JP2000037279A - 磁気吸着保持具 - Google Patents

磁気吸着保持具

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JP2000037279A
JP2000037279A JP10223583A JP22358398A JP2000037279A JP 2000037279 A JP2000037279 A JP 2000037279A JP 10223583 A JP10223583 A JP 10223583A JP 22358398 A JP22358398 A JP 22358398A JP 2000037279 A JP2000037279 A JP 2000037279A
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JP
Japan
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rare earth
earth magnet
magnetic attraction
magnetic
face
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JP10223583A
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English (en)
Inventor
Yasuo Fujimura
康男 藤村
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MAGU FINE KK
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MAGU FINE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザに使用時の負担を与えず、かつ被保持
物の視覚的認識欠損領域を大幅に削減可能な磁気吸着保
持具を提供する。 【解決手段】 透明樹脂製の円板1Aに、板面を貫通し
て円柱状の希土類磁石2が、直径に対する厚みの比が
0.3〜2.0の形状で、埋め込み取り付けられてお
り、例えば予定買物品名を記載したメモ用紙7を、冷蔵
庫の扉面などの磁性材壁面3に対接させ、磁気吸着保持
具をメモ用紙7上に配置すると、希土類磁石2が磁性材
壁面3に磁気吸引され、メモ用紙7が該壁面に保持され
る。この際希土類磁石2の直径に対する厚みの比率が大
きいので磁石内部の反磁界が減少し、磁性材壁面3への
磁気吸着に係る磁束量を増加させ、同一の磁気吸着力を
得る希土類磁石2の形状を小型化し、製造コストを削減
し、保持されるメモ用紙7の視覚欠損確認領域が減少
し、ユーザの表裏判別が不要で、磁気吸着保持具を表裏
何れの状態でも快適に使用することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁性材の壁面との
間に被保持物を挟持するために該磁性材の壁面に磁気吸
着され、被保持物を磁性材の壁面上に保持する磁気吸着
保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホワイトボード、冷蔵庫、キャビネット
などの磁性材の壁面に、音楽会の案内通知、特売商品の
チラシ、電話メモなどを磁石を使用した磁気吸着保持具
で保持することが行なわれている。図3は従来使用され
ている磁気吸着保持具の例であり、木製や着色されたプ
ラスチック製の外径30mm、厚さ6mmの円盤6Aの
一面に、外径20mm、厚さ4.0mmの円板状のフェ
ライト磁石5が取り付けられている。この磁気吸着保持
具は、同図(b)に示すように被保持物として、例えば
スーパーでの買物予定品名を記載したメモ用紙7を、冷
蔵庫の扉面などの磁性材壁面3に対接させ、このメモ用
紙7の上に配置することにより、フェライト磁石5が磁
性材壁面3に磁気吸引され、メモ用紙7が冷蔵庫の扉面
に保持される。しかしながら図3に示す磁気吸着保持具
では、円盤6Aによって覆われるメモ用紙7の面積が比
較的大きくなり、円盤6Aによって覆われるメモ用紙7
の部分に、視覚認識欠損領域が形成されて記載されたメ
モを読み取ることができなくなる。
【0003】この問題を解決するために、図4に示すよ
うな磁気吸着保持具が使用されており、この磁気吸着保
持具は、外径30mmの透明樹脂製の円板1Aの片面に
厚さ1.5〜2.0mm、直径9.5〜10mmのネオ
ジム−鉄の希土類磁石2Aが埋め込み取り付けられた構
成となっている。この従来の磁気吸着保持具では、希土
類磁石2の直径に対する厚みの比率は0.15〜0.2
であり、希土類磁石2の面積は0.78cmである。
【0004】この磁気吸着保持具によると、図4(b)
に示すように磁性材壁面3にメモ用紙7を保持した際
に、希土類磁石2Aの部分のみが視覚認識欠損領域とな
り、透明樹脂製の円板1Aを通して希土類磁石2A部分
を除いた領域で、磁気吸着保持具で覆われたメモ用紙7
部分に記載されたメモを読み取ることができる。またこ
の場合には例えば一般的なA4版のようなコピー紙を最
大13枚保持することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように図4に示す
磁気吸着保持具によると、透明樹脂製の円板1Aを使用
することにより、希土類磁石2Aで磁性材壁面3に磁気
吸着保持したメモ用紙7に記載のメモを希土類磁石2A
部分を除いて全て読み取ることが可能になる。しかしな
がら、この磁気吸着保持具では、希土類磁石2Aが、透
明樹脂製の円板1Aの片面に取り付けられているため
に、透明樹脂製の円板1Aを希土類磁石2Aが取り付け
られている面でメモ用紙7に対接して使用しないと、メ
モ用紙7が保持されずに落下することになり、使用時に
ユーザには磁気吸着保持具の表裏判断を誤りなく行なう
ことが要求される。
【0006】本発明は、前述したような従来の磁気吸着
保持具の使用の現状に鑑みてなされたものであり、その
目的はユーザに使用時の負担を与えずに迅速に、かつ被
保持物の視覚的認識欠損領域を大幅に削減可能な磁気吸
着保持具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、磁性材の壁面との間に被保持物を挟持するた
め前記磁性材の壁面に磁気吸着され、前記被保持物を該
磁性材の壁面上に保持する磁気吸着保持具であって、透
明な樹脂板の表面積に比して十分小さな断面積の希土類
磁石を前記透明な樹脂板を貫通して配設されている磁気
吸着保持具を特徴とするものである。
【0008】また本発明においては、前記希土類磁石が
円柱形状であり、該円柱の断面直径に対する厚みの比率
が0.3〜2.0とし、また前記希土類磁石が、前記樹
脂板に複数個取り付けることも有効である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面について説
明する。図1は本発明の一実施例の構成を示す説明図、
図2は他の実施例の構成を示す説明図である。
【0010】まず図1に示す実施例において、外径30
mm、厚さ5mmの透明樹脂製の円板1Aに、板面を貫
通して直径8mmの円柱状のネオジム−鉄の希土類磁石
2が、埋め込み取り付けられている。この場合の希土類
磁石2の直径に対する厚みの比率は0.6であり、希土
類磁石2の面積は0.50cmであって、透明樹脂製
の円板1Aの表面積に比べて十分小さな断面積を有する
ものである。なお本発明においては、透明な樹脂板の表
面積に対する希土類磁石の断面積は8%以下とすること
が好ましく、8%を超えると磁石の存在が目立ってしま
うという問題が発生する。
【0011】そしてこの実施例では同図(b)に示すよ
うに被保持物として、例えばスーパーでの買物予定品名
を記載したメモ用紙7を、冷蔵庫の扉面などの磁性材壁
面3に対接させ、このメモ用紙7の上に、磁気吸着保持
具を配置することにより、希土類磁石2が磁性材壁面3
に磁気吸引され、メモ用紙7が冷蔵庫の扉面に保持され
るものである。この際、本発明者の実測によると、一般
的なA4版のコピー紙を最大で25枚保持することが可
能であった。
【0012】またこの実施例に対して希土類磁石2の直
径を6mmにした変形例では、希土類磁石2の直径に対
する厚みの比率は0.8となり、希土類磁石2の面積は
0.28cmとなる。この変形例を本発明者が実測し
たところ、一般的にA4版のコピー紙を最大で15枚保
持することが可能であった。
【0013】以上に説明したこの実施例に係る試作品の
ディメンジョン値と動作特性とを、従来製品と比較した
結果は、下記する表1の通りである。
【0014】
【表1】
【0015】このように本発明によると、従来の磁気吸
着保持具に比して希土類磁石2の直径に対する厚みの比
率を0.3〜2.0と大きく設定することにより磁石内
部の反磁界を減少させ、磁気吸着保持具の磁性材壁面3
への磁気吸着に係る磁束の量を増加させ、磁束を有効に
取出すことにより同一の磁気吸着力を得るための希土類
磁石2の形状を小型化し、製造コストを削減することが
可能になる。また希土類磁石2が小型化するために、保
持されたメモ用紙7の視覚確認欠損領域をさらに減少さ
せることができるととともに、磁気吸着保持具は表裏何
れの状態でも使用することができるので、ユーザは表裏
判別をすることなく迅速かつ快適に使用することが可能
になる。
【0016】つぎに図2に示された実施例について説明
する。この実施例では、図2に示すように透明樹脂板1
Bが魚型に形成され、直径6mmの希土類磁石2aが魚
型の透明樹脂板1Bの眼の位置に取り付けられ、希土類
磁石2bが魚型の透明樹脂板1Bの尾部に取り付けられ
ている。
【0017】そしてこの実施例では同図(b)に示すよ
うに被保持物として、例えばスーパーでの買物予定品名
を記載したメモ用紙7を冷蔵庫の扉面などの磁性材壁面
3に対接させ、磁気吸着保持具をメモ用紙7の上に配置
することにより、希土類磁石2a、2bがそれぞれメモ
用紙7を2個所で磁性材壁面3に磁気吸引され、メモ用
紙7が冷蔵庫の扉面に保持される。本発明者の実測によ
るとこの実施例では、前記した実施例の試作品Aのほぼ
1.5倍の枚数のA4版のコピー紙を保持することが可
能であった。
【0018】このように図2の実施例によると、図1の
実施例で得られる効果に加えて、魚型の透明樹脂板1B
の両端の近傍に希土類磁石2a、2bがそれぞれ取り付
けられ、メモ用紙7が2個所で磁気吸着されるので、さ
らに吸引保持力を高めることが可能になる。
【0019】なお上記した実施例では、希土類磁石2を
がネオジム−鉄磁石とした場合を説明したが、本発明は
これらの実施例に限定されるものではなく、希土類磁石
として希土類−コバルト磁石やこれらのボンド磁石など
を使用することも可能である。
【0020】
【発明の効果】以上述べ通り本発明に係る磁気吸着保持
具による、透明な樹脂板の表面積に比して十分小さな断
面積の希土類磁石が、透明な樹脂板を貫通して配設され
ており、磁性材の壁面上に保持しようとする被保持物を
磁性材の壁面とで挟持するようにして、磁性材の壁面に
希土類磁石を磁気吸着させると、被保持物が保持される
が、この際に表裏何れにも希土類磁石の強磁極面がある
ため表裏何れの面でも被保持物を安定に保持し、樹脂板
の表面積に比して希土類磁石の断面積は十分に小さく、
視覚確認欠損領域が少なく、透明な樹脂板を通して被保
持物のメモなどの記載を明確に読み取ることが可能にな
る。
【0021】また本発明によると、前記希土類磁石が円
柱の断面直径に対する厚みの比率が0.3〜2.0と大
きく形成されているので磁気吸着保持具の磁性材壁面へ
の磁気吸着に係る磁束を有効に取出すことができ同一の
磁気吸着力を得るための希土類磁石の形状を小型化し、
製造コストを削減することが可能になるとともに、保持
される被保持物の視覚確認欠損領域をさらに減少させる
ことが可能になる。さらに希土類磁石が樹脂板に複数個
取り付けることも可能で、被保持物を保持する磁気吸着
保持力を増大させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気吸着保持具の一実施例の構成を示
す説明図で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図2】本発明の磁気吸着保持具の他の実施例の構成を
示す説明図で、(a)は平面図、(b)は断面図であ
る。
【図3】従来の磁気吸着保持具の構成例を示す説明図
で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図4】従来の磁気吸着保持具の他の構成例を示す説明
図で、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【符号の説明】
1A、1B 透明樹脂板 2、2a、2b 希土類磁石 3 磁性材壁面 7 メモ用紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性材の壁面との間に被保持物を挟持す
    るため前記磁性材の壁面に磁気吸着され、前記被保持物
    を該磁性材の壁面上に保持する磁気吸着保持具であっ
    て、透明な樹脂板の表面積に比して十分小さな断面積の
    希土類磁石を前記透明な樹脂板を貫通して配設されてい
    ることを特徴とする磁気吸着保持具。
  2. 【請求項2】 前記希土類磁石が円柱形状であり、該円
    柱の断面直径に対する厚みの比率が0.3〜2.0であ
    ることを特徴とする請求項1記載の磁気吸着保持具。
  3. 【請求項3】 前記希土類磁石が、前記樹脂板に複数個
    取り付けられていることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の磁気吸着保持具。
JP10223583A 1998-07-23 1998-07-23 磁気吸着保持具 Pending JP2000037279A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2426071A (en) * 2005-05-11 2006-11-15 Haroon Ahmed Positioning books for imaging and correcting distortion
JP2009153565A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Koizumi Seisakusho:Kk 仏鈴
JP2014239870A (ja) * 2013-05-13 2014-12-25 日鉄住金鋼板株式会社 家具類の転倒防止構造

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