JP2014221948A - ヘルメットにおける衝撃吸収ライナ - Google Patents
ヘルメットにおける衝撃吸収ライナ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014221948A JP2014221948A JP2013100964A JP2013100964A JP2014221948A JP 2014221948 A JP2014221948 A JP 2014221948A JP 2013100964 A JP2013100964 A JP 2013100964A JP 2013100964 A JP2013100964 A JP 2013100964A JP 2014221948 A JP2014221948 A JP 2014221948A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforcing member
- absorbing liner
- shock absorbing
- main member
- helmet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 title abstract description 13
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims abstract description 49
- 230000035939 shock Effects 0.000 claims abstract description 41
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims abstract description 18
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims abstract description 18
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 17
- 238000005187 foaming Methods 0.000 claims description 10
- 229920006248 expandable polystyrene Polymers 0.000 claims description 8
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 abstract description 8
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 14
- 229920006327 polystyrene foam Polymers 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 239000004793 Polystyrene Substances 0.000 description 1
- 229920000122 acrylonitrile butadiene styrene Polymers 0.000 description 1
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 238000011056 performance test Methods 0.000 description 1
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 1
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 1
- 229920000515 polycarbonate Polymers 0.000 description 1
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920002223 polystyrene Polymers 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Helmets And Other Head Coverings (AREA)
Abstract
【解決手段】ヘルメットの帽体内面に沿って配置する発泡合成樹脂材で形成する衝撃吸収ライナ2において、衝撃吸収ライナを別部材である主体部材3と補強部材4によって構成し、主体部材3と補強部材4を組み合わせることによって帽体の内面に沿った形状とする。主体部材3は、帽体の内面に沿った衝撃吸収ライナの頂部を切除した形状とし、補強部材4は前記切除した頂部の形状とする。補強部材4の大きさは、主体部材3頂部を中心とした直径略100mm程度の領域を覆う大きさとする。衝撃吸収ライナを構成する主体部材3は高発泡倍率の合成樹脂材で、補強部材4は低発泡倍率の合成樹脂材で成型する。
【選択図】 図1
Description
衝撃吸収ライナは、一般的に緩衝効果の大きな発泡スチロールによって帽体の内面に沿った状態で配置されている。そして、衝撃吸収ライナは一つの部材として一体に成型されるのが普通である。特許文献1には、衝撃吸収ライナを帽体の内面形状や頭部形状に合わせ易くするため、切れ込みを設ける思想(図3)や、分割する思想(図9)が開示されている。
貫通に対する安全性を向上させる一つの方法として、ハンモックなどの装着具の構造によって、帽体と着用した頭部の間隔を大きく保持させることも考えられる。この場合は、装着した帽体が安定しにくく使用感に劣る欠点がある。
特許文献1に記載された衝撃吸収ライナは、衝撃吸収ライナを帽体内面にフィットさせる上において有効であるが、ヘルメットの強度、耐貫通性能を向上させるものではない。
本発明者らの実験によれば、ストライカの落下位置が頭部の中心から少し離れた範囲に落下させたときに、破損の可能性が高いこと、すなわち、図14に点描を施した範囲に落下物が衝突したときに、頭部を損傷する可能性が高いことが判明した。この事実に基いて本発明は、点描を施した領域Aを補強することができる衝撃吸収ライナを提供することを工夫したものである。すなわち、発泡スチロールなどの発泡合成樹脂材で形成する衝撃吸収ライナ2は、高発泡倍率であると空隙率が大きく衝撃吸収性能に優れ、低発泡倍率であると強度が向上し、耐貫通性能が向上することを利用するものである。
