JP2014241678A - 電力調整装置、電力調整システム、プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の電力負荷と、前記複数の電力負荷に対して電力を供給する発電機と、前記複数の電力負荷に対して電力を供給する複数の分散型電源と、が接続されている電力線の電力を、前記複数の分散型電源から供給される電力に応じて調整する調整装置を備える。
【選択図】図11
Description
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
===配電系統===
以下、図1を参照して、本実施形態における配電系統について説明する。図1は、本実施形態における配電系統を示す図である。尚、発電装置1、蓄電装置2、第1分散型電源3、第2分散型電源4、電力負荷58は夫々、配電線L101に対して複数接続されているが、説明の便宜上、1つずつ示されている。
電力負荷58は、配電線L101から電力が供給される負荷である。
以下、図2を参照して、本実施形態における発電制御装置について説明する。図2は、本実施形態における発電制御装置の機能を示すブロック図である。
以下、図1及び図3を参照して、本実施形態における配電系統の各情報について説明する。図3は、本実施形態における配電系統の各情報を示す図である。
第1設備情報及び第1運転情報は、発電装置1に関する情報である。尚、第1設備情報及び第1運転情報の双方が、発電装置1から収集されることとしてもよいし、第1設備情報が入力部61から入力されると共に第1運転情報が発電装置1から収集されることとしてもよい。
第1設備情報は、発電装置1の定格出力を示す情報、及び、変動率制約を示す情報等を含んでいる。
第1運転情報は、発電装置1の動作状態を示す情報、制御可否を示す情報、及び、発電量を示す情報等を含んでいる。
第2設備情報及び第2運転情報は、蓄電装置2に関する情報である。尚、第2設備情報及び第2運転情報の双方が、蓄電装置2から収集されることとしてもよいし、第2設備情報が入力部61から入力されると共に第2運転情報が蓄電装置2から収集されることとしてもよい。
第2設備情報は、蓄電装置2の定格出力を示す情報等を含んでいる。
蓄電装置2の定格出力を示す情報は、蓄電装置2から配電線L101に対して出力(供給)される電力の最大値としての第2最大出力P21と、蓄電装置2から配電線L101に対して出力(供給)される電力の最小値としての第2最低出力P22等を示している。ここで、蓄電装置2は、充放電が可能である。従って、第2最大出力P21は、蓄電装置2の放電に対応し、第2最低出力P22は、蓄電装置2の充電に対応する。尚、蓄電装置2の出力は、第2最低出力P22と第2最大出力P21との間の定格範囲内において比較的高精度に調整可能となる。
第2運転情報は、蓄電装置2の動作状態を示す情報、制御可否を示す情報、及び、充電量(蓄電量)を示す情報等を含んでいる。
第3設備情報及び第3運転情報は、第1分散型電源3に関する情報である。尚、第3設備情報及び第3運転情報の双方が、第1分散型電源3から収集されることとしてもよいし、第3設備情報が入力部61から入力されると共に第3運転情報が第1分散型電源3から収集されることとしてもよい。
第3設備情報は、第1分散型電源3の定格出力を示す情報等を含んでいる。第1分散型電源3の定格出力を示す情報は、第1分散型電源3から配電線L101に対して出力(供給)される電力の最大値としての第3最大出力P31等を示している。
第3運転情報は、第1分散型電源3の動作状態を示す情報、制御可否を示す情報、及び、発電量を示す情報等を含んでいる。尚、第1分散型電源3の動作状態を示す情報、第1分散型電源3の制御可否を示す情報、第1分散型電源3の発電量を示す情報は夫々、発電装置1の動作状態を示す情報、発電装置1の制御可否を示す情報、発電装置1の発電量を示す情報と同様である。つまり、第1分散型電源3の発電量を示す情報は、第1分散型電源3から配電線L101に供給される電力の値としての第3現在出力P30を示していることになる。
