JP2014505516A - 小口径の吸引のためのシステム及び方法 - Google Patents

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Abstract

水晶体超音波乳化吸引手術システムのための組立体は、手術部位から流体を吸引するために構成された吸引システムを有する。吸引システムは、水晶体超音波乳化吸引ハンドピース内に吸引流路を有し、吸引流路と流体連通する可撓性の、小口径の吸引チューブを有する。小口径の吸引チューブは、手術システム内の閉塞サージのレベルを低減するために、1.27mmより小さな公称内径を有する。高出力の蠕動ポンプは、小口径の吸引チューブと連通し、小口径の吸引チューブを通して流れを生じさせるように操作可能である。

Description

本願は、発明者Gary P. Sorensen 及び Eric Leeらによる「小口径の吸引システム」という発明の名称で、2010年12月16日に出願された米国仮出願番号61/423752号の優先権の利益を主張する。
本発明は、水晶体超音波乳化吸引術において用いられる吸引システムと、より詳細には、作用を向上させるための小口径の要素を使用する吸引システムと、に関する。
従来の手術器具は、切除針及び洗浄スリーブを備えた超音波的に駆動する水晶体超音波乳化吸引ハンドピースと、制御コンソールと、を有する、白内障の水晶体における水晶体乳化吸引手術に適する。ハンドピースは、可撓性チューブによって制御コンソールに取り付けられる。可撓性チューブは、洗浄流体を手術部位に供給し、吸引流体を手術部位から廃棄タンク又は放棄タンクへと流す。
水晶体乳化吸引手術の間、切除針の先端及び洗浄スリーブの端部は、眼の外部組織における小さな切開部を通して眼の前方区分へと挿入される。外科医は、切除針の先端を運び、眼の水晶体と接触させ、それによって、振動する先端は、水晶体を破砕する。粉砕されたものは、手術中に眼に提供された洗浄流体と共に切除針の内部穴を通して眼から吸引される。
手術を通し、洗浄流体は、洗浄スリーブと切除針の間を通り、洗浄スリーブの先端において、及び/又は、その端部近傍で洗浄スリーブへと形成された1又は複数のポート又は開口部から、眼へと吐出して眼に注入される。この洗浄流体は、乳化された水晶体の除去中の眼のつぶれを防ぎ、超音波切除針の振動によって生成された熱から眼の組織を保護し、且つ、眼からの吸引のために乳化された水晶体の破砕物を浮遊させるため、重要である。
外科手術中、コンソールは、眼内の手術部位において比較的一定の流体圧力を維持するべく、適した眼内空洞部バランスを維持するために、洗浄流量と、吸引流量と、を制御する。
眼からの流体の吸引流量は、概して、吸引ラインにおいて吸引を生じさせる吸引ポンプによって調整される。吸引流れ及び/又は吸込は、水晶体除去のための所望する作用効果を実現するために設定される。眼内の一貫した(consistent)流体圧力が、水晶体乳化吸引手術中に好適である一方で、頻発事項又は複雑化要因は、流体の流れ及び眼内における圧力において、変動又は急な変化を生じさせる。これらの1つの公知な要因は、針の先端を遮断する閉塞又は流れの障害である。この共通の、且つ、場合によっては好適な事象は、吸引ラインにおける吸込の急な上昇を生じさせる。閉塞部が取り除かれたとき、結果としての、流体の、眼からの吸込を緩和させるための高い要求(demand)は、吸引流れが洗浄流れを越えて瞬時的に、急に増加したときに、前房の急な浅薄化(shallowing)を生じさせ得る。
眼内の浅薄化の程度は、閉塞が解除されたときの吸引流路内の吸込レベルの機能であると共に、流路の抵抗特性及びコンプライアンス特性である。吸引流路における増加抵抗は、閉塞解除に関連して流量を減少させ、それによって洗浄源から眼への圧力低下を低減し、前房の浅薄化を低減する。
閉塞サージの問題は、過去に多くの方法で対処されてきた。1つの方法は、流れを低下させる障害を形成するために、減ぜられた断面オリフィスを付加することを含む。こうした減ぜられた領域が閉塞サージの効果を低減する一方で、吸引流路断面の減少は、手術中に詰まる可能性も上昇させ得る。詰まりを生じさせるコーナー、アングル及び流量制限器を備える拷問のような(torturous)流路を含む他の方法も用いられ又は提案されてきた。いくつかの従来の解決策は、ポンプに又はその近傍に抵抗要素を有する。しかしながら、これらの解決策の有効性は、抵抗要素と眼との間の比較的大きなチューブのコンプライアンスのため、限られている。別の試みられた解決策は、全体のチューブ抵抗の増加の試みにおける、可撓性吸引チューブの増加された長さの使用だった。この付加する可撓性チューブの解決策は、付加的コンプライアンスを吸引流路に付加する望ましくない効果を有する。付加的なコンプライアンスは、閉塞解除中に眼からの流体の要求を増し、より長い長さのチューブ長によって得られた利点を完全に相殺する場合もある。
1.27mm又はそれより小さな径を備えるラインのような小口径の吸引ラインを有する方法は、小口径のラインが容易に目詰りし、一貫した流量を生じさせる可能性があり、結果として高いレベルの閉塞サージとなり、外科手術中に、外傷の望ましくないレベルとなる可能性があるため、概して避けられてきた。更に、小口径の吸引ラインを有する方法は、増加された壁抵抗を備える小口径によってポンピングが好適な流量を実現することが困難であるため、概して避けられてきた。
1つの例示的実施態様において、本開示は、水晶体超音波乳化吸引手術システムのための組立体に関する。組立体は、洗浄流体を手術部位へと流すように構成された水晶体超音波乳化吸引ハンドピースを有する。水晶体超音波乳化吸引ハンドピースは、吸引流体を手術部位から吸引するようにサイズ化され且つ構成された内腔を備える超音波端部を有する。更に、組立体は、手術部位を洗浄するために水晶体超音波乳化吸引ハンドピースへと洗浄流体を提供するように構成された洗浄システムと、手術部位から吸引流体を吸引するように構成された吸引システムと、を有する。吸引システムは、水晶体超音波乳化吸引ハンドピース内に吸引流路を有する。吸引流路は、超音波端部から延在し、ハンドピースを通して吸引流体の流れを可能とするように配置され且つ構成される。吸引システムは、吸引流路と流体連通する小口径の吸引チューブも有する。小口径の吸引チューブは、手術システム内の閉塞サージのレベルを低減するために1.27mmより小さな公称内径を有する(他の径も想定される)。内径は、小口径の吸引チューブの長さを通して略一貫している。高出力の蠕動ポンプは、小口径の吸引チューブと連通し、小口径の吸引チューブを通して60ml/minの流れを生じさせるように操作可能である。
ある態様において、小口径の吸引チューブは、少なくとも1つの端部の内径において広がり部を有し、荷重付与されない条件のとき、広がり部は、小口径の吸引チューブの公称内径より大きな内径を有する。付加的な態様において、組立体は、小口径の吸引チューブの広がり部の少なくとも一部を受容するように構成されたコネクターを有する。コネクターは、小口径の吸引チューブがコネクター内に配置されたときに広がり部の内径が小口径の吸引チューブのネック及び公称径と略同等の径となるように、広がり部がコネクター内に挿入されたときに広がり部において径方向圧縮を付与するようにサイズ化されてもよい。
別の例示的態様において、本開示は、水晶体超音波乳化吸引手術組立体で用いられる超音波端部から吸引流体を受容するように構成された小口径の吸引システムに関する。システムは、水晶体超音波乳化吸引ハンドピース内に、超音波端部から延在する吸引流路を有し、吸引流体の流れをハンドピースを通して生じさせるように配置されかつ構成される。吸引流路と流体連通する可撓性の、小口径の吸引チューブも有する。小口径の吸引チューブは、手術システム内の閉塞サージのレベルを低減するために約1.27mmより小さな公称内径を有し(他の径も想定される)、内径は、小口径の吸引チューブの長さを通して略一貫する。システムは、小口径の吸引チューブと連通した高出力の蠕動ポンプを更に有する。
別の例示的態様において、本開示は、水晶体超音波乳化吸引手術システムの吸引システムで手術部位を吸引するための方法に関する。方法は、水晶体超音波乳化吸引手術システムの吸引システムにおいて吸込を生じさせる工程と、水晶体超音波乳化吸引ハンドピースの針を通して流体を方向づける工程と、針の穴と吸引路の穴との間の差において約10より低いサイズ比を有するハンドピース内の吸引路を通して流体を方向づける工程と、を含む。更に、方法は、ハンドピースから流体カセットへと延在する小口径の可撓性吸引チューブを通して流体を方向づけることも含む。小口径の可撓性吸引チューブは、その長さに亘り、約1.27mmより小さな、略一貫した公称径を有する。更に、方法は、吸引システムにおいて吸込を生じさせるために構成されたカセット及びポンプへと流体を方向づけることを含む。
当然のことながら、前述した一般的な説明及び以下の詳細な説明は、共に、例示且つ説明のためのものにすぎず、特許請求される本発明に係る更なる説明を提供しようとするものである。以下の詳細な説明及び本発明に係る実施は、付加的利点及び本発明に係る目的を説明し、提案する。
本詳細な説明の一部が包含され且つそれを構成する添付図面は、いくつかの実施形態を示す。
ここで説明する実施形態及び説明される原理に係る例示的水晶体超音波乳化吸引手術用コンソールの図である。 本開示の原理によって吸引駆動する流体サブシステムを有した様々なサブシステムを示す、図1の水晶体超音波乳化吸引コンソールのブロック図である。 実施形態による、図1及び図2の水晶体超音波乳化吸引手術用コンソールで使用可能な例示的流体サブシステムの概略図である。 実施形態による、図3の流体サブシステムで使用可能な可撓性チューブの断面図である。 実施形態による、図4の可撓性チューブの端部の断面図である。 本開示の1つの態様による図3の流体システムの付加的吸引構成のための、図4及び図5の可撓性チューブに使用可能なコネクターの断面図である。 本開示の1つの態様による、可撓性チューブの図5の端部を備える図6のコネクターの断面図である。 本開示の1つの態様による、図3の流体システムの付加的吸引構成のための、図4及び図5の可撓性チューブを接続するために使用可能な別のコネクターの断面図である。 本開示の1つの態様による、可撓性チューブの図5の端部を有する図8のコネクターの断面図である。
ここでいくつかの例示的実施形態についてより詳細に説明され、この例示は、添付の図面に示される。可能な限り、図面を通して、等しい又は同等の部品を示すために、等しい参照符号が用いられる。
本開示は、同等の条件における従来公知のシステムより低いレベルの閉塞サージ(occlusion surge)を実現する吸引システムに関する。これらのより低いレベルは、公知のシステムを比較して上昇された流体抵抗を付与する新規の、小口径の吸引ラインから生成される。この上昇された流体抵抗は、吸引ラインにおける閉塞サージのレベルを低下させ、又は、低減させ、より安定させ且つ手術プロセスを予測可能なものにできる可能性がある。
小口径の吸引チューブは、閉塞サージレベルを、少なくとも2つの方法において低下させる。第1に、小口径の流路のより小さな径は、より大きな径の流路よりも、より高いレベルの壁抵抗を生じさせる。この壁抵抗は、短時間に亘る流れの変化量を小さくし、サージが生じた時に、流量を低いレベル且つ制御されたサージで一貫させる。第2に、小口径の吸引チューブは、より大きい口径の吸引チューブより小さなその表面領域により、吸引流れが閉塞によって制限され又は遮断されたときに生じ得る、チューブ内の高い吸引レベルの結果、変形への適応が低下する傾向がある(径方向崩壊(radial collapse))。
上述されたが、小口径の吸引チューブは、概して、容易に目詰りするものと考えられている。従って、約1.27mmより小さな径を有する小口径の吸引チューブは、従来吸引ラインに用いられてこなかった。しかしながら、ここで説明された小口径の吸引チューブは、適する、一貫した流体連通構成要素及び構成要素間で適した相対径を用いることによって、詰まりが低減されて一貫した流量を実現し得る。従って、小口径の吸引チューブは、閉塞サージのレベルを低下させるために許容され得る流れ傾向で用いられることができ、外科手術中の制御性を更に提供する。
図1は、例示的乳化手術コンソールを示し、概して100で指定される。図2は、水晶体超音波乳化吸引手術を実行するために駆動する様々なサブシステムを示すコンソール100のブロック図である。コンソール100は、コンピュータユニット102を備えるベースハウジング102と、乳化外科手術中に、システム操作及び性能に関するデータを示す関連したディスプレイスクリーン104と、を有する。更に、コンソール100は、乳化外科手術を実行するために共に用いられる多くのサブシステムを有する。例えば、サブシステムは、例えばフットペダル108を備えるフットペダルサブシステム106と、可撓性チューブ112を通して、流体を眼へと送り、流体を眼から吸引する洗浄システム及び吸引システムを備える流体サブシステム110と、切除針を有する超音波振動ハンドピース118を備える超音波生成サブシステム116と、硝子体手術ハンドピース122を備える空気式硝子体手術カッターサブシステム120と、を有する。これらのサブシステムは、手術の様々な態様を実行するためにオーバーラップし協働する。
図3は、流体サブシステム110及びハンドピース118を示す概略図を示す。流体サブシステム110は、洗浄システム300及び吸引システム302を有し、それぞれハンドピース118と通信する。洗浄システム300は、無菌液タンクとしての洗浄源304と、タンクから手術部位への流れを調整する洗浄バルブ306と、可撓性洗浄チューブ308と、ハンドピース118内の洗浄流路310と、ハンドピース118の構成要素とみなされてもよいスリーブ312と、を有する。
洗浄システム300は、無菌液タンク304とハンドピース118との間で延在し、手術部位(図3において眼として示す)へと流体を運ぶ。1つの実施例において、無菌流体は、生理食塩水流体であるが、他の流体も使用され得る。可撓性洗浄チューブ308は、図2の可撓性チューブ112の一部において形成されてもよい。ある実施形態において、洗浄チューブ308は、いくつかの区分が硬くされ且つ他の区分が柔らかくされた複合区分で形成される。更にある実施形態において、洗浄システム300の少なくとも一部は、無菌液タンク304と患者の眼との間で流体連通させるため、図1のコンソール100と協働するカセット314で形成される。上述されたように、ある実施形態において、洗浄スリーブ312は、手術中に洗浄流体の流れを眼に提供するために切除針の周りに配置される。
吸引システム302は、ハンドピース118内の吸引流路316と、小口径の可撓性吸引チューブ318と、圧力センサー320と、ポンプ32と、ベントバルブ324と、ドレンラインタンク326と、ドレンタンク328と、を有する。ハンドピースコネクター330は、ハンドピース118の吸引流路316を小口径の可撓性吸引チューブ318へと接続する。カセットコネクター332は、可撓性吸引チューブ318をカセット314のカセット吸引ラインに接続する。示されるように、吸引システム302は、手術部位(眼)からドレンタンク328へと延在する。それは、眼を洗浄するのに用いる流体を乳化された粒子と共に流す。上述されたように、可撓性洗浄チューブ308に関し、小口径の可撓性吸引チューブ318の少なくとも一部は、可撓性チューブ112で形成されてもよい。いくつかの実施形態において、吸引システム302は、いくつかの区分が硬くされ且つ他の区分が柔らかくされた複合区分で形成される。更に、いくつかの実施形態において、吸引システム302の少なくとも一部は、ハンドピース118とドレンタンク328との間で流体連通を提供するために図1のコンソール100と協働するカセット314で形成される。実際にはドレンタンク328が、自給式タンクの代わりにドレンであってもよいのは明らかである。上述されたように、ある実施形態において、吸引流路316を有する吸引システム302は、ハンドピース118の切除端(図3で334と付される)の穴と流体連通され、外科手術中に、針の穴を通して吸引システム302へと流体及び乳化された粒子を吸引するために用いられる。
説明を容易にするため、可撓性チューブ112が最初に説明され、吸引システム302の付加的構成要素の説明が続く。
図4は、洗浄可撓性チューブ308及び小口径の吸引可撓性チューブ318で構成された可撓性チューブ112の例示的実施形態を断面で示す。上述され、図3に示されたように、洗浄可撓性チューブ308は、ハンドピース118を、カセット314の洗浄ラインに接続し、小口径の吸引可撓性チューブ318は、ハンドピース118を、カセット314の吸引ラインに接続する。
可撓性チューブ112は、ハンドピースコネクター330を通し、カセット314を接続するように構成された近位端400からハンドピース118を接続するように構成された遠位端402へと延在する。この実施形態において、洗浄可撓性チューブ308及び吸引可撓性チューブ318は、二重の内腔遠位端を形成する遠位端402で接続される。これは、ハンドピース118への接続を容易化し、手術前の外科要素の組立を簡易化する。しかしながら、他の実施形態において、洗浄チューブ308及び吸引チューブ318は、全体的に独立したチューブであるが、他の実施形態においては、洗浄チューブ308及び吸引チューブ318は、全体的に二重の内腔システムとして接続される。他の構成は、可撓性チューブ112が遠位端と近位端との間で二重の内腔システムとして形成された構成を含むものと考えられているが、近位端及び遠位端は、それぞれ2つの独立したラインに分離される。
図4において明らかなように、洗浄可撓性チューブ308は、より大きな、第1のサイズの内径を有し、小口径の吸引可撓性チューブ318は、より小さな、第2のサイズの内径を有する。いくつかの実施形態において、洗浄可撓性チューブ308の内径は、約6.35mmであるが、より大きな内径及びより小さな内径も共に想定する。
小口径の吸引可撓性チューブ318の内径は、約1.27mm、又は、これより小さい(他の径も想定する)。例示において示されるように、小口径の可撓性チューブ318は、約1.27mmから、いくつかの実施形態において、約1.14mmの範囲の平均内径を有する(他の径も想定する)。従って、内径は、従来のシステムにおいて用いられる吸引チューブより約27%(1.57mm−1.14mm/1.57mm)小さい。他の例示において、平均内径は、0.889mmから1.14mmの範囲内である(他の径も想定される)。内径は、略一貫してチューブ抵抗を増加させる穴又は障害なく吸引可撓性チューブ318の軸線方向長さに亘る。更に、壁は、チューブを通して流れが、境界層を破壊させることなく略層流であるように略滑らかである。
吸引可撓性チューブ318の内径は、水晶体超音波乳化吸引システムで用いられる公知の吸引チューブの内径よりかなり小さい。より小さな吸引チューブの使用に伴う課題のため、公知のシステムは、例えば約15.24mm又はより大きな、概して約1.57mmの範囲内の内径を有するチューブを使用する。しかしながら、小口径のチューブ、すなわち、約1.27mm又はそれより小さな内径を有するチューブは、従来のより大きな可撓性チューブを用いて取得できない程度に閉塞サージのレベルを制御するために用いられる。
より小さな径の小口径の吸引チューブ318は、より大きな径の吸引ラインを用いる吸引システムのチューブ抵抗より、高いチューブ抵抗を提供する。上述されたように、このより高いチューブ抵抗は、手術中に切除端334が閉塞されたときに閉塞する閉塞サージのレベルを低下させ、外科により制御性を提供する。更に、小口径の吸引可撓性チューブ318が内径においてより小さな表面領域を有し、洗浄ラインの外径に略等しい外径を有するため、小口径の吸引可撓性チューブ318は、吸引サージからの径方向圧縮に対してより大きな穴の吸引チューブよりも適応しない。この低減された適応性は、上述されたようなより小さなレベルの閉塞サージとなる。
更に吸引システム302は、小口径の吸引可撓性チューブ318及び吸引流路316の接続部と、小口径の吸引可撓性チューブ318及びカセット314の接続部と、において、詰まる傾向を低減するように構成される。これは、ハンドピース118からの円滑な流れ及びカセット314への円滑な流れを提供するコネクター330、332と協働することによって実現する。例えば、小口径の吸引可撓性チューブ318は、遠位端402及び近位端400の領域において広がった内径を有する。説明の容易化のため、この広がった内径は、小口径のチューブの近位端400における近位端部404のみを参照にして説明される。当然のことながら、遠位端402は、同等の又は類似した構造を有してもよい。この近位端部404は、図5を参照にしつつ説明される。
図5に戻ると、近位端404は、小口径の吸引チューブ318の公称径nから近位端400における広がった径nfへと増加する広がった内径構造406を有する。ある例示において、公称径nは、約1.02mmから1.27mmの範囲内にあり、広がった径nfは、約1.52mmから1.78mmの範囲内にある(他の径も想定される)。1つの実施例において、公称径は、約1.14mmである。他の例示において、公称径は、0.889mmから1.14mmの範囲である。この広がった内径は、小口径の吸引チューブがコネクターと接続されることを可能とする一方で、詰まる傾向を低下させて維持することを可能とする。例示において示されたように、広がった径は、公称径nから吸引チューブ318に沿って、距離Lだけ、端部400へと、広がった公称径nfまで線形に増加する。図5から容易に明らかではないが、吸引チューブ318の外径も、長さLに亘り減少する。1つの実施例において、チューブ318の公称外径は、約3.94mmであり、外径は、長さLに亘り端部400において径3.86mmへと減少する(他の径も想定される)。これらの特徴は、チューブ端部から離れた壁厚さより狭い端部400において壁厚さtとなる。これらの径の変化の目的は、図6から図9を参照にしつつ以下で更に説明される。
図6及び図7は、小口径の吸引チューブ318をハンドピース118の吸引流路316へと接続するコネクター330を示す。図8及び図9は、小口径の吸引チューブ318をカセット314の流路に接続するコネクター332を示す。
ハンドピース118の吸引流路316(図3)は、手術部位において超音波端部334から小口径の可撓性吸引チューブ318へと吸引流体及び乳化された組織を流すように構成された概して硬いチューブを有する。この実施形態において、吸引流路316は、端部334から小口径の可撓性吸引チューブ318への略直線の流路である。公知のシステムにおいて、ハンドピースの吸引流路は、オスルアーのようなコネクターで終わり、吸引チューブは、メスルアーのような接合コネクターで終わる。これは概して2つのコネクターが共になる広げられた流路径となる。この広げられた径は、微粒子がそれ自体この広げられた領域において再度方向付けられるため、詰まりが生じる領域となり得る。しかしながら、コネクター330は、これらの欠点の解決を可能とする。
図6で示され得るように、コネクター330は、第1の端部400と第2の端部402とを有する。第1の穴404及び第2の穴406は、第1の端部400及び第2の端部402においてそれぞれ形成される。第1の穴404は、開放受容穴端部410、円錐状内部穴端部412、穴端部414及びネック416を有する。この実施形態において、ネック416は、小口径の吸引チューブ318の公称径nに略適合する径を有する。開放受容穴端部410は、略適合する内径を有する。第1の穴404の深さは、図5の吸引チューブの距離Lに略適合してもよい。同様に、穴端部414において、内部穴表面412とネック416との間の距離は、そのテーパー状の端部において吸引チューブ118の壁厚さtと略等しくてもよい。
第2の穴406は、開放受容穴端部420と、内部穴表面422と、ネック416へとつながるベル形状の曲がった穴表面424と、を有する。第2の穴406は、ハンドピース118を通して吸引流路316の端部を受容するようにサイズ化される。従って、穴406は、吸引流路316の端部を受容するようにサイズ化された径を有する。
ある実施形態において、吸引流路316は、約1.57mm又はそれより大きな範囲にサイズ化されるため、吸引流路316からの流れは、ノズルとしてネック416へと戻される。特に、穴406は、詰まりを防ぐためにベル形状の曲線で形状化される一方で、流体及び乳化された粒子をネック416を通して流す。従って、詰まる傾向を最小化するため、その最大径における穴406の長さは、粒子が流れのラインに沿って方向付けられたままとなることを容易とするため、最小化される。更に、従来のコネクターが有したような段状又は矩形端部を有する代わりに、コネクター330は、穴端部420のより大きな径からネック416の径へと縮径する遮断されない滑らかな移行部を提供するベル形状の曲がった表面を有し、上述されたように、小口径の吸引チューブ318の略公称径nに適合する。ベル形状は、大きな径からネックへの移行部の必要な長さを短縮することを可能とする一方で、滑らかな流路も提供する。これは、長い線形のテーパー状流路よりも、好適な流れを提供することができる。従って、チューブコネクター330は、閉塞サージを制御するために効果的に操作可能な小口径の吸引システムを実現する。
図7は、ハンドピース118における吸引流路316及び小口径の吸引チューブ318の遠位端402に取り付けられたコネクター330を示す。コネクター330の円錐状内部穴表面412は、端部402が雌型コネクター内で適合するように圧縮変形された場合であっても、公称径を維持するため、図7に示されるように、小口径の吸引チューブ318の広がった端部と協働するように特に設計される。更に、上述されたように、チューブ318の遠位端402は、広がった端部も有する。従来の、広がっていないチューブは、雌型コネクターに用いられた場合、公称径nより小さな径に対して径方向に変形し、又は、つぶれ得る内径を有し、詰まる傾向が高くなるボトルネック(bottle-neck)を形成する可能性がある。しかしながら、コネクター330は、可撓性チューブの端部402を受容するように特に設計され、過度に流れを制限しない方法で端部を変形させる。この実施形態において、端部を、公称径nを維持し又は径nより大きな径となる範囲内で変形させることができる。図5を参照しつつ説明された外径のテーパー部は、コネクター330への容易な挿入を可能とする。
図8は、小口径の吸引チューブ318をカセット314の流路に接続するコネクター332を示す。示されるように、コネクター332は、第1の端部446及び第2の端部448を有する。第1の端部446は、コネクター330内の第1の端部400に略等しく、第1の端部446は、特に端部が雌型コネクター332内で適合するように変形された場合であっても、公称径nを維持するために小口径の可撓性吸引チューブ318と協働するように構成される。第1の端部446は、構造的に図6のコネクター330の第1の端部400と類似しているため、類似の参照番号が付される。第1の端部446は、開放受容穴端部410aを備える第1の穴404a、円錐状内部穴表面412a、穴端部414a、及び、ネック416aを有する。ネック416aは、小口径の吸引チューブ318の公称径nと等しい径を有する。図6の第1の端部400の上述の説明は、第1の端部446に同様に適用可能であり、ここでは繰り返さない。
コネクター332の第2の端部448は、カセット314に接触するように構成される。実施形態において示されたように、カセット314は、公知のカセットであり、コネクター332に接続可能な流路を有する。流路332は、小口径の吸引チューブ318の公称内径より大きくサイズ化された内径を有する。従って、コネクター332は、特にカセット314から流路を受容するように構成される。第2の端部は、開放受容端部440、円錐状表面442及びネック416aにつながる穴端部444を有する。
図9は、小口径の吸引チューブ318の近位端400と、カセット314からの流路340と、を接続するコネクター332を示す。コネクター330における穴404と同様、開放受容穴端部410aは、可撓性吸引チューブ318の公称外径に略等しい内径を有する。第1の穴404aの深さは、図5の吸引チューブ318の距離Lに略等しい。同様に、穴端部414aにおいて、内部穴表面412とネックとの間の距離は、そのテーパー状の端部において吸引チューブ318の壁厚さtと略等しくてもよい。
コネクター332は、吸引チューブの端部を受容し、且つ、過度に流れを制限しない方法で端部を変形するように特に設計されるため、詰まる傾向が低減され、より円滑となり、コネクターを通して従来の吸引システムより層流流れとなる。これは、詰まる欠点がなく、閉塞サージをより効果的に制御するための、小口径の吸引チューブの使用を可能とする。更に、上述されたように、図5を参照しつつ説明された小口径の吸引チューブ318の外径におけるテーパー部は、コネクター332への容易な挿入を可能とする。
吸引システム302の蠕動ポンプ322は、カセット314と関し、手術部位から流体及び乳化された粒子を吸引するため、吸引システム302において吸込を生じるように構成される。小口径の吸引チューブ118と関連した高い流体抵抗は、多くの蠕動ポンプの効率を顕著に低下させる。この流体抵抗は、閉塞サージのレベルを低減する利便性を有する一方で、吸引流量(概して60ml/minまで)の所望するレベルを生じさせることができなくなることもあり、或いは、好ましくない音響ノイズを生じる非常に速い速度で蠕動ポンプを駆動することを必要とすることがある。従って、吸引チューブ318の小さな口径のため、公知のポンプは、手術先端において適した流れに必要な吸引を実現できない。従って、蠕動ポンプ322は、小口径の吸引チューブ318を通して適した流量を実現するのに必要な吸込をしょうじさせることができる高出力のポンプである。いくつかの例示において、蠕動ポンプ322は、双方向性の蠕動ポンプである。いくつかの実施形態において、蠕動ポンプ322は、並行して駆動する複合ポンプを示す。いくつかの態様において、蠕動ポンプは、2010年4月7日に出願された米国特許出願公開第12655539号明細書に示されており、参照によってここに組み込まれる。
従って、吸引システム302は、類似の条件において従来公知のシステムより低いレベルの閉塞サージを実現するために、1.27mm又はそれより小さな径(他の径も想定される)を有する小口径の吸引ラインを使用する。小口径のラインは、吸引ラインにおいて閉塞サージのレベルを低下させ又は低減する流体抵抗を提供する。これらのラインは、流路のより大きな穴より大きなレベルの壁抵抗を導入することによって、且つ、チューブ内において高い吸込レベルを受けるときに適応させないことによって、これを実現する。同時に、吸引システムは、低減された詰まりの適した流量を維持する。これは、閉塞サージのレベルを低減し、外科手術の間、より制御性を提供する。
吸引システム302の1つの実施形態において、ハンドピース118における吸引流路316は、約1.27mmより小さな小口径の内径(他の径も想定される)を有し、いくつかの実施形態において、等しい、小口径の吸引チューブ318の公称内径及び超音波端部334の公称内径の一方又は双方を有する。
従来のハンドピース内の吸引流路は、概して1.52mmより大きくサイズ化された内径を有するより大きな穴のチューブである。これは、従来の超音波端部(概して1.14mm又はそれより小さい)の内腔サイズよりかなり大きい。このように、従来のシステムにおいて、先端を通過する乳化された粒子は、非対称形状を有し、長手方向に、流れ方向へと方向付けられていた。従来のハンドピースにおいて、粒子が先端から吸引流路へと流れたとき、粒子は、再度方向付けされる可能性がある。これらの再度方向付けされた粒子は、更に下流ラインで吸引システムを詰まらせる傾向が非常に高くなる。
しかしながら、この実施形態において、吸引流路316は、約1.27mmより小さな小口径の内径を有し、超音波端部及び小口径の吸引チューブ318の径の内腔と協働するようにサイズ化される。いくつかの実施形態において、内径は、1.02mmから1.27mmの範囲内であり、いくつかの例示において、概して約1.14mmの公称径である。他の例示において、平均内径は、0.889mmから1.14mmの範囲内である(他の径も想定される)。他の実施形態において、内腔は、超音波端部の内腔の内径に適合するようにサイズ化される。従って、超音波端部の内径と吸引流路316との間のサイズ比は、最小化される。
その内径のサイズは従来のシステムのサイズより小さいため、吸引システム302の吸引流路316は、より高いチューブ抵抗を生じさせる。上述したように、このより高いチューブ抵抗は、外科手術中に先端334が閉塞されたときに生じる閉塞サージのレベルを低減させる。
いくつかの実施形態において、小口径の吸引チューブ318の内径は、ハンドピースの吸引流路316の内径に適合する。ハンドピースの吸引流路316の内径が等しい場合、又は、可撓性吸引チューブ318の内径より小さい場合、詰まる傾向は更に低減され得る。従って、流路に長手方向に配置された粒子は、吸引システム302の詰まり得る位置又は閉塞し得る位置で再度方向付けされる可能性が低く、長手方向に配列されたままとなる。
使用時において、可撓性チューブ112は、手術を実施する前にハンドピース118に取り付けられる。洗浄流体は、洗浄システム300を通して手術部位に流される。吸引システム302は、手術部位からタンク又はドレン328へと流体を流す。これは、手術部位からの流体及び乳化された組織の水晶体超音波乳化吸引針先端334による吸引によって実現される。流体は、ハンドピース118の吸引流路316へと流れる。次いで、流体は、コネクター330を通して小口径の可撓性吸引チューブ318へと流れる。コネクター330は、最小限の乱流を生じさせることによって且つ、小口径の可撓性吸引チューブ318の径より大きな径からの移行部を最小化することによって詰まりを最小化するように構成される。流体は、小口径の可撓性吸引チューブ318を通してカセット314へと流れ、カセットにおいてコネクター332を通る。上述されたように、可撓性チューブの径は、その広がった構成のため、雌型コネクター334を通しても概してその公称サイズで維持される。流れは、蠕動ポンプ322へとつながるが、これは、高出力の双方向蠕動ポンプであってもよい。
本発明に係る他の実施形態は、ここで開示された本発明に係る詳細及び実施の検討により当業者にとって明らかである。詳細及び例示は、以下の特許請求の範囲によって開示される本発明の正しい範囲と精神を備える例示にすぎないものとして考慮されることを意図する。

Claims (20)

  1. 水晶体超音波乳化吸引手術システムのための組立体であって、
    手術部位を洗浄するために洗浄流体を水晶体超音波乳化吸引ハンドピースに提供するように構成された洗浄システムと、
    吸引流体を前記手術部位から吸引するように構成された吸引システムであって、
    前記水晶体超音波乳化吸引ハンドピースの吸引流路と流体連通するように構成された可撓性の小口径の吸引チューブであって当該小口径の吸引チューブが前記水晶体超音波乳化吸引手術システム内の閉塞サージのレベルを低減するために約1.27mmより小さな公称内径を有し、該公称内径が当該小口径の吸引チューブの長さを通して略一貫した小口径の吸引チューブと
    該小口径の吸引チューブを通して流れを生じさせるように操作可能な、前記小口径の吸引チューブと連通した蠕動ポンプとを有する吸引システムと、を具備する水晶体超音波乳化吸引手術システムのための組立体。
  2. 前記小口径の吸引チューブが、少なくとも1つの端部の前記公称内径において広がり部を具備し、荷重付与されない条件のとき、前記広がり部が、前記小口径の吸引チューブの前記公称内径より大きな内径を有する請求項1に記載の組立体。
  3. 前記小口径の吸引チューブの前記広がり部の少なくとも一部を受容するように構成されたコネクターを具備し、該コネクターは、前記小口径の吸引チューブが前記コネクター内に配置されたときに前記広がり部の前記内径が前記小口径の吸引チューブの前記ネック及び前記公称内径と略同等の径となるように、前記広がり部が前記コネクター内に挿入されたときに前記広がり部において径方向圧縮を付与するようにサイズ化された請求項2に記載の組立体。
  4. 前記ハンドピース内の前記吸引流路と前記小口径の吸引チューブとの間に配置されたコネクターを具備し、該コネクターが、前記吸引流体の流路のためのネックを有し、該ネックが、前記小口径の吸引チューブの前記公称内径と略等しい径を有する請求項1に記載の組立体。
  5. 前記コネクターが、前記吸引流路及び前記小口径の吸引チューブを受容するようにそれぞれサイズ化された2つの雌型端部を具備し、前記コネクターが、該コネクターの最大の内径から前記ネックの径へと縮径する滑らかな移行部を有する請求項4に記載の組立体。
  6. 前記小口径の吸引チューブが、少なくとも1つの端部の前記公称内径において広がり部を具備し、荷重付与されない条件のとき、前記広がり部が、前記小口径の吸引チューブの前記公称内径より大きな内径を有し、更に、前記組立体が、
    前記蠕動ポンプと関連したカセットと、
    前記小口径の吸引チューブと前記カセットとの間に配置された第2のコネクターと、を具備し、該第2のコネクターは、前記小口径の吸引チューブの前記広がり部の少なくとも一部を受容し、且つ、前記小口径の吸引チューブが前記コネクター内に配置されたときに前記広がり部の前記内径が前記小口径の吸引チューブの前記公称内径と略同等の径となるように、前記広がり部が前記コネクター内に挿入されたときに前記広がり部において径方向圧縮を付与するように構成された請求項5に記載の組立体。
  7. 前記蠕動ポンプが、前記小口径の吸引チューブを通して約60ml/minの流れを生じさせるために駆動可能な高出力の並行駆動ポンプである請求項1に記載の組立体。
  8. 前記小口径の吸引チューブが、約0.889mmから1.27mmの範囲内の内径を有する請求項1に記載の組立体。
  9. 前記小口径の吸引チューブが、約1.14mmにサイズ化された内径を有する請求項8に記載の組立体。
  10. 前記洗浄流体を前記手術部位へと流すように構成された水晶体超音波乳化吸引ハンドピースを更に具備し、該水晶体超音波乳化吸引ハンドピースが、前記吸引流体を前記手術部位から吸引するようにサイズ化され且つ構成された内腔を備える超音波端部を有し、
    前記水晶体超音波乳化吸引ハンドピースが、吸引流路を有し、該吸引流路は、前記超音波端部から延在し、且つ、前記吸引流体の流れが前記ハンドピースを通ることを可能とするように配置され且つ構成され、
    前記ハンドピース内の前記吸引流路は、前記超音波端部の前記内腔の内径と等しい内径を有する請求項1に記載の組立体。
  11. 水晶体超音波乳化吸引手術組立体で用いられる超音波端部から吸引流体を受容するように配置された小口径の吸引システムであって、
    水晶体超音波乳化吸引ハンドピース内の吸引流路であって、前記超音波端部から延在し、且つ前記吸引流体の流れが前記ハンドピースを通ることを可能とするように配置され且つ構成された吸引流路と、
    該吸引流路と流体連通する小口径の吸引チューブであって、当該小口径の吸引チューブが前記手術システム内の閉塞サージのレベルを低減するために約1.27mmより小さな公称内径を有し、該公称内径が当該小口径の吸引チューブの長さを通して略一貫した小口径の吸引チューブと、
    該小口径の吸引チューブと連通した高出力の蠕動ポンプと、を具備する吸引システム。
  12. 前記小口径の吸引チューブが、少なくとも1つの端部の前記公称内径において広がり部を具備し、荷重付与されない条件のとき、前記広がり部が、前記小口径の吸引チューブの前記公称内径より大きな内径を有する請求項11に記載の組立体。
  13. 前記小口径の吸引チューブの前記広がり部の少なくとも一部を受容するように構成されたコネクターを具備し、該コネクターは、前記小口径の吸引チューブが前記コネクター内に配置されたときに前記広がり部の前記内径が前記小口径の吸引チューブの前記ネック及び前記公称内径と略同等の径となるように、前記広がり部が前記コネクター内に挿入されたときに前記広がり部において径方向圧縮を付与するようにサイズ化された請求項12に記載の組立体。
  14. 前記ハンドピース内の前記吸引流路と前記小口径の吸引チューブとの間に配置されたコネクターを具備し、該コネクターが、前記吸引流体のネックを有し、前記ネックが、前記小口径の吸引チューブの前記公称内径と略等しい径を有する請求項11に記載の組立体。
  15. 前記小口径の吸引チューブが、少なくとも1つの端部の前記公称内径において広がり部を具備し、荷重付与されない条件のとき、前記広がり部が、前記小口径の吸引チューブの前記公称内径より大きな内径を有し、更に、前記組立体が、
    前記蠕動ポンプと関連したカセットと、
    前記小口径の吸引チューブと前記カセットとの間に配置された第2のコネクターと、を具備し、該第2のコネクターは、前記小口径の吸引チューブの前記広がり部の少なくとも一部を受容し、且つ、前記小口径の吸引チューブが前記コネクター内に配置されたときに前記広がり部の前記内径が前記小口径の吸引チューブの前記公称内径と略同等の径となるように、前記広がり部が前記コネクター内に挿入されたときに前記広がり部において径方向圧縮を付与するように構成された請求項14に記載の組立体。
  16. 前記小口径の吸引チューブが約0.889mmから1.27mmの範囲内の内径を有する請求項1に記載の組立体。
  17. 前記小口径の吸引チューブが、約1.14mmにサイズ化された内径を有する請求項8に記載の組立体。
  18. 手術部位を水晶体超音波乳化吸引手術システムの吸引システムで吸引するための方法であって、
    水晶体超音波乳化吸引手術システムの吸引システムにおいて吸引を生じさせることと、
    前記水晶体超音波乳化吸引ハンドピースの針を通して流体を方向付けることと、
    前記針の穴と吸引路の穴との間の差において約10より小さなサイズ比を有する、前記ハンドピース内の前記吸引路を通して流体を方向付けることと、
    前記ハンドピースから流体カセットへと延在し、長さに沿って約1.27mmより小さな略一貫した公称径を有した小口径の可撓性吸引チューブを通して流体を方向付けることと、
    前記吸引システムにおいて吸引を生じさせるように構成されたカセット及びポンプへと流体を方向付けることと、を含む方法。
  19. 前記ハンドピース内の吸引路を通して流体を方向付けることが、前記針の穴と前記吸引路の穴との間の差において約10より小さなサイズ比を有する前記吸引路を通して流体を方向付けることを含む請求項18に記載の方法。
  20. カセットへと流体を方向付けることが、前記可撓性チューブのコネクター及び径方向に変形される部分を通して前記流体を方向付けることを含み、前記可撓性チューブの前記径方向に変形される部分が、前記可撓性チューブの前記公称内径と略一貫した内径を有する請求項18に記載の方法。
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