JP2014218464A - 均一分散可能な架橋ゼラチン粒子集合体 - Google Patents

均一分散可能な架橋ゼラチン粒子集合体 Download PDF

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Abstract

【課題】 微小粒子径の架橋ゼラチン粒子の所定量を、水可溶性ゼラチンにて包被してなる架橋ゼラチン粒子集合体に関し、使用時に生理食塩水などの水系媒体に溶解させることで、媒体中に水可溶性ゼラチンが溶解することで溶液粘度が上昇し、架橋ゼラチン粒子が均一に分散することができるものである。
【解決手段】 平均粒径が10〜500μmの架橋ゼラチン粒子の所定量が、水可溶性ゼラチンにて包被されてなる。水可溶性ゼラチンのゼリー強度は300g以下が好ましく、その包被量は内包される架橋ゼラチン粒子量の2〜5倍量が好ましい。架橋ゼラチン粒子は水可溶性ゼラチンで一括コーティングしたり、水可溶性ゼラチン層中に分散させたりして、錠剤形状にすることが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、均一分散可能な架橋ゼラチン粒子集合体に関し、詳しくは特定範囲を有する微小粒径の架橋ゼラチン粒子の所定量を水可溶性ゼラチンにて包被してなる架橋ゼラチン粒子集合体に関するものであり、使用時に生理食塩水などの媒体に溶解させることで、媒体中に均一に分散させることができるので、架橋ゼラチン粒子を均一に分注可能なものである。
ゼラチンは動物由来コラーゲンを酸やアルカリで処理して抽出したタンパク質であって、ゲル化剤としてゼリーなどの食品分野や、医薬品分野などに用いられており、また、接着剤分野やフィルム分野などの工業用途にも用いられるなど様々な分野で利用されてきた身近な材料である。これらの各種用途のうち、医療品用途に使用されている精製度の高いゼラチンやコラーゲンは日本薬局方にも収載されており、注射製剤用の添加物として、また肝臓癌用の塞栓材料や止血用スポンジ材、経口投与用のカプセル材などの製品に担体材料として幅広く利用されているものである。
上記したように、ゼラチンは生体組織を構成するコラーゲンより抽出されているために、生体適合性や生体内分解性に非常に優れた材料である。さらに、ゼラチンは通常、水や温水に対して比較的容易に溶解する性質を有しているので、架橋処理を施して不溶化させて、その不溶化の程度を制御することによって、生体内へ投与された際のゼラチンの生分解時間を制御できるという性質を有する。従って、架橋して不溶化されたゼラチン担体に薬剤などの生理活性物質などを予め吸着させたゼラチン粒子製剤は、生体内へ投与した場合に、ゼラチン担体が生分解によって溶解すると共に、担持されている生理活性物質が徐々に放出することができるという作用効果を発揮するものである。
しかしながら、上記のようなゼラチン粒子製剤を実際に医療現場で使用する際には、通常、図4に示すように生理食塩水などの水系媒体に上記ゼラチン粒子製剤を分散、懸濁させ、これを複数のシリンジに所定液量ずつ吸引分取し、生体内等の所定箇所に注入するという用時調製の操作を行うことがある。この場合、媒体中にゼラチン粒子が均一に分散していれば、所定量のゼラチン粒子を含有する分散液を各シリンジ内に均等に吸引することができるが、水系媒体中でのゼラチン粒子の分散が不均一であると、吸引したシリンジ毎に架橋ゼラチン粒子量がばらついてしまい、その結果、投与部位毎の架橋ゼラチン粒子量が一定しないという問題が生じる。
