JP2014503288A - 飛散防御性を有するフェイスマスク - Google Patents

飛散防御性を有するフェイスマスク Download PDF

Info

Publication number
JP2014503288A
JP2014503288A JP2013545536A JP2013545536A JP2014503288A JP 2014503288 A JP2014503288 A JP 2014503288A JP 2013545536 A JP2013545536 A JP 2013545536A JP 2013545536 A JP2013545536 A JP 2013545536A JP 2014503288 A JP2014503288 A JP 2014503288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask
layer
scattering
layers
mask according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013545536A
Other languages
English (en)
Inventor
クインシー三世、ロジャー・ビー
シュターデルマン、ブライアン・ジェームス
ナンバ、イレーヌ・エム
ターンボウ、キャサリン・ジェイ
Original Assignee
キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド filed Critical キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド
Publication of JP2014503288A publication Critical patent/JP2014503288A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D13/00Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches
    • A41D13/05Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches protecting only a particular body part
    • A41D13/11Protective face masks, e.g. for surgical use, or for use in foul atmospheres
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B23/00Filters for breathing-protection purposes
    • A62B23/02Filters for breathing-protection purposes for respirators
    • A62B23/025Filters for breathing-protection purposes for respirators the filter having substantially the shape of a mask

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)

Abstract

着用者から遠い側に互いに隣接して配置された2つの飛散防御外層と、フィルタ層と、内層とを含む、飛散防御性を有するフェイスマスクが提供される。上記した層はどれも撥水処理されていない。本発明のフェイスマスクは、例えばASTM F−1862−05に従って実施される、マスクに対して流体を160mmHgの圧力で直接的に吹きかける飛散防御性能試験に合格することができる。
【選択図】図2

Description

本出願は、2010年12月22日に出願されたRoger B. Quincy, IIIによる米国仮特許第61/425,875号に基づく利益を主張するものである(前記仮出願の内容は参照により本明細書に援用されるものとする)。
本発明は、概して、フェイスマスクに関する。より詳細には、本発明は、フェイスマスク(口、鼻孔、頬の大部分を覆うのに使用される)の本体部分を構成するのに用いられ、かつ飛散防御性(splash resistance)を提供する材料層アセンブリに関する。
病気の患者または負傷した患者のケアに従事する医療専門家は、病原菌を搬送し皮膚または粘膜との接触を通じて医療専門家に伝搬する血液流体に曝される。そのような病気で最も懸念されるものには、肝炎及びAIDSが含まれ、さらには、鳥インフルエンザ、SARS、西ナイル病などが含まれる。医療専門家は、当然ながら、感染した患者に対処するときは注意を払う必要があるが、ガウン、手袋、フェイスマスクなどの保護衣類が、感染媒介物との接触を最小限に抑えるために使用される。血液または他の体液の意図しない飛散から口の粘膜を保護することが特に重要である。
フェイスマスクに対して飛散防御性を提供する際の問題点は、飛散物並びに微小浮遊(ウイルス性)粒子がマスクを通過して着用者が吸い込むことを防ぐとともに、許容可能なレベルの通気性を維持することである。マスクは口及び鼻孔を覆うので、呼気の熱及び水分は、マスクの外部とマスクで覆われた皮膚との間で微小気候(micro-climate)を形成する。このような微小気候は、多くの場合、マスクの着用者には不快に感じられる。1つまたは複数の材料層を通る空気流の測定は、ASTM D737−04に記載されている方法に従って行われる。この方法により、125パスカルの水圧差での前記材料層についての定量化可能な通気度が得られる。通気度の測定に用いられるASTM D737の方法は、米国特許第4,748,065号(特許文献1)に記載されている。
飛散防御性を付与する方法には、単にさらなる層をマスクに追加するだけでなく、マスクの既存の層の厚さを増加させるか、または1またはそれ以上の既存の層に形成されている貫通孔の大きさまたは数を減少させることが含まれる。これらの方法は全て、マスクを通る呼気の空気、熱及び水分の流れを危険にさらす傾向がある。飛散防御性を付与する別の方法は、材料層の表面エネルギー特性を変更することであり、前記変更は化学処理により行うことができる。繊維に用いられる撥水性仕上げには様々なものがあり、それらには、繊維反応性炭化水素疎水性物質、シリコーン撥水剤、フルオロケミカル撥水剤などが含まれる。フルオロケミカル撥水剤は、水及び低表面張力流体の両方に対する撥水性を繊維に対して付与できるという点が独特である。手術室では一般的な液体である血液及びアルコールは低表面張力液体であるので、上記の性質は重要である。フルオロケミカル撥水剤の低表面張力液体に対する撥水能力は、その低表面エネルギーに関連している。フルオロケミカル仕上げ剤(フルオロケミカル撥水剤)は、水素原子の大部分をフッ素に置換した有機フッ素含有化合物である。これらの化合物を繊維に塗布し、その後に乾燥及び硬化させた場合、フルオロケミカル剤の尾部は繊維から離れる方向に配向され、それにより非常に低い表面エネルギーバリアが生成される。
フルオロケミカル処理はフェイスマスクの撥水性を向上させることができるが、そのようにして処理された材料の安全性に関する懸念が存在する。
安全性及び環境悪化の懸念に起因して、米国では1970年代及び1980年代に、フッ化炭素の多くの使用が廃止された。
外科環境に使用することができ、十分な飛散防御性を提供することができる、フッ化炭素を含まないマスクを提供することの課題が依然として存在する。これは、医療専門家に非常に重要な分野であり、医療専門家だけでなく患者の安全についても懸念する重要な研究分野である。
また、医療従事者を患者の血液及び体液に対する露出から保護することができ、かつ撥水処理を含まないフェイスマスクが依然として求められている。このような望ましいフェイスマスクは、血液飛散物の浸透に対する防御性を有するだけでなく、十分な通気性を有するべきである。
米国特許第4,748,065号明細書
本発明の流体防御性を有するフェイスマスクは、着用者から遠い側にあって、互いに隣接して配置された2つの飛散防御外層と、フィルタ層と、内層とを含む構造体である。前記マスクの材料要素はどれも撥水処理されていない。
前記2つの飛散防御外層が、前記両層を合わせて少なくとも1.4osy(47.5gsm)の坪量を有し、かつ前記2つの飛散防御外層のうちの内側の層が250CFM/Ftよりも大きい通気度を有することが望ましい。また、前記2つの飛散防御外層は、若干の修正がなされたASTM標準試験D−1388に従って試験したときに、3.5よりも大きい剛性を有することが望ましい。
本発明のマスクは、例えばASTM F−1862−05に従って実施される、マスクに対して流体様の人工血液を160mmHgの圧力で直接的に吹きつける飛散防御性能試験に合格することができる。
フィルタ層は、40CFM/Ftよりも大きい通気度を有することが望ましい。
マスク全体が、少なくとも30CFM/Ftの通気度を有することが望ましい。
ASTM F1862-05(医療用フェイスマスクの人工血液の浸透抵抗率の標準試験)に使用される試験装置のレイアウトを示す図である(一定体積を既知の速度で水平に吹きつける)。 本発明のフェイスマスクの層を示す図であり、2つの飛散防御外層と、フィルタ層と、及び皮膚に快適に接触させるのに適した層とを示している。
フェイスマスクの流体飛散防御性能(fluid splash resistance)は、ASTM方法F1862−05に従って測定することができる。「レベル3」に設定される飛散防御性能は、マスクまたは、複数の材料層を互いに積層させてなる構造体(マスク本体部を形成することとなる)が、160mmHgの圧力で噴射した2.0gの人工血液を最外層に吹きつけたときに、該人工血液が内層に浸透するのを防ぐことができた場合に達成される。飛散防御性能を評価するための「レベル3合格」は、レベル3条件で32個のサンプル試料のうちの少なくとも29個が内層への流体の浸透を示さなかったときに、マスクまたは構造体の種類に対して与えられる。同様に、「レベル2」マスクは、圧力が120mmHgであること以外は同様の方法で測定した流体浸透抵抗率を有する。
流体防御性能に加えて、マスクをレベル2またはレベル3にするためには、いくつかの他の基準を満たす必要がある。それらには、難燃性、圧力差(デルタP)、微粒子ろ過効率、及び細菌ろ過効率が含まれる。本発明は、少なくとも飛散防御性能について設定レベルを満たすマスクに関する。
また、上記した流体浸透を示さないサンプル試料の数(すなわち割合)を計測することにより、飛散防御における方向の変化を求めることもできる。これは、サンプル試料が32個よりも少ない場合に、飛散防御性能に関する情報を提供する。このような計測は、下記の表(表2〜5)のサンプルセットについて記録され、それらの表における右端の欄に、試験された試料の総数に対するレベル3飛散基準に合格した試料の数として報告される。これらの数は、かっこの中の数字である。例えば、表2Aの(20/32)は、32個の試験された試料の内で20個の試料が合格したことを意味する。この試験方法に使用される装置を図1に示す。
ASTM F1862−05及び図1に説明及び図示されているように、サンプルはサンプルホルダ2にセットされる。加圧流体タンク4から、バルブスイッチ8により制御されるバルブ6を介して送達された液体が、サンプルに向けて水平に(サンプルに対して90の角度で)噴射される。サンプルホルダ2は、過剰な液体を導いて集めるための標的板及び収集カップ10を含む。前記バルブ6から送達された前記流体は、カニューレを通って噴射され、サンプルに衝突する。バルブタイミングコントローラ14が、バルブの開放及び試験期間を制御するために使用される。
従来のマスク構造体の欠点を克服するために、(1)高レベルの流体飛散防御性能、(2)流体飛散物をより多く吸収する能力、(3)フィルタ層に対する低流体相互作用、及び(4)ASTM D737−04方法によって通気度として測定される許容可能な快適さを有するマスクを提供するために、材料要素及びフェイスマスクの構造が活用される。
本発明の飛散防御性を有するフェイスマスク(図2参照)は、概して言えば、第1の飛散防御層28と、フィルタ層24と、前記第1の飛散防御層28及び前記フィルタ層24間に配置された第2の飛散防御層26と、フィルタ層24の着用者側に配置された着用者の皮膚と接触するための内側快適層22とを含む。
フィルタ層24は、最も一般的には、後述するメルトブローン法により作製された層である。メルトブローンフィルタ層24は、軽量、一般的に0.3〜0.9osy(10.2〜30.5gsm)であり、通常は、コストを考慮してポリプロピレンなどのポリオレフィンから作製される。なお、他のポリマーを用いても同様に機能可能である。
飛散防御層(スプラッシュ層)28、26は、スパンボンド繊維、ポリエステルセルロースウェットレイド繊維、有孔フィルムなどの様々な種類の材料から作製され得る。これらの材料は、非常に高い通気度(例えば、200cfm/ftよりも大きい)を有するべきである。これらの層は、過度にフレキシブルである必要はないが、液体流(例えば飛散物)が衝突したときに、層の形状及び完全性を維持することができるように十分な剛性を有するべきである。
最内層は、皮膚と接触したときに快適であり、かつ高い通気度を有するべきである。好適な材料には、200cfm/ftよりも大きい、より望ましくは300cfm/ftよりも大きい通気性を有する、ポリエステルセルロースウェットレイド材料、スパンボンド層またはメルトブローン層などの他の不織材料、あるいはそれらの組み合わせが含まれる。
より具体的には、飛散防御性を有するフェイスマスクは、望ましくは下記の点を含む構造体である。
・層全体としてASTM方法F1862−05に合格した、少なくとも4つの別個の層を有する。
・マスクの構成材料がどれも撥水処理されていない
・少なくとも2つの互いに隣接する飛散防御層(第1の飛散防御層及び第2の飛散防御層)を含み、それらの層は、マスクアセンブリにおいて第2の飛散防御層がフィルタ層に隣接するようにして配置されている。
・互いに隣接する飛散防御層は両方とも、レベル3の飛散防御性能に寄与するために、特定の剛性、例えばドレープ剛性を必要とすると認識される。このレベルは、0.7〜0.9osy(27.1〜30.5gsm)のスパンボンド(SB)、0.5osy(17gsm)Poly−Cell(ポリエステルセルロース)ウェットレイドについては満たすが、0.53osy(17gsm)SB&メルトブローン(MB)(試験結果は後記する)については満たさない。
・第2の飛散防御層は、少なくとも0.8osyの坪量及び約250CFM/Ftよりも大きい通気度を有することが好ましい。
・フィルタ層は、40CFM/Ft、より望ましくは45CFM/Ftよりも大きい、さらに望ましくは50CFM/Ftよりも大きい通気度を有する。フィルタ層は、0.4〜0.9osy、より望ましくは0.6osyの坪量を有するメルトブローン繊維層であることが好ましい。
・皮膚に対して快適さを提供する内層は、0.3〜0.9osy、望ましくは0.5osyの坪量を有する。
・フェイスマスク全体で、少なくとも30CFM/Ft、より望ましくは35CFM/Ftよりも大きい、さらに望ましくは40CFM/Ftよりも大きい通気度を有する。
本発明のマスクに適合する、別個の層を互いに積層させてなるアセンブリが図2に示されている。
本発明のマスク及び比較例のマスクに使用される代表的な層の詳細、及び各々の通気度の値が表1に記載されている。スパンボンド繊維及びメルトブローン繊維は、特に断りのない限り、ポリプロピレンであることに留意されたい。
Figure 2014503288
レベル3の飛散防御性能を達するためにメルトブローンろ過層の前側(着用者から遠い側)に複数の層を有することの重要性は、表2A及び表2Bに示す流体飛散防御性能のデータを比較することにより分かる。これらのマスク構造体は、完成されたフェイスマスクの形態ではなく、様々な材料を互いに積層させてなるシートの形態で試験される。メルトブローンろ過層の前側にVispore(登録商標)フィルム材料(米国特許第4,920,960号に記載の有孔フィルム)を2層配置すると、前記マスクプロトタイプ(マスク構造体)が、レベル3の飛散防御性能に達することが分かる(32個のサンプルのうち31個が合格)。メルトブローンフィルタ層の両面に飛散防御層を配置した場合(表2A)は、十分な飛散防御性能が得られない。有孔フィルム(例えば、Vispore(登録商標)フィルム)は、液体の少なくとも一方向への通過を制限するとともに、気体が該層を両方向へ自由に通過することを可能にするという独特の構造を有する。
Figure 2014503288
Figure 2014503288
表3の例は、レベル3の飛散防御性能に合格するための、4層型マスク構造体における材料選択の重要性を示す。最外層すなわち第1の飛散防御層が低坪量材料(例えば、0.5osyのオレンジ縞のPoly−Cell)である場合、第2の飛散防御層の選択がより重要になる。最初の3つのサンプル(サンプル3、4、5)は、比較的高い通気度(AP=76)を有するMBフィルタ層を使用していることに留意されたい。この4層型マスク構造体は、完成品のマスク形態ではなく、積層シート形態で試験される。サンプル15のSB&MB飛散防御層は、液体の衝突に耐えるのには柔軟過ぎて(十分な剛性を有していない)、過剰な量の液体が第2の飛散防御層及びそれに後続する層を通過することが可能になると考えられる。このSB&MB飛散防御層の柔軟性は、ドレープ剛性試験(カンチレバー曲げ試験とも呼ばれる)により試験される。この試験方法は、繊維の長さが異なる(2.5cm×20.3cm(1インチ×8インチ)のサンプルを用いる)こと以外は、ASTM標準試験D−1388に従って行われる。比較として、サンプル6のPoly−Cell製の飛散防御層1(最外層;スプラッシュ1)も測定する。ドレープ剛性試験の結果を表6に示す。本発明のフェイスマスクに用いられる飛散防御層(スプラッシュ層)の繊維は、少なくとも3.5、より望ましくは4.0よりも大きい、さらに望ましくは4.5よりも大きいドレープ剛性を有することが望ましい。
Figure 2014503288
サンプル15の飛散防御層1(最外層)は、米国ノースカロライナ州27028モックスビルアブゴルドライブ178所在のアブゴル・アメリカ社(Avgol America Inc)から入手可能である。これは、YD-018-26と名付けられており、ポリエチレンシース/ポリプロピレンコアの二成分スパンボンドSMS繊維と説明されている。メルトブローン部分はポリプロピレンである。ポリオレフィンは、通常は、撥水処理しなくても疎水性であることに留意されたい。この繊維は、本発明のフェイスマスクの飛散防御層として使用するには剛性が不十分、すなわちドレープ剛性が3.5未満であり、そのため試験に不合格になると考えられる(表6参照)。
表4の例は、レベル3試験に合格した4層型構造体を示す。表4の例では、飛散防御層は同じであるが、内層は2種類、MBフィルタ層は4種類の別の材料が使用されている。サンプル12は、0.9osyの2つの飛散防御層と、0.6osyのメルトブローンフィルタ層と、0.5osyのポリエステルセルロース内層とからなり、レベル3の飛散試験に合格した。サンプル11は、メルトブローンフィルタ層の坪量がより小さいこと以外はサンプル12とほぼ同一であるが、試験に不合格であった。このことは、このような層の組み合わせの場合は、より重たい(坪量が大きい)メルトブローンフィルタ層が必要であることを示している。サンプル10は、内層がサンプル15(表3参照)の飛散防御層に使用されたAvgol YD-018-26から作製されていること以外はサンプル11とほぼ同一であるが、飛散防御性能試験に合格した。この結果は、サンプル10はサンプル11とよく似ているが、サンプル10のSB&MB内層はその疎水性によりサンプル10が飛散試験に合格することを可能にするが、サンプル11のPoly−Cell内層はそうではないことを示す。加えて、Avgol社製SB&MB材料の低いドレープ剛性は、該材料を内層に使用する場合は、サンプル15のように外層に使用する場合と比べると、飛散防御性能にとっては重要ではない。
表4における最初の2つのサンプルは、完成品のマスク形態で試験したことに留意されたい。最後の4つのサンプルは、積層シート形態で試験した。115cfm/ftの非常に高い通気度を有する、0.6osy(20.3gsm)のメルトブローンフィルタ層(サンプル9)がこの試験セットに含まれていることに留意されたい。
Figure 2014503288
表5の例は、レベル3試験に合格しなかった2つの5層型構造体(4層と追加的な飛散防御層)を示す。注目すべきは、0.9osyの2つの同一のSB飛散防御層を有する表4のサンプルに対する、サンプル14の比較結果である。驚くべきことに、合計した坪量が2.0osy(68gsm)の3つの飛散防御層を有する、より重いサンプル14は飛散防御性能試験に不合格だったが、合計した坪量が1.8osy(61gsm)の2つの飛散防御層を有するサンプル9は試験に合格した。
Figure 2014503288
Figure 2014503288
表7は、レベル3の飛散防御性能を有するマスクについてのさらなる通気度試験のデータを含む。この場合、マスクの構成材料には、2つの0.9osyスパンボンド飛散防御層と、0.6osyメルトブローンフィルタ層と、0.5osyポリ−セルウェットレイド内層とが含まれる。マスク全体の通気度も記載されている。全ての測定値は、cfm/ftの単位である。
Figure 2014503288
上記の表では、PGIは、米国ノースカロライナ州シャーロット所在のポリマー・グループ社(Polymer Group Inc)を指す。PGI社は、工学材料の世界的なリーディングカンパニーであり、衛生、拭取繊維、医療、工業市場用の不織布の生産に主に重点を置いている。PGI社のインターネットサイトは、http://www.polymergroupinc.com/en/である。アルストローム(Ahlstrom)は、工業用途の高性能の特殊紙及び繊維複合体の世界的な開発(デベロッパー)及び製造業者である。アルストローム社のインターネットサイトは、http://www.ahlstrom.com/en/aboutAhlstrom/Pages/default.aspx.である。
本発明のマスクは、レベル3飛散防御性能試験において、構造が異なる同様のマスクと比べると、飛散物をより多く保持または吸収することが観察された。例えば、撥水処理(例えばフルオロケミカル処理)された外側層を有するマスクは、飛散流体をマスクに吸収及び/または捕集するのではなく跳ね返す(または弾く)ことが知られている。無菌の手術部位は、マスクから跳ね返った流体により危険にさらされる。「撥水処理」は、低表面張力流体に対する撥水性を向上させる化学処理を指す。例えば、PP繊維は、イソプロピルアルコール(IPA)に対する撥水性を向上させるためにフルオロケミカル剤で処理される。フルオロケミカル処理しない場合、PP繊維のイソプロピルアルコールに対する撥水性は20%IPA/水に過ぎない。フルオロケミカル処理は、PP繊維のイソプロピルアルコールに対する撥水性を少なくとも70%IPA/水向上させるように設定されている。本明細書で使用される撥水処理なる用語は、繊維(PP、ウェットレイドなど)に対して少なくとも30%IPA/水の撥水性を提供する任意の処理を指す。
本明細書で使用される「スパンボンド繊維」なる用語は、溶融した熱可塑性材料を、スピナレット(spinneret)の通常は円形の断面形状を有する複数の微細なキャピラリからフィラメントとして押し出すことにより形成される小径の繊維を意味し、押し出された繊維の直径はその後、例えば、Appel他に付与された米国特許第4,340,563号、Dorschner他に付与された米国特許第3,692,618号、Matsuki他に付与された米国特許第3,802,817号、Kinneyに付与された米国特許第3,338,992号及び同第3,341,394号、Hartmanに付与された米国特許第3,502,763号、あるいはDoboに付与された米国特許第3,542,615号に開示されているようにして急激に縮径させられる。スパンボンド繊維は一般的に、収集面上に堆積したときに粘着性を示さない。スパンボンド繊維は一般的に、連続的であり、7μmよりも大きい、より具体的には約10〜20μmの平均直径を有する(少なくとも10個のサンプルに基づく)。スパンボンド繊維は、例えばHogle他に付与された米国特許第5,277,976号、Hillsに付与された米国特許第5,466,410号、あるいはLargman他に付与された米国特許第5,069,970号及び同5,057,368号(これらの特許文献には、非従来型の形状を有する繊維が記載されている)に記載されているように、様々な形状を有することができる。
本明細書中で使用される「二成分繊維」なる用語は、別々の押出成形機から押し出されるが、互いに紡糸されて1つの繊維を形成する少なくとも2つのポリマー形成された繊維を指す。二成分繊維は、多成分繊維またはコンジュゲート繊維と呼ばれることもある。前記ポリマーは通常は互いに異なるものであるが、二成分繊維は1つの種類のポリマーから作製することもできる。前記ポリマーは、二成分繊維の断面にわたって、実質的に一定に位置決めされた区別可能な領域に配列され、かつ二成分繊維の長さに沿って連続的に延在している。このような二成分繊維の形態は、例えば、一方のポリマーが他方のポリマーによって囲まれる鞘/芯配置とするか、または、並列配置、パイ配置、あるいは「海中の島々」配置とすることができる。二成分繊維は、Kaneko他による米国特許第5,108,820号、Krueger他による米国特許第4,795,668号、Marcher他による米国特許第5,540,992号、及びStrack他による米国特許第5,336,552号に教示されている。二成分繊維はまた、Pike他による米国特許第5,382,400号にも教示されており、膨張率または収縮率が互いに異なる2つ(またはそれ以上)のポリマーを用いることによって繊維にしわ(crimp)を形成することができるとされている。2成分繊維においては、ポリマーは、75/25、50/50、25/75の割合、または他の望ましい所望の比率で存在することができる。繊維はまた、Hogle他による米国特許第5,277,976号、Hillsによる米国特許第5,466,410号、及びLargman他による米国特許第5,069,970及び5,057,368号に記載されるような従来と異なる形状を有することもできる。
本明細書で使用される「メルトブローン繊維」なる用語は、溶融した熱可塑性材料を、通常は円形の断面形状を有する複数の微細なダイキャピラリから溶融した糸またはフィラメントとして、収束する通常は高温の高速ガス(例えば空気)流の中に押し出し、その流れにより溶融した熱可塑性材料のフィラメントの直径を、マイクロ繊維(超極細繊維)の直径の程度にまで縮径させることにより形成される繊維を意味する。メルトブローン繊維は、その後、前記高速ガス流によって運ばれて収集面上に堆積し、それにより、ランダムに分散したメルトブローン繊維のウェブが形成される。このような工程は、例えば、Butin他に付与された米国特許第3,849,241号に開示されている。メルトブローン繊維は、連続的または非連続的なマイクロ繊維であって、一般的に、10μm未満の平均直径を有し、一般的に、捕集面上に堆積したときに粘着性を示す。
本明細書で使用される「多層不織積層体」なる用語は、いくつかのスパンボンド層といくつかのメルトブローン層とを含む積層体を意味し、そのようなものとしては、Brock他に付与された米国特許第4,041,203号、Collier他に付与された米国特許第5,169,706号、Potts他に付与された米国特許第5,145,727号、Perkins他に付与された米国特許第5,178,931号、及びTimmons他に付与された米国特許第5,188,885号に開示されているスパンボンド/メルトブローン/スパンボンド(SMS)積層体などがある。このような積層体は、動いているフォーミングベルト上にまずスパンボンド布層、次にメルトブローン布層、そして最後に別のスパンボンド層をその順番に堆積させた後、これらの層を後述する方法によって互いに接合させることにより作製することができる。あるいは、前記繊維層を個々に形成した後、ローラーに巻き取っておき、別個の接合工程で互いに組み合わせることもできる。このような繊維は、通常は、約0.1〜12osy(6〜400gsm)、より具体的には約0.75〜3osyの坪量を有する。また、多層積層体は、様々な数のメルトブローン層(M)あるいは複数のスパンボンド層(S)を様々な構成で有することができ、膜(F)やコフォーム材料などの他の材料も含むことができる(例えば、SMMS、SM、SFSなど)。
不織布の坪量は、通常は、材料の1平方ヤード当たりのオンス(osy)または1平方メートル当たりのグラム数(gsm)で表され、繊維の有効直径は通常ミクロン単位で表される(osyをgsmに変換するにはosyに33.91を乗ずればよいことに留意されたい)。
ドレープ剛性試験(カンチレバー曲げ試験とも呼ばれる)は、繊維がその自重により片持ち梁(カンチレバー)曲がりする原理を用いて、繊維の曲げ長さを測定する。曲げ長さは、繊維重量と繊維剛性との間の相互作用の測定値である。この試験の或るバージョンは、2.54cm(1インチ)×20.3cm(8インチ)の繊維ストリップを使用し、該ストリップを12cm/分(4.75インチ/分)の速度で、該ストリップの長手方向と平行な方向に摺動させ、該ストリップの前縁を水平面の縁部から突出させる。前記繊維ストリップの先端がその自重により下がり、前記繊維ストリップの前記先端とプラットフォーム(前記水平面)の前記縁部とを結ぶ線が水平線に対して41.5°の角度をなしたときに、前記縁部から突出した部分の長さを測定する。突出部分が長いほど、前記繊維ストリップは緩やかに曲がることとなるので、前記繊維の剛性がより高いことを示す。ドレープ剛性は、0.5×曲げ長さとして計算される。2以上のサンプル試料を測定する場合、ドレープ剛性の値は、前記サンプルの個々の試料の平均値として報告される。この試験方法は、繊維の長さが異なる(より長い)ことを除き、ASTM標準試験D−1388に従って実施される。使用した試験装置は、米国ニューヨーク州アミティヴィル11701ベイビューアベニュー400所在のテスティング・マシン社(Testing Machines Inc.)から入手可能なカンチレバー曲げテスター(Cantilever Bending tester)型番79−1である。多くの試験と同様に、サンプルは、試験前は、相対湿度65±2%、72±2°F(22±1°C)のASTM条件、または相対湿度50±2%、72±1.8°FのTAPPI条件に条件付けするべきである。
本発明に対する変更及び変形は当業者の能力の範囲内と見なされることは、当業者には理解できるであろう。本願出願者は、そのような変更及び変形が本発明の範囲内にあることを意図している。また、本発明の範囲は、本明細書に開示された特定の実施形態に限定されるものと解釈されるべきではなく、上述の開示を考慮して添付の請求項にのみ従うものであると理解されたい。

Claims (15)

  1. 流体防御性を有するフェイスマスクであって、
    着用者から遠い側にあって、互いに隣接して配置された2つの飛散防御外層と、
    フィルタ層と、
    内層とを含み、
    上記の層はどれも撥水処理されておらず、かつ160mmHgの圧力下で実施される飛散防御性能試験に合格することを特徴とするマスク。
  2. 請求項1に記載のマスクであって、
    前記2つの飛散防御外層が、前記両層を合わせて少なくとも1.4osyの坪量を有し、かつ
    前記2つの飛散防御外層のうちの内側の層が、250CFM/Ftよりも大きい通気度を有することを特徴とするマスク。
  3. 請求項1に記載のマスクであって、
    前記フィルタ層が、40CFM/Ftよりも大きい通気度を有することを特徴とするマスク。
  4. 請求項1に記載のマスクであって、
    当該マスクが、少なくとも30CFM/Ftの通気度を有することを特徴とするマスク。
  5. 請求項1に記載のマスクであって、
    前記2つの飛散防御外層のうちの最外層が、3.5よりも大きいドレープ剛性を有することを特徴とするマスク。
  6. 請求項1に記載のマスクであって、
    前記2つの飛散防御外層のうちの最外層が、4.0よりも大きいドレープ剛性を有することを特徴とするマスク。
  7. 請求項1に記載のマスクであって、
    前記2つの飛散防御外層のうちの最外層が、4.5よりも大きいドレープ剛性を有することを特徴とするマスク。
  8. 請求項2に記載のマスクであって、
    前記2つの飛散防御外層のうちの内側の層が、有孔フィルムから構成されていることを特徴とするマスク。
  9. 外科用のフェイスマスクであって、
    着用者の顔面から遠い側に配置されたスパンボンド繊維製の第1の飛散防御層と、
    スパンボンド繊維または有孔フィルム製の第2の飛散防御層と、
    メルトブローン製のフィルタ層と、
    着用者の顔面に接触させるのに適した内層とを含み、
    ASTM F−1862−05のレベル3試験に合格することを特徴とするマスク。
  10. 請求項9に記載のマスクであって、
    前記第2の飛散防御層が、少なくとも0.8osyの坪量を有し、かつ
    前記第1及び第2の飛散防御層が、前記両層を合わせて少なくとも1.4osyの坪量を有することを特徴とするマスク。
  11. 請求項9に記載のマスクであって、
    前記フィルタ層が、40CFM/Ftよりも大きい通気度を有することを特徴とするマスク。
  12. 請求項9に記載のマスクであって、
    当該マスクが、少なくとも30CFM/Ftの通気度を有することを特徴とするマスク。
  13. 請求項9に記載のマスクであって、
    前記最外の第1の飛散防御層が、3.5よりも大きいドレープ剛性を有することを特徴とするマスク。
  14. 請求項9に記載のマスクであって、
    前記最外の第1の飛散防御層が、4.0よりも大きいドレープ剛性を有することを特徴とするマスク。
  15. 請求項9に記載のマスクであって、
    前記最外の第1の飛散防御層が、4.5よりも大きいドレープ剛性を有することを特徴とするマスク。
JP2013545536A 2010-12-22 2011-11-16 飛散防御性を有するフェイスマスク Pending JP2014503288A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201061425875P 2010-12-22 2010-12-22
US61/425,875 2010-12-22
US13/100,353 2011-05-04
US13/100,353 US20120160247A1 (en) 2010-12-22 2011-05-04 Splash Resistant Facemask
PCT/IB2011/055140 WO2012085709A1 (en) 2010-12-22 2011-11-16 Splash resistant facemask

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014503288A true JP2014503288A (ja) 2014-02-13

Family

ID=45688189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013545536A Pending JP2014503288A (ja) 2010-12-22 2011-11-16 飛散防御性を有するフェイスマスク

Country Status (7)

Country Link
US (2) US20120160247A1 (ja)
EP (1) EP2654472B1 (ja)
JP (1) JP2014503288A (ja)
AU (1) AU2011346721B2 (ja)
CA (1) CA2818675C (ja)
MX (1) MX2013005990A (ja)
WO (1) WO2012085709A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104305591A (zh) * 2014-09-23 2015-01-28 西安交通大学医学院第一附属医院 一种基于纳米结构具有过滤和吸附双重功能的防雾霾口罩
CN109843102A (zh) * 2016-10-17 2019-06-04 株式会社Nbc纱网技术 口罩
KR20190064561A (ko) * 2019-06-03 2019-06-10 이원석 구분 구조의 넥 워머

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10065481B2 (en) * 2009-08-14 2018-09-04 Freudenberg Filtration Technologies, L.P. Non-woven air exhauster and filter
WO2017184378A1 (en) * 2016-04-21 2017-10-26 Avent, Inc. Multi-layered structure and articles formed therefrom having improved splash resistance by increased interlayer spacing
CN107006920A (zh) * 2017-03-27 2017-08-04 深圳市九明药业有限公司 一种多层结构设计高过滤效率吸附口罩及其制备方法
KR102174440B1 (ko) * 2018-05-09 2020-11-04 주식회사 엘지생활건강 골든실크로부터 생산된 실크원사를 포함하는 마스크팩용 시트 및 이를 이용한 화장용 마스크팩
CN111109713A (zh) * 2020-03-03 2020-05-08 杭州余宏卫生用品有限公司 抗血sms无纺布口罩

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007515248A (ja) * 2003-12-22 2007-06-14 キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド 流体抵抗改善のためのバッフル層を持つ顔用マスク
JP2007282720A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Nitto Denko Corp 保湿性を有するマスク用布およびそれを用いた衛生マスク
US20080142433A1 (en) * 2006-12-14 2008-06-19 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Abrasion resistant material for use in various media
US20090151733A1 (en) * 2007-12-13 2009-06-18 Welchel Debra N Respirator with stretch-panels
JP2010525875A (ja) * 2007-05-03 2010-07-29 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー マスク上部の両側に凹部を有するメンテナンスフリーレスピレータ
JP2010537944A (ja) * 2007-09-07 2010-12-09 ビンヨミン エイ. コーエン 呼吸可能な酸素を欠く環境中で酸素および/または水素を生成するための装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4920960A (en) * 1987-10-02 1990-05-01 Tecnol, Inc. Body fluids barrier mask
US4969457A (en) * 1987-10-02 1990-11-13 Tecnol, Inc. Body fluids barrier mask
GB9307117D0 (en) * 1993-04-06 1993-05-26 Hercules Inc Card bonded comfort barrier fabrics
US6055982A (en) * 1993-12-15 2000-05-02 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Disposable face mask with enhanced fluid barrier
CA2132555A1 (en) * 1993-12-15 1995-06-16 Kevin K. Brunson Disposable aerosol mask with face shield
US5467765A (en) * 1994-10-06 1995-11-21 Maturaporn; Thawatchai Disposable face mask with multiple liquid resistant layers
US6103647A (en) * 1996-03-14 2000-08-15 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Nonwoven fabric laminate with good conformability
US20060289009A1 (en) * 2005-06-24 2006-12-28 Joe Palomo Coordinated medical face mask system
US7845351B2 (en) * 2005-08-31 2010-12-07 Kimberly-Clark Worldwide Inc. Germicidal face mask
US8129298B2 (en) * 2006-05-31 2012-03-06 Mitsui Chemicals, Inc. Nonwoven laminates and process for producing the same

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007515248A (ja) * 2003-12-22 2007-06-14 キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド 流体抵抗改善のためのバッフル層を持つ顔用マスク
JP2007282720A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Nitto Denko Corp 保湿性を有するマスク用布およびそれを用いた衛生マスク
US20080142433A1 (en) * 2006-12-14 2008-06-19 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Abrasion resistant material for use in various media
JP2010525875A (ja) * 2007-05-03 2010-07-29 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー マスク上部の両側に凹部を有するメンテナンスフリーレスピレータ
JP2010537944A (ja) * 2007-09-07 2010-12-09 ビンヨミン エイ. コーエン 呼吸可能な酸素を欠く環境中で酸素および/または水素を生成するための装置
US20090151733A1 (en) * 2007-12-13 2009-06-18 Welchel Debra N Respirator with stretch-panels

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104305591A (zh) * 2014-09-23 2015-01-28 西安交通大学医学院第一附属医院 一种基于纳米结构具有过滤和吸附双重功能的防雾霾口罩
CN104305591B (zh) * 2014-09-23 2016-07-20 西安交通大学医学院第一附属医院 一种基于纳米结构具有过滤和吸附双重功能的防雾霾口罩
CN109843102A (zh) * 2016-10-17 2019-06-04 株式会社Nbc纱网技术 口罩
US11363844B2 (en) 2016-10-17 2022-06-21 Nbc Meshtec Inc. Mask
KR20190064561A (ko) * 2019-06-03 2019-06-10 이원석 구분 구조의 넥 워머
KR102085479B1 (ko) * 2019-06-03 2020-03-05 이원석 구분 구조의 넥 워머

Also Published As

Publication number Publication date
EP2654472A1 (en) 2013-10-30
AU2011346721B2 (en) 2015-08-27
US20190059471A1 (en) 2019-02-28
MX2013005990A (es) 2013-07-15
AU2011346721A1 (en) 2013-06-13
WO2012085709A1 (en) 2012-06-28
CA2818675C (en) 2019-01-15
EP2654472B1 (en) 2016-08-03
CA2818675A1 (en) 2012-06-28
US20120160247A1 (en) 2012-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014503288A (ja) 飛散防御性を有するフェイスマスク
AU2013381874B2 (en) A facemask having one or more nanofiber layers
JP7142632B2 (ja) マスク
JP4510834B2 (ja) 流体抵抗改善のためのバッフル層を持つ顔用マスク
JP5696047B2 (ja) マスク
US11033763B2 (en) Respirator including polymeric netting and method of forming same
US6948499B2 (en) Easy gripping face mask
JP2008526578A (ja) 通気性複合シート
US20060137691A1 (en) Face mask with anti-fog folding
US20110039468A1 (en) Protective apparel having breathable film layer
CN101558913A (zh) 带有微孔膜和活性碳的呼吸面罩
JP2007054381A (ja) 立体形マスク
JP6713577B2 (ja) 使い捨て式手術衣用のカラー
JP2016069787A (ja) 衛生マスク
EP1453668A1 (en) Nonwoven filled laminate with barrier properties
US20120071051A1 (en) Blood resistant and viral resistant composite fabrics
TW200905141A (en) Antifouling filter for ventilator or cooking range hood
JP7152034B2 (ja) フィルター濾材及びレスピレーター
US20060260622A1 (en) Operating room equipment drapes and methods of making and using the same
WO2021192490A1 (ja) マスク
JP4095863B2 (ja) 血液不浸透性マスク
JP2023059426A (ja) 医療用マスク
TW201135005A (en) Blood resistant and viral resistant composite fabrics
JP2022124963A (ja) マスク
JP2022061600A (ja) 防護服

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160202

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160913

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20161206

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170606