JP2014222353A - アルミニウムドープト光ファイバ - Google Patents

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Abstract

【課題】170℃を超える温度での損失増加を抑制した光ファイバを提供する。
【解決手段】光ファイバ10は、(i)第1の屈折率n1を有し、ErおよびYbを含まないAlドープトシリカからなるコア12;(ii)コア12を取り囲み、n1>n2となるような第2の屈折率n2を有する少なくとも1つのシリカ系クラッド14;(iii)クラッド14を取り囲む、300nm〜1000nm厚の炭素系気密被覆16;および(iv)気密被覆16を取り囲む、5μmから80μm厚の二次被覆18;を有してなり、170時間に亘り、100%の1気圧のH中、150℃で処理されたとき、950nm〜1150nmの波長帯における減衰変化が1.5dB/km未満であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、広く、過酷な環境における計測用途に使用するのに適した光ファイバに関する。
光ファイバは、高送信能力と耐電気ノイズ性のために、遠距離通信の本命の媒体となってきた。過去十年に亘り、光ファイバは、点および/または分布型計測用途に使用されてきた。ファイバは、石油探索、油田の掘削および生産のための重要な情報を提供するために、石油およびガス産業界で用いられてきた。これらの油田/ガス田において、光ファイバは、物理田の深さと共に、温度、圧力、および流量の情報をモニタ/測定するための分布型センサとして用いられている。しかしながら、地面に掘った穴の過酷な環境により、厳しい信頼性の課題が突きつけられている。地面に掘った穴の典型的な環境において、光ファイバは、高温(300℃まで)、高圧(1000気圧まで)、湿気、水素およびCO2やH2Sなどの他の有害な化学種を経験する。
そのような過酷な環境に使用される光ファイバを保護するために、特別なファイバ被覆の設計が開発されてきた。例えば、無定形炭素系薄被覆(いわゆる、「気密被覆」)および金属被覆が使用されてきた。しかしながら、フッ素ドープトクラッドを備えた純粋なシリカコアのファイバ、またはより一般に、Geドープトシリカからなるコアを備えたファイバのいずれかを用いること以外には、ファイバのシリカガラスの組成の分野にはほとんど手が付けられていない。
気密被覆は、水や水素の分子がファイバのシリカガラス中に入り込むのを防ぐ保護層を提供する。気密被覆により、ファイバをより小さな巻径に高い信頼性で配置することが可能になる。気密被覆の存在により、光ファイバの機械的結着性が改善される。Geドープトファイバは、可視波長と近赤外波長に吸収ピークを有する。さらに、本出願人による最近の研究により、GeO2ドープトファイバに気密被覆を施すと、150℃までの温度では、ファイバのコアにH2が入り込むのが完全に防がれるが、170℃を超えるとそうではないことが判明した。例えば、1240および1381nmでの上昇した減衰ピークおよびバックグラウンド損失の全体的な上昇が観察される。このことは、気密層が、170℃を超える温度ではもはや本当には気密ではないことを示している。気密被覆を備えた純粋なシリカコアのファイバは、170℃を超える温度で損失増加を経験し、これらの温度で信頼性の問題が生じ始めるであろう。
本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲により決定される。
本発明の一例によれば、光ファイバは、(i)第1の屈折率n1を有するAlドープトシリカからなるコア;(ii)コアを取り囲み、n1>n2となるような第2の屈折率n2を有する少なくとも1つのシリカ系クラッド;および(iii)クラッドを取り囲む、5μmから80μm厚の被覆を備える。クラッドとそのクラッドを取り囲む被覆との間に気密被覆が配置されることが好ましい。ある実施の形態において、光ファイバはシングルモードのコアを有する。ある他の実施の形態において、光ファイバはマルチモードのコアを有する。
ここに開示された光ファイバの利点としては、170℃を超える温度での高い信頼性が挙げられる。これらのファイバは、Geドープトファイバ、または純粋なシリカコアのファイバを使用する計測用途における、他の過酷な環境に使用しても差し支えない。本発明の実施の形態による光ファイバの利点の1つは、1064nm辺りの波長でのH2エージングがずっと小さいことである。1064nmの波長範囲は、ガス/油計測用途のための分布型温度計測(DTS)用途における主要な動作窓である。
他の追加の特徴および利点は、以下の発明を実施するための形態に述べられており、一部は、その説明から当業者には容易に明白であるか、または以下の発明を実施するための形態、特許請求の範囲、並びに添付の図面を含む、ここに記載された本発明を実施することによって、認識されるであろう。
先の一般的な説明および以下の発明を実施するための形態は、本発明の実施の形態を提示しており、特許請求の範囲に記載されたような、本発明の性質および特徴を理解するための概要または構成を提供することが意図されている。添付の図面は、本発明をさらに理解するために含まれており、本明細書に包含され、その一部を構成する。これらの図面は、本発明の様々な実施の形態を図示しており、先の説明と共に、本発明の原理および動作を説明する働きをする。
本発明の1つの実施の形態の断面図 本発明による光ファイバの第1の実施例の屈折率プロファイル 本発明による光ファイバの第2の実施例の屈折率プロファイル 2/高温エージングテストの前(実線)後(点線)に測定した、製造されたGeO2ドープトシングルモードファイバのスペクトル減衰のグラフ 2/高温エージングテストの前(実線)後(点線)に測定した、本発明の1つの実施の形態による製造されたAl23ドープトシングルモードファイバのスペクトル減衰のグラフ 2/高温エージングテストの前(実線)後(点線)に測定した、製造されたGeO2ドープトマルチモードファイバのスペクトル減衰のグラフ 2/高温エージングテストの前(実線)後(点線)に測定した、本発明の1つの実施の形態による製造されたAl23ドープトマルチモードファイバのスペクトル減衰のグラフ
ここで、その実施例が添付の図面に示されている本発明の現在好ましい実施の形態を詳しく参照する。できるときはいつでも、同じ参照番号は、同じまたは同様な部分を称するために図面に亘り用いられる。本発明による光ファイバのある実施の形態が、図1に示されており、参照番号10により概して全般に示されている。図1に示された光ファイバ10は、第1の屈折率n1を有するシリカ系のAlドープトコア12;コアを取り囲み、n1>n2となるような第2の屈折率n2を有する少なくとも1つのシリカ系クラッド14;クラッド14を取り囲む気密被覆16(例えば、炭素被覆);および気密被覆16を取り囲む二次、すなわち外側被覆18を備えている。二次、すなわち外側被覆18は、例えば、用途と動作温度に応じて、金属(例えば、CuまたはAu被覆)、アクリレート、シリコーン、またはポリイミド材料により製造されてもよい。その厚さは5μmから80μm(例えば、10μm、15μm、20μm、30μm、40μm、50μm、50μmまたは70μm)であってよい。例えば、アクリレート被覆は、約120℃までの温度でうまく働き、シリコーン被覆は約175℃までの温度、ポリイミド被覆は約500℃までの温度、CuとAuは約1000℃までの温度でうまく働く。それゆえ、記載した二重被覆構造は、H2エージングと高温に対する追加の保護を与える。気密被覆の存在が好ましいが、ある用途では必要ないことに留意されたい。これらの用途において、ファイバは、コア12、クラッド14および被覆18を備える。
これらの実施の形態において、シリカ系コア12はAlドープトシリカからなる。このコアは、ErやYbなどの活性ドーパントを含まない。光ファイバのコア12は、円形、または楕円形(図示せず)であってよい。コア内側クラッド14は、約0.2%Δから約2.05%Δの相対屈折率デルタ(クラッドの屈折率に対する)を有することが好ましい。コアの開口数NAは(n1 2−n2 21/2と定義される。コアが、0.09と0.30の間の開口数NAを有することが好ましく、0.12と0.2の間がより好ましい。
コア12は、シングルモードのコア、またはマルチモードのコアのいずれであってもよい。コアが約4から約24質量%のAl23(残りはシリカ)を含むことが好ましく、クラッドは、このクラッドのF含有量が0と5質量%の間となるように、純粋なシリカまたはFドープトシリカからなることが好ましい。それを取り囲むこの炭素系気密被覆16の厚さが300nm〜1000nmであり、気密被覆を取り囲む二次被覆18の厚さが5μmから80μmであることが好ましい。フッ素(F)を使用する場合、Fを1質量%より多く含むことが好ましく、2質量%より多く含むことがより好ましい。
本発明を、以下の実施例によってさらに明白にする。
実施例1
図2は、本発明の第1の例示の光ファイバの屈折率プロファイル(コアとクラッド)を示している。この光ファイバは、図1に示された断面を有している。より詳しくは、図2は、この光ファイバの、コアの中心から測定した距離(半径)に対する屈折率パーセントデルタ(クラッドの屈折率に対する)を示している。屈折率パーセントデルタは、ここでは(n1 2−n2 2)/2n2 2と表される。
このモデル化された光ファイバは、Alドープトコア12、およびシリカクラッド14を有する。この実施例のAlドープトコアは、Alがクラッドに全くまたはわずかしか拡散しないので、非常に明確なステップインデックスを有する。すなわち、シリカガラス中のAlイオンの移動度が低いために、Alは、Geドープトファイバと比べて、屈折率プロファイル制御のための優れたドーパントとなる。図2は、コア12の相対屈折率差(パーセントデルタまたはΔ%)は約0.38であり、コアのNAが約0.13であることを示している。この実施例において、Alドープト(5質量%のAl23)コア12は、1290nmより長い波長についてシングルモードである。このシングルモードのコアは、直径が5μmから12μmであることが好ましく、この実施例においては、コアの直径Dは8μmである。コアのNAが大きい(例えば、0.20)場合には、コアの直径は、シングルモードであるように、より小さい(例えば、約5マイクロメートル)必要があるであろう。より大きいコアの直径とより低いNAにより、コア12はシングルモードのままでいられる。
図2のファイバは、外付け(OVD)法により製造することかできる。このOVD法は、ファイバのスートプリフォームを形成するために、火炎内で酸素と反応してスート粒子を形成する所望の蒸気成分(シリカおよび所望のドーパントを含む)により心棒上にスート粒子を堆積させることによって、光ファイバを製造する様式である。次いで、このスートプリフォームは、心棒が取り除かれた後に、高温炉内で中実の透明ガラスに固結される。コア/クラッドの組成は、スートプリフォーム形成プロセスにおいて各層について異なる蒸気成分を使用することにより実現する。最初にコア/クラッドスートプリフォームを生成し、次いで、最終プリフォームに固結する。次いで、最終プリフォームは、公知のファイバ線引き方法によって、光ファイバ10に線引きされる。
第1の実施例の光ファイバの特定の組成は:
コア12: 5質量%のAl23を含むSiO2
クラッド14: 純粋なシリカ;
気密被覆16: 炭素;
二次被覆18: ポリイミド
実施例2
図3は、本発明の第2の例示の光ファイバの屈折率プロファイル(コアとクラッドのΔ%)を示している。この光ファイバは、図1に示した断面を有している。図3は、コアの中心から測定した半径距離rに対するこの光ファイバの屈折率パーセントデルタ(Δ%)(クラッドの屈折率に対する)を示している。このモデル化された光ファイバは、Alドープトマルチモードコア12、およびシリカクラッド14を有する。この実施例のAlドープトマルチモードコアは、グレーデッドインデックスを有する。コアの異なる位置でのAlドーパントの量は、Geドープトファイバ中のGeの量よりも制御し易いことに留意されたい。すなわち、シリカガラス中のAlイオンの移動度が低いために、Alは、Geドープトファイバと比べて、屈折率プロファイル制御のための優れたドーパントとなる。Alドーパントの添加により、グレーデッドインデックス型マルチモードプロファイルが得られるのに対し、純粋なシリカコアのファイバは、ステップインデックス型ファイバとしてしか製造できないことに留意されたい。グレーデッドインデックスプロファイルは、マルチモードファイバにおける高帯域にとって重要であるかもしれず、長い長さの高分解能測定が可能になる。
図3は、コア12の相対屈折率差(パーセントデルタ)が約1.0であることを示している。この実施例において、Alドープト(12質量%のAl23)コア12はマルチモードである。マルチモードのコアは、直径が35μmから65μmであることが好ましく、この実施例においては50μmであり、クラッドの外径は125μmである。
図3のファイバは、外付け(OVD)法により製造することができる。このOVD法は、ファイバのスートプリフォームを形成するために、火炎内で酸素と反応してスート粒子を形成する所望の蒸気成分(シリカおよび所望のドーパントを含む)により心棒上にスート粒子を堆積させることによって、光ファイバを製造する様式である。次いで、このスートプリフォームは、心棒が取り除かれた後に、高温炉内で中実の透明ガラスに固結される。コア/クラッドの組成は、スートプリフォーム形成プロセスにおいて各層について異なる蒸気成分を使用することにより実現する。最初にコア/クラッドスートプリフォームを生成し、次いで、最終プリフォームに固結する。次いで、最終プリフォームは、公知のファイバ線引き方法によって、光ファイバ10に線引きされる。
第2の実施例の光ファイバの特定の組成は:
コア12: 12質量%のAl23を含むSiO2
クラッド14: 純粋なシリカ;
気密被覆16: 炭素;
二次被覆18: ポリイミド
分布型温度計測(DTS)は、光ファイバラインに沿った温度分布を測定するための技法を提供する技術である。この光ファイバの長さは、約30kmまでの任意の長さであって差し支えない。この技術は、電気スパークにより防火上の問題を引き起こすかもしれない環境に使用するのに本質的に安全である。したがって、DTSは、油およびガス用途におけるモニタ技法として独特に適している。グレーデッドインデックスGeドープトマルチモードファイバ(50μmのコアの直径と125μmのクラッド径)が、DTSにおいて現在最も広く用いられている(コアの直径が小さく、許容角が小さく、シングルモードのファイバの後方散乱エネルギーが非常に小さいために、シングルモードファイバは、DTS用途には一般に用いられないが、他の用途には使用してもよい)。典型的に、DTSシステムにおける温度評価には、ラマン信号が用いられる。この信号は、十分に強力であり、独特の温度依存性を有する。このラマン信号は、「ストークス」バンドおよび「アンチストークス」バンドを含む。長波長(赤シフト)でのストークスバンドは、温度変化がほとんどなく安定である。短波長(青シフト)でのアンチストークスバンドは温度感受性を示し、ここで、バンド内のエネルギーが高いほど、温度が高くなる。アンチストークスバンド内のエネルギーまたは面積のストークスバンドのものに対する比は、信号が始まった深さでの光ファイバラインの温度に関連し得る。1064nmレーザが、DTSシステムにおける光源として広く用いられている。この場合、ラマン後方散乱信号は、1024nmおよび1104nmなどの1064nm(約±40nm)辺りを中心とするスペクトル範囲に位置する。したがって、DTSシステムに信頼性を与えるために、光ファイバは、H2エージングに対してこの波長範囲において頑強であるべきである。本発明の実施の形態によるマルチモードのAlドープトコアのファイバは、関心のある波長範囲(例えば、1000nmから1200nm)において、Geドープトファイバよりも頑強であるので、DTSシステムに使用するのに独特に適している。
分析
図4および5は、製造されたGeドープトSMファイバ(図4)、およびAlドープトSMファイバ(図5)に関するH2/高温エージングテストの前後に測定したスペクトル減衰を示している。全てのファイバは、アクリレート被覆(気密被覆なし)にしか被覆されていなかったことに留意されたい。この被覆系は、被覆からではなく、ガラス組成からのH2エージングの影響を明白に示している。全てのファイバは、170時間に亘り100%の1気圧のH2中、150℃でエージング(処理)した。全てのファイバにおける1200nm辺りの大きな隆起部は、高次モードのカットオフに対応することに留意されたい。
図4は、Geドープトコアを有する製造されたシングルモード光ファイバのスペクトル減衰を示している(処理前の結果が実線で示されており、処理後の結果(すなわち、エージング後の結果)が点線で示されている)。図4は、Geドープトファイバが、可逆的および非可逆的H2エージング特徴の両方を示すことを表している。格子間H2分子の倍音吸収の兆候が1240nmに現れ、IR損失エッジの著しい増加が見える。ヒドロキシル形成などのガラス網状構造におけるH2反応の不可逆プロセスが、1381nm(Si−OH結合)、1410nm(Ge−OH結合)およびUV範囲における著しい吸収テール(Ge−OH結合)で見える。
図5は、図2に示されたものに似た相対屈折率プロファイルを有するAlドープトコアを有する製造されたシングルモード光ファイバのスペクトル減衰を示している(処理前の結果が実線で示されており、処理後の結果が点線で示されている)。図5は、1240nmおよび1380nmでの著しいピークが、この製造されたシングルモードAlドープトファイバについても存在することを示している。しかしながら、このAlドープトファイバの1064nm辺りのH2エージングの影響は、図4のGeドープトファイバのものと比べて非常に小さい。このことは、DTS用途に使用した場合、Alドープトシングルモードファイバの有益な特徴である。
図6は、Geドープトコアを有する、製造されたマルチモード光ファイバのスペクトル減衰を示している(処理前の結果が実線で示されており、処理後の結果(すなわち、エージング後の結果)が点線で示されている)。図6は、製造されたGeドープトマルチモードファイバが、800nmから1400nmの波長の減衰を上昇させる、可逆的および非可逆的H2エージング特徴の両方を示すことを表している。
図7は、図3に示されたものと同様の相対屈折率を有するAlドープトコアを備えた、製造されたマルチモード光ファイバのスペクトル減衰を示している(処理前の結果が実線で示されており、処理後の結果(すなわち、エージング後の結果)が点線で示されている)。図7は、図3に示されたものと同様の相対屈折率を有するAlドープトマルチモードファイバに、1240nm、1280nm、および1380nmでの著しいピークが存在することを示している。しかしながら、1064nm辺りのH2エージングの影響は、図6に示されたGeドープトマルチモードファイバと比べて非常に小さい。それゆえ、DTS用途にAlドープトマルチモードファイバを使用することが都合よい。
本発明の精神および範囲から逸脱せずに、本発明に様々な改変および変更を行えることが当業者には明らかであろう。それゆえ、本発明は、本発明の改変および変更を、それらが添付の特許請求の範囲とその同等物に入るという条件で包含することが意図されている。
10 光ファイバ
12 コア
14 クラッド
16 気密被覆
18 第2の被覆

Claims (12)

  1. 光ファイバであって、
    (i) 第1の屈折率n1を有し、ErおよびYbを含まないAlドープトシリカからなるコア;
    (ii) 前記コアを取り囲み、n1>n2となるような第2の屈折率n2を有する少なくとも1つのシリカ系クラッド;
    (iii) 前記クラッドを取り囲む、300nm〜1000nm厚の炭素系気密被覆;および
    (iv) 前記気密被覆を取り囲む、5μmから80μm厚の二次被覆;
    を有してなり、
    170時間に亘り、100%の1気圧のH中、150℃で処理されたとき、950nm〜1150nmの波長帯における減衰変化が1.5dB/km未満である光ファイバ。
  2. 前記二次被覆が、アクリレート、シリコーン、ポリイミドおよび金属からなる群より選択される請求項1記載の光ファイバ。
  3. 前記クラッドがSiおよび0〜5質量%のFからなることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
  4. 前記二次被覆が、本質的にアクリレート、シリコーン、ポリイミドおよび金属からなる群より選択され、前記クラッドがSiおよび0〜5質量%のFからなることを特徴とする請求項1記載の光ファイバ。
  5. 前記コアが、0.2%と2.05%の間の前記クラッドに対する相対屈折率デルタを有するシングルモードコアであり、該コアの直径が5から12μmであることを特徴とする請求項2記載の光ファイバ。
  6. 前記コアが、4〜24質量%のAlを含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の光ファイバ。
  7. 前記コアがステップインデックス型コアであることを特徴とする請求項5記載の光ファイバ。
  8. 前記コアが、0.5%と2.05%の間の前記クラッドに対する相対屈折率デルタを有するマルチモードコアであり、該コアの直径が35から65μmであることを特徴とする請求項2記載の光ファイバ。
  9. 前記コアがグレーデッドインデックス型コアであることを特徴とする請求項8記載の光ファイバ。
  10. 前記コアが5.5〜24質量%のAlを含むことを特徴とする請求項8記載の光ファイバ。
  11. 前記クラッドが、本質的にSiおよび0〜5質量%のFからなることを特徴とする請求項8記載の光ファイバ。
  12. 前記コアが本質的にAlドープトシリカからなることを特徴とする請求項1から11いずれか1項記載の光ファイバ。
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