第4設備情報及び第4運転情報は、第2分散型電源4に関する情報である。尚、第4設備情報及び第4運転情報の双方が、第2分散型電源4から収集されることとしてもよいし、第4設備情報が入力部61から入力されると共に第4運転情報が第2分散型電源4から収集されることとしてもよい。
第4設備情報は、第2分散型電源4の定格出力を示す情報、及び、変動率制約を示す情報等を含んでいる。
第4運転情報は、第2分散型電源4の動作状態を示す情報、制御可否を示す情報、及び、発電量を示す情報等を含んでいる。尚、第2分散型電源4の動作状態を示す情報、第1分散型電源3の制御可否を示す情報、第2分散型電源4の発電量を示す情報は夫々、発電装置1の動作状態を示す情報、発電装置1の制御可否を示す情報、発電装置1の発電量を示す情報と同様である。つまり、第2分散型電源4の発電量を示す情報は、第2分散型電源4から配電線L101に供給される電力の値としての第4現在出力P40を示していることになる。
以下、図1及び図3を参照して、本実施形態における制御可能量監視部について説明する。
=発電装置における増加可能量=
制御可能量監視部66は、式1より増加可能量W111を算出する。
増加可能量W111=第1最大出力P11−第1現在出力P10・・・式1
尚、式1より算出された増加可能量W111が、第1変化率ΔP1と一定時間との積よりも大きい場合、制御可能量監視部66は、第1変化率ΔP1と一定時間との積を増加可能量W111とする。つまり、制御可能量監視部66は、増加可能量W111が第1変化率ΔP1と一定時間との積以下となるように増加可能量W111を算出する。尚、一定時間とは、発電制御装置6が配電系統100を制御する時間に応じた時間であり、例えば1秒、10秒、1分等を示している。
制御可能量監視部66は、式2より減少可能量W211を算出する。
減少可能量W211=−(第1最低出力P12−第1現在出力P10)・・・式2
尚、式2より算出された減少可能量W211が、第1変化率ΔP1と一定時間との積よりも大きい場合、制御可能量監視部66は、第1変化率ΔP1と一定時間との積を減少可能量W211とする。つまり、制御可能量監視部66は、減少可能量W211が第1変化率ΔP1と一定時間との積以下となるように減少可能量W211を算出する。
制御可能量監視部66は、式3より増加可能量W112を算出し、式4より減少可能量W212を算出する。
増加可能量W112=最大出力P21−第2現在出力P20・・・式3
減少可能量W212=−(最低出力P22―第2現在出力P20)・・・式4
例えば、第2最大出力P21が10(kW)であり、第2最低出力P22が−10(kW)、第2現在出力P20が5(kW)の場合、制御可能量監視部66は、増加可能量W112として5(kW)を算出し、減少可能量W212として15(kW)を算出する。
制御可能量監視部66は、各増加可能量W111の総和と各増加可能量W112の総和との合計を、配電系統100の制御装置群全体の増加可能量W11とする。又、制御可能量監視部66は、各減少可能量W211の総和と各減少可能量W212の総和との合計を、配電系統100の制御装置群全体の減少可能量W21とする。
以下、図1及び図3を参照して、本実施形態における変動量演算部について説明する。
変動量演算部67は、式5より増加側変動量W311を算出し、式6より減少側変動量W411を算出する。
増加側変動量W311=第3最大出力P31−第3現在出力P30・・・式5
減少側変動量W411=第3現在出力P30・・・式6
尚、変動量演算部67は、複数の第1分散型電源3夫々の増加側変動量W311を算出し、各増加側変動量W311の総和を算出する。変動量演算部67は、複数の第1分散型電源3夫々の減少側変動量W411を算出し、各増加側変動量W411の総和を算出する。
=第2分散型電源における増加側変動量=
変動量演算部67は、式7より増加側変動量W312を算出する。
増加側変動量W312=第4最大出力P41−第4現在出力P40・・・式7
尚、式7より算出された増加側変動量W312が、第4変化率ΔP4と一定時間との積よりも大きい場合、変動量演算部67は、第4変化率ΔP4と一定時間との積を増加側変動量W312とする。つまり、変動量演算部67は、増加側変動量W312が第4変化率ΔP4と一定時間との積以下となるように増加側変動量W312を算出する。
変動量演算部67は、式8より減少側変動量W412を算出する。
減少側変動量W412=第4現在出力P40・・・式8
尚、変動量演算部67は、複数の第2分散型電源4夫々の減少側変動量W412を算出し、各増加側変動量W412の総和を算出する。
変動量演算部67は、各増加側変動量W311の総和と各増加側変動量312の総和との合計を、配電系統100の再生可能エネルギー群全体の増加側変動量W31とする。変動量演算部67は、各減少側変動量W411の総和と各減少側変動量412の総和との合計を、配電系統100の再生可能エネルギー群全体の減少側変動量W41とする。
以下、図1及び図3を参照して、本実施形態における抑制量演算部について説明する。
抑制量演算部68は、増加側変動量W31と減少可能量W21とを比較する。増加側変動量W31が減少可能量W21よりも多い場合、抑制量演算部68は、式9より抑制量W51を算出する。
抑制量演算部68は、減少側変動量W41と増加可能量W11とを比較する。減少側変動量W41が増加可能量W11よりも多い場合、抑制量演算部68は、式10より抑制量W52を算出する。
抑制量W52=減少側変動量W41−増加可能量W11・・・式10
この後、抑制量演算部68は、再生可能エネルギー群の目標最大出力W61を算出する。尚、目標最大出力W61とは、再生可能エネルギー群から配電線L101に対して出力される最大電力の目標値を示している。配電系統100においては、増加側変動量W31又は減少側変動量W41に基づく電力が増加可能量W11又は減少可能量W21に基づく電力によって打ち消されるように、第1分散型電源3の最大出力P31の総和と第2分散型電源4の最大出力P41の総和との合計である再生可能エネルギー群の最大出力が目標最大出力W61となるように制御される。
目標最大出力W61=第3最大出力P31+第4最大出力P41−抑制量W5・・式11
尚、抑制量W5とは、抑制量W51または抑制量W52を示している。
増加側変動量W31≦減少可能量W21−規定量W71・・・式12
減少側変動量W41≦増加可能量W11−規定量71・・・式13
尚、規定量W71は、0以上の値である。
以下、図1及び図3を参照して、本実施形態における制御部について説明する。
制御部69は、抑制量演算部68から出力された目標最大出力情報に基づいて、再生可能エネルギー群の最大出力が目標最大出力W61となるように、制御指令を出力する。制御指令は、例えば第1遮断器30、第2遮断器40を投入又は遮断するための指令である。又、例えば第1分散型電源3及び第2分散型電源4の中に第3最大出力P31又は第4最大出力P41を調整可能な分散型電源が含まれている場合、制御指令は、当該分散型電源の最大出力を調整するための指令としても機能する。制御指令は、再生可能エネルギー群の最大出力が目標最大出力W61となるように、第1分散型電源3及び第2分散型電源4のうちの所定の分散型電源に送信される。制御指令を受信した分散型電源は、適宜、配電線L101から電気的に遮断されたり、最大出力が調整されたりする。尚、目標最大出力情報が抑制量演算部68から出力さない場合、制御部69は、制御指令を出力しない。
以下、図1及び図4を参照して、本実施形態における発電制御装置の動作について説明する。図4は、本実施形態における発電制御装置の動作を示すフローチャートである。
===配電系統===
本実施形態の配電系統100Bは、第1実施形態の配電系統100において、発電制御装置6を発電制御装置7に変更し、測定装置M1を追加ものである。配電系統100Bにおける発電制御装置7及び測定装置M1以外の構成は、配電系統100の構成と同様である。
測定装置M1は、配電線L101から電力負荷58に供給される電力(「負荷Y81」とも称する)を測定し、測定結果を示す測定情報を出力する。
以下、図6を参照して、本実施形態における発電制御装置について説明する。図6は、本実施形態における発電制御装置の機能を示すブロック図である。尚、図2の機能と同様な機能には、同一の符号を付すのみで、その説明については省略する。
制御可能装置の上限値Y11=第1最大出力P11+第2最大出力P21・・・式14
再生可能エネルギー発電量の上限値Y31=第3最大出力P31+第4最大出力P41・・・式15
尚、式15における第2最大出力P21は、複数の第1分散型電源3及び第2分散型電源4のうちの現時点で連系されている分散型電源における最大出力を示している。
具体的には、抑制量演算部78は、式16の関係を満たすか否かを判断する。
制御可能装置の上限値Y11+再生可能エネルギー発電量の上限値Y31>負荷Y81・・・式16
目標最大出力Y61=負荷Y81−制御可能装置の上限値Y11・・・式17
以下、図5及び図7を参照して、本実施形態における発電制御装置の動作について説明する。図7は、本実施形態における発電制御装置の動作を示すフローチャートである。
===配電系統===
本実施形態の配電系統100Cは、第1実施形態の配電系統100において、発電制御装置6を発電制御装置8に変更し、測定装置M2、第3遮断器50、電力負荷52を追加したものである。配電系統100Cにおける測定装置M2、第3遮断器50、電力負荷52、発電制御装置8以外の構成は、配電系統100の構成と同様である。
以下、図9を参照して、本実施形態における配電系統について説明する。図9は、本実施形態における配電系統の一部を示す図である。尚、図8の第1分散型電源3、第2分散型電源4、電力負荷52は夫々複数設けられるが、説明の便宜上、図9において2個の第1分散型電源3A、3B、2個の第2分散型電源4A、4B、4個の電力負荷52A乃至52Dとして示されている。
以下、図10を参照して、本実施形態における発電制御装置について説明する。図10は、本実施形態における発電制御装置の機能を示すブロック図である。尚、図2の機能と同様な機能には、同一の符号を付すのみで、その説明については省略する。
以下、図11を参照して、本実施形態における第1乃至第3閾値情報について説明する。図11は、本実施形態における第1優先順位情報を示す図である。
第1閾値情報は、測定情報に示されている配電線L101の周波数の値(「周波数測定値」とも称する)と比較される情報としての、周波数下限値及び周波数上限値を含んでいる。周波数下限値、周波数上限値は夫々、例えば49(Hz)、51(Hz)に設定される。尚、周波数下限値、周波数上限値は夫々、例えば配電系統100Cの管理者によって49(Hz)、51(Hz)以外の値に設定されることとしてもよい。配電系統100Cにおいては、配電線L101の周波数の値が周波数下限値と当該周波数下限値よりも高い周波数上限値との間(所定の周波数範囲)の値となるように制御される。
第2閾値情報は、測定情報に示されている配電線L101の電圧の値(「電圧測定値」とも称する)と比較される情報としての、電圧下限値及び電圧上限値を含んでいる。電圧下限値、電圧上限値は夫々、例えば94(V)、108(V)に設定される。尚、電圧下限値、電圧上限値は夫々、例えば配電系統100Cの管理者によって94(V)、108(V)以外の値に設定されることとしてもよい。配電系統100Cにおいては、配電線L101の電圧の値が電圧下限値と当該電圧下限値よりも高い電圧上限値との間(所定の電圧範囲)の電圧の値となるように制御される。
第3閾値情報は、蓄電情報に示されている蓄電池22の蓄電量と比較される情報としての、蓄電量下限値及び蓄電量上限値を含んでいる。蓄電量下限値、蓄電量上限値は夫々、例えば5(%)、95(%)に設定される。尚、蓄電量下限値、蓄電量上限値は夫々、例えば配電系統100Cの管理者によって5(%)、95(%)以外の値に設定されることとしてもよい。配電系統100Cにおいては、蓄電値22の蓄電量が蓄電量下限値と当該蓄電量下限値よりも多い蓄電量上限値との間(所定の蓄電量範囲)の蓄電量となるように制御される。
以下、図11を参照して、本実施形態における第1優先順位情報について説明する。
以下、図12を参照して、本実施形態における第2優先順位情報について説明する。
以下、図11を参照して、本実施形態における判定部について説明する。
判定部86は、電圧測定値と電圧下限値及び電圧上限値とを比較する。判定部86は、電圧測定値が電圧下限値以下であるか否かと、電圧測定値が電圧上限値以上であるか否かを判定する。尚、電圧測定値が一定時間以上継続して電圧下限値以下となっているときに、判定部86は、電圧測定値が電圧下限値以下であると判定する(電圧測定値が電圧下限値よりも低いことを検出する)。つまり、このとき、判定部86は、電圧測定値が電圧下限値と電圧上限値との間から逸脱していることを検出することになる。又、電圧測定値が一定時間未満のみ電圧下限値以下となった場合に、判定部86は、電圧測定値が電圧下限値以下であると判定しない。尚、一定時間は、例えば、100(ms)程度であって、電力負荷52の仕様等を考慮した配電系統100Cの運用計画等に基づいて定められることとしてもよい。尚、一定時間は、100(ms)よりも短い時間であっても、100(ms)よりも長い時間であってもよい。又、電圧測定値が一定時間以上継続して電圧上限値以上となっているときに、判定部86は、電圧測定値が電圧上限値以上であると判定する(電圧測定値が電圧上限値よりも高いことを検出する)。つまり、このとき、判定部86は、電圧測定値が電圧下限値と電圧上限値との間から逸脱していることを検出することになる。又、電圧測定値が一定時間未満のみ電圧上限値以上となった場合に、判定部86は、電圧測定値が電圧上限値以上であると判定しない。
判定部86は、周波数測定値と周波数下限値及び周波数上限値とを比較する。判定部86は、周波数測定値が周波数下限値以下であるか否かと、周波数測定値が周波数上限値以上であるか否かを判定する。尚、周波数測定値が一定時間以上継続して周波数下限値以下となっているとき、判定部86は、周波数測定値が周波数下限値以下であると判定する(周波数測定値が周波数下限値よりも低いことを検出する)。又、周波数測定値が一定時間以上継続して周波数上限値以上となっているとき、判定部86は、周波数測定値が周波数上限値以上であると判定する(周波数測定値が周波数上限値よりも高いことを検出する)。つまり、これらのとき、判定部86は、周波数測定値が周波数下限値と周波数上限値との間から逸脱していることを検出することになる。
判定部86は、蓄電量と蓄電量下限値及び蓄電量上限値と比較する。判定部86は、蓄電量が蓄電量下限以下であるか否かと、蓄電量が蓄電量上限値以上であるか否かを判定する。尚、蓄電量が一定時間以上継続して蓄電量下限値以下となっているとき、判定部86は、蓄電量が蓄電量下限値以下であると判定する(蓄電量が蓄電量下限値よりも低いことを検出する)。又、蓄電量が一定時間以上継続して蓄電量上限値以上となっているとき、判定部86は、蓄電量が蓄電量上限値以上であると判定する(蓄電量が蓄電量上限値よりも高いことを検出する)。これらのとき、判定部86は、蓄電量が蓄電量下限値と蓄電量上限値との間から逸脱していることを検出することになる。
以下、図12を参照して、本実施形態における制御対象等決定部について説明する。
電圧測定値が電圧上限値以上であると判定部86が判定した場合、制御対象等決定部87は、配電線L101の電力が減少するように制御対象及び制御内容を決定する。配電線L101の電力が減少するように制御対象及び制御内容を決定(「電力を減少させるための決定」とも称する)するとは、制御対象決定87が、負荷の遮断解除動作又は分散型電源の遮断動作のための決定をすることを示している。尚、負荷の遮断解除動作とは、電力負荷52A乃至52Dのうちの配電線L101から電気的に遮断されている状態の電力負荷に接続されている第3遮断器を投入することを示している。分散型電源の遮断動作とは、第1分散型電源3A、3B、第2分散型電源4A、4Bのうちの配電線L101に対して電気的に接続されている分散型電源の第1又は第2遮断器を遮断することを示している。
電圧測定値が電圧下限値以下であると判定部86が判定した場合、制御対象等決定部87は、配電線L101の電力が増加するように制御対象及び制御内容を決定する。配電線L101の電力が増加するように制御対象及び制御内容を決定(「電力を増加させるための決定」とも称する)するとは、制御対象決定87が、負荷の遮断動作又は分散型電源の遮断解除動作のための決定をすることを示している。尚、負荷の遮断動作とは、電力負荷52A乃至52Dのうちの配電線L101に電気的に接続されている状態の電力負荷に接続されている第3遮断器を遮断することを示している。分散型電源の遮断解除動作とは、第1分散型電源3A、3B、第2分散型電源4A、4Bのうちの配電線L101から電気的に遮断されている分散型電源の第1又は第2遮断器を投入することを示している。
周波数測定値が周波数上限値以上であると判定部86が判定した場合、制御対象等決定部87は、電力を減少させるための決定を行う。又、蓄電量が蓄電量上限値以上であると判定部86が判定した場合、制御対象等決定部87は、電力を減少させるための決定を行う。
周波数測定値が周波数上限値以上であると判定部86が判定し、且つ、電圧測定値が電圧下限値以下であると判定部86が判定することがある。この場合、周波数についての判定結果によれば、制御対象等決定部87は、電力を減少させるための決定を行う必要があり、電圧についての判定結果によれば、制御対象等決定部87は、電力を増加させるための決定を行う必要がある。このように、電力を減少させるための決定を行うことと、電力を増加させるための決定を行うこととが混在することになる。この場合、第1優先順位情報T11に示されている優先順位に従って、制御対象等決定部87は、電力を増加させるための決定を行わず、電力を減少させるための決定を行う。
電圧測定値が電圧下限値以下でなく、且つ、電圧上限値以上でないと判定部86に判定されることがある。この場合、電圧測定値が第1規定範囲内となっていると判定部86が判定することとする。又、周波数測定値が周波数下限値以下でなく、且つ、周波数上限値以上でないと判定部86に判定されることがある。この場合、周波数測定値が第2規定範囲内となっていると判定部86が判定することとする。蓄電量が蓄電量下限以下でなく、且つ、蓄電量が蓄電量上限値以上でないと判定部86に判定されることがある。この場合、蓄電量が第3規定範囲内となっていると判定部86が判定することとする。
以下、図12を参照して、本実施形態における制御部について説明する。図12は、本実施形態における第2優先順位情報を示す図である。
以下、図8、図9及び図13を参照して、本実施形態における発電制御装置の動作について説明する。図13は、本実施形態における発電制御装置の動作を示すフローチャートである。
2 蓄電装置
3、3A、3B 第1分散型電源
4、4A、4B 第2分散型電源
6、7、8 発電制御装置
52、52A、52B、52C、52D、58 電力負荷
69、79、89 制御部
86 判定部
Claims (9)
- 複数の電力負荷と、前記複数の電力負荷に対して電力を供給する発電機と、前記複数の電力負荷に対して電力を供給する複数の分散型電源と、が接続されている電力線の電力を、前記複数の分散型電源から供給される電力に応じて調整する調整装置
を備えたことを特徴とする電力調整装置。 - 前記電力線の電力における周波数が所定の周波数範囲を逸脱していることを検出する第1検出装置、を更に備え、
前記調整装置は、前記周波数が前記所定の周波数範囲を逸脱していることを前記第1検出装置が検出したとき、前記周波数が前記所定の周波数範囲内の周波数となるように、前記複数の分散型電源から供給される電力及び前記電力線から前記複数の電力負荷に供給される電力の少なくとも一方を調整する第1調整装置、を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の電力調整装置。 - 前記電力線の電力における電圧が所定の電圧範囲を逸脱していることを検出する第2検出装置、を更に備え、
前記調整装置は、前記電圧が前記所定の電圧範囲を逸脱していることを前記第2検出装置が検出したとき、前記電圧が前記所定の電圧範囲内の電圧となるように、前記複数の分散型電源から供給される電力及び前記電力線から前記複数の電力負荷に供給される電力の少なくとも一方を調整する第2調整装置、を有する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力調整装置。 - 前記第1検出装置は、前記周波数が前記所定の周波数範囲の下限よりも低いこと、又は、前記周波数が前記所定の周波数範囲の上限よりも高いことを検出し、
前記第1調整装置は、
前記周波数が前記所定の周波数範囲の下限よりも低いことを前記第1検出装置が検出したとき、前記電力線から前記複数の電力負荷に供給される電力を減少させる動作、又は、前記複数の分散型電源から供給される電力を増加させる動作を行い、
前記周波数が前記所定の周波数範囲の上限よりも高いことを前記第1検出装置が検出したとき、前記複数の分散型電源から供給される電力を減少させる動作、又は、前記電力線から前記複数の電力負荷に供給される電力を増加させる動作を行う
ことを特徴とする請求項2に記載の電力調整装置。 - 前記第1調整装置は、
前記周波数が前記所定の周波数範囲の下限よりも低いことを前記第1検出装置が検出したとき、前記複数の分散型電源から供給される電力を増加させる動作を、前記電力線から前記複数の電力負荷に供給される電力を減少させる動作よりも優先して行い、前記周波数が前記所定の周波数範囲の上限よりも高いことを前記第1検出装置が検出したとき、前記電力線から前記複数の電力負荷に供給される電力を増加させる動作を、前記複数の分散型電源から供給される電力を減少させる動作よりも優先して行う
ことを特徴とする請求項4に記載の電力調整装置。 - 前記周波数が前記所定の周波数範囲を逸脱していることを前記第1検出装置が検出し、且つ、前記電圧が前記所定の電圧範囲を逸脱していることを前記第2検出装置が検出したとき、前記第1調整装置は、前記第2調整装置よりも優先して調整を行う
ことを特徴とする請求項3に記載の電力調整装置。 - 前記電力線には、前記電力線の電力を調整するべく充放電される蓄電装置、が更に接続され、
前記蓄電装置の蓄電量が所定の蓄電量範囲を逸脱していることを検出する第2検出装置、を更に備え、
前記調整装置は、前記蓄電量が前記所定の蓄電量範囲を逸脱していることを前記第2検出装置が検出したとき、前記蓄電量が前記所定の蓄電量範囲の蓄電量となるように、前記複数の分散型電源から供給される電力及び前記電力線から前記複数の電力負荷に供給される電力の少なくとも一方を調整する第2調整装置、を更に有する
ことを特徴とする請求項2に記載の電力調整装置。 - 電力線に接続されている複数の電力負荷に対して電力を供給するための前記電力線に接続される発電機と、
前記複数の電力負荷に対して電力を供給するための前記電力線に接続される複数の分散型電源と、
前記電力線の電力における周波数が所定の周波数範囲を逸脱していることを検出する第1検出装置と、
前記電力線の電力における電圧が所定の電圧範囲を逸脱していることを検出する第2検出装置と、
前記周波数が前記所定の周波数範囲を逸脱していることを前記第1検出装置が検出したとき、前記周波数が前記所定の周波数範囲内の周波数となるように、前記複数の分散型電源から供給される電力及び前記電力線から前記複数の電力負荷に供給される電力の少なくとも一方を調整する第1調整装置と、
前記電圧が前記所定の電圧範囲を逸脱していることを前記第2検出装置が検出したとき、前記電圧が前記所定の電圧範囲内の電圧となるように、前記複数の分散型電源から供給される電力及び前記電力線から前記複数の電力負荷に供給される電力の少なくとも一方を調整する第2調整装置と、
を備えたことを特徴とする電力調整システム。 - 複数の電力負荷と、前記複数の電力負荷に対して電力を供給する発電機と、前記複数の電力負荷に対して電力を供給する複数の分散型電源と、が接続されている電力線の電力を調整する電力調整装置に、
前記電力線の電力における周波数が所定の周波数範囲を逸脱していることを検出する機能と、
前記電力線の電力における電圧が所定の電圧範囲を逸脱していることを検出する機能と、
前記周波数が前記所定の周波数範囲を逸脱していることが検出されたとき、前記周波数が前記所定の周波数範囲内の周波数となるように、前記複数の分散型電源から供給される電力及び前記電力線から前記複数の電力負荷に供給される電力の少なくとも一方を調整する機能と、
前記電圧が前記所定の電圧範囲を逸脱していることが検出されたとき、前記電圧が前記所定の電圧範囲内の電圧となるように、前記複数の分散型電源から供給される電力及び前記電力線から前記複数の電力負荷に供給される電力の少なくとも一方を調整する機能と、
を実現させるプログラム。
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