JP2014508017A - 支持棒に固定された支持部を備える、睫毛に組成物を塗布するための塗布具 - Google Patents

支持棒に固定された支持部を備える、睫毛に組成物を塗布するための塗布具 Download PDF

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Abstract

睫毛に組成物を塗布するための塗布具は、支持棒(12)と、支持棒の軸(20)方向に連続して設けられ、少なくとも2つの独立した支持部(22)を備えるブラシ(14)とより構成され、個々の支持部は、個別の基部(40)を有する突起(34,36)を備える。
個々の支持部の、少なくとも4つの連続した基部の少なくとも1つの群は、軸周りに規則的な連続配列を形成し、群に属する基部のうち2つは、連続配列の終点である2つの末端を形成する。

Description

本発明は、睫毛に組成物を塗布するための塗布具、特に、マスカラに関する。
マスカラ塗布具のブラシを、塗布具の支持棒に沿って順に積層された支持部を用いて作製することが知られており、例えば、特許FR2906692号に掲載されている。個々の支持部は1つ以上の突起を備え、支持部と支持棒を併せて成形することにより、支持棒の軸周りの異なる角度位置に支持部を配置することが可能である。
本発明の目的は、新型のブラシを提供することであり、特に、より設計の自由度を高め、ブラシの性能を向上させることである。
この目的を達成するために、本発明においては、睫毛に組成物を塗布するための塗布具であって、支持棒と、支持棒の軸方向に連続して設けられ、少なくとも2つの独立した支持部を備えるブラシとより構成され、個々の支持部は、個別の基部を有する突起を備え、個々の支持部の、少なくとも4つの連続した基部の少なくとも1つの群は、軸周りに規則的な連続配列を形成し、群に属する基部のうち2つは、連続配列の終点である2つの末端を形成している、塗布具を提供する。
従って、連続する支持部の配列を選択することにより、種々の構成を有するブラシを作製することが可能である。特に、以下のことが可能となる:他の領域よりも突起密度の高い領域をブラシ上に形成すること;個々の領域の位置を選択すること;又は、これら領域の密度差を選択することである。より密度の低い領域においては、大量のマスカラを溜めることが可能となり、従って、塗布のためのマスカラの保持部分を形成することが可能である。一方、より密度の高い領域は、睫毛の被覆効果、梳かし効果及び捌き効果を促進するとともに、塊の形成を防止する。
また、末端を形成する基部によって、連続配列における不連続部分が生じる。連続する支持部を配置させるのに伴い、この不連続部分によって、特定の数の支持部において、高密度及び低密度の突起領域の数を増加させること、又は、高密度領域の相対密度を増加させることが可能となる。従って、ブラシの設計に関して付加的なパラメータを使用することが可能であり、このパラメータによって、想定可能なブラシ構成数を増やし、より性能の高いブラシを作製することが可能となるため、特に、ブラシを使用して塗布される組成物に関連して、特に、優れた捌き効果又は梳かし効果を促進させる、又は1本1本の睫毛にボリュームを与えるために被覆効果を促進させることが可能となる。例えば、連続配列は、基部が曲線、特に一般的かつ明確な形状の曲線を形成し、上述の末端が曲線中において不連続部分又は切れ目部分を形成するような構成としてもよい。
連続配列又は個々の連続配列において、少なくとも2つの基部は、軸方向の互いに異なる個別の位置に配置されていることが好ましい。
このように配置することにより、特に、マスカラ塗布時においてユーザーが軸周りにブラシを回転させる場合の睫毛の捌き効果及び梳かし効果を促進させることが可能である。
1つの実施形態においては、少なくとも1つの群において、基部は螺旋を形成している。
このような曲線とすることにより、基部は支持棒の軸に垂直な異なる平面に規則的に配置されるため、一層梳かし効果及び捌き効果を向上させ、従って、塊が形成される危険性を低減することが可能である。
他の実施形態においては、少なくとも1つの群において、基部は正弦波を形成している。
本実施形態により、軸に垂直な異なる平面に均等に基部を配置させることが可能であるとともに、正弦波の極値部分に高密度領域を形成させることが可能である。
1つの実施形態においては、2つの支持部又は支持部のうち少なくとも2つの隣接した支持部は、軸に平行な並進移動により得られる互いの像である。
他の実施形態においては、2つの支持部又は支持部のうち少なくとも2つの隣接した支持部は、軸に平行な並進移動と、軸周りにおける360°の倍数以外の角度の回転移動との組み合わせにより得られる互いの像である。
回転は、180°未満の角度で螺旋又は個々の螺旋と同じ方向に起こる構成とすることが可能である。
また、回転は、180°未満の角度で螺旋又は個々の螺旋と異なる方向に起こる構成とすることが可能である。
1つの実施形態において、2つの支持部又は支持部のうち少なくとも2つの隣接した支持部は、支持棒の軸に垂直な軸周りの回転により得られる互いの像である。
好ましくは、個々の支持部又は少なくとも1つの支持部において、連続配列を形成している群の数は2以上であり、群は、例えば螺旋を形成している。
連続配列の構成態様に応じて、これらの各々の特性により、高密度領域の数を増加又は減少させることが可能であり、また、高密度領域の密度を増加又は減少させることが可能である。しかしながら、種々のブラシ構成は、単一の型の支持部、少なくとも互いに同一構造の像である支持部を用いて得られる。
好ましくは、群又は個々の群における個々の突起は、軸に垂直な平面内に延びている。
このような構成により、使用時における睫毛の梳かし効果及び相互の捌き効果が促進される。
好ましくは、個々の支持部は、軸に平行ないかなる対称面をも備えないように構成され、実際に対称面を備えない。
個々の支持部においては、360°の倍数以外の角度をもつ回転であって、この回転により支持部が自分自身の像となるような回転が存在しないように構成することが好ましい。
従って、支持棒の軸周りに支持部を回転させた場合、支持部が完全に一回転しない限り、同じ配列の突起は見られない。従って、支持棒に対する支持部の各々の方向は、その方向に特有かつ異なる突起の構成に関連している。結果として、ブラシ設計の際に付加的な自由度が得られる。
個々の支持部においては、360°の倍数以外の角度をもつ回転であって、この回転により支持部が自分自身の像となるような回転が存在しないように構成することが好ましい。
支持部は、支持棒の肢に取り付けられ、肢及び個々の支持部は、軸周りの少なくとも2つの異なる所定の相対角度位置の中から選ばれた位置に、肢に固定された支持部を保持することができるように配置され、支持部の突起の数は、異なる位置の数で割り切れない構成とすることが好ましい。
この特性は、上述の特性を向上させる方法の1つである。
個々の支持部において、突起の数は少なくとも4本であり、少なくとも2本の突起は互いに同一でかつ少なくとも2本の残りの突起とは異なる構成とすることが好ましい。
従って、単一の支持部上で、一部の突起は組成物の保持を促進し、他の突起は睫毛の梳かし効果及び捌き効果を促進させる。
個々の支持部において、突起の少なくとも2本は、各々異なる材料で作製され、特に異なる硬さを備える構成とすることが可能である。
硬い材料により作製された突起は、他の突起に比べ捌き効果が高い。より柔らかい材料により作製された突起は、組成物を溜める効果が高い傾向がある。従って、これら2種の機能が単一の支持部において得られる。また、連続する支持部の配置を変更することにより、組成物を保持する領域、及び睫毛を捌く領域の構成を選択することが可能となる。
また、本発明は、睫毛に組成物を塗布するための組合せ物であって、組成物用の容器と、本発明に係る塗布具とを備える組合せ物を提供する。
本発明の他の特徴及び効果は、添付の図面を参照し、限定されない例を用いて、以下のいくつかの実施形態の記述の中で、より詳細に説明される。
図1は、本発明の実施形態における組合せ物の縦断面図である。 図2は、図1の組合せ物の塗布具の正面図である。 図3は、図2の塗布具のブラシの部分図である。 図4は、図3のブラシの支持部の1つの斜視図である。 図5は、図3のブラシの支持部の1つの平面図である。 図6は、図3のブラシのコア部の一部の展開図であり、突起の基部の配置を示す。 図7は、他の実施形態におけるブラシを示す、図6と同様の展開図である。 図8は、他の実施形態におけるブラシを示す、図6と同様の展開図である。 図9は、他の実施形態におけるブラシを示す、図6と同様の展開図である。 図10は、他の実施形態におけるブラシを示す、図6と同様の展開図である。 図11は、他の実施形態におけるブラシを示す、図6と同様の展開図である。 図12は、他の実施形態におけるブラシを示す、図6と同様の展開図である。ただし、添付の図は、軸周りの連続した支持部の配置を示す。 図13は、他の実施形態におけるブラシを示す、図6と同様の展開図である。
〈第1の実施形態〉
図1は、睫毛又は眉毛にも組成物4を塗布するための組合せ物2を示している。本実施形態においては、組成物4はマスカラである。組合せ物2は組成物を収容する容器6を含み、この容器は一般的には円筒形状を有しており、その上部には容器の最大径よりも小さな最大径を有するネック8が延びている。組合せ物2は塗布具10を含み、また、図2に示すように、塗布具10は支持棒12を備え、支持棒12の一方の端部にはブラシ14、もう一方の端部にはグリップ部16が備えられている。図1に示すように、容器のネックにグリップ部をネジ締めすることにより、グリップ部16は容器6の蓋としても使用される。この位置においては、支持棒12はネック8を挿通し、ブラシは容器に収容された組成物4に浸漬されている。ネックの下端部に備えられたしごき部材18は、例えば可撓性材料で作製され、塗布具を容器から引き抜く間にブラシから過剰の組成物を取り去る機能を有している。
組合せ物が有している長手方向の軸20は、一般的には組合せ物の、特には塗布具の、具体的には支持棒12及びブラシ14の、円対称軸を一般に形成する。
ブラシ14は、図3により詳細に示されている。支持棒12は延長部を有し、肢21を形成している。肢21は支持棒と同じ軸上に位置しているが、直径は支持棒より小さいため、支持棒は肢の開始部で肩を形成している。支持棒と肢は一体型の部品として形成されてもよく、互いに嵌合可能な二つの独立した部品として形成されてもよい。
ブラシは、その長さの少なくとも大部分にわたって、軸20方向に沿って順にスライドされ、肢21上に積層された環状の支持部22により形成される。連続した支持部は軸方向の端面を介し互いに接触しており、個々の支持部は隣の2つの支持部と隣接している。この構成においては、支持部は互いに同一のものである。本実施形態においては、個々の支持部が備えるコア部24は、具体的には円板形状を有し、従って上面26、底面28、及び軸20に垂直な平面において円形断面を有する円筒状の側面30を有している。
個々の支持部24は、軸20について同軸である。軸20の開口部32は個々の支持部を挿通し、軸の垂直面内に円形ではない形状、具体的には正方形の形状を有している。肢21は開口部32の形状と相補的な形状、すなわち正方形のような形状を有する。肢と開口部32の相補的な形状によって、支持部22は肢上をスライドし、肢に対して軸20周りの支持部の4つの異なる所定の角度位置、すなわち、4分の1回転ごとに互いに独立した位置から選ばれた、いずれの位置をも占めることが可能である。支持部は、支持棒12と支持棒12から延びた肢21の接合部に形成された肩に対し、軸方向に積層される。また、その他の構成とすることも可能である。
個々の支持部22が備える突起は、本実施形態においては、具体的には各々「剛毛」34と「歯」36と称される2種類の独立した繊維を形成している。本実施形態においては、個々の支持部22は10本の同一の剛毛34と3本の同一の歯36とにより構成される13本の繊維を備える。本実施形態においては、剛毛34及び歯36は同じ長さを有する。また、本実施形態において、個々の繊維は軸20に対し放射状の方向に延び、軸に垂直な平面内に位置している。本実施形態及び以下の実施形態において、剛毛34は歯36よりも数が多く、より細い形状を有している。
剛毛34の各々は、一般的に円錐形状又は円錐台形状の幹32を有し、錐体の直径は支持部24から離れるに従って先が細くなっている。また、個々の剛毛34は、1本以上の枝36を含み、具体的には幹の両側に2本の枝が、コア部24から離間して配置された幹32の領域から延び、個々の枝はコア部24から離れていく方向に、2本の近接した繊維に向かって延びている。本実施形態においては、枝と幹が軸20の垂直な単一面内に配置されるように、これら2本の枝は延びている。このような突起形状はスノーフレーク形状と呼ばれることがある。
本構成においては、歯36は各々直線的な円筒形状の幹により構成され、幹はその縦方向に垂直な平面内において円形の断面を有する。また、幹は円形の自由端を有し、各々が部分球形状を有している。
本実施形態においては、繊維34,36は、図5のように支持部を軸方向から見た場合に、軸20周りに規則性を持って配置されている。従って、平面図において繊維の軸のみを考えた場合に、繊維34,36は軸20周りに互いに等距離間隔をおいて配置され、そこから放射状に延びている。
本構成において、歯36は互いに隣接しておらず、複数の剛毛34、具体的には少なくとも3本の剛毛によって互いに分離されている。本実施形態においては、繊維の位置は時計の文字盤と同様に示されており、12時の位置から始まって時計回りの方向に1から13まで番号付けされている。図5において、剛毛34は各々13°、70°、98°、126°、182°、210°、236°、262°、317°及び345°の位置に配置されている。歯36は40°、153°及び290°の位置に配置されている。
平面図における繊維の位置については、上記に詳述されている。次に、図3、図4及び図6に示すように、軸20方向の繊維の位置について以下説明する。コア部24に接続される個々の繊維の末端は基部40として示されている。図6は、4つの連続する支持部22によって形成されたブラシ部分のコア部の円筒図法又は展開図である。剛毛34の基部は白丸で、歯36の基部は黒い正方形で表示されている。従って、この図において軸20は垂直方向に相当し、また水平方向は各々のコア部24の円周に相当する。
以降の図においても同様に、図6において、支持部22の各々に対して格子状パターンが表示されており、このパターンは繊維に対応する13本の水平線を含んでおり、コア部24の表面に相当する末端線は考慮しない。またパターンは繊維に対応する13本の垂直線を含んでおり、実際には左端線と一致する右端線は考慮しない。
本実施形態において、支持部の繊維は全て、基部40が軸20周りに規則的な連続配列を形成するように配置されている。具体的には、螺旋状の連続配列で、図6のように一度展開すると、垂直及び水平方向に対して傾きを有する直線上の連続配列となる。支持部22の繊維34,36は全てこの螺旋を形成する役割を有する。従って、各々の支持部において、繊維は軸に対して垂直にかつ全て互いに異なる個別の平面内に延びている。特に、格子状パターンの個々の垂直線又は水平線は1本の繊維と交わっている。
従って、例えば支持部22を図5のように平面図で見た場合に、例えば軸20に対して平行な、特に軸20に対して放射状のいかなる対称面も対称軸も存在しないような構成が得られる。また、例えば軸20周りに、360°の倍数以外の回転角であって、この回転により支持部22が自分自身の像となるような回転角は存在しない。また、繊維の本数は、本実施形態では13本であるが、支持部が肢上で軸周りに占め得る位置の数、すなわち本実施形態においては4つの位置の数では割り切れない。この点において、本構成のように、繊維の本数として素数を選ぶことが有用である。
剛毛8番,9番の基部は、図4における螺旋の末端と、図6における直線の末端とを構成している。これらは、コア部24の軸末端面に最も近接の剛毛である。螺旋と連続配列はこれらの基部の各々において終了する。従って、連続配列には、対象の2本の剛毛のうちの1本からもう1本へ直接移動した場合に、切れ目部分又は不連続部分が存在する。これら2本の剛毛は、図4においては手前に向かって延びているものである。
また、本実施形態において、ブラシの連続する支持部22は軸20方向の対応する配置を占める。より正確には、個々の支持部22は、軸20方向の並進移動によって得られるすぐ隣の支持部と同一構造をもつ像である。また、支持部22の螺旋は、ブラシの全長に渡って1本の螺旋を形成するように互いに連続して延びている。格子状パターンの垂直線は互いに一直線上に並んでいる。
従って、螺旋の下端である8番の剛毛は、軸20に平行に並んでいる。上端の剛毛9番も同様である。特にこの状態は図6から理解することができる。より一般的には、本実施形態において、支持部22の個々の基部は、対応する他の支持部の(すなわち、同じ番号を有する)基部の全てと、一列に並んでいるため、支持部により形成されるブラシ部分において、軸20に平行かつ同じ繊維本数を有する列が形成されている。従って、剛毛34によって全体が形成された列と、歯36によって全体が形成された列とを識別することが可能である。個々の列の中で、繊維は互いに規則的に離間されて配置されている。
本実施形態において、より繊維密度が高い領域44は、個々の支持部22の螺旋状の連続配列によって形成される。一方、より繊維密度が低い領域は、連続配列間の空間42によって形成される。従って、より密度が高い領域は比較的小さく密集しており、より密度が低い領域はブラシ上の比較的大面積を占めている。
本実施形態の支持部22の連続配列によって形成される以外のブラシの末端部分が提供されてもよい。例えば、射出成形により一体型部品として作製され、ブラシの自由端に向かって先が細くなる直径を有し、肢21に適合するような、剛毛を有する末端部分を使用してもよい。
〈第2の実施形態〉
本発明の組合せ物の第2の実施形態を図7に示す。上述の実施形態と異なるのは、支持部22の相対的な配置のみであり、支持部は第1の実施形態の支持部と同一のものである。本第2の実施形態において、支持部22は各々の支持部が連続配列において前の支持部に対して4分の1回転分ずれるように配置されている。換言すると、個々の支持部22は、支持部の長さと同じ長さを、軸20方向へ並進移動するとともに、軸周りに、具体的には4分の1回転移動することによって得られる、先行する支持部と同一構造の像である。回転の方向及び角度はブラシ全体に渡って同じであるため、ブラシは、軸方向に沿って4つの支持部22に相当する周期性を有する。また、回転の方向は、個々の支持部の螺旋の方向と同じである。
前記実施形態に対し、このように構成されたブラシは、軸に平行かつ同じ繊維本数を有する繊維列によっては構成されない。1つの支持部22の繊維は、次の支持部の連続配列の繊維のいずれとも一列に並ぶことはない。また、これらの格子状パターンにおける垂直線についても同様である。また、ブラシの軸周りに関して、90°、180°、270°及び360°に相当する位置を破線で示している。
特に、図7から判るように、1つの支持部22における螺旋の上端は、次の支持部における螺旋の下端と直接連続するわけではないため、水平方向に空間が形成されている。従って、組成物を保持するのに適した空間領域42がこれらの位置に形成される。一方、比較的繊維密度が高い領域44は軸方向に沿って連続した螺旋間に形成される。
図7に示す実施形態に係るブラシを使用した場合、図6に示す実施形態の場合と比較して、化粧効果に関しては、ユーザーによるブラシの動かし方により大きく左右される。
〈第3の実施形態〉
図8に示すように、第3の実施形態において、前記実施形態と異なる点は、軸20周りに互いに支持部をずらす際の回転方向が、個々の支持部における基部によって決定される螺旋方向と逆方向であるという点のみであり、回転角度は90°のままである。従って、個々の支持部の螺旋の上端9番は、すぐ上に位置する支持部の螺旋の下端に対し、前向きすなわち螺旋の回転方向に延びている。本実施形態においては、仮に回転方向を前記実施形態と同じとして、回転角度を270°に変更した場合と状況が同じとなることを理解されたい。
特に図8から判るように、螺旋の上端の11番、10番及び9番の番号が付された3本の繊維の部分集合は、螺旋の軸方向において、次の支持部上の螺旋の下端の8番、7番及び6番の番号が付された3本の繊維に極めて近い。
従って、比較的近くに集まった6本の繊維束が形成され、これらの基部は平行四辺形を形成している。従って、特に繊維密度の高いあるいは繊維が密集した領域44が形成され、睫毛の優れた捌き効果及び梳かし効果を提供するのに適している。図8の4つの支持部22は、このような領域44を全部で3カ所形成していることが判る。また、それにもかかわらず、本構成によれば、ブラシは、繊維がなく、従って組成物の保持領域を形成する大領域42を含んでいる。
〈第4の実施形態〉
図9に示す第4の実施形態においては、支持部22は前記実施形態における支持部とは異なっている。本実施形態においては、基部40は軸周りに1つではなく2つの規則的な連続配列を形成し、個々の連続配列は、2つの基部によって形成される2つの末端を有する。個々の末端は対応する連続配列の終点である。本構成において、2つの連続配列の各々は螺旋状の形状を有し、この2つの螺旋は同じピッチでかつ同じ回転方向を有している。また、個々の基部は連続配列のうちの1つのみの部分を形成している。本実施形態においては、平面図では、支持部22は第1の実施形態において説明した、図5の支持部22の配置と同じ配置を有している。軸周りの7つの連続した基部が、第1の連続配列を形成し、別の6つの基部が第2の連続配列を形成している。第1の螺旋は、8番の剛毛34によって形成される下端と、2番の歯36によって形成される上端を有している。第2の螺旋は、1番の剛毛によって形成される下端と、9番の剛毛34によって形成される上端を有している。従って、周方向において、第2の螺旋が始まる前に第1の螺旋は終了する。
また、本構成において、2つの螺旋の下端8番及び1番は、軸20に垂直かつ互いに近接した2つの平面内に延びている。各々の螺旋の次の2つの基部についても同様である。従って、マスカラを塗布する際に各々の睫毛が2本以上の繊維に遭遇する可能性が高くなる。ブラシに軸20周りに例えば120°の回転を加えて塗布するのはユーザーが通常行う方法である。この程度回転を加えれば十分確実に、各々の睫毛はブラシに接触している間に少なくとも2本の繊維と遭遇する。また、このブラシの構成により、この2本の繊維は、2本の剛毛34か、順に歯36と剛毛34か、又は順に剛毛34と歯36である。
また、図8の実施形態と同様に、支持部22は、個々の支持部の2つの螺旋の回転方向と反対方向に軸20周りに4分の1回転することにより、互いにずれた配置を有している。このような反対方向の回転により、7本の近接した繊維により構成された螺旋の上端は次の支持部上の6本の繊維により構成された下端に近接している。従って、ブラシは、比較的繊維密度の高い領域44と密度の低い領域42とを有する。
〈第5の実施形態〉
図10に示す第5の実施形態は、様々な点で前記実施形態と同じである。特に、2つの連続配列は、各々同じピッチでかつ同じ回転方向の螺旋であり、平面図においては、支持部22は図5の構成と同じ構成を有する。しかしながら、第1の連続配列を形成するのは軸周りの7本の連続した繊維ではなく、また、第2の連続配列を形成するのも残りの6本の繊維ではない。最も低い繊維8番から始めて支持部の周方向に進んだ場合、繊維は第1及び第2の螺旋の部分構造を交互に形成している。従って、第1の螺旋は繊維8番(連続配列の下端)、6番、4番、2番、13番、11番及び9番(連続配列の上端)により形成され、第2の螺旋は7番(連続配列の下端)、5番、3番、1番、12番及び10番(連続配列の上端)により形成される。第1の螺旋を形成する繊維群は下方に延び、軸上の垂直方向に対して第2の螺旋を形成する繊維群に向かい合っている。どの繊維も垂直及び/又は水平方向に沿って他の繊維と一列に並んでいない。特に、軸方向に沿って比較的可動性のある2つの型に分けて成形することにより、アンダーカット又は抜き勾配といった問題を生じることなく支持部22を製造することが可能である。
比較的繊維密度が高い領域44と、密度が低い領域42も存在する。
〈第6の実施形態〉
第6の実施形態を図11に示す。個々の支持部22はまた、図5の構成と同じ構成を有している。しかしながら、本実施形態においては、支持部の全ての基部の連続配列は軸周りの2つの連続した直線部分により形成されるジグザグの破線を形成する。直線の周期はコア部24の表面30の外周には対応していない。また、直線は、繊維8番及び9番において連続配列の終点であり、最小値となる2つの末端を有する。また、直線は、繊維2番において単一の最大値を通る。また、支持部は、軸周りに4分の1回転ずらして配置されている。本実施形態において、高密度領域44と低密度領域42の対比は、各々の直線の最大値が隣接する支持部の最小値と近接することを考慮すると、特に明白である。最大値を与える繊維2番以外の、1つの部分の個々の繊維は、他の部分の1本の繊維と同じ水平線上に延びている。従って、これらの繊維の両方は、化粧を施す際のブラシの回転運動の間に同じ位置で睫毛を通過する。
〈第7の実施形態〉
第7の実施形態を図12に示す。個々の支持部22はまた、図5の構成と同じ構成を有している。しかしながら、本実施形態においては、支持部の全ての基部の連続配列は正弦波と同様の曲線を形成する。正弦波の周期はコア部24の表面30の外周には対応せず、正弦波は不完全である。従って、前述の連続配列と同様に連続配列は終点である2つの末端を有する。本構成において、正弦波は0°から270°の範囲に及ぶ。なお、これらの角度は正弦関数の角度であり、軸20周りに測定した角度ではない。正弦波は、9番の剛毛34によって構成され、末端を形成する最小値から開始する。正弦波は、各々13番と5番の剛毛34によって形成される最大値と新しい最小値を経由し、8番の剛毛によって形成される末端によって終了する。
また、支持部の配置は、個々の支持部が隣接する支持部に対し逆方向の又は反転した配置を占めるようになっている。換言すると、個々の支持部は、軸20に垂直でかつ支持部間の界面を形成する平面内に延びる軸周りに180°回転して得られる、先行する支持部の像である。
また、回転又は反転軸は全てが互いに平行とは限らない。図12は、4つの連続する支持部の配置を、各々の支持部を4つの部分円1,2,3,4に区別して示している。連続する下部の2つの支持部に関連する回転軸50も同時に示されている。回転軸50は5番の歯の軸を通過する。回転軸52は、2番目の支持部から3番目の支持部への移動を与え、1番の剛毛の軸を通過する。回転軸54は、3番目の支持部から4番目の支持部への移動を与え、5番の歯の軸を通過する。
高密度領域44は、向かい合う正弦波部分の間に位置し、低密度領域42は、各々の正弦波により形成される凸部分に位置し、本実施形態においても両領域の差異は明確である。
また、図12から判るように、軸20に垂直な一部の平面は、どの繊維とも交わらない。また、各々1本の繊維と交わる平面、2本の繊維と交わる平面、及び3本の繊維と交わる平面が存在する。3本の繊維は3本の剛毛34、又は2本の歯36及び1本の剛毛34であり得る。また、図9の実施形態においては、単一平面の繊維間の円周方向の間隔は比較的規則正しく、また平面間で比較的一定である。本実施形態においては、同様の態様とはなっていない。従って、単一平面の繊維の一部は比較的近接している一方、他の繊維は互いに大きく離間している。そして、この平面が3本の繊維を含む場合は、3本目の繊維に比べ、2本の繊維が互いに近接している。従って、その軸に沿って、組成物を保持するのにより適したブラシ部分が存在する一方、睫毛を梳かし、かつ捌くのに適したブラシ部分が存在する。
〈第8の実施形態〉
第8の実施形態を図13に示す。支持部22は互いに同一であり、図5と同じ構成を有するが、下記の通り2本繊維が足りない点のみが異なっている。支持部は、図11と同様に、並進移動及び4分の1回転移動により得られた互いの同一構造の像となる。個々の支持部の全ての繊維は、例えば部分的な正弦波の様な曲線又は破線を形成する。曲線は、支持部周りの円周方向に進むにつれて、繊維の位置が支持部の底面から徐々に離れるような、徐々に曲率が増加する曲線である。しかしながら、1番及び12番の繊維は存在せず、これらの繊維があるべき場所は空の状態である。従って、8番から2番までの繊維のみが規則的な連続配列を形成しており、8番及び2番の繊維がこの連続配列の終点となる末端を形成している。13番、11番、10番及び9番の繊維は連続配列からは外れている。依然として、より密度の高い領域44及びより密度の低い領域42が存在する。
全ての実施形態において、支持部22は互いに独立に成形することにより製造可能である。
本実施形態において、歯36は剛毛34よりも硬く、従って剛毛は歯よりも柔軟である。ショアD硬さが30〜45の範囲にある材料から剛毛を作製し、ショアD硬さが30〜75の範囲にある、例えば45に等しい材料から歯36を作製することが可能である。剛毛と歯のショアD硬さにおいては、5程度の差があれば十分であり得る。また、同じ硬さを持たせることも可能である。
本実施形態において、剛毛34と歯36は、異なる材料により作製される。具体的には、例えばDupont社製Hytrel(登録商標)などの熱可塑性エラストマーポリエステルであり得る。
ユーザーが化粧を施す際にブラシに回転運動を加えると、時に高密度領域によって、また時に低密度領域によって、すなわち、時に梳かし効果を促進する領域によって、また時に組成物を大量に保持する領域によって、睫毛は処理されることになる。また、睫毛は、時に硬い繊維に、また時に柔らかい繊維に接触する。
ブラシの形状及び性質が、特定の組成物の組成にのみ最大限の効果を与える場合が多いことを考慮すると、本発明によれば、ブラシに適用可能な構成数が増加し、従って個々の組成に適用可能なブラシの製造が容易となる。
コア部24は、軸20方向に沿って0.5ミリメートル(mm)〜5mmの範囲の、例えば1mmに等しい高さを有し得る。本構成において、支持部の全直径は7.5mmに等しい。例えば支持部の全直径は5mm〜15mmの範囲であり得る。
当然のごとく、本発明の範囲を逸脱しなければ、本発明に様々な変形を加えることが可能である。
個々の支持部22の肢及び開口部は、軸に垂直な平面内の正方形以外の形状を有することも可能である。多角形状又は刻み目のある形状(crenelated)を有し得る。支持部が軸周りの異なる所定の角度位置を占めることが可能であれば、そのような位置の数は2,3,4,5以上に等しくなり得る。支持部22が摩擦によって肢上に確実に固定された状態が保持されるよう十分強固な接触状態が得られる場合、個々の支持部22の肢及び開口部は、軸に垂直な平面内において円形を有することも可能である。この場合、軸20周りの肢上の支持部の角度位置としては選択肢は無限にあり得る。連続する支持部22の相対位置についても同様である。コア部の円筒形の外表面30は、軸20に垂直な平面において必ずしも円形を有している必要はない。形状は多角形、例えば正方形又は楕円形とすることが可能である。
支持部の少なくとも1本の突起が軸20に垂直でない平面内に延びている構成とすることが可能である。
剛毛34が歯36よりも硬い構成とすることが可能である。より一般的には、繊維の硬さは、断面形状の選定又は原料となる材料の選定により決定され得る。この場合、細く硬い剛毛は睫毛に対して優れた梳かし効果を、また一方で、太く柔軟な歯は組成物をより多く保持する効果を示すはずである。
前記実施形態においては、歯の本数は3本であるが、この本数は、例えば1本、2本、3本、4本又は5本のように変更することが可能である。個々の支持部に備えられた歯の本数は、剛毛の本数よりも少ないことが好ましい。剛毛の本数は7〜15本の範囲である。
上には記載していないが、剛毛及び歯は長さが異なっていてもよい。
異なる支持部22を肢上で順にスライドさせてもよい。
例えば、突起により形成される連続配列は、放物面形状(paraboloidal)、楕円形状、階段形状の構成とすることが可能である。
剛毛及び歯は異なる色を有する構成とすることが可能である。
個々の支持部22が、長さ、材料、硬さなどの少なくとも1つの態様において互いに異なる少なくとも3本の突起を備える構成とすることが可能である。また、支持部22の全ての突起が互いに同一の構成とすることが可能である。
個々の支持部上で個々の突起が軸に垂直な平面内に延び、少なくとも2つの基部が互いに異なる軸に沿って個別の位置に配置されながらも、一方で軸周りに規則的な連続配列を形成するような、支持部の少なくとも4つの連続する基部の群が存在せず、群内の2つの基部が連続配列の終点である2つの末端を形成する、塗布具を提供することが可能である。
個々の支持部22は、軸20について同軸である。軸20の開口部32は個々の支持部を挿通し、軸の垂直面内に円形ではない形状、具体的には正方形の形状を有している。肢21は開口部32の形状と相補的な形状、すなわち正方形のような形状を有する。肢と開口部32の相補的な形状によって、支持部22は肢上をスライドし、肢に対して軸20周りの支持部の4つの異なる所定の角度位置、すなわち、4分の1回転ごとに互いに独立した位置から選ばれた、いずれの位置をも占めることが可能である。支持部は、支持棒12と支持棒12から延びた肢21の接合部に形成された肩に対し、軸方向に積層される。また、その他の構成とすることも可能である。
剛毛34の各々は、一般的に円錐形状又は円錐台形状の幹32を有し、錐体の直径は支持部22から離れるに従って先が細くなっている。また、個々の剛毛34は、1本以上の枝36を含み、具体的には幹の両側に2本の枝が、コア部24から離間して配置された幹32の領域から延び、個々の枝はコア部24から離れていく方向に、2本の近接した繊維に向かって延びている。本実施形態においては、枝と幹が軸20の垂直な単一面内に配置されるように、これら2本の枝は延びている。このような突起形状はスノーフレーク形状と呼ばれることがある。
また、回転又は反転軸は全てが互いに平行とは限らない。図12は、4つの連続する支持部の配置を、各々の支持部を4つの部分円1,2,3,4に区別して示している。連続する下部の2つの支持部に関連する回転軸50も同時に示されている。回転軸50は4番
の剛毛の軸を通過する。回転軸52は、2番目の支持部から3番目の支持部への移動を与え、1番の剛毛の軸を通過する。回転軸54は、3番目の支持部から4番目の支持部への移動を与え、4番の剛毛の軸を通過する。

Claims (17)

  1. 睫毛に組成物(4)を塗布するための塗布具(10)であって、
    支持棒(12)と、
    該支持棒の軸(20)方向に連続して設けられ、少なくとも2つの独立した支持部(22)を備えるブラシ(14)と
    より構成され、
    個々の前記支持部は、個別の基部(40)を有する突起(34,36)を備え、
    個々の前記支持部の、少なくとも4つの連続した前記基部の少なくとも1つの群は、前記軸の周りに規則的な連続配列を形成し、
    前記群に属する前記基部のうち2つは、前記連続配列の終点である2つの末端を形成することを特徴とする塗布具。
  2. 前記連続配列又は個々の連続配列において、少なくとも2つの前記基部(40)は、前記軸(20)方向の互いに異なる個別の位置に配置されている、請求項1に記載の塗布具。
  3. 少なくとも1つの前記群において、前記基部(40)が螺旋を形成している、請求項1又は請求項2の少なくともいずれか1項に記載の塗布具。
  4. 少なくとも1つの前記群において、前記基部(40)が正弦波を形成している、請求項1〜3の少なくともいずれか1項に記載の塗布具。
  5. 前記2つの支持部又は前記支持部のうち少なくとも2つの隣接した支持部(22)が、前記軸(20)に平行な並進移動により得られる互いの像である、請求項1〜4の少なくともいずれか1項に記載の塗布具。
  6. 前記2つの支持部又は前記支持部のうち少なくとも2つの隣接した支持部(22)が、前記軸(20)に平行な並進移動と、前記軸(20)周りにおける360°の倍数以外の角度の回転移動との組み合わせにより得られる互いの像である、請求項1〜5の少なくともいずれか1項に記載の塗布具。
  7. 回転が、180°未満の角度で前記螺旋又は個々の螺旋と同じ方向に起こる、請求項3又は請求項6に記載の塗布具。
  8. 回転が、180°未満の角度で前記螺旋又は個々の螺旋と異なる方向に起こる、請求項3又は請求項6に記載の塗布具。
  9. 前記2つの支持部又は前記支持部のうち少なくとも2つの隣接した支持部(22)が、前記支持棒の前記軸(20)に垂直な軸周りの回転により得られる互いの像である、請求項1〜8の少なくともいずれか1項に記載の塗布具。
  10. 個々の支持部(22)又は少なくとも1つの前記支持部において、連続配列を形成している群の数が2以上であり、
    前記群は、例えば螺旋を形成している、請求項1〜9の少なくともいずれか1項に記載の塗布具。
  11. 前記群又は個々の群における個々の突起(34,36)が、前記軸に垂直な平面内に延びている、請求項1〜10の少なくともいずれか1項に記載の塗布具。
  12. 個々の支持部(22)が、前記軸(20)に平行ないかなる対称面をも備えないように構成され、かつ好ましくは対称面を備えない、請求項1〜11の少なくともいずれか1項に記載の塗布具。
  13. 個々の支持部(22)は、前記軸(20)周りに360°の倍数以外の角度をもつ回転であって、該回転により前記支持部が自分自身の像となるような回転が存在しないように構成されており、
    好ましくは、個々の支持部(22)は、360°の倍数以外の角度をもつ回転であって、該回転により前記支持部が自分自身の像となるような回転が存在しないように構成されている、請求項1〜12の少なくともいずれか1項に記載の塗布具。
  14. 前記支持部は、前記支持棒(12)の肢(21)に取り付けられ、
    前記肢及び個々の支持部(22)は、前記軸周りの少なくとも2つの異なる所定の相対角度位置の中から選ばれた位置に、前記肢に固定された前記支持部を保持することができるように配置され、
    前記支持部の突起(34,36)の数は、異なる位置の数で割り切れない、請求項1〜13の少なくともいずれか1項に記載の塗布具。
  15. 個々の支持部において、前記突起(34,36)の数は、少なくとも4本であり、
    少なくとも2本の前記突起(34)は、互いに同一で、かつ少なくとも2本の残りの前記突起(36)とは異なる、請求項1〜14の少なくともいずれか1項に記載の塗布具。
  16. 個々の支持部において、前記突起の少なくとも2本(34,36)は、各々異なる材料で作製され、特に異なる硬さを備える、請求項1〜15の少なくともいずれか1項に記載の塗布具。
  17. 睫毛に組成物を塗布するための組合せ物(2)であって、
    組成物用の容器(6)と、
    請求項1〜16の少なくともいずれか1項に記載の塗布具(10)と
    を備えることを特徴とする組合せ物。
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