JP2014235587A - 工作機械およびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロストモーション量が異常に大きくなっても長期に亘って停止させる必要がなく、かつ、従来よりも正確なロストモーション量を推定することができる工作機械および工作機械の制御方法を提供する。【解決手段】工作機械は、制御対象を移動させる駆動機構と、駆動機構を動作させるモータと、制御対象の位置を検出する第1のエンコーダと、モータの位置を検出する第2のエンコーダと、モータを制御するサーボ制御部と、第1のエンコーダの検出結果から得た制御対象の位置と第2のエンコーダの検出結果から得た制御対象の位置との誤差を前記サーボ制御部から受け取りあるいは算出し、制御対象の移動方向の反転前後における誤差の変化量に基づいて駆動機構の伝達誤差を推定する数値制御部とを備えている。【選択図】図2
Description
本発明による実施形態は、工作機械およびその制御方法に関する。
一般に、工作機械において、ワークを搭載するテーブルまたはワークを切削する工具を搭載する主軸頭等の制御対象は、数値制御装置およびサーボ部を用いて制御される。数値制御装置はサーボ部へ位置指令を出力する。サーボ部は、例えば、ラックおよびピニオン、ボールねじおよびナット等からなる伝達機構を介して制御対象の位置を位置指令に従って制御する。
このような伝達機構にバックラッシまたは摩擦等が存在する場合、数値制御装置およびサーボ部がモータの回転位置を正確に制御しても、モータが制御対象の位置を正確に制御できない場合が生じる。例えば、伝達機構にバックラッシがある場合、サーボ部がモータを介して制御対象の移動方向を反転させようとしたときに、モータが回転(反転)しても、制御対象はバックラッシの分だけ停止している。即ち、位置指令に対して制御対象が即座に追従しないことがある。この追従誤差をロストモーションと呼ぶ。
ロストモーション量が大きくなると、軸移動に伴う振動が大きくなり、加工対象の加工面に振動模様が転写される。これは、加工対象の品質の劣化に繋がる。通常、ユーザは、加工面の劣化に気が付いた後に工作機械の修理または調整をメーカまたは修理業者に依頼していた。メーカまたは修理業者は、数値制御装置およびサーボ部をセミクローズドループ制御状態にして、DBB(Double Ball Bar)測定器を用いてロストモーション量の確認を行い、その後、修理に必要な部品の入手を行ってから工作機械の修理を行っていた。この場合、ユーザは、修理に必要な部品が入手できるまで長期間に亘って工作機械を使用できなかった。
そこで、本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、ロストモーション量が異常に大きくなっても長期に亘って停止させる必要がなく、かつ、従来よりも正確なロストモーション量を推定することができる工作機械および工作機械の制御方法を提供することである。
本実施形態による工作機械は、制御対象を移動させる駆動機構と、前記駆動機構を動作させるモータと、前記制御対象の位置を検出する第1のエンコーダと、前記モータの位置を検出する第2のエンコーダと、前記モータを制御するサーボ制御部と、前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置との誤差を前記サーボ制御部から受け取りあるいは算出し、前記制御対象の移動方向の反転前後における前記誤差の変化量に基づいて前記駆動機構の伝達誤差を推定する数値制御部とを備えている。
前記数値制御部は、
前記制御対象の移動方向を反転させる前における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置とに基づいて前記駆動機構の第1の誤差を前記サーボ制御部から受け取りあるいは算出し、
前記制御対象の移動方向を反転させた後における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置とに基づいて前記駆動機構の第2の誤差を前記サーボ制御部から受け取りあるいは算出し、
前記第1の誤差と前記第2の誤差との差を前記駆動機構の伝達誤差と推定してもよい。
前記制御対象の移動方向を反転させる前における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置とに基づいて前記駆動機構の第1の誤差を前記サーボ制御部から受け取りあるいは算出し、
前記制御対象の移動方向を反転させた後における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置とに基づいて前記駆動機構の第2の誤差を前記サーボ制御部から受け取りあるいは算出し、
前記第1の誤差と前記第2の誤差との差を前記駆動機構の伝達誤差と推定してもよい。
前記数値制御部は、
前記制御対象の移動方向を反転させる前における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置とに基づいて前記駆動機構の第1の誤差を前記サーボ制御部から受け取りあるいは算出し、
前記制御対象の移動方向を反転させた後における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記駆動機構の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記駆動機構の位置とに基づいて前記駆動機構の第2の誤差を前記サーボ制御部から受け取りあるいは算出し、
前記第1の誤差と前記第2の誤差との差を複数算出し、該複数の差の平均を前記駆動機構の伝達誤差と推定してもよい。
前記制御対象の移動方向を反転させる前における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置とに基づいて前記駆動機構の第1の誤差を前記サーボ制御部から受け取りあるいは算出し、
前記制御対象の移動方向を反転させた後における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記駆動機構の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記駆動機構の位置とに基づいて前記駆動機構の第2の誤差を前記サーボ制御部から受け取りあるいは算出し、
前記第1の誤差と前記第2の誤差との差を複数算出し、該複数の差の平均を前記駆動機構の伝達誤差と推定してもよい。
当該工作機械は、前記数値制御部から前記サーボ制御部へ出力される位置指令が前記制御対象の移動方向の反転を示しているときに立ち上がるフラグを格納する記憶部をさらに備えていてもよい。
前記第1の誤差と前記第2の誤差との差を算出するために、前記数値制御部は、前記フラグが下がっている場合に前記第1の誤差をセットし、前記フラグが立ち上がった後に前記第2の誤差をセットしてもよい。
前記フラグは、前記位置指令が前記制御対象の移動方向の反転を示してから前記制御対象の移動方向が実際に反転したときに立ち下がってもよい。
当該工作機械は、前記駆動機構の伝達誤差の推定値を表示する表示部をさらに備えていてもよい。
当該工作機械は、前記駆動機構の伝達誤差の推定値が所定値を超えた場合に警報を発する警報部をさらに備えていてもよい。
前記記憶部は、前記駆動機構の伝達誤差の複数の推定値を格納し、
前記表示部あるいは前記警報部は、前記複数の推定値に基づいて前記駆動機構の保全時期をユーザへ知らせてもよい。
前記表示部あるいは前記警報部は、前記複数の推定値に基づいて前記駆動機構の保全時期をユーザへ知らせてもよい。
本実施形態による工作機械の制御方法は、制御対象を移動させる駆動機構と、前記駆動機構を動作させるモータと、前記制御対象の位置を検出する第1のエンコーダと、前記モータの位置を検出する第2のエンコーダと、前記モータを制御するサーボ制御部と、前記サーボ制御部へ位置指令を出力する数値制御部とを備えた工作機械の制御方法であって、
前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置との誤差を受け取りあるいは算出し、
前記制御対象の移動方向の反転前後における前記誤差の変化量を算出し、
前記誤差の変化量に基づいて前記駆動機構の伝達誤差を推定することを具備する。
前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置との誤差を受け取りあるいは算出し、
前記制御対象の移動方向の反転前後における前記誤差の変化量を算出し、
前記誤差の変化量に基づいて前記駆動機構の伝達誤差を推定することを具備する。
前記誤差の算出は、
前記制御対象の移動方向を反転させる前における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置とに基づいて前記駆動機構の第1の誤差を算出し、
前記制御対象の移動方向を反転させた後における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置とに基づいて前記駆動機構の第2の誤差を算出することを含み、
当該方法は、前記第1の誤差と前記第2の誤差との差を前記駆動機構の伝達誤差と推定してもよい。
前記制御対象の移動方向を反転させる前における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置とに基づいて前記駆動機構の第1の誤差を算出し、
前記制御対象の移動方向を反転させた後における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置とに基づいて前記駆動機構の第2の誤差を算出することを含み、
当該方法は、前記第1の誤差と前記第2の誤差との差を前記駆動機構の伝達誤差と推定してもよい。
前記誤差の受け取りあるいは算出は、
前記制御対象の移動方向を反転させる前における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置とに基づいて前記駆動機構の第1の誤差を受け取りあるいは算出し、
前記制御対象の移動方向を反転させた後における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置とに基づいて前記駆動機構の第2の誤差を受け取りあるいは算出することを含み、
当該方法は、前記誤差の算出を繰り返して、前記第1の誤差と前記第2の誤差との差を複数算出し、該複数の差の平均を前記駆動機構の伝達誤差と推定してもよい。
前記制御対象の移動方向を反転させる前における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置とに基づいて前記駆動機構の第1の誤差を受け取りあるいは算出し、
前記制御対象の移動方向を反転させた後における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置とに基づいて前記駆動機構の第2の誤差を受け取りあるいは算出することを含み、
当該方法は、前記誤差の算出を繰り返して、前記第1の誤差と前記第2の誤差との差を複数算出し、該複数の差の平均を前記駆動機構の伝達誤差と推定してもよい。
前記第1の誤差と前記第2の誤差との差を算出するために、前記数値制御部から前記サーボ制御部へ出力される位置指令が前記制御対象の移動方向の反転を示しているときに立ち上がるフラグが下がっている場合に前記第1の誤差をセットし、前記フラグが立ち上がった後に前記第2の誤差をセットしてもよい。
前記フラグは、前記位置指令が前記制御対象の移動方向の反転を示してから前記制御対象の移動方向が実際に反転したときに立ち下がってもよい。
前記工作機械は、前記駆動機構の伝達誤差の推定値が所定値を超えた場合に警報を発してもよい。
前記工作機械は、前記駆動機構の伝達誤差の複数の推定値に基づいて前記駆動機構の保全時期をユーザへ知らせてもよい。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
図1は、本実施形態に従った工作機械のサーボモータ14および駆動機構2の構成の一例を示す図である。サーボモータ14は、カップリング3を介して駆動機構2と連結されている。駆動機構2は、ベッド20と、支持ブラケット22と、ナット23と、ボールねじ25と、ベアリング26と、リニアガイド27と、テーブル28とを備えている。
ベッド20は、工作機械の本体に固定され、駆動機構2の他の構成要素を搭載する。支持ブラケット22は、ベッド20上に固定配置されており、ベアリング26を介してボールねじ25の両端を支持するように構成されている。ボールねじ25は、カップリング3によってサーボモータ14と連結されており、サーボモータ14の軸の回転に従って回転するように構成されている。ナット23は、ボールねじ25のねじ部と螺合するようにねじ孔が形成されており、ボールねじ25の回転に従ってボールねじ25の軸方向に移動することができる。制御対象としてのテーブル28は、ナット23に固定されており、かつ、リニアガイド27によって支持されている。テーブル28は、ナット23の移動に伴って、ボールねじ25およびリニアガイド27の軸方向(矢印Aの方向)に移動する。テーブル28は、ワークを搭載し、ワークを工具で切削するために、ワークをベッド20に対して相対的に動作させる。尚、制御対象は、主軸頭等であってもよい。
このように、工作機械は、サーボモータ14の回転運動をテーブル28の線形運動に変換することができる。
図2は、本実施形態によるサーボ部1、駆動機構2および数値制御装置4の構成の一例を示すブロック図である。数値制御装置4は、入力表示部40と、メモリ41と、プログラム解析部42と、軌道生成部44と、ロストモーション量算出部46と、警報部48とを備えている。
入力表示部40は、操作者と数値制御装置4との間のインタフェースであり、例えば、タッチパネル式ディスプレイ等である。操作者は、入力表示部40において加工プログラムを入力または選択する。
メモリ41は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disc Drive)および/またはSSD(Solid State Drive)である。メモリ41は、工作機械全体を制御するシステムプログラム、加工プログラム、工作機械のパラメータ、各種データを格納する。メモリ41のRAM領域は、CPU10がシステムプログラム等を実行する際に、ロード領域あるいは作業領域としても用いられる。
プログラム解析部42は、メモリ41から得た加工プログラムを解析し、軌道生成用データを作成する。加工プログラムの解析は、加工プログラムの各ブロックについて、工作機械の駆動部を移動させる目標位置の座標、および、駆動部の目標移動速度等を得る。ブロックとは、加工プログラムの基本単位であり、例えば、1行分の指令を示す。1ブロックは、例えば、直線移動、円弧移動、主軸の回転開始/停止等の基本的な動作の指令を示す。これにより、軌道生成用データがブロックごとに作成される。軌道生成用データは、軌道生成部44へ転送され、軌道生成部44は、サンプリング周期ごとの位置指令を作成する。
サーボ部1のサーボ制御部12は、数値制御装置4からの位置指令に従ってモータ14を制御する。モータ14には、ロータリエンコーダ60が設けられている。ロータリエンコーダ60は、モータ14の軸の回転を検出し、その位置の変移を測定する。ロータリエンコーダ60は、モータ14の軸の位置変移をサーボ制御部12へフィードバックする。
モータ14は、図1を参照して説明したように、駆動機構2を駆動する。これにより、テーブル28がリニアガイド27に沿って移動する。駆動機構2には、テーブル28に接続されたリニアエンコーダ50が設けられている。リニアエンコーダ50は、テーブル28の位置の変移を測定する。リニアエンコーダ50は、テーブル28の位置変移をサーボ制御部12へフィードバックする。
サーボ制御部12は、リニアエンコーダ50およびロータリエンコーダ60からのフィードバックを受けて、テーブル28の位置またはモータ14の位置を補正するために位置の測定値を補正する。サーボ制御部12は、補正後の位置測定値と位置指令値との差を用いて速度指令を生成する。
さらに、サーボ制御部12は、リニアエンコーダ50およびロータリエンコーダ60からのフィードバックされたテーブル28の位置の測定値またはモータ14の位置の測定値をロストモーション算出部46へ転送する。
ロストモーション算出部46は、リニアエンコーダ50の検出結果から得たテーブル28の位置の測定値(以下、リニアエンコーダ50からの位置測定値ともいう)とロータリエンコーダ60の検出結果から得たテーブル28の位置の測定値(以下、ロータリエンコーダ60からの位置測定値ともいう)との誤差を算出する。尚、ロータリエンコーダ60は、モータ14の軸の位置(角位置)を検出するので、ロータリエンコーダ60自身、サーボ制御部12あるいはロストモーション算出部46がモータ14の角位置からテーブル28の位置(換算位置)を算出する。また、サーボ制御部12がリニアエンコーダ50からの位置測定値とロータリエンコーダ60からの位置測定値との誤差を算出してもよい。この場合、ロストモーション算出部46は、サーボ制御部12からリニアエンコーダ50からの位置測定値とロータリエンコーダ60からの位置測定値との誤差を受け取る。さらに、ロストモーション算出部46は、テーブル28の移動方向の反転前および反転後における誤差の変化量を算出し、その変化量に基づいて駆動機構2の伝達誤差(ロストモーション量)を推定する。警報部48は、ロストモーション量の推定値が所定値を超えた場合に警報を発する。
尚、メモリ41、プログラム解析部42、軌道生成部44およびロストモーション算出部46は、1つのCPU(Central Processing Unit)で実現されてもよく、それぞれ個別のメモリまたはCPUで実現されていてもよい。
ボールねじ25とナット23との間には、バックラッシ等の機械的誤差、または、摩擦あるいは弾性変形等の非線形誤差が存在する。このような誤差は、モータ14とテーブル28との間に機械的な伝達誤差を生じさせる。例えば、図1のモータ14がボールねじ25を一方向に回転させてテーブル28を矢印Aの一方向に移動させ、その後、モータ14がボールねじ25の回転方向を反転させてテーブル28を矢印Aの他の方向(逆方向)に移動させる。このとき、ボールねじ25とナット23との間にバックラッシ等があると、モータ14が反転しているにもかかわらず、テーブル28は移動せずに停止したままの状態となる期間がある。このように、モータ14が反転しているにもかかわらず、テーブル28が移動しない状態をロストモーションと呼ぶ。
図3(A)は、本実施形態における位置指令値の一例を示すグラフ、図3(B)は、リニアエンコーダ50およびロータリエンコーダ60のそれぞれからフィードバックされたテーブル28の位置測定値の一例を示すグラフ、並びに、図3(C)は、ロストモーション量(長さ)を示すグラフである。図3(A)〜図3(C)において、横軸は時間である。
図3(A)に示すように、数値制御装置4は、サーボ制御部12へ位置指令値を出力する。例えば、数値制御装置4は、時点t0までテーブル28を第1の方向へ移動させるように位置指令値を出力する。数値制御装置4は、時点t0においてテーブル28の移動方向を第2の方向へ反転させるように位置指令値を変更している。その後、数値制御装置4は、時点t10までテーブル28を第2の方向へ移動させるように位置指令値を出力する。数値制御装置4は、時点t10においてテーブル28の移動方向を第1の方向へ再度反転させるように位置指令値を変更している。即ち、時点t0およびt10において、数値制御装置4は、位置指令値の変化率の符号(速度指令の符号)を変更している。これにより、位置指令値は、時点t0およびt10において変曲点を有し、テーブル28の移動方向を逆方向に反転させようとしている。
図3(B)に示すように、モータ14は、時点t1までテーブル28を第1の方向へ移動させている。時点t0における位置指令に従って、モータ14は、テーブル28の移動方向を第1の方向から第2の方向へ反転させる。このとき、数値制御装置4が位置指令を出力した時点t0からモータ14がその位置指令に従って実際にテーブル28を動作させる時点t1までタイムラグ(t1−t0)が発生している。尚、図3(B)に示すように、時点t1まで、リニアエンコーダ50およびロータリエンコーダ60からのそれぞれの位置測定値は完全には一致せず、両者間には若干の差がある。時点t12以降についても同様に、リニアエンコーダ50およびロータリエンコーダ60からのそれぞれの位置測定値には若干差がある。
ナット23とボールねじ25との間にバックラッシがある場合、テーブル28の移動方向を第1の方向から第2の方向へ反転させようとしたときに、モータ14が動作しても、テーブル28はそのバックラッシの分だけ停止している。従って、図3(B)の時点t1〜t2の期間において、ロータリエンコーダ60から得られたテーブル28の位置測定値L60は低下しているものの、リニアエンコーダ50から得られたテーブル28の位置測定値L50はほぼ一定である。
従って、時点t1〜t2において、位置指令値とリニアエンコーダ50から得られたテーブル28の位置測定値L50との間の位置誤差が急激に増加するため、位置誤差に比例する速度指令が急激に変化する。これにより、モータ14の回転が速くなり、位置測定値L60の傾きは図3(A)に示す位置指令値の傾きよりも急峻になっている。
モータ14がバックラッシの分だけ回転した後、時点t2〜t11において、テーブル28はモータ14の動作に従って第2の方向へ移動する。このとき、図3(B)および図3(C)に示すように、バックラッシの分だけ、位置測定値L60と位置測定値L50との間に誤差が生じている。
次に、モータ14は、時点t11までテーブル28を第2の方向へ移動させる。時点t2〜t11において、位置測定値L60と位置測定値L50との間に誤差はそのまま維持されている。
時点t10における位置指令に従って、モータ14は、テーブル28の移動方向を第2の方向から第1の方向へ再度反転させる。このとき、数値制御装置4が位置指令を出力した時点t10からモータ14がその位置指令に従って実際にテーブル28を動作させる時点t11までタイムラグ(t11−t10)が発生している。
上述の通り、バックラッシがある場合、テーブル28の移動方向を第2の方向から第1の方向へ反転させようとしたときに、モータ14が動作しても、テーブル28はそのバックラッシの分だけ停止している。従って、図3(B)の時点t11〜t12の期間において、ロータリエンコーダ60から得られたテーブル28の位置測定値L60は上昇しているものの、リニアエンコーダ50から得られたテーブル28の位置測定値L50はほぼ一定である。即ち、時点t2〜t11における位置測定値L50と位置測定値L60との誤差は、低下し、ゼロへ向かって戻っている。
尚、時点t11〜t12において、位置指令値とリニアエンコーダ50から得られたテーブル28の位置測定値L50との間の位置誤差が急激に増加するため、位置誤差に比例する速度指令が急激に変化する。これにより、モータ14の回転が速くなり、位置測定値L60の傾きは図3(A)に示す位置指令値の傾きよりも急峻になっている。
モータ14はほぼバックラッシの分だけ再度反転した後、時点t12以降において、テーブル28はモータ14の動作に従って第1の方向へ移動する。このとき、図3(B)および図3(C)に示すように、位置測定値L50と位置測定値L60との誤差は戻って低下しているものの、ゼロにならない場合がある。即ち、時点t12以降においても位置測定値L60と位置測定値L50との間に誤差が生じている場合がある。
時点12以降、モータ14は、同様に位置指令に従って動作し、駆動機構2を駆動させる。このとき、バックラッシがある場合、リニアエンコーダ50およびロータリエンコーダ60からのそれぞれの測定値に誤差が生じる。
図3(C)に示すように、リニアエンコーダ50からの位置測定値L50とロータリエンコーダ60からの位置測定値L60との差に基づいてロストモーション量が推定される。
図4は、ロストモーション量の推定方法を示すフロー図である。図4を参照して、ロストモーション量の推定方法をさらに詳細に説明する。尚、ロストモーション量の推定は、ロストモーション算出部46において実行すればよい。
ロストモーション算出部46は、テーブル28の移動方向の反転前および反転後における誤差の変化量の算出を定時的な割込み処理によって繰り返し実行する。例えば、ロストモーション算出部46は、数値制御装置4のサンプリング周期ごとにテーブル28の移動方向の反転前および反転後における誤差の変化量の算出を実行してもよい。
まず、初期状態において、ロストモーション算出部46は、連続する複数のサンプリング周期において出力した複数の位置指令値と、該複数の位置指令に対応するリニアエンコーダ50の検出結果から得た位置測定値と、該複数の位置指令に対応するロータリエンコーダ60の検出結果から得た位置測定値とをサーボ制御部12から受け取っているものとする。尚、ロストモーション算出部46は、位置指令値を軌道生成部44から直接受け取ってもよい。
ロストモーション算出部46は、さらに次のサンプリング周期において出力した位置指令値と、該位置指令に対応するリニアエンコーダ50からの位置測定値と、ロータリエンコーダ60からの位置測定値とをサーボ制御部12から受け取る(S20)。
次に、ロストモーション算出部46は、連続するサンプリング周期において得られた複数の位置指令値に基づいて、位置指令値がテーブル28の移動方向の反転を示しているか否かを判定する(S30)。例えば、図3(A)を参照して説明したように、ロストモーション算出部46は、位置指令値の変化率の符号(速度指令の符号)の変化によって位置指令値がテーブル28の移動方向を反転しているか否かを判定してよい。尚、位置指令値が変化していない場合(位置指令値の変化率がゼロの場合)、ロストモーション算出部46は、その時点の移動方向をそのまま維持する。
また、ロストモーション算出部46は、連続するサンプリング周期におけるリニアエンコーダ50からの複数の位置測定値に基づいて、テーブル28の移動方向が実際に反転しているか否かを判定する(S30)。例えば、ロストモーション算出部46は、リニアエンコーダ50からの位置測定値における変化率の符号(速度の符号)の変化によってテーブル28の移動方向を判定してよい。尚、この位置測定値の変化率が変化していない場合(位置測定値の変化率がゼロの場合)、ロストモーション算出部46は、その時点の移動方向をそのまま維持する。また、この場合、リニアエンコーダ50のカウントのふらつきにより移動方向を誤検出しないように適切な不感帯を設けてもよい。このように、ステップS30において、ロストモーション算出部46は、位置指令値におけるテーブル28の移動方向の反転(以下、位置指令値の反転ともいう)およびリニアエンコーダ50からの位置測定値におけるテーブル28の移動方向の反転(以下、位置測定値の反転ともいう)を判定する。
次に、ロストモーション算出部46は、フラグFを参照する(S40)。フラグFは、位置指令値の反転を示しているときに立ち上がる。初期状態の場合、あるいは、位置指令値の反転を検出していない場合、フラグFは、例えば、論理ロウ(0)に立ち下がっている。一方、後述するステップS60において位置指令値の反転を検出した場合、フラグFは、例えば、論理ハイ(1)に立ち上がる。尚、位置指令の反転を示すことができる限りにおいて、フラグFの論理状態は入れ替えても構わない。フラグFは、メモリ41またはロストモーション算出部46内のレジスタに格納すればよい。
フラグFが下がっている場合(S40のNO)、ロストモーション算出部46は、ステップS30において判定された位置指令値の反転の状態を参照する(S50)。
さらに、位置指令値の反転が検出されていない場合(S50のNO)、ロストモーション算出部46は、リニアエンコーダ50からの位置測定値とロータリエンコーダ60からの位置測定値との差の絶対値を第1の誤差Aとしてセットする(S60)。即ち、ロストモーション算出部46は、テーブル28の移動方向を反転させる前(例えば、図3(A)のt0以前)におけるリニアエンコーダ50からの位置測定値とロータリエンコーダ60からの位置測定値との差を駆動機構2の第1の誤差Aとして算出する。第1の誤差Aは、メモリ41またはロストモーション算出部46内のレジスタに格納(セット)すればよい。尚、第1の誤差Aは、サーボ制御部12において算出され、サーボ制御部12からロストモーション算出部46へ送信されてもよい。この場合、ロストモーション算出部46は、第1の誤差Aを受け取るだけ足り、算出する必要が無い。
位置指令値の反転が検出されない期間(例えば、図3(A)のt0以前)において、数値制御装置4は、定期的な割込み処理ごとに、上記ステップS20〜S60を繰り返し実行する。この場合、ステップS20〜S60の実行ごとに、第1の誤差Aは、メモリ41またはロストモーション算出部46内のレジスタに記憶される。あるいは、ステップS20〜S60の実行ごとに得られた第1の誤差Aは平均化されてもよい。
或る割込み処理のステップS50において、位置指令値の反転が検出された場合(S50のYES)、ロストモーション算出部46は、フラグFを、例えば、論理ハイ(1)に立ち上げる(S70)。
次に、ロストモーション算出部46は、ステップS30において判定された位置測定値の反転の状態を参照する(S80)。位置測定値の反転が検出されていない場合(S80のNO)、数値制御装置4は、定期的な割込み処理ごとに、上記ステップS20〜S80を繰り返し実行する。このとき、位置指令値の反転が検出され、かつ、位置測定値の反転が検出されていない状態である。このように位置指令値の反転が検出され、かつ、位置測定値の反転が検出されない期間は、例えば、図3(B)のt0〜t2の期間(バックラッシの影響が現れているタイムラグ)である。
或る割込み処理のステップS80において、位置測定値の反転が検出された場合(S80のYES)、ロストモーション算出部46は、フラグFを論理ロウに立ち下げ、リセットする(S90)。このように、フラグFは、位置指令がテーブル28の移動方向の反転を示してからテーブル28の移動方向が実際に反転するまでの期間(タイムラグ)を検出するために設けられている。
次に、ロストモーション算出部46は、リニアエンコーダ50からの位置測定値とロータリエンコーダ60からの位置測定値との差の絶対値を第2の誤差Bとしてセットする(S100)。即ち、ロストモーション算出部46は、テーブル28の移動方向を反転させた後(例えば、図3(A)〜図3(C)のt2〜t10)におけるリニアエンコーダ50からの位置測定値とロータリエンコーダ60からの位置測定値との差を駆動機構2の第2の誤差Bとして算出する。第2の誤差Bは、メモリ41またはロストモーション算出部46内のレジスタに格納(セット)すればよい。尚、第2の誤差Bは、サーボ制御部12において算出され、サーボ制御部12からロストモーション算出部46へ送信されてもよい。この場合、ロストモーション算出部46は、第2の誤差Bを受け取るだけ足り、算出する必要が無い。
次に、ロストモーション算出部46は、第1の誤差Aと第2の誤差Bとの差の絶対値を誤差Cとして算出する(S110)。誤差Cは、ステップS20〜S60の実行ごとにメモリ41またはロストモーション算出部46内のレジスタに記憶される。図4の破線で示すように、ロストモーション算出部46は、誤差Cを駆動機構2の伝達誤差(ロストモーション量)と推定してもよい(S130)。あるいは、ロストモーション算出部46は、今回算出された誤差Cおよび過去に算出された複数の誤差Cの平均値を算出し(S120)、その平均値を駆動機構2の伝達誤差(ロストモーション量)と推定してもよい(S130)。
ロストモーション算出部46は、ロストモーション量の推定値を入力表示部40へ出力する(S140)。入力表示部40は、ロストモーション量の推定値を表示する。これにより、ユーザがロストモーション量の変化を把握することができる。従って、加工対象の品質が劣化する前に、修理に必要な部品の手配等を行い、それにより、早期に工作機械の保全を行うことができる。したがって、修理のために工作機械を長期に亘って停止させる必要がない。
ロストモーション量の推定値が所定値を超えた場合に警報部48は、警報を発する。これにより、ロストモーション量が大きくなった場合に、工作機械がユーザに保全ために注意喚起をすることができる。所定値は、メモリ41またはロストモーション算出部46のレジスタに格納すればよい。
さらに、入力表示部40あるいは警報部48は、ロストモーション量の複数の推定値に基づいて駆動機構2の保全時期をユーザへ知らせてもよい。この場合、メモリ41が複数の推定値を記憶しておけばよい。例えば、単一の推定値だけでなく、複数の推定値が所定値を超えた場合に、入力表示部40あるいは警報部48は警報を発する。これにより、誤った推定値が特異的に所定値を超えたとしても、入力表示部40あるいは警報部48は警報を発しない。これにより、工作機械は正確に工作機械の保全時期をユーザへ知らせることができる。尚、入力表示部40あるいは警報部48は、連続的に算出された複数の推定値が所定値を超えたときに、警報を発してもよい。代替的に、入力表示部40あるいは警報部48は、離散的に算出された複数の推定値が所定値を超えたときに、警報を発してもよい。
さらに、過去の複数の推定値を工作機械の内部または外部のデータベースに格納しておき、グラフとしてユーザに提示することにより、ユーザが工作機械の保全時期を予測および管理してもよい。
さらに、本実施形態による工作機械は、単に、リニアエンコーダ50からの位置測定値とロータリエンコーダ60からの位置測定値との差(例えば、第1の誤差Aまたは第2の誤差Bのいずれか)をロストモーション量としているのではない。本実施形態による工作機械は、テーブル28の移動方向の反転前後における誤差の変化量(例えば、誤差C)に基づいてロストモーション量を推定している。従って、例えば、図3(B)および図3(C)に示すように、テーブル28の移動方向の反転前後の両方に誤差があったとしても、本実施形態による工作機械は、正確なロストモーション量を推定することができる。
1…サーボ部
2…駆動機構
3…カップリング
4…数値制御装置
20…ベッド
22…支持ブラケット
23…ナット
25…ボールねじ
26…ベアリング
27…リニアガイド
28…テーブル
40…入力表示部
41…メモリ
42…プログラム解析部
44…軌道生成部
46…ロストモーション量算出部
48…警報部
2…駆動機構
3…カップリング
4…数値制御装置
20…ベッド
22…支持ブラケット
23…ナット
25…ボールねじ
26…ベアリング
27…リニアガイド
28…テーブル
40…入力表示部
41…メモリ
42…プログラム解析部
44…軌道生成部
46…ロストモーション量算出部
48…警報部
Claims (16)
- 制御対象を移動させる駆動機構と、
前記駆動機構を動作させるモータと、
前記制御対象の位置を検出する第1のエンコーダと、
前記モータの位置を検出する第2のエンコーダと、
前記モータを制御するサーボ制御部と、
前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置との誤差を前記サーボ制御部から受け取りあるいは算出し、前記制御対象の移動方向の反転前後における前記誤差の変化量に基づいて前記駆動機構の伝達誤差を推定する数値制御部とを備えた工作機械。 - 前記数値制御部は、
前記制御対象の移動方向を反転させる前における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置とに基づいて前記駆動機構の第1の誤差を前記サーボ制御部から受け取りあるいは算出し、
前記制御対象の移動方向を反転させた後における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置とに基づいて前記駆動機構の第2の誤差を前記サーボ制御部から受け取りあるいは算出し、
前記第1の誤差と前記第2の誤差との差を前記駆動機構の伝達誤差と推定することを特徴とする請求項1に記載の工作機械。 - 前記数値制御部は、
前記制御対象の移動方向を反転させる前における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置とに基づいて前記駆動機構の第1の誤差を前記サーボ制御部から受け取りあるいは算出し、
前記制御対象の移動方向を反転させた後における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記駆動機構の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記駆動機構の位置とに基づいて前記駆動機構の第2の誤差を前記サーボ制御部から受け取りあるいは算出し、
前記第1の誤差と前記第2の誤差との差を複数算出し、該複数の差の平均を前記駆動機構の伝達誤差と推定することを特徴とする請求項1に記載の工作機械。 - 前記数値制御部から前記サーボ制御部へ出力される位置指令が前記制御対象の移動方向の反転を示しているときに立ち上がるフラグを格納する記憶部をさらに備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の工作機械。
- 前記第1の誤差と前記第2の誤差との差を算出するために、前記数値制御部は、前記フラグが下がっている場合に前記第1の誤差をセットし、前記フラグが立ち上がった後に前記第2の誤差をセットすることを特徴とする請求項4に記載の工作機械。
- 前記フラグは、前記位置指令が前記制御対象の移動方向の反転を示してから前記制御対象の移動方向が実際に反転したときに立ち下がることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の工作機械。
- 前記駆動機構の伝達誤差の推定値を表示する表示部をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の工作機械。
- 前記駆動機構の伝達誤差の推定値が所定値を超えた場合に警報を発する警報部をさらに備えたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の工作機械。
- 前記記憶部は、前記駆動機構の伝達誤差の複数の推定値を格納し、
前記表示部あるいは前記警報部は、前記複数の推定値に基づいて前記駆動機構の保全時期をユーザへ知らせることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の工作機械。 - 制御対象を移動させる駆動機構と、前記駆動機構を動作させるモータと、前記制御対象の位置を検出する第1のエンコーダと、前記モータの位置を検出する第2のエンコーダと、前記モータを制御するサーボ制御部と、前記サーボ制御部へ位置指令を出力する数値制御部とを備えた工作機械の制御方法であって、
前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置との誤差を受け取りあるいは算出し、
前記制御対象の移動方向の反転前後における前記誤差の変化量を算出し、
前記誤差の変化量に基づいて前記駆動機構の伝達誤差を推定することを具備する制御方法。 - 前記誤差の受け取りあるいは算出は、
前記制御対象の移動方向を反転させる前における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置とに基づいて前記駆動機構の第1の誤差を受け取りあるいは算出し、
前記制御対象の移動方向を反転させた後における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置とに基づいて前記駆動機構の第2の誤差を受け取りあるいは算出することを含み、
前記第1の誤差と前記第2の誤差との差を前記駆動機構の伝達誤差と推定することを特徴とする請求項10に記載の制御方法。 - 前記誤差の受け取りあるいは算出は、
前記制御対象の移動方向を反転させる前における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置とに基づいて前記駆動機構の第1の誤差を受け取りあるいは算出し、
前記制御対象の移動方向を反転させた後における前記第1のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置と前記第2のエンコーダの検出結果から得た前記制御対象の位置とに基づいて前記駆動機構の第2の誤差を受け取りあるいは算出することを含み、
前記誤差の受け取りあるいは算出を繰り返して、前記第1の誤差と前記第2の誤差との差を複数算出し、該複数の差の平均を前記駆動機構の伝達誤差と推定することを特徴とする請求項10に記載の制御方法。 - 前記第1の誤差と前記第2の誤差との差を算出するために、前記数値制御部から前記サーボ制御部へ出力される位置指令が前記制御対象の移動方向の反転を示しているときに立ち上がるフラグが下がっている場合に前記第1の誤差をセットし、前記フラグが立ち上がった後に前記第2の誤差をセットすることを特徴とする請求項10から請求項12のいずれか一項に記載の制御方法。
- 前記フラグは、前記位置指令が前記制御対象の移動方向の反転を示してから前記制御対象の移動方向が実際に反転したときに立ち下がることを特徴とする請求項13に記載の制御方法。
- 前記工作機械は、前記駆動機構の伝達誤差の推定値が所定値を超えた場合に警報を発することを特徴とする請求項10から請求項14のいずれか一項に記載の制御方法。
- 前記工作機械は、前記駆動機構の伝達誤差の複数の推定値に基づいて前記駆動機構の保全時期をユーザへ知らせることを特徴とする請求項10から請求項15のいずれか一項に記載の制御方法。
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