JP2014233870A - 容器の製造方法、及び、容器製造に使用される金型装置 - Google Patents

容器の製造方法、及び、容器製造に使用される金型装置 Download PDF

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Abstract

【課題】金型への悪影響を抑制しつつ、部分的に異なる樹脂材料で構成される容器を製造可能な容器の製造方法、及び、金型装置を提供する。
【解決手段】箱型容器1を成形するための金型装置21は、容器内側面を成形する固定型22と、容器外側面の一部を成形し、固定型22に当接する閉止位置と、固定型22から離間する成形位置との間を変位可能なスライドコア金型26とを備える。そして、スライドコア金型26を閉止位置とすることで金型装置21内に形成される第1キャビティ31に第1樹脂材料を充填し固化させた後、スライドコア金型26を成形位置へと変位させることでスライドコア金型26と固定型22との間に形成される第2キャビティ32に第1樹脂材料とは異なる第2樹脂材料を充填し固化させることで、箱型容器1が形成される。また、第2キャビティ32に第2樹脂材料を注入するための第2樹脂注入口34は、固定型22に設けられている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、箱型の容器を一体的に形成する容器の製造方法、及び、容器製造に使用される金型装置に関するものである。
一般に、上方に開口した箱型の容器は、金型装置によって形成されるキャビティに対して、溶融状態の熱可塑性樹脂を充填し固化させることによって、一体的に形成される。また、容器外側の側面を成形するためのスライド金型に対して、ゲートやスプルー等の溶融状態にある樹脂材料をキャビティに注入するための機構を設けるといった技術がある(例えば、特許文献1等参照。)。
ところで、容器の一部(例えば、側壁部の一部)を別の樹脂材料(例えば、透明な樹脂材料等)で構成する場合、例えば、別の樹脂材料で構成される部位を成形するための金型を、これに対向する金型の成形面に対して当接する位置と離間する位置との間でスライド可能に構成するとともに、かかるスライド金型に対して、溶融状態にある別の樹脂材料をキャビティに注入するための機構を設けることが考えられる。
特開2011−20265号公報
しかしながら、スライド金型に対して樹脂材料をキャビティに注入するための機構を設ける場合には、樹脂材料を射出する際に、当該機構を具備するスライド金型に対して内部から圧力が付加されることとなる。このため、例えば、スライド金型が比較的小さいものであったり、スライド金型において耐久性の低い部位や部品が存在したりする場合には、スライド金型の損傷を招くことが懸念される。また、樹脂材料をキャビティに注入するための機構(種類によっては、ヒータ等も含む)を、その他の金型パーツに比べると比較的小さな金型パーツであるスライド金型に設けることに起因して、スライド金型、ひいては、金型装置全体の大型化や複雑化等を招くことが懸念され、コストの増加を招いたり、比較的大きな射出成形機を用意する必要が生じたりするおそれがある。さらに、樹脂材料をキャビティに注入するための機構が、これを備えるスライド金型の形状の自由度、ひいては、当該スライド金型によって成形される部分の形状の自由度を大幅に低下させてしまうことが懸念される。
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、金型への悪影響を抑制しつつ、部分的に異なる樹脂材料で構成される容器を製造することのできる容器の製造方法、及び、容器製造に使用される金型装置を提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.上方に開口する箱型をなし、第1樹脂材料と、当該第1樹脂材料とは異なる第2樹脂材料とによって構成される容器の製造方法であって、
容器を成形する金型装置は、少なくとも、
容器内側面を成形する雄型と、
容器外側面の一部を成形し、前記雄型の成形面に当接する閉止位置と、前記雄型の成形面から離間する成形位置との間を変位可能な移動コア金型とを備え、
前記移動コア金型を前記閉止位置とすることで前記金型装置内に形成される第1キャビティに対し、溶融状態にある前記第1樹脂材料を充填する第1充填工程と、
前記第1充填工程で前記第1キャビティに充填された前記第1樹脂材料の固化後、前記移動コア金型を前記成形位置とすることで前記移動コア金型と前記雄型との間に形成される第2キャビティに対し、溶融状態にある前記第2樹脂材料を充填する第2充填工程とを経て、
前記第2キャビティに充填された前記第2樹脂材料を固化させることで、箱型の容器を一体的に形成し、
前記第2充填工程において前記第2キャビティに前記第2樹脂材料を注入するための第2樹脂注入口を、前記雄型において前記閉止位置にある前記移動コア金型の成形面と対向する位置に設けるようにしたことを特徴とする容器の製造方法。
手段1によれば、容器を成形する金型装置において、雄型の成形面と当接する閉止位置と、雄型の成形面から離間する成形位置との間を変位可能な移動コア金型を備えることによって、第1樹脂材料と第2樹脂材料とで構成される容器を確実に製造することができる。
また、容器のうち第2樹脂材料により構成される部位を成形するための第2キャビティに対して溶融状態にある第2樹脂材料を注入するための第2樹脂注入口は、移動コア金型にではなく、雄型において形成されている。このため、例えば、移動コア金型に対して第2樹脂注入口等の樹脂材料をキャビティに注入するための機構を設ける場合のように、樹脂材料を注入する際に移動コア金型に対して内部から圧力が付加されてしまうといった事態を回避することができる。従って、移動コア金型の内部からの圧力に耐え得るように移動コア金型を大型化させたりしなくても、移動コア金型の損傷等を防止することができる。
その一方で、雄型は、移動コア金型に比べると比較的大きいものであり、当該雄型に対し、樹脂材料をキャビティに注入するための機構を設け、樹脂材料をキャビティに注入する際の圧力が作用したとしても、損傷のおそれはない。
さらに、その他の金型パーツに比べると比較的小さな金型パーツであり、しかも、閉止位置と成形位置との間を変位させる構成をも装備しなければならない移動コア金型に対しては、樹脂材料をキャビティに注入するための機構、より具体的には、第2樹脂注入口及びこれに通じる樹脂流路(スプルー、ランナー)や、第2樹脂注入口を開閉させる機構や、樹脂流路を加熱するためのヒータ、断熱材等を設ける必要がない。そのため、移動コア金型の複雑化及び大型化を回避することができる。従って、金型装置全体としての大型化や、コストの増大等を防止することができる。さらに、樹脂材料を金型装置に供給するための射出成形機としても、特に大型のものでなくても対応可能になることから、利用する射出成形機の選択肢が増え、利便性の向上を図ることができる。
加えて、移動コア金型において樹脂材料をキャビティに注入するための機構を設ける場合のように、スペース等の兼ね合いで、移動コア金型の形状、ひいては、移動コア金型によって成形される部分の形状の自由度を大幅に低下させてしまうといった事態を回避することができる。
手段2.前記雄型は、固定型として構成され、
前記雄型には、前記第1充填工程において前記第1キャビティに前記第1樹脂材料を注入するための第1樹脂注入口が設けられていることを特徴とする手段1に記載の容器の製造方法。
手段2によれば、第2樹脂注入口が設けられる雄型が固定型として構成されている。このため、例えば、雄型が可動型として構成される場合のように、キャビティに樹脂材料を注入するための機構を、雄型の変位動作に対応可能となるように構成しなくても済み、金型装置の構成の簡素化等を図ることができる。さらに、第2樹脂注入口だけでなく、第1樹脂注入口についても、雄型に設けられている。従って、金型装置のより一層の構成の簡素化等を図ることができる。
尚、「前記金型装置は、第1射出手段から供給される前記第1樹脂材料を前記第1樹脂注入口に導く第1樹脂流路と、第2射出手段から供給される前記第2樹脂材料を前記第2樹脂注入口に導く第2樹脂流路とを有し、前記第1樹脂流路の前記第1射出手段側との接続口と、前記第2樹脂流路の前記第2射出手段側との接続口とは、双方とも、同じ金型の同じ方向を向いている面に形成されていること」としてもよい。この場合、金型装置の簡素化や、金型装置と射出手段との取付けに際しての作業性の向上等を図ることができる。
手段3.前記金型装置は、
容器外側の側面を成形する複数のスライド金型を備え、
前記移動コア金型は、少なくとも1つの前記スライド金型に対して相対変位可能に設けられていることを特徴とする手段1又は2に記載の容器の製造方法。
手段3によれば、容器外側の側面形状の自由度を向上させることができ、例えば、水平方向に延びる上下2列のリブ(リブ間のアンダーカット部位)を形成することも可能となる。また、本手段3によれば、移動コア金型はスライド金型に設けられており、移動コア金型を固定型に設ける場合等に比べ、金型を動作させる機構が2重に必要になることから、移動コア金型及び当該移動コア金型が設けられる金型双方の構成が複雑化することとなる。かかる構成において、さらに、移動コア金型に対して樹脂材料をキャビティに注入するための機構を設けてしまうような場合、構造の複雑化等の懸念が一層顕著なものとなる。この点、上記手段1のように、第2樹脂注入口等の第2樹脂材料を第2キャビティに注入するための機構を雄型に設けることによって、移動コア金型と、これが設けられるスライド金型との構成の複雑化を最小限に抑えることができる。従って、金型装置の複雑化や大型化を防止するといった作用効果がより一層顕著に奏されることとなる。
手段4.上方に開口する箱型をなし、主として第1樹脂材料で構成されるとともに、側壁部の一部が前記第1樹脂材料とは異なる第2樹脂材料で構成される容器を成形する金型装置であって、少なくとも、
容器内側面を成形する雄型と、
容器外側面の一部を成形し、前記雄型の成形面に当接する閉止位置と、前記雄型の成形面から離間する成形位置との間を変位可能な移動コア金型とを備え、
前記移動コア金型を前記閉止位置とすることで、容器のうち前記第1樹脂材料で構成される部位を成形する第1キャビティが形成され、
前記移動コア金型を前記成形位置とすることで、前記移動コア金型と前記雄型との間に、容器のうち前記第2樹脂材料で構成される部位を成形する第2キャビティが形成され、
前記第2キャビティに前記第2樹脂材料を注入するための第2樹脂注入口は、前記雄型において前記閉止位置にある前記移動コア金型の成形面と対向する位置に設けられていることを特徴とする金型装置。
手段4によれば、金型装置の複雑化や大型化を抑制しつつ、一部が第1樹脂材料とは異なる第2樹脂材料で構成される容器を比較的容易に製造することができる。
箱型容器の斜視図である。 スライドコア金型が閉止位置にある金型装置の断面図である。 スライドコア金型が成形位置にある金型装置の断面図である。 別の実施形態における金型装置の断面図である。 別の実施形態における金型装置の断面図である。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、箱型容器1は、相対する一対の長辺部と相対する一対の短辺部とを有する略矩形板状の底壁部2と、底壁部2の各長辺部からそれぞれ上方に延出する一対の長辺側側壁部3と、底壁部2の各短辺部からそれぞれ上方に延出し、一対の長辺側側壁部3の側縁部間を連結する一対の短辺側側壁部4とを備えている。さらに、長辺側側壁部3及び短辺側側壁部4の上縁部全域から外方に突出する上フランジ5と、長辺側側壁部3及び短辺側側壁部4の下縁部全域から外方に突出する下フランジ6と、上フランジ5と下フランジ6との間を連結する縦フランジ7とを備えている。そして、これらがポリプロピレンにより一体的に形成されている。
尚、図2等に示すように、長辺側側壁部3及び短辺側側壁部4の内面よりも底壁部2の内周側の範囲において、底壁部2の外周縁に沿って、底壁部2の下面から下方に延出する支持リブ8が設けられており、本実施形態では、箱型容器1同士を上下に積み重ねることで、上側の箱型容器1の下フランジ6の下面が、下側の箱型容器1の上フランジ5の上面に当接して支持されるとともに、上側の箱型容器1の支持リブ8が、下側の箱型容器1の側壁部3、4の内周側に収容されるようになっている。これにより、下側の箱型容器1に対する上側の箱型容器1の水平方向における位置ずれを防止しつつ、箱型容器1を上下に積み重ねる(スタッキングする)ことができる。
さて、本実施形態では、箱型容器1の大部分(以下、「一般部9」と称する)は、不透明なポリプロピレン(以下、「第1樹脂材料」とも称する)によって構成されているが、一方の長辺側側壁部3の中央部を含む範囲(図1で散点模様を付した部分)において、透明なポリプロピレン(以下、「第2樹脂材料」とも称する)によって構成された透明部10が設けられている。
次に、箱型容器1を成形する金型装置21について、図2、図3等を参照して説明する。尚、図2、図3では、便宜上、金型装置21において付されるべきハッチングを省略している。
図2に示すように、金型装置21は、箱型容器1の内側面(底壁部2の上面、及び、側壁部3、4の内面)等を成形するための雄型としての固定型22と、箱型容器1(底壁部2)の下面等を成形するための可動型23と、長辺側側壁部3の外面等を成形する長辺側スライド型24と、短辺側側壁部4の外面等を成形する図示しない短辺側スライド型とを備えている。さらに、本実施形態では、固定型22は、上フランジ5の上面をも成形し、可動型23は、下フランジ6の下面、及び、支持リブ8をも成形し、長辺側スライド型24及び短辺側スライド型は、上フランジ5の下面及び外周面、及び、下フランジ6の上面及び外周面のうち、成形する側壁部3、4と対応する部位をも成形するように構成されている。
また、本実施形態では、一方の長辺側側壁部3に対して透明部10を形成するべく、一方の長辺側スライド型24には、当該長辺側スライド型24の成形面から出没可能に構成された移動コア金型としてのスライドコア金型26が設けられている。以下、スライドコア金型26が設けられた長辺側スライド型24を「スライドベース金型28」とも称する。本実施形態のスライドコア金型26の成形面は平坦面となっている。さらに、スライドコア金型26は、固定型22のうち箱型容器1の内側面を成形する形成面に当接する閉止位置と、固定型22の成形面からスライドベース金型28の成形面と面一なるまで離間する成形位置との間を変位可能に構成されている。加えて、スライドベース金型28には、スライドコア金型26を変位させるためのシリンダ29が搭載されている。
金型装置21は、図2に示すように、型締めをした上でスライドコア金型26を閉止位置とすることで、箱型容器1のうち第1樹脂材料で構成される一般部9を成形するための第1キャビティ31が形成されるようになっている。さらに、図3に示すように、第1キャビティ31に対し溶融状態にある第1樹脂材料を充填して固化させた後、スライドコア金型26を成形位置へと変位させることで、スライドコア金型26と固定型22との間に、第2樹脂材料で構成される透明部10を成形するための第2キャビティ32が形成されるようになっている。
また、固定型22には、第1キャビティ31に第1樹脂材料を注入するための第1樹脂注入口33と、第2キャビティ32に第2樹脂材料を注入するための第2樹脂注入口34とが設けられている。第2樹脂注入口34は、固定型22において、閉止位置にあるスライドコア金型26の成形面と対向する位置、より具体的には、透明部10の中央部を成形する位置に形成されている。一方、第1樹脂注入口33は、固定型22において、透明部10の形成されない側の長辺側側壁部3から延出する上フランジ5の上面を成形する位置に形成されている。尚、本実施形態の金型装置21は、ランナー35内の樹脂を溶融状態に保つためのヒータ36を備えるホットランナー式の金型装置21であり、第1樹脂注入口33及び第2樹脂注入口34は、溶融樹脂の流動を調節可能なピン37を有するバルブゲートとなっている。
また、本実施形態において使用される図示しない射出成形機は、第1樹脂材料及び第2樹脂材料の両方を射出可能に構成されており、溶融状態にある第1樹脂材料を射出可能な第1ノズルと、溶融状態にある第2樹脂材料を射出可能な第2ノズルとを備えている。本実施形態では、射出成形機の第1樹脂材料を射出する機能が第1射出手段を構成し、第2樹脂材料を射出する機能が第2射出手段を構成する。もちろん、2つの射出成形機を用いることとしてもよい。
これに対し、金型装置21には、射出成形機側との位置決めを行うロケートリング38、及び、スプルー39を形成するスプルーブッシュ40で構成され、第1ノズルと接続される第1接続口41、及び、第2ノズルと接続される第2接続口42が設けられている。第1接続口41は、第1樹脂注入口33と連通し、第2接続口42は、第2樹脂注入口34と連通している。さらに、第1接続口41及び第2接続口42は、同じ金型(固定側取付板44)の同じ方向を向いている面、特に、本実施形態では同一の平面に形成されている。
次に、箱型容器1の製造方法について説明する。まず、金型装置21を射出成形機にセットして、型締めをする。さらに、スライドコア金型26を閉止位置へと変位させることで第1キャビティ31を形成する。そして、第1キャビティ31に対し、溶融状態にある第1樹脂材料を充填し、固化させる。
続いて、第1キャビティ31に充填された第1樹脂材料の固化完了後、スライドコア金型26を成形位置へと変位させ、スライドコア金型26と固定型22との間に第2キャビティ32を形成する。そして、第2キャビティ32に対し、溶融状態にある第2樹脂材料を充填し、固化させる。固化完了後、型開きして成形された箱型容器1を金型装置21から取外す。以上のようにして、第1樹脂材料によって構成される一般部9と、第2樹脂材料によって構成される透明部10とが一体的に形成された箱型容器1が得られることとなる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、一方の長辺側スライド型24(スライドベース金型28)において、固定型22のうち長辺側側壁部3の内面を成形する成形面と当接する閉止位置と、固定型22から離間する成形位置との間を変位可能なスライドコア金型26を備えることによって、一方の長辺側側壁部3において、一般部9を構成する第1樹脂材料とは異なる第2樹脂材料で構成される透明部10を一体的に形成することができる。これにより、上部開口から内部を覗き込まなくても、透明部10を介して内部を確認することのできる箱型容器1を得ることができる。
また、第2樹脂材料により構成される透明部10を成形するための第2キャビティ32に対して溶融状態にある第2樹脂材料を注入するための第2樹脂注入口34は、スライドコア金型26にではなく、固定型22において形成されている。このため、例えば、スライドコア金型26に対して第2樹脂注入口34等の第2樹脂材料を第2キャビティ32に注入するための機構を設ける場合のように、樹脂材料を注入する際にスライドコア金型26に対して内部から圧力が付加されてしまうといった事態を回避することができる。従って、スライドコア金型26の内部からの圧力に耐え得るようにスライドコア金型26を大型化させたりしなくても、スライドコア金型26の損傷等を防止することができる。加えて、第2樹脂材料の注入に関する構成の損傷についても回避することができる。
その一方で、固定型22は、スライドコア金型26に比べると比較的大きいものであり、当該固定型22に対し、樹脂材料をキャビティに注入するための機構を設け、樹脂材料をキャビティに注入する際の圧力が作用したとしても、損傷のおそれはない。
さらに、その他の金型パーツに比べると比較的小さな金型パーツであり、しかも、閉止位置と成形位置との間を変位させる構成をも装備しなければならないスライドコア金型26に対しては、第2樹脂材料を第2キャビティ32に注入するための機構、より具体的には、第2樹脂注入口34及びこれに通じる樹脂流路(スプルー39、ランナー35)や、第2樹脂注入口34を開閉させる機構や、樹脂流路を加熱するためのヒータ36、断熱材等を無理やり詰め込んで設ける必要がない。そのため、スライドコア金型26の複雑化及び大型化を回避することができる。従って、金型装置21全体としての大型化や、コストの増大等を防止することができる。さらに、樹脂材料を金型装置21に供給するための射出成形機としても、特に大型のものでなくても対応可能になることから、利用する射出成形機の選択肢が増え、利便性の向上を図ることができる。加えて、スライドコア金型26において第2樹脂材料を第2キャビティ32に注入するための機構を設ける場合のように、スペース等の兼ね合いで、スライドコア金型26の形状、ひいては、スライドコア金型26によって成形される部分の形状の自由度を大幅に低下させてしまうといった事態を回避することができる。
特に、本実施形態では、スライドコア金型26は一方の長辺側スライド型24(スライドベース金型28)に設けられており、スライドコア金型26を動作しない金型に設ける場合等に比べ、金型を動作させる機構が2重に必要になることから、スライドコア金型26及び当該スライドコア金型26が設けられるスライドベース金型28双方の構成が複雑化することとなる。かかる構成において、さらに、スライドコア金型26に対して第2樹脂材料を第2キャビティ32に注入するための機構を設けてしまうような場合、構造の複雑化等の懸念が一層顕著なものとなる。この点、上記のように、第2樹脂注入口34等の第2樹脂材料を第2キャビティ32に注入するための機構を固定型22に設けることによって、スライドコア金型26及びスライドベース金型28の構成の複雑化を最小限に抑えることができる。従って、金型装置21の複雑化や大型化を防止するといった作用効果がより一層顕著に奏されることとなる。
また、本実施形態によれば、第2樹脂注入口34が設けられ、箱型容器1の内側面を成形するための雄型が固定型22として構成されている。このため、第2キャビティ32に第2樹脂材料を注入するための機構を、金型の変位動作に対応可能となるように構成しなくても済み、金型装置21の構成の簡素化等を図ることができる。さらに、第2樹脂注入口34だけでなく、第1樹脂注入口33についても、固定型22に設けられている。従って、金型装置21のより一層の構成の簡素化等を図ることができる。
加えて、第1樹脂注入口33と連通し、射出成形機の第1ノズルと接続される第1接続口41、及び、第2樹脂注入口34と連通し、射出成形機の第2ノズルと接続される第2接続口42は、固定型22を支持し、射出成形機に取付けられる固定側取付板44の同一平面上に形成されている。このため、金型装置21の簡素化や、金型装置21と射出成形機との取付けに際しての作業性の向上等を図ることができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、箱型容器1の大部分(一般部9)が第1樹脂材料として不透明なポリプロピレンによって構成され、一方の長辺側側壁部3の一部(透明部10)が第2樹脂材料として透明なポリプロピレンによって構成されているが、特にこのような構成に限定されるものではなく、材質、色、及び、組合わせ等は適宜変更可能なものである。例えば、箱型容器1を、ポリエチレン、PET、ポリアミド等その他の樹脂材料(熱可塑性樹脂や熱可塑性エラストマー)によって構成してもよい。また、箱型容器1が3種類以上の樹脂材料で構成されることとしてもよい。
但し、第1樹脂材料と第2樹脂材料との間で相溶性があることが望ましい。また、第2樹脂材料で構成される部位(上記例では透明部10)が、第1樹脂材料で構成される部位(上記例では一般部9)に比べて強度が低い場合には、補強のために、第2樹脂材料で構成される部位の外周全域或いは大部分を第1樹脂材料で構成される部位で囲うように構成することが望ましい。
(b)上記実施形態では、一方の長辺側側壁部3に透明部10を備える箱型容器1や、それを成形するための金型装置21に具体化されているが、箱型容器1の形状、大きさや、透明部10の形状、大きさ、形成位置、及び、形成箇所数等は特に限定されるものではない。例えば、一方の長辺側側壁部3に透明部10を設ける構成に代えて、又は、加えて、短辺側側壁部4に透明部10を設けることとしてもよい。また、底の浅い容器(例えば、底壁部が2色になっているトレー)や、底が円い容器(例えば、側面の一部が透明なバケツ)等を成形するための金型装置に適用してもよい。
また、上記実施形態の箱型容器1は、上フランジ5及び下フランジ6を備えているが、例えば、下フランジ6を省略するとともに、箱型容器1同士をネスティング可能に構成してもよい。さらに、かかる構成に対応して、側壁部3、4の外面を成形する金型をスライド金型としてではなく、底壁部2の下面を成形する金型(可動型23)と一体的に構成されるように構成してもよい。
(c)上記実施形態では、スライドコア金型26の成形面が平坦面となっているが、例えば、スライドベース金型28によって形成される補強リブと連続する(連結される)補強リブを成形するための凹凸が形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、成形位置にあるスライドコア金型26は、その成形面がスライドベース金型28の成形面と面一となるように構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、スライドベース金型28の成形面よりも固定型22の成形面寄りに位置するよう構成してもよい。この場合、透明部10の外面がその周りの一般部9の外面よりも一段内側に位置することとなり、透明部10の外面が別の部材と擦れて損傷してしまうといった事態を抑制することができる。また、スライドコア金型26の成形面をスライドベース金型28の成形面よりも固定型22の成形面から離間させ、透明部10の厚みを一般部の厚みよりも厚くしてもよい。この場合、透明部10の強度を高めることができる。
(d)上記実施形態では、雄型が固定型22として構成されているが、雄型を可動式の金型として構成してもよい。但し、雄型を可動式とする場合、第2樹脂材料を注入するための機構を雄型の変位に対応可能に構成する必要が生じ、構成の複雑化を招くことから、雄型を固定型22とすることが望ましい。
また、第1樹脂注入口33及び第2樹脂注入口34の数や配置についても特に限定されるものではなく、成形する容器の形状や大きさ等に応じて適宜設定可能である。例えば、図4に示すように、固定型22のうち箱型容器1の底壁部2を成形する部位において第1樹脂注入口33を形成することとしてもよい。
さらに、上記実施形態では特に言及していないが、長辺側スライド型24及び短辺側スライド型をスライドさせる方法は特に限定されるものではなく、例えば、斜めガイドピン等を用いて、可動型23の変位に連動するように構成したり、シリンダやモータ等を用いたりしてもよい。
加えて、上記実施形態では、金型装置21はホットランナー式のものであり、第1樹脂注入口33及び第2樹脂注入口34はバルブゲートとなっているが、特にかかる構成に限定されるものではない。例えば、図5に示すように、第2樹脂注入口34を開閉可能な機構を省略し、第2樹脂材料を第2樹脂注入口34に案内する樹脂流路(ランナー35)内で固化された第2樹脂材料が長辺側側壁部3の内面と一体となって成形されるように構成してもよい。さらに、例えば、斜めガイドピンを用いて、長辺側スライド型24が可動型23の変位に連動するような構成の場合、図5に示すように、第2樹脂注入口34に連接する樹脂流路を、固定型22に対する長辺側スライド型24の相対変位方向に沿って斜めに形成することで、型開き時に樹脂流路において固化された第2樹脂材料を比較的スムースに抜き取ることができる。
1…箱型容器、2…底壁部、3…長辺側側壁部、5…上フランジ、6…下フランジ、9…一般部、10…透明部、21…金型装置、22…固定型、23…可動型、24…長辺側スライド型、26…スライドコア金型、28…スライドベース金型、31…第1キャビティ、32…第2キャビティ、33…第1樹脂注入口、34…第2樹脂注入口、41…第1接続口、42…第2接続口。

Claims (4)

  1. 上方に開口する箱型をなし、第1樹脂材料と、当該第1樹脂材料とは異なる第2樹脂材料とによって構成される容器の製造方法であって、
    容器を成形する金型装置は、少なくとも、
    容器内側面を成形する雄型と、
    容器外側面の一部を成形し、前記雄型の成形面に当接する閉止位置と、前記雄型の成形面から離間する成形位置との間を変位可能な移動コア金型とを備え、
    前記移動コア金型を前記閉止位置とすることで前記金型装置内に形成される第1キャビティに対し、溶融状態にある前記第1樹脂材料を充填する第1充填工程と、
    前記第1充填工程で前記第1キャビティに充填された前記第1樹脂材料の固化後、前記移動コア金型を前記成形位置とすることで前記移動コア金型と前記雄型との間に形成される第2キャビティに対し、溶融状態にある前記第2樹脂材料を充填する第2充填工程とを経て、
    前記第2キャビティに充填された前記第2樹脂材料を固化させることで、箱型の容器を一体的に形成し、
    前記第2充填工程において前記第2キャビティに前記第2樹脂材料を注入するための第2樹脂注入口を、前記雄型において前記閉止位置にある前記移動コア金型の成形面と対向する位置に設けるようにしたことを特徴とする容器の製造方法。
  2. 前記雄型は、固定型として構成され、
    前記雄型には、前記第1充填工程において前記第1キャビティに前記第1樹脂材料を注入するための第1樹脂注入口が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の容器の製造方法。
  3. 前記金型装置は、
    容器外側の側面を成形する複数のスライド金型を備え、
    前記移動コア金型は、少なくとも1つの前記スライド金型に対して相対変位可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の容器の製造方法。
  4. 上方に開口する箱型をなし、主として第1樹脂材料で構成されるとともに、側壁部の一部が前記第1樹脂材料とは異なる第2樹脂材料で構成される容器を成形する金型装置であって、少なくとも、
    容器内側面を成形する雄型と、
    容器外側面の一部を成形し、前記雄型の成形面に当接する閉止位置と、前記雄型の成形面から離間する成形位置との間を変位可能な移動コア金型とを備え、
    前記移動コア金型を前記閉止位置とすることで、容器のうち前記第1樹脂材料で構成される部位を成形する第1キャビティが形成され、
    前記移動コア金型を前記成形位置とすることで、前記移動コア金型と前記雄型との間に、容器のうち前記第2樹脂材料で構成される部位を成形する第2キャビティが形成され、
    前記第2キャビティに前記第2樹脂材料を注入するための第2樹脂注入口は、前記雄型において前記閉止位置にある前記移動コア金型の成形面と対向する位置に設けられていることを特徴とする金型装置。
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