以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、以下の説明では、本発明を金融機関における振込取引に係る帳票についての口座情報入力(以下、帳票入力)に適用した場合を主として説明するが、本発明は係る例示に限定されない。例えば、帳票は電子帳票であってもよく、紙の帳票に記入されたものを読み取ることによって入力を行うものであってもよい。あるいは、帳票の形式ではなくとも、相当する項目の情報を画面入力するようなものであってもよい。本発明は、金融機関における様々な取引の帳票入力に対して適用することが可能である。
また、以下では、口座情報入力支援装置を帳票入力支援装置とも表現する。
<1.第1の実施形態>
[1.1.第1の実施形態の概略]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係る帳票入力支援装置の概略について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る帳票入力支援装置の概略を示す説明図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る帳票入力支援装置10は、電子記帳台13と接続されている。また、電子記帳台13への入力は、電子ペン15を用いて行われる。
帳票入力支援装置10は、利用者が金融機関で取引を行う際に必要な情報を入力するための画面(例えば、電子帳票など)を生成し、電子記帳台13に表示させる。具体的には、帳票入力支援装置10は、利用者が口座情報を入力するための画面を生成し、表示させる。また、利用者が指定する口座情報を電子記帳台13から取得し、取得した口座情報に対応する桁数を有する支店番号および口座番号の番号入力領域を含む入力画面を生成し、電子記帳台13に送信し、表示させる。
電子記帳台13は、帳票入力支援装置10が生成した画面を表示する。また、電子記帳台13は、利用者によって入力された口座情報を帳票入力支援装置10に送信する。電子記帳台13は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイおよびCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイなどの表示部を有してもよい。具体的には、電子記帳台13は、タッチペンなどによる入力が可能なタッチパネル等を有する端末装置であってもよい。
帳票入力支援装置10と、電子記帳台13とは、VGA(Vedeo Graphics Array)、またはDVI(Digital Visual Interface)などの規格に準拠した画像信号通信ケーブルによって接続されていてもよい。また、帳票入力支援装置10と、電子記帳台13とは、さらに、USB(Universal Serial Bus)、またはIEEE1394などの規格に準拠した情報通信ケーブルによって接続されていてもよい。
電子ペン15は、利用者が電子記帳台13に入力を行う際に用いる入力デバイスである。具体的には、電子ペン15は、ポインティングデバイスとして機能する。例えば、利用者が電子記帳台13の入力検知面に電子ペン15を接触させた場合、電子記帳台13は、電子ペン15が接触した座標位置および圧力情報を検知し、取得することができる。
なお、上記では、利用者の電子記帳台13への入力に電子ペン15が用いられる場合を例示したが、本発明の第1の実施形態は係る例示に限定されない。例えば、利用者の電子記帳台13への入力には、マウス、キーボード、スイッチ、ボタンおよびレバーなどが用いられてもよい。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態に係る帳票入力支援装置10は、電子記帳台13に表示される画面を変化させることにより、電子帳票に対して利用者の入力を支援する帳票入力支援装置である。
具体的には、本発明の第1の実施形態に係る帳票入力支援装置10は、利用者が入力した口座情報に対応する桁数を有する支店番号および口座番号の入力領域を含む画面を電子記帳台13に表示させることができる。したがって、帳票入力支援装置10によれば、利用者は、支店番号および口座番号を入力する際に、記入すべき桁数の番号入力領域が画面に表示されるため、混乱することなく円滑に支店番号および口座番号の入力を行うことができる。
[1.2.第1の実施形態の内部構成]
次に、図2を参照して、本発明の第1の実施形態に係る帳票入力支援装置10の内部構成について説明を行う。図2は、本発明の第1の実施形態に係る帳票入力支援装置10および電子記帳台13の内部構成を説明するブロック図である。
(1.2.1.帳票入力支援装置の内部構成)
まず、本発明の第1の実施形態に係る帳票入力支援装置10の内部構成について説明する。図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る帳票入力支援装置10は、支援装置通信部101と、口座情報取得部103と、桁数判断部105と、口座桁数記憶部107と、入力支援部109と、画面生成部111と、を備える。
支援装置通信部101は、電子記帳台13とのデータの送受信を行う。具体的には、支援装置通信部101は、電子記帳台13から利用者が入力した口座情報を受信し、また、画面生成部111が生成した画面の画像情報を電子記帳台13に送信する。支援装置通信部101は、記帳台通信部135と対応する接続インターフェースであって、例えば、VGAポートまたはDVIポートのような画像通信が可能な接続ポートと、USBポートまたはIEEE1394ポート等のような情報通信が可能な接続ポートと、により構成された接続インターフェースであってもよい。
口座情報取得部103は、利用者が電子記帳台13に入力した情報から、利用者が指定した口座情報を取得する。具体的には、口座情報取得部103は、利用者が指定する口座の金融機関種別、金融機関名および口座種別などに関する情報を電子記帳台13から取得する。ここで、口座情報とは、例えば、金融機関種別、金融機関名、および口座種別などを含む情報を表す。
なお、口座情報取得部103は、利用者が電子記帳台13の表示画面から選択した項目内容に基づいて口座情報を取得してもよい。また、口座情報取得部103は、利用者が電子記帳台13に対して行った電子ペン15等の入力情報から、利用者が入力した文字を認識し、認識した文字に基づいて口座情報を取得してもよい。
桁数判断部105は、口座情報取得部103が取得した口座情報に基づいて、該口座情報に対応する番号桁数を判断する。具体的には、桁数判断部105は、口座桁数記憶部107に記憶された金融機関種別、金融機関名および口座種別等と、支店番号および口座番号の桁数との対応関係に基づいて、利用者が指定する口座情報に対応する支店番号および口座番号の桁数を判断する。
口座桁数記憶部107は、金融機関種別、金融機関名および口座種別等と、支店番号および口座番号の桁数との対応関係を記憶する。例えば、口座桁数記憶部107には、金融機関種別が「銀行」かつ口座種別が「普通」である場合は、支店番号および口座番号が3桁−7桁である対応関係が記憶されている。また、金融機関種別が「銀行」かつ口座種別が「当座」である場合は、支店番号および口座番号が3桁−6桁である対応関係が記憶されている。さらに、金融機関名が特定の銀行(本実施形態では、○○銀行)である場合は、支店番号および口座番号が5桁−1桁−8桁である対応関係が記憶されている。
なお、口座桁数記憶部107は、他の金融機関と異なる特徴的な桁数を有する支店番号および口座番号を有する特定の銀行については、個別に銀行名と、支店番号および口座番号との対応関係を記憶する。係る特定の銀行は、銀行名が特定されれば、振込先口座種別に関係なく、一意的に支店番号および口座番号の桁数が定まるため、口座桁数記憶部107は、別個に対応関係を記憶しておくことが好ましい。なお、実施例において特定の銀行は1つであるものとして記載するが、複数の銀行の情報を記憶することにより、複数ある場合にも対応可能である。
入力支援部109は、桁数判断部105により判断された番号桁数に対応する画面の生成を画面生成部111に指示する。具体的には、入力支援部109は、桁数判断部105により判断された支店番号および口座番号の桁数に対応する番号入力領域を含む画面の生成を画面生成部111に指示する。
画面生成部111は、電子記帳台13に表示される画面を生成する。具体的には、画面生成部111は、利用者に口座情報を入力させる画面を生成し、また、入力支援部109から指示された番号桁数を有する番号入力領域を含む画面を生成する。さらに、画面生成部111は、電子記帳台13に表示される受付画面や広告画面等の様々な画面を生成してもよい。
なお、上述した口座情報取得部103、桁数判断部105、入力支援部109、および画面生成部111は、例えば、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)、CPUが使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM(Read Only Memory)、CPUの実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)などで構成される。
また、口座桁数記憶部107は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)等のデータ格納用の記憶装置などによって構成される。
(1.2.2.電子記帳台の内部構成)
続いて、電子記帳台13の内部構成について説明する。図2に示すように、電子記帳台13は、入力部131と、記帳台制御部133と、記帳台通信部135と、画面表示部137と、を備える。
入力部131は、利用者からの入力を取得し、入力情報を生成する。具体的には、入力部131は、利用者が情報を入力するための入力手段と、利用者による入力に基づいて入力情報を生成する入力制御回路などから構成される。例えば、入力部131は、電子ペン15が入力検知面に接触した際の座標情報、および圧力情報等を取得するタッチパネル等であってもよい。なお、上記以外にも、入力部131は、利用者が情報を入力するための入力手段として、マウス、キーボード、ボタン、スイッチおよびレバーなどを用いてもよい。
記帳台制御部133は、電子記帳台13全体の動作を制御する。具体的には、記帳台制御部133は、入力部131、記帳台通信部135、および画面表示部137の各部の動作を制御することにより電子記帳台13全体の動作を制御する。記帳台制御部133は、例えば、演算処理装置であるCPU、CPUが使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM、CPUの実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAMなどで構成される。
記帳台通信部135は、帳票入力支援装置10とのデータの送受信を行う。具体的には、記帳台通信部135は、入力部131に入力された利用者が指定する口座情報を送信し、また、画面表示部137に表示される画面情報を帳票入力支援装置10から受信する。さらに、記帳台通信部135は、支援装置通信部101と対応する接続インターフェースであって、例えば、VGAポートまたはDVIポートのような画像通信が可能な接続ポートと、USBポートまたはIEEE1394ポート等のような情報通信が可能な接続ポートと、によって構成されてもよい。
画面表示部137は、帳票入力支援装置10から受信した画面を表示する。画面表示部137は、例えば、液晶ディスプレイ、OLEDディスプレイおよびCRTディスプレイなどであってもよく、入力部131と一体化されたタッチパネル等であってもよい。
[1.3.第1の実施形態の動作]
次に、図3〜図9を参照し、電子記帳台13に表示される画面の具体例を挙げつつ、本発明の第1の実施形態に係る帳票入力支援装置10の動作について説明を行う。ここで、図3は、本発明の第1の実施形態に係る帳票入力支援装置10の動作を説明するシークエンスチャート図である。また、図4〜図9は、電子記帳台13に表示される画面の具体例の一例を示した説明図である。
図3に示すように、まず、電子記帳台13に、図4に示すような金融機関種別を選択するための金融機関種別選択画面300が表示される。また、利用者は、係る金融機関種別選択画面300に、指定する振込先金融機関種別を選択する(S101)。
例えば、図4に示す金融機関種別選択画面300には、振込先金融機関種別を選択するよう促すメッセージが表示され、振込先金融機関種別の選択のために、「銀行」選択ボタン301、「信用金庫」選択ボタン303、「○○銀行」選択ボタン305が設置される。利用者は、振込先金融機関種別を選択するために「銀行」選択ボタン301、「信用金庫」選択ボタン303、「○○銀行」選択ボタン305のいずれかを押下し、「次へ」ボタン307を押下することにより、次の画面に進むことができる。
なお、「○○銀行」選択ボタン305は、例えば、他の金融機関と異なる特徴的な桁数の支店番号および口座番号を有する特定の銀行(本実施形態では、○○銀行)のために設置される。係る特定の銀行は、銀行名が特定されれば、振込先口座種別に関係なく、一意的に支店番号および口座番号の桁数が定まるため、別個に選択ボタンを設置しておくことが好ましい。また、利用者が金融機関名および口座種別を入力する前に、係る特定の銀行が振込先金融機関か否かを先に判別しておくことが好ましい。
次に、図3に示すように、金融機関種別選択画面300において、振込先金融機関種別が選択された場合(S101)、電子記帳台13は、選択された振込先金融機関種別を帳票入力支援装置10に送信し(S103)、帳票入力支援装置10は、○○銀行が選択されたか否かを判断する(S105)。
○○銀行が選択されなかった場合(S105/No)、帳票入力支援装置10は、図5に示すような金融機関名を入力するための金融機関名入力画面310を送信し(S107)、電子記帳台13に表示させる。また、利用者は、係る金融機関名入力画面310に、指定する振込先金融機関名を入力する(S109)。
例えば、図5に示す金融機関名入力画面310には、振込先金融機関名を入力するよう促すメッセージが表示され、振込先金融機関名入力領域311が設置される。利用者は、例えば、電子ペン15により、指定する振込先金融機関名を振込先金融機関名入力領域311に入力し、「次へ」ボタン313を押下することにより、次の画面に進むことができる。図5では、例えば、「沖」銀行と金融機関名が入力されている。
続いて、図3に示すように、金融機関名入力画面310において、振込先金融機関名が入力された場合(S109)、または○○銀行が選択されていた場合(S105/Yes)、帳票入力支援装置10は、図6に示すような振込先口座種別を選択するための口座種別選択画面320を送信し(S111)、電子記帳台13に表示させる。また、利用者は、係る口座種別選択画面320に、指定する振込先口座種別を選択する(S113)。
例えば、図6に示す口座種別選択画面320には、振込先口座種別を選択するよう促すメッセージが表示され、振込先口座種別の選択のために、「普通預金」選択ボタン321、「当座預金」選択ボタン323、「貯蓄預金」選択ボタン325が設置される。利用者は、振込先口座種別を選択するために「普通預金」選択ボタン321、「当座預金」選択ボタン323、「貯蓄預金」選択ボタン325のいずれかを押下し、「次へ」ボタン327を押下することにより、次の画面に進むことができる。
次に、図3に示すように、口座種別選択画面320において、振込先口座種別が選択された場合(S113)、電子記帳台13は、入力された振込先金融機関名、および選択された振込先口座種別を帳票入力支援装置10に送信する(S115)。ここで、再度、帳票入力支援装置10は、○○銀行が選択されていたか否かを判断する(S117)。
○○銀行が選択されていた場合(S117/Yes)、帳票入力支援装置10は、図9に示すような支店番号および口座番号の桁数が5桁−1桁−8桁である番号入力画面350を送信し(S119)、電子記帳台13に表示させる。また、利用者は、係る番号入力画面350に、指定する振込先口座の支店番号および口座番号を入力する(S125)。
例えば、図9は、金融機関名が「○○銀行」である場合に、電子記帳台13に表示される番号入力画面350である。図9に示す番号入力画面350には、支店番号および口座番号を入力するよう促すメッセージが表示され、5桁−1桁−8桁の桁数を有する支店番号および口座番号入力領域351、353、355が設置される。利用者は、支店番号および口座番号入力領域351、353、355に指定する振込先口座の支店番号および口座番号を入力し、「次へ」ボタン357を押下することにより、次の画面に進むことができる。
また、図3に示すように、○○銀行が選択されていなかった場合(S117/No)、帳票入力支援装置10は、振込先の金融機関種別および口座種別から、対応する支店番号および口座番号の桁数を判断する(S121)。また、帳票入力支援装置10は、S121で判断した支店番号および口座番号の桁数を有する番号入力画面を送信し(S123)、電子記帳台13に表示させる。また、利用者は、係る番号入力画面に、指定する振込先口座の支店番号および口座番号を入力する(S125)。
例えば、図7は、金融機関種別が「銀行」、かつ口座種別が「当座預金」である場合に、電子記帳台13に表示される支店番号および口座番号の桁数が3桁−6桁である番号入力画面330である。具体的には、図7に示す番号入力画面330には、支店番号および口座番号を入力するよう促すメッセージが表示され、3桁の桁数を有する支店番号入力領域331と、6桁の桁数を有する口座番号入力領域333が設置される。利用者は、支店番号入力領域331、および口座番号入力領域333に指定する振込先口座の支店番号および口座番号を入力し、「次へ」ボタン335を押下することにより、次の画面に進むことができる。
また、例えば、図8は、金融機関種別が「銀行」、かつ口座種別が「普通預金」である場合に、電子記帳台13に表示される支店番号および口座番号の桁数が3桁−7桁である番号入力画面340である。具体的には、図8に示す番号入力画面340には、支店番号および口座番号を入力するよう促すメッセージが表示され、3桁の桁数を有する支店番号入力領域341と、7桁の桁数を有する口座番号入力領域343が設置される。利用者は、支店番号入力領域341、および口座番号入力領域343に指定する振込先口座の支店番号および口座番号を入力し、「次へ」ボタン345を押下することにより、次の画面に進むことができる。
[1.4.第1の実施例のまとめ]
以上、本発明の第1の実施形態に係る帳票入力支援装置10について説明を行った。本発明の第1の実施形態に係る帳票入力支援装置10は、利用者が支店番号および口座番号を入力する際に、入力が完了している口座情報に基づいて、画面に表示される支店番号および口座番号の番号入力領域が有する桁数を変化させることができる。したがって、帳票入力支援装置10によれば、利用者は、支店番号および口座番号を入力する際に、記入すべき桁数の番号入力領域が表示されるため、混乱することなく円滑に支店番号および口座番号の入力を行うことができる。
なお、上記実施形態においては、利用者が入力した口座情報に基づいて、支店番号および口座番号の番号入力領域が有する桁数を変化させる構成について説明したが、本発明は、上記に限定されない。例えば、本発明は、入力した情報に基づいて、以降の画面における入力領域の入力可能文字数および入力制限文字数を変化させる構成であってもよい。また、本発明は、金融システムにおける取引内容に関する帳票以外の入力支援に用いることも可能である。
<2.第2の実施形態>
[2.1.第2の実施形態の概略]
次に、図10を参照して、本発明の第2の実施形態に係る帳票入力支援装置の概略について説明する。図10は、本発明の第2の実施形態に係る帳票入力支援装置の概略を示す説明図である。
図10に示すように、本発明の第2の実施形態に係る帳票入力支援装置20は、撮像装置23および投光装置25と接続されている。また、撮像装置23は、記帳台27の上の帳票29を撮像しており、投光装置25は、同様に、記帳台27の上の帳票29に投光を行っている。
帳票入力支援装置20は、利用者が帳票29に記入した内容に基づき、投光装置25に対して帳票29への投光パターンを制御する。具体的には、帳票入力支援装置20は、利用者が帳票29に記入した口座情報を撮像装置23により取得し、取得した口座情報に対応する支店番号および口座番号の桁数を強調する投光を帳票29の番号入力領域に行うことを投光装置25に指示する。
撮像装置23は、所定のタイミングで帳票29の画像を撮像し、取得する。具体的には、撮像装置23は、記帳台27の利用者の顔の高さ程度の位置に設置され、上方から見下ろすように帳票29の画像を所定のタイミングで(例えば、1〜4秒間隔)で撮像する。なお、撮像装置23は、帳票29の画像が撮像できるならば、いかなる位置に設置されてもよい。
投光装置25は、帳票29に対して帳票入力支援装置20が指示した番号入力領域の桁数を強調するような投光を行う。具体的には、投光装置25は、投光パターンが可変な投光装置であり、例えば、帳票29に対して帳票入力支援装置20が指示した番号入力領域の桁数を囲むような投光を行う。例えば、投光装置25は、可視光のレーザー光を発する装置、またはスポットライト等の指向性および収束性の高い光を発する装置であってもよい。なお、投光装置25は、撮像装置23と同様に、帳票29に対して投光が行えるならば、いかなる位置に設置されてもよい。
ここで、帳票入力支援装置20と撮像装置23、および帳票入力支援装置20と投光装置25は、例えば、USBまたはIEEE1394などの規格に準拠した情報通信ケーブルによって接続されていてもよい。また、帳票入力支援装置20は、複数の撮像装置23、および複数の投光装置25が接続されることにより、複数の帳票入力を支援してもよい。
記帳台27は、利用者が帳票29の記入を行う台である。また、記帳台27には、撮像装置23および投光装置25が設置される。なお、記帳台は、利用者の帳票記入に適していれば、いかなる台であってもよい。
帳票29は、利用者が口座情報を記入する用紙である。例えば、帳票29は、金融機関種別、金融機関名、および口座種別等の入力領域と、支店番号および口座番号入力領域と、を含む。また、帳票29には、帳票29の種別を認識するための印刷パターン、一次元バーコードまたは二次元バーコードが印刷されている。ここで、帳票29に設けられた支店番号および口座番号入力領域は、金融機関および口座種別ごとに異なる桁数の支店番号および口座番号に対応するため、存在する支店番号および口座番号の最大の桁数となっている。例えば、帳票29の支店番号および口座番号入力領域の桁数は、14桁である。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態に係る帳票入力支援装置20は、投光装置25からの帳票29への投光パターンを変化させることにより、紙媒体の帳票に対して利用者の入力を支援する帳票入力支援装置である。
具体的には、本発明の第2の実施形態に係る帳票入力支援装置20は、撮像装置23により利用者が帳票29に記入した口座情報を取得し、対応する支店番号および口座番号の桁数を判断する。また、帳票入力支援装置20は、帳票29の番号入力領域に対して、判断した支店番号および口座番号の桁数を強調するような投光を指示することができる。したがって、帳票入力支援装置20によれば、利用者は、帳票29に支店番号および口座番号を記入する際に、記入すべき番号桁数が強調されているので、混乱することなく円滑に支店番号および口座番号の記入を行うことができる。
[2.2.第2の実施形態の内部構成]
次に、図11を参照して、本発明の第2の実施形態に係る帳票入力支援装置20の内部構成について説明を行う。図11は、本発明の第2の実施形態に係る帳票入力支援装置20、撮像装置23および投光装置25の内部構成を説明するブロック図である。
(2.2.1.帳票入力支援装置の内部構成)
まず、本発明の第2の実施形態に係る帳票入力支援装置20の内部構成について説明する。図11に示すように本発明の第2の実施形態に係る帳票入力支援装置20は、撮像情報受信部201と、帳票種別判断部203と、帳票位置取得部205と、口座情報取得部207と、口座桁数記憶部211と、桁数判断部209と、投光パターン記憶部213と、入力支援部215と、投光情報送信部217と、を備える。
撮像情報受信部201は、画像情報を受信する。具体的には、撮像情報受信部201は、撮像装置23から利用者が記入した帳票29の画像情報を受信する。撮像情報受信部201は、例えば、撮像情報送信部233と対応するUSBポート、またはIEEE1394ポート等のような情報通信が可能な接続ポートにより構成された接続インターフェースであってもよい。
帳票種別判断部203は、撮像装置23が撮像した帳票29の画像情報から利用者が記入している帳票29の種別を判別する。具体的には、帳票種別判断部203は、帳票29上に印刷された帳票識別用印刷パターン、一次元バーコード、または二次元バーコード等を画像情報から認識し、認識したパターンに基づいて、利用者が記入している帳票29の種別を判断する。
帳票位置取得部205は、撮像装置23が撮像した帳票29の画像情報から帳票29の位置および傾きを取得する。具体的には、帳票位置取得部205は、撮像装置23が撮像した帳票29の画像情報について、帳票29の外形、記入欄の枠形状、および位置算出用マーク等を認識し、認識した形状等を基準にして、帳票29の位置および傾きを取得する。
口座情報取得部207は、利用者が帳票29に記入した情報から、利用者が指定した口座情報を取得する。具体的には、口座情報取得部207は、撮像装置23が撮像した帳票29の画像情報から、利用者が記入した領域を判断し、認識する。また、口座情報取得部207は、OCR(Optical Character Recognition)、および画像認識等を用いて、利用者が記入した金融機関種別、金融機関名および口座種別などに関する情報を取得する。ここで、口座情報とは、金融機関種別、金融機関名、および口座種別などを含む情報を表す。
なお、口座情報取得部207は、帳票種別判断部203により判断された帳票29の種別、および帳票位置取得部205により取得された帳票29の位置および傾きを参照して、利用者が記入した領域を判断し、認識してもよい。
桁数判断部209は、口座情報取得部207が取得した口座情報に基づいて、該口座情報に対応する番号桁数を判断する。具体的には、桁数判断部209は、口座桁数記憶部211に記憶された金融機関種別、金融機関名および口座種別と、支店番号および口座番号の桁数との対応関係に基づいて、利用者が指定する口座情報に対応する支店番号および口座番号の桁数を判断する。
口座桁数記憶部211は、金融機関種別、金融機関名および口座種別と、支店番号および口座番号の桁数との対応関係を記憶する。例えば、口座桁数記憶部211には、金融機関種別が「銀行」かつ口座種別が「普通」である場合は、支店番号および口座番号が3桁−7桁である対応関係が記憶されている。また、金融機関種別が「銀行」かつ口座種別が「当座」である場合は、支店番号および口座番号が3桁−6桁である対応関係が記憶されている。さらに、金融機関名が特定の銀行(本実施形態では、○○銀行)である場合は、支店番号および口座番号が5桁−1桁−8桁である対応関係が記憶されている。
なお、口座桁数記憶部211は、他の金融機関と異なる特徴的な桁数を有する支店番号および口座番号を有する特定の銀行については、個別に銀行名と、支店番号および口座番号との対応関係を記憶する。係る特定の銀行は、銀行名が特定されれば、振込先口座種別に関係なく、一意的に支店番号および口座番号の桁数が定まるため、口座桁数記憶部211は、別個に対応関係を記憶しておくことが好ましい。なお、実施例において特定の銀行は1つであるものとして記載するが、複数の銀行の情報を記憶することにより、複数ある場合にも対応可能である。
投光パターン記憶部213は、投光装置25によって帳票29に投光される投光パターンを記憶する。具体的には、投光パターン記憶部213は、帳票種別ごと、支店番号および口座番号の桁数ごとに、投光装置25によって投光される投光パターンを記憶している。例えば、投光パターン記憶部213に記憶される投光パターンは、矩形の枠形状であってもよい。
入力支援部215は、桁数判断部209により判断された番号桁数に基づき、投光装置25に対して投光パターンを指示する。具体的には、入力支援部215は、利用者が指定する口座情報に対応する支店番号および口座番号の桁数に基づいて、投光パターン記憶部213から投光パターンを判断し、該投光パターンの投光を投光装置25に指示する。
また、入力支援部215は、帳票種別判断部203が判断した帳票の種別、および帳票位置取得部205が取得した帳票の位置および傾きに基づいて、投光パターンが帳票29の番号入力領域と一致するように投光パターンを変形させてもよい。係る構成により、記帳台27において、帳票29の載置位置を厳密に定めていなくとも、正確に帳票29の番号入力領域に投光を行うことができる。
さらに、入力支援部215は、撮像装置23によって撮像された画像情報から、投光が行われる位置に利用者の手や筆記具等の遮蔽物が存在すると判断した場合、入力支援部215は、該遮蔽物に投光しないように投光パターンを変形させてもよい。
投光情報送信部217は、投光装置25への投光指示の送信を行う。具体的には、投光情報送信部217は、帳票29への投光パターンを投光装置25に送信する。投光情報送信部217は、例えば、投光情報受信部253と対応するUSBポート、またはIEEE1394ポート等のような情報通信が可能な接続ポートにより構成された接続インターフェースであってもよい。
なお、上述した、帳票種別判断部203、帳票位置取得部205、および口座情報取得部207、桁数判断部209、および入力支援部215は、例えば、演算処理装置であるCPU、CPUが使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶するROM、CPUの実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶するRAMなどで構成される。
また、口座桁数記憶部211、および投光パターン記憶部213は、例えば、HDDまたはSSD等のデータ格納用の記憶装置などによって構成される。
(2.2.2.撮像装置および投光装置の内部構成)
続いて、撮像装置23、および投光装置25の内部構成について説明する。図11に示すように、撮像装置23は、撮像部231と、撮像情報送信部233と、を備える。また、投光装置25は、投光部251と、投光情報受信部253と、を備える。
撮像部231は、撮像レンズおよび撮像素子等を備え、所定のタイミング(例えば、1〜4秒間隔)で帳票29の画像を取得する。ここで、撮像素子は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサまたはCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサなどで構成され、撮像レンズを介して入射する被写体からの光を受光して光電変換を行い、画像信号に変換する。
撮像情報送信部233は、撮像部231が撮像した帳票29の画像情報を帳票入力支援装置20へ送信する。撮像情報送信部233は、例えば、撮像情報受信部201と対応するUSBポート、またはIEEE1394ポート等のような情報通信が可能な接続ポートにより構成された接続インターフェースであってもよい。
投光部251は、利用者が記入する帳票29に対して投光を行う。具体的には、投光部251は、帳票入力支援装置20から指示された投光パターンを形成し、帳票29に対して投光を行う。例えば、投光部251は、光学機構により投光形状が可変であり、光源として可視光の半導体レーザーを用いた光学装置であってもよい。また、投光部251は、光源としてレーザー以外の指向性および収束性の高い光を用いたスポットライト等であってもよい。
投光情報受信部253は、帳票入力支援装置20からの投光指示を受信する。具体的には、投光情報受信部253は、帳票入力支援装置20からの帳票29に対して行う投光パターンを受信する。投光情報受信部253は、例えば、投光情報送信部217と対応するUSBポート、またはIEEE1394ポート等のような情報通信が可能な接続ポートにより構成された接続インターフェースであってもよい。
[2.3.第2の実施形態の動作]
続いて、図12を参照し、本発明の第2の実施形態に係る帳票入力支援装置20の動作について説明を行う。ここで、図12は、本発明の第2の実施形態に係る帳票入力支援装置20の動作を説明するシークエンスチャート図である。
図12に示すように、まず、撮像装置23は、帳票29を撮像し、帳票29の画像情報を取得する(S201)。また、撮像装置23は、撮像した帳票29の画像情報を帳票入力支援装置20に送信する(S203)。
次に、帳票入力支援装置20は、撮像装置23から受信した帳票29の画像情報において、帳票29の種別、位置および傾きを検出する(S205)。続いて、帳票入力支援装置20は、検出した帳票29の種別、位置および傾きに基づいて、帳票29において利用者が記入した領域を判断する(S207)。さらに、帳票入力支援装置20は、該記入領域の記入内容を認識し、取得する(S209)。
ここで、帳票入力支援装置20は、帳票29に記入された内容に基づいて、支店番号および口座番号の入力桁数を判断できるか否か判定する(S211)。帳票29に記入された内容に基づいて支店番号および口座番号の入力桁数が判断できる場合(S211/Yes)、帳票入力支援装置20は、帳票29に記入された内容に基づいて、支店番号および口座番号の入力桁数を判断する(S213)。
続いて、帳票入力支援装置20は、判断した支店番号および口座番号の桁数を強調する投光を投光装置25に指示する(S215)。さらに、帳票入力支援装置20は、投光装置25に強調する領域を指示する投光パターンを送信し(S217)、投光装置25は、指示された投光パターンの投光を実行する(S223)。
一方、帳票29に記入された内容に基づいて支店番号および口座番号の入力桁数が判断できない場合(S211/No)、帳票入力支援装置20は、利用者により口座情報が記入される領域を強調する投光を投光装置25に指示する(S219)。さらに、帳票入力支援装置20は、投光装置25に強調する領域を指示する投光パターンを送信し(S221)、投光装置25は、指示された投光パターンの投光を実行する(S223)。
ここで、帳票29に記入された内容に基づいて支店番号および口座番号の入力桁数が判断できない場合(S211/No)とは、例えば、利用者により口座情報が記入される前、または利用者により口座情報が記入される途中が挙げられる。係る場合、帳票入力支援装置20は、口座情報の記入領域を強調する投光を投光装置25に指示することにより、利用者に口座情報の記入を促すことができる。
[2.4.第2の実施形態に係る投光パターンの具体例]
さらに、図13〜図17を参照して、本発明の第2の実施形態に係る帳票入力支援装置20が指示する投光の具体例について説明する。ここで、図13は、本発明の第2の実施形態に係る帳票入力支援装置20が適用される振込帳票400の具体例の一例を示した説明図である。また、図14〜図17は、図13に示す振込帳票400に対する投光の具体例の一例を示した説明図である。
なお、図14〜図17において、投光パターンは、振込帳票400に印刷された枠線と区別するために破線で示した。ここで、投光装置25による投光パターンは、例えば、実線の枠形状であってもよいし、破線の枠形状であってもよい。また、投光装置25による投光パターンは、図14〜図17で示した破線内部を塗りつぶした形状であってもよい。
図13に示すように、振込帳票400には、口座情報の記入領域として、銀行名記入領域401と、口座種別記入領域403と、支店番号および口座番号記入領域405と、が設けられる。利用者は、振込先口座を指定するために、銀行名記入領域401に、振込先口座を有する金融機関種別および金融機関名を記入し、また、口座種別記入領域403に、振込先口座の口座種別を記入する。さらに、利用者は、支店番号および口座番号記入領域405に、振込先口座の支店番号および口座番号を記入する。
ここで、図14に示すように、利用者により口座情報が記入される前において、帳票入力支援装置20は、協調のために銀行名記入領域401を囲む枠形状の投光407を投光装置25に指示する。なお、利用者により銀行名記入領域401のみ記入が終わり、口座種別記入領域403が未記入である場合、帳票入力支援装置20は、口座種別記入領域403を囲む枠形状を有する投光を投光装置25に指示してもよい。
また、図15〜図17に示すように、利用者が口座情報の記入を終えた後において、帳票入力支援装置20は、利用者が記入した金融機関種別、金融機関名、および口座種別に基づいて、異なる投光パターンの投光を投光装置25に指示する。
まず、図15に示す振込帳票410において、利用者により銀行名記入領域411に「沖銀行」と記入され、口座種別記入領域413に「普通」と記入された場合について説明する。係る場合、金融機関種別が「銀行」かつ口座種別が「普通」であるため、帳票入力支援装置20は、支店番号および口座番号が3桁−7桁であると判断する。したがって、帳票入力支援装置20は、支店番号および口座番号記入領域415において、支店番号3桁を強調する形状の投光412と、口座番号7桁を強調する形状の投光414と、を投光装置25に指示する。
次に、図16に示す振込帳票420において、利用者により銀行名記入領域421に「沖銀行」と記入され、口座種別記入領域423に「当座」と記入された場合について説明する。係る場合、金融機関種別が「銀行」かつ口座種別が「当座」であるため、帳票入力支援装置20は、支店番号および口座番号が3桁−6桁であると判断する。したがって、帳票入力支援装置20は、支店番号および口座番号記入領域425において、支店番号3桁を強調する形状の投光422と、口座番号6桁を強調する形状の投光424と、を投光装置25に指示する。
さらに、図15に示す振込帳票430において、利用者により銀行名記入領域431に、特定の銀行である「○○銀行」と記入され、口座種別記入領域433に「普通」と記入された場合について説明する。係る場合、金融機関名が口座桁数記憶部211に記憶された特定の銀行であるため、帳票入力支援装置20は、支店番号および口座番号が5桁−1桁−8桁であると判断する。したがって、帳票入力支援装置20は、支店番号および口座番号記入領域435において、5桁−1桁−8桁を強調する形状の投光432、434および436を投光装置25に指示する。
[2.5.第2の実施例のまとめ]
以上、本発明の第2の実施形態に係る帳票入力支援装置20について、説明を行った。本発明の第2の実施形態に係る帳票入力支援装置20は、利用者が帳票29に支店番号および口座番号を記入する際に、記入された口座情報に基づいて、番号入力領域における支店番号および口座番号の桁数を判断し、該桁数を強調する投光を指示することができる。したがって、帳票入力支援装置20によれば、利用者は、帳票29に支店番号および口座番号を記入する際に、記入位置が投光により強調されているため、混乱することなく円滑に支店番号および口座番号の入力を行うことができる。
また、本発明の第2の実施形態に係る帳票入力支援装置20は、利用者が記入する領域を順次強調する投光を指示することができるため、利用者に円滑な帳票29の記入を促すことができる。
なお、上記実施形態においては、利用者が金融機関で用いる帳票を記入する場合について説明したが、本発明は、上記に限定されない。例えば、本発明は、記入欄が印刷された用紙に利用者が記入を行う場合の入力支援に用いることも可能である。
<3.まとめ>
以上説明したように、本発明に係る帳票入力支援装置は、利用者が指定した口座情報に対応する番号桁数を判断し、該番号桁数に基づいて利用者に対して入力支援処理を行うことが可能である。よって、本発明に係る帳票入力支援装置によれば、利用者は、円滑に帳票入力を行うことが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、本発明の実施形態に係る帳票入力支援装置に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに、上述した帳票入力支援装置の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。