JP2014508232A - 保持装置 - Google Patents

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Abstract

保持装置1が保持バリア3を有し、保持バリア3が、少なくとも3つのアーム5、51、52、53、54を含む支持フレーム4を有する。支持フレーム4は、非動作閉鎖構成及び動作放射状構成を呈するようになされている。動作放射状構成において、各アーム5、51、52、53、54は、それぞれの放射方向50a、50bに沿って方向付けられ、非動作閉鎖構成において、少なくとも1つの第1のアーム5、51、53が、動作放射状構成の同じ放射方向50aに沿って方向付けられ、残りの複数の第2のアーム5、52、54が、前記少なくとも1つの第1のアーム5、51、53の前記放射方向50aに実質的に平行な方向50cに沿って方向付けられる。

Description

本開示は保持装置に関する。とりわけ本開示は、雪、雪崩、土壌、岩石、堤防を保持するために使用することを意図された装置、すなわち、いわゆる雪崩、雪、地滑り、岩石の防護装置又は安定化装置などに関する。
雪崩若しくは地滑りに対する防護のため、又は安定化目的のための保持装置、例えばイタリア特許第1288181号、欧州特許出願第1921210号、及び欧州特許出願第1728924号に記載された保持装置などが知られている。
とりわけ、知られている保持装置の例は、保持メッシュが固定される金属製のビーム(beam)によって形成される支持フレームを有する。支持フレームは、傾いたT字型構造を形成するように、片側で地面の上に載り、地面に安定させた支柱又は脚部によって支持される。
実際には、保持する雪又は他の物質の進行する動きを止めるため、又は少なくとも制限するために、保持メッシュは、地面に対して実質的に垂直に、又はそうでなければ傾けて配置される。
このようにして、山の斜面に沿っていくつかの列のそのような保持装置を配置することにより、雪崩若しくは地滑りの形成を制限すること、又はいずれにしてもその大部分を大幅に制限することが可能である。
イタリア特許第1288181号 欧州特許出願第1921210号 欧州特許出願第1728924号
知られている保持装置は多くの点で利点があるものの、依然として克服されるべきいくつかの欠点を有する。
1つの欠点は、輸送及び組立ての難しさに関するものである。
知られている装置は、支持フレームの2次元のサイズ、及び支持フレームから延在してそれと共にT字を形成する支持支柱の長さの両方のために、実際に、大きな体積を持つ実質的なピラミッド形状を有する。
更に、保持装置は、まさにその機能のために、それを設置場所まで輸送するのにしばしばヘリコプターが使用されるほどの、通常、アクセスが困難な厳しい立地に設置されなければならないことを考慮しなければならない。このことは、しばしば、分解した装置のそれぞれの部品を設置場所まで輸送し、現場で直ちに装置の組立てを実施する必要性をもたらす。この動作は、設置に必要な時間を大幅に増やし、困難な条件の中で装置の組立ての実施を求められる作業員に危険を課す恐れがある。
或いは、事前に組み立てた装置を特別な車両を使用して輸送しなければならず、一回の道のりで輸送され得る装置の数は、非常に限られたものになる。
同様のサイズに関連した問題は、生産工場から設置作業場までの陸路での保持装置の輸送に関して、且つ生産工場内及び作業場の場所におけるそれらの保管に関しても生じる。
したがって本開示は、先行技術に関して上で言及した欠点を克服することができ、且つ/又は更なる利点を実現することができる保持装置を提供する技術的課題に基づいている。
これは、独立請求項1に記載の保持装置を提供することによって得られる。本開示の主題の特定の実施例は、対応する従属請求項に定義される。
本開示による保持装置は、非動作構成におけるその体積が、動作構成における体積よりも小さいという事実のおかげで、保持装置の輸送を円滑にするために有用である。
実際、支持フレームは、非動作閉鎖構成及び動作放射状構成を呈することできる。非動作構成における保持バリア(すなわちバリアが閉鎖しているとき)は、動作構成時(すなわちバリアが開放され、アームが放射状に配置されているとき)に比べてはるかに小さな横寸法の、主に細長い形状を有する。
言い換えれば、本開示による保持装置は、折り畳み可能な、又は押し縮め可能な構造を有し、この構造は、装置が設置されないとき、装置の体積を大幅に縮小するために有用である。
結果として、既に実質的に組み立てられた状態で、保持装置を容易に輸送することができ、設置作業場で必要とされる作業を最小限に縮小する。
先行技術と比較して、一回の道のりでより多くの数の保持装置を陸路で輸送することができる。
まだ使用されていない保持装置の保管も、同様により小さな体積によって円滑になる。
いくつかの実施例によれば、平行アーム構成が、放射状構成と実質的に同一平面上にあり、すなわち第2のアーム(又は可動アーム)が放射状配置の面から出ることなく第1のアームに対して動く。したがって、1つ又は複数の第1のアームは固定されていてもよい。
この観点は、個別の部品の全体数(及び保持装置を組み立てるために必要な労働)、並びに可動アームの数(及び設置時に放射状構成を得るために実施されなければならない動作)の両方を減少させるための、保持装置の製造の簡素化に有用である。
例えばT字又はY字の形状に3つのアームが配置される支持フレームの場合、3つのうちの1つのみ(とりわけ、T字又はY字の脚部を形成するアーム)が、他のアームに対して可動であれば十分であり、4つのアームがX字のように配置される支持フレームの場合は、2つの向かい合うアームのみが他のアームに対して可動であれば十分である。
保持装置を設置するとき、非動作閉鎖位置に向かうアームの予期しない動きを防ぎ、支持フレームが荷重下でその形状を変え得るのを防ぐために、動作放射状構成における第2のアームを係止することが望ましいことがあることを更に考慮されたい。したがって、最小数の可動アームが、係止されなければならない対応する最小数の可動連結に関与しており、その結果、設置時に実施されるべき動作の数を最小限に減少させる。
いくつかの実施例によれば、装置は、関節継手を介して保持バリアに連結される支持支柱を有する。支持支柱は、第1の角度位置と第2の角度位置との間で、保持バリアに対して可動である。第1の角度位置において、支持支柱は、保持バリアとともに実質的なT字形状の配置にあり、一方、第2の角度位置において、支持支柱は、非動作閉鎖状態における支持フレームのアームに実質的に平行であり、すなわち、それは少なくとも1つの第1のアームの放射方向に実質的に平行である。
この観点は、先行技術の装置で生じるように保持装置が設置されたときにT字の形状である保持装置を得るために有用であり、装置が設置されておらず、輸送及び/又は保管されなければならないときには最少の体積を有する装置を得るために有用である。実際、第2の角度位置における支持支柱は、保持バリアが閉鎖されているとき、保持バリアの主に細長い形状に対して平行であり、したがって設置されていないときの保持装置の横寸法を大幅に増加させない。
更にいくつかの実施例によれば、支持支柱と保持バリアとの間の関節継手は球状のヒンジ(spherical hinge)を含み、球状のヒンジは、例えば球状のヒンジの本体に形成される貫通座部(through−seat)の内部に挿入されるべきピンによって、円筒形のヒンジ(cylindrical hinge)に可逆的に変換可能である。関節継手が円筒形のヒンジとして動作するとき、支持支柱の動きは、第1の角度位置と第2の角度位置との間の動きに制限され、すなわち、支柱は、保持バリアに対して垂直な一面においてのみ動くことができる。
この観点は、装置が現場で設置されるとき、いくつかの知られている保持装置において行われるように、保持バリアに働く荷重に適応するように保持バリアと支持支柱との間で多方向の関節式の動きを可能にすることができる球状のヒンジである関節継手を有する保持装置を得るために有用である。代わりに、保持装置が設置されず、輸送及び/又は保管されなければならないときは、関節継手は円筒形のヒンジであり、これにより、支持支柱の動きを制限し、放射状配置の面における支持支柱の回転を防ぎ、したがって、支持支柱が、閉鎖された保持バリアの主に細長い形状から予期せずに出ることを防ぐ。
基本的に、これが、輸送中に維持されることになる小さな体積を可能にする。更に、設置時には、支持支柱の動きの前記制限により、支柱そのものが左右にずれること、及び動作に対する障害を予期せずに生み出すこと、又はうっかり設置作業員に当たることを防ぐ。
他の実施例によれば、支持支柱は保持バリアから取り外されて供給され、現場での設置時にのみ保持バリアに連結される。これらの実施例においては、関節継手は存在しなくてもよい。例えば支持支柱は、特殊な座部内部への挿入によって、又は他の知られた方法を使用して、保持バリアに連結されてもよい。
他の実施例によれば、現場での保持バリアは、例えばつなぎ部材又は可撓ケーブルなどの支柱を含まない支持手段によって支持される。
本開示の主題の更なる利点、特有の特徴、及び使用の仕方は、限定的な目的のためでなく、例として提供される、以下の本開示の好ましい実施例の詳細な説明から明らかになるであろう。
しかしながら、本開示の主題の各実施例が、上に列挙した利点のうちの1つ又は複数を有することがあるのは明らかであり、いずれにしても、各実施例が列挙した利点のすべてを同時に有すべきことは必須ではない。
添付の図面における数字への参照がなされるできである。
斜面の現場で設置される、本開示によるいくつかの保持装置の斜視図である。 本開示による保持装置の上面図である。 図2による保持装置の拡大した詳細の、断面線III−IIIによる断面図である。 図3による詳細の、断面線IV−IVによる断面図である。 図4による詳細の、断面線V−Vによる断面図である。 動作放射状構成においていくつかの部品を取り除いた、図1による装置の保持バリアの概略図である。 非動作閉鎖構成においていくつかの部品を取り除いた、図1による装置の保持バリアの概略図である。 図6による保持装置の第1のアームの側面図である。 図8の第1のアームの、断面線IX−IXによる断面図である。 図6による保持バリアの第2のアームの側面図である。 図10の第2のアームの、断面線XI−XIによる断面図である。 部品を分離した、図6による保持バリアの斜視図である。 部品を組み立てた、図6による保持バリアの斜視図である。 部品を分離した、図13による保持バリア及び支持支柱の斜視図である。 図7による保持バリア及び第2の角度位置における支持支柱の斜視図である。 非動作構成における、本開示による保持装置の斜視図である。
図面を参照すると、本開示による保持装置が、参照番号1によって示されている。
前記保持装置1は、さまざまな分野で使用されることができる。例えば保持装置1は、雪を保持するため(いわゆる防雪装置)、雪崩に対する防護のため(いわゆる雪崩防護装置)、土壌若しくは堤防を安定化させるため、又は保持するため(いわゆる安定化装置)、落石に対する防護のため(いわゆる落石若しくは地滑り防護装置)、或いは他の同様の用途のために使用されることができる。
示された実施例において、保持装置1は、例えば、装置1の上方側の土壌若しくは岩石の下方への動きを止めるため、又は制限するために、以下でより詳細に説明する方法で山の不安定な斜面91に配置され、そこに固定することができる安定化装置である。
保持装置1は、保持バリア3と、保持バリア3に連結された支持支柱2とを備える。
とりわけ、保持装置1が現場で設置されるとき、支持支柱2及び保持部材3は実質的にT字形状の配置又は構成にあり、ここで、支持支柱2は、T字の芯部を形成し、保持バリア3は、T字のフランジを形成する。
実例において、保持装置1は、保持バリア3の片側3a、すなわち底部側が、地面92に載り、地面92と特定の角度βを形成するように、倒れたT字の構成で地面92に設置される。とりわけ、保持バリア3は、地面92に対して実質的に垂直に、又は下方へ傾けて配置されてよい。
保持バリア3が、保持されるべき物質の重みの下で倒され得る又は動かされ得るのを防ぐために、支持支柱2は、保持バリア3のための突っ張り又は支持として働く。
支持支柱2は、第1の端部21すなわち上方端部を有し、端部21は、好適な固定手段を介して地面92に連結されてよく、前記固定手段は、例えば支持支柱2の第1の端部21に取り付けられるリング25と、地面92の中に埋め込まれる固定装置(図示せず)にリング25を連結するつなぎ部材27とを含む。支持支柱2の地面92への固定により、保持装置1を事前に選択された位置に保つことが可能になる。これらの固定手段は、当業者に知られているやり方で形成されてよく、したがって更に説明はしない。更なる詳細については、例えばイタリア特許第1288181号及び欧州特許出願第1921210号を参照されたい。
支持支柱22の第2の端部22すなわち下方端部は、以下で説明するやり方で保持バリア3に、とりわけその中心領域に関連付けられ、又は連結される。
実例において、とりわけ図1から図3に示すように、保持バリア3は、支持フレーム4と、保持メッシュ35とを備え、保持メッシュ35は、例えばフック37を用いて支持フレーム4に固定される。
支持フレーム4は、少なくとも3つのアーム5を含み、アーム5は、支持支柱2もまたそこに連結される中心部材40に装着される。
示される実例において、支持フレーム4は、4つのアーム5、すなわち2つの第1のアーム51、53と、2つの第2のアーム52、54とを含む。以下では、前記アームの各々を、それが第1のアームであるか、第2のアームであるかに関係ないとき、参照番号5によって全体的に示すことがある。
支持フレーム4の動作構成において(例えば保持装置1が現場で設置されるとき)、アーム5は互いに対して広がっており、2つの連続するアームが互いに対して角度を形成する。言い換えれば、図3及び図6に詳細に示すように、動作構成におけるアーム5は放射状に配置され、アームが固定されている中心部材40から延在している。動作放射状構成において、各アーム5は、それぞれの放射方向50a、50bに沿って向けられる。
とりわけ、この放射状配置は、実質的に平坦である。例えば、アーム5は、(例えば図2の上面図において見られるように)互いに同一平面上にある。
示される実例において、第1のアーム51、53は互いに一直線上にあり、第1のアーム51、53に対して反対側に配置される第2のアーム52、54は、動作構成において互いに一直線上にある。基本的に、X字又は聖アンデレ十字を形成するように、第1のアーム51、52は保持バリア3の第1の対角線50aに沿って配置され、第2のアーム52、54は保持バリア3の第2の対角線50bに沿って配置される。中心部材40は、第1の対角線50aと第2の対角線50bとが交差する領域に位置する。
前記対角線50a、50bは、放射状構成において、それぞれの第1のアーム51、53、及び第2のアーム52、54の放射方向に対応し、その長手方向中心軸線50にもまた対応する。
実例において、第1のアーム51、53は、第2のアーム52、54と、80度の角度αを形成する。
とりわけ、支持フレーム4は、保持バリア3が有するような、実質的に四辺形形状を有する。
支持フレーム4は、主に2次元に沿って延在し、すなわち、その全体の厚さSは、その幅L及びその高さHよりも実質的に小さく、これらの幅L及び高さHの寸法は、おおよその大きさの点において互いに実質的に同等である。支持フレーム4は、保持バリア3の第1の面又は側面31、すなわち上方側を画定し、一方、保持メッシュ35は、第1の面31とは反対の第2の面又は側面32、すなわち下方側に位置する。
中心部材40は、第1の平板41及び第2の平板42を含み、平板41及び42は、保持バリア3の第1の対角線と第2の対角線とが交差する領域のそれぞれ反対の側に、第1の面31及び第2の面32に沿ってそれぞれ配置される。したがって、中心部材40の領域において、アーム5の端部は、第1の平板41と第2の平板42との間に囲われる。
各アーム5は、それぞれ対のボルト45、46を用いて、中心部材40に固定される。この目的のために、中心部材40及び各アーム5は、ボルト45、46を受け入れるための、それぞれの第1の座部47a、47b、及びそれぞれの第2の座部48a、48bを含む。これらの座部47a、47b、48a、48bは基本的に、第1の平板41、アーム5、及び第2の平板42を通り抜ける貫通孔である。
各アームについて、第1のボルト45は、第1の座部47a、47bの内部に挿入され、それぞれのナット451でクランプ固定され、一方、第2のボルト46は、第2の座部48a、48bの内部に挿入され、それぞれのナット461でクランプ固定される。
第1の座部47a、47bは、アーム5の長手方向中心軸線50に関して、第2の座部48a、48bと反対の側に位置する。実例において、各平板41、42には8つの貫通孔、すなわち各アーム5のための2つの貫通孔(第1の座部47a及び第2の座部48a)が備えられる。各アーム5には、2つの貫通孔(第1の座部47b及び第2の座部48b)が備えられ、これらはアーム5が動作位置にあるとき、平板41、42のそれぞれの穴47a、48bに一致するように配置される。
示される実施例において、第1のアーム51、53は、単一の部片を形成し、すなわち、それらは中心部材40を通り抜ける同じビーム56の連続する部分又は区間である。基本的に、第1のアーム51、53は、物理的に互いに途切れていない。第2のアーム52、54は構造的に互いに独立しており、すなわち、それらは途切れたビームの部分である。
とりわけ、アーム5は、I字型の断面を有するビームによって形成され、I字型の断面は、芯部57aと、芯部57aの向かい合う側の2つのフランジ57b、57cとを有する。
アーム5が一緒に集中する中心部材40の領域において、2つの第1のアーム51、53を形成するビーム56は、第1のフランジ57b及び芯部57aの一部において形成される切欠き又は凹部58を有する。
中心部材40の領域における(すなわち、第1のアーム51、53との交差点における)第2のアーム52、54の端部が、今度は、第2のフランジ57c及び芯部57aの一部において切込み59を有する。これにより、実質的に平らであり、アーム5の高さH5に等しい厚さSを有する支持フレーム4を形成するように、アーム5が、互いに同一平面上に配置されるのを可能にする。
更に、第1のアーム51、53の第1のフランジ57bにおいて凹部58を形成し、第2のアーム52、54の第2のフランジ57cにおいて(すなわち、第1のフランジ58bと向かい合うフランジにおいて)切込み59を形成することによって、第1のアーム51、53及び第2のアーム52、54が、交差領域において実質的に互いを補完しあう。
結果として、平板41、42の各々とアーム5との間の全体的な接触範囲が最大化され、したがって、全体としての支持フレーム4の堅固さが向上する。アーム5は、第1のフランジ57bを第2のフランジ57cに連結する補強要素57hを備えることができる。ビーム56もまた、凹部58の領域において芯部57aに固定される補強要素57gを備えることができる。同様の補強要素が、切込み59の領域において、第2のアーム52、54のために提供されてもよい。
支持支柱2への連結を実施するための手段410が、第1の平板41、すなわち保持バリア3の上方側31に配置された平板に関連付けられる。実例において、連結手段410は、保持バリア3の実質的に中心点、すなわちアーム5の集中によって画定される点、すなわち放射状配置の中心に配置されることに留意されたい。
保持バリア3が、支持支柱2に対してその傾斜を変化させるのを可能にするために、前記連結手段410は、例えば単純なヒンジ(すなわち円筒形のヒンジ)又は球状のヒンジなどの関節継手を含む。
示される実施例において、関節継手410は、溶接を用いて第1の平板41に固定される実質的に球状な要素411と、支持支柱2の第2の端部22に取り付けられたケーシング又はシェル221とを含む。シェル221は、実質的にC字形状の形を有し、球状の要素411を受け入れるための空洞を画定する。係止ボルト227(或いは釘)もまた提供され、C字形状貫通特殊孔223の2つの側の間で横方向に挿入されて、第1の平板41の付近で、とりわけ第1の平板41と球状の要素411との間の溝の中を通る。そのようにして配置された係止ボルト227は、支持支柱2が球状の要素411から抜け出るのを防ぐ。多自由度を有する球状のヒンジを形成する継手がそのようにして得られ、支持支柱2が、保持バリア3に対して任意の空間的角度を呈し、その長手方向軸線200の周りを回転するのを可能にする。
更に、球状の要素411は、ピン又はボルト229を挿抜可能に受け入れるための座部415を含む。実例において、この座部415は球状の要素411を通り抜ける孔であり、第1の平板41に実質的に平行である長手方向軸線418を有する。支持支柱2に装着されたシェル221は、ピン229の挿入を可能にするための対応する孔225を有する。
座部415の内部及び孔225の内部にピン229を挿入することにより、関節継手410の球状のヒンジを、円筒形のヒンジに、すなわち単一自由度を有する継手に変換することを可能にし、ここで、保持バリア3及び支持支柱2の相対的な回転が、座部415の長手方向軸線418の周りでのみ生じる。
基本的に座部415に挿入されたピン229を備えた関節継手410は円筒形のヒンジであり、一方、ピン229なしの関節継手410は球状のヒンジである。
保持装置1は、複数のつなぎ部材15を備え、つなぎ部材15の各々が、それぞれのアーム5を支持支柱2に、とりわけ支持支柱2の第1の端部21に連結する。保持装置1は、そのようにして、図1に示すような、全体的に実質的なピラミッド形状を有する。
更に、保持バリア3の外周に沿って外周ケーブル38を配置して、アーム5の周端部を一緒に連結する。外周ケーブル38は、保持メッシュ35のための支持としての働きをする。例えば、可撓性の要素であるつなぎ部材15の特性、及び外周ケーブル38の特性は、実質的に先行技術に属するものとしてみなされてよい(例えばイタリア特許第1288181号及び欧州特許出願第1921210号を参照されたい)。
ここまでに説明した動作構成に加えて、保持装置1はまた、より小さな体積を有し、輸送がより簡単な非動作構成を呈することができる。とりわけ、保持装置1は、設置される前、すなわち前記保持装置1の製造中、保管中、及び輸送中にこの非動作構成にある。保持装置1は、現場での設置時には、動作構成にある。
図7、図15、及び図16に示す非動作構成において、アーム5は実質的に互いに対して平行であり、支持フレーム4は閉鎖構成にある。支持フレーム4及び保持バリア3は、主に単一次元の広がりを有する。動作構成とは異なり、その高さH’は、実質的にその幅L’よりも小さく、一方、厚さS’は、動作構成と比べて変わらない。
これは、アーム5のうちの少なくともいくつかが、放射状に代えて平行に配置されるように、互いに対して位置替え可能であるという事実のために可能である。
非動作構成(図7及び図15)において、アーム5は、実質的に互いに対して平行であり、一方、動作構成(図6及び図13)において、アーム5は、放射状構成にばらばらに広がっている。
言い換えれば、非動作構成において、アーム5の少なくとも1つ(すなわち少なくとも1つの第1のアーム51、53)は、動作構成における方向と同じ放射方向50aに沿って向けられ、一方、残りのアーム5(すなわち第2のアーム52、54)は、アーム5の前記少なくとも1つの放射方向50aに実質的に平行な方向50cに沿って向けられる。
示される実施例において、第2のアーム52、54は、非動作構成と動作構成との間で、第1のアーム51、53に対して可動である。2つの第1のアーム51、53は共に固定され、実例において、同じビーム56の部分である。
第2のアーム52、54はしたがって、非動作構成と動作構成との間で可動、又は位置替え可能である。第1のアーム51、53は、非動作構成と動作構成との間でその位置を変えない。
非動作閉鎖構成において、第1のアーム51、53は、動作放射状構成における方向と同じ放射方向50aに沿って向けられ、一方、2つの第2のアーム52、54は、2つの第1のアーム51、53の放射方向50aに実質的に平行な方向50cに沿って向けられる。
とりわけ、第2のアーム52、54が可動であることを確実にするために、それぞれのボルト45、46のうちの1つのみ(実例では、第1のボルト45)が、それぞれの座部(実例では、第1の座部47a、47b)の内部に挿入され、その結果、このボルト45は、第2のアーム52、54が、中心部材40に対して、且つ第1のアーム51、53に対して回転するための、ピボットとして働く。回転を可能にするために、必要であれば、ピボット要素として働くボルト45のナット451を完全に締めてはならない。或いはこのピボット要素は、釘、ボルト、又はピボットとして働くために好適な他の部材に置き換えられてもよい。
第2のボルト46は、保持装置1の現場での設置時に、それぞれの第2の座部48a、48bの内部に挿入されることになる。
基本的に、第2のアーム52、54は、中心部材40に枢動可能にヒンジ連結され、その結果、第2のアーム52、54は、非動作閉鎖構成と動作放射状構成との間で角変位を行うために、中心部材40に対して回転するように構成される。言い換えれば、非動作構成から動作構成の間(及びその逆)の第2のアーム52、54の動きは、中心部材40に対する枢動回転である。
第1の座部47a、47b及び枢動ボルト45は、平板41、42に対して、及び保持バリア3の表面に対して、実質的に垂直に延在するため、それぞれの第2のアーム52、54のヒンジ連結軸線450もまた、平板41、42に対して、及び放射状構成の面に対して、実質的に垂直である。
第2のアーム52、54の回転は、したがって、支持フレームの面から出ることなく、第1のアーム51、53に向かって生じる。言い換えれば、非動作閉鎖構成と動作放射状構成との間の第2のアーム52、54の動きは、放射状配置の面において生じる角変位であり、すなわち、放射状構成と同一平面上にある。
非動作構成(又は閉鎖構成)においてアーム5が呈する平行アーム配置は、したがって、動作構成においてアーム5が呈する放射状構成(又は開放構成)と実質的に同一平面上にある。
示される実施例の場合、非動作構成において、第2のアーム52、54は、それぞれの第1のアーム51、53に各々隣接し、第2のアーム52、54は、中心部材40の反対側に延在する。
基本的に、非動作構成から動作構成へと(又はその逆に)動く間、第2のアーム52、54は、両方とも同じ方向に(図7においては逆時計回り方向に、図6においては時計回り方向に)回転する。
枢動ボルト45が位置している第1の座部47a、47bは、第2のアーム52、54が非動作構成に変位されるときに向かう第1のアーム51、53に最も近い座部である。
非動作構成において、第2のアーム52、54の第1の座部47b(又はヒンジ連結座部)は、それぞれの隣接する第1のアーム51、53から距離D1のところにあり、距離D1は、同じ第1のアーム51、53から第2の座部48b(又は係止座部)の距離D2よりも短い。
この特殊な特徴、及び切欠き58及び凹部59の好適な成形のために、第2のアーム52、54は、2つの構成の間、すなわち閉鎖構成と開放構成との間の角変位の間に、第1のアーム51、53を邪魔することがない。
更に、第1の座部47a、47bは、第1のアーム51、53の外形の外で、且つこの外形から距離D1のところに位置する。非動作構成において、支持フレーム4の高さH’が最小であるよう、第2のアーム52、54とそれぞれの隣接した第1のアーム51、53との間の距離D5が所与の(できる限り小さな)値になるように、距離D1は、好適な値によって選択される。
支持支柱2は、保持バリア3に対して可動である。とりわけ、支持支柱2は、第1の角度位置と第2の角度位置との間で可動である。
とりわけ、保持装置1が設置されるときに呈する第1の角度位置(したがって、支持フレーム4の動作放射状構成に対応する)において、支持支柱2及び保持バリア3は、図1から図5に示すように、前記T字形状の構成にある。
とりわけ、保持装置1の保管中及び/又は輸送中に呈する第2の角度位置(したがって、支持フレーム4の非動作閉鎖構成に対応する)において、支持支柱2は、保持バリア3に向かって回転し、とりわけ、図14から図16に示すように、第1のアーム51、52の放射方向50aに、すなわち、非動作構成のアーム5に、実質的に平行である。
アーム5及び支持支柱2が互いに対して平行であり、共に接近するので、非動作構成における保持装置1の全体的な体積は、したがって、非常にコンパクトである。
示される実施例において、第2の動作位置における支持支柱2は、第1のアーム51、53に平行である。
とりわけ、球状の要素411の座部415は、その長手方向軸線418が、保持バリア3に平行であり、第1のアーム51、53の放射方向50aに直角であるように形成される。
ピン229が座部415の内部に挿入される(及び係止ボルト227が孔223から取り除かれる)とき、関節継手410は円筒形のヒンジとして働き、支持支柱2の動きを第1の角度位置と第2の角度位置との間の角変位に制限し、すなわち、保持バリア3に直角であり、第1のアーム51、53に平行である面に制限する。
結果として、支持支柱2は、第1のアーム51、53と同一平面上のままであり、輸送中には保持装置1のコンパクトさを確実にし、設置時には、この面の外側への支持支柱2の望ましくない危険な動きを防ぐ。
保持装置1は、アーム5が閉鎖構成において平行で、支持支柱2が第2の角度位置すなわちアーム5に平行である非動作構成で供給される(図15及び図16)。ピン229は、座部415の内部に挿入される。第2のアーム52、54のための第2のボルト46、及び係止ボルト227は、保持装置1に装着されず、或いは、いずれにせよ機能していない。保持メッシュ35は、第1のアーム51、53のみに連結され、その体積を縮小するために折り畳まれ、或いは、別個に供給される。
保持装置1は、非動作構成で設置場所まで輸送される。この構成において装置が呈するそのコンパクトで細長い形状のために、輸送は、知られている装置の場合よりも容易である。
設置場所で、アーム5は、ばらばらに広がって、それらを動作放射状構成に配置する。示された実例において、両方の第2のアーム52、54は、動作構成へと位置を替えられる。
動作構成における第2のアーム52、54を係止するために、第2のボルト46が、第2の座部48a、48bの内部に挿入され、固定される。
したがって第2のボルト46は、第2のアーム52、52を中心部材40に係止するための係止手段の一部を形成し、動作構成における支持フレーム4の形状変化を防ぐ。
保持メッシュ35が広げられ、支持フレーム4に固定される。
支持支柱2は第1の角度位置にされて、T字形状構成を取り戻す。支持支柱2が球状の要素411から抜け出るのを防ぐために、係止ボルト227が孔223の内部に挿入される。保持装置1は、知られている方法を使用して地面に固定される。ピン229は、座部415から取り除かれ、それにより、球状の継手410の機能が取り戻される。
(例えば、保守又は取り替えの目的で)続いて保持装置1を移動させる必要がある場合は、保持装置1が再び輸送に向けて準備する非動作閉鎖状態を呈するように、上述したステップを逆の順序で実施することができる。
説明した実施例において、第1の座部47a、47b、及び第2の座部48a、48bは互いに同一であり、同様に、第1のボルト45及び第2のボルト46も互いに同一である。保持装置1の製造方法は、その機能に応じた異なるやり方でこれらの座部を形成する必要がないので、単純である。第2のアーム52、54の場合は、前記座部の各々が、係止座部又はヒンジ連結座部として使用されてもよい。
同様に、ボルトを、ピボット要素45として、又は係止要素46として、同じように十分使用することができ、2つの異なるタイプの要素を提供する必要がない。
ボルトに代わるものとして、ピボット要素45及び係止要素46は、釘、鍵、又は同様の要素であってもよい。
保持装置1、とりわけ支持支柱2、アーム5及び中心部材40は、例えば、亜鉛めっき鋼でできていてもよい。
ここで説明した保持装置1は、数多くの変形及び変更を条件とすることができる。
例えば、1つの部片として作られる第1のアーム51、53は、ボルトで留められる代わりに、中心部材40の上に直接溶接されてもよい。この場合、ボルト45、46、及びそれぞれの座部47a、47b、48a、48bは、第1のアーム51、53のためには必要とされない。
例えば、第1のアーム51、53は、1つの部片として作られる代わりに、構造的に互いに独立していてもよく、オプションでは、非動作構成へと位置替えするために、互いに対して可動であってもよい。
例えば、支持フレームは、動作構成において放射状に好適に配置され、非動作構成における平行アーム配置に向けて可動する、より多くの数のアーム(例えば、6つのアーム)を備えてもよい。
例えば、支持フレームは、3つのアームのみを備えてもよく、そのうちの1つ又は2つが、非動作構成において平行アーム配置を呈し、動作構成において放射状配置を呈するように、第1のアームに対して(例えば、ヒンジ結合機構を用いて)可動である。
ここまで、本開示の主題をその好ましい実施例を参照して説明してきた。同様の発明的発想に関連した他の実施例が存在してもよく、これらのすべては、以下で提供される特許請求の範囲の保護の範囲内に含まれることが理解される。

Claims (14)

  1. 雪、雪崩、土壌、岩石又は同様の物質を保持するための保持装置(1)であって、前記保持装置(1)は保持バリア(3)を有し、前記保持バリア(3)は保持メッシュ(35)を支持するための支持フレーム(4)を含み、前記支持フレーム(4)は少なくとも3つのアーム(5、51、52、53、54)を含む保持装置(1)において、
    前記支持フレーム(4)は、非動作閉鎖構成及び動作放射状構成を呈するようになされ、
    動作放射状構成において、各アーム(5、51、52、53、54)はそれぞれの放射方向(50a、50b)に沿って方向付けられ、
    非動作閉鎖構成において、前記アームのうち少なくとも1つの第1のアーム(5、51、53)が、前記動作放射状構成における方向と同じ放射方向(50a)に沿って方向付けられ、前記アームのうち残りの第2の複数のアーム(5、52、54)が、前記少なくとも1つの第1のアーム(5、51、53)の前記放射方向(50a)に実質的に平行な方向(50c)に沿って方向付けられる
    ことを特徴とする保持装置(1)。
  2. 前記支持フレーム(4)が4つのアーム(51、52、53、54)を有し、非動作閉鎖構成におけるそのうちの2つの第1のアーム(51、53)が、前記動作放射状構成における方向と同じ放射方向(50a)に沿って方向付けられ、非動作閉鎖構成におけるそのうちの2つの第2のアーム(52、54)が、前記2つの第1のアーム(51、53)の前記放射方向(50a)に実質的に平行な前記方向(50c)に沿って方向付けられる請求項1に記載の保持装置(1)。
  3. 前記2つの第1のアーム(51、53)が互いに一直線になされ、前記2つの第2のアーム(52、54)が前記2つの第1のアーム(51、53)に対して反対側に位置し、前記2つの第2のアーム(52、54)は、動作放射状構成において互いに一直線になされ、また非動作閉鎖構成においてそれぞれの第1のアーム(51、53)に隣接して各々配置される請求項2に記載の保持装置(1)。
  4. 動作放射状構成において前記第2のアーム(52、54)を係止するための係止手段(46)を有する請求項1から3までのいずれか一項に記載の保持装置(1)。
  5. 前記支持フレーム(4)が中心部材(40、41、42)を有し、前記アーム(5、51、52、53、54)が前記中心部材(40、41、42)に装着され、前記第2のアーム(52、54)が前記中心部材(40、41、42)にヒンジ連結され、且つ前記中心部材(40、41、42)に対して回転するように構成され、それによって前記非動作閉鎖構成と前記動作放射状構成との間で角変位を行う請求項1から4までのいずれか一項に記載の保持装置(1)。
  6. 前記係止手段(46)が、前記第2のアーム(52、54)と前記中心部材(40、41、42)との間の係止のために構成されている請求項4及び5に記載の保持装置(1)。
  7. 前記第2のアーム(52、54)の各々が、それぞれの長手方向軸線(50)を有し、前記中心部材(40、41、42)及び前記第2のアーム(52、54)の各々が第1の座部(47a、47b)及び第2の座部(48a、48b)を含み、前記第1の座部(47a、47b)及び前記第2の座部(48a、48b)が前記長手方向軸線(50)の反対側に位置し、前記第1の座部(47a、47b)は、ピボット要素(45)を受け入れるように意図され、前記第2の座部(48a、48b)は、前記係止手段に属する係止要素(46)を受け入れるように意図されている請求項6に記載の保持装置(1)。
  8. 前記第1の座部(47a、47b)及び前記第2の座部(48a、48b)が互いに同一であり、前記ピボット要素(45)及び前記係止要素(46)がボルト又は釘である請求項7に記載の保持装置(1)。
  9. 前記2つの第2のアーム(52、54)が前記中心部材(40、41、42)にヒンジ連結され、非動作閉鎖構成において、それぞれの第2のアーム(52、54)について、前記第1の座部(47b)がそれぞれの隣接する第1のアーム(51、53)から距離(D1)のところにあり、その距離が、前記それぞれの隣接する第1のアーム(51、53)から第2の座部(47b)の距離(D2)よりも短い請求項3に記載の、及び請求項7又は8に記載の保持装置(1)。
  10. 前記2つの第1のアーム(51、53)が、ビーム(56)の連続する区間である単一部片を形成し、前記2つの第2のアーム(52、54)が、構造的に互いに独立している請求項2、3又は9に記載の保持装置(1)。
  11. 動作放射状構成における前記支持フレーム(4)が、非動作閉鎖構成における前記支持フレーム(4)と実質的に同一平面上にある請求項1から10までのいずれか一項に記載の保持装置(1)。
  12. 前記保持装置(1)が支持支柱(2)及び関節継手(410)を有し、前記支持支柱(2)は前記関節継手(410)を介して前記保持バリア(3)に連結され、前記支持支柱(2)は前記保持バリア(3)に対して第1の角度位置と第2の角度位置との間で可動であり、前記第1の角度位置における前記支持支柱(2)は、前記保持バリア(3)とともに実質的にT字形状配置であり、前記第2の角度位置における前記支持支柱(2)は、前記少なくとも1つの第1のアーム(5、51、53)の前記放射方向(50a)に実質的に平行である請求項1から11までのいずれか一項に記載の保持装置(1)。
  13. 前記第2の角度位置における前記支持支柱(2)は、前記2つの第1のアーム(51、53)に平行である請求項2及び12に記載の保持装置(1)。
  14. 前記関節継手(410)は、ピン(229)を取り外し可能に受け入れるようになされた座部(415)を含み、前記座部(415)に受け入れられる前記ピン(229)を備えた前記関節継手(410)は、前記支持支柱(2)を前記第1の角度位置と前記第2の角度位置との間の動きに制限する円筒形のヒンジであり、前記ピン(229)なしの前記関節継手(410)は球状のヒンジ(411、221)である請求項12又は13に記載の保持装置(1)。
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