JP2014241438A - 半導体装置の作製方法 - Google Patents

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JP2014241438A JP2014173408A JP2014173408A JP2014241438A JP 2014241438 A JP2014241438 A JP 2014241438A JP 2014173408 A JP2014173408 A JP 2014173408A JP 2014173408 A JP2014173408 A JP 2014173408A JP 2014241438 A JP2014241438 A JP 2014241438A
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将志 津吹
Masashi Tsubuki
将志 津吹
秋元 健吾
Kengo Akimoto
健吾 秋元
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Abstract

【課題】トランジスタの作製工程数を少なくし、トランジスタの作製を簡略にする。
【解決手段】被形成面上に設けられ、ゲート電極となる電極101と、電極101上にゲ
ート絶縁層となる絶縁層102と、絶縁層102上に選択的に設けられたソース電極また
はドレイン電極となる電極103a及び電極103bと、絶縁層102の上面、電極10
3aの上面及び側面、並びに電極103bの上面及び側面を覆う半導体層104と、を有
する構造とする。
【選択図】図1

Description

半導体装置及びその作製方法に関する。また、表示装置及びその作製方法に関する。
金属酸化物は多様に存在しさまざまな用途に用いられている。酸化インジウムはよく知ら
れた材料であり、液晶ディスプレイなどで必要とされる透光性を有する電極材料として用
いられている。
金属酸化物の中には半導体特性を示すものがある。半導体特性を示す金属酸化物は化合物
半導体の一種である。化合物半導体とは、2種以上の原子がイオン結合により結合してで
きる半導体である。一般的に、金属酸化物は、絶縁体となる。しかし、金属酸化物を構成
する元素の組み合わせによっては、半導体になることが知られている。
例えば、金属酸化物の中で、酸化タングステン、酸化錫、酸化インジウム、酸化亜鉛など
は半導体特性を示すことが知られている。このような金属酸化物で構成される透明半導体
層をチャネル形成領域とする薄膜トランジスタが開示されている(特許文献1乃至4、非
特許文献1)。
ころで、金属酸化物は一元系酸化物のみでなく多元系酸化物も知られている。例えば、ホ
モロガス相を有するInGaO(ZnO)(m:自然数)は公知の材料である(非特
許文献2乃至4)。
そして、上記のようなIn−Ga−Zn系酸化物を薄膜トランジスタ(TFTともいう)
のチャネル形成層として適用可能であることが確認されている(特許文献5、非特許文献
5及び6)。
酸化物半導体をチャネル形成層として用いたTFTは、アモルファスシリコンを用いたT
FTよりも高い電界効果移動度が得られている。
このような酸化物半導体を用いたTFTをガラス基板、プラスチック基板などに形成し、
液晶ディスプレイ、エレクトロルミネセンスディスプレイ(ELディスプレイともいう)
または電子ペーパなどの表示装置への応用が期待されている。
特開昭60−198861号公報 特開平8−264794号公報 特表平11−505377号公報 特開2000−150900号公報 特開2004−103957号公報
M. W. Prins, K. O. Grosse−Holz, G. Muller, J. F. M. Cillessen, J. B. Giesbers, R. P. Weening, and R. M. Wolf、「A ferroelectric transparent thin−film transistor」、 Appl. Phys. Lett.、17 June 1996、 Vol.68 p.3650 M. Nakamura, N. Kimizuka, and T. Mohri、「The Phase Relations in the In2O3−Ga2ZnO4−ZnO System at 1350℃」、J. Solid State Chem.、1991、Vol.93, p.298 N. Kimizuka, M. Isobe, and M. Nakamura、「Syntheses and Single−Crystal Data of Homologous Compounds, In2O3(ZnO)m(m=3,4, and 5), InGaO3(ZnO)3, and Ga2O3(ZnO)m(m=7,8,9, and 16) in the In2O3−ZnGa2O4−ZnO System」、 J. Solid State Chem.、1995、Vol.116, p.170 中村真佐樹、君塚昇、毛利尚彦、磯部光正、「ホモロガス相、InFeO3(ZnO)m(m:自然数)とその同型化合物の合成および結晶構造」、固体物理、1993年、Vol.28、No.5、p.317 K. Nomura, H. Ohta, K. Ueda, T. Kamiya, M. Hirano, and H. Hosono、「Thin−film transistor fabricated in single−crystalline transparent oxide semiconductor」、SCIENCE、2003、Vol.300、p.1269 K. Nomura, H. Ohta, A. Takagi, T. Kamiya, M. Hirano, and H. Hosono、「Room−temperature fabrication of transparent flexible thin−film transistors using amorphous oxide semiconductors」、NATURE、2004、Vol.432 p.488
従来のTFTの作製では、例えば半導体膜を成膜後に加工してチャネル形成層を形成し、
また、導電膜を成膜後に加工してゲート電極、ソース電極、及びドレイン電極を形成する
。例えば半導体膜を所定の形状に加工することによりチャネル形成層などとして用いられ
る半導体層のアイランドが形成される。なお、半導体層のアイランドを形成する工程を半
導体層のアイランド形成工程ともいう。また、例えばトランジスタを含む複数の半導体素
子を作製する場合、一つの半導体膜を加工することにより該半導体膜を複数に分離して複
数の半導体層のアイランドを形成し、それぞれの半導体層のアイランドを用いて半導体素
子を作製する。半導体膜などの被加工膜の加工方法としては、例えばフォトリソグラフィ
ー技術を用いたエッチングによる加工方法などが挙げられる。TFTの作製を簡略にする
ためには、例えば上記加工工程数をできる限り削減することが望ましい。
よって、本発明の一態様では、トランジスタの作製工程数を削減し、トランジスタの作製
を簡略にすることを課題の一とする。
本発明の一態様は、ゲート電極と、ゲート絶縁層と、ソース電極と、ドレイン電極と、チ
ャネル形成層として機能する半導体層と、を有し、半導体層として透光性を有する半導体
膜(透光性半導体膜ともいう)を用い、さらに透光性半導体膜は、成膜後に半導体層のア
イランドに加工されることなく、ソース電極及びドレイン電極間のゲート絶縁層の上面、
ソース電極の上面及び側面、並びにドレイン電極の上面及び側面を覆う構造の半導体装置
である。
上記半導体膜は、透光性を有するため、トランジスタのチャネル形成層に用いた場合、加
工により半導体層のアイランドを形成せずに、ソース電極及びドレイン電極間のゲート絶
縁層の上面、ソース電極の上面及び側面、並びにドレイン電極の上面及び側面を半導体膜
が覆ったままの構造とすることができる。
また、本発明の一態様は、ゲート電極と、ゲート電極上にゲート絶縁層と、ゲート絶縁層
上に選択的に設けられたソース電極及びドレイン電極と、透光性を有し、ソース電極及び
ドレイン電極間のゲート絶縁層の上面、ソース電極の上面及び側面、並びにドレイン電極
の上面及び側面を覆う一つの半導体層と、を有する半導体装置である。
また、本発明の一態様は、トランジスタである第1の半導体素子と、第2の半導体素子と
、を有し、第1の半導体素子は、ゲート電極と、ゲート電極上にゲート絶縁層と、ゲート
絶縁層上に選択的に設けられたソース電極及びドレイン電極と、透光性を有し、ソース電
極及びドレイン電極間のゲート絶縁層の上面、ソース電極の上面及び側面、並びにドレイ
ン電極の上面及び側面を覆い、且つ第2の半導体素子に延伸して設けられた一つの半導体
層と、を有する半導体装置である。
また、本発明の一態様は、ゲート電極、ソース電極、及びドレイン電極を有する第1のト
ランジスタと、第1の電極及び第2の電極を有する容量素子と、ゲート電極、ソース電極
、及びドレイン電極を有する第2のトランジスタと、アノード電極及びカソード電極を有
する発光素子と、を有する画素を有し、画素は、一部が第1のトランジスタのゲート電極
となる第1の導電層と、一部が容量素子の第1の電極、及び第2のトランジスタのゲート
電極となる第2の導電層と、第1の導電層及び第2の導電層の上面を覆う絶縁層と、絶縁
層上に選択的に設けられ、一部が第1のトランジスタのソース電極及びドレイン電極の一
方となる第3の導電層と、絶縁層上に選択的に設けられ、一部が第1のトランジスタのソ
ース電極及びドレイン電極の他方となる第4の導電層と、絶縁層上に選択的に設けられ、
一部が容量素子の第2の電極並びに第2のトランジスタのソース電極及びドレイン電極の
一方となる第5の導電層と、絶縁層上に設けられ、一部が第2のトランジスタのソース電
極及びドレイン電極の他方となる第6の導電層と、透光性を有し、第3の導電層及び第4
の導電層間の絶縁層の上面、第5の導電層及び第6の導電層間の絶縁層の上面、並びに第
3の導電層乃至第6の導電層の上面及び側面を覆う一つの半導体層と、半導体層上に設け
られた層間膜と、層間膜上に設けられ、絶縁層に設けられた第1の開口部、並びに半導体
層及び層間膜に設けられた第2の開口部を介して第2の導電層に電気的に接続され、且つ
半導体層及び層間膜に設けられた第3の開口部を介して第4の導電層に電気的に接続され
た第7の導電層と、層間膜上に設けられ、半導体層及び層間膜に設けられた第4の開口部
を介して第6の導電層に電気的に接続され、一部が発光素子のアノード電極となる第8の
導電層と、第7の導電層、第8の導電層、及び層間膜を覆う隔壁層と、隔壁層に設けられ
た第5の開口部を介してアノード電極に電気的に接続された電界発光層と、電界発光層に
電気的に接続され、一部が発光素子のカソード電極となる第9の導電層と、を有する表示
装置である。
なお、表示装置は、下面射出型または両面射出型とすることもできる。
また、本発明の一態様は、ゲート電極、ソース電極、及びドレイン電極を有するトランジ
スタと、第1の電極及び第2の電極を有する容量素子と、第1の電極及び第2の電極を有
する液晶素子と、を有する画素を有し、画素は、一部がトランジスタのゲート電極となる
第1の導電層と、一部が容量素子の第1の電極となる第2の導電層と、第1の導電層及び
第2の導電層の上面を覆う絶縁層と、絶縁層上に選択的に設けられ、一部がトランジスタ
のソース電極及びドレイン電極の一方となる第3の導電層と、絶縁層上に選択的に設けら
れ、一部がトランジスタのソース電極及びドレイン電極の他方、並びに容量素子の第2の
電極となる第4の導電層と、透光性を有し、第3の導電層及び第4の導電層間の絶縁層の
上面、第3の導電層の上面及び側面、並びに第4の導電層の上面及び側面を覆う一つの半
導体層と、半導体層上に設けられた層間膜と、層間膜上に設けられ、半導体層及び層間膜
に設けられた開口部を介して第4の導電層に電気的に接続され、液晶素子の第1の電極と
なる第5の導電層と、を有する表示装置である。
なお、半導体層は、InMO(ZnO)(m>0)で表される酸化物半導体層であり
、Mは、ガリウム(Ga)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、マンガン(Mn)及びコバ
ルト(Co)から選ばれた一の金属元素または複数の金属元素とすることもできる。
また、本発明の一態様は、ゲート電極を形成し、ゲート電極上にゲート絶縁層を形成し、
ゲート絶縁層上に選択的にソース電極及びドレイン電極を形成し、ソース電極及びドレイ
ン電極間のゲート絶縁層の上面、ソース電極の上面及び側面、並びにドレイン電極の上面
及び側面を覆うように、透光性を有する半導体膜を成膜することにより一つの半導体層を
形成する半導体装置の作製方法である。
また、本発明の一態様は、基板上に第1の導電層及び第2の導電層を選択的に形成し、第
1の導電層及び第2の導電層の上面を覆うように絶縁層を形成し、絶縁層に第1の開口部
を形成し、絶縁層上に第3の導電層乃至第6の導電層をそれぞれ選択的に形成し、第3の
導電層及び第4の導電層間の絶縁層の上面、第5の導電層及び第6の導電層間の絶縁層の
上面、並びに第3の導電層乃至第6の導電層の上面及び側面を覆うように透光性を有する
半導体膜を形成することにより一つの半導体層を形成し、半導体層上に層間膜を形成し、
半導体層及び層間膜に第2の開口部乃至第4の開口部を形成し、第2の開口部を介して第
4の導電層に電気的に接続され、且つ絶縁層に設けられた第3の開口部、並びに半導体層
及び層間膜に設けられた第4の開口部を介して第2の導電層に電気的に接続されるように
、層間膜上に第7の導電層を形成し、半導体層及び層間膜に設けられた第4の開口部を介
して第6の導電層に電気的に接続されるように層間膜上に形成される第8の導電層と、第
7の導電層、第8の導電層、及び層間膜を覆うように隔壁層を形成し、隔壁層に第5の開
口部を形成し、第5の開口部を介してアノード電極に電気的に接続されるように電界発光
層を形成し、電界発光層に電気的に接続されるように第9の導電層を形成する表示装置の
作製方法である。
また、本発明の一態様は、第1の基板上に第1の導電層及び第2の導電層を選択的に形成
し、第1の導電層及び第2の導電層の上面を覆うように絶縁層を形成し、絶縁層上に第3
の導電層及び第4の導電層をそれぞれ選択的に形成し、第3の導電層及び第4の導電層間
の絶縁層の上面、第3の導電層の上面及び側面、並びに第4の導電層の上面及び側面の全
部を覆うように、透光性を有する半導体膜を成膜することにより一つの半導体層を形成し
、半導体層上に層間膜を形成し、半導体層及び層間膜に開口部を形成し、開口部を介して
第4の導電層に電気的に接続されるように、層間膜上に第7の導電層を形成し、第8の導
電層が設けられた第2の基板と第1の基板とを液晶層を介して貼り合わせる表示装置の作
製方法である。
なお、本明細書において開口部を形成する場合に半導体層の一部が加工される場合がある
が、該加工は半導体層のアイランド形成工程には含まれないものとする。
なお、本明細書において半導体装置とは、半導体特性を利用することで機能しうる装置全
般を指し、例えばトランジスタ、電気光学装置、半導体回路および電子機器は全て半導体
装置に含まれる。
半導体膜を形成後、半導体膜を半導体層のアイランドに加工する必要がなくなるため、ト
ランジスタの作製工程数を削減することができ、トランジスタの作製を簡略にすることが
できる。また半導体層のアイランド形成工程にかかる作製コストを削減することができる
実施の形態1における半導体装置の構造例を示す断面図である。 図1(A)に示す半導体装置の作製例を示す断面図である。 実施の形態2における半導体装置の構造例を示す断面図である。 実施の形態3における表示装置の構造例及び作製方法例を示す図である。 実施の形態3における表示装置の構造例及び作製方法例を示す図である。 実施の形態3における表示装置の構造例及び作製方法例を示す図である。 実施の形態3における表示装置の構造例及び作製方法例を示す図である。 実施の形態3における表示装置の構造例及び作製方法例を示す図である。 実施の形態3における表示装置の構造例及び作製方法例を示す図である。 実施の形態3の表示装置における画素の回路構成例を示す回路図である。 実施の形態4の表示装置における画素の構造例を示す図である。 実施の形態4の表示装置における画素の構造例を示す図である。 実施の形態4の表示装置における画素の構造例を示す断面図である。 実施の形態4の表示装置における画素の回路構成例を示す回路図である。 実施の形態5における表示装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態5の表示装置における駆動回路の構成例を示すブロック図である。 実施の形態5の発光パネルの構造例を示す図である。 実施の形態5の液晶パネルの構造例を示す図である。 実施の形態5の液晶表示モジュールの構造例を示す断面図である。 実施の形態6における電子ペーパの構造例を示す断面図である。 実施の形態6における電子書籍の構成を示す図である。 実施の形態7における電子機器の構成を示す図である。 実施の形態7における電子機器の構成を示す図である。 実施の形態7における電子機器の構成を示す図である。
本発明の実施の形態の例について、図面を用いて以下に説明する。但し、本発明は以下の
説明に限定されず、発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様
々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は以下に示す実
施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではないとする。
(実施の形態1)
本実施の形態では、本発明の一態様である半導体装置の一例について説明する。
本実施の形態における半導体装置の構造について図1を用いて説明する。図1は、本実施
の形態における半導体装置の構造例を示す断面図である。
図1(A)に示す半導体装置は、電極101と、絶縁層102と、電極103a及び電極
103bと、半導体層104と、を有する。
電極101は、被形成面(図1(A)では基板100)上に設けられる。電極101はゲ
ート電極として機能する。
絶縁層102は、電極101上に設けられる。絶縁層102はゲート絶縁層として機能す
る。
電極103a及び電極103bは、絶縁層102の一部の上に設けられ、電極103aは
ソース電極及びドレイン電極の一方として機能し、電極103bはソース電極及びドレイ
ン電極の他方として機能する。例えば電極103aがソース電極として機能する場合には
電極103bはドレイン電極として機能する。
なお、図1(A)に示す半導体装置において、電極103a及び電極103bが絶縁層1
02を挟んで電極101上に設けられているが、これに限定されず、本実施の形態の半導
体装置は、電極101上以外の部分の絶縁層102上に電極103a及び電極103bを
有する構成とすることもできる。
半導体層104は、透光性を有する一つ(一続き)の層であり、電極103a及び電極1
03b間の絶縁層102の上面、電極103aの上面及び側面、並びに電極103bの上
面及び側面を覆うように設けられる。半導体層104は、チャネルが形成される層(チャ
ネル形成層ともいう)である。
さらに、本実施の形態の半導体装置は、図1(B)に示す構造とすることもできる。
図1(B)に示す半導体装置は、電極101と、絶縁層102と、電極103a及び電極
103bと、半導体層104と、バッファ層105a及びバッファ層105bと、を有す
る。
図1(B)に示す半導体装置は、図1(A)に示す半導体装置の構成にバッファ層を追加
した構成である。よって図1(A)に示す半導体装置と同じ部分については、図1(A)
に示す半導体装置の説明を適宜援用し、図1(A)に示す半導体装置と異なる部分につい
て以下に説明する。
バッファ層105aは電極103a上に設けられ、バッファ層105bは102上に設け
られる。バッファ層105a及びバッファ層105bは、電極103aまたは電極103
bと半導体層104との電気的な接続を良好にする層として機能する。なお、図3に示す
半導体装置では、電極103a及び電極103bのそれぞれ上面全部にバッファ層105
aまたはバッファ層105bを有する構成としているが、これに限定されず、本実施の形
態の半導体装置では、電極103a及び電極103bの一部の上に選択的にバッファ層1
05aまたはバッファ層105bを有する構成とすることもできる。
バッファ層105a及びバッファ層105bは、例えば半導体層104と同じ材料及び作
製方法を用いて形成することができる。また、バッファ層105a及びバッファ層105
bは、半導体層104より導電率と同じか又は高い導電率であることが好ましい。半導体
層104を例えばフォトリソグラフィー技術を用いてレジストを形成し、該レジストをマ
スクとして該半導体膜をエッチングして加工することによりバッファ層105a及びバッ
ファ層105bを形成することができる。
また、半導体層104は、電極103a及び電極103b間の絶縁層102の上面、電極
103aの上面及び側面、電極103bの上面及び側面、バッファ層105aの上面及び
側面、並びにバッファ層105bの上面及び側面を覆うように設けられる。
図1(B)に示す半導体装置は、ソース電極及びドレイン電極の上層にチャネル形成層と
なる半導体層を有する、いわゆるボトムコンタクト構造である。ボトムコンタクト構造と
することにより、ソース電極及びドレイン電極と半導体層の接触面積を増やすことができ
る。
図1(A)及び図1(B)に示す半導体装置は、ゲート電極上にソース電極及びドレイン
電極、並びにチャネル形成層を有する、いわゆるボトムゲート構造である。ボトムゲート
構造とすることにより、ゲート絶縁層及び半導体層の連続成膜が可能になる。なお、本実
施の形態の半導体装置は、ボトムゲート構造に限定されず、トップゲート構造とすること
もできる。
図1に一例として挙げたように、本実施の形態の半導体装置は、チャネル形成層として機
能する半導体層に透光性を有する半導体膜を用い、透光性を有する半導体膜からなる一つ
の半導体層がソース電極及びドレイン電極間のゲート絶縁層の上面、ソース電極の上面及
び側面、並びにドレイン電極の上面及び側面を覆う構造である。半導体膜が透光性を有す
るため、半導体層のアイランドを形成せずに半導体膜をトランジスタのチャネル形成層と
して用いることができる。よって半導体層のアイランド形成工程をなくすことができ、半
導体装置の作製工程数を削減することができ、半導体装置の作製を簡略にすることができ
る。
また、半導体層のアイランド形成を行わないため、図1(B)に示すようにバッファ層を
設ける場合にバッファ層の形状が限定されない。
また、図1に示すように、ソース電極の上面及び側面、並びにドレイン電極の上面及び側
面の全部を半導体層で覆う構造とすることにより、ソース電極及びドレイン電極の酸化を
防止するなど、ソース電極及びドレイン電極への外部環境の影響を低減することができる
次に本実施の形態の半導体装置の作製方法について図2を用いて説明する。図2は、図1
(A)に示す半導体装置の作製方法の一例を示す工程図である。
まず図2(A)に示すように、予め準備した被形成面(図2(A)では基板100)上に
電極101を形成する。
基板100としては、例えばガラス基板、石英基板、セラミック基板、またはサファイア
基板などを用いることができる。また、ガラス基板としては、例えば無アルカリガラス基
板などを用いることができ、無アルカリガラス基板としては、例えばバリウムホウケイ酸
ガラス、アルミノホウケイ酸ガラス、またはアルミノシリケートガラスなどを用いた基板
が挙げられる。また、半導体装置作製のときに行われる各処理の温度に耐えうるのであれ
ば、基板100としてプラスチック基板を用いることもできる。また、基板表面に絶縁処
理を施すことにより、半導体基板、金属基板、またはステンレス基板などを用いることも
できる。
電極101の材料としては、例えばモリブデン、チタン、クロム、タンタル、タングステ
ン、アルミニウム、銅、ネオジム、若しくはスカンジウムなどの導電性材料、またはこれ
らを主成分とする合金材料を含む導電膜を用いることができる。例えば基板100上に該
導電膜を形成し、フォトリソグラフィー技術を用いてレジストを形成し、該レジストをマ
スクとして該導電膜をエッチングして加工することにより電極101を形成することがで
きる。また導電膜の形成には、例えばスパッタ法を用いることができる。
なお、エッチングとしては、ドライエッチングまたはウェットエッチングを用いることが
できる。ドライエッチングに用いるエッチング装置としては、反応性イオンエッチング法
(RIE法)を用いたエッチング装置や、ECR(Electron Cyclotro
n Resonance)やICP(Inductively Coupled Pla
sma)などの高密度プラズマ源を用いたドライエッチング装置を用いることができる。
また、ICPエッチング装置と比べて広い面積に渡って一様な放電が得られやすいドライ
エッチング装置としては、上部電極を接地させ、下部電極に13.56MHzの高周波電
源を接続し、さらに下部電極に3.2MHzの低周波電源を接続したECCP(Enha
nced Capacitively Coupled Plasma)モードのエッチ
ング装置がある。このECCPモードのエッチング装置であれば、例えば基板として、第
10世代の3mを超えるサイズの基板を用いる場合にも対応することができる。
また、電極101の材料には、上記に挙げた材料を含む導電膜を積層させた積層膜を用い
ることもできる。例えば導電膜の一つとしてアルミニウム膜を用いて電極101を形成す
る場合、アルミニウム膜のみでは耐熱性が低く、腐蝕しやすい等の問題点があるため、耐
熱性導電膜との積層膜を用いて電極101を形成することにより、アルミニウム膜のみの
場合と比較して導電膜の耐熱性、耐蝕性などを高めることができるため、好ましい。耐熱
性導電膜の材料としては、チタン、タンタル、タングステン、モリブデン、クロム、ネオ
ジム、及びスカンジウムから選ばれた元素、上述した元素を成分とする合金、上述した元
素を組み合わせた合金膜、又は上述した元素を成分とする窒化物を用いることができる。
積層構造の導電膜としては、例えばアルミニウム膜上にモリブデン膜を積層した導電膜、
銅膜上にモリブデン膜を積層した導電膜、銅膜上に窒化チタン膜もしくは窒化タンタル膜
を積層した導電膜、または窒化チタン膜とモリブデン膜とを積層した導電膜などを用いる
ことができる。
次に図2(B)に示すように、電極101を覆うように絶縁層102を形成する。
絶縁層102としては、例えばシリコン、アルミニウム、イットリウム、タンタル、及び
ハフニウムのいずれか一つの酸化物、窒化物、酸化窒化物、若しくは窒化酸化物、または
それらの化合物を少なくとも2種以上含む化合物からなる層を用いることもできる。
次に図2(C)に示すように絶縁層102の一部の上に電極103a及び電極103bを
形成する。
電極103a及び電極103bは、例えば絶縁層102上に導電膜を形成し、フォトリソ
グラフィー技術を用いてレジストを形成し、該レジストをマスクとして該導電膜をエッチ
ングして加工することにより形成することができる。
電極103a及び電極103bの材料としては、例えばモリブデン、チタン、クロム、タ
ンタル、タングステン、アルミニウム、銅、ネオジム、またはスカンジウムなどの導電性
材料またはこれらを主成分とする合金材料を含む導電膜を用いることができる。なお、2
00℃〜600℃の熱処理を行う場合には、該熱処理に耐えられる耐熱性を有する導電膜
を用いることが好ましい。例えばチタン膜、アルミニウム膜、及びチタン膜の積層膜を用
いて形成した電極103a及び電極103bは低抵抗であり、かつアルミニウム層にヒロ
ックが発生しにくい。また上記に挙げた導電膜の形成方法には、例えばスパッタ法や真空
