JP2014503496A - ペンタクロロプロパンの液相フッ素化による2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(hcfo1233xf)の製造方法 - Google Patents

ペンタクロロプロパンの液相フッ素化による2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(hcfo1233xf)の製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は触媒の存在下で1,1,1,2,3−ペンタクロロプロパンまたは/および1,1,2,2,3−ペンタクロロプロパンの液相触媒フッ素化により2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンを製造する方法を提供する。

Description

本発明は、1,1,1,2,3−ペンタクロロプロパン(HCC 240db)および/または1,1,2,2,3−ペンタクロロプロパン(HCC 240aa)を液相で触媒フッ素化して製品の2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン(HCFO 1233xf)を製造する方法に関するものである。
オゾン層保護のためのモントリオールプロトコルによってクロロフルオロカーボン(CFC)の使用は禁止された。クロロフルオロカーボンの代わりにオゾン層への影響がより少ない化合物、例えばハイドロフルオロカーボン、HFC、例えばHFC−134aが用いられるようになった。しかし、これらの化合物は温室効果ガスとなる。従って、ODE(オゾン減損ポテンシャル)が低く且つGWP(地球温暖化ポテンシャル)が低いものを開発するというニーズが存在する。ハイドロフルオロカーボン(HFC)はオゾン層に影響を及ぼさない化合物の重要な候補物質と認定されたが、それでも相対的に高いGWP値を示し、さらに低いGWP値を示す化合物を見つけるというニーズが存在している。ヒドロフルオロオレフィン(HFO)はODPおよびGWP値が非常に低い代替物であると考えられている。
このHFO化合物、特にプロペンの製造方法がいくつか開発されている。2つの化合物:1233xf(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペン)および1234yf(2,3,3,3−テトラフルオロプロペン)が特に望まれている。
特許文献1(国際特許第WO 2008/149011号公報)には、イオン性液体のプロペンの存在下での液相フッ素化が記載されている。一般に、1233xfおよび/または1234yf(2,3,3,3−テトラフルオロプロペン)を1230xaの転化によって得られることが記載されている。
特許文献2(国際特許第WO 2009/003157号公報)の実施例3には、240dbを転化する方法が開示されている。この実施例では、反応装置に初めにHFと有機物が導入し、反応が進むと生成物の245eb(1,1,1,2,3−ペンタフルオロプロパン)が生成するとされている。
特許文献3(国際特許第WO 2007/079431号公報)の実施例3には、NaOH溶液中の240aaの反応で、対応する不飽和化合物にする方法が記載されている。この反応は1233xfに転化するためにさらに異なるフッ素化段階を必要とする。
特許文献4(国際特許第WO 90/08754号公報)の実施例4−1には240aaのフッ素化が開示されている。この実施例では、反応装置に有機化合物とHFを導入し、触媒は五塩化アンチモンにする。反応生成物は241(テトラクロロフルオロプロパン)、242(トリクロロジフルオロプロパン)、243(ジクロロトリフルオロプロパン)および244(クロロテトラフルオロプロパン)を含む。
国際特許第WO 2008/149011号公報 国際特許第WO 2009/003157号公報 国際特許第WO 2007/079431号公報 国際特許第WO 90/08754号公報
従って、化合物の1233xfを製造する方法に対するニーズが依然としてある。
本発明は、1,1,1,2,3−ペンタクロロプロパンおよび/または1,1,2,2,3−ペンタクロロプロパンを触媒の存在下で液相触媒フッ素化して2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンを製造する方法を提供する。
実施例で使用する実験装置の図。 本発明を実行するプロセスの概念図。
下記はその具体例である:
