JP2014229489A - 車載電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成でありながら、より高い防水機能を担保することができる車載電子機器を提供する。
【解決手段】外部装置に接続されるコネクタ(5)を含む電子部品が実装された基板(4)と、前記基板を挿入するための基板開口(22)及び前記コネクタの接続部(55,56,57)を外部に露出させるコネクタ開口(21)を有し前記基板を内部に収容する箱状のケース(2)と、前記ケースに組み付けられて前記基板開口を閉塞するカバー(3)とを備えた車載電子機器(E、E2)において、前記コネクタの径方向外周面(50)の少なくとも一部に、液体(Wd)を吸収して膨張する吸水材(G)が配設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品が実装された基板をケース内に収容してなる車載電子機器に関するものである。
例えば電子回路等を構成する電子部品が実装されたプリント基板を収容し、車両に搭載される車載電子機器には、一定の防水信頼性が要求される。具体的には、プリント基板を箱状のケース内部に収容する構造を有し、車両の所定の場所に搭載される車載電子機器が知られており、車載電子機器は外部機器に接続されて使用に供される。また、このような車載電子機器のケースには、たいていは、プリント基板に実装されるコネクタを外部機器に接続するために外部に露出させるコネクタ開口が設けられている。よって、このコネクタ開口周辺の外部から内部へと液体が浸入する虞がある。
このため、電子機器の個々のケース形状に対応したゴムパッキン等の防水シール部材を適宜コネクタ開口に取付け、車載電子機器を防水する構造が知られている。下記の特許文献1では、ゴムや熱可塑性エラストマー樹脂等の材料よりなる防水シール部材を用いて、コネクタとケースとの結合部分のシールを行う防水構造について提案がなされている。
特開2001−85101号公報
しかしながら、車両に搭載される多種の車載電子機器において、その設置場所によっては、高度な防水性が必要とされない場合がある。例えば車室の周辺に設置され、車室からの被水対策を主に考慮すべき車載電子機器については、軽度の防水仕様で間に合う場合もある。このような場合にまでも、完全防水の仕様で、ケース個々の開口部の形状に応じたゴムパッキン等を製造するのは、部品点数の増加に伴って、生産工程も増大し、ひいては生産コスト高を招くという問題がある。
一方、例えば車室周辺に載置される車載電子機器では、完全防水までは要求されないものの、車室内で誤ってこぼした飲料等が水滴状態でコネクタ開口周辺に滴下して回路基板に浸入することを防止できる程度の防水性は要求される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成でありながら、より高い防水機能を担保することができる車載電子機器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の車載電子機器は、外部装置に接続されるコネクタを含む電子部品が実装された基板と、基板を挿入するための基板開口及びコネクタの接続部を外部に露出させるコネクタ開口を有し基板を内部に収容する箱状のケースと、ケースに組み付けられて基板開口を閉塞するカバーとを備えた車載電子機器において、コネクタの径方向外周面の少なくとも一部に、液体を吸収して膨張する吸水材が配設されたことを特徴とする。
この構成によれば、車載電子機器に液体が掛かった場合、ケースに形成されたコネクタ開口の周辺に至った液体は、コネクタ開口からケースの外部に露出するコネクタに滴下し、その径方向外周面をつたってケース内部方向へ進むと、コネクタの外周面の少なくとも一部に配設された吸水材によって吸収される(「液体」として水滴状の水を代表的に挙げることができる。以下、単に「水滴」、「水分」等と記載しても油分を適宜含む液体も含まれるものとする)。また、吸水材は、液体を吸収すると膨張して体積が大きくなるため、コネクタの径方向外周面とコネクタ開口との間に形成されて液体の浸入口となりうる隙間を小さくし、或いはこの隙間を塞ぐことになり、この隙間を通して外部からケース内へ液体が浸入しにくくなる。つまり、液体がケース内に浸入する前に吸水材の配設箇所で吸収され、且つケースとコネクタとの隙間を小さくし或いは塞ぐことによって、液体のケース内部への浸入を防止することができる。よって、簡易な構成でありながら、より高い防水機能を担保することができる車載電子機器を提供することができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係るECUユニットの側面図であって、コネクタ周辺を一部破断した図である。 同じく、ECUユニットの平面図であって、コネクタ周辺を一部破断した図である。 同じく、ECUユニットの正面図である。 コネクタの径方向外周面の全周に亘って吸水材が配設されていることを示す図3の部分拡大図である。 図1のECUユニットを構成するケースの裏面図である。 図5のVI-VI線断面図である。 ケースの基板開口の防水構造を示すために、図2をVII-VII線で切断した部分拡大断面図である。 図1のECUユニットについて防水機能を説明するための図である。 ゲルで全体を成形した吸水材の構成を示す模式図である。 通気シートでゲルを保持した吸水材の構成を示す模式図である。 本発明の第2実施形態に係るECUユニットの側面図であって、コネクタ周辺を一部破断した図である。 同じく、コネクタの下部に吸水材が配設されていることを示す図11の正面図である。 図11のECUユニットについて防水機能を説明するための図である。
以下、本発明の車載電子機器の具体的な実施形態について図面を参照しつつ説明する。以下の各実施形態においては、車載電子機器の一例としてエアバッグの展開等を制御する電子制御機器(以下、ECUユニットと略記する)について説明する。なお、以下の説明における上下、左右等の方向は、内容の理解を容易にするために便宜的に設定したものに過ぎない。
[第1実施形態]
第1実施形態のECUユニットEは、図1乃至図3に示すように、図示しない外部装置に接続されるコネクタ5を備えたプリント基板4と、プリント基板4を挿入して収容するための基板開口22及びコネクタ5を外部に露出させるコネクタ開口21を有するケース2と、ケース2に組み付けられて基板開口22を閉塞するカバー3とを備えており、コネクタ5の径方向外周面50には第1の吸水材Gが配設されている。なお、ECUユニットEは、車載状態において、ケース2のコネクタ開口21を車両前方に向け、且つ基板開口22を下方に向けて配置される。また、各図面において、肉薄の吸水材の端面の厚みを誇張して適宜黒塗りを施し、また吸水材の表面には網掛けを適宜施して示した。
ケース2は、外形状が略直方体形であって下方が開口する箱状をなす樹脂製の筐体である。ケース2の下端には、下方が開口する基板開口22が形成されている。プリント基板4は、基板開口22から挿入されてケース2内に収容される。
ケース2の前部24には、左側2/3ほどの幅を有し前方に突出形成された開口周壁24aと、右側1/3ほどの幅を有し開口周壁24aよりも後方に位置する前壁24bとが形成されている。開口周壁24aの前端には、前方が開口するコネクタ開口21が形成されている。ケース2に収容されるプリント基板4に設けられたコネクタ5は、先端側半分程度の領域において上方及び左右の外周面が開口周壁24aによって囲まれると共に、コネクタ5先端がコネクタ開口21より外部に露出している。
コネクタ開口21は、コネクタ5の相手方コネクタ接続方向から視た正面視の外形に対応して形成された開口であって、基板開口22と連続するように下方に向けて切欠かれている。より具体的には、コネクタ開口21は、横長の大長方形とこれより低い高さの縦長の小長方形とを下方において水平方向に沿っておおよそ揃えながら左右に連続するコネクタ5の正面視の外形に対応して、開口周壁24aの左右上端壁を一部分残しながら下方に向けて切欠いて形成されている。なお、ケース2の上面、後面、左面、右面をなす各側壁を、それぞれ上壁23、後壁25、左壁26、右壁27と称する。
また、図5、図6に示すように、基板開口22の大部分を形成する周囲の側壁(開口周壁24aを除く)下端の内周面221は、ケース2の下方に向けて拡径するテーパ状に形成されている。下端内周面221は、図7に示すとおり、カバー3の外周端面31がケース2に組み付けられて隙間○を介して相対向する周面部分である。なお、図6は、ケース2が車載状態とは上下逆に図示されているため、下端内周面221が上方に図示されている。
下端内周面221は、テーパ面の高さが組付け状態で相対向するカバー3の全体の厚みTに対応してやや狭く形成されている。また、下端内周面221のテーパ面の全周長は後壁25、左壁26、右壁27及び前壁24bの各内周長に対応して形成されている。そして、下端内周面221のテーパ面には、その長尺帯状とおおよそ同一の周長でテーパ面の1/2程度の高さを有する第2の吸水材Gが貼り付けられている。第2の吸水材Gは、コネクタ5の径方向外周面50に配設される後述する第1の吸水材G1とは別の吸水材であって、ECUユニットEの載置場所より下方から被水する状態であっても防水可能にするためのものである。
なお、ケース2の裏面の隅部には、プリント基板4を取り付けたカバー3をケース2にネジで固定するためのボス部240、250、260、270が突設されている。各ボス部240、250、260、270はカバー3によってプリント基板4をケース2の内部に固定した状態で、基板開口22の端面とカバー3の外表面とがほぼ面一となって組み付け可能な高さに突出している。また、各ボス部240、250、260、270の雌ネジ部は、基板開口22の端面側(ケース2の下方)の近くに配置するように形成されている。よって、各ボス部240、250、260、270に対応するケース2の上壁23の上面の4隅は下方に陥没して形成されており、図1〜3等の符号241、251、261、271に示される。
なお、コネクタ5の背面5b近くに配置するボス部240は、ケース2の隅部よりも後方側に形成され、コネクタ5や各ピン配線に対応するパターンと上記のネジとが干渉するのを回避している。また、ケース2の裏面には、符号281〜283に示されるリブが形成され、上記陥没部やボス部、各壁部等におけるケース2の強度補強が図られている。
カバー3は、金属製の平板部材を加工して形成されるカバー部材であり、プリント基板4をケース2の内部に収容した状態で基板開口22を塞ぐ役割を有する。カバー3は、プリント基板4を自身の上に配置して基板開口22からケース2の内側に挿入され、ボス部240、250、260、270を介してケース2の下方にネジ止め固定される。カバー3は、基板開口22に対して相似小形であり、且つプリント基板4のプリント板41に対して相似大形の略方形の全体形状を有する(図5等参照)。カバー3は、その外周端面31が隙間Oを介して第2の吸水材Gが配設されたケース2の下端内周面221と対向する。
また、カバー3の前端部において、ケース2組み付け状態でコネクタ5の下周面5dに相対向し且つ開口周壁24a下方に配置する部分には、前後方向に沿って前方に突出した延設部32が形成されている。延設部32は、左右方向に横長の長方形状で、プリント板41から前方に突出するコネクタ5の下周面5dの後方側の半分程を覆うように形成されている。また、延設部32のうち前端の前方外周端面321は、下周面5dに近接するように延設部32を上方に折り曲げて形成されており、前方外周端面321の上端面322と下周面5dとの間に隙間O12が形成されている。この隙間O12と後述する隙間O11とは、外側に露出するコネクタ5とケース2及びカバー3との間に生じる隙間であって、上方から滴下等する液体の外部からの浸入口となりうる隙間である。
また、カバー3のネジが配置される部分は、ネジの当接面部周辺を凹ませて形成され、ネジ頭がカバー3の外表面から突出しないようになっている。このため、カバー3の外表面は凸凹状をなしている。また、カバー3の外周面の大部分を形成する外周端面31は、前方外周端面321と同様に上方に折り曲げて形成されている。カバー3は、前方外周端面321を除いた基板開口22と対向配置する大部分で、凸凹状の高さに対応する上述した厚みTを有する。第2の吸水材Gは、この厚みTに対応して少し低い高さを有して前述した長尺帯状に成形され、隙間Oを介してカバーの外周端面31に相対向するようにケース2の下端内周面221に配設される。
プリント基板4は、エアバッグの制御に用いられる電子回路が実装された回路基板であって、ケース2内に収容される。プリント基板4には、コネクタ5が接続配置され、コネクタ5の相手方コネクタとの接続方向における先端部分が、プリント板41の前端から突出している。コネクタ5は、車両側のコネクタ(図示せず)と嵌合することで外部機器とECUユニットEとを接続する。コネクタ5は、上述したとおり、正面視で横長の大長方形と縦長の小長方形とを左右に連続させた略方形の外形を有している。また、コネクタ5の正面視の外形はコネクタ5の径方向外周面50の外形に対応している。
コネクタ5は、具体的には図3及び図4に示すとおり、左右両周面5l、5rがフラット状に形成されている。また、コネクタ5の前面は、上記の横長の大長方形の部分に左方から順に2つの凹コネクタ部55、56を有し、連続して縦長の小長方形の部分に凸コネクタ部57を有するように形成されている。凸コネクタ部57の上周面57uは、凹コネクタ部55、56で同一面を形成する上周面55u、56uより下方に段差をなしながら右方に連続し、また、凸コネクタ部57の下周面57dは、凹コネクタ部55、56で同一面を形成する下周面55d、56dよりわずかに上方に段差をなしながら右方に連続して形成されている。以下、コネクタ5の「上周面5u」は、左から順に凹コネクタ55の上周面55u、56u、凸コネクタ57の上周面57uが連続して形成される段差状の上周面全体を指すものとする。またコネクタ5の「下周面5d」も同様に、凹コネクタ55の下周面55d、56d、凸コネクタ57の下周面57dが連続して形成される段差状の下周面全体を指すものとする。
よって、コネクタ5の径方向外周面50は、上下左右の上記の各周面5u、5d、5l、5rに沿って全周面が形成される。また、径方向外周面50のうち、上、左右の各周面5u、5l、5rは、ECUユニットEとして組み立てられた状態でケース2のコネクタ開口21の内周縁部と相対向し、この間には隙間O11が形成される。また、径方向外周面50のうち下周面5dは、カバー3の前方外周端面321の上端面322と相対向し、この間には隙間O12が形成される。
なお、コネクタ5の背面5bは、プリント板41上の所定のホールとコネクタピンとを接続するように適宜凹凸状に形成されている。コネクタ5はこの背面5bを形成する後端部においてプリント板41上に載置され、その載置面から僅かに上方に段差をなして、下周面5dと連続している。
ここで、コネクタ5の前後方向中央より後ろ寄りの径方向外周面50には、第1の吸水材Gが、コネクタ5の奥行きの略半分ほどの幅で全周(各周面5u、5l、5d、5r)に亘って配設されている。第1の吸水材Gは、ケース2の内部に浸入ようとする水と接した際に吸水して膨潤し、自身の体積を大きくすることで水の浸入口を小さくし又は塞ぐ役割を果たす、ECUユニットEを防水するための部材である。なお、以下の説明では、ECUユニットEに掛かる液体として主に水を想定している。以下、第1の吸水材Gについて、図9に示される模式図を参照しつつ説明する。なお、図9は、吸水材の構成を分かり易く模式的に示したものであって、各部材等の実寸法を正確に表すものではない。なお、前述した第2の吸水材Gも第1の吸水材Gと同様の構成で成形されているため、以下は第1の吸水材Gについて説明し、第2の吸水材Gについての説明は省略する。
図9に示されるとおり、第1の吸水材Gは、ハイドロゲルを主成分とするゲル部材gelと、コネクタの外周面等の被配設面100に配設可能にするにテープ部材tapよりなり、公知の方法でテープ部材tapにゲル部材gelを着接して成形されている。第1の吸水材Gは、テープ部材tapの粘着面を被配設面100貼着する簡易な方法で配設することができる。
また、ゲル材部gelは親和性溶媒である水との相互作用によって容易に膨潤する。第1の吸水材Gは自身の膨張後の形状を規制する部材を有さず全体でゲル状を呈し、水分を吸水することで自由度の高い不定形状の第1の吸水材Gafterに膨張できる。特にハイドロゲルは水との親和性が大きく、容易に高分子鎖間に水分子が浸透できるので良好に水滴Wdを吸水して膨潤できる。よって、第1の吸水材Gの被配設面100と第1の吸水材Gに相対向する不定形凹凸状の被防水表面200との隙間O31〜O33を好適に閉塞することができる。なお、ゲルは架橋構造のため有限の膨潤性と体積を保持する。
より具体的には、ゲル部材としてN-イソプロピルアクリルアミドのゲルを主成分とするハイドロゲルを好適に用いることができる。一般的に、ゲルが膨潤することによって三次元網目構造を有する高分子鎖は引き延ばされ、高分子鎖には逆に収縮しようとする力が発生する。つまり、ゲルの膨潤は、高分子鎖の収縮力と、水分子が高分子鎖のネットワーク中に浸透しようとするネットワークへの浸透圧とがつり合ったところで平衡状態に達するとの知見がある。
N-イソプロピルアクリルアミドのゲルでは、窒素原子のところで水和により水分子が浸透しやすくなっていて、浸透が促進される間は高い膨潤度を示すが、ゲルの収縮力自体が強くなる場合等には脱水和が起こり水との親和性が低下しゲルが収縮することが知られている。つまり、N-イソプロピルアクリルアミドのゲルは、吸水した水分(浸透水)を放出(脱水和)して膨潤度が低い初期形状に復帰(収縮)できる性質を有している。
次に、ECUユニットEの防水機能について図8も用いて説明する。第1実施形態に係るECUユニットEは、エアバック装置本体と接続可能なように、図示しない運転席と助手席との間のセンターコンソールボックスから車室の床面等を隔てた下方に、ケース2の上壁23を上方に配置して車両に搭載されている。
ここで、コネクタ5の径方向外周面50に配設された第1の吸水材Gは、上述したとおりケース2とカバー3とに相対向する。具体的には、第1の吸水材Gのうちコネクタの左右両周面5l、5r、上周面5uに沿って配設された部分は、隙間O11を介して、ケース2のコネクタ開口21の縁部であって上方側の大部分と相対向する。この際、間隔が0.5〜1.5mm程度の隙間O11を閉塞できるように、厚みが0.5〜1.5mmの第1の吸水材Gを配設することができる。また、第1の吸水材Gのうち下周面5dに沿って配設された部分は、同様に隙間O12を介して、カバー3の前方外周端面321の上端面322と相対向する。換言すると、コネクタ5を露出させるためにECUユニットEの前方に形成された開口部に沿った全部の隙間O11、O12を閉塞できるように、第1の吸水材Gが配設されている。
また、ケース2の下端内周面221に配設された第2の吸水材Gは、同様に隙間Oを介してカバー3の外周端面31に相対向する。吸水材Gは、プリント基板4を挿入するためにケース2の下方に形成された基板開口22に沿った隙間Oを閉塞できるように配設されている。
ここで、例えば、当該車両室内の運転席周辺において搭乗者が飲料を溢した場合には、床面の隙間から下方に漏れた水分は、水滴状態で滴下してECUユニットEの載置箇所まで至りうる。図8に示すとおり、水滴Wdはケース2の上面をつたいながらコネクタの外周面に至ったり、又は、直接にコネクタ5の上周面5uに至りこの周面をつたってさらに左右両周面5l、5rに至ったり、又は、下周面5dまで至ったりして、そのまま隙間O11、O12を抜けてケース2の内部に浸入しようとする。ここで、水滴Wdは、ケース2の内部に浸入する前に、コネクタ5の径方向外周面50の全周に亘って配設された第1の吸水材Gの何処かの部分に不可避的に接する。すると、水滴Wdは第1の吸水材Gに吸水され、そのゲル部材gelが膨潤する。第1の吸水材Gが膨張して第1の吸水材Gafterに形状変形することで隙間O11、O12が閉塞される。このように、ECUユニットEでは、水滴Wdが吸水されることにより防水が図られると共に、水滴Wdの浸入口となる隙間O11、O12が閉塞されることによっても防水を図ることができる。
また、車両ユーザーによる想定外の使用態様として車室内に直接シャワー水を放水しながら洗車するような被水量が多量になる場合であっても、上述したとおり、ケース2内部に浸入する前に、径方向外周面50の全周に亘って配設された第1の吸水材Gの何処かの部分に浸入水が不可避的に接することによって防水することができ、高い防水機能を担保できる。
さらに、上方から滴下する水滴等により被水するのでなく、例えば地面等ECUユニットEの載置場所より下方から水位WLが上昇するような被水状態であっても、同様にECUユニットEを防水できる。
この場合に水の浸入口となりうる箇所は、ECUユニットEの下方に位置するケース2の基板開口22の下部に形成された下端内周面221と、これに相対向配置するカバー3の外周端面31との間の隙間Oである(図7参照)。上述したとおり下端内周面221には第2の吸水材Gが配設されている。よって、コネクタの径方向外周面50に配設された第1の吸水材G同様に別の吸水材Gが浸入水を吸水し、さらに膨潤して膨張後の第2の吸水材Gafterが配設された下端内周面221と相対向配置するカバー3の外周端面31との間の隙間Oを閉塞するのでケース2の下方からその内部への水の浸入を防ぐことができる。不測の下方からの被水にも対応できることで、防水機能の信頼性がより高められている。
以上詳述したことから明らかなように、第1実施形態のECUユニットEは、外部装置に接続されるコネクタ5を含む電子部品が実装されたプリント基板4と、プリント基板4を挿入するための基板開口22及びコネクタ5の接続部を外部に露出させるコネクタ開口21を有しプリント基板4を内部に収容する箱状のケース2と、ケース2に組み付けられて基板開口22を閉塞するカバー3とを備えたECUユニットEにおいて、コネクタ5の径方向外周面50の少なくとも一部に、液体を吸収して膨張する第1の吸水材Gが配設されたことを特徴とする。
この構成によれば、ECUユニットEに液体が掛かった場合、ケース2に形成されたコネクタ開口21の周辺に至った液体は、コネクタ開口21からケース2の外部に露出するコネクタ5に滴下し、その径方向外周面50をつたってケース内部方向へ進むと、コネクタの外周面の少なくとも一部に配設された第1の吸水材Gによって吸収される。また、第1の吸水材Gは、液体を吸収すると膨張して体積が大きくなるため、コネクタ5の径方向外周面50とコネクタ開口21との間に形成されて液体の浸入口となりうる隙間O11を小さくし、或いはこの隙間O11を塞ぐことになり、この隙間O11を通して外部からケース2内へ液体が浸入しにくくなる。つまり、液体がケース2内に浸入する前に第1の吸水材Gの配設箇所で吸収され、且つケース2とコネクタ5との隙間を小さくし或いは塞ぐことによって、液体のケース2内部への浸入を防止することができる。よって、簡易な構成でありながら、より高い防水機能を担保することができる車載電子機器としてのECUユニットEを提供することができるという効果を奏する。
また、第1の吸水材Gはコネクタ5の径方向外周面50上に配設されており、ECUユニットE全体の外形状に影響を与えないのでECUユニットEの小型化に寄与できる。
また、簡易な構成の第1の吸水材Gの配設を公知の方法により簡単に行えるので、ECUユニットEの生産を効率的に行うことができる。
また、第1の吸水材Gは、ケース2及びカバー3の少なくとも一方とコネクタ5との隙間O11、O12を塞ぐように配設されたことを特徴とする。
この構成によれば、コネクタ5(の接続部である凹コネクタ部55、56、凸コネクタ部57)はケース2に形成されたコネクタ開口21から外部に露出するので、コネクタ開口21はコネクタ5の径方向外周面50と対向する。また、箱状のケース2の基板開口22を閉塞するように組み付けられるカバー3も同様に、コネクタ5の径方向外周面50と対向しうる。コネクタ5の径方向外周面50に相対向するケース2のコネクタ開口21又はカバー3との間には、それぞれ隙間O11、O12が形成され、隙間O11、O12は液体の浸入口となりうる。コネクタ5の径方向外周面50に配設された第1の吸水材G1が、液体の吸収後に膨張して体積が大きくなることにより、上記の各隙間O11、O12が閉塞される。液体の浸入口が閉塞されるとそれ以上の液体の浸入を妨げるのでECUユニットEを防水できる。
さらに、第1の吸水材Gは、コネクタ5の径方向外周面50の全周(上下左右の各周面5u、5d、5l、5r)に亘って配設されたことを特徴とする。
この構成によれば、コネクタ5の径方向外周面50の全周に亘って第1の吸水材G1が配設されており、この第1の吸水材Gはコネクタ5を外部装置に接続するためにECUユニットEに形成された開口部縁部の全周と相対向する。第1の吸水材Gが液体を吸収、膨張することで、コネクタ5の径方向外周面の全周に沿って形成される上記の全隙間O11、O12を閉塞可能となり、液体のケース内部への浸入口となりうる隙間O11、O12全てが閉塞されることで、ECUユニットEの防水を確実に行うことができる。
また、ケース2の内周面とカバー3の外周面との間に形成される隙間Oの少なくとも一部を塞ぐように、液体を吸収して膨張する第2の吸水材Gがさらに配設されたことを特徴とする。
ケース2の基板開口22はケース2の(前後左右の4方の各壁24b、25、26、27の)内周面に沿って形成され、カバー3の外周面(外周端面31)は基板開口22の内周面に対向配置され、ケース2の内周面とカバー3の外周端面31との間には隙間Oが形成される。この隙間Oは、コネクタ開口21周辺の液体の浸入口とは別の液体の内部への浸入口となりうる。
この構成によれば、ケース2の内周面とカバー3の外周端面31との間に形成される隙間Oに第2の吸水材Gが配設されているので、浸入液体の吸収時に第2の吸水材Gが膨張して体積が大きくなって、上記の隙間Oが閉塞される。つまり、ECUユニットEの通常の載置場所に応じた液体の浸入口が主に想定されている場合に、想定外の方向から被水したとしても第2の吸水材Gによって浸入液体を吸収できる。換言すると、コネクタ開口21周辺での防水効果に加えて、第2の吸水材Gによる基板開口22周辺での別の防水効果も得ることができ、ECUユニットE全体としてより高い防水信頼性を担保できる。本明細書では、上記の主に想定される「通常の載置場所に応じた液体の浸入口」に対して配設される吸水材を「第1の吸水材」と、第1の吸水材に加えて想定外の液体の浸入口に対して配設される別の吸水材を「第2の吸水材」と記して区別している。
さらに、第2の吸水材Gは、車載状態でケース2の下部となる位置に配設されたことを特徴とする。
この構成によれば、第2の吸水材Gは、車載状態でケース2の下部に配設されており、ECUユニットEの載置場所よりも上方からの液体の浸入が主に想定されている場合に、想定外の車両下方から被水したとしても第2の吸水材Gで浸入液体を吸収できる。例えば車両の下方から徐々に水位WLが上昇しながら内部に浸入しようとする水に対して効果的に吸水できる。結果、第2の吸水材Gの使用量を最小限に抑え配設箇所を限定した簡略な構成であっても、ECUユニットE全体としてより高い防水信頼性を確保できる。
また、基板(プリント基板4)は、エアバッグを制御するための回路基板であることを特徴とする。
エアバッグを制御するためのプリント基板4を内蔵するECUユニットEは、通常エアバック装着場所の近くの車室の下方に搭載され、車室からの生活水(飲料等の)漏れに対する防水対策を主目的とする軽度の防水仕様で足りる電子ユニットに該当する。
この構成によれば、いわゆる完全防水よりも軽度な防水仕様の条件下に載置されるECUユニットEにおいて、コネクタ5の径方向外周面50に第1の吸水材Gを配設する等の生産性に優れた簡易な構成でありながら、より高い防水機能を担保することができ、しかもECUユニットEの小型化にも貢献することが可能となる。
また、第1及び第2の各吸水材G、Gは、吸収した液体を乾燥により放出して初期形状に復帰する性質を有することを特徴とする。
この構成によれば、第1及び第2の各吸水材G、Gは、一旦浸入液体を吸収して膨張した後に、その吸収した分量の液体を自然乾燥により放出して吸収前の初期の形状に復帰することができる。第1及び第2の各吸水材G、Gは一旦浸入液体を吸収後に少量乃至元の含水(液)ゼロの状態に戻りうるので、第1及び第2の各吸水材G、Gによる液体の吸収量が飽和しにくく、繰り返し液体を吸収可能な状態が維持される。また、一旦液体を吸収して膨張した第1及び第2の各吸水材Gafter、Gafterが初期形状の第1及び第2の各吸水材G、Gに復帰することで、液体を含有して膨張したまま元の形状に戻れない結果、含有液体に起因して自身の劣化をきたす虞を回避できる。よって、被水する度に第1及び第2の各吸水材G、Gによって繰り返し確実に液体を吸収可能となって、ECUユニットEの防水信頼性を確保できる。
また、第1及び第2の各吸水材G、Gは、ハイドロゲルを含んでなることを特徴とする。
本明細書中でいう「ハイドロゲル」は、高分子が化学的ないし物理的に架橋した三次元網目構造体で、そのネットワーク中に多量の水を媒体として含有可能なものをさす。また、ハイドロゲルは、外部環境の変化に適宜応答して自身の体積を膨潤及び収縮、ゲル中に保持した水分を放出及び吸収するなど、化学的特性や物理的特性を可逆的に変化させることが可能な材料としても知られている。
この構成によれば、浸入液体として特に「水」が想定される場合に、第1及び第2の各吸水材G、G中に含まれるハイドロゲルの効果で、例えば吸水によって第1及び第2の各吸水材G、Gが膨潤、膨張して体積を大きくし、第1及び第2の各吸水材G、Gの被配設面と被防水表面との間に形成される隙間を塞ぐように変形できる。よって、内部への水の浸入を防いでECUユニットEを防水することができる。また、一旦浸入水を吸水して膨潤した後にも、その吸水分に応じた水を良好に放出可能で容易に初期形状に復帰できうる。よって、水が浸入する度に好適に吸水して防水機能を発揮できる。
また、第1及び第2の各吸水材G、Gは、全体がゲル状を呈することを特徴とする。
この構成によれば、第1及び第2の各吸水材G、Gは自身の形状を規制する部材を有さず全体でゲル状を呈するので、液体を吸収して膨張した結果、自由な形状に変形可能となる。浸入液体の浸入口となりうる閉塞すべき隙間形状が多種多様であっても、それぞれの隙間形状に応じて膨張変形して隙間を閉塞可能になりうる。よって、同一形状の吸水材を使用して多種のECUユニットEに配設可能になるので、防水機能を担保しながら生産コスト低減にも寄与できる。
[第1実施形態の変形例]
上述した第1実施形態では、第1の吸水材Gはコネクタ5の径方向外周面50の全周である上下左右の各周面5u(55u、56u、57u)、5d(55d、56d、57d)、5l、5rに亘って配設された例を示したが、これには限られない。
より好ましくは、吸水材は、車載状態で少なくともコネクタの上面となる位置に配設することができる。
ECUユニットEの載置場所より上方からの液体浸入が想定される場合は、車載状態でコネクタの主に上面をつたいながらケース2内部に浸入することが予想される。
この構成によれば、コネクタ上面に配設箇所が限定された吸水材によって、ECUユニットEの載置場所より上方から浸入しようとする液体を効果的に吸収できる。簡略な構成の吸水材によってECUユニットEを防水することができ、また吸水材の使用量を最小限に抑えることができる。例えば、第1実施形態ではケース2の上壁23を車載状態で上方に向けECUユニットEが配置される例を示したが、この場合にはコネクタ5の上周面5uだけに吸水材を配設することができる。
また、吸水材は、車載状態で少なくともコネクタの下部となる位置に配設することもできる。
この構成によれば、ECUユニットEの設置場所より下方から液体が浸入することが想定される場合に、車載状態でコネクタ5の下部に配設箇所が限定された第1の吸水材によって、ケース2のコネクタ開口21下方周辺の隙間から内部に侵入しようとする液体を効果的に吸収できる。
また、コネクタ5の例えば上方から液体が浸入する場合であっても、浸入液体に重力が作用することでコネクタ5の径方向外周面50をつたいながら浸入液体は下方に向かって誘導され、最終的にコネクタ5の下部に配設された吸水材で吸収されうる。よって、簡略な構成の吸水材によってECUユニットEを防水することができ、また吸水材の使用量を必要最小限に抑えることができる。
なお、コネクタの径方向外周面50の少なくとも一部に液体を吸収して膨張する吸水材が配設されていればよいので、例えば吸水材の配設箇所を車載状態でコネクタの上面、及び下部となる位置の2か所とすることもできる。
また、例えば上記第1実施形態では、第2の吸水材Gの配設場所は、コネクタ5の配置箇所の下方を部分的に除いたケース2の内周面であって、車載状態でケース2の下部である下端内周面221に沿った配設例を示したが、この例には限られない。つまり、ケース2の内周面とカバー3の外周面との間に形成される隙間Oの少なくとも一部を塞ぐように、液体を吸収して膨張する別の吸水材Gがさらに配設されていればよい。
具体的には、別の吸水材Gは、ケース2の下端内周面221に沿って必ずしも長尺状に配設される例に限られない。短尺状の別の吸水材を下端内周面221に沿って断続的に配設する方法でも構わない。
また、ケース2の前部24を車載状態で上方に向けてECUユニットEを配置する場合には、ケース2の後壁25が車載状態で下部に該当する。この場合には、ケース2の下端内周面221の一部分である後壁25から、左壁26、右壁27に連続するテーパ面に限定して別の吸水材Gを配設する方法でも構わない。
また、上記第1実施形態では、吸水材は全体がゲル状を呈する構成のものについて説明したが、この例に限られない。例えば、図10に示す変形例に係る第1の吸水材G11のように、テープ状基材の一面にゲル状の膨潤性材料を設け、通水性シートにより前記膨潤性材料全体を覆って保持したものであっても構わない。
この構成によれば、第1の吸水材G11のゲル部材gelが通水性シートsheにより覆われて保持されているので、液体を吸収、膨張しても元の形状から変形する自由度が規制される。液体を吸収後の第1の吸水材G11afterの形状は、元の第1の吸水材G11の外形状と略相似大形に維持されうる。浸入液体を吸収した後に、その浸入口となりうる被防水表面200との隙間Oの間隔に丁度対応する外形状に膨脹変形する吸水材を予め被配設面100に配設することで、この隙間Oを閉塞できる第1の吸水材G11を簡略に成形可能となる。
また、上記第1実施形態では、吸水材として水滴等の水分を好適に吸水するハイドロゲルをゲル部材とする構成について説明したが、この例に限られない。適宜油分を含む液体を好適に吸収するゲル部材等の吸水材を用いるものであっても構わない。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態のECUユニットE2について、主に第1実施形態と異なる構成に関して説明する。第2実施形態に係るECUユニットE2は、第1実施形態と同様に、ケース2の上壁23を車載状態で上方に向けて車両に配置されている。なお、第1実施形態と同構成については、同符号を付して説明を省略する。
第2実施形態のECUユニットE2は、第1実施形態のコネクタ5と異なる構成のコネクタ500を備えている。より具体的には、図11及び図12に示すように、コネクタ500の径方向外周面50には、前後に配列する2本の凹溝51、52がそれぞれ全周に亘って周設されている。2本の凹溝51、52は横断面が略円弧状で、径方向外周面50の全周に亘って同幅に形成されており、後述する毛細管現象を発揮可能な細溝に形成されている。また、コネクタ500の下部には、各凹溝51、52のうち下周面にそれぞれ左右方向に形成されている左右凹溝51h、52h部分の溝開口を覆うように、第1の吸水材G51、G52が配設されている。
凹溝51は、前後方向に沿って中央よりもコネクタ500の接続面に近い前方側であって、コネクタ500の下周面に相対向するカバー3の前方外周端面321よりも少し前方側に配置するように、径方向外周面50の全周に亘って周設されている。また、凹溝51よりも後方側であって、コネクタ500の下周面に相対向するカバー3の前方外周端面321よりも少し後方側に配置するように、凹溝51と同形状のもう1本の凹溝52も、径方向外周面50の全周に亘って周設されている。
各凹溝51、52は、コネクタ開口21周辺の隙間O11等からケース2の内部に浸入しようとする液体をこれらの凹溝51、52で一旦堰き止めたり、或いはそれぞれの凹溝51、52のうち、特に車載状態で上下方向に延びる上下凹溝51v、52vの部分に導いたうえで、これら上下凹溝51v、52vの部分を流路とし、第1の吸水材G51、G52が配設されたコネクタ500の下部に水滴等を流下させるためのものである。なお、各上下凹溝51v、52vは、それぞれの凹溝51、52について、径方向外周面50の左右の各周面5l、5rの2箇所に形成されている。
ここで「毛細管現象」とは、一般に「細い管状物体」の内側の液体が管の中を上昇又は下降する現象をいう。本実施形態では「細い管状物体」に上記の凹溝51、52が該当するべく、細溝状に形成されている。なお、本実施形態で例えば浸入液体が水の場合、水分子に働く分子間力よりも凹溝の凹面と水分子との間に働く力(濡れやすさ)の方がより大きければ、水は凹溝の凹面に引き寄せられ易くなって凹溝中に容易に導かれる。
また、第1の吸水材G51は、上記の凹溝51の左右凹溝51hの部分の溝幅よりも少し幅広で(図11等参照)、左右凹溝51hと同程度の左右方向に沿った長尺状(図12等参照)に成形される。そして、第1の吸水材G51は、左右凹溝51hの溝開口を覆いながら、この凹溝部分に沿って所定の方法で下周面に貼着されている。後方側の凹溝52についても凹溝51と同様に、第1の吸水材G51と同形状のもう1つの第1の吸水材G52が、コネクタ500の下周面に形成されている左右凹溝52hの部分の溝開口を覆いながら、この凹溝部分に沿って下周面に貼着されている。
この結果、下周面に左右方向に配設される各第1の吸水材G51、G52は、コネクタ500の接続部を露出させるためにECUユニットE2の前方に形成される開口部のうち、カバー3の前方外周端面321よりなる左右直線状の縁部(上端面322)に、隙間O12を介して相対向するように配設される。
各第1の吸水材G51、G52は、コネクタ500の径方向外周面50をつたってケース2の内部に浸入する液体を吸収するために配設されるものである。より具体的には、径方向外周面50をつたう液体を、凹溝51、52のうち特に上下凹溝51v、52v中に導き、重力の作用で上下凹溝51v、52vに沿って下方に流下させ、上下凹溝51v、52vの下方に連続する左右凹溝51h、52h部分を覆うように配設された各第1の吸水材G51、G52中に導入することにより、吸収するためのものである。また、各第1の吸水材G51、G52は、配設箇所であるコネクタの下周面とこれに近接して相対向配置するカバー3の上端面との隙間O12を自身の吸水膨張後に閉塞するためのものでもある。
次に第2実施形態に係るECUユニットE2の防水機能について、図13も参照しながら説明する。第1実施形態と同様に、当該車両の運転席周辺の室内において搭乗者が飲料を溢した場合に床面の隙間から下方に漏れた水分は、水滴状態で滴下してECUユニットE2の載置場所まで至る。ECUユニットE2は、第1実施形態と同様にケース2の上壁23を車載状態で上方に向けて車両に配置されており、水滴Wdはケース2の表面をつたいながら、コネクタ開口21やコネクタ500の上周面5uに至る。そして、そのままコネクタ開口21周縁の隙間O11を通過してコネクタの径方向外周面50をつたいながらケース2の内部に浸入しようとする。
ここで、隙間O11を通過してケース2の内部に浸入しようとする水滴Wdは、その浸入途中でコネクタの径方向外周面50に形成されている前方側の凹溝51に近付く。凹溝51は、毛細管現象を発揮可能な細溝に形成されており、溝に近接する水滴Wdはその凹面に引き寄せられて凹溝51中に導かれる。
凹溝51中に導かれた水滴Wdは、溝の形成経路である径方向外周面50に沿って、その左右両周面に形成された上下凹溝51vの部分に誘導される。上下凹溝51vの部分中の水滴Wdは、重力の作用でこの溝中を下方に流下するように誘導され、より確実に第1の吸水材G51が配設されたコネクタ500の下部方向に導かれる(図13の下向き矢印参照)。そして、水滴Wdは、左右両周面と連続する下周面の左右凹溝51hの溝開口部分を覆うように配設されている第1の吸水材G51中に導入され、吸収される。
また、水滴Wdが凹溝51から上下凹溝51vの部分中に誘導されて下方に流下する間には、水滴が連なって連続水状態になりうる。この場合に、コネクタの下部に配設された第1の吸水材G51に連続水状態の水が導入されるのに吊られて、後続する下周面より上方の上下凹溝51vの部分中の水も、第1の吸水材G51に導入されるべくコネクタの下部に向けて連続的に流下する。つまり、第1の吸水材G51が連続水を吸水するポンプの役割を果たして、凹溝中の水をコネクタの下部に誘導して、第1の吸水材中に導入、吸水できるように活水化する。よって効率的にECUユニットE2を防水することができる。
そして、吸水量が増えるのに従ってより大きく膨張した第1の吸水材G51afterが、自身の配設箇所であるコネクタの下周面5dと、これに対向配置するカバーの前方外周端面321との隙間O12を閉塞する。よって下周面5dをつたってケース2の内部に水滴Wdが浸入するのを防水できる。
また、コネクタ500の径方向外周面50には、凹溝51の後方側にもう1本の凹溝52が形成されている。よって、水滴Wdが凹溝51を横切ってより奥方のケース2の内部に浸入しようとする場合でも、前方側の凹溝51と同様にして、まず毛細管現象により水滴Wdを凹溝52中に導き、凹溝52のうち上下凹溝52vの部分の水滴Wd乃至連続水を重力の作用でコネクタ500の下部に流下させてもう1つの第1の吸水材G52の配設箇所である下周面の左右凹溝52hに導き、また第1の吸水材G52の上記のポンプ作用によって同様に効率的に防水することができる。
以上詳述したことから明らかなように、第2実施形態のECUユニットE2は、第1の吸水材G51、G52が、車載状態で少なくともコネクタ500の下部となる位置に配設される場合において、コネクタの径方向外周面50には、車載状態で上下方向に延びる凹溝(上下凹溝51v、52v)が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、コネクタ500とコネクタ開口21との隙間を通過して、ケース2の外側から内部に液体が浸入しようとしても、径方向外周面50をつたいながら内部に浸入する液体を上下方向に延びる上下凹溝51v、52vの部分で一旦遮り、又は浸入する液体を上下凹溝51v、52v中に導いたうえで、この部分の凹溝に沿って重力の作用でより下方のコネクタの下部まで流下させることができる。そして、コネクタの下部に配設された第1の吸水材G51、G52中に液体を導入して吸収することで防水できる。
また、コネクタ下部には吸水材が配設されているので、この吸水材中に液体が導入されるのに吊られて、導入される液体と上下方向の上下凹溝51v、52v中で連続するより上方の液体も、コネクタの下部に向けて誘導されうる。つまり、コネクタの下部に配設された吸水材が液体の吸引ポンプの役割を果たすので、車載電子機器をより確実に防水できる。
なお、本実施形態では、凹溝51、52は径方向外周面50の全周に亘って形成されていえる例を示したが、重力の作用で液体をコネクタ下部に誘導できる車載状態で上下方向に沿った上下凹溝だけが形成されている構成でも構わない。
また、凹溝51、52は、コネクタの径方向外周面50に複数本形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、液体の浸入をコネクタの凹溝で遮れる、又は液体を凹溝中に誘導できるチャンスを凹溝の本数に応じて増やすことができて、より確実にコネクタ下部の吸水材配設箇所に液体を誘導できる。例えば想定以上に多量の液体がケース内部に浸入しようとする場合でも、複数の第1の吸水材G51、G52中により確実に液体を導入、吸収して防水の信頼性を高めることができる。
なお、第2実施形態では、凹溝が2本形成されている例を示したが、必ずしも「2本」には限られず、それより多くても、また1本でも構わない。
また、凹溝51、52は、毛細管現象により液体を第1の吸水材G51、G52へ導入可能に形成されていることを特徴とする。
上述したとおり、毛細管現象とは、細い管状物体(毛細管)の内側の液体が管中を上昇(又は下降)する現象をいい、液体の表面張力、毛細管内側の壁面の濡れやすさ、液体の密度によって液体上昇(又は下降)の高さが決まる。
この構成によれば、コネクタの径方向外周面50をつたう液体と、凹溝51、52の凹面との間には、相互に分子間力が作用して液面に傾きが生じうる。また、表面張力によって液面には縮まろうとする方向に力が加わるので、結果的に毛細管現象によって液体を凹溝51、52に導いて引き込もうとする力を発揮できる。
よって、凹溝中に好適に液体を導けるので、ひいてはコネクタの下部に配設された吸水材でよりよく液体を吸収でき、より高い信頼性で車載電子機器を防水できる。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を施すことが可能であることはいうまでもない。
2:ケース
21:コネクタ開口
22:基板開口
3:カバー
4:プリント基板
5、500:コネクタ
50:径方向外周面
11、O12、O、O31〜O33、O:隙間
、G11、G51、G52:第1の吸水材
:第2の吸水材
E、E2:ECUユニット

Claims (15)

  1. 外部装置に接続されるコネクタ(5)を含む電子部品が実装された基板(4)と、前記基板を挿入するための基板開口(22)及び前記コネクタの接続部(55,56,57)を外部に露出させるコネクタ開口(21)を有し前記基板を内部に収容する箱状のケース(2)と、前記ケースに組み付けられて前記基板開口を閉塞するカバー(3)とを備えた車載電子機器(E、E2)において、
    前記コネクタの径方向外周面(50)の少なくとも一部に、液体(Wd)を吸収して膨張する吸水材(G、G11、G51、G52)が配設されたことを特徴とする車載電子機器。
  2. 前記吸水材は、前記ケース及び前記カバーの少なくとも一方と前記コネクタとの隙間(O11、O12)を塞ぐように配設されたことを特徴とする請求項1に記載の車載電子機器。
  3. 前記吸水材は、車載状態で少なくとも前記コネクタの上面(5u)となる位置に配設されたことを特徴とする請求項2に記載の車載電子機器。
  4. 前記吸水材は、前記コネクタの径方向外周面の全周に亘って配設されたことを特徴とする請求項2に記載の車載電子機器。
  5. 前記吸水材は、車載状態で少なくとも前記コネクタの下部となる位置に配設されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車載電子機器。
  6. 前記コネクタの径方向外周面には、車載状態で上下方向に延びる凹溝(51v、52v)が形成されたことを特徴とする請求項5に記載の車載電子機器。
  7. 前記凹溝は、前記コネクタの径方向外周面に複数本形成されたことを特徴とする請求項6に記載の車載電子機器。
  8. 前記凹溝は、毛細管現象により液体を前記吸水材へ導入可能に形成されたことを特徴とする請求項6又は7に記載の車載電子機器。
  9. 前記ケースの内周面(221)と前記カバーの外周面(31)との間に形成される隙間(O)の少なくとも一部を塞ぐように、液体を吸収して膨張する別の吸水材(G)がさらに配設されたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の車載電子機器。
  10. 前記別の吸水材は、車載状態で前記ケースの下部となる位置に配設されたことを特徴とする請求項9に記載の車載電子機器。
  11. 前記吸水材は、吸収した液体を乾燥により放出して初期形状に復帰する性質を有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の車載電子機器。
  12. 前記吸水材は、ハイドロゲル(gel)を含んでなることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の車載電子機器。
  13. 前記吸水材(G11)は、テープ状基材(tap)の一面にゲル状の膨潤性材料(gel)を設け、通水性シート(she)により前記膨潤性材料全体を覆って保持したものであることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の車載電子機器。
  14. 前記吸水材は、全体がゲル状を呈することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の車載電子機器。
  15. 前記基板は、エアバッグを制御するための回路基板であることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一項に記載の車載電子機器。
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