蒸着法などを用いることできる。また、電極103a及び電極103bは、銀、金、銅な
どの導電性ナノペーストを用いて形成することができる。該導電性ペーストは、例えばス
クリーン印刷法、またはインクジェット法などを用いて吐出して焼成することにより形成
することができる。
次に図2(D)に示すように、電極103a及び電極103bを介して絶縁層102を覆
うように半導体層104を形成する。
半導体層104としては、透光性を有する半導体膜を用いることができ、該半導体膜は、
半導体層のアイランドに加工されることなく半導体層104として用いられる。
透光性を有する半導体膜としては、例えば透光性を有する酸化物半導体膜などを用いるこ
とができる。透光性を有する酸化物半導体膜としては、例えばSnO、In、Z
nOのいずれかを含む酸化物半導体膜などが挙げられる。また、酸化物半導体膜を用いる
場合、酸化物半導体膜にアモルファス成分を含むものを用いることもできる。また、酸化
物半導体膜の中に結晶粒(ナノクリスタル)を含むものを用いることもできる。このとき
、酸化物半導体膜中の結晶粒(ナノクリスタル)は直径1nm〜10nm、代表的には2
nm〜4nm程度である。
また、透光性半導体膜として、例えばInMO(ZnO)(m>0)で表記される酸
化物半導体膜を用いることもできる。Mは、ガリウム(Ga)、鉄(Fe)、ニッケル(
Ni)、マンガン(Mn)及びコバルト(Co)から選ばれた一の金属元素または複数の
金属元素を示す。例えばMとして、Gaの場合があることの他、GaとNiまたはGaと
Feなど、Ga以外の上記金属元素が含まれる場合がある。また、上記酸化物半導体にお
いて、Mとして含まれる金属元素の他に、不純物元素としてFe、Niその他の遷移金属
元素、または該遷移金属の酸化物が含まれているものがある。なお、インジウム、ガリウ
ム、及び亜鉛を有する酸化物半導体膜をIn−Ga−Zn−O系非単結晶膜ともいう。
以上により図1(A)に示す半導体装置を作製することができる。
図1に一例として挙げたように、本実施の形態の半導体装置は、透光性を有する半導体膜
を成膜し、該半導体膜を加工して半導体層のアイランドを形成せずに該半導体膜をチャネ
ル形成層となる半導体層とする。半導体層は透光性を有するため、半導体層のアイランド
を形成せずに該半導体膜をチャネル形成層として用いることができる。これにより半導体
層のアイランド形成工程をなくすことができ、トランジスタの作製を簡略にすることがで
きる。また、半導体層のアイランド形成工程による、半導体層へのダメージを無くすこと
ができる。また、半導体層のアイランド形成工程にかかるコストを削減することができる
なお、本実施の形態の半導体装置は、ノーマリーオフであり、オフ電流が低いものである
ことが好ましく、オフ電流が低くなるように半導体層の抵抗値が適宜設定されていること
が好ましい。
(実施の形態2)
本実施の形態では、上記実施の形態1及び実施の形態2に示す半導体装置と異なる構成の
半導体装置について説明する。
本発明の一態様である半導体装置は、少なくともトランジスタである第1の半導体素子と
第2の半導体素子と、を有する構成とすることができる。本実施の形態では、第1の半導
体素子と第2の半導体素子と、を有する半導体装置の一例として第1のトランジスタと第
2のトランジスタと、を有する半導体装置の構造について図3を用いて説明する。図3は
本実施の形態における半導体装置の構造例を示す断面図である。
図3に示す半導体装置は、被形成面(図2では基板200)上にトランジスタ201及び
トランジスタ202を有する。
トランジスタ201は、電極2111と、絶縁層2012と、電極2131a及び電極2
131bと、半導体層204により構成される。
トランジスタ202は、電極2112と、絶縁層2012と、電極2132a及び電極2
132bと、半導体層204により構成される。
電極2111及び電極2112は、基板200上に設けられる。電極2111及び電極2
112としては、図1(A)に示す半導体装置における電極101に適用可能な材料及び
作製方法を適宜用いることができる。
絶縁層2012は、電極2111及び電極2112の上面を覆うように設けられる。絶縁
層2012の材料及び構造としては、図1(A)に示す半導体装置における絶縁層102
に適用可能な材料及び作製方法を適宜用いることができる。
電極2131a及び電極2131b、並びに電極2132a及び電極2132bのそれぞ
れは、絶縁層2012上に選択的に設けられる。電極2131a及び電極2131bはト
ランジスタ201のソース電極またはドレイン電極として機能し、電極2132a及び電
極2132bはトランジスタ202のソース電極またはドレイン電極として機能する。す
なわち、ゲート電極毎に1対のソース電極及びドレイン電極が設けられている。また、電
極2131a及び電極2131b、並びに電極2132a及び電極2132bとしては、
図1(A)に示す半導体装置における電極103a及び電極103bに適用可能な材料及
び作製方法を適宜用いることができる。
半導体層204は、電極2131a及び電極2131b間の絶縁層2012の上面、電極
2131aの上面及び側面、並びに電極2131bの上面及び側面を覆うように設けられ
、且つ第2の半導体素子に延伸して、すなわち、電極2132a及び電極2132b間の
絶縁層2012の上面、電極2132aの上面及び側面、並びに電極2132bの上面及
び側面を覆うように設けられる。半導体層204としては、図1(A)に示す半導体装置
における半導体層104に適用可能な材料及び作製方法を適宜用いることができる。
なお、図3に示す半導体装置において、トランジスタ201とトランジスタ202が導通
しないように、半導体層204の抵抗値の値を適宜設定することが好ましい。半導体層2
04の抵抗値は、例えばトランジスタ201及びトランジスタ202との間隔、半導体膜
の膜厚、または半導体膜の組成などによって適宜設定することができる。
図3に一例として挙げたように、本実施の形態の半導体装置は、複数の半導体素子を有す
る構成である。また、上記態様の半導体装置は、チャネル形成層として半導体膜を用いた
構造であり、該半導体膜は、成膜後に複数に分離されず、すなわち半導体素子毎に複数の
半導体層のアイランドに加工されず、第1の半導体素子のソース電極及びドレイン電極間
のゲート絶縁層の上面、ソース電極の上面及び側面、並びにドレイン電極の上面及び側面
を覆い、且つ第2の半導体素子に延伸して設けられた構造である。半導体膜は透光性を有
するため、半導体層のアイランド形成せずに半導体膜をチャネル形成層として用いること
ができ、半導体層のアイランド形成工程を無くすことができ、半導体装置の作製を簡略に
することができる。また、半導体層のアイランド形成工程が無くなるため、半導体層のア
イランド形成による半導体層のダメージを無くすことができる。
なお、図3に示す半導体装置は、同一基板上に2つのトランジスタを有する構成であるが
、これに限定されず、本実施の形態の半導体装置は、3つ以上のトランジスタを有する構
成とすることもできる。また、3つ以上のトランジスタを有する構成であっても、半導体
層のアイランドを形成せずに成膜した半導体膜を各トランジスタのチャネル形成層として
用いることができる。また、トランジスタの代わりに容量素子やダイオードなど別の半導
体素子とすることもできる。
なお、本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせることができる。
(実施の形態3)
本発明の一態様である半導体装置は、例えば表示装置の画素に適用することができる。本
実施の形態では、本発明の一態様である半導体装置を適用した画素を備えた表示装置につ
いて説明する。
なお、本明細書において表示装置とは、画像表示デバイス、表示デバイス、もしくは光源
(照明装置含む)を指す。また、コネクター(例えばFPC(Flexible pri
nted circuit)、TAB(Tape Automated Bonding
)テープ、もしくはTCP(Tape Carrier Package))が取り付け
られたモジュール、TABテープ若しくはTCPの先にプリント配線板が設けられたモジ
ュール、またはCOG(Chip On Glass)方式によりIC(集積回路)が表
示素子に直接実装されたモジュールも全て表示装置に含むものとする。
また、本実施の形態における表示装置は、表示素子が封止された状態にあるパネルと、該
パネルにコントローラを含むICなどを実装した状態にあるモジュールとを含む。さらに
該表示装置を作製する過程における、表示素子が完成する前の一形態に相当する素子基板
に関し、該素子基板は、電流を表示素子に供給するための手段を複数の各画素に備える。
素子基板は、具体的には、表示素子の画素電極のみが形成された状態であっても良いし、
画素電極となる導電膜を成膜した後であって、エッチングして画素電極を形成する前の状
態であっても良いし、あらゆる形態があてはまる。
本実施の形態における表示装置の画素構造及び画素の作製方法の一例について図4乃至図
10を用いて説明する。図4乃至図10は本実施の形態における表示装置の画素の作製方
法の一例を示す上面図及び断面図である。
まず図4(A)及び図4(B)に示すように、基板400上に下地膜4001を形成し、
下地膜4001上に選択的に導電層4011及び導電層4012を形成し、導電層401
1及び導電層4012の上面を覆うように絶縁層402を形成し、導電層4012上の絶
縁層402の一部に開口部4021を形成し、絶縁層402上に導電層4031、導電層
4032、導電層4033、及び導電層4034を選択的に形成する。
基板400としては、実施の形態1における基板100に適用可能な基板を適宜用いるこ
とができる。
下地膜4001は、保護膜としての機能を有する。下地膜4001の材料としては、例え
ばシリコン、アルミニウム、イットリウム、タンタル、及びハフニウムのいずれかの酸化
物、窒化物、酸化窒化物、若しくは窒化酸化物、またはそれらの化合物を少なくとも2種
以上含む化合物からなる膜を用いることができる。また、上記に挙げた膜の積層膜を用い
ることもできる。なお、下地膜4001は必ずしも設ける必要はないが、下地膜4001
を設けることにより、基板400側からの不純物の影響を抑制することができる。
導電層4011及び導電層4012の形成には、実施の形態1における電極101に適用
可能な材料及び作製方法を適宜用いることができる。
絶縁層402の形成には、例えば上記実施の形態1の絶縁層102に適用可能な材料及び
作製方法を適宜用いることができる。
開口部4021の形成には、例えばフォトリソグラフィー技術を用いることができ、例え
ば絶縁層402上にフォトリソグラフィー技術を用いてレジストを形成し、該レジストを
マスクとして該絶縁層402をエッチングにより加工して開口部4021を形成すること
ができる。
導電層4031乃至導電層4034の形成には、上記実施の形態1の電極103a及び電
極103bの形成に適用可能な材料及び作製方法を適宜用いることができる。
次に図5(A)及び図5(B)に示すように、導電層4031及び導電層4032間の絶
縁層402の上面、導電層4033及び導電層4034間の絶縁層402の上面、並びに
導電層4031乃至導電層4034の上面及び側面を覆うように一つの半導体層404を
形成する。
半導体層404の形成には、上記実施の形態1の半導体層104に適用可能な材料及び作
製方法を適宜用いることができる。図5に示す表示装置の作製方法では、半導体層の一例
として酸化物半導体膜を形成する。
酸化物半導体膜としては、例えばInMO(ZnO)(m>0)で表記される膜を用
いることができる。なお、Mは、ガリウム(Ga)、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、マ
ンガン(Mn)及びコバルト(Co)から選ばれた一の金属元素または複数の金属元素を
示す。例えばMとして、Gaの場合があることの他、GaとNiまたはGaとFeなど、
Ga以外の上記金属元素が含まれる場合がある。また、上記酸化物半導体において、Mと
して含まれる金属元素の他に、不純物元素としてFe、Niその他の遷移金属元素、また
は該遷移金属の酸化物が含まれているものがある。なお、本明細書において、インジウム
、ガリウム、及び亜鉛を有する酸化物半導体膜をIn−Ga−Zn−O系非単結晶膜とも
いう。
なお、半導体層404にIn−Ga−Zn−O系非単結晶膜を用いた場合、In−Ga−
Zn−O系非単結晶膜を形成した後、100℃〜600℃、代表的には200℃〜400
℃の熱処理を行うと良い。例えば、大気または窒素雰囲気下で350℃、1時間の熱処理
を行うことにより半導体層404を構成するIn−Ga−Zn−O系酸化物半導体膜の原
子レベルの再配列が行われる。この熱処理(光アニール等も含む)により、半導体層40
4中におけるキャリアの移動を阻害する歪みを低減することができる。なお、上記の熱処
理を行うタイミングは、半導体層404の形成後であれば特に限定されない。
In−Ga−Zn−O系非単結晶膜は、スパッタ法を用いて成膜した後、200℃〜50
0℃、代表的には300〜400℃で10分〜100分の熱処理を行われる。熱処理後の
XRD(X線回折)の分析では、熱処理後においてもIn−Ga−Zn−O系非単結晶膜
の結晶構造としてアモルファス構造が観察される。
また、In−Ga−Zn−O系非単結晶膜を用いてトランジスタを作製することにより、
ゲート電圧±20Vにおいて、オンオフ比が10以上、移動度が10以上の電気特性を
有するトランジスタを作製することができる。また、In−Ga−Zn−O系非単結晶膜
を用いたトランジスタはノーマリーオフとすることができる。
図4及び図5の作製工程により、同一基板400上にトランジスタ421、容量素子42
2、及びトランジスタ423が形成される。
トランジスタ421は、導電層4011の一部からなるゲート電極と、絶縁層402の一
部からなるゲート絶縁層と、導電層4031の一部からなるソース電極と、導電層403
2の一部からなるドレイン電極と、半導体層404の一部からなるチャネル形成層により
構成される。トランジスタ421は画素の選択トランジスタとして機能する。
容量素子422は、導電層4012の一部からなる第1の電極と、絶縁層402の一部及
び半導体層404の一部からなる誘電体層と、導電層4033の一部からなる第2の電極
により構成される。容量素子422は画素の保持容量として機能する。
トランジスタ423は導電層4012の一部からなるゲート電極と、絶縁層402の一部
からなるゲート絶縁層と、導電層4033の一部からなるソース電極と、導電層4034
の一部からなるドレイン電極と、半導体層404の一部からなるチャネル形成層により構
成される。トランジスタ423は画素の駆動トランジスタとして機能する。
なお、図5に示すトランジスタ421、容量素子422、及びトランジスタ423の半導
体層の抵抗値は、各半導体層によってトランジスタ421、容量素子422、及びトラン
ジスタ423が導通しないような値に設定されることが好ましい。半導体層の抵抗値は、
例えば素子間の長さ、または半導体膜の膜厚により適宜設定することができる。
さらに図6(A)及び図6(B)に示すように、半導体層404上に層間膜405を形成
し、導電層4032上の半導体層404及び層間膜405の一部に開口部4061を選択
的に形成し、開口部4021上の半導体層404及び層間膜405の一部に開口部406
2を選択的に形成し、導電層4033上の半導体層404及び層間膜405の一部に開口
部4063を選択的に形成する。なお、開口部4061及び4062の形成により半導体
層404も一部が加工されるが、本明細書において、該加工は半導体層のアイランド形成
工程には含まれないものとする。
層間膜405は、上記トランジスタ及び容量素子を保護する機能を有する。層間膜405
としては、例えばシリコン、アルミニウム、イットリウム、タンタル、及びハフニウムの
いずれか一つの酸化物、窒化物、酸化窒化物、若しくは窒化酸化物、またはそれらの化合
物を少なくとも2種以上含む化合物からなる膜を用いることができる。該化合物を含む膜
は、例えばスパッタ法またはCVD法などを用いて形成することができる。
開口部4061乃至開口部4063の形成には、例えばフォトリソグラフィー技術を用い
ることができ、例えば層間膜405上にレジストを形成し、該レジストをマスクとして該
半導体層404及び層間膜405をエッチングにより加工し、開口部4061乃至開口部
4063を形成することができる。
次に図7(A)及び図7(B)に示すように、開口部4063を介して導電層4034に
電気的に接続されるように導電層4071を形成し、開口部4061を介して導電層40
32に電気的に接続され、且つ開口部4062を介して導電層4012に電気的に接続さ
れるように導電層4072を形成する。
導電層4071及び導電層4072の材料としては、例えばモリブデン、チタン、クロム
、タンタル、タングステン、アルミニウム、銅、ネオジム、若しくはスカンジウムなどの
導電性材料、またはこれらを主成分とする合金材料を含む膜を用いることができる。また
、導電層4071及び導電層4072の材料としては、仕事関数が小さく、且つ光を反射
する導電膜を用いることもできる。例えば、Ca、Al、CaF、MgAg、又はAlL
iなどが望ましい。導電層4071及び導電層4072の形成には、例えばフォトリソグ
ラフィー技術を用いることができ、例えばフォトリソグラフィー技術を用いてレジストを
形成し、該レジストをマスクとして該導電膜をエッチングして加工することにより導電層
4071及び導電層4072を形成することができる。
次に図8(A)及び図8(B)に示すように、層間膜405、導電層4071、及び導電
層4072上に隔壁層408を形成し、下層の開口部、例えば開口部4061乃至開口部
4063の直上以外の一部に開口部4081を形成する。
隔壁層408の材料としては、例えば有機膜、または無機膜を用いることができ、例えば
ポリイミド、アクリル、また有機ポリシロキサンなどが挙げられる。なお、隔壁層408
としては、特に感光性の材料を用いることが好ましい。
また、開口部4081を下層の開口部、例えば開口部4061乃至開口部4063の直上
以外に形成することにより、複数の開口部が重なることにより生じる段差を抑制すること
ができる。また、開口部4081を側壁が連続した曲率を持つ傾斜面となるように形成す
ることが好ましい。
さらに発光素子を形成する。発光素子は、光の取り出し方によって構造が異なる。それぞ
れの場合について図9を用いて説明する。図9は、本実施の形態の表示装置の画素構造例
を示す断面図である。
図9(A)は、上面射出型の場合の画素の断面図である。図9(A)に示す画素は、図8
(A)及び図8(B)に示す開口部4081を介して導電層4072に電気的に接続され
るように電界発光層409が形成され、さらに電界発光層409に電気的に接続されるよ
うに導電層410が形成される。
電界発光層409は、単数の層で構成されていても、複数の層が積層されるように構成さ
れていてもどちらでも良い。例えばトランジスタ423がN型トランジスタであって電界
発光層409が複数の層で構成される場合、導電層4072上に電子注入層、電子輸送層
、発光層、ホール輸送層、ホール注入層を積層することにより電界発光層409を形成す
ることができる。なおこれらの層を全て設ける必要はない。
図9(A)に示す導電層410の材料としては、例えば酸化タングステンを含むインジウ
ム酸化物、酸化タングステンを含むインジウム亜鉛酸化物、酸化チタンを含むインジウム
酸化物、酸化チタンを含むインジウム錫酸化物、インジウム錫酸化物(ITOともいう)
、インジウム亜鉛酸化物、酸化ケイ素を添加したインジウム錫酸化物などの透光性を有す
る導電膜などを用いることができる。
図9(A)に示す発光素子424は、アノード電極の一部となる導電層4072と、発光
層となる電界発光層409と、カソード電極の一部となる導電層410により構成される
。アノード電極とカソード電極の間に電圧が印加されることにより電界発光層が発光し、
発光状態になる。発光層により生成された光は導電層4072側から取り出される。導電
層4072がカソード電極の一部として機能し、導電層410がアノード電極の一部とし
て機能する構成とすることもできる。
図9(B)は、下面射出型の場合の画素の断面図である。図9(B)に示す画素は、開口
部4081を介して導電層4072に電気的に接続されるように導電層411が形成され
、導電層411に電気的に接続されるように電界発光層409が形成され、電界発光層4
09に電気的に接続されるように導電層410が形成され、導電層410上に遮蔽膜41
2が形成される。
導電層4072及び導電層411の材料としては、透光性を有する導電材料を用いること
ができる。例えば酸化タングステンを含むインジウム酸化物、酸化タングステンを含むイ
ンジウム亜鉛酸化物、酸化チタンを含むインジウム酸化物、酸化チタンを含むインジウム
錫酸化物、ITO、インジウム亜鉛酸化物、酸化ケイ素を添加したインジウム錫酸化物な
どを用いることができる。また、光を透過する程度(好ましくは、5nm〜30nm程度
)の膜厚とするのであれば。例えばアルミニウムなどの導電膜を用いることもできる。
遮蔽膜412としては、例えば光を反射する金属などを用いることができる。また、金属
膜に限定されず、例えば黒の顔料を添加した樹脂などを用いることもできる。
図9(B)に示す発光素子424は、アノード電極の一部となる導電層4072と、発光
層となる電界発光層409と、カソード電極の一部となる導電層410と、遮蔽膜412
により構成される。アノード電極とカソード電極の間に電圧が印加されることにより電界
発光層が発光し、発光状態になる。発光層により生成された光は基板400側から取り出
される。なお、本実施の形態の表示装置は、半導体膜を複数に分離することなく、トラン
ジスタのチャネル形成層などに用いているが、半導体膜は透光性を有するため、複数に分
離しなくとも半導体膜を介して発光素子424により生成された光を基板400側から取
り出すことができる。
図9(C)は、両面射出型の場合の画素の断面図である。図9(B)に示す画素は、開口
部4081を介して導電層4072に電気的に接続されるように導電層411が形成され
、導電層411に電気的に接続されるように電界発光層409が形成され、電界発光層4
09に電気的に接続されるように導電層410が形成される。
導電層4072、導電層411、及び導電層410の材料としては、透光性を有する導電
材料を用いることができる。例えば酸化タングステンを含むインジウム酸化物、酸化タン
グステンを含むインジウム亜鉛酸化物、酸化チタンを含むインジウム酸化物、酸化チタン
を含むインジウム錫酸化物、ITO、インジウム亜鉛酸化物、酸化ケイ素を添加したイン
ジウム錫酸化物などを用いることができる。また、光を透過する程度(好ましくは、5n
m〜30nm程度)の膜厚とするのであれば。例えばアルミニウムなどの導電膜を用いる
こともできる。
図9(C)に示す発光素子424は、アノード電極の一部となる導電層4072と、発光
層となる電界発光層409と、カソード電極の一部となる導電層410により構成される
。アノード電極とカソード電極の間に電圧が印加されることにより電界発光層が発光し、
発光状態になる。発光層により生成された光は基板400側及び導電層410側から取り
出される。なお、本実施の形態の表示装置は、半導体膜を複数に分離することなく、トラ
ンジスタのチャネル形成層などに用いているが、半導体膜は透光性を有するため、複数に
分離しなくとも半導体膜を介して発光素子424により生成された光を基板400側から
取り出すことができる。
なお、上記表示装置において、発光素子として有機EL素子について述べたが、これに限
定されず、発光素子として無機EL素子を用いることもできる。
図4乃至図9に一例として挙げたように、本実施の形態の表示装置における画素は、半導
体膜を成膜後に半導体層のアイランドに加工せずに、成膜した半導体膜を用いてトランジ
スタ及び容量素子などを形成する。半導体膜は透光性を有するため、半導体層のアイラン
ドを形成することなく、半導体膜をトランジスタ、容量素子などに用いることができる。
よって半導体層のアイランド形成工程を無くすことができるため、半導体装置の作製工程
数を削減することができ、半導体装置の作製を簡略にすることができる。また、半導体層
のアイランド形成工程にかかるコストを削減することができる。また、半導体層のアイラ
ンド形成工程がなくなるため、半導体層のアイランド形成による半導体層へのダメージを
低減することができる。
また、本実施の形態の表示装置に用いられる半導体膜は、透光性を有するため、半導体膜
を複数に分離して複数の半導体層のアイランドを形成せずに半導体膜をトランジスタ及び
容量素子などに用いた場合であっても、光を取り出す際の影響を防止することができる。
例えば図9(B)または図9(C)に示す下面に光を射出する構造の表示装置であっても
、半導体層によって光を遮光することなく基板側から光を取り出すことができる。
さらに図4乃至9に示す作製工程により作製された画素の回路構成について図10を用い
て説明する。図10は、図4乃至図9に示す作製工程により作製された画素の等価回路を
示す回路図である。
図10に示す画素は、トランジスタ451と、容量素子452と、トランジスタ453と
、発光素子454と、を有する。
トランジスタ451は、ゲートが走査線461に電気的に接続され、ソース及びドレイン
の一方が信号線462に電気的に接続され、ソース及びドレインの他方に容量素子452
を介して高電源電位が与えられる。
トランジスタ453は、ゲートがトランジスタ451のソース及びドレインの他方に電気
的に接続され、ソース及びドレインの一方に高電源電位(Vddともいう)が与えられる
発光素子454は、第1端子及び第2端子を含み、第1端子がトランジスタ453のソー
ス及びドレインの他方に電気的に接続され、第2端子に低電源電位(Vssともいう)が
与えられる。
次に図10に示す画素の動作について説明する。
走査線461から入力される走査信号によりトランジスタ451がオン状態になり、所定
の値の電位であるビデオ信号(データ信号ともいう)が信号線462からトランジスタ4
53のゲートに入力される。
トランジスタ453はゲートに入力されるデータ信号に応じた電位によりオン状態または
オフ状態になる。トランジスタ453がオン状態のとき、発光素子454の電位は、トラ
ンジスタ453のゲート電位及び高電源電位に応じた値となる。このとき発光素子454
に第1端子及び第2端子との間に印加された電圧に応じて電流が流れ、発光素子454は
、流れる電流の量に応じた輝度で発光する。また、容量素子452によりトランジスタ4
53のゲート電位は一定時間保持されるため、発光素子454は一定時間発光状態を維持
する。
また信号線462から画素に入力されるデータ信号がデジタル信号の場合、画素はトラン
ジスタ451のオンとオフの切り替えによって、発光もしくは非発光の状態となる。よっ
て、面積階調法または時間階調法を用いて階調の表示を行うことができる。面積階調法は
、1画素を複数の副画素に分割し、各副画素を独立にデータ信号に基づいて駆動させるこ
とによって、階調表示を行う駆動法である。また時間階調法は、画素が発光する期間を制
御することによって、階調表示を行う駆動法である。
発光素子454は、液晶素子などに比べて応答速度が高いので、液晶素子よりも時間階調
法に適している。具体的に時間階調法で表示を行なう場合、1フレーム期間を複数のサブ
フレーム期間に分割する。そしてビデオ信号に従い、各サブフレーム期間において画素の
発光素子を発光または非発光の状態にする。複数のサブフレーム期間に分割することによ
って、1フレーム期間中に画素が実際に発光する期間のトータルの長さを、ビデオ信号に
より制御することができ、階調を表示することができる。
なお、本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせることができる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、本発明の一態様である半導体装置を適用した画素を備えた表示装置の
他の例として液晶素子を有する画素を備えた表示装置について説明する。
本実施の形態における表示装置の画素構造について図11を用いて説明する。図11は、
本実施の形態における表示装置の画素の構造例を示す図であり、図11(A)は上面図で
あり、図11(B)は、図11(A)の線分A1−A2における断面図である。なお図1
1に示す表示装置の画素において、上記実施の形態3に示す表示装置の画素と同じ部分に
ついては、上記実施の形態3に示す表示装置の画素の説明を適宜援用する。
図11に示す画素は、被形成面(図11(B)では基板500)上に下地膜5001と、
下地膜5001上に導電層5011及び導電層5012と、導電層5011及び導電層5
012の上面を覆う絶縁層502と、絶縁層502上に導電層5031及び導電層503
2と、導電層5031及び導電層5032を介して絶縁層502の上面を覆う半導体層5
04と、半導体層504上に開口部507を有する層間膜505と、開口部507を介し
て導電層5032に電気的に接続された導電層506と、を有する。なお、図11(A)
において、半導体層504及び層間膜505は便宜のため省略する。
基板500としては、例えば図4に示す基板400に適用可能な基板を適宜用いることが
できる。
下地膜5001は、例えば図4に示す下地膜4001に適用可能な材料及び作製方法を用
いて形成することができる。
導電層5011及び導電層5012は、例えば図4に示す導電層4011及び導電層40
12の形成に適用可能な材料及び作製方法を適宜用いて形成することできる。
絶縁層502は、例えば図4に示す絶縁層402に適用可能な材料及び作製方法を適宜用
いて形成することができる。
導電層5031及び導電層5032は、例えば図4に示す導電層4031乃至導電層40
34の形成に適用可能な材料及び作製方法を適宜用いて形成することができる。
半導体層504は、例えば図5に示す半導体層404に適用可能な材料及び作製方法を適
宜用いて形成することができる。
層間膜505は、例えば図6に示す層間膜405に適用可能な材料及び作製方法を適宜用
いて形成することができる。
導電層506は、例えば図7に示す導電層4071及び導電層4072の形成に適用可能
な材料及び作製方法を適宜用いて形成することができる。
なお、開口部507の形成により半導体層504の一部が加工されるが、本明細書におい
て、該加工は半導体層のアイランド形成工程には含まれないものとする。
また、本実施の形態における表示装置の画素は、例えば図12に示す構造にすることもで
きる。図12は、本実施の形態の表示装置の画素の構造例を示す断面図である。図12に
示す画素構造について以下に説明する。
図12に示す表示装置の画素は、図11に示す画素構造に加え、下地膜5001上に設け
られた導電層5013及び導電層5014と、絶縁層502を介して導電層5014に電
気的に接続された導電層5033と、絶縁層502、半導体層504、及び層間膜505
に設けられた開口部を介して導電層5013に電気的に接続された導電層5062と、半
導体層504、及び層間膜505に設けられた開口部を介して導電層5033に電気的に
接続された導電層5063と、を有する。
導電層5013及び導電層5014は、導電層5011及び導電層5012と同じ層を用
いて形成することできる。
導電層5033は、導電層5031及び導電層5032と同じ層を用いて形成することが
できる。
導電層5062及び導電層5063は、導電層506と同じ層を用いて形成することがで
きる。
導電層5013及び導電層5062は、FPCに接続するための電極または配線となる。
また、導電層5014、導電層5033、及び導電層5063はFPCに接続するための
電極または配線となる。
図12に示すように、本実施の形態の表示装置の画素は、画素と、FPCへの接続電極を
同一基板に有する構成とすることもできる。
さらに液晶素子を形成した画素の構造について図13を用いて説明する。図13は、本実
施の形態における画素の構造例を示す断面図である。
図13に示す画素は、図11に示す画素構造に加え、基板510と、基板510の一表面
に導電層509と、導電層506及び導電層509の間に液晶層508と、を有する。す
なわち液晶層508を介して基板500と基板510が貼り合わされている。
導電層509は、例えば図9に示す導電層410の形成に適用可能な材料及び作製方法を
適宜用いて形成することができる。
さらに図13に示す画素の回路構成について図14を用いて説明する。図14は図13に
示す画素の等価回路を示す回路図である。
図14に示す画素は、トランジスタ511と、液晶素子512と、容量素子513と、走
査線521と、信号線522と、を有する。
トランジスタ511は、選択スイッチとして機能し、ゲートが走査線521に電気的に接
続され、ソース及びドレインの一方が信号線522に電気的に接続される。
液晶素子512は、第1端子及び第2端子を有し、第1端子がトランジスタ511のソー
ス及びドレインの他方に電気的に接続され、第2端子に接地電位または一定の値の電位が
与えられる。
容量素子513は、第1端子及び第2端子を有し、第1端子がトランジスタ511のソー
ス及びドレインの他方に電気的に接続され、第2端子に接地電位または一定の値の電位が
与えられる。なお、容量素子513は必ずしも設ける必要はないが、容量素子513を設
けることにより、トランジスタ511のノイズによる影響を抑制することができる。
なお、本実施の形態における表示装置の表示方式としては、例えばTN(Twisted
Nematic)モード、IPS(In−Plane−Switching)モード、
FFS(Fringe Field Switching)モード、MVA(Multi
−domain Vertical Alignment)モード、PVA(Patte
rned Vertical Alignment)、ASM(Axially Sym
metric aligned Micro−cell)モード、OCB(Optica
l Compensated Birefringence)モード、FLC(Ferr
oelectric Liquid Crystal)モード、AFLC(AntiFe
rroelectric Liquid Crystal)などを用いることができる。
また、本実施の形態における表示装置に配向膜を用いないブルー相を示す液晶を用いても
よい。ブルー相は液晶相の一つであり、コレステリック液晶を昇温していくと、コレステ
リック相から等方相へ転移する直前に発現する相である。ブルー相は、狭い温度範囲でし
か発現しないため、温度範囲を改善するために5重量%以上のカイラル剤を混合させた液
晶組成物を用い、該液晶組成物を液晶層508に用いる。ブルー相を示す液晶とカイラル
剤とを含む液晶組成物は、応答速度が10μs〜100μsと短く、光学的等方性である
ため配向処理が不要であり、視野角依存性が小さい。
次に図14に示す画素の動作について説明する。
まずデータが書き込まれる画素が選択され、選択された画素は、走査線521から入力さ
れる信号によりトランジスタ511がオン状態になる。
このとき信号線522からのデータ信号がトランジスタ511を介して入力され、液晶素
子512の第1端子の電位はデータ信号の電位となり、液晶素子512は第1端子と第2
端子の間に印加される電圧に応じた透過率に設定される。データ書き込み後、走査線52
1から入力される信号によりトランジスタ511がオフ状態になり、液晶素子512は表
示期間の間設定された透過率を維持し、表示状態となる。上記動作を走査線521毎に順
次行い、すべての画素において上記動作が行われる。以上が画素の動作である。
液晶表示装置の動画表示において、液晶分子自体の応答が遅いため、残像が生じる、また
は動画のぼけが生じるという問題がある。液晶表示装置の動画特性を改善するため、全面
黒表示を1フレームおきに行う、いわゆる黒挿入と呼ばれる駆動技術がある。
また、通常の垂直周期を1.5倍もしくは2倍以上にすることで応答速度を改善する倍速
駆動と呼ばれる駆動技術もある。
また、液晶表示装置の動画特性を改善するため、バックライトとして複数のLED(発光
ダイオード)光源または複数のEL光源などを用いて面光源を構成し、面光源を構成して
いる各光源を独立して1フレーム期間内で間欠点灯駆動する駆動技術もある。面光源とし
て、3種類以上のLEDを用いてもよいし、白色発光のLEDを用いてもよい。独立して
複数のLEDを制御できるため、液晶層の光学変調の切り替えタイミングに合わせてLE
Dの発光タイミングを同期させることもできる。この駆動技術は、LEDを部分的に消灯
することができるため、特に一画面を占める黒い表示領域の割合が多い映像表示の場合に
は、消費電力の低減効果が図れる。
これらの駆動技術を組み合わせることによって、液晶表示装置の動画特性などの表示特性
を従来よりも改善することができる。
図4乃至図9に示す作製工程により作製された画素を画素部に有する表示装置は、半導体
膜が透光性を有するため、成膜後に分離して複数の半導体層のアイランドを形成すること
なく、該半導体膜をトランジスタのチャネル形成層や容量素子の誘電体層として用いるこ
とができ、作製工程数を削減することができ、また、作製コストを削減することができる
なお、本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせることができる。
(実施の形態5)
本実施の形態では、上記実施の形態3または実施の形態4に示す構成の画素の適用が可能
な表示装置について説明する。
本実施の形態における表示装置の画素の構成について図15を用いて説明する。図15は
本実施の形態における表示装置の構成例を示すブロック図である。
図15に示す表示装置は、画素部601と、走査線駆動回路602と、信号線駆動回路6
03と、を有する。
画素部601は、複数の画素604を有するドットマトリクス構造であり、具体的には、
複数の画素604は、行列方向に複数配置されている。それぞれの画素604は走査線を
介して走査線駆動回路602に電気的に接続され、信号線を介して信号線駆動回路603
に電気的に接続される。なお、図15において、走査線及び信号線については便宜のため
省略する。
走査線駆動回路602は、データ信号を入力する画素604を選択する回路であり、走査
線を介して選択信号を画素604に出力する。
信号線駆動回路603は、画素604に書き込むデータを信号として出力する回路であり
、信号線を介して走査線駆動回路602により選択された画素604に画素データを信号
として出力する。
画素604としては、例えば上記実施の形態3または実施の形態4に示す構成の表示装置
の画素のいずれかを適宜用いることができる。
次に走査線駆動回路602及び信号線駆動回路603の構成例について図16を用いて説
明する。図16は駆動回路の構成を示すブロック図であり、図16(A)は走査線駆動回
路の構成を示すブロック図であり、図16(B)は信号線駆動回路の構成を示すブロック
図である。
まず走査線駆動回路602は、図16(A)に示すように、シフトレジスタ610と、レ
ベルシフタ611と、バッファ回路612と、を有する。
シフトレジスタ610は、複数段の順序論理回路を用いて構成される。シフトレジスタ6
10は、ゲートスタートパルス(GSP)信号、ゲートクロック信号(GCK)などの信
号が入力され、各順序論理回路において順次選択信号を出力する。
また、信号線駆動回路603は、図16(B)に示すように、シフトレジスタ621と、
ラッチ回路622と、ラッチ回路623と、レベルシフタ624と、バッファ回路625
と、を有する。
シフトレジスタ621は、複数段の順序論理回路を用いて構成される。シフトレジスタ6
21は、ソーススタートパルス(SSP)信号、ソースクロック信号(SCK)などの信
号が入力され、各順序論理回路において順次選択信号を出力する。
ラッチ回路622には映像データ(DATA)信号が入力される。
バッファ回路625は、信号を増幅させる機能を有し、オペアンプなどを有する。
ラッチ回路623にはラッチ(LAT)信号を一時保持することができ、保持されたラッ
チ信号は一斉に図4における画素部601に出力される。これを線順次駆動と呼ぶ。その
ため、線順次駆動ではなく、点順次駆動を行う画素であれば、ラッチ回路623は不要と
することができる。
次に図15に示す表示装置の動作について説明する。
まず走査線駆動回路602で走査線が選択され、選択された走査線に接続された画素60
4は、走査線駆動回路602から入力される信号により、信号線を介して信号線駆動回路
603からデータ信号が出力される。これにより画素604は、データの書き込みが行わ
れ表示状態になる。走査線駆動回路602により走査線が選択され、すべての画素604
においてデータ書き込みが行われる。以上が図15に示す表示装置の動作である。
さらに本実施の形態における表示装置の一形態として、発光パネルの外観及び断面につい
て、図17を用いて説明する。図17は、本実施の形態における発光パネルの構造例を示
す図であり、図17(A)は上面図であり、図17(B)は、図17(A)の線分H−I
における断面図に相当する。
図17に示す発光パネルは、第1の基板6501上に画素部6502、信号線駆動回路6
503a、6503b、及び走査線駆動回路6504a、6504bを有し、画素部65
02、信号線駆動回路6503a、6503b、及び走査線駆動回路6504a、650
4bを囲むようにシール材6505が設けられている。画素部6502、信号線駆動回路
6503a、6503b、及び走査線駆動回路6504a、6504bの上に第2の基板
6506が設けられている。よって画素部6502、信号線駆動回路6503a、650