(1)本発明方法は有機媒体中、必要に応じて溶剤中で実行する。溶剤を使用する場合、この溶剤は少なくとも20%、好ましくは20%〜80%の間、有利には40%〜60%の間の希釈率の量で存在できる。溶剤は1,2−ジクロロエタン、1,2,3−トリクロロプロパン、1−クロロ−1−フルオロエタン、1,1−ジフルオロエタン、1,1−ジクロロエタン、1,3−ジクロロ−1−フルオロブタン、テトラクロロフルオロプロパン異性体、トリクロロジフルオロプロパン異性体、ジクロロトリフルオロプロパン異性体、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン、1,1,2−トリクロロ−2,2−ジフルオロエタン、ニトロメタンおよびニトロベンゼンを含む硝化溶剤、スルホランおよびジメチル・スルホンを含むスルホン、1,1,2−トリクロロ−2−フルオロエタン、ペルクロロエチレンまたはこれらの混合物の中から選択でき、好ましくは1,1,2−トリクロロ−2,2−ジフルオロエタンにすることができる。
(2)触媒はイオン性液体であるのが好ましく、触媒/有機物のモル比は2モル%〜90モル%の間、好ましくは4モル%〜80モル%の間、より好ましくは6モル%〜75モル%の間にすることができる。
(3)反応中に塩素を加える。好ましくは出発化合物の1モル当たりモル比で0.05〜20モル%、好ましくは0.5〜15モル%の塩素を加える。
(4)ガス、好ましくは無水HClを注入する。出発製品の流れに対する上記ガスの流れの比は0.5:1〜5:1、有利には1:1〜3:1にする。
(5)反応生成物は気体の状態で取り出す。
(6)1,1,1,2,2−ペンタクロロプロパンは1,1,2,2,3−ペンタクロロプロパン異性体を20モル%まで含む。
(7)反応温度は30℃〜200℃の間、好ましくは40℃〜170℃の間、有利には50℃〜150℃の間にする。
(8)反応の圧力は2バール以上、好ましくは4〜50バールの間、特に5〜25バールの間である。
(9)HF:出発化合物のモル比は0.5:1〜50:1の間、好ましくは3:1〜20:1の間、有利には約5:1にする。
(10)安定剤を用いる、好ましくはp−メトキシフェノール、t−アミルフェノール、チモール、リモネン、d,l−リモネン、キノン、ヒドロキノン、エポキシド、アミンおよびこれらの混合物の中から選択される安定剤を用いる。安定剤の量は5〜1000ppm、好ましくは10〜500ppmにすることができる。
(11)下記(i)と(ii)の段階を含むのが好ましい:
(i)1,1,1,2,3−ペンタクロロプロパンまたは/および1,1,2,2,3−ペンタクロロプロパンを、2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンから成る反応混合物を形成するのに充分な条件下で、有機媒体中で液相でフッ化水素と接触させ、
(ii)反応混合物をHClから成る第1流と、HFと2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンとから成る第2流とに分離する。
(12)第2流は30〜70モル%の1233xfと、30〜70モル%のHFと、10モル%以下、好ましくは5モル%以下の242および243系列の化合物を含む。
(13)段階(ii)は蒸留段階にすることができる。第2流をさらに、好ましくはデカンテーションによって、主としてHFを含むHF流と、2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンを含む有機物流とに分離できる。有機物流はさらに精製できる。本発明方法は(i)段階で生成した重質物を抜き出すパージ段階をさらに含むことができる。
(14)本発明方法を連続法で行う。
本発明は、240db/240aaを液相フッ素化することで1233xfにすることができ、そのプロセス条件は所望製品への実質的な選択率を有するように反応を実施できるように選択できる、という驚くべき発見に基づいている。
本発明の好ましい実施例では、液相プロセスは有機相で実行される。1233xfへの反応はHF相より有機相を使用することによって有利に進む。上記従来例では実質的にHFから成る反応混合物(従って酸性相)が開示されている。この酸性相では飽和した製品だけが製造される。驚くことに、本発明者は1233xfへのフッ素化を可能にする条件が存在するということを発見した。特に、(出発材料の240および/または溶剤から成る)有機相で反応を実行した時に1233xfを形成できる。初期媒体にHFを加えた場合にはそれが反応するため媒体中に残らない。HFの量(または濃度)は他の製品と比較して極めて少ない。
「有機相」という用語は、触媒と、出発材料と、必要に応じて用いる溶剤とから成り、HFは実質的に含まない反応相と定義できる。「有機相」で実行されるプロセスとは、従来方法とは対照的に、初期材料中にHFを含まないプロセスを意味する。
特定操作条件であるので、ガス状の1233xfは重合反応を低レベルに維持して、気相で反応装置から除去できる。
240db/240aaの1233xfへの液相フッ素化は触媒の存在下で実行される。
反応は液状の溶媒中で実行でき、反応帯域に開始時に有機(出発材料)の出発量および/または必要な量の溶剤を供給するか、この量の溶剤(可能な場合には材料と混合して)を連続的に供給する。溶剤中で実施する場合には、溶剤を最初に入れるのが好ましく、必要に応じて溶剤を注入して量を調節することができる。
反応条件(特に圧力)は、反応物が液体となるような条件である。一つの実施例では反応生成物がガスで、反応物は液体である。反応生成物がガスであるという事実から、反応帯域の出口で気相でそれを回収できる。中間生成物、特に化合物242(トリクロロジフルオロプロパン)は、ガス流でストリップで除去できる場合でも、反応条件下で液体であるのが好ましい。
本発明ではこの段階は特に2バール以上の圧力下で実行される。この圧力は4〜50バールの間、有利には5〜25バールの間にある。例えば、反応は30℃〜200℃の間、好ましくは40℃〜170℃の間、有利には50℃〜150℃の温度で実行できる。
HF:出発化合物のモル比は一般に0.5:1〜50:1の間、好ましくは3:1〜20:1の間である。約5:1の値を有利に使うことができる。加えるHFの量は反応(3)の化学量論量に、通常は共沸混合物である流出物(HFと有機溶剤)中に存在するHFの量を加えた量に対応する。
他の反応条件(特に流速)は通常の一般的な知識に従って、温度、圧力、触媒、反応物比等に従って当業者が決定できる。得られる主製品が1233xfとなる(中間生成物のない)ように、更なるフッ素化反応を避けるように注意する。
溶剤(使用する場合)は反応条件下で非活性な有機溶剤である。この溶剤は付加反応を避けるために、一般に飽和した、好ましくはC2〜C6の溶剤であるのが有利である。この溶剤は例えば特許文献5に記載されている。
フランス特許第FR2733227号公報
この溶剤は例えば40℃以上、有利には50℃以上、より好ましくは60℃以上の沸点(大気圧下で測定)を有するのが有利である。反応温度が高くなると圧力もより高くし、反応条件下での溶剤の沸点も反応を実施する温度より高くする。
溶剤としては特に塩素およびフッ素の中から選択されるハロゲンで少なくとも2つの原子を置換したエタン、プロパンまたはブタンの飽和化合物またはその混合物を挙げることができる。例としては1,2−ジクロロエタン、1,2,3−トリクロロプロパン、1−クロロ−1−フルオロエタン、1,1−ジフルオロエタン、1,1−ジクロロエタン、1,3−ジクロロ−l−フルオロブタン、テトラクロロフルオロプロパン異性体、トリクロロジフルオロプロパン異性体、ジクロロトリフルオロプロパン異性体、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン、1,1,2−トリクロロ−2,2−ジフルオロエタンまたはこれらの混合物が挙げられる。ニトロメタンまたはニトロベンゼンのようなニトロ化溶剤およびテトラメチレンスルホン(スルホランとして公知)のようなスルホンまたはジメチルのスルホンも使用できる。好ましい溶剤は1,1,2−トリクロロ−2,2−ジフルオロエタン(F122)である。また、反応生成物が非反応溶剤である限り、反応性溶剤も使用できる。例えばF122の先駆体すなわちF121(CC12F−CHCl、1,1,2−トリクロロ−2−フルオロエタン)またはペルクロロエチレンも使用できる。
溶剤は少なくとも20%、好ましくは20%〜80%の間、有利には40%〜60%の間の希釈率の量で存在できる。反応は触媒作用で起こる。触媒は液相で当業者に公知のフッ素化触媒にすることができる。
ルイス酸、ハロゲン化金属を含む触媒、アンチモン、錫、タンタル、チタン、遷移金属、特にモリブデン、ニオブ、ハロゲン化鉄、セシウムのような遷移金属のハロゲン化物を含むハロゲン化金属、遷移金属のオキサイド、IVb族金属のハロゲン化物、Vb族金属のハロゲン化物、ハロゲン化フッ素化クロム、フッ素化酸化クロムまたはその両方の混合物を使用できる。金属塩化物およびフッ化物を有利に使用できる。この種の触媒の例にはSbC15、SbC13、TiC14、SnC14、TaCl5、NbC15、TiC14、FeC13、MoC16、CsClおよびこれらの対応フッ素化誘導体が含まれる。5価のハロゲン化金属が適している。
イオン性液体を含む触媒を使用するのが有利である。このイオン性液体は液相でのHFによるフッ素化に特に重要である。イオン性液体は特許文献11(特にその第4頁第1行目〜第6頁第15行)、本出願人の特許文献12および非特許文献1に記載されている。
国際特許公開第W02008/149011号公報 国際特許公開第W001/81353号公報 "Liquid-phase HF Fluorination",Multiphase Homogeneous Catalysis, Ed., Wiley-VCH (2002) 535
種々の触媒/有機物(溶剤を含む)比で運転できるが、このモル比は一般に2モル%〜90モル%の間、好ましくは4モル%〜80モル%の間、より好ましくは6モル%〜75モル%の間であるのが好ましい。
出発材料は実質的に純粋な240dbおよび/または実質的に純粋な240aaにするか、これら2つの混合物にすることができる。一つの実施例では、出発材料は典型的な240dbのフィードすなわち240aa異性体を20%までの量で含むものである。
触媒寿命を延ばすために塩素流を用いることができ、その量は出発化合物の240db/240aaの1モル当たり一般に0.05〜20モル%、好ましくは0.5〜15モル%の塩素である。塩素は純粋のままか、不活性ガス、例えば窒素と一緒に混合して導入できる。イオン性触媒を使用することで塩素の量を少量にすることができる。
必要に応じて材料の安定剤を使うことができる、その使用量は一般に5〜1000ppm、好ましくは10〜500ppmである。この安定剤は例えばp−メトキシフェノール、t−アミルフェノール、チモール、リモネン、d,l−リモネン、キノン、ヒドロキノン、エポキシド、アミンおよびこれらの混合物にすることができる。
反応物の製品をその移動を可能にする軽質ガスを用いて機械的エントレインメントによってストリップすることもできる。液相反応装置から1233xfのガスを除去することで重合反応と副反応(1233xfの二重結合への付加)を低レベルに維持できる(媒体中の重合性材料の量が低下するため)。ガス状化合物の添加は反応に有利であり、例えば攪拌(バブリング)を良くする上でも好ましい。
このガスは窒素またはヘリウム等の不活性ガスにするか、HClガスにするのも好ましい。HClを使用した時には、反応生成物であるHClの媒体中に添加しても反応は進む。
この添加ガスは無水の塩化水素であるのが有利である。ストリッピングガス流は操作条件に従って決定される。例えば出発材料の流れと比較して、HCl流はHCl:出発材料のモル比が0.5:1〜5:1の間、有利には1:1〜3:1の間となるようにする。
本発明の液相でのフッ素化プロセスは連続的または半連続的に実行できる。好ましい実施例ではプロセスは連続で行う。
反応物(出発材料およびHF)および反応で使用するその他の化合物(塩素、無水HCl)は同じ場所または反応装置の異なる場所から反応装置へ供給される。本発明の好ましい実施例では機械的なストリッピングと混合を改良するためにガスの化合物を反応装置の底部から注入する。
再循環を行う場合には、直接反応装置の入口へ再循環するか、分離したディップ・パイプに再循環することができる。
反応はハロゲンを含む反応に専用の反応装置で実行される。この種の反応装置は当業者に公知で、ライニング、例えば、Hastelloy(登録商標)、Inconel(登録商標)、Monel(登録商標)またはフルオロポリマーをベースにした反応装置にすることができる。反応装置は必要に応じて熱交換手段を有することができる。
[図2]は本発明の実施例による方法の概念図で、液相反応用の反応装置(図示していない触媒ストリップカラムを備えている)には触媒と、ペンタクロロプロパンと、必要に応じて用いる溶剤とが入れられ、それからペンタクロロプロパンと、HFとが連続的に供給される。無水HCl流も注入できる。
反応帯域から抜き出した流れはガスの形をしており、主として1233xf、HCl、HF、ストリップされた痕跡量の溶剤122(使用した場合)および242の異性体と、場合によっては243(ジクロロトリフルオロプロパン)、特に243db(1,1,1−トリフルオロ−2,3−ジクロロプロパン)とを含むその他の副産物とから成る。この流れはHClの蒸留カラムに送られる。HCl流はこのカラムの頂部から抜き出され、カラム底部からは1233xfと、242と、HFと、痕跡量の122および243dbとを含む流れが抜き出される。この底部流は一般に30〜70モル%の1233xfと、30〜70モル%のHFと、マイナー量、一般には10モル%以下、好ましくは5モル%以下の242、243系列の化合物(特に243db)とから成る。この流れはデカンテーションによる分離段階へ送られる。このデカンテーションで2つの流れに分離され、その第1流はHFと、可溶性有機物と、溶剤(使用した場合)とから成る。このHFがリッチな流れはフッ素化反応へ返される。第2流は1233xfと、242と、残ったHFと、痕跡量の122および243dbから成る。この流れは蒸留カラムへ送られ、そこで分離される。底部で回収される痕跡量の122および243dbはフッ素化反応装置へ返される。
242製品(一般には240系列の高級飽和フッ素化物)は中間化合物であるので増やさない。HFと1233xfとを含む流れは頂部で抜き出す。この頂部流は更に分離するか、次の段階へ直接送ることができる。242異性体および/または243dbは本発明プロセス中で再循環できる。
液相反応装置の底部から重質物を含む流を抜き出す。この重質物はC662Cl2タイプのオリゴマーから成ると考えられるが、これに拘束されるものではない。フッ素化反応装置の底部流は重質物の蓄積を避けるような周期と流れでパージされる(流れ、頻度として定義されるパージ比率は当業者が簡単に決定できる)。この流れは重質物の回収カラムで処理され、このカラムの底部から除去される。HFと、122と、242異性体と、243dbとを含むカラム頂部流は回収され、この流れはフッ素化反応装置へ再循環される。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明が下記実施例に限定されるものではない。
使用した装置は[図1]に記載のもので、磁気攪拌機を備えたジャケット付きの1リットル容積のステンレス鋼316Lで作られたオートクレーブから成る。さらに圧力計と温度計とを備えている。反応物の導入および脱気はオートクレーブの頂部の孔からでき、頂部には圧力制御弁と凝縮器とを有する。凝縮器の温度は独立したサーモスタット浴を使用して制御した。
反応中に反応生成物を連続的に抜き取ってスクラバーを入れ、水素酸HFおよびHClを回収し、液体窒素中にコールドトラップした。スクラバーの重量変化およびトラップの増加から質量収支を計算できる。
反応期間の終わりに、反応媒体を脱気して残留HFを排気する。この脱気中に同時に抜き出されるであろう有機物を、HFとHClをガス流から除去するために常にスクラバーを通した後に、トラップする。最後の段階にオートクレーブを開き、排出し、触媒を加水分解および塩酸溶液で抽出した後に、有機相のサンプルを分析する。
次いで、膨張液体サンプルを気相クロマトグラフィで分析した。クロマトグラフィ分析はカラムCP Sil8(寸法50m×0.32mm×5μm)を使用して実行した。炉の温度は40℃で10分間、それから4℃/分の勾配で200℃になるようにプログラミングした。xiを材料の初期モル量、xfを材料の全モル量とすると、転化率(%)は(xi−xf)/xi*100になる。生成物の選択率はこの生成物の回収されたモル量と反応した生成物のモル量の合計と比から計算される。
実施例1〜6(本発明ではない)
0.5モルの240dbまたは1,1,1,2,3−ペンタクロロプロパンと、200mlの無水HFと、0.2モルの触媒をオートクレーブに導入する。次いで、HFを1モル/時の定常流で5時間、連続的に加えた。温度は約110℃で、絶対圧は9バールである。各種触媒を調べた:SnC14、0.03モルのCsClを添加したSnC14、TaCl5、TiC14、SbCl5、SbCl5触媒と組み合わされたイオン性液体エチルメチルイミダゾリウム。
実施例1では、10.7%の240aa異性体(1,1,2,2,3−ペンタクロロプロパン)を含む240dbのサンプルを用いた。各化合物の転化率を示す。
Figure 2014503496
実施例4〜6では、有機相は粘性のものであったため、分析していない。回収されうる軽質留分のみを分析する。
Figure 2014503496
従って、媒体がHFであるときは、1233xfへの転化は実質的に起こらない。
実施例7、8
実施例1〜6と同じ装置を用いる。0.5モルの240dbまたは1,1,1,2,3−ペンタクロロプロパンと、0.2モルの触媒(0.2モルのエチルメチルイミダゾリウムクロライドと、0.4モルのSbC15とを組合せて、0.2モルのフッ素化錯体触媒emim+Sb211 -emimclにしたもの)をオートクレーブに導入する。一つの実施例では、溶剤として151gのF122または1,1,2−トリクロロ−2,2−ジクロロエタンをオートクレーブに加える。次いで、HFを1モル/時の定常流で5時間、連続的に加える。温度は133℃で、絶対圧は9バールである。凝縮器の調整設定点は90℃にした。両方の実施例で、混合と生成物のストリッピングを助けるために、HClをオートクレーブに流した。240dbに対するHClのモル比は2:1に近い。
Figure 2014503496
相当な量の1233xfを製造できる。これは酸性媒体ではなくむしろ有機媒体中で得られる。
実施例9、10
上記と同じ装置を使用した。0.5モルの材料サンプル(240dbまたは10%の240aaを含む240db)、0.2モルの触媒(0.2モルのエチルメチルイミダゾリウムクロライドと、0.4モルのSbC15とを組み合わせたもの、0.2モルのフッ素化錯体触媒emim+Sb211 - emimclともよばれる)と、2モルのF122とをオートクレーブに導入する。次いで、HFを1モル/時の定常流で5時間、連続的に加える。温度は135℃、絶対圧は9バールである。凝縮器の調整設定点は常に90℃にした。両方の実施例で、攪拌と生成を助けるために、ヘリウム流をオートクレーブに流した。ヘリウムの流速は5リットル/時である。
Figure 2014503496
1233xfの製造は、240dbまたは240aa異性体を含む240bdから行うことができる。本発明者は、中間生成物である242の存在は、240dbと比べて、同じ方法で240aaから、速度は遅いが、反応が進行する指標であると考えているが、これに拘束されるものではない。
実施例11、12
これらの実施例では、反応物を液体質量流量計によって連続的に導入する。100〜200mlのF122または1,1,2−トリクロロ−2,2−ジフルオロエタンと、0.2モルの触媒(0.2モルのエチルメチルイミダゾリウムクロライドと、0.4モルのSbC15とを組合せて、0.2モルのフッ素化錯体触媒emim+Sb211 -にしたもの)を出発材料としてオートクレーブに導入する。次いで、HFと240dbを、HFと有機反応物とのモル比が8に近くなるように連続的に加える。温度は130〜135℃で、絶対圧は8バールである。凝縮器の調整設定点は常に90℃にした。実施例11では有機反応物に安定剤を全く加えず、実施例12では100ppmのp−メトキシフェノールを240db化合物に加える。このようにして安定剤の影響を調べる。両方の実施例で、混合と生成物のストリッピングを助けるために、HClをオートクレーブに流す(約0.1モル/時)。240dbに対するHClのモル比は2:1に近い。出口ガスのモル組成の経時的変化をGC分析で追う。これらの結果は、特にC6化合物の量から推測できるように、安定剤の使用に伴う効果を示す。
Figure 2014503496
Figure 2014503496
実施例13
100mlのF122または1,1,2−トリクロロ−2,2−ジフルオロエタンと、0.2モルの触媒(0.2モルのエチルメチルイミダゾリウムクロライドと、0.4モルのSbC15とを組合せて、0.2モルのフッ素化錯体触媒emim+Sb211 -にしたもの)を出発材料としてオートクレーブに導入する。次いで、HFと240dbを、HFと有機反応物とのモル比が8に近くなるように連続的に加える。初めに、240db溶液を122(240db1kg当たり400gの122)に希釈し、両方の成分を反応装置にcofe する。連続運転中に溶剤のストリッピングを補償するために122をcofeする。温度は130〜135℃で、絶対圧は8バールである。凝縮器の調整設定点は90℃にした。混合と生成物のストリッピングを助けるために、HClをオートクレーブに流す(約0.1モル/時)。240dbに対するHClのモル比は2:1に近い。出口ガスのモル組成の経時的変化をGC分析で追う。
Figure 2014503496

Claims (24)

  1. 触媒の存在下で1,1,1,2,3−ペンタクロロプロパンおよび/または1,1,2,2,3−ペンタクロロプロパンを液相触媒フッ素化して製品の2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンを製造する方法。
  2. 有機媒体中で実行する請求項1に記載の方法。
  3. 溶剤中で実行する請求項1または2に記載の方法。
  4. 溶剤が少なくとも20%、好ましくは20%〜80%、有利には40%〜60%の希釈率の量で存在する請求項3に記載の方法。
  5. 上記溶剤を1,2−ジクロロエタン、1,2,3−トリクロロプロパン、1−クロロ−1−フルオロエタン、1,1−ジフルオロエタン、1,1−ジクロロエタン、1,3−ジクロロ−1−フルオロブタン、テトラクロロフルオロプロパン異性体、トリクロロジフルオロプロパン異性体、ジクロロトリフルオロプロパン異性体、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン、1,1,2−トリクロロ−2,2−ジフルオロエタン、ニトロメタンおよびニトロベンゼンを含む硝化溶剤、スルホランおよびジメチル・スルホンを含むスルホン、1,1,2−トリクロロ−2−フルオロエタン、ペルクロロエチレンまたはこれらの混合物の中から選択され、好ましくは1,1,2−トリクロロ−2,2−ジフルオロエタンにする請求項4に記載の方法。
  6. 触媒がイオン性液体である請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 触媒/有機物のモル比が2モル%〜90モル%の間、好ましくは4モル%〜80モル%の間、より好ましくは6モル%〜75モル%の間である請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 反応中に出発化合物の1モル当たりモル比で0.05〜20モル%、好ましくは0.5〜15モル%の塩素を加える請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. ガス、好ましくは無水HClを注入する請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 出発製品の流れに対する上記ガスの流れの比を0.5:1〜5:1、好ましくは1:1〜3:1にする請求項9に記載の方法。
  11. 反応生成物を気体の状態で取り出す請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
  12. 1,1,1,2,2−ペンタクロロプロパンが1,1,2,2,3−ペンタクロロプロパン異性体を20モル%以下含む請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 反応温度を30℃〜200℃の間、好ましくは40℃〜170℃の間、有利には50℃〜150℃の間にする請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 反応の圧力を2バール以上、好ましくは4〜50バールの間、特に5〜25バールの間にする請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. HF:出発化合物のモル比を0.5:1〜50:1の間、好ましくは3:1〜20:1の間、有利には約5:1にする請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 安定剤、好ましくはp−メトキシフェノール、t−アミルフェノール、チモール、リモネン、d,l−リモネン、キノン、ヒドロキノン、エポキシド、アミンおよびこれらの混合物の中から選択される安定剤の存在下で実行する請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 安定剤を5〜1000ppm、好ましくは10〜500ppmの量で使用する請求項16に記載の方法。
  18. 下記(i)と(ii)の段階を含む請求項1〜17のいずれか一項に記載の方法:
    (i)1,1,1,2,3−ペンタクロロプロパンまたは/および1,1,2,2,3−ペンタクロロプロパンを、2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンから成る反応混合物を形成するのに充分な条件下で、有機媒体中で液相でフッ化水素と接触させ、
    (ii)反応混合物をHClから成る第1流と、HFと2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンとから成る第2流とに分離する。
  19. 第2流が30〜70モル%の1233xfと、30〜70モル%のHFと、10モル%以下、好ましくは5モル%以下の242および243系列の化合物を含む請求項18に記載の方法。
  20. 段階(ii)が蒸留段階である請求項18または19に記載の方法。
  21. 第2流をさらに、好ましくはデカンテーションによって、主としてHFを含むHF流と、2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペンを含む有機物流とに分離する請求項18〜20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 有機物流をさらに精製する請求項21に記載の方法。
  23. (i)段階で生成した重質物を抜き出すパージ段階をさらに含む請求項18〜22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 連続法で行う請求項1〜23のいずれか一項に記載の方法。
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