JP2014228259A - 空調システム - Google Patents

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Abstract

【課題】効果的な注意喚起を行うことができる空調システムを提供する。
【解決手段】室外機31と、複数の室内機41と、複数のリモートコントローラー51と、を備えた空調システム1であって、複数のリモートコントローラー51の少なくとも2つ以上は、隣接して配置され、複数のリモートコントローラー51のそれぞれは、予め設定された点滅タイミングに基づいて点滅する表示部(LED)144と、表示部(LED)144を制御する制御部147と、を備え、複数のリモートコントローラー51のそれぞれに、第2の信号として、点滅タイミングの補正トリガとなる補正信号が伝送され、制御部147は、補正信号を受信した場合、点滅タイミングを補正するものである。
【選択図】図4

Description

本発明は、空調システムに関する。
従来、壁に設けられ、空調システム内で異常が発生した場合、LED(Light Emitting Diode)を点滅させることで、ユーザーに注意を喚起させるリモートコントローラーがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−2364号公報(段落[0033])
例えば、空調システムは、1台の室外機と、複数の室内機とを備え、室内機のそれぞれと、各空調エリアの温度が設定されるリモートコントローラーと、室外機とが通信することで、各空調エリアの空気調和が行われる。
よって、空調システム内において、通信異常が発生すると、各室内機と、室外機と、リモートコントローラーとの間で通信が行われなくなるため、空調システムの運転制御が実行できなくなる。そこで、特許文献1に記載のリモートコントローラーは、空調システム内で通信異常が発生すると、リモートコントローラーに設けられた表示装置、例えば、任意のLEDを点滅することで、ユーザーに通信異常が発生している旨を報知している。
具体的には、各室内機は、空調エリア毎に担当が割り当てられ、グループ編成されている。そのような室内機は、室外機との間で通信異常を検出すると、同一のグループに設定されたリモートコントローラーに異常通報を送信する。リモートコントローラーは、対応する室内機から異常通報を受信することで、リモートコントローラーの動作クロックと同期して動作するLED点滅タイマーを作動させ、一定の周期でLEDを点滅させる制御を行っている。
さらに、別の室内機が、同一の室外機との間の通信異常を検出した場合を想定する。この場合、その別の室内機は、自機と同一グループに設定されたリモートコントローラーに異常通報を送信する。
この結果、各リモートコントローラーには、異常通報が送信され、それぞれがLEDを点滅させる。ここで、各リモートコントローラーが事務所の出入口又は飲食店のレジの後方側等に設けられていれば、それらのリモートコントローラーは、一箇所に集中して設置されることになる。この場合、各リモートコントローラーのLEDの点滅開始タイミングが合っていなければ、各リモートコントローラーのLEDは非同期に点滅するため、効果的な注意喚起を行うことができないという問題点があった。
換言すれば、複数のリモートコントローラーのそれぞれが補正トリガとなる補正信号を受信した場合に、LEDの点滅周期が一致していないため、効果的な注意喚起を行うことができないという問題点があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、複数のリモートコントローラーのそれぞれが補正トリガとなる補正信号を受信した場合に、LEDの点滅周期を一致させることで効果的な注意喚起を行うことができる空調システムを提供することを目的とするものである。
本発明に係る空調システムは、室外機と、前記室外機との間で、通信線を介して、第1の信号を送受信する複数の室内機と、前記複数の室内機との間で、前記通信線を介して、第2の信号を送受信する複数のリモートコントローラーと、を備えた空調システムであって、前記複数のリモートコントローラーの少なくとも2つ以上は、隣接して配置され、前記複数のリモートコントローラーのそれぞれは、予め設定された点滅タイミングに基づいて点滅する表示部と、前記表示部を制御する制御部と、を備え、前記複数のリモートコントローラーのそれぞれに、前記第2の信号として、前記点滅タイミングの補正トリガとなる補正信号が伝送され、前記制御部は、前記補正信号を受信した場合、前記点滅タイミングを補正するものである。
本発明は、空調システム内に設置されているリモートコントローラーのLEDの点滅タイミングを同期させることができる。よって、本発明は、複数のリモートコントローラーのそれぞれが補正トリガとなる補正信号を受信した場合に、LEDの点滅周期を一致させることで効果的な注意喚起を行うことができる空調システムを提供することができるという効果を有する。
本発明の実施の形態1における空調システム1の概略構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1におけるフロア11を天井から俯瞰した空調エリアの一例を示す図である。 本発明の実施の形態1におけるリモートコントローラー設置場所121の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1におけるリモートコントローラー51等の内部構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1における制御部147の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1における空調システム1内の各空調機器の通信開始タイミングの一例を示す図である。 本発明の実施の形態1における空調システム1内の通信異常の検出動作例を説明するタイミングチャートである。 本発明の実施の形態1における空調システム1の動作例を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態2における空調システム1の概略構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2における制御部147の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2における空調システム1の動作例を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態3における制御部147の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態3における空調システム1の動作例を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、本発明の実施の形態1〜3の動作を行うプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列に行われる処理であるが、必ずしも時系列に処理されなくても、並列的又は個別に実行される処理をも含んでもよい。
また、本実施の形態1〜3で説明される各機能をハードウェアで実現するか、ソフトウェアで実現するかは問わない。つまり、本実施の形態1〜3で説明される各ブロック図は、ハードウェアのブロック図と考えても、ソフトウェアの機能ブロック図と考えてもよい。例えば、各ブロック図は、回路デバイス等のハードウェアで実現されてもよく、図示しないプロセッサ等の演算装置上で実行されるソフトウェアで実現されてもよい。
また、本実施の形態1〜3で説明されるブロック図の各ブロックは、その機能が実施されればよく、それらの各ブロックで構成が分離されなくてもよい。
なお、本実施の形態1〜3のそれぞれにおいて、特に記述しない項目については実施の形態1〜3と同様とし、同一の機能及び構成については同一の符号を用いて述べることとする。
また、本実施の形態1〜3は、単独で実施されてもよく、組み合わせて実施されてもよい。いずれの場合においても、下記で説明する有利な効果を奏することとなる。
また、本実施の形態1〜3のそれぞれで説明する各種値及びフラグ等の設定例は一例を示すだけであり、特にこれらに限定しない。
また、本実施の形態1〜3における冷媒回路等の説明については省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における空調システム1の概略構成の一例を示す図である。まず、空調システム1の概要について説明する。図1に示すように、空調システム1は、室外機31と、室内機41a〜室内機41hと、リモートコントローラー51a〜リモートコントローラー51dとを備えている。空調システム1は、室外機31と、室内機41a〜室内機41hと、リモートコントローラー51a〜リモートコントローラー51dとが、つまり、それぞれの空調機器が、通信線71を介して接続されている。
なお、室内機41a〜室内機41hのそれぞれを特に区別しない場合、室内機41と称する。また、リモートコントローラー51a〜リモートコントローラー51dのそれぞれを特に区別しない場合、リモートコントローラー51と称する。
