JP2014220924A - リレーユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】リレーの増設を、容易に且つコスト効率良く行なうことの出来る、新規な構造のリレーユニットを提供すること。【解決手段】車両内の電気回路90の開閉を行なうリレー34と、電気回路90を過電流から保護するヒューズ46と、リレー34とヒューズ46を電気回路90に接続する外部接続端子38とをプリント基板14への搭載状態でケース12内に収容すると共に、ヒューズ46の接続端子50,50を、プリント基板14の導電路58,60,64に直接に接続した。【選択図】図1

Description

本発明は、電気接続箱に付加的に用いられるリレーユニットに関するものである。
従来から、自動車等の車両には、所謂ジャンクションボックス等の電気接続箱が設けられている。電気接続箱には、多数のリレー装着部やヒューズ装着部が設けられており、車体の各所に設けられた電装品と接続するリレーやヒューズを集約して配設することにより、電気配線の効率化が図られていると共に、破損したリレーや溶断したヒューズを容易に交換することが可能とされている。
ところで、自動車に必要とされるリレーの数は、自動車の車種やグレードによって異なる。一般に、高級な車種や上級のグレードの車両には多くの電装品が設けられることから、必要とされるリレーの数も多い。
そこで、特開平8−126158号公報(特許文献1)や特開平11−113137号公報(特許文献2)には、複数のリレーが装着可能とされたリレーユニットを用意して、必要に応じて電気接続箱に付加して用いることで、リレーの数の違いに対応し得る電気接続箱が提案されている。
しかし、特許文献1や特許文献2に記載の電気接続箱では、リレーユニットの大きさが制限されることから、リレーの数を増やすには限界があった。また、リレーを増設する場合には、リレーが接続された電気回路を過電流から保護するヒューズが併せて設けられることが多い。しかし、特許文献1や特許文献2に記載の電気接続箱では、ヒューズの装着部が箱本体に設けられていることから、結局、リレーを増設しようとすると箱本体にも再設計が必要となって、ヒューズの増設に容易に対応することが困難であった。
特開平8−126158号公報 特開平11−113137号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、リレーの増設を、容易に且つコスト効率良く行なうことの出来る、新規な構造のリレーユニットを提供することにある。
本発明の第一の態様は、車両に設けられる電気接続箱に付加して用いられるリレーユニットであって、前記車両内の電気回路の開閉を行うリレーと、前記電気回路を過電流から保護するヒューズと、前記リレー及び前記ヒューズを前記電気回路に接続する外部接続端子とがプリント基板に搭載された状態でケースに収容されており、前記ヒューズは一対のタブ状の接続端子を前記プリント基板の導電路に直接に接続した状態で固定されていることを、特徴とする。
本発明のリレーユニットにおいては、リレーとヒューズがセットでユニット化されている。これにより、例えば電気接続箱には標準的なグレードの車種に必要とされるリレーおよびヒューズを設ける一方、高グレードで電装品が多く、より多数のリレーやヒューズが必要とされる場合には、標準仕様の電気接続箱に、本発明のリレーユニットを付加して用いることにより、リレーやヒューズを容易に増設することが出来る。特に、リレーを増設する場合には、該リレーが接続される電気回路を過電流から保護するために、ヒューズが併せて設けられる場合が多い。そこで、リレーとヒューズを纏めてユニット化することによって、リレーとヒューズを同時に増設することが出来る。また、個別にユニット化されていることから、優れた汎用性を得ることが出来る。
さらに、本発明のリレーユニットは、リレーやヒューズが損傷した場合には、ユニットごと廃棄して使い捨て使用することが出来る。これにより、リレーやヒューズの交換を容易且つ速やかに行なうことが出来る。また、本発明のリレーユニットは、汎用部品として多数生産することが可能であることから、廃棄するリレーユニットの単価を低廉に抑えることが出来、交換に要するコストも抑えることが出来る。特に、ヒューズの接続端子がプリント基板の導電路に直接に接続されていることから、ヒューズの接続端子と導電路とを接続するための中継端子を不要とすることが出来る。その結果、部品点数を削減して製造コストの低減を図ることが出来、リレーユニットの交換の際に要するコストを低減することが出来る。更に、中継端子とヒューズとの接続信頼性を管理することが不要になると共に、ヒューズのプリント基板からの突出高さ寸法を小さくすることが出来て、リレーユニットを小型化することが出来る。
なお、「電気接続箱に付加して用いられ」とは、本発明のリレーユニットが、電気的に電気接続箱に追加して用いられることを言い、物理的に電気接続箱に固定されることを言うものではない。従って、本発明のリレーユニットは、例えば電気接続箱から離れたワイヤハーネスに固定される等しても良い。また、リレーユニットのリレーおよびヒューズは、電気接続箱の内部回路と電気的に接続されても良いし、電気接続箱の内部回路と接続しない別回路に接続されても良い。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記ヒューズの前記一対の接続端子が、前記プリント基板に貫設されたスルーホールに挿通されて、該スルーホールの内周面に形成された前記導電路としてのスルーホールめっきと接続されているものである。
本態様においては、ヒューズの接続端子がプリント基板のスルーホールに挿通されている。これにより、ヒューズをプリント基板に安定的に固定することが出来る。更に、ヒューズの接続端子が、中継端子との接続のような点で接触するのではなく、スルーホールの内周面に形成されたスルーホールめっきに対して面で接触することにより、より優れた接続信頼性を得ることが出来る。なお、接続端子は、スルーホールめっきに対して、直接に接触して接続されていても良いし、半田等を介して接続されていても良い。
本発明の第三の態様は、前記第二の態様に記載のものにおいて、前記ヒューズの前記一対の接続端子が、前記プリント基板の前記スルーホールに圧入されているものである。
本態様によれば、ヒューズの接続端子をプリント基板のスルーホールに圧入することにより、ヒューズをプリント基板により安定的に固定することが出来る。また、後述するように、ヒューズの接続端子を導電路に半田付けする場合には、特別な治具等を用いることなく、ヒューズをプリント基板に対して仮固定することが出来る。
本発明の第四の態様は、前記第一〜第三の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記ヒューズの前記一対の接続端子が、前記プリント基板の前記導電路に半田付けされているものである。
本態様によれば、ヒューズの接続端子をプリント基板に半田で固定することによって、ヒューズをより確実にプリント基板に固定することが出来、ヒューズとプリント基板との接続信頼性を向上することが出来る。
本発明の第五の態様は、前記第四の態様に記載のものにおいて、前記プリント基板には、前記導電路としての一対のランドが並列して形成されており、各前記ランドにおいて他方の前記ランドと反対側の面積が、前記他方のランド側の面積よりも大きくされているものである。
本態様においては、並列された一対のランドの外側の面積を大きくすることによって、両ランド相互の短絡を防止しつつ、半田の量をより多く確保することが出来る。これにより、ヒューズとプリント基板との接続信頼性をより向上することが出来る。
本発明の第六の態様は、前記第一〜第五の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記ケースには、該ケースを他部材に固定する固定部が設けられているものである。
本態様によれば、ケースを他部材に容易に固定することが出来、より優れた汎用性を得ることが出来る。なお、固定部としては、汎用性や製造の容易性等の観点から、例えば弾性撓み変形可能とされたロック片と突起との係合によるロック構造やボルト固定など、従来公知の固定構造が好適に採用され得る。
本発明の第七の態様は、前記第一〜第六の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記リレーと前記ヒューズが、それぞれ1つのみ前記プリント基板に設けられているものである。
本態様においては、リレーユニットを、リレー1つ、ヒューズ1つの最小構成としたことによって、優れた汎用性を得ることが出来る。また、リレーユニットを安価に製造することが出来ると共に、小型に構成することが出来る。特に、リレー又はヒューズが損傷した場合には、リレー又はヒューズを1つずつ廃棄するのみで済み、リレーおよびヒューズを2つ以上設ける場合に比して、廃棄する部品点数を最低限に抑えることが出来、コスト効率良く交換することが出来る。
本発明においては、リレーおよびヒューズと、外部接続端子とが設けられたプリント基板をケースに収容して、リレーユニットを構成した。これにより、リレーユニットを電気接続箱に付加して用いることで、リレーとヒューズを容易に増設することが出来る。そして、ヒューズの接続端子が、プリント基板の導電路に直接に接続されていることから、ヒューズとプリント基板とを接続する中継端子を不要とすることが出来、優れたコスト効率を得ることが出来る。
本発明の一実施形態としてのリレーユニットの分解斜視図。 図1に示したリレーユニットの側面図。 図1に示したリレーユニットの下面図。 図1に示したリレーユニットに設けられるプリント基板の要部の上面図。 ヒューズの接続端子の半田付け状態における、図4のV−V断面に相当する断面説明図。 ヒューズおよびリレー装着状態のプリント基板の要部の斜視図。 図1に示したリレーユニットの使用方法を説明するための説明図。 図1に示したリレーユニットの異なる使用方法を説明するための説明図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1〜図3に、本発明の一実施形態としてのリレーユニット10を示す。リレーユニット10は、ケース12内にプリント基板14が収容された構造とされている。
ケース12は、合成樹脂から形成された、一方に長手矩形の開口部16を有する中空の箱体形状とされている。ケース12の開口部16と反対側における一方(図2中、右方)の端部には、略矩形のフード形状とされたコネクタ収容部18が突設されている。なお、コネクタ収容部18の底部には、ケース12の底壁20が連続して形成されており、コネクタ収容部18は、有底の凹形状とされている。コネクタ収容部18内の底壁20には、プリント基板14に設けられた後述する各外部接続端子38のそれぞれに対応する、少なくとも1つ(本実施形態においては、3つ)の端子挿通孔24が貫設されている。
ケース12の一方の側面26には、固定部としてのロック部28が一体形成されている。ロック部28は、従来公知の所謂カセットロックとされており、略L字の断面形状をもって互いに平行に延びる一対のガイドリブ30,30が形成されると共に、ガイドリブ30,30の間に、弾性撓み変形可能とされて内面に係合突起31が突出された係合片32が形成されている。
このようなケース12には、プリント基板14が収容されている。プリント基板14は、長手矩形の板形状とされている。プリント基板14の長手方向の中央部分には、リレー34が設けられている。リレー34は従来公知の所謂メカニカルリレーであり、矩形のブロック形状を有している。このようなリレー34が、プリント基板14に半田付けされることにより、プリント基板14に形成された後述する導電路としてのプリント配線64に接続されている。リレー34は、プリント基板14の表面36a上に配設されている。
また、プリント基板14における長手方向の一方の端部37aには、複数(本実施形態においては、3つ)の外部接続端子38が突設されている。外部接続端子38は、金属板がプレス打ち抜き加工されて形成された、所定の幅寸法をもって延びるストレート形状とされており、一方の端部に後述するコネクタ92と接続する接続部40が形成されていると共に、他方の端部に半田付け部42が形成されている。これら外部接続端子38は、それぞれの半田付け部42が、プリント基板14の長手方向一方の端部37aに設けられたスルーホール44に挿通されて半田付けされることにより、プリント基板14の端部37aに並列して、プリント基板14の裏面36b側に突出されると共に、プリント基板14に形成された後述する導電路としてのプリント配線64と接続されている。
さらに、プリント基板14の長手方向で、端部37aと反対側の端部37bには、ヒューズ46が設けられている。ヒューズ46は従来公知のものであり、所定値以上の電流が流れた場合に溶断する図示しない溶断部を収容する本体部48から、一対のタブ状の接続端子50,50が突出された形状とされている。
図4に示すように、プリント基板14の端部37bには、一対のスルーホール52a,52bが形成されている。以下、スルーホール52a,52bに共通の事項については、スルーホール52として説明する。スルーホール52は、図4に併せ示すヒューズ46の接続端子50の断面の長手方向寸法:lfよりも僅かに大きな長手方向寸法:Lをもって、プリント基板14を貫通する長孔形状とされている。スルーホール52は、長手方向(図4中、左右方向)の中央部分において幅寸法(図4中、上下方向寸法)が小さくされており、長手方向の中央部分には、接続端子50の厚さ寸法:tよりも僅かに小さな幅寸法:W1を有する圧入部54が形成されている。一方、スルーホール52の長手方向の両端部56,56は、圧入部54の幅寸法:W1よりも大きな径寸法:W2を有する円形状とされている。このようなスルーホール52a,52bが、長手方向で所定距離を隔てて並列して形成されている。
図5にスルーホール52aを例に示すように、スルーホール52a,52bの内周面にはスルーホールめっき58,58が形成されている。また、スルーホール52a,52bの周囲には、スルーホールめっき58,58と接続するランド60a,60bがそれぞれ形成されており、図4に示したように、ランド60a,60bが隙間を隔てて並列されている。特に本実施形態のランド60a,60bのそれぞれにおいて、長手方向(図4中、左右方向)でのスルーホール52a,52bからの突出寸法は、ランド60a,60bの並列方向の外側の寸法:loが、内側の寸法:liに比して大きくされている。これにより、ランド60a,60bは、それぞれ、他方のランド60b,60aと反対側の端部62oの面積が、他方のランド60b,60a側の端部62iの面積よりも大きくされている。ランド60a,60bは、プリント基板14に形成された導電路としてのプリント配線64,64と接続されており、ランド60a,60bを介して、スルーホールめっき58,58がプリント配線64,64と接続されている。これにより、プリント配線64,64と、これに接続されるランド60a,60bおよびスルーホールめっき58,58を含んで、プリント基板14の導電路が構成されている。
そして、ヒューズ46の接続端子50,50が、スルーホール52a、52bにそれぞれ挿通される。図4に示したように、接続端子50,50は、スルーホール52a,52bの圧入部54,54において圧入されるようになっており、これにより、圧入部54,54において、接続端子50,50がスルーホールめっき58,58と直接に接触されるようになっている。そして、図5にスルーホール52aの端部56を例に示すように、接続端子50,50をスルーホール52a,52bに挿通した状態ではんだ66がスルーホール52a,52b内に流し込まれる。これにより、接続端子50,50が導電路としてのスルーホールめっき58,58およびプリント配線64,64に対して半田付けされて、中継端子等を介することなく直接に接続されると共に、ヒューズ46がプリント基板14に固定されている。
これにより、図6に示すように、ヒューズ46が、プリント基板14の表面36a側に本体部48を位置して、リレー34を挟んで外部接続端子38と反対側の、プリント基板14の端部37bに配設されている。このように、本実施形態においては、リレー34とヒューズ46が、それぞれ1つずつプリント基板14に設けられている。また、リレー34の近位に金属製の外部接続端子38が配設されており、外部接続端子38をヒートシンクとして利用することで、ケース12内の温度上昇の抑制が図られている。そして、リレー34とヒューズ46がプリント配線64で電気的に接続されることにより、プリント配線64がリレー34で電気的に開閉されると共に、ヒューズ46で過電流から保護されるようになっている。
このような構造とされたプリント基板14は、図1に示したように、外部接続端子38側からケース12内に挿入される。これにより、各外部接続端子38の接続部40が、ケース12の底壁20に貫設された端子挿通孔24にそれぞれ挿通されて、コネクタ収容部18内でケース12の外部に突出されている。
そして、ケース12の開口部16が、蓋体68で覆蓋される。蓋体68は、開口部16の外周と略等しい大きさ有する天板部70から、開口部16の内周と略等しい大きさを有する嵌合部72が突出された形状とされている。このような蓋体68が、嵌合部72を開口部16内に嵌め入れて、全周に亘って振動溶着でケース12に溶着されている。これにより、開口部16が、蓋体68で密封されており、本実施形態においては、封止手段として、振動溶着が用いられている。なお、封止手段としては、超音波溶着や熱溶着等の溶着を用いても良いし、蓋体68を全周に亘ってケース12に接着することで、接着剤で封止したり、Oリングなどのシール材を用いる等しても良い。このようにして、ケース12内に1つのリレー34と1つのヒューズ46、および外部接続端子38が収容された、リレーユニット10が構成されている。
このようなリレーユニット10は、例えば図7に示すように、電気接続箱80に取り付けられて使用される。電気接続箱80は、例えば車両のエンジンルーム内に設けられるジャンクションボックス等であり、図示は省略するが、複数のリレー装着部やヒューズ装着部、コネクタ接続部等が設けられたものである。電気接続箱80の外面82には、ロック部84が形成されている。ロック部84は、リレーユニット10のロック部28と嵌合する、従来公知の所謂カセットロックであり、対向して形成された一対の案内壁86,86の間に、内面に図示しない係合突起が形成された板状の係合板部88が、外面82と隙間を隔てて対向された形状とされている。
そして、リレーユニット10のロック部28が、電気接続箱80のロック部84における案内壁86,86の間に差し込まれて、ロック部28における係合片32の係合突起31と、ロック部84における係合板部88の係合突起とが相互に係合されることにより、ロック部28がロック部84に嵌合されて、ケース12が他部材としての電気接続箱80に固定される。これにより、電気接続箱80に、リレーユニット10のリレー34およびヒューズ46を増設することが出来る。なお、図7においては、リレーユニット10を1つのみ図示しているが、リレーユニット10は、要求されるリレーやヒューズの増設数に応じた個数が電気接続箱80に取り付けられる。そして、車両内の電気回路を構成する電線90の端末に設けられたコネクタ92が、コネクタ収容部18に差し込まれて外部接続端子38と接続されることにより、プリント基板14に形成されたプリント配線64が外部接続端子38を介して電線90と接続される。その結果、プリント基板14のリレー34およびヒューズ46が、プリント基板14のプリント配線64を介して電線90と接続されて、リレー34によって電線90を含んで構成された電気回路が電気的に開閉されると共に、ヒューズ38によって電線90を含んで構成された電気回路が過電流から保護されるようになっている。なお、電線90のコネクタ92と反対側の端部は、車両に設けられた各種の電装品と接続されており、例えば電気接続箱80を電装品として電気接続箱80に接続されるものでも良いし、電気接続箱80とは異なる電装品に接続されるものでも良い。
本実施形態に従う構造とされたリレーユニット10によれば、電気接続箱80に、リレー34およびヒューズ46を容易に増設することが出来る。特に、リレー34とヒューズ46がユニット化されていることから、併せて用いられることが多いリレー34とヒューズ46を同時に増設することが出来る。
そして、リレー34が故障したり、ヒューズ46が溶断した場合等には、リレーユニット10を使い捨てて交換することが出来、リレー34およびヒューズ46の交換を容易に行なうことが出来る。特に、リレー34とヒューズ46を1つずつのみ設けた最小構成でリレーユニット10が構成されていることから、安価に製造することが出来ると共に、交換時に廃棄する部品点数を最小限に抑えることが出来て、交換に要するコストを低減することが出来る。
さらに、リレー34やヒューズ46の損傷時には、リレーユニット10ごと廃棄されることから、蓋体68を開く必要がない。そこで、蓋体68をケース12に開封不能に溶着することが出来、ケース12を密封して、防水性を付与することが出来る。これにより、リレーユニット10の配設自由度を向上することが出来、所望の場所にリレーユニット10を配設することが出来る。特に、コネクタ収容部18の底部がケース12の底壁20で塞がれていることから、コネクタ収容部18における防水性も向上することが出来る。加えて、ケース12が密閉構造とされていることから、リレー34等の熱によるケース12内の温度上昇を、より精度良く管理することが出来る。その結果、ヒューズ46の溶断時間をより精度良く管理することも出来る。
そして、ヒューズ46をプリント基板14に直接に固定して、接続端子50,50をプリント基板14の導電路としてのスルーホールめっき58,58およびプリント配線64,64と直接に接続することにより、従来用いられていた、接続端子50とプリント配線64とを相互に接続する中継端子を不要とすることが出来る。これにより、部品点数を削減することが出来ると共に、ヒューズ46のプリント基板14からの突出寸法を抑えることが出来て、リレーユニット10の小型化を図ることが出来る。
また、プリント基板14にスルーホール52a,52bが貫設されており、該スルーホール52a,52bにヒューズ46の接続端子50,50が挿通されていることから、接続端子50,50を、導電路としてのスルーホールめっき58,58に面で接触させることが出来、優れた接続信頼性を得ることが出来る。特に、スルーホール52a,52bの圧入部54,54に接続端子50,50が圧入されることから、圧入部54,54において、接続端子50,50を、はんだ66も介することなくスルーホールめっき58,58と直接に接触させることが出来、より優れた接続信頼性を得ることが出来る。更に、圧入部54,54において接続端子50,50を圧入固定できることから、半田付けに際して、特別な治具を要することなく、ヒューズ46をプリント基板14に仮固定することが出来る。更にまた、ヒューズ46として、従来から用いられているヒューズが採用可能であることから、所望の規格を有するヒューズを選択することにより、リレーユニット10の許容電流を容易に設定することが出来る。
更にまた、ランド60a,60bのそれぞれにおいて、外側に位置する端部62oの面積が、内側に位置する端部62iの面積よりも大きくされている。これにより、図6に示したように、はんだ66の量を接続端子50,50の外側でより多く確保することが出来、接続端子50,50の短絡を防止しつつ、接続信頼性を向上することが出来る。
なお、上述のように、リレーユニット10は、所望の場所に配設することが出来る。従って、例えば図8に示すように、電線90を含む複数の電線が束ねられてなるワイヤハーネス94に、リレーユニット10をテープ96で固定して用いる等しても良い。このようにすれば、リレーユニット10が図示しない電気接続箱から離れた位置に配設されることから、電線90を電気接続箱まで延長する必要が無く、電線90の短縮化を図ることが出来る。そして、本実施形態のリレーユニット10によれば、単体で相応の防水性が確保されていることから、高い配設自由度を得ることが出来る。また、図示は省略するが、例えばロック部28を用いて、リレーユニット10を、他部材としての車体パネルのブラケットに固定する等しても良い。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、ケース内に収容されるリレーおよびヒューズの数は、廃棄時のコストを考慮して、少数であることが好ましいが、必ずしも1つに限定されるものではなく、リレーおよびヒューズをそれぞれ2つ以上設けても良い。
また、ケースを他部材に固定する固定部は、前記実施形態におけるロック部28に限定されるものではなく、取り付けの容易性や大きさ等を考慮して、各種の形状が採用され得るものであり、例えばケースを他部材に対してボルト固定する等しても良い。
更にまた、ヒューズのプリント基板への固定態様は、前記実施形態のものに限定されない。例えば、ヒューズの接続端子をプリント基板のスルーホールに挿通する場合には、接続端子をスルーホールに半田付けすることなく、圧入のみで固定しても良いし、或いは接続端子をスルーホールに圧入することなく遊挿して半田付けする等しても良い。また、プリント基板のスルーホールは必ずしも必要ではなく、ヒューズをプリント基板に表面実装することで、接続端子をプリント基板の導電路と直接に接続する等しても良い。
10:リレーユニット、12:ケース、14:プリント基板、16:開口部、24:端子挿通孔、28:ロック部(固定部)、34:リレー、38:外部接続端子、46:ヒューズ、50:接続端子、52a,b:スルーホール、54:圧入部、56:端部、58:スルーホールめっき(導電路)、60a,b:ランド(導電路)、62o:他方のランドと反対側の端部、62i:他方のランド側の端部、64:プリント配線(導電路)、66:はんだ、68:蓋体、80:電気接続箱、84:ロック部、90:電線、92:コネクタ、94:ワイヤハーネス、96:テープ

Claims (7)

  1. 車両に設けられる電気接続箱に付加して用いられるリレーユニットであって、
    前記車両内の電気回路の開閉を行うリレーと、
    前記電気回路を過電流から保護するヒューズと、
    前記リレー及び前記ヒューズを前記電気回路に接続する外部接続端子とがプリント基板に搭載された状態でケースに収容されており、
    前記ヒューズは一対のタブ状の接続端子を前記プリント基板の導電路に直接に接続した状態で固定されている
    ことを特徴とするリレーユニット。
  2. 前記ヒューズの前記一対の接続端子が、前記プリント基板に貫設されたスルーホールに挿通されて、該スルーホールの内周面に形成された前記導電路としてのスルーホールめっきと接続されている
    請求項1に記載のリレーユニット。
  3. 前記ヒューズの前記一対の接続端子が、前記プリント基板の前記スルーホールに圧入されている
    請求項2に記載のリレーユニット。
  4. 前記ヒューズの前記一対の接続端子が、前記プリント基板の前記導電路に半田付けされている
    請求項1〜3の何れか1項に記載のリレーユニット。
  5. 前記プリント基板には、前記導電路としての一対のランドが並列して形成されており、各前記ランドにおいて他方の前記ランドと反対側の面積が、前記他方のランド側の面積よりも大きくされている
    請求項4に記載のリレーユニット。
  6. 前記ケースには、該ケースを他部材に固定する固定部が設けられている
    請求項1〜5の何れか1項に記載のリレーユニット。
  7. 前記リレーと前記ヒューズが、それぞれ1つのみ前記プリント基板に設けられている
    請求項1〜6の何れか1項に記載のリレーユニット。
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