JP2014230449A - 突極形回転電機の回転子 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、簡単な構成で界磁コイルの巻線中の絶縁紙の挙動を防止することができる突極形回転電機の回転子を提供するものである。
【解決手段】複数の界磁極胴部と界磁極頭部が形成されるとともに中央部に軸穴が形成された薄板の鋼板を複数積層して構成された突極界磁極鉄心と、前記突極界磁極鉄心の界磁極胴部に巻着される界磁コイルと、前記界磁コイルを支持する絶縁材で構成されたコイル受けと、前記界磁コイルと前記突極界磁極鉄心とを絶縁する絶縁紙とを有する突極形回転電機の回転子であって、前記絶縁紙の一端側は、前記突極界磁極鉄心の前記界磁極胴部と前記コイル受けの前記界磁極胴部に相対する界磁極胴部側支持面との間に挟持されたものである。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば突極形回転電機の回転子に係わり、特に突極界磁極鉄心が、界磁極胴部とこの界磁極胴部の先端に設けられた界磁極頭部とを有する薄板が複数積層されて形成され、かつ積層された界磁極胴部に界磁コイルが巻回配置されている突極形回転電機の回転子に関するものである。
従来、突極形回転電機の回転子において、コイルの冷却性能を向上させるために、種々工夫がなされてきた。例えば、実公平1−27405号公報では、コアの通風路とスロットを分離してコイル受けを軸方向に2個以上に分割することで冷却性能(通風路の確保、冷却風を直接コイルにあてること)を向上している。
先行文献の実公平1−27405号公報の構造では、コイル受けとコイル、コアとコイルの絶縁対策が必要となる場合がある。この絶縁を絶縁紙で行い、例えば、特開2004−328844号公報に示されるような巻線機で巻線作業が行われる。
図3および図4は例えば従来の突極形回転電機の回転子の一例を示すものであり、図3は従来の突極形回転電機の回転子を示す断面図である。図4は従来の突極形回転電機の回転子を示す図3のC部の拡大図である。
突極界磁極鉄心1は界磁極胴部1aとこの界磁極胴部1aの先端に設けられた界磁極頭部1bとを有する薄板5が複数積層されて形成されている。突極界磁極鉄心1の両端については薄板5より幅寸法が小さい短絡板6として構成されている。
突極界磁極鉄心1の界磁極胴部1aと界磁極胴部1aとの間に界磁コイル33を支持するコイル受け22を取り付け、そのコイル受け22のコイル受け面22a、界磁極胴部1aの側面、コイル受け22と相対向する界磁極頭部1bの対向面に接するようにコ字状の絶縁紙34を設置する。
そして、巻線機(図示せず)のノズル50からコイル素線33aを供給して突極界磁極鉄心1の界磁極胴部1a部にコ字状の絶縁紙34を介して巻回して界磁コイル33を形成するようにしている。
実公平1−27405号公報 特開2004−328844号公報
上述した従来の突極形回転電機の回転子は、特開2004−328844号公報に示されるような巻線機で巻線作業を行った場合には、図3に示すように、コイル素線33aの巻線中にコイル素線33aや絶縁紙34が動いてしまうために、巻回されている最中のコイル素線33aが矢印B部において絶縁紙34を折り曲げながら(噛み込みながら)巻線されるような状態がある。絶縁紙34を噛み込んだ状態でコイル素線33aが巻かれてしまうと、必要な絶縁距離を確保することができなくなる。
また、コイル素線33aの巻線中において、コイル素線33aが巻回配置される位置に絶縁紙34があるため、正しい位置にコイル素線33aを整列させることが困難となるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、簡単な構成で界磁コイルの巻線中の絶縁紙の挙動を防止することができる突極形回転電機の回転子を提供するものである。
この発明に係わる突極形回転電機の回転子は、複数の界磁極胴部と界磁極頭部が形成されるとともに中央部に軸穴が形成された薄板の鋼板を複数積層して構成された突極界磁極鉄心と、前記突極界磁極鉄心の界磁極胴部に巻着される界磁コイルと、前記界磁コイルを支持する絶縁材で構成されたコイル受けと、前記界磁コイルと前記突極界磁極鉄心とを絶縁する絶縁紙とを有する突極形回転電機の回転子であって、前記絶縁紙の一端側は、前記突極界磁極鉄心の前記界磁極胴部と前記コイル受けの前記界磁極胴部に相対する界磁極胴部側支持面との間に挟持されたものである。
この発明に係わる突極形回転電機の回転子によれば、絶縁紙の一端側は、突極界磁極鉄心の界磁極胴部とコイル受けの界磁極胴部に相対する界磁極胴部側支持面との間に挟持されるようにしたので、簡単な構成で界磁コイルの巻線中の絶縁紙の挙動を防止することができる突極形回転電機の回転子を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係わる突極形回転電機の回転子を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係わる突極形回転電機の回転子を示す図1のA部の拡大図である。 従来の突極形回転電機の回転子を示す断面図である。 従来の突極形回転電機の回転子を示す図3のC部の拡大図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1および図2に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係わる突極形回転電機の回転子を示す断面図である。図2はこの発明の実施の形態1に係わる突極形回転電機の回転子を示す図1のA部の拡大図である。
突極形回転電機の回転子は、図1および図2に示すように、突極界磁極鉄心1は複数の界磁極胴部1aと界磁極頭部1bが形成されるとともに中央部に軸穴1cが形成された薄板の薄板5を複数積層して構成されている。突極界磁極鉄心1の両端については薄板5より幅寸法が小さい短絡板6として構成されている。突極界磁極鉄心1の界磁極胴部1aには界磁コイル3が巻着されている。
突極界磁極鉄心1の界磁極胴部1aと界磁極胴部1aとの間に界磁コイル3を支持する絶縁材で構成されたコイル受け2を取り付けている。界磁コイル3と突極界磁極鉄心1とを絶縁する絶縁紙4は、界磁極胴部1aの側面、コイル受け2と相対向する界磁極頭部1bの対向面に接するように配置されている。そして、絶縁紙4の一端側4aは、突極界磁極鉄心1の界磁極胴部1aとコイル受け2の界磁極胴部1aに相対する界磁極胴部側支持面2bとの間に挟持されている。なお、突極界磁極鉄心1は、中心部に形成された軸穴1c周辺から等間隔で放射状に突出した例えば4極で構成された場合を示している。
界磁コイル3を突極界磁極鉄心1の界磁極胴部1aに巻着させるには、巻線機(図示せず)のノズル50からコイル素線3aを供給して突極界磁極鉄心1の界磁極胴部1a部に絶縁紙4を介して巻回して界磁コイル3を形成する。
絶縁紙4の一端側4aは、突極界磁極鉄心1の界磁極胴部1aとコイル受け2の界磁極胴部1aに相対する界磁極胴部側支持面2bとの間に挟持されており、コイル受け2のコイル受け面2aには存在しないので、コイル素線3aの巻線中に絶縁紙4の一端側4aの挙動が皆無とすることができるため、絶縁紙4をコイル素線3aで噛み込むということを抑制することができる。また、コイル受け2を絶縁材で構成したことにより、コイル受け2のコイル受け面2aの絶縁紙4の配置は不要となるため、絶縁紙4の使用量を抑制することができる。
また、突極界磁極鉄心1の界磁極頭部1bの側部に突起1b1を設け、絶縁紙4の他端側4bに突起1b1に係止させる穴(図示せず)を鉄心積層方向に複数形成し、絶縁紙4の他端側4bの穴を界磁極頭部1bの側部の突起1b1に係止させている。
界磁極頭部1bの側部の突起1b1は、例えば、界磁極頭部1bの側部に突起を有する薄板5を複数積層して構成された鉄心ブロックと界磁極頭部1bの側部に突起を有しない薄板5を複数積層して構成された鉄心ブロックとを交互に積層することで界磁極頭部1bの側部に突起1b1を備えた突極界磁極鉄心1を形成している。巻線時には絶縁紙4の他端側4bに形成した穴を界磁極頭部1bの側部に形成した突起1b1に嵌め込んで係止させて固定する。
このように、絶縁紙4の他端側4bにおいても固定することができるため、コイル素線3aの巻線中の絶縁紙4の他端側4bでの絶縁紙4の噛み込みを抑制することができる。また、絶縁紙4の厚みが厚くなると固定力を大きくする必要があるが、この発明の構造であれば絶縁紙4と界磁極頭部1bの側部の突起1b1との嵌め合い代を変更することで固定力を容易に変更することができる。さらに、コイル素線3aの巻線後には絶縁紙4の他端側4bの穴と界磁極頭部1bの側部の突起1b1との係止状態を解除して絶縁紙4の他端側4bを界磁コイル3の外周部を包むように折り曲げておく。
ところで、上述した実施の形態においては、4極からなる突極形回転電機の回転子の場合について述べたが、これに限定されるものではないことは言うまでもない。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を自由に組み合わせたり、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
この発明は、簡単な構成で界磁コイルの巻線中の絶縁紙の挙動を防止することができる突極形回転電機の回転子の実現に好適である。
1 突極界磁極鉄心、1a 界磁極胴部、1b 界磁極頭部、1b1 突起、1c 軸穴、2 コイル受け、2b 界磁極胴部側支持面、3 界磁コイル、4 絶縁紙、4a 一端側、4b 他端側。


Claims (2)

  1. 複数の界磁極胴部と界磁極頭部が形成されるとともに中央部に軸穴が形成された薄板の鋼板を複数積層して構成された突極界磁極鉄心と、前記突極界磁極鉄心の界磁極胴部に巻着される界磁コイルと、前記界磁コイルを支持する絶縁材で構成されたコイル受けと、前記界磁コイルと前記突極界磁極鉄心とを絶縁する絶縁紙とを有する突極形回転電機の回転子であって、前記絶縁紙の一端側は、前記突極界磁極鉄心の前記界磁極胴部と前記コイル受けの前記界磁極胴部に相対する界磁極胴部側支持面との間に挟持されたことを特徴とする突極形回転電機の回転子。
  2. 前記突極界磁極鉄心の前記界磁極頭部の側部に突起を設け、前記絶縁紙の他端側に前記突起に係止させる穴を形成し、前記絶縁紙の他端側の前記穴を前記界磁極頭部の側部の前記突起に係止させたことを特徴とする請求項1に記載の突極形回転電機の回転子。

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