JP2014225943A - レゾルバ - Google Patents

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JP2014225943A JP2013103138A JP2013103138A JP2014225943A JP 2014225943 A JP2014225943 A JP 2014225943A JP 2013103138 A JP2013103138 A JP 2013103138A JP 2013103138 A JP2013103138 A JP 2013103138A JP 2014225943 A JP2014225943 A JP 2014225943A
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泰典 川上
Yasunori Kawakami
泰典 川上
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Okuma Corp
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Abstract

【課題】ステータ巻線に、適切な大きさのたるみをつけることができる、ステータ巻線のたるみ形成機構の提供を目的とする。
【解決手段】レゾルバが、複数の磁極歯を有するステータと、複数の磁極歯に電線を巻回して形成された巻線と、巻線の両端にそれぞれ渡り線を介して接続された接続端子とを有する。また、レゾルバは、巻線と接続端子との間に、ステータから突出し、間隔を空けるように設けられた一対の突出部を有する。各突出部は、互いが対向する第1表面と、各第1表面の間隔より大きく互いが対向する第2表面とをそれぞれ有し、第1表面は第2表面より上方に形成される。巻線の巻回時、渡り線を、第1表面と接触するように設け、巻線の巻回後、巻線機に備えられた長手棒部材を渡り線の上部に配し、長手棒部材を下方に移動させて、渡り線を第2表面が位置する高さまで押し下げ、巻線にたるみを形成する。
【選択図】図3

