JP2014239870A - 家具類の転倒防止構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】家具類を壁面に強固に固定させることができると共に、見栄え良く家具類を固定させることができる家具類の転倒防止構造を提供する。
【解決手段】本発明に係る家具類2の転倒防止構造は、少なくとも一部が磁性体のパネル1で形成される壁面に家具類2を固定する。壁面に固定される固定片4と、家具類2に連結される連結片6とで固定具3を構成する。固定具3の固定片4を、シート状磁石5を介してパネル1の表面に磁着すると共に、連結片6を家具類2に連結する。
【選択図】図1

Description

本発明は、家具類の転倒を防止する構造に関するものであって、特に、建築物の壁にサンドイッチパネルを用いた家具類の転倒防止構造に関するものである。
従来、地震などの揺れに対して家具類の転倒を防止するにあたって、例えばL型金具やワイヤーなどの固定具を用いて家具類を壁面に固定させることが行われている。しかし、これらの方法では、家具類を壁面に固定させる際、壁面に固定具を取り付けるための穴を開けるため、壁面に傷をつけてしまう。また、これらの方法では、壁面の剛性が低い位置には、固定具を取り付けることができないなど、固定具の取り付け位置を自由に設定することができない。
そこで、壁面に傷をつけず、また、固定具の取り付け位置を自由に選択できる家具類の転倒防止構造が、特許文献1等によって提案されている。
特許文献1の転倒防止構造では、磁性体を備えた固定具を用いて、鋼板で形成された壁面に前記固定具を前記磁性体の吸着力によって取り付け、前記固定具によって家具類を壁面に固定させるようにしている。
特開2011−172635号公報
しかし、特許文献1に開示されている方法では、壁面を形成する鋼板の厚みが薄い場合は、十分な吸着力を得ることができず、家具類を壁面に強固に固定させることができないという問題があった。また、固定具を壁面に取り付けた際、固定具が壁面から大きく張り出すことになって、固定箇所が目立ち、見栄えが悪いという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、家具類を壁面に強固に固定させることができると共に、見栄え良く家具類を固定させることができる家具類の転倒防止構造を提供することを目的とするものである。
本発明に係る家具類の転倒防止構造は、少なくとも一部が磁性体のパネルで形成される壁面に家具類を固定するにあたって、前記壁面に固定される固定片と、前記家具類に連結される連結片とで固定具を構成し、前記固定具の前記固定片を、シート状磁石を介して前記パネル表面に磁着すると共に、前記連結片を前記家具類に連結して成ることを特徴とするものである。
また、前記パネルは、金属外皮を備えるサンドイッチパネルであることが好ましい。
また、前記シート状磁石は、シート状ゴム磁石であり、前記シート状ゴム磁石の正面視における面積が、25〜300cmであることが好ましい。
また、前記シート状磁石は、シート状金属磁石であることが好ましい。
また、伸縮自在の連結具を介在させ、前記連結具の一方の端部を前記固定具の前記連結片に取り付けると共に、他方の端部を前記家具類に連結して成ることが好ましい。
本発明によれば、固定具の固定片を、シート状磁石を介してパネル表面に磁着させることにより、固定具と壁面との磁着面積を大きくすることができる。これにより、壁面を形成する金属外皮の厚みが薄い場合であっても、十分な吸着力を得ることができる。この結果、家具類を壁面に強固に固定させることができる。また、固定具の固定片を、シート状磁石を介して壁面に取り付けるようにすることで、固定片と壁面との間の距離を小さくすることができるため、固定具を壁面に取り付けても、固定具が壁面から大きく張り出さないようにすることができる。これにより、家具類を壁面に固定させる際、固定箇所を目立たないようにすることができる。この結果、見栄え良く家具類を固定させることができる。
本発明の第一の実施形態に係る家具類の転倒防止構造を示すものであり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 (a)〜(c)は本発明で使用される固定具の一例を示し、(d)〜(f)は固定具の他の一例を示すものであり、(a)及び(d)は平面図、(b)及び(e)は背面図、(c)及び(f)は側面図である。 本発明の第二の実施形態に係る家具類の転倒防止構造を示すものであり、(a)は側面図、(b)は連結具の一例を示す斜視図である。 (a)〜(d)と(e)〜(h)の各々は本発明で使用される固定具の他の一例を示し、(a)及び(e)は平面図、(b)及び(f)は正面図、(c)及び(g)は背面図、(d)及び(h)は側面図である。 本発明の第三の実施形態に係る家具類の転倒防止構造を示すものであり、(a)は斜視図、(b)は壁面側の一部を拡大した斜視図、(c)は家具類側の一部を拡大した斜視図である。 (a)〜(c)と(d)〜(f)の各々は本発明で使用される固定具の他の一例を示すものであり、(a)及び(d)は平面図、(b)及び(e)は背面図、(c)及び(f)は側面図である。 本発明の第四の実施形態に係る家具類の転倒防止構造を示すものであり、(a)及び(b)は側面図である。 異なる厚み及び着磁ピッチを有するシート状磁石におけるシート状磁石の面積と吸着力との関係を示すグラフである。 (a)〜(c)は本発明の第一乃至第四の実施形態に係る家具類の転倒防止構造で使用される固定具の他例を示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。 (a)〜(c)は本発明の第一乃至第四の実施形態に係る家具類の転倒防止構造で使用される固定具の更に他例を示し、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。 本発明の第一乃至第四の実施形態に係る家具類の転倒防止構造で使用されるシート状磁石の一例を示す斜視図である。 転倒防止試験時における本発明の実施形態に係る家具類の転倒防止構造を示すものであり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は要部拡大図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。以下では、家具類2が壁に固定されている状態を基準にして、家具類の転倒防止構造を説明する。以下の説明においては、壁に対して家具類2が位置する側を前側といい、家具類2に対して壁が位置する側を後側という。
本発明における家具類2の転倒防止構造は、少なくとも一部が磁性体のパネル1で形成される壁面に家具類2を固定するものである。パネル1としては、例えば、サンドイッチパネル100や鋼板が挙げられるが、これらに限定されない。尚、本実施形態では、家具類2として、箪笥、電子レンジ、冷蔵庫、及び薄型の平面テレビを実施の対象として説明するが、本発明はこれらに限られない。
図1に、第一の実施形態に係る家具類2の転倒防止構造を示す。図1(a)は平面図であり、図1(b)は側面図である。
本実施形態では、壁面に固定される固定片4と、家具類2に連結される連結片6とで固定具3を構成する。固定具3の固定片4を、シート状磁石5を介してパネル1の表面に磁着すると共に、連結片6を家具類2に連結する。
本実施形態では、パネル1は、サンドイッチパネル100である。サンドイッチパネル100は、二枚の金属外皮100a、100aと、断熱材100bとを備える。
金属外皮100aは、鉄板や鋼板などの金属板から形成されていることが好ましい。この場合、固定具3のシート状磁石5を金属外皮100aに磁着することができる。金属外皮100aは、金属板をロール成形加工や、折り曲げ加工などで所望の形状に成形することによって得ることができる。金属外皮100aの厚みとしては、例えば、0.35〜1.0mmとすることができる。
断熱材100bとしては、例えば、密度40〜60kg/mのポリイソシアヌレートフォーム、ウレタンフォーム、フェノールフォームなどの樹脂発泡体が挙げられる。また、断熱材100bとして、ロックウールやグラスウールなどの繊維状無機材料を用いてもよい。また、耐火性を向上させるために、断熱材100bと共に珪酸カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウムなどで形成される耐火材を設けてもよい。
サンドイッチパネル100は、二枚の金属外皮100a間に、断熱材100bを充填して板状に形成される。サンドイッチパネル100は、図12(c)に示すように、例えば、上下の両端部の一方(本実施形態では上端部)に嵌合凸部101を有し、他方(本実施形態では下端部)に、嵌合凹部102を有する。断熱材100bは、嵌合凹部102の側壁の先端(本実施形態では下端)まで充填されている。また、本実施形態では、嵌合凸部101においては、断熱材100bの前面と後面に上端まで金属外皮100aがそれぞれ重ねられており、断熱材100bの上面には金属外皮100aが重ねられていない。
サンドイッチパネル100は、図12(a)及び(b)に示すように、その左右方向の両端部が、ビスなどの固定具13を用いて、縦胴縁や柱等の下地材12に固定される。サンドイッチパネル100は、上下左右に複数枚並べて配置され、それぞれ下地材12に固定され、これにより壁を形成する。上下に並ぶ2枚のサンドイッチパネル100は、嵌合凸部101と嵌合凹部102とを嵌合させることによって接続される。上下2枚のサンドイッチパネル100は、接続状態において、上下方向に隙間が略形成されないように、嵌合凸部101と嵌合凹部102の形状が決められている。詳しくは、嵌合凹部102の室内側の側壁の先端部103と、嵌合凸部101の室内側の基部104との間に、上下方向に隙間が略形成されないように、嵌合凸部101と嵌合凹部102の形状が決められている。上下2枚のサンドイッチパネル100は、嵌合凸部101の先端部105と嵌合凹部102の底面106との間に気密材107が配され、この間の隙間が埋められた状態で接続される。
サンドイッチパネル100の厚みとしては、例えば、22〜100mmとすることができる。サンドイッチパネル100は、図示省略しているが、その表面、すなわち金属外皮100aの表面にクロスが貼り付けられていてもよい。尚、表面とは、サンドイッチパネル100の室内側に向けられる壁面のことをいう。クロスとしては、特に限定されるものではなく、適宜のものを用いることができる。クロスの厚みとしては、例えば、0.2mmとすることができる。
家具類2としては、例えば、箪笥などが挙げられる。
固定具3は、壁面に家具類2を固定させるための部材である。図2(c)に示すように、固定具3は、側面視T字状に形成されている。固定具3は、固定片4と、連結片6とで構成される。
固定片4は、壁面に平行に配置されて、壁面に固定される部材である。固定片4は、平板状に形成されている。固定片4は、鋼板やアルミニウムなどの金属材料から形成される。固定片4には、後述するシート状磁石5が設けられる。固定片4は、第一の面4aと、この第一の面4aと平行な第二の面4bとを備える。第一の面4aは、前側に向けられ、家具類2に当接させる面である。第二の面4bは、後側に向けられ、シート状磁石5を介してサンドイッチパネル100の室内側の金属外皮100aに取り付けられる面である。
連結片6は、家具類2に連結される部材である。連結片6は、固定具3の側面視中央部において、固定片4の第一の面4aと直交する水平方向、すなわち固定片4の第一の面4aから前側に向かって水平に配設される。連結片6は、平板状の部材である。連結片6は、鋼板やアルミニウムなどの金属材料から形成される。連結片6の前後方向における長さは、必要に応じて適宜の長さに設定することができる。連結片6の前後方向における長さとしては、例えば、5〜20cmとすることができる。連結片6には、この上下の厚み方向に貫通する複数の固定用孔6cが設けられている。複数の固定用孔6cは、前後方向と直交する水平方向に間隔をあけて並ぶように形成されている。この固定用孔6cに、ビスなどの固着具を挿入することにより、連結片6を家具類2に連結することができる。
尚、固定具3は、壁面に家具類2を固定させることができるものであれば、種々の形状であってよい。固定具3は、例えば、図2(d)〜(f)に示すように、側面視L字状に形成されていてもよい。図2(d)〜(f)に示す形状では、図2(a)〜(c)に示す形状において、固定具3の連結片6の配設位置が変更されている。すなわち、図2(d)〜(f)に示す形状では、固定具3の連結片6が、固定具3の上部(固定片4の上端部)において、固定片4の第一の面4aから前側に向かって水平に配設されている。
