JP2014225046A - 非接触通信機器および非接触通信方法 - Google Patents

非接触通信機器および非接触通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014225046A
JP2014225046A JP2011201946A JP2011201946A JP2014225046A JP 2014225046 A JP2014225046 A JP 2014225046A JP 2011201946 A JP2011201946 A JP 2011201946A JP 2011201946 A JP2011201946 A JP 2011201946A JP 2014225046 A JP2014225046 A JP 2014225046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
contact communication
carrier wave
predetermined signal
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011201946A
Other languages
English (en)
Inventor
俊朗 大谷
Toshiaki Otani
俊朗 大谷
安齋 潤
Jun Anzai
潤 安齋
小林 豊
Yutaka Kobayashi
豊 小林
隆博 中西
Takahiro Nakanishi
隆博 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2011201946A priority Critical patent/JP2014225046A/ja
Priority to PCT/JP2012/005921 priority patent/WO2013038714A1/ja
Publication of JP2014225046A publication Critical patent/JP2014225046A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K19/00Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings
    • G06K19/06Record carriers for use with machines and with at least a part designed to carry digital markings characterised by the kind of the digital marking, e.g. shape, nature, code
    • G06K19/067Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components
    • G06K19/07Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

【課題】非接触通信機能のセキュリティ確保と短時間での非接触通信とを両立させることができる非接触通信機器等を提供する。【解決手段】本非接触通信機器は、例えば携帯電話10であって、非接触通信で用いられるアンテナ12と、アンテナ13により受信された搬送波を検出する搬送波検出部21と、アンテナ12により受信された信号に対してデコード処理を行う受信デコード部23と、アンテナ12により送信される信号を生成するエンコード処理を行う送信エンコード部26と、CPU18を備える。CPU18は、搬送波検出部21を動作状態とし、受信デコード部23と送信エンコード部26とを非動作状態とするロック状態と、搬送波検出部21と受信デコード部23と送信エンコード部26とを動作状態とする非ロック状態と、を切り替える。【選択図】図1

Description

本発明は、非接触通信機器および非接触通信方法に関する。特に、非接触通信の動作をロック状態あるいは非ロック状態に切り替え可能な非接触通信機器等に関する。
従来、非接触で通信を行う非接触通信システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。非接触通信システムでは、リーダライタ装置が電波を飛ばし、非接触通信機器がこの電波からコマンドを読み取る。非接触通信機器として、非接触通信カードまたは非接触通信カード機能内蔵の携帯電話が挙げられる。
非接触通信の一般的な動作は、以下のとおりである。リーダライタ装置は、非接触通信機器と通信を行う際、搬送波信号(例えば、13.56MHzの正弦波)と、この搬送波信号を振幅変調したコマンド信号とを非接触通信機器に送信する。
非接触通信機器は、搬送波信号を受信すると、リーダライタ装置の通信エリア内に存在することを認識し、コマンド信号を受信する。
さらに、リーダライタ装置からの搬送波信号に対し、非接触通信機器は、アンテナ負荷を変化させること(負荷変調)で応答する。そして、リーダライタ装置が、この負荷変調された信号を受信すると、通信が完了する。
特開2009−175976号公報
しかしながら、従来の非接触通信機器では、以下のような事情があった。従来の非接触通信システムでは、セキュリティ向上や消費電力低減のために、非接触通信機能をロックする場合、非接触通信モジュール全体を動作不能状態にしていた。
しかし、非接触通信モジュール全体を動作不能状態にすると、全く非接触通信ができない状態となる。このため、例えば自動改札機を通過する前に、非接触通信機能を手動で回復させる必要があるが、この操作に手間がかかり、短時間で非接触通信を行わせることができなかった。
図9は従来の非接触通信カード機能付き携帯電話におけるロック解除時の画面の遷移を示す図である。ユーザは、待ち受け画面101(図9(A)参照)から、非接触通信のロック解除を行う場合、まず、設定画面102を開き、「セキュリティ」の項目をクリックする(図9(B)参照)。
さらに、セキュリティ設定画面103で「非接触通信」の項目をクリックする(図9(C)参照)。この「非接触通信」の項目がクリックされることによって開かれる、ロック解除画面104において、ユーザは、操作部を介してロック解除コード(PINコード)を入力する(図9(D)参照)。PIN(Personal Identification Number)コードが認証されると、非接触通信のロックが解除される。このように、非接触通信等のロック解除操作には手間がかかった。
一方、短時間で非接触通信を行わせることを優先させると、非接触通信モジュール全体を動作可能状態とする必要があるので、セキュリティを確保することが難しかった。
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであって、非接触通信機能のセキュリティ確保と短時間での非接触通信とを両立させることができる非接触通信機器および非接触通信方法を提供することを目的とする。
本発明の非接触通信機器は、非接触通信で用いられるアンテナと、前記アンテナにより受信された搬送波を検出する搬送波検出部と、前記アンテナにより受信された信号に対してデコード処理を行う受信デコード部と、前記アンテナにより送信される信号を生成するエンコード処理を行う送信エンコード部と、前記搬送波検出部を動作状態とし、前記受信デコード部と前記送信エンコード部とを非動作状態とするロック状態と、前記搬送波検出部と前記受信デコード部と前記送信エンコード部とを動作状態とする非ロック状態と、を切り替えるロック状態制御部と、を備える。
この構成によれば、非接触通信の動作がロック状態にあっても、搬送波を検出するので、短時間で非接触通信の動作を非ロック状態に切り替えることができる。従って、非接触通信機能のセキュリティ確保と短時間での非接触通信とを両立させることができる。
本発明の非接触通信方法は、搬送波検出部により、非接触通信で用いられるアンテナにより受信された搬送波を検出するステップと、受信デコード部により、前記アンテナにより受信された信号に対してデコード処理を行うステップと、送信エンコード部により、前記アンテナにより送信される信号を生成するエンコード処理を行うステップと、前記搬送波検出部を動作状態とし、前記受信デコード部と前記送信エンコード部とを非動作状態とするロック状態と、前記搬送波検出部と前記受信デコード部と前記送信エンコード部とを動作状態とする非ロック状態と、を切り替えるステップと、を有する。
この方法によれば、非接触通信の動作がロック状態にあっても、搬送波を検出するので、短時間で非接触通信の動作を非ロック状態に切り替えることができる。従って、非接触通信機能のセキュリティ確保と短時間での非接触通信とを両立させることができる。
本発明によれば、非接触通信機能のセキュリティ確保と短時間での非接触通信とを両立させることができる。
本発明の第1の実施形態における非接触通信システムの構成例を示すブロック図 本発明の第1の実施形態における携帯電話とリーダライタ装置との間で非接触通信が行われる様子の一例を示す図 本発明の第1の実施形態におけるリーダライタ装置の送信信号ならびに携帯電話の受信信号および応答信号の一例を示すタイミングチャート 本発明の第1の実施形態における携帯電話による非接触通信時のロック解除動作の一例を示すフローチャート 本発明の第1の実施形態における待ち受け画面からロック解除画面に遷移する様子の一例を示す図 本発明の第2の実施形態における着信があった場合の携帯電話による非接触通信時のロック解除動作の一例を示すフローチャート 本発明の第2の実施形態における着信があった場合の携帯電話による非接触通信時のロック解除動作の一例を示すフローチャート(図6の続き) 本発明の第2の実施形態におけるメール受信があった場合の携帯電話による非接触通信時のロック解除動作の一例を示すフローチャート 従来の非接触通信カード機能付き携帯電話におけるロック解除時の画面の遷移を示す図
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
