JP2014232223A - 画像形成装置 - Google Patents

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Tomoya Hotani
智也 穗谷
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信治 古田
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Abstract

【課題】画像形成装置をコンパクト化し、画像形成装置の製造コストを低廉化する。
【解決手段】本発明の画像形成装置は、画像形成動作に伴って昇温する被冷却部30と、被冷却部30に冷却風を送る送風装置55と、像担持体8と、像担持体8にレーザー光を照射する光走査装置12と、光走査装置12から像担持体8に至る光路Aを開放する開放位置と、光路Aを閉塞する閉塞位置と、の間で回動可能に設けられると共に、開放位置にある状態において送風装置55から被冷却部30に至るダクト56の一部を構成するシャッター61と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関する。
従来、プリンター、複写機、ファクシミリ、複合機等の電子写真方式の画像形成装置では、光走査装置の光源から出射されるレーザー光を感光体ドラム等の像担持体に照射することで、像担持体に静電潜像を形成している。
また、電子写真方式の画像形成装置には、開閉可能な外装カバーが設けられているのが通常であり、この外装カバーが開けられた状態で光走査装置の光源が異常発光すると、光走査装置の光源から出射されたレーザー光が画像形成装置の外部に漏れる虞がある。そこで、特許文献1には、レーザー光の光路を遮蔽する第1の位置とレーザー光の光路を開放する第2の位置の間で移動可能なシャッター(特許文献1の「シャッタ部材60」参照)を備えた画像形成装置が開示されている。
また、画像形成装置の中にはファン等の送風装置を備えたものが存在し、画像形成動作に伴って昇温する部分(以下、「被冷却部」と称する。)に上記の送風装置からの冷却風を送ることで、被冷却部を冷却できるようになっている。
特開2008−122830号公報
上記のような送風装置を備えた画像形成装置において、送風装置からの冷却風によって被冷却部を効率的に冷却するためには、送風装置と被冷却部をダクトによって接続するのが望ましい。しかしながら、上記ダクトの全体が専用の部品によって構成されると、画像形成装置が大型化し、画像形成装置の製造コストが上昇する虞がある。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、画像形成装置をコンパクト化し、画像形成装置の製造コストを低廉化することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、画像形成動作に伴って昇温する被冷却部と、前記被冷却部に冷却風を送る送風装置と、像担持体と、前記像担持体にレーザー光を照射する光走査装置と、前記光走査装置から前記像担持体に至る光路を開放する開放位置と、前記光路を閉塞する閉塞位置と、の間で回動可能に設けられるシャッターと、を備え、前記シャッターは、前記開放位置にある状態において、前記送風装置から前記被冷却部に冷却風を送るためのダクトの一部を構成することを特徴とする。
このような構成を採用することにより、光走査装置から像担持体に至る光路を開閉するためのシャッターを、送風装置から被冷却部に冷却風を送るためのダクトの一部として兼用することが可能となる。これに伴って、上記のダクトの全体が専用の部品によって構成される場合と比較して、画像形成装置をコンパクト化することができ、画像形成装置の製造コストを低廉化することが可能となる。
本発明の画像形成装置は、開閉可能に設けられる外装カバーと、前記シャッターを前記閉塞位置に付勢する付勢部材と、を更に備え、前記外装カバーが開けられると、前記付勢部材の付勢力によって前記シャッターが前記開放位置から前記閉塞位置まで回動し、前記外装カバーが閉じられると、前記外装カバーが前記シャッターを押圧し、前記付勢部材の付勢力に抗して前記シャッターが前記閉塞位置から前記開放位置まで回動しても良い。
このような構成を採用することにより、外装カバーが開けられた状態では、光走査装置から像担持体に至る光路をシャッターが閉塞するため、光走査装置からのレーザー光が画像形成装置の外部に漏れるのを防止し、ユーザー等の作業者を保護することができる。一方で、外装カバーが閉じられた状態では、光走査装置から像担持体に至る光路をシャッターが開放するため、光走査装置からのレーザー光を像担持体に照射することが可能となる。
また、外装カバーが閉じられる際に外装カバーがシャッターを直接押圧する構成であるため、リンク部材等を介して外装カバーとシャッターを接続する場合と比較して、画像形成装置の構成を簡易なものとすることが可能となる。
本発明の画像形成装置は、開閉可能に設けられる外装カバーと、前記シャッターを押圧する押圧位置と、前記シャッターへの押圧を解除する押圧解除位置と、の間で揺動可能に設けられるリンク部材と、前記リンク部材を前記押圧解除位置に付勢する付勢体と、を更に備え、前記外装カバーが開けられると、前記付勢体の付勢力によって前記リンク部材が前記押圧位置から前記押圧解除位置まで揺動し、前記シャッターが自重で前記開放位置から前記閉塞位置まで回動し、前記外装カバーが閉じられると、前記外装カバーが前記リンク部材を押圧し、前記付勢体の付勢力に抗して前記リンク部材が前記押圧解除位置から前記押圧位置まで揺動し、前記シャッターが前記閉塞位置から前記開放位置まで回動しても良い。
このような構成を採用することにより、外装カバーが開けられた状態では、光走査装置から像担持体に至る光路をシャッターが閉塞するため、光走査装置からのレーザー光が画像形成装置の外部に漏れるのを防止し、ユーザー等の作業者を保護することができる。一方で、外装カバーが閉じられた状態では、光走査装置から像担持体に至る光路をシャッターが開放するため、光走査装置からのレーザー光を像担持体に照射することが可能となる。
また、リンク部材を介して外装カバーの押圧力をシャッターに伝達する構成であるため、外装カバーによってシャッターを直接押圧することが困難な場合(例えば、外装カバーとシャッターが離れた位置にある場合)でも、シャッターを回動させることが可能となる。
前記シャッターは、回動軸と、前記回動軸から径方向外側に向かって延びる第1平板部と、前記回動軸から径方向外側に向かって延びると共に、前記回動軸を挟んで前記第1平板部の反対側に設けられる第2平板部と、を備えていても良い。
このような構成を採用することにより、簡易な構成によってダクトの気密性を高めることが可能となる。
前記光走査装置は、前記レーザー光を導出するための開口部を有する筐体を備え、前記シャッターは、前記開放位置にある状態において前記ダクトの内部と前記開口部を区画するように設けられていても良い。
このような構成を採用することにより、ダクトの内部を流動する冷却風に含まれる粉塵が筐体の内部に設置された光学系の部品を汚染するのを防止することが可能となる。
前記被冷却部は、前記像担持体と、前記像担持体に残留したトナーを回収するクリーニング装置と、を含んでも良い。
このような構成を採用することにより、像担持体及びクリーニング装置を冷却し、画像不良の発生を抑制することが可能となる。
本発明によれば、画像形成装置をコンパクト化し、画像形成装置の製造コストを低廉化することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係るプリンターの概略を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係るプリンターにおいて、上部カバーが閉じられると共に、シャッターが開放位置にある状態を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るプリンターにおいて、上部カバーが開けられると共に、シャッターが閉塞位置にある状態を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るプリンターにおいて、上部カバー及び前部カバーが閉じられた状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るプリンターにおいて、上部カバー及び前部カバーが開けられた状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るプリンターにおいて、上部カバーが閉じられると共に、シャッターが開放位置にある状態を示す斜視断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るプリンターにおいて、上部カバーが開けられると共に、シャッターが閉塞位置にある状態を示す斜視断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るプリンターにおいて、プロセスユニットを引き出した状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るプリンターにおいて、上部カバーが閉じられると共に、シャッターが開放位置にある状態を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るプリンターにおいて、上部カバーが開けられると共に、シャッターが閉塞位置にある状態を示す断面図である。
<第1の実施形態>
