JP5502963B2 - 変位計測装置及び変位計測方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光干渉を利用した変位計測装置及び変位計測方法に関する。
例えば特許文献1には、光干渉を利用した変位計測装置が開示されている。この変位計測装置は、光源側から順に、レーザ光源、コリメータレンズ、第1の回折格子、第2の回折格子及び光センサを備えている。光センサは、第1の回折格子で回折された回折光(例えば1次)と、第1の回折格子を直進した0次光が第2の回折光で回折されて発生する回折光(例えば1次)との干渉光を検出する。この変位計測装置は、光センサで検出される干渉光の明暗による光量の変化に基づき、第1及び第2の回折格子の距離の変化、つまり計測対象となる変位を計測する(例えば、特許文献1の明細書段落[0020]、[0023]、[0027]、図1〜3等参照)。
国際公開第2011/043354号パンフレット
一般に、光を利用した変位計測装置では、装置の経時劣化や使用環境の温度変化等によって、例えば光源からの出射光の出力が変動する場合があり、これにより光センサによる検出値としての出力に誤差が生じるおそれがある。この場合、その光センサの出力変動が、回折格子間の変位によるものであるのか、それとも、上記不具合によるものなのかの区別がつかないため、正確な変位の計測を行うことができない。
本発明の目的は、変位を正確に計測することができる変位計測装置及びこれに用いられる変位計測方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る変位計測装置は、光源と、一対の回折格子と、第1の光センサと、第2の光センサと、補正手段とを具備する。
前記一対の回折格子には、光軸に沿って相対的に移動可能に対向して設けられ、前記光源から出射された光が入射する。
前記第1の光センサは、前記一対の回折格子のそれぞれの回折格子素子から出射された回折光による干渉光を検出する。
前記第2の光センサは、前記一対の回折格子から出射された非干渉光を検出する。
補正手段は、前記第2の光センサにより得られた信号に基づき、前記第1の光センサにより得られた信号を補正する。
本発明に係る変位計測方法は、光源から光を出射させることを含む。
光軸に沿って相対的に移動可能に対向して設けられた一対の回折格子のそれぞれの回折格子素子から出射された回折光による干渉光が、第1の光センサで検出される。
前記光源から出射された光のうち非干渉光が、第2の光センサで検出される。
前記第2の光センサにより得られた信号に基づき、前記第1の光センサにより得られた信号が補正される。
図1は、本発明の一実施形態に係る変位計測装置の基本的な光学系の構成を模式的に示す図である。 図2は、一対の回折格子の構造の例を示す。 図3は、一対の回折格子間の距離である変位と、干渉光の干渉明度との関係のシミュレーションの結果を示すグラフである。 図4A及びBは、第1及び第2のPDのそれぞれの出力の相関のシミュレーション結果を示すグラフである。 図5は、変位計測装置の動作を示すフローチャートである。 図6は、第1のPDの信号を補正するための光学系として、図1に示す光学系とは別の光学系を示す。 図7は、溝の深さがそれぞれ異なる回折格子について、その深さと、1次回折光の強度との関係を示す実測のグラフである。 図8は、図7に関して回折格子の評価のために用いられたハードウェア構成及びその条件等を示す。 図9は、図7に示した測定サンプルのうち、溝深さ473μmを持つ回折格子を含むいくつかのサンプルをピックアップし、それらについて0次光と1次光との強度比をそれぞれ示した表である。 図10は、変位計測装置の構成を示し、図1に示す光学系及びこれを収容する筐体を示す断面図である。 図11は、この変位計測装置を保持するホルダを示す平面図である。 図12は、それを主軸方向で見た側面図である。 図13は、固定具でホルダが固定される状態を示す。 図14は、図13においてホルダと計測対象物との固定に、さらに永久磁石を用いる例を示す。 図15Aは、ホルダの第1及び第2の部材の間にスペーサが設けられた状態のホルダの、主軸方向で見た側面図である。図15Bは、それに直交する方向で見たホルダの側面図である。 図16は、他の実施形態に係る変位計測装置を示す断面図である。
上述した発明の形態によれば、非干渉光を検出する第2の光センサが備えられることにより、第2の光センサで得られた信号を利用して、前記第1の光センサにより得られた信号が補正される。これにより、光源の出力変動が発生する場合であっても、変位を正確に計測することが可能となる。
前記第2の光センサは、前記一対の回折格子を通過する0次光を検出してもよい。一対の回折格子を透過する0次光を検出すればよいので、第2の光センサの配置設計が容易になる。
前記一対の回折格子のうちいずれか一方の回折格子素子は、回折格子領域と、非回折格子領域とを含み、前記第2の光センサは、前記非回折格子領域を通過した光を前記非干渉光として検出してもよい。
前記補正手段は、前記第1の光センサにより得られる前記干渉光の強度と、前記第2の光センサにより得られる前記非干渉光の強度との関係を表す式に基づき補正を行ってもよい。これにより、演算によって、光源の出力変動を求めることができる。
以下、図面を参照しながら、本技術の実施形態を説明する。
[変位計測装置の基本的構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る変位計測装置の基本的な光学系の構成を模式的に示す図である。
変位計測装置10は、LD(Laser Diode)12、コリメータレンズ14、一対の回折格子20、第1のPD(Photo Detector)31及び第2のPD32を備える。
LD12は、レーザ光を出射する光源である。LD12は、図示しないドライバにより駆動される。
コリメータレンズ14は、LD12からの出射された光13を平行光15にする。
一対の回折格子20には、LD12からの光が入射され、回折光を出射する。一対の回折格子20は、第1の回折格子(回折格子素子)201及び第2の回折格子(回折格子素子)202によって構成される。第1の回折格子201及び第2の回折格子202は、光軸に沿って相対的に移動可能に対向して配置されている。第1の回折格子201は、入射した平行光15を直進光24と回折光22に分けて進行させる。第2の回折格子202は、直進光24を、さらに直進光24と回折光26に分けて進行させる。
第1の回折格子201を経由した平行光15は、実際には、平行光15と同方向に進行する0次光、すなわち0次回折光と、この0次光に対して回折角を有する±n次光、すなわち±n次回折光(nは1以上の自然数)に分かれて進行する。
ここでは便宜上、第1の回折格子201及び第2の回折格子202を経由した後に、平行光15と同方向に進行する0次光をまとめて直進光24と表現している。また、第1の回折格子201による+1次光であって第2の回折格子202を経由した後も同方向に進行する光を回折光22としている。さらに、第1の回折格子201を経由した0次光、すなわち直進光24のうち、第2の回折格子202を経由した+1次光を、回折光26と表現している。
なお、本実施形態では、+1次光を利用することとしているが、他の所定次数の回折光を利用して、以下に説明する変位の計測が行われてもよい。また、実際には、図1に示す以外にも多数の回折光が存在するが、以下の説明を容易にするため、図示を省略している。これらのことは、後述する他の実施形態以降の説明についても同様である。
図2は、一対の回折格子20の構造の例を示す。第1の回折格子201及び第2の回折格子202は、実質的に同じ形状及び同じサイズを有している。これらの回折格子201及び202において、例えば溝ピッチPは3.3μmであり、溝深さDが473μmである。もちろん、これらの値に限られない。
第1の回折格子201に対する第2の回折格子202の移動量が、計測対象となる変位X(図1参照)である。第1の回折格子201及び第2の回折格子202の相対移動に応じて、回折光22及び26のそれぞれの行路(光路)差が発生する。したがって、第1の回折格子201による回折光22と、第2の回折格子202による回折光26との干渉光30による干渉縞が発生する。光センサである第1のPD31は、この干渉縞の光量の変化を検出する。この干渉縞の光量変化は原理的にはサインカーブとなり、計測対象である変位Xに対応する。より詳細には、干渉縞のサインカーブの光量変化のうち、例えば半波長分の概ねリニアな領域が、第1のPD31で検出されることにより、そのリニアな領域に対応する変位Xが計測される。
第1のPD31には演算回路40が接続されている。第1のPD31は、干渉光30の干渉縞による光量変化に対応する電流を、出力信号として演算回路40に出力する。演算回路40は、光量変化に対応して第1のPD31から出力される電流を電圧に変換し、この電圧をAD変換する。そして演算回路40は、後述するように第2のPD32により得られた信号に基づき、演算回路40は上記AD変換された信号を補正して、変位Xの値を出力する。
第2のPD32は、一対の回折格子20から出射された光のうち干渉光ではない非干渉光の光量を検出する。本実施形態では、第2のPD32は、第1の回折格子201及び第2の回折格子202を通過した0次光、すなわち直進光24を、非干渉光として検出する。非干渉光の光量は、LD12の出力変動(つまり、LD12からの出射光のパワーの変動)に応じた変動の特性を示す。干渉光30は、上記したように変位Xに応じて変動するため、第1のPD31は、LD12の出力変動等を検出することができない。そこで、本実施形態では、第2のPD32を設け、第2のPD32によって変位Xに依らない非干渉光(ここでは直進光24)を検出することで、LD12の出力変動を検出することができる。
上記演算回路40は、第2のPD32にも接続されており、第2のPD32により得られる電流の信号が演算回路40に入力される。演算回路40は、入力された電流を電圧に変換し、この電圧をAD変換する。
演算回路40は、例えばMPU(Micro Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のハードウェアを主に備える。演算回路40は、MPUに加え、またはMPUに代えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のPLD(Programmable Logic Device)を備えていてもよいし、あるいは、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を備えていてもよい。また、演算回路40は、物理的に分離した複数のチップパッケージや素子等で構成されていてもよい。
[補正手段(1)]
以上のように構成された変位計測装置10において、例えばLD12の出力の変動があった場合でも、変位を正確に計測するための手段として、第1のPD31により得られる信号を補正する形態について説明する。以下に説明するように、演算回路40は、第2のPD32により得られた信号に基づき、第1のPD31の信号を補正する補正手段として機能する。
図3は、回折格子201及び202間の距離(つまり上記変位X)と、干渉光30の干渉明度(正規化されたもの)との関係のシミュレーションの結果を示すグラフである。干渉光30の干渉明度(干渉光の明度)は、実質的には、第1のPD31で検出される干渉光30の光量に対応し、上述のサイン曲線の半波長分が、このグラフに相当する。なお、このグラフで示す3つの曲線のうち、実線で示す曲線が理想値として示されている。この理想値である曲線では、変位Xが0μmの時の干渉明度を1%とし、また、変位Xが10μmの時の干渉明度を0%として、正規化されている。
このグラフの例で示すように、LDの出射光の出力が増加した場合は、干渉明度の曲線も増加し、正確な変位計測を行えなくなる。また、これに限られず、例えば第1のPD31の受光感度が劣化した場合でも、干渉明度の曲線が低下し、正確な変位計測ができなくなる。
そこで、本実施形態は、演算回路40が第1のPD31の受光感度特性を補正することによって、上記干渉明度を理想値に近づけることができる。具体的には、以下のように補正が行われる。
図4A及びBは、第1のPD31及び第2のPD32のそれぞれの出力の相関のシミュレーション結果を示すグラフである。これらのグラフにおいて、第1のPD31による出力は左側に示された縦軸の干渉明度に対応し、第2のPD32の出力は右側に示された縦軸の光強度に対応する。横軸は、変位Xである。これらの両側の各縦軸の値、また横軸の値は、正規化されている。
図4Aに示すように、第1のPD31の出力が理想値の場合において、第2のPD32の出力は略0.4%を示している。一方、図4Bに示すように、図4Aに示す場合と比べ第2のPD32の出力が低下すると、それに応じて、第1のPD31の出力幅(ダイナミックレンジ)が狭められる。例えば、図4Aにおいて、非干渉光の検出値(第2のPD32の検出値)が1/2になった場合、図4Bに示されているように、干渉光の検出値(第1のPD31の検出値)干渉明度は62.5%にまで低下する。この場合、回折格子間距離がゼロであっても、回折格子間距離が4μm発生したと誤検出してしまう。
なお、図4Bにおける第1のPD31の出力の右端における干渉明度は0ではない。これに対して、図3で示した各グラフの右端における干渉明度は0となっている。両者の違いは、シミュレーションにおける入力パラメータの違いによるものである。図4Bの方が、図3に比べて現実に近い設定となっている。
図4AとBを比べると、第2のPD32の出力が1/2になると、干渉明度で表される第1のPD31の出力幅が1/4になる。原理的には、図4A及びBで示した第1のPD31及び第2のPD32の各出力の相関は、下に示す公知の式1によって決定される。
I = |E1+E2|2 = E01 2 + E02 2 + 2E01E02cos{(k1-k2)r +φ1−φ2} ・・・式1
I:干渉光30の強度
E1+E2:一対の回折格子20を通過した干渉光(回折光22及び26)の強度(振幅)
E1、E2は一対の回折格子20から出射された回折光26及び22の各振幅を表す。Iは一対の回折格子20の出射光(干渉光30)による強度を表す。E1+E2は、振幅E1の回折光26(第1の回折格子201による0次光及び第2の回折格子202による1次光)と、振幅E2の回折光22(第1の回折格子201による1次光及び第2の回折格子202による0次光)との干渉光の振幅を表す。
また、例えば図7に示す深さ423nmの溝を有する回折格子が使用される場合、上記0次回折光の振幅及び1次回折光の振幅は、両者とも実質的に同じ振幅となる。それ故、回折光22及び26の振幅と、直進光24の振幅は実質的に同じであることから、直進光24を第2のPD32で検出することにより、回折光22及び26の振幅の誤差を判断することが可能となる。
本実施形態では、上記式1を利用して、第1のPD31により得られた信号が補正される。なお、式1の導出方法については後述する。補正の方法としては、次に説明するような方法がある。
演算回路40のメモリが、第2のPD32による出力値の基準値を予め記憶しておく。例えば、図4Aに示した第2のPD32による出力の曲線が、基準値の集合となる。また、演算回路40のメモリは、上記式1を演算アルゴリズムとして記憶する。これにより、演算回路40は、第2のPD32の出力の変動に応じて、式1を利用して第1のPD31の変動(つまりその変動後の出力値)を推定することができる。
例えば、図4Bに示すように第2のPD32の出力が基準値の1/4になった場合、第1のPD31の出力幅が1/2となっていることを推定することができる。したがって、この場合は、演算回路40は、第1のPD31の出力値を2倍とすることで、結果的に元の適正な第1のPD31の受光感度特性を得ることができる。
演算回路40は、補正後は、例えばその第1のPD31の出力値の係数をメモリに記憶しておき、変位の計測の都度、その係数を用いればよい。この場合、初期設定としてはその係数が1に設定され得る。
補正の開始のタイミングは、この変位計測装置のユーザによる、この変位計測装置への所定の操作入力があった時でもよいし、または、演算回路40が所定のアルゴリズムに基づいて補正を開始してもよい。
演算回路40が所定のアルゴリズムに基づいて、補正を開始する場合の例として、次のような例が挙げられる。例えば演算回路40は、第2のPD32の出力の基準値の他、第2のPD32の出力についての予め決められた、基準値とは異なる閾値を記憶する。この閾値は、基準値を挟むように、その基準値を上回る値及び下回る値の両方が設定されてもよいし、または、それら両方のうちいずれか一方が設定されてもよい。演算回路40は、実際の第2のPD32の出力値がその閾値を超えた場合(あるいは下回った場合)、上記補正を開始すればよい。
以上のような変位計測装置10の動作、ここでは主に上記補正処理について、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
変位計測が開始されると、LD12からレーザ光が出射され(ステップ101)、第1のPD31及び第2のPD32が、干渉光30及び直進光24をそれぞれ受光する(ステップ102)。演算回路40は、第2のPD32から出力される検出値をメモリに記憶する(ステップ103)。この場合、演算回路40は所定のサンプリング間隔で、検出値を記憶していけばよい。
演算回路40は、第2のPD32から出力される検出値の、上述の基準値からの所定の変化を監視する(ステップ104)。ここでは、第2のPD32による検出値の基準値を100%とし、その第2のPD32の検出値の割合値が監視される。所定の変化があった場合とは、例えば上述したように閾値が設定され、割合値がその閾値を上回るまたは下回るなどである。
ステップ104において所定の変化がない場合、第1のPD31の出力は正常と推定されるため、演算回路40は、その第1のPD31の出力値に応じた変位を出力する(ステップ105)。上述したように、ここでは演算回路40は、係数1を第1のPD31の検出値に乗算し、変位を出力することができる。
一方、ステップ104において、第2のPD32から出力される検出値に所定の変化があった場合、演算回路40は、その変化量に基づき(ここでは、例えば第2のPD32のその変化後の値である上記割合値に基づき)、第1のPD31の出力の係数を算出する(ステップ106)。上記式1によれば、演算回路40は、その割合値を2乗演算することにより得られる値を係数として出力することができる。そして、演算回路40は、第1のPD31の出力値に当該算出された係数を乗算し、乗算により得られる値に応じた変位を出力する(ステップ107)。
以上のように、本実施形態では、非干渉光を検出する第2のPD32が備えられることにより、演算回路40が第2のPD32で得られた信号を利用して、第1の光PD31により得られる信号を補正する。したがって、LD12の出力変動が発生する場合であっても、変位を正確に計測することが可能となる。
本実施形態では、一対の回折格子20を透過する0次光、すなわち直進光24を第2のPD32により検出すればよい。したがって、図1に示した光学系のように、LD12及び一対の回折格子20の光軸上に第2のPD32を配置すればよいので、第2のPD32の配置設計が容易になる。
[補正手段(2)]
次に、LD12の出力の変動があった場合でも、変位を正確に計測するための手段として、上記補正手段(1)の説明における光学系とは別の光学系を用いて、第1のPDの信号を補正する形態について説明する。図6は、その光学系を示す。
なお、これ以降の説明では、図1等に示した形態に係る光学系が含む素子や機能等について同様のものは説明を簡略化または省略し、異なる点を中心に説明する。
本実施形態に係る変位計測装置110の一対の回折格子25は、第1の回折格子素子203及び第2の回折格子素子204で構成される。第1の回折格子素子203は、例えば上記第1の回折格子201と同じものでよい。これら回折格子素子203及び204のうちいずれか一方の回折格子素子、ここでは後段側である第2の回折格子素子204が、回折格子領域204aと、非回折格子領域204bとを含む。非回折格子領域204bは、例えば平板状に形成され、溝を含まない領域である。
第1のPD33は、一対の回折格子25から出射された干渉光30を検出する。この干渉光30は、第1の回折格子素子203で回折されて第2の回折格子素子204の回折格子領域204aを直進して通過した回折光(例えば1次光)と、第1の回折格子素子203を通過して直進し回折格子領域204aで回折された回折光(例えば1次光)との干渉光である。
第2のPD34は、一対の回折格子の第1の回折格子素子203及び第2の回折格子素子204からそれぞれ出射された、0次光以外の回折格子のうちいずれか一方の回折光、ここでは、第1の回折格子素子203で回折されて第2の回折格子素子204の非回折格子領域204bを通過して直進する回折光27を検出する。この回折光27は非干渉光である。
図1で示した実施形態と同様に、第1のPD33及び第2のPD34には図示しない演算回路41が接続されている。演算回路41は、第2のPD34の出力に基づいて、第1のPD33の信号を補正することで変位を出力する。第2のPD34で検出される光は非干渉光であり、一対の回折格子25間の距離に依存しないので、演算回路41は、第1のPD33の信号補正のために、第2のPD34の出力を用いることができる。本実施形態の補正手段(2)による補正方法は、上記補正手段(1)で説明した方法と同様である。
本実施形態では、非干渉光として0次光でない回折光を第2のPD34が検出することによっても、第1のPD33の受光感度特性を補正することができ、したがって、変位を正確に計測することが可能となる。
[式1の導出方法]
以下、上記式1の導出方法について説明する。
一般的な波動関数、ここでは調和波Eの波動関数が次の式2のように表される。
E(r, t) = E0sin[ωt−(kr+φ)] ・・・式2
r:波動の伝播方向
t:時間
E0:振幅
ω:周波数
k:波数(k=ω/c、c:位相速度)
φ:初期位相
式2において、位相のうちの空間部分"−(kr+φ)"を次式3のようにαで表すと、式2は式4のように表される。
α(r,φ) = −(kr+φ) ・・・式3
E(r, t) = E0sin[ωt+α(r,φ)] ・・・式4
同じ周波数と速度で空間中に共存している次式5及び6で表される2つの波動があるとする。
E1 = E01sin(ωt+α1) ・・・式5
E2 = E02sin(ωt+α2) ・・・式6
結果的に存在する波動Eは、これらの波動の線形の重ね合わせとして次式7で表される。
E = E1+E2
= E01(sinωt cosα1+cosωt sinα1) + E02(sinωt cosα2+cosωt sinα2) ・・・式7
式7において時間依存項を分離すると、式7は次式8で表される。
E = (E01cosα1+E02cosα2)sinωt + (E01sinα1+E02sinα2)cosωt ・・・式8
式8において、括弧部分は時間に対して一定値であるので、式8は次式9及び10で表される。
E0cosα= E01cosα1+E02cosα2 ・・・式9
E0sinα= E01sinα1+E02sinα2 ・・・式10
sin2α+cos2α= 1であるので、式9及び10の2乗和から、以下の式11が導出される。したがって、式3及び式11から式1が導出される。
E0 2 = E01 2 + E02 2 + 2E01E02cos(α2−α1) ・・・式11
[回折格子の評価]
次に、上記各実施形態に係る変位計測装置において用いられる回折格子の評価について説明する。
図7は、溝の深さがそれぞれ異なる回折格子について、その深さと、1次回折光の強度(この回折格子への入射光に対する比)との関係を示す実測のグラフである。回折格子の溝ピッチはすべて同じ(3.3μm)とされた。回折格子の材料としては、1.45の屈折率を持つ石英ガラスが用いられた。図8は、回折格子の評価のために用いられたハードウェア構成及びその条件等を示す。
図8に示すように、本発明者は、光源112としてHeNeレーザ(中心波長633nm)を用い、このレーザ光を評価対象である回折格子200に入射させ、スクリーン160に照射された各回折光のうち、1次回折光の強度をPD130を用いて測定した。回折格子20とスクリーン160との距離は20cmとされた。
図7に示す結果から、溝深さが473μmを持つ回折格子が、最も効率良く1次回折光を出射することがわかった。
図9は、図7に示した測定サンプルのうち、溝深さ473μmを持つ回折格子を含むいくつかのサンプルをピックアップし、それらについて0次光と1次光との強度比をそれぞれ示した表である。472nmの溝深さは、その溝の端の深さであり、473nmの溝深さは、その溝の中心の深さである。
この3.3μmの溝ピッチを有する回折格子の溝深さのうち、0次光と1次光との比が最も1に近くなる溝深さは、473nm(中心の溝深さ)であった。0次光と1次光との比として1に近いが得られるので、例えば図1に示した光学系において、第1のPD31及び第2のPD32によって、それぞれ1次及び0次光を容易に検出することができる。
[光学系を収容する筐体]
図10は、変位計測装置10の構成を示し、図1に示す光学系及びこれを収容する筐体50を示す断面図である。
筐体50は、光路が配置される孔部55を有する。孔部55は、LD12から一対の回折格子20までの第1の孔部55aと、一対の回折格子20から第1のPD31までの第2の孔部55bと、一対の回折格子20から第2のPD32までの第3の孔部55cとを含む。第1の孔部55a及び第3の孔部55cは、実質的に同軸上に設けられ、第2の孔部55bは、その軸に対して角度を持った軸に沿って設けられている。
第1の孔部55a及び第3の孔部55cの長手方向に沿った軸を、以下では便宜的に主軸という。この主軸の方向は、一対の回折格子20の光軸と平行となっている。
主軸方向における筐体50の両端部には、実装基板51及び52がそれぞれ装着されている。実装基板51にはLD12が実装され、実装基板52の基板には第1のPD31及び第2のPD32が実装されている。
筐体50は、光源側部材50aと、センサ側部材50bと、これらの間に設けられたバネ部50cとを有する。バネ部50cは、筐体50の、対向する2つの側面にそれぞれ2つずつ切り欠き53が設けられ、かつ、内部にスリット54が設けられることにより形成されている。一対の回折格子20は、そのスリット54を挟むように筐体50に保持されている。バネ部50cによって、筐体50が主軸方向に伸縮可能となるため、第1の回折格子201及び第2の回折格子202の相対移動が可能となり、変位計測が可能となる。
筐体50の材質としては、金属や樹脂が用いられる。金属の場合、例えばステンレス、アルミニウム等が挙げられる。光源側部材50a及びセンサ側部材50bが第1の材料で形成され、バネ部50cが、第1の材料のヤング率より低いヤング率を有する第2の材料で形成されていてもよい。この場合、第1の材料は金属であり、第2の材料が樹脂とされる。もちろん、第1及び第2の材料として共に異なる種類の金属が用いられもよいし、異なる種類の樹脂が用いられてもよい。
[変位計測装置を保持するホルダ]
図11は、この変位計測装置を保持するホルダを示す平面図である。図12は、それを主軸方向で見た側面図である。
ホルダ60は、概略中央に開口60aを有し、この開口60aに変位計測装置10の筐体50が嵌め込まれている。ホルダ60は、主軸方向で相対的にスライド可能に設けられた第1の部材61及び第2の部材62を有する。第1の部材61及び第2の部材62は、互いに向かい合う位置に設けられた凹状の切り欠き部61a及び62aをそれぞれ有する。これらの切り欠き部61a及び62aにより上記開口60aが形成される。
変位計測装置10の筐体50(ここでは図10に示したような実装基板51及び52も含む)の側面が、ホルダ60の開口60aの内面に当接した状態で、すなわち突き当て構造によりホルダ60に保持されている。すなわち、バネ部50cのバネ力が発生した状態、ここではバネ部50cが主軸方向に所定量縮んだ状態で、筐体50がホルダ60に保持されている。この場合、回折格子201及び202の間に、それら回折格子201及び202が衝突しない程度のクリアランスが形成された状態で、筐体50がホルダ60に保持される。筐体50がこのようにホルダ60に保持された状態を、筐体50の初期状態とする。後述するように、ホルダ60の第1の部材61及び第2の部材62は、ネジ等の固定具により、計測対象物に直接または間接的に取り付けられることにより、上記筐体50の初期状態が保たれる。そしてこの初期状態における一対の回折格子20間の変位Xが0として設定される。
第1の部材61及び第2の部材62には、主軸方向に直交する方向における両側で、主軸方向に沿って2本のガイドシャフト63が通っている。これにより第1の部材61及び第2の部材62が主軸方向に相対的に移動可能となっている。このように、主軸方向に直交する方向における両側にそれぞれガイドシャフト63が配置されることにより、変位計測装置10の主軸方向以外の動きを確実に規制することができる。すなわち、一対の回折格子20の主にチルトの発生を防止することができる。チルトとは、第1の回折格子201及び第2の回折格子202の各光軸がずれて、回折格子201及び202が互いに斜めに配置される、つまりハの字状に配置される状態をいう。
図13は、上記したようにネジS等の固定具でホルダ60が固定される状態を示す図である。ホルダ60の第1の部材61及び第2の部材62には、図11及び13に示すように、ネジ穴64がそれぞれ設けられている。ネジ穴64は第1の部材61及び第2の部材62にそれぞれ複数ずつ(2本ずつ)設けられるが、1本ずつ設けられていてもよい。
図13に示す例では、スペーサ71が接着剤72により計測対象物Tに固定され、ホルダ60はそのスペーサ71にネジSにより固定される。つまり、スペーサ71は取り付けベースとして機能する。具体的には、第1のスペーサ71aに第1の部材61が取り付けられ、第2のスペーサ71bに第2の部材62が取り付けられる。このような構成により、変位計測装置10を保持したホルダ60を簡単に取り付けることができ、これを交換可能とすることができる。また、このスペーサ71も交換可能としてもよい。
あるいは、図14に示すように、スペーサ71と計測対象物Tとの間に永久磁石73が設けられていてもよい。この場合、スペーサ71と永久磁石73とは接着剤72により接着され、磁性体の計測対象物Tに永久磁石73が吸着されることにより、ホルダ60が計測対象物Tに取り付けられる。
このようにホルダ60が計測対象物Tに取り付けられた状態で、第1の部材61及び第2の部材62の相対的な初期位置が決定及び維持され、また、このホルダ60に保持された筐体50が上述の初期状態を保つ。このホルダ60の初期位置で、図13に示すように、ガイドシャフト63の長さは、ホルダ60全体の主軸方向の長さより距離Yだけ長くなるように設計されている。これにより、計測対象物Tが主軸方向に伸張して変位した場合に、ホルダ60の第1の部材61及び第2の部材62が相対移動可能となる。
図13及び14では、変位計測装置10を保持したホルダ60が、スペーサ71等を介して計測対象物Tに取り付けられる例を示したが、スペーサ71等がなく、ホルダ60が直接ネジや接着剤等により計測対象物Tに取り付けられてもよい。
図15Aは、以上説明したホルダ60の第1の部材61及び第2の部材62の間にスペーサ80が設けられた状態のホルダ60の、主軸方向で見た側面図である。図15Bは、それに直交する方向で見たホルダ60の側面図である。このように、第1の部材61及び第2の部材62の間にスペーサ80が設けられることで、第1の部材61及び第2の部材62の相対的な初期位置を一定に保つことができる。したがって、筐体50の初期状態における一対の回折格子20間の距離も一定に維持することができる。その結果、変位計測装置10による変位0の初期状態が確実に維持される。
図16は、他の実施形態に係る変位計測装置を示す断面図である。図10に示した実施形態と、この図16に示した実施形態と異なる点は、筐体150のバネ部150cである。本実施形態に係るバネ部150cは、曲面部151を有する。すなわち、バネ部150cにRが設けられている。これにより、バネ部150cに発生する応力を分散することができるので、バネ部150cの劣化を抑制し、変位計測装置の長寿命化を図ることができる。
この図16に示す実施形態に係る筐体150における、光源側部材150a、センサ側部材150b及びバネ部150cの材料として、上記した各種の材料を上記の趣旨で用いることができる。
[その他の実施形態]
本発明は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態を実現することができる。
上記各実施形態に係る変位計測装置の光学系では、第1のPD31(33)は、一対の回折格子20(25)から出射された干渉光30を直接受ける構成であった。しかし、一対の回折格子から出射された干渉光が、ミラーで反射される等、他の光学素子を介して第1のPD31(33)に入射するような光学系の構成であってもよい。このことは、第2のPD32(34)についても同様であり、一対の回折格子20(25)から出射された光が、他の光学素子を介して第2のPD32(34)に入射してもよい。
図6に示した第2の回折格子素子204は、平板状の非回折格子領域204bを含んでいた。しかし、非回折格子領域は、例えば第2の回折格子素子の一部に形成された開口であってもよく、その開口を通過する第1の回折格子からの回折光(非干渉光)を第2のPDが受光してもよい。なお、これとは逆に、入射側に配置される第1の回折格子素子が非回折格子領域を含んでいてもよい。
あるいは、第2の回折格子が、第1の回折格子より小さいサイズで形成され、第1の回折格子から出射して、第2の回折格子を通らないでそのまま通過した回折光(非干渉光)を、第2のPDが受光してもよい。なお、これとは逆に、第1の回折格子が第2の回折格子より小さいサイズで形成されていてもよい。
上記実施形態では、ユーザによる変位計測装置10(110)の利用時において、第1のPD31(33)の信号の補正処理が実行された。これに加え、変位計測装置の製造時に、製造側が、上記した補正方法を用いて第1のPDの受光感度特性を補正してもよい。
変位計測装置10(110)の光源はLDでなくてもよく、LED(Light Emitting Diode)でもよい。LEDは、砲弾型のものでもよい。
以上説明した各形態の特徴部分のうち、少なくとも2つの特徴部分を組み合わせることも可能である。例えば、第1のPDの受光感度特性の補正手段(1)と補正手段(2)を組み合わせてもよい。
10、110…変位計層装置
12…LD
20…一対の回折格子
201…第1の回折格子
202…第2の回折格子
203…第1の回折格子素子
204…第2の回折格子素子
204a…回折格子領域
204b…非回折格子領域
22、26…回折光
24…直進光
25…一対の回折格子
26…回折光
30…干渉光
31、33…第1のPD
32、34…第2のPD
40、41…演算回路
50、150…筐体
50a、150a…光源側部材
50b、150b…センサ側部材
50c、150c…バネ部
60…ホルダ
60a…開口
61…第1の部材
62…第2の部材
63…ガイドシャフト
71、80…スペーサ
72…接着剤
73…永久磁石

Claims (5)

  1. 光源と、
    光軸に沿って相対的に移動可能に対向して設けられ、前記光源から出射された光が入射する一対の回折格子と、
    前記一対の回折格子のそれぞれの回折格子素子から出射された回折光による干渉光を検出する第1の光センサと、
    前記一対の回折格子から出射された非干渉光を検出する第2の光センサと、
    前記第2の光センサにより得られた信号に基づき、前記第1の光センサにより得られた信号を補正する補正手段と
    を具備する変位計測装置。
  2. 請求項1に記載の変位計測装置であって、
    前記第2の光センサは、前記一対の回折格子を通過する0次光を検出する
    変位計測装置。
  3. 請求項1または2に記載の変位計測装置であって、
    前記一対の回折格子のうちいずれか一方の回折格子素子は、回折格子領域と、非回折格子領域とを含み、
    前記第2の光センサは、前記非回折格子領域を通過した光を前記非干渉光として検出する
    変位計測装置。
  4. 請求項1から3のうちいずれか1項に記載の変位計測装置であって、
    前記補正手段は、前記第1の光センサにより得られる前記干渉光の強度と、前記第2の光センサにより得られる前記非干渉光の強度との関係を表す式に基づき補正を行う
    変位計測装置。
  5. 光源から光を出射させ、
    光軸に沿って相対的に移動可能に対向して設けられた一対の回折格子のそれぞれの回折格子素子から出射された回折光による干渉光を第1の光センサで検出し、
    前記光源から出射された光のうち非干渉光を第2の光センサで検出し、
    前記第2の光センサにより得られた信号に基づき、前記第1の光センサにより得られた信号を補正する
    変位計側方法。
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