JP2014239295A - 照明装置、及びそれを用いた画像読み取り装置 - Google Patents

照明装置、及びそれを用いた画像読み取り装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 部品の成型性を損なうことなく、且つ、長手方向に広い範囲で均一な照度分布が得られる照明装置を提供する。
【解決手段】 側面に光散乱領域を備える棒状の導光体の光入射端面付近に散乱反射体を設置し、光入射端面付近の光散乱領域から透過した光を散乱反射させて導光体に再入射させることで、光入射端面付近の出射光の指向性を緩和し、且つ照度を補って、部品の成型性を損なうことなく、長手方向に広い範囲で均一な照度分布が得られるようにした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、棒状導光体に光源を取り付けた照明装置に関するものである。また、この照明装置を用いた画像読み取り装置に関するものである。
一般に、画像読み取り装置などに用いられる照明装置は、導光体として透明棒を用い、導光体の長手方向端面にLEDなどの光源を設置し、導光体端部とLEDとをホルダで覆うことで保持して構成される。導光体は、長手方向に延在する光散乱領域と、光散乱領域に対向する面に光出射部を有し、長手方向端面から入射した光を長手方向に伝播し、光散乱領域で散乱し、光出射部から出射した線状の照明光で読み取り領域を照明する。光源は、可視光、赤外光、または紫外光を発する、単数または複数の発光素子を用いる。
特許文献1は、複数の発光素子を光源として備えた例であり、光散乱領域に形成した微細パターンの表面に微細凸部または微細凹部を設け、さらに導光体の短手方向端面から見て、光散乱領域の短手方向の中心を通る法線に一致して光源を配置することで、光入射端面付近の出射特性を改善し、それぞれの波長において、長手方向に広い範囲で均一な照度分布を実現していた。
特開2009−75253号公報
特許文献では、微細パターンの表面に微細凸部又は凹部を設け、さらに導光体の光散乱領域の短手方向中心を通る法線に一致して光源を配置することで、長手方向に広い範囲で均一な照度分布を実現していたが、微細パターンの斜面上に微細凸部又は凹部を設けるため、成型時の抜き勾配が十分に確保できない面ができ、1〜3μm程度の微細凸部又は凹部を成型により再現することが困難であるという問題があった。
本発明では、部品の成型性を損なうことなく、且つ長手方向に広い範囲で均一な照度分布を実現可能な照明装置を提供することを目的とする。
また、このような照明装置を用いた画像読み取り装置を提供することを目的とする。
本発明に係る照明装置は、光を出射する光源と、端面から入射する光を側面の一部に延在する光散乱領域で散乱反射して外部に出射する棒状の導光体と、導光体の端部の光散乱領域を覆い光散乱領域を透過した光を散乱反射させて導光体に再入射させる散乱反射体とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明に係る画像読み取り装置は、原稿が配置される透明平板と、原稿に光を照射する照明装置と、原稿から反射された光又は原稿を透過した光を集光する集光光学系と、集光光学系で集光された光を受光して光電変換により電気信号に変換する受光部とを備え、照明装置は、光を出射する光源と、端面から入射する光を側面の一部に延在する光散乱領域で散乱反射して外部に出射する棒状の導光体と、導光体の端部の光散乱領域を覆い光散乱領域を透過した光を散乱反射させて導光体に再入射させる散乱反射体とを備えたものである。
本発明に係る照明装置は、光を出射する光源と、端面から入射する光を側面の一部に延在する光散乱領域で散乱反射して外部に出射する棒状の導光体と、導光体の端部の光散乱領域を覆い光散乱領域を透過した光を散乱反射させて導光体に再入射させる散乱反射体とを備えたので、部品の成型性を損なうことなく、長手方向に広い範囲で均一な照度分布を得ることができる。
また、本発明に係る画像読み取り装置は、原稿が配置される透明平板と、原稿に光を照射する照明装置と、原稿から反射された光又は原稿を透過した光を集光する集光光学系と、集光光学系で集光された光を受光して光電変換により電気信号に変換する受光部とを備え、照明装置は、光を出射する光源と、端面から入射する光を側面の一部に延在する光散乱領域で散乱反射して外部に出射する棒状の導光体と、導光体の端部の光散乱領域を覆い光散乱領域を透過した光を散乱反射させて導光体に再入射させる散乱反射体とを備えたので、むらの少ない画像読み取りが可能となる。
本発明の実施の形態1に関する画像読み取り装置の短手方向断面構成図である。 本発明の実施の形態1に関する画像読み取り装置の展開図である。 本発明の実施の形態1に関する照明装置の動作を説明するための図である。 本発明の実施の形態1に関する照明装置の光散乱領域または散乱反射体で反射された光の経路を説明する部分断面図である。 本発明の実施の形態2に関する照明装置の波長の異なる光が光散乱領域または散乱反射体で反射された場合の経路を説明する部分断面図である。 本発明の実施の形態2に関する散乱反射体の分光反射率曲線である。 本発明の実施の形態2に関する画像読み取り装置の原稿上照度分布である。 本発明の実施の形態2に関する可視光源と紫外光源の配置例である。 本発明の実施の形態3に関する照明装置の光散乱領域または散乱反射体で反射された光の経路を説明する部分断面図である。 本発明の実施の形態3に関する照明装置の別例の部分断面図である。 本発明の実施の形態3に関する照明装置の別例の部分断面図である。 本発明の実施の形態3に関する照明装置の別例の部分断面図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に関する画像読み取り装置の短手方向断面構成図である。ここで、短手方向とは原稿1の搬送方向に対応し、副走査方向とも呼ばれる。一方、長手方向とは受光部となるセンサIC8の配列方向に対応し、主走査方向とも呼ばれる。
また、図2は、本発明の実施の形態1に関する画像読み取り装置の展開図である。以下、本発明の実施の形態1について、図1および図2を用いて説明する。
原稿1は、例えば、紙幣、有価証券、その他の一般文書のイメージ情報である被読み取り媒体(被照射体)である。照射部1aは、原稿1に対する光の照射領域を示し、物質的な意味での構成ではない。
導光体2は、長手方向に100mm以上の長さに延長した棒状のものであり、アクリルやポリカーボネートなどの透明樹脂により構成される。導光体2の側面には、長手方向に延在する光散乱領域2bが設けられ、光散乱領域2bに対向する面に光出射部2aが設けられる。導光体2の内部を伝搬する光は、光散乱領域2bに当たると散乱反射され、一部の光が光出射部2aから出射される。
ホルダ3は、導光体2の長手方向両端部または一方の端部に配置され、光源21を載置した基板12を導光体2の光入射端面2cに対向させて保持するものであり、光源21の光が導光体2に入射する効率を向上させるため、白色樹脂や鏡面処理した金属、またはアルミ蒸着した材料などで構成することが望ましい。散乱反射体4は、ホルダ3に隣接し、導光体2の光入射端面2c付近10〜20mmの光散乱領域2bを覆うように配置しており、導光体2の光散乱領域2bから透過した光を散乱反射して導光体2に再度入射させ、一部の光を出射部2aから出射させることで、光入射端面2c付近の出射特性の不均一性を緩和するとともに、照度を増加させる役目を担う。散乱反射体4は、白色樹脂など、比較的均等な拡散反射が得られる材料で構成することが望ましい。ホルダ3と散乱反射体4は、白色樹脂など、散乱反射体4に推奨される材料を用いることで一体成型することもでき、一体化することで、部材の増加を抑えられるという利点がある。なお、光源21、基板12、導光体2、ホルダ3、散乱反射体4、および筐体7の一部を含めて照明装置と呼ぶ。
透明平板5は、原稿1の搬送経路を形成し、また、異物などが装置内部へ混入するのを防止する役目を担い、アクリルやポリカーボネートなどの透明樹脂、または透明ガラス材などにより構成される。透明平板5は、導光体2の光出射部2aから出射した光を透過して原稿1を照射するとともに、原稿1で反射された光を透過して集光光学系6に入射させる。集光光学系(ロッドレンズアレイ)6は、原稿1の照射部1aにおいて原稿1から反射された反射光が光軸方向から入射するように構成し、その反射光を収束するものである。
センサIC8は、集光光学系6で収束された光を受光し、光電変換して電気信号を出力する受光部であり、半導体チップなどで構成された光電変換部、その他の駆動回路等を搭載している。センサIC8は、該画像読み取り装置の有効読み取り長と同等以上の長さに、長手方向に直線状に配置されている。センサ基板9は、センサIC8やその他の電子部品を載置する基板である。信号処理IC10は、センサIC8により受光した光電変換出力などを信号処理するものであり、CPUやRAMと連動して信号処理をおこなうASIC(Application Specific Integrated Circuit)である。信号処理IC10は、他の部品とともにセンサ基板9に載置される。外部コネクタ11は、センサIC8の光電変換出力やその信号処理出力を含む入出力信号インターフェース用として用いるものである。
筐体7は、導光体2、ホルダ3、散乱反射体4、透明平板5、集光光学系6、センサ基板9、および基板12を収納または保持するもので、金属または少なくとも一部領域が遮光性のある樹脂などで構成されたものである。
図3は、本実施の形態の照明装置の動作を説明するための図であり、導光体2内部の光の伝搬を説明する導光体長手方向(主走査方向)端部の部分断面図である。図3において、矢印が光線の進行を示す。光源21はLEDチップ等により構成され、通常、可視光を発するもの、または赤外光、紫外光などを発するものが用いられる。基板12は光源21を載置し、光源21を駆動する電極パターン、電源供給用の入力端子などを有する。光源21から出射した光は、光入射端面2cから導光体2に入射し、導光体2の内部を反射しながら長手方向に伝搬する。
光散乱領域2bは、その形成領域に粗面加工したもの、鋸歯状のプリズム形状加工、またはピラミッド状のエンボス形状加工したものとして構成することができる。特にプリズム形状加工やエンボス形状加工を用いる場合においては、導光体2の成型時に同時に一体成型することが可能である。
一般に、導光体2の光入射端面2cから光を入射させる方式の照明は、光散乱領域2bを長手方向に均一な構成にすると、光入射端面2c付近の光散乱領域2bで散乱反射される光量が高くなり、光入射端面2cから遠い領域の光量が低下するため、原稿1に照射される照度分布は不均一なものとなる。そこで、光散乱領域2bを調整することで、均一な照度分布を作る。具体的には、光入射端面2c付近の光散乱領域2bのプリズムの間隔を広くすることで、光入射端面2c付近において散乱反射される光量を低くし、光入射端面2cから遠ざかるにつれて光散乱領域2bのプリズムの間隔を狭くすることで散乱反射される光量を高くしている。
但し、光入射端面2c付近は、光源21から導光体2に入射した光が直接、または反射された回数の少ない状態で光散乱領域2bに当たる割合が大きいため、光散乱領域2bに入射する光線の角度には偏りがある。光散乱領域2bに入射する角度によって散乱反射光の指向性は異なるため、光入射端面2c付近は光源の配置および出射特性による影響が大きく、照度分布が不均一になりやすい。
図4は、本実施の形態の照明装置の光散乱領域または散乱反射体で反射された光の経路を説明する部分断面図であり、散乱反射体4の効果を説明するための図である。図4のように、光散乱領域2bに当たった光は、一部が反射され一部が散乱領域2bから導光体2外部に透過する。散乱反射体4は、光入射端面2c付近の光散乱領域2bから導光体2外部に透過した光を散乱反射して導光体2に再入射させる役目を担う。散乱反射体4を白色樹脂などの比較的均等な拡散反射が得られる材料で形成することで、散乱反射体4を設けた長手方向10〜20mm範囲における光線の方向が適度に拡散され、導光体2からの出射光について、出射方向の偏りが軽減される。散乱反射体4を設けない範囲では、光反射領域2bから透過した光は、筐体7に当たる。筐体7を黒色樹脂など反射率の低い材料とすると、光散乱領域2bから透過した光が導光体2に再入射する割合は、散乱反射体4を設置した領域より少なくなる。
このように、照度が低下しやすく、且つ光の出射方向に偏りがある光入射端面2c付近において、導光体2へ再入射する光を増加させ、出射光の指向性を緩和することにより、広範囲で均一な照度を得ることができる。この結果、画像読取装置において、むらの少ない画像読み取りが可能となる。また、光散乱領域2bについては、光の散乱特性を改善するために、微細パターンの表面に1〜3μmの微細凹凸部を設ける必要が無く、100μm前後の単純な形状を採用することが可能であるため、成型性は損なわれない。
なお、図1に示す画像読み取り装置では、集光光学系6を挟んで2台の照明装置を設置している。このような構成とすることで、原稿1を2方向から照明することができ、原稿1に折れ目がある場合でも影となる部分の発生を抑制できるという効果がある。また、図1に示す画像読み取り装置を透明平板5が対向するように2台設置すれば、原稿1の両面を同時に読み取ることが可能となる。
以上のように本発明の照明装置は、光を出射する光源21と、端面から入射する光を側面の一部に延在する光散乱領域2bで散乱反射して外部に出射する棒状の導光体2と、導光体2の端部の光散乱領域2bを覆い光散乱領域を透過した光を散乱反射させて導光体2に再入射させる散乱反射体4とを備えたので、部品の成型性を損なうことなく、長手方向に広い範囲で均一な照度分布を得ることができる。
また、本発明の画像読み取り装置は、原稿1が配置される透明平板5と、原稿1に光を照射する照明装置と、原稿1から反射された光又は原稿1を透過した光を集光する集光光学系6と、集光光学系6で集光された光を受光して光電変換により電気信号に変換する受光部とを備え、照明装置は、光を出射する光源21と、端面から入射する光を側面の一部に延在する光散乱領域2bで散乱反射して外部に出射する棒状の導光体2と、導光体2の端部の光散乱領域2bを覆い光散乱領域を透過した光を散乱反射させて導光体2に再入射させる散乱反射体4とを備えたので、むらの少ない画像読み取りが可能となる。
さらに、本発明の照明装置及び画像読み取り装置は、導光体2の端部に前記光源21を保持するホルダ3を備え、ホルダ3と散乱反射体4とを一体成型することも可能であり、この場合には部材の増加を抑えることができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2による照明装置は、本発明の実施の形態1による照明装置について、散乱反射体4を反射率が波長依存性を持つ材料により構成し、発光波長の異なる複数種類の光源を設置したものである。
図5は、本実施の形態に関する照明装置の波長の異なる光が光散乱領域または散乱反射体で反射された場合の経路を説明する部分断面図であり、波長の異なる光源22と光源23を配置した場合の照明装置の部分断面図である。散乱反射体4は、光源23の発する光の波長に対しては高い反射率を有し、光源22の発する光の波長に対しては反射率の低い材料で構成されているものとする。図5において、破線で示す光線iは、光源23から導光体2内部に入射した光線を表し、点線で示す光線iiは、光源22から導光体2内部に入射した光線を表す。光線iは、図4と同様に、光入射端面2c付近の光散乱領域2bから導光体2外部に透過した場合、散乱反射体4で散乱反射されて導光体2に再入射する。一方、光線iiは、光入射端面2c付近の光散乱領域2bから導光体2外部に透過した場合、散乱反射体4で吸収される割合が多く、導光体2内部に再入射する光量は少ない。つまり、光入射端面2c付近の出射光の指向性緩和の効果、及び照度増加を波長ごとに調整することが可能である。
図6は、本実施の形態に関する散乱反射体の分光反射率曲線であり、散乱反射体4の材料として用いる白色樹脂の分光反射率曲線の例を表した図である。図6のように、白色樹脂は、すべての波長に対して一様な反射率を有するものではなく、波長によって反射率が異なり、特に、紫外光や赤外光など可視光以外の波長に対しては、吸収体又は透過体として機能することがある。図6に示す白色樹脂は、可視光以上の波長では反射率が高く、低波長側では反射率が低下しており、可視光波長λaの光に対しては高反射材料として機能し、紫外波長λbの光は殆ど反射せず、吸収体として機能する。
図7は、本実施の形態に関する画像読み取り装置の原稿上照度分布であり、可視光源24と紫外光源25を配置した場合の本実施の形態の画像読み取り装置の長手方向断面図と、波長ごとの照度分布を表した図である。まず、散乱反射体4が無い状態で、図7中の破線のように、可視光の照度分布が光入射端面2c付近で低下するように、可視光源24を配置し、また、紫外光の照度分布が光入射端面2c付近でも低下しないように、紫外光源25を配置する。上記のように光源の配置を行った状態で、図6に示す分光反射率を有する散乱反射体4を設けると、可視光は、光入射端面2c付近の照度が増加し、照度が均一となる範囲を拡大することができる。一方、紫外光は、光入射端面2c付近の照度が殆ど変化しないため、散乱反射体4を設けない場合と同様の照度均一性を保つことができる。その結果、可視光、紫外光ともに、広範囲で均一な照度分布を得ることができる。
図8は、可視光源と紫外光源の配置例を表した図である。図8においては、可視光源24として赤色光源24a(R)を2個、緑色光源24b(G)を3個、青色光源24c(B)を3個、また、紫外光源25(UV)を4個配置した場合を表しているが、光源の種類、及び数量は、用途及び目的によって変更可能であり、この組合せに限定されるものではない。光源を比較的広範囲に配置すると、出射光の方向における偏りは軽減されるため、散乱反射体4における反射率が低い紫外光源25(UV)は、可視光源と比較して広範囲にばらけさせて配置される。一方、散乱反射体4における反射率の高い波長の光を発する可視光源24a(R)、24b(G)、24c(B)は、光源付近の照度が低くなるように、光散乱領域2bの近くに配置する。なお、導光体2の形状を直径4mmの円筒型、光散乱領域2bの短手方向長さを1mm、光散乱領域2bに形成する微細パターンを100μm前後の三角柱型のプリズムとした場合においては、図8のように配置することで、長手方向長さ15mm、短手方向長さ2mmの散乱反射体4を設置することによって、R、G、B、UVともに、広範囲で均一な照度分布を得ることができた。
以上のように、本発明の照明装置及び画像読取装置における光源は、発光波長の異なる複数の光源から構成することもでき、この場合には発光波長の異なる複数の光を照明装置から照射可能となる。さらに、発光波長の異なる複数の光源は、可視光源と紫外光源とから構成することもでき、この場合には可視光と紫外光を照明装置から照射可能となる。
また、本発明の照明装置及び画像読取装置において、散乱反射体4は、波長により反射率が異なる材料で構成することもでき、この場合には散乱反射体4における反射特性を波長により異なるものとすることができる。さらに、散乱反射体4は、可視光に対する反射率と比較して紫外光に対する反射率が低い材料で構成することもでき、この場合には散乱反射体4における反射特性を可視光と紫外光で異なるものとすることができる。
また、紫外光源は、前記導光体2の端面から見て可視光源と比較して広範囲に配置することもでき、この場合には紫外光の出射光の方向における偏りは軽減される。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3による照明装置は、本発明の実施の形態1又は2による照明装置について、散乱反射体4に微細加工部4aを形成したものである。
図9は、本実施の形態の照明装置の光散乱領域または散乱反射体で反射された光の経路を説明する部分断面図である。光入射端面2c付近の光散乱領域2bから導光体2外部に透過した光は、散乱反射体4に形成された微細加工部4aに当たり、散乱反射されて導光体2内部に再入射する。微細加工部4aの形状、及び微細加工部4aを形成する間隔を調整することで、導光体2に再入射する散乱反射光の指向性を調整することが可能である。微細加工部4aは、100〜1000μm程度の大きさで、且つ単純な形状としてよく、成型性は損なわれない。また、微細加工部4aにより、平板での散乱反射と異なる特性を与えることが可能である。
図10、図11及び図12は、本実施の形態の照明装置の別例の部分断面図である。図10のように、筐体7を白色樹脂など散乱反射体4と同等の反射率を有する材料で形成した場合、または、図11のように、筐体7上に白色テープ31など散乱反射体4と同等の反射率を有する反射部材を設置した場合、もしくは、図12のように、散乱反射体4を長手方向20mm以上に延長した場合においても、光入射端面2c付近とそのほかの領域とで、出射光の指向性緩和効果、及び照度向上効果に差をつけることが可能である。また、微細加工部4aの形状により散乱反射特性を調整可能であるため、散乱反射体4は、鏡面加工した金属など、指向性の強い反射特性を有する材料で構成することも可能である。
以上のように、本発明の照明装置及び画像読取装置において、散乱反射体4は、光散乱領域2bに対向する面に凹凸形状を形成することもできる。この場合には微細加工の形状及び配置によって、導光体に再入射する光線の指向性を調整することが可能とり、設計自由度が高まる。
1 原稿(被照射体)、1a 照射部、
2 導光体、2a 光出射部、2b 光散乱領域、2c 光入射端面、
3 ホルダ、4 散乱反射体、4a 微細加工部、
5 透明平板、6 集光光学系(ロッドレンズアレイ)、
7 筐体、8 センサIC、9 センサ基板、
10 信号処理IC(ASIC)、11 コネクタ(外部コネクタ)、
12 基板、
21、22、23 光源(LED)、24 可視光源、
24a 赤色光源、24b 緑色光源、24c 青色光源、
25 紫外光源、
31 白色テープ。

Claims (11)

  1. 光を出射する光源と、
    端面から入射する前記光を側面の一部に延在する光散乱領域で散乱反射して外部に出射する棒状の導光体と、
    前記導光体の端部の前記光散乱領域を覆い前記光散乱領域を透過した光を散乱反射させて前記導光体に再入射させる散乱反射体とを備えたことを特徴とする照明装置。
  2. 前記光源を保持するホルダを備え、
    前記ホルダと前記散乱反射体とは、一体成型されたことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記光源は、発光波長の異なる複数の光源から構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記複数の光源は、可視光源と紫外光源とから構成されたことを特徴とする請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記散乱反射体は、波長により反射率が異なる材料で構成されたことを特徴とする請求項3または4に記載の照明装置。
  6. 前記散乱反射体は、可視光に対する反射率と比較して紫外光に対する反射率が低い材料で構成されたことを特徴とする請求項4に記載の照明装置。
  7. 前記紫外光源は、前記導光体の端面から見て前記可視光源と比較して広範囲に配置されたことを特徴とする請求項6に記載の照明装置。
  8. 前記散乱反射体は、前記光散乱領域に対向する面に凹凸形状を形成したことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の照明装置。
  9. 原稿が配置される透明平板と、
    前記原稿に光を照射する請求項1から8のいずれか1項に記載の照明装置と、
    前記原稿から反射された前記光又は前記原稿を透過した前記光を集光する集光光学系と、
    前記集光光学系で集光された前記光を受光して光電変換により電気信号に変換する受光部とを備えたことを特徴とする画像読み取り装置。
  10. 前記集光光学系を挟んで2台の前記照明装置を設置したことを特徴とする請求項9に記載の画像読み取り装置。
  11. 前記透明平板同士を対向させて請求項9または10に記載の画像読み取り装置2台を設置したことを特徴とする画像読み取り装置。
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