JP3213691U - ヘルメット - Google Patents
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Abstract
【課題】より長時間の温度低減効果を実現可能なヘルメットを提供する。【解決手段】所定の位置に第1の通気孔が形成されたヘルメット本体(帽体10)と、前記ヘルメット本体の内側に設けられる隔壁部20であって、前記ヘルメット本体との間に前記第1の通気孔と連通する隔壁空間80を画成し、所定の位置に隔壁空間80と連通する第2の通気孔201が形成された隔壁部20とを備えた。【選択図】図4
Description
本考案は、人の頭部を保護するヘルメットに関する。
従来、製造工場、建築工事現場、および土木工事現場等の作業者や、自動二輪車等の運転手は、その頭部を保護する目的としてヘルメットを着用している。ヘルメットは、頭部を密閉する構造であるため、特に直射日光に晒される野外でヘルメットを使用する際、その内部の温度が上昇してしまう。その結果、ヘルメット着用者に不快感を与えるばかりか、集中力の低下、延いては熱中症となる可能性も懸念される。このようなヘルメット内部の温度上昇を低減するため、特許文献1に記載された冷却マットつきヘルメットが知られている。
このヘルメットは、その内側に保冷マットを着脱自在に内装し、当該保冷マットが、冷凍によっても屈撓性を維持する気密性シートからなり、シート部の平面上に互に独立状態で区分された多数の保冷剤密封室を隣接状態に有するマット本体と、上記各保冷剤密封室内にそれぞれ封入された、冷凍により冷却熱を蓄熱できる保冷剤と、からなることを特徴とし、これにより炎天下等の高温環境においても健康の安全を維持することを実現している。
しかしながら、冷却マットつきヘルメットは、保冷マットが冷却状態を維持している時間のみヘルメット内部の温度低減効果を与えるものであり、当該効果を維持するには保冷マットを都度交換する必要があるという問題があった。
そこで、本考案はこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、より長時間の温度低減効果を実現可能なヘルメットを提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案の実施形態は、第1の通気孔が形成されたヘルメット本体と、前記ヘルメット本体の内側に設けられる隔壁部であって、前記ヘルメット本体との間に前記第1の通気孔と連通する隔壁空間を画成し、所定の位置に前記隔壁空間と連通する第2の通気孔が形成された隔壁部とを備えることを特徴とする。
本考案によれば、より長時間の温度低減効果を実現可能なヘルメットを提供することができる。
以下、本考案の実施形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態においては、本考案を保護帽(安全帽)に適用した場合を例にとり説明を行う。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本実施形態に係るヘルメットを模式的に示す概略斜視図であり、図2は、本実施形態に係るヘルメットを模式的に示す概略平面図である。図3は、本実施形態に係るヘルメットを模式的に示す概略側面図であり、図4は、図2に示されるA−A線断面図である。なお、説明上、図1及び図2においては本実施形態に係るヘルメットが備える耳紐、顎紐を図示しておらず、図4においては本実施形態に係るヘルメットが備える帽体と隔壁部のみの断面が示されている。また、x方向を前後方向、y方向を左右方向、z方向を上下方向(鉛直方向)として以後説明を行う。
図4に示されるように、本実施形態に係るヘルメット1は、x方向前方側に鍔部11が形成された帽体10の内側に隔壁部20が設けられており、所謂2層構造となっている。隔壁部20の内壁面における中央部から上部にかけては、発泡スチロール等の衝撃吸収ランナ30が当該内壁面の曲面に沿うように一様に取り付けられている。隔壁部20の周縁部内壁面には、着用感の向上および衝撃吸収のために着用者の頭部と接触するX字状のハンモック40の各下端部が、衝撃吸収ランナ30と離間するように取り付けられている。当該ハンモック40の下端部には、着用者の頭部を囲繞するように頭部と接触する帯状のヘッドバンド50が取り付けられている。また、帽体10の下端部には、U字状(またはV字状)の2つの耳紐60が帽体10周縁部のy方向において対向するよう取り付けられると共に、当該2つの耳紐60の下端部に、両端部がこれらと連結した顎紐70が取り付けられている。
隔壁部20は、その周縁部外壁面が帽体10の周縁部内壁面に当接するよう位置付けられ、帽体10の曲面よりなだらかな曲面を有するよう形成されて、これにより当該帽体10との間に、図4に示されるような縦断面三日月状の隔壁空間80を画成することができる。なお、隔壁部20は、衝撃吸収および強度の観点から可撓性を有することが好ましく、例えば帽体10と同一素材とするとよい。また、帽体10と隔壁部20との当接部分に凹部と凸部等の互いに嵌合する嵌合部を設けることにより、帽体10と隔壁部20とを着脱自在に嵌合させるようにすることが好ましい。このようにすることで、後述する通気孔101から埃等の微小物が隔壁空間80内に侵入した場合であっても、帽体10から隔壁部20を取り外して微小物を除去することが可能となる。なお、嵌合部に代わり、取付部材を双方に設ける等してもよく、帽体10と隔壁部20とが着脱自在であればどのような構成としてもよい。
帽体10の曲面全域(着用者の頭部を覆う部分)には、図1〜図3に示されるように隔壁空間80と連通する通気孔101が複数互いに離間して形成されている。また、隔壁部20の曲面全域には、図2〜図4に示されるように隔壁空間80と連通すると共に、孔中心軸が周囲の通気孔101の孔中心軸と位置が異なる通気孔201が複数互いに離間して形成されている。即ち、通気孔201は通気孔101の間に位置するよう形成されている。また、図4に示されるように衝撃吸収ランナ30には、通気孔201を閉塞しないよう、通気孔201と孔中心軸が同じ位置に通気孔301が形成されている。これにより、着用者の頭上の空間が通気孔301、201、隔壁空間80、および通気孔101を通じて外部空間と連通することとなる。
以上に説明した本実施形態のヘルメット1によれば、帽体10の全域に通気孔101を設け、帽体10の内側に通気孔201が設けられた隔壁部20を取り付けることにより、外部に連通した隔壁空間80を画成することができる。したがって、長期的にヘルメット1内の温度および湿度低減を実現することができる。また、通気孔101と通気孔201とが互いに位置が異なることにより、雨や金属片等の微小な落下物があったとしても着用者の頭部を保護することができる。更に、帽体10と隔壁部20との間に隔壁空間80が画成されているため、衝撃吸収性をより一層向上させることができる。また、帽体10及び隔壁部20の全域に通気孔101,201が設けられることにより、ヘルメット1の重量を軽くすることが可能となる。
なお、本実施形態においては、本考案を保護帽に適用した場合を説明したが、これに限定されるものではなく、フルフェイス等、着用者の頭部を保護する保護具であれば、その種類にかかわらず適用することができる。また、隔壁部20と衝撃吸収ランナ30との間を離間させ、更なる隔壁空間を画成するようにしてもよく、この場合、衝撃吸収ランナ30の通気孔301が隔壁部20の通気孔201と位置がずれるように形成されることが好ましい。
また、隔壁空間80内における通気孔101,201を閉塞しない位置に、弾性体等の緩衝材を設けることが好ましい。緩衝材を設けることにより、外部からの衝撃を当該緩衝材でも吸収することができ、衝撃吸収性の更なる向上が見込める。また、通気孔101,201は、必ずしも全域に設ける必要はなく、頭頂部に設け、側方に設けない等の一部に通気孔を設けるようにしたとしてもヘルメット1内の温度及び湿度の低減は実現可能である。
本考案は、その要旨または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態は、あらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本考案の範囲は、実用新案登録請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、何ら拘束されない。更に、実用新案登録請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、全て本考案の範囲内のものである。
1 ヘルメット
10 帽体(ヘルメット本体)
20 隔壁部
101,201,301 通気孔
80 隔壁空間
10 帽体(ヘルメット本体)
20 隔壁部
101,201,301 通気孔
80 隔壁空間
Claims (5)
- 第1の通気孔が形成されたヘルメット本体と、
前記ヘルメット本体の内側に設けられる隔壁部であって、前記ヘルメット本体との間に前記第1の通気孔と連通する隔壁空間を画成し、所定の位置に前記隔壁空間と連通する第2の通気孔が形成された隔壁部と
を備えることを特徴とするヘルメット。 - 前記第1および第2の通気孔は複数形成されており、
前記第2の通気孔は、前記第1の通気孔間に位置するように互いに位置が異なることを特徴とする請求項1記載のヘルメット。 - 前記第1の通気孔は、ヘルメット本体の全域に形成され、
前記第2の通気孔は、隔壁部の全域に形成される
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のヘルメット。 - 前記隔壁部の内側には、衝撃吸収ランナが設けられており、
前記衝撃吸収ランナには、前記第2の通気孔と連通する第3の通気孔が形成されている
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のヘルメット。 - 前記隔壁空間内には、緩衝材が設けられている
ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のヘルメット。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2017004222U JP3213691U (ja) | 2017-09-14 | 2017-09-14 | ヘルメット |
Applications Claiming Priority (1)
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Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP3213691U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108685245A (zh) * | 2018-04-13 | 2018-10-23 | 安徽特源鑫智能科技有限公司 | 一种户外用空调帽 |
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2017
- 2017-09-14 JP JP2017004222U patent/JP3213691U/ja active Active
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