JP2014239843A - 遊具、及びその設置方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気を入れた気密な空気袋を備える遊具を、載置面に対する移動を抑制することが可能な遊具およびその設置構造の提供。【解決手段】遊具は、空気を入れると円盤状となる気密な空気袋10と、空気袋10を収納する収納室23を備える収納袋20と、収納袋20に設けられた孔21Aを塞ぐ裏蓋30とを備える。空気袋10は孔21Aを介して収納袋20に収められ、その後空気が入れられる。空気が入った空気袋10は収納室23に嵌った状態となる。その後遊具は天地を逆転され、載置面Xに置かれる。このとき収納袋20の下シート21の周縁部が、載置面X上で空気袋10の周りに広がる。【選択図】図3

Description

本発明は、遊具に関する。
空気を入れた気密な空気袋を備える、例えば、イベントの際などに用いられる大掛かりな遊具が知られている。このような遊具では、子供達は基本的に、空気袋の上に乗って遊ぶ。空気袋が持つ弾力性は子供達にとって楽しいものであり、その半面子供達の怪我を防ぐ効果も併せ持つため、このような遊具は普及している。
そのような遊具の一つとして、特許第3793527号に開示のものが知られている。
この遊具は、その中央に平面視円形の中央空気室を、中央空気室の周囲に中央空気室を同心円状に囲む複数の周囲空気室を、それぞれ備えた空気室を備えている。空気室に空気が充填されると、中央空気室の高さが高く、周囲空気室の高さはその周囲に行くほど低くなるようになっているから、空気室は、大雑把に言えば、全体として円錐形状をなすようになっている。
空気室は、シートで覆われている。空気室は円錐形状をなしているから、シートには、その外側に向かう下り傾斜が与えられることになる。これによりこの遊具は、外側の全方向に向かう滑り台のような遊び方を子供達に提供するものとなる。
この遊具は、滑り台としての楽しさを子供達に提供できる点で優れている。
しかしながらこの遊具は、遊具が載置される載置面と遊具とが固定されていないという点で若干安定性を欠く可能性がある。子供達が遊具の傾斜したシート上の面を滑り降りたとき、その反動で遊具が動く可能性がないとは言えない。もっとも、遊具が十分に大きく遊具が十分に重ければそのようなことが生じる可能性は小さくなるか、或いは殆どなくなるが、遊具が例えば屋内での使用を意図した小型なものである場合には、遊具が載置面に対して移動してしまうということも起こりうる。
他方、上述の如き遊具で、円錐形状の空気室の上に被せられたシートの縁部を、土壌である載置面を掘って作った溝の中に埋め込まれたアンカーに固定する技術も、例えば特公平7−63547に開示されているように知られている。この技術を用いれば遊具が載置面に大して移動するという事態は防ぐことができるが、遊具の設置の手間、コストが大きく、また、そもそもこの技術は、載置面が土壌のような掘り返すことが可能な場合にしか用いることができない。
本願発明は、空気を入れた気密な空気袋を備える遊具を、大きな手間やコストを必要とせずに載置面に対する移動を抑制できるように改良することをその課題とする。
上述の課題を解決するため、本願発明者は以下の発明を提案する。
本願発明は、気密でその内部に空気を入れられたときに所定の形状となるシートにて形成の空気袋と、前記空気袋を収納する空気を入れられたときの前記空気袋の大きさ、形状に対応した大きさ、形状の収納室を備えたシートにて形成の収納袋と、を含んで構成される遊具である。
そしてこの遊具における前記収納袋は、前記収納室と連通しそこを通して前記収納室に前記空気袋を収納させるためのものであり、遊具の使用時に下向きとなる開口と、空気を入れられた前記空気袋の周囲に広がり前記遊具が載置される載置面に載置される周縁部と、を備える。
この遊具は、空気袋とそれを収納する収納袋を備えている。収納袋は、空気袋を収納する収納室を備えている。空気袋は、収納室に、開口を介して空気を入れられない状態で入れられる。そしてその後空気袋には空気が入れられ、空気袋は所定の形状となる。ところで、収納室の大きさ、形状は、空気を入れられたときの前記空気袋の大きさ、形状に対応したものとなっているから、その状態で空気袋は、収納室と固定されている部分がなかったとしても、両者の間の摩擦により、事実上収納室と固定された状態となり、収納室に対して動かなくなる。他方、収納袋には、空気を入れられた空気袋の周囲に広がり遊具が載置される載置面に載置される周縁部が設けられているから、収納袋は、載置面に対して固定されている部分がなかったとしても、両者の間の摩擦により、事実状載置面に対して固定された状態となる。
つまり、空気袋は収納袋を介して、たとえ空気袋と収納袋が固定されていなくとも、また収納袋と載置面が固定されていなくとも、間接的に載置面に固定された状態となるから、空気袋の上で子供達が遊んだとしても空気袋が載置面に対して移動する可能性が小さい。
しかも、この効果は上述のように、空気袋と収納袋が固定されていなくとも、また収納袋と載置面が固定されていなくとも生じるものであるから、この遊具は、その設置についての手間、コストを抑えることが可能となるし、土壌の掘り返しも不要である。もっとも、手間、コストの軽減の効果とのバーターとなるが、空気袋と収納袋を固定すれば、また、収納袋と載置面を固定すれば、或いはその双方を行えば、空気袋の載置面への固定をより強固なものとすることも可能である。
なお、周縁部は、遊具の載置面への固定をしっかりと行えるのであればその形状、大きさは自由に設定することができ、空気袋のすべての周方向に存在するのが好ましいが、空気袋の周方向の一部について存在しなくても構わない。
空気が入ったときの空気袋は、上述したように所定の形状である。適正な空気圧となる空気が入ったときの空気袋は、例えば盤状である。盤状とは、その厚さがすべての部分で略等しいという程度の意味であり、その意味では空気袋はマット状となる。なお、後述するように、空気袋は、複数の空気室に区分される場合がある。その場合、空気室の境界部分に凹凸が生じることも考えられる。本願では、そのような場合において各空気室の最も厚さの大きな部分の厚さが略等しいことをもって、空気袋が盤状であるという条件が充足されるものとする。
空気袋が盤状であれば、空気袋が載置面と直接(或いは何らかのシート等を介して間接的に)接する面積が他の形状の場合に比して相対的に大きくなるので、空気袋と載置面との固定を強固にし易くなる。
平面視したときの空気袋の形状は、円形、楕円形、矩形を始めとする多角形等の適宜の形状とすることができる。例えば、盤状の空気袋で平面視したときの空気袋の形状が円形の場合、空気が入った前記空気袋は円盤状となる。
空気袋は、互いに連通する複数の空気室に仕切られていてもよい。例えば、空気が入った空気袋が円盤状である場合、前記空気袋は、中心が円形で、その周りを同心円状に囲む複数の空気室に仕切られており、且つ各空気室は互いに連通していても良い。空気袋が空気室に仕切られている場合、前記空気室はそれぞれ、空気を入れられたときの高さが略等しくなるようにされていても良い。
前記収納袋は、前記載置面に載置されるものであり、その一部に前記開口が穿たれ、その周縁の一定範囲が前記周縁部となる下シートと、前記下シートにその周縁を固定され、それと前記下シートに囲まれた空間を前記収納室とする上シートと、からなるものであってもよい。下シートを一枚物のシートとすれば、周縁部の下面の全体を、略水平であることの多い載置面に当接させることが容易になるし、一枚ものの下シートに上シートを接続することによる収納袋の製造工程もその難易度が比較的低くて済む。
前記周縁部の下面には、前記載置面との摩擦係数を上げる滑り止めが設けられていても良い。或いは、収納袋が下シートを有するのであれば、前記下シートの下面には、前記載置面との摩擦係数を上げる滑り止めが設けられていても良い。
これにより収納袋が載置面に対してずれにくくなるから、載置面に対する空気袋の移動をより効果的に防止できることになる。
本願発明者は、また、以下の方法をも提案する。