空調システム1では、室外機31、室内機41、及びリモートコントローラー51のそれぞれをネットワーク上で識別させるアドレスがそれぞれの空調機器に設定されている。例えば、通信線71を介して、室内機41からリモートコントローラー51へ各種情報が送信される場合、室内機41は、例えば、少なくとも、送信内容と、その送信内容の送信先であるリモートコントローラー51の宛先アドレスと、を含めた通信フレームを作成し、通信線71上に流している。よって、通常であれば、リモートコントローラー51は、受信した通信フレームのうち、自機宛の宛先アドレスが含まれる通信フレームを取得し、他機宛の宛先アドレスが含まれる通信フレームを破棄することになる。
しかし、空調システム1においては、リモートコントローラー51は、他機宛の宛先アドレスが含まれる通信フレームも取得している。つまり、リモートコントローラー51は、宛先アドレスにかかわらず、受信した通信フレームを取得し、取得した通信フレームに含まれる送信内容を解読し、解読した送信内容を実行している。
ところで、リモートコントローラー51は、LED(Light Emitting Diode)点滅タイマー146(後述する)を備えている。そこで、例えば、上記で説明した送信内容が、通信線71に関する通信異常を示す異常通報であると想定する。この場合、リモートコントローラー51は、その都度、後述する表示部(LED)144の点滅タイミングを規定するLED点滅タイマー146(後述する)をリセットする。この結果、空調システム1は、自機宛の異常通報を受信したリモートコントローラー51の点滅タイミングと、他機宛の異常通報を受信したリモートコントローラー51の点滅タイミングとを同期させることができる。
次に、空調システム1の詳細について順に説明する。図1に示すように、空調システム1は、室外機31をフロア11外に設け、室内機41と、リモートコントローラー51とをフロア11内に設けている。フロア11は、例えば、建物に含まれる各階の床部分のうち、任意の階の床部分である。フロア11には、空調対象空間毎に空調エリアが割り当てられており、例えば、第1グループ21と、第2グループ22と、第3グループ23と、第4グループ24と、各空調エリアとが紐付けされている。
例えば、第1グループ21には、リモートコントローラー51aと、室内機41a〜室内機41cとが割り当てられている。また、例えば、第2グループ22には、リモートコントローラー51bと、室内機41dとが割り当てられている。また、例えば、第3グループ23には、リモートコントローラー51cと、室内機41eと、室内機41fとが割り当てられている。また、例えば、第4グループ24には、リモートコントローラー51dと、室内機41gと、室内機41hとが割り当てられている。
要するに、空調システム1は、1台の室外機31と、8台の室内機41と、4台のリモートコントローラー51とが、通信線71を介して、接続されたシステム構成となっている。つまり、空調システム1においては、8台の室内機41が1台の室外機31を共有している。また、室内機41a〜室内機41cは、リモートコントローラー51aで各種設定が変更される構成となっている。また、室内機41dは、リモートコントローラー51bで各種設定が変更される構成となっている。また、室内機41e及び室内機41fは、リモートコントローラー51cで各種設定が変更される構成となっている。また、室内機41g及び室内機41hは、リモートコントローラー51dで各種設定が変更される構成となっている。
図2は、本発明の実施の形態1におけるフロア11を天井から俯瞰した空調エリアの一例を示す図である。図2に示すように、フロア11には、第1空調エリア101、第2空調エリア102、第3空調エリア103、及び第4空調エリア104が設定されている。第1空調エリア101には、第1グループ21が割り当てられている。第2空調エリア102には、第2グループ22が割り当てられている。第3空調エリア103には、第3グループ23が割り当てられている。第4空調エリア104には、第4グループ24が割り当てられている。また、第1空調エリア101には、フロア11の出入口111と、リモートコントローラー51a〜リモートコントローラー51dの設置場所であるリモートコントローラー設置場所121とが設けられている。
図3は、本発明の実施の形態1におけるリモートコントローラー設置場所121の一例を示す図である。図3に示すように、リモートコントローラー設置場所121には、リモートコントローラー51aと、リモートコントローラー51bと、リモートコントローラー51cと、リモートコントローラー51dとが一定の間隔で集中配置されている。図3に示すように、リモートコントローラー設置場所121は、出入口111のそばに設けられている。また、例えば、飲食店等がフロア11で営業されていれば、レジの後ろ側が、リモートコントローラー設置場所121となる場合もある。
いずれにしても、リモートコントローラー設置場所121は、複数台のリモートコントローラー51を一箇所に集中設置させている。よって、複数台のリモートコントローラー51のそれぞれが、後述する表示部(LED)144を別々の点滅タイミングで点滅させると、効果的な注意喚起をすることができなくなる。そこで、複数台のリモートコントローラー51のそれぞれの点滅タイミングを同期させる制御について、図4〜図8を用いて順に説明する。
なお、図1〜図3を用いて説明した各空調機器の配置構成、設置台数、及び接続構成等は一例を示すだけであって、特にこれらに限定しない。例えば、複数台のリモートコントローラー51が一箇所に集中配置されている一例について説明したが、同一システム内で使用される全てのリモートコントローラー51を一箇所に配置させる必要はない。例えば、少なくとも2台以上のリモートコントローラー51が、一箇所に、つまり、隣接して配置されている場合に、後述する同期処理が適用されることで、効果的な注意喚起をすることができる。要するに、室外機31と、室内機41とが連係して動作し、リモートコントローラー51で室内機41の設定が変更される空調システム1であればよい。
図4は、本発明の実施の形態1におけるリモートコントローラー51等の内部構成の一例を示す図である。図4に示すように、リモートコントローラー51は、操作部141と、通信回路部142と、表示部(液晶)143と、表示部(LED)144と、水晶振動子145と、LED点滅タイマー146と、制御部147と、記憶部148とを備えている。また、室内機41は、通信回路部151を備えている。また、室外機31は、通信回路部153を備えている。
操作部141は、ユーザーの指令が入力される入力デバイスである。操作部141は、例えば、各種ボタンで構成され、各種ボタンがユーザーに押下されることで、各種ボタンと紐付けられている指令内容に対応するコードが制御部147に供給される。また、操作部141は、リモートコントローラー51の入出力デバイスがタッチパネルディスプレイで構成されている場合には、位置入力装置で構成される。この場合には、操作部141は、各位置に表示される操作子がユーザーに操作されることで、操作子と紐付けられている指令内容に対応するコードが制御部147に供給される。
通信回路部142は、通信線71に接続されている各空調機器と通信する通信デバイスである。通信回路部142は、通信線71上を流れている通信フレーム等を受信し、受信した通信フレーム等を制御部147の処理に適した形式に変換し、変換したものを通信データとして制御部147に供給する。通信データは、例えば、送信内容である各種データと、送信先であるリモートコントローラー51の宛先アドレスとが含まれている。また、通信回路部142は、制御部147の各種処理の結果が供給された場合には、通信線71上の通信に適した形式に変換し、通信線71に変換したものを供給する。なお、通信線71は、一例として、有線で構成される通信媒体ついて説明しているが、無線で構成される通信媒体であってもよい。
通信回路部151及び通信回路部153については、通信回路部142と同様の機能が実装されているため、ここではその説明については省略する。なお、通信回路部142と、通信回路部151と、通信回路部153とは、通信線71を介して、通信フレーム等で形成されるような各種信号を送受信することができる。
表示部(液晶)143は、ユーザーの指令内容と、空調システム1内の各空調機器に関する情報、例えば、室内機41の設定内容等とを表示する出力デバイスである。表示部(液晶)143は、例えば、液晶ディスプレイで構成され、制御部147から供給される各種情報を表示する。表示部(LED)144は、例えば、空調システム1に異常が発生したことを報知する出力デバイスである。表示部(LED)144は、例えば、複数のLEDで構成され、報知内容に応じて、複数のLEDの発光時間を調整する。
具体的には、表示部(液晶)143は、室内機41の設定温度及び各空調エリアの室温情報に加え、異常検出時に異常内容を特定するための異常コード等が表示される。なお、異常コードに関連して、異常発生元、冷媒アドレス、及び製造番号等が表示されてもよい。また、異常コードに関連して、異常内容の詳細情報が紐付けされているURL(Uniform Resource Locator)等が表示されてもよい。また、そのようなURLが直接表示されるのではなく、QRコード(登録商標)が表示されてもよい。なお、各種異常内容が表示される際の文字のフォント等及び色彩等については特に限定されない。各種異常内容が文字情報でなく、ポンチ絵等のような一目で直感的に把握できるもので表示されてもよい。
一方、表示部(LED)144は、制御部147で制御されるLED点滅タイマー146から供給される各種信号に応じて、点灯状態、消灯状態、及び点滅状態となるように、複数のLEDの発光時間が調整される。なお、表示部(LED)144は、複数のLEDのような発光素子から構成される一例について説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、表示部(LED)144の機能が、表示部(液晶)143に組み込まれていてもよい。つまり、表示部(LED)144は、空調システム1に異常が発生したことを報知できればよく、その実装形態については特に限定されない。例えば、表示で通信異常の発生が報知されるだけでなく、音声で通信異常の発生が報知されてもよい。また、例えば、表示部(LED)144が作動する際に、点滅時に、時間の経過に応じて、点滅タイミングが変わったり、発光素子の輝度が変わったりしてもよい。なお、表示部(LED)144は、本発明における表示部に相当する。
水晶振動子145は、水晶の圧電効果を利用して、特定の周波数を発振する素子である。水晶振動子145は、発振した特定の周波数を制御部147に供給する。LED点滅タイマー146は、表示部(LED)144の発光時間を調整するために、制御部147で制御される点滅周期に応じて、表示部(LED)144に発光指令を供給する。
例えば、制御部147からLED点滅タイマー146に作動指令、例えば、開始指令が供給されると、LED点滅タイマー146は、作動を開始して表示部(LED)144の発光を開始させ、表示部(LED)144の発光を開始させてから表示部(LED)144の発光時間をカウントし、予め設定された時間、例えば、点灯0.5秒及び消灯0.5秒となるように表示部(LED)144を制御している。なお、上記で説明した点灯時間及び消灯時間については一例を示すだけであって、特にこれらに限定されない。
また、制御部147からLED点滅タイマー146に作動指令、例えば、リセット指令が供給されると、LED点滅タイマー146は、カウントしている時間をリセットし、再度、表示部(LED)144の発光を開始させる。また、制御部147からLED点滅タイマー146に作動指令、例えば、停止指令が供給されると、LED点滅タイマー146は、時間のカウントを停止し、表示部(LED)144の駆動を停止させ、表示部(LED)144を消灯させる。
なお、上記の説明では、LED点滅タイマー146が表示部(LED)144の駆動を制御する一例について説明したが、特にこれに限定されない。例えば、LED点滅タイマー146には、時間のカウントだけを実行させ、制御部147が表示部(LED)144の駆動を制御してもよい。また、LED点滅タイマー146の機能が制御部147に組み込まれ、制御部147が直接的に表示部(LED)144の点滅タイミングを制御してもよい。いずれにしろ、リモートコントローラー51が表示部(LED)144の点滅タイミングを制御する機能を備えていればよく、その実装形態については特に限定されない。なお、LED点滅タイマー146は、本発明における点滅タイマーに相当する。
制御部147は、リモートコントローラー51全体を統括制御するものであり、水晶振動子145から供給される特定の周波数に同期して動作する。制御部147は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びCPU(Central Processing Unit)等から構成される。記憶部148は、リモートコントローラー51で使用される各種コード等が予め記憶され、また、リモートコントローラー51の動作に応じて、各種情報、例えば、通信回路部142を介して取得した設定温度等が記憶される。
図5は、本発明の実施の形態1における制御部147の機能構成の一例を示す図である。制御部147は、アドレス判定部201、異常通報判定部203、LED点滅タイマー起動判定部205、LED点滅タイマー制御部207、及び異常内容特定部209等を備えている。
アドレス判定部201は、通信データから宛先アドレスを抽出し、抽出した宛先アドレスが自機宛及び他機宛の何れであるかを判定する。アドレス判定部201は、抽出した宛先アドレスが自機宛である場合、その旨を、例えば、1が設定された自機フラグをLED点滅タイマー制御部207に供給する。アドレス判定部201は、抽出した宛先アドレスが他機宛である場合、その旨を、例えば、1が設定された他機フラグをLED点滅タイマー制御部207に供給する。
異常通報判定部203は、通信データから送信内容を抽出し、抽出した送信内容が異常通報であるか否かを判定する。異常通報判定部203は、抽出した送信内容が異常通報である場合、その旨を、例えば、1が設定された異常フラグを、LED点滅タイマー起動判定部205と、異常内容特定部209とにそれぞれ供給する。
LED点滅タイマー起動判定部205は、通信データから抽出された送信内容が異常通報である場合に、LED点滅タイマー制御部207に起動判定指令を供給し、LED点滅タイマー制御部207から起動判定応答が供給されることで、LED点滅タイマー146の起動を判定する。LED点滅タイマー起動判定部205は、LED点滅タイマー146が起動中である場合、その旨を、例えば、1が設定された起動フラグをLED点滅タイマー制御部207に供給する。なお、LED点滅タイマー起動判定部205は、直接的にLED点滅タイマー146に起動判定指令を要求してもよい。
LED点滅タイマー制御部207は、LED点滅タイマー146が起動中であるか否かを判定する。例えば、LED点滅タイマー制御部207は、LED点滅タイマー起動判定部205から起動判定指令が供給された場合、LED点滅タイマー146に起動判定指令を要求し、LED点滅タイマー146から起動判定データを受信後、LED点滅タイマー起動判定部205に起動判定応答を供給する。
LED点滅タイマー制御部207は、通信データに含まれる宛先アドレスが自機宛であって、通信データに含まれる送信内容が異常通報、つまり、通信データに異常通報が含まれ、自機のLED点滅タイマー146が起動中でなければ、LED点滅タイマー146にLED点滅タイマー146を作動させることで、表示部(LED)144、つまり、LEDの点滅を開始させる開始指令を自機のLED点滅タイマー146に供給する。
例えば、LED点滅タイマー制御部207は、上記で説明した各種フラグ、具体的には、自機フラグが1であって、異常フラグが1であって、起動フラグが1でない場合には、LEDの点滅を開始させる開始指令を自機のLED点滅タイマー146に供給する。
一方、LED点滅タイマー制御部207は、通信データに含まれる宛先アドレスが他機宛であって、通信データに含まれる送信内容が異常通報、つまり、通信データに異常通報が含まれ、自機のLED点滅タイマー146が起動中であれば、LED点滅タイマー146にLED点滅タイマー146をリセットさせるリセット指令を自機のLED点滅タイマー146に供給する。
例えば、LED点滅タイマー制御部207は、上記で説明した各種フラグ、具体的には、他機フラグが1であって、異常フラグが1であって、起動フラグが1である場合には、LED点滅タイマー146をリセットさせるリセット指令を自機のLED点滅タイマー146に供給する。
LED点滅タイマー制御部207は、操作部141等を介して、異常解除指令が供給された場合、LED点滅タイマー146に停止指令を供給する。
異常内容特定部209は、通信データから抽出された送信内容が異常通報である場合に、その異常通報の種類を特定し、特定した異常通報の種類に応じて、異常コードを選択し、選択した異常コードに基づいて、異常コード表示指令を表示部(液晶)143に供給する。異常コードは記憶部148に記憶させておき、記憶部148から取得してもよく、制御部147の構成要素であるROM等の記憶素子に記憶させておき、そのROM等の記憶部素子から取得してもよい。異常内容特定部209は、通信データから抽出された送信内容が異常通報であるか否かについては、例えば、異常通報判定部203から供給される異常フラグで判定する。なお、異常内容特定部209に直接的に通信データが供給され、異常内容特定部209で、通信データに含まれる送信内容が異常通報であるか否かを判定してもよい。
なお、上記で説明した各種フラグは一例を示すだけであって、特にこれらに限定されない。また、通信データが、アドレス判定部201と、異常通報判定部203とにそれぞれ供給される一例について説明したが、特にこれに限定されない。例えば、アドレス判定部201に通信データが供給され、アドレス判定部201では宛先アドレスが抽出され、その通信データをアドレス判定部201から異常通報判定部203に供給し、異常通報判定部203では送信内容が抽出され、上記で説明した処理が実行されてもよい。