まず、図1を用いて、電子写真方式のプリンター1(画像形成装置)の全体の構成について説明する。以下、図1における紙面左側を、プリンター1の正面側(前側)とする。各図に付される矢印Frは、プリンター1の正面側(前側)を示している。
プリンター1は、箱型形状のプリンター本体2(装置本体)を備えており、プリンター本体2の下部には用紙(図示せず)を収納する給紙カセット3が収容され、プリンター本体2の上面には排紙トレイ4が設けられている。
プリンター本体2の中央部から前上部に亘る部分には、プロセスユニット5が収容されている。プロセスユニット5は、プリンター本体2の前上部に収容されるトナーコンテナ6と、トナーコンテナ6の後下方に配置される現像器7と、現像器7の後下方に配置される感光体ドラム8(像担持体)と、感光体ドラム8の上方に配置される帯電器9と、感光体ドラム8の後方に配置されるクリーニング装置10と、を備えている。
プリンター本体2の中央部には、感光体ドラム8の下方に転写ローラー11が配置されている。プリンター本体2の上部には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される光走査装置12が収容されている。
プリンター本体2の内部には、用紙の搬送経路13が設けられている。搬送経路13の上流端には、給紙部14が設けられている。搬送経路13の中流部には、感光体ドラム8と転写ローラー11によって構成される転写部15が設けられている。搬送経路13の下流部には、定着装置16が設けられている。搬送経路13の下流端には、排紙部17が設けられている。搬送経路13の下方には、両面印刷用の反転経路18が形成されている。
次に、このような構成を備えたプリンター1の画像形成動作について説明する。
プリンター1に電源が投入されると、各種パラメーターが初期化され、定着装置16の温度設定等の初期設定が実行される。そして、プリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器9によって感光体ドラム8の表面が帯電された後、光走査装置12からのレーザー光(図1の二点鎖線P参照)が感光体ドラム8に照射され、感光体ドラム8に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像を、現像器7がトナーによりトナー像に現像する。
一方、給紙部14によって給紙カセット3から取り出された用紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて転写部15へと搬送され、転写部15において感光体ドラム8上のトナー像が用紙に転写される。トナー像を転写された用紙は、搬送経路13を下流側へと搬送されて定着装置16に進入し、この定着装置16において用紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙は、排紙部17から排紙トレイ4に排出される。なお、感光体ドラム8に残留したトナーは、クリーニング装置10によって回収される。
次に、プロセスユニット5について説明する。
前述のように、プロセスユニット5は、トナーコンテナ6と、現像器7と、感光体ドラム8と、帯電器9と、クリーニング装置10と、によって構成されている。
図2、図3に示されるように、トナーコンテナ6は、上面が開口された箱型形状の容器本体20と、容器本体20の略中央部に収容される攪拌パドル21と、容器本体20の後下部に収容される搬送スクリュー22と、容器本体20の上面を覆う蓋体23と、を備えている。攪拌パドル21は、容器本体20に回転可能に支持されており、攪拌パドル21が回転することで、容器本体20の内部のトナーが攪拌されるようになっている。搬送スクリュー22は、容器本体20に回転可能に支持されており、搬送スクリュー22が回転することで、容器本体20からトナーが排出されるようになっている。
現像器7は、箱型形状の現像器本体24と、現像器本体24に収容される前後一対の攪拌部材25と、現像器本体24の後端側に配置される現像ローラー26と、を備えている。現像器本体24には、トナーコンテナ6の容器本体20から排出されたトナーが導入されるようになっている。各攪拌部材25は、現像器本体24に回転可能に支持されており、各攪拌部材25が回転することで、現像器本体24の内部のトナーが攪拌されるようになっている。現像ローラー26は、現像器本体24に回転可能に支持されており、現像ローラー26が回転することで、現像器本体24の内部のトナーが感光体ドラム8に供給されるようになっている。
帯電器9は、ケース部材27と、ケース部材27の下部に収容される帯電ローラー28と、ケース部材27の上部に収容される除去ローラー29と、を備えている。帯電ローラー28は、感光体ドラム8の表面に接触しており、帯電ローラー28によって感光体ドラム8を帯電させることができるようになっている。除去ローラー29は、帯電ローラー28に接触しており、帯電ローラー28の表面の付着物を除去ローラー29によって除去できるようになっている。
クリーニング装置10は、箱型形状のケーシング31と、ケーシング31の前上部に固定されるクリーニングブレード32と、ケーシング31の前部に収容されるクリーニングローラー33と、ケーシング31の略中央部に収容される規制ローラー34と、ケーシング31の後部に収容される回収スパイラル35と、を備えている。
クリーニングブレード32及びクリーニングローラー33は、感光体ドラム8の表面に接触している。規制ローラー34は、クリーニングローラー33の表面上のトナーの厚さを規制している。回収スパイラル35は、クリーニング装置10の外部に設けられたトナー回収ボックス(図示せず)に接続されており、クリーニングブレード32やクリーニングローラー33によって感光体ドラム8の表面から除去されたトナーを、回収スパイラル35によってトナー回収ボックスへと搬送できるようになっている。
クリーニング装置10は、感光体ドラム8と共に被冷却部30を構成している。つまり、被冷却部30は、感光体ドラム8とクリーニング装置10を含んでいる。被冷却部30は、画像形成動作に伴って、定着装置16(図1参照)からの伝熱等によって昇温する。
次に、光走査装置12について説明する。
図2、図3に示されるように、光走査装置12は、箱型形状の筐体36と、筐体36の略中央部に収容されるポリゴンミラー37と、筐体36の前部に収容されるfθレンズ38と、筐体36の前端部に収容される折り返しミラー39と、を備えている。
筐体36の前端側には開口部41が設けられ、筺体36の後端側には光源(図示せず)が設けられている。ポリゴンミラー37は、ポリゴンモーター43によって回転されることで、光源から出射されたレーザー光を偏向する。fθレンズ38は、ポリゴンミラー37によって偏向されたレーザー光を屈曲させる。折り返しミラー39は、fθレンズ38によって屈曲されたレーザー光を折り返す。折り返しミラー39によって折り返されたレーザー光は、開口部41を介して筐体36から導出され、感光体ドラム8に照射される。なお、図2の二点鎖線矢印Aは、光走査装置12から感光体ドラム8に至る光路(以下、「光路A」と称する)を示している。
次に、プリンター本体2の周辺部について説明する。
図4、図5に示されるように、プリンター本体2の前上隅部には、上部カバー44(外装カバー)が取り付けられている。上部カバー44は、排紙トレイ4の前方に配置されている。上部カバー44は、トナーコンテナ6の上方を覆うように配置されている。
上部カバー44は、カバー本体45と、カバー本体45の右後隅部と左後隅部にそれぞれ連結されるヒンジアーム46と、を備えている。
カバー本体45の上面の右端部には、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescent Display)等によって構成される操作ユニット47が設けられている。そして、操作ユニット47に設けられたキーやボタンをユーザーが操作することで、プリンター1の各種機能が実現されるようになっている。カバー本体45の上面の中央部には、開閉可能な用紙ストッパー48が設けられている。
各ヒンジアーム46は、円弧状に湾曲する湾曲部50と、湾曲部50の先端部から屈曲されて直棒状に延びる延出部51と、を備えている。湾曲部50の基端部は、カバー本体45に連結されている。延出部51の先端部には軸部52が設けられており、この軸部52は、プリンター本体2に設けられた軸受(図示せず)に挿入されている。これにより、上部カバー44が軸部52を中心に回動可能となっており、この回動に伴って、上部カバー44がプリンター本体2に対して開閉されるようになっている。
図4、図5に示されるように、プリンター本体2の前端部には、前部カバー54が取り付けられている。前部カバー54は、下端側を中心に回動可能となっており、この回動に伴って、前部カバー54がプリンター本体2に対して開閉されるようになっている。
図4に示されるように、プリンター本体2の左後上部には、ファン55(送風装置)が設置されている。そして、ファン55を稼働させることで、プリンター本体2の外部の空気がプリンター本体2の内部に取り込まれるようになっている。
図2、図3に示されるように、プリンター本体2の内部には、ダクト56が形成されている。ダクト56は、被冷却部30の上側に設けられている。ダクト56の上流端部(本実施形態では後端部)は、ファン55(図4参照)に接続されており、ファン55からの冷却風がダクト56に導入されるようになっている。ダクト56の上部は、プリンター本体2のベース部60によって構成されている。ベース部60は、光走査装置12の筐体36を支持している。
図2、図3に示されるように、プリンター本体2の前部には、光走査装置12の下方にシャッター61が設けられている。