Description

本発明はレゾルバに関し、特にステータの巻線にたるみが形成されたレゾルバに関する。
下記特許文献1及び特許文献2には、レゾルバのステータに設けられる巻線にたるみを形成させるたるみ形成機構の構成が開示されている。以下、特許文献1及び特許文献2に開示されるステータ巻線のたるみ形成機構を、図を参照しながら説明する。
図6は、特許文献1でのステータ巻線のたるみ形成機構の概略図を示している。ステータ1は、環状に固定配置された複数の磁極歯3を有する。磁極歯3には、電線を巻回して形成された巻線5が設けられる。ステータ1には、接続端子2より内径側に、治具ピン7を挿入および離脱させるための挿入孔が形成されている。巻線時には、挿入孔に、治具ピン7が挿入され、各磁極歯3に、所定の巻線方法によって、巻線5が巻回される。巻線5の端部に接続される渡り線8は、治具ピン7の外側を経て、接続端子2に絡げられ、接続されている。治具ピン7は、ステータ1への巻線5の巻回が完了した後に、ステータ1から離脱されるため、渡り線8にたるみが設けられ、これによって温度変化等によるステータ巻線の断線が防止される。
また、図7に、特許文献2でのステータ巻線のたるみ形成機構の概略図を示している。複数の突出部材を備えた治具ピン7は、接続端子2と磁極歯3との間に設けられた隙間を貫通して、ステータ1の一面に突出される。ステータ巻線の端部に接続される渡り線8は、治具ピン7の間を通って区分けされ、ステータ1への巻線5の巻回が完了した後に、ステータ1から離脱されるため、渡り線8にたるみが設けられ、これによって温度変化等によるステータ巻線の断線が防止される。
特許第3638921号公報 特許第3893087号公報
しかしながら、図6および図7に示す従来の技術では、ステータ1への巻線5の巻回が完了した後、治具ピン7を取り外すと、渡り線8は自由に動くため、他部品と組み付ける際のクリアランスが小さい場合、たるみを形成したステータ巻線と他部品が干渉して、断線するという問題がある。
本発明の目的は、ステータ巻線に、適切な大きさのたるみをつけることができ、たるみを形成した巻線が、規定した位置を越えて動かないレゾルバを提供することにある。
本発明は、環状に固定配置された複数の磁極歯を有するステータと、前記複数の磁極歯のそれぞれに電線を巻回して形成された巻線と、前記巻線の両端にそれぞれ渡り線を介して接続された接続端子と、を有するレゾルバにおいて、前記巻線と前記接続端子との間に、ステータから突出し、間隔を空けるように設けられた一対の突出部を有し、各突出部は、互いが対向する第1表面と、各第1表面の間隔より大きく互いが対向する第2表面とをそれぞれ有し、第1表面は第2表面より上方に形成され、前記巻線が巻回される時に、前記渡り線を、前記第1表面と接触するように設け、前記巻線の巻回が終了した後、巻線機に備えられた長手棒部材を前記渡り線の上部に配し、前記長手棒部材を下方に移動させて、前記渡り線を前記第2表面が位置する高さまで押し下げ、前記巻線にたるみを形成することを特徴とする。
また、本発明は、環状に固定配置された複数の磁極歯を有するステータと、前記複数の磁極歯のそれぞれに電線を巻回して形成された巻線と、前記巻線の両端にそれぞれ渡り線を介して接続された接続端子と、を有するレゾルバにおいて、前記巻線と前記接続端子との間に、ステータから突出し、間隔を空けるように設けられた一対の突出部を有し、各突出部は、互いが対向する第1表面と、各第1表面の間隔より大きく互いが対向する第2表面とをそれぞれ有し、第2表面は第1表面より上方に形成され、前記巻線が巻回される時に、前記渡り線を、前記第1表面と接触するように設け、前記巻線の巻回が終了した後、巻線機に備えられた長手棒部材を前記渡り線の下部に配し、前記長手棒部材を上方に移動させて、前記渡り線を前記第2表面が位置する高さまで押し上げ、前記巻線にたるみを形成することを特徴とする。
本発明のレゾルバによれば、巻線にたるみが形成され、たるみ形成後も、ステータ巻線は規定した位置を越えて動かないため、温度変化や振動および、他部品との干渉による巻線の断線発生を抑制することができる。
本発明の実施形態に係るステータの一部を示す平面図である。 本発明における、第一実施の形態に係るステータ巻線の巻線方法を模式的に示す斜視図である。 本発明における、第一実施の形態に係るステータ巻線のたるみ形成機構を模式的に示す斜視図である。 本発明における、第二実施の形態に係るステータ巻線の巻線方法を模式的に示す斜視図である。 本発明における、第二実施の形態に係るステータ巻線のたるみ形成機構を模式的に示す斜視図である。 従来のステータ巻線構造を模式的に示す斜視図である。 従来のステータ巻線構造を模式的に示す斜視図である。
以下、上記の従来例と対比する本発明に係るレゾルバの実施形態について図を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係るステータの一部を示す平面図であり、図2は、本発明の第一実施の形態に係るステータ巻線の巻線方法を模式的に示している。
レゾルバは、環状に固定配置された複数の磁極歯3を有するステータ1を備える。各磁極歯3には、所定の巻線方法によって、巻線5が巻回される。巻線5の端部には渡り線8が接続され、この渡り線8を介して、巻線5と接続端子2が接続される。
ステータ1は、接続端子2と巻線5の間に、ステータ1から突出し、間隔を空けるように設けられた一対の突出部4を有する。突出部4は、互いが対向する第1表面4aと、各第1表面4aが向かい合う間隔より大きくなるようにして互いが向かい合う第2表面4bとをそれぞれ有する。本実施形態においては、第1表面4aが第2表面4bより上方に形成されている。すなわち、突出部4は、基部がステータ1に接続し、先端が互いに対向する方向へ折り曲げたように形成される。渡り線8は、巻線5の巻回時に、突出部4の第1表面4aと接触している。
図3は、本発明の第一実施の形態に係るステータ巻線のたるみ形成機構を模式的に示している。図2で示した巻線5の巻回を行った後、図3で示している長手棒6を渡り線8の上部に配し、長手棒6を下方させ、渡り線8を第2表面4bが位置する高さまで押し下げることによって、渡り線8にたるみが形成される。
次に、本発明の第二実施の形態に係るリラクタンス型レゾルバのステータ巻線の巻線方法を、図4,5を用いて説明する。図4は、第二実施の形態に係るステータ巻線の巻線方法を模式的に示す斜視図であり、図5は、第二実施の形態に係るステータ巻線のたるみ形成機構を模式的に示す斜視図である。
ステータ1は、環状に固定配置された複数の磁極歯3を有する。各磁極歯3に、所定の巻線方法によって、巻線5が巻回される。巻線5は、これの端部に接続された渡り線8を介して接続端子2に接続される。接続端子2と巻線5の間には、ステータ1から突出し、間隔を空けるように設けられた一対の突出部4を有する。突出部4は、互いが対向する第1表面4aと、各第1表面4aが向かい合う間隔より大きくなるようにして互いが向かい合う第2表面4bとをそれぞれ有する。この実施形態においては、第1表面4aが第2表面4bより下方に形成されている。すなわち、突出部4は、2段階の高さを有し、低い段の部分が互いに対向する側に位置するように形成される。渡り線8は、巻線5の巻回時に、突出部4の第1表面4aと接触している。
図4で示した巻線5の巻回を行った後、図5で示している長手棒6を渡り線8の下部に配し、長手棒6を上方させ、渡り線8を第2表面4bが位置する高さまで押し上げることによって、渡り線8にたるみが形成される。
第一実施および第二実施の形態において、ステータ巻線のたるみ形成後も、ステータ巻線は突出部4を越えて動かないため、温度変化等による断線、および他部品との干渉による断線を防ぐことができる。
1 ステータ、2 接続端子、3 磁極歯、4 突出部、4a 突出部第1表面、4b 突出部第2表面、5 巻線、6 長手棒、7 治具ピン、8 渡り線。