本実施形態の非接触通信機器は、例えば、ユーザが自動改札機を通過する際、自動改札機に内蔵されたリーダライタ装置と、ユーザが所持する非接触通信カード機能内蔵の携帯電話とが非接触通信を行う非接触通信システムに適用される。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態における非接触通信システムの構成例を示すブロック図である。図1に示す非接触通信システム1は、自動改札機40(図2参照)に内蔵されたリーダライタ装置5と、ユーザが所持する非接触通信カード機能内蔵の携帯電話10と、を有して構成される。
リーダライタ装置5は、アンテナ7を有し、このアンテナ7を介して携帯電話10と通信を行うものであり、13.56MHzの正弦波を有する搬送波信号と、この搬送波信号を振幅変調したコマンド信号と、からなる電波を時分割で送信する。すなわち、搬送波信号→コマンド信号→搬送波信号の順で電波が送信される。
一方、携帯電話10は、アンテナ12、非接触通信機能処理部15、CPU18、音声部13、通信部14、および入力表示器19を有する。アンテナ12は、アンテナ7と電波の送受信を行う。
アンテナ12は、非接触通信で用いられるアンテナである。非接触通信機能処理部15は、リーダライタ装置5と非接触で通信を行う機能を有し、搬送波検出部21、受信デコード部23、および送信エンコード部26を備える。
搬送波検出部21は、アンテナ12を介して受信した搬送波信号(搬送波)を検出する。具体的には、搬送波検出部21は、13.56MHzの信号のみを通過させるバンドパスフィルタで構成される。
受信デコード部23は、アンテナ12を介して受信したコマンド信号に対して復調(デコード処理)等の処理を行う。送信エンコード部26は、リーダライタ装置5から送信された搬送波信号に対し、アンテナ12のインピーダンスを変化させる(負荷変調)ことで応答信号を生成し(エンコード処理)、この応答信号をリーダライタ装置5に送信する。
CPU18は、携帯電話10全体を制御するものであり、内蔵するROM(図示せず)に格納された後述する動作プログラムを実行する。また、CPU18は、非接触通信機能処理部15にロックをかける機能ロック部18aを有する。非接触通信機能処理部15内の受信デコード部23および送信エンコード部26は、信号線17a、17bを介して機能ロック部18a(ロック状態制御部の一例)にそれぞれ接続され、各動作にロックがかけられる。
つまり、ロック状態のときには、受信デコード部23および送信エンコード部26は、非動作状態となる。また、CPU18は、搬送波検出部21の動作には、ロックをかけない。つまり、ロック状態であっても、搬送波検出部21は、動作状態のままであり、常時動作している。一方、ロックがかけられていない非ロック状態のときには、搬送波検出部21、受信デコード部23、送信エンコード部26のいずれも動作状態となる。
このように、CPU18は、搬送波検出部21を動作状態とし、受信デコード部23と送信エンコード部26とを非動作状態とするロック状態と、搬送波検出部21と受信デコード部23と送信エンコード部26とを動作状態とする非ロック状態と、を切り替えるロック状態制御部としての機能を有する。
入力表示器19は、携帯電話10の例えば筐体前面に配置され(図2参照)、各種の情報を画面に表示する表示部38、およびユーザのキー入力を受け付けるキー入力部39を有する。また、入力表示器19には、LED19aが設けられており、搬送波検出部21によって搬送波信号が検出された場合、通信可能領域にあることを報知すべく、CPU18の指示に従って点灯する。これにより、ユーザは通信可能領域に入ったことを認識することができる。
音声部13は、スピーカ13aおよびマイク13bを有し、通話を可能にする。通信部14は、アンテナ14aおよび通信回線を介して無線基地局(図示せず)と接続され、音声通話やメールの送受信を行う。音声通話およびメールの送受信は、通信回線を介した所定信号の通信の一例である。
また、表示部38、LED19a、音声部13は、通信部14による他の通信機器からの着信やメール受信などの所定信号の受信が行われたことを、携帯電話10のユーザに対して報知する報知部としての機能を有する。また、CPU18は、上記の報知部に上記の情報を報知させる報知制御部としての機能も有する。
上記構成を有する非接触通信システム1の非接触通信動作の一例を示す。図2はユーザ30が自動改札機40を通過する際、ユーザ30によって把持される携帯電話10と自動改札機40に内蔵されたリーダライタ装置5との間で非接触通信が行われる様子の一例を示す図である。
前述したように、リーダライタ装置5から時分割で電波が送信される。図3はリーダライタ装置5の送信信号ならびに携帯電話10の受信信号および応答信号の一例を示すタイミングチャートである。携帯電話10がリーダライタ装置5と通信可能な領域に入ると、期間aでは、リーダライタ装置5から搬送波信号が送信され、携帯電話10によりこの搬送波信号が受信される。期間bでは、リーダライタ装置5からコマンド信号が送信され、携帯電話10でこのコマンド信号が受信される。期間cでは、携帯電話10は、リーダライタ装置5からの搬送波信号に対して負荷変調を行い、応答信号を生成してリーダライタ装置5に送信する。これにより、非接触通信が完了する。
次に、非接触通信機能処理部15がロック状態にある場合、ユーザ30が自動改札機40を通過する際、ユーザ30によって把持される携帯電話10と自動改札機40に内蔵されたリーダライタ装置5との間で行われる非接触通信について説明する。
図4は携帯電話10による非接触通信時のロック解除動作の一例を示すフローチャートである。この動作プログラムは、CPU18内のROMに格納されており、リーダライタ装置5からの搬送波信号を搬送波検出部21が検出したことによる、CPU18の割り込み処理によって実行される。なお、搬送波検出部21によって搬送波信号が検出された場合、LED19aの点灯指示が行われることは、前述したとおりである。
まず、CPU18は、機能ロック部18aによって、非接触通信機能処理部15がロック状態にある(ロック状態の設定時)か否かを判定する(ステップS1)。ロック状態にない場合、CPU18は、前述した通信(非接触通信)を開始し(ステップS7)、通信終了時に終了コマンドを送信する(ステップS8)。この後、CPU18は本動作を終了する。
一方、ステップS1でロック状態にある場合、CPU18は、入力表示器19の表示部38にロック解除画面を表示させる(ステップS2)。図5は待ち受け画面からロック解除画面に遷移する様子の一例を示す図である。ステップS1でロック状態にある場合、搬送波信号が検出されたことにより、図5(A)の待ち受け画面38aから一気に図5(B)に示すロック解除画面38bに画面が遷移する。
CPU18は、ロック解除コード(PINコード)の入力を促すロック解除画面38bに対し、ユーザがキー入力部39から正しいロック解除コードが入力されたか否かを判別する(ステップS3)。所定回数もしくは所定時間経過しても正しいロック解除コードが入力されない場合、CPU18は本動作を終了する。
一方、ステップS3で正しいロック解除コードが入力された場合、CPU18は、ロックを解除し、搬送波検出部21と同様、受信デコード部23および送信エンコード部26を動作可能とする(ステップS4)。そして、CPU18は、前述した通信(非接触通信)を開始し(ステップS5)、通信終了時に終了コマンドを送信する(ステップS6)。この後、CPU18は本動作を終了する。
非接触通信システム1では、非接触通信機能にロックがかけられており、自動改札機を通過する際、携帯電話10のロックをすぐに解除しなければならない状況にあっても、ユーザはあわてることなく速やかにロックを解除することができる。
本実施形態の携帯電話10によれば、非接触通信の動作がロック状態にあっても、搬送波信号を検出できるので、非接触通信の動作をロック状態にしてセキュリティを確保しつつ、短時間で非接触通信の動作を非ロック状態に切り替えることができる。したがって、非接触通信機能のセキュリティ確保と短時間での非接触通信とを両立させることができる。また、非接触通信機能処理部15をロック状態にすることで、省電力化を図ることができる。
また、CPU18が、ロック状態のときに、搬送波検出部21により搬送波が検出された場合、ロック状態から非ロック状態へ切り替えるためのロック解除画面を、入力表示器19の表示部38に表示させる表示制御部としての機能も有する。これにより、搬送波信号を検出すると、すぐにロック解除画面が表示されるので、簡単にロック解除の動作に移行することができる。したがって、従来のような各種の設定画面(図9(B)、(C)参照)の表示や操作を行う手間が省け、ユーザは簡単にロックを解除することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態の非接触通信システムでは、非接触通信機能のロック解除時、他の通信機器(他の携帯電話など)から着信やメール受信などのイベントが発生した場合について説明する。
本実施形態の非接触通信システムの構成は、第1の実施形態の非接触通信システムの構成とほぼ同一の構成を有する。第1の実施形態の非接触通信システムと同一の構成要素については、同一の符号を用いることで、その説明を省略する。
はじめに、非接触通信時に、通信回線を介した所定信号の受信として着信があった場合の動作について説明する。ここでは、搬送波信号の受信時に着信があったことは、表示部38の画面に表示されることを想定する。なお、表示部38の代わりに、LED19aを点灯することにより報知されてもよい。また、表示部38の代わりに、音声部13による音声出力により報知されてもよい。
図6および図7は、着信があった場合の携帯電話10による非接触通信時のロック解除動作の一例を示すフローチャートである。この動作プログラムは、CPU18内のROMに格納されており、リーダライタ装置5からの搬送波信号を搬送波検出部21が検出したことによる、CPU18の割り込み処理によって実行される。第1の実施形態で説明した図4の処理と同一のステップ処理については、同一のステップ番号を付す。
まず、CPU18は、機能ロック部18aによって、非接触通信機能処理部15がロック状態にあるか否かを判定する(ステップS1)。ロック状態にない場合、CPU18は、前述した通信を開始し(ステップS7)、通信終了時に終了コマンドを送信する(ステップS8)。この後、CPU18は本動作を終了する。
一方、ステップS1でロック状態にある場合、CPU18は、着信があったか否かを判別する(ステップS1A)。着信がなかった場合、CPU18はステップS2の処理に進む。一方、着信があった場合、CPU18は、音声部13による通話処理に移行する(ステップS1B)。このとき、前述したように、CPU18は、表示部38の画面に、着信があったことを表示させる。この後、CPU18はステップS2の処理に進む。このように、ロック状態が判定され、ロック解除画面が表示される前に着信があった場合、通話が行われる。
CPU18は、入力表示器19の表示部38にロック解除画面を表示させる(ステップ2)。ロック解除画面が表示された後、CPU18は、再び着信があったか否かを判別する(ステップS2A)。着信がなかった場合、CPU18はステップS3の処理に進む。一方、着信があった場合、CPU18は、保留にするか通話処理に移行するかを選択する(ステップS2B)。この選択は、例えばあらかじめキー入力部39を介して入力されて登録された設定に従って行われる。すなわち、ユーザがロック解除画面を表示した後に着信があった場合、事前に保留にすると設定した場合には、CPU18は、この着信を報知することなく待機させ、保留とする(ステップS2C)。この後、CPU18はステップS3の処理に進む。
一方、事前に通話処理に移行すると設定した場合には、CPU18は、この着信に応じた音声部13による通話処理に移行する(ステップS2D)。このとき、前述したように、CPU18は、表示部38の画面に、着信があったことを表示させる。通話処理が終了すると、CPU18は、再びロック解除画面を入力表示器19の表示部38に表示させ(ステップS2E)、ステップS3の処理に進む。
このように、CPU18は、着信等の所定信号を受信したときに、優先的に所定信号の受信を報知するか、優先的にロック状態から非ロック状態に切り替える(ロック状態を解除する)か、を設定する優先設定部としての機能も有する。これにより、非接触通信機能等のロック状態の解除と、着信に対する通話と、のいずれかをユーザの指定により優先させることができ、ユーザの利便性が向上する。
CPU18は、ロック解除コード(PINコード)の入力を促すロック解除画面38bに対し、ユーザがキー入力部39から正しいロック解除コードが入力されたか否かを判別する(ステップS3)。所定回数もしくは所定時間経過しても正しいロック解除コードが入力されない場合、CPU18は本動作を終了する。
一方、ステップS3で正しいロック解除コードが入力された場合、CPU18は、ロックを解除し、受信デコード部23および送信エンコード部26を動作可能とする(ステップS4)。ロックが解除された後、CPU18は、再び着信があったか否かを判別する(ステップS4A)。着信がなかった場合、CPU18はステップS5の処理に進む。一方、着信があった場合、CPU18は、この着信を報知することなく保留とする(ステップS4B)。この後、CPU18はステップS5の処理に進む。
そして、CPU18は、前述した通信(非接触通信)を開始し(ステップS5)、通信終了時に終了コマンドを送信する(ステップS6)。通信終了後、CPU18は、保留があったか否かを判別する(ステップS6A)。保留がなかった場合、CPU18は本動作を終了する。一方、保留があった場合、CPU18は、表示部38等に保留があったこと(着信があったこと)を報知させ(ステップS6B)、本動作を終了する。
このように、ロック解除画面の表示前に着信があった場合には、ロック状態を解除するまでに時間が多少かかるので、まず通話を行うことが望ましい。これにより、例えば着信が緊急性を要する場合であっても、迅速に通話相手に対応することができる。なお、ロック解除画面の表示前に着信があった場合に、ロック解除を優先するようにしてもよい。これにより、例えば着信の緊急性があらかじめ低いことが分かっている場合には、迅速にロック解除を行うことができる。
また、ロック解除後に着信があった場合には、非接触通信を行うまでに要する時間が短時間であることが推定できるので、着信に対しては保留とすることが望ましい。これにより、迅速に非接触通信を完了させることができる。ただし、着信に対して通話を行うようにしてもよい。
また、ロック解除画面の表示からロック解除までに着信があった場合には、設定により保留と通話のどちらを選択してもよい。この設定は、ユーザ所望の優先順位に応じて決定することができる。
したがって、CPU18が有する報知制御部が、搬送波検出部21により搬送波が検出されてからアンテナ12により非接触通信の終了コマンドを受信するまでの期間に着信等の所定信号の受信があった場合、CPU18が有するロック状態制御部によりロック状態が解除されるまで所定信号の受信の報知を待機させ、CPU18が有する表示制御部が、この期間に所定信号の受信があった場合、所定信号の受信時にロック解除画面を表示部38に表示させてもよい。これにより、着信等の所定信号の受信に対する応答よりも、ロック解除を優先させることができる。
また、CPU18が有する報知制御部が、搬送波が検出されてから非接触通信の終了コマンドを受信するまでの期間に着信等の所定信号の受信があった場合、この所定信号の受信時にこの所定信号の受信を報知部に報知させ、CPU18が有する表示制御部が、この期間に所定信号の受信があった場合、通話等のこの所定信号の受信に基づく通信が終了するまで、ロック解除画面の表示を待機させてもよい。これにより、ロック解除よりも、着信等の所定信号の受信に対する応答を優先させることができる。
次に、非接触通信時に、通信回線を介した所定信号の受信としてメール受信があった場合について説明する。図8はメール受信があった場合の携帯電話10による非接触通信時のロック解除動作の一例を示すフローチャートである。この動作プログラムは、CPU18内のROMに格納されており、リーダライタ装置5からの搬送波信号を搬送波検出部21が検出したことによる、CPU18の割り込み処理によって実行される。
まず、CPU18は、機能ロック部18aによって、非接触通信機能処理部15がロック状態にあるか否かを判定する(ステップS1)。ロック状態にない場合、CPU18は、前述した通信(非接触通信)を開始し(ステップS7)、通信終了時に終了コマンドを送信する(ステップS8)。この後、CPU18は本動作を終了する。
一方、ステップS1でロック状態にある場合、CPU18は、メールを受信したか否かを判別する(ステップS1C)。メールを受信していない場合、CPU18はステップS2の処理に進む。一方、メールを受信している場合、CPU18は、メールを受信した旨の報知を行わず、メールに関する操作を禁止する(ステップS1D)。このメールに関する操作の禁止として、例えば、キー入力部39を不能にすることが挙げられる。この後、CPU18はステップS2の処理に進む。
CPU18は、入力表示器19の表示部38にロック解除画面を表示する(ステップS2)。 CPU18は、ロック解除コード(PINコード)の入力を促すロック解除画面38bに対し、ユーザ30がキー入力部39から正しいロック解除コードが入力されたか否かを判別する(ステップS3)。所定回数もしくは所定時間経過しても正しいロック解除コードが入力されない場合、CPU18は本動作を終了する。
一方、ステップS3で正しいロック解除コードが入力された場合、CPU18は、ロックを解除し、受信デコード部23および送信エンコード部26を動作可能とする(ステップS4)。そして、CPU18は、前述した通信(非接触通信)を開始し(ステップS5)、通信終了時に終了コマンドを送信する(ステップS6)。通信終了後、CPU18は、メールに関する操作を可能にし(ステップS6C)、表示部38等に未確認のメールがあることを報知させ、本動作を終了する。
このように、CPU18は、搬送波検出部21により搬送波が検出されてからアンテナ12により非接触通信の終了コマンドを受信するまでの期間にメール着信などの所定信号の受信があった場合、メール着信に対する操作(メールに関する操作)を禁止する操作制御部としての機能も有する。これにより、ロック解除を優先させて迅速に完了させることができる。
また、CPU18は、非接触通信時、ロック解除前に他の操作が行われた場合、例えばTVを見る場合や自装置である携帯電話10からメールを送信する場合には、搬送波を検出してロック解除画面が表示された後は、これらの操作が行えなくなるよう制御してもよい。これにより、TV視聴やメール送信よりもロック解除を優先させることができる。
さらに、CPU18は、ロック解除動作の途中つまり搬送波の検出後ロック解除の前に、携帯電話10の電源がOFFになった場合、搬送波の検出結果は無効とする。
このように、本実施形態の非接触通信システム1では、ロック解除画面が表示された後、着信があっても、非接触通信が終了するまで保留にすることで、ロック解除を優先させることができる。また、ロック解除画面が表示される前は基本的には通話を優先させるまた、ロック解除画面が表示された後については、設定により通話を優先させることも可能である。
また、搬送波信号が検出されてから非接触通信が終了するまで、メールを受信してもキー入力部39等を操作不能にすることで、非接触通信を優先させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または本実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、上記実施形態では、ロック解除方法として、ロック解除画面に対し、PINコードを入力する場合を示したが、このようなキー入力に限られない。例えば、キー入力の代わりに、解除用のシールをカメラで読み込ませる、あるいはリーダ機能でタグICを読み込ませ、画像認証処理を行うことにより、ロック解除が行われてもよい。さらには、指紋認証を行うことにより、ロック解除が行われてもよい。
また、上記実施形態では、ロック対象とされる携帯電話10の機能は、非接触通信のカード機能のみであったが、このカード機能の他、リーダライタ機能、電話機能、メールの送受信機能などをロック対象に加えてもよい。
また、上記実施形態では、非接触通信機器として、非接触通信カード機能内蔵の携帯電話を示したが、本発明は各種の通信端末にも適用可能である。
本発明は、非接触通信機能のセキュリティ確保と短時間での非接触通信とを両立させることができる非接触通信機器等に有用である。
1 非接触通信システム
5 リーダライタ装置
7、12 アンテナ
10 携帯電話
13 音声部
14 通信部
15 非接触通信機能処理部
17a、17b 信号線
18 CPU
18a 機能ロック部
19 入力表示器
19a LED
21 搬送波検出部
23 受信デコード部
26 送信エンコード部
30 ユーザ
38 表示部
38a 待ち受け画面
38b ロック解除画面
39 キー入力部
40 自動改札機

Claims (7)

  1. 非接触通信で用いられるアンテナと、
    前記アンテナにより受信された搬送波を検出する搬送波検出部と、
    前記アンテナにより受信された信号に対してデコード処理を行う受信デコード部と、
    前記アンテナにより送信される信号を生成するエンコード処理を行う送信エンコード部と、
    前記搬送波検出部を動作状態とし、前記受信デコード部と前記送信エンコード部とを非動作状態とするロック状態と、前記搬送波検出部と前記受信デコード部と前記送信エンコード部とを動作状態とする非ロック状態と、を切り替えるロック状態制御部と、
    を備える非接触通信機器。
  2. 請求項1に記載の非接触通信機器であって、更に、
    表示部と、
    前記ロック状態制御部による前記ロック状態の設定時、前記搬送波検出部により搬送波が検出された場合、前記ロック状態から前記非ロック状態へ切り替えるためのロック解除画面を前記表示部に表示させる表示制御部と、
    を備える非接触通信機器。
  3. 請求項2に記載の非接触通信機器であって、更に、
    報知部と、
    通信回線を介して所定信号を通信する通信部と、
    他の通信機器からの所定信号の受信を前記報知部に報知させる報知制御部と、
    を備え、
    前記報知制御部は、前記搬送波検出部により搬送波が検出されてから前記アンテナにより非接触通信の終了コマンドを受信するまでの期間に所定信号の受信があった場合、前記ロック状態制御部により前記ロック状態が解除されるまで前記所定信号の受信の報知を待機させ、
    前記表示制御部は、前記期間に前記所定信号の受信があった場合、前記所定信号の受信時に前記ロック解除画面を前記表示部に表示させる非接触通信機器。
  4. 請求項2に記載の非接触通信機器であって、
    報知部と、
    通信回線を介して所定信号を通信する通信部と、
    他の通信機器からの所定信号の受信を前記報知部に報知させる報知制御部と、
    を備え、
    前記報知制御部は、前記搬送波検出部により搬送波が検出されてから前記アンテナにより非接触通信の終了コマンドを受信するまでの期間に所定信号の受信があった場合、前記所定信号の受信時に前記所定信号の受信を前記報知部に報知させ、
    前記表示制御部は、前記期間に所定信号の受信があった場合、前記所定信号の受信に基づく通信が終了するまで前記ロック解除画面の表示を待機させる非接触通信機器。
  5. 請求項3または4に記載の非接触通信機器であって、更に、
    前記所定信号を受信したときに、優先的に前記所定信号の受信を報知するか、または、優先的にロック状態から非ロック状態に切り替えるか、を設定する優先設定部を備える非接触通信機器。
  6. 請求項3ないし5のいずれか1項に記載の非接触通信機器であって、更に、
    前記搬送波検出部により搬送波が検出されてから前記アンテナにより非接触通信の終了コマンドを受信するまでの期間に所定信号の受信があった場合、前記所定信号の受信に対する操作を禁止する操作制御部を備える非接触通信機器。
  7. 搬送波検出部により、非接触通信で用いられるアンテナにより受信された搬送波を検出するステップと、
    受信デコード部により、前記アンテナにより受信された信号に対してデコード処理を行うステップと、
    送信エンコード部により、前記アンテナにより送信される信号を生成するエンコード処理を行うステップと、
    前記搬送波検出部を動作状態とし、前記受信デコード部と前記送信エンコード部とを非動作状態とするロック状態と、前記搬送波検出部と前記受信デコード部と前記送信エンコード部とを動作状態とする非ロック状態と、を切り替えるステップと、
    を有する非接触通信方法。
JP2011201946A 2011-09-15 2011-09-15 非接触通信機器および非接触通信方法 Withdrawn JP2014225046A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011201946A JP2014225046A (ja) 2011-09-15 2011-09-15 非接触通信機器および非接触通信方法
PCT/JP2012/005921 WO2013038714A1 (ja) 2011-09-15 2012-09-14 非接触通信機器および非接触通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011201946A JP2014225046A (ja) 2011-09-15 2011-09-15 非接触通信機器および非接触通信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014225046A true JP2014225046A (ja) 2014-12-04

Family

ID=47882963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011201946A Withdrawn JP2014225046A (ja) 2011-09-15 2011-09-15 非接触通信機器および非接触通信方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2014225046A (ja)
WO (1) WO2013038714A1 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4601042B2 (ja) * 2004-06-08 2010-12-22 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 携帯端末および電源制御方法
JP5100966B2 (ja) * 2005-01-17 2012-12-19 ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社 非接触型近距離無線通信装置、携帯電話端末
JP4361041B2 (ja) * 2005-09-01 2009-11-11 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 移動体端末装置及びそのセキュリティ管理方法
JP5003020B2 (ja) * 2006-05-26 2012-08-15 日本電気株式会社 携帯通信端末
JP2009296061A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Sony Corp 情報処理装置、通信方法、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013038714A1 (ja) 2013-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10945110B2 (en) Mobile terminal and method involving near field communication
CN105162976B (zh) 移动终端及其防盗处理方法
US10650825B2 (en) Communication device
US20060049916A1 (en) Communication device and portable electronic instrument providing this communication device
CN103081370A (zh) 安全保护包括近场通信模块的电信设备
KR101854132B1 (ko) 휴대용 단말기에서 심 카드를 선택하는 장치 및 방법
KR20140115631A (ko) 스마트폰을 이용한 도어락 제어 시스템 및 그 방법
CN101465675A (zh) 增强型近距离无线通信eNFC装置及其实现方法
JP4382703B2 (ja) 非接触icカード機能を有する携帯電話機及びその制御方法
CN102768725A (zh) 一种射频装置和通信方法
JP2006221477A (ja) 携帯通信端末装置、携帯情報端末装置のセキュリティシステム及びセキュリティ方法
JPWO2007004368A1 (ja) 携帯端末装置、携帯端末装置の制御方法
CN115601029A (zh) Nfc功能控制方法、nfc功能控制装置及存储介质
US7710241B2 (en) Mobile communication terminal and method for providing RFID technique
JP5287110B2 (ja) 無線装置
CN1248122A (zh) 具有键盘的无线电话机
JP2014225046A (ja) 非接触通信機器および非接触通信方法
JP4516486B2 (ja) 無線通信装置,無線信号処理方法,およびコンピュータプログラム
KR20090044651A (ko) 카 오디오 기기에서의 차량 원격 제어장치 및 방법
JP2005268983A (ja) 携帯端末及び自動ダイヤルロック解除機能付き携帯端末システム
KR20130040454A (ko) 휴대용 단말기의 잠금 자동해제 장치 및 방법
JP2007013872A (ja) 悪用対策機能を備えた携帯端末
KR101635413B1 (ko) 이동통신 시스템에서 휴대용 단말기의 사용을 제한하기 위한 장치 및 방법
KR100680560B1 (ko) 스마트 카드의 탈착 제어가 가능한 이동통신 단말 및 제어방법
CN117671826A (zh) 一种设备配对方法及智能门锁

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20141202