JP2014507247A - X線画像化システムのための整合装置 - Google Patents
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Abstract
X線撮影画像化システムにおいて、放射線源を可搬型画像受信器と整合させるための方法は、放射線源に結合されるエミッタ装置から、所定の界パターンおよび所定の周波数の時変ベクトル方向を伴う磁界を生成し、生成される磁界は、同期信号をさらに備える。画像受信器に結合される感知装置から、磁界からの感知信号が取得され、感知装置は、3つ以上のセンサ要素を備え、センサ要素のうちの少なくとも2つは、互いに異なる角度に配設され、画像受信器の画像化領域の外側に配置される。出力信号は、同期信号に対する取得される感知信号の振幅および位相に従って、整合調節を示す。
Description
本発明は、概して、放射線画像化のための装置に関し、より具体的には、放射線画像を記録するための画像検出デバイスに対する放射線源の適切な整合を提供するための位置付け装置に関する。
X線画像が取得される際、放射線源と画像データを記録する2次元受信器との間に、概して最適な整合が存在する。ほとんどの場合、X線源が、記録媒体の表面に対して垂直な方向の放射線を提供することが好ましい。このため、大規模なX線撮影システムは、放射線ヘッドおよび記録媒体ホルダを、互いに特定の角度で搭載する。ヘッドおよび受信器を配向することは、典型的に、これらの2つの構成要素の間の全距離を越えて延在する、相当のサイズの搭載アームを必要とする。したがって、そのような大規模なシステムでは、受信器の望ましくない傾斜または斜行は、画像化システム自体のハードウェアによって防止される。
集中治療室(ICU)環境で使用されるもの等の可動型または可搬型放射線画像化装置の出現により、放射線源と2次元放射線受信器との間の固定角度関係は、もはやシステム自体の搭載ハードウェアによって与えられない。代わりに、オペレータは、典型的に、視覚的評価を使用して、可能な限り垂直な配向を提供するように、放射線源の照準を受信器表面に向けて合わせることを要求される。
コンピュータX線撮影(CR)システムでは、2次元画像感知デバイス自体が、可読画像化媒体を格納する、可搬型カセットである。直接デジタルX線撮影(DR)システムでは、2次元画像感知デバイスは、平ら、剛性、または可撓性のいずれかの基板支持部を伴う、可搬型デジタル検出器である。
図1は、コンピュータX線撮影(CR)および/またはデジタルX線撮影(DR)に採用することができる、可動型X線装置を示す。可動型X線撮影ユニット600は、取得画像および関連データを表示するための表示器610と、取得画像の記憶、伝送、修正、および印刷等の機能を可能にする制御パネル612とを含む、フレーム620を有する。可動性のために、ユニット600は、1つ以上の車輪615と、ユニット600をその意図される場所に誘導するのを助長する、典型的に胴、腕、または手の水平高さに提供される、1つ以上のハンドル把持部625とを有する。内蔵型バッテリパック626は、電源を提供することができ、電力コンセントの近くでの動作の必要性を排除する。
フレーム620には、より単純にはブーム70と称されるブーム装置上に搭載される、X線チューブ、チューブヘッド、またはジェネレータとも称されるX線源640を支持する、支持部材635が搭載される。示される実施形態では、支持部材635は、固定高さの垂直柱64を有する。ブーム70は、支持部材635から外向きに様々な距離に延在し、可搬型受信器10上で画像を取得するために、柱64を所望の高さに昇降する。ブーム70は、外向きに固定距離だけ延在してもよく、または可変距離にわたり延在可能であってもよい。X線源640の高さ設定は、脚部および下肢を画像化するための低い高さから、患者の上半身部分の様々な位置を画像化するための肩以上の高さの範囲に及ぶことができる。他の実施形態では、X線源の支持部材は、固定柱ではなく、むしろ、広い範囲の垂直および水平位置にわたるX線源の移動を可能にするように接合機構で屈曲する、関節部材である。
コンピュータX線撮影(CR)システムでは、2次元画像感知受信器10は、可読画像化媒体を格納する、可搬型カセットである。直接デジタルX線撮影(DR)システムでは、2次元画像感知受信器10は、平ら、剛性、または可撓性のいずれかの基板支持部を伴う、可搬型デジタル検出器である。しかしながら、受信器10は、可搬型であるため、いったん患者の背後に位置付けられると、技術者から見えない場合がある。これは、可搬型システムの整合作業を複雑にし、源−画像距離(SID)、傾斜角度、およびセンタリングを測定するために、ある方法を必要とし、散乱の影響を低減するために効果的にグリッドを使用することをより困難にする。可搬型X線撮影システムに伴うこの追加の複雑性のため、技術者は、グリッドを使用しないことを選択する場合があるが、しかしながら、グリッドがないと、結果として典型的に低品質画像になる。
オペレータがX線源対受信器角度を調節するのを支援する方法およびツールの提供の問題に対する多数の手法が存在する。1つの従来の手法は、MacMahonの名称が「Mobile Radiography Alignment Device」の米国特許第4,752,948号に開示されるように、機械的整合をより小型で提供することであった。画像化カセットと放射線源との間の整合を維持するための枢動可能基準を伴う台が提供される。しかしながら、このタイプの複雑な機械的解決策は、これらのX線システムの全体の柔軟性および可搬性を低減する傾向がある。Kwasnickらの名称が「Digital X−ray Imager Alignment Method」の米国特許第6,422,750号に提案されるような別のタイプの手法は、整合グリッドを検出するために、初期低照射パルスを使用するが、しかしながら、この方法は、受信器が、患者の背後に適合された後に整合されていなければならない、可搬型画像化条件に好適ではない。
他の手法は、2つの間の整合を達成するために、放射線源から受信器に光ビームを投射する。この手法の例には、両方ともMacMahonの名称が「Alignment Method for Radiography and Radiography Apparatus Incorporating Same」の米国特許第5,388,143号、および名称が「Optical Grid Alignment System for Portable Radiography and Portable Radiography Apparatus Incorporating Same」の同第5,241,578号が挙げられる。同様に、Cumingsの名称が「Method,System and Apparatus for Aiming a Device Emitting Radiant Beam」の米国特許第6,154,522号は、放射線標的の整合に反射レーザービームを使用することを記載する。しかしながら、フィルムもしくはCRカセットまたはDR受信器を整合させるために光を使用することを提示してきた解決策は、多数の要因によって制約される。MacMahonの開示の‘143号および‘578号は、固定の源−画像距離(SID)を事前に判定し、次いで、この固定のSID値を用いて三角測量を適用することを要求する。SIDを変化させることは、三角測量設定に対する多数の調節を必要とする。この配設は、可変SIDを可能にする可搬型画像化システムには、それ程望ましくない。Cumingsの開示の‘522号に開示されるようなレーザーを使用するデバイスは、場合によっては、調節を行う際に、必要とされるよりずっと高い正確さを要求する可能性がある。
放射線源から受信器上に光が投射される他の例は、Bautistaの名称が「Locating Device」の米国特許第4,836,671号、およびMadsenの名称が「X−ray Photography Device」の同第4,246,486号において与えられる。Bautistaの‘671号およびMadsenの‘486号の両方の手法は、放射線源から投射され、受信器上で様々に交差する、複数の光源を使用する。
重大なことに、上述される解決策は、例えば、可搬型システムを用いた胸部X線画像化の場合であり得るように、受信器およびその付随するグリッドが視界から隠れており、完全に患者の背後に置かれる場合、多くの場合、ほとんどまたは全く価値がない。今日の可搬型放射線画像化デバイスは、放射線学技術者によるフィルムカセット、CRカセット、またはデジタルX線撮影DR受信器の定置の相当の柔軟性を可能にする。患者は、画像化のために、横向き姿勢である必要はなく、必要とされる画像のタイプ、およびX線検査のために患者を動かす能力によって、任意の角度であってもよい。技術者は、各画像化セッションにおいて、可搬型カセットまたは受信器および放射線源の両方の位置を独立に手動で調節することができる。したがって、放射線源とグリッドと画像受信器との間の所望の角度を取得するための整合装置は、画像を取得するのに最適ないかなる配向にも適応することができなければならないことを理解することができる。従来的に適用されており、Tanakaらの名称が「Portable Radiation Imaging System and a Radiation Image Detection Device Equipped with an Angular Signal Output Means」の米国特許第7,156,553号に開示されるデバイスで使用されるような傾斜感知は、カセットが水平に置かれる単一の場合を除き、カセット対放射線源配向に関する十分な情報を提供しない。より複雑な位置感知デバイスを使用することができるが、経時的に悪くなる可能性があるサンプリングおよび累積丸め誤差の影響を受けやすく、頻繁な再同期を必要とする可能性がある。
したがって、従来の整合解決策は、特定のタイプのシステムおよび環境には有効であり得るが、しかしながら、相当の改善の余地が残されていることが明らかである。可搬型X線撮影装置は、小型かつ軽量でなければならず、これは、MacMahonの開示の‘948号で与えられるような機械的整合手法を、それ程望ましくないものにする。直接視線整合の制約は、多くのタイプの反射光ベースの方法の適用性を、限定された範囲の画像化状況に縮小する。Tanakaらの‘553号の解決策によって要求される複雑なセンサおよび動き制御対話は、既存の設計に相当の出費、複雑性、重量、およびサイズを追加し、限られた効果しか伴わない場合がある。多くのそれ程高価ではない可搬型放射線画像化ユニットは、必要な調節を達成するために必要とされる制御論理および動き協調構成要素を有さない。これらの手法のいずれも、特に散乱除去グリッドが使用される場合に、不整合を修正するための正しい指図である、手動調節を行うのに必要な情報をオペレータに与えない。
関連問題は、取得される画像および使用されるグリッドに適切な源−画像距離(SID)を達成する必要があるということである。従来の整合解決策は、SID情報を提供せず、別個の測定を行うこと、または近似SID調節を行うことを技術者に委ねる。さらに、従来の解決策は、コリメータブレードの不整合または不十分な調節によってもたらされる後方散乱を低減するのを助長するツールを技術者に提供しない。このタイプの散乱は、歯および乳房撮影画像化等の他のタイプのX線撮影画像化では特に問題ではない一方で、可搬型X線撮影画像化装置では、放射線が広域にわたって方向付けられるため、厄介である可能性がある。画像化受信器および受信器と関連付けられる任意の遮断要素を通過して作用する放射線が、不慮に反射されて受信器に戻り、画像品質に悪影響を及ぼす可能性がある。胸部X線および他のタイプのX線では、後方散乱を可能な限り低減するために、技術者は、画像化受信器の場所および配向または輪郭を推定し、それに応じてコリメータを調節する必要がある。
重大なことに、前述されるこれらの従来の解決策のいずれも、既存の可搬型X線撮影システムに組み込むのに特に好適ではない。つまり、新たに製造される機器を除くすべてにおいて、これらの前記の解決策のいずれも実際には実現することが困難であり得、著しい費用影響を及ぼす可能性がある。
上記の解決策の多くによって対処されていない、さらに別の問題は、放射線科医師および放射線技術者の実際の作業慣例に関する。Tanakaらの出願‘553号において重点が置かれる、放射線の垂直送達のための要件は、すべてのタイプの画像化に最適なわけではない。事実、傾いた(垂直ではない)放射線入射角度が最も望ましい、いくつかのタイプの診断画像が存在する。例えば、標準的な胸部前後方向(AP)写真では、推奨中心光線角度は、垂直(法線)から約3〜5度傾いている。従来の整合システムは、それらが中心光線の法線入射を提供する一方、技術者が傾いた角度に調節するのを支援するように適応しない。
したがって、放射線画像を記録するために、画像検出デバイスおよび最適散乱除去グリッドに対する放射線源の適切な角度整合ならびに位置付けを可能にする、装置の必要性が存在することが分かる。
本発明の目的は、放射線受信器に対する放射線源の整合および適切な位置付けを助長する、例示的な装置ならびに方法実施形態を提供することによって、X線撮影画像化の技術を前進させることである。本発明の特徴は、放射線源に対する受信器の距離および位置配向を感知することができる、センサならびに検出器配設の使用である。既存のX線装置への直接的な組み込みを可能にすることができるということが、特定の例示的な装置および方法実施形態の利点である。
例示的な装置および方法実施形態は、整合のために、患者の背後の受信器の視認性を必要としない。様々なSID距離での使用に適応させることができる方法を提供するということが、一実施形態のさらなる利点である。
これらの目的は、例証的な実施例としてのみ与えられ、そのような目的は、本発明の1つ以上の実施形態の例示であり得る。開示される発明によって本質的に達成される他の望ましい目的および利点が、当業者の頭に浮かぶか、または当業者に明らかになり得る。本発明は、添付の特許請求の範囲によって定義される。
本発明の態様によると、X線撮影画像化システムにおいて、放射線源を可搬型画像受信器と整合させるための方法が提供され、本方法は、放射線源に結合されるエミッタ装置から、所定の界パターン(フィールドパターン)および所定の周波数の時変ベクトル方向を伴う磁界を生成することであって、生成される磁界は、同期信号をさらに備える、ことと、画像受信器に結合される感知装置から、磁界からの感知信号を取得することであって、感知装置は、3つ以上のセンサ要素を備え、センサ要素のうちの少なくとも2つは、互いに異なる角度に配設され、画像受信器の画像化領域の外側に配置される、ことと、同期信号に対する取得される感知信号の振幅および位相に従って、整合調節を示唆する出力信号を提供することとを含むことができる。
本明細書は、本発明の主題を具体的に指摘し、明確に主張する、特許請求の範囲で締めくくられているが、本発明の実施形態は、添付の図面と併せて解釈される際に、以下の説明からより良く理解されると考えられ、図面は、以下の通りである。
本発明の前述および他の目的、特徴、ならびに利点は、添付の図面に図示される、本発明の実施形態の以下のより具体的な説明から明らかになる。
図面の要素は、必ずしも互いに一定の尺度ではない。
種々の早期のX線撮影システムで使用されてきた限られた傾斜を感知する手法とは異なり、特定の例示的な装置および方法実施形態は、多数のX線画像化システムで使用することができる、放射線源対受信器整合の問題の直接的な解決策を提供する。
本開示の文脈において、「画像化受信器」、またはより単純に「受信器」という用語には、例えば、フィルムもしくは蛍光体媒体等の光子刺激性媒体を有するカセットを含んでもよく、または放射線源から放出される放射線に従って画像を記録する検出器アレイを含んでもよい。可搬型受信器は、患者の背後に容易かつ便利に位置付けることができるように、放射線源に機械的に結合されていない。
本明細書で使用される場合、「通電可能」という用語は、電力を受信するのに応えて、および任意選択的に、許可信号を受信するのに応えて、指示される機能を実施する、デバイスまたは一式の構成要素を指す。
本開示の文脈において、2つの要素は、それらの角度配向(方向)が互いに90度+/−12度異なる場合に、実質的に直角であると見なされる。
本開示の文脈において、「結合される」という用語は、1つの構成要素の配置が、それが結合される構成要素の空間的配置に影響を及ぼすような、2つ以上の構成要素の間の機械的関連付け、接続、関係、または連結を指すことが意図される。機械的結合では、2つの構成要素は、必ずしも直接接続している必要はなく、1つ以上の中間構成要素を通して連結することができる。
図2Aの斜視図は、X線撮影画像化装置30の構成要素を示す。X線源等の放射線源20は、放射線を患者14に向かって方向付ける。患者の背後に位置付けられる受信器10は、患者14を通過する入射放射線から、診断画像を形成する。受信器10は、例えば、フィルムもしくは蛍光体媒体等の光子刺激性媒体を有してもよく、または放射線源20から放出される放射線に従って画像を記録する、検出器アレイを有してもよい。受信器10は、横向きまたは縦向き配向を有してもよい。任意選択の散乱除去グリッド12は、受信器10の表面の真上に、図1Aに示されるように配設される、プレート18を有する。放射線源20は、図2Aの実施例では、源20から外向きに受信器10に向かって方向付けられる放射線界を画定する、コリメータ22を有する。
放射線源20は、放射線を受信器10に向かって方向付けるために、調節可能な角度配向を有する。図2B(システム構成要素のより良い視認性のために、患者14は示されていない)は、座標xyz軸を示す。ここでは、源−画像距離(SID)は、z軸の概略方向である。図2Bでは、放射線源20は、受信器10から好適なSIDのその整合位置にある。グリッドプレート18は、それらが、それらのそれぞれの平面がSIDで収束する焦線Lを画定するように、角度配設される。そのような実施形態における大部分の画像化での最良整合のために、放射線源20は、焦線Lの付近に中心があるべきであり、コリメータ22の正面部分は、受信器10の平面に対して概して平行に向いているべきである。しかしながら、わずかな角度オフセットが好ましい画像タイプが存在する可能性がある。
対照的に、図2Cは、放射線源20の不十分な位置付けの20’および20”の点線輪郭を示す。点線で示される位置20’および20”では、SIDは、ほぼ許容可能であるが、しかしながら、放射線源20は、焦線Lの付近に中心がなく、その角度配向は、ひどく斜行している。これらおよび同様の不整合位置では、放射線源の散乱除去グリッドとの整合が不十分であり得、画像品質を低下させる、または最悪の場合、好適な診断画像が取得されるのを妨げる。
図3Aの斜視図および図3Bの側面図は、経路Pとして表され、中心軸を中心に分布される放射線経路を有する放射線源20と、放射エネルギー感知性が高く、X線撮影画像を形成するために被験者に隣接して位置付けられる画像化受信器10との間の相対的空間的関係を感知するように、ならびに整合および距離を含む相対的空間的関係を示唆する1つ以上の出力信号を生成するように通電可能である、整合感知装置40の使用を示す。図3Aおよび図3Bに示される実施形態では、ホルダ46は、画像受信器の画像化領域の外側に配置され、時変ベクトル方向を有する電磁界、あるいは単一のエミッタTもしくは一対のエミッタT1およびT2であって、各エミッタT、T1、もしくはT2は、コリメータ22の付近に搭載される等、放射線源20に結合されて示される界生成要素(フィールド生成要素)44を備える、単一のエミッタTもしくは一対のエミッタT1およびT2によって生成される、または磁石もしくは通電されたコイルを回転させるモータによって生成される信号を受信する、1つ以上のセンサ要素42(例えば、電磁コイル)を有する。一実施形態では、センサ要素42は、同一平面上ではない。一実施形態では、界生成要素44は、同一平面上ではない。
また、ホルダ46は、受信器10も保持する。代替えの実施形態では、整合感知装置40構成要素は、受信器10に組み込まれる。さらに別の代替えの実施形態では、信号方向が反転され、信号は、ホルダ46上の受信器10に結合される1つ以上のエミッタTから生成され、源20と結合されるセンサ要素によって検出される。角度測定値を取得するために、受信器10もしくは放射線源20の一方または両方上に、傾斜計、加速度計、コンパス、ジャイロスコープ、あるいは他のデバイス等の追加のセンサ28を提供することができる。整合感知装置40からの1つ以上の位置感知信号は、調節が必要か否かを判定するために、および任意選択的に、図3Bに示される放射線源20上に搭載される表示画面等の表示装置52にこの情報を提供するために、制御論理を提供する制御論理プロセッサ48に進む。代替えの実施形態では、整合の状態を示唆し、必要とされる特定の調節に関するガイダンスを提供する表示を患者または他の被験者上に投射するために、任意選択の投射器54が提供される。
図3Bおよび以下においてX線源20上に搭載されて示される任意選択の投射器54は、例えば、Microvision Inc., Redmond, WA, USAのPico Projector Display、またはAAXA Technologies, Inc., Santa Ana, CAのMicro Projector等のピコ投射器であってもよい。これら等の画像形成デバイスは、小さいサイズ、低重量、および低電力要件を含む多数の理由のために有利である。現在、携帯電話および他の高度に可搬型の電子デバイスで使用されている、これらの小さい設置面積の投射器は、発光ダイオード(LED)またはレーザー等の1つ以上の低電力固体光源に表示面上を走査させる。このタイプの投射器は、広い範囲の距離にわたる投射に、小さい数の光学構成要素を必要とする。固体光源自体は、典型的に、投射される画像ピクセルにのみ電力が消費されるように、必要に応じて高速にオンオフさせることができる。これは、バッテリ電力を投射器54に使用することができるように、表示デバイスが、低電力レベルで動作することを可能にする。代替えの実施形態は、Texas Instruments, Inc.のDigital Light Processor(DLP)等のデジタルマイクロミラーアレイ、Silicon Light Machines, Inc.のGrating Light Valve (GLV)デバイス等の微小電気機械回析格子光弁のアレイ、またはシリコン上液晶(LCOS)デバイスを含む液晶デバイス(LCD)を採用するもの等の他のタイプの電子画像化投射器を画像形成装置として使用する。代替えの実施形態では、投射器54は、標的を移動させるモータまたは他のアクチュエータを伴う光源および可動型標的によって提供され、標的は、受信器場所を示す画像を提供するために、光源の経路内に位置付けられる。
図4の斜視図は、任意選択の投射器54が本発明の一実施形態による表示機能をどのように実施するかを示す。投射器54は、左側に示されるように受信器10の領域を超える画像フィールド58にわたり、画像を形成する光を投射することができる。受信器10が、整合感知装置40を使用して位置特定される際、投射器54は、患者14上に受信器パターン60を表示し、受信器パターン60は、少なくとも患者14の背後または真下の受信器10の場所を示唆する輪郭を示す。右側では、所望の整合が示されており、X線チューブヘッド内のコリメータ光源から放出されるコリメータパターン62は、受信器パターン60と整合されている。とりわけ、この配設を用いて、投射器54は、受信器10のサイズを超える領域にわたり画像を投射することができ、コリメータおよび受信器10上への放射線経路のセンタリングの前に、受信器10の輪郭を表示することを可能にする。
図5Aの斜視図は、放射線源20の放射線経路(前述されるように軸Pに沿って中心がある)が、受信器10またはそのグリッド12と整合されていない空間的配設において、放射線源20から表示されるコリメータパターン62を示す。図5Bの斜視図は、受信器パターン60を受信器10に直接投射する、表示装置50内の投射器54を示す。図5Cは、重ね合わせられた経路、ならびに放射線源20と受信器10との間の不十分な整合を示唆する不合致パターン60および62を示す。次いで、図5Dの斜視図は、正しい整合を示し、受信器パターン60およびコリメータパターン62は、中心整合されており、かつ対称である。SIDが正しくなく、受信器10が放射線源20に対して遠すぎるか、または近すぎるかのいずれかである場合に、投射器54とコリメータパターン62との間の視差問題が引き起こされる可能性があることを観測することができる。
投射器54およびX線チューブヘッドのコリメータ光から表示されるパターンの位置関係を、整合の指標として使用することができる。一例として、図6Aは、コリメータ光からのコリメータパターン62と投射器54からの受信器パターン60との整合が、放射線源20のその受信器10との整合調節が必要であることをどのように示唆するかを示す。60および62で示されるパターンは、説明のために選択される代表的な例であり、図6Aおよび図6Bの実施例に示される中心円を伴う、または伴わない十字線パターンを含む、十字線パターンを含むが、これに限定されない、多数の形態のうちの任意の形態をとることができる。相対位置90で、源20および受信器10は、整合されておらず、それぞれのパターン62および60は、この不整合を示唆する。相対位置92で、源20は、受信器10との整合により近く、位置90で示されるよりセンタリングに近く、パターン62および60は、いくらか重なり合ってはいるが、相互に対して中心ではないことを表示する。相対位置94で、源20および受信器10は、整合されており、それぞれのパターン62および60がこのセンタリング整合を示唆するように重なり合っていることが表示される。加えて、パターン60および62の両方が同一のサイズであり、実質的に同一の領域にわたる状況で、また、位置94は、コリメータが、放射線分布を制限し、後方散乱の可能性を低減するように適切に設定されていることも示唆する。また、SIDの値66および角度も投射器54によって表示される。代替えの実施形態では、また、源−対象距離(SOD)も表示する。投射される値を、受信器パターン60内またはその外側に位置付けることができる。コリメータブレード位置を感知することができる代替えの実施形態では、また、平行化光ビームを適切にサイズ決定し、配向することに関する追加の情報も表示器内に提供することができる。
図6Bは、源20および受信器10の不十分な相対位置付けを表す、他の実施例を示す。相対位置96では、源20は、受信器10に対してほぼ中心であるが、角度は、法線から斜行している。したがって、源20からの放射線経路および受信器10の角度関係を示唆する受信器パターン60は、例えば、台形パターンを有する等、非長方形である。相対位置98では、源20は、受信器10に対してほぼ中心であるが、源−画像距離(SID)が正しくない、または正しい場合には、コリメータが後方散乱を低減するように調節されるべきである。この場合、それぞれのパターン60および62は、異なるサイズであるように見え、SID調節の必要性を示唆する。
表示装置50に投射が使用される場合、患者上に、または患者の横に、受信器10輪郭に加えて、様々なタイプの情報、例えば、受信器の場所、自動照射制御(AEC)デバイスの場所、グリッド情報、実際のSIDおよび推奨SID、患者情報、ならびに整合情報のある部分を表示することができる。
表示装置50としての表示画面52
図7は、代替えの実施形態では表示装置50の投射器54を補完または置換することができる、表示画面52を示す。一実施形態では、表示画面52は、オペレータが、放射線源20を位置に移動させながら表示結果を見ることができるように、示されるように、コリメータ22の付近に搭載される。代替えの実施形態では、取り外し可能な表示画面もしくは遠隔表示画面上に、または表示器610(図1)、X線撮影画像化装置30自体の一部である表示コンソール上に、整合ユーティリティが提供されてもよい。
図8A、図8B、および図8Cは、表示画面52を表示装置50として使用する際のオペレータインターフェース例を示す。適切なセンタリング、角度、およびSIDのために必要とされる調節を記号で表すために、様々な図式アイコンならびに画像が使用される。角度調節指標100は、受信器10に対する源20の適切な角度調節を誘導するのを助長する、様々な図式および測定データを提供する。角度情報は以下の1つ以上を表示する。
(i)受信器角度:任意選択の傾斜計もしくは他のセンサ28(図3B)または他の整合感知装置40データから、真の水平に対する角度測定値を取得することができる。
(ii)放射線源20のチューブ角度:傾斜計もしくは他のセンサ28または他の整合感知装置40データから、この真の水平に対する角度測定値を同様に計算することができる。
(iii)受信器/グリッド対源20角度:受信器10と源20との間のこの相対角度測定値は、1つ以上の任意選択のセンサ28(図3B)からの測定値を使用して、または他の整合感知装置40データから取得することができる。
(iv)源対グリッド12整合のための捕捉角度データ。
(v)整合感知装置40の測定値から計算される所望の角度に対する源対受信器角度。これには、非法線角度の調節を含む。
(i)受信器角度:任意選択の傾斜計もしくは他のセンサ28(図3B)または他の整合感知装置40データから、真の水平に対する角度測定値を取得することができる。
(ii)放射線源20のチューブ角度:傾斜計もしくは他のセンサ28または他の整合感知装置40データから、この真の水平に対する角度測定値を同様に計算することができる。
(iii)受信器/グリッド対源20角度:受信器10と源20との間のこの相対角度測定値は、1つ以上の任意選択のセンサ28(図3B)からの測定値を使用して、または他の整合感知装置40データから取得することができる。
(iv)源対グリッド12整合のための捕捉角度データ。
(v)整合感知装置40の測定値から計算される所望の角度に対する源対受信器角度。これには、非法線角度の調節を含む。
SID指標110は、測定データから取得される現在のSID値を列挙するだけでなく、示される実施形態では、また、必要とされる調節量も示す。センタリング指標120は、テキストおよびセンタリング誤差ならびに必要とされる調節方向に関する図式情報を提供する。図8Bでは、センタリング指標120は、受信器の縦向き/横向き配向を示す、図式要素104を含む。アイコン102は、対応する値の必要とされる調節方向を示唆するために、色、点滅、またはビデオクリップを含むアニメーション、および異なるタイプの記号を使用する。また、図式要素104は、必要とされる調節を視覚的に示唆するのを助長するためにも提供される。図式要素104は、円、バー、または他の形状を含む、多数のタイプのうちの任意のタイプの好適な要素であることができる。正しい角度、センタリング、または距離値を示唆するために、色を使用することができ、色の違いは、必要とされる変更がある場合には、推奨方向を示唆し、色遷移は、位置の間の移動を示唆する。調節が所望の設定とどれだけ近いかを判定するために、様々な閾値が使用される。
図9は、表示画面52上のオペレータインターフェースの代替えの実施形態の平面図を示す。SID指標110は、測定データから取得される現在のSID値を列挙する。ここでは、図式要素104は、センタリング、距離、および角度に必要とされる相対調節量を示す、スライダを含む。スライダのセンタリングは、正しい位置付けを示唆する。角度調節指標100は、真の水平に対する、または任意選択的に、相互もしくは好ましい設定に対する、受信器あるいはX線源の測定角度値を示す。任意選択の実施形態では、それらの相対角度の差が表示される。センタリング指標120は、X線ビームの相対位置および形状を示す、重ね合わせたアイコン122を使用して、縦向きもしくは横向き配向等の受信器10の画像または輪郭を示す。制御ボタン124は、整合の改善、システムまたはシステム構成要素に関する情報の取得、および他の機能に有用なユーティリティを提供する。代替えの実施形態では、これから取得されるX線撮影画像のビュータイプ(例えば、AP胸部検査ビュータイプ等)を設定するため、使用される場合には使用されるグリッドのタイプを指示するために、制御ボタン124のうちの1つが使用される。この設定は、次いで、画像に割り当てられ、表示される、特定のSIDおよび角度値をもたらすことができる。
図10は、コリメータ22の付近に搭載され、放射線源20の角度が変化するにつれて配向を変化させる、表示画面52の一連のオペレータインターフェース表示画面を示す。位置130で、受信器アイコン132は、センタリング標的アイコン134および放射線源アイコン136と共に表示される。位置140で、センタリングは、部分的に達成されるが、放射線源20は、受信器に向かって方向付け直されなければならない。位置150で、放射線源20が回動され、画面表示は、受信器アイコン132ならびにアイコン134および136を用いて構成要素の位置を表すように、自体を動的に再配向する。SIDアイコン152は、受信器までの放射線源距離が調節されなければならないことを図式的に示す。SIDアイコン152は、SIDが変化するにつれて位置を変化させる。位置160で、適切なセンタリング、角度、およびSIDが取得される。SID指標110に示されるように、SID値が表示される。
一実施形態では、また、センサも、グリッド12が使用されるか否かを示唆することができ、使用される場合、使用されるグリッド12のタイプを示唆することができる。次いで、システムは、検出される受信器の回転に基づき、横または縦グリッドタイプ、グリッド比、例えば、6:1、8:1、10:1、使用されるグリッドの最適なSID(またはSID範囲)、および正しいグリッドタイプを使用するための指示またはメッセージ(横または縦)等の情報を表示することができる。患者が平らに横たわっていない場合、システムは、グリッドの傾斜計データを通してこれを判定することができ、また、他のセンサデータを使用して、この状態を判定することもできる。また、システムは、放射線経路の角度がグリッドの一方の側または他方の側に対して過度に斜行している際に生じ、グリッド要素が放射線の相当量を遮断する状態であるグリッドカットオフと関連付けられる警告メッセージも提供することができる。グリッドの存在または不在が判定される際、システム論理は、検査に正しいビューを自動的に選択することができる、または既存のビューを異なるビューに変更することができる。例えば、システムは、非グリッドビューからグリッドビューに切り替えることができる。この新しいビューは、異なる名前、異なる照射パラメータまたは技法、および異なる画像処理パラメータを有してもよい。本発明の代替えの実施形態では、画像タイプまたはビューが判定され、ビュータイプに基づき、センタリング、角度、およびSIDの1つ以上の適切な設定が自動的に割り当てられる。ビューは、表示画面52を使用して等、オペレータが設定することができ、使用されるグリッドのタイプを指定してもよい。代替えとして、例えば、傾斜計読み取り値等の測定データから、ビューを判定することができる。
整合装置
前述されるように、画像化受信器でグリッド12(例えば、図2A)が使用される場合、整合は、特定の値である。グリッドに対する源の整合は、散乱を低減することによって取得画像を改善するのを助長する。
図11の概略図は、整合装置40を使用する、X線撮影画像化装置30を示し、整合に必要とされる2つの平行移動、および3つの回転段階とコリメータ回転を標識する。図11の実施形態では、整合に単一のエミッタ装置Tが使用される。また、一対のエミッタ装置T1およびT2を伴う実施形態も使用される。
本発明の実施形態は、エミッタ構成要素に使用される搭載配設に関連する所定の位置界パターンを伴い、連続して変化する、または時変ベクトル方向を伴う磁界を生成するエミッタ装置Tを使用し、異なる位置に配設される一式のセンサによって可変磁界から感知される信号を比較して、源対検出器整合の位置情報を提供する。放出される所定の位置界パターンは、任意の画像化条件下で同一のパターンであることができ、画像受信器の位置に対する位置によって変化しないが、エミッタ回路に対して同一の位置を有し、エミッタT装置構成要素44が搭載される空間的位置に依存する。例えば、界パターンを生成するためにモータが使用される場合、回転される界生成要素44およびモータ軸の位置によって判定される、同一に回転される界パターンが毎回使用される。エミッタ装置Tの一部としての別個のサインコイルおよびコサインコイルが界パターンを生成する場合、このパターンは、これらの構成要素に対して固定位置にあり、この位置は変化しない。また、相対位置を判定するために検出されるセンサ信号を使用するために必要とされる同期信号を提供するためにも、これらの同一の構成要素を使用することができる。
図12Aの概略ブロック図は、この整合機構感知がどのように動作することができるかを示す。エミッタ装置Tで、信号ジェネレータ180は、自体の周囲に、固定界位置パターン56を伴う、所定の周波数の周期的可変磁気ベクトルパターンを有する時変磁界を生成する。感知装置Rで、センサ要素42a、42b、および42cは、生成される界に対して異なる角度で、ばらばらに離れている。センサ要素42a、42b、および42cのそれぞれは、対応する信号84a、84b、および84cをそれぞれ取得する。ある時点の任意のインスタンスでの各センサでの信号振幅は、エミッタTとセンサ要素との間の距離を示し、また、磁界ベクトルの方向に対するセンサの最高感度の方向の要因でもある。センサ要素42a、42b、および42cがコイルである場合、例えば、センサの最高感度の方向は、コイルのコアの対称軸Aと関連する。
図12Aに示されるように、センサ要素42a、42b、および42cからの信号84a、84b、および84cは、時変磁界ベクトルに対するそれらの相対角度のため、互いに位相φ1、φ2、およびφ3だけシフトされる。エミッタから同期(synchronization)または同期(sync)信号86が生成され、エミッタの基準フレーム内でセンサ信号のタイミングを磁界ベクトルの配向と関連付けるために使用される。この同期信号タイミングの各センサ要素からの位相および振幅情報との組み合わせは、X線源および検出器の相対位置を取得するのに有用な情報を提供する。
エミッタTは、多数の方法で、時変ベクトル方向を伴う磁界を生成することができる。回転運動が提供される場合、単一のコイルまたは他の界生成要素を使用することができる。図12Bは、必要とされる時変磁気ベクトルパターンを生成するために磁石72をスピンさせるモータ88を伴う、エミッタT内の信号ジェネレータ180の実施形態の正面図および側面図を示す。一実施形態では、磁石72は、永久磁石である。代替えの実施形態では、磁石72は、直流(DC)駆動部を有するコイルである。
また、磁石72は、交流(AC)信号によって駆動されるコイルであることもできる。そのような実施形態では、AC信号は、モータ88からの回転によって提供される時変ベクトル方向変化を伴う、一種の搬送信号としての機能を果たす。各センサは、モータの回転角度に対するセンサの最高感度の方向に従って、搬送信号の経時的な振幅変調を見る。有利に、AC信号を使用することは、感知装置R内のセンサ要素を、AC信号の周波数でより高い利得を有するように調整することを可能にする。これは、改善された信号対ノイズ比を提供することができる。広くは、搬送信号は、エミッタ装置によって生成される時変ベクトル方向を伴う空間中の磁界の周波数より高い周波数である。
また、時変磁界は、2つ以上の固定コイルを備える信号ジェネレータ180、または回転を必要としないが、時変であり、センサ要素によって検出することができる磁界ベクトルを放出するように協働する他のエミッタを使用して形成することもできる。時変磁界は、各コイルからの界の大きさを、時間に関して同期するように変調することによって生成される。図12Cは、直角に、またはそれらの間にある他の角度差を伴って配置される2つのコイル182aおよび182bを使用する、エミッタT内の信号ジェネレータ180の代替えの実施形態の正面図ならびに側面図を示す。コイル182aおよび182bは、図12Cに示されるように、異なる平面内にあることができる。
源−検出器位置付けにおける考察事項に、6度の自由度(DOF)が存在する。相対位置付けを判定するために、少なくとも6つの独立した位置関連測定値が必要とされる。感知装置Rの3つ以上のセンサ要素を用いて、時変磁界ベクトルを生成する少なくとも1つのエミッタTを使用して、解を見つけることができる。この配設は、6つの未知の自由度を解くために必要とされる6つの独立した測定値を提供するために、3つの感知要素のそれぞれでの位相測定値および大きさ測定値の両方を提供することができる。代替えとして、源−検出器位置付けを判定するのに十分な独立した測定値を得るために、感知装置Rに2つ以上のセンサ要素を伴う、それぞれが時変磁界ベクトルを生成する、2つのエミッタT1およびT2を使用することができる。
エミッタTによって、または代替えとしてある外部タイミング機構から同期(Sync)信号86が提供される。この信号は、短パルス磁気信号または他の時間調節信号(timed signal)を生成すること等によって、磁界自体の中に提供することができる、または例えば、制御論理プロセッサ48からの信号等の有線信号接続を使用して提供されてもよい。
図13の平面図は、ホルダ46内に置かれた受信器10およびそのグリッド12を示す。磁界が放出され、感知される、図12A、図12B、および図12Cに記載される原理を使用して、生成される磁界の方向が、図13の装置を使用して感知され、エミッタ装置44に対する各センサ要素42の相対整合を示唆するために使用される。受信器信号は、センサ要素42のそれぞれから同期して測定され、記録される。感知装置内のセンサ要素は、信号三角測量の利点を利用するために、空間的に分離される。センサ要素42は、図13に示されるように、画像受信器10の周辺の画像受信器10の画像化領域の外側に位置することができる。センサ要素42がコイルである場合、それらの対称軸(コイルの各コア要素の対称軸と同一)は、受信器10の平面に対して概して平行な平面内に位置する。感知される大きさおよび位相情報は、エミッタとセンサ要素との間の相対位置および配向を導出するために、数学的に評定される。各センサ要素42の一部として、制御論理プロセッサ48(図3B)との信号通信を維持するための構成要素と共に、続いて本開示に記載される、信号増幅および測定支援回路が関連付けられる。
図12Cを参照して記載されるような固定エミッタコイルの使用は、可動部分を伴うモータまたは他のアクチュエータが、コイルまたは他の界生成要素44を回転させることによって時変磁界を提供する必要性を排除するため、有利である。図3Aおよび図3Bに示されたように、固定エミッタTでは、放射線源20上に、少なくとも2つの界生成要素44が存在することができ、各エミッタTを形成する2つの界生成要素44は、典型的に、互いに直角に配置される。代替えとして、界生成要素は、任意の既知の相対配向で、互いに離間して存在することができる。界生成要素44は、典型的に、対合コイルである。
センサ要素42を他の角度に配置する等の戦略を使用して、位置検出の利点をもたらすために、追加の界生成要素44および追加のセンサ要素42を使用することができることに留意されたい。本明細書の一実施形態によると、3つ以上のセンサ要素42が提供され、隣接要素は、45度の増分で互いに回転される。これは、より正確な位置および配向測定値を取得することができるように、追加の信号情報を利用可能にすることができる。さらに、エミッタ装置Tの界生成要素44がホルダ46上にあり、センサ要素42が放射線源20上に配置されるように、センサならびに界生成要素42および44の相対位置を、示されるものから反転させることができる。表面誘起電流効果を低減するのを助長するために、生成および感知のためのコイルは、例えば、DR受信器10の金属ケースに対して平行に、またはコリメータ特徴に対して平行に等、近隣の金属表面構造物に対して実質的に平行に整合される。センサコイルでは、実質的に平行な整合とは、平行の約10度以内、好ましくは平行から約2度以下のコア軸の整合を意味する。他のタイプのセンサデバイスでは、実質的に平行な整合とは、平行の約10度以内の最高感度軸の整合を意味する。
図14Aの概略ブロック図は、本発明の実施形態による、一対のエミッタ装置T1およびT2から時変磁界を生成し、放出するためのエミッタ回路200を示す。図14Aに示される実施形態では、各エミッタ装置T1およびT2は、サインコイル43と、コサインコイル45とを含むことができる、別個の界生成要素を変調させることができる。制御論理プロセッサ48(図3B)等の他の制御論理と通信リンク204上で信号通信状態にある制御プロセッサ202は、界生成要素44のコイルを駆動させる適切な電圧電流増幅器212に信号を提供するように、この変調の制御をデジタル−アナログ(D/A)変換器208およびオシレータ210と協調させる。制御プロセッサ202は、代替えとして、界生成要素、サインコイル43およびコサインコイル45の両方の対のそれぞれが、同時に磁界を放出しないように、離散時間間隔中に各エミッタ装置T1、T2を通電することができる制御回路を提供する。任意選択のオシレータ210は、本発明の一実施形態に従って、正弦波エンベロープ等の波形エンベロープ内で振幅が変調される搬送周波数を提供する。センサおよびエミッタ装置T要素内のそれぞれのコイルは、搬送周波数に同調される。好適な搬送周波数の選択は、電力および距離考察事項、患者を通る相対透過度、近隣機器との干渉、信号対ノイズ比、および他の要因を含む、多数の要因に基づくことができる。本発明の実施形態と一致して、数kHzから数MHzの範囲に及ぶ搬送周波数を使用することができる。広くは、搬送信号は、エミッタ装置から生成される、時変ベクトル方向を伴う磁界の周波数より高い周波数である。
図12A〜図12Cを参照して記載される、位相対位置の関係を利用するために、放出される磁界は、正弦波または他の反復もしくは周期信号等の経時的に変化する変調信号である。この界は、典型的に、一度に1つのエミッタ装置T1、T2から放出され、X線源と受信器との間の空間的関係を確立するのを助長するのに必要なだけ反復する。図14Aの実施形態では、例えば、各エミッタ装置T1、T2は、分離時間間隔にわたり、その磁界を放出することができる。それらのそれぞれの磁界生成の時間間隔が、少なくとも実質的に重なり合わないように、第2のエミッタ装置T2による放出が開始する前に、第1のエミッタ装置T1による放出が終了する、またはそれが終了されるプロセス中になる。サインコイル43およびコサインコイル45は、同一平面内等で空間的に可変距離分離させることができ、または異なる平面内に配置されてもよい。サインコイル43およびコサインコイル45の空間的分離は、例えば、三角測量に有用であるように、信号処理精度を改善するのを助長することができる。
搬送信号の使用は、任意選択であるが、ノイズの多い環境内での距離にわたる時変磁界の検出の利点を有する。信号対ノイズ比を改善するために、センサ要素42を搬送周波数に同調させることができる。図14Bに示される波形は、対合サインおよびコサインコイルからの信号を加算することによって形成され、センサ要素42で検出される、放出信号82として、正弦波エンベロープ内の変調された搬送周波数を示す。例示的な概略図示および一例として、図14Cは、エミッタ装置内で変調された、直角に配置されたサインコイルおよびコサインコイルからの回転磁界ベクトルのパターンを示す。
図15Aの概略ブロック図は、エミッタ回路200からの放出信号を取得し、調整するための感知装置220を示す。各センサ要素42は、本発明の一実施形態によるコイルであることができる。他の実施形態は、例えば、ホール効果感知デバイス、磁気抵抗センサ、巨大磁気抵抗(GMR)センサ、またはフラックスゲートセンサ等のある他のデバイスを、センサ要素42として採用する。コイルを使用する実施形態では、各センサ要素42のコイルは、ノイズ除去のために、その信号を前置増幅器222および帯域通過フィルタ224に提供することができる。次いで、増幅器226および復調器228によって、信号を処理することができる。復調された信号を、低域通過フィルタ230を通して、アナログ−デジタル(A/D)変換器232に提供することができる。次いで、制御論理プロセッサ48(図3B)等の他の制御論理と通信リンク238上で信号通信状態にある制御プロセッサまたは他の信号生成回路236は、エミッタ装置に対する感知装置の位置および配向、ならびに感知装置とエミッタ装置との間の距離を示す出力データ信号等の出力信号を生成するように通電可能である。図15Aに示される専用マイクロプロセッサによって、または例えば、アナログ回路等のある他の回路によって、信号生成回路236の機能を実施することができる。また、例えば、加速度計等のデバイス配向を示唆するための他の構成要素も、信号生成回路236と信号通信状態にあることができる。
前述されるように、エミッタ回路200を、コリメータ22に装備する等、X線源20に結合し、ホルダ46の一部として対応する感知装置220を伴うことができる。代替えの実施形態では、エミッタ回路200が、受信器10に結合されて、ホルダ46に装備され、感知装置220が、X線源20に結合される、反転配設を使用することができる。
図15Bは、感知装置220の一式のセンサ要素42の各コイルから受信される例示的な波形を示す。この左半分は、エミッタT1からの信号に関連する波形を示し、右半分は、エミッタT2からの波形を示す。各列は、1つのセンサ要素42コイルの信号である。この図から見ることができるように、各センサ信号は、同一の生成される時変磁界に対して、異なる大きさおよび位相を有することができ、大きさおよび位相は、相対センサ位置および配向に依存する。示されるように、また、同期(Synch)信号86も検出することができる。図15Cは、図15Aの回路を通して処理した後の例示的な復調波形を示す。
整合のための動作シーケンス
図16Aの論理フロー図は、特定の例示的な実施形態による、整合の基本的ステップを列挙する。信号生成ステップ250では、エミッタ装置Tから、または代替えとして、エミッタ装置T1およびT2から、所定の界パターンならびに時変ベクトル方向を伴う1つ以上の磁界を生成することができる。また、界生成の一環として、同期(sync)信号も生成することができる。信号感知ステップ260は、画像受信器に結合される感知装置から、生成される磁界からの感知出力信号を取得する。感知装置は、前述されるように、3つ以上のセンサ要素を有し、センサ要素のうちの少なくとも2つは、互いに異なる角度に配設され、画像受信器の画像化領域の外側に配置することができる。出力信号ステップ270では、出力信号が提供される。この信号は、同期信号に対する取得される感知出力信号の振幅および位相に従う、整合調節を示す。続く例示的な説明は、このプロセスに関連する追加の詳細を提供する。
図16Bのフロー図は、本明細書の例示的な装置実施形態を使用することができる、またはそれで実現することができる、整合の動作シーケンスを示す。位置付けステップ300では、オペレータは、放射線源20を、概して患者の背後に位置付けられる受信器10を向くように位置付ける。次いで、オペレータは、界生成および処理の繰り返しサイクルを開始するコマンドを入力する。界生成および処理ステップ310は、図14A〜図15Cを参照して記載される、各エミッタ装置T1およびT2のそれぞれからの順での同期(sync)信号86および磁界の自動生成、ならびに回路および信号シーケンスを使用した、センサ要素42から受信される各信号の感知および処理を提供する。評価ステップ320では、オペレータは、X線源20位置を再調節するために、表示されるガイダンスデータを見る。調節が必要とされる場合、示されるように、調節ステップ350が実行され、評価ステップ320が繰り返される。決定ステップ330が成功を示唆する場合、整合信号伝達および処理は、終了ステップ340で終了する。処理シーケンスにおいて、各エミッタ装置T1、T2のそれぞれを、制御プロセッサ202(図14A)等の制御回路によって開始され、それによって制御されるだけ何回でも繰り返されるサイクルで、実質的に重なり合わない時間間隔にわたり、順に個々に通電することができる。エミッタ装置T1またはT2のいずれかによる時変磁界の各生成で、センサ要素42のうちのいくつかまたはすべてが、受信信号を感知することができる。
自動処理は、制御論理を使用して、放射線源20の位置を調節するためのモータ制御信号を提供する。図17のフロー図は、装置実施形態を使用することができる自動整合の代替えのシーケンスを示す。位置付けステップ300では、オペレータは、放射線源20を、概して患者の背後の受信器10位置を向くように位置付ける。次いで、オペレータは、図14A〜図15Cを参照して記載される、各エミッタ装置T1、T2のそれぞれからの順での磁界の自動生成、ならびに回路および信号シーケンスを使用した、センサ要素42から受信される各信号の感知および処理を提供する、界生成および処理ステップ310を開始するコマンドを入力する。自動評価ステップ322では、次いで、制御論理プロセッサ48内もしくはホルダ46のローカル内、または他の構成要素内の制御論理が、どの調節が必要とされるかを判定する。決定ステップ332が成功を示唆する場合、報告ステップ338は、これをオペレータに示唆する。整合信号伝達および処理は、終了ステップ340で終了する。調節が必要とされる場合、示されるように、制御論理によって自動調節ステップ352が実行され、評価ステップ322が繰り返される。
図18のフロー図は、別の例示的な実施形態に従って、制御論理が界生成および処理ステップ310をどのように実行するかを示す。信号開始ステップ312では、エミッタ回路200は、各界生成要素42からの順での放出信号の生成を開始するよう指図される。感知要求ステップ314では、感知信号を取得するために、感知装置220構成要素がポールされる。次いで、処理ステップ316は、感知装置220からの感知信号出力の連続的取得および処理を実行する。
図19のフロー図は、例示的な実施形態による、終了ステップ340の処理を示す。界生成、磁界ベクトル感知、および受信センサ要素データの周期的処理のそれぞれを、それぞれ停止させるために、3つの要求ステップ342、344、および346が送信される。
図20のフロー図は、例示的な実施形態による、感知装置220からのセンサデータの周期的処理のための処理ステップ316を示す。要求ステップ362では、コンピュータまたは制御論理プロセッサ48が、感知装置220にセンサデータを促す。評定ステップ364は、信号強度を確認する。決定ステップ366では、調節要求ステップ370において、エミッタ回路200出力電力または感知装置220上の利得回路のいずれかを調節するか否かを判定するために、信号強度が所望の閾値または他の比較基準と比較される。信号強度が許容可能である場合、制御論理は、感知装置220内の各センサ要素42から時変信号を獲得する。
整合合致ステップ372では、制御論理は、最適合致が識別されるまで、獲得される信号を、源20に対する受信器10の配向および距離を含む相対的空間的配置の理論位相および振幅の数学モデルと比較する。この合致は、次いで、相対位置を厳密に概算するために必要とされるデータを提供する。次いで、報告ステップ374は、前述される表示画面を使用して等、オペレータに調節ガイダンスを提供する。処理ステップ316は、オペレータがX線源20位置を調節している間継続され、オペレータが源位置付けを修正する際に、提供される位置報告を更新することに留意されたい。
実際には、センサ要素42がグリッドフレームに取り付けられ、受信器10を含むアセンブリ全体が画像化のために患者ベッド上に定置される際、ベッド自体の金属構造物、または患者のベッドと関連付けられる他のタイプの周囲金属構造物は、整合システムに干渉を提示する可能性がある。干渉のレベルは、ベッドタイプ、ベッド上のフレームの位置および配向、ベッドの可動型セクションの角度、およびエミッタの整合との相対的近さによって変化する。
ベッド構造物に関連するこの干渉は、導電性表面内の主エミッタ界によって生じる渦電流からの磁界によってもたらされる可能性がある。金属シート表面は、主エミッタ界の磁気「ミラー」として作用する可能性がある。加えて、渦電流は、シートの周辺縁部に向かって伝搬する傾向がある。これは、縁部の付近に増強された界を生じる可能性があり、これは、潜在的により干渉をもたらす。また、干渉は、金属支持構造物および金属ベッドレールの部分等の導電性ループにおいて誘起される電流からの磁界によっても生じる可能性がある。さらに、干渉は、整合システムエミッタ装置Tによって放出され、感知装置Rコイルによって測定される磁界の経路の付近のどこかに配置される鉄金属からの磁界歪みによっても生じる可能性がある。エミッタからの磁界によって導電性金属表面およびループ内に誘起される電流は、センサ要素によって同様に検出することができる包囲界を有する。近隣鉄金属は、エミッタ装置と感知装置との間の磁界線の予期される法線経路を変える可能性がある。これらのタイプの干渉は、グリッドフレームセンサによって観測される信号の位相シフトおよび振幅修正をもたらす可能性がある。これは、整合システムの測定誤差をもたらす可能性がある。
多数の方法のうちの任意の方法を使用して、このようにもたらされる干渉を軽減することができる。一方法は、実験データに基づく補償を適用することである。例えば、図21は、グリッドフレーム702内の画像受信器が、半分起き上がった状態の金属ベッド705上に定置される際に、報告される放射線源位置701を、実際の放射線源位置700よりわずかに低くすることができることを示す。実際の中心X線位置703および報告される中心X線位置704は、それぞれ異なる。
図22のグラフは、重力に対するグリッドフレーム角度の関数として、報告される放射線源位置と実際の放射線源位置との間の垂直変位量を示す。この特定の場合では、グリッドフレームに取り付けられる傾斜計または加速度計等によって測定することができる、グリッドフレーム角度の一次関数として、関係を近似することができる。補償された値を達成するために、報告される放射線源位置に、補償角度が加算される。
患者のベッドおよび他の周囲構造物からの干渉を軽減する別の方法実施形態は、金属構造物によって影響を及ぼされている可能性が最も低いセンサの選択的使用である。実験的に、金属構造物との近接度は、干渉影響を増加させ、センサが金属構造物に近いほど、センサがより高い干渉に遭遇する可能性が高いことが発見された。図21を参照すると、例えば、ベッドフレームに最も近いセンサは、より高い干渉にさらされる。依然として計算に十分なセンサが残る場合に、ベッドフレームに対するそれらの相対位置のために干渉の影響をより受けやすいセンサを無視することによって、または代替えとして、それに応じてセンサ測定データに重み付けをすることによって、整合精度を改善することができる。
エミッタおよび感知装置の多数の構成要素配設が可能であることが観測されるべきである。例えば、直角センサ要素定置は、利点を有し、概して直接的ではあるが、位置がどのように演算されるかにおける対応する変更を伴って、同一の信号を受信するセンサ要素の間の他の角度関係を使用することができる。実際には、角度は、1つのセンサ要素から隣のセンサ要素で、少なくとも10度異なるべきである。一般的に、同一の生成される磁界を検出するために、3つ以上のセンサ要素が共にグループ化される。
また、本明細書の例示的な実施形態に対して、動作上の修正も行うことができる。例えば、サインおよびコサイン信号処理は、よく知られており、直接的であるが、例えば、反復三角波または方形波等の他のタイプの周期信号を使用することができる。非周期波形でさえ、信号プロセッサがそれらを識別し、既知のシグネチャと相関させる方法がある場合、使用することができる。搬送信号の使用は、感知装置R内のセンサ要素をエミッタ搬送周波数に同調させることができるという利点を有する。しかしながら、搬送信号周波数の使用は、任意選択である。
X線源と受信器との間の三角測量では、感知装置Rの一部として少なくとも3つのセンサと共に、少なくとも1つのエミッタ装置Tが必要とされる。特定のエミッタに対するセンサ要素の排他的対合は、必要とされない。各エミッタTからの信号を提供するために、すべてのセンサ要素を使用することができる。有利に、ポインティングベクトルは必要とされず、1つのエミッタ(T)または2つのエミッタ(T1、T2)のいずれかから取得される、少なくとも6つの測定値の組み合わせによって、標準的な6つのDOF内での位置付けに十分な情報が提供され、この目的のために、1つのセンサ要素での位相および振幅を、別個の測定値と見なすことができる。
本発明の実施形態は、少なくとも、自体の周囲に、固定位置界パターンを有し、所定の周波数の時変ベクトル方向を有する磁界を生成するように通電可能な第1の伝送装置と、複数のセンサ要素を伴う感知装置であって、複数のセンサ要素のそれぞれは、時変磁界の所定の周波数のセンサ信号を提供し、複数のセンサ要素からのセンサ信号のうちの少なくとも2つは、位相もしくは大きさまたは両方が互いに異なる、感知装置とを有する、放射線源を画像受信器と整合させるための装置を提供する。複数のセンサ信号に従って出力信号を生成する信号生成回路が存在し、出力信号は、少なくとも第1の伝送装置に対する感知装置の位置および配向を示す。少なくとも第1の伝送装置は、放射線源および画像受信器のうちのいずれか1つに結合され、感知装置は、放射線源および画像受信器のうちの他方の1つに結合される。
本発明は、1つ以上の実現形態に関して図示されてきたが、添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、図示される実施形態に対して、変更および/または修正を行うことができる。加えて、いくつかの実現形態/実施形態のうちの1つのみに関して、本発明の特定の特徴が開示されてきたが、そのような特徴は、任意の所与または特定の機能に所望され、有利であり得るように、他の実現形態/実施形態の1つ以上の他の特徴と組み合わせることができる。「〜のうちの少なくとも1つ」という用語は、列挙されるアイテムの1つ以上を選択することができることを意味するために使用される。「約」という用語は、変更が図示される実施形態に対するプロセスまたは構造の不適合をもたらさない限り、列挙される値をいくらか変更することができることを示唆する。最後に、「例示的な」は、説明が、理想であることを暗示するというよりはむしろ、実施例として使用されることを示唆する。本発明の他の実施形態は、本明細書に開示される本発明の明細書の考察および実施から、当業者に明らかになる。明細書および実施例は、例示にすぎないと見なされることが意図される。
Claims (12)
- X線撮影画像化システムにおいて、放射線源を可搬型画像受信器と整合させるための方法であって、
前記放射線源に結合されるエミッタ装置から、所定の界パターンおよび所定の周波数の時変ベクトル方向を伴う磁界を生成することであって、前記生成される磁界は、同期信号をさらに備える、ことと、
前記画像受信器に結合される感知装置から、前記磁界からの感知信号を取得することであって、前記感知装置は、3つ以上のセンサ要素を備え、前記センサ要素のうちの少なくとも2つは、互いに異なる角度で配設され、前記画像受信器の画像化領域の外側に配置される、ことと、
前記同期信号に対する前記取得される感知信号の振幅および位相に従って、整合調節を示す出力信号を提供することと、
を含む、方法。 - 前記出力信号は、前記感知出力信号に従って、前記エミッタ装置と前記感知装置との間の距離をさらに示す、請求項1に記載の方法。
- 前記磁界は、第1の磁界であり、前記所定の界パターンは、第1の所定の界パターンであり、前記所定の周波数の前記時変ベクトル方向は、第1の所定の周波数の第1の時変ベクトル方向であり、前記エミッタ装置は、第1のエミッタ装置であり、前記同期信号は、第1の同期信号であり、前記方法は、
前記放射線源に結合される第2のエミッタ装置から、第2の所定の界パターンおよび第2の所定の周波数の第2の時変ベクトル方向を伴う第2の磁界を生成することであって、前記第2の生成される磁界は、第2の同期信号をさらに備える、ことをさらに含む、
請求項1に記載の方法。 - 前記整合調節を表示することをさらに含み、
前記第1の磁界を生成することは、第1のエミッタコイルおよび第2のエミッタコイルを同一の周波数で通電することを含み、前記第1および第2のエミッタコイルは、互いに実質的に直角な関係にある、
請求項3に記載の方法。 - 前記磁界を生成することは、搬送信号を生成すること、またはモータを通電することをさらに含み、前記感知信号を取得することは、最適合致が識別されるまで、前記取得される感知信号を、前記源に対する前記受信器の空間的配置の理論位相および振幅の数学モデルと繰り返し比較することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
- 患者のベッドと関連付けられる金属構造物からの干渉を補償するように、前記提供される出力信号を処理することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
- 前記整合調節を示す前記出力信号を提供することは、前記取得される感知信号を、患者のベッドに対する前記センサ要素の1つ以上の場所に従って重み付けすることを含む、請求項1に記載の方法。
- 前記出力信号を提供することは、患者のベッドに対する前記センサ要素の1つ以上の場所に応じて、前記センサ要素の1つ以上からの前記取得される感知信号を無視することを含む、請求項1に記載の方法。
- X線撮影画像化システム内の放射線源を可搬型画像受信器と整合させるための装置であって、
前記放射線源に結合される第1のエミッタ装置であって、第1および第2のコイルを備え、第1の所定の界パターンおよび第1の所定の周波数の第1の時変ベクトル方向を有する第1の磁界を生成するように通電可能である、第1のエミッタ装置と、
第1の同期信号とそれに続いて前記第1の所定の界パターンを提供するように、前記第1のエミッタ装置を通電する、制御回路と、
相互に離間して前記画像受信器の周辺に位置する複数のセンサ要素を備える感知装置であって、前記複数のセンサ要素のそれぞれは、前記第1の時変磁界の前記第1の所定の周波数のセンサ信号を提供し、前記複数のセンサ要素からの前記センサ信号のうちの少なくとも2つは、前記第1の同期信号に対する位相および大きさのうちの少なくとも1つにおいて互いに異なる、感知装置と、
前記複数のセンサ信号に従って出力信号を生成する信号生成回路であって、前記出力信号は、前記エミッタ装置に対する前記感知装置の位置および配向を示す信号生成回路と、
を備える、装置。 - 前記放射線源に結合される第2のエミッタ装置であって、第3および第4のコイルを備え、第2の同期信号および第2の所定の界パターンを含み、第2の所定の周波数の第2の時変ベクトル方向を有する、第2の磁界を生成するように通電可能である、第2のエミッタ装置をさらに備え、
前記感知装置は、前記第2の所定の周波数のセンサ信号をさらに提供し、
前記第1および第2のコイルは、互いに実質的に直角に配置されるか、または前記第1および第2のエミッタコイルは、角度方向に関して少なくとも10度互いに異なる、
請求項9に記載の装置。 - 前記第1のエミッタ装置または前記感知装置のいずれかに結合される加速度計であって、前記信号生成回路と通信状態にある、加速度計をさらに備え、
前記複数のセンサ要素は、コイルと、ホール効果デバイスと、フラックスゲートと、磁気抵抗センサと、フラックスゲートセンサと、巨大磁気抵抗センサとを備える、
請求項9に記載の装置。 - 前記時変磁界は、正弦波または周期的であり、前記第1のエミッタ装置または第2のエミッタ装置のうちの少なくとも1つは、時変ベクトル方向を伴う前記磁界の前記周波数より高い周波数の搬送信号を変調し、前記画像化システムは、散乱除去グリッドをさらに備え、前記所定の界パターンは、固定位置界パターンである、請求項9に記載の装置。
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