Claims (2)

  1. 環状に固定配置された複数の磁極歯を有するステータと、
    前記複数の磁極歯のそれぞれに電線を巻回して形成された巻線と、
    前記巻線の両端にそれぞれ渡り線を介して接続された接続端子と、
    を有するレゾルバにおいて、
    前記巻線と前記接続端子との間に、ステータから突出し、間隔を空けるように設けられた一対の突出部を有し、
    各突出部は、互いが対向する第1表面と、各第1表面の間隔より大きく互いが対向する第2表面とをそれぞれ有し、
    第1表面は第2表面より上方に形成され、
    前記巻線が巻回される時に、前記渡り線を、前記第1表面と接触するように設け、
    前記巻線の巻回が終了した後、巻線機に備えられた長手棒部材を前記渡り線の上部に配し、前記長手棒部材を下方に移動させて、前記渡り線を前記第2表面が位置する高さまで押し下げ、前記巻線にたるみを形成する、
    ことを特徴とするレゾルバ。
  2. 環状に固定配置された複数の磁極歯を有するステータと、
    前記複数の磁極歯のそれぞれに電線を巻回して形成された巻線と、
    前記巻線の両端にそれぞれ渡り線を介して接続された接続端子と、
    を有するレゾルバにおいて、
    前記巻線と前記接続端子との間に、ステータから突出し、間隔を空けるように設けられた一対の突出部を有し、
    各突出部は、互いが対向する第1表面と、各第1表面の間隔より大きく互いが対向する第2表面とをそれぞれ有し、
    第2表面は第1表面より上方に形成され、
    前記巻線が巻回される時に、前記渡り線を、前記第1表面と接触するように設け、
    前記巻線の巻回が終了した後、巻線機に備えられた長手棒部材を前記渡り線の下部に配し、前記長手棒部材を上方に移動させて、前記渡り線を前記第2表面が位置する高さまで押し上げ、前記巻線にたるみを形成する、
    ことを特徴とするレゾルバ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015014406A1 (de) 2014-11-06 2016-05-12 Suzuki Motor Corporation Kraftstoffeinspritzvorrichtung
JP2018046620A (ja) * 2016-09-13 2018-03-22 多摩川精機株式会社 レゾルバステータ構造

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DE102015014406A1 (de) 2014-11-06 2016-05-12 Suzuki Motor Corporation Kraftstoffeinspritzvorrichtung
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