JP2014230441A - 非接触電力伝送コイル及び非接触充電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】給電効率を確保しながら、給電コイルに対する受電コイルの設置を容易に行い得る非接触電力伝送コイルを提供する。
【解決手段】給電側コア5の内周面に給電コイル2を取着し、受電側コア7の外周面に受電コイル3を取着し、受電コイル3を給電コイル2の内周側に挿通して、給電コイル2から受電コイル3に非接触で電力を伝送する非接触電力伝送コイルにおいて、受電コイル3を、給電コイル2の径方向内側において任意位置で挿通可能とした。
【選択図】図1
【解決手段】給電側コア5の内周面に給電コイル2を取着し、受電側コア7の外周面に受電コイル3を取着し、受電コイル3を給電コイル2の内周側に挿通して、給電コイル2から受電コイル3に非接触で電力を伝送する非接触電力伝送コイルにおいて、受電コイル3を、給電コイル2の径方向内側において任意位置で挿通可能とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、充電池を備えた電動工具や、その他の電気機器の充電池を非接触状態で充電する非接触充電装置に関するものである。
従来、商用電源を供給するための電源コードを具備せず、内蔵された充電池を電源として動作する仕様とした電動工具が実用化されている。このような電動工具では、電動工具の本体に設けられた金属接点に充電装置の充電端子を電気的に接続することにより、充電池を充電するようにした構成が一般的である。
このように、充電池と充電装置を機械的な接点を介して電気的に接続して充電する構成では、接点の汚れ等に起因する充電不良や充電装置の静電破壊等が発生することがある。
近年では、充電装置側に設けられる給電コイルと、電動工具側に設けられる受電コイルとを磁気結合させることにより、機械的接点を必要とすることなく非接触で充電池を充電可能とした非接触充電装置が実用化されている。
近年では、充電装置側に設けられる給電コイルと、電動工具側に設けられる受電コイルとを磁気結合させることにより、機械的接点を必要とすることなく非接触で充電池を充電可能とした非接触充電装置が実用化されている。
図6に示すように、給電コイルと受電コイルを平板状のコア31a,31b上に設けた平面型コイルで形成し、両コイルを相対向させて磁気結合させるようにした非接触充電装置では、両コイルがコア31a,31bの表面方向に沿って位置ずれすると、結合係数が大きく変化する。
具体的には、42mmの正方形状のコア31a,31b上に形成されたコイルを4mmの間隔を隔てて正対させた場合の結合係数kは0.618であるのに対し、両コイルの位置をコア31a,31bの表面方向に沿って3mmスライドさせた場合の結合係数kは0.509となる。従って、結合係数変化率Rが大きく、給電コイルと受電コイルがずれた状態では給電効率が低下する。
そこで、給電コイルと受電コイルを同心軸上に位置する構成として給電効率を向上させるようにした構成が提案されている。
特許文献1には、二次側コイルを筒状のコアの内周面に備え、コア内に挿通可能とした柱部に一次側コイルを備えた非接触給電カプラが開示されている。
特許文献1には、二次側コイルを筒状のコアの内周面に備え、コア内に挿通可能とした柱部に一次側コイルを備えた非接触給電カプラが開示されている。
特許文献2には、一次コイルユニットを二次コイルユニットに嵌合して給電する電磁誘導型コネクタが開示されている。
特許文献3,4には、同心軸上に位置する一次側コイルと二次側コイルとを備えた非接触型トランスが開示されている。
特許文献3,4には、同心軸上に位置する一次側コイルと二次側コイルとを備えた非接触型トランスが開示されている。
特許文献5には、一次側のコアと二次側のコアとが軸方向に隣接する位置に配設される給電システムが開示されている。
特許文献1に開示された構成では、一次側コアの棒状ガイド部を二次側コアのガイド孔に挿通して、一次側コイルを二次側コイルの内側に位置決めする必要があるため、その設置作業が煩雑である。
特許文献2では、一次コイルユニットと二次コイルユニットとがほぼ同軸上に位置するように嵌合されるため、その嵌合作業が煩雑であるとともに、嵌合作業時の衝撃に耐え得る構造とする必要がある。
特許文献3,4では、一次側コイルと二次側コイルとを同心軸上に位置決めする構成が必要である。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は給電効率を確保しながら、給電コイルに対する受電コイルの設置を容易に行い得る非接触電力伝送コイルを提供することにある。
この発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は給電効率を確保しながら、給電コイルに対する受電コイルの設置を容易に行い得る非接触電力伝送コイルを提供することにある。
上記課題を解決する非接触電力伝送コイルは、給電側コアの内周面に給電コイルを取着し、受電側コアの外周面に受電コイルを取着し、前記受電コイルを前記給電コイルの内周側に挿通して、給電コイルから受電コイルに非接触で電力を伝送する非接触電力伝送コイルにおいて、前記受電コイルを、前記給電コイルの径方向において任意位置で挿通可能とすることを特徴とする。
また、上記構成において、前記給電側コアと前記受電側コアを円筒状とすることが好ましい。
また、上記構成において、前記給電側コアと前記受電側コアの一方を円筒状とし、他方を円柱状とすることが好ましい。
また、上記構成において、前記給電側コアと前記受電側コアの一方を円筒状とし、他方を円柱状とすることが好ましい。
また、上記構成において、前記給電側コアと前記受電側コアを多角形の筒状とすることが好ましい。
また、上記構成において、前記給電側コアを多角形の筒状とし、前記受電側コアを多角形の柱状とすることが好ましい。
また、上記構成において、前記給電側コアを多角形の筒状とし、前記受電側コアを多角形の柱状とすることが好ましい。
また、上記構成において、前記給電側コアに、該給電側コアの端部と前記受電側コアとの間で磁路を生成するコア材を取着することが好ましい。
また、上記構成において、前記受電側コアに、該受電側コアの端部と前記給電側コアとの間で磁路を生成するコア材を取着することが好ましい。
また、上記構成において、前記受電側コアに、該受電側コアの端部と前記給電側コアとの間で磁路を生成するコア材を取着することが好ましい。
また、上記構成において、前記受電側コアに、該受電側コアの端部と前記給電側コアとの間で磁路を生成するコア材を取着し、前記コア材を環状とすることが好ましい。
また、上記構成において、前記給電側コアに半球状の凹部を設け、該凹部の内周面に給電コイルを取着し、前記受電側コアを前記凹部に挿入可能とした半球状とし、該受電側コアの外周面に受電コアを取着することが好ましい。
また、上記構成において、前記給電側コアに半球状の凹部を設け、該凹部の内周面に給電コイルを取着し、前記受電側コアを前記凹部に挿入可能とした半球状とし、該受電側コアの外周面に受電コアを取着することが好ましい。
また、上記構成において、前記給電側コアに円錐台状の凹部を設け、該凹部の内周面に給電コイルを取着し、前記受電側コアを前記凹部に挿入可能とした円錐台状とし、該受電側コアの外周面に受電コアを取着することが好ましい。
上記課題を解決する非接触充電装置は、受電コイルを外周に取着した受電側コアを備えた被充電機器と、内周面に給電コイルを取着した給電側コアを備え、前記給電コイルの内周側に前記受電コイルを挿通可能とした非接触充電器と備え、前記給電コイルから前記受電コイルに非接触で電力を伝送する非接触充電装置において、前記受電コイルを、前記給電コイルの径方向内側において任意位置で挿通可能としたことを特徴とする。
また、上記構成において、前記受電コイルを前記被充電機器のケースの内周面にプリント配線で形成することが好ましい。
また、上記構成において、前記受電コイルを前記被充電機器のケースの肉厚部分に埋め込むことが好ましい。
また、上記構成において、前記受電コイルを前記被充電機器のケースの肉厚部分に埋め込むことが好ましい。
本発明の非接触電力伝送コイルによれば、給電効率を確保しながら、充電装置に対する被充電機器の設置を容易に行うことができる。
(第一の実施形態)
以下、非接触充電装置の第一の実施形態を図1〜図8に従って説明する。
図1に示す非接触充電装置は、上方を開口した非接触充電器1の底面上に給電コイル(一次側コイル)2が配設され、その給電コイル2の中心部に受電コイル(二次側コイル)3を備えた工具4の基端部を挿通可能となっている。工具4は、この実施形態では充電式ドリルドライバーである。
以下、非接触充電装置の第一の実施形態を図1〜図8に従って説明する。
図1に示す非接触充電装置は、上方を開口した非接触充電器1の底面上に給電コイル(一次側コイル)2が配設され、その給電コイル2の中心部に受電コイル(二次側コイル)3を備えた工具4の基端部を挿通可能となっている。工具4は、この実施形態では充電式ドリルドライバーである。
図2〜図4に示すように、前記給電コイル2は円筒状の給電側コア5の内周面に装着され、給電側コア5の底面側端部には底面コア材6が取着されて、給電側コア5の底面側が磁気的に閉じられている。
そして、充電動作時には非接触充電器1に設けられる給電部(図示しない)から給電コイル2に交流の励磁電流が供給される。
前記工具4の基端部には、円筒状の受電側コア7が取着され、その受電側コア7の外周面に前記受電コイル3が装着されている。受電側コア7の上端には環状の天板コア材8が取着されている。受電側コア7の中空部には受電回路等が収容される。
前記工具4の基端部には、円筒状の受電側コア7が取着され、その受電側コア7の外周面に前記受電コイル3が装着されている。受電側コア7の上端には環状の天板コア材8が取着されている。受電側コア7の中空部には受電回路等が収容される。
そして、工具4の基端部を非接触充電器1の底面に当接するまで挿入してその底面上に垂立させると、給電コイル2の内側において、受電コイル3が給電コイル2に対向するようになっている。また、工具4の外径は給電コイル2の内径より小さい径で形成され、給電コイル2と受電コイル3の軸心が一致する位置及び一致しない位置のいずれでも工具4を垂立可能である。
このように構成された非接触充電器1では、工具4の基端部を非接触充電器1に挿入して底面上に垂立させた状態で、給電コイル2に励磁電流を供給すると、給電側コア5から受電側コア7との間で磁力線Mの閉ループが生成される。すると、受電コイル3に電磁誘導電流が生成され、その電磁誘導電流に基づいて受電回路を介して工具4内の充電池が充電される。
図5は、円柱状の受電側コア9と、円板状の天板コア材10を示す。図4に示す受電側コア7と天板コア材8に代えて使用可能である。
図6は、図3に示す給電側コア5及び底面コア材6と、図4あるいは図5に示す受電側コア7,9及び天板コア材8,10からなる4種類の非接触電力伝送コイル11a〜11dの結合係数kと結合係数変化率Rを示す。
図6は、図3に示す給電側コア5及び底面コア材6と、図4あるいは図5に示す受電側コア7,9及び天板コア材8,10からなる4種類の非接触電力伝送コイル11a〜11dの結合係数kと結合係数変化率Rを示す。
非接触電力伝送コイル11cは、図2に示す構成であり、給電側コア5と受電側コア7とが正対するとき、すなわち給電側コア5と受電側コア7の軸心を一致させたときの結合係数kが0.943であり、給電側コア5と受電側コア7の軸心が3mmずれた場合の結合係数kは0.945である。そして、結合係数変化率Rは0.14%である。
非接触電力伝送コイル11dは、非接触電力伝送コイル11cから底面コア材6と天板コア材8を除いた構成であり、結合係数kと結合係数変化率Rは非接触電力伝送コイル11cより若干低下するが、平板状のコア31a,31b上に平面型コイルを設ける場合に比して結合係数kは十分に高く、結合係数変化率Rは十分に低い。
非接触電力伝送コイル11aは、図3に示す給電側コア5及び底面コア材6と、図5に示す受電側コア9及び天板コア材10を使用した構成であり、結合係数k及び結合係数変化率Rは最も優れている。
非接触電力伝送コイル11bは、非接触電力伝送コイル11aから底面コア材6と天板コア材10を除いた構成であり、結合係数kと結合係数変化率Rは非接触電力伝送コイル11aより若干低下するが、非接触電力伝送コイル11dより優れている。
図8は、前記非接触電力伝送コイル11cにおいて、受電側コア7と給電側コア5の軸心のずれに対する結合係数kと結合係数変化率Rの変化を示す。
図7(a)に示すように、給電側コア5と受電側コア7の軸心xが一致する場合をichi0とする。そして、この状態から図7(b)に示すように受電側コア7の軸心をx方向に0.5mmずつずらした場合と、図7(c)に示すように受電側コア7の軸心をy方向に0.5mmずつずらした場合の結合係数kと結合係数変化率Rの変化をシミュレーションしたものである。
図7(a)に示すように、給電側コア5と受電側コア7の軸心xが一致する場合をichi0とする。そして、この状態から図7(b)に示すように受電側コア7の軸心をx方向に0.5mmずつずらした場合と、図7(c)に示すように受電側コア7の軸心をy方向に0.5mmずつずらした場合の結合係数kと結合係数変化率Rの変化をシミュレーションしたものである。
図8に示すように、給電側コア5と受電側コア7の軸心がずれても、結合係数変化率Rは大きく変化しない。
上記のような非接触充電装置では、次に示す効果を得ることができる。
(1)給電コイル2及び給電側コア5の軸心と、受電コイル3及び受電側コア7,9の軸心がずれても、給電コイル2と受電コイル3の結合係数の変化を小さくすることができるとともに、結合係数変化率を小さくすることができる。
(2)工具4の基端部を非接触充電器1に挿入するとき、給電コイル2及び給電側コア5の軸心と、受電コイル3及び受電側コア7,9の軸心を一致させる必要がない。従って、非接触充電器1への工具4の設置を容易に行うことができる。
(3)受電側コア7若しくは同9と受電コイル3を備えた工具4の基端部を、給電側コア5及び給電コイル2に対し径方向に位置決めすることなく設置することができるので、非接触充電器1への工具4の設置を容易に行うことができる。
(4)受電側コア7,9を選択し、さらに天板コア材8,10を取着するか否かを選択することにより、給電コイル2と受電コイル3の結合係数kと、結合係数変化率を調整することができる。
(5)筒状の受電側コア7及び環状の天板コア材10により、非接触電力伝送コイルを軽量化することができる。
(第二の実施形態)
図9〜図12は、第二の実施形態を示す。この実施形態は、非接触電力伝送コイルを構成する給電側コア及び受電側コアの断面形状を多角形状としたものである。
上記のような非接触充電装置では、次に示す効果を得ることができる。
(1)給電コイル2及び給電側コア5の軸心と、受電コイル3及び受電側コア7,9の軸心がずれても、給電コイル2と受電コイル3の結合係数の変化を小さくすることができるとともに、結合係数変化率を小さくすることができる。
(2)工具4の基端部を非接触充電器1に挿入するとき、給電コイル2及び給電側コア5の軸心と、受電コイル3及び受電側コア7,9の軸心を一致させる必要がない。従って、非接触充電器1への工具4の設置を容易に行うことができる。
(3)受電側コア7若しくは同9と受電コイル3を備えた工具4の基端部を、給電側コア5及び給電コイル2に対し径方向に位置決めすることなく設置することができるので、非接触充電器1への工具4の設置を容易に行うことができる。
(4)受電側コア7,9を選択し、さらに天板コア材8,10を取着するか否かを選択することにより、給電コイル2と受電コイル3の結合係数kと、結合係数変化率を調整することができる。
(5)筒状の受電側コア7及び環状の天板コア材10により、非接触電力伝送コイルを軽量化することができる。
(第二の実施形態)
図9〜図12は、第二の実施形態を示す。この実施形態は、非接触電力伝送コイルを構成する給電側コア及び受電側コアの断面形状を多角形状としたものである。
図9は、六角筒状の給電側コア12を示し、図10は給電側コア12に対応する六角筒状の受電側コア13を示す。
また、図11は六角柱状の受電側コア14を示す。給電側コア12と受電側コア13あるいは同14を組み合わせて使用することにより、第一の実施形態と同様な結合係数と結合係数変化率を得ることができる。従って、第一の実施形態と同様な効果を得ることができる。
また、図11は六角柱状の受電側コア14を示す。給電側コア12と受電側コア13あるいは同14を組み合わせて使用することにより、第一の実施形態と同様な結合係数と結合係数変化率を得ることができる。従って、第一の実施形態と同様な効果を得ることができる。
図12に示すように、八角柱状の受電側コア15と、八角筒状の給電側コアを組み合わせてもよい。
(第三の実施形態)
図13は、第三の実施形態を示す。この実施形態は、工具4の先端部に受電側コア16及び受電コイル3を設け、その工具4の先端部を非接触充電器1に保持する構成としたものである。
(第三の実施形態)
図13は、第三の実施形態を示す。この実施形態は、工具4の先端部に受電側コア16及び受電コイル3を設け、その工具4の先端部を非接触充電器1に保持する構成としたものである。
給電側コア17には、底面コア材を取着せず、工具4の先端部を挿通した状態で保持可能とする。そして、受電コイル3を備えた工具4の先端部の外径は給電コイル2の内径より小さくして、給電コイル2の軸心と受電コイル3の軸心とが一致しない状態で工具4を保持可能とする構成は、第一の実施形態と同様である。このような構成により、第一の実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
(第四の実施形態)
図14及び図15は、第四の実施形態を示す。図14に示すように、受電コイル3を工具4等の被充電機器の筒状のケース18の内周面にプリント配線等で形成し、その受電コイル3の内周側に筒状の受電側コア7を配設してもよい。
(第四の実施形態)
図14及び図15は、第四の実施形態を示す。図14に示すように、受電コイル3を工具4等の被充電機器の筒状のケース18の内周面にプリント配線等で形成し、その受電コイル3の内周側に筒状の受電側コア7を配設してもよい。
また、図15に示すように、筒状のケース18の肉厚部分に受電コイル3を埋め込んだ状態で成形してもよい。
このような構成により、第一の実施形態と同様な効果を得ることができるとともに、被充電機器の外径を縮小することができるので、非接触充電器を小型化することができる。
(第五の実施形態)
図16及び図17は、第五の実施形態を示す。この実施形態は、給電側コアと受電側コアの変形例を示すものである。
このような構成により、第一の実施形態と同様な効果を得ることができるとともに、被充電機器の外径を縮小することができるので、非接触充電器を小型化することができる。
(第五の実施形態)
図16及び図17は、第五の実施形態を示す。この実施形態は、給電側コアと受電側コアの変形例を示すものである。
図16に示すように、給電側コア19に半球状の凹部20が形成され、その凹部20の内周面に給電コイル2が設けられている。受電側コア21は、前記凹部20内に挿入可能とした半球状に形成され、その外周面に受電コイル3が取着されている。
このような構成により、受電コイル3の軸心と給電コイル2の軸心が給電側コア19の径方向にずれた状態で設置しても、第一の実施形態と同様に結合係数の変化を小さくした非接触電力伝送コイルを構成することができる。
また、図17に示すように、給電側コア19の凹部22を逆円錐台状とし、受電側コア21を凹部22に対応する逆円錐台状としても、同様な効果を得ることができる。
(第六の実施形態)
図18〜図21は、上記各実施形態に示す非接触電力伝送コイルを、充電式ドリルドライバー等の工具以外の被充電機器を充電する非接触充電装置に使用する場合を示す。
(第六の実施形態)
図18〜図21は、上記各実施形態に示す非接触電力伝送コイルを、充電式ドリルドライバー等の工具以外の被充電機器を充電する非接触充電装置に使用する場合を示す。
図18に示すように、電動歯ブラシの柄の基端部に上記のような受電側コア及び受電コイル3を備え、その柄を挿通可能とした非接触充電器に上記のような給電側コア及び給電コイル2を設けた非接触充電装置を構成してもよい。
図19に示すように、ヘアドライヤーの本体の先端部に上記のような受電側コア及び受電コイル3を備え、その先端部を挿通可能とした非接触充電器に上記のような給電側コア及び給電コイル2を設けた非接触充電装置を構成してもよい。
図20に示すように、懐中電灯の柄の基端部に上記のような受電側コア及び受電コイル3を備え、その柄を挿通可能とした非接触充電器に上記のような給電側コア及び給電コイル2を設けた非接触充電装置を構成してもよい。
図21に示すように、浴室用のコンセントに上記のような給電コイル2を埋め込み、上記のような受電コイル3を介して浴室内のテレビ等に電源を供給するようにしてもよい。このような構成では、防水性に優れた電源コンセントを構成することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・給電側コア及び受電側コアは、六角形及び八角形以外の多角形としてもよい。
・第一の実施形態において、図3に示すような筒状のコアを、基端側を筒状とした工具4に受電側コアとして取着し、図5に示すような円柱状のコアを給電側コアとして非接触充電器1の底面上に立設してもよい。このような構成により、受電側コアと受電コイルを備えた工具4の基端部を、給電側コア及び給電コイルに対し径方向に位置決めすることなく設置することができる。
・給電側コア及び受電側コアは、六角形及び八角形以外の多角形としてもよい。
・第一の実施形態において、図3に示すような筒状のコアを、基端側を筒状とした工具4に受電側コアとして取着し、図5に示すような円柱状のコアを給電側コアとして非接触充電器1の底面上に立設してもよい。このような構成により、受電側コアと受電コイルを備えた工具4の基端部を、給電側コア及び給電コイルに対し径方向に位置決めすることなく設置することができる。
1…非接触充電器、2…給電コイル、3…受電コイル、4…被充電機器(工具)、5,12,17,19…給電側コア、7,9,13,16,21…受電側コア。
Claims (13)
- 給電側コアの内周面に給電コイルを取着し、受電側コアの外周面に受電コイルを取着し、前記受電コイルを前記給電コイルの内周側に挿通して、給電コイルから受電コイルに非接触で電力を伝送する非接触電力伝送コイルにおいて、
前記受電コイルを、前記給電コイルの径方向において任意位置で挿通可能としたことを特徴とする非接触電力伝送コイル。 - 請求項1に記載の非接触電力伝送コイルにおいて、
前記給電側コアと前記受電側コアを円筒状としたことを特徴とする非接触電力伝送コイル。 - 請求項1に記載の非接触電力伝送コイルにおいて、
前記給電側コアと前記受電側コアの一方を円筒状とし、他方を円柱状としたことを特徴とする非接触電力伝送コイル。 - 請求項1に記載の非接触電力伝送コイルにおいて、
前記給電側コアと前記受電側コアを多角形の筒状としたことを特徴とする非接触電力伝送コイル。 - 請求項1に記載の非接触電力伝送コイルにおいて、
前記給電側コアを多角形の筒状とし、前記受電側コアを多角形の柱状としたことを特徴とする非接触電力伝送コイル。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の非接触電力伝送コイルにおいて、
前記給電側コアに、該給電側コアの端部と前記受電側コアとの間で磁路を生成するコア材を取着したことを特徴とする非接触電力伝送コイル。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の非接触電力伝送コイルにおいて、
前記受電側コアに、該受電側コアの端部と前記給電側コアとの間で磁路を生成するコア材を取着したことを特徴とする非接触電力伝送コイル。 - 請求項2に記載の非接触電力伝送コイルにおいて、
前記受電側コアに、該受電側コアの端部と前記給電側コアとの間で磁路を生成するコア材を取着し、前記コア材を環状としたことを特徴とする非接触電力伝送コイル。 - 請求項1に記載の非接触電力伝送コイルにおいて、
前記給電側コアに半球状の凹部を設け、該凹部の内周面に給電コイルを取着し、前記受電側コアを前記凹部に挿入可能とした半球状とし、該受電側コアの外周面に受電コアを取着したことを特徴とする非接触電力伝送コイル。 - 請求項1に記載の非接触電力伝送コイルにおいて、
前記給電側コアに円錐台状の凹部を設け、該凹部の内周面に給電コイルを取着し、前記受電側コアを前記凹部に挿入可能とした円錐台状とし、該受電側コアの外周面に受電コアを取着したことを特徴とする非接触電力伝送コイル。 - 受電コイルを外周に取着した受電側コアを備えた被充電機器と、
内周面に給電コイルを取着した給電側コアを備え、前記給電コイルの内周側に前記受電コイルを挿通可能とした非接触充電器と
を備え、前記給電コイルから前記受電コイルに非接触で電力を伝送する非接触充電装置において、
前記受電コイルを、前記給電コイルの径方向内側において任意位置で挿通可能としたことを特徴とする非接触充電装置。 - 請求項11に記載の非接触充電装置おいて、
前記受電コイルを前記被充電機器のケースの内周面にプリント配線で形成したことを特徴とする非接触充電装置。 - 請求項11に記載の非接触充電装置おいて、
前記受電コイルを前記被充電機器のケースの肉厚部分に埋め込んだことを特徴とする非接触充電装置。
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JP2013109857A JP2014230441A (ja) | 2013-05-24 | 2013-05-24 | 非接触電力伝送コイル及び非接触充電装置 |
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