JP2014226575A - 水素水生成装置 - Google Patents

水素水生成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014226575A
JP2014226575A JP2013105668A JP2013105668A JP2014226575A JP 2014226575 A JP2014226575 A JP 2014226575A JP 2013105668 A JP2013105668 A JP 2013105668A JP 2013105668 A JP2013105668 A JP 2013105668A JP 2014226575 A JP2014226575 A JP 2014226575A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beverage container
plate
hydrogen
hydrogen water
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013105668A
Other languages
English (en)
Inventor
藤原 昭信
Akinobu Fujiwara
昭信 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KENKO SHIEN CENTER CO Ltd
KENKO SHIEN CT CO Ltd
Original Assignee
KENKO SHIEN CENTER CO Ltd
KENKO SHIEN CT CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KENKO SHIEN CENTER CO Ltd, KENKO SHIEN CT CO Ltd filed Critical KENKO SHIEN CENTER CO Ltd
Priority to JP2013105668A priority Critical patent/JP2014226575A/ja
Publication of JP2014226575A publication Critical patent/JP2014226575A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

【課題】複雑な構造を有することなく、水素ガスの溶解度が高い水素水を生成することができ、かつ、使い勝手が良いなど、従来技術における種々の不具合を改善した新規の水素水生成装置を提供する。【解決手段】本発明の水素水生成装置1は、飲料水100を貯蔵可能な飲料容器2と、飲料容器2の内部において略水平に配置される陽極板31及び陰極板32を有する電気分解板3と、陽極板31及び陰極板32から飲料容器2の外部まで配置される導電部4と、導電部4を介して陽極板31及び陰極板32にそれぞれ電力を供給する給電部5と、を備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、水素水生成装置に係り、特に、携帯型水素水生成装置において電気分解する際に好適に利用できる循環ポンプ不要で小型の水素水生成装置に関する。
従来の水素水生成装置は、その一例として、底部周辺に蛇口を有する飲料容器と、飲料容器と別個に設けられており直立する陽極板および陰極板を有する電解槽と、飲料容器及び電解槽を連通する循環流路と、循環流路に流れる流体を強制循環させる循環ポンプと、循環流路の端部に設置されており発生ガス(発生ガスとは、飲料水の電気分解の場合、水素ガス及び酸素ガスの混合ガスをいう。)の気泡径を微細化する微泡化セラミックと、を備える(特許文献1を参照)。
特開2012−86193号公報
しかしながら、従来の水素水生成装置においては、陰極板が直立しているため、陰極板から発生する水素ガスの気泡径が微細な状態(気泡径:10〜100μm)では陰極板から離脱した水素ガスの浮力による上昇時に陰極板の上部に引力で再吸着してしまい、陰極板に吸着した他の気泡と合体して大きな気泡(気泡径:300μm〜1mm)に成長するまで水素ガスが陰極板から再離脱することができなかった。水素ガスは、その気泡径が大きいほど、電解槽に貯蔵された被電解水から放出されやすくなる。そのため、被電解水から放出された水素ガスを循環ポンプで強制循環させなければ、飲料容器に貯蔵された飲料水に水素ガスを溶解することができないという問題があった。
また、従来の水素水生成装置においては、陰極板が直立しているため、電解槽に貯蔵された被電解水(飲料水)に対して水素ガスの溶解度が陰極板の上方に進むほど高くなると共にその左右方向及び下方に進むほど低くなるので、その被電解水(飲料水)に対して水素ガスを均一に溶解することができなかった。つまり、電解槽に貯蔵された水素水(水素ガスが溶解した飲料水)において水素ガスの溶解度に偏りが生じているため、その水素水を直接飲用しても水素ガス摂取量の観点から効果にバラツキが生じるおそれがあった。
また、従来の水素水生成装置においては、循環ポンプが循環流路を介して飲料容器に接続されている。そのため、飲料容器に貯蔵された飲料水を飲用する場合、飲料容器をコップの如く使用することができず、飲料容器から他の容器に移し替えなければならないため、使い勝手に改善の余地があった。
また、従来の水素水生成装置においては、水素ガスが溶解される飲料水を飲料容器の底部周辺に設けられた蛇口から注いでいたので、飲料容器の上部周辺から飲料水を注いだ場合と比較して、水素ガスの溶解度が少ないという問題があった。
また、従来の水素水生成装置においては、電解槽が飲料容器と別個に設けられていたので、装置の寸法や重量が大きくなりやすいという問題があった。
また、水素水生成装置として用いるためには適さない上記以外の種々の不具合も多数存在するという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、複雑な構造を有することなく、水素ガスの溶解度が高い水素水を生成することができ、かつ、使い勝手が良いなど、従来技術における種々の不具合を改善した新規の水素水生成装置を提供することを本発明の目的としている。
(1)前述した目的を達成するため、本発明の水素水生成装置は、飲料水を貯蔵可能な飲料容器と、飲料容器の内部において略水平に配置される陽極板及び陰極板を有する電気分解板と、陽極板及び陰極板から飲料容器の外部まで配置される導電部と、導電部を介して陽極板及び陰極板にそれぞれ電力を供給する給電部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、電気分解板が略垂直に配置される場合と比較して、水素ガスの気泡径が成長することを防止することができるので、飲料容器に貯蔵された飲料水に対して水素ガスをできる限り長く残留させることができる。また、飲料容器の水平断面に対して水素ガスの発生面が増加するので、飲料容器に貯蔵された飲料水に対して水素ガスをできる限り多くかつ均等に撹拌させることができる。
(2)また、本発明の水素水生成装置において、飲料容器は、利用者が飲料水を直接飲用することが可能なタンブラーグラス、マグカップその他のコップであることが好ましい。
本発明によれば、水素ガスが残留する飲料水を他の容器に注ぐことを要しないので、その注水によって飲料水から水素ガスが放出したり、外部の気体が飲料水に過剰に取り込まれたりすることを防止することができる。
(3)また、本発明の水素水生成装置において、陽極板及び陰極板は、空隙を介して一定間隔で相対すると共に、複数の通過孔をそれぞれ有することが好ましい。
本発明によれば、陽極板及び陰極板のうち下側に配置された電極板から発生する発生ガスをその上側に配置された電極板の通過孔から通過させることができる。
(4)また、本発明の水素水生成装置において、陰極板は、陽極板よりも下方に位置することが好ましい。
本発明によれば、陽極板及び陰極板の間に生じる対流を利用して陰極板から発生及び上昇する水素ガスを陽極板及び陰極板の間で撹拌することができるので、飲料水に水素ガスをより多く溶解させることができる。また、飲用容器に対して陰極板が下側に位置すればするほど水素ガスが飲料水から放出するまでの時間を長くすることができるので、その分だけ飲料水に対して水素ガスをできる限り長く残留させることができる。
(5)また、本発明の水素水生成装置において、陽極板及び陰極板の各周縁は、飲料容器に設けられた内壁から所定の間隔だけ離れて位置することが好ましい。
本発明によれば、電気分解板の周縁から飲料容器の内壁までの隙間が小さくなるほどその隙間を通る飲料水の下降水圧が高くなる。その結果、陽極板及び陰極板の間に生じる強い対流圧も高くなるので、飲料水に水素ガスをより多く撹拌することができる。また、電気分解板の周縁から飲料容器の内壁までの隙間が均一になるほどその隙間を通る飲料水の下降水圧が均一になる。その結果、陽極板及び陰極板の間に生じる強い対流圧も均一になるので、飲料水に水素ガスを均一に撹拌することができる。
(6)また、本発明の水素水生成装置において、陽極板及び陰極板は、飲料容器に設けられた底面部付近に配置されることが好ましい。
本発明によれば、飲料容器に対して電気分解板が下側に位置すればするほど水素ガスが飲料水から放出するまでの時間を長くすることができるので、その分だけ飲料水に対して水素ガスをできる限り長く残留させることができる。
(7)また、本発明の水素水生成装置において、電気分解板は、陽極板及び陰極板の各略中央及び飲料容器における底面部の略中央を支持する中央支持部材と、を有することが好ましい。
本発明によれば、飲料水の流量が多い電気分解板の周縁に支持部材を配置していないので、飲料水の対流及び水素ガスの撹拌が阻害されることを防止することができる。また、支持部材が陽極板及び陰極板の各略中央に配置されているので、支持部材の個数を1個のみにすることができる。
(8)また、本発明の水素水生成装置において、導電部は、飲料容器の外面に露出する導電端子を有しており、給電部は、利用者が飲料容器を給電部に載置するか否かの動作に応じて飲料容器から容易に着脱可能であると共に、飲料容器の載置時に導電端子に接触する給電端子を有する給電台座であることが好ましい。
本発明によれば、利用者が飲料容器を持ち上げたときに給電部から飲用涼気を容易に取り外すことができるので、飲用時の飲料容器の重量を軽量にすることができる。
(9)また、本発明の水素水生成装置において、導電端子は、飲料容器における底面部の外面から露出しており、給電端子は、給電部の外面であって飲料容器における底面部の外面との相対面から露出することが好ましい。
本発明によれば、利用者が飲料容器を持ったときに導電端子が利用者の手に接触しないので、手の接触による導電端子の破損や腐食を防止することができる。また、導電端子及び給電端子が接触した際にはそれらが隠れるため、給電時に利用者の手が導電端子又は給電端子に接触し、利用者が感電することを防止することができる。
(10)また、本発明の水素水生成装置において、陽極板及び陰極板のうちの一方の電極板に接続する一方の導電端子は、飲料容器における底面部の略中央に配置されており、陽極板及び陰極板のうちの他方の電極板に接続する他方の導電端子は、飲料容器における底面部の周縁付近に配置されることが好ましい。
本発明によれば、飲料容器の底面部において一方の導電端子が他方の導電端子から最も離れた位置に配置されているので、導電性物質が飲料容器の底面部に付着して給電時に給電部が短絡することを防止することができる。
(11)また、本発明の水素水生成装置において、給電部は、飲料容器の載置時に飲料容器が給電部における所定の位置に載置されるための形状、記号、模様又は色彩により構成されることが好ましい。
本発明によれば、飲料容器を載置するときに、利用者に導電端子及び給電端子の接続位置を意識させることなく、導電端子及び給電端子を容易に接続させることができる。
本発明の水素水生成装置によれば、複雑な構造を有することなく、水素ガスの溶解度が均一かつ高い水素水を生成し、使い勝手が良いなど、従来技術における種々の不具合を改善した新規の水素水生成装置を提供することができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態の水素水生成装置を示す縦断面図である。 図2は、本実施形態の飲料容器を示す平面図である。 図3は、本実施形態の飲料容器を示す底面図である。 図4は、本実施形態の飲料容器を給電部から取り外した状態を示す縦断面図である。 図5は、本実施形態の水素水生成装置における水素ガスの発生状態を示す拡大縦断面図である。 図6は、比較例の水素水生成装置を示す縦断面図である。
以下、本発明の水素水生成装置をその一実施形態により説明する。
[水素水生成装置の概要]
本実施形態の水素水生成装置は、一般家庭内等において健康に良いとされている水素水を生成するために用いられる装置である。ここで、水素水とは、飲料水に水素分子(以後、単に「水素」という。)を溶解させた水をいう。飲料水としては、水道水、浄水、天然水など、Na(ナトリウム)、Ca(カルシウム)、Mg(マグネシウム)、Cl(塩素)などの化合物を含むことにより弱導電性を示す水が用いられる。
[水素水生成装置の全体構成]
図1は、本実施形態の水素水生成装置を示す縦断面図である。図2は、本実施形態の飲料容器及び電気分解板を示す平面図である。図3は、本実施形態の飲料容器を示す底面図である。図4は、本実施形態の飲料容器を給電部から取り外した状態を示す縦断面図である。なお、図4の飲料水の内部において描かれた点は水素ガスを模式的に示している。
本実施形態の水素水生成装置1は、図1に示すように、飲料容器2と、電気分解板3と、導電部4と、給電部5と、を備える。この水素水生成装置1は、小型、軽量、使いやすさ等の観点から循環ポンプを必要としない。
[飲料容器2]
飲料容器2は、図1に示すように、電解槽として飲料水100を貯蔵可能な容器である。この飲料容器2は、利用者が飲料水100を直接飲用することが可能なタンブラーグラス、マグカップその他のコップであることが好ましい。ここで示すコップとは、取っ手の有無にかかわらず、飲料水100を直接飲用するために用いられる種々の容器の総称である。
本実施形態において、飲料容器2としてはプラスチック製タンブラーを用いており、その容量は約200〜400mlである。
[電気分解板3]
電気分解板3は、図1に示すように、陽極板31及び陰極板32を有する。また、電気分解板3は、中央支持部材33と、絶縁スペーサ34と、絶縁リベット35と、を有することが好ましい。
(陽極板31及び陰極板32)
陽極板31及び陰極板32は、相対して配置されている。ここで、陽極板31及び陰極板32によって飲料水100が電気分解される場合、陽極板31から酸素ガスが発生すると共に、陰極板32から水素ガス110が発生する。そのため、陽極板31及び陰極板32としては、飲料水100が電気分解されたときにイオン化、溶解及び酸化しない不溶性の電極板が用いられる。例えば、陽極板31としては、イリジウム(Ir)メッキしたチタニウム板を用いることが好ましい。また、陰極板32としては、白金(Pt)メッキしたチタニウム板を用いることが好ましい。陽極板31及び陰極板32の厚みは、約0.1〜2mmに設定されている。
また、陽極板31及び陰極板32は、図1に示すように、飲料容器2の内部において略水平に配置されている。略水平とは、完全な水平だけでなく、完全な水平と比較して若干傾いていたとしても、従来技術における陽極板及び陰極板の縦配置と比較した場合に、本発明の趣旨から水平と言える場合も含まれる。また、陽極板31及び陰極板32が水平に配置される場合、陰極板32は、図1に示すように、陽極板31よりも下方に位置することが好ましい。
また、陽極板31及び陰極板32は、図1及び図2に示すように、複数の通過孔3aをそれぞれ有することが好ましい。本実施形態の陽極板31及び陰極板32としては、エキスパンドメタルが用いられている。エキスパンドメタルにおける各メッシュの形状、寸法及び密度は同一に設定されている。また、エキスパンドメタルの開口率は50%以上に設定されている。また、エキスパンドメタルは、水素ガス110や酸素ガスなどの発生ガスが陽極板31又は陰極板32の突出部に吸着されることを抑制するため、平滑処理されていることが好ましい。
また、飲料容器2の水平断面が円形であるため、陽極板31及び陰極板32は円形条に構成されていることが好ましい。そして、陽極板31及び陰極板32の直径は、それらが配置される飲料容器2における水平断面の直径以下に設定されていることが好ましい。例えば、陽極板31及び陰極板32の直径は、飲料容器2における底面部21の直径に対して約85〜99%の大きさに設定されている。
また、陽極板31及び陰極板32の各周縁は、図1及び図2に示すように、飲料容器2に設けられた内壁22から所定の間隔だけ位置することが好ましい。例えば、この所定の間隔は、陽極板31及び陰極板32が配置される飲料容器2の水平断面の直径に対して、約1〜15%の大きさに設定されている。
また、陽極板31及び陰極板32は、飲料容器2に設けられた底面部21付近に配置されることが好ましい。この場合、陽極板31及び陰極板32は、底面部21に近づくほど好ましい。ただし、陽極板31及び陰極板32が飲料容器2の底面部21に接触又は接触するくらいに近づくと、陽極板31及び陰極板32の間に対流が生じなかったり、対流が生じても小さくなったりする。そのため、図1に示すように、電気分解板3が飲料容器2の底面部21から所定の間隔だけ離れていることが好ましい。例えば、この所定の間隔は、約1〜20mmに設定されている。
(中央支持部材33)
中央支持部材33は、ABS樹脂やシリコーンゴムなどの耐水性及び絶縁性を有する材料を用いて構成されている。この中央支持部材33は、陽極板31及び陰極板32の間隔を定めるため、図1に示すような直径が異なる2個以上の中空円柱を同軸配置した形状又は図示しない中空切頭円錐状に構成されている。そのため、中央支持部材33は、陽極板31及び陰極板32のうち少なくとも陰極板32の略中央を貫通している。また、中央支持部材33は、陽極板31及び陰極板32の略中央及び飲料容器2における底面部21の略中央を支持する。
(絶縁スペーサ34及び絶縁リベット35)
陽極板31及び陰極板32は、図1に示すように、空隙を介して一定間隔で相対することが好ましい。本実施形態の一定間隔としては、例えば約1〜5mmに設定されている。
上記の一定間隔を保持するため、絶縁スペーサ34は、環状に構成されており、陽極板31及び陰極板32の間に配置されている。絶縁リベット35は、絶縁スペーサ34の内部を貫通していると共に、陽極板31及び陰極板32を固定する。
[導電部4]
導電部4は、図1に示すように、陽極板31及び陰極板32から飲料容器2の外部まで配置される。本実施形態の導電部4は、図1及び図3に示すように、陽極側導電端子41と、陰極側導電端子42と、陰極側リード線43と、を有する。
(陽極側導電端子41)
陽極側導電端子41は、導電性及び耐水性を有する柱部41aと、柱部41aの一端に設けられた導電性及び耐水性を有するフランジ部41bと、柱部41aの途中に取り付けられたクリップ部41cと、を有する。
柱部41aは、陽極板31と同じ材料により構成されている。また、柱部41aは、陽極板31、陰極板32、中央支持部材33及び飲料容器2における底面部21の略中央を貫通する。これにより、この陽極側導電端子41は、飲料容器2における底面部21の略中央に配置される。また、この柱部41aは、陽極板31から飲料容器2における底面部21の外面までの距離以上の長さに構成されている。そのため、陽極側導電端子41は、陽極板31から飲料容器2における底面部21の外面の略中央から露出する。
フランジ部41bは、陽極板31と同じ材料により構成されている。また、フランジ部41bは、柱部41aが通過する陽極板31の貫通穴よりも大きい寸法に構成されている。そのため、フランジ部41bは、陽極板31が中央支持部材33から離脱することを防止すると共に、陽極板31に対して電気的に接続される。本実施形態においては、陽極板31及びフランジ部41bは、スポット溶接されている。
クリップ部41cは、柱部41aが飲料容器2の底面部21を貫通することにより飲料水100が飲料容器2から漏れることを防止する2個のOリング44を、中央支持部材33の底部と挟むための部材である。本実施形態のクリップ部41cとしては、Eリングが用いられている。
(陰極側導電端子42)
陰極側導電端子42は、導電性材料を用いて環状に構成されている。本実施形態の陰極側導電端子42としては、防錆性を向上させるため、ステンレスリングが用いられている。また、陰極側導電端子42は、ピン45を用いて、飲料容器2における底面部21の周縁付近に固定されている。
(陰極側リード線43)
陰極側リード線43は、陰極板32と同じ材料により構成されている。本実施形態においては、陰極板32、陰極側リード線43及び陰極側導電端子42が、それぞれスポット溶接されている。また、陰極側リード線43が飲料容器2の底面部21を貫通することにより飲料水100が飲料容器2から漏れることを防止するゴムパッキン46が飲料容器2における底面部21に取り付けられており、陰極側リード線43はゴムパッキン46の内部を貫通する。
[給電部5]
給電部5は、図1に示すように、導電部4を介して陽極板31及び陰極板32にそれぞれ電力を供給する。
ここで、給電部5は、給電台座であることが好ましい。給電台座とは、飲料容器2に対する台座である。この給電台座は、利用者が飲料容器2を給電部5に載置するか否かの動作に応じて、飲料容器2から容易に着脱可能に構成されている。また、給電部5は、入力端子51と、電源回路52と、陽極側給電端子53と、陰極側給電端子54と、給電スイッチ55と、給電ランプ56と、ガイド部57と、を有することが好ましい。
(入力端子51)
入力端子51は、図示しないACアダプタに接続可能な端子である。このACアダプタが家庭用100Vコンセントに接続されると、コンセントからACアダプタを介して給電部5に電力が供給される。
(電源回路52)
電源回路52は、入力端子51、陽極側給電端子53、陰極側給電端子54、給電スイッチ55及び給電ランプ56を電気的に接続させる回路である。
(陽極側給電端子53)
陽極側給電端子53は、給電部5に対する飲料容器2の載置時に陽極側導電端子41に接触する。この陽極側給電端子53は、陽極側導電端子41による上部押圧の有無に応じて上下方向に移動可能なスプリング付導電ピンであることが好ましい。また、この陽極側給電端子53は、給電部5の外面であって飲料容器2における底面部21の外面との相対面から露出することが好ましい。また、陽極側給電端子53は、給電部5における相対面の略中央に配置されることが好ましい。
(陰極側給電端子54)
陰極側給電端子54は、給電部5に対する飲料容器2の載置時に陰極側導電端子42に接触する。この陰極側給電端子54は、陰極側導電端子42の直径と同等の直径を有する環状導電板であることが好ましい。また、この陰極側給電端子54は、給電部5の外面であって飲料容器2における底面部21の外面との相対面から露出することが好ましい。また、陰極側給電端子54は、給電部5における相対面において陽極側給電端子53と同軸上に配置されることが好ましい。
(給電スイッチ55)
給電スイッチ55は、約6〜12Vの電源電圧を陽極側給電端子53及び陰極側給電端子54に供給するか否かを選択する。本実施形態の電源電圧は一定であるため、本実施形態の給電スイッチ55としては、接点スイッチが用いられている。この接点スイッチは、陽極側給電端子53が陽極側導電端子41による押圧によって押し下げられたときに陽極側給電端子53に接触するカンチレバー型スイッチとなっている。
(給電ランプ56)
給電ランプ56は、接点スイッチが陽極側給電端子53に接触したときに点灯する。本実施形態の給電ランプ56は、LEDである。
(ガイド部57)
ガイド部57は、飲料容器2が給電部5に載置されたときに飲料容器2が給電部5における所定の位置に載置されるための形状、記号、模様又は色彩により構成されている。本実施形態のガイド部57は、飲料容器2における底面部21の外面との相対面から上方に起立しており、飲料容器2の底面部21周辺を取り囲む環状壁となっている。
[水素水生成装置の作動]
次に、本実施形態の水素水生成装置1の作動を説明する。
[ガスの発生開始]
図1に示すように、飲料容器2が給電部5に載置された状態において、給電部5から導電部4を介して電気分解板3に電力が供給されると、電気分解板3は飲料容器2に貯蔵された飲料水100の電気分解を開始する。飲料水100が電気分解されると、陰極板32側から水素ガス(2H)110が発生するので、飲料水100が水素水101になる。
[発生ガスの気泡サイズ]
電気分解によって電気分解板3にから発生する初期の発生ガスの気泡はナノサイズである。この気泡径がナノサイズの発生ガスが相互に合体すると、マイクロサイズ以上の大きなサイズの気泡に成長する。気泡サイズが大きくなるほど、発生ガスの浮力が増加するので、電気分解板3から離脱して水面に浮上するまでの時間が短くなる。
例えば、発生ガスの気泡サイズがマイクロサイズの場合、水素ガス110の浮上速度は約1〜5mm/分であるため、発生ガスが水素水101内に長時間留まることができる。それに対し、発生ガスの気泡サイズがミリサイズの場合、水素ガス110の浮上速度は約600倍の約10〜50mm/秒であるため、発生ガスは水素水101内に短時間しか留まることができない。そのため、発生ガスの気泡サイズがマイクロサイズの状態において水素ガスを電気分解板3から離脱させることにより、水素ガスが水素水101内に長時間留まり、水素水101の溶解度が高まることになる。しかしながら、発生ガスの気泡サイズがマイクロサイズの状態においては、発生ガスの浮力よりも電気分解板3に対する付着力(表面張力)が強いため、循環ポンプ等の強制循環による剥離力を発生ガスの気泡に加えない限り、電気分解板3から気泡は離脱しにくい。
[対流等による発生ガスの強制剥離及び溶解度の向上]
図5は、本実施形態の水素水生成装置1における水素ガス110の発生状態を示す拡大縦断面図である。図5に示す矢印は飲料水又は発生ガスの移動方向を示している。
本実施形態の陽極板31及び陰極板32は、所定の間隔で配置されている。そのため、陽極板31及び陰極板32においてそれぞれ発生した酸素ガス及び水素ガス110が上昇する際に、陽極板31及び陰極板32の間に強い対流と乱流が発生する。その結果、酸素ガス及び水素ガス110の各気泡は、マイクロサイズの状態において、循環ポンプを使用することなく、電気分解板3から強制的に剥離させられる。
また、本実施形態の陽極板31及び陰極板32は、図1に示すように、水平に配置されていると共に、複数の通過孔3aをそれぞれ有している。そのため、電気分解板3から強制的に剥離させられた酸素ガス及び水素ガス110の各気泡が上昇する際に電気分解板3に再付着する機会が減少する。また、図2に示すように、陽極板31及び陰極板32が水平配置されていると、平面視における電気分解板3の面積が最大となるため、水素水101の溶解度が高まる。
また、陽極板31及び陰極板32の各周縁は、図1及び図2に示すように、飲料容器2の内壁22から所定の間隔で配置されているので、その隙間(所定の間隔)で飲料水100の下降流が発生し、電気分解板3の下方において攪拌が生じる。その結果、電気分解板3の下方に配置された陰極板32の表面及び裏面に付着する水素ガス110の気泡に対して、撹拌、対流及び乱流による強制剥離が生じるので、水素水101の溶解度が高まる。
[多量の水素を含む水素水101の生成]
純水から酸素や窒素などの全ての気体を完全に脱気した後に水素を溶解させた状態において、純水100mlに対する水素の溶解限度は、20℃、1気圧の雰囲気で、1.8ml(≒1.6ppm)である。そのため、酸素や窒素などの気体が飽和した通常の飲料水100に対して水素ガス110を1ml溶解させることは困難である。さらに、飲料水100を電気分解すると、陽極板31側から酸素ガスが発生するので、水素ガス110を溶解させることはより困難であるように思える。
しかしながら、飲料水100に対して気泡径がマイクロレベルの水素ガス110を多量に発生させると、上記の結果に反して、図4に示すような、水素ガス110が多量に残留して白濁した水素ガス残留水(水素ガス残留水とは、飲料水100又は水素水101に気泡状態の水素ガス110が残留した状態の水素水101のことをいう。当該明細書において単に水素水101といった場合には水素ガス残留水も含まれる。)102が短時間で生成される。この一因としては、水素水101に溶解する酸素や窒素などの他の気体の分子サイズが水素の分子サイズより大きいため、水素水101の溶解度が高くなるほど、水素水101から酸素や他の気体が水素ガス110よりも優先的に放出され、水素水101に溶解する他の気体の溶解度が減少するからと推測する。また、他の一因としては、気泡径がマイクロレベルの水素ガス110が水素水101に気泡として留まっている状態が長時間続くためであると推測する。
以下、本実施形態の水素水生成装置1によって水素ガス残留水102を短時間で生成することが可能であることの立証実験の結果を示す。
図6は、比較例の水素水生成装置を示す縦断面図である。図6に示す矢印は発生ガスの移動方向を示している。
Figure 2014226575
結果Aは、図6に示す比較例の水素水生成装置50によって生成された水素水101に溶解された水素量を示している。結果Bは、本実施形態の水素水生成装置1によって生成された水素水101に溶解された水素量を示している。結果Cは、本実施形態の水素水生成装置1によって生成された水素ガス残留水102に溶解された水素及び残留する水素ガス110の合計水素量を示している。
本実施形態と比較例との差異は、本実施形態(結果B及び結果C)の陽極板31及び陰極板32の向きが水平であるのに対し、比較例(結果A)の陽極板51及び陰極板52の向きが従来技術と同様に垂直である点にある。その他の条件については同一にしている。また、飲料水100の容量は360mlである。給電部5から電気分解板3に供給される直流電圧は9V、その直流電流は200mAである。
上記した結果Aと比較すると、結果Bについては、約1.3〜1.7倍の水素量の増加を確認することができる。これは、本実施形態の陽極板31及び陰極板32の向きが水平なので、その向きが縦である比較例と比較して、水素ガス110の上昇時に電極板に再付着した他の水素ガス110と合体して気泡径がミリレベルまで成長するといったことを回避していることに起因する。その結果、飲料水100に対して水素ガス110ができる限り長く残留し、飲料水100に水素が溶解されやすい環境下にあったからと推測する。また、飲料容器2の水平断面に対して水素ガス110の発生面が増加するので、飲料容器2に貯蔵された飲料水100に対して水素ガス110をできる限り多くかつ均等に撹拌させることができたからと推測する。
また、結果Cについては、約2.4〜3.0倍の水素量の増加を確認することができる。つまり、本実施形態の水素水生成装置1によって生成された水素ガス残留水102には、マイクロサイズの気泡状態の水素ガス110が多量に残留していることがわかる。これは、図4及び図5に示すように、本実施形態において電気分解中に飲料水100の全体が水素ガス110によって白濁し、電気分解直後数分程度その白濁状態が維持されていたことからも、水素ガス残留水102に多量の水素ガス110が残留していることは明らかであった。
以上の実験結果からも、本実施形態の水素水生成装置1によって多量の水素を含む水素ガス残留水102を短時間で生成することが可能であることが立証された。
[水素水101の飲用時期及び飲用方法]
水素ガス残留水102に気泡として残留する水素ガス110の大部分は、その水素ガス110が上昇する際に他の気泡と合体して成長する可能性があることを考慮すれば、10分程度で水素水101の外に放出されてしまう。また、多量の水素ガス110を含む水素ガス残留水102であっても、その水素ガス残留水102を貯蔵する飲料容器2が1時間以上運搬されると、運搬により水素ガス残留水102に外力が加わり、水素ガス110や溶解した水素が放出されやすくなるので、運搬後には水素水101の溶解度が約300ppbまで減少してしまう。そのため、飲料水100の電気分解直後(理想としては30秒以内)に水素水101を飲用することが好ましい。
本実施形態においては、図4に示すように、利用者が飲料容器2を手で持ち上げると、飲料容器2が給電部5から簡単に離れると共に、導電端子41、42が給電端子53、54から離れるので、電気分解直後における多量の水素ガス110(比較例と比較して2〜3倍の水素量)を含む状態の水素ガス残留水102をすぐに飲用することができる。
なお、人体に対しては、飲料水100に水素が溶解した水素水101から水素を摂取するよりも、水素ガス残留水102に残留する水素ガス110を水素水101と共に摂取した方が、水素摂取による好適な影響が期待できる。そのため、飲料水100又は水素水101に水素ガス110が多量に残留するほうが好ましい。
また、水素水101に対して水素ガス110の濃度が3%以下であれば発火や爆発などの危険はないので、水素水101や水素ガス残留水102から放出された水素ガス110が原因で爆発等の危険が生じることはない。
(給電ランプ56)
図4に示す飲料容器2が図1に示すように給電部5に載置されると、給電部5が電気分解板3に電力を供給する。このとき、給電ランプ56が点灯するので、給電ランプ56が透明の飲料容器2をその底面側から照らし、水素ガス110によって白濁した飲料水100が給電ランプ56の照明色によって鮮やかに輝く。つまり、給電ランプ56は、給電状態を示すと共に、飲料水100のライトアップをも行う。
[水素ガス110の発生停止]
飲料容器2が給電部5から取り外されて給電端子53、54が導電端子41、42と非接触の状態になっているか、給電部5に電力を供給するACアダプタが取り外されたとき、電気分解が終了するので、水素ガス110の発生が停止する。
[水素水生成装置の効果]
次に、本実施形態の水素水生成装置1の効果を説明する。
(1)本実施形態の水素水生成装置1は、飲料水100を貯蔵可能な飲料容器2と、飲料容器2の内部において略水平に配置される陽極板31及び陰極板32を有する電気分解板3と、陽極板31及び陰極板32から飲料容器2の外部まで配置される導電部4と、導電部4を介して陽極板31及び陰極板32にそれぞれ電力を供給する給電部5と、を備えることを特徴とする。
本実施形態によれば、電気分解板3が略垂直に配置される場合と比較して、水素ガス110の気泡径が成長することを防止することができるので、飲料容器2に貯蔵された飲料水100に対して水素ガス110をできる限り長く残留させることができる。また、飲料容器2の水平断面に対して水素ガス110の発生面が増加するので、飲料容器2に貯蔵された飲料水100に対して水素ガス110をできる限り多くかつ均等に撹拌させることができる。
(2)また、本実施形態の水素水生成装置1において、飲料容器2は、利用者が飲料水100を直接飲用することが可能なタンブラーグラス、マグカップその他のコップであることが好ましい。
本実施形態によれば、水素ガス110が残留する飲料水100を他の容器に注ぐことを要しないので、その注水によって飲料水100から水素ガス110が放出したり、外部の気体が飲料水100に過剰に取り込まれたりすることを防止することができる。
(3)また、本実施形態の水素水生成装置1において、陽極板31及び陰極板32は、空隙を介して一定間隔で相対すると共に、複数の通過孔3aをそれぞれ有することが好ましい。
本実施形態によれば、陽極板31及び陰極板32のうち下側に配置された電極板から発生する発生ガスをその上側に配置された電極板の通過孔3aから通過させることができる。
(4)また、本実施形態の水素水生成装置1において、陰極板32は、陽極板31よりも下方に位置することが好ましい。
本実施形態によれば、陽極板31及び陰極板32の間に生じる対流を利用して陰極板32から発生及び上昇する水素ガス110を陽極板31及び陰極板32の間で撹拌することができるので、飲料水100に水素ガス110をより多く溶解させることができる。また、飲用容器に対して陰極板32が下側に位置すればするほど水素ガス110が飲料水100から放出するまでの時間を長くすることができるので、その分だけ飲料水100に対して水素ガス110をできる限り長く残留させることができる。
(5)また、本実施形態の水素水生成装置1において、陽極板31及び陰極板32の各周縁は、飲料容器2に設けられた内壁22から所定の間隔だけ離れて位置することが好ましい。
本実施形態によれば、電気分解板3の周縁から飲料容器2の内壁22までの隙間が小さくなるほどその隙間を通る飲料水100の下降水圧が高くなる。その結果、陽極板31及び陰極板32の間に生じる強い対流圧も高くなるので、飲料水100に水素ガス110をより多く撹拌することができる。また、電気分解板3の周縁から飲料容器2の内壁22までの隙間が均一になるほどその隙間を通る飲料水100の下降水圧が均一になる。その結果、陽極板31及び陰極板32の間に生じる強い対流圧も均一になるので、飲料水100に水素ガス110を均一に撹拌することができる。
(6)また、本実施形態の水素水生成装置1において、陽極板31及び陰極板32は、飲料容器2に設けられた底面部21付近に配置されることが好ましい。
本実施形態によれば、飲料容器2に対して電気分解板3が下側に位置すればするほど水素ガス110が飲料水100から放出するまでの時間を長くすることができるので、その分だけ飲料水100に対して水素ガス110をできる限り長く残留させることができる。
(7)また、本実施形態の水素水生成装置1において、電気分解板3は、陽極板31及び陰極板32の各略中央及び飲料容器2における底面部21の略中央を支持する中央支持部材33と、を有することが好ましい。
本実施形態によれば、飲料水100の流量が多い電気分解板3の周縁に支持部材を配置していないので、飲料水100の対流及び水素ガス110の撹拌が阻害されることを防止することができる。また、支持部材が陽極板31及び陰極板32の各略中央に配置されているので、支持部材の個数を1個のみにすることができる。
(8)また、本実施形態の水素水生成装置1において、導電部4は、飲料容器2の外面に露出する導電端子41、42を有しており、給電部5は、利用者が飲料容器2を給電部5に載置するか否かの動作に応じて飲料容器2から容易に着脱可能であると共に、飲料容器2の載置時に導電端子41、42に接触する給電端子53、54を有する給電台座であることが好ましい。
本実施形態によれば、利用者が飲料容器2を持ち上げたときに給電部5から飲用涼気を容易に取り外すことができるので、飲用時の飲料容器2の重量を軽量にすることができる。
(9)また、本実施形態の水素水生成装置1において、導電端子41、42は、飲料容器2における底面部21の外面から露出しており、給電端子53、54は、給電部5の外面であって飲料容器2における底面部21の外面との相対面から露出することが好ましい。
本実施形態によれば、利用者が飲料容器2を持ったときに導電端子41、42が利用者の手に接触しないので、手の接触による導電端子41、42の破損や腐食を防止することができる。また、導電端子41、42及び給電端子53、54が接触した際にはそれらが隠れるため、給電時に利用者の手が導電端子41、42又は給電端子53、54に接触し、利用者が感電することを防止することができる。
(10)また、本実施形態の水素水生成装置1において、陽極板31及び陰極板32のうちの一方の電極板に接続する一方の導電端子は、飲料容器2における底面部21の略中央に配置されており、陽極板31及び陰極板32のうちの他方の電極板に接続する他方の導電端子は、飲料容器2における底面部21の周縁付近に配置されることが好ましい。
本実施形態によれば、飲料容器2の底面部21において一方の導電端子が他方の導電端子から最も離れた位置に配置されているので、導電性物質が飲料容器2の底面部21に付着して給電時に給電部5が短絡することを防止することができる。
(11)また、本実施形態の水素水生成装置1において、給電部5は、飲料容器2の載置時に飲料容器2が給電部5における所定の位置に載置されるための形状、記号、模様又は色彩により構成されることが好ましい。
本実施形態によれば、飲料容器2を載置するときに、利用者に導電端子41、42及び給電端子53、54の接続位置を意識させることなく、導電端子41、42及び給電端子53、54を容易に接続させることができる。
すなわち、本実施形態の水素水生成装置1によれば、複雑な構造を有することなく、水素ガス110の溶解度が均一かつ高い水素水101を生成することができ、使い勝手が良いなど、従来技術における種々の不具合を改善した新規の水素水生成装置1を提供することができるという効果を奏する。
なお、本発明は、前述した実施形態などに限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
1 水素水生成装置
2 飲料容器
3 電気分解板
3a 通過孔
4 導電部
5 給電部
21 底面部
22 内壁
31 陽極板
32 陰極板
33 中央支持部材
34 絶縁スペーサ
35 絶縁リベット
41 陽極側導電端子
41a 柱部
41b フランジ部
41c クリップ部
42 陰極側導電端子
43 陰極側リード線
44 Oリング
45 ピン
46 ゴムパッキン
51 入力端子
52 電源回路
53 陽極側給電端子
54 陰極側給電端子
55 給電スイッチ
56 給電ランプ
57 ガイド部
100 飲料水
101 水素水
102 水素ガス残留水
110 水素ガス

Claims (11)

  1. 飲料水を貯蔵可能な飲料容器と、
    前記飲料容器の内部において略水平に配置される陽極板及び陰極板を有する電気分解板と、
    前記陽極板及び前記陰極板から前記飲料容器の外部まで配置される導電部と、
    前記導電部を介して前記陽極板及び前記陰極板にそれぞれ電力を供給する給電部と、
    を備えることを特徴とする水素水生成装置。
  2. 前記飲料容器は、利用者が前記飲料水を直接飲用することが可能なタンブラーグラス、マグカップその他のコップである
    ことを特徴とする請求項1に記載の水素水生成装置。
  3. 前記陽極板及び前記陰極板は、空隙を介して一定間隔で相対すると共に、複数の通過孔をそれぞれ有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の水素水生成装置。
  4. 前記陰極板は、前記陽極板よりも下方に位置する
    ことを特徴とする請求項3に記載の水素水生成装置。
  5. 前記陽極板及び前記陰極板の各周縁は、前記飲料容器に設けられた内壁から所定の間隔だけ離れて位置する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の水素水生成装置。
  6. 前記陽極板及び前記陰極板は、前記飲料容器に設けられた底面部付近に配置される
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の水素水生成装置。
  7. 前記電気分解板は、前記前記陽極板及び前記陰極板の各略中央及び前記飲料容器における底面部の略中央を支持する中央支持部材と、を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の水素水生成装置。
  8. 前記導電部は、前記飲料容器の外面に露出する導電端子を有しており、
    前記給電部は、前記利用者が前記飲料容器を前記給電部に載置するか否かの動作に応じて前記飲料容器から容易に着脱可能であると共に、前記飲料容器の載置時に前記導電端子に接触する給電端子を有する給電台座である
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の水素水生成装置。
  9. 前記導電端子は、前記飲料容器における前記底面部の外面から露出しており、
    前記給電端子は、前記給電部の外面であって前記飲料容器における前記底面部の外面との相対面から露出する
    ことを特徴とする請求項8に記載の水素水生成装置。
  10. 前記陽極板及び前記陰極板のうちの一方の電極板に接続する一方の前記導電端子は、前記飲料容器における前記底面部の略中央に配置されており、
    前記陽極板及び前記陰極板のうちの他方の電極板に接続する他方の前記導電端子は、前記飲料容器における前記底面部の周縁付近に配置される
    ことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の水素水生成装置。
  11. 前記給電部は、前記飲料容器の載置時に前記飲料容器が前記給電部における所定の位置に載置されるための形状、記号、模様又は色彩により構成される
    ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の水素水生成装置。
JP2013105668A 2013-05-18 2013-05-18 水素水生成装置 Pending JP2014226575A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013105668A JP2014226575A (ja) 2013-05-18 2013-05-18 水素水生成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013105668A JP2014226575A (ja) 2013-05-18 2013-05-18 水素水生成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014226575A true JP2014226575A (ja) 2014-12-08

Family

ID=52126915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013105668A Pending JP2014226575A (ja) 2013-05-18 2013-05-18 水素水生成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014226575A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014240049A (ja) * 2013-06-12 2014-12-25 株式会社健康支援センター 携帯型水素水生成器具
JP2016137464A (ja) * 2015-01-28 2016-08-04 株式会社八森電子デバイス 水素水生成器
CN106082405A (zh) * 2016-08-22 2016-11-09 李向华 一种对流式电解水杯
WO2017098598A1 (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 株式会社富士計器 水素水生成器
JP2018086617A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 八藤 眞 還元水素水生成装置
JP6481229B1 (ja) * 2018-03-30 2019-03-13 株式会社環境技研 オゾン水生成器
CN113303643A (zh) * 2020-02-26 2021-08-27 沈炫秀 便携用保温杯

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005095808A (ja) * 2003-09-26 2005-04-14 Shinwa Kogyo Kk 水素水製造用攪拌具
JP2007308764A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Sadahiro Tekkosho:Kk 溶存酸素水生成装置
JP2012206105A (ja) * 2011-03-17 2012-10-25 Ntc Dream Max Co Ltd 還元水の作製方法および還元水作製装置
JP2012217868A (ja) * 2011-04-04 2012-11-12 Nissho Engineering:Kk ポット型飲料用水素水の生成器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005095808A (ja) * 2003-09-26 2005-04-14 Shinwa Kogyo Kk 水素水製造用攪拌具
JP2007308764A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Sadahiro Tekkosho:Kk 溶存酸素水生成装置
JP2012206105A (ja) * 2011-03-17 2012-10-25 Ntc Dream Max Co Ltd 還元水の作製方法および還元水作製装置
JP2012217868A (ja) * 2011-04-04 2012-11-12 Nissho Engineering:Kk ポット型飲料用水素水の生成器

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014240049A (ja) * 2013-06-12 2014-12-25 株式会社健康支援センター 携帯型水素水生成器具
JP2016137464A (ja) * 2015-01-28 2016-08-04 株式会社八森電子デバイス 水素水生成器
WO2017098598A1 (ja) * 2015-12-09 2017-06-15 株式会社富士計器 水素水生成器
KR20180090403A (ko) 2015-12-09 2018-08-13 후지게이키 가부시끼가이샤 수소수 생성기
US10457575B2 (en) 2015-12-09 2019-10-29 Fuji Keiki Co., Ltd. Hydrogen water generator
CN106082405A (zh) * 2016-08-22 2016-11-09 李向华 一种对流式电解水杯
JP2018086617A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 八藤 眞 還元水素水生成装置
JP6481229B1 (ja) * 2018-03-30 2019-03-13 株式会社環境技研 オゾン水生成器
JP2019177305A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 株式会社環境技研 オゾン水生成器
CN113303643A (zh) * 2020-02-26 2021-08-27 沈炫秀 便携用保温杯
CN113303643B (zh) * 2020-02-26 2022-07-19 沈炫秀 便携用保温杯

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2014226575A (ja) 水素水生成装置
JP5736037B2 (ja) ポータブル水素豊富水製造装置
JP3175997U (ja) ポータブル型飲料用水素水の生成器
JP5514140B2 (ja) ポット型飲料用水素水の生成器
KR101645307B1 (ko) 수소수 제조장치
KR101648121B1 (ko) 수소수 제조장치
US8409420B2 (en) Process for producing carbonic acid gas solution, an apparatus for the same and carbonated water
JP2015131295A (ja) 携帯型水素水製造装置
JP5710206B2 (ja) 水素溶解水製造装置
JP2018083131A (ja) 機能水生成装置
KR20160047654A (ko) 수소수 음용을 위한 컵
JP2014205874A (ja) 電解装置
CN202609991U (zh) 便携式饮水瓶电解氢水发生器
JP2018001069A (ja) 電解水素水生成方法及び電解水素水生成装置
KR20180090403A (ko) 수소수 생성기
JP2016137464A (ja) 水素水生成器
JP2006239674A (ja) 電解水生成装置
CN113774409B (zh) 一种静置式平板过氧化氢电化学发生器
JP6101891B2 (ja) 携帯型水素水生成器具
JP3198341U (ja) 簡易電解式水素水生成器
CN208188153U (zh) 一种纳米针尖的制备装置
JP6391659B2 (ja) 水素水生成器
JP6167391B1 (ja) 水素水生成器
JP6707240B1 (ja) 卓上型水素水生成器及び卓上型水素水生成器による水素水生成方法
CN202306924U (zh) 一种新型的溶液电解装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170404

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20171024