JP2014503046A - タービン洗浄 - Google Patents

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Abstract

特定の運転状況、および内燃エンジンを駆動するために使用される燃料の成分に応じて、ローターブレードの汚染、ガイドデバイスの汚染、およびタービンハウジングパーツの汚染が、排気ガスタービンの中で遅かれ早かれ起こる。
本発明による、排気ガスタービンの湿式洗浄のための洗浄方法では、ノズルを介してタービンのフローダクトの中へ注入される洗浄流体の量は、時間の経過とともに、所定の中間的な洗浄流体の量の周りで変化させられる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内燃エンジンの排気ガスによって作用される(impinged)ターボ機械の分野に関する。本発明は、排気ガスタービンの洗浄のための洗浄方法に関し、また、タービンの洗浄のための洗浄デバイスに関し、タービンは、前記タイプの洗浄方法によって、内燃エンジンの排気ガスによって作用される。
排気ガスタービンは、内燃エンジンの過給のための排気ガスターボチャージャーにおいて、または、内燃エンジンの排気ガスに含有されるエネルギーを機械的なエネルギーもしくは電気的なエネルギーに変換するための動力タービンにおいて、使用されている。
特定の運転状況と、内燃エンジンを駆動するために使用される燃料の成分とに応じて、ローターのタービンブレードの汚染と、ノズルリングのガイドブレードの汚染と、様々なタービンハウジングパーツの汚染とが、排気ガスタービンの中で遅かれ早かれ起こる。そのような汚れの蓄積は、ノズルリングの領域において、タービン効率の減少につながり、したがって、下流の機械の性能の低下、例えば、排気ガスタービンによって駆動される圧縮機の性能の低下と、過給された内燃エンジン自身の性能の低下とにつながる。結果として、燃焼室の中の排気ガス温度が上昇し、その結果として、内燃エンジンと、またターボチャージャーの両方が、熱的に過負荷の状態になる可能性がある。内燃エンジンでは、とりわけ、出口弁が損傷を受け、または、さらに破壊されるという可能性がある。
汚れの層が、4ストロークの内燃エンジンに接続されたターボチャージャーのノズルリングの上と、タービンブレードの上とに蓄積した場合、ターボチャージャーの回転速度の増加と、結果的に、チャージ圧力の上昇とシリンダー圧力の上昇とが、また、予期されなければならない。これは、内燃エンジンと、また、ターボチャージャーの両方のコンポーネントが、増加した熱的負荷だけでなく、増加した機械的負荷にもさらされ、それは、同様に、関係するコンポーネントの破壊につながる可能性があるという結果になる。タービンホイールのローターブレードの円周部の上の汚れの層の不規則な分配の場合には、ローターのアンバランスが増加し、それによって、また、軸受構成体も損傷を受ける可能性がある。
タービンハウジングの上で、汚れの蓄積が、タービンブレードの半径方向外側の領域を通るフローダクトの外側形状の上に起こった場合、タービンブレードとタービンハウジングとの間の半径方向クリアランスの低減に起因して、運転中に接触が起こる可能性があり、その接触は、タービンブレードを損傷させ、極端な場合には、それらを使用できない状態にする可能性がある。
したがって、ノズルリングと、タービンブレードと、タービンハウジングの影響を受けた領域とに付着した汚れが、運転中に定期的に除去されることが必要である。典型的に、これは、乾式または湿式洗浄システムの使用を通じて実現される。
湿式洗浄システムは、洗浄サイクル中に、例えば冷水などの液体洗浄媒体が、タービン入口部側に位置付けられた1つまたは複数のノズルによって注入されることを特徴とする。高温の汚れの蓄積の上へ低温の洗浄流体を導入する結果として、汚れの蓄積が除去され、表面が、事実上、納入時の最初の状態に回復させられる。しかし、高温のタービンコンポーネントの上への低温の洗浄流体の注入は、タービンコンポーネントを比較的に高い熱的負荷と機械的負荷とにさらす。結果として生じるタービンのコンポーネントへの損傷を防止するために、タービン湿式洗浄は、一般的に、低いエンジン負荷(それに応じ、ターボチャージャーにおける低いガス入口温度で)だけで許容される。したがって、洗浄サイクルは、典型的に、エンジンの負荷が洗浄サイクルにとって適切なレベルに(例えば、通常エンジン負荷の25%に)低減させられ、待機時間の後、洗浄流体が所定の時間周期(例えば10分)にわたって注入されるように構成されている。それに続いて、さらなる時間周期(例えば10分)の間に、エンジンが、その後に、その通常負荷レベルに戻る前に、ターボチャージャーの中に依然として存在する任意の洗浄流体が、蒸発させられる。
洗浄サイクルの間にタービン入口部の上流で1つまたは複数のノズルを通した洗浄流体の注入は、通常、一定圧力で、かつ、一定の貫流速度で起こる。注入ノズルは、ノズル毎に、ノズルリングとタービンハウジングとの特定の表面領域を洗浄流体で濡らす(wet)ことが可能な、洗浄流体の分配を実現するように構成されている。ここで、表面の上に作用する洗浄流体の分配は、タービンの上流のフロー状態、ノズルのノズル開口部によって発生させられたジェットの形状、洗浄流体の注入圧力および量、タービン入口温度などのような、多数の要因に依存している。
ここで、ノズルは、所定の負荷点と、既知のフロー変数と、一定の洗浄システム変数とに対して構成されている。現実のエンジン運転中に、上述の影響力の大きい変数は、最初の構成で使用された変数からかなり逸脱する可能性があり、そして、それは、現実の運転中に濡らされた表面領域のサイズを変化させ、さらには低減させ、それは、不満足な洗浄結果につながる可能性がある。
洗浄サイクルが開始されるべき時間は、例えば、特定の数の運転時間の後の固定的な洗浄インターバルなどの、運転期間に固定的に依存させられるか、または、汚染指示値が検出され、次いで、それが自動的に洗浄サイクルをトリガーすることが可能であるかのいずれかであることが可能である。
DE3515825A1は、ローターブレードの洗浄と、排気ガスターボチャージャーの軸流タービンのノズルリングの洗浄のための方法とデバイスとを開示している。洗浄デバイスは、軸流タービンのガス入口部ハウジングの上に配置された複数のノズルから構成されており、そのノズルは、フローダクトの中へと、洗浄流体のための給送ラインの中へと延在している。軸流タービンの汚染の特定のレベルに到達すると、洗浄要求が、測定および評価ユニットによって決定される。したがって、洗浄流体が、ガイドブレードの上流に配置されたノズルを介してフローダクトの中へ注入される。ここで発生させられた液滴が、排気ガス流れによって、軸流タービンのガイドとローターブレードとに輸送され、そこから付着性の汚れの蓄積を除去することによってそれらを洗浄する。ここで、可能な限り最も徹底的な洗浄を達成するために、比較的に大量の洗浄流体(排気ガス1m3/s当たり、おおよそ3〜5l/minの洗浄流体)が、比較的に短い洗浄インターバルの間に流れの中へ給送される。前記洗浄方法では、大量の洗浄流体に起因して、エンジン負荷は、早期に、および、洗浄プロセス全体の間、低減されなければならない。洗浄プロセスの間に、排気ガス温度が許容できない程に大きく上昇することを回避するために、これは必要である。洗浄プロセスの間の排気ガス温度の過度な上昇は、排気ガスタービンの熱的な過負荷と、内燃エンジンの熱的な過負荷とにつながる。
同様に、高温のノズルリングのガイドブレードの上と、タービンホイールのローターブレードの上とに、大量(上記参照)の低温の洗浄流体を注入する初期段階において、追加的な熱衝撃洗浄効果を達成することが可能であるということが、先行技術から知られている。ノズルリングのガイドブレードと、タービンホイールのローターブレードとだけでなく、タービンハウジングパーツも、熱衝撃洗浄の間に、非常に高い熱的負荷にさらされる。対応するコンポーネントにおいて、許容できない程に高い熱応力、または、さらには亀裂の形成を防止することは、構造的に非常に複雑であり、高性能な洗浄の調整を必要とし、したがって、高いコストを伴う。
WO2007/036059A1は、排気ガスタービンの湿式洗浄の洗浄方法を開示しており、その洗浄方法では、少量の洗浄流体が、連続的に、または、繰り返し(cyclically)、排気ガスタービンの排気ガス流れの中へ給送され、洗浄されることとなる排気ガスタービンのコンポーネントに導かれる。少量の洗浄流体が、変わらない内燃エンジン運転の間に給送されることが可能であり、その結果、内燃エンジンの運転範囲全体にわたって、排気ガスタービンが洗浄され、または、清浄に維持されることが可能であるようになっている。したがって、排気ガスタービン洗浄に起因し、かつ、排気ガスタービン洗浄の必要性を生じさせる、内燃エンジンの出力の変動は、起こるべきでない。そのうえ、この点に関してとりわけ高いリスクがある、タービンハウジングパーツの中の熱応力亀裂の形成は、実質的に防止されることが可能である。
FI117804は、排気ガスタービンの湿式洗浄のための洗浄デバイスを開示しており、洗浄流体の圧力は、フローダクトの中の排気ガスの圧力よりおおよそ2バール高く、静的に固定される。湿式洗浄が全負荷で生じることが可能であるようにするために、圧縮機出口からの比較的冷たく新鮮な空気の一部が、排気ガス流れに給送される。これが、排気ガス流れの温度を、タービンパーツの洗浄に最適な所定の値に低下させる。
EP1972758A1は、排気ガスタービンの湿式洗浄のための洗浄方法を開示しており、その洗浄方法では、洗浄流体が、排気ガスタービンの排気ガス流れの中へ給送され、運転点と無関係な態様で、洗浄されることとなる排気ガスタービンのコンポーネントに導かれる。ここで、洗浄流体の注入圧力は、排気ガスタービンの上流の条件に適合されている。この目的のために、第1のステップにおいて、タービンの上流を支配している条件を特徴付ける少なくとも1つの測定変数が測定され、第2のステップにおいて、洗浄流体の注入圧力に関する値が、測定された測定変数から決定され、第3のステップにおいて、洗浄流体が、決定された注入圧力で、フローダクトの中へ注入される。
本発明の目的は、排気ガスタービンの湿式洗浄のための洗浄方法を特定することであり、その洗浄方法によって、汚染されたタービンパーツを濡らすことが、できる限り全面積にわたり実現されることが可能である。
本発明によれば、これは、洗浄流体の過渡的な注入によって実現され、ノズルを介してタービンのフローダクトの中へ注入される洗浄流体の量が、時間の経過とともに、所定の中間的な洗浄流体の量の周りで変化させられる。
時間的に可変な洗浄流体の量の発生(周期的なプロファイル、非周期的なプロファイル、ランダムなプロファイル)は、例えば、調整可能な貫流を有するポンプ、給送ラインの中の調整可能な弁、もしくは、ノズルの上流で振動するフローエレメントによって、例えば、注入圧力の操作、または、洗浄流体の量の操作を通じて、あるいは、そうでなければ、例えば、調整された絞り開口、または、調整されたもしくは自由に振動するノズル開口部フラップによって、ノズル開口部のサイズの操作を通じて、実現されることが可能である。ここで、洗浄流体の量は、所定の中間的な値の周りで変化させられ、時間的に可変なプロファイルが、随意的に、周期的、非周期的、または、ランダムであることが可能である。
注入圧力の変化の場合には、例えば、所定の中間的な注入圧力は、排気ガスタービンの幾何学的な寸法に基づいて、または排気ガスタービンのそれぞれの動作点、および/または、内燃エンジンのそれぞれの動作点の関数として、動的に特定される。
有利には、洗浄流体の量の変化は、自動的な注入圧力調整によって、または、ノズル開口部に対する調整によって実現される。
注入圧力が過渡的な態様で変化させられる場合、他には一定の洗浄システム変数を有するが、発生させられた洗浄流体の分配と、したがって、タービン表面を濡らすこととが変化する。したがって、得られる利点は、洗浄流体の量の変化を通じて、洗浄流体の分配と、表面を濡らすこととが、調節可能な表面領域にわたり、過渡的な態様で変化させられることが可能であり、改善された洗浄作用が、ターボチャージャーのそれぞれ個々のフロー状態とは無関係に達成されるということに存在する。
随意的に、洗浄流体の量の変化は、円周部に沿って分配されるように配置された2つ以上のノズルの場合、互いに異なって実現されることが可能であり、その結果、時間の経過とともに、時間に関して互いに異なる、または、互いに対してオフセットされた洗浄流体の量のプロファイルが、発生させられるようになっている。ここで、洗浄流体の全体的な注入量は、随意的に、一定に維持されることが可能である。
本発明による洗浄方法が、図に基づいて、以下に、より詳細に説明される。
タービン側に洗浄デバイスを有する排気ガスターボチャージャーの断面図。 時間に関する洗浄流体の量のプロファイルのダイヤグラムと、タービンハウジングパーツを濡らすことに対する、洗浄流体の量の変化の、概略的に示された効果を示す図。 時間に関する注入圧力と洗浄流体の量とのプロファイルの2つのダイヤグラム。 調節可能な貫流を有する可変ポンプを有する、本発明による洗浄方法を実施するための洗浄デバイスの第1の実施形態のダイヤグラム。 給送ラインの中に調節可能な弁を有する、本発明による洗浄方法を実施するための洗浄デバイスの第2の実施形態のダイヤグラム。 調節可能なフロー分配器を有する、本発明による洗浄方法を実施するための洗浄デバイスの第3の実施形態のダイヤグラム。 独立して調節可能なノズル開口部を有する、本発明による洗浄方法を実施するための洗浄デバイスの第4の実施形態のダイヤグラム。 時間に関する洗浄流体の量のプロファイルのさらなるダイヤグラム。
図1は、(右側に)排気ガスタービンを有し、かつ、圧縮機を有する排気ガスターボチャージャーの断面図を示している。排気ガスタービンは、ローターブレード21を有するタービンホイール2を備えており、タービンホイールは、タービンハウジング20の中に配置されている。タービンホイールは、シャフト3によって圧縮機ホイール1に接続されており、圧縮機ホイール1は、軸受ハウジング30の中に回転可能に装着されている。圧縮機ホイールは、圧縮機ハウジング10の中に配置されている。
タービン入口部の領域において(タービン入口部では、高温排気ガスが、環状中空チャンバーの形式の集合ダクトから、狭いフローダクトを通って、タービンホイール2のローターブレード21へ流れる)、タービンは、ガイド装置(ガイドブレードを有するノズルリング)22を有し、ガイド装置は、排気ガス流れをタービンホイールのローターブレードに向かって配向させる。前記領域の中のフローダクトの境界を定めるタービンハウジングの壁部と、ガイド装置のガイドブレードとは、導入部で説明されているように、蓄積による汚染にさらされる。
タービン入口部の直ぐ上流に、排気ガスタービンは、洗浄デバイスを有しており、洗浄デバイスは、洗浄流体を供給するための環状ダクト41と、タービンの集合ダクトとフローダクトとの中へ洗浄流体を注入するための1つまたは複数のノズル42とを有している。
タービンのタイプ(軸流タービン、混流タービン、または半径流タービン)に応じて、および/または、タービンの設計に応じて、洗浄デバイスの正確な配置は、変わることが可能である。しかし、ノズルは、典型的に、常にガイド装置の上流に装着されており、その結果高温排気ガスの流れが、洗浄流体を同伴し、したがって、洗浄されることとなる表面にそれを分配するようになっている。有利には、ノズル42は、タービンハウジングの円周部に沿って分配された態様で配置されており、ノズルの数は、ガイド装置のガイドブレードの数と整合されることが可能である。例えば、それぞれのガイドブレードに対して、1つのノズルが設けられることが可能であり、または、2つのガイドブレード毎に、1つのノズルが設けられることが可能である。随意的に、ガイド装置とは無関係に、追加的なノズルが、設けられることが可能であり、追加的なノズルは、例えば、フローダクトの壁部に直接向かって配向されている。
特定の数の運転時間が到達されたことに起因して、または、汚染指示器が洗浄の必要性を指示するので、洗浄サイクルが開始されなければならない場合、洗浄流体が、ガイドデバイスと、タービンホイールのローターブレードの上流で、高温排気ガス流れに供給される。ここで、洗浄流体は、一般的に、水、または、洗浄促進物質を含有する水であり、制御された量と所定の圧力とで、フローダクトの中へ注入される。本発明によれば、量および/または注入圧力は、過渡的な態様で変化させられ、その結果、図2の通り、量および/または注入圧力に応じて、洗浄されることとなる表面の異なる領域が、洗浄流体で濡らされるようになっている。
図2は、周期的に変化させられる注入圧力pwの時間tに関してプロットされたプロファイルの上の3点について、洗浄流体のスプレープロファイルの上のそれぞれの注入圧力の効果を概略的に示している。左側の図の部分に示されているのは、中間的な注入圧力であり、中間的な注入圧力において、ノズルから流れの中へ吐出されたジェットは、流れによって、ガイド装置の中央領域に向かって方向転換させられる。より高い圧力の場合、真ん中の図の部分に示されており、ノズルからのジェットがフローダクトの遠い縁部に到達し、一方、より低い圧力の場合には、右側の図の部分において、右側にある、ガイドブレードの内側縁部領域だけが濡らされている。
本発明によれば、洗浄流体の量および/または注入圧力の過渡的な変化は、中間的な値の周りで、すなわち、所定の中間的な流体量または中間的な注入圧力の周りで生じ、かつ、最小値および/または最大値の間において、1つの側または2つの側で境界を定められた範囲内で生じる。前記中間的な値と、最小値と、最大値とは、タービン幾何学形状と、提供されるフロー条件とに基づいて、固定的に事前定義されることが可能であるか、または、タービンの上流のフロー条件に、とりわけ、脈動する排気ガス流れに、および/または、エンジン負荷に、動的に適合されることのいずれかが可能である。第2の場合には、例えば洗浄インターバルの始まりに、使用されることとなる所定の中間的な値が、1つまたは複数のタービンに固有の測定変数、もしくは、エンジンに固有の測定変数の関数として、所定の特性曲線に基づいて計算されるか、または、表から読まれることが可能であることとなる。タービンに固有の測定変数、または、エンジンに固有の測定変数は、様々な方式で決定されることが可能である。例えば、負荷レバー位置または注入パラメーターなどのような、エンジンに固有の測定データが、評価されることが可能であり、エンジン負荷が、そこから導出されることが可能である。例えば発電機などのさらなるアッセンブリが、エンジンの下流に位置付けられる場合、エンジン負荷は、前記下流のアッセンブリにおいて直接的に測定されることが可能である。また、例えばターボチャージャーの回転速度などの、ターボチャージャーの特定の測定データが、評価されることも可能である。ターボチャージャーの構成は、通常に知られているので、ターボチャージャーの回転速度によって、および、対応する特性マップから、ガス質量流量またはガス体積流量を、したがって、タービンの上流の状態をおおよそ決定することが可能である。そのうえ、例えば、加熱線流速計、超音波流速計、またはレーザードップラー流速計によって、フローダクトの中で直接的にガス流量を測定することが可能であることとなる。タービンに固有の測定変数、または、エンジンに固有の測定変数の決定に関するより詳細な記載は、EP1972758A1から明らかになる。
洗浄流体m* wの量の変化、および/または、注入圧力pwの変化は、図3のダイヤグラムに概略的に示されているように、中間的な注入圧力(曲線a、破線)もしくは中間的な注入量の周りに、周期的な態様(曲線b、点線)で、非周期的にもしくは完全にランダムな態様(曲線c、実線)で、生じることが可能である。注入圧力(上側のダイヤグラム)を変化させる場合と、そうでなければ一定条件の場合とにおいて、洗浄流体m* wの注入量(下側のダイヤグラム)は、注入圧力pwのプロファイルに追従する。図8は、洗浄流体m* wの注入量の周期的なプロファイルのさらなる例を示しており、ノズル毎の洗浄流体の瞬間的な量は、一時的に、周期的期間内でゼロの値をとる。一般的に、洗浄サイクルは、それぞれの場合において3〜120秒の期間の多数の周期を備えており、それぞれの洗浄サイクルの全体的な期間は、固定的に事前定義されることが可能であるか、または、タービンのコンポーネントの現在の汚染、および/または、先の洗浄サイクルからの運転時間の数に依存することが可能である。
洗浄デバイスが、円周部に沿って分配された態様で配置された2つ以上のノズルを備えている場合、随意的に、本発明による洗浄方法は、洗浄サイクル内の時間の経過とともに、全てのノズルからの全体的な流体量が、一定のままであり、かつ、ノズルの数を乗じた所定の中間的な流体量に対応するように、設計されることが可能である。対照的に、タービンのフローダクトの中へノズル毎に注入された洗浄流体の量は、洗浄サイクル内の時間の経過とともに、所定の中間的な流体量の周りで変化する。
時間的に可変の量の洗浄流体がノズル毎に制御される方式が、図4から図7に、例として示されており、かつ、洗浄デバイスの様々な実施形態に基づいて概略的に示されている。
図4は、本発明による洗浄方法によって、タービンを洗浄するための洗浄デバイスの第1の実施形態を示しており、それは、内燃エンジンの排気ガスによって作用され、洗浄デバイスは、調節可能な貫流を有するポンプ431を有している。ポンプは、それぞれの現在設定されている貫流速度のフィードバックの有無にかかわらず、制御電子回路5によって作動させられることが可能である。
図5は、前記タイプの洗浄デバイスの第2の実施形態を示しており、一定量の洗浄流体を送達するポンプ43を有し、かつ、この目的のために、ポンプ43とノズル42との間の給送ラインの中に調節可能な貫流を有する弁44を有している。2つの簡単な前記第1の実施形態では、ポンプおよび/または弁が、二重の構成または多重の構成で、互いに隣接して案内されていなければ、多数のノズル42は、独立して作動させられることは可能でない。
図6は、一定量の洗浄流体を送達するポンプ43と、電子的にまたは機械的に制御された態様で、様々なノズル42に導かれる洗浄流体の量を変化させる調節可能なフロー分配器45とを有する第3の実施形態を示している。この実施形態では、洗浄流体の量が、ノズル毎に独立して変化し、洗浄流体の全体的な量が、そのようにして一定に保たれることが可能である。これは、図7による第4の実施形態でも、同様に可能であり、そこでは、個々のノズル431が、調節可能なノズル開口部、例えば調節可能な絞り開口、または、調節可能なもしくは自由に振動するノズル開口部フラップなどを有している。
前記4つの提案された実施形態は、注入圧力および/または貫流速度を調節するために、互いに組み合わせられ、かつ/または、さらなるエレメントと組み合わせられることが可能である。
また、説明された電子的に制御される制御ユニットの代わりに、給送ラインを通る貫流、または、ノズルへの個々の給送ライン同士の間の分配を変化させるために、機械的な制御手段、例えば、振動するフローエレメントまたは、回転するフラップが、設けられることも可能である。
1 圧縮機ホイール
10 圧縮機ハウジング
2 タービンホイール
20 タービンハウジング
21 タービンホイールのローターブレード
22 ガイド装置(ガイドブレードを有するノズルリング)
3 ターボチャージャーのシャフト
30 軸受ハウジング
41 洗浄流体の供給のためのダクト
42 洗浄流体の注入のためのノズル
421 調節可能なノズル開口部を有するノズル
43 注入されることとなる洗浄流体のためのポンプ
431 調節可能な貫流を有する可変ポンプ
44 洗浄流体のための給送ラインの中の調節可能な弁
45 洗浄流体のための給送ラインの中の調節可能なフロー分配器
5 制御ユニット
w 洗浄流体の注入圧力
* w 注入される洗浄流体の量
a 一定注入圧力での注入の曲線プロファイル
b 周期的に変化する注入圧力での注入の曲線プロファイル
c ランダムに変化する注入圧力での注入の曲線プロファイル
t 時間
WO2007/036059A1は、排気ガスタービンの湿式洗浄の洗浄方法を開示しており、その洗浄方法では、少量の洗浄流体が、連続的に、または、繰り返し(cyclically)、排気ガスタービンの排気ガス流れの中へ給送され、洗浄されることとなる排気ガスタービンのコンポーネントに導かれる。少量の洗浄流体が、変わらない内燃エンジン運転の間に給送されることが可能であり、その結果、内燃エンジンの運転範囲全体にわたって、排気ガスタービンが洗浄され、または、清浄に維持されることが可能であるようになっている。したがって、排気ガスタービン洗浄の必要性が生じることに起因する内燃エンジンの出力の変動は、起こるべきでない。そのうえ、この点に関してとりわけ高いリスクがある、タービンハウジングパーツの中の熱応力亀裂の形成は、実質的に防止されることが可能である。
タービン側に洗浄デバイスを有する排気ガスターボチャージャーの断面図。 時間に関する洗浄流体の量のプロファイルのダイヤグラムと、タービンハウジングパーツを濡らすことに対する、洗浄流体の量の変化の、概略的に示された効果を示す図。 時間に関する注入圧力と洗浄流体の量とのプロファイルの2つのダイヤグラム。 調節可能な貫流を有する可変ポンプを有する、本発明による洗浄方法を実施するための洗浄デバイスの第1の実施形態のダイヤグラム。 給送ラインの中に調節可能な弁を有する、本発明による洗浄方法を実施するための洗浄デバイスの第2の実施形態のダイヤグラム。 調節可能なフロー分配器を有する、本発明による洗浄方法を実施するための洗浄デバイスの第3の実施形態のダイヤグラム。 独立して調節可能なノズル開口部を有する、本発明による洗浄方法を実施するための洗浄デバイスの第4の実施形態のダイヤグラム。
洗浄流体m* wの量の変化、および/または、注入圧力pwの変化は、図3のダイヤグラムに概略的に示されているように、中間的な注入圧力(曲線a、破線)もしくは中間的な注入量の周りに、周期的な態様(曲線b、点線)で、非周期的にもしくは完全にランダムな態様(曲線c、実線)で、生じることが可能である。注入圧力(上側のダイヤグラム)を変化させる場合と、そうでなければ一定条件の場合とにおいて、洗浄流体m* wの注入量(下側のダイヤグラム)は、注入圧力pwのプロファイルに追従する。一般的に、洗浄サイクルは、それぞれの場合において3〜120秒の期間の多数の周期を備えており、それぞれの洗浄サイクルの全体的な期間は、固定的に事前定義されることが可能であるか、または、タービンのコンポーネントの現在の汚染、および/または、先の洗浄サイクルからの運転時間の数に依存することが可能である。
また、説明された電子的に制御される制御ユニットの代わりに、給送ラインを通る貫流、または、ノズルへの個々の給送ライン同士の間の分配を変化させるために、機械的な制御手段、例えば、振動するフローエレメントまたは、回転するフラップが、設けられることも可能である。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
内燃エンジンの排気ガスによって作用されるタービンの洗浄のための洗浄方法であって、前記排気ガスがフローダクトの中をタービンホイールのローターブレードに導かれており、
洗浄サイクルにおいて、洗浄流体が、少なくとも1つのノズルを介して前記フローダクトの中へ注入される、洗浄方法において、
ノズル毎の、前記タービンの前記フローダクト中へ注入される洗浄流体の量が、前記洗浄サイクル内の時間の経過とともに、所定の中間的な流体量の周りで変化させられることを特徴とする、洗浄方法。
[2]
前記所定の中間的な流体量が、前記タービンの幾何学的な寸法に基づいて特定される、[1]に記載の洗浄方法。
[3]
前記所定の中間的な流体量が、前記タービンの上流の前記フローダクトの中を支配している条件の関数として特定され、この目的のために、第1のステップにおいて、前記タービンの上流を支配している前記条件を特徴付ける少なくとも1つの測定変数が測定され、第2のステップにおいて、前記所定の中間的な流体量に関する値が、測定された前記測定変数から決定され、第3のステップにおいて、前記洗浄流体が、前記洗浄サイクル内の時間の前記経過とともに、前記所定の中間的な流体量の周りで変化する態様で注入される、[1]に記載の洗浄方法。
[4]
前記タービンの上流の前記フローダクトの中を支配している前記条件を決定するために、前記内燃エンジンの測定変数が測定される、[3]に記載の洗浄方法。
[5]
前記タービンの上流の前記フローダクトの中を支配している前記条件を決定するために、前記排気ガスターボチャージャーの測定変数が測定される、[3]に記載の洗浄方法。
[6]
洗浄流体が、円周部に沿って分配された態様で配置された2つ以上のノズルを介して前記フローダクトの中へ注入され、個々のノズル毎の、前記タービンの前記フローダクトの中へ注入される前記洗浄流体の量が、前記洗浄サイクル内の時間の前記経過とともに、所定の中間的な流体量の周りで変化させられるが、前記洗浄サイクルの時間の前記経過にわたる全ての前記ノズルからの前記全体的な流体量が、一定のままであり、かつ、ノズルの数を乗じた前記所定の中間的な流体量に対応する、[1]に記載の洗浄方法。
[7]
ノズル毎の、前記フローダクトの中へ注入される前記洗浄流体の量が、前記洗浄流体の前記注入の圧力によって制御される、[1]から[6]までのいずれかに記載の洗浄方法。
[8]
ノズル毎の、前記フローダクトの中へ注入される前記洗浄流体の量が、前記ノズルの幾何学形状によって制御される、[1]から[6]までのいずれかに記載の洗浄方法。
[9]
ノズル毎の、前記フローダクトの中へ注入される前記洗浄流体の量が、周期的に変化させられる、[1]から[8]までのいずれかに記載の洗浄方法。
[10]
前記周期の期間が、3秒から120秒の間である、[9]に記載の洗浄方法。
[11]
ノズル毎の前記洗浄流体の瞬間的な量が、一時的に、周期の期間内でゼロの値をとる、[9]および[10]のいずれかに記載の洗浄方法。
[12]
[1]から[11]までのいずれか一項に記載の洗浄方法によって、内燃エンジンの排気ガスによって作用されるタービンを洗浄するための洗浄デバイスであって、洗浄流体を送達するためのポンプ(43、431)と、前記タービンのフローダクトの中へ前記洗浄流体を注入するための少なくとも1つのノズル(42、421)と、前記洗浄流体の貫流を動的に変化させるための少なくとも1つの調節可能なエレメント(421、431、44、45)とを備える、洗浄デバイス。
[13]
調節可能なエレメントとして、調節可能な貫流速度で前記洗浄流体を送達するためのポンプ(431)が設けられている、[12]に記載の洗浄デバイス。
[14]
調節可能なエレメントとして、調節可能な弁(44)が、前記ノズル(42)への前記洗浄流体のための給送ラインの中に設けられている、[12]に記載の洗浄デバイス。
[15]
2つ以上のノズル(42)を備え、調節可能なエレメントとして、調節可能なフロー分配器(45)が、前記ノズル(42)への前記洗浄流体のための給送ラインの中に設けられている、[12]に記載の洗浄デバイス。
[16]
調節可能なエレメントとして、前記少なくとも1つのノズル(421)には、調節可能なノズル開口部、または、調整される絞り開口、または、振動するノズル開口部フラップが、設けられている、[12]に記載の洗浄デバイス。
[17]
調節可能なエレメントとして、振動するフローエレメントが、前記少なくとも1つのノズル(42)への給送ラインの中に設けられている、[12]に記載の洗浄デバイス。

Claims (17)

  1. 内燃エンジンの排気ガスによって作用されるタービンの洗浄のための洗浄方法であって、前記排気ガスがフローダクトの中をタービンホイールのローターブレードに導かれており、
    洗浄サイクルにおいて、洗浄流体が、少なくとも1つのノズルを介して前記フローダクトの中へ注入される、洗浄方法において、
    ノズル毎の、前記タービンの前記フローダクト中へ注入される洗浄流体の量が、前記洗浄サイクル内の時間の経過とともに、所定の中間的な流体量の周りで変化させられることを特徴とする、洗浄方法。
  2. 前記所定の中間的な流体量が、前記タービンの幾何学的な寸法に基づいて特定される、請求項1に記載の洗浄方法。
  3. 前記所定の中間的な流体量が、前記タービンの上流の前記フローダクトの中を支配している条件の関数として特定され、この目的のために、第1のステップにおいて、前記タービンの上流を支配している前記条件を特徴付ける少なくとも1つの測定変数が測定され、第2のステップにおいて、前記所定の中間的な流体量に関する値が、測定された前記測定変数から決定され、第3のステップにおいて、前記洗浄流体が、前記洗浄サイクル内の時間の前記経過とともに、前記所定の中間的な流体量の周りで変化する態様で注入される、請求項1に記載の洗浄方法。
  4. 前記タービンの上流の前記フローダクトの中を支配している前記条件を決定するために、前記内燃エンジンの測定変数が測定される、請求項3に記載の洗浄方法。
  5. 前記タービンの上流の前記フローダクトの中を支配している前記条件を決定するために、前記排気ガスターボチャージャーの測定変数が測定される、請求項3に記載の洗浄方法。
  6. 洗浄流体が、円周部に沿って分配された態様で配置された2つ以上のノズルを介して前記フローダクトの中へ注入され、個々のノズル毎の、前記タービンの前記フローダクトの中へ注入される前記洗浄流体の量が、前記洗浄サイクル内の時間の前記経過とともに、所定の中間的な流体量の周りで変化させられるが、前記洗浄サイクルの時間の前記経過にわたる全ての前記ノズルからの前記全体的な流体量が、一定のままであり、かつ、ノズルの数を乗じた前記所定の中間的な流体量に対応する、請求項1に記載の洗浄方法。
  7. ノズル毎の、前記フローダクトの中へ注入される前記洗浄流体の量が、前記洗浄流体の前記注入の圧力によって制御される、請求項1から6までのいずれか一項に記載の洗浄方法。
  8. ノズル毎の、前記フローダクトの中へ注入される前記洗浄流体の量が、前記ノズルの幾何学形状によって制御される、請求項1から6までのいずれか一項に記載の洗浄方法。
  9. ノズル毎の、前記フローダクトの中へ注入される前記洗浄流体の量が、周期的に変化させられる、請求項1から8までのいずれか一項に記載の洗浄方法。
  10. 前記周期の期間が、3秒から120秒の間である、請求項9に記載の洗浄方法。
  11. ノズル毎の前記洗浄流体の瞬間的な量が、一時的に、周期の期間内でゼロの値をとる、請求項9および10のいずれかに記載の洗浄方法。
  12. 請求項1から11までのいずれか一項に記載の洗浄方法によって、内燃エンジンの排気ガスによって作用されるタービンを洗浄するための洗浄デバイスであって、洗浄流体を送達するためのポンプ(43、431)と、前記タービンのフローダクトの中へ前記洗浄流体を注入するための少なくとも1つのノズル(42、421)と、前記洗浄流体の貫流を動的に変化させるための少なくとも1つの調節可能なエレメント(421、431、44、45)とを備える、洗浄デバイス。
  13. 調節可能なエレメントとして、調節可能な貫流速度で前記洗浄流体を送達するためのポンプ(431)が設けられている、請求項12に記載の洗浄デバイス。
  14. 調節可能なエレメントとして、調節可能な弁(44)が、前記ノズル(42)への前記洗浄流体のための給送ラインの中に設けられている、請求項12に記載の洗浄デバイス。
  15. 2つ以上のノズル(42)を備え、調節可能なエレメントとして、調節可能なフロー分配器(45)が、前記ノズル(42)への前記洗浄流体のための給送ラインの中に設けられている、請求項12に記載の洗浄デバイス。
  16. 調節可能なエレメントとして、前記少なくとも1つのノズル(421)には、調節可能なノズル開口部、または、調整される絞り開口、または、振動するノズル開口部フラップが、設けられている、請求項12に記載の洗浄デバイス。
  17. 調節可能なエレメントとして、振動するフローエレメントが、前記少なくとも1つのノズル(42)への給送ラインの中に設けられている、請求項12に記載の洗浄デバイス。
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