JP2014217996A - 画像形成システム、画像形成装置、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】顧客のニーズに対し適切な機器設定情報の設定に必要な操作時間を低減可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】設定ポリシー記憶装置11、情報処理装置、及び、複数の画像形成装置1とがネットワーク2を介して通信可能に接続された画像形成システム100であって、設定ポリシー記憶装置は、画像形成装置の動作を規定する機器設定情報を、設定ポリシー毎に記憶する設定情報記憶手段を有し、情報処理装置は、設定ポリシーの選択を受け付ける操作受け付け手段と、操作受け付け手段が選択を受け付けた設定ポリシーの機器設定情報を設定ポリシー記憶装置から受信する機器設定情報受信手段と、機器設定情報受信手段が受信した機器設定情報を複数の画像形成装置に送信する機器設定情報送信手段と、を有する。
【選択図】図1

Description

情報処理装置と複数の画像形成装置とがネットワークを介して通信可能に接続された画像形成システム等に関する。
複写機やプリンタなどの画像形成装置が主にオフィスなどで使用されているが、画像形成装置では、ユーザが細かな設定を行うことができるようになっている。この画像形成装置で設定可能な情報を機器設定情報と称することとする。機器設定情報は、ユーザが機器に搭載されているオペレーションパネル上から設定・変更可能な情報であり、例としては、ユーザが機器上でよく使用する設定モードを記憶させた「プログラム登録」や「FAX宛先リスト」、機器起動時における各設定モードの選択値(デフォルト設定)などがそれに当たる。
オフィスの規模が大きくなってくると複数の画像形成装置が設置されるようになるが、顧客が多数の画像形成装置を導入した際、顧客固有の機器設定情報を導入機器すべてに設定する作業をシステム管理者やサービスマンなど(以下、単にシステム管理者という)が手動で実施する必要がある。しかし、手動の設定は導入作業時間の増大につながる他、作業自体にオペレートミスが発生する可能性もあるため好ましくない。
そこで、機器設定情報の設定を自動化する技術が検討される(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、機器に保存されている各種の機器設定情報を機器から読み出し(EXPORT)し、別の機器に書き込む(IMPORT)する画像形成装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1のように機器設定情報を複製することは、オフィスに最初に導入された画像形成装置には適用できないという問題がある。機器設定情報にどのような設定値を設定するかは、画像形成装置を導入した顧客の固有ニーズに応じて決まる。しかし、導入されたばかりの画像形成装置にどのような機器設定情報の値を設定・入力すればニーズに合致するかを顧客のシステム管理者がすぐに判断することは難しい。このため、顧客の固有ニーズに合致した機器設定情報の作成までに時間や手間がかかっていた。同様の問題は、複数の画像形成装置を同時期に導入した場合にも生じる。
また、導入初期に限られず、複数の画像形成装置がすでに設置されているが、新たな機器設定情報を複数の画像形成装置に設定したい場合にも同様の問題が生じる。すなわち、固有ニーズに合致した機器設定情報を作成したいが、どのように作成すればよいかをシステム管理者がすぐに判断することは難しい場合がある。
本発明は、上記課題に鑑み、顧客のニーズに対し適切な機器設定情報の設定に必要な操作時間を低減可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、設定ポリシー記憶装置、情報処理装置、及び、複数の画像形成装置とがネットワークを介して通信可能に接続された画像形成システムであって、前記設定ポリシー記憶装置は、画像形成装置の動作を規定する機器設定情報を設定ポリシー毎に記憶する設定情報記憶手段を有し、前記情報処理装置は、設定ポリシーの選択を受け付ける操作受け付け手段と、前記操作受け付け手段が選択を受け付けた設定ポリシーの機器設定情報を前記設定ポリシー記憶装置から受信する機器設定情報受信手段と、前記機器設定情報受信手段が受信した機器設定情報を複数の画像形成装置に送信する機器設定情報送信手段と、を有することを特徴とする。
顧客のニーズに対し適切な機器設定情報の設定に必要な操作時間を低減可能な画像形成装置を提供することができる。
画像形成装置に対する機器設定情報の設定について模式的に説明する図の一例である。 画像形成装置のハードウェア構成図の一例である。 画像形成装置のソフトウェア構成図の一例である。 サーバ又はクライアントPCのハードウェア構成図の一例である。 画像形成装置の機能構成図の一例である。 サーバから顧客への機器設定情報の流れを説明する図の一例である。 基本機器設定情報の設定値の一例を示す図である。 各基本機器設定情報の差分リストの一例を示す図である。 システム管理者が機器設定情報を一括設定する手順を示すフローチャート図の一例である。 外部の可搬性記憶媒体へ設定情報を書き込むバックアップに係る処理を説明するためのフローチャート図である。 図10のステップS12にて表示されるメニュー画面の例を示す図である。 図10のステップS14−5にて表示されるバックアップ結果画面の例を示す図である。 外部の可搬性記憶媒体から設定情報を読み込むリストアに係る処理を説明するためのフローチャート図である。 外部の可搬性記憶媒体から設定情報を読み込むリストアに係る処理を説明するためのフローチャート図である。 図13のステップS23にて表示されるメニュー画面の例を示す図である。 図13のステップS31にて表示されるリストア種別を選択するためのリストアメニュー画面の例を示す図である。 図14のステップS33にて実行されるこの機器用リストアメニュー画面の表示処理を説明するためのフローチャート図である。 図17のステップS33−6にて表示されるこの機器用リストアメニュー画面の例を示す図である。 画像形成装置の設定情報をリストアするための確認画面を示す図である。 図14のステップS35にて実行される同じ機種用リストアメニュー画面の表示処理を説明するためのフローチャート図である。 図20のステップS35−6にて表示される同じ機種用リストアメニュー画面の例を示す図である。 画像形成装置に同じ機種の設定情報をリストアするための確認画面を示す図である。 図14のステップS37にて実行される他の機種用リストアメニュー画面の表示処理を説明するためのフローチャート図である。 図23のステップS37−6にて表示される他の機種用リストアメニュー画面の例を示す図である。 画像形成装置に他の機種の設定情報をリストアするための確認画面を示す図である。 図14のステップS38にて実行されるリストア処理を説明するためのフローチャート図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲が、本実施の形態に限定されるものではない。
図1は、画像形成装置に対する機器設定情報の設定について模式的に説明する図の一例である。
本実施形態では、サーバ11が、予め「基本設定情報」を記憶している。基本情報設定は、各顧客で利用ニーズが高いと思われる機器設定情報の雛形である。例えば、基本設定情報には、利用ニーズを想定した「標準」「省エネ重視」「セキュリティ重視」「使い勝手重視」などの種類がある。それぞれが機器設定情報の雛形である。この利用ニーズのうち機器設定情報の設定に関係するポリシー(方針)を設定ポリシーと称する。利用ニーズと設定ポリシーは厳密に区別しなくてもよい。
画像形成装置を導入した顧客は、これらの「基本機器設定情報」を画像形成装置にダウンロードすることによって、機器導入後の機器設定情報の管理を簡単におこなうことが可能になる。
以下、機器設定情報の一括設定の手順を説明する。
(1)まず、顧客が新規の画像形成装置を導入する際、顧客のシステム管理者が選択した設定ポリシーに応じた「基本機器設定情報」を所定サーバ上からクライアントPCにダウンロードする。
例えば、顧客の設定ポリシーが「セキュリティ重視」の場合、まずサーバ11から「セキュリティ重視基本機器設定情報」をダウンロードする。
(2)システム管理者はダウンロードした基本機器設定情報をカスタマイズすることができる。カスタマイズは、顧客に固有の設定ポリシー(ここでは「セキュリティ重視」)に一致しない一部設定をクライアントPCで手動で書き換えることをいう。カスタマイズが不要ならシステム管理者が書き換える必要はない。
(3)また、サーバ11は、「標準」の基本機器設定情報に対する、「省エネ重視」「セキュリティ重視」「使い勝手重視」との差分リストを記憶している。差分リストには、標準基本機器設定情報と他の基本機器設定情報との差異が記録されており、いわば各設定ポリシーの特徴部である。システム管理者は、各種の差分リストをダウンロードすることができるので、ダウンロードしたセキュリティ重視基本機器設定情報が、他の基本機器設定情報とどのような差異があるのかを確認できる。
また、各設定ポリシーの標準基本機器設定情報との差分リストをダウンロードすることで、各設定ポリシーに有効な設定値を把握できる。よって、システム管理者は、クライアントPCを操作してセキュリティ重視基本機器設定情報に省エネに有効な変更を施すなど、手動書き換え(カスタマイズ)作業を効率よく行うことができる。
(4)クライアントPCは、カスタマイズした(又はしない)機器設定情報を一括して企業内の画像形成装置1に設定する。
このように、本実施形態では、サーバ11に種々の設定ポリシーに応じた機器設定情報の雛形が登録されているので、初めて導入される画像形成装置に対し、システム管理者は、設定ポリシーに応じた機器設定を容易に設定可能になる。初めての導入に限られず、すでに導入されている画像形成装置に対しても設定ポリシーに応じた基本機器設定情報をダウンロードして設定できる。また、システム管理者は、差分リスト利用して基本機器設定情報の細部をカスタマイズして、顧客の固有のニーズに容易に合致させることができる。
〔構成例〕
図1を用いて、本実施形態の機器設定情報リストアシステム100について説明する。ネットワーク2を介してサーバ11と画像形成装置1が通信可能に接続されている。ネットワーク2は、顧客の社内に機器設定情報がないことを想定すれば、複数のLANがルータなどを介して接続されたWAN又はインターネットである。しかし、基本機器設定情報が社内のサーバ11に記憶されている場合、ネットワークがLANのみで構築されている場合がある。ネットワーク2は有線で構築されていてもよいし、一部又は全てが無線LAN(IEEE802.11b/a/g/n等)で構築されていてもよい。さらに、ネットワーク2は携帯電話網、WiMAX網、PHS網などの移動体向けに構築された通信網を含んでもよい。また、サーバ11と画像形成装置が有線で1対1に接続されていたり、無線LANのアドホックモードやBluetooth(登録商標)などで1対1に接続されても、ネットワーク2による通信である。
画像形成装置1は、機器設定情報が設定可能な情報処理装置である。広義には、画面の解像度や通信に関する設定が可能なPC(Personal Computer)も含まれる。しかしながら、本実施形態では、特定の機能を提供するため多様な機器設定が可能な機器の一例として、画像形成装置について説明する。
画像形成装置1は、用紙に画像を形成して印刷する装置であり、プリンタ、FAX装置、スキャナ装置、複写機、又は、これらの機能の複数を搭載したMFP(Multi Function Peripheral)などと呼ばれる。このように画像形成装置1が画像形成以外の機能を有してもよい。さらに、OCR(Optical Character Recognition)、PDF作成、及び、翻訳などの機能を有していてもよい。
サーバ11は、PC、サーバ装置、シンクライアント等の情報処理装置である。画像形成装置の情報処理装置としての機能を使い、画像形成装置1がサーバ11となってもよい。サーバ11は、クライアントPCからの要求に応じて基本機器設定情報をクライアントPCに送信する。基本機器設定情報はサーバ11が記憶しているものとするが、基本機器設定情報はサーバ11が管理可能なネットワーク上のNAS(Network Attached Storage)などに記憶されていればよい。また、複数のサーバ11が存在していてもよい。
クライアントPCは、企業側のシステム管理者が操作するPCである。クライアントPCは、基本機器設定情報をダウンロード可能であり、システム管理者が必要に応じて基本機器設定情報をカスタマイズ可能な情報処理装置であればよい。PCの他、例えば、タブレット、スマートフォン、PDAなどでもよい。
図2は、画像形成装置のハードウェア構成図の一例を示す。画像形成装置1は、画像形成装置における主たる制御動作を行うコントローラ101にオペレーションパネル113とファクスコントロールユニット116とプロッタ81とスキャナ82とその他ハードウェアリソース83とが接続されて構成されている。
コントローラ101は、画像処理用途向けのICであるASIC102にブリッジとしてのNB105を介して一般制御用のICであるCPU106が接続される。
NB105のPCIバス9aに、周辺デバイス等との接続を行うブリッジであるSB108と、ネットワーク通信を制御するNIC109と、USBディスクとして扱うことでデータを取り込むことができるUSB(Universal Serial Bus)ターゲット110と、IEEE802.11bインターフェースを提供するIEEE802.11b 111aと、IEEE1394インターフェースを提供するIEEE1394 111bと、他のUSBターゲット(例えば、USBメモリ)と接続し大容量の画像データの送受信を可能とするUSBホスト114と、SD(Secure Digital memory card)カード等のメモリカード115dとの間でプログラムおよびデータの入出力を行うメモリカードインターフェース(I/F)115とが接続される。
ASIC102に記憶装置としてのローカルメモリ(MEM−C)103とHDD(Hard Disk Drive)104とが接続され、NB105に記憶装置としてのシステムメモリ(MEM−P)107が接続されて構成されている。
図3は、画像形成装置のソフトウェア構成図の一例である。画像形成装置1は、アプリケーション層2とプラットフォーム層4とエンジン部8とを含む。インターフェース3はアプリケーション層2に対するプラットフォーム層4の提供するインターフェース(API)であり、インターフェース7はプラットフォーム層4とエンジン部8との間のインターフェース(エンジンI/F)である。
アプリケーション層2は、画像形成装置における個別の処理を行うソフトウェア群であり、コピー用のアプリケーションであるコピーアプリケーション2aと、ファックス用のアプリケーションであるファックスアプリケーション2bと、プリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリケーション2cと、画像形成装置の設定情報の可搬性の外部記憶媒体へのバックアップ及び設定情報の画像形成装置へのリストアの管理を行う機器設定情報管理アプリケーション20とを含む。
プラットフォーム層4は、アプリケーション層2のアプリケーションに対してインターフェース3を介して共通的なサービス機能を提供するソフトウェア群であり、サービス層5とOS層6に分かれる。
サービス層5には、アプリケーション管理、操作部制御、システム画面表示、LED表示、リソース管理、および割り込み制御等の複数の機能を有するシステム制御サービス(SCS:System Control Service)5aと、ファックス機能のAPIを提供するファクス制御サービス(FCS:FAX Control Service)5bと、エンジン部の制御を行うエンジン制御サービス(ECS:Engine Control Service)5cと、メモリ制御を行うメモリ制御サービス(MCS:Memory Control Service)5dと、ユーザとのインターフェースとなるオペレーションパネル(操作部)の制御を行う操作部制御サービス(OCS:Operation panel Control Service)5eと、ネットワーク入出力を必要とするアプリケーションに対して共通に利用できるサービスを提供するネットワーク制御サービス(NCS:Network Control Service)5fと、ユーザ権限情報の管理を行うユーザ情報制御サービス(UCS:User information Control Service)5gとが含まれる。
一方、エンジン部8には、プロッタ81、スキャナ82、その他ハードウェアリソース83等のエンジンと、これらのエンジンを制御するエンジン制御ボード84とが含まれる。
図4は、サーバのハードウェア構成図の一例である。後述するクライアントPCのハードウェア構成の主要部は同様である。サーバ11は、バスに接続された、CPU301、ROM302、RAM303、HDD304、ディスプレイ320が接続されたグラフィックボード305、キーボード・マウス306、メディアドライブ307、及び、ネットワーク通信部308を有する。CPU301はHDD304に記憶されたプログラム310をRAM303に展開して実行し、各部品を制御して入出力を行ったり、データの加工を行ったりする。ROM302にはBIOSや、OSをHDD304からRAM303に読み出すスタートプログラムが記憶されている。 HDD304は、不揮発性のメモリであればよくSSD(Solid State Drive)などでもよい。HDD304はOS、デバイスドライバ、及び、後述する機能を提供するプログラム310を記憶している。ディスプレイ320にはプログラムが指示し、グラフィックボード305が作成したGUI画面が表示される。
キーボード・マウス306はユーザの操作を受け付ける入力装置である。メディアドライブ307はコンパクトディスク、DVD及びブルーレイディスクなどの光学メディアにデータを読み書きする。また、フラッシュメモリなどのメモリカードにデータを読み書きしてもよい。ネットワーク通信部308は、例えばLANに接続するためのイーサネット(登録商標)カードである。TCP/IP(UDP/IP)やアプリケーション層のプロトコルの処理はOSやプログラム310が行う。アプリケーション層のプロトコルは各種あるが、例えばSNMP(Simple Network Management Protocol)、HTTP、FTP、SMB(Server Message Block)等がある。
プログラム310は、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読み取り可能な記録メディアに記録して配布される。また、プログラム310は、不図示のサーバからインストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルで配布される。
〔画像形成装置の機能〕
図5は、画像形成装置1の機能構成図の一例である。複数の画像形成装置1、クライアントPC3、及び、サーバ11がネットワーク2を介して通信可能に接続されている。クライアントPC3は、サーバ11から基本機器設定情報を含む各種のデータをダウンロード可能である。
サーバ11は、基本機器設定情報DB11aを有している。基本機器設定情報DB11aには各設定ポリシーの基本機器設定情報が登録されている。
各画像形成装置1の機器設定情報は、自身に接続されるUSBメモリ114dへのバックアップ、又は、ネットワーク2を介してクライアントPC3へ転送されクライアントPC3に接続されるUSBメモリ114dへのバックアップが可能である。
先ず、画像形成装置の機能構成についてUSBメモリ114dへの機器設定情報のバックアップ処理を例にして説明する。つまり、機器設定情報が一括設定された後のバックアップ処理である。図3において、画像形成装置に可搬性の外部記憶媒体としてUSBメモリ114dがUSBホスト114に接続されると、ネットワーク制御サービス5fのusbhd(USBホストデーモン)51のUSB接続検知部53がその接続を検知し(ステップS1)、USBメモリ114dが接続されたことをusbhd51内のアプリケーション起動部55に通知する(ステップS2)。接続検知の通知に応じて、アプリケーション起動部55は、機器設定情報管理アプリケーション20に対して、機器設定情報の書き込み開始を指示する(ステップS3)。
機器設定情報管理アプリケーション20は、不揮発性メモリ107bへアクセスし(ステップS4)、機器設定情報を読み出す(ステップS5)。そして、システム制御サービス5aから画像形成装置の機種名と、装置ID(例えば、シリアル番号)と、現在時刻とを取得して(ステップS6)、不揮発性メモリ107bから読み込んだ画像形成装置の機器設定情報をUSBメモリ114dへと書き出す(ステップS7)。
このようにしてUSBメモリ114dへバックアップされた機器設定情報は、USBメモリ114dをバックアップした画像形成装置又は他の画像形成装置に接続することによって、同様の機器設定情報をリストアすることができる。バックアップ及びリストアに係る夫々の処理の詳細は後述される。
USBメモリ114dは、USBマスストレージクラスに対応したUSB接続可能な記憶装置である。usbhd51は、通信制御を行う機能の1つとしてネットワーク制御サービス5fに備えられ、USB接続検知部53によってUSBホスト114に接続されるデバイスを監視すると共に、アプリケーション起動部55によって機器設定情報管理アプリケーション20を起動する。
不揮発性メモリ107bは、一括設定された機器設定情報を含め、各種アプリケーション等によってオペレーションパネル113を介してユーザによって設定された機器設定情報が格納される。不揮発性メモリ107bは、例えば、システムメモリ107内の記憶領域の一部分又はHDD104内の記憶領域の一部分であってもよい。
機器設定情報管理アプリケーション20は、一括設定やカスタマイズ処理を行う。また、バックアップ時には、上述したように、不揮発性メモリ107bに格納されている機器設定情報を取得して、USBメモリ114dに書き込む。また、機器設定情報管理アプリケーション20は、リストア時には、USBメモリ114dに格納されている機器設定情報を読み出して、不揮発性メモリ107bに格納する。
また、機器設定情報管理アプリケーション20は、変換部20a、比較部20b、及び、機器設定情報管理テーブル20cを有している。
変換部20aは、ステップS7にて画像形成装置の機器設定情報をUSBメモリ114dへと書き出す際に、所定の形式に変換する処理部である。例えば、シェルコマンドの形式に機器設定情報を変換してUSBメモリ114dへと書き出しておくことで、USB接続用のUSBインターフェース3dを備えたクライアントPC3は、USBインターフェース3dに接続されたUSBメモリ114dからシェルコマンドの形式に変換されてバックアップされている機器設定情報を読み出してネットワーク2を介して1以上の画像形成装置へ送信するのみで、一括して容易に機器設定情報をリストアすることができる。
