JP2014236315A - 撮像装置、画像処理装置、撮像装置の制御方法、画像処理装置の制御方法、プログラム - Google Patents

撮像装置、画像処理装置、撮像装置の制御方法、画像処理装置の制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 重畳画像を設定しようとする外部機器に対して、撮像装置から実際に重畳可能な画像の最大数を外部に提供することが困難であり、外部機器から正常な重畳画像の設定が行えないという課題があった。
【解決手段】 重畳画像の設定に関わる情報の取得要求を受信する受信手段と、前記受信手段が取得要求を受信した場合、当該撮像装置が重畳可能な最大設定数と共に所定の処理毎に重畳可能な最大設定数に関する情報を送信する送信手段とを有する。
【選択図】 図10−1

Description

本発明は、撮像画像を外部に送信可能な撮像装置に関し、特に、撮像画像に画像などの情報を重畳可能な技術に関する。
従来、撮像画像の所定の位置に画像などを重畳して送信する技術が知られている。例えば、撮像画像の固定された位置に画像などの情報を表示するOn Screen Display機能(以下、OSD機能と称する)が知られている。
また、昨今、撮像画像に画像を重畳する位置を動的に変化させる技術が知られている。例えば、特許文献1には、カメラの筐体をパン又はチルト方向に移動させると、筐体を移動させた方向に対応して表示画面上のカーソルの位置を移動させる撮像装置が開示されている。
特開平7−131684号公報
しかしながら、画像の重畳処理の多様化に伴い、個々の重畳処理に依存する重畳可能な画像の最大数が、必ずしも撮像装置全体において設定可能な最大数と一致しない場合が発生していた。
また、個々の画像重畳処理のそれぞれが重畳可能な画像の最大数を外部に提供するインタフェースは存在しなかった。
以上のことから、重畳画像を設定しようとする外部機器に対して、撮像装置から実際に重畳可能な画像の最大数を外部に提供することが困難であり、外部機器から正常な重畳画像の設定が行えないという課題があった。
上記課題を解決するために、本発明による撮像装置は、例えば、重畳画像の設定に関わる情報の取得要求を受信する受信手段と、前記受信手段が取得要求を受信した場合、当該撮像装置が重畳可能な最大設定数と共に所定の処理毎に重畳可能な最大設定数に関する情報を送信する送信手段とを有する。
また、上記課題を解決するために、本発明による画像処理装置は、ネットワークを介して撮像装置と接続可能な画像処理装置であって、前記撮像装置に設定された重畳画像の設定数及び所定の処理毎に設定された重畳画像の設定数を取得する第一の取得手段と、前記撮像装置が重畳可能な最大設定数と共に所定の処理毎に重畳可能な最大設定数に関する情報を取得する第二の取得手段と、前記第一の取得手段及び前記第二の取得手段により取得された情報の比較結果に応じて、重畳画像設定のための画面を表示する表示手段とを有する。
本発明によれば、撮像装置が重畳可能な重畳画像の最大数とともに所定の処理毎に重畳可能な重畳画像の最大数を外部に提供することができる。これによって、重畳画像を設定しようとする外部機器は、より正しく重畳画像の設定が行えるようになる。
本発明の一実施形態である監視カメラシステムの構成図である。 本発明の一実施形態である監視カメラ1000の内部構成を示す図である。 本発明の一実施形態である監視カメラ1000が保持するパラメータの構造を示す図である。 実施例1に関する監視カメラ1000の各処理ブロックとメモリの関係を示した図である。 本発明の一実施形態である撮影画像、配信画像及び重畳画像の一例である。 本発明の一実施形態である設定開始から映像配信までと画像重畳処理のコマンドシーケンスを示す図である。 実施例1に関する画像重畳設定オプションの詳細を示す図である。 実施例1に関する画像重畳設定の詳細を示す図である。 実施例1に関する画像重畳設定を行うための画像重畳設定画面を示す図である。 監視カメラにおける画像重畳設定に関する処理の流れを示す図である。 クライアント装置における画像重畳設定に関する処理の流れを示す図である。 実施例2に関する監視カメラ1000の各処理ブロックとメモリの関係を示した図である。 実施例2に関する画像重畳設定オプションの詳細を示す図である。 実施例2に関する画像重畳設定の詳細を示す図である。 実施例2に関する画像重畳設定を行うための画像重畳設定画面を示す図である。 実施例3に関する監視カメラ1000の各処理ブロックとメモリの関係を示した図である。 実施例3に関する画像重畳設定オプションの詳細を示す図である。 実施例3に関する画像重畳設定の詳細を示す図である。 実施例3に関する画像重畳設定を行うための画像重畳設定画面を示す図である。
以下に、本発明の実施形態について説明する。
<実施例1>
図1は、本発明の一実施形態である監視カメラシステムの構成図である。
図1において、1000は本発明の一実施形態である監視カメラを示す図である。2000は、本発明における外部機器を示すクライアント装置である。監視カメラ1000とクライアント装置2000は、IPネットワーク網1500を介して相互に通信可能な状態に接続されている。クライアント装置2000は、監視カメラ1000に対して、後述する撮像パラメータ変更や雲台駆動、映像ストリーミング開始等の各種コマンドを送信する。監視カメラ1000は、それらのコマンドに対するレスポンスや映像ストリーミングをクライアント装置2000に送信する。
図2は、監視カメラ1000の内部構成を示す図である。
図2において、1001は制御部であり、監視カメラ1000の全体の制御を行う。制御部1001は、例えばCPUで構成される。
1002は記憶部である。記憶部1002は、主に制御部1001が実行するプログラム格納領域、各種設定値及びプログラム実行中のワーク領域として使用される。記憶部1002は、ハードディスクやフラッシュメモリ等にて構成される。記憶部1002には、後述する撮像部設定、配信プロファイル、画像処理設定、圧縮符号化設定及び画像重畳設定等の設定値が記憶され、制御部1001によって参照される。
1003はビデオメモリである。ビデオメモリ1003は、目的に応じて撮像画像メモリ、切出し画像メモリ及び配信画像メモリから構成され、後述する撮像部1004、画像処理部1005、圧縮符号化部1006の画像データの処理領域として使用される。
1004は撮像部である。撮像部1004は、被写体を撮影して取得したアナログ信号をデジタルデータに変換し、撮像画像として後述する撮像画像メモリ1310に出力する。
1005は画像処理部である。画像処理部1005は、後述する画像処理設定の内容に基づき、撮像部1004が撮像画像メモリ1310に出力した撮像画像に対して切出し処理を行う。また、切り出した画像データに対して、後述する画像重畳設定に基づいて画像重畳処理を行い、切出し画像メモリに出力する。本実施例の監視カメラ1000は、撮像部設定を2つ保持するため、2つの切出し画像メモリ1321、1322が存在する。
1006は圧縮符号化部である。圧縮符号化部1006は、後述する圧縮符号化設定の内容に基づき、画像処理部1005が切出し画像メモリ1321、或いは1322に出力した画像データに対して、リサイズ処理を行う。また、リサイズされた画像データに対してJPEG或いはH.264等の形式に基づき圧縮符号化処理を行い、配信画像として配信画像メモリ13111〜13223に出力する。外部機器からストリーミング開始の要求があった場合、監視カメラ1000は、要求の内容に基づいて配信画像メモリの内容を外部にストリーミング送信する。
1007は通信部である。通信部1007は、各制御コマンドを外部機器であるクライアント装置2000から受信する場合、また各制御コマンドに対するレスポンス、及び配信画像をクライアント装置2000へ送信する場合に使用される。
以上、図2を参照して監視カメラ1000の内部構成について説明したが、図2に示す処理ブロックは、本発明における監視カメラの好適な実施形態の一例を説明したものでありこの限りではない。音声入力部、撮像部の向きを変更させる撮像制御部を追加するなど、本発明の要旨の範囲内で、種々の変形及び変更が可能である。
次に、本実施例にて使用するコマンド、パラメータ等の名称と内容を以下に説明する。
図3は、本実施例における監視カメラ1000が保持するパラメータの構造を図示している。これらのパラメータは図2の記憶部1002に記憶されている。
6100、6101は配信プロファイルである。配信プロファイルとは、監視カメラの各種設定項目を関連づけて記憶するためのパラメータセットであり、配信プロファイル6100のIDと、後述する画像処理設定6110、圧縮符号化設定6120へのリンク等を保持する。
6102は、撮像部設定である。撮像部設定6102は、撮像部設定6102のIDと、撮像部1004が出力可能な画像データの解像度パラメータを含む。
6110、6111は画像処理設定である。画像処理設定は、画像処理部1005において処理する撮像画像を出力する撮像部設定6102のパラメータと、撮像画像のどの部分を切出して切出し画像メモリ(図4の1321、1322)に出力するかを指定する切出し位置、切出しサイズのパラメータを含む。
6120、6121は圧縮符号化設定である。圧縮符号化設定とは、画像処理部1005が切出し画像メモリ1321、1322に出力した画像データの圧縮符号化に関するパラメータの集合体である。圧縮符号化設定は、圧縮符号化設定のID、圧縮符号化方式を指定する圧縮符号化方式パラメータ、及び圧縮符号化後に配信画像メモリに出力する画像の解像度を示す配信解像度を含む。
図4は、実施例1に関する監視カメラ1000の各処理ブロックとメモリの関係を示した図である。撮像部1004は、撮像した画像データを撮像画像メモリ1310に出力する。
図5(a)の1900は、記憶部1002に保存されている撮像部設定6102に示すパラメータを持った撮像部1004が、撮像画像メモリ1310に出力する画像データを例示している。
画像処理部1005は、撮像画像メモリ1310に出力された画像データ1900に対して、記憶部1002から読み出した画像処理設定に従って切出し処理を行い、切出し画像メモリに切出し画像を出力する。
図5(a)の1910及び1911は撮像画像メモリ1310に出力された画像データ1900が、図3の画像処理設定6110、6111に従い画像処理部1005によって画像処理が行われ、切出しメモリ1321、1322に出力される切出し画像を示している。
画像データ1910は、画像処理設定6110に従い、切出し処理10051において画像データ1900の左上を原点(0,0)とする切出し位置(250,200)において、切出しサイズ(1280,720)で切出される画像を示している。
画像データ1911は、画像処理設定6111に従い、切出し処理10052において画像データ1900の切出し位置(270,210)において、切出しサイズ(854,480)で切出される画像を示している。
画像処理部1005は、さらに画像重畳処理1411、1412を含む。画像処理部1005は、記憶部1002から画像重畳設定を読み出し、画像処理設定6110、6111を画像重畳対象とする後述の画像重畳設定があるかどうかを確認する。画像処理設定6110、6111を対象とする画像重畳設定があれば、それぞれ切出し画像1910、1911に対して、画像重畳設定の内容に従って画像を重畳させたうえで、切出し画像メモリ1321、1322に切出し画像を出力する。
圧縮符号化部1006は、切出し画像メモリに出力された切出し画像に対して、記憶部1002に記憶されている圧縮符号化設定の内容に従って、リサイズ処理とH.264、JPEGに代表される圧縮符号化処理を行い、配信画像メモリ1003に出力する。
圧縮符号化部1006は、リサイズ処理10061〜10064において、切出し画像メモリ1321、1322の画像を、圧縮符号化設定6120、6122で指定可能な全3サイズにリサイズする。さらにそれぞれのリサイズされた画像に対してH.264符号化部10068、及びJPEG符号化部10069において圧縮符号化し、配信画像として配信画像メモリ13111〜13223に出力する。
通信部1007は、クライアント装置からの要求に応じて、配信画像メモリ13111〜13223の配信画像を配信する。
通信部1007は、クライアント装置から指定された配信プロファイル6100、6101などを、記憶部1002から読み出す。そして、配信プロファイルに関連付けられている画像処理設定及び圧縮符号化設定の内容に従って配信対象の配信画像メモリを選択し、クライアント装置にストリーミング配信を行う。
図5(b)は、配信プロファイル6100に基づいてクライアント装置に配信される画像を例示している。画像処理設定6110に従って切出された画像を、圧縮符号化設定6120に従ってH.264の1280x720のサイズに圧縮符号化された画像であり、配信画像メモリ13112の配信画像である。
図5(b)において1920及び1921は、画像重畳設定6150及び6151に基づいて配信画像1901に重畳されている重畳画像である。
次に、図8を用いて画像重畳設定6150、6151の詳細を説明する。
どちらも重畳対象は画像処理設定ID=A、即ち画像処理設定6110となっているため、本画像処理設定によって切出されている図5(b)に示されている配信画像1901上に、重畳画像1920、1921が重畳されている。
図5(c)において1922は、画像重畳設定6152に基づいて配信画像1902に重畳されている重畳画像である。
次に、図8を用いて画像重畳設定6152の詳細を説明する。
重畳対象は、画像処理設定ID=B、即ち画像処理設定6111となっているため、本画像処理設定によって切出されている図5(c)の配信画像1902上に、重畳画像1922が重畳されている。
図6(a)は、監視カメラ1000とクライアント装置2000の間における、設定開始から映像配信までの典型的なコマンドシーケンスを示している。
ここでトランザクションとは、クライアント装置2000から監視カメラ1000へ送信されるコマンドと、それに対して監視カメラ1000がクライアント装置2000へ返送するレスポンスのペアのことを指している。