3b、及び走査線駆動回路6504a、6504bは、第1の基板6501とシール材6
505と第2の基板6506とによって、充填材6507と共に密封されている。このよ
うに外気に曝されないように気密性が高く、脱ガスの少ない保護フィルム(貼り合わせフ
ィルム、紫外線硬化樹脂フィルムなど)やカバー材でパッケージング(封入)することが
好ましい。
また第1の基板6501上に設けられた画素部6502、信号線駆動回路6503a、6
503b、及び走査線駆動回路6504a、6504bは、TFTを複数有しており、図
17(B)では、画素部6502に含まれるTFT6510と、信号線駆動回路6503
aに含まれるTFT6509とを例示している。画素部6502、信号線駆動回路650
3a、6503b、及び走査線駆動回路6504a、6504bのそれぞれが有するTF
Tは、例えば上記実施の形態に示すトランジスタのいずれかを適用することができる。図
17に示す半導体装置では、トランジスタの一例として図1(A)に示す構造を適用し、
具体的な説明については図1(A)の説明を適宜援用する。なお図17において、TFT
6509、6510はN型TFTである。
また、図17に示す発光パネルは、TFTの表面凹凸を低減するため、及びTFTの信頼
性を向上させるため、TFTを保護層や平坦化絶縁膜として機能する絶縁層(絶縁層65
51、絶縁層6552)で覆う構成となっている。
ここでは、保護層として積層構造の絶縁層6551を形成する。ここでは、絶縁層655
1の一層目として、スパッタ法を用いて酸化珪素膜を形成する。保護層として酸化珪素膜
を用いると、ソース電極及びドレイン電極として用いるアルミニウム膜のヒロック防止に
効果がある。
また、絶縁層6551の二層目として、スパッタ法を用いて窒化珪素膜を形成する。保護
層として窒化珪素膜を用いると、ナトリウムなどの可動イオンが半導体領域中に侵入する
ことを抑制し、TFTの電気特性が変化することを抑制することができる。
また、保護層を形成した後に、半導体層のアニール(250℃〜400℃)を行ってもよ
い。
また、平坦化絶縁膜として絶縁層6552を形成する。絶縁層6552としては、ポリイ
ミド、アクリル、ベンゾシクロブテン、ポリアミド、エポキシなどの、耐熱性を有する有
機材料を用いることができる。また上記有機材料の他に、低誘電率材料(low−k材料
)、シロキサン系樹脂、PSG(リンガラス)、BPSG(リンボロンガラス)などを用
いることができる。なお、これらの材料で形成される絶縁膜を複数積層させることで、絶
縁層6552を形成してもよい。
なおシロキサン系樹脂とは、シロキサン系材料を出発材料として形成されたSi−O−S
i結合を含む樹脂に相当する。シロキサン系樹脂は置換基としては有機基(例えばアルキ
ル基やアリール基)やフルオロ基を用いても良い。また、有機基はフルオロ基を有してい
ても良い。
絶縁層6552の形成法は、特に限定されず、その材料に応じて、スパッタ法、SOG法
、スピンコート、ディップ、スプレー塗布、液滴吐出法(インクジェット法、スクリーン
印刷、オフセット印刷など)、ドクターナイフ、ロールコーター、カーテンコーター、ナ
イフコーターなどを用いることができる。材料液を用いて絶縁層6552を形成する場合
、ベークする工程で同時に、半導体層のアニール(300℃〜400℃)を行ってもよい
。絶縁層6552の焼成工程と半導体層のアニールを兼ねることで効率よく表示装置を作
製することが可能となる。
またTFT6510上に発光素子6511が設けられる。発光素子6511は、TFT6
510のソース電極またはドレイン電極に電気的に接続され、画素電極である第1の電極
6517、電界発光層6512、第2の電極6513の積層構造により構成される。なお
発光素子6511は図17に示す構造に限定されず、本実施の形態の表示装置では、発光
素子6511の光を取り出す方向などに合わせて、発光素子6511の構造を適宜変える
ことができる。
隔壁6520は、第1の電極6517上に設けられ、さらに隔壁6520に設けられた開
口部を介して第1の電極6517に電気的に接続されるように電界発光層6512を有し
、電界発光層6512上に第2の電極6513を有する。隔壁6520としては、図8に
示す隔壁層408に適用可能な材料及び作製方法を適宜用いることができる。特に感光性
の材料を用い、第1の電極6517上に開口部を形成し、その開口部の側壁が連続した曲
率を持って形成される傾斜面となるように形成することが好ましい。
電界発光層6512としては、図9に示す電界発光層409に適用可能な材料及び作製方
法を用いることができる。また電界発光層6512は、単数の層で構成されていても、複
数の層が積層されるように構成されていても良い。
また、図17に示す発光パネルにおいて、発光素子6511に酸素、水素、水分、二酸化
炭素などが侵入しないように、第2の電極6513及び隔壁6520上に保護層を形成し
てもよい。保護層としては、窒化珪素膜、窒化酸化珪素膜、DLC膜などを形成すること
ができる。
また、信号線駆動回路6503a、6503b、走査線駆動回路6504a、6504b
、または画素部6502に与えられる各種信号及び電位は、FPC6518a、6518
bから供給されている。
また図17に示す発光パネルでは、接続端子電極6515が、発光素子6511が有する
第1の電極6517と同じ導電膜から形成され、接続端子電極6516は、TFT650
9、6510が有するソース電極及びドレイン電極と同じ導電膜から形成される。
また、TFT6509、6510が有する半導体層6550は、分離することなく接続端
子電極6516上にも設けられており、シール材6505は少なくとも半導体層6550
を介して基板6501上に設けられ、接続端子電極6515は、半導体層6550を介し
て接続端子電極6516上に形成される。なお、図17に示す発光パネルでは、接続端子
電極6515を有する構造について説明したが、これに限定されず、本実施の形態の発光
パネルでは、TFT6509、6510が有する半導体層を接続端子電極として用いるこ
ともできる。このとき少なくとも接続端子電極となる半導体層の導電率は、接続端子電極
として機能することができる値に設定することが好ましい。
接続端子電極6515は、FPC6518aが有する端子と、異方性導電膜6519を介
して電気的に接続されている。
発光素子6511からの光の取り出し方向に位置する基板には透光性を有する基板として
は、第2の基板は透光性でなければならない。その場合には、ガラス板、プラスチック板
、ポリエステルフィルムまたはアクリルフィルムのような透光性を有する材料を用いる。
また、充填材6507としては窒素やアルゴンなどの不活性な気体の他に、紫外線硬化樹
脂または熱硬化樹脂を用いることができ、PVC(ポリビニルクロライド)、アクリル、
ポリイミド、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、PVB(ポリビニルブチラル)またはEV
A(エチレンビニルアセテート)を用いることができる。図17に示す表示装置では、一
例として充填材6507として窒素を用いる。
また、必要であれば、発光素子6511の射出面に偏光板、または円偏光板(楕円偏光板
を含む)、位相差板(λ/4板、λ/2板)、カラーフィルタなどの光学フィルムを適宜
設けてもよい。また、偏光板または円偏光板に反射防止膜を設けてもよい。例えば、表面
の凹凸により反射光を拡散し、映り込みを低減できるアンチグレア処理を施すことができ
る。
信号線駆動回路6503a、6503b、及び走査線駆動回路6504a、6504bは
、図17に示す構造に限定されず、本実施の形態の表示装置では、別途用意された基板上
に単結晶半導体膜または多結晶半導体膜によって形成された駆動回路を実装した構成とし
てもよい。また、信号線駆動回路6503a、6503bのみ、或いは信号線駆動回路6
503a、6503bの一部、または走査線駆動回路6504a、6504bのみ、或い
は走査線駆動回路6504a、6504bの一部のみを別途形成して実装しても良い。
以上の工程により、信頼性の高い発光パネルを作製することができる。
次に本実施の形態における表示装置の一形態として、液晶パネルの外観及び断面について
、図18を用いて説明する。図18は本実施の形態における液晶パネルの構造例を示す図
であり、図18(A1)(A2)は上面図であり、図18(B)は、図18(A1)(A
2)のM−Nにおける断面図である。
図18に示す液晶パネルは、第1の基板6001上に画素部6002と、信号線駆動回路
6003と、走査線駆動回路6004と、を有し、画素部6002、信号線駆動回路60
03、及び走査線駆動回路6004を囲むようにして、シール材6000及びシール材6
005が設けられている。また、画素部6002及び走査線駆動回路6004上に第2の
基板6006が設けられ、画素部6002と、走査線駆動回路6004とは、第1の基板
6001とシール材6000とシール材6005と第2の基板6006とによって、液晶
層6008と共に封止されている。TFT6010、6011、及び液晶素子6013を
有し、第1の基板6001上にTFT6010、6011、及び液晶素子6013が第1
の基板6001と第2の基板6006との間にシール材6000及びシール材6005に
よって封止されている。また、第1の基板6001上のシール材6000及びシール材6
005によって囲まれている領域とは異なる領域に、別途用意された基板上に信号線駆動
回路6003が実装されている。
なお、別途形成した駆動回路の接続方法は、特に限定されるものではなく、COG方法、
ワイヤボンディング方法、或いはTAB方法などを用いることができる。図18(A1)
は、COG方法により信号線駆動回路6003を実装する例であり、図18(A2)は、
TAB方法により信号線駆動回路6003を実装する例である。
また第1の基板6001上に設けられた画素部6002と、走査線駆動回路6004は、
TFTを複数有しており、図18(B)では、画素部6002に含まれるTFT6010
と、走査線駆動回路6004に含まれるTFT6011とを例示している。
TFT6010、6011としては、上記実施の形態に示す構造のTFTのいずれかを適
用することができる。図18に示す液晶パネルでは、TFTの一例として図1(A)に示
す構造のTFTを適用する。また図18に示す液晶パネルにおいて、TFT6010、6
011はN型TFTとして説明する。
また、液晶素子6013が有する画素電極6030は、TFT6010のソース電極また
はドレイン電極に電気的に接続されている。そして液晶素子6013の対向電極6031
は第2の基板6006上に形成されている。画素電極6030と対向電極6031と液晶
層6008とが重なっている部分が、液晶素子6013に相当する。なお、画素電極60
30、対向電極6031はそれぞれ配向膜として機能する絶縁層6032、6033が設
けられ、絶縁層6032、6033を介して液晶層6008を挟持している。
なお、第1の基板6001、第2の基板6006としては、図1に示す基板100に適用
可能な基板を適宜用いることができる。
またスペーサ6035は、絶縁膜を選択的にエッチングすることで得られる柱状の隔壁で
あり、画素電極6030と対向電極6031との間の距離(セルギャップ)を制御するた
めに設けられている。なお球状のスペーサを用いても良い。また、対向電極6031は、
TFT6010と同一基板上に設けられる共通電位線と電気的に接続される。共通接続部
を用いて、一対の基板間に配置される導電性粒子を介して対向電極6031と共通電位線
とを電気的に接続することができる。なお、導電性粒子はシール材6005に含有させる
なお図18に示す液晶パネルは、透過型液晶表示パネルの例であるが、これに限定されず
、本実施の形態の液晶表示パネルは、反射型液晶表示パネルまたは半透過型液晶表示パネ
ルとすることもできる。
また、本実施の形態の液晶表示パネルは、基板の外側(視認側)に偏光板を設け、内側に
着色層、表示素子に用いる電極という順に設ける構成、または基板の内側に偏光板を設け
る構成にすることができる。また、偏光板と着色層の積層構造も偏光板及び着色層の材料
や作製工程条件によって適宜設定すればよい。また、ブラックマトリクスとして機能する
遮光膜を設けてもよい。
また、図18に示す液晶表示パネルは、TFTの表面凹凸を低減するため、及びTFTの
信頼性を向上させるため、TFTを保護層や平坦化絶縁膜として機能する絶縁層(絶縁層
6020、絶縁層6021)で覆う構成となっている。
ここでは、保護層として積層構造の絶縁層6020を形成する。ここでは、絶縁層602
0の一層目として、スパッタ法を用いて酸化珪素膜を形成する。保護層として酸化珪素膜
を用いると、ソース電極及びドレイン電極として用いるアルミニウム膜のヒロック防止に
効果がある。
また、絶縁層6020の二層目として、スパッタ法を用いて窒化珪素膜を形成する。保護
層として窒化珪素膜を用いると、ナトリウムなどの可動イオンが半導体領域中に侵入して
、TFTの電気特性を変化させることを抑制することができる。
また、保護層を形成した後に、半導体層のアニール(250℃〜400℃)を行ってもよ
い。
また、平坦化絶縁膜として絶縁層6021を形成する。絶縁層6021としては、ポリイ
ミド、アクリル、ベンゾシクロブテン、ポリアミド、エポキシなどの、耐熱性を有する有
機材料を用いることができる。また上記有機材料の他に、低誘電率材料(low−k材料
)、シロキサン系樹脂、PSG(リンガラス)、BPSG(リンボロンガラス)などを用
いることができる。なお、これらの材料で形成される絶縁膜を複数積層させることで、絶
縁層6021を形成してもよい。
なお、シロキサン系樹脂とは、シロキサン系材料を出発材料として形成されたSi−O−
Si結合を含む樹脂に相当する。シロキサン系樹脂は置換基としては有機基(例えばアル
キル基やアリール基)やフルオロ基を用いても良い。また、有機基はフルオロ基を有して
いても良い。
絶縁層6021の形成法は、特に限定されず、その材料に応じて、スパッタ法、SOG法
、スピンコート、ディップ、スプレー塗布、液滴吐出法(インクジェット法、スクリーン
印刷、オフセット印刷など)、ドクターナイフ、ロールコーター、カーテンコーター、ナ
イフコーターなどを用いることができる。絶縁層6021を材料液を用いて形成する場合
、ベークする工程で同時に、半導体層のアニール(300℃〜400℃)を行ってもよい
。絶縁層6021の焼成工程と半導体層のアニールを兼ねることで効率よく表示装置を作
製することが可能となる。
画素電極6030、対向電極6031は、例えば酸化タングステンを含むインジウム酸化
物、酸化タングステンを含むインジウム亜鉛酸化物、酸化チタンを含むインジウム酸化物
、酸化チタンを含むインジウム錫酸化物、インジウム錫酸化物、インジウム亜鉛酸化物、
酸化ケイ素を添加したインジウム錫酸化物などの透光性を有する導電性材料を用いて形成
することができる。
また、画素電極6030、対向電極6031は、導電性高分子(導電性ポリマーともいう
)を含む導電性組成物を用いて形成することができる。導電性組成物を用いて形成した画
素電極は、シート抵抗が10000Ω/以下、波長550nmにおける透光率が70%以
上であることが好ましい。また、導電性組成物に含まれる導電性高分子の抵抗率が0.1
Ω・cm以下であることが好ましい。
導電性高分子としては、いわゆるπ電子共役系導電性高分子が用いることができる。例え
ば、ポリアニリンまたはその誘導体、ポリピロールまたはその誘導体、ポリチオフェンま
たはその誘導体、もしくはこれらの2種以上の共重合体などがあげられる。
また別途形成された信号線駆動回路6003と、走査線駆動回路6004または画素部6
002に与えられる各種信号及び電位は、FPC6018から供給されている。
また、接続端子電極6015が、液晶素子6013が有する画素電極6030と同じ導電
膜から形成され、端子電極6016は、TFT6010、6011のソース電極及びドレ
イン電極と同じ導電膜で形成されている。
また、TFT6010、6011が有する半導体層6050は、分離することなく端子電
極6016上に設けられ、接続端子電極6015は、半導体層6050を介して端子電極
6016上に設けられ、シール材6000及びシール材6005は、少なくとも半導体層
6050を介して基板6001上に設けられる。なお、図18では、接続端子電極601
5を有する構造について説明したが、これに限定されず、本実施の形態の表示装置では、
半導体層6050を接続端子電極として用いることもできる。このとき少なくとも接続端
子電極となる半導体層6050の導電率は、接続端子電極として機能することができる値
に設定することが好ましい。
接続端子電極6015は、FPC6018が有する端子と、異方性導電膜6019を介し
て電気的に接続されている。
また図18に示す液晶パネルは、信号線駆動回路6003を別途形成し、第1の基板60
01に実装している構成であるが、これに限定されず、本実施の形態の液晶パネルは、走
査線駆動回路を別途形成して実装しても良いし、信号線駆動回路の一部または走査線駆動
回路の一部のみを別途形成して実装しても良い。
図18に一例として挙げたように、本発明の一態様である半導体装置を適用した液晶パネ
ルを作製することができる。
さらに上記液晶パネルを用いた液晶表示モジュールの一例について図19を用いて説明す
る。
図19は液晶表示モジュールの一例を示す図である。図19に示すように、TFT基板2
600と対向基板2601がシール材2602により固着され、その間にTFT等を含む
画素部2603、液晶層を含む表示素子2604、着色層2605、偏光板2606が設
けられ表示領域を形成している。着色層2605はカラー表示を行う場合に必要であり、
RGB方式の場合は、赤、緑、青の各色に対応した着色層が各画素に対応して設けられて
いる。TFT基板2600と対向基板2601の外側には偏光板2606、偏光板260
7、拡散板2613が配設されている。光源は冷陰極管2610と反射板2611により
構成され、回路基板2612は、フレキシブル配線基板2609によりTFT基板260
0の配線回路部2608と接続され、コントロール回路や電源回路などの外部回路が組み
こまれている。また偏光板と、液晶層との間に位相差板を有した状態で積層してもよい。
以上のように、本実施の形態の液晶パネルを用いて液晶表示モジュールを構成することが
できる。
なお、本実施の形態の表示装置は、半導体膜を分離せずにTFTのチャネル形成層などに
用いる構成であるため、半導体膜を用いて例えば作製段階に意図せずに画素部など表示装
置内に蓄積される電荷を外部に逃がすこともできる。このとき半導体膜の抵抗値は、半導
体層によってトランジスタなどの複数の半導体素子同士が導通せず、且つ作製段階で蓄積
される電荷を逃がすことができる値に設定することが好ましい。また、表示装置内に蓄積
される電荷を外部に逃がすために半導体膜の一部の抵抗値を下げる、また、半導体層によ
ってトランジスタなどの複数の半導体素子同士が導通しないように、半導体膜の一部の抵
抗値を上げる処理を行うこともできる。
なお、本実施の形態は、他の実施の形態と、適宜組み合わせることができる。
(実施の形態6)
本実施の形態では、本発明の一態様である表示装置の一例として電子ペーパについて説明
する。
本発明の一態様である半導体装置は、電子ペーパに用いることもできる。電子ペーパは、
電気泳動表示装置(電気泳動ディスプレイともいう)とも呼ばれており、紙と同じ読みや
すさ、他の表示装置に比べ低消費電力、薄くて軽い形状とすることが可能という利点を有
している。
電気泳動ディスプレイは、様々な形態が考えられ得るが、プラスの電荷を有する第1の粒
子と、マイナスの電荷を有する第2の粒子とを含むマイクロカプセルが溶媒または溶質に
複数分散されたものであり、マイクロカプセルに電界を印加することによって、マイクロ
カプセル中の粒子を互いに反対方向に移動させて一方側に集合した粒子の色のみを表示す
るものである。なお、第1の粒子または第2の粒子は染料を含み、電界がない場合におい
て移動しないものである。また、第1の粒子の色と第2の粒子の色は異なるもの(無色を
含む)とする。
このように、電気泳動ディスプレイは、誘電定数の高い物質が高い電界領域に移動する、
いわゆる誘電泳動現象を利用したディスプレイである。電気泳動ディスプレイは、液晶表
示装置に必要な偏光板、対向基板も必要なく、厚さや重さが低減する。
上記マイクロカプセルを溶媒中に分散させたものは、電子インクと呼ばれるものであり、
この電子インクはガラス、プラスチック、布、紙などの表面に印刷することができる。ま
た、カラーフィルタや色素を有する粒子を用いることによってカラー表示も可能である。
また、アクティブマトリクス基板上に適宜、二つの電極の間に挟まれるように上記マイク
ロカプセルを複数配置すればアクティブマトリクス型の表示装置が完成し、マイクロカプ
セルに電界を印加すれば表示を行うことができる。
なお、マイクロカプセル中の第1の粒子および第2の粒子としては、導電体材料、絶縁体
材料、半導体材料、磁性材料、液晶材料、強誘電性材料、エレクトロルミネセント材料、
エレクトロクロミック材料、及び磁気泳動材料から選ばれた一種の材料、またはこれらの
複合材料を用いればよい。
次に本実施の形態における電子ペーパの構造について図20を用いて説明する。図20は
本実施の形態における電子ペーパの構造例を示す断面図である。
図20に示す電子ペーパは、基板580上にTFT581と、TFT581上に積層して
設けられた絶縁層583、絶縁層584、及び絶縁層585と、絶縁層583乃至絶縁層
585、及びTFT581が有する半導体層582に設けられた開口部を介してTFT5
81のソース電極またはドレイン電極に接する電極587と、基板596に設けられた電
極588と、電極586及び電極588の間に黒色領域590a及び白色領域590bと
、周りに液体で満たされているキャビティ594を含む球形粒子589と、球形粒子58
9の周りに設けられた充填剤595と、を有する。
TFT581としては、本発明の一態様である半導体装置を用いることができる。図20
に示す電子ペーパでは、一例として図1(A)に示す構造の半導体装置を適用する場合に
ついて示す。
球形粒子589を用いた方式は、ツイストボール表示方式といい、ツイストボール表示方
式とは、表示素子に用いられる電極である第1の電極及び第2の電極の間に、白と黒に塗
り分けられた球形粒子を配置し、第1の電極及び第2の電極に電位差を生じさせ、球形粒
子の向きを制御することにより表示を行う方式である。
また、球形素子の代わりに電気泳動素子を用いることも可能である。電気泳動素子として
は、例えば透明な液体と、正に帯電した白い微粒子と、負に帯電した黒い微粒子と、を封
入した直径10μm〜200μm程度のマイクロカプセルを用いることができる。球形素
子と同様に、第1の電極と第2の電極との間に設けられるマイクロカプセルは、第1の電
極と第2の電極によって、電場が与えられると、白い微粒子と、黒い微粒子が逆の方向に
移動する。これにより白または黒を表示することができる。この原理を応用した表示素子
が電気泳動表示素子である。電気泳動表示素子は、液晶表示素子に比べて反射率が高いた
め、補助ライトが不要である。また、電気泳動表示素子は、液晶表示素子に比べて消費電
力が小さく、薄暗い場所でも表示部を認識することが可能である。また、球形素子又は電
気泳動素子を用いた電気ペーパは、表示部に電源が供給されない場合であっても、一度表
示した像を保持することが可能であるため、電源供給部から電子ペーパを遠ざけた場合で
あっても、表示された像を保存しておくことが可能となる。
図20に一例として挙げたように、本発明の一態様である半導体装置は、本実施の形態に
おける電子ペーパのトランジスタに用いることができる。また表示部のトランジスタにも
本発明の一態様である半導体装置を適用することができるため、例えば同一基板に駆動回
路及び表示部を設けることもできる。
また、本実施の形態の電子ペーパは、半導体膜を分離せずにTFTのチャネル形成層など
に用いる構成であるため、半導体膜を用いて例えば作製段階で意図せずに表示部など表示
装置内に蓄積される電荷を外部に逃がすこともできる。このとき半導体膜の抵抗率は、半
導体層によってトランジスタなどの複数の半導体素子同士が導通せず、且つ作製段階で蓄
積される電荷を逃がすことができる値に設定することが好ましい。また、表示装置内に蓄
積される電荷を外部に逃がすために半導体膜の一部の抵抗値を下げる、また、半導体層に
よってトランジスタなどの複数の半導体素子同士が導通しないように、半導体膜の一部の
抵抗値を上げる処理を行うこともできる。
または上記電子ペーパは、情報を表示するものであればあらゆる分野の電子機器に用いる
ことが可能である。例えば、電子ペーパを用いて、電子書籍(電子ブック)、ポスター、
電車などの乗り物の車内広告、クレジットカードなどの各種カードにおける表示などに適
用することができる。電子機器の一例を図21に示す。図21は、電子書籍2700の一
例を示している。
図21に示すように、電子書籍2700は、筐体2701および筐体2703の2つの筐
体で構成されている。筐体2701および筐体2703は、軸部2711により一体とさ
れており、該軸部2711を軸として開閉動作を行うことができる。このような構成によ
り、紙の書籍のような動作を行うことが可能となる。
筐体2701には表示部2705が組み込まれ、筐体2703には表示部2707が組み
込まれている。表示部2705および表示部2707は、一続きの画像を表示する構成と
してもよいし、異なる画像を表示する構成としてもよい。異なる画像を表示する構成とす
ることで、例えば右側の表示部(図21では表示部2705)に文章を表示し、左側の表
示部(図21では表示部2707)に画像を表示することができる。
また、図21では、筐体2701に操作部などを備えた例を示している。例えば、筐体2
701において、電源2721、操作キー2723、スピーカ2725などを備えている
。操作キー2723により、頁を送ることができる。なお、筐体の表示部と同一面にキー
ボードやポインティングディバイスなどを備える構成としてもよい。また、筐体の裏面や
側面に、外部接続用端子(イヤホン端子、USB端子、またはACアダプタおよびUSB
ケーブルなどの各種ケーブルと接続可能な端子など)、記録媒体挿入部などを備える構成
としてもよい。さらに、電子書籍2700は、電子辞書としての機能を持たせた構成とし
てもよい。
また、電子書籍2700は、無線で情報を送受信できる構成としてもよい。無線により、
電子書籍サーバから、所望の書籍データなどを購入し、ダウンロードする構成とすること
も可能である。
なお、本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせることができる。
(実施の形態7)
本実施の形態では、本発明の一態様である表示装置を表示部に備えた電子機器について説
明する。
本発明の一態様である表示装置は、さまざまな電子機器(遊技機も含む)に適用すること
ができる。電子機器としては、例えば、テレビジョン装置(テレビ、またはテレビジョン
受信機ともいう)、コンピュータ用などのモニタ、デジタルカメラ、デジタルビデオカメ
ラ、デジタルフォトフレーム、携帯電話機(携帯電話、携帯電話装置ともいう)、携帯型
ゲーム機、携帯情報端末、音響再生装置、パチンコ機などの大型ゲーム機などが挙げられ
る。
図22(A)は、テレビジョン装置9600の一例を示している。テレビジョン装置96
00は、筐体9601に表示部9603が組み込まれている。表示部9603により、映
像を表示することが可能である。また、ここでは、スタンド9605により筐体9601
が支持された構成を示している。
テレビジョン装置9600の操作は、筐体9601が備える操作スイッチや、別体のリモ
コン操作機9610により行うことができる。リモコン操作機9610が備える操作キー