図6、図7に示されるように、シャッター61は、左右方向に延びる直棒状の回動軸62と、回動軸62の左右方向中央部から径方向外側に向かって延びる第1平板部63及び第2平板部64と、回動軸62の左右両端部から径方向外側に向かって突出する被押圧片65(図6、図7では、回動軸62の左端部から突出する被押圧片65のみを表示)と、を備えている。
回動軸62は、プリンター本体2のベース部60(図2、図3参照)に軸支されている。これにより、シャッター61は、光路Aを開放する開放位置(図2、図6参照)と、光路Aを閉塞する閉塞位置(図3、図7参照)と、の間で回動可能となっている。図6、図7に示されるように、回動軸62には、ねじりコイルバネ66(付勢部材)が装着されている。ねじりコイルバネ66は、シャッター61を閉塞位置(図3、図7参照)に付勢している。
図6、図7に示されるように、第2平板部64は、回動軸62を挟んで第1平板部63の反対側に設けられている。第2平板部64の先端部(回動軸62から離間する側の端部)には、可撓性を有するシート部67が設けられている。
上記のように構成されたプリンター1において、画像形成動作を行う際には、上部カバー44が閉じられている。この状態では、図6に示されるように、上部カバー44の各ヒンジアーム46がシャッター61の各被押圧片65を押圧しており、ねじりコイルバネ66の付勢力に抗してシャッター61が開放位置に保持されている。そのため、図2に示されるように、光路Aをシャッター61が開放しており、光走査装置12からのレーザー光を感光体ドラム8に照射することが可能となっている。なお、上部カバー44が閉じられているので、光走査装置12からのレーザー光がプリンター1の外部に漏れる虞は無い。
また、上記のようにシャッター61が開放位置にある状態においては、シャッター61がダクト56の前端部を構成している。この状態でファン55が稼働すると、ファン55からの冷却風がダクト56に導入される。この冷却風は、図2に白抜き矢印で示されるように、ダクト56の内部を後側から前側に向かって流動しながら被冷却部30へと送られ、被冷却部30を冷却する。その際、シャッター61がダクト56の前端部を構成しているため、ファン55からの冷却風は、被冷却部30よりも前側に吹き抜けることなく、被冷却部30へと集中的に送られる。なお、ファン55からの冷却風の一部は、ダクト56には導入されずに光走査装置12へと送られて、光走査装置12を冷却する。
また、上記のようにシャッター61が開放位置にある状態においては、図2に示されるように、ダクト56の内部と光走査装置12の筐体36の開口部41がシャッター61によって区画されている。そのため、ダクト56の内部を流動する冷却風に含まれる粉塵が、光走査装置12の筐体36の内部に設置された光学系の部品(例えば、ポリゴンミラー37やfθレンズ38や折り返しミラー39)を汚染するのを防止することができる。
一方で、上記のように構成されたプリンター1において、プリンター本体2の内部でJAM(紙詰まり)が発生すると、ユーザー等の作業者は、図5に示されるように、上部カバー44を開けた後に、前部カバー54を開ける。そして、図8に示されるように、プロセスユニット5を前上方に引き出す。この状態で、作業者がJAM処理を行う。
上記のように上部カバー44が開けられると、図7に矢印aで示されるように、上部カバー44の各ヒンジアーム46が回転し、各ヒンジアーム46によるシャッター61の各被押圧片65に対する押圧が解除される。これに伴って、図7に矢印bで示されるように、ねじりコイルバネ66の付勢力によってシャッター61が開放位置から閉塞位置まで回動し、図3に示されるように、光路Aがシャッター61によって閉塞される。そのため、光走査装置12の光源(図示せず)が万一異常発光しても、光走査装置12からのレーザー光がプリンター1の外部に漏れるのを防止し、ユーザー等の作業者を保護することができる。なお、上記のようにシャッター61が閉塞位置にある状態においては、シャッター61はダクト56の前端部を構成していない。
JAM処理が完了したら、作業者は、前部カバー54を閉じた後に、上部カバー44を閉じる。このように上部カバー44が閉じられると、図6に矢印cで示されるように、上部カバー44が開けられる時とは逆方向に上部カバー44の各ヒンジアーム46が回転し、各ヒンジアーム46がシャッター61の各被押圧片65を押圧する。これに伴って、図6に矢印dで示されるように、ねじりコイルバネ66の付勢力に抗してシャッター61が閉塞位置から開放位置まで回動し、図2に示されるように、光路Aをシャッター61が開放する。
本実施形態では以上のように、シャッター61が開放位置にある状態において、ファン55から被冷却部30に冷却風を送るためのダクト56の一部をシャッター61が構成している。そのため、光路Aを開閉するためのシャッター61を、ファン55から被冷却部30に冷却風を送るためのダクト56の一部として兼用することが可能となる。これに伴って、上記のダクト56の全体が専用の部品によって構成される場合と比較して、プリンター1をコンパクト化することができ、プリンター1の製造コストを低廉化することが可能となる。
また、本実施形態では、上部カバー44が閉じられる際に、上部カバー44のヒンジアーム46がシャッター61を直接押圧する構成となっている。そのため、リンク部材等を介して上部カバー44とシャッター61を接続する場合と比較して、プリンター1の構成を簡易なものとすることが可能となる。
また、シャッター61は、回動軸62と、回動軸62から径方向外側に向かって延びる第1平板部63と、回動軸62から径方向外側に向かって延びると共に、回動軸62を挟んで第1平板部63の反対側に設けられる第2平板部64と、を備えている。このような構成を採用することにより、簡易な構成によってダクト56の気密性を高めることが可能となる。
また、被冷却部30は、感光体ドラム8と、感光体ドラム8に残留したトナーを回収するクリーニング装置10と、を含んでいる。このような構成を採用することにより、感光体ドラム8及びクリーニング装置10を冷却し、画像不良の発生を抑制することが可能となる。
本実施形態では、感光体ドラム8とクリーニング装置10を被冷却部30とする場合について説明したが、他の異なる実施形態では、例えば、トナーコンテナ6、現像器7、光走査装置12、定着装置16等を被冷却部30としても良い。
本実施形態では、シャッター61の回動軸62がプリンター本体2のベース部60に軸支される場合について説明したが、他の異なる実施形態では、シャッター61の回動軸62が光走査装置12の筐体36等に軸支されていても良い。
本実施形態では、ねじりコイルバネ66を付勢部材とする場合について説明したが、他の異なる実施形態では、板バネ、線バネ等を付勢部材としても良い。
本実施形態では、上部カバー44を外装カバーとする場合について説明したが、他の異なる実施形態では、前部カバー54や後部カバー(図示せず)や側面カバー(図示せず)等を外装カバーとしても良い。
本実施形態では、プリンター1に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、複写機、ファクシミリ、複合機等のプリンター1以外の画像形成装置に本発明の構成を適用しても良い。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について、主に図9及び図10を用いて説明する。なお、第1の実施形態と同様の部分については、説明を省略する。
プリンター本体2のベース部60には、収容部71が設けられている。収容部71の前端部には、上方に向かって突出する突片72が設けられ、突片72の上端部には、軸受溝73が設けられている。軸受溝73は、下方に向かって円弧状に湾曲している。収容部71の後端部には、係止片74が設けられている。
収容部71の下端部には、取付溝79が下方に向かって凹設されており、取付溝79には、シャッター61が収容されている。シャッター61は、光路A(図2参照)を開放する開放位置(図9参照)と光路A(図2参照)を閉塞する閉塞位置(図10参照)の間で回動可能となっている。
プリンター本体2の収容部71には、リンク部材75が収容されている。リンク部材75の前端部には、揺動軸部76が設けられている。揺動軸部76は、突片72に設けられた軸受溝73に軸支されている。これにより、シャッター61の被押圧片65を押圧する押圧位置(図9参照)と、シャッター61の被押圧片65への押圧を解除する押圧解除位置(図10参照)との間で、リンク部材75が揺動可能となっている。リンク部材75の後端部には、被係止片77が設けられている。被係止片77は、シャッター61が押圧解除位置にある状態において、係止片74に係止されている。リンク部材75は、ねじりコイルバネ78(付勢体)によって押圧解除位置に付勢されている。
上記のように構成されたものにおいて、上部カバー44が閉じられた状態では、図9に示されるように、上部カバー44の各ヒンジアーム46がリンク部材75を押圧している。これに伴って、ねじりコイルバネ78の付勢力に抗してリンク部材75が押圧位置に保持されており、リンク部材75がシャッター61を押圧している。そのため、シャッター61が開放位置に保持されており、シャッター61が光路A(図2参照)を開放している。従って、光走査装置12からのレーザー光を感光体ドラム8に照射することが可能である。
一方で、上部カバー44が開けられると、図10に示されるように、上部カバー44の各ヒンジアーム46が回転し、各ヒンジアーム46によるリンク部材75への押圧が解除される。これに伴って、ねじりコイルバネ78の付勢力によってリンク部材75が押圧位置から押圧解除位置まで揺動し、シャッター61が自重で開放位置から閉塞位置まで回動する。これに伴って、シャッター61が光路A(図2参照)を閉塞するため、光走査装置12からのレーザー光がプリンター1の外部に漏れるのを防止することができ、ユーザー等の作業者を保護することが可能となる。
また、上部カバー44が閉じられると、図9に示されるように、上部カバー44が開けられる時とは逆方向に上部カバー44の各ヒンジアーム46が回転し、各ヒンジアーム46がリンク部材75を押圧する。これに伴って、ねじりコイルバネ78の付勢力に抗してリンク部材75が押圧解除位置から押圧位置まで揺動し、リンク部材75がシャッター61を押圧して、シャッター61が閉塞位置から開放位置まで回動する。
本実施形態では以上のように、リンク部材78を介して上部カバー44の押圧力をシャッター61に伝達することができる。そのため、上部カバー44によってシャッター61を直接押圧することが困難な場合(例えば、上部カバー44とシャッター61が離れた位置にある場合)でも、シャッター61を回動させることが可能となる。
本実施形態では、ねじりコイルバネ78を付勢体とする場合について説明したが、他の異なる実施形態では、板バネ、線バネ等を付勢体としても良い。
1 プリンター(画像形成装置)
8 感光体ドラム(像担持体)
10 クリーニング装置
12 光走査装置
30 被冷却部
36 筐体
41 開口部
44 上部カバー(外装カバー)
55 ファン(送風装置)
56 ダクト
61 シャッター
62 回動軸
63 第1平板部
64 第2平板部
66 ねじりコイルバネ(付勢部材)
75 リンク部材
78 ねじりコイルバネ(付勢体)
A 光路

Claims (6)

  1. 画像形成動作に伴って昇温する被冷却部と、
    前記被冷却部に冷却風を送る送風装置と、
    像担持体と、
    前記像担持体にレーザー光を照射する光走査装置と、
    前記光走査装置から前記像担持体に至る光路を開放する開放位置と、前記光路を閉塞する閉塞位置と、の間で回動可能に設けられるシャッターと、を備え、
    前記シャッターは、前記開放位置にある状態において、前記送風装置から前記被冷却部に冷却風を送るためのダクトの一部を構成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 開閉可能に設けられる外装カバーと、
    前記シャッターを前記閉塞位置に付勢する付勢部材と、を更に備え、
    前記外装カバーが開けられると、前記付勢部材の付勢力によって前記シャッターが前記開放位置から前記閉塞位置まで回動し、
    前記外装カバーが閉じられると、前記外装カバーが前記シャッターを押圧し、前記付勢部材の付勢力に抗して前記シャッターが前記閉塞位置から前記開放位置まで回動することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 開閉可能に設けられる外装カバーと、
    前記シャッターを押圧する押圧位置と、前記シャッターへの押圧を解除する押圧解除位置と、の間で揺動可能に設けられるリンク部材と、
    前記リンク部材を前記押圧解除位置に付勢する付勢体と、を更に備え、
    前記外装カバーが開けられると、前記付勢体の付勢力によって前記リンク部材が前記押圧位置から前記押圧解除位置まで揺動し、前記シャッターが自重で前記開放位置から前記閉塞位置まで回動し、
    前記外装カバーが閉じられると、前記外装カバーが前記リンク部材を押圧し、前記付勢体の付勢力に抗して前記リンク部材が前記押圧解除位置から前記押圧位置まで揺動し、前記シャッターが前記閉塞位置から前記開放位置まで回動することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記シャッターは、
    回動軸と、
    前記回動軸から径方向外側に向かって延びる第1平板部と、
    前記回動軸から径方向外側に向かって延びると共に、前記回動軸を挟んで前記第1平板部の反対側に設けられる第2平板部と、を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記光走査装置は、前記レーザー光を導出するための開口部を有する筐体を備え、
    前記シャッターは、前記開放位置にある状態において前記ダクトの内部と前記開口部を区画するように設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記被冷却部は、
    前記像担持体と、
    前記像担持体に残留したトナーを回収するクリーニング装置と、を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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