請求項4記載の発明は、主体部材3を発泡倍率20倍程度の高発泡倍率の発泡スチロールとし、補強部材4を発泡倍率8倍程度の低発泡倍率の発泡スチロールとすることである。
本発明において、補強部材4は低発泡倍率の合成樹脂材で構成するため、全体として均一な厚さ、あるいは各部が帽体の形状に適合した最適の厚みとすることによって被り心地のよいヘルメットを実現できる。衝撃吸収ライナ2の主体部3を、低発泡倍率の発泡合成樹脂材とすることによって、全体として衝撃吸収性に優れたものとすることができる。
請求項4記載の発明によれば、耐貫通性に対する適度な強度と、適度な衝撃吸収効果のあるヘルメットを実現することができる。
作業用ヘルメットは、図11〜図13に示すように、ABS樹脂やポリカーボネート、FRPといった比較的高強度の合成樹脂材で成型した帽体1の内面に、主として発泡スチロールといった発泡樹脂材によって成型した衝撃吸収ライナ2を配置している。図12、図13においては記載を省略しているが、衝撃吸収ライナ2の内方にハンモックや顎紐といった装着手段を設け、しっかりと装着することができるようにしている。
衝撃吸収ライナ2は、帽体の内面に沿った殻形状であるが、補強部材4は主体部材3の頂部を中心とした直径略100mm程度の領域を覆う大きさとする。例えば、図14に示す領域Aを覆うことができる大きさとする。
補強部材4は例えば平面形状を、中心孔がない略円形とし、主体部材3の頂部全体を覆うものであってもよいが、図示実施形態の衝撃吸収ライナでは、前記主体部材3の頂部を切除するに際して、一定範囲の中心部を除く周囲を切除することによって、すなわち中心部を残して環状の領域Aを切除することによって中央突起5を形成している。したがって、切除面6を覆う補強部材4は、中心に中央突起5が嵌合する中心孔7を備えた環状に形成することになる。
通気性の向上やデザイン性などの点で、帽体1の前後方向の中心位置には、膨らみや突部10が形成されることが多い。このようなものでは、必然的に中心部分の強度が向上するため、頂部の強度が不足するようなことがない。
また、切除面6を、前記凸弧面とすることによって、図3、図4に示すように中央突起5の左右両側に、それぞれ弧状の貫通孔が形成される。この弧状の貫通孔は、補強部材4との係合孔9、9として機能させる。
発泡スチロールで成型する補強部材4には、図7、図8に示すようにその中央部に中心孔7を穿設するとともに、中心孔7の左右両側に、それぞれ弧状の係合突起8、8を形成している。係合突起8、8は、主体部材3の係合孔9、9にきっちりと係合する大きさに形成している。このような構造とすることによって、中央突起5が中心孔7に、係合突起8が係合孔9にそれぞれしっかりと嵌合して一体的に取り扱うことができる。このとき、主体部材3の上面は、中央突起5の上面を含め、補強部材4の上面と面一となるようにする。
前記、実施形態の説明においては、衝撃吸収ライナ2の主体部材3及び補強部材4はいずれも発泡スチロール製としているが、適宜任意の発泡合成樹脂材を採用することができる。例えば、主体部材3を発泡スチロール、補強部材4を発泡ポリプロピレンとすることもできる。
Claims (4)
- ヘルメットの帽体内面に沿って配置する発泡合成樹脂材で形成する衝撃吸収ライナにおいて、前記衝撃吸収ライナを別部材である主体部材と補強部材によって構成し、該主体部材と補強部材を組み合わせることによって帽体の内面に沿った形状の衝撃吸収ライナとし、前記主体部材を高発泡倍率の合成樹脂材で成型し、前記補強部材を低発泡倍率の合成樹脂材で成型するとともに、補強部材は、主体部材の頂部を中心とした直径略100mm程度の領域を覆う大きさであることを特徴とするヘルメットにおける衝撃吸収ライナ。
- 主体部材の頂部の一定範囲を除く周囲を切除することによって主体部材の頂部に中央突起を形成するとともに、補強部材はその中心部に中心孔を設け、該中心孔を前記主体部材の中央突起に嵌合させ、底面を主体部材の前記切除部分の切除面に当接させ、上面を帽体の内面に沿う衝撃吸収ライナの上面形状となるように、補強部材を配置しない範囲の主体部材の上面と連続する曲面に形成したことを特徴とする請求項1記載のヘルメットにおける衝撃吸収ライナ。
- 補強部材の底面に係合突起を形成するとともに、補強部材と対向する主体部材の表面に前記係合突起が係合する係合孔を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のヘルメットにおける衝撃吸収ライナ。
- 主体部材は、発泡倍率20倍程度の高発泡倍率の発泡スチロールとし、補強部材は発泡倍率8倍程度の低発泡倍率の発泡スチロールとしてなる請求項1ないし3のいずれかに記載のヘルメットにおける衝撃吸収ライナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013100964A JP6286137B2 (ja) | 2013-05-13 | 2013-05-13 | 作業用ヘルメットにおける衝撃吸収ライナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013100964A JP6286137B2 (ja) | 2013-05-13 | 2013-05-13 | 作業用ヘルメットにおける衝撃吸収ライナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014221948A true JP2014221948A (ja) | 2014-11-27 |
JP6286137B2 JP6286137B2 (ja) | 2018-02-28 |
Family
ID=52121579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013100964A Active JP6286137B2 (ja) | 2013-05-13 | 2013-05-13 | 作業用ヘルメットにおける衝撃吸収ライナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6286137B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110381763A (zh) * | 2017-01-26 | 2019-10-25 | 贝尔运动股份有限公司 | 具有分段式外壳的头盔 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR3044519B1 (fr) * | 2015-12-04 | 2018-01-05 | Zedel | Casque de protection multi-matiere |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5491926U (ja) * | 1977-12-13 | 1979-06-29 | ||
JPH10130935A (ja) * | 1996-11-01 | 1998-05-19 | Honda Access Corp | ヘルメットの帽体 |
JP2000160425A (ja) * | 1998-11-30 | 2000-06-13 | T S Tec Kk | ヘルメットライナーの成形方法及び成形装置 |
JP2011506782A (ja) * | 2008-07-02 | 2011-03-03 | ドナルド エドワード モーガン、 | 衝撃保護用圧縮性ライナ |
-
2013
- 2013-05-13 JP JP2013100964A patent/JP6286137B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5491926U (ja) * | 1977-12-13 | 1979-06-29 | ||
JPH10130935A (ja) * | 1996-11-01 | 1998-05-19 | Honda Access Corp | ヘルメットの帽体 |
JP2000160425A (ja) * | 1998-11-30 | 2000-06-13 | T S Tec Kk | ヘルメットライナーの成形方法及び成形装置 |
JP2011506782A (ja) * | 2008-07-02 | 2011-03-03 | ドナルド エドワード モーガン、 | 衝撃保護用圧縮性ライナ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110381763A (zh) * | 2017-01-26 | 2019-10-25 | 贝尔运动股份有限公司 | 具有分段式外壳的头盔 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6286137B2 (ja) | 2018-02-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20220225722A1 (en) | Helmet with shock absorbing inserts | |
US9975032B2 (en) | Concussive helmet | |
JP2016023400A (ja) | 緩衝ヘルメット | |
JP2007522352A (ja) | 半硬質の保護用ヘルメット | |
JP5878202B2 (ja) | 産業用安全帽 | |
EP3764829B1 (en) | Shock-absorbing liner for a protective helmet and protective helmet comprising said liner | |
JP6286137B2 (ja) | 作業用ヘルメットにおける衝撃吸収ライナ | |
KR20130062076A (ko) | 2중 충격 감쇄형 안전모 | |
JP2013121746A (ja) | 衝撃吸収体、及び衝撃吸収体を備えた車両用ドアトリム | |
JP3131987U (ja) | 衝撃吸収帽子 | |
JP2015021203A (ja) | ヘルメット | |
JP2016047971A (ja) | ヘルメット | |
JP2021147731A (ja) | ヘルメット | |
JP6414963B2 (ja) | ヘルメット | |
US11337481B2 (en) | Helmet with foam layer having an array of holes | |
JP4540152B2 (ja) | ヘルメット | |
KR101772773B1 (ko) | 분리 가능 헬멧 | |
JP3213691U (ja) | ヘルメット | |
JP2021046640A (ja) | ヘルメット | |
WO2017108082A1 (en) | Safety helmet with enhanced protection against impacts | |
JP6247143B2 (ja) | ヘルメット | |
JP7363020B2 (ja) | 衝撃を吸収する構造、およびヘルメット | |
JP6166009B1 (ja) | ヘルメット | |
JP2021147732A (ja) | ヘルメット | |
JP3219387U (ja) | 産業用ヘルメット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150128 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150918 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151005 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151117 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160418 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160706 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160706 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20160809 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171225 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180205 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6286137 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |