JP2014220618A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】侵入物の写る位置に応じてトリミングが自動的に行われる構成では、意図する画像をユーザに撮影させることが難しい。【解決手段】撮像素子から出力される撮影データを処理して撮影画像を生成する撮影画像生成手段と、指定された撮影画像内の領域を切り出す画像切り出し手段と、撮影画像内で動きのある物体を検出する動き物体検出手段と、動き物体検出手段により、撮影画像内であってかつ画像切り出し手段による切り出し領域外で動きのある物体が検出されたとき、画像切り出し手段による切り出し画像上に物体の画像を重ねた合成画像を生成する合成画像生成手段と、合成画像を所定の表示画面に表示する合成画像表示手段とから画像処理装置を構成する。【選択図】図2

Description

本発明は、撮影画像内に侵入する可能性のある物体をユーザに把握させることが可能な画像処理装置に関する。
近年、デジタルスチルカメラ等の撮影装置は、撮像素子が高画素化しているため、例えばトリミング機能やクロップ機能により一部の画素を使用して画像を構成する場合も(例えば画像をトリミングし、トリミングされた画像(元の画像の一部)を拡大してトリミング前の大きさに戻した場合も)十分な画質を担保することができる。このように、撮影画像の一部をカットすることが可能な撮影装置の具体的構成は、例えば特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載の撮影装置は、被写界に設定された複数の焦点検出領域について各焦点検出領域に対応する被写体までの距離に関する距離情報を夫々取得し、取得された距離情報の変化に基づいて被写界への侵入物を検出し、検出結果に基づいて侵入物の写っている領域を決定し、決定された領域をカットした画像を生成し保存する。
特開2009−55093号公報
このように、特許文献1に記載の撮影装置では、侵入物の写る位置に応じてカットされる領域が自動的に決められる。そのため、ユーザの意図する画像が得られないという不都合が指摘される。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、意図する画像をユーザに撮影させるのに好適な画像処理装置を提供することである。
本発明の一形態に係る画像処理装置は、撮像素子から出力される撮影データを処理して撮影画像を生成する撮影画像生成手段と、指定された撮影画像内の領域を切り出す画像切り出し手段と、撮影画像内で動きのある物体を検出する動き物体検出手段と、動き物体検出手段により、撮影画像内であってかつ画像切り出し手段による切り出し領域外で動きのある物体が検出されたとき、画像切り出し手段による切り出し画像上に物体の画像を重ねた合成画像を生成する合成画像生成手段と、合成画像を所定の表示画面に表示する合成画像表示手段とを備える。
ユーザは、表示画面に表示される合成画像を視認することにより、切り出し画像(例えばトリミング画像)外から切り出し画像内に動きのある物体が侵入する可能性があることを把握することができる。そのため、ユーザは、トリミング等により画像として保存する被写体や構図を整えることができると共に、合成画像を通じて意図しない物体の侵入に注意を払いながら所望の画像を撮影することができる。
画像処理装置は、動き物体検出手段により検出された物体の動きベクトルに基づいて物体が切り出し領域内に侵入するか否かを判定する侵入判定手段を備えた構成であってもよい。この場合、合成画像生成手段は、例えば、侵入判定手段により物体が切り出し領域内に侵入すると判定したときに限り、切り出し画像に物体の画像を重ね合わせた合成画像を生成する。
撮影画像生成手段は、例えば、動き物体検出手段により、撮影画像内であってかつ切り出し領域外で動きのある物体が検出されたとき、ユーザの操作に応じた画像の撮影をキャンセル又は保留する。
画像処理装置は、撮影画像のスルー画を表示画面に表示するスルー画表示手段を備えた構成としてもよい。この場合、画像切り出し手段は、例えば、表示画面に表示されたスルー画内の任意の領域を指定する操作を受け付け、受け付けた操作に従いスルー画内の領域を切り出す。
物体の画像は、合成画像内において、例えば、動き物体検出手段による撮影画像内での検出位置と近い位置若しくは相関のある位置又はユーザの操作によって指定された位置に表示される。
また、本発明の一形態に係る画像処理装置は、撮像素子から出力される撮影データを処理して撮影画像を生成する撮影画像生成手段と、指定された撮影画像内の領域を切り出す画像切り出し手段と、撮影画像内で動きのある物体を検出する動き物体検出手段と、動き物体検出手段により、撮影画像内であってかつ画像切り出し手段による切り出し領域外で動きのある物体が検出されたとき、動きのある物体が検出されたことを示す情報を所定の表示画面に表示する表示手段とを備える。
本発明によれば、意図する画像をユーザに撮影させるのに好適な画像処理装置が提供される。
本発明の実施形態の撮影装置の構成を示すブロック図である。 トリミングモード時のスルー画の生成及び表示フローを示す図である。 図2に示されるトリミングモード時のスルー画の生成及び表示フローの説明を補助する説明補助図である。 変形例におけるトリミングモード時のスルー画の生成及び表示フローを示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る画像処理装置について説明する。本実施形態において、画像処理装置は、デジタル画像を撮影することが可能な撮影装置に搭載されている。撮影装置は、例えば、撮影レンズを交換可能なデジタル一眼レフカメラ(クイックリターンミラー付)若しくはミラーレス一眼カメラ、又はコンパクトデジタルカメラやカムコーダ、携帯電話端末、PHS(Personal Handy phone System)、スマートフォン、フィーチャフォン、携帯ゲーム機等である。
[撮影装置1の構成]
図1は、本実施形態の撮影装置1の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、撮影装置1は、CPU(Central Processing Unit)100、DSP(Digital Signal Processor)102、操作部104、撮影レンズ106、絞り108、シャッタ110、イメージセンサ112、絞り・シャッタ駆動回路114、ROM(Read Only Memory)116、メモリカードアダプタ118、LCD(Liquid Crystal Display)120及びフォーカスレンズ駆動回路122を備えている。なお、撮影レンズ106は、複数枚のレンズで構成される焦点可変レンズであるが、図1では便宜上、1枚構成で示す。
操作部104には、電源スイッチやレリーズ釦、モード設定スイッチ、十字キー、ダイヤルキー、ズームキーなど、ユーザが撮影装置1を操作するために必要な各種スイッチが含まれる。ユーザにより電源スイッチが押されると、図示省略されたバッテリから撮影装置1の各ブロックに電源ラインを通じて電源供給が行われる。CPU100は電源供給後、ROM116にアクセスして制御プログラムを読み出して内蔵メモリ(不図示)にロードし、ロードされた制御プログラムを実行することにより、撮影装置1全体の制御を行う。なお、図1において図面を明瞭にする便宜上、CPU100と他の回路との結線は省略する。
DSP102は、撮影装置1に内蔵されたTTL(Through The Lens)露出計(不図示)で測定された測光値に基づき適正露出が得られるように、絞り・シャッタ駆動回路114を介して絞り108及びシャッタ110を駆動制御する。より詳細には、絞り108及びシャッタ110の駆動制御は、プログラムAE(Automatic Exposure)、シャッタ速度優先AE、絞り優先AEなど、モード設定スイッチにより指定されるAE機能に基づいて行われる。また、DSP102はAE制御と併せてAF(Autofocus)制御を行い、フォーカスレンズ駆動回路122を介して撮影レンズ106を駆動制御する。AF制御には、アクティブ方式、相差検出方式、コントラスト検出方式等が適用される。なお、この種のAE及びAFの構成及び制御については周知であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
被写体からの光束は、撮影レンズ106、絞り108、シャッタ110を通過してイメージセンサ112により受光される。イメージセンサ112は、例えばベイヤ型画素配置を有する単板式カラーCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサであり、撮像面上の各画素で結像した光学像を光量に応じた電荷として蓄積して、電気信号に変換する。DSP102は、イメージセンサ112より入力される電気信号(撮影データ)に対して色補間、マトリクス演算、Y/C分離等の所定の信号処理を施して輝度信号Y、色差信号Cb、Crを生成し、JPEG(Joint Photographic Experts Group)等の所定のフォーマットで圧縮する。圧縮画像信号(撮影画像データ)は、メモリカードアダプタ118に差し込まれたメモリカード200に保存される。また、DSP102は、Y/C分離後の信号をフレームレートに応じたタイミングで画像信号に変換してフレーム画像を生成し、LCD120に表示させる。ユーザは、AE制御及びAF制御に基づいて適正な輝度及びピントで撮影されたリアルタイムのスルー画を、LCD120を通じて視認することができる。
[撮影装置1によるトリミングモード時のスルー画の生成及び表示]
撮影装置1は、ユーザの操作部104に対する所定の操作に従ってトリミングモードに遷移する。トリミングモードに遷移すると、スルー画がユーザの撮影を補助することが可能な形態でLCD120に表示される。以下に、このようなスルー画の生成及び表示について説明する。図2は、トリミングモード時のスルー画の生成及び表示フローを示す図である。図3(a)〜図3(d)は、図2に示されるトリミングモード時のスルー画の生成及び表示フローの説明を補助する説明補助図である。なお、図2に示されるトリミングモード時のスルー画の生成及び表示フローは、例えば、他のモードへの遷移やレリーズ釦の押下による静止画撮影処理、電源オフ操作等が行われることにより、終了する。
[図2のS11(スルー画のトリミング領域の指定)]
図1に示されるように、DSP102は、画像変換処理部102aを備えている。なお、図1においては便宜上、DSP102を構成する各ブロックのうち本フローの説明に用いるブロックのみ示している。画像変換処理部102aは、イメージセンサ112より入力される電気信号(撮影データ)に対して色補間、マトリクス演算、Y/C分離等の所定の信号処理を施して映像データ(輝度信号Y並びに色差信号Cb及びCr)を生成する。
図1に示されるように、DSP102は、切り出し処理部102b、合成処理部102e及び画像出力部102fを備えている。画像変換処理部102aは、映像データ(輝度信号Y並びに色差信号Cb及びCr)を切り出し処理部102bに出力する。切り出し処理部102bは、ユーザの操作に従い、各フレームについて画像変換処理部102aより入力される映像データ(輝度信号Y並びに色差信号Cb及びCr)の一部を切り出して出力する。
具体的には、切り出し処理部102bは、トリミングモードに遷移すると、画像変換処理部102aより入力される映像データ(輝度信号Y並びに色差信号Cb及びCr)を合成処理部102eにスルー出力する。合成処理部102eは、スルー出力された撮影画像に指定枠F(図3(a)中、破線参照)を合成して画像出力部102fに出力する。画像出力部102fは、合成処理部102eより入力される映像データ(輝度信号Y並びに色差信号Cb及びCr)をフレームレートに応じたタイミングで画像信号に変換してフレーム画像を生成し、LCD120に出力する。これにより、図3(a)に示されるように、指定枠Fが重ねられたスルー画がLCD120に表示される。指定枠Fを表示中、指定枠Fより外側の範囲の画像をモノクロ又はその他の形態で表示することにより、指定枠Fの内側の画像と区別できるようにしてもよい。ユーザは、操作部104を操作することにより、スルー画上に表示された指定枠Fの位置及び大きさを指定することができる。切り出し処理部102bは、ユーザの操作に従い、スルー画内における指定枠Fの位置及び大きさを決定する。切り出し処理部102bは、指定枠Fの位置及び大きさが決定されると、決定後の指定枠Fで囲われた領域の画像を切り出し、切り出された画像に対応する映像データ(輝度信号Y並びに色差信号Cb及びCr)を合成処理部102eに出力する。
[図2のS12(トリミングされたスルー画の表示)]
合成処理部102eは、切り出し処理部102bによって切り出された映像データ(輝度信号Y並びに色差信号Cb及びCr)を画像出力部102fに出力する。画像出力部102fは、合成処理部102eより入力される映像データ(輝度信号Y並びに色差信号Cb及びCr)をフレームレートに応じたタイミングで画像信号に変換してフレーム画像を生成し、LCD120に出力する。これにより、図3(b)に示されるように、指定枠Fで囲われた領域のスルー画T(トリミングされたスルー画T)がLCD120に表示される。
[図2のS13(動き物体の検出)]
図1に示されるように、DSP102は、動き物体検出部102cを備えている。画像変換処理部102aは、映像データ(輝度信号Y並びに色差信号Cb及びCr)を動き物体検出部102cに出力する。動き物体検出部102cは、複数の撮影画像間の動きベクトルを算出することにより、撮影画像の中で動きのある物体(以下、「動き物体」と記す。)を検出する。
動き物体を検出する方法は、一般的に知られているものとして、ブロックマッチング法やオプティカルフロー法、Lucas-Kanade法、パーティクルフィルタ法等がある。本実施形態では、ブロックマッチング法を用いて動き物体を検出する。具体的には、動き物体検出部102cは、画像変換処理部102aより入力される映像データ(輝度信号Y並びに色差信号Cb及びCr)の各フレームを複数のブロックに分割し、分割されたブロック毎にフレーム間の相関を求めることにより、撮影画像内の動きベクトル(動き物体)を検出する。
動き物体検出部102cは、切り出し処理部102bにより指定されたトリミング領域の画素アドレスと、検出した動き物体の画素アドレスとを比較し、動き物体がイメージセンサ112により撮影された撮影画像内であってかつ切り出し処理部102bによりトリミングされたスルー画T外の領域(以下、「スルー画領域外R」と記す。)に位置するか否かを判定する。
図3(c)は、動き物体Oがスルー画領域外Rに位置する場合を示す図である。この場合は(図2のS13:YES)、本フローチャートの処理が図2の処理ステップS14(動き物体の切り出し)に進む。動き物体Oがスルー画領域外Rに位置しない(換言すると、動き物体Oがスルー画T内に位置する)場合(図2のS13:NO)は、本フローチャートの処理が図2の処理ステップS12(トリミングされたスルー画Tの表示)に戻り、以降の処理が繰り返される。
[図2のS14(動き物体の切り出し)]
図1に示されるように、DSP102は、動き物体切り出し処理部102dを備えている。動き物体切り出し処理部102dは、図2の処理ステップS13(動き物体の検出)にて検出されたスルー画領域外Rの動き物体Oを撮影画像から切り出す。動き物体切り出し処理部102dは、切り出された動き物体Oの映像データ(輝度信号Y並びに色差信号Cb及びCr)を合成処理部102eに出力する。
[図2のS15(動き物体の合成及びスルー合成画の表示)]
合成処理部102eは、スルー画領域外Rに位置する動き物体Oをスルー画Tにピクチャインピクチャ形式で配置して画像出力部102fに出力する。画像出力部102fは、合成処理部102eより入力される合成処理後の映像データ(輝度信号Y並びに色差信号Cb及びCr)をフレームレートに応じたタイミングで画像信号に変換してフレーム画像を生成し、LCD120に出力する。これにより、図3(d)に示されるように、スルー画Tに動き物体Oを重ねたスルー合成画T’がLCD120に表示される。スルー合成画T’の表示は、例えば、動き物体Oがスルー画領域外Rから外れるまで継続する。動き物体Oがスルー画領域外Rから外れると、LCD120の表示がスルー画Tに復帰する。
動き物体Oは、スルー合成画T’内において例えば撮影画像内での検出位置と近い位置に表示される。また、動き物体Oは、スルー合成画T’内において撮影画像内での検出位置と相関のある位置に表示されてもよい。図3(c)の例では、動き物体Oは、撮影画像内の右下領域で検出される。そのため、動き物体Oは、図3(d)に示されるように、撮影画像内での検出位置(右下領域)と近い、スルー合成画T’内の右下領域に表示される。別の側面によれば、動き物体Oは、図3(d)に示されるように、撮影画像内での検出位置(右下領域)と相関のあるスルー合成画T’内の右下領域に表示される。また、スルー合成画T’内での動き物体Oの表示位置は、ユーザが操作部104を操作することにより指定できるようにしてもよい。
ユーザは、図3(d)に例示されるスルー合成画T’を視認することにより、図2の処理ステップS11(スルー画のトリミング領域の指定)にてトリミングしたスルー画T(メモリへの保存を予定する静止画又は動画)内に動き物体Oが侵入する可能性があることを把握することができる。本実施形態によれば、ユーザは、スルー画をトリミングすることにより、画像として保存する被写体や構図を整えることができると共に、スルー合成画T’を通じて意図しない動き物体Oの侵入に注意を払いながら所望の画像を撮影することができる。すなわち、ユーザは、ミスショットを抑えつつ自身の意図する画像を撮影できるようになる。
図4は、本実施形態の変形例におけるトリミングモード時のスルー画の生成及び表示フローを示す図である。図4に示されるように、変形例では、図2のフローチャートに対して処理ステップS13aが追加されている。図4の処理ステップS13aでは、動き物体検出部102cは、処理ステップS13(動き物体の検出)にて検出されたスルー画領域外Rの動き物体Oの動きベクトルに基づき、動き物体Oがスルー画T内に侵入する可能性があるか否かを判定する。例として、動き物体Oの動きベクトルがスルー画T内に向く場合は、動き物体Oがスルー画T内に侵入する可能性があると判定する。一方、動き物体Oの動きベクトルがスルー画Tより外れる方向に向く場合は、動き物体Oがスルー画T内に侵入する可能性がないと判定する。動き物体検出部102cは、動き物体Oがスルー画T内に侵入する可能性があると判定した場合に限り(図4のS13a:YES)、処理ステップS14(動き物体の切り出し)及び処理ステップS15(動き物体の合成及びスルー合成画の表示)を実行する。
本実施形態の変形例によれば、スルー画領域外Rに位置する動き物体Oの中でも特にスルー画T内に侵入する可能性の高いと考えられる動き物体Oが、スルー合成画T’内に表示される。そのため、ユーザは、一層ミスショットを抑えつつ自身の意図する画像を撮影できるようになる。
以上が本発明の例示的な実施形態の説明である。本発明の実施形態は、上記に説明したものに限定されず、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。例えば明細書中に例示的に明示される実施形態等又は自明な実施形態等を適宜組み合わせた内容も本願の実施形態に含まれる。
上記においては、スルー合成画T’をLCD120に表示させているが、スルー合成画T’を電子ファインダに表示させてもよい。ここでいう電子ファインダとは、光学ファインダと置き換わるものである。ユーザは、片方の目で電子ファインダを覗き込んでフレーミングしつつもう片方の目で周囲の状況を観察することができる。この場合、片目だけでは視界が限られるため、動き物体Oに気付かなかったりカメラボディが死角となって動き物体Oが見えなかったりすることがある。そこで、スルー合成画T’を電子ファインダに表示させる。これにより、ユーザは、電子ファインダを覗き込んでフレーミングしつつスルー画T内に動き物体Oが侵入する可能性があることを把握することができる。
また、上記においては、スルー画Tに動き物体Oを重ねたスルー合成画T’がLCD120に表示されているときにレリーズ釦が押されると、レリーズ釦押下時のスルー画Tが撮影・保存される。別の実施形態では、スルー合成画T’を表示しているときに又は動き物体Oがスルー画領域外Rに位置すると判定されたことにより、スルー合成画T’の表示が予定されるときにレリーズ釦が押されると、レリーズ釦押下時のスルー画Tの撮影・保存をキャンセル(すなわちレリーズ操作を受け付けない)してもよい。この場合、ミスショットを一層抑えることができる。
ユースケースとして、ユーザが観光スポットで自身も写るため、カメラを三脚に固定してセルフタイマ撮影する場合を考える。本ユースケースでは、撮影の瞬間、無人のカメラと被写体との間を他人が横切ってしまい、ミスショットとなることがある。このようなミスショットを防ぐため、スルー合成画T’を表示しているとき又は動き物体Oがスルー画領域外Rに位置すると判定されたことにより、スルー合成画T’の表示が予定されるときには、セルフタイマのカウントがゼロになってもスルー画Tの撮影・保存が行われず一旦保留される。保留されたスルー画Tの撮影・保存は、動き物体Oがスルー画領域外Rから外れる等してスルー画Tに侵入する可能性が無くなった時点で行われる(言い換えると、スルー画Tの撮影・保存の保留は、動き物体Oがスルー画Tに侵入する可能性が無くなるまで継続する。)。なお、このようなセルフタイマ撮影の場合、ユーザは、LCD120に表示されている内容を直接視認することができない。そのため、スルー合成画T’の表示は必須ではない。スルー画Tの撮影・保存を保留する期間中、スルー合成画T’を表示する代わりに又はスルー合成画T’の表示と併せて、図3(e)に示される警告LED(Light Emitting Diode)124を点灯又は点滅させることにより、カメラから離れたユーザにスルー画Tの撮影・保存が保留中であることを報知するようにしてもよい。
1 撮影装置
100 CPU
102 DSP
102a 画像変換処理部
102b 切り出し処理部
102c 動き物体検出部
102d 動き物体切り出し処理部
102e 合成処理部
102f 画像出力部
104 操作部
106 撮影レンズ
108 絞り
110 シャッタ
112 イメージセンサ
114 絞り・シャッタ駆動回路
116 ROM
118 メモリカードアダプタ
120 LCD
122 フォーカスレンズ駆動回路
124 警告LED
200 メモリカード

Claims (6)

  1. 撮像素子から出力される撮影データを処理して撮影画像を生成する撮影画像生成手段と、
    指定された前記撮影画像内の領域を切り出す画像切り出し手段と、
    前記撮影画像内で動きのある物体を検出する動き物体検出手段と、
    前記動き物体検出手段により、前記撮影画像内であってかつ前記画像切り出し手段による切り出し領域外で動きのある物体が検出されたとき、該画像切り出し手段による切り出し画像上に該物体の画像を重ねた合成画像を生成する合成画像生成手段と、
    前記合成画像を所定の表示画面に表示する合成画像表示手段と、
    を備えること
    を特徴とする、画像処理装置。
  2. 前記動き物体検出手段により検出された物体の動きベクトルに基づいて該物体が前記切り出し領域内に侵入するか否かを判定する侵入判定手段
    を備え、
    前記合成画像生成手段は、
    前記侵入判定手段により前記物体が前記切り出し領域内に侵入すると判定したときに限り、前記切り出し画像に該物体の画像を重ね合わせた合成画像を生成すること
    を特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記撮影画像生成手段は、
    前記動き物体検出手段により、前記撮影画像内であってかつ前記切り出し領域外で動きのある物体が検出されたとき、ユーザの操作に応じた画像の撮影をキャンセル又は保留すること
    を特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記撮影画像のスルー画を前記表示画面に表示するスルー画表示手段
    を備え、
    前記画像切り出し手段は、
    前記表示画面に表示されたスルー画内の任意の領域を指定する操作を受け付け、受け付けた操作に従い前記スルー画内の領域を切り出すこと
    を特徴とする、請求項1から請求項3の何れか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記物体の画像は、前記合成画像内において、前記動き物体検出手段による前記撮影画像内での検出位置と近い位置若しくは相関のある位置又はユーザの操作によって指定された位置に表示されること
    を特徴とする、請求項1から請求項4の何れか一項に記載の画像処理装置。
  6. 撮像素子から出力される撮影データを処理して撮影画像を生成する撮影画像生成手段と、
    指定された前記撮影画像内の領域を切り出す画像切り出し手段と、
    前記撮影画像内で動きのある物体を検出する動き物体検出手段と、
    前記動き物体検出手段により、前記撮影画像内であってかつ前記画像切り出し手段による切り出し領域外で動きのある物体が検出されたとき、該動きのある物体が検出されたことを示す情報を所定の表示画面に表示する表示手段と、
    を備えること
    を特徴とする、画像処理装置。
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