JP2014236828A - 嗜好性飲料抽出袋製造用原料シート - Google Patents

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正 元村
和徳 東
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Abstract

【課題】 被覆通水シートを持つ嗜好性飲料抽出袋を容易にかつ合理的に製造しうる原料シートを提供する。【解決手段】 この嗜好性飲料抽出袋製造用原料シートは、長手方向に沿って弱め線6が設けられた長尺の濾過シート2に、弱め線6の左右に対向して濾過シート2の一方表面に係止具1が貼合されている。濾過シート2の他方表面には、濾過シート2よりも幅の狭い被覆通水シート3が貼着されている。この貼着は、被覆通水シート2の左右端で長手方向に沿う貼着部位3a及び3bでなされている。原料シートの弱め線6は切断されていても、切断されていなくてもよい。切断されていない場合には、抽出袋を製造する前又は製造中に切断する。この原料シートを用いて、弱め線6を折り返し線として、係止具1が外側となるようにして二つ折りした後、公知の手段を適用して抽出袋を得ることができる。【選択図】 図6

Description

本発明は、コーヒー粉や茶葉等を収納してなる嗜好性飲料抽出袋を製造するための原料シートに関し、抽出袋の上部を被覆する被覆通水シートを備えた抽出袋を合理的に製造するための原料シートに関するものである。
嗜好性飲料抽出袋は、その内部にコーヒー粉や茶葉等の被抽出物を収納してなるものであり、湯を注ぐことによって、コーヒーや茶が抽出されるものである。かかる嗜好性飲料抽出袋としては種々のタイプがあるが、図1及び図2に示したタイプのものが知られている。すなわち、カップ4の縁に係止するための係止具1と、コーヒー粉等の被抽出物5を収納しコーヒー等を抽出するための袋本体2と、袋本体2の上部を被覆してコーヒー粉等の被抽出物5が上部に溢れ出さないようにするための被覆通水シート3とを備えた嗜好性飲料抽出袋が知られている。なお、係止具1はどのような形態のものであってもよいが、図1及び図2に示した係止具1は把手1aを引き起こすことにより、カップ4の縁に係止しうるようにされているものである(特許文献1)。
このような嗜好性飲料抽出袋は、従来より、特許文献2記載の原料シートを用いて製造されている。すなわち、図3に示したように、袋本体2となる濾過シート2a,2bの一方表面に係止具1が貼合されてなる一対の長尺シートを、一定の間隔を置いて平行に並べ、その間に長尺の被覆通水シート3を貼着したものが原料シートとして用いられている。この原料シートは、図4に示す如く、係止具1が外側となるように、濾過シート2aの左端と濾過シート2bの右端とを重ね合わせて二つ折りとし、左端側に露出している被覆通水シート3を押し込み装置10により、二つ折りされて重ね合わされた濾過シート2a,2b間に押し込む。そして、濾過シート2aの左端と濾過シート2bの右端とが重ね合わされた端縁を超音波シール機11によって溶着し、袋本体2の底が形成される。その後、幅方向に溶断機12を用いて、袋本体2の側縁が溶着されると共に切断されて、嗜好性飲料抽出袋が得られるのである。なお、被抽出物は、濾過シート2aと2bの間に挿入されたホッパー13から、適宜供給される。
しかしながら、上記の方法は特許文献3の段落0006及び0007に記載されているように、種々の欠点を有していた。すなわち、濾過シート2aと濾過シート3bの平行を保ちながら、被覆通水シート3を貼着しなければならず、かかる作業が煩雑で困難であるという欠点があった。また、被覆通水シート3が押し込み装置10で、濾過シート2a及び2bの間に押し込まれるため、注湯口の縁辺がきれいな直線状になりにくいという欠点があった。
かかる欠点が解決するため、特許文献3では、図5に示すように、濾過シート2aと2bを別体とせずに一枚の濾過シート2とし、一方、被覆通水シート3は濾過シート2に貼着せずに用いることが提案されている。すなわち、濾過シート2の幅方向左右に係止具1を貼合したものを、係止具が外側となるように二つ折りにすると共に、被覆通水シート3も同様に二つ折りにして、濾過シート2の幅方向左右端と被覆通水シート3の幅方向左右端とを、各々、溶着して嗜好性飲料抽出袋を製造することが提案されている。
しかしながら、特許文献3記載の方法では、二つ折りした濾過シート2と二つ折りした被覆通水シート3とを、その左右両端縁がきれいに重なり合うように配置することが困難であった。また、二つ折りした濾過シート2の内側と、二つ折りした被覆通水シート3の外側の間に、被抽出物を供給することも困難であった。たとえば、両者の間が狭い場合には、ホッパー13によって被抽出物を供給しても、被覆通水シート3の内側に被抽出物が供給されて脱落してしまう恐れがあった。
特許第5152779号公報 特開2006−320597号公報 特許第5071640号公報(段落0004〜0009)
本発明の課題は、特許文献2記載と同様の方法で嗜好性飲料抽出袋を製造できるにも拘わらず、特許文献2記載の方法で生じる欠点を解決することにある。すなわち、濾過シート2aと濾過シート2bの平行を保ちながら、被覆通水シート3を貼着するという作業が不要であり、しかも被覆通水シート3を押し込み装置10で押し込む必要のない嗜好性飲料抽出袋製造用原料シートを提供することにある。
本発明は、濾過シート2a及び2bを別体とせずに、一枚の濾過シートの中央部に長手方向に沿って弱め線を設け一枚のシートとして扱えるようにすると共に、後に弱め線を切断することにより、一枚の濾過シートを別体とすることによって、上記課題を解決したものである。すなわち、本発明は、長手方向に沿って弱め線が設けられた長尺の濾過シートと、前記弱め線の左右に対向して前記濾過シートの一方表面に貼合された係止具と、前記濾過シートよりも幅の狭い被覆通水シートが、その左右端において長手方向に沿って、前記濾過シートの他方表面に貼着されていることを特徴とする嗜好性飲料抽出袋製造用原料シートに関するものである。この弱め線は、原料シート製造中においては切断されていないが、製造後から嗜好性飲料抽出袋を作成するまでの任意の段階で切断され、濾過シートが左右別体となる。そして、この弱め線の位置を折り返し線として折り返しながら、従来の図4記載の如き装置であって押し込み装置10を不要した装置によって、嗜好性飲料抽出袋を製造することができる。
本発明に係る嗜好性飲料抽出袋製造用原料シートは、長手方向に沿う弱め線を介して濾過シートが一体となっているため、弱め線の左右に存在する従来の濾過シート2a及び2bに対応するシート領域は常に平行に保たれている。したがって、この濾過シートの他方表面に被覆通水シートを貼着する際に、従来の濾過シート2a及び2bのように両者の平行を保ちながら貼着する必要はなく、被覆通水シートを貼着する作業が容易であるという効果を奏する。また、本発明に係る嗜好性飲料抽出袋製造用原料シートは、弱め線に対応する位置を折り返し線として、濾過シートを折り返しながら嗜好性飲料抽出袋を製造するので、従来の如く二つ折りした濾過シート2a及び2bの端から被覆通水シートが飛び出さず、被覆通水シートは折り返された濾過シート内に収まっている。したがって、被覆通水シートを濾過シートで形成された袋本体内に押し込む必要がなく、嗜好性飲料抽出袋が容易にかつ合理的に製造しうると共に、注湯口の縁辺は弱め線の切断部位となっており綺麗な直線を維持しうるという効果を奏する。
図6は、本発明の一例に係る嗜好性飲料抽出袋製造用原料シートの表面図であり、図7はその裏面図である。この原料シートは長尺状であって、袋本体2となる濾過シート2の中央部に長手方向に沿って弱め線6が設けられている。濾過シート2としては、従来公知の抽出性の良好な布帛類が用いられるが、一般的には不織布を用いるのが好ましい。弱め線6は手指で容易に破断しうる線のことであり、一般的にはミシン目で構成されている。また、袋本体2となる濾過シート2の表面には、弱め線6に対して左右対称に係止具1が貼合されている。係止具1としては、従来公知のものが用いられるが、図6では特許文献1に記載された係止具が用いられている。係止具1の把手1aは、濾過シート2の左右端側に位置している点で、特許文献2記載の原料シートとは異なる。これは、濾過シート2の左右端が袋本体2の底となるからである。係止具1は、弱め線6を設ける前に濾過シート2に貼合してもよいし、弱め線6を設けた後に濾過シート2に貼合してもよい。貼合は接着剤を用いて行ってもよいし、濾過シート2が熱可塑性のものである場合には、この熱可塑性を利用して熱接着してもよい。この濾過シート2の裏面には、濾過シート2よりも幅の狭い長尺状の被覆通水シート3が貼着されている。被覆通水シート3も、従来公知の通水性の良好な布帛類が用いられが、一般的には不織布が用いるのが好ましい。この貼着も接着剤を用いて行ってもよいし、濾過シート2又は被覆通水シート3が熱可塑性のものである場合には、この熱可塑性を利用して熱接着してもよい。濾過シート2及び被覆通水シート3は、いずれも不織布で構成するのが好ましいが、この場合、濾過シート2を構成する不織布は繊維間隙の密なものが用いられ、被覆通水シート3を構成する不織布は比較的繊維間隙の粗なものが用いられる。これは、被覆通水シート3は注湯による湯の通過性を良好するためであり、濾過シート2は抽出性を良好にするためである。被覆通水シート3の濾過シート2に対する貼着は、その左右端で行われる。図7中の3a及び3bは、被覆通水シート3の貼着部位を示したものであり、長手方向にそって左右端で貼着されている。これによって、被覆通水シート3は抽出袋本体の上部を覆うことになり、注がれた湯は、この被覆通水シート3を通って被抽出物5に至ることになる。
この原料シートの弱め線6は、原料シートを得た後に切断される。切断する時期は、嗜好性飲料抽出袋を製造する前であれば、いつでもよい。また、嗜好性飲料抽出袋を製造する際に切断してもよい。この原料シートを用いて嗜好性飲料抽出袋を製造する方法は、図4に示したとおりであるが、図4中の押し込み装置10が不要であることは前述したとおりである。すなわち、図6に示す原料シートの弱め線6を折り返し線として、係止具1が外側となるように二つ折りする。この際、弱め線6は一般的に既に切断されているが、二つ折りにした後に弱め線6を切断してもよい。二つ折りにすることにより、濾過シート2の左右端が重ね合わされており、この重ね合わせの位置を超音波シール機11で溶着する。この際、ホッパー13によって、被抽出物を重ね合わされた原料シートの間に挿入する。そして、溶断機12によって、二つ折りされた原料シートの幅方向を溶着すると共に切断すれば、嗜好性飲料抽出袋を連続して製造することができるのである。得られた嗜好性飲料抽出袋は、係止具1の把手1aを引き起こすことにより、弱め線6が存在した部位が開いて抽出袋の注湯口となるのである。
被覆通水シートを持つ従来の嗜好性飲料抽出袋を使用した状態の模式的断面図である。 図1に示された嗜好性飲料抽出袋の平面図である。 被覆通水シートを持つ従来の嗜好性飲料抽出袋製造用原料シートの表面図である。 図3に示された原料シートを用いて、嗜好性飲料抽出袋を製造方法を示す模式図である。 被覆通水シートを持つ従来のその他の原料シートを用いて、嗜好性飲料抽出袋を製造方法を示す模式図である。 本発明の一例に係る嗜好性飲料抽出袋製造用原料シートの表面図である。 図6に示した原料シートの裏面図である。
1 係止具
2 濾過シート(濾過シートよりなる袋本体)
2a,2b 別体となった一対の濾過シート
3 被覆通水シート
3a,3b 濾過シートと被覆通水シートの貼着部位
4 カップ
5 被抽出物
6 弱め線

Claims (5)

  1. 長手方向に沿って弱め線が設けられた長尺の濾過シートと、
    前記弱め線の左右に対向して前記濾過シートの一方表面に貼合された係止具と、
    前記濾過シートよりも幅の狭い被覆通水シートが、その左右端において長手方向に沿って、前記濾過シートの他方表面に貼着されていることを特徴とする嗜好性飲料抽出袋製造用原料シート。
  2. 弱め線を切断した請求項1記載の嗜好性飲料抽出袋製造用原料シート。
  3. 係止具が弱め線に対して線対称の関係で貼合されている請求項1記載の嗜好性飲料抽出袋製造用原料シート。
  4. 係止具の把手が、濾過シートの左右端側に位置している請求項3記載の嗜好性飲料抽出袋製造用原料シート。
  5. 請求項1〜4記載の嗜好性飲料抽出袋製造用原料シートを用い、弱め線の位置を折り返し線として、係止具が外側となるようにして折り返すことにより製造された嗜好性飲料抽出袋。
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