JP2014228490A - 変位計測装置及び変位計測方法 - Google Patents

変位計測装置及び変位計測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】多数の光学部品を用いることなく、所定方向の変位を計測可能な変位計測装置及び変位計測方法を提供すること。【解決手段】変位計測装置は、光源12、コリメータレンズ14、回折格子対20、光センサとしての第1のPD31及び第2のPD32を備える。第1の回折格子21及び第2の回折格子22で発生した各回折光のうち、第1の回折格子21による+1次回折光23(−1次回折光24)の進路に沿う少なくとも一組の回折光の干渉光が、この回折格子対20から発生する。第1のPD31は、正の次数側の干渉光27を検出し、第2のPD32は、負の次数側の干渉光28を検出する。演算回路40は、PD31及び32で得られた信号に基づき所定の演算を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、光干渉を利用した変位計測装置及び変位計測方法に関する。
例えば特許文献1には、光干渉を利用した変位計測装置が開示されている。この変位計測装置は、光源側から順に、レーザ光源、コリメータレンズ、第1の回折格子、第2の回折格子及び光センサを備えている。光センサは、第1の回折格子で回折された回折光(例えば1次)と、第1の回折格子を直進した0次光が第2の回折光で回折されて発生する回折光(例えば1次)との干渉光を検出する。この変位計測装置は、光センサで検出される干渉光の明暗による光量の変化に基づき、第1及び第2の回折格子の距離の変化、つまり計測対象となる変位を計測する(例えば、特許文献1の明細書段落[0020]、[0023]、[0027]、図1〜3等参照)。
特許文献2に記載の光電式エンコーダは、2つの回折格子と、移動格子とを備える。移動格子には、2つの回折格子で回折されて生成された6つの光束(21a,21b,22a,22b,23a,23b)が入射し、この移動格子5から出射される3つの異なる方向の光束を、3つの受光素子によりそれぞれ受ける。これらの受光素子の出力信号に基づき、エンコーダ処理回路が干渉光強度の位相情報の演算を行うことで、移動格子のx及びz方向の変位と、y軸周りの傾きであるピッチ角の変位の情報が得られる(例えば、特許文献2の明細書段落[0008]〜[0014]、図1等参照)。
国際公開第2011/043354号パンフレット 特開2005−326232号公報
特許文献2の光電式エンコーダでは、上記のように直線方向の変位及び軸周りの角度変位を計測するために、光学部品数が多くなり小型化が難しい。
本発明の目的は、多数の光学部品を用いることなく、所定方向の変位を計測可能な変位計測装置及び変位計測方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る変位計測装置は、光源、第1の回折格子、第2の回折格子、第1の光センサ及び第2の光センサを具備する。
前記第1及び第2の回折格子は、前記光源からの光線の進路に沿って配置され、相対移動可能であり、回折光をそれぞれ発生する。
前記第1の光センサは、前記第1の回折格子及び前記第2の回折格子で発生した回折光のうち、前記第1の回折格子による+n次回折光(nは1以上の自然数)の進路に沿う一組の回折光の干渉光を検出する。
前記第2の光センサは、前記第1の回折格子及び前記第2の回折格子で発生した回折光のうち、前記第1の回折格子による−n次回折光の進路に沿う一組の回折光の干渉光を検出する。
本発明の一形態に係る変位計測方法は、光源からの光線の進路に沿って配置され、相対移動可能であり、同じ方向に格子線を有し、回折光をそれぞれ発生する第1の回折格子及び第2の回折格子を用いて、変位を計測する方法である。
前記第1の回折格子及び前記第2の回折格子で発生した回折光のうち、前記第1の回折格子による+n次回折光(nは1以上の自然数)の進路に沿う一組の回折光の干渉光が第1の光センサで検出される。
前記第1の回折格子及び前記第2の回折格子で発生した回折光のうち、前記第1の回折格子による−n次回折光の進路に沿う一組の回折光の干渉光が第2の光センサで検出される。
そして、前記第1の光センサ及び前記第2の光センサにより得られた信号に基づき、前記格子線の方向に沿う軸周りの、前記第1及び前記第2の回折格子の相対的な回転の角度変位が算出される。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る変位計測装置の基本的な光学系の構成を模式的に示す図である。 図2は、チルトが発生していない回折格子対の状態を示す。 図3は、チルトが発生している回折格子対の状態を示す。 図4は、チルトが発生していない回折格子対における、正及び負の両方の次数側の干渉光を示す。 図5は、チルトが発生していない回折格子対における、正及び負の両方の次数側の干渉光を示す。 図6は、回折格子間のチルト量と、第1及び第2ののPDで得られる信号強度の差との関係を示す実測のグラフである。 図7は、本発明の第2の実施形態に係る変位計測装置の光学系を示す図である。 図8は、回折格子対の相対的なz方向の変位と、第1のPDで検出される信号との関係を概略的に示すグラフである。 図9は、図8のグラフのうちリニア領域を検出領域として用いた場合の第1のPDの受光領域で検出される光量の変化を示す。 図10は、回折格子間のチルト量に応じて、第1のPDの受光領域に入射する干渉光の変化を示す。 図11は、基本的なチルトの補正処理のフローチャートを示す。 図12は、チルトを調整する調整機構を示す斜視図である。 図13は、図12に示す調整機構の平面図である 図14は、他の実施形態に係る駆動機構を示す。 図15は、他のチルト補正方法を説明する図である。 図16は、他のチルト補正方法に係る処理を示すフローチャートである。 図17は、変位計測装置の構成を示し、図1及び7に示す光学系及びこれを収容する筐体を示す断面図である。 図18は、変位計測装置が、計測対象物として例えばフレーム等の構造物に取り付けられた状態を示す。
上記の変位計測装置は、回折格子対、第1の光センサ及び第2の光センサを主に備え、これら第1及び第2の光センサで得られた信号に基づく演算処理によって、所定の方向の変位を計測することができる。すなわち、少ない光学部品で変位を計測することができ、装置の小型化を実現することができる。
前記変位計測装置は、前記第1の光センサ及び前記第2の光センサにより得られた信号に基づき、前記第1の回折格子及び前記第2の回折格子のそれぞれの格子線の方向に沿う軸周りの、前記第1及び前記第2の回折格子の相対的な回転の角度変位を算出する処理部をさらに具備してもよい。この変位計測装置が計測対象物に取り付けられた場合に、計測対象物の当該軸周りの角度変位、つまりチルト量を検出することができる。
前記処理部は、前記第1及び前記第2の光センサで得られた信号の差分値に基づき、前記角度変位を算出してもよい。計測対象である角度変位と各検出値の差分とは相関があるので、この差分を求めることにより、角度変位を求めることができる。
前記処理部は、前記第1及び前記第2の光センサのうちいずれか1つにより得られた信号に基づき、前記第1及び前記第2の回折格子の光軸に沿う方向の変位を検出してもよい。これにより、変位計測装置は、回折格子間の光軸に沿う方向の変位及び上記チルト量の両方を検出することができる。
前記処理部は、前記角度変位を補正する処理を実行してもよい。回折格子間の光軸に沿う方向の変位を計測する場合に、回折格子のチルトを補正することにより、回折格子間の光軸に沿う方向の変位の計測精度を高めることができる。
例えば、前記処理部は、前記算出した角度変位が閾値を超えるか否かを判定し、前記角度変位が前記閾値を超える場合、前記角度変位を補正する処理を実行してもよい。前記処理部は、前記それぞれの検出値の差分が閾値を超える場合、前記角度変位を補正する処理を実行してもよい。
前記変位計測装置は、前記角度変位の方向に前記第1または前記第2の回折格子を回転させる調整機構をさらに具備してもよい。そして、前記処理部は、前記算出した角度変位に基づき、前記調整機構を制御してもよい。調整機構が動作することにより、2つの回折格子のチルトを補正することができる。
前記第1の光センサは、前記第1の回折格子から発生する0次光が前記第2の回折格子に入射することで発生する前記第2の回折格子の+1次回折光と、前記第1の回折格子から発生する+1次回折光が前記第2の回折格子に入射して前記第2の回折格子から発生する0次光との干渉光を検出してもよい。また、前記第2の光センサは、前記第1の回折格子から発生する0次光が前記第2の回折格子に入射することで発生する前記第2の回折格子の−1次回折光と、前記第1の回折格子から発生する−1次回折光が前記第2の回折格子に入射して前記第2の回折格子から発生する0次光との干渉光を検出してもよい。
光量の大きい0次光及び±1次回折光が用いられることにより、できるだけ大きい電圧信号を第1及び第2の光センサにより得ることができ、計測精度を高めることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
1.第1の実施形態
(1)変位計測装置の基本的構成
図1は、本発明の第1の実施形態に係る変位計測装置の基本的な光学系の構成を模式的に示す図である。
変位計測装置100は、光源12、コリメータレンズ14、回折格子対20、光センサとしての第1のPD(Photo Detector)31及び第2のPD32を備える。
光源12は、LD(Laser Diode)、あるいはLED(Light Emitting Diode)であり、図示しないドライバにより駆動される。
コリメータレンズ14は、光源12からの出射された光を平行光15にする。少なくともこれら光源12及びコリメータレンズ14により平行光を発生する光学系が構成される。
回折格子対20には、光源12及びコリメータレンズ14からの光が入射され、回折光を出射する。回折格子対20は、第1の回折格子21及び第2の回折格子22によって構成される。第1の回折格子21及び第2の回折格子22は、光源12及びコリメータレンズ14からの光線の進路に沿って、ここでは光源12及びコリメータレンズ14の光軸に沿って対向して配置されており、後述するように所定方向に相対的に移動可能となっている。
第1の回折格子21は、入射した平行光15を、0次光である直進光30と、+n次回折光(nは1以上の自然数。以下同じ。)23と、−n次回折光24とに分けて進行させる。本実施形態では、回折光23として+1次回折光が利用され、回折光24として−1次回折光が利用される。
なお、図において、0次光である直進光30に対してx方向の一方側に発生する回折光の次数を+n次とし、x方向において他方側に発生する回折光の次数を−n次として、便宜上、説明内容を統一する。
第2の回折格子22は、第1の回折格子21から出射して第2の回折格子22に入射した直進光30を、さらに直進光30と、+n次回折光25と、−n次回折光26とに分けて進行させる。本実施形態では、回折光25として+1次回折光が利用され、回折光26として−1次回折光が利用される。
また、第2の回折格子22は、第1の回折格子21から出射した±1次回折光23及び24を、それらと同方向にそれぞれ進行させる0次光も発生する。ここでは、説明の便宜上、第1の回折格子21の1次回折光23(または24)及びその進路に沿った第2の回折格子22の0次光を、まとめて1次回折光23(または24)と表現する。さらに、第1の回折格子21及び第2の回折格子22を経由した後に、平行光15と同方向に進行する0次光をまとめて直進光30と表現している。
回折光23〜26の構成を以下に列挙する(図4参照)。
回折光23:回折格子21の+1次回折光と回折格子22の0次光
回折光24:回折格子21の−1次回折光と回折格子22の0次光
回折光25:回折格子21の0次光と回折格子22の+1次回折光
回折光26:回折格子21の0次光と回折格子22の−1次回折光
第1の回折格子21及び第2の回折格子22で発生した各回折光のうち、第1の回折格子21による+1次回折光23(−1次回折光24)の進路に沿う少なくとも一組の回折光の干渉光が、この回折格子対20から発生する。
具体的には、第1の回折格子21による+1次回折光23と、直進光30が第2の回折格子22に入射して発生する+1次回折光25とが干渉して干渉光27が発生する。また、第1の回折格子21による−1次回折光24と、直進光30が第2の回折格子22に入射して発生する−1次回折光26とが干渉して干渉光28が発生する。第1のPD31は、正の次数側の干渉光27を検出し、第2のPD32は、負の次数側の干渉光28を検出する。
なお、本実施形態では、0次光、±1次回折光を利用することとしているが、他の所定次数の回折光を利用して、変位の計測が行われてもよい。また、実際には、図1に示す以外にも多数の回折光が存在するが、以下の説明を容易にするため、図示を省略している。これらのことは、後述する他の実施形態以降の説明についても同様である。
第1の回折格子21及び第2の回折格子22は、実質的に同じ形状及び同じサイズを有する。例えば、これら回折格子21及び22は、図1において、z方向に直交するy方向に沿った溝である複数の格子線21a及び22aを有する。第1の回折格子21の格子線21aのピッチPと、第2の回折格子21の格子線22aのピッチPとは実質的に同じに形成されている。格子線21a及び22aの例として、ピッチPが3.3μmであり、溝深さが473μmである。もちろん、これらの値に限られない。
本実施形態に係る変位計測装置100は、格子線21a及び22aに沿う軸であるy軸の周りの、第1の回折格子21及び第2の回折格子22の相対的な回転の角度変位Δθを計測対象とする。すなわち、第1の回折格子21と第2の回折格子22と間のチルト量が計測対象とされる。
演算回路40は、第1のPD31及び第2のPD32で得られる信号に基づいて、所定の演算処理を行うことで、チルトΔθを算出する。この場合、演算回路40は、処理部として機能する。演算回路40は、例えばMPU(Micro Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のハードウェアを主に備える。演算回路40は、MPUに加え、またはMPUに代えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のPLD(Programmable Logic Device)を備えていてもよいし、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を備えていてもよい。また、演算回路40は、物理的に分離した複数のチップパッケージや素子等で構成されていてもよい。
光源12、コリメータレンズ14、回折格子対20、第1のPD31及び第2のPD32は、後述するように、筐体等のこれら部品を収容可能な手段や、フレーム等のこれら部品を支持可能な手段によって一体的に保持される。これらフレームまたは筐体は、第1の回折格子21及び第2の回折格子22が相対的に動くことができるように、これらを保持する部分を有し、この部分は、他の部分より剛性が低く設定されている。
(2)回折格子間のチルトの検出原理
図2は、チルトが発生していない回折格子対20の状態を示す。ここでは、正及び負の次数の回折光のうち、正次数側のみが示されている。回折格子21及び22間の所期の距離をDとし、第1の回折格子21で発生した回折光23の回折角をθとする。
図2に示すように、第1の回折格子21を出射した回折光23及び直進光30、第2の回折格子22までの光路長をそれぞれA、Bとする。それらの光路差B−Aは、次の式(1)で表せる。
この光路差B−Aが、mλ(λは光の波長)を満たす時、干渉光27は強め合い、m(1+1/2)λを満たす時、弱め合う。
上記式(1)の導出方法は、次の通りである。
図3は、チルトが発生している回折格子対20の状態を示す。このようにチルトが発生している状態では、光路差B1−Aは、次の式(2)で表される。
図3の右下の図は、図3において線A、線B1及び第2の回折格子22で形成される三角形を示す。上記式(2)の導出方法は、下記の通りである。
図4は、チルトが発生していない回折格子対20における、正及び負の両方の次数側の干渉光27及び28を示す。チルトが発生していない場合、図4においてz方向の光軸に対して、正次数側の光路と負次数側の光路とが対称配置となり、光路差B−Aと、負次数側の光路差B’−A’とは、同じ値を示す。この時、B−A(=B’−A’)は、式(1)として表される。したがって、この時、第1のPD31及び第2のPD32でそれぞれ検出される干渉光27及び28の光量は、実質的に同じとなる。
しかし、図5に示すように、回折格子21及び22間にチルトが発生した場合には、正次数側の光路差B1−Aは上記次式(2)で表され、負次数側の光路差B1’−A’は次式(3)で表され、正次数側と負次数側とが異なる値となる。
したがって、この場合、第1のPD31及び第2のPD32による検出値が異なる。
図6は、回折格子21及び22間のチルト量と、第1のPD31及び第2のPD32で得られる信号強度の差との関係を示す実測のグラフである。この信号強度の差は、各PD31及び32の受光領域における各干渉光27及び28の明度差あるいは光量と等価である。
光源12の光の波長が633nm、回折格子対20における回折角度が11degとされた。縦軸の明度差は正規化されており単位は無次元である。このグラフから分かるように、チルト量が増加するにしたがって、明度差が顕著となる。演算回路40は、この図6の関係をメモリしておくことで、算出された明度差に対応するチルト量を出力することができる。
以上のように、本実施形態では、回折格子対20、第1のPD31及び第2のPD32を備え、これらPD31及び32で得られた信号の差分値を演算することによって、y軸周りの角度変位を計測することができる。すなわち、少ない光学部品で変位を計測することができ、変位計測装置100の小型化を実現することができる。
本実施形態では、光量の大きい0次光及び1次回折光が用いられることにより、できるだけ大きい電圧信号をPD31及び32により得ることができ、計測精度を高めることができる。
2.第2の実施形態
(1)基本的な概念
図7は、本発明の第2の実施形態に係る変位計測装置の光学系を示す図である。本実施形態に係る変位計測装置内の光学部品の構成は、上記第1の実施形態に係る変位計測装置100の構成と実質的に同じである。異なる点は、演算回路40による処理である。図7に示すように、演算回路40は、第1のPD31及び第2のPD32のうちいずれか1つ、ここでは第1のPD31で得られた信号に基づき、回折格子21及び22の相対的なz方向の変位Δzを算出する。
(2)z方向の変位の検出原理
図1を参照して、例えば第1の回折格子21に対して第2の回折格子22がz方向に変位すると、回折光23及び25のそれぞれの行路(光路)差が発生する。したがって、第1の回折格子21による回折光23と、第2の回折格子22による回折光25との干渉光27による干渉縞が発生する。第1のPD31は、この干渉縞の光量の変化を検出する。
図8は、回折格子対20の相対的なz方向の変位と、第1のPD31で検出される信号(電圧値)との関係を概略的に示すグラフである。なお、図8では、後述するように回折格子対20間のチルトが発生していない場合(実線で示す)と、所定のチルトが発生した場合(破線で示す)の両方が示されている。このように、第1のPD31の検出信号は、干渉縞の明暗の繰り返しに応じてサインカーブを描く。このサインカーブは、計測対象となるz方向の変位に対応する。演算回路40は、この干渉縞のサインカーブの光量変化のうち、例えば半波長分の概ねリニアな領域を用いることにより、z方向の所定範囲の変位に応じた信号強度を得ることができる。
図9は、そのリニア領域を検出領域として用いた場合の第1のPD31の受光領域で検出される光量(あるいは明度)の変化を示す。このように、第1のPD31の受光領域全体で一様な明度を持つ光が入射し、z方向の回折格子間の距離ごとにその明度が変化する。
第1のPD31は、干渉光27の干渉縞による光量変化に対応する電流を、出力信号として演算回路40に出力する。演算回路40は、光量変化に対応して第1のPD31から出力される電流を電圧に変換する。これにより、演算回路40は、z方向の回折格子間の変位を高精度に出力することができる。
(3)チルトの発生による計測精度への影響
図10は、回折格子21及び22間のチルト量Δθ(図1参照)に応じて、第1のPD31の受光領域に入射する干渉光27の変化を示す。チルト量が大きくなるにしたがって、干渉縞の発生が顕著になりその干渉縞の数が多くなる。図10の最も左の図では、チルトが発生しておらず、第1のPD31は、上述したように一様な光量の干渉光27を受けることができ、これによりz方向の回折格子21及び22間の変位の計測精度を一定に維持できる。しかし、例えば図10の右側2つの図のように、所定量以上のチルトが発生すると、第1のPD31の受光領域で受ける光量は安定せず、z方向の回折格子21及び22間の変位の計測精度が低下する。
図8は、そのことを説明するグラフである。回折格子21及び22間にチルトが発生していない状態で、検出信号の振幅を最大とする。図8に示したグラフからわかるように、所定量のチルトが発生していると、第1のPD31は、実際の変位量に対応する電圧値とは異なる電圧値を出力し、検出精度が低下する。また、チルトが発生している場合、信号の振幅が小さくなるので、検出領域として用いることができる上述のリニア領域のレンジが狭くなる。
そこで、本実施形態に係る変位計測装置は、このチルト量による検出値の誤差を減らすため、以下のようにしてこのチルトを補正する。
(4)チルトの補正
図11は、基本的なチルトの補正処理のフローチャートを示す。この変位計測装置の電源ONとされると(ステップ101)、第1のPD31及び第2のPD32でそれぞれ干渉光27及び28が受光さることにより、演算回路40は、それらの電圧値を得る(ステップ102)。演算回路40は、それらの差分値を算出し(ステップ103)、その差分値が閾値T(図6参照)以下であるか否かを判定する(ステップ104)。差分値が閾値T以下である場合、チルト量が許容範囲内であるとして、演算回路40は、z方向の変位を計測する(ステップ107)。
一方、ステップ104の判定処理で、差分値が閾値Tを超えた場合、演算回路40は、そのチルト量をメモリに保存し(ステップ105)、そのチルト量を補正するための処理を実行する(ステップ106)。以下、具体的なチルトの補正方法について説明する。
(A)チルトの補正方法1
図12は、回折格子対20のうち第1の回折格子21及び第2の回折格子22のうちいずれか1つを駆動することによりチルトを調整する調整機構を示す斜視図である。図13は、その平面図である。これらの図の例では、第1の回折格子21は固定であり、第2の回折格子22を調整機構60が駆動する構成となっている。
調整機構60は、第2の回折格子22を支持する回転体63と、回転体63をy軸周りに回転させる駆動部65とを備える。回転体63は、例えば平面部63bを含む半円柱状を有している。第2の回折格子22は、その回転体63の平面部63bに取り付けられて固定されている。回転体63は、y軸方向に沿って設けられた駆動軸64を有し、駆動軸64は、駆動部65によって駆動される。駆動軸64には例えばギア状に形成されている。
駆動部65は、例えばステッピングモータ62及びこれに接続されたネジ部66等を有する。例えばウォームギアのように、ネジ部66は駆動軸64に係合しており、ネジ部66の回転によって、回転体63がy軸周りに回転することができる。
この調整機構60には、V溝形状の壁面68aを有する壁部材68が設けられている。図13に示すように、回転体63の円筒面状に形成された側面部63aが、その壁面68aに2箇所で接している。このように、回転体63がV溝形状の壁面68aに支持されることにより、その壁面68aに接しながら安定して回転することができる。したがって、第2の回折格子22のz軸に沿う方向以外及びy軸周りの方向以外の動きを確実に規制することができる。回折格子対20のz方向の動きは、例えば後述する筐体の構造によって保証される。
なお、この回転体63及び壁部材68には、回折格子対20から出射された干渉光27及び28(図1及び7参照)のそれぞれの少なくとも一部を通過させる通路63c及び68cが設けられている。これらの通路63c及び68cは、回転体63及び壁部材68を貫通して形成されている。
演算回路40は、ステップ106において、図11に示したステップ103で得られた差分値に基づき、調整機構60の駆動部65を駆動するための制御信号を発生する。駆動部65の図示しないドライバは、演算回路40から出力された制御信号に基づいて、その差分値に応じた回転体63の駆動量を駆動部65が出力するように、駆動信号を発生する。具体的には、その回転体63の駆動量は、発生しているチルト量が上記閾値T以下となるような駆動量である。
以上のように、調整機構60によってチルトが補正され、z方向の変位検出への影響を減らし、z方向の変位の計測精度が向上する。
図14は、他の実施形態に係る調整機構を示す。この調整機構70は、駆動部として、例えば支持体69に支持された圧電アクチュエータ67を備えている。この圧電アクチュエータ67は回転体63の駆動軸61に接触している。圧電アクチュエータ67が矢印方向に可動することによってその動力が駆動軸61に伝達され、回転体63が回転する。
調整機構としては、図12〜14に示した形態に限られない。例えば、上記回転体63等の部材がなく、第2の回折格子22に回転軸が設けられ、その回転軸が駆動されてもよい。このような微細な構造の回折格子は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術により実現され得る。
(B)チルトの補正方法2
上記調整機構を用いる形態に限られず、演算回路40はソフトウェアによりチルトを補正してもよい。図16は、この補正処理を示すフローチャートである。例えば、演算回路40は、図8に示したように、チルトが発生していない状態の第1のPD31の検出信号Sと変位量との関係をメモリしておく(ステップ200)。このステップ200は、装置の設計段階や製造段階で行われればよい。ステップ201〜205は、上記ステップ101〜105と同様である。
演算回路40は、ステップ206では、図15に示すように検出信号について、第1のPD31の破線で示すような、チルトが発生している時のz方向の変位量の検出信号S’を、上記メモリした検出信号Sに置き換える処理を行う。すなわち、演算回路40は、許容範囲を超えたチルト量によってz方向で検出される変位量の誤差を補償する処理を行う(ステップ206)。例えば、使用対象の半波長分の領域分の検出値について当該置換処理を行えばよい。
具体的には、例えばこの装置の設計段階あるいは製造段階で、演算回路40は、チルト量に応じた、検出信号Sと検出信号S’とのレベルの差分値を予め記憶しておけばよい。これにより、演算回路40は、ステップ206では、ステップ205で保存されたチルト量に応じて、上記記憶されたチルト量及びレベル差分値の関係を示すテーブルを参照して、検出信号S’から信号Sへの置換処理を行うことができる。
演算回路40は、以上のように置換された後の検出値に対応する、上記メモリされた変位量を、実際の変位量であるとして出力する(ステップ207)。
なお、上記チルトの補正方法1及び2は、この変位計測装置としての製品の出荷後に行われる処理であってもよいし、製品出荷前(製造段階)において行われる処理であってもよいし、これらの両方で行われる処理であってもよい。
本実施形態に係る変位計測装置は、回折格子21及び22間のz方向の変位Δzを計測対象としたが、このΔzに加え、上記第1の実施形態と同様にチルト量Δθを計測対象としてもよい。
上記特許文献2に記載された光電式エンコーダは、直交2軸方向の変位及び1軸の周りの角度変位、つまり合計3つの変位を計測する。このため、この光電式エンコーダは、レーザのドップラーシフトの原理を応用し、3つの回折格子及び3つの受光素子を用いて位相情報を演算しているので、処理回路は複雑な計算を行う必要がある。これに対して本実施形態に係る変位計測装置は、2つの回折格子及び2つの光センサを備える。本変位計測装置が上記のようにΔz及びΔθの両方の変位を計測する場合、特許文献2の光電式エンコーダの計測対象より1つ少ないものの、その光電式エンコーダに比べ、回折格子及び光センサを1つずつ減らすことができる。したがって、小型化を実現することができる。
以上説明した第2の実施形態では、第1のPD31で得られた信号が、回折格子21及び22間のz方向の変位の検出に用いられたが、もちろん第2のPD32で得られた信号がそのために用いられてもよい。
3.変位計測装置の光学部品を支持する筐体
図17は、上述の変位計測装置100の構成を示し、図1及び7に示す光学系及びこれを収容する筐体50を示す断面図である。
筐体50は、光路が配置される孔部55を有する。孔部55は、光源12から回折格子対20までの第1の孔部55aと、回折格子対20から第1のPD31までの第2の孔部55bと、回折格子対20から第2のPD32までの第3の孔部55cとを含む。第2の孔部55b及び第3の孔部55cは、±n次、ここでは±1次回折光の進路に沿う干渉光27及び28をそれぞれ通すような角度で形成されている。
第1の孔部55aの長手方向に沿ったz軸を、以下では便宜的に主軸という。この主軸の方向は、回折格子対20の光軸と平行となっている。
主軸方向における筐体50の両端部には、実装基板51及び52がそれぞれ装着されている。実装基板51には光源12が実装され、実装基板52の基板には第1のPD31及び第2のPD32が実装されている。
筐体50は、光源側部材50aと、センサ側部材50bと、これらの間に設けられたバネ部50cとを有する。バネ部50cは、筐体50の、対向する2つの側面にそれぞれ2つずつ切り欠き53が設けられ、かつ、内部にスリット54が設けられることにより形成されている。回折格子対20は、そのスリット54を挟むように筐体50に保持されている。バネ部50cによって、筐体50が主軸方向及びy軸周りに伸縮可能となるため、第1の回折格子21及び第2の回折格子22の相対移動が可能となり、Δz及びΔθの変位計測が可能となる。
筐体50の材質としては、金属や樹脂が用いられる。金属の場合、例えばステンレス、アルミニウム等が挙げられる。光源側部材50a及びセンサ側部材50bが第1の材料で形成され、バネ部50cが、第1の材料のヤング率より低いヤング率を有する第2の材料で形成されていてもよい。この場合、第1の材料は金属であり、第2の材料が樹脂とされる。もちろん、第1及び第2の材料として共に異なる種類の金属が用いられもよいし、異なる種類の樹脂が用いられてもよい。
図18は、この変位計測装置100が、計測対象物として例えばフレーム等の構造物に取り付けられた状態を示す。構造物150は、例えば住宅のフレーム(柱や梁)があるが、これに限られず、任意のフレームでよい。また、構造物150としてフレームに限られず、比較的高い剛性を持つ対象物であれば何でもよい。
4.その他の実施形態
本発明は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
上記第2の実施形態に係る演算回路40は、第1のPD31及び第2のPD32の検出値の差分が閾値を超えるか否かを判定し、その判定結果に基づいてチルト補正を行った。しかし、演算回路40は、PD31及び32の検出値の差分からチルト量を求め、このチルト量が閾値を超えるか否かを判定し、その判定結果に基づいてチルト補正を行ってもよい。
上記各実施形態では、PD31及び32の両方が、0次光及び1次回折光の干渉光を検出する例、つまり、z軸に対して対称な干渉光を検出する例を示した。しかし、PD31及び32は、z軸に対して非対象な干渉光を検出してもよい。例えば。第1のPD31が0次及び1次回折光の干渉光を検出し、第2のPD32が2次光及び1次回折光の干渉光を検出する等である。
上記実施形態では、光源12から出射された光がコリメータレンズ14に入射し、コリメータレンズ14が平行光15を発生した。しかし、必ずしも平行光15を形成しなくてもよく、例えば所定の光の配向角を持つ拡散光または収束光を、光源、または光源を含む光学系が発生し、これら拡散光または収束光が回折格子対20に入射してもよい。この場合、回折格子対20の光軸は、典型的には、その光源または光学系の光軸と一致するように構成されるが、それらは必ずしも一致しないように構成されてもよい。
以上説明した各形態の特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。
12…光源
20…回折格子対
21…第1の回折格子
21a、22a…格子線
22…第2の回折格子
22a…格子線
23、25…+n次(+1次)回折光
24、26…−n次(−1次)回折光
27、28…干渉光
30…直進光
31…第1のPD
32…第2のPD
40…演算回路
51、52…実装基板
54…スリット
55(55a、55b、55c)…孔部
60、70…調整機構
65…駆動部
67…圧電アクチュエータ
100…変位計測装置

Claims (10)

  1. 光源と、
    前記光源からの光線の進路に沿って配置され、相対移動可能であり、回折光をそれぞれ発生する第1の回折格子及び第2の回折格子と、
    前記第1の回折格子及び前記第2の回折格子で発生した回折光のうち、前記第1の回折格子による+n次回折光(nは1以上の自然数)の進路に沿う一組の回折光の干渉光を検出する第1の光センサと、
    前記第1の回折格子及び前記第2の回折格子で発生した回折光のうち、前記第1の回折格子による−n次回折光の進路に沿う一組の回折光の干渉光を検出する第2の光センサと
    を具備する変位計測装置。
  2. 請求項1に記載の変位計測装置であって、
    前記第1の光センサ及び前記第2の光センサにより得られた信号に基づき、前記第1の回折格子及び前記第2の回折格子のそれぞれの格子線の方向に沿う軸周りの、前記第1及び前記第2の回折格子の相対的な回転の角度変位を算出する処理部をさらに具備する
    変位計測装置。
  3. 請求項2に記載の変位計測装置であって、
    前記処理部は、前記第1及び前記第2の光センサで得られた信号の差分値に基づき、前記角度変位を算出する
    変位計測装置。
  4. 請求項2または3に記載の変位計測装置であって、
    前記処理部は、前記第1及び前記第2の光センサのうちいずれか1つにより得られた信号に基づき、前記第1及び前記第2の回折格子の光軸に沿う方向の変位を検出する
    変位計測装置。
  5. 請求項4に記載の変位計測装置であって、
    前記処理部は、前記角度変位を補正する処理を実行する
    変位計測装置。
  6. 請求項5に記載の変位計測装置であって、
    前記処理部は、前記算出した角度変位が閾値を超えるか否かを判定し、前記角度変位が前記閾値を超える場合、前記角度変位を補正する処理を実行する
    変位計測装置。
  7. 請求項5に記載の変位計測装置であって、
    前記処理部は、前記それぞれの検出値の差分が閾値を超える場合、前記角度変位を補正する処理を実行する
    変位計測装置。
  8. 請求項5から7のうちいずれか1項に記載の変位計測装置であって、
    前記角度変位の方向に前記第1または前記第2の回折格子を回転させる調整機構をさらに具備し、
    前記処理部は、前記算出した角度変位に基づき、前記調整機構を制御する
    変位計測装置。
  9. 請求項1から8のうちいずれか1項に記載の変位計測装置であって、
    前記第1の光センサは、前記第1の回折格子から発生する0次光が前記第2の回折格子に入射することで発生する前記第2の回折格子の+1次回折光と、前記第1の回折格子から発生する+1次回折光が前記第2の回折格子に入射して前記第2の回折格子から発生する0次光との干渉光を検出し、
    前記第2の光センサは、前記第1の回折格子から発生する0次光が前記第2の回折格子に入射することで発生する前記第2の回折格子の−1次回折光と、前記第1の回折格子から発生する−1次回折光が前記第2の回折格子に入射して前記第2の回折格子から発生する0次光との干渉光を検出する
    変位計測装置。
  10. 光源からの光線の進路に沿って配置され、相対移動可能であり、同じ方向に格子線を有し、回折光をそれぞれ発生する第1の回折格子及び第2の回折格子を用いて、変位を計測する方法であって、
    前記第1の回折格子及び前記第2の回折格子で発生した回折光のうち、前記第1の回折格子による+n次回折光(nは1以上の自然数)の進路に沿う一組の回折光の干渉光を第1の光センサで検出し、
    前記第1の回折格子及び前記第2の回折格子で発生した回折光のうち、前記第1の回折格子による−n次回折光の進路に沿う一組の回折光の干渉光を第2の光センサで検出し、
    前記第1の光センサ及び前記第2の光センサにより得られた信号に基づき、前記格子線の方向に沿う軸周りの、前記第1及び前記第2の回折格子の相対的な回転の角度変位を算出する
    変位計測方法。
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