その方法は、気密でその内部に空気を入れられたときに盤状となるシートにて形成の空気袋と、前記空気袋を収納する空気を入れられたときの前記空気袋の大きさ、形状に対応した大きさ、形状の収納室を備えたシートにて形成の収納袋と、を含んで構成されるものであり、前記収納袋は、前記収納室と連通しそこを通して前記収納室に前記空気袋を収納させるためのものであり、遊具の使用時に下向きとなる開口と、空気を入れられた前記空気袋の周囲に広がり前記遊具が載置される載置面に載置される周縁部と、を備える、遊具の設置方法である。
そしてこの遊具の設置方法は、上向きにされた前記開口から、前記収納室に前記空気袋を収納する過程と、前記空気袋に空気を入れて前記空気袋を盤状にする過程と、前記開口が下向きとなるように、前記空気袋ごと前記収納袋の天地を逆転させ、前記空気袋の周囲に前記周縁部が位置するようにする過程と、を含む。
この遊具の設置方法によれば、遊具の設置を容易に行うことができる。
本願の第1実施形態における遊具の全体構成を示す斜視図。 図1に示した空気袋の平面図。 図1に示した遊具の設置方法を示す図。 図1に示した遊具の完成状態を示す側断面図。 第2実施形態による遊具の完成状態を示す側断面図。 第3実施形態による遊具に含まれる空気袋の平面図。
以下、本発明の好ましい第1、第2、及び第3実施形態を図面を参照して説明する。各実施形態の説明では、重複する対象には共通の符号を付すこととし、重複する説明は場合により省略するものとする。
≪第1実施形態≫
図1の斜視図に第1実施形態による、遊具を構成する各部材を示す。
遊具は、空気袋10、収納袋20、及び裏蓋30を備えている。
空気袋10、収納袋20、及び裏蓋30は特に断りのない限り、シートでできている。空気袋10、収納袋20、及び裏蓋30を構成するシートはすべて同じ素材のものであっても良いし、そうでなくても良い。もっとも後述するように空気袋10には気密性が求められるから、空気袋10を構成するシートは気密性を担保できるものである必要がある。
空気袋10は、所定の空気圧となるように空気を入れたときにその全体が所定の形状、例えば、略一様な厚さの盤状の形状となるようにされた気密な袋である。これには限られないが、この実施形態の空気袋10は、空気を入れたときに盤状、それも平面視円形の盤状となるようになっている。つまり、空気袋10は空気を入れたときに円盤状になる。空気袋10に所定の圧の空気を入れることによって、空気袋は所定の弾力性を持つことになる。なお、所定の空気圧とは、本願では2.5〜4.0kPaとする事が好ましい。所定の空気圧となる空気を入れたときの空気袋10の直径は、例えば3〜5m程度であり、空気を入れたときの空気袋10の厚さは、例えば30〜50cm程度である。これには限られないが、空気袋10を構成するシートの素材は、この実施形態では、合成樹脂製のシートであり、具体的には、例えばポリ塩化ビニル樹脂(PVC)製のシートや、ポリウレタン樹脂(PU)製のシートが利用できる。また、繊維織物に樹脂コーティングしたシートを用いる事もできるが、本願では、上記合成樹脂のみからなるシートを用いるのが好ましい。上記所定の空気圧と合わせることによって、空気袋が持つ弾性力を遊具として適度なものとすることができる。空気袋10は適宜裁断されたシートの必要な部分を融着、接着などの公知の方法により接続することにより、構成されている。
必ずしもこの限りではないが、空気袋10は、図2の平面図、図4の側面図に示したように、構成されている。図2、図4に示した空気袋10は、空気が入れられた状態である。
空気袋10は、その中央に円形の第1室11を、第1室11の周囲に輪状の第2室12を、また第2室12の周囲に輪状の第3室13を備えている。第2室12、及び第3室13は、第1室11に対して同心円状に位置している。これら第1室11、第2室12、第3室13はいずれも、本願発明で言う空気室に相当するものである。なお、第3室13の周りに更に第4室を、その周りに第5室を、と輪状の空気室を更に増やせるのは当然のことである。
空気を入れられた空気袋10の第1室11と第2室12の境界、第2室12と第3室13の境界は、図4に示したように凹んでいる。他方、第1室11、第2室12、第3室13の最も厚さないし高さの大きな部分における厚さないし高さはいずれも略等しくなっている。つまり、既にした定義により、空気袋10は盤状である。
第1室11と第2室12は空気孔11Aにより、第2室12と第3室13は空気孔12Aにより、それぞれ連通するようになっている。空気孔11Aは、図2、図4に示したように、第1室11と第2室12を仕切るシートの所定の箇所に適当な間隔を空けて設けられている。同様に、空気孔12Aは、図2、図4に示したように、第2室12と第3室13を仕切るシートの所定の箇所に適当な間隔を空けて設けられている。
第3室13の外側には、筒状の送風筒14が設けられている。送風筒14は、第3室13と連通している。送風筒14の先端には、図示を省略の送風機が接続可能となっている。送風機が送風筒14から空気を送り込むことで、空気は第3室13へと送られる。第3室13へ送られた空気は空気孔12Aを介して第2室12へと送られ、第2室12へ送られた空気は空気孔11Aを介して第1室11へと送られることになる。つまり、送風機が送風筒14から送り込んだ空気は、第1室11、第2室12、第3室13のすべてに行き渡るようになっている。 送風筒14の適当な部分、例えば第3室13と接する部分には、図示を省略の弁が設けられており、第1室11、第2室12、及び第3室13に送られた空気の流出が防止されるようになっている。他方、弁に適宜の操作を行うと、第3室13内の空気は送風筒14から外部へと流出するようになっている。このような機能を有する弁は公知であるから、詳細についての説明は省略する。
次に、収納袋20について説明する。なお、図1における収納袋20は、使用時における向きと天地が逆になっている。
収納袋20は、空気袋10を収納するものである。収納袋20は空気袋10との相対的な位置を固定する機能と、後述する載置面との相対的な位置を固定する機能を備えている。
収納袋20は、下シート21と上シート22を備えており、これらを融着、或いは接着、縫製の他、面ファスナにより着脱可能に接合するなどの公知の方法で接続することで収納袋20は構成されている。下シート21と上シート22は、ともに気密性を持つ必要はなく、また、両者は同じ素材でできていても、そうでなくても構わない。なお、これには限られないが、下シート21と、上シート22を構成するシートの素材は、この実施形態ではともに、合成樹脂製のシートであり、具体的にはポリ塩化ビニル樹脂(PVC)製のシートである。
下シート21は円形である。下シート21には、円形の孔21Aが、下シート21と同心として設けられている。孔21Aの直径は、空気を入れたときの空気袋10の平面視したときの直径よりも幾らか小さくなるようになっているが、空気が入っていない状態の空気袋10はこの孔21Aを通過することができる。孔21Aは必ずしも円形でなくても良い。下シート21の下面(図1における上側の面)には、4つの滑り止め21Bが設けられている。
滑り止め21Bは、遊具の使用時において後述する載置面と当接して載置面との間の摩擦係数を増すことにより、遊具の使用時において収納袋20が載置面に対して移動する可能性を減じるためのものである。滑り止め21Bの数、形状等の仕様は、この機能が担保される限り、適宜決定することができる。例えば、滑り止め21Bの素材は、載置面との関係で決定されることになるが、例えば木製の床が載置面である場合には、滑り止めは生ゴムのシートとすることができる。
上シート22は、円形の頂部シート22Aと、円筒状の側部シート22Bを接続して構成されている。側部シート22Bの下端(図1の上端)は、下シート21の上面に接続されている。側部シート22Bは、下シート21、及び孔21Aと同心とされている。また、側部シート22Bの径は、孔21Aの径よりも若干大きくされている。
上シート22と下シート21に挟まれた円筒形の空間が、収納室23となり、ここに空気袋10が収納されるようになっている。収納室23の形状、大きさは、空気が入れられた空気袋10の形状、大きさと略一致するようになっている。つまり、収納室23の形状は円盤状である。空気が入れられた空気袋10は、収納室23に嵌り込む。
側部シート22Bにはまた、送風口22B1が設けられている。送風口22B1は、空気袋10の上述した送風筒14に対応した位置に開けられており、収納室23内の空気袋10に送風機で空気を送り込む際に、それを通した送風筒14を収納室23の外部に露出させるためのものである。なお、この実施形態の送風口22B1は常に開放されるようなものとなっているが、送風口22B1には、それを閉じるための、例えばシートでできた蓋を備えていても良い。蓋は例えば、面ファスナを備えており、送風口22B1の周囲を囲む面ファスナに対して着脱自在とすることができる。
なお、送風筒14を設ける代わりに、例えば、第3室13の下面等、空気袋の下面に直接弁を設けるようにしてもよい。このような構成にすることで、送風口22B1を側部シート22Bに設ける必要がなくなり、遊戯中に子供が送風口22B1の蓋に足を引っ掛ったりする可能性が無くなる。他の実施形態でも同様である。
裏蓋30は円形のシートである。裏蓋30の素材は、収納袋20と同様にすることができる。裏蓋30は、収納室23に空気袋10が収納された後に、孔21Aを塞ぐためのものである。
裏蓋30の径は、孔21Aの径よりも若干大きくされている。裏蓋30の周縁部は、孔21Aの周囲に着脱自在に固定できるようになっている。例えば、裏蓋30の周縁部に図示を省略の面ファスナを設けるとともに、孔21Aの周囲に面ファスナを設け、面ファスナ同士を固着させることで、裏蓋30の周縁部を、孔21Aの周囲に着脱自在に固定させることが可能となる。
もっとも、遊具が室内で使用される場合等、空気袋10の損傷可能性が低い場合は、裏蓋30は設けなくても良い。
次に、この遊具の設置方法を図3を用いて説明する。
まず、本来の使用時とは天地を逆にした状態で、収納袋20を準備する(図3(A))。このとき収納袋20の孔21Aは上向きである。
次いで、収納袋20の孔21Aから、収納室23内に空気袋10を入れる(図3(B))。このとき空気袋10にはまだ空気が入れられていない。孔21Aは、それを介して収納室23に空気が入れられていない空気袋10を入れられるような形状、大きさとされている必要がある。
次いで、収納袋20の上シート22の側部シート22Bに設けられた送風口22B1から空気袋10が備える送風筒14の先端を引き出し、それに送風機を接続して、空気袋10に送風機で空気を送る。そうすると、空気袋10が膨張して、空気袋10は収納室23に嵌り込んだ状態となる(図3(C))。その後、後述するように遊具の天地を逆転させてからでも良いが、送風口22B1を蓋で塞ぐ。孔21Aは、空気が入れられた空気袋10が、孔21Aを介して収納室23の外部に出ないような形状、大きさとされている必要がある。なお、上述のように、孔21Aは、それを介して収納室23に空気が入れられていない空気袋10を入れられるような形状、大きさとされている必要があるが、この2つの条件が充足される限り、その形状、大きさは不問である。
次いで、孔21Aを裏蓋30で塞ぐ。空気袋10が多少孔21Aから食み出していても、なるべく裏蓋30が平面を保つようにして、裏蓋30の周縁部を、孔21Aの周囲に着脱自在に固定させる(図3(D))。
そして最後に、遊具全体の天地を逆転させ、例えば建物の床である遊具が載置される面である載置面Xに、遊具を置く(図3(E))。このとき、収納室23内の空気袋10の周囲に収納袋20の下シート21の周縁部が広がる形になる。空気袋10は収納袋20に固定された状態となっており、収納袋20は特にその滑り止め21Bの存在により載置面Xに固定された状態となるから、空気袋10は載置面Xにしっかり固定された状態となる。そのときの遊具の状態を、図4に示す。
子供達は、遊具の空気袋10の上で遊ぶことができる。
遊具を片付ける場合には、送風口22B1から送風筒14を引き出し、弁を操作して空気袋10から送風筒14を介して空気を排出させる。その後、収納袋20の孔21Aから裏蓋30を外し、孔21Bを介して収納袋20の収納室23から空気袋10を取出す。その後、空気袋10と収納袋20を折り畳むなどして、遊具の片付けが終了する。
≪第2実施形態≫
第2実施形態による完成状態の遊具の側断面図を図5に示す。
第2実施形態の遊具の基本的な構成は第1実施形態の場合と同様である。
第2実施形態の遊具は、第1実施形態の遊具と同様に、空気袋10、収納袋20、及び裏蓋30を備えている。
第2実施形態の遊具が第1実施形態の遊具と顕著に異なるのは、第2実施形態の遊具の空気袋10は第1実施形態の遊具の空気袋10と異なり、盤状ではない、という点である。第2実施形態における空気袋10は、図5に示したようにその中央が高く、その周囲が低くなっている。
第2実施形態の遊具における空気袋10も第1実施形態の遊具における空気袋と同様に、複数の空気室を備えている。図示を省略するが、第2実施形態の空気袋10は、第1実施形態の空気袋10と同じように、中心に存在する円形の空気室11を、輪状の空気室12、13が同心円状に取り囲むようにして構成されている。つまり、平面視した場合には、第2実施形態の空気袋10は、第1実施形態の空気袋とその構成が変わらないから、第2実施形態の空気袋10の平面図は図2と同じとなる。
第2実施形態の遊具における空気袋10においては、空気室11の高さないし厚み(空気室11の最も厚い部分の高さないし最も厚い部分の厚み、以下同じ。)は、空気室12の高さないし厚みよりも大きく、空気室12の高さないし厚みは、空気室13の高さないし厚みよりも大きい。これにより、第2実施形態の空気袋10は、全体として略円錐形状といえる形状となっている。
このような空気袋10の形状の変更に対応するため、収納袋20の形状にも若干の修正が加えられている。収納袋20は第1実施形態の場合と同様、収納室23を備えている。第2実施形態の収納室23も、第1実施形態の場合と同様に、その形状、大きさが、空気が入れられた空気袋10の形状、大きさと略一致するようになっている。つまり、第1実施形態の収納室23は円盤状であったが、第2実施形態の収納室23は略円錐形状である。第2実施形態の遊具の場合でも第1実施形態の遊具場合と同様に、空気が入れられた空気袋10は、収納室23に嵌り込む。第2実施形態の収納袋20はそのような形状であるから、頂部シート22Aと側部シート22Bを備えず、全体として円錐形状となるように、例えば立体裁断の技術を用いて作られている。
第2実施形態の遊具の設置の方法、片付けの方法は、第1実施形態の遊具のそれと変わりがない。
第2実施形態の遊具は収納袋の上の傾斜する面を持つから、子供達は、その傾斜する面を滑り台のようにして滑って遊ぶことも可能となる。
なお、第2実施形態における遊具の空気袋10は中央が高い略円錐形状であったが、周囲が高いすり鉢状、2つの円錐を組み合わせた形状等、所望の形状を採用することができる。
≪第3実施形態≫
第3実施形態による遊具に含まれる空気袋の平面図を図6に示す。
第3実施形態の遊具の基本的な構成は第1実施形態の場合と同様である。
第3実施形態の遊具は、第1実施形態の遊具と同様に、空気袋10、収納袋20、及び裏蓋30を備えている。
第3実施形態の遊具が第1実施形態の遊具と顕著に異なるのは、第3実施形態の遊具の空気袋10は第1実施形態の遊具の空気袋10と異なり、盤状ではあるが、平面視円形ではないという点である。第3実施形態における空気袋10は、図6に示したように、平面視四角形、より詳細には平面視正方形になっている。
第3実施形態の遊具における空気袋10も第1実施形態の遊具における空気袋と同様に、複数の空気室11、12、13を備えている。第3実施形態の空気袋10は、第1実施形態の空気袋10と同じように、中心に存在する空気室11を、輪状の空気室12、13が取り囲むようにして構成されている。ただし、空気室11は正方形、空気室12、13は正方形の輪状となっている。
第3実施形態の遊具における空気袋10における、空気室11、12、13の高さないし厚み(空気室11の最も厚い部分の高さないし最も厚い部分の厚み、以下同じ。)は、略等しい。
このような空気袋10の形状の変更に対応するため、収納袋20の形状にも若干の修正が加えられている。図示を省略するが、収納袋は第1実施形態の場合と同様、収納室を備えている。第2実施形態の収納室23も、第1実施形態の場合と同様に、その形状、大きさが、空気が入れられた空気袋10の形状、大きさと略一致するようになっている。つまり、第1実施形態の収納室23は円盤状であったが、第3実施形態の収納室は正方形の盤状である。第3実施形態の遊具の場合でも第1実施形態の遊具場合と同様に、空気が入れられた空気袋10は、収納室に嵌り込む。
なお、収納袋の下シートには、第3実施形態でも孔が穿たれている。孔は、平面視したときの空気袋10よりも一回り小さくすることができるが、その形状は、例えば正方形であり、或いは円形である。
第3実施形態の遊具の設置の方法、片付けの方法は、第1実施形態の遊具のそれと変わりがない。
10 空気袋
11 第1室
12 第2室
13 第3室
14 送風筒
20 収納袋
21 下シート
21A 孔
21B 滑り止め
22 上シート
22A 頂部シート
22B 側部シート
23 収納室

Claims (10)

  1. 気密でその内部に空気を入れられたときに所定の形状となるシートにて形成の空気袋と、前記空気袋を収納する空気を入れられたときの前記空気袋の大きさ、形状に対応した大きさ、形状の収納室を備えたシートにて形成の収納袋と、
    を含んで構成される遊具であって、
    前記収納袋は、前記収納室と連通しそこを通して前記収納室に前記空気袋を収納させるためのものであり、遊具の使用時に下向きとなる開口と、空気を入れられた前記空気袋の周囲に広がり前記遊具が載置される載置面に載置される周縁部と、を備える、
    遊具。
  2. 空気が入った前記空気袋は盤状である、
    請求項1記載の遊具。
  3. 空気が入った前記空気袋は円盤状である、
    請求項2記載の遊具。
  4. 前記空気袋は、複数の空気室に仕切られており、且つ各空気室は互いに連通している、
    請求項1記載の遊具。
  5. 前記空気袋は、中心が円形で、その周りを同心円状に囲む複数の空気室に仕切られており、且つ各空気室は互いに連通している、
    請求項3記載の遊具。
  6. 前記空気室はそれぞれ、空気を入れられたときの高さが略等しくなるようにされている、
    請求項5記載の遊具。
  7. 前記収納袋は、
    前記載置面に載置されるものであり、その一部に前記開口が穿たれ、その周縁の一定範囲が前記周縁部となる下シートと、
    前記下シートにその周縁を固定され、それと前記下シートに囲まれた空間を前記収納室とする上シートと、
    からなる、
    請求項1記載の遊具。
  8. 前記周縁部の下面には、前記載置面との摩擦係数を上げる滑り止めが設けられている、
    請求項1記載の遊具。
  9. 前記下シートの下面には、前記載置面との摩擦係数を上げる滑り止めが設けられている、
    請求項5記載の遊具。
  10. 気密でその内部に空気を入れられたときに所定の形状となるシートにて形成の空気袋と、前記空気袋を収納する空気を入れられたときの前記空気袋の大きさ、形状に対応した大きさ、形状の収納室を備えたシートにて形成の収納袋と、
    を含んで構成されるものであり、
    前記収納袋は、前記収納室と連通しそこを通して前記収納室に前記空気袋を収納させるためのものであり、遊具の使用時に下向きとなる開口と、空気を入れられた前記空気袋の周囲に広がり前記遊具が載置される載置面に載置される周縁部と、を備える、
    遊具の設置方法であって、
    上向きにされた前記開口から、前記収納室に前記空気袋を収納する過程と、
    前記空気袋に空気を入れて前記空気袋を所定の形状にする過程と、
    前記開口が下向きとなるように、前記空気袋ごと前記収納袋の天地を逆転させ、前記空気袋の周囲に前記周縁部が位置するようにする過程と、
    を含む、遊具の設置方法。
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