シート状磁石5は、固定具3を壁面に磁着させるための部材である。シート状磁石5は、磁性粉末と、バインダー樹脂とを混合して形成される。
磁性粉末としては、例えば、希土類磁性粉末、フェライト磁性粉末、アルニコ磁性粉末などが挙げられる。これらの中でも、磁性粉末としては、希土類磁性粉末が好ましい。希土類磁性粉末は、フェライト磁性粉末、及びアルニコ磁性粉末に比べて、高強度の磁力を付与することができる。希土類磁性粉末とは、希土類金属を磁性体に混ぜ合わせたものである。希土類金属としては、例えば、スカンジウム、イットリウム、ランタン、セリウム、プラセオジウム、ネオジウム、プロメチウム、サマリウム、ユーロビウム、ガドリウム、テレビウム、ジスプロジウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウムなどが挙げられる。磁性体としては、例えば、鉄、コバルト、ニッケルなどが挙げられる。希土類磁性粉末としては、例えば、サマリウム−コバルト系磁性粉末、サマリウム−鉄−窒素系磁性粉末、ネオジウム−鉄−ボロン系磁性粉末、セリウム−コバルト系磁性粉末、イットリウム−コバルト系磁性粉末などが挙げられる。
バインダー樹脂としては、例えば、熱可塑性合成樹脂、合成ゴムなどが挙げられる。熱可塑性合成樹脂としては、例えば、塩化ビニルエラストマー、スチレン系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ウレタン樹脂などが挙げられる。合成ゴムとしては、例えば、ニトリルゴム、ニトリル−ブタジエンゴム、シリコーンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、ブチルゴムなどが挙げられる。
シート状磁石5は、さらに必要に応じて、他の材料を含有してもよい。他の材料としては、例えば、滑剤、カップリング剤、酸化防止剤などが挙げられる。
シート状磁石5は、上記の磁性粉末、バインダー樹脂、及び必要に応じて他の材料を配合し、これらを混練して、軟化させた後、押出成形、射出成形などによりシート状に成形することで得ることができる。本実施形態では、シート状磁石5は、シート状ゴム磁石50である。
シート状磁石5は、図2に示すように、固定片4の第二の面4bに設けられる。シート状磁石5は、例えば、貼着などにより設けられる。シート状磁石5を貼着する方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、接着剤などを用いて、この接着剤をシート状磁石5に塗布することにより、シート状磁石5を固定片4の第二の面4bに貼り付けることができる。
シート状磁石5の形状は、固定片4の第二の面4bに設けることができるものであれば特に限定されず、適宜の形状を選択することができる。シート状磁石5の形状としては、例えば、正面視四角形状、正面視円形状などが挙げられる。
シート状磁石5の正面視における面積は、25〜300cmであることが好ましい。シート状磁石5の正面視における面積が25cm以上300cm以下であることで、シート状磁石5(固定具3)と壁面との磁着面積を大きくすることができ、壁面を形成する金属外皮100aの厚みが薄い場合であっても、シート状磁石5(固定具3)の良好な吸着力が得られる。
シート状磁石5の吸着力としては、例えば、3.4〜41.1kgf(33.3〜403.1N)とすることができる。尚、シート状磁石5の吸着力とは、被吸着面に磁着させたシート状磁石5を、被吸着面から剥離するのに要する力のことをいう。
シート状磁石5の厚みは、1〜3mmであることが好ましい。シート状磁石5の厚みが1mm以上であることで、吸着力の良好なシート状磁石5(固定具3)が得られる。シート状磁石5の厚みが3mm以下であることで、固定具3の厚みを薄くすることができる。
そして、上記の固定具3を用いて、サンドイッチパネル100で形成される壁面に家具類2を固定するにあたっては、次のようにして行う。
まず、図1(b)に示すように、固定具3を、家具類2の上面2eに取り付ける。この際、固定具3の連結片6を家具類2に固定させる。すなわち、固定具3の連結片6の下面6dと、家具類2の上面2eとを当接させる。また、固定具3の固定片4の第一の面4aと、家具類2の背面2bとを当接させる。そして、固定具3の連結片6に設けられた固定用孔6cにビスなどの固着具(図示省略)をねじ込む。これにより、固定具3が家具類2に取り付けられる。
そして、固定具3を取り付けた家具類2の背面2bが、サンドイッチパネル100の室内側の金属外皮100aと対向するように家具類2を配置する。
そして、固定具3の固定片4の第二の面4bに設けられたシート状磁石5を、サンドイッチパネル100の室内側の金属外皮100aに磁着させる。これにより、固定具3の固定片4が、シート状磁石5を介して壁面(金属外皮100a)に磁着される。
以上のようにして、家具類2が固定具3を介してサンドイッチパネル100に固定される。
本実施形態では、建築物の全ての壁面が、サンドイッチパネル100で形成されていることが好ましい。この場合、固定具3を介して全ての壁面に家具類2を磁着させることができる。これにより、家具類2を移動させて別の場所で壁面に固定させる場合でも、家具類2の設置場所が限定されず、家具類2の設置場所を任意に選択することができる。
尚、本実施形態では、固定具3を家具類2に取り付けるにあたって、ビスなどの固着具を用いて、この固着具を連結片6の固定用孔6cにねじ込むことにより、連結片6を家具類2に連結する構成について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、固着具として、接着剤や粘着剤などを用いて、これを固定具3の連結片6の下面6dに塗布し、連結片6を家具類2の上面2eに貼り付けることにより、連結片6を家具類2に連結してもよい。
家具類2に取り付ける固定具3の数は、必要に応じて適宜の数を設定することができる。家具類2の転倒を防止するために必要な固定具3の数vは、シート状磁石5の一個あたりの吸着力の値Tに基づいて、設定される。図8に、異なる厚み及び着磁ピッチを有するシート状磁石5におけるシート状磁石5の面積と吸着力との関係を示す。尚、着磁ピッチとは、シート状磁石5における磁極間の距離、つまり、隣り合うN極とS極との間の距離のことをいう。グラフの横軸は、シート状磁石5の正面視における面積を示す。また縦軸は、シート状磁石5の吸着力を示す。例えば、固定具3が備えるシート状磁石5の厚みを2mm、着磁ピッチを3mmとし、正面視における面積を300cmとすると、シート状磁石5の一個あたりの吸着力の値Tは、30kgf(294.2N)となる。家具類2の重量をWとすると、地震時に家具類2に作用する力、すなわち地震力Qは、次の数式(1)で表される。
Q=k×W ・・・・・(1)
ここで、kは、地震力を算出するための係数(0.2〜1.0)である。
そして、家具類2の転倒を防止するために必要な固定具3の数vは、次の数式(2)で表される。
v=Q/T ・・・・・(2)
例えば、家具類2の重量Wを300kgf(2942N)とすると、地震力Qは、60kgf(588.4N)〜300kgf(2942N)と算出される。ここで、地震力Qが、90kgf(882.6N)であると仮定する。シート状磁石5の一個あたりの吸着力の値Tは、30kgf(294.2N)であるので、上記の数式(2)より、家具類2の転倒を防止するために必要な固定具3の数vは、三個となる。
このように、本実施形態では、固定具3の固定片4を、シート状磁石5を介して金属外皮100aに磁着させることにより、固定具3と壁面との磁着面積を大きくすることができる。これにより、壁面を形成する金属外皮100aの厚みが薄い場合であっても、十分な吸着力を得ることができる。この結果、家具類2を壁面に強固に固定させることができる。また、固定具3の固定片4を、シート状磁石5を介して金属外皮100aに取り付けるようにすることで、固定片4と金属外皮100aとの間の距離を小さくすることができるため、固定具3を壁面に取り付けても、固定具3が壁面から大きく張り出さないようにすることができる。これにより、家具類2を壁面に固定させる際、固定箇所を目立たないようにすることができる。この結果、見栄え良く家具類2を固定させることができる。
図3(a)に、第二の実施形態に係る家具類2の転倒防止構造を示す。
本実施形態では、第一の実施形態の家具類2の転倒防止構造において、家具類2及び固定具3の連結片6の構成が変更されている。
家具類2としては、例えば、電子レンジなどが挙げられる。
図4(a)〜(d)に、本実施形態における固定具3の一例を示す。
固定具3の連結片6は、図4(d)に示すように、固定具3の側面視中央部において、固定片4の第一の面4aと直交する水平方向、すなわち固定片4の第一の面4aから前側に向かって水平に配設される。連結片6は、平板状の部材である。連結片6は、鋼板やアルミニウムなどの金属材料から形成される。連結片6の前後方向における長さは、必要に応じて適宜の長さを設定することができる。連結片6の前後方向における長さとしては、例えば、5〜20cmとすることができる。
本実施形態では、連結片6が、係止片8を備えることが好ましい。この場合、後述する連結具9を連結片6に取り付けることができる。係止片8は、連結片6の前側の辺から上方へ向けて垂直に突出している。係止片8は、平板状の部材である。係止片8は、鋼板やアルミニウムなどの金属材料から形成される。係止片8には、この前後の厚み方向に貫通する固定用孔8cが設けられている。固定用孔8cは、係止片8の正面視中央部に形成されている。図3(a)に示すように、この固定用孔8cに、ボルト9cなどの固着具を挿入することにより、後述する連結具9を介して係止片8を家具類2に連結することができる。本実施形態では、固定用孔8cが、前後方向と直交する水平方向に沿って長い長孔として形成されることが好ましい。この場合、ボルト9cなどの固着具の挿入位置を前後方向と直交する水平方向の適宜の位置から選択することができる。この結果、家具類2を連結させる位置を前後方向と直交する水平方向の適宜の位置から選択することができる。係止片8の形成方法としては、特に限定されない。係止片8は、例えば、金属材料を折り曲げ加工するなどして、連結片6と一体に形成されていてもよい。また、係止片8は、連結片6とは別体で作製され、溶接等で連結片6に接合されていてもよい。
尚、固定具3は、壁面に家具類2を固定させることができるものであれば、種々の形状であってよい。固定具3は、例えば、図4(e)〜(h)に示すような形状であってもよい。図4(e)〜(h)に示す形状では、図4(a)〜(d)に示す形状において、固定具3の連結片6の配設位置が変更されている。すなわち、図4(e)〜(h)に示す形状では、固定具3の連結片6が、固定具3の上部(固定片4の上端部)において、固定片4の第一の面4aから前側に向かって水平に配設されている。
本実施形態では、固定具3と家具類2との間に、伸縮自在の連結具9を介在させることが好ましい。連結具9は、固定具3と、家具類2とを連結させるための部材である。図3(a)に示すように、連結具9は、前後方向に長尺な部材である。連結具9は、図3(b)に示すように、第一連結片9aと、第二連結片9bとを備える。第一連結片9aは、金属板材等を折り曲げ加工することにより形成される。第一連結片9aは、側面視L字状に形成されている。第一連結片9aは、第一固定片9fと、第一係止片9eとを備える。第一固定片9fは、水平に配置される矩形板状の部材である。第一固定片9fには、この上下の厚み方向に貫通する複数の第一固定用孔9iが設けられている。この第一固定用孔9iには、ボルト9cなどの固着具が挿入される。第一固定用孔9iは、前後方向に沿って長い長孔として形成されていることが好ましい。この場合、固着具の挿入位置を前後方向の適宜の位置から選択することができる。第一固定用孔9iは、前後方向に間隔をあけて並ぶように形成されている。第一係止片9eは、第一固定片9fの後側の辺から上方へ向けて垂直に突出する平板状の部材である。本実施形態においては、第一係止片9eが連結具9の一方の端部Xとなる。第一係止片9eには、この前後の厚み方向に貫通する係止片固定用孔9jが設けられている。第二連結片9bは、金属板材等を折り曲げ加工することにより形成される。第二連結片9bは、側面視L字状に形成されている。第二連結片9bは、第二固定片9hと、第二係止片9gとを備える。第二固定片9hは、水平に配置される矩形板状の部材である。第二固定片9hには、この上下の厚み方向に貫通する複数の第二固定用孔9kが設けられている。この第二固定用孔9kには、ボルト9cなどの固着具が挿入される。第二固定用孔9kは、前後方向に沿って長い長孔として形成されていることが好ましい。この場合、固着具の挿入位置を前後方向の適宜の位置から選択することができる。第二固定用孔9kは、前後方向に間隔をあけて並ぶように形成されている。第二係止片9gは、第二固定片9hの前側の辺から上方へ向けて垂直に突出する平板状の部材である。本実施形態においては、第二係止片9gが連結具9の一方の端部Xとは反対側にある他方の端部Yとなる。第二係止片9gには、この前後の厚み方向に貫通する係止片固定用孔9lが設けられている。