6000は、機器探索のトランザクションである。クライアント装置2000は、所定の条件を添えた探索要求をネットワーク上に送信する。探索要求の条件に合致する監視カメラ1000が、探索応答をクライアント装置2000へ送信する。
6001は、イベント登録要求のトランザクションである。クライアント装置2000は、イベント登録要求を監視カメラ1000へ送信し、所定の条件を満たすトリガが発生したらイベントを送信するよう監視カメラ1000へ要求する。監視カメラ1000は、イベント登録の内容を記憶部1002に記憶しておき、所定の条件を満たすトリガが発生したら、登録元のクライアント装置2000へイベントを送信する。
6002は、画像処理部機能取得のトランザクションである。このトランザクションによりクライアント装置2000は、監視カメラ1000の画像処理部1005が提供する機能に関する情報を取得する。
6003は、画像処理設定リスト取得のトランザクションである。このトランザクションによりクライアント装置2000は、記憶部1002に保持する画像処理設定のIDを含むリストを監視カメラ1000から取得する。本実施例においては、画像処理設定6110、及び6111が取得される。
6004は、画像処理設定オプション取得のトランザクションである。このトランザクションによりクライアント装置2000は、画像処理設定の各パラメータに対する、設定可能な選択肢や設定値の範囲を取得する。
6005は、画像処理設定変更のトランザクションである。このトランザクションによりクライアント装置2000は、6003で取得した画像処理設定の内容を、6004で取得した選択肢に基づいて変更する。例えば、切出し位置や切出しサイズを変更する。監視カメラ1000は、変更された画像処理設定の内容を、記憶部1002に記憶する。
6006は、設定変更イベントである。監視カメラは、6005のトランザクションにおいて画像処理設定が変更されたことを通知するイベントを、事前にイベント登録してあるクライアント装置が存在するかどうかについて、記憶部1002を参照して判定する。そして、存在する場合はそのクライアント装置対してイベントを送信する。
6007は、圧縮符号化部機能取得のトランザクションである。このトランザクションによりクライアント装置2000は、監視カメラ1000の圧縮符号化部1005が提供する機能に関する情報を取得する。
6008は、圧縮符号化設定リスト取得のトランザクションである。このトランザクションによりクライアント装置2000は、記憶部1002に記憶されている圧縮符号化設定のIDを含むリストを監視カメラ1000から取得する。本実施例においては、圧縮符号化設定6120、及び6121が取得される。
6009は、圧縮符号化設定オプション取得のトランザクションである。このトランザクションによりクライアント装置2000は、圧縮符号化設定の各パラメータに対する、設定可能な選択肢や設定値の範囲を取得する。
6010は、圧縮符号化設定変更のトランザクションである。このトランザクションによりクライアント装置2000は、6008で取得した圧縮符号化設定の内容を、6009で取得した選択肢に基づいて変更する。例えば、圧縮符号化方式や切出しサイズを変更する。監視カメラ1000は、変更された圧縮符号化設定の内容を、記憶部1002に記憶する。
6011は、設定変更イベントである。監視カメラは、6010のトランザクションにおいて圧縮符号化設定が変更されたことを通知するイベントを、事前にイベント登録してあるクライアント装置が存在するかどうかについて、記憶部1002を参照して判定する。そして、存在する場合はそのクライアント装置対してイベントを送信する。
6012は、配信プロファイル作成要求のトランザクションである。このトランザクションによりクライアント装置2000は、6100、6101に示されるような配信プロファイルを監視カメラ1000内に新たに作成し、作成した配信プロファイルのIDを得る。監視カメラ1000は、新たに作成された配信プロファイルを、記憶部1002に記憶する。
6013は、画像処理設定追加要求のトランザクションである。このトランザクションンによりクライアント装置2000は、6012で取得した配信プロファイルIDと、6003で取得した画像処理設定のIDを指定する。監視カメラ1000は、指定された配信プロファイルに指定された画像処理設定を関連付け、その内容を記憶部1002に記憶する。
6014は、圧縮符号化設定追加要求のトランザクションである。このトランザクションンによりクライアント装置2000は、6012で取得した配信プロファイルIDと、6008で取得した圧縮符号化設定のIDを指定し、配信プロファイルに圧縮符号化設定を関連付ける。監視カメラ1000は、指定された配信プロファイルに指定された圧縮符号化設定を関連付け、その内容を記憶部1002に記憶する。
6015は、配信アドレス取得要求のトランザクションである。このトランザクションンにおいてクライアント装置2000は、6012で取得した配信プロファイルIDを指定し、指定した配信プロファイルの設定に基づいて配信される映像を取得するための配信アドレスを取得する。監視カメラ1000は、指定されたプロファイルIDを記憶部1002から読み出し、関連付けられている画像処理設定、及び圧縮符号化設定の内容に対応する配信画像メモリを、配信画像メモリ13111〜13223から選択する。さらに、監視カメラ1000は、選択した配信画像メモリの画像が配信されるための配信アドレスを、クライアント装置2000に返送する。
6016は、配信開始要求のトランザクションである。このトランザクションにおいてクライアント装置2000は、6015で取得した配信アドレスを指定し、指定した配信プロファイルの設定に基づく画像のストリーミングを開始させる。具体的には、6015で指定した配信プロファイルに関連付けられている画像処理設定、及び圧縮符号化設定に基づく画像のストリーミングが開始される。このトランザクションにおいて、クライアント装置2000は監視カメラ1000から、ストリーミングのIDを受信する。監視カメラ1000、ストリーミングIDと配信中のストリーミングの関連付けを記憶部1002に記憶しておく。
6017は、監視カメラ1000からクライアント装置2000に配信されるストリーミングである。図6における、配信プロファイル6100が配信アドレス取得要求において指定された場合を例に取ると、ここで配信される映像は、画像処理設定6110と圧縮符号化設定6120に基づくものとなる。即ち、図4における、切出し処理10051、リサイズ処理10061によって処理された配信画像メモリ13113に出力されている画像が配信されることとなる。
6018は配信停止のトランザクションである。このトランザクションにおいてクライアント装置2000は、6016にて取得したストリーミングのIDを指定して、配信中のストリーミングを停止させる。監視カメラ1000は指定されたストリーミングIDに対応するストリーミングを、記憶部1002を参照して特定し、当該ストリーミングを停止させる。
図6(b)は、監視カメラ1000とクライアント装置2000の間における、画像重畳処理の典型的なコマンドシーケンスを示している。
6050は、画像重畳処理対応機能取得要求のトランザクションである。このトランザクションにおいてクライアント装置2000は、監視カメラ1000が画像重畳処理に対応しているかどうかを確認する。
6051は、画像重畳設定リスト取得要求のトランザクションである。このトランザクションにおいてクライアント装置2000は、監視カメラ1000が記憶部1002に保持している画像重畳設定のIDを含むリストを取得する。本実施例においては、図8の画像重畳設定6150〜6152が取得される。図8は、画像重畳設定6150〜6152の詳細を例示している。
6052は画像重畳設定オプション取得のトランザクションである。このトランザクションによりクライアント装置2000は、画像重畳設定の各パラメータに対する設定可能な選択肢や設定値の範囲を取得する。
6052において、監視カメラ1000がクライアント装置2000に返送する画像重畳設定オプションの詳細を、図7(a)(b)(c)に例示する。
図7(a)では、監視カメラ1000が最大6つの画像重畳設定に対応していることを示しており、さらに画像重畳対象として画像処理設定A及びBが指定可能で、それぞれに対して最大3つの画像重畳設定が適用可能であることを示している。即ち、重畳対象に関わらず、7つ目の画像重畳設定が作成されようとした場合、監視カメラ1000は作成不可能であることを示すエラー応答を返す。
また、画像処理設定Aを重畳対象とする4つ目の画像重畳設定がクライアント装置2000から指定された場合、監視カメラ1000は、画像重畳設定の合計が6以下であっても、指定不可能であることを示すエラー応答を返す。
図7(b)では、監視カメラ1000が最大6つの画像重畳設定に対応していることを示しており、さらに画像重畳対象として画像処理設定A及びBが指定可能で、それぞれに対して最大6つの画像重畳設定が適用可能であることを示している。画像処理設定Aを重畳対象とする4つ目の画像重畳設定がクライアント装置2000から指定された場合、監視カメラ1000は、画像重畳設定の合計が6以下であれば、指定可能であることを示す正常応答を返す。
図7(c)では、監視カメラ1000が最大6つの画像重畳設定に対応していることを示しており、さらに画像重畳対象として画像処理設定Aのみが指定可能で、最大6つの画像重畳設定が適用可能であることを示している。この場合、画像処理設定Bには画像重畳設定に対応していないことを示している。画像処理設定Bを重畳対象とする画像重畳設定がクライアント装置から指定された場合、監視カメラは、画像重畳設定の合計が6以下であっても、指定不可能であることを示すエラー応答を返す。
図6(b)の6053は、画像重畳設定作成のトランザクションである。このトランザクションによりクライアント装置2000は、6052で取得した選択肢に基づいて新しい画像重畳設定を監視カメラ1000内に作成する。
図6(b)の6054、6056及び6058は設定変更イベントである。
監視カメラ1000は、6054及び後述の6055のトランザクションにおいて画像重畳設定が新規作成、変更或いは削除されたことを通知するイベントを事前にイベント登録してあるクライアント装置2000に対して送信する。
6055は、画像重畳設定変更のトランザクションである。このトランザクションによりクライアント装置2000は、6051で取得した画像重畳設定や6053で新たに作成した画像重畳設定の内容を、6052で取得した選択肢に基づいて変更する。例えば、重畳位置や、重畳テキストの内容を変更する。
6056は、画像重畳設定削除のトランザクションである。このトランザクションによりクライアント装置2000は、6051で取得した画像重畳設定や6053で新たに作成した画像重畳設定を、監視カメラ1000から削除する。監視カメラ1000は、指定されたIDをもつ画像重畳設定を、記憶部1002から削除する。
図9は、監視カメラ1000の画像重畳設定を行うための、クライアント装置2000の画像重畳設定画面を例示している。
8100は、ライブビューエリアである。クライアント装置2000において、本設定画面がオープンされると、クライアント装置2000は、図6(a)6015から6017のトランザクションを実施し、現在監視カメラ1000が配信している映像をサンプル表示する。併せて、6052の画像重畳設定オプション取得要求のトランザクションを実施し、以下の画像重畳設定画面の内容を作成する。
8101は、画像重畳設定タブである。クライアント装置2000は、6051のトランザクションで得られた画像重畳設定の数が、6052のトランザクションにおいて得られた画像重畳設定オプションの最大設定数未満である場合、本タブを表示し、新しく画像重畳設定を作成する画面を提供する。画面内容は、後述の画像重畳設定タブと同様である。
8102は、画像重畳設定タブである。クライアント装置2000は、6051のトランザクションで得られる監視カメラ1000が保持する画像重畳設定の数だけ、画像重畳設定タブを表示する。図9におけるOSD1タブ8102によって表示される画面は、図3における画像重畳設定6150の内容を変更する画面となる。
8103は、重畳物指定エリアである。クライアント装置2000は、6052のトランザクションにおいて得られた画像重畳設定オプションの重畳物パラメータの種類に応じて、重畳物の選択肢を提供する。テキストが選択可能な場合は、重畳するテキストを入力させるための重畳テキストボックスを併せて表示し、画像が選択可能な場合は、画像の取得先アドレスを入力させるための画像アドレスボックスを併せて表示する。
8104は、重畳位置指定エリアである。クライアント装置2000は、6052のトランザクションにおいて得られた画像重畳設定オプションの重畳位置パラメータの内容に応じて、配信画像内における重畳物の重畳位置を指定する選択肢を提供する。
8105は、重畳対象指定エリアである。クライアント装置2000は、6052のトランザクションにおいて得られた画像重畳設定オプションの重畳対象パラメータの内容に応じて、重畳対象の選択肢を提供する。本図においては、図7(a)に示されている重畳対象、画像処理設定A、及びBが選択肢として提供されている。
クライアント装置は、8105の選択肢を表示する際、6051のトランザクションにより得られる現在監視カメラに設定されている画像重畳設定と、6052のトランザクションにより得られる画像重畳設定オプションの重畳対象パラメータの最大設定数を比較する。例えば、図7(a)に示されるように、画像処理設定Aへの最大設定数が3のときは、監視カメラが保持する画像処理設定Aを重畳対象とした画像重畳設定が3未満であった場合のみ、クライアント装置は8105で画像処理設定ID=Aを選択肢として表示する。
同様に、図7(c)に示されるように、画像処理設定Bが重畳対象として示されていないときは、クライアント装置は8105において、画像処理設定ID=Bを選択肢として表示しない。
8106は送信ボタンである。画像重畳設定タブ8101における本ボタンが押下されると、クライアント装置2000は、8103〜8105の設定値の内容を画像重畳設定作成要求として監視カメラ1000に送信する。画像重畳設定タブ8102における本ボタンが押下されると、クライアント装置2000は、8103〜8105の設定値の内容を、タブに示されるIDの画像重畳設定に対する画像重畳設定変更要求として監視カメラ1000に送信する。
8107は、削除ボタンである。画像重畳設定タブ8102の画面における本ボタンが押下されると、クライアント装置2000は、タブに示されるIDの画像重畳設定に対する画像重畳設定削除要求として監視カメラ1000に送信する。尚、新規画像重畳設定タブ8101の画面においては、本ボタンは不要であり表示されない。
8108は、キャンセルボタンである。本ボタンが押下されると、クライアント装置2000は、画像重畳設定画面を終了する。
図10−1(a)(b)及び図10−2(c)のフローチャートを参照して、監視カメラ1000及びクライアント装置2000における画像重畳設定に関する処理の流れを説明する。
図10−1(a)は、監視カメラ1000における画像重畳設定作成要求コマンド処理のフローチャートである。監視カメラ1000の制御部1001は、画像重畳設定作成要求のコマンドを受信したときに、本処理を実行する。
ステップS9000において、制御部1001は、記憶部1002から作成済みの画像重畳設定を全て取得する。
ステップS9001において、制御部1001は、ステップS9000において取得した作成済みの画像重畳設定の数を、監視カメラ1000が保持可能な画像重畳設定の最大数と比較する。具体的には、ステップS9000において取得した作成済みの画像重畳設定の数と、図7(a)(b)(c)で説明した画像重畳設定オプション内の最大設定数(画像重畳設定の合計数)と比較する。
作成済みの画像重畳設定の数が最大数設定数未満の場合は、制御部1001は処理をステップS9002に移し、そうでない場合は、処理をステップS9007に移す。
ステップS9002において、制御部1001は、ステップS9000において取得した作成済み画像重畳設定のうち、画像重畳設定作成要求コマンドに入力されている画像重畳設定に含まれる重畳対象と同じ重畳対象が設定されている画像重畳設定の数を計算する。
ステップS9003において、制御部1001は、ステップS9002で計算した画像重畳設定数が、当該重畳対象の最大設定数未満かどうかを比較する。具体的には、ステップS9002において取得した作成済みの画像重畳設定の数を、図7(a)(b)(c)で説明した画像重畳設定オプション内の画像処理設定毎の最大設定数と比較する。
当該重畳対象の最大設定数未満であれば、入力されている画像重畳設定は作成可能であると判断し、処理をステップS9004に移す。当該重畳対象の最大設定数以上であれば、入力されている画像重畳設定は作成不可能であると判断し、処理をステップS9007に移す。
ステップS9004において制御部1001は、入力されている画像重畳設定のパラメータが正常かどうかを確認する。具体的には、入力されている画像重畳設定のパラメータが、6052のトランザクションでクライアント装置2000に提供した、画像重畳設定に指定可能なパラメータの範囲かどうかを確認する。正常であれば制御部1001は、処理をステップS9005に移す。正常でない場合は、入力されている画像重畳設定は作成不可能であると判断し、処理をステップS9007に移す。
ステップS9005において、制御部1001は、入力されている画像重畳設定の内容で画像重畳処理を実行し、入力されている画像重畳設定の内容が監視カメラ1000の配信する画像に反映されるようにする。さらに制御部1001は、入力されている画像重畳設定の内容を、作成済み画像重畳設定として記憶部1002に記憶する。
ステップS9006において制御部1001は、通信部1007を介して、正常レスポンスを送信し、画像重畳設定作成要求コマンド処理を終了させる。
ステップS9007において制御部1001は、通信部1007を介して、エラーレスポンスを送信し、画像重畳設定作成要求コマンド処理を終了させる。
図10−1(b)は、監視カメラ1000における画像重畳設定変更要求コマンド処理のフローチャートである。なお、図10−1(b)の処理は監視カメラの制御部1001により実行される。
監視カメラの制御部1001は、画像重畳設定変更要求のコマンドを受信したときに、本処理を実行する。本図において図10−1(a)と同様の部分については説明を省略する。
ステップS9100において、制御部1001は、ステップS9000において取得した作成済み画像重畳設定のうち、入力されている画像重畳設定と同じIDを持つものが存在するかどうかを確認する。
存在する場合、制御部1001は設定を変更する対象の画像重畳処理が存在すると判断し、ステップS9101に処理を移す。存在しない場合は、設定を変更する対象の画像重畳処理が存在しないため設定変更受け付け不可能と判断し、ステップS9007に処理を移す。
ステップS9101では、S9000で取得した作成済み画像重畳設定のうち、今回変更対象の画像重畳設定以外に画像重畳設定変更要求コマンドに入力されている画像重畳設定に含まれる重畳対象と同じ重畳対象が設定されている画像重畳設定の数を計算する。
ステップS9101では、同じIDで現在表示されている画像重畳設定の重畳画像を削除したうえで、今回入力されている画像重畳設定の内容で画像重畳処理を実行し、入力されている画像重畳設定の内容が監視カメラの配信する画像に反映されるようにする。
さらに制御部1001は、入力されている画像重畳設定の内容を、作成済み画像重畳設定のうち同じIDを持つ画像重畳設定を上書きし、記憶部1002に記憶する。
図10−2(c)は、クライアント装置2000における画像重畳設定画面処理のフローチャートである。
本処理は、クライアント装置2000のユーザが、監視カメラの配信画像に対して画像を重畳させようとしたときに、クライアント装置2000にて実行される処理である。本処理の結果、クライアント装置2000の表示部には、図9に示される画面が表示されることとなる。
ステップS9500においてクライアント装置2000は、画像重畳設定画面を表示する。ステップS9501においてクライアント装置2000は、図6(a)の6012〜6017のトランザクションを実行し、監視カメラ1000に対して画像ストリーミングを送信させ、受信した画像ストリーミングをLive Viewエリア8100に表示させる。
ステップS9502においてクライアント装置2000は、図6(b)の6051のトランザクションを実行し、監視カメラ2000から作成済み画像重畳設定リストを取得する。
ステップS9503においてクライアント装置2000は、図6(b)の6052のトランザクションを実行し、監視カメラ2000から画像重畳設定オプションを取得する。
ステップS9504においてクライアント装置2000は、ステップS9502において取得した作成済み画像重畳設定数が、ステップS9503において取得した最大設定数未満かどうかを確認する。作成済み画像重畳設定数が、最大設定数未満であればクライアント装置2000は、ステップS9505に処理を実行して、新規ボタン8101を表示する。
ステップS9506において、クライアント装置2000は、ステップ9502において取得した作成済み画像重畳設定数が1以上あるかどうかを確認する。作成済み画像重畳設定の数が1以上ある場合は、ステップS9507において作成済み画像重畳設定の内容に従って、画像重畳設定タブ8102を表示する。
ステップS9508において、クライアント装置2000は、ステップS9503において取得した画像重畳設定オプションの内容に従って、図9の8103〜8105の選択肢を表示する。
ステップS9509において、クライアント装置2000は、現在選択されている画像重畳設定タブ8102に示される作成済み画像重畳設定の内容に従って、8103〜8105の選択肢を選択済みとして表示する。
ステップS9510おいて、クライアント装置2000は、ステップS9503において取得した画像重畳設定オプションの重畳対象のうち、現在選択可能なもののみを8105に選択肢として表示する。具体的には、ステップS9502において取得した作成済み画像重畳設定に関して、重畳対象毎に作成済み画像重畳設定の数を計算し、ステップS9503において取得した各重畳対象の最大設定数と比較する。設定済み画像重畳設定の数が、最大設定数に達していない重畳対象のみを、選択可能な選択肢として8105にリストする。
ステップS9511において、クライアント装置2000は、画像重畳設定画面のいずれかのボタンが押下されるまで待機する。新規ボタン8101、画像重畳設定タブ8102が押下された場合クライアント装置2000は、ステップS9509に処理を移す。送信ボタン8106が押下された場合クライアント装置2000は、ステップS9512に処理を移す。削除ボタン8107が押下された場合クライアント装置2000は、ステップS9520に処理を移す。キャンセルボタン8108が押下された場合クライアント装置2000は、ステップS9540に処理を移す。
ステップS9512において、クライアント装置は、現在選択されている画像重畳設定タブ8101に対応するIDを指定して、現在選択されている8103〜8105の内容を入力として、画像重畳設定変更要求コマンドを監視カメラに対して送信する。このとき画像重畳設定タブではなく、新規ボタン8101が選択されている場合は、画像重畳設定作成要求コマンドを監視カメラ1000に対して送信する。
ステップS9520においてクライアント装置2000は、現在選択されている画像重畳設定タブ8101に対応するIDを指定して、画像重畳設定削除要求コマンドを監視カメラ1000に対して送信する。
ステップS9521においてクライアント装置2000は、現在選択されていた画像重畳設定タブ8101を削除する。
ステップS9540においてクライアント装置2000は、本画面を終了させる。
実施例1によれば、画像重畳処理が複数の画像の切出し処理毎に存在し、かつ圧縮符号化処理の前段で画像重畳が行われる撮像装置において、全体に設定可能な重畳画像設定数と共に各重畳処理が重畳可能なさ最大画像数を外部機器に提供することができる。
これにより、撮像装置全体に設定可能な重畳画像設定の数と、各重畳処理が一度に重畳可能な最大画像数が一致しない場合でも、外部機器から撮像装置へ正常な画像重畳設定が行えるようになるという効果が得られる。
<実施例2>
実施例1において、画像重畳処理が撮像装置内部の複数の画像の切出し処理毎に存在し、かつ圧縮符号化処理の前段で画像重畳が行われる撮像装置において、全体に設定可能な重畳画像設定の数と共に各重畳処理が重畳可能な画像数を提供する監視カメラを説明した。
しかしながら、本発明は画像重畳処理が撮像装置内部の複数の圧縮符号化処理毎に存在し、かつリサイズ処理の前段で画像重畳が行われる撮像装置においても適用可能である。以上の点を考慮した本発明の第2の実施例を、図1〜9を参照しながら以下に説明する。尚、実施例1と同じ部分については説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態である監視カメラシステムの構成図である。
図1において、1000は本発明の一実施形態である監視カメラを示す図である。
図2は、本発明の一実施形態である監視カメラ100の内部構成を示す図である。
図3は、本発明の一実施形態である監視カメラ1000が保持するパラメータの構造を図示している。
図11は、監視カメラ1000内部の各処理ブロックとメモリの関係を示している。
画像処理部1005は、実施例1とは異なり画像重畳処理は行わない。
圧縮符号化部1006は、リサイズ処理10061〜10064において、切出し画像メモリ1321、1322の画像を、圧縮符号化設定6120、6122で指定可能な全3サイズにリサイズする。このとき、画像重畳設定が圧縮符号化方式毎に設定されている場合は、切出し画像メモリ1321、1322の切出し画像の双方に対して、画像重畳設定の内容に従って、画像重畳処理を行ったうえでリサイズを行う。H.264を重畳対象とする画像重畳設定が存在する場合は、画像重畳処理1421、JPEGを重畳対象とする画像重畳設定が存在する場合は、画像重畳処理1422において、それぞれ切出し画像メモリ1321、1322の画像に対して処理を行う。
さらに、それぞれのリサイズされた画像に対してH.264符号化部10068及びJPEG符号化部10069において圧縮符号化し、配信画像として配信画像メモリ13111〜13223に出力する。
図5(a)の1900は、記憶部1002に保存されている撮像部設定6102に示すパラメータを持った撮像部1004が、撮像画像メモリ1310に出力する画像データを例示している。
図5(b)は、配信プロファイル6100に基づいてクライアント装置に配信される画像を例示している。画像処理設定6110に従って切出された画像を、圧縮符号化設定6120に従ってH.264の1280x720のサイズに圧縮符号化された画像であり、配信画像メモリ13112の配信画像である。
図5(b)において1920及び1921は、画像重畳設定6150及び6151に基づいて配信画像1901に重畳されている重畳画像である。画像重畳設定6150、6151の詳細を図13に例示する。どちらも重畳対象は、圧縮符号化Type=H.264となっているため、圧縮符号化処理10068によって圧縮符号化されている図5(b)の配信画像1901上に、重畳画像1920、1921が重畳されている。
図5(c)において1922は、画像重畳設定6152に基づいて配信画像1902に重畳されている重畳画像である。画像重畳設定6152の詳細を図13に例示する。重畳対象は画像処理設定ID=B、即ち画像処理設定6111となっているため、圧縮符号化処理10069によって圧縮符号化されている図5(c)の配信画像1902上に、重畳画像1922が重畳されている。
図6(a)は、監視カメラ1000とクライアント装置2000の間における、設定開始から映像配信までの典型的なコマンドシーケンスを示している。
図6(b)は、監視カメラ1000とクライアント装置2000の間における、画像重畳処理の典型的なコマンドシーケンスを示している。
6052において、監視カメラ1000がクライアント装置2000に返送する画像重畳設定オプションの詳細を図12に例示する。
図12では、監視カメラ1000が最大6つの画像重畳設定に対応していることを示しており、さらに画像重畳対象として圧縮符号化TypeのH.264及びJPEGが指定可能で、それぞれに対して最大3つの画像重畳設定が適用可能であることを示している。即ち、重畳対象に関わらず、7つ目の画像重畳設定が作成されようとした場合、監視カメラ1000は作成不可能であることを示すエラー応答を返す。また、H.264を重畳対象とする4つ目の画像重畳設定がクライアント装置2000から指定された場合、監視カメラ1000は、画像重畳設定の合計が6以下であっても、指定不可能であることを示すエラー応答を返す。
図14は、監視カメラ1000の画像重畳設定を行うための、クライアント装置2000の画像重畳設定画面を例示している。
8115は、重畳対象指定エリアである。クライアント装置2000は、6052のトランザクションにおいて得られた画像重畳設定オプションの重畳対象パラメータの内容に応じて、重畳対象の選択肢を提供する。本図においては、図12に示されている重畳対象、圧縮符号化Type,H.264、及びJPEGが選択肢として提供されている。
図10−1(a)(b)及び図10−2(c)のフローチャートは、監視カメラ1000、及びクライアント装置2000における画像重畳設定に関する処理の流れを示している。
実施例2によれば、画像重畳処理が方式の異なる圧縮符号化処理毎に存在し、かつリサイズ処理の前段で画像重畳が行われる撮像装置において、全体に設定可能な重畳画像設定の数と共に各重畳処理が重畳可能な最大画像数を、外部機器に提供することができる。
これにより、撮像装置全体に設定可能な重畳画像設定の数と、各重畳処理が一度に重畳可能な最大画像数が一致しない場合でも、外部機器から撮像装置へ、正常な画像重畳設定が行えるようになるという効果が得られる。
<実施例3>
実施例2において、画像重畳処理が撮像装置内部の複数の圧縮符号化処理毎に存在し、かつリサイズ処理の前段で画像重畳が行われる撮像装置において、全体に設定可能な重畳画像設定の数と共に各重畳処理が重畳可能な画像数を提供する監視カメラを説明した。
しかしながら本発明は、画像重畳処理が切出し処理及び圧縮符号化方式毎のリサイズ処理の後段で画像重畳が行われる撮像装置においても適用可能である。以上の点を考慮した本発明の第3の実施例を図1〜9を参照しながら以下に説明する。尚、実施例1と同じ部分については説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態である監視カメラシステムの構成図である。
図1において、1000は本発明の一実施形態である監視カメラを示す図である。
図2は、本発明の一実施形態である監視カメラ1000の内部構成を示す図である。
図3は、本発明の一実施形態である監視カメラ1000が保持するパラメータの構造を図示している。
図15は、監視カメラ1000内部の各処理ブロックとメモリの関係を示している。
画像処理部1005は、実施例1とは異なり画像重畳処理は行わない。
圧縮符号化部1006は、リサイズ処理10061〜10064において、切出し画像メモリ1321、1322の画像を圧縮符号化設定6120、6122で指定可能な全3サイズにリサイズする。このとき、画像重畳設定が設定されている場合は、重畳対象の画像処理設定、圧縮符号化Type、圧縮符号化解像度の組み合わせ毎に、画像重畳設定の内容に従って画像重畳処理1431〜1442が行われる。さらにそれぞれのリサイズされた画像に対してH.264符号化部10068、及びJPEG符号化部10069において圧縮符号化が行われ、配信画像として配信画像メモリ13111〜13223に出力される。
図5(a)の1900は、記憶部1002に保存されている撮像部設定6102に示すパラメータを持った撮像部1004が撮像画像メモリ1310に出力する画像データを例示している。
図5(b)は、配信プロファイル6100に基づいてクライアント装置に配信される画像を例示している。画像処理設定6110に従って切出された画像を、圧縮符号化設定6120に従ってH.264の1280x720のサイズに圧縮符号化された画像であり、配信画像メモリ13112の配信画像である。
図5(b)において1920及び1921は、画像重畳設定6150及び6151に基づいて配信画像1901に重畳されている重畳画像である。画像重畳設定6150、6151の詳細を図17に例示する。どちらも重畳対象は、画像処理設定A、圧縮符号化Type=H.264、圧縮符号化解像度=1280x720となっているため、これら3つの条件を満たす図5(b)に示されている配信画像1901上に、重畳画像1920、1921が重畳されている。
図5(c)において1922は、画像重畳設定6152に基づいて配信画像1902に重畳されている重畳画像である。画像重畳設定6152の詳細を図17に例示する。重畳対象は、画像処理設定B、圧縮符号化Type=JPEG、圧縮符号化解像度=400x240となっているため、これら3つの条件を満たす図5(c)の配信画像1902上に、重畳画像1922が重畳されている。
図6(a)は、監視カメラ1000とクライアント装置2000の間における、設定開始から映像配信までの典型的なコマンドシーケンスを示している。
図6(b)は、監視カメラ1000とクライアント装置2000の間における、画像重畳処理の典型的なコマンドシーケンスを示している。
6052において、監視カメラ1000がクライアント装置2000に返送する画像重畳設定オプションの詳細を、図16に例示する。
図16では、監視カメラ1000が最大6つの画像重畳設定に対応していることを示しており、さらに画像重畳対象として画像処理設定、圧縮符号化Type及び圧縮符号化解像度の3つの組み合わせが指定可能であることを示している。
尚、図16において全ての組み合わせの列挙は省略している。それぞれの組み合わせに対して最大3つの画像重畳設定が適用可能であることを示している。即ち、重畳対象に関わらず、7つ目の画像重畳設定が作成されようとした場合、監視カメラは作成不可能であることを示すエラー応答を返す。
また、画像処理設定、圧縮符号化Type及び圧縮符号化解像度の3つの組み合わせが同じ画像重畳設定が4つクライアント装置から指定された場合、監視カメラは、画像重畳設定の合計が6以下であっても指定不可能であることを示すエラー応答を返す。
図18は、監視カメラ1000の画像重畳設定を行うための、クライアント装置2000の画像重畳設定画面を例示している。
8125は、重畳対象指定エリアである。クライアント装置2000は、6052のトランザクションにおいて得られた画像重畳設定オプションの重畳対象パラメータの内容に応じて、重畳対象の選択肢を提供する。本図においては、図16に示されている重畳対象である、画像処理設定、圧縮符号化Type、及び圧縮符号化解像度の3つが選択肢として提供されている。
図10−1(a)(b)及び図10−2(c)のフローチャートは、監視カメラ1000、及びクライアント装置2000における画像重畳設定に関する処理の流れを示している。
上記実施例3によれば、撮像画像の切出し処理及び圧縮符号化方式毎のリサイズ処理の後段で画像重畳が行われる撮像装置において、撮像装置全体に設定可能な重畳画像設定の数と共に、各重畳処理が一度に重畳可能な最大画像数を外部機器に提供することができる。
これにより、撮像装置全体に設定可能な重畳画像設定の数と各重畳処理が一度に重畳可能な最大画像数が一致しない場合でも、外部機器から撮像装置へ正常な画像重畳設定が行えるようになるという効果が得られる。
以上、本発明を実装した監視カメラ及びクライアント装置の動作を実施例1、2及び3に示したが、実施形態は必ずしも上述の限りでなく、部分的に変更されてもよい。
図16において、画像重畳対象の選択肢を画像処理設定、圧縮符号化Type及び圧縮符号化解像度の組み合わせで提供しているが、圧縮符号化Typeと圧縮符号化解像度の代わりに、6120、6121に示す圧縮符号化設定のIDを選択肢として提供しても良い。
この場合、画像重畳処理において、圧縮符号化設定のIDを元に、そこで設定されている圧縮符号化Typeと圧縮符号化解像度を取得することで、実施例3と同様の効果が得られる。
図8において、画像重畳設定は、重畳対象、重畳物、重畳位置、重畳テキスト及び重畳画像で構成されているがこの限りではない。例えば、重畳テキストのフォントサイズ、重畳画像の大きさ指定等が含まれていても本発明の主旨を損なうものではない。
図7(a)において、画像の重畳位置は画像の四隅のみが選択肢として提供されているがこの限りではない。画像内の任意の位置を座標によって指定する方法や、例えば画像内に含まれる人の顔やナンバープレートのような特徴部分の位置を、画像処理によって特定し、その部分に画像を重畳するような重畳位置の指定の仕方であっても本発明の主旨を損なうものではない。
本実施例は、特定の文字列や画像を配信画像に重畳する、いわゆるオンスクリーンディスプレイ機能を参照して説明を行っているがこの限りではない。例えば、配信画像の特例の位置を配信画像受信が視認できないようにするために、画像の重畳や画像の加工を行う、いわゆるマスク機能に関しても同様の発明が適用可能であることは言うまでもない。
<その他の実施例>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウエア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に提供し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
1000 監視カメラ
1500 IPネットワーク網
2000 クライアント装置
1002 記憶部
1003 ビデオメモリ
1004 撮像部
1005 画像処理部
1006 圧縮符号化部
1007 通信部

Claims (9)

  1. 重畳画像の設定に関わる情報の取得要求を受信する受信手段と、
    前記受信手段が取得要求を受信した場合、当該撮像装置が重畳可能な最大設定数と共に所定の処理毎に重畳可能な最大設定数に関する情報を送信する送信手段と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 当該撮像装置に設定された重畳画像の設定数及び所定の処理毎に設定された重畳画像の設定数を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した重畳画像の設定数と前記最大設定数とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、当該撮像装置に設定された重畳画像の設定数或いは処理毎に設定された重畳画像の設定数が、前記取得手段により取得した最大設定数以上であると判断された場合、エラーと判断する判断手段と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記所定の処理は撮像画像の圧縮符号化処理であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記重畳画像はテキスト或いは画像であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 撮像装置に設定された重畳画像の設定数及び所定の処理毎に設定された重畳画像の設定数を取得する第一の取得手段と、
    前記撮像装置が重畳可能な最大設定数と共に所定の処理毎に重畳可能な最大設定数に関する情報を取得する第二の取得手段と
    前記第一の取得手段及び前記第二の取得手段により取得された情報の比較の結果に応じて、重畳画像設定のための画面を表示する表示手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  6. 重畳画像の設定に関わる情報の取得要求を受信する受信工程と、
    前記受信工程が取得要求を受信した場合、当該撮像装置が重畳可能な最大設定数と共に所定の処理毎に重畳可能な最大設定数に関する情報を送信する送信工程と
    を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  7. 撮像装置に設定された重畳画像の設定数及び所定の処理毎に設定された重畳画像の設定数を取得する第一の取得工程と、
    前記撮像装置が重畳可能な最大設定数と共に所定の処理毎に重畳可能な最大設定数に関する情報を取得する第二の取得工程と
    前記第一の取得工程及び前記第二の取得工程により取得された情報の比較の結果に応じて、重畳画像設定のための画面を表示する表示工程と
    を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  8. コンピュータに、
    重畳画像の設定に関わる情報の取得要求を受信する受信工程と、
    前記受信工程が取得要求を受信した場合、当該撮像装置が重畳可能な最大設定数と共に所定の処理毎に重畳可能な最大設定数に関する情報を送信する送信工程と
    を実行させるためのプログラム。
  9. コンピュータに、
    撮像装置に設定された重畳画像の設定数及び所定の処理毎に設定された重畳画像の設定数を取得する第一の取得工程と、
    前記撮像装置が重畳可能な最大設定数と共に所定の処理毎に重畳可能な最大設定数に関する情報を取得する第二の取得工程と
    前記第一の取得工程及び前記第二の取得工程により取得された情報の比較の結果に応じて、重畳画像設定のための画面を表示する表示工程と
    を実行させるためのプログラム。
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