9609により、チャンネルや音量の操作を行うことができ、表示部9603に表示され
る映像を操作することができる。また、リモコン操作機9610に、当該リモコン操作機
9610から出力する情報を表示する表示部9607を設ける構成としてもよい。
なお、テレビジョン装置9600は、受信機やモデムなどを備えた構成とする。受信機に
より一般のテレビ放送の受信を行うことができ、さらにモデムを介して優先または無線に
よる通信ネットワークに接続することにより、一方向(送信者から受信者)または双方向
(送信者と受信者間、あるいは受信者間同士など)の情報通信を行うことも可能である。
図22(B)は、デジタルフォトフレーム9700の一例を示している。例えば、デジタ
ルフォトフレーム9700は、筐体9701に表示部9703が組み込まれている。表示
部9703は、各種画像を表示することが可能であり、例えばデジタルカメラなどで撮影
した画像データを表示させることで、通常の写真立てと同様に機能させることができる。
なお、デジタルフォトフレーム9700は、操作部、外部接続用端子(USB端子、US
Bケーブルなどの各種ケーブルと接続可能な端子など)、記録媒体挿入部などを備える構
成とする。これらの構成は、表示部と同一面に組み込まれていてもよいが、側面や裏面に
備えるとデザイン性が向上するため好ましい。例えば、デジタルフォトフレームの記録媒
体挿入部に、デジタルカメラで撮影した画像データを記憶したメモリを挿入して画像デー
タを取り込み、取り込んだ画像データを表示部9703に表示させることができる。
また、デジタルフォトフレーム9700は、無線で情報を送受信出来る構成としてもよい
。無線により、所望の画像データを取り込み、表示させる構成とすることもできる。
図23(A)は、携帯型遊技機であり、筐体9881と筐体9891の2つの筐体で構成
されており、連結部9893により、開閉可能になるように連結されている。筐体988
1には表示部9882が組み込まれ、筐体9891には表示部9883が組み込まれてい
る。また、図23(A)に示す携帯型遊技機は、スピーカ部9884、記録媒体挿入部9
886、LEDランプ9890、入力手段(操作キー9885、接続端子9887、セン
サ9888(力、変位、位置、速度、加速度、角速度、回転数、距離、光、液、磁気、温
度、化学物質、音声、時間、硬度、電場、電流、電圧、電力、放射線、流量、湿度、傾度
、振動、におい、または赤外線を測定する機能を含むもの)、マイクロフォン9889)
などを備えている。もちろん、携帯型遊技機の構成は上述のものに限定されず、少なくと
も表示装置を備えた構成であればよく、その他付属設備が適宜設けられた構成とすること
もできる。図23(A)に示す携帯型遊技機は、記録媒体に記録されているプログラムま
たはデータを読み出して表示部に表示する機能や、他の携帯型遊技機と無線通信を行って
情報を共有する機能を有する。なお、図23(A)に示す携帯型遊技機が有する機能はこ
れに限定されず、様々な機能を有することができる。
図23(B)は大型遊技機であるスロットマシン9900の一例を示している。スロット
マシン9900は、筐体9901に表示部9903が組み込まれている。また、スロット
マシン9900は、その他、スタートレバーやストップスイッチなどの操作手段、コイン
投入口、スピーカなどを備えている。もちろん、スロットマシン9900の構成は上述の
ものに限定されず、少なくとも本発明に係る表示装置を備えた構成であればよく、その他
付属設備が適宜設けられた構成とすることができる。
図24(A)は、携帯電話機9000の一例を示している。携帯電話機9000は、筐体
9001に組み込まれた表示部9002の他、操作ボタン9003、外部接続ポート90
04、スピーカ9005、マイク9006などを備えている。
図24(A)に示す携帯電話機9000は、表示部9002を指などで触れることで、情
報を入力することができる。また、電話を掛ける、或いはメールを作成するなどの操作は
、表示部9002を指などで触れて操作することにより行うことができる。
表示部9002の画面は主として3つのモードがある。第1のモードは、画像の表示を主
とする表示モードであり、第2のモードは、文字などの情報の入力を主とする入力モード
である。第3のモードは表示モードと入力モードの2つのモードが混合した表示+入力モ
ードである。
例えば、電話を掛ける、或いはメールを作成する場合は、表示部9002を文字の入力を
主とする文字入力モードとし、画面に表示させた文字の入力操作を行えばよい。この場合
、表示部9002の画面のほとんどにキーボードまたは番号ボタンを表示させることが好
ましい。
また、携帯電話機9000内部に、ジャイロ、加速度センサなどの傾きを検出するセンサ
を有する検出装置を設けることで、携帯電話機9000の向き(縦か横か)を判断して、
表示部9002の画面表示を自動的に切り替えるようにすることができる。
また、画面モードの切り替えは、表示部9002を触れること、または筐体9001の操
作ボタン9003の操作により行われる。また、表示部9002に表示される画像の種類
によって切り替えるようにすることもできる。例えば、表示部に表示する画像信号が動画
のデータであれば表示モード、テキストデータであれば入力モードに切り替える。
また、入力モードにおいて、表示部9002の光センサで検出される信号を検知し、表示
部9002のタッチ操作による入力が一定期間ない場合には、画面のモードを入力モード
から表示モードに切り替えるように制御してもよい。
表示部9002は、イメージセンサとして機能させることもできる。例えば、表示部90
02に掌や指を触れることで、掌紋、指紋などを撮像することで、本人認証を行うことが
できる。また、表示部に近赤外光を発光するバックライトまたは近赤外光を発光するセン
シング用光源を用いれば、指静脈、掌静脈などを撮像することもできる。
図24(B)も携帯電話機の一例である。図24(B)の携帯電話機は、筐体9411に
、表示部9412、及び操作ボタン9413を含む表示装置9410と、筐体9401に
操作ボタン9402、外部入力端子9403、マイク9404、スピーカ9405、及び
着信時に発光する発光部9406を含む通信装置9400とを有しており、表示機能を有
する表示装置9410は電話機能を有する通信装置9400と矢印の2方向に脱着可能で
ある。よって、表示装置9410と通信装置9400の短軸同士を取り付けることも、表
示装置9410と通信装置9400の長軸同士を取り付けることもできる。また、表示機
能のみを必要とする場合、通信装置9400より表示装置9410を取り外し、表示装置
9410を単独で用いることもできる。通信装置9400と表示装置9410とは無線通
信または有線通信により画像または入力情報を授受することができ、それぞれ充電可能な
バッテリーを有する。
上記に一例として挙げたように、本発明の一態様である表示装置は、様々な電子機器に適
用することができる。
なお、本実施の形態は、他の実施の形態と適宜組み合わせることができる。
100 基板
101 電極
102 絶縁層
103a 電極
103b 電極
104 半導体層
105a バッファ層
105b バッファ層
200 基板
201 トランジスタ
202 トランジスタ
204 半導体層
400 基板
402 絶縁層
404 半導体層
405 層間膜
408 隔壁層
409 電界発光層
410 導電層
411 導電層
412 遮蔽膜
421 トランジスタ
422 容量素子
423 トランジスタ
424 発光素子
451 トランジスタ
452 容量素子
453 トランジスタ
454 発光素子
461 走査線
462 信号線
500 基板
502 絶縁層
504 半導体層
505 層間膜
506 導電層
507 開口部
508 液晶層
509 導電層
510 基板
511 トランジスタ
512 液晶素子
513 容量素子
521 走査線
522 信号線
580 基板
581 TFT
582 半導体層
583 絶縁層
584 絶縁層
585 絶縁層
586 電極
587 電極
588 電極
589 球形粒子
594 キャビティ
595 充填剤
596 基板
601 画素部
602 走査線駆動回路
603 信号線駆動回路
604 画素
610 シフトレジスタ
611 レベルシフタ
612 バッファ回路
621 シフトレジスタ
622 ラッチ回路
623 ラッチ回路
624 レベルシフタ
625 バッファ回路
2012 絶縁層
2111 電極
2112 電極
2131a 電極
2131b 電極
2132a 電極
2132b 電極
2600 TFT基板
2601 対向基板
2602 シール材
2603 画素部
2604 表示素子
2605 着色層
2606 偏光板
2607 偏光板
2608 配線回路部
2609 フレキシブル配線基板
2610 冷陰極管
2611 反射板
2612 回路基板
2613 拡散板
2700 電子書籍
2701 筐体
2703 筐体
2705 表示部
2707 表示部
2711 軸部
2721 電源
2723 操作キー
2725 スピーカ
4001 下地膜
4011 導電層
4012 導電層
4021 開口部
4031 導電層
4032 導電層
4033 導電層
4034 導電層
4061 開口部
4062 開口部
4063 開口部
4071 導電層
4072 導電層
4081 開口部
5001 下地膜
5011 導電層
5012 導電層
5013 導電層
5014 導電層
5031 導電層
5032 導電層
5033 導電層
5062 導電層
5063 導電層
590a 黒色領域
590b 白色領域
6000 シール材
6001 基板
6002 画素部
6003 信号線駆動回路
6004 走査線駆動回路
6005 シール材
6006 基板
6008 液晶層
6010 TFT
6011 TFT
6013 液晶素子
6015 接続端子電極
6016 端子電極
6018 FPC
6019 異方性導電膜
6020 絶縁層
6021 絶縁層
6030 画素電極
6031 対向電極
6032 絶縁層
6035 スペーサ
6050 半導体層
6501 基板
6502 画素部
6503a 信号線駆動回路
6504a 走査線駆動回路
6518a FPC
6505 シール材
6506 基板
6507 充填材
6509 TFT
6510 TFT
6511 発光素子
6512 電界発光層
6513 電極
6515 接続端子電極
6516 接続端子電極
6517 電極
6519 異方性導電膜
6520 隔壁
6550 半導体層
6551 絶縁層
6552 絶縁層
9000 携帯電話機
9001 筐体
9002 表示部
9003 操作ボタン
9004 外部接続ポート
9005 スピーカ
9006 マイク
9400 通信装置
9401 筐体
9402 操作ボタン
9403 外部入力端子
9404 マイク
9405 スピーカ
9406 発光部
9410 表示装置
9411 筐体
9412 表示部
9413 操作ボタン
9600 テレビジョン装置
9601 筐体
9603 表示部
9605 スタンド
9607 表示部
9609 操作キー
9610 リモコン操作機
9700 デジタルフォトフレーム
9701 筐体
9703 表示部
9881 筐体
9882 表示部
9883 表示部
9884 スピーカ部
9885 操作キー
9886 記録媒体挿入部
9887 接続端子
9888 センサ
9889 マイクロフォン
9890 LEDランプ
9891 筐体
9893 連結部
9900 スロットマシン
9901 筐体
9903 表示部

Claims (3)

  1. 第1のトランジスタの第1のゲート電極と、第2のトランジスタの第2のゲート電極と、を形成し、
    前記第1のゲート電極上及び前記第2のゲート電極上にゲート絶縁層を形成し、
    前記ゲート絶縁層上であって、前記第1のゲート電極上に第1のソース電極及び第1のドレイン電極を形成するとともに、前記ゲート絶縁層上であって、前記第2のゲート電極上に第2のソース電極及び第2のドレイン電極を形成し、
    前記ゲート絶縁層上、前記第1のソース電極上、前記第1のドレイン電極上、前記第2のソース電極上及び前記第2のドレイン電極上に、透光性を有する一続きの酸化物半導体層を形成し、
    前記酸化物半導体層全体の抵抗値は、前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタとが導通しない値であることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  2. 第1のトランジスタの第1のゲート電極と、第2のトランジスタの第2のゲート電極と、を形成し、
    前記第1のゲート電極上及び前記第2のゲート電極上にゲート絶縁層を形成し、
    前記ゲート絶縁層上であって、前記第1のゲート電極上に第1のソース電極及び第1のドレイン電極を形成するとともに、前記ゲート絶縁層上であって、前記第2のゲート電極上に第2のソース電極及び第2のドレイン電極を形成し、
    前記第1のソース電極上に第1のバッファ層を形成し、
    前記第1のドレイン電極上に第2のバッファ層を形成し、
    前記第2のソース電極上に第3のバッファ層を形成し、
    前記第2のドレイン電極上に第4のバッファ層を形成し、
    前記ゲート絶縁層上、前記第1のソース電極上、前記第1のドレイン電極上、前記第2のソース電極上及び前記第2のドレイン電極上に、透光性を有する一続きの酸化物半導体層を形成し、
    前記酸化物半導体層全体の抵抗値は、前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタとが導通しない値であることを特徴とする半導体装置の作製方法。
  3. 請求項1または2において、
    前記酸化物半導体層は、インジウム、ガリウム及び亜鉛を有することを特徴とする半導体装置の作製方法。
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