JP2014228758A - レンズ鏡筒および撮像装置 - Google Patents
レンズ鏡筒および撮像装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014228758A JP2014228758A JP2013109443A JP2013109443A JP2014228758A JP 2014228758 A JP2014228758 A JP 2014228758A JP 2013109443 A JP2013109443 A JP 2013109443A JP 2013109443 A JP2013109443 A JP 2013109443A JP 2014228758 A JP2014228758 A JP 2014228758A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens barrel
- lens
- drive unit
- fixed
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
Abstract
Description
特許文献1には、AFレンズの駆動機構における駆動源としてステップモータを用い、駆動機構にバックラッシュがある場合であっても精密な送り精度を得ることのできる駆動装置が開示されている。
請求項1に記載の発明は、固定筒と、光軸方向に移動可能な可動レンズと、駆動力発生部と駆動力伝達機構とが一体に組み立てられ、前記可動レンズを移動駆動する駆動ユニットと、を備え、前記駆動ユニットは、振動吸収部材を介して前記固定筒に装着されていること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のレンズ鏡筒であって、前記駆動ユニットは取付部を有し、前記固定筒には固定ピンが固定され、前記固定ピンと前記取付部との間に前記振動吸収部材が配置されていること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のレンズ鏡筒であって、前記駆動ユニットによって前記可動レンズの光軸回りに回転駆動されて前記可動レンズを移動操作する操作筒を備え、前記固定ピンは、前記操作筒の回転方向に対する径方向において前記固定筒に固定されていること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載のレンズ鏡筒であって、前記駆動ユニットは、前記固定筒の周方向に沿って形成されて前記駆動力伝達機構を保持するベース部を備え、前記取付部は、前記ベース部の周方向両端二カ所に設けられていること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のレンズ鏡筒であって、前記ベース部における前記可動レンズの光軸方向を覆うカバー部材と、前記カバー部材に前記光軸方向に突設された位置決め突起と、を備え、前記駆動ユニットは、前記位置決め突起によって前記固定筒に対して径方向に位置決めされるように構成されていること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒であって、前記可動レンズは、焦点調節を行う合焦レンズであること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒であって、前記駆動力発生部は、超音波モータであること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を備える撮像装置である。
カメラ1は、カメラ本体10と、レンズ鏡筒20と、を備える。レンズ鏡筒20は、いわゆる交換レンズであって、その基端部に備えるレンズマウントLMが、カメラ本体2のボディマウントBMと係合することで、カメラ本体10に着脱可能に装着される。
撮像レンズ20によって結像された被写体像光を撮像素子11が電気信号に変換し、その画像データをカメラ本体10が備える図示しない記録媒体に記録(すなわち撮影)する。
これら一連の動作は、カメラ本体10に備えられた図示しない制御部によって制御される。
操作筒32の内周側には、内周ギア32Gが設けられている。操作アーム33には、光軸OA(Z軸)と平行な操作スリット33Bが形成されている。
操作スリット33Bには、合焦レンズ群FLのレンズ枠24に突設されたフォロアピン25が、摺動移動可能に嵌合している。
駆動ユニット40は、固定内筒23の、外周とその前面側端部に形成されたフランジ23Fとの隅部に装着されている。出力ギア43Aは径方向外周側に露出しており、その外周側に位置する操作筒32の内周ギア32Gと噛合している。
これにより、駆動ユニット40は、駆動モータ42の回転駆動によって出力ギア43Aが回転し、操作筒32を回転駆動するようになっている。
そして、この回転に伴ってフォロアピン25(レンズ枠24すなわち合焦レンズ群FL)がカム筒31のカム溝31Aに沿って光軸OA方向に移動する。
すなわち、駆動ユニット40が操作筒32を回転駆動することで、合焦レンズ群FLを光軸OA方向(Z軸方向)前後に移動駆動する。
図3は、駆動ユニット40の前面側から見た斜視図である。図4は、駆動ユニット40の背面側から見た斜視図である。図5は、固定筒23への駆動ユニット40の装着状態を示す前面側から見た斜視図である。図6は、固定筒23への駆動ユニット40の装着状態を示す背面側から見た斜視図である。図7は、図5のA−A断面に相当する駆動ユニット40の固定内筒23への装着部位の拡大断面図である。
ベース部41は、固定内筒23の周面に沿うように所定長さの円弧状に形成されている。
ベース部41の前面側には、ギアを収容する凹部が形成されており、ここに複数のギアが所定の関係で配置されてギア列43を構成している。
ベース部41の背面側の一方端(図中下側の端)近傍には、駆動モータ42が装着されている。
取付部46は、所定厚さの板状であって、固定筒23の周面に沿う姿勢でベース部41における周方向の端面に突設されており、板面と直交する方向(固定筒23の中心に対してラジアル方向)に装着孔46Hが貫通形成されている。当該駆動ユニット40は、この取付部46で、固定内筒23に装着される。
駆動モータ42は、その回転軸をZ軸と平行とした姿勢で設けられており、回転力を駆動ユニット40に入力する。本実施形態における駆動モータ42は、超音波モータである。
カバー45は、その周方向における両端および略中央で、ビス40AによってZ軸と平行な方向でベース部41に締着されている。
ここで、カバー45は、その板面と直交する方向(Z軸と平行な方向)において、多少の変形を許容し得るように敢えて低剛性に形成されている。
位置決め突起47は、所定径および所定高さの円柱状であって、カバー45がベース部41に締着された状態においてその軸方向がZ軸と平行となる姿勢で、カバー45の前面側に突設されている。位置決め突起47のX−Y平面と平行な方向における位置は、ギア列43における出力ギア43Aの中心と略一致している。
図5のA−A断面である図7に示すように、取付部46は、固定筒23の周面に固定された固定ピン48によって、装着孔46Hに内挿された緩衝ブッシュ49を介して装着されている。
基筒部49Aは、装着孔46Hに所定の公差で嵌合する外径で、固定ピン48の胴軸部48Aが所定の公差で嵌合する挿通孔49Cを有する円筒状に形成されている。
緩衝ブッシュ49における両端のワッシャフランジ49Bの内法は、取付部46の厚さと対応している。また、緩衝ブッシュ49の軸方向における全長は、固定ピン48の胴軸に、所定の変形代を加えた長さに設定されている。
そして、取付部46は、当該取付部46に装着された緩衝ブッシュ49の挿通孔49Cに、固定ピン48の胴軸部48Aが挿通され、その固定ピン48によって固定内筒23に装着されている。この装着状態において、ワッシャフランジ49Bは、所定量圧縮されて弾性変形する。
ここで、カバー45は、前述したように低剛性に形成されて変形し得るが、位置決め突起47は出力ギア43Aの中心と略一致して配設されているため、カバー45の変形によっても出力ギア43Aの設置位置精度の低下を招くことはない。
このため、この緩衝ブッシュ49とカバー45の弾性によって、駆動の際に駆動モータ42およびギア列43から生ずる振動の固定内筒23への伝播を抑制する。これにより、振動に起因する騒音等による不具合を抑えることができる。
これにより、駆動ユニット40に構成精度や装着精度にバラツキがあっても、緩衝ブッシュ49の弾性変形によってこれを吸収し、最も重要な出力ギア43Aの設置位置精度は位置決め突起47によって高精度に規定することができる。
しかし、本構成では、駆動ユニット40の構成精度や装着精度には高い精度を要求することなく、肝心な出力ギア43Aを高精度に設置できる。
(1)本実施形態によれば、駆動ユニット40は、緩衝ブッシュ49を介して、固定筒23に固定された固定ピン48によって支持されているため、緩衝ブッシュ49が駆動モータ42およびギア列43から生ずる振動の固定内筒23への伝播を抑制し、これによって、振動に起因する騒音等による不具合を抑えることができる。
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)本実施形態では、緩衝ブッシュの材質としてゴムや発泡ウレタンを例示したが、緩衝ブッシュの材質はこれに限らず、振動吸収機能を有するものであれば、たとえば金属素材であっても良い。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
Claims (8)
- 固定筒と、
光軸方向に移動可能な可動レンズと、
駆動力発生部と駆動力伝達機構とが一体に組み立てられ、前記可動レンズを移動駆動する駆動ユニットと、を備え、
前記駆動ユニットは、振動吸収部材を介して前記固定筒に装着されていること、
を特徴とするレンズ鏡筒である。 - 請求項1に記載のレンズ鏡筒であって、
前記駆動ユニットは取付部を有し、
前記固定筒には固定ピンが固定され、
前記固定ピンと前記取付部との間に前記振動吸収部材が配置されていること、
を特徴とするレンズ鏡筒である。 - 請求項2に記載のレンズ鏡筒であって、
前記駆動ユニットによって前記可動レンズの光軸回りに回転駆動されて前記可動レンズを移動操作する操作筒を備え、
前記固定ピンは、前記操作筒の回転方向に対する径方向において前記固定筒に固定されていること、
を特徴とするレンズ鏡筒である。 - 請求項2または3に記載のレンズ鏡筒であって、
前記駆動ユニットは、
前記固定筒の周方向に沿って形成されて前記駆動力伝達機構を保持するベース部を備え、
前記取付部は、前記ベース部の周方向両端二カ所に設けられていること、を特徴とするレンズ鏡筒である。 - 請求項4に記載のレンズ鏡筒であって、
前記ベース部における前記可動レンズの光軸方向を覆うカバー部材と、
前記カバー部材に前記光軸方向に突設された位置決め突起と、を備え、
前記駆動ユニットは、前記位置決め突起によって前記固定筒に対して径方向に位置決めされるように構成されていること、
を特徴とするレンズ鏡筒である。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒であって、
前記可動レンズは、焦点調節を行う合焦レンズであること、
を特徴とするレンズ鏡筒である。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒であって、
前記駆動力発生部は、超音波モータであること、を特徴とするレンズ鏡筒である。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を備える撮像装置である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013109443A JP6201426B2 (ja) | 2013-05-24 | 2013-05-24 | レンズ鏡筒および撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013109443A JP6201426B2 (ja) | 2013-05-24 | 2013-05-24 | レンズ鏡筒および撮像装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017167870A Division JP6607239B2 (ja) | 2017-08-31 | 2017-08-31 | レンズ鏡筒および撮像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014228758A true JP2014228758A (ja) | 2014-12-08 |
JP6201426B2 JP6201426B2 (ja) | 2017-09-27 |
Family
ID=52128622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013109443A Active JP6201426B2 (ja) | 2013-05-24 | 2013-05-24 | レンズ鏡筒および撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6201426B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06250072A (ja) * | 1993-02-23 | 1994-09-09 | Nikon Corp | レンズ装置 |
US20060221472A1 (en) * | 2005-03-31 | 2006-10-05 | Fujinon Corporation | Driving mechanism, imaging mechanism and cellular phone |
JP2011102878A (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Nikon Corp | レンズ鏡筒および撮像装置 |
-
2013
- 2013-05-24 JP JP2013109443A patent/JP6201426B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06250072A (ja) * | 1993-02-23 | 1994-09-09 | Nikon Corp | レンズ装置 |
US20060221472A1 (en) * | 2005-03-31 | 2006-10-05 | Fujinon Corporation | Driving mechanism, imaging mechanism and cellular phone |
JP2006311789A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-11-09 | Fujinon Corp | 駆動装置、撮像装置及び携帯電話 |
JP2011102878A (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Nikon Corp | レンズ鏡筒および撮像装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6201426B2 (ja) | 2017-09-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101354775B1 (ko) | 카메라 모듈 | |
JP2008261917A (ja) | レンズ鏡筒 | |
US8837061B2 (en) | Lens barrel and imaging apparatus | |
JP4709647B2 (ja) | 振れ補正装置及びレンズ装置 | |
CN107121873B (zh) | 光学装置 | |
JP2008261929A (ja) | レンズ鏡筒 | |
WO2019071659A1 (zh) | 一种分体式低功耗小型自动对焦制动器 | |
JP6607239B2 (ja) | レンズ鏡筒および撮像装置 | |
JP6201426B2 (ja) | レンズ鏡筒および撮像装置 | |
JP7352902B2 (ja) | レンズ鏡筒およびこれを備えた撮像装置 | |
JP2011053654A (ja) | レンズ駆動装置及びカメラ | |
JP5884057B2 (ja) | レンズ鏡筒 | |
US11644684B2 (en) | Lens apparatus and image pickup apparatus | |
JP4016056B1 (ja) | 撮像装置 | |
JP7451079B2 (ja) | 駆動装置 | |
JP5125830B2 (ja) | レンズ鏡筒およびカメラ | |
JP3320171B2 (ja) | 調整用射出光学装置及び該装置を用いた走査光学装置の焦点調整方法 | |
JP6030007B2 (ja) | 光学要素の位置制御装置 | |
JP5707942B2 (ja) | レンズ鏡筒及びカメラ | |
JP2009169102A5 (ja) | ||
JP6645688B2 (ja) | 光学機器 | |
JP2714060B2 (ja) | 自動合焦装置 | |
JPH11211959A (ja) | 光学素子保持装置およびこれを用いた光学機器 | |
JP2013105094A (ja) | モータユニットおよび光学機器 | |
JP5805996B2 (ja) | 超音波モータを用いた駆動ユニット、レンズ鏡筒、および撮像装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160517 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20161003 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20161003 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170111 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170124 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20170324 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170524 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170801 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170814 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6201426 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |