JP2014229027A - 電子機器およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者が印刷プレビュー画面を終了するという操作を行う必要がない電子機器およびプログラムを提供する。
【解決手段】電子機器は、印字データを格納する印字データ格納部と、前記印字データ格納部に格納された前記印字データを読み出し、読み出した前記印字データを出力先に対して出力するデータ出力手段と、前記データ出力手段による前記各印字データの出力に際して、読み出した印字データの内容を印字内容表示画面として表示器に表示する印字データ表示手段と、を備え、前記印字データ表示手段は、前記データ出力手段によるデータ出力終了後に、前記印字内容表示画面の表示を終了する。
【選択図】図4
【解決手段】電子機器は、印字データを格納する印字データ格納部と、前記印字データ格納部に格納された前記印字データを読み出し、読み出した前記印字データを出力先に対して出力するデータ出力手段と、前記データ出力手段による前記各印字データの出力に際して、読み出した印字データの内容を印字内容表示画面として表示器に表示する印字データ表示手段と、を備え、前記印字データ表示手段は、前記データ出力手段によるデータ出力終了後に、前記印字内容表示画面の表示を終了する。
【選択図】図4
Description
本発明の実施形態は、電子機器およびプログラムに関する。
従来から、伝票の編集機能及び編集した伝票の印字発行機能を有する事務機が普及している。このような事務機は、表示装置と入力装置とプリンタとを備えている。
事務機は、記憶部に記憶されている伝票フォーマット情報に基づく伝票フォーマットを表示装置に表示させ、入力装置によって入力された情報を表示装置に表示されている伝票フォーマット上に表示することで、伝票の編集を可能としている。そして、事務機は、予め決められたフォーマットが印刷されている伝票用紙に対して入力情報をプリンタによって印字することで、編集した伝票の印字発行を可能としている。
また、事務機は、編集した伝票についてのプリンタによる印刷イメージを表示装置に印刷プレビュー画面として表示させる機能を有している。そして、事務機は、印刷プレビュー画面にてキーボードやマウスの操作に応じて全頁出力が指示された場合、印刷プレビュー画面に表示された印刷イメージを含む全頁をプリンタで印刷することができる。
ところが、従来の事務機器では、印刷プレビュー画面で全頁印刷を実行した場合、全頁の印字データ出力が終了しても、表示装置に表示された印刷プレビュー画面は変化しない。
このため、使用者が次の処理を実行するためには、キーボードやマウスを操作して特定のキーを入力することにより、印刷プレビュー画面を終了して印刷プレビュー画面から抜けなければならなかった。
実施形態の電子機器は、印字データを格納する印字データ格納部と、前記印字データ格納部に格納された前記印字データを読み出し、読み出した前記印字データを出力先に対して出力するデータ出力手段と、前記データ出力手段による前記各印字データの出力に際して、読み出した印字データの内容を印字内容表示画面として表示器に表示する印字データ表示手段と、を備え、前記印字データ表示手段は、前記データ出力手段によるデータ出力終了後に、前記印字内容表示画面の表示を終了する。
以下、図面を参照して、一実施形態について詳細に説明する。本実施形態は、伝票の編集機能及び編集した伝票の印字発行機能を有する事務機を電子機器として適用したものである。
図1は、実施形態にかかる事務機101を示す斜視図である。図1に示すように、事務機101は、各部を収納するハウジング102を備えている。ハウジング102は、側方から見て台形状に形成されている。
ハウジング102の前面下部には、キーボード103が一体に設けられている。ハウジング102の前面には、キーボード103よりも上方の位置にタッチパネル付き表示器(以下、表示器という)104が設けられている。表示器104は、例えば液晶表示器である。表示器104とキーボード103との間には、用紙の一例である単票用紙401を挿入するための用紙挿入口107が設けられている。単票用紙401は、例えば帳票用紙等である。また、事務機101は、その後部に、排紙トレイ111を有している。また、事務機101は、マウス108を有している。
また、事務機101は、プリンタ118(図2参照)を備えている。プリンタ118は、用紙挿入口107に挿入された単票用紙401を、ハウジング102の内部に設けられた案内経路を含む印字搬送部(図示せず)によって搬送して印字を行なうものである。
印字搬送部は、案内経路に沿って単票用紙401を搬送して当該用紙に印字を行う印字搬送動作を実行する。印字搬送部は、案内経路に挿入された用紙を搬送するための構造(搬送部)として、案内経路を介して対向配置されたローラ対を駆動源である駆動モータ132(図2参照)によって回転駆動させることで、単票用紙401を挟持搬送する。
プリンタ118は、単票用紙401に印字を行う印字ヘッドとしてのプリントヘッド117(図2参照)を有している。プリントヘッド117としては、例えば、シリアル型のインパクトドットプリンタヘッドが用いられている。また、プリンタ118は、プリントヘッドを用いたシリアル型のワイヤドットマトリクス方式での印字を実現するために、プラテンとインクリボン機構とを備えている(いずれも図示せず)。プラテンは、プリントヘッド117の先端面と案内経路を介して対向配置され、プリントヘッド117の先端面から繰り出されるワイヤ(図示せず)の先端部が衝突し得る位置に位置付けられている。インクリボン機構は、プリントヘッド117の先端面と案内経路との間に図示しないインクリボンを供給する。
図2は、事務機101の電気的接続を示すブロック図である。図2に示すように、事務機101は、制御部としてのマイクロコンピュータ201を有している。
マイクロコンピュータ201は、CPU(Central Processing Unit)202に、ROM(Read Only Memory)203とRAM(Random Access Memory)204とがバスライン205を介して接続されることで構成されている。CPU202は、各種演算処理を実行して各部を統括的に制御する。ROM203は、CPU202が実行するプログラム等を記憶している。RAM204は、データを書き換え自在に記憶してCPU202のワークエリアとして機能する。
マイクロコンピュータ201には、前述した表示器104、キーボード103、マウス108、駆動モータ132、プリントヘッド117、各種センサ133がバスライン205を介して接続されている。さらに、マイクロコンピュータ201には、インターネット等のネットワークを介して外部装置との通信を実行する通信インタフェース141もバスライン205を介して接続されている。
加えて、マイクロコンピュータ201には、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)142もバスライン205を介して接続されている。HDD142は、CPU202が実行するアプリケーションソフトを格納するアプリケーションファイル150、入力データを格納する入力データファイル151、印字データを格納する印字データファイル(印字データ格納部)152、電子文書を格納する電子文書ファイル153、各アプリケーションソフトにかかるデータを格納するアプリデータファイル154を有している。
加えて、マイクロコンピュータ201には、FCU(ファクシミリ制御ユニット:Facsimile Control Unit)130が接続されている。事務機101は、FCU130および公衆回線(外部ネットワーク)を通じて他のファクシミリ装置と互いに接続される。
次に、CPU202が実行する帳票出力処理を説明する。図3は、事務機101の機能構成を示すブロック図である。CPU202は、プログラムに従って動作することにより、アプリケーション選択部6、アプリケーション実行部7、印字データ表示部2、印字部3、電子文書ファイル出力部4、FAX送信部5として機能する。
アプリケーション選択部6は、メニュー画面M(図5参照)を表示器104に表示して、操作者より実行する機能(アプリケーションソフト)の選択入力を受け付ける。
アプリケーション実行部7は、所望のアプリケーションソフトをアプリケーションファイル150から読み出して実行する。特に、アプリケーション実行部7は、後述する印字データ表示部2により印字データの内容を印刷プレビュー画面(印字内容表示画面)として表示するか否かの指定を受け付ける指定受付手段としても機能する。
また、アプリケーション実行部7は、各印字データの出力に関する補助的な事項を表示する補助画面(図8参照)を表示器104に表示するか否かの設定の指定を受け付ける補助画面指定受付手段としても機能する。
さらに、アプリケーション実行部7は、後述するデータ出力手段によるデータ出力終了後に、後述する印字データ表示部2によって印刷プレビュー画面(印字内容表示画面)の表示を終了するか否かの指定を受け付ける終了後指定受付手段としても機能する。
印字データ表示部2は、印字データ表示手段として機能するものであって、後述するデータ出力手段による各印字データの出力に際して、印字データファイル152から所望の印字データを読み出し、読み出した印字データの内容を印刷プレビュー画面(印字内容表示画面)として表示器104に表示する。
さらに、印字データ表示部2は、印字データにおける出力頁の選択を受け付ける出力頁選択受付手段としても機能する。
印字部3は、データ出力手段として機能するものであって、印字データファイル152から所望の印字データを読み出して、読み出した印字データに基づいて少なくとも1以上のプリンタ118を制御して印字出力する。
電子文書ファイル出力部4は、データ出力手段として機能するものであって、印字データファイル152から所望の印字データを読み出して、読み出した印字データに基づいて印刷イメージを作成し、印刷イメージを電子文書ファイルとして生成して電子文書ファイル153に格納するとともに、生成した電子文書ファイルを通信インタフェース141およびネットワークを通じて少なくとも1以上の宛先(メールアドレス)に対して電子メールとして通信する。
FAX送信部5は、データ出力手段として機能するものであって、印字データファイル152から所望の印字データを読み出して、読み出した印字データに基づいて印刷イメージを作成し、印刷イメージを電子文書ファイルとして生成して電子文書ファイル153に格納するとともに、電子文書ファイル153に格納した所望の電子文書ファイルについてのFCU130および公衆回線(外部ネットワーク)を通じて少なくとも1以上の他のファクシミリ装置に対するFAX送信を行う。
図4は、帳票出力処理の流れを示すフローチャートである。図4に示すように、まず、CPU202は、各部の初期化処理を行う(ステップS1)。次いで、CPU202(アプリケーション選択部6)は、メニュー画面Mを表示器104に表示して、操作者より実行する機能選択入力を受け付ける(ステップS2)。
ここで、図5はメニュー画面Mの一例を示す正面図である。図5に示すメニュー画面Mの例では、「請求書」等のアプリケーションソフトの選択やシステム終了の選択が行える。
次いで、CPU202は、選択入力を判定する(ステップS3)。アプリケーション実行が選択された場合(ステップS3のYes)、CPU202(アプリケーション実行部7)は、図5に示すメニュー画面Mで選択された項目に対応するアプリケーションソフトをアプリケーションファイル150から読み出して実行する(ステップS4)。
なお、アプリケーション実行が選択されずに他の処理(例えば、“終了”など)が選択された場合(ステップS3のNo)、CPU202は、ステップS28に進み、各部の終了処理を行って処理を終了する。
ここで、図6はアプリケーション実行画面例として請求書発行画面Nを例示的に示す正面図である。図6に示す請求書発行画面Nの例では、CPU202(アプリケーション実行部7)は、画面の入力項目として、請求対象となる請求月、請求書の発行年月日、請求対象となる締日、請求対象とする得意先コードの連続請求範囲に対する入力を受け付ける。操作者は、上記のデータ入力をキーボード103等により行う。なお、図6に示す請求書発行画面NにおけるエリアXには、請求書発行処理が実行されている得意先の情報(得意先コード、得意先名、部署名、請求額)が表示される。また、図6に示す請求書発行画面NにおけるエリアYには、請求書発行処理に待機している得意先の情報(得意先コード、得意先名、部署名)が表示される。
上述のように請求書発行画面Nにおいて入力されたデータに基づいて、CPU202(アプリケーション実行部7)は、印字データを生成し、生成した印字データを印字データファイル152に格納する。すなわち、得意先コードの連続請求範囲に対する入力によって請求対象が複数となった場合には、印字データファイル152には、各得意先の情報(得意先コード、得意先名、部署名、請求額)に基づく複数の印字データが格納される。
次いで、CPU202(アプリケーション実行部7)は、印字データの内容を印刷プレビュー画面として表示器104に表示するか、印字データの内容を表示せずにFAX送信を行うかの指定を受け付ける(ステップS5:指定受付手段)。印字データの内容を印刷プレビュー画面として表示器104に表示するか、印字データの内容を表示せずにFAX送信を行うかの指定方法は、図7に示す何れかのモードを選択するシステムサブルーチンをアプリケーションソフトで実行することで指定し、指定内容はアプリデータファイル154に格納しておく。図7に示す例によれば、モード1として「印刷プレビュー画面を表示する」、および、モード2として「印刷プレビュー画面を表示しないでFAX送信する」が規定されている。
続いて、CPU202(アプリケーション実行部7)は、アプリケーション実行画面に対するデータ入力を受け付けるとともに(ステップS6)、入力確定判定を行う(ステップS7)。図6に示す請求書発行画面Nの例では、CPU202(アプリケーション実行部7)は、「実行」ボタンB1が押された場合、入力データが確定したと判定する(ステップS7のYes)。
なお、CPU202(アプリケーション実行部7)は、図6に示す請求書発行画面Nの例では、「終了」ボタンB2が押された場合、終了要求と判定して、アプリケーションを終了してステップS2へ戻る(ステップS7のNo)。
次いで、CPU202(アプリケーション実行部7)は、入力されたデータを入力データファイル151に保存し、さらに、入力データから作成した印字データを印字データファイル152に保存する(ステップS8)。
続いて、CPU202(アプリケーション実行部7)は、印字データの内容を印刷プレビュー画面として表示器104に表示するか、印字データの内容を表示せずにFAX送信を行うかについてのステップS5における指定内容について、アプリデータファイル154を確認する(ステップS9)。
ステップS5で「印字データの内容を印刷プレビュー画面として表示器104に表示する」との指定が行われた場合(ステップS9のYes)、CPU202(アプリケーション実行部7)は、各印字データの出力に関する補助的な事項を表示する補助画面であるFAX送信表示画面の設定の指定を受け付ける(ステップS10:補助画面指定受付手段)。
例えば、FAX送信表示画面設定は、図8に示すFAX送信表示画面設定ユーティリティUにて設定してアプリデータファイル154に保存した内容を読み込むようにすれば良い。図8に示すFAX送信表示画面設定ユーティリティUにおいては、アプリケーション名毎に「送信確認画面表示」および「送信状態画面表示」について「表示する」または「表示しない」を選択して設定することができる。
次いで、CPU202(印字データ表示部2)は、印字データファイル152から所望の印字データを読み出して、印字データの内容を印刷プレビュー画面(印字内容表示画面)として表示器104に表示する(ステップS11)。
図9は、印刷プレビュー画面Pの一例を示す正面図である。図9に示すように、印刷プレビュー画面Pは、印字データファイル152から読み出した印字データに基づく印字内容を表示する。すなわち、得意先コードの連続請求範囲に対する入力によって請求対象が複数となっており複数の印字データが印字データファイル152に格納されている場合には、CPU202(印字データ表示部2)は、基本的には、請求対象となる各得意先の情報(得意先コード、得意先名、部署名、請求額)に基づく請求書を印刷プレビュー画面Pに順に表示する。
また、印刷プレビュー画面Pは、印字内容の下方に出力先選択ボタンとして「印刷」ボタンB11、「電子文書」ボタンB12、「FAX」ボタンB13を表示し、何れか一つの出力モードの選択を受け付ける。なお、「印刷」はプリンタ118による印刷、「電子文書」は電子文書ファイルの作成、「FAX」は電子文書ファイルを作成の上、印字内容をFAX送信することを表している。
さらに、CPU202(印字データ表示部2)は、印刷プレビュー画面Pにおいて、出力モード選択ボタンB11〜B13の下方に出力頁選択ボタンとして「指定頁」ボタンB21、「全頁」ボタンB22、「現頁」ボタンB23を表示し、何れか一つの出力頁の選択を受け付ける(出力頁選択受付手段)。なお、「指定頁」は出力する頁を指定しての出力、「全頁」は全ての頁の出力、「現頁」は現在表示している頁のみの出力を表している。
次いで、CPU202(印字データ表示部2)は、印刷プレビュー画面Pにおいて出力モード選択ボタンB11〜B13の選択入力および出力頁選択ボタンB21〜B23の選択入力を受け付ける(ステップS12)。
出力モード選択ボタンB11〜B13による選択が「印刷」であった場合(ステップS13のYes)、CPU202(印字部3)は、印字データファイル152から出力頁選択ボタンB21〜B23の何れかで選択された頁に該当する印字データを読み出して、読み出した印字データに基づいてプリンタ118を制御して印字出力する(ステップS16)。
次いで、CPU202(アプリケーション実行部7)は、印字出力の終了後に、印刷プレビュー画面Pの表示器104における表示を終了するか否かの指定を行う(ステップS17:終了後指定受付手段)。印字出力の終了後に、印刷プレビュー画面Pの表示器104における表示を終了するか、印刷プレビュー画面Pの表示器104における表示を終了しないかの指定方法は、図10に示す何れかのモードを選択するシステムサブルーチンをアプリケーションソフトで実行することで指定し、指定内容はアプリデータファイル154に格納しておく。図10に示す例によれば、モード1として「印刷プレビュー画面の表示を終了する」、および、モード2として「印刷プレビュー画面の表示を終了しない」が規定されている。
その後、CPU202(印字データ表示部2)は、印字出力の終了後に、印刷プレビュー画面Pの表示器104における表示を終了するか否かについてのステップS17における指定内容について、アプリデータファイル154を確認する(ステップS18)。
ステップS17で「印刷プレビュー画面の表示を終了する」との指定が行われた場合(ステップS18のYes)、CPU202(印字データ表示部2)は、表示器104に印刷プレビュー画面(印字内容表示画面)Pが表示されている場合には、印刷プレビュー画面(印字内容表示画面)Pを消去し(ステップS19)、ステップS20に進む。
従来の事務機器では、印刷プレビュー画面で印刷を実行した場合、全頁の印字データ出力が終了しても、表示器に表示された印刷プレビュー画面は変化しない。このため、使用者が次の処理を実行するためには、キーボードやマウスを操作して特定のキーを入力することにより、印刷プレビュー画面を終了して印刷プレビュー画面から抜けなければならなかった。
この点、本実施形態の事務機101によれば、印刷プレビュー画面(印字内容表示画面)Pで印刷を実行した場合、全ての印字データ出力の終了後に、自動的に印刷プレビュー画面(印字内容表示画面)Pを消去することで、利用者が印刷プレビュー画面(印字内容表示画面)Pを終了するという操作を行う必要がなくなる。
その後、CPU202は、次の印字データがある場合には(ステップS20のYes)、ステップS9に戻る。また、CPU202は、次の印字データがない場合には(ステップS20のNo)、ステップS28に進み、各部の終了処理を行って処理を終了する。
一方、ステップS17で「印刷プレビュー画面の表示を終了しない」との指定が行われた場合(ステップS18のNo)、CPU202(印字データ表示部2)は、そのままステップS20に進む。
また、出力モード選択ボタンB11〜B13による選択が「電子文書」であった場合(ステップS13のNo、ステップS14のYes)、CPU202(電子文書ファイル出力部4)は、印字データファイル152から出力頁選択ボタンB21〜B23の何れかで選択された頁に該当する印字データを読み出して、読み出した印字データに基づいて印刷イメージを作成し、印刷イメージを電子文書ファイルとして生成して電子文書ファイル153に格納するとともに、生成した電子文書ファイルを通信インタフェース141およびネットワークを通じて電子メールとして通信する(ステップS21)。
なお、電子文書ファイルは、例えばPDF(Portable Document Format)などのファイルフォーマットで生成される。また、CPU202(電子文書ファイル出力部4)は、電子文書ファイルの生成にあたり、保存する場所(フォルダ)やファイル名を指定する画面を表示器104に表示し、保存する場所(フォルダ)やファイル名を操作者に指定させるようにしても良い。
次いで、CPU202は、電子メール通信の終了後に、印刷プレビュー画面Pの表示器104における表示を終了するか否かの指定を行う(ステップS17)。
その後、CPU202(印字データ表示部2)は、電子メール通信の終了後に、印刷プレビュー画面Pの表示器104における表示を終了するか否かについてのステップS17における指定内容について、アプリデータファイル154を確認する(ステップS18)。
ステップS17で「印刷プレビュー画面の表示を終了する」との指定が行われた場合(ステップS18のYes)、CPU202(印字データ表示部2)は、表示器104に印刷プレビュー画面(印字内容表示画面)Pが表示されている場合には、印刷プレビュー画面(印字内容表示画面)Pを消去し(ステップS19)、ステップS20に進む。
CPU202は、次の印字データがある場合には(ステップS20のYes)、ステップS9に戻る。また、CPU202は、次の印字データがない場合には(ステップS20のNo)、ステップS28に進み、各部の終了処理を行って処理を終了する。
ステップS11に戻ると、CPU202(印字データ表示部2)は、印字データファイル152から次の印字データを読み出して、印字データの内容を印刷プレビュー画面(印字内容表示画面)Pとして表示器104に表示し、以降の処理を実行する。
また、出力モード選択ボタンB11〜B13による選択が「FAX」であった場合(ステップS13のNo、ステップS14のNo、ステップS15のYes)、CPU202(FAX送信部5)は、印字データファイル152から出力頁選択ボタンB21〜B23の何れかで選択された頁に該当する印字データを読み出して、読み出した印字データに基づいて印刷イメージを作成し、印刷イメージを電子文書ファイルとして生成して電子文書ファイル153に格納する(ステップS22)。
次いで、CPU202(FAX送信部5)は、ステップS10で確認したFAX送信表示画面設定において「送信確認画面表示」を表示する設定の場合(ステップS23のYes)、生成した電子文書ファイルを送信内容とした「送信確認画面表示」を表示した後(ステップS24)、ステップS25に進む。
一方、CPU202(FAX送信部5)は、ステップS10で確認したFAX送信表示画面設定において「送信確認画面表示」を表示しない設定の場合(ステップS23のNo)、そのままステップS25に進む。
その後、CPU202(FAX送信部5)は、電子文書ファイル153に格納した所望の電子文書ファイルについてのFCU130および公衆回線(外部ネットワーク)を通じた他のファクシミリ装置に対するFAX送信を行う(ステップS25)。なお、FAX送信の送信先等の情報は、あらかじめ別ファイルに記述しておく。そして、CPU202(FAX送信部5)は、FAX送信時にそのファイルを読み込み、ファイルの内容に従ってFAX送信する。
続いて、CPU202(FAX送信部5)は、ステップS10で確認したFAX送信表示画面設定において「送信状態画面表示」を表示する設定の場合(ステップS26のYes)、「送信状態画面表示」を表示した後(ステップS27)、ステップS17に進む。
一方、CPU202(FAX送信部5)は、ステップS10で確認したFAX送信表示画面設定において「送信状態画面表示」を表示しない設定の場合(ステップS26のNo)、そのままステップS17に進む。
次いで、CPU202は、FAX送信の終了後に、印刷プレビュー画面Pの表示器104における表示を終了するか否かの指定を行う(ステップS17)。
その後、CPU202(印字データ表示部2)は、FAX送信の終了後に、印刷プレビュー画面Pの表示器104における表示を終了するか否かについてのステップS17における指定内容について、アプリデータファイル154を確認する(ステップS18)。
ステップS17で「印刷プレビュー画面の表示を終了する」との指定が行われた場合(ステップS18のYes)、CPU202(印字データ表示部2)は、表示器104に印刷プレビュー画面(印字内容表示画面)Pが表示されている場合には、印刷プレビュー画面(印字内容表示画面)Pを消去し(ステップS19)、ステップS20に進む。
その後、CPU202は、次の印字データがある場合には(ステップS20のYes)、ステップS9に戻る。また、CPU202は、次の印字データがない場合には(ステップS20のNo)、ステップS28に進み、各部の終了処理を行って処理を終了する。
一方、ステップS5で「印字データの内容を表示せずにFAX送信を行う」の指定が行われた場合(ステップS9のNo)、CPU202は、図9に示した印刷プレビュー画面Pを表示せずに、ステップS22に進み、以降のFAX送信処理を実行する。
このように、本実施形態の電子機器である事務機101によれば、CPU202(印字データ表示部2)は、印刷プレビュー画面(印字内容表示画面)を表示しないことが指定された場合、データ出力手段による各印字データの出力に際しての印刷プレビュー画面(印字内容表示画面)Pの表示を行わないことにより、FAX送信等の複数の印字データを複数の出力先に対して順に出力するような場合に必要とする操作を、簡単なプログラム変更、または設定により、ユーザごとに簡単に設定できる。
また、本実施形態の電子機器である事務機101によれば、CPU202(印字データ表示部2)は、データ出力手段によるデータ出力終了後に、印刷プレビュー画面(印字内容表示画面)Pの表示を終了するようにしたことにより、利用者が印刷プレビュー画面(印字内容表示画面)Pを終了するという操作を行う必要がなくなる。
なお、本実施形態においては、ステップS5で「印字データの内容を表示せずにFAX送信を行う」の指定が行われた場合(ステップS9のNo)、CPU202(FAX送信部5)は、図9に示した印刷プレビュー画面Pを表示せずに、ステップS22に進み、以降のFAX送信処理を実行するようにした。ここで、CPU202(FAX送信部5)は、ステップS5で「印字データの内容を表示せずにFAX送信を行う」の指定が行われた場合においては(ステップS9のNo)、出力頁選択ボタンB21〜B23の何れかで出力頁を選択させるのではなく、送信対象となる印字データについては全頁を出力するようにしても良い。このようにすることで操作者の作業効率の向上を図ることが可能になる。
また、本実施形態においては、印刷プレビュー画面Pを表示せずに、FAX送信処理を実行するようにしたが、これに限るものではなく、CPU202(印字データ表示部2)は、印刷プレビュー画面(印字内容表示画面)Pとして表示しないことが指定された場合、印刷プレビュー画面Pを表示せずに、少なくとも1以上のプリンタ118に対して印字データを順次出力する印字処理や、少なくとも1以上の宛先(メールアドレス)に対して電子メールとして電子文書ファイルを通信する電子メール通信を実行するようにしても良い。
本実施形態の電子機器である事務機101で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態の電子機器である事務機101で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の電子機器である事務機101で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施形態のプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2 印字データ表示手段
2 出力頁選択受付手段
3,4,5 データ出力手段
7 終了後指定受付手段
101 電子機器
152 印字データ格納部
2 出力頁選択受付手段
3,4,5 データ出力手段
7 終了後指定受付手段
101 電子機器
152 印字データ格納部
Claims (6)
- 印字データを格納する印字データ格納部と、
前記印字データ格納部に格納された前記印字データを読み出し、読み出した前記印字データを出力先に対して出力するデータ出力手段と、
前記データ出力手段による前記各印字データの出力に際して、読み出した印字データの内容を印字内容表示画面として表示器に表示する印字データ表示手段と、
を備え、
前記印字データ表示手段は、前記データ出力手段によるデータ出力終了後に、前記印字内容表示画面の表示を終了する、
ことを特徴とする電子機器。 - 前記データ出力手段によるデータ出力終了後に、前記印字データ表示手段によって前記印字内容表示画面の表示を終了するか否かの指定を受け付ける終了後指定受付手段を更に備える、
ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。 - 前記印字データにおける出力頁の選択を受け付ける出力頁選択受付手段を更に備え、
前記印字データ表示手段は、前記出力頁選択受付手段により前記印字データについて全頁の出力が指定されて前記データ出力手段によって全ての頁についてのデータ出力が終了した場合に、前記印字内容表示画面の表示を終了する、
ことを特徴とする請求項1または2記載の電子機器。 - 前記出力頁選択受付手段は、前記印字内容表示画面に設けられた出力頁選択ボタンに対する操作に応じて出力頁の選択を受け付ける、
ことを特徴とする請求項3記載の電子機器。 - 前記データ出力手段は、印字データに基づいて作成した印刷イメージを基に生成した電子文書ファイルを公衆回線を通じて送信するFAX送信と、印字用紙に対して印字ヘッドにより印字を行うプリンタに対して前記印字データを出力する印字処理と、印字データに基づいて作成した印刷イメージを基に生成した電子文書ファイルをネットワークを通じて出力する電子メール通信との何れかを選択可能とする、
ことを特徴とする請求項1ないし4の何れか一記載の電子機器。 - コンピュータを、
印字データ格納部に格納された印字データを読み出し、読み出した前記印字データを出力先に対して出力するデータ出力手段と、
前記データ出力手段による前記各印字データの出力に際して、読み出した印字データの内容を印字内容表示画面として表示器に表示する印字データ表示手段と、
として機能させ、
前記印字データ表示手段は、前記データ出力手段によるデータ出力終了後に、前記印字内容表示画面の表示を終了する、
ことを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013107349A JP2014229027A (ja) | 2013-05-21 | 2013-05-21 | 電子機器およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013107349A JP2014229027A (ja) | 2013-05-21 | 2013-05-21 | 電子機器およびプログラム |
Publications (1)
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JP2014229027A true JP2014229027A (ja) | 2014-12-08 |
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ID=52128834
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2014229027A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020149167A (ja) * | 2019-03-12 | 2020-09-17 | ブラザー工業株式会社 | 制御プログラム及び、情報処理装置 |
-
2013
- 2013-05-21 JP JP2013107349A patent/JP2014229027A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020149167A (ja) * | 2019-03-12 | 2020-09-17 | ブラザー工業株式会社 | 制御プログラム及び、情報処理装置 |
JP7287013B2 (ja) | 2019-03-12 | 2023-06-06 | ブラザー工業株式会社 | 制御プログラム及び、情報処理装置 |
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