次に、空調システム1で規定されている通信プロトコルの一例について図6及び図7を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態1における空調システム1内の各空調機器の通信開始タイミングの一例を示す図である。図6に示すように、通信線71に接続されている各種空調機器、例えば、室外機31、室内機41、及びリモートコントローラー51のそれぞれには、自機の送信禁止状態と、自機の送信許可状態とが規定されている。
例えば、通信線71に接続されている室外機31、室内機41、及びリモートコントローラー51のそれぞれは、通信線71上の通信データが、自機以外の通信データである場合、送信禁止状態となる。
具体的には、通信線71に接続されている室外機31、室内機41、及びリモートコントローラー51のそれぞれは、他機、例えば、他の空調機器が通信線71に出力した通信データを受信すると、送信禁止状態が設定され、新たな送信を開始できない状態に遷移する。一方、通信線71に接続されている室外機31、室内機41、及びリモートコントローラー51のそれぞれは、他機、例えば、他の空調機器の通信データの出力が終了し、通信線71上に通信データが出力されていない状態が、予め設定された送信禁止期間、例えば、3.4msec続いた場合には、各空調機器は、送信禁止状態を解除し、送信許可状態に遷移する。なお、上記で説明した送信禁止期間は一例を示すだけであって、特にこれに限定されない。
要するに、通信線71上に同一タイミングで複数の通信データが混在することがないように通信プロトコルが規定されている。よって、複数のリモートコントローラー51のそれぞれは、送信元が異なる場合であっても、通信線71を介して、各種送信内容が含まれる通信データを途中で消失されることなく受信する。
図7は、本発明の実施の形態1における空調システム1内の通信異常の検出動作例を説明するタイミングチャートである。図7に示す例では、空調システム1において、例えば、室外機31に設けられている通信回路部153で故障が生じ、室外機31と、室内機41aとの間で通信ができなくなる場合を想定している。
例えば、リモートコントローラー51aは、室内機41aに運転モード切替要求を行う。次に、室内機41aは、リモートコントローラー51aに運転モード切替応答を返す。次に、室内機41aは、リモートコントローラー51aからの運転モード切替要求に応じるため、室外機31に室外機運転制御を行う。室外機31は、室内機41aからの室外機運転制御に対し、室外機運転制御応答を行い、自機である室外機31の運転を室内機41aの要求に応じる。この結果、リモートコントローラー51aからの運転モード切替要求が反映され、空調システム1は、リモートコントローラー51aの設定内容に応じて、第1空調エリア101の空気調和を行う。
上記で説明したように、室外機31と、室内機41aと、リモートコントローラー51aとの間で、通信線71を介して、通信データの送受信を行うことができる状態であれば、通信は正常である。次いで、リモートコントローラー51aは、室内機41aに運転モード切替要求を行う。次に、室内機41aは、リモートコントローラー51aに運転モード切替応答を返す。次に、室内機41aは、リモートコントローラー51aからの運転モード切替要求に応じるため、室外機31に室外機運転制御を行う。
このとき、室外機31に設けられている通信回路部153が故障したとする。通信回路部153が故障しているため、室外機31は、室内機41aからの要求通信に応じて、応答通信を送信することができなくなっている。よって、室内機41aには、室外機31からの応答通信が送信されなくなるため、室内機41aは、室外機31からの応答待ち状態に遷移する。室内機41aは、応答待ち状態が、予め設定された応答待ち時間、例えば、10sec経過すると、再度、室外機31に要求通信を実行する。なお、上記で説明した応答待ち時間は一例であって、特にこれに限定されない。
この後、予め設定された再送回数に再度の要求通信の回数が達した場合であっても、室外機31から室内機41aに応答通信がなければ、室内機41aは、通信異常を検出する。次に、室内機41aは、ユーザーに異常が生じていることを報知するために、通信線71を介して、同一グループである第1グループ21に設定されているリモートコントローラー51aに異常通報を送信する。
また、室外機31と、室内機41b〜室内機41hの何れかとが通信できなくなった場合についても、室内機41b〜室内機41hのそれぞれは、自機と同一グループに設定されているリモートコントローラー51に異常通報を送信する。
例えば、室内機41cが通信異常を検出した場合には、室内機41cは、リモートコントローラー51aに異常通報を送信する。また、室内機41hが通信異常を検出した場合には、室内機41hは、リモートコントローラー51dに異常通報を送信する。何れの場合においても、室内機41a〜室内機41hの何れかが通信異常を検出した場合には、同一のグループのリモートコントローラー51に異常通報が送信されるが、上記で説明したように、通信線71上に流れている異常通報は、リモートコントローラー51a〜リモートコントローラー51dの何れであっても受信できるため、詳細については後述するが、各リモートコントローラー51の点滅タイミングを同期する処理をすることができるのである。
図8は、本発明の実施の形態1における空調システム1の動作例を説明するフローチャートである。
(室内機41の異常通報処理)
(ステップS11)
室内機41は、通信異常を検出したか否かを判定する。室内機41は、通信異常を検出した場合、ステップS12に進む。一方、室内機41は、通信異常を検出しない場合、ステップS11に戻る。
(ステップS12)
室内機41は、異常通報を含めた通信データを送信し、処理を終了する。
(リモートコントローラー51の制御処理)
(ステップS31)
リモートコントローラー51は、通信データを受信したか否かを判定する。リモートコントローラー51は、通信データを受信した場合、ステップS32に進む。一方、リモートコントローラー51は、通信データを受信しない場合、ステップS31に戻る。
(ステップS32)
リモートコントローラー51は、通信データに設定された宛先アドレスが自機宛であるか否かを判定する。リモートコントローラー51は、通信データに設定された宛先アドレスが自機宛である場合、ステップS33に進む。一方、リモートコントローラー51は、通信データに設定された宛先アドレスが自機宛でない場合、ステップS38に進む。
(ステップS33)
リモートコントローラー51は、通信データに異常通報が含まれるか否かを判定する。リモートコントローラー51は、通信データに異常通報が含まれる場合、ステップS34に進む。一方、リモートコントローラー51は、通信データに異常通報が含まれない場合、処理を終了する。
(ステップS34)
リモートコントローラー51は、自機のLED点滅タイマー146が起動中であるか否かを判定する。リモートコントローラー51は、自機のLED点滅タイマー146が起動中である場合、ステップS40に進む。一方、リモートコントローラー51は、自機のLED点滅タイマー146が起動中でない場合、ステップS35に進む。
(ステップS35)
リモートコントローラー51は、LED、すなわち、表示部(LED)144の点滅を開始させる。具体的には、リモートコントローラー51は、LED点滅タイマー146を作動させる。
(ステップS36)
リモートコントローラー51は、異常解除指令を受信したか否かを判定する。リモートコントローラー51は、異常解除指令を受信した場合、ステップS37に進む。一方、リモートコントローラー51は、異常解除指令を受信しない場合、ステップS36に戻る。
例えば、メンテナンス業者が、室外機31に設けられている通信回路部153を復旧させたときには、メンテナンス業者が、操作部141を操作することで、リモートコントローラー51の制御部147に異常解除指令が供給される。この結果、LED点滅タイマー146は停止し、表示部(LED)144は点滅表示を停止する。
(ステップS37)
リモートコントローラー51は、LED、すなわち、表示部(LED)144の点滅を停止させ、処理を終了する。
(ステップS38)
リモートコントローラー51は、通信データに異常通報が含まれるか否かを判定する。リモートコントローラー51は、通信データに異常通報が含まれる場合、ステップS39に進む。一方、リモートコントローラー51は、通信データに異常通報が含まれない場合、処理を終了する。
(ステップS39)
リモートコントローラー51は、自機のLED点滅タイマー146が起動中であるか否かを判定する。リモートコントローラー51は、自機のLED点滅タイマー146が起動中である場合、ステップS40に進む。一方、リモートコントローラー51は、自機のLED点滅タイマー146が起動中でない場合、処理を終了する。
例えば、リモートコントローラー51aが異常通報を受信し、リモートコントローラー51aの表示部(LED)144が点滅している場合には、リモートコントローラー51b〜リモートコントローラー51dも異常通報を受信しているので、リモートコントローラー51a〜リモートコントローラー51dのそれぞれに設けられている表示部(LED)144は点滅している。
そして、リモートコントローラー51aが異常通報を受信し、リモートコントローラー51aの表示部(LED)144が点滅しているときに、室内機41eがさらに新たな通信異常を検出した場合を想定する。この場合、室内機41eと同一グループであるリモートコントローラー51cに異常通報が送信される。また、同一の異常通報は、リモートコントローラー51a、リモートコントローラー51b、及びリモートコントローラー51dのそれぞれにも送信される。
(ステップS40)
リモートコントローラー51は、LED点滅タイマー146をリセットさせ、ステップS36以降の処理を実行する。
この結果、リモートコントローラー51a〜リモートコントローラー51dのそれぞれに設けられ、点滅中である表示部(LED)144は、LED点滅タイマー146がリセットされるため、リモートコントローラー51a〜リモートコントローラー51dのそれぞれは、点滅タイミングの同期をとることができる。
換言すれば、空調システム1は、設定されたアドレス宛の異常通報だけでなく、異なるグループへの異常通報を受信したときに、各リモートコントローラー51が内蔵するLED点滅タイマー146をリセットする。よって、空調システム1は、システム内のリモートコントローラー51のそれぞれのLED点滅タイマー146の同期を取っているため、システム内のリモートコントローラー51のそれぞれの表示部(LED)144の点滅タイミングを合わせることができる。
以上の説明から、空調システム1は、空調システム内に設置されているリモートコントローラー51の表示部(LED)144の点滅タイミングを同期させることができる。よって、空調システム1は、複数のリモートコントローラー51のそれぞれが補正トリガとなる補正信号、例えば、異常通報を受信した場合に、表示部(LED)144の点滅周期を一致させることで効果的な注意喚起を行うことができる。
以上、本実施の形態1においては、室外機31と、室外機31との間で、通信線71を介して、第1の信号を送受信する複数の室内機41と、複数の室内機41との間で、通信線71を介して、第2の信号を送受信する複数のリモートコントローラー51と、を備えた空調システム1であって、複数のリモートコントローラー51の少なくとも2つ以上は、隣接して配置され、複数のリモートコントローラー51のそれぞれは、予め設定された点滅タイミングに基づいて点滅する表示部(LED)144と、表示部(LED)144を制御する制御部147と、を備え、複数のリモートコントローラー51のそれぞれに、第2の信号として、点滅タイミングの補正トリガとなる補正信号が伝送され、制御部147は、補正信号を受信した場合、点滅タイミングを補正する空調システム1が構成される。
上記構成のため、空調システム1は、空調システム内に設置されているリモートコントローラー51の表示部(LED)144の点滅タイミングを同期させることができる。よって、空調システム1は、複数のリモートコントローラー51のそれぞれが補正トリガとなる補正信号、例えば、異常通報を受信した場合に、表示部(LED)144の点滅周期を一致させることで効果的な注意喚起を行うことができる。
また、本実施の形態1においては、制御部147は、点滅タイミングの補正トリガとなる補正信号として、複数の室内機41の何れかから、室外機31との間の通信異常を示すデータが含まれる異常通報を受信した場合、点滅タイミングとして設定されている前記表示部のLED点滅タイマー146をリセットする。
また、本実施の形態1においては、制御部147は、異常通報を受信時に、表示部(LED)144のLED点滅タイマー146が起動中である場合、表示部(LED)144のLED点滅タイマー146をリセットする。
また、本実施の形態1においては、複数の室内機41のそれぞれは、室外機31との間で、第1の信号の送受信が実行されない場合、通信線71で通信の異常があると判断し、複数のリモートコントローラー51のそれぞれに、前記室外機との間の通信異常を示すデータが含まれる異常通報を送信する。
したがって、空調システム1は、空調システム内に設置されているリモートコントローラー51の表示部(LED)144の点滅タイミングを同期させることができる。よって、空調システム1は、複数のリモートコントローラー51のそれぞれが補正トリガとなる補正信号、例えば、異常通報を受信した場合に、表示部(LED)144の点滅周期を一致させることで特に顕著に効果的な注意喚起を行うことができる。
実施の形態2.
実施の形態1との相違点は、点滅タイミングの補正トリガとなる補正信号が、実施の形態1では、複数の室内機41の何れかから送信される異常通報であったが、実施の形態2では、集中管理コントローラー61から送信される点滅タイマーリセット信号である点にある。つまり、実施の形態2においては、LED点滅タイマー146が、専用コマンドでリセットされる一例について説明する。
図9は、本発明の実施の形態2における空調システム1の概略構成の一例を示す図である。図9に示すように、空調システム1は、1階フロア14には、実施の形態1で説明した構成と同様なシステムが構築され、室外機31aと、室内機41a〜室内機41hと、リモートコントローラー51a〜リモートコントローラー51dとが、通信線71を介して接続されている。
空調システム1は、2階フロア15には、室外機31bと、室内機41i〜室内機41pと、リモートコントローラー51e〜リモートコントローラー51hとが、通信線72を介して接続されている。2階フロア15には、各空調エリアに応じて、第5グループ25、第6グループ26、第7グループ27、及び第8グループ28が割り当てられている。
第5グループ25には、室内機41i、室内機41j、及びリモートコントローラー51eが割り当てられている。第6グループ26には、室内機41k、室内機41l、及びリモートコントローラー51fが割り当てられている。第7グループ27には、室内機41m、室内機41n、及びリモートコントローラー51gが割り当てられている。第8グループ28には、室内機41o、室内機41p、及びリモートコントローラー51hが割り当てられている。なお、室内機41i〜室内機41pのそれぞれは、室外機31bを共通の空調機器として配設されている。
なお、室外機31b、室内機41i〜室内機41p、及びリモートコントローラー51e〜リモートコントローラー51hのそれぞれの機能構成並びに通信線72における通信プロトコルは、室外機31a、室内機41a〜室内機41h、及びリモートコントローラー51a〜リモートコントローラー51dのそれぞれの機能構成並びに通信線71における通信プロトコルと同様であるため、ここではその説明については省略する。
空調システム1は、地下1階フロア(管理室)13には、集中管理コントローラー61が設けられている。集中管理コントローラー61は、通信線73を介して、室外機31a及び室外機31bのそれぞれと接続されている。通信線73における通信プロトコルは、通信線71及び通信線72のそれぞれにおける通信プロトコルと同様である。
よって、通信線71、通信線72、及び通信線73の何れかに流されている通信フレームは、自機宛でなかったとしても、空調システム1の各空調機器、例えば、室外機31a、室外機31b、室内機41a〜室内機41p、リモートコントローラー51a〜リモートコントローラー51h、及び集中管理コントローラー61のそれぞれが受信することができる。
例えば、集中管理コントローラー61は、通信線71、通信線72、及び通信線73の何れかに流されている通信フレームを受信し、受信した通信フレームの送信内容に異常通報が含まれている場合、予め設定された送信周期で、例えば、10分間隔で、リモートコントローラー51に設けられているLED点滅タイマー146をリセットするLED点滅タイマーリセット信号を送信する。
具体的には、室外機31aに設けられている通信回路部153が故障したとする。通信回路部153が故障しているため、室外機31aは、室内機41aから要求通信があったとしても、応答通信を送信することができなくなっている。よって、室内機41aには、室外機31aからの応答通信が送信されなくなるため、室内機41aは、室外機31aからの応答待ち状態に遷移する。室内機41aは、応答待ち状態が、予め設定された応答待ち時間、例えば、12sec経過すると、再度、室外機31aに要求通信を実行する。
この後、予め設定された再送回数に再度の要求通信の回数が達した場合であっても、室外機31aから室内機41aに応答通信がなければ、室内機41aは、通信異常を検出する。次に、室内機41aは、ユーザーに異常が生じていることを報知するために、通信線71を介して、同一グループである第1グループ21に設定されているリモートコントローラー51aに異常通報を送信する。この後、集中管理コントローラー61は、通信線71及び通信線73を介して、異常通報を受信することで、リモートコントローラー51aにLED点滅タイマーリセット信号を送信周期が到来する度に送信する。
このとき、空調システム1内の空調機器のそれぞれは、LED点滅タイマーリセット信号を受信することができる。例えば、リモートコントローラー51b〜リモートコントローラー51dは、LED点滅タイマーリセット信号を受信することができる。よって、空調システム1は、リモートコントローラー51b〜リモートコントローラー51dのそれぞれに設けられているLED点滅タイマー146をリセットすることができる。よって、空調システム1は、LED点滅タイマー146の同期を取ることができるため、点滅タイミングを合わせることができる。
また、室外機31aと、室内機41b〜室内機41hの何れかとが通信できなくなった場合についても、室内機41b〜室内機41hのそれぞれは、自機と同一グループに設定されているリモートコントローラー51に異常通報を送信する。よって、上記で説明したように、いずれのリモートコントローラー51であっても、点滅タイミングを合わせることができる。
例えば、室内機41cが通信異常を検出した場合には、室内機41cは、リモートコントローラー51aに異常通報を送信する。また、室内機41hが通信異常を検出した場合には、室内機41hは、リモートコントローラー51dに異常通報を送信する。何れの場合においても、室内機41a〜室内機41hの何れかが通信異常を検出した場合には、同一のグループのリモートコントローラー51に異常通報が送信されるが、上記で説明したように、通信線71上に流れている異常通報は、リモートコントローラー51a〜リモートコントローラー51dの何れであっても受信できるため、各リモートコントローラー51の点滅タイミングを同期する処理をすることができるのである。
なお、室外機31a及び室外機31bのそれぞれを特に区別しない場合、室外機31と称する。また、室内機41a〜室内機41pのそれぞれを特に区別しない場合、室内機41と称する。また、リモートコントローラー51a〜リモートコントローラー51hのそれぞれを特に区別しない場合、リモートコントローラー51と称する。
換言すれば、図9に示す空調システム1は、複数台の室外機31、複数台の室内機41、複数台のリモートコントローラー51、及び集中管理コントローラー61を備えている。
図10は、本発明の実施の形態2における制御部147の機能構成の一例を示す図である。実施の形態1における制御部147との相違点は、LED点滅タイマーリセット信号判定部211が設けられている点である。LED点滅タイマーリセット信号判定部211は、通信データを受信した場合、通信データに含まれる送信内容にLED点滅タイマーリセット信号があるか否かを判定する。LED点滅タイマーリセット信号判定部211は、受信した通信データにLED点滅タイマーリセット信号が含まれる場合、その旨を、例えば、1が設定された専用コマンドフラグをLED点滅タイマー起動判定部205に供給する。
LED点滅タイマー起動判定部205は、受信した通信データにLED点滅タイマーリセット信号が含まれる場合、自機のLED点滅タイマー146が起動中であるか否かを判定する。LED点滅タイマー制御部207は、受信した通信データにLED点滅タイマーリセット信号が含まれ、自機のLED点滅タイマー146が起動中であれば、LED点滅タイマー146をリセットするリセット指令を自機のLED点滅タイマー146に供給する。
例えば、LED点滅タイマー制御部207は、上記で説明した各種フラグ、具体的には、専用コマンドフラグが1であって、起動フラグが1である場合には、LED点滅タイマー146をリセットさせるリセット指令を自機のLED点滅タイマー146に供給する。
図11は、本発明の実施の形態2における空調システム1の動作例を説明するフローチャートである。なお、室内機41の異常通報処理については、図8で説明した処理と同様であるため、その説明については省略する。
(集中管理コントローラー61のLED点滅タイマーリセット信号送信処理)
(ステップS61)
集中管理コントローラー61は、通信データを受信したか否かを判定する。集中管理コントローラー61は、通信データを受信した場合、ステップS62に進む。一方、集中管理コントローラー61は、通信データを受信しない場合、ステップS61に戻る。
(ステップS62)
集中管理コントローラー61は、通信データに異常通報が含まれるか否かを判定する。集中管理コントローラー61は、通信データに異常通報が含まれる場合、ステップS63に進む。一方、集中管理コントローラー61は、通信データに異常通報が含まれない場合、ステップS61に戻る。
(ステップS63)
集中管理コントローラー61は、LED点滅タイマーリセット信号を送信する。
(ステップS64)
集中管理コントローラー61は、送信周期が到来したか否かを判定する。集中管理コントローラー61は、送信周期が到来した場合、ステップS63に戻る。一方、集中管理コントローラー61は、送信周期が到来しない場合、ステップS64に戻る。
(リモートコントローラー51の制御処理)
(ステップS71)
リモートコントローラー51は、通信データを受信したか否かを判定する。リモートコントローラー51は、通信データを受信した場合、ステップS72に進む。一方、リモートコントローラー51は、通信データを受信しない場合、ステップS71に戻る。
(ステップS72)
リモートコントローラー51は、LED点滅タイマーリセット信号であるか否かを判定する。リモートコントローラー51は、LED点滅タイマーリセット信号である場合、ステップS78に進む。一方、リモートコントローラー51は、LED点滅タイマーリセット信号でない場合、ステップS73に進む。
(ステップS73)
リモートコントローラー51は、通信データに設定された宛先アドレスが自機宛であるか否かを判定する。リモートコントローラー51は、通信データに設定された宛先アドレスが自機宛である場合、ステップS74に進む。一方、リモートコントローラー51は、通信データに設定された宛先アドレスが自機宛でない場合、処理を終了する。
(ステップS74)
リモートコントローラー51は、通信データに異常通報が含まれるか否かを判定する。リモートコントローラー51は、通信データに異常通報が含まれる場合、ステップS75に進む。一方、リモートコントローラー51は、通信データに異常通報が含まれない場合、処理を終了する。
(ステップS75)
リモートコントローラー51は、LED、すなわち、表示部(LED)144の点滅を開始させる。具体的には、リモートコントローラー51は、LED点滅タイマー146を作動させる。
(ステップS76)
リモートコントローラー51は、異常解除指令を受信したか否かを判定する。リモートコントローラー51は、異常解除指令を受信した場合、ステップS77に進む。一方、リモートコントローラー51は、異常解除指令を受信しない場合、ステップS76に戻る。
(ステップS77)
リモートコントローラー51は、LED、すなわち、表示部(LED)144の点滅を停止させ、処理を終了する。
(ステップS78)
リモートコントローラー51は、自機のLED点滅タイマー146が起動中であるか否かを判定する。リモートコントローラー51は、自機のLED点滅タイマー146が起動中である場合、ステップS79に進む。一方、リモートコントローラー51は、自機のLED点滅タイマー146が起動中でない場合、処理を終了する。
(ステップS79)
リモートコントローラー51は、LED点滅タイマー146をリセットさせ、ステップS76以降の処理を実行する。
上記の説明から、異常報知を受信した複数のリモートコントローラー51が、集中管理コントローラー61から定期的に送信されるLED点滅タイマーリセット信号を受信することで、LED点滅タイマー146をリセットする。よって、同一システム内のリモートコントローラー51は、LED点滅タイマー146の同期を取ることができるため、同一システム内のリモートコントローラー51の表示部(LED)144の点滅タイミングを合わせることができる。
以上、本実施の形態2において、室外機31と、複数の室内機41とを管理する集中管理コントローラー61を備え、制御部147は、表示部(LED)144のLED点滅タイマー146が、点滅タイミングとして設定され、補正信号として、集中管理コントローラー61から、表示部(LED)144のLED点滅タイマー146をリセットする点滅タイマーリセット信号を受信した場合、表示部(LED)144のLED点滅タイマー146をリセットする。
また、本実施の形態2においては、集中管理コントローラー61は、複数の室内機41の何れかが、室外機31との間の通信異常を示すデータが含まれる異常通報を通信線71に流したことを検出した場合、点滅タイマーリセット信号を複数のリモートコントローラー51のそれぞれに送信する。
上記構成のため、空調システム1は、空調システム内に設置されているリモートコントローラー51のLED点滅タイミングを同期させることができる。よって、空調システム1は、複数のリモートコントローラー51のそれぞれが補正トリガとなる補正信号、例えば、表示部(LED)144の点滅タイマーリセット信号を受信した場合に、表示部(LED)144の点滅周期を一致させることで効果的な注意喚起を行うことができる。
実施の形態3.
実施の形態1及び実施の形態2との相違点は、点滅タイミングの補正トリガとなる補正信号が、実施の形態1では、複数の室内機41の何れかから送信される異常通報であり、実施の形態2では、集中管理コントローラー61から送信される点滅タイマーリセット信号であったが、実施の形態3では、集中管理コントローラー61から送信される時刻通報である点にある。なお、実施の形態3における空調システム1の構成は、実施の形態2における空調システム1の構成と同様とし、制御部147の機能構成が異なると想定する。
ここで、補正トリガを時刻通報で行う前提条件を説明する。概略的には、集中管理コントローラー61は、予め設定された送信周期、例えば、1時間間隔で、つまり、定期的に、時刻通報を各空調機器に行っている。時刻通報は、システム内に接続されている各空調機器の時刻の同期を取るために送信される通信データである。例えば、時刻通報は、リモートコントローラー51の表示部(液晶)143に表示する時刻を補正するために利用される。また、時刻通報は、リモートコントローラー51で設定されるスケジュール運転において、運転状態を切り替える時刻の設定に利用される。
そこで、定期的に送信される時刻通報を利用することで、表示部(LED)144の点滅タイミングを同期させる処理が、実施の形態3における動作となる。次に、図12及び図13を用いてその詳細について説明する。
図12は、本発明の実施の形態3における制御部147の機能構成の一例を示す図である。実施の形態1及び実施の形態2における制御部147との相違点は、時刻通報判定部213が設けられ、LED点滅タイマー制御部207に時刻判定部215が設けられている点である。
時刻通報判定部213は、受信した通信データの送信内容に時刻通報が含まれているか否かを判定する。時刻通報判定部213は、受信した通信データの送信内容に時刻通報が含まれていれば、その旨を、例えば、1が設定された時刻フラグを、LED点滅タイマー起動判定部205と、LED点滅タイマー制御部207とに供給する。また、時刻通報判定部213は、LED点滅タイマー制御部207には、受信した通信データに含まれる時刻通報についても供給する。
なお、時刻通報判定部213は、受信した通信データに時刻通報が含まれている旨をLED点滅タイマー制御部207に伝達し、時刻通報についてLED点滅タイマー制御部207に供給することで、LED点滅タイマー制御部207に時刻補正指令を供給することになる。
LED点滅タイマー起動判定部205は、受信した通信データに時刻通報が含まれている場合には、LED点滅タイマー146が起動中であるか否かをLED点滅タイマー制御部207から取得する。LED点滅タイマー起動判定部205は、LED点滅タイマー146が起動中であれば、時刻判定部215に点滅制御指令を供給する。
時刻判定部215は、時刻補正指令が供給された場合、時刻を補正する。また、時刻判定部215は、受信した通信データに時刻通報が含まれ、自機のLED点滅タイマー146が起動中であれば、表示部(LED)144を制御することで、点滅制御を実行する。例えば、時刻判定部215は、上記で説明した各種フラグ、具体的には、時刻フラグが1であって、起動フラグが1である場合には、表示部(LED)144を点滅制御する指令として、点灯指令と、消灯指令とを自機の表示部(LED)144に交互に供給する。
さらに具体的には、時刻判定部215は、補正後の現在時刻を意味する補正時刻の秒数が、奇数秒であれば、点灯指令を自機の表示部(LED)144に供給し、偶数秒であれば、消灯指令を自機の表示部(LED)144に供給する。なお、上記の説明では、奇数秒であれば、点灯指令であって、偶数秒であれば、消灯指令である一例について説明したが、特にこれに限定されない。
例えば、時刻判定部215は、補正後の現在時刻を意味する補正時刻の秒数が、奇数秒であれば、消灯指令を自機の表示部(LED)144に供給し、偶数秒であれば、点灯指令を自機の表示部(LED)144に供給してもよい。また、奇数秒及び偶数秒ではなく、消灯指令を供給するタイミングと、点灯指令を供給するタイミングとが、補正時刻に同期するようにしてもよい。
例えば、時刻判定部215は、補正時刻に同期して定まる第1設定間隔と、補正時刻に同期して定まる第2設定間隔とを設定する。次に、時刻判定部215は、第1設定間隔に基づいて、表示部(LED)144に点灯指令を供給することで、表示部(LED)144を点灯させ、第2設定間隔に基づいて、表示部(LED)144に消灯指令を供給することで、表示部(LED)144を消灯させてもよい。
具体的には、第1設定間隔として、3秒間、第2設定間隔として、0.5秒間が設定されていると想定する。この場合、3秒間だけ点灯させ、次に、0.5秒間だけ消灯させるといった動作が繰り返される。このような設定がされることで、任意の間隔だけ点灯時間及び消灯時間が設定される。
図13は、本発明の実施の形態3における空調システム1の動作例を説明するフローチャートである。なお、室内機41の異常通報処理については、図8で説明した処理と同様であるため、その説明については省略する。
(集中管理コントローラー61の時刻通報処理)
(ステップS101)
集中管理コントローラー61は、送信周期が到来したか否かを判定する。集中管理コントローラー61は、送信周期が到来した場合、ステップS102に進む。一方、集中管理コントローラー61は、送信周期が到来しない場合、ステップS101に戻る。なお、ここでいう送信周期は、実施の形態2で説明した送信周期と異なるものとする。
(ステップS102)
集中管理コントローラー61は、時刻通報を含めた通信データを送信し、ステップS101に戻る。
(リモートコントローラー51の制御処理)
(ステップS111)
リモートコントローラー51は、通信データを受信したか否かを判定する。リモートコントローラー51は、通信データを受信した場合、ステップS112に進む。一方、リモートコントローラー51は、通信データを受信しない場合、ステップS111に戻る。
(ステップS112)
リモートコントローラー51は、通信データに時刻通報が含まれるか否かを判定する。リモートコントローラー51は、通信データに時刻通報が含まれる場合、ステップS121に進む。一方、リモートコントローラー51は、通信データに時刻通報が含まれない場合、ステップS113に進む。
(ステップS113)
リモートコントローラー51は、通信データに設定された宛先アドレスが自機宛であるか否かを判定する。リモートコントローラー51は、通信データに設定された宛先アドレスが自機宛である場合、ステップS114に進む。一方、リモートコントローラー51は、通信データに設定された宛先アドレスが自機宛でない場合、処理を終了する。
(ステップS114)
リモートコントローラー51は、通信データに異常通報が含まれるか否かを判定する。リモートコントローラー51は、通信データに異常通報が含まれる場合、ステップS115に進む。一方、リモートコントローラー51は、通信データに異常通報が含まれない場合、処理を終了する。
(ステップS115)
リモートコントローラー51は、LED、すなわち、表示部(LED)144の点滅を開始させる。具体的には、リモートコントローラー51は、LED点滅タイマー146を作動させる。
なお、ステップS116の処理〜ステップS118の処理が点滅制御処理である。
(ステップS116)
リモートコントローラー51は、現在時刻の秒数が奇数秒又は偶数秒の何れであるかを判定する。リモートコントローラー51は、現在時刻の秒数が奇数秒である場合、ステップS117に進む。一方、リモートコントローラー51は、現在時刻の秒数が偶数秒である場合、ステップS118に進む。
(ステップS117)
リモートコントローラー51は、LED、すなわち、表示部(LED)144を点灯させる。
(ステップS118)
リモートコントローラー51は、LED、すなわち、表示部(LED)144を消灯させる。
(ステップS119)
リモートコントローラー51は、異常解除指令を受信したか否かを判定する。リモートコントローラー51は、異常解除指令を受信した場合、ステップS120に進む。一方、リモートコントローラー51は、異常解除指令を受信しない場合、ステップS116に戻る。
(ステップS120)
リモートコントローラー51は、LED、すなわち、表示部(LED)144の点滅を停止させ、処理を終了する。
(ステップS121)
リモートコントローラー51は、時刻を補正する。
(ステップS122)
リモートコントローラー51は、自機のLED点滅タイマー146が起動中であるか否かを判定する。リモートコントローラー51は、自機のLED点滅タイマー146が起動中である場合、ステップS116以降の処理を実行する。一方、リモートコントローラー51は、自機のLED点滅タイマー146が起動中でない場合、処理を終了する。
上記で説明したように、空調システム1は、定期的に、時刻補正を行い、補正した時刻と同期して表示部(LED)144の点滅制御を行うため、表示部(LED)144の点滅タイミングを合わせることができる。
以上、本実施の形態3において、室外機31と、複数の室内機41とを管理する集中管理コントローラー61を備え、制御部147は、現在時刻に基づいて、点滅タイミングを生成し、補正信号として、集中管理コントローラー61から、現在時刻を補正する時刻通報を受信した場合、時刻通報に基づいて、現在時刻を補正する。
また、本実施の形態3においては、制御部147は、現在時刻の秒数が、奇数秒の場合、表示部(LED)144を点灯させ、現在時刻の秒数が、偶数秒の場合、表示部(LED)144を消灯させる。
また、本実施の形態3においては、制御部147は、現在時刻の秒数が、偶数秒の場合、表示部(LED)144を点灯させ、現在時刻の秒数が、奇数秒の場合、表示部(LED)144を消灯させる。
また、本実施の形態3においては、制御部147は、現在時刻に同期して定まる第1設定間隔と、現在時刻に同期して定まる第2設定間隔と、を設定し、第1設定間隔と、第2設定間隔とを交互に繰り返させ、第1設定間隔だけ表示部(LED)144を点灯させ、第2設定周期だけ表示部(LED)144を消灯させる。
また、本実施の形態3においては、集中管理コントローラー61は、予め設定された通報周期に基づいて、複数のリモートコントローラー51のそれぞれに、時刻通報を送信する。
上記構成のため、空調システム1は、空調システム内に設置されているリモートコントローラー51の表示部(LED)144の点滅タイミングを同期させることができる。よって、空調システム1は、複数のリモートコントローラー51のそれぞれが補正トリガとなる補正信号、例えば、時刻通報を受信した場合に、表示部(LED)144の点滅周期を一致させることで効果的な注意喚起を行うことができる。
1 空調システム、11 フロア、13 地下1階フロア(管理室)、14 1階フロア、15 2階フロア、21 第1グループ、22 第2グループ、23 第3グループ、24 第4グループ、25 第5グループ、26 第6グループ、27 第7グループ、28 第8グループ、31、31a、31b 室外機、41、41a〜41p 室内機、51、51a〜51h リモートコントローラー、61 集中管理コントローラー、71、72、73 通信線、101 第1空調エリア、102 第2空調エリア、103 第3空調エリア、104 第4空調エリア、111 出入口、121 リモートコントローラー設置場所、141 操作部、142、151、153 通信回路部、143 表示部(液晶)、144 表示部(LED)、145 水晶振動子、146 LED点滅タイマー、147 制御部、148 記憶部、201 アドレス判定部、203 異常通報判定部、205 LED点滅タイマー起動判定部、207 LED点滅タイマー制御部、209 異常内容特定部、211 LED点滅タイマーリセット信号判定部、213 時刻通報判定部、215 時刻判定部。

Claims (11)

  1. 室外機と、
    前記室外機との間で、通信線を介して、第1の信号を送受信する複数の室内機と、
    前記複数の室内機との間で、前記通信線を介して、第2の信号を送受信する複数のリモートコントローラーと、
    を備えた空調システムであって、
    前記複数のリモートコントローラーの少なくとも2つ以上は、隣接して配置され、
    前記複数のリモートコントローラーのそれぞれは、
    予め設定された点滅タイミングに基づいて点滅する表示部と、
    前記表示部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記複数のリモートコントローラーのそれぞれに、前記第2の信号として、前記点滅タイミングの補正トリガとなる補正信号が伝送され、
    前記制御部は、
    前記補正信号を受信した場合、前記点滅タイミングを補正する
    ことを特徴とする空調システム。
  2. 前記制御部は、
    前記補正信号として、前記複数の室内機の何れかから、前記室外機との間の通信異常を示すデータが含まれる異常通報を受信した場合、前記点滅タイミングとして設定されている前記表示部の点滅タイマーをリセットする
    ことを特徴とする請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記制御部は、
    前記異常通報を受信時に、前記表示部の点滅タイマーが起動中である場合、前記表示部の点滅タイマーをリセットする
    ことを特徴とする請求項2に記載の空調システム。
  4. 前記室外機と、前記複数の室内機とを管理する集中管理コントローラーを備え、
    前記制御部は、
    前記表示部の点滅タイマーが、前記点滅タイミングとして設定され、
    前記補正信号として、前記集中管理コントローラーから、前記表示部の点滅タイマーをリセットする点滅タイマーリセット信号を受信した場合、前記表示部の点滅タイマーをリセットする
    ことを特徴とする請求項1に記載の空調システム。
  5. 前記集中管理コントローラーは、
    前記複数の室内機の何れかが、前記室外機との間の通信異常を示すデータが含まれる異常通報を前記通信線に流したことを検出した場合、前記点滅タイマーリセット信号を前記複数のリモートコントローラーのそれぞれに送信する
    ことを特徴とする請求項4に記載の空調システム。
  6. 前記室外機と、前記複数の室内機とを管理する集中管理コントローラーを備え、
    前記制御部は、
    現在時刻に基づいて、前記点滅タイミングを生成し、
    前記補正信号として、前記集中管理コントローラーから、前記現在時刻を補正する時刻通報を受信した場合、前記時刻通報に基づいて、前記現在時刻を補正する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空調システム。
  7. 前記制御部は、
    前記現在時刻の秒数が、奇数秒の場合、前記表示部を点灯させ、
    前記現在時刻の秒数が、偶数秒の場合、前記表示部を消灯させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の空調システム。
  8. 前記制御部は、
    前記現在時刻の秒数が、偶数秒の場合、前記表示部を点灯させ、
    前記現在時刻の秒数が、奇数秒の場合、前記表示部を消灯させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の空調システム。
  9. 前記制御部は、
    前記現在時刻に同期して定まる第1設定間隔と、前記現在時刻に同期して定まる第2設定間隔と、を設定し、
    第1設定間隔と、第2設定間隔とを交互に繰り返させ、
    前記第1設定間隔だけ前記表示部を点灯させ、
    前記第2設定間隔だけ前記表示部を消灯させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の空調システム。
  10. 前記集中管理コントローラーは、
    予め設定された通報周期に基づいて、前記複数のリモートコントローラーのそれぞれに、前記時刻通報を送信する
    ことを特徴とする請求項6〜9の何れか一項に記載の空調システム。
  11. 前記複数の室内機のそれぞれは、
    前記室外機との間で、前記第1の信号の送受信が実行されない場合、前記通信線で通信の異常があると判断し、前記複数のリモートコントローラーのそれぞれに、前記室外機との間の通信異常を示すデータが含まれる異常通報を送信する
    ことを特徴とする請求項2〜10の何れか一項に記載の空調システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017062063A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 東芝キヤリア株式会社 空調システム、および空調システムの稼働状態報知方法
JP2017083033A (ja) * 2015-10-23 2017-05-18 ダイキン工業株式会社 空気調和機
JP2019072280A (ja) * 2017-10-17 2019-05-16 サミー株式会社 ぱちんこ遊技機

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