対して感度を低下させるために、且つ4つのコンパレータのより安定した遷移を生成するために、例えばコンパレータにおいて、ヒステリシスが追加され得る。ヒステリシスの追加は、図30に示されていない。
2つの入力NANDゲートで構築された3つのSet−Resetフリップフロップを用いるインプリメンテーションが、図33に示されている。図33は、第4のスイッチ制御方法を用い、スイッチS及びS用の制御信号M2及びM3をそれぞれ生成するためにデジタル入力信号A、B、C及びGを処理する論理回路を示す。
図33の状態機械によって実行される、提案された第4のスイッチ制御方法の動作は、様々な例によって示される。
第1の例として、50mAの定電流負荷が取られる。基準電圧Vref1は、125Vの固定レベルに設定され(以下ではスイッチ制御方法4aと呼ばれる)、基準電圧Vref2は、5Vの固定レベルに設定される。2つのサブケース、すなわち、適用される直列コンデンサの比較的低い値(図34、C=3μF)又は比較的大きい値(図35、C=20μF)が検査される。これらは、比較的大きい(55V)及び小さい(8V)コンデンサ電圧振幅にそれぞれ帰着する。
図34及び35は、比較的小さな直列コンデンサ値の場合(図34)、及び比較的大きな直列コンデンサ値の場合(図35)に対して、回路が平衡状態である1つのフル電源サイクル(2つの電源半サイクル)の時間スパンにわたる時間の関数として、電圧及び論理信号の様々な波形を示す。
図34A及び35Aは、125Vのレベルに設定された基準電圧Vref1、整流電源電圧Vrect(t)、及びコンデンサの負端子における電圧VCneg(t)を示す。
図34B−E及び35B−Eは、4つのコンパレータによって発生された論理信号A、B、C及びGをそれぞれ示す。これらのコンパレータは、式(27)、(28)、(29)及び(30)の比較を実行し、あるヒステリシスを備え、且つ遅延を示す。
図34F、G及び35F、Gは、図33の状態機械によって発生された、2つの独立スイッチのスイッチ制御信号M2及びM3を示す。
図34H−J及び35H−Jは、対応するスイッチ制御モードを示す論理信号Discharge、Charge及びTop_Bypassを示す。
図34K−M及び35K−Mは、正コンデンサ端子における電圧VCpos(t)、負荷に供給される電圧Vload(t)、及び差動直列コンデンサ電圧VCpos(t)−VCneg(t)を示す。
両方の場合において、最小負荷電圧は、約130V(Vref1+Vref2=130Vの設定レベルと等しい)である。
比較的小さな直列コンデンサ値(図34、C=3μF)の場合に対して、最大負荷電圧は、約355Vである。電源電圧ゼロ交差において、負荷電圧は、144Vである。差動直列コンデンサ電圧は、121Vと176Vとの間で循環する。
比較的大きな直列コンデンサ値(図35、C=20μF)の場合に対して、最大負荷電圧は、約325Vである。電源電圧ゼロ交差において、負荷電圧は、151Vである。差動直列コンデンサ電圧は、147Vと155Vとの間で循環する。
回路ノード電圧のどれも、決して負値を達成しない。
スイッチ制御方法4aの上記の例において、基準電圧Vref1は、スイッチ制御方法3に提案された方法と似て、125Vの固定値に設定された。
しかしながら、基準電圧Vref1はまた、他の方法で発生され得る。位相カット調光器と使用するために一層適した別の可能性は、理論的な最大値に近い最小負荷電圧の値(230Vの非調光電源RMS電圧における142V)が、例えば起動中にか又は位相カット調光ゆえに、もはや維持され得ない場合に、基準電圧Vref1のより低い値を供給することである。
スイッチ制御方法4bにおいて、基準電圧Vref1は、可能性の範囲から選択される。以下に示されている例において、この範囲は、2つの値を含む。この選択は、論理信号Normalを用いて行われるが、論理信号Normalは、差動直列コンデンサ電圧Vが、2つのLEDストリング(例では125V)に電流を供給するのに十分に高いかどうかを示す。論理信号Normalが偽である場合に、基準電圧Vref1は、単一LEDストリング電圧(例では63V)と等しく選択される。Normalが真である場合に、基準電圧Vref1は、第1及び第2のLEDストリング電圧の和(例では125V)と等しく選択される。

論理信号Normalは、コンパレータによって発生されることができ、以下に示されているように、コンデンサ電圧Vを基準電圧Vref4と比較する。

基準電圧Vref4は、VLED1とVLED1+VLED2との間の範囲における値、例えばVref4=1.1VLED1(例では73V)を有するように選択され得る。
図36は、C=20μFの値を備えた空の直列コンデンサを用いた起動後の最初の300msの波形を示す。図36Mにおいて、基準電圧Vref4=73Vは、差動コンデンサ電圧V=VCpos−VCnegと一緒に示されている。t=45msにおいて、差動コンデンサ電圧Vは、Vref4=73Vのレベルを横切る。論理信号Normal(図示せず)は、論理ハイに切り替わり、第1の波形ストリップは、基準電圧Vref1が、63Vから125Vに切り替わることを示す(式(31)を参照)。トグル基準電圧Vref1の影響は、図36Lに示されたVloadの波形ストリップに明白に示されている。
スイッチ制御方法4cにおいて、基準電圧Vref1は、固定レベルに保持されず、制限のある可能性セットから選択されもしないが、しかし例えば、(最小)ピーク検出器によって制御される真のアナログ量である。この方法4cは、様々な高電圧LEDの順方向電圧から独立しているように特に意図されるか、又はより一般的には、(もちろん短絡は別として)どんな負荷が接続されようとも独立しているように意図される。その目的で、最小電圧レベルVminは、少なくとも半電源サイクルにわたるが、しかし好ましくは数サイクルにわたる負荷電圧の極小値から導き出され、このレベルは、基準電圧Vref1として使用される。能動スイッチは、この電圧レベルをできるだけ高く上昇させるように制御される。
minを発生するために、ピーク検出器が使用され得る。その最も単純な形態において、抵抗器、コンデンサ及びダイオードが、回路を実現するために必要とされる。
再び、2つのサブケース、すなわち、適用される直列コンデンサの比較的低い値(図37、C=3μF)又は比較的大きい値(図38、C=20μF)が検査される。両方の図は、起動後の最初の300msにおける動作を示す。
比較的小さい直列コンデンサ値(図37、C=3μF)の場合に対して、最小負荷電圧は、ひとたび平衡状態が達成されたならば、約133Vである。最大負荷電圧は、起動位相において最大375Vの値を達成し、平衡状態において約330Vである。電源電圧ゼロ交差において、平衡状態の負荷電圧は、133Vである。差動直列コンデンサ電圧は、180Vへと最初に素早く充電され、その時間に、コンデンサ充電モードは、直列コンデンサの過充電を防ぐために制限機能が作動されることを示す制御信号Gによって終了される(限界値は、Vref3=180Vに設定される)。全体におけるこの制限機能は、起動位相中に7回作動される(図37Eに示されている波形ストリップを参照)。平衡状態において、差動直列コンデンサ電圧は、111Vと165Vとの間で循環する。
比較的大きい直列コンデンサ値(図38、C=20μF)の場合に対して、起動位相における最大負荷電圧は、310Vであり、平衡状態において約290Vに減少する。最小負荷電圧は、ひとたび平衡状態が達成されたならば、約138Vである。電源電圧ゼロ交差において、平衡状態の負荷電圧は、138Vである。差動直列コンデンサ電圧は、136Vと144Vとの間で循環する。コンデンサ充電制限機能が作動されないことに留意されたい(図38Eに示されている波形ストリップを参照)。
回路ノード電圧のどれも、決して負値を達成しない。
要するに、電源電圧供給から高電圧LEDを動作させる場合に、電気入力波形及び光出力波形の両方は、ある基準を満たさなければならない。本発明によれば、切り替え容量性電流制限装置及び方法が、提案される。コンデンサが、LEDストリングのDC電流経路へと切り替えられることになる。幾つかの周囲のスイッチ(例えば、CMOS双方向アナログスイッチICによって実現される)を介して、コンデンサの有効極性は、正又は負であるように設定され得るか、又はコンデンサは、バイパスされ得る。整流電源電圧の瞬間値が、LED電圧より高い場合に、過電圧は、コンデンサを充電するために使用される。整流電源電圧の瞬間値が、LED電圧より低い場合に、(以前に充電された)コンデンサは、反対極性と接続され、したがってLEDが動作され得るように電圧を上昇させる。
過電圧(及びエネルギ)を蓄積し解放するためにコンデンサを用いることは、通常使用される損失のある電流制限と比較して、全システムの効率を改善する。本明細書で提案される方法は、AC入力側で大きな位相シフトを生成せず、したがって力率は高い。一般的な方法は、任意の高電圧LEDと共に使用され得るが、しかし可変順方向電圧を備えたLEDストリング、例えばタップLEDストリングと組み合わせると、コンデンサのサイズ及び定格電圧は、低減される可能性がある。
本発明は、様々な用途において様々なタイプの負荷を駆動するために使用され得る。例えば、本発明は、LED照明器具、例えば商用電源式の一般的照明用の高効率的で高力率の「線形」HV LEDドライバ用に適用され得る。その提案は、LED照明及び他の用途、特に、LEDレトロフィットバルブ及びモジュール並びに統合ドライバを備えたLEDランプ及びモジュール用のタップ線形ドライバなど、LEDランプ(ACLED)、すなわち低コストLEDランプの高及び低電圧AC駆動に適用され得る。
本発明は、図面及び前述の説明において図示され詳細に説明された、そのような図解及び説明は、実例又は例示的であり、限定的ではないと見なされるべきである。本発明は、開示された実施形態に限定されない。開示された実施形態に対する他の変形が、図面、開示及び添付の特許請求の範囲の研究から、請求される発明を実施する際に当業者によって理解され達成され得る。
特許請求の範囲において、単語「含む」は、他の要素又はステップを排除せず、不定冠詞「a」又は「an」は、複数を排除しない。単一の要素又は他のユニットが、特許請求の範囲において列挙される幾つかのアイテムの機能を遂行してもよい。ある措置が、相互に異なる従属請求項で挙げられているという単なる事実は、これらの措置の組み合わせが、有利に使用され得ないことを示すものではない。
特許請求の範囲におけるいずれの参照符号も、範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

Claims (15)

  1. 負荷を駆動するための駆動装置であって、
    − 受信されたAC供給電圧を整流するための整流器ユニットと、
    − 前記負荷を駆動するための駆動電圧及び/又は駆動電流を供給するための負荷端子と、
    − 前記整流器ユニットと前記負荷端子との間に結合された容量性蓄積ユニットであって、前記整流器ユニットによって供給された電気エネルギを蓄積し、且つ電気エネルギを前記負荷に供給するための容量性蓄積ユニットと、
    − 前記整流器ユニットと前記負荷との間に結合されたブリッジ切り替えユニットであって、前記整流器ユニットから前記負荷端子への負荷電流経路内に、前記容量性蓄積ユニットを所望の極性で切り替えるための、且つ前記容量性蓄積ユニットを前記負荷電流経路外に切り替えるためのブリッジ切り替えユニットと、
    を含む駆動装置。
  2. 前記ブリッジ切り替えユニットが、並列に結合された2つのスイッチ経路のフルブリッジを含み、各スイッチ経路が直列に結合された2つのスイッチを含み、前記容量性蓄積ユニットが、前記2つの並列スイッチ経路の直列結合端子間に結合され、これら直列結合端子において、前記2つのスイッチ経路のそれぞれの前記2つのスイッチが接続される、請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記容量性蓄積ユニットが、単一のコンデンサを含む、請求項1に記載の駆動装置。
  4. 前記容量性蓄積ユニットが、並列に結合された2つ以上のコンデンサを含み、前記ブリッジ切り替えユニットが、各コンデンサを前記負荷電流経路内に又はその経路外に別々に切り替える、請求項1に記載の駆動装置。
  5. 前記ブリッジ切り替えユニットが、全て又は幾つかのコンデンサ用に、コンデンサごとの追加コンデンサスイッチを含み、前記追加コンデンサスイッチが、その関連するコンデンサに直列に結合される、請求項2及び4に記載の駆動装置。
  6. 前記ブリッジ切り替えユニットが、前記フルブリッジの前記2つのスイッチ経路に並列に結合された全て又は幾つかのコンデンサ用に、コンデンサごとの追加スイッチ経路を含む、請求項2及び4に記載の駆動装置。
  7. 前記整流器ユニットと前記負荷端子との間に結合された電流源をさらに含む、請求項1に記載の駆動装置。
  8. 前記ブリッジ切り替えユニットが、前記整流供給電圧の瞬間値が前記負荷電圧より高い場合に、前記容量性蓄積ユニットを前記負荷電流経路内に第1の極性で切り替えるように制御され、且つ前記整流供給電圧の瞬間値が前記負荷電圧より低い場合に、前記容量性蓄積ユニットを前記負荷電流経路内に前記第1の極性と反対の第2の極性で切り替えるように制御される、請求項1に記載の駆動装置。
  9. 前記ブリッジ切り替えユニットが、前記整流供給電圧の半サイクル中に特に1回、2回又は4回、前記容量性蓄積ユニットを前記負荷電流経路内に前記第1及び第2の極性で交互に切り替えるように制御される、請求項1に記載の駆動装置。
  10. 前記ブリッジ切り替えユニットが、前記整流供給電圧のゼロ交差に対する遅延時間によって、前記容量性蓄積ユニットを前記負荷電流経路内に前記異なる極性で切り替えるタイミングを制御するように制御される、請求項8に記載の駆動装置。
  11. 前記ブリッジ切り替えユニットが、前記容量性蓄積ユニットに蓄積された電気エネルギが前記負荷に電力を供給するために使用されない場合に、前記容量性蓄積ユニットを前記負荷電流経路外に切り替えるように制御される、請求項1に記載の駆動装置。
  12. 前記ブリッジ切り替えユニットが、所定のコンデンサ電圧、特に所定の初期コンデンサ電圧に前記容量性蓄積ユニットを充電するように制御される、請求項1に記載の駆動装置。
  13. 前記スイッチが、特に1つ又は複数のPMOSトランジスタ、NMOSトランジスタ又はダイオードを含む双方向又は一方向スイッチとして実現される、請求項2に記載の駆動装置。
  14. 負荷を駆動するための駆動方法であって、
    − 受信されたAC供給電圧を整流器ユニットによって整流するステップと、
    − 前記負荷を駆動するために、負荷端子に駆動電圧及び/又は駆動電流を供給するステップと、
    − 前記整流器ユニットと前記負荷端子との間に結合された容量性蓄積ユニットによって、前記整流器ユニットによって供給された電気エネルギを蓄積し、且つ電気エネルギを前記負荷に供給するステップと、
    − 前記整流器ユニットと前記負荷との間に結合されたブリッジ切り替えユニットによって、前記整流器ユニットから前記負荷端子への負荷電流経路内に、前記容量性蓄積ユニットを所望の極性で切り替え、且つ前記容量性蓄積ユニットを前記負荷電流経路外に切り替えるステップと、
    を含む駆動方法。
  15. − 1つ又は複数のLEDを含む光ユニットと、
    − 前記光ユニットを駆動するために前記光ユニットに結合された、請求項1に記載の駆動装置と、
    を含む照明器具。
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