JP2014505135A5

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Publication number: JP2014505135A5
Application number: JP2013545276A
Authority: JP
Filing date: 2011-12-19
Publication date: 2015-01-15
Anticipated expiration: 2031-12-19

Claims

分散体とポリエステル第四級アンモニウム塩を含む洗浄剤とを含む組成物であって、
前記分散体が、
・有機相；
・少なくとも１種の両親媒性物質、及び
・前記有機相中に分散した、鉄化合物から成るコロイド寸法の粒子
を含む、前記組成物。
酸素化洗浄剤添加物をさらに含む、請求項１に記載の組成物。
前記ポリエステル第四級アンモニウム塩が
（ａ）少なくとも１個のヒドロキシル基を含有するカルボキシル基含有脂肪酸と、該酸と縮合可能な、酸素又は窒素原子を有し且つさらに第三アミン基を有する化合物との反応生成物を含む、第三アミン基含有ポリエステル；及び
（ｂ）前記第三アミン基を第四級窒素に転化させるのに好適な第四級化剤：
の反応生成物を含み、
前記第四級化剤が、硫酸ジアルキル、ハロゲン化ベンジル、ヒドロカルビル置換基含有カーボネート、酸と組み合わされたヒドロカルビルエポキシド又はそれらの混合物より成る群から選択される、請求項１又は２に記載の組成物。
前記カルボキシル基含有脂肪酸が式（Ｉ）：

（ここで、Ｒ¹は水素又は１〜２０個の炭素原子を有するヒドロカルビル基であり、
Ｒ²は１〜２０個の炭素原子を有するヒドロカルビレン基である）
で表され、
前記の酸と縮合可能な、酸素又は窒素原子を有し且つさらに第三アミン基を有する化合物が式（II）：

（ここで、Ｒ³は１〜１０個の炭素原子を有するヒドロカルビル基であり；
Ｒ⁴は１〜１０個の炭素原子を有するヒドロカルビル基であり；
Ｒ⁵は１〜２０個の炭素原子を有するヒドロカルビレン基であり；
Ｘ¹はＯ又はＮＲ⁶であり、ここで、Ｒ⁶は水素又は１〜１０個の炭素原子を有するヒドロカルビル基である）
で表される、請求項３に記載の組成物。
前記カルボキシル基含有脂肪酸が１２−ヒドロキシステアリン酸、リシノール酸、１２−ヒドロキシドデカン酸、５−ヒドロキシドデカン酸、５−ヒドロキシデカン酸、４−ヒドロキシデカン酸、１０−ヒドロキシウンデカン酸又はそれらの組合せから選択され、
該酸と縮合可能な酸素又は窒素原子を有し且つさらに第三アミン基を有する化合物がＮ，Ｎ−ジエチルエチレンジアミン、Ｎ，Ｎ−ジメチルエチレンジアミン、Ｎ，Ｎ−ジブチル−エチレンジアミン、Ｎ，Ｎ−ジメチル−１，３−ジアミノプロパン、Ｎ，Ｎ−ジエチル−１，３−ジアミノプロパン、Ｎ，Ｎ−ジメチルアミノエタノール、Ｎ，Ｎ−ジエチルアミノエタノール又はそれらの組合せから選択される、請求項３に記載の組成物。
前記ポリエステル第四級アンモニウム塩が第四級化ポリエステルアミド塩を含み、ポリエステル第四級アンモニウム塩を調製するために用いられる第三アミン基含有ポリエステルが第三アミン含有ポリエステルアミドである、請求項１〜５のいずれかに記載の組成物。
前記第四級ポリエステルアミド塩が式（III）：

（ここで、Ｒ¹は水素又は１〜２０個の炭素原子を有するヒドロカルビル基であり、
Ｒ²は１〜２０個の炭素原子を有するヒドロカルビレン基であり；
Ｒ³は１〜１０個の炭素原子を有するヒドロカルビル基であり；
Ｒ⁴は１〜１０個の炭素原子を有するヒドロカルビル基であり；
Ｒ⁵は１〜２０個の炭素原子を有するヒドロカルビレン基であり；
Ｒ⁶は水素又は１〜１０個の炭素原子を有するヒドロカルビル基であり；
ｎは１〜１０の範囲の数であり；
Ｒ⁷は水素、１〜２２個の炭素原子を有するヒドロカルボニル基又は１〜２２個の炭素原子を有するヒドロカルビル基であり；
Ｘ²は第四級化剤から誘導される基である）
で表されるカチオンを含む、請求項６に記載の組成物。
前記酸素化洗浄剤添加物が無水コハク酸又はコハク酸ヘッド基を有するポリイソブチレン化合物である、請求項２〜７のいずれかに記載の組成物。
前記分散体が非晶質形態の鉄化合物から成る粒子を含む、請求項１〜８のいずれかに記載の組成物。
有機相中に分散した粒子の少なくとも８５％が個別化粒子である、請求項９に記載の組成物。
分散体の粒子が透過型電子顕微鏡によって測定して１ｎｍ〜５ｎｍの範囲の数によるメジアン径Φ₅₀を有する、請求項９又は１０に記載の組成物。
前記分散体が結晶化した形の鉄化合物から成る粒子を含む、請求項１〜８のいずれかに記載の組成物。
前記分散体の有機相が無極性炭化水素をベースとする、請求項１〜１２のいずれかに記載の組成物。
前記両親媒性物質が一般的に１０〜５０個の炭素原子を有するカルボン酸である、請求項１〜１３のいずれかに記載の組成物。
前記の結晶化した形の鉄化合物から成る粒子のＸ線回折によって測定した平均寸法Ｄ_XRDが１２ｎｍ以下である、請求項１２〜１４のいずれかに記載の組成物。
前記粒子の少なくとも８０％が透過型顕微鏡によって測定して１２ｎｍ以下の寸法Ｄ_TEMを有する、請求項１２〜１５のいずれかに記載の組成物。
前記粒子が透過型電子顕微鏡によって測定して３ｎｍ〜１２ｎｍの範囲の数によるメジアン径Φ₅₀を有する、請求項１２〜１６のいずれかに記載の組成物。
前記粒子が動的光散乱によって測定して５０ｎｍ以下の流体力学的直径Ｄ_hを有する、請求項１２〜１７のいずれかに記載の組成物。
鉄含有量が、組成物の総重量を基準とした鉄金属の重量％で表した濃度として、０．０５％〜２５％の範囲である、請求項１〜１８のいずれかに記載の組成物。
金属奪活剤、ポリエステル第四級アンモニウム塩を含む洗浄剤とは異なる洗浄剤／分散剤、酸化防止剤、腐食防止剤、発泡防止剤及び／若しくは消泡剤、乳化解消剤、低温流れ改善剤、潤滑剤、バルブシート減退防止剤又はそれらの組合せをさらに含む、請求項１〜１９のいずれかに記載の組成物。
内燃エンジン用の燃料添加剤として、粒子フィルターの再生を補助するための、請求項１〜２０のいずれかに記載の組成物の使用。
燃料及び請求項１〜２０のいずれかに記載の組成物を含む添加剤入り燃料。
前記燃料がガス油及びバイオ燃料より成る群から選択される、請求項２２に記載の添加剤入り燃料。
鉄の質量含有量が燃料の総質量を基準として金属鉄１〜５０ｐｐｍの範囲である、請求項２２又は２３に記載の添加剤入り燃料。
燃料及び請求項１〜２０のいずれかに記載の組成物を内燃エンジンに送る工程を含む、内燃エンジン利用方法。