つまり、生体内にゼラチン粒子製剤を投与する際に、ゼラチン粒子を懸濁した懸濁液内の粒子濃度が均一でないと、例えば、細胞足場材として利用する場合には細胞の増殖量が不均一となって細胞が偏って再生したり、生理活性物質徐放用の担体として用いた場合には、生体内投与後に生理活性物質が均一に徐放されないなどの問題を生じる可能性がある。なお、このような問題を解決して均一な懸濁液を得る方法としては、分散剤や乳化剤を添加する方法などがあるが、生体内に投与する媒体(液)に分散剤や乳化剤を添加すると、これらが細胞増殖の阻害や、生理活性物質の徐放性、生理活性物質の体内吸収性などに影響を及ぼすことも考えられる。
一方、均一分注を目的として、特許文献1や特許文献2に提案されるような分注型注射器などが案出されているが、これらの注射器は注射器内に吸引する液を所定量ずつ分注できるものであって、上記のような均一分散性の課題を充分に解決できるものではない。
一方、架橋ゼラチン粒子を一般的なカプセル剤内に入れるという方法も考えられるが、カプセル剤では生理食塩水などに投入した場合、カプセル剤の殻材が速やかに溶解しがたく、用時調製などの際に多くの時間を要することになり、決して満足できる方法とは云えないものである。
特開2001−315713号公報 特表2010−524526号公報
本発明者らは、上記従来の問題点を解決するために鋭意検討を行った結果、架橋ゼラチン粒子をそのまま生理食塩水中に分散させるのではなく、水可溶性ゼラチンにて架橋ゼラチン粒子を一括コーティングしたり、水可溶性ゼラチン層中に分散させたりして錠剤化すると、生理食塩水などの水系媒体中に投入した場合に、水可溶性ゼラチンが溶解して溶液粘度の上昇が起こり、その結果、水不溶化している架橋ゼラチン粒子が生理食塩水中で沈降せずに均一に分散できることを見い出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は平均粒径が10〜500μmの架橋ゼラチン粒子の所定量が、水可溶性ゼラチンにて包被されていることを特徴とする均一分散可能な架橋ゼラチン粒子集合体を提供するものである。
特に、架橋ゼラチン粒子集合体の形状として、所定量の架橋ゼラチン粒子全体が水可溶性ゼラチンにて一括コーティングされている錠剤、もしくは内包される架橋ゼラチン粒子が包被する水可溶性ゼラチン層中に分散している錠剤であることが好ましい。
さらに、架橋ゼラチン粒子が、油中分散法、スプレードライ法、流動層造粒法および噴霧凍結乾燥法の何れか一つの方法によって得られ、水可溶性ゼラチンによる包被が、凍結乾燥法または流動層造粒法にて行われるものが好ましい。
本発明の架橋ゼラチン粒子集合体は、所定量の架橋ゼラチン粒子を水可溶性ゼラチンにて包被しているので、微粉末状の粒子だけを秤量した場合や他の容器に移しかえする場合に、粒子の飛散などによる秤量ロスを生じることが少なく、取扱い性に優れるものである。さらに、本発明の架橋ゼラチン粒子集合体を生理食塩水などの水系媒体中に投入すると、包被材料である水可溶性ゼラチンが生理食塩水中に溶解して溶液粘度が上昇するので、溶液中に分散している架橋ゼラチン粒子が沈降することを抑制することができ、均一に分散した架橋ゼラチン粒子溶液を調製することができるという効果も奏するものである。
本発明の架橋ゼラチン粒子集合体の一態様であって、所定量の架橋ゼラチン粒子全体が水可溶性ゼラチンにて一括コーティングされている錠剤を示す模式図である。 本発明の架橋ゼラチン粒子集合体の他の態様であって、内包される架橋ゼラチン粒子が包被する水可溶性ゼラチン層中に分散している錠剤を示す模式図である。 図1に示す架橋ゼラチン粒子集合体をシリンジ内に投入後、生理食塩水によって水可溶性ゼラチンのコーティング層が溶解し、不溶化している架橋ゼラチン粒子が生理食塩水中に均一に分散している状態を示す模式図である。 生理活性物質を架橋ゼラチン粒子に吸収させて、生体内に投与する際の用時調製法の一例を説明する説明図である。 従来の用時調製法として、架橋ゼラチン粒子のみをシリンジ内に投入後、生理食塩水を投入した際の架橋ゼラチン粒子の分散状態を示す説明図である。 本発明の架橋ゼラチン粒子集合体を実施例における沈降抑制効果測定試験を行って、架橋ゼラチン粒子が水に分散懸濁している状態を示す写真である。左から、懸濁度約10%、約25%、約50%、約75%および約100%の状態を示す。
本発明の架橋ゼラチン粒子集合体に内包する架橋ゼラチン粒子を得る際に用いるゼラチンや、外被材として用いる水可溶性ゼラチンに用いるゼラチンとしては、その種類(由来)は特に限定されるものではない。例えば、牛骨由来、牛皮由来、豚骨由来、豚皮由来などの各種ゼラチンを用いることができる。
本発明における上記架橋ゼラチン粒子は、ゼラチンを粒子状に成形したものを水系溶媒に対して不溶性にするために架橋処理してなるものであって、好ましくは一般的に用いられている架橋剤による化学的架橋処理ではなく、加熱処理による熱架橋を施したものが望ましい。即ち、架橋剤による化学的架橋処理を行った場合には、架橋剤反応物や架橋剤の残渣がゼラチンに結合する可能性があり、このようにして得られた架橋ゼラチン担体を生体内に用いる場合には各種毒性などの検討も慎重に行わなければならず、使用できる架橋剤にも制限が生じることになる。
一方、加熱処理によって熱架橋した場合は、上記のような懸念はなく、また、架橋剤による架橋処理よりも穏和な条件下での架橋処理が行われるので、生分解性に影響するゼラチンの架橋度制御も比較的容易となる。さらに、本発明のような架橋ゼラチン担体を熱架橋によって調製した場合には、架橋の程度を使用目的に応じて調整できるので、水溶液中や血管内で完全に溶解するまでの時間(生分解時間)を容易に調整することができるのである。
本発明における粒子状の架橋ゼラチンを得るためには、まず、油中分散法や、スプレードライ法、流動層造粒法、噴霧凍結乾燥法などの造粒法によって作製することができる。
次いで、得られたゼラチン粒子は、一旦、送風乾燥や自然乾燥、真空乾燥、凍結乾燥などの乾燥手段を用いて乾燥させ、その後、例えば、80〜250℃、好ましくは120〜180℃の温度範囲で、0.5〜120時間、好ましくは2〜48時間、加熱乾燥することによって熱架橋を施して、本発明に用いる架橋ゼラチン粒子をすることができるのである。但し、静置での加熱乾燥ではなく、攪拌や回転条件下での加熱乾燥の場合には、150〜170℃程度の温度範囲で、3〜5時間程度の加熱処理を行うことが好ましい。このとき、常圧下で乾燥させてもよいが、本来水溶性であるゼラチンは、大気中の酸素や水分などに影響を受けやすいので、再現性よく均一な加熱架橋を行うためには、真空下での加熱処理が好ましい。なお、本発明における真空下とは、絶対真空を0kPaとすると、一般的な真空乾燥機にて達成できる10kPa以下の範囲の圧力状態を意味するものである。
以下に、架橋ゼラチン粒子を油中分散法で作製する一実例を具体的に示す。
ゼラチン水溶液を調製するために、まずゼラチンを約0℃の水中で膨潤させる。次に、スターラー、攪拌翼または振盪機などを用いて0.5〜1.5時間程度攪拌しながら、40〜60℃の温水にゼラチンを完全に溶解させる。この場合のゼラチンはJIS K6503に準じて測定されるゼリー強度が、80〜300gであることが好ましい。80gに満たないゼリー強度のゼラチンを用いた場合には、後述するゲル化工程でゲル化しにくくなり、300gを超えるゼリー強度のゼラチンを用いた場合には、水中で速やかに溶解しがたい傾向を示す。
次いで、上記のようにして調製したゼラチン水溶液を油脂中に分散させる工程としては、攪拌翼を備えたフラスコ内に油脂を入れ、攪拌しながら油脂中に上記ゼラチン水溶液を投入して30〜60分間攪拌、分散させる。この分散工程での油脂の温度は、0〜60℃、好ましくは40〜50℃の範囲とする。温度が0℃未満の場合には、油脂が凝固してゼラチン水溶液を液滴状態で均一分散させがたくなり、60℃を超えるとゼラチンが変性してしまう可能性が高くなる。また、投入するゼラチン水溶液の濃度は2〜20重量%、好ましくは5〜15重量%とする。ゼラチン水溶液におけるゼラチン濃度が2重量%に満たない場合には、球状の分散粒子を得がたくなり、20重量%を超えると、ゼラチン水溶液の粘度が高くなりすぎて、油脂中に均一に分散しがたくなる傾向を示す。
次に、油脂中に分散されたゼラチン水溶液の液滴をゲル化させる工程では、フラスコを冷却することによって油脂を冷却し、ゼラチン水溶液の液滴を球状が保持された状態でゲル化させる。油脂を冷却する際の温度は、液滴を可能な限り強固にすると共に、液滴内の水分の凝固を防ぐため、0〜3℃程度とすることが好ましい。なお、ゲル化されたゼラチン粒子が強固であると後述する洗浄工程でゼラチン粒子の変形が抑えられ、粒子表面に存在する油脂が洗浄操作で除去されやすくなる。また、このゲル化工程では、温度低下による油脂の凝固や油脂粘度の上昇を抑制するために、脱水溶媒を添加することもできる。さらに、冷却時間としては、ゼラチン水溶液の液滴を完全にゲル化させるために、15〜90分程度、好ましくは30〜60分程度とすることが望ましい。
ゲル化したゼラチン水溶液の液滴から水分を除去する脱水工程では、液滴の形状が崩れないように、ゼラチンのゲル化温度以下に冷却した脱水溶媒を投入して、液滴中の水分を除去する。確実に脱水するためには、液滴を脱水溶媒に15分以上接触させることが好ましい。このようにしてゼラチン水溶液の液滴中の水分を除去することによって、形成されたゼラチン粒子同士の凝集を防止することができ、後述する架橋工程での各ゼラチン粒子の均一な架橋が行いやすくなる。脱水溶媒としては、水への溶解度が10重量%以上の有機溶剤、具体的にはアセトンやイソプロピルアルコール、テトラヒドロフランなどを用いることができる。この脱水工程では、ゲル化したゼラチン粒子内に残存する水分と脱水溶媒が置換されてゼラチン粒子内の水分が脱水されるために、疎水性有機溶剤ではなく、親水性有機溶剤を用いることが好ましい。
脱水工程に続くゼラチン粒子の洗浄工程は、ゼラチン粒子が溶解しない溶剤、つまり貧溶媒を用いて洗浄する。このような溶剤としては、例えば、アセトンなどのケトン系溶剤、イソプロピルアルコールなどのアルコール系溶剤、酢酸エチルなどのエステル系溶剤、トルエン、ヘキサンなどの炭化水素系溶剤、ジクロルエタンなどのハロゲン系溶剤を用いることができ、これらのうち、残留溶剤を少なくするという点からは、上記脱水溶媒と同じ溶剤を用いることが好ましい。また、洗浄工程でのゼラチン粒子の溶解を抑制するためには、貧溶媒による洗浄はゼラチンのゲル化温度以下で用いることが好ましい。洗浄工程では、約2〜15gのゼラチン粒子に対して、大過剰量である200〜300mlの洗浄溶剤を用いて15〜30分間洗浄する操作を1サイクルとし、これを少なくとも4〜6サイクル繰り返し行うことが好ましい。洗浄後は、ゼラチン粒子を篩過や遠心分離などの公知の方法で分離する。
上記のように洗浄工程を経たゼラチン粒子は、次に乾燥工程に供される。ゼラチン粒子の乾燥工程は、ゼラチン粒子が溶融しない温度(250℃以下)で、ゼラチン粒子の表面に付着している洗浄溶剤やゼラチン粒子中の残存している水分を完全に除去する工程であって、例えば、通風乾燥や減圧乾燥、凍結乾燥などの公知の乾燥方法を用いることができる。具体的には、5〜25℃で12時間以上乾燥することが好ましく、減圧下で乾燥することがより好ましい。
ゼラチン粒子は上記洗浄工程の後、架橋工程によって架橋処理を施して架橋ゼラチン粒子を得る。熱架橋によって架橋処理を施す場合には、ゼラチン粒子を温度80〜250℃で、0.5〜120時間加熱する。本発明の架橋ゼラチン粒子集合体を使用する目的・用途に応じて生分解性時間などが異なるので、加熱温度や加熱時間などの架橋条件を所望の架橋の程度にあわせて随時変更することができる。なお、加熱処理時にゼラチン粒子が酸化劣化することを防止するために、架橋工程を減圧条件下もしくは不活性ガス雰囲気下で行うことが好ましい。
本発明に用いる架橋ゼラチン粒子は上記のようにして得ることができるが、架橋処理を施したのち、さらに分解処理を施して架橋ゼラチン粒子の生分解速度や各種生理活性物質の吸着量を調整することができる。このような分解処理とは、γ線をはじめとした放射線照射や電子線照射などによる分解処理が挙げられ、好ましくは、製品包装後において最終滅菌処理としても利用できるγ線を用いることが実用的に望ましいものである。γ線の照射線量としては、10〜50kGy程度が好ましいが、滅菌操作としても充分に対応できる25〜50kGyの範囲の照射線量とすることが好ましい。
本発明において用いる架橋ゼラチン粒子は、何れの内部構造を有していてもよく、多孔質構造や中実構造の粒子、これらの粒子が複数凝集してなる凝集粒子であってもよい。多孔質構造の粒子の場合は実質的な比表面積が大きくなって、生分解速度や水への溶解速度が比較的速くなり、また、生理活性物質も粒子内部の多孔質部内へ保持可能となるので、吸着量の多くしたい場合に適したものである。一方、中実構造の粒子の場合は、多孔質構造のように粒子内部に溶剤が吸収されることがなく、生理活性物質保持担体として用いた場合には粒子内部まで吸収保持されることがないので、生分解速度や生理活性物質の吸着量(保持量)を所望の値に設定しやすくなるという効果を有するものである。
また、得られる架橋ゼラチン粒子は、乾燥時における架橋ゼラチンの単一粒子の平均粒径が、10〜500μm、好ましくは20〜250μmとすることが、生理活性物質の保持性や、生体内に導入した際に生理活性物質を局所にとどめるという点から望ましいものである。平均粒径が10μmに満たない場合は、血管内に導入した際に毛細血管から流出して目的とする局所部位にとどめることができなくなる傾向を示す。一方、平均粒径が500μmを超える場合には、血管内に導入すると、末梢血管に詰まってしまって血流障害などを起こす可能性もあり好ましくない。
なお、本発明における架橋ゼラチン担体は、上記のような架橋ゼラチンの単一粒子だけでなく、これらの粒子が複数個凝集した粒子凝集体であってもよい。この場合の平均粒径は、10〜500μm、好ましくは20〜250μm程度の大きさであってもよい。
本発明の架橋ゼラチン粒子集合体は、上記のようにして得られた架橋ゼラチン粒子の所定量を、図1や図2に示すように水可溶性ゼラチンにて包被してなるものである。この際に用いる水可溶性ゼラチンは、生理食塩水などの水系媒体に速やかに溶解するものであり、水不溶分を有さないものであれば、特に限定されるものではない。但し、短時間で完全に溶解できると共に、架橋ゼラチン粒子を充分に包被可能なものとして、JIS K6503に準じて測定されるゼリー強度が300g以下、好ましくは0〜100g程度のゼリー強度を有するものを用いることが望ましい。
また、水可溶性ゼラチンの包被量は、内包する架橋ゼラチン粒子量の2〜5倍量とすることが望ましい。水可溶性ゼラチンの包被量が2倍量に満たない場合には本発明の架橋ゼラチン粒子集合体を生理食塩水などに溶解した場合に、溶液粘度が適度に上昇せず、架橋ゼラチン粒子が沈降して均一分散性に劣るようになってしまう。その結果、シリンジなどで分取する際に、分散液中の架橋ゼラチン粒子の濃度にバラツキを生じる場合がある。一方、5倍量を超えた量で被覆すると、逆に溶液粘度が高くなりすぎて均一分散性やシリンジへの分取作業を行う際の取扱い性が低下する傾向を示す。
本発明の架橋ゼラチン粒子集合体は、上記架橋ゼラチン粒子を水可溶性ゼラチンで包被したものであり、包被後の形状としては、架橋ゼラチン粒子全体を水可溶性ゼラチンで一括コーティングされた錠剤(図1参照)や、内包される架橋ゼラチン粒子が水可溶性ゼラチン層中に分散している錠剤(図2参照)のような形状がある。また、水可溶性ゼラチンによる包被は、操作が簡便な凍結乾燥法や、架橋粒子の作製も可能な流動層造粒法などによって行うことが好ましい。
凍結乾燥法によって水溶性ゼラチンをコーティングする方法としては、例えば、所定量の架橋ゼラチン粒子を入れたプラスチック製容器に、予め調製しておいた0.5〜10重量%の濃度範囲に調整した水溶性ゼラチン水溶液を注入し、これを凍結乾燥機によって乾燥させることで行うことができる。水可溶性ゼラチンの水溶液濃度が10重量%を超えると、水溶液の粘度が高くなりすぎて、架橋ゼラチン粒子のコーティングが不充分になる傾向を示す。
また、凍結乾燥する前に、−80℃程度の低温下で1日程度の予備凍結を行っておくと、氷結した氷の結晶が均一となるので好ましい。凍結乾燥工程では、充分に乾燥させるためには通常、10Pa以下の減圧下で2〜4日行うことが好ましい。
本発明の架橋ゼラチン粒子集合体は、内包する架橋ゼラチン粒子に生理活性物質を吸着、保持させて生理活性物質徐放担体として利用することもできる。この場合に吸着させる生理活性物質としては、特に限定されるものではないが、例えば、体内に投与することによって各種疾患を治療する目的で使用される各種薬剤や、インターフェロンやインターロイキンに代表されるサイトカイン類、各種成長因子(増殖因子)などを用いることができる。
上記の生理活性物質を吸着した架橋ゼラチン粒子は、本発明の架橋ゼラチン粒子集合体を生理食塩水などの水系媒体中に投入することで、外被材としての水可溶性ゼラチンが溶解し、水媒体中に分散する架橋ゼラチン粒子として得られるので、例えば、これを生体内に注射用のシリンジやカテーテルなどの公知の器具を用いて生体内に投与することで、粒子に吸着している生理活性物質を徐放させて所望の効果を発揮するものである。
本発明の架橋ゼラチン粒子集合体は水可溶性ゼラチンにて包被しているので、水系媒体中に投入することで水可溶性ゼラチンが溶解し、水可溶性ゼラチンが溶解して溶液粘度が適度に上昇した水系媒体中に内包する架橋ゼラチン粒子が分散する。この架橋ゼラチン粒子は粘度が高まった水系媒体中で沈降せずに均一に分散することができる。その結果、図4に示すような用時調製時に複数のシリンジを用いて所定量ずつ分取しても、各シリンジ中に一定量の架橋ゼラチン粒子を分取できるものである。従って、架橋ゼラチン粒子を生理活性物質吸着担体として使用した場合、均一濃度の生理活性物質の分取ができて、一定量の生理活性物質を生体内に投入できるものとなる。
以下、本発明について、実施例を挙げてさらに具体的に説明する。なお、本発明は実施例の記載によって限定されるものではなく、技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
<架橋ゼラチンの調製>
攪拌翼および温度計を備えた1000mlのタテ型フラスコに、300gのトリカプリル酸グリセリドを入れて200rpmにて攪拌した。次いで、予め調製しておいた5重量%濃度のゼラチン水溶液(ゼリー強度87g、豚皮由来ゼラチン)50gをフラスコ内に注加し、60分間攪拌を続けて、ゼラチン水溶液の液滴を作製した。
次に、上記フラスコを冷水中に浸漬して、トリカプリル酸グリセリドが0℃に冷却されたことを確認したのち、さらに60分間冷却を続けて、ゼラチン水溶液の液滴をゲル化させた。そののち、氷冷したアセトン100mlを注加し、220rpmで30分間攪拌して、ゲル化したゼラチン水溶液の液滴から水分を脱水して、ゼラチン粒子を得た。
得られたゼラチン粒子を濾別し、これを氷冷アセトンで洗浄してゼラチン粒子に残留するトリカプリル酸グリセリドを除去した。さらに、このゼラチン粒子を24時間真空乾燥して、残留溶媒(アセトン)や残留油脂(トリカプリル酸グリセリド)を除去したのち、真空下、160℃で4時間熱架橋を施して、架橋ゼラチン粒子を得た。
<実施例1〜9>
上記架橋ゼラチンの調製方法によって作製した架橋ゼラチン粒子12.5mgを2mlチューブに量り入れたのち、水可溶性ゼラチン水溶液(ゼラチン濃度5重量%)を所定量加えて1日間静置したのち、−80℃で1日間凍結した。そののち、これを減圧下(10Pa以下)で3日間凍結乾燥して、架橋ゼラチン粒子が水可溶性ゼラチンにて包被された錠剤状の架橋ゼラチン粒子集合体を作製した。なお、架橋ゼラチン粒子の構造(中実形状もしくは多孔質形状)や、その粒子径、水可溶性ゼラチンのゼリー強度や、その添加量(コーティング量)は、表1に記載のとおりである。
<実施例10>
上記架橋ゼラチンの調製方法によって作製した架橋ゼラチン粒子を流動層の核粒子として30g流動層に入れた。次いで、水可溶性ゼラチン水溶液(ゼラチン濃度5重量%)の所定量を供給速度8g/分で3時間噴霧して、架橋ゼラチン粒子が水可溶性ゼラチンにて包被された錠剤状の架橋ゼラチン粒子集合体を作製した。なお、架橋ゼラチン粒子の構造や、その粒子径、水可溶性ゼラチンのゼリー強度や、その添加量(コーティング量)は、表1に記載のとおりである。
<比較例1〜20>
上記架橋ゼラチンの調製方法によって作製した架橋ゼラチン粒子12.5mgを2mlチューブに量り入れ、水可溶性ゼラチン水溶液(ゼラチン濃度5重量%)を所定量加えて1日間静置したのち、−80℃で1日間凍結した。そののち、これを減圧下(10Pa以下)で3日間凍結乾燥して、架橋ゼラチン粒子が水可溶性ゼラチンにて包被された錠剤状の架橋ゼラチン粒子集合体を作製した。なお、架橋ゼラチン粒子の構造(中実形状もしくは多孔質形状)や、その粒子径、水可溶性ゼラチンのゼリー強度や、その添加量(コーティング量)は、表1に記載のとおりである。また、比較例1、比較例8、比較例12、比較例16、比較例18は、水可溶性ゼラチンにてコーティングしなかったので、架橋ゼラチン粒子そのものを示している。
上記各実施例および比較例にて得られた架橋ゼラチン粒子集合体等を用いて以下の評価を行い、その結果を表1に併記した。
<飛散度>
安全キャビネット(日本エアーテック社製、バイオロジカルセーフティキャビネット、庫内寸法:W1300mm×D600mm×H640mm、商品名:BHC−1306IIA/B)内で、庫内風速を0.4m/秒に設定した状態で、各実施例および比較例にて得た架橋ゼラチン粒子集合体100mgを10mlガラス製スクリュー瓶に入れ、それを他の10mlガラス製スクリュー瓶に移し、全量を移せた場合を0%として損失%を飛散度(%)とした。
<沈降抑制効果>
水可溶性ゼラチンにてコーティングしていない架橋ゼラチン粒子12.5mgを水5mlに懸濁させ、懸濁直後の吸光度を100%(懸濁度100%)とした場合に、600nmでの吸光度が75%(懸濁度75%)に低下するまでの時間を測定して、この時間を基準時間とする。次に、同じ粒子径の架橋ゼラチン粒子12.5mgに水可溶性ゼラチンをコーティングした各実施例および比較例にて得た架橋ゼラチン粒子集合体を、上記と同様に水中に懸濁させ、吸光度測定を行い、吸光度が75%に低下するまでの時間を測定する。上記基準時間に対する比を、本発明における沈降抑制効果(%)とした。なお、吸光度測定は、FT−IR(島津製作所社製、UV1800) を用いて測定した。架橋ゼラチン粒子の沈降が抑制されて分散性が良くなれば、基準時間に対して長くなるので、沈降抑制効果(%)は大きくなる。
<注入性>
各実施例および比較例にて得た架橋ゼラチン粒子集合体を水5mlに懸濁させ、これを5mlシリンジ内に投入し、そののち23Gの注射針(内径0.33mm)を取り付けて、シリンジ内の懸濁液を押した際の懸濁液の通過性を下記の評価基準にて評価した。
○:注射針に詰まりなく、過度の圧力をかけずに懸濁液を注射針から押し出せた。
△:注射針に詰まりはないが、多少圧力をかければ懸濁液を押し出せた。
×:注射針に詰まって、懸濁液を押し出せなかった。
Figure 2014218464
表1の結果から明らかなように、各実施例に示す本発明品は、飛散性もなく取扱い性に優れると共に、水中に投入して架橋ゼラチン粒子を分散懸濁させた際の沈降抑制効果に優れるものである。また、シリンジを用いた注射針の通過性(注入性)にも優れ、各特性のバランスに優れたものであることが分かる。
一方、水可溶性ゼラチンでコーティングしていない比較例1、比較例8、比較例12、比較例16および比較例18は、架橋ゼラチン粒子の飛散が生じるだけでなく、特に、沈降抑制効果に劣ることが明らかである。
1 架橋ゼラチン粒子集合体
2 架橋ゼラチン粒子
3 水可溶性ゼラチン

Claims (6)

  1. 平均粒径が10〜500μmの架橋ゼラチン粒子の所定量が、水可溶性ゼラチンにて包被されていることを特徴とする均一分散可能な架橋ゼラチン粒子集合体。
  2. 水可溶性ゼラチンのゼリー強度が、300g以下である請求項1記載の架橋ゼラチン粒子集合体。
  3. 包被する水可溶性ゼラチンの包被量が、内包される架橋ゼラチン粒子量の2〜5倍量である請求項1記載の架橋ゼラチン粒子集合体。
  4. 架橋ゼラチン粒子集合体の形状が、所定量の架橋ゼラチン粒子全体が水可溶性ゼラチンにて一括コーティングされている錠剤、もしくは内包される架橋ゼラチン粒子が包被する水可溶性ゼラチン層中に分散している錠剤である請求項1記載の架橋ゼラチン集合体。
  5. 架橋ゼラチン粒子が、油中分散法、スプレードライ法、流動層造粒法および噴霧凍結乾燥法の何れか一つの方法によって得られる請求項1記載の架橋ゼラチン粒子集合体。
  6. 水可溶性ゼラチンによる包被が、凍結乾燥法もしくは流動層造粒法にて行われる請求項1記載の架橋ゼラチン集合体。
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