このように、本実施形態においては、連結具9の第一連結片9aと、第二連結片9bとが別体で構成されている。このため、第一連結片9aと、第二連結片9bとを適宜の位置で当接させることにより、連結具9の前後方向における長さを適宜の長さに設定することができる。これにより、固定具3と家具類2との間に、連結具9を伸縮自在に介在させることができる。
そして、壁面に家具類2を固定するにあたっては、次のようにして行う。
まず、壁面の前方の適宜の位置に、家具類2を配置する。この際、家具類2の背面2bが、サンドイッチパネル100の室内側の金属外皮100aと対向するように家具類2を配置する。
次に、壁面の適宜の位置に、固定具3を配設する。この際、固定具3の固定片4に設けられたシート状磁石5を、サンドイッチパネル100の室内側の金属外皮100aに磁着させる。
そして、連結具9により、固定具3と、家具類2とを連結する。固定具3と家具類2とを連結するにあたっては、まず、連結具9の端部Yを家具類2に連結する。すなわち、連結具9の第二連結片9bの第二係止片9gと、家具類2の上端部の背面2bとを当接させ、家具類2の外側(後方)から第二係止片9gに形成された係止片固定用孔9lにネジなどの固着具2mを挿入し、家具類2に第二連結片9bを取り付ける。この場合、第二連結片9bの第二固定片9hが、前後方向に水平に配置される。そして、第二連結片9bの上方に第一連結片9aを配設する。この際、第二連結片9bの第二固定片9hの上面と、第一連結片9aの第一固定片9fの下面とを、適宜の位置で当接させる。そして、連結具9の端部Xを固定具3の連結片6に取り付ける。本実施形態においては、連結具9の端部Xを固定具3の連結片6に設けられた、係止片8に取り付ける。端部Xを係止片8に取り付けるにあたっては、まず、第一連結片9aの第一係止片9eが、固定具3の連結片6に設けられた、係止片8と対向するように第一連結片9aを配設する。次に、第一連結片9a側から第二連結片9bに向けてボルト9cを挿通させる。この際、第一連結片9aの第一固定片9fに形成された第一固定用孔9i、及び第二連結片9bの第二固定片9hに形成された第二固定用孔9kに、ボルト9cの先端部を順次挿通させ、第二連結片9bより外方(図面下方)へ突出するボルト9cの先端部にナット9dを螺着する。そして、連結具9の第一係止片9e側から係止片8に向けてボルト9cを挿通させる。この際、第一係止片9eに形成された係止片固定用孔9j及び係止片8に形成された固定用孔8cに、ボルト9cの先端部を順次挿通させ、係止片8の後方へ突出するボルト9cの先端部にナット9dを螺着する。これにより、連結具9の端部Xを固定具3の連結片6に取り付けることができる。そして、連結具9により、固定具3と、家具類2とが連結される。
以上のようにして、家具類2が固定具3を介してサンドイッチパネル100に固定される。
このように、本実施形態では、固定具3の固定片4を、シート状磁石5を介して金属外皮100aに磁着させることにより、固定具3と壁面との磁着面積を大きくすることができる。これにより、壁面を形成する金属外皮100aの厚みが薄い場合であっても、十分な吸着力を得ることができる。この結果、家具類2を壁面に強固に固定させることができる。また、固定具3の厚みを薄くすることができるため、固定具3を壁面に取り付けても、固定具3が壁面から大きく張り出さないようにすることができる。これにより、家具類2を壁面に固定させる際、固定箇所を目立たないようにすることができる。この結果、見栄え良く家具類2を固定させることができる。
また、伸縮自在の連結具9を介在させることにより、連結具9の前後方向における長さを適宜の長さに設定することができる。この結果、家具類2を連結させる位置を前後方向の適宜の位置から選択することができる。
図5(a)〜(c)に、第三の実施形態に係る家具類2の転倒防止構造を示す。
本実施形態では、第一及び第二の実施形態において、家具類2、固定具3の連結片6、及び連結具9の構成が変更されている。
本実施形態では、図5(c)に示すように、家具類2が、その背面2bの上方に係止部20を備えることが好ましい。この場合、固定具3を用いて家具類2を壁面に固定させることができる。係止部20の形状は、固定具3を取り付けることができるものであれば特に限定されず、適宜の形状とすることができる。係止部20は、例えば、家具類2の背面2bに固定される枠材20aと、この枠材20aの上端部において後側に向かって突出する家具係止片20bとを備える。枠材20aには、その前後の厚み方向に貫通する固定用孔20dが形成されている。枠材20aは、固定用孔20dにネジなどの固着具(図示省略)を挿入することにより、家具類2の背面2bに固定されている。家具係止片20bと家具類2の背面2bとの間には、空間20cが形成されている。家具類2としては、例えば、冷蔵庫などが挙げられる。
図6(a)〜(c)に、本実施形態における固定具3の一例を示す。
固定具3の連結片6は、図6(c)に示すように、固定具3の側面視中央部において、固定片4の第一の面4aと直交する水平方向、すなわち固定片4の第一の面4aから前側に向かって水平に配設される。連結片6は、平板状の部材である。連結片6は、鋼板やアルミニウムなどの金属材料から形成される。連結片6の前後方向における長さは、必要に応じて適宜の長さを設定することができる。連結片6の前後方向における長さとしては、例えば、5〜20cmとすることができる。連結片6には、この上下の厚み方向に貫通する固定用孔6cが設けられている。固定用孔6cは、連結片6の平面視中央部に形成されている。固定用孔6cは、前後方向と直交する水平方向に沿って長い長孔として形成されている。
尚、固定具3は、壁面に家具類2を固定させることができるものであれば、種々の形状であってよい。固定具3は、例えば、図6(d)〜(f)に示すように、側面視L字状に形成されていてもよい。図6(d)〜(f)に示す形状では、図6(a)〜(c)に示す形状において、固定具3の連結片6の配設位置が変更されている。すなわち、図6(d)〜(f)に示す形状では、固定具3の連結片6が、固定具3の上部(固定片4の上端部)において、固定片4の第一の面4aから前側に向かって水平に配設されている。
本実施形態では、伸縮自在の連結具9が、ベルト7であることが好ましい。ベルト7は、家具類2が転倒しないように支えることができるものであれば特に限定されない。ベルト7としては、例えば、ゴムベルトなどが挙げられる。
そして、壁面に家具類2を固定するにあたっては、次のようにして行う。
まず、壁面の適宜の位置に、固定具3を配設する。この際、固定具3の固定片4に設けられたシート状磁石5を、サンドイッチパネル100の室内側の金属外皮100aに磁着させる。
次に、図5(b)に示すように、ベルト7の一方の端部Xを、連結片6の下方から固定用孔6cに挿入し、固定用孔6cの中を挿通させる。そして、ベルト7の端部Xを、連結片6の上方から連結片6の外へ延出させる。そして、バックルなどの留め具30を用いて、ベルト7を固定具3の連結片6に取り付ける。
そして、図5(a)に示すように、壁面の前方の適宜の位置に、家具類2を配置する。この際、家具類2の背面2bが、サンドイッチパネル100の室内側の金属外皮100aと対向するように家具類2を配置する。
そして、図5(c)に示すように、ベルト7の一方の端部Xとは反対側にある他方の端部Yを、家具類2の家具係止片20bの下方から空間20cに挿入し、空間20cの中を挿通させる。そして、ベルト7の端部Yを、家具係止片20bの上方から家具係止片20bの外へ延出させる。そして、バックルなどの留め具30を用いて、ベルト7を家具類2に接続させる。これにより、ベルト7が、固定具3と家具類2との間を架け渡すようにして配設される。
以上のようにして、家具類2が固定具3を介してサンドイッチパネル100に固定される。
このように、本実施形態では、固定具3の固定片4を、シート状磁石5を介して金属外皮100aに磁着させることにより、固定具3と壁面との磁着面積を大きくすることができる。これにより、壁面を形成する金属外皮100aの厚みが薄い場合であっても、十分な吸着力を得ることができる。この結果、家具類2を壁面に強固に固定させることができる。また、固定具3の厚みを薄くすることができるため、固定具3を壁面に取り付けても、固定具3が壁面から大きく張り出さないようにすることができる。これにより、家具類2を壁面に固定させる際、固定箇所を目立たないようにすることができる。この結果、見栄え良く家具類2を固定させることができる。
また、伸縮自在の連結具9として、ベルト7を介在させることにより、連結具9の前後方向における長さを適宜の長さに設定することができる。この結果、家具類2を連結させる位置を前後方向の適宜の位置から選択することができる。
図7(a)に、第四の実施形態に係る家具類2の転倒防止構造を示す。
本実施形態では、第二の実施形態において、家具類2及び連結具9の構成が変更されている。
家具類2は、本体部材2rと、支持部材2sとを備える。本体部材2rは、正面に画像が表示される部材である。支持部材2sは、本体部材2rを支持するための部材である。支持部材2sは、本体部材2rの下方に設けられている。家具類2は、その背面2bに係止部2pを備えていることが好ましい。この場合、背面2bの係止部2pに、後述する連結具9を係止させることができる。係止部2pは、連結具9を係止させることができるものであれば、特に限定されない。係止部2pとしては、例えば、クランプ、フックなどが挙げられる。家具類2は、例えば、薄型の平面テレビなどが挙げられる。
本実施形態では、伸縮自在の連結具9が、ストラップ10であることが好ましい。ストラップ10は、家具類2が転倒しないように家具類2を支えることができるものであれば、特に限定はされない。ストラップ10の材質としては、例えば、ナイロン、ポリエステルなどが挙げられる。
そして、壁面に家具類2を固定するにあたっては、次のようにして行う。
まず、壁面の適宜の位置に、固定具3を配設する。この際、固定具3の固定片4に設けられたシート状磁石5を、サンドイッチパネル100の室内側の金属外皮100aに磁着させる。
次に、壁面の前方の適宜の位置に、家具類2を配置する。この際、家具類2の背面2bが、サンドイッチパネル100の室内側の金属外皮100aと対向するように家具類2を配置する。
そして、ストラップ10の一方の端部Xを、固定具3の連結片6に設けられた、係止片8の前方から固定用孔8cに挿入し、固定用孔8cの中を挿通させた後、係止片8の後方から係止片8の外へ延出させる。
そして、ストラップ10の一方の端部Xとは反対側にある他方の端部Yを、家具類2の本体部材2rの背面2bに設けられた、係止部2pに引っ掛ける。
そして、ストラップ10の端部Xと、ストラップ10の端部Yとを留め具などを用いて接続する。これにより、ストラップ10が、固定具3と家具類2との間を架け渡すようにして配設される。
以上のようにして、家具類2が固定具3を介してサンドイッチパネル100に固定される。
尚、上記に示した実施形態では、ストラップ10を家具類2の本体部材2rの背面2bに係止させる構成について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、図7(b)に示すように、ストラップ10を家具類2の支持部材2sの背面2bに係止させてもよい。この場合、ストラップ10の端部Yを、家具類2の支持部材2sの背面2bに設けられた、係止部2pに引っ掛ける。そして、固定具3の係止片8の後方から係止片8の外へ延出させた、ストラップ10の端部Xと、ストラップ10の端部Yとを留め具などを用いて接続する。これにより、ストラップ10が、固定具3と家具類2との間を架け渡すようにして配設される。
このように、本実施形態では、固定具3の固定片4を、シート状磁石5を介して金属外皮100aに磁着させることにより、固定具3と壁面との磁着面積を大きくすることができる。これにより、壁面を形成する金属外皮100aの厚みが薄い場合であっても、十分な吸着力を得ることができる。この結果、家具類2を壁面に強固に固定させることができる。また、固定具3の厚みを薄くすることができるため、固定具3を壁面に取り付けても、固定具3が壁面から大きく張り出さないようにすることができる。これにより、家具類2を壁面に固定させる際、固定箇所を目立たないようにすることができる。この結果、見栄え良く家具類2を固定させることができる。
また、伸縮自在の連結具9として、ストラップ10を介在させることにより、連結具9の前後方向における長さを適宜の長さに設定することができる。この結果、家具類2を連結させる位置を前後方向の適宜の位置から選択することができる。
以上説明した第一乃至第四実施形態の家具類2の転倒防止構造では、パネル1がサンドイッチパネル100である例について説明したが、パネル1は、少なくとも一部が磁性体であり、固定具3が磁着可能であればよく、例えば鋼板であってもよい。
また、以上説明した第一乃至第四実施形態の家具類2の転倒防止構造では、シート状磁石5が、シート状ゴム磁石50である例について説明したが、シート状磁石5は、金属磁石と、磁性粉末と、バインダー樹脂とを混合して形成されるシート状金属磁石51であってもよい。金属磁石としては、例えば、希土類磁石、アルニコ磁石、フェライト磁石が挙げられる。シート状金属磁石51は、従来周知の製法を用いて製造される。
シート状金属磁石51の形状は、固定片4の第二の面4bに設けることができるものであれば特に限定されず、適宜の形状を選択することができる。シート状金属磁石51の形状としては、例えば、正面視四角形状、正面視円形状などが挙げられる。
シート状金属磁石51は、例えば、図11に示すように、片面多極着磁タイプで着磁ピッチLが5mmのネオジム磁石である。シート状金属磁石51は、例えば、長さが50mmであり、幅が30mmであり、厚みが2mmであり、吸着力が9.3kgf(91.1N)である。この場合、シート状金属磁石51の4枚分の吸着力は、37.2kgf(364.4N)と期待される。
シート状金属磁石51は、例えば、図9(a)〜(c)に示す固定具3のように、固定片4の第二の面4bの4つの角部にそれぞれ、長手方向が上下方向を向くように取り付けられる。
また、シート状金属磁石51は、例えば、図10(a)〜(c)に示す固定具3のように、固定片4の第二の面4bの4つの角部にそれぞれ、長手方向が水平方向を向くように取り付けられる。図10(b)に示す固定具3では、隣接する2枚のシート状金属磁石51間の距離が極力短くなるように、固定片4のサイズが決められている。
なお、シート状金属磁石51は、図9(a)〜(c)及び図10(a)〜(c)に示すように、固定片4の第二の面4bの4つの角部にそれぞれに取り付けるのではなく、正面視にて4枚分の大きさのシート状金属磁石51を1枚、固定片4の第二の面4bの中央部に取り付けるようにしてもよい。
また、シート状金属磁石51は、求める吸着力に応じて、正面視における面積や使用する枚数を適宜選択可能である。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。尚、本発明は、下記の実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
本実施例では、図2(a)〜(c)に示す形状の固定具3を用いた。固定片4の大きさは、縦16cm、横21cmとした。連結片6の前後方向における長さは、12cmとした。また、固定片4に設けるシート状磁石5は、シート状ゴム磁石50とし、その正面視における面積を300cm(縦15cm、横20cm)、厚みを1mmとした。尚、シート状ゴム磁石50は、その着磁ピッチが3mmのものを用いた。この固定具3を、金属外皮100aの表面にクロスを貼り付けたサンドイッチパネル100(縦91cm、横303cm)に磁着させた。金属外皮100aの厚みは、0.35mm、クロスの厚みは、0.2mmとした。
<実施例2>
本実施例では、実施例1において、シート状ゴム磁石50の厚みを2mmとした。
それ以外は、実施例1と同じ方法及び条件を採用した。
<実施例3>
本実施例では、実施例1において、固定片4の大きさを、縦11cm、横11cmとした。また、シート状ゴム磁石50の正面視における面積を100cm(縦10cm、横10cm)、厚みを2mmとした。
それ以外は、実施例1と同じ方法及び条件を採用した。
<実施例4>
本実施例では、実施例1において、シート状ゴム磁石50の厚みを3mmとした。
それ以外は、実施例1と同じ方法及び条件を採用した。
<実施例5>
本実施例では、実施例1において、固定片4の大きさを、縦11cm、横11cmとした。また、シート状ゴム磁石50の正面視における面積を100cm(縦10cm、横10cm)、厚みを3mmとした。
それ以外は、実施例1と同じ方法及び条件を採用した。
<実施例6>
本実施例では、実施例1において、シート状ゴム磁石50の厚みを2mmとした。また、シート状ゴム磁石50は、その着磁ピッチが5mmのものを用いた。
それ以外は、実施例1と同じ方法及び条件を採用した。
<実施例7>
本実施例では、実施例1において、固定片4の大きさを、縦5cm、横5cmとした。また、連結片6の前後方向における長さは、5cmとした。また、シート状ゴム磁石50の正面視における面積を25cm(縦5cm、横5cm)、厚みを2mmとした。また、シート状ゴム磁石50は、その着磁ピッチが5mmのものを用いた。
それ以外は、実施例1と同じ方法及び条件を採用した。
<実施例8>
本実施例では、図9(a)〜(c)に示す固定具3を用いた。固定片4の大きさは、縦13cm、横13cmとした。また、連結片6の前後方向における長さは、12cmとした。また、固定片4に設けるシート状磁石5は、シート状金属磁石51(縦50mm、横30mm、厚み2mm)4枚とし、その正面視における総面積を60cmとした。シート状金属磁石51は、図11に示す片面多極着磁タイプで着磁ピッチLが5mmのネオジム磁石を用いた。
それ以外は、実施例1と同じ方法及び条件を採用した。
<実施例9>
本実施例では、図10(a)〜(c)に示す固定具3を用いた。固定片4の大きさは、縦7cm、横11cmとした。また、連結片6の前後方向における長さは、12cmとした。また、固定片4に設けるシート状磁石5は、シート状金属磁石51(縦50mm、横30mm、厚み2mm)4枚とし、その正面視における総面積を60cmとした。シート状金属磁石51は、図11に示す片面多極着磁タイプで着磁ピッチLが5mmのネオジム磁石を用いた。
それ以外は、実施例1と同じ方法及び条件を採用した。
<比較例1>
比較例1では、図2(a)〜(c)に示す形状の固定具3を用いた。固定片4の大きさは、縦2cm、横2cmとした。連結片6の前後方向における長さは、5cmとした。また、固定片4に設けられる磁石は、その正面視における面積を4cm(縦2cm、横2cm)、厚みを5mmとした。この固定具3を、金属外皮100aの表面にクロスを貼り付けたサンドイッチパネル100(縦91cm、横303cm)に磁着させた。金属外皮100aの厚みは、0.35mm、クロスの厚みは、0.2mmとした。
これらについて、固定具3の吸着力の測定を次に示す通り行った。
プッシュプルゲージ(イマダ社製 DPX−5TR)を用いて、サンドイッチパネル100に磁着させた固定具3を、サンドイッチパネル100に対して垂直方向に引っ張った。そして、サンドイッチパネル100から固定具3が離れた時の値を測定し、この値を固定具3の吸着力の値とした。
固定具3の吸着力の測定結果を、下記表1に示す。
Figure 2014239870
表1にみられるように、正面視における面積が25〜300cm、厚みが1〜3mmのシート状ゴム磁石50を介在させた実施例1〜7はいずれも、正面視における面積が4cm、厚みが5mmの磁石を介在させた比較例1と比べて、吸着力の値が大きかった。
また、正面視における総面積が60cm、厚みが2mmのシート状金属磁石51を介在させた実施例8,9はいずれも、正面視における面積が25〜300cm、厚みが1〜3mmのシート状ゴム磁石50を介在させた実施例1〜7と比べて、磁石の面積当たりの吸着力の値が大きかった。
また、実施例9で用いた固定具3は、実施例8で用いた固定具3よりも、固定片4が小さく、また、各シート状ゴム磁石50間の距離が短いため、実施例9で用いた固定具3では、実施例8で用いた固定具3に比べて、吸着先の金属外皮100aが断熱材100bから剥離しにくいという結果が得られた。
以下、本発明を更に他の実施例によって具体的に説明する。尚、本発明は、下記の実施例に限定されるものではない。
<実施例>
本実施例では、図10(a)〜(c)に示す形状の固定具3を用いた。固定片4の大きさは、縦7cm、横11cmとした。連結片6の前後方向における長さは、12cmとした。また、固定片4に設けるシート状磁石5は、シート状金属磁石51(縦50mm、横30mm、厚み2mm)4枚とし、その正面視における総面積を60cmとした。シート状金属磁石51は、その着磁ピッチが5mmのものを用いた。シート状金属磁石51は、図11に示す片面多極着磁タイプで着磁ピッチLが5mmのネオジム磁石を用いた。
固定具3の連結片6を、図12(a)及び図12(b)に示すように、家具類2であるハイチェストのタンス200(内容物を含む家具重量:1,154N)の上面200eにビスなどの固着具11で固定する。このとき、固定具3の固定片4の第一の面4aと、タンス200の背面200bとを当接させる。本実施例では、固定具3は、タンス200の上面200eの2か所にそれぞれ取り付ける。そして、固定具3の固定片4の第二の面4bに設けられたシート状金属磁石51を、サンドイッチパネル100(縦91cm、横303cm)の室内側の金属外皮100aに磁着させる。金属外皮100aの厚みは、0.35mm、クロスの厚みは、0.2mmとした。これにより、固定具3の固定片4が、シート状金属磁石51を介してパネル1の表面(金属外皮100a)に磁着される。
そしてタンス200に前方と側方にそれぞれ荷重を加え、転倒に要する荷重の大きさを測定した。測定結果を、下記表2に示す。
Figure 2014239870
表2にみられるように、1つの固定具3による前方向の転倒防止効果(849N)は、4枚のシート状金属磁石51の吸着力(364.4N)の2倍以上の耐力があった。また、2つの固定具3による前方向の転倒防止効果(1,698N)は、家具重量(1,154N)に対して1Gを超えていた。つまり、2つの固定具3からは、一般的に家具転倒防止に必要とされる家具重量の半分以上の転倒防止効果が得られた。
1 パネル
2 家具類
3 固定具
4 固定片
5 シート状磁石
6 連結片
7 ベルト
9 連結具
10 ストラップ
50 シート状ゴム磁石
51 シート状金属磁石
100 サンドイッチパネル
100a 金属外皮
X 端部
Y 端部

Claims (5)

  1. 少なくとも一部が磁性体のパネルで形成される壁面に家具類を固定するにあたって、
    前記壁面に固定される固定片と、前記家具類に連結される連結片とで固定具を構成し、
    前記固定具の前記固定片を、シート状磁石を介して前記パネルの表面に磁着すると共に、前記連結片を前記家具類に連結して成ることを特徴とする家具類の転倒防止構造。
  2. 前記パネルは、金属外皮を備えるサンドイッチパネルであることを特徴とする請求項1に記載の家具類の転倒防止構造。
  3. 前記シート状磁石は、シート状ゴム磁石であり、前記シート状ゴム磁石の正面視における面積が、25〜300cmであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の家具類の転倒防止構造。
  4. 前記シート状磁石は、シート状金属磁石であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の家具類の転倒防止構造。
  5. 伸縮自在の連結具を介在させ、
    前記連結具の一方の端部を前記固定具の前記連結片に取り付けると共に、他方の端部を前記家具類に連結して成ることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の家具類の転倒防止構造。
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