変換部20aは、PJL(Printer Job Language)データの形式に変換するようにしても良い。画像形成装置がネットワーク接続できない場合に、クライアントPC3と画像形成装置とをパラレル接続し、クライアントPC3がPJLデータの形式に変換されてUSBメモリ114dにバックアップされている機器設定情報を送信することによって容易に機器設定情報をリストアすることができる。
また、変換部20aは、シェルコマンドの形式への変換処理とPJLデータの形式への変換処理とを備え、ユーザの選択によって変換処理を切り替えるようにしてもよい。
比較部20bは、機器設定情報をバックアップ及びリストアする際に、画像形成装置の現在の機器設定情報と、USBメモリ114dに既にバックアップされている機器設定情報とを比較する処理部である。比較部20bによる比較結果は、オペレーションパネル113に表示され、ユーザは、画像形成装置の現在の機器設定情報とUSBメモリ114dの機器設定情報との差異を確認することができる。
クライアントPC3は、サーバ11から機器設定情報をダウンロードするダウンロード部31、システム管理者の操作により機器設定情報をカスタマイズするカスタマイズ部32、及び、機器設定情報を複数の画像形成装置に一括設定する一括設定部33を有する。
〔サーバからの機器設定情報のダウンロード〕
図6は、サーバ11が保持する機器設定情報を説明する図の一例である。サーバ11には機器設定情報の雛形である「基本機器設定情報」が種々の設定ポリシーに応じて記憶されている。以下は、一般的な顧客が機器設定を希望することが予想される設定ポリシーの一例である。各ポリシーに応じて機器設定情報が用意されている。
・省エネ重視
・セキュリティ重視
・使い勝手重視
・標準
画像形成装置を導入した顧客は、サーバ11から任意の基本機器設定情報をダウンロードすることができ、顧客側のシステム管理者はダウンロードした基本機器設定情報を雛形として自部門の設定ポリシーに応じて設定値をカスタマイズする。その後、自部門管理の画像形成装置に一括してカスタマイズ済の機器設定情報を書き込み(IMPORT)する。
顧客にとって最も汎用性が高いと考えられる基本機器設定情報が標準の基本機器設定情報である。省エネ重視の基本機器設定情報は標準の基本機器設定情報よりも省エネ化が期待できる設定ポリシーであり、セキュリティ重視の基本機器設定情報は標準の基本機器設定情報よりもセキュリティが強固な設定ポリシーであり、使い勝手重視の基本機器設定情報は標準の基本機器設定情報よりも使い勝手が重視された設定ポリシーである。ここでは標準の基本機器設定情報を比較の対象としたが、省エネ重視の基本機器設定情報は、セキュリティ重視及び使い勝手の基本機器設定情報よりも省エネ重視といえるし、セキュリティ重視の基本機器設定情報は、省エネ重視及び使い勝手の基本機器設定情報よりもセキュリティが強固であるといえるし、使い勝手重視の基本機器設定情報は、省エネ重視及びセキュリティ重視の基本機器設定情報よりも使い勝手が考慮されているといえる。
なお、基本機器設定情報は機種毎に用意されている。機種によって設定可能な項目が異なることが少なくないためである。したがって、各設定ポリシーの基本機器設定情報も機種毎に用意される。
省エネ重視差分リスト、セキュリティ重視差分リスト、使い勝手重視差分リストについては後述するが、これらは標準の基本機器設定情報との違いが項目毎に抽出された差分情報である。
図7は、基本機器設定情報の設定値の一例を示す図である。図7の「※」マークがついている項目は、その機種における設定初期値以外の値であることを示している(設定ポリシーに応じて変更されている項目)。図7(a)は標準の基本機器設定情報の一例である。標準の基本機器設定情報の設定値は機器出荷時の初期値が書き込まれている。
標準の基本機器設定情報とその他の基本機器設定情報は、例えば画像形成装置のメーカ側が雛形としてサーバ11に登録したものである。
図7(b)の省エネ重視の基本機器設定情報では、標準設定と比較して「省エネモード移行時間」が最短の「1分」の設定となっている。画像形成装置1が未操作/未動作状態で1分が経過すると省エネモードに移行する。これにより画像形成装置1の省エネ期間が、標準の基本機器設定情報が設定されている場合と比較して相対的に長くなることになり、画像形成装置1の消費電力を低減する効果が期待できる。
図7(c)のセキュリティ重視の基本設定情報では、標準設定と比較して「オートログアウトタイマー」が最短の「30秒」となっている。ユーザが自分のユーザコード(ユーザ名、パスワード)でログインしてから、未操作状態で30秒経過すると、ユーザはログアウトさせられる。これにより、ユーザがログアウトせずに機器のそばを離れることがあっても、速やかに画像形成装置1が自動でログアウトさせるので、「なりすまし」などのセキュリティリスクを軽減させる効果が期待できる。
また「パスワードアタック許容回数」が最小の「5回」となっている。ユーザがログインのパスワード入力を5回以上間違うと、ユーザコードによるログインにロックがかかる(正しいユーザ名とパスワードを入力してもログインできなくなる)。これにより、ログイン権限を持たないユーザが不正に画像形成装置1にログインする機会を低減できるので、セキュリティ機能を向上させることが出来る。
図7(d)の使い勝手重視の基本設定情報では、標準設定と比較して「パーツ交換バナー表示設定」が「する」に設定されている。画像形成装置1のパーツが寿命になった際(パーツの使用時間が使用量などが閾値を超えた際)、画像形成装置1はオペレーションパネルにパーツ交換タイミングを知らせるバナー表示を自動的に行う。これにより、システム管理者はパーツ交換すべきタイミングを管理する必要がないので使い勝手を向上できる。
また「オートログアウトタイマー」が最長の「999秒」になっており、未操作状態でも999秒経過するまではログイン状態が維持される。これにより、ユーザは再度のログインが必要になる機会が減るので使い勝手を向上できる。
また「パスワードアタック許容回数」が最大の「100回」となっているので、仮にパスワード入力を何度も間違えてしまってもログインがロックされない。これにより、ユーザはロックの解除をシステム管理者に依頼する機会が減るので使い勝手を向上できる。
このように各種の設定ポリシーに応じて基本機器設定情報が用意されている。なお、仮に、顧客側のシステム管理者が「標準」以外の基本機器設定情報をダウンロードし、カスタマイズした後に画像形成装置に書き込んだが、何らかの理由により機器出荷時の設定に戻したいというニーズが発生する場合がある。この場合、「標準」の基本機器設定情報をダウンロードして、カスタマイズせずにそのまま画像形成装置に書き込むことで、機器設定情報を出荷時設定に容易に戻すことができる。
〔差分リストに基づくカスタマイズ〕
次に、各基本機器設定情報の差分リストに基づいて行われる、顧客側のシステム管理者による機器設定情報のカスタマイズについて説明する。サーバ11には、基本機器設定情報だけでなく、「標準」と各「基本機器設定情報」との差分情報である「差分リスト」が保存されている。
図8は、各基本機器設定情報の差分リストの一例を示す図である。これらの差分情報には、標準の基本機器設定情報とは設定値が異なる設定項目とその設定値がリストアップされている。
図8(a)は使い勝手重視差分リストの一例を、図8(b)はセキュリティ重視差分リストの一例を、図8(c)は省エネ重視差分リストの一例を、それぞれ示す。それぞれの差分リストには図7において「※」が付された項目の設定値と、標準の基本機器設定情報の設定値(初期値)が登録されている。
システム管理者は、基本機器設定情報をダウンロードした後でもダウンロードする前でも差分リストをダウンロードできる。基本機器設定情報をダウンロードする前に差分リストをダウンロードすることで、どの設定ポリシーが自部門に適切かを(自部門の固有のニーズを満足できるかを)判断できる。例えば、セキュリティ重視の差分リストを見て、「オートログアウトタイマー」が初期値180秒に対し30秒となっているのを見て、セキュリティ重視の基本機器設定情報が適切であることを判断できる。
また、基本機器設定情報をダウンロードした後に差分リストをダウンロードすることで、ダウンロードした基本機器設定情報を自部門の設定ポリシーに応じてカスタマイズする際の作業を効率化することにも利用することができる。例として、「セキュリティ重視」の基本機器設定情報を雛形にして、さらに省エネについてもカスタマイズする場合を想定した手順の流れを以下に説明する。
まず「セキュリティ重視」の基本機器設定情報をダウンロードした後に、システム管理者がクライアントPC3に「省エネ重視」の基本機器設定情報の差分リストをダウンロードし設定値を確認する。ここでは「省エネモード移行時間」という設定項目があることを認識する。仮にユーザ側の設定ポリシー(ニーズ)が「セキュリティ最優先だが省エネも考慮したい」というものであれば、ダウンロードした「セキュリティ重視」の基本機器設定情報を機器に書き込んだ後(IMPORTした後)、機器のオペレーションパネル上から「省エネモード移行時間設定」を「1分」に変更(カスタマイズ)する。このように、差分リストと同じ値にカスタマイズすればよいので、システム管理者は設定ポリシーに合致した設定値に容易にカスタマイズできる。
したがって、設定ポリシーに基づき基本機器設定情報をダウンロードした後、さらに別の基本機器設定情報の差分リストを参照して顧客の固有ニーズに合わせてカスタマイズすることができる。
以上のようなカスタマイズが終了した後、システム管理者はクライアントPC3から各画像形成装置に対して、カスタマイズ済の機器設定情報の一括複製を実施する。
〔一括設定〕
ネットワーク2上に存在する複数の画像形成装置に対して一括して機器設定情報をリストアする場合について説明する。本実施形態では、サーバ11に雛形としての基本機器設定情報が登録されている。この基本機器設定情報をシステム管理者が操作したクライアントPC3がダウンロードする。
図9は、システム管理者が機器設定情報を一括設定する手順を示すフローチャート図の一例である。
S1:システム管理者は、クライアントPC3から基本機器設定情報をサーバ11に要求する。クライアントPC3のダウンロード部31は基本機器設定情報をサーバ11からダウンロードする。システム管理者は「標準」「セキュリティ重視」「省エネ重視」「使い勝手重視」のいずれの基本機器設定情報をダウンロードしてもよい。
S2:サーバ11は、システム管理者が指定した設定ポリシーの基本機器設定情報をクライアントPC3に送信する。
S3:システム管理者はさらにクライアントPC3を操作して差分リストをサーバ11に要求する。ここでは全ての差分リストをダウンロードしてもよいし、システム管理者が興味がある差分リストのみをダウンとロードしてもよい。なお、上記のようにS1とS3の順序を逆にして、システム管理者が差分リストを参照してからダウンロードする基本機器設定情報を決定してもよい。
S4:サーバ11は、システム管理者が指定した差分リストをクライアントPC3に送信する。
S5:システム管理者は上記のように差分リストを参照して、基本機器設定情報を設定ポリシーに基づきカスタマイズする。カスタマイズするか否かは任意である。カスタマイズ部32はカスタマイズされた基本機器設定情報を保存する。
S6,7,8:システム管理者がクライアントPC3を操作することで、一括設定部33が画像形成装置1a、1b、1cにカスタマイズされた機器設定情報を送信する。送信先の画像形成装置1a、1b、1cは、システム管理者が選択してもよいし、同一のネットワークアドレスの全ての画像形成装置に送信してもよい。
S9,10,11:機器設定情報を受信すると、画像形成装置1a〜1cで機器設定情報管理アプリケーション20が起動する。画像形成装置1a〜1cは、カスタマイズした機器設定情報を設定する。
ここで、クライアントPC3がダウンロードした機器設定情報は画像形成装置1a〜1cの機種に適したものとは限らない。このため、機器設定情報の各設定項目には、付加情報1〜3が付与されている。付加情報3について後述する。
付加情報1:異なる機種間で共通の設定項目であるか否かを示す
付加情報2:同じ機種の異なる機器間で共通の設定項目であるか否かを示す
同じ機種であれば、付加情報1、2の設定項目を自機に設定できる。異なる機種であれば、付加情報1の設定項目を自機に設定できる。
画像形成装置1a〜1cの機器設定情報管理アプリケーション20は、機器設定情報管理テーブル20cから機器設定情報を読み込む。そして、機器設定情報の機種が同じであれば付加情報1,2が付与された設定項目をレストアし、機種が異なれば付加情報1が付与された設定項目のみをレストアする。
以上のような手順により、システム管理者が設定ポリシーに応じてダウンロードした機器設定情報が画像形成装置1a〜1cに一括登録される。
〔バックアップ〕
以下、不揮発メモリ107bに記憶された機器設定情報のバックアップについて説明する。
クライアントPC3は、専用のアプリケーションを備えることによって、上述したようなUSBメモリ114dを用いた機器設定情報のバックアップ及びリストアに係る処理を実現する。或いは、バックアップ及びリストアに係る処理を行うActiveX(登録商標)を備え、Webブラウザをユーザインターフェースとしてもよい。
各画像形成装置が外部の可搬性記憶媒体としてのUSBメモリ114dへ機器設定情報を書き込むバックアップに係る処理について図10、図11、及び図12で説明する。図10は、外部の可搬性記憶媒体へ機器設定情報を書き込むバックアップに係る処理を説明するