JP2014226297A - 手乾燥装置 - Google Patents
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Abstract
Description
また、管理者は交換の必要な(モータ以外の)部品が寿命を迎えるまでどのくらいの期間が残っているかを把握することができないため、その交換のタイミングを設定することが容易ではなく、煩わしいという課題があった。
図1は、本発明の実施の形態1に係る手乾燥装置の斜視図、図2は、本発明の実施の形態1に係る手乾燥装置の扉13を開けたときの左側面図、図3は、本発明の実施の形態1に係る手乾燥装置の右側面断面図である。
本実施の形態1に係る手乾燥装置は、箱体1が外郭をなし、箱体1の上部には開口した上部開口部が形成され、その上部開口部に繋がって箱体1の両側部には側部開口部が形成されている。
なお、高圧空気流発生装置3は、DCブラスレスモータのみならず、整流子モータまたは誘導電動機でもよい。また、タンク5は正面側に引き出すことで手乾燥装置から取り外せ、背面側に押し込むことで取り付けられる。
正面側壁面2aで正面側ノズル6aの上側の上部開口部の近傍には上側手検知発光側センサー7aが、同じく正面側壁面2aで正面側ノズル6aの下側の手乾燥室2の底部の近傍には下側手検知発光側センサー7bが、それぞれ設けられている。また、背面側壁面2bで上側手検知発光側センサー7aと下側手検知発光側センサー7bからの距離がほぼ同じとなる位置に、手検知受光側センサー7cが設けられている。また、上側手検知発光側センサー7aと手検知受光側センサー7c、および下側手検知発光側センサー7bと手検知受光側センサー7cが、それぞれ一対となる透過式センサーで構成されている。
なお、本実施の形態1に係る手乾燥装置には、手検知センサー7の手の検知に応じて高圧空気流発生装置3を運転させる図示省略の制御回路が組み込まれている。
なお、報知部14の設置場所については後述する。
使用者が手乾燥装置の正面側に立ち、腕を下方に伸ばした状態で濡れた両手を手乾燥装置の左右の側部開口部から手乾燥室2の中へ別々に入れ、手乾燥室2の中で両手を近づけるように中央に寄せる。そうすると、両腕が上部開口部から挿入された状態となり、このときに手首付近まで手乾燥室2に挿入されて手乾燥室2に設けられた、上側手検知発光側センサー7aと手検知受光側センサー7cの対、および下側手検知発光側センサー7bと手検知受光側センサー7cの対が手を検知すると、高圧空気流発生装置3が作動する。そして、エアフィルター10を通って埃が除去された外部の空気を吸気口9から吸い込み、吸気ダクト8を通って高圧空気流発生装置3の吸い込み側に吸い込まれる。その吸い込まれた空気は、高圧空気流発生装置3で高圧空気にされる。
報知部14は交換時期を知らせ、管理者が部品の交換時期を確認できるようにするためのものであるが、使用者も確認できてしまうと、手乾燥装置を使用したくても使用を躊躇したり、使用する際に不快を与えたりするということが起きてしまう。そこで、管理者のみが交換時期を確認できるようにするため、使用者でも確認できる手乾燥装置の外郭である箱体1の外側には報知部14を設けない。つまり、報知部14は箱体1の外側から隠れた位置に設けられる。
また、通常は電源スイッチ15および報知部14は使用者から見えないようになっているため、使用者が電源スイッチ15を誤って操作したり、報知部14を確認したりすることを回避できる。
つまり、通常は使用者からは見えず、電源スイッチ15または操作スイッチ16を操作するときに、同時に見える位置に報知部14を設けるとよい。
図4は、本発明の実施の形態2に係る手乾燥装置の右側面断面図である。
以下、本実施の形態2について説明するが、本実施の形態1と重複するものについては省略する。
報知部14は前述の通り、通常は使用者からは見えない位置に設ける必要がある。さらに、管理者によって定期的に確認される位置に設けなければならない。
ここで、手乾燥装置のタンク5は、使用者が手乾燥装置を使用することによって発生する、濡れた手から吹き飛ばされた水滴を回収するものである。そのため、定期的にタンク5に溜まった水滴を排水する必要があり、管理者によって定期的に排水されている。その際、管理者はタンク5を正面側に引き出して手乾燥装置から取り外すことになる。
なお、タンク5が手乾燥装置から取り外されたことは、図示省略のセンサーによって検知するとよい。
図5は、本発明の実施の形態3に係る手乾燥装置の右側面断面図、図6は、本発明の実施の形態3に係る手乾燥装置の扉13を開けたときの斜視図、図7は、本発明の実施の形態3に係る手乾燥装置の横断面図である。なお、図7に示す破線の矢印は、空気の流れを表している。
以下、本実施の形態3について説明するが、本実施の形態1および2と重複するものについては省略する。
本実施の形態3に係る手乾燥装置は、箱体1とその背面側に設けられたベース17とで外郭をなし、箱体1の正面下部が開口した正面開口部が形成され、その正面開口部に繋がって箱体1の両側部には側部開口部が形成されている。
そして、高圧空気流発生装置3の吸気側には、手乾燥室2よりも上方で箱体1の正面側に設けられた内部吸気口19と連通する吸気ダクト8が、高圧空気流発生装置3の排気側には、ノズル6とを連通する排気ダクト12cが、それぞれ設けられている。また、排気ダクト12cの途中で、ノズル6の上流側の近傍には、高圧空気流発生装置3から送られてくる空気を加熱して温風化させるヒーター20が設けられている。
また、手乾燥室2の上方で箱体1の正面側には、左端部が箱体1に回転可能に支持されて手乾燥装置の正面側に開閉自在で、かつ箱体1から着脱可能な扉13が取り付けられている。そして、扉13を開けると箱体1の正面には、樹脂製または金属製のエアフィルター10が前後方向の抜き差し動作で着脱自在に設けられている。
手乾燥装置は公共のトイレなどに設置されることが多いため、夜間など利用者がいない時間帯や、施設の閉館後は電源をOFFにされる。電源のOFFは管理者によってなされるため、報知部14を図6に示すように電源のON/OFFを行う電源スイッチ15の近傍に設けるとよい。
また、通常は電源スイッチ15および報知部14は使用者から見えないようになっているため、使用者が電源スイッチ15を誤って操作したり、報知部14を確認したりすることを回避できる。
つまり、通常は使用者からは見えず、電源スイッチ15または操作スイッチ16を操作するときに、同時に見える位置に報知部14を設けるとよい。
Claims (8)
- 外郭をなす箱体と、
前記箱体に形成された手乾燥室と、
前記手乾燥室内に空気を吹き出すノズルと、
前記ノズルに前記空気を送る高圧空気流発生装置と、
電源のON/OFFを行う電源スイッチと、
実装されている部品の内、少なくとも前記高圧空気流発生装置の交換時期を報知する報知部と、を備え、
前記報知部は、外側から隠れた位置に設けられている
ことを特徴とする手乾燥装置。 - 前記箱体に扉を備え、
前記報知部は、前記扉に覆われている
ことを特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。 - 前記電源スイッチは前記扉に覆われ、
前記報知部は、
前記電源スイッチを操作する際に、
報知を確認できる位置に設けられている
ことを特徴とする請求項2に記載の手乾燥装置。 - 前記ノズルから吹き出す前記空気の風量調整を行う操作スイッチを備え、
前記報知部は、
前記操作スイッチを操作する際に、
報知を確認できる位置に設けられている
ことを特徴とする請求項2または3に記載の手乾燥装置。 - 水を前記手乾燥室から排水する排水路と、
前記排水路を通って排水された水を溜める、前記箱体に着脱自在のタンクと、を備え、
前記報知部は、
前記タンクを前記箱体から取り外した際に、
報知を確認できる位置に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。 - 前記報知部が報知するタイミングは、
前記電源スイッチを操作した直後である
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の手乾燥装置。 - 前記報知部が報知するタイミングは、
前記操作スイッチを操作した直後である
ことを特徴とする請求項4に記載の手乾燥装置。 - 前記報知部が報知するタイミングは、
前記タンクを前記箱体から取り外した直後である
ことを特徴とする請求項5に記載の手乾燥装置。
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