JP2014230222A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014230222A
JP2014230222A JP2013110417A JP2013110417A JP2014230222A JP 2014230222 A JP2014230222 A JP 2014230222A JP 2013110417 A JP2013110417 A JP 2013110417A JP 2013110417 A JP2013110417 A JP 2013110417A JP 2014230222 A JP2014230222 A JP 2014230222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanning direction
document image
edge
value
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013110417A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5968263B2 (ja
Inventor
隆一 奥村
Ryuichi Okumura
隆一 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2013110417A priority Critical patent/JP5968263B2/ja
Publication of JP2014230222A publication Critical patent/JP2014230222A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5968263B2 publication Critical patent/JP5968263B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

【課題】 低コストで、原稿画像の傾きを検出する。
【解決手段】 基準データ生成部31は、背景部位を読み取ることで得られる1または複数のラインを主走査方向において分割した複数の分割ブロック内の複数の画素の画素値に基づいて、複数の分割ブロックのそれぞれに対応する複数の基準値を基準データとして生成し、原稿画像エッジ検出部33は、副走査方向に沿ってラインを選択していき、選択したライン内の主走査方向における所定の複数の画素位置についての読み取り画素値とその画素位置が属する分割ブロックに対応する基準値とに基づいて、原稿画像の副走査方向のエッジを検出する。そして、画像属性特定部34は、所定の複数の画素位置について検出された原稿画像の副走査方向のエッジに基づいて原稿画像の傾きを検出する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像処理装置に関するものである。
スキャナーなどの画像処理装置が画像読取を行う際に、プラテンガラス上の原稿が傾いた状態で載置されたり、自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)による原稿送りにおいて原稿スキューが生じると、読み取られた原稿画像が傾いてしまう。
ある第1の装置では、搬送対象の原稿の先端部を2つのセンサーで検出し、一方のセンサーにより先端部が検出されてから、他方のセンサーにより先端部が検出されるまでの、搬送に使用しているステッピングモーターのステップ数を測定し、そのステップ数にもとづいて原稿の傾きを検出している(例えば特許文献1参照)。
また、別の第2の装置では、原稿の裏当て部分の読み取りデータにおける主走査方向の全幅における各画素について周辺の5×5画素の範囲の画素値の平均値を基準データとして計算し、主走査方向における各画素位置について、基準データと画像データとを比較することで原稿の4辺のエッジを検出し、そのエッジの情報に基づいて傾き補正を行っている(例えば特許文献2参照)。
特開平5−176133号公報 特開2005−273033号公報
しかしながら、第1の装置では、センサーを設置する必要があるため、装置のコストが高くなってしまう。また、第2の装置では、主走査方向における全幅の各画素について画素値(階調を示す例えば8ビット値)を保持するラインメモリーを設ける必要があり、装置のコストが高くなってしまう。
また、5×5画素の周辺領域における画素値の平均値を求める場合、注目画素の属するラインの前後2ラインについてのラインメモリーをさらに設ける必要があるため、さらに装置のコストが高くなってしまう。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、低コストで、原稿画像の傾きを検出する画像処理装置を得ることを目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、原稿画像読取時に光学系からみて原稿の後側に位置する背景部位を読み取ることで得られる1または複数のラインを主走査方向において分割した複数の分割ブロック内の複数の画素の画素値に基づいて、前記複数の分割ブロックのそれぞれに対応する複数の基準値を基準データとして生成する基準データ生成部と、副走査方向に沿ってラインを選択していき、選択したライン内の主走査方向における所定の複数の画素位置についての読み取り画素値とその画素位置が属する前記分割ブロックに対応する前記基準値とに基づいて、前記原稿画像の副走査方向のエッジを検出する原稿画像エッジ検出部と、前記所定の複数の画素位置について検出された前記原稿画像の副走査方向のエッジに基づいて前記原稿画像の傾きを検出する画像属性特定部とを備える。
本発明によれば、低コストで、原稿画像の傾きを検出する画像処理装置が得られる。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置の内部構成を示す側面図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置の電気的な構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態における分割ブロック、並びに原稿画像の先端エッジおよび後端エッジの検出について説明する図である。 図4は、本発明の実施の形態における原稿画像の左端エッジおよび右端エッジの検出について説明する図である。 図5は、スジ領域の一例を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置の動作を説明するフローチャートである。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置の内部構成を示す側面図である。図1に示す画像処理装置は、スキャナー機、コピー機、ファクシミリ機、複合機などといった装置である。
図1に示す画像処理装置は、コンタクトガラス1a,1b、キャリッジ2,3、結像レンズ4、イメージセンサー5、白基準パッチ6、および原稿カバー7を有する。
コンタクトガラス1aは、当該画像処理装置本体の上面に設置され、原稿カバー7の原稿自動送り装置(ADF:Auto Document Feeder)を使用せずに画像読取を行う場合に原稿を載置される。
また、コンタクトガラス1bは、当該画像処理装置本体の上面に設置され、原稿カバー7のADFで原稿を自動的に搬送しつつ画像読取を行う際に、原稿がその上を通過する。
上述のADFは、コンタクトガラス1b上を通過するように原稿を通過させ、画像読取部21が、コンタクトガラス1b上を通過する原稿の画像を読み取る。
画像読取部21において、キャリッジ2は、図示せぬ駆動源によって副走査方向に移動可能に設置されている。キャリッジ2は、光源11とミラー12とを有する。光源11は、主走査方向に沿って配置され、例えば配列された複数の発光ダイオードで光を出射する。光源11から出射された光は、キャリッジ2の位置に応じて、コンタクトガラス1a上に載置された原稿、コンタクトガラス1b上を通過する原稿などで反射する。ミラー12は、原稿などからの反射光を反射する。原稿カバー7のADFを使用して原稿の画像読取を行う場合、キャリッジ2は、コンタクトガラス1bの下に固定的に配置される。
また、キャリッジ3は、図示せぬ駆動源によってキャリッジ2とともに副走査方向に移動可能に設置されている。キャリッジ3は、ミラー13,14を有する。ミラー13,14は、キャリッジ2のミラー12からの光を反射して副走査方向に沿って出射する。
結像レンズ4は、ミラー14からの光をイメージセンサー5に結像させる。イメージセンサー5は、主走査方向に配列された所定の画素数の受光素子を有する一次元イメージセンサーであり、ラインごとに、その画素数の画素についての受光量に対応する電気信号を出力する。イメージセンサー5としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)が使用される。
白基準パッチ6は、装置内部の天面に配置され、白色の基準データを取得するために使用される板状の部材である。
原稿カバー7は、コンタクトガラス1aに面接触可能で回動自在に設置されている部材であって、原稿をコンタクトガラス1aに密着させるとともに、画像読取時に環境光がコンタクトガラス1から装置内部へ入射することを防ぐ。また、原稿カバー7は、ADFを有しており、原稿トレイ7aに載置された原稿を1枚ずつ搬送ローラー7bによって搬送し、コンタクトガラス1b上を通過させる。
図2は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置の電気的な構成を示すブロック図である。図3は、本発明の実施の形態における分割ブロック、並びに原稿画像の先端エッジおよび後端エッジの検出について説明する図である。図4は、本発明の実施の形態における原稿画像の左端エッジおよび右端エッジの検出について説明する図である。図5は、スジ領域の一例を示す図である。
図2に示すように、画像読取部21により得られる原稿画像を含む読み取り画像の画像データが画像処理部22に供給される。
画像処理部22は、基準データ生成部31、スジ領域特定部32、原稿画像エッジ検出部33、画像属性特定部34、および原稿画像処理部35を有する。なお、画像処理部22は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などでハードウェアとして実現してもよいし、コンピューターでプログラムを実行することで、ソフトウェアとして実現してもよい。
基準データ生成部31は、背景部位を読み取ることで得られる1または複数のラインを主走査方向において分割した複数の分割ブロック内の複数の画素の画素値に基づいて、複数の分割ブロックのそれぞれに対応する複数の基準値を基準データとして生成し、図示せぬメモリーにおいて保持する。例えば図3に示すように、副走査方向の幅がLref本のライン幅である16個の分割ブロックが設定される場合、16個の基準値がメモリーに保持される。
背景部位は、原稿画像読取時に光学系(図1におけるコンタクトガラス1a,1bなど)からみて原稿の後側に位置する部位であって、コンタクトガラス1a上の原稿をコンタクトガラス1aに押し付ける原稿カバー7の原稿押さえ部、およびコンタクトガラス1b上方の原稿搬送ガイド、原稿搬送ローラーなどの部位である。
なお、上述の基準値は、分割ブロックが1ラインである場合、その基準値に対応する分割ブロック内の画素値の最頻値とされ、分割ブロックが複数ラインである場合、その基準値に対応する分割ブロック内のそれぞれのラインにおける画素値の最頻値についての平均値とされるようにしてもよい。このようにすることで、多くのラインメモリーを必要とせずに、上述の基準値が得られる。例えば、基準データ生成部31は、画素値(濃度値)のヒストグラムを生成し、そのヒストグラムから最頻値を特定する。
また、上述の基準値は、分割ブロックが1ラインである場合、その基準値に対応する分割ブロック内の画素値の平均値とされ、分割ブロックが複数ラインである場合、その基準値に対応する分割ブロック内のそれぞれのラインにおける画素値の平均値についての平均値とされるようにしてもよい。このようにすることで、多くのラインメモリーを必要とせずに、上述の基準値が得られる。
このように、主走査方向において長い幅を有する1つの分割ブロック内に対して1つの基準値を決定するので、光源11、イメージセンサー5などの特性に起因する主走査方向における読み取り輝度のばらつきの影響が抑制されるとともに、ノイズの影響も抑制される。
スジ領域特定部32は、コンタクトガラス1bに付着したゴミなどに起因して読み取り画像内において副走査方向に延びるスジを検出し、そのスジの主走査方向におけるスジ領域を特定する。
原稿画像エッジ検出部33は、副走査方向に沿ってラインを選択していき、選択したライン内の所定の複数の画素位置についての読み取り画素値(画像読取部21により得られた画素値)とその画素位置が属する分割ブロックに対応する基準値とに基づいて、原稿画像の副走査方向のエッジを検出する。
この実施の形態では、原稿画像エッジ検出部33は、副走査方向における所定の複数のラインのそれぞれについて、そのライン内の各画素位置の読み取り画素値とその画素位置が属する分割ブロックに対応する基準値とに基づいて、原稿画像の主走査方向のエッジを検出する。
この実施の形態では、原稿画像エッジ検出部33は、原稿画像の副走査方向の先端エッジおよび後端エッジを検出するとともに、原稿画像の主走査方向の左端エッジおよび右端エッジを検出する。
例えば図3に示すように、所定の画素位置P1〜P4のそれぞれについて、副走査方向における先端エッジ位置(つまり、先端エッジが存在するライン)LS1〜LS4および後端エッジ位置LE1〜LE4が検出される。
また、例えば図4に示すように、所定のラインL1〜L4のそれぞれについて、主走査方向における左端エッジ位置(つまり、左端エッジが存在する画素位置)PL1〜PL4および右端エッジ位置PR1〜PR4が検出される。
具体的には、原稿画像エッジ検出部33は、背景部位の色が白である場合、選択したラインが、分割ブロックに対応する基準値から読み取り画素値を減算して得られる値が所定の閾値以上となった最初のラインである場合、選択したラインのその注目画素位置に、原稿画像の副走査方向の先端エッジがあると判定する。
また、原稿画像エッジ検出部33は、背景部位の色が白以外の色である場合、選択したラインが、選択したラインにおける注目画素位置において、分割ブロックに対応する基準値から読み取り画素値を減算して得られる値の絶対値が所定の閾値以上となった最初のラインである場合、選択したラインのその注目画素位置に、原稿画像の副走査方向の先端エッジがあると判定する。
さらに、原稿画像エッジ検出部33は、背景部位の色が白である場合、先端エッジの検出後、選択したラインが、分割ブロックに対応する基準値から読み取り画素値を減算して得られる値が所定の閾値以上となった最後のラインである場合、選択したラインのその注目画素位置に、原稿画像の副走査方向の後端エッジがあると判定する。
また、原稿画像エッジ検出部33は、背景部位の色が白以外の色である場合、選択したラインが、選択したラインにおける注目画素位置において、分割ブロックに対応する基準値から読み取り画素値を減算して得られる値の絶対値が所定の閾値以下へ変化した最後のラインである場合、選択したラインのその注目画素位置に、原稿画像の副走査方向の後端エッジがあると判定する。
さらに、具体的には、原稿画像エッジ検出部33は、背景部位の色が白である場合、ライン内の注目画素位置が、分割ブロックに対応する基準値から読み取り画素値を減算して得られる値が所定の閾値以上となった最初の画素位置である場合、そのラインのその注目画素位置に、原稿画像の主走査方向の左端エッジがあると判定する。
また、原稿画像エッジ検出部33は、背景部位の色が白以外の色である場合、ライン内の注目画素位置が、分割ブロックに対応する基準値から読み取り画素値を減算して得られる値の絶対値が所定の閾値以上となった最初の画素位置である場合、そのラインのその注目画素位置に、原稿画像の主走査方向の左端エッジがあると判定する。
さらに、具体的には、原稿画像エッジ検出部33は、背景部位の色が白である場合、ライン内の注目画素位置が、分割ブロックに対応する基準値から読み取り画素値を減算して得られる値が所定の閾値以上となった最後の画素位置である場合、そのラインのその注目画素位置に、原稿画像の主走査方向の右端エッジがあると判定する。
また、原稿画像エッジ検出部33は、背景部位の色が白以外の色である場合、ライン内の注目画素位置が、分割ブロックに対応する基準値から読み取り画素値を減算して得られる値の絶対値が所定の閾値以下へ変化した最後の画素位置である場合、そのラインのその注目画素位置に、原稿画像の主走査方向の右端エッジがあると判定する。
また、原稿画像エッジ検出部33は、スジ領域外では、上述のように、ライン内の各画素位置の読み取り画素値とその画素位置が属する分割ブロックに対応する基準値とに基づいて、原稿画像の主走査方向のエッジを検出し、スジ領域内では、ライン内の各画素位置の読み取り画素値とその画素位置の隣接画素位置の読み取り画素値とに基づいて、原稿画像の主走査方向のエッジを検出する。
なお、左端エッジについては、スジ領域内では、ライン内の各画素位置の読み取り画素値とその画素位置の左側に隣接する画素位置の読み取り画素値とに基づいて、原稿画像の主走査方向の左端エッジを検出する。具体的には、ライン内の注目画素位置の読み取り画素値からその画素位置の左側に隣接する画素位置の読み取り画素値を減算して得られる値が所定の閾値以上となったとき、注目画素位置に原稿画像の主走査方向の左端エッジが存在すると判定する。
また、右端エッジについては、スジ領域内では、ライン内の各画素位置の読み取り画素値とその画素位置の右側に隣接する画素位置の読み取り画素値とに基づいて、原稿画像の主走査方向の右端エッジを検出する。具体的には、ライン内の注目画素位置の読み取り画素値からその画素位置の右側に隣接する画素位置の読み取り画素値を減算して得られる値が所定の閾値以上となったとき、注目画素位置に原稿画像の主走査方向の右端エッジが存在すると判定する。
例えば、図5に示す例では、ラインL1,L2については、スジ領域内で、右端エッジおよび左端エッジが検出され、ラインL3,L4については、スジ領域外で、右端エッジおよび左端エッジが検出される。
なお、スジ領域特定部32は、スジ領域でのエッジ検出を上述のように切り替えるためのマスクデータを生成する。マスクデータは、全幅分の1画素あたり1ビットのデータであり、スジ領域内かスジ領域外かを示すデータである。原稿画像エッジ検出部33は、そのマスクデータを参照して注目画素位置がスジ領域内か否かを判定する。
スジ領域特定部32は、以下の4つの条件から選択された1つの条件が成立した画素はスジ領域内とし、それ以外はスジ領域外としてマスクデータを生成する。
条件#1:主走査方向における注目画素位置(スジ領域内か否かを特定すべき画素位置)について、基準データ生成に使用されるラインの範囲内で副走査方向に沿って配列している画素のうち、少なくとも1つの画素の読み取り画素値(RGB値)のR値、G値およびB値の少なくとも1つが所定の閾値以下である。
条件#2:主走査方向における注目画素位置について、基準データ生成に使用されるラインの範囲内で副走査方向に沿って配列している画素のうち、少なくとも1つの画素の読み取り画素値(RGB値)のR値、G値およびB値のすべてが所定の閾値以下である。
条件#3:主走査方向における注目画素位置について、基準データ生成に使用されるラインの範囲内で副走査方向に沿って配列している全画素の読み取り画素値(RGB値)のR値、G値およびB値の少なくとも1つが所定の閾値以下である。
条件#4:主走査方向における注目画素位置について、基準データ生成に使用されるラインの範囲内で副走査方向に沿って配列している全画素の読み取り画素値(RGB値)のR値、G値およびB値のすべてが所定の閾値以下である。
図2に戻り、画像属性特定部34は、主走査方向における上述の所定の複数の画素位置について検出された原稿画像の副走査方向のエッジに基づいて原稿画像の傾きを検出する。
また、画像属性特定部34は、原稿画像の副走査方向のエッジおよび原稿画像の主走査方向のエッジに基づいて原稿画像の傾きを検出するようにしてもよい。
この実施の形態では、画像属性特定部34は、原稿画像の副走査方向の先端エッジおよび後端エッジ並びに原稿画像の主走査方向の左端エッジおよび右端エッジに基づいて、原稿画像の位置を特定する。
原稿画像処理部35は、検出された上述の傾きの角度に応じて、原稿画像が正立するように原稿画像を回転するとともに、原稿画像の位置に応じて、例えば原稿画像が所定読み取りサイズの画像内の中央に位置するように原稿画像を移動する。
次に、上記画像処理装置の動作について説明する。図6は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置の動作を説明するフローチャートである。
画像処理部22は、画像読取部21による読み取り画像の先頭から1ラインずつ、各ラインの読み取り画素値を取得していく。
そして、まず、基準データ生成部31が、上述のようにして基準データを生成する(ステップS1)。
その後、原稿画像エッジ検出部32は、読み取り画像内で副走査方向に沿って注目ラインを順番に選択していき、その注目ラインにおける所定の画素位置P1〜P4において副走査方向の先端エッジまたは後端エッジが存在するか否かを上述のようにして判定する(ステップS2)。
また、原稿画像エッジ検出部32は、その注目ラインが所定のラインL1〜L4である場合、その注目ラインにおいて主走査方向の左端エッジおよび右端エッジが存在するか否かを上述のようにして判定する(ステップS3)。
そして、原稿画像エッジ検出部32により先端エッジおよび後端エッジ並びに左端エッジおよび右端エッジが検出されると、画像属性特定部34は、読み取り画像内の原稿画像の位置、サイズおよび傾き角を、その先端エッジおよび後端エッジ並びに左端エッジおよび右端エッジの位置に基づいて特定する(ステップS4)。
原稿画像処理部35は、その読み取り画像内の原稿画像の位置、サイズおよび傾き角に基づき、原稿画像の編集(回転、移動など)が必要か否かを判定し(ステップS5)、原稿画像の編集が必要であると判定した場合には、必要な編集を原稿画像に対して施す(ステップS6)。
以上のように、上記実施の形態によれば、基準データ生成部31は、背景部位を読み取ることで得られる1または複数のラインを主走査方向において分割した複数の分割ブロック内の複数の画素の画素値に基づいて、複数の分割ブロックのそれぞれに対応する複数の基準値を基準データとして生成し、原稿画像エッジ検出部33は、副走査方向に沿ってラインを選択していき、選択したライン内の所定の複数の画素位置についての読み取り画素値とその画素位置が属する分割ブロックに対応する基準値とに基づいて、原稿画像の副走査方向のエッジを検出する。そして、画像属性特定部34は、所定の複数の画素位置について検出された原稿画像の副走査方向のエッジに基づいて原稿画像の傾きを検出する。
これにより、全幅分の画素値を基準データとしてラインメモリーで保持する必要がないため、装置のコストが低くなる。
なお、上述の実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、上記実施の形態において、原稿画像の傾きを検出するだけでよい場合、副走査方向における原稿画像のエッジを検出し、主走査方向における原稿画像のエッジを検出しないようにしてもよい。
本発明は、例えば、スキャナー、コピー機、複合機などに適用可能である。
31 基準データ生成部
32 スジ領域特定部
33 原稿画像エッジ検出部
34 画像属性特定部
35 原稿画像処理部

Claims (6)

  1. 原稿画像読取時に光学系からみて原稿の後側に位置する背景部位を読み取ることで得られる1または複数のラインを主走査方向において分割した複数の分割ブロック内の複数の画素の画素値に基づいて、前記複数の分割ブロックのそれぞれに対応する複数の基準値を基準データとして生成する基準データ生成部と、
    副走査方向に沿ってラインを選択していき、選択したライン内の主走査方向における所定の複数の画素位置についての読み取り画素値とその画素位置が属する前記分割ブロックに対応する前記基準値とに基づいて、前記原稿画像の副走査方向のエッジを検出する原稿画像エッジ検出部と、
    前記所定の複数の画素位置について検出された前記原稿画像の副走査方向のエッジに基づいて前記原稿画像の傾きを検出する画像属性特定部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記原稿画像エッジ検出部は、副走査方向における所定の複数のラインのそれぞれについて、前記ライン内の主走査方向における各画素位置の読み取り画素値とその画素位置が属する前記分割ブロックに対応する前記基準値とに基づいて、前記原稿画像の主走査方向のエッジを検出し、
    前記画像属性特定部は、前記原稿画像の副走査方向のエッジ、または、前記原稿画像の副走査方向のエッジおよび前記原稿画像の主走査方向のエッジに基づいて前記原稿画像の傾きを検出すること、
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 原稿画像処理部をさらに備え、
    前記原稿画像エッジ検出部は、前記原稿画像の副走査方向の先端エッジおよび後端エッジを検出するとともに、前記原稿画像の主走査方向の左端エッジおよび右端エッジを検出し、
    前記画像属性特定部は、前記原稿画像の副走査方向の先端エッジおよび後端エッジ並びに前記原稿画像の主走査方向の左端エッジおよび右端エッジに基づいて、前記原稿画像の位置を特定し、
    前記原稿画像処理部は、前記検出された前記傾きの角度に応じて前記原稿画像を回転するとともに、前記原稿画像の位置に応じて前記原稿画像を移動すること、
    を特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記基準値は、前記分割ブロックが1ラインである場合、その基準値に対応する前記分割ブロック内の画素値の最頻値とされ、前記分割ブロックが複数ラインである場合、その基準値に対応する前記分割ブロック内のそれぞれのラインにおける画素値の最頻値についての平均値とされることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処理装置。
  5. 前記基準値は、前記分割ブロックが1ラインである場合、その基準値に対応する前記分割ブロック内の画素値の平均値とされ、前記分割ブロックが複数ラインである場合、その基準値に対応する前記分割ブロック内のそれぞれのラインにおける画素値の平均値についての平均値とされることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処理装置。
  6. 主走査方向におけるスジ領域を特定するスジ領域特定部をさらに備え、
    前記原稿画像エッジ検出部は、前記スジ領域外では、前記ライン内の各画素位置の読み取り画素値とその画素位置が属する前記分割ブロックに対応する前記基準値とに基づいて、前記原稿画像の主走査方向のエッジを検出し、前記スジ領域内では、前記ライン内の各画素位置の読み取り画素値とその画素位置の隣接画素位置の読み取り画素値とに基づいて、前記原稿画像の主走査方向のエッジを検出すること、
    を特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
JP2013110417A 2013-05-24 2013-05-24 画像処理装置 Active JP5968263B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013110417A JP5968263B2 (ja) 2013-05-24 2013-05-24 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013110417A JP5968263B2 (ja) 2013-05-24 2013-05-24 画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014230222A true JP2014230222A (ja) 2014-12-08
JP5968263B2 JP5968263B2 (ja) 2016-08-10

Family

ID=52129662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013110417A Active JP5968263B2 (ja) 2013-05-24 2013-05-24 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5968263B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017092560A (ja) * 2015-11-04 2017-05-25 キヤノン株式会社 画像読取装置、画像読取方法
US10257384B2 (en) * 2016-10-28 2019-04-09 Kyocera Document Solutions Inc. Image processing apparatus
JP2019125900A (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 ブラザー工業株式会社 画像読取装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07203143A (ja) * 1993-12-28 1995-08-04 Mitsubishi Electric Corp 画像読取装置
JP2007088654A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Pfu Ltd 画像読取装置
JP2007140684A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Toshiba Corp 画像処理装置、方法、プログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07203143A (ja) * 1993-12-28 1995-08-04 Mitsubishi Electric Corp 画像読取装置
JP2007088654A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Pfu Ltd 画像読取装置
JP2007140684A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Toshiba Corp 画像処理装置、方法、プログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017092560A (ja) * 2015-11-04 2017-05-25 キヤノン株式会社 画像読取装置、画像読取方法
US10491770B2 (en) 2015-11-04 2019-11-26 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus with skew feed correction and image reading method thereof
US10257384B2 (en) * 2016-10-28 2019-04-09 Kyocera Document Solutions Inc. Image processing apparatus
JP2019125900A (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 ブラザー工業株式会社 画像読取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5968263B2 (ja) 2016-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7630102B2 (en) Image reading device and method
US8068260B2 (en) Original document size detection using a line sensor for reading the original document
US20120086990A1 (en) Image processing apparatus and method
JP5968263B2 (ja) 画像処理装置
US20110228349A1 (en) Image reading apparatus
JP7087620B2 (ja) 画像読取装置の出力画像生成方法および画像読取装置
US8947749B2 (en) Image reading apparatus, control method of image reading apparatus, and storage medium
JP5255891B2 (ja) 画像読取装置
JP6519808B2 (ja) 画像処理装置
JP5206582B2 (ja) 画像読取装置
JP2009284190A (ja) 画像読み取り装置および画像読み取りシステム
JP6642833B2 (ja) 画像処理装置
JP4678806B2 (ja) 画像読み取り装置及び画像形成装置
JP5267108B2 (ja) 画像処理装置
JP6288514B2 (ja) 画像読取装置
US20240073340A1 (en) Image reading apparatus, method for controlling the same, and storage medium
JP5901559B2 (ja) 画像処理装置
JP5883805B2 (ja) 画像読取装置、画像形成装置および画像読取方法
JP5797102B2 (ja) 画像読取装置
JP4864029B2 (ja) 原稿読取装置
JP5901560B2 (ja) 画像処理装置
JP2023003470A (ja) 画像読取装置、画像処理方法及びプログラム
JP6081874B2 (ja) 画像読取装置
JP2020120230A (ja) 画像読取装置
JP2020077959A (ja) 画像読取装置、画像読取方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160407

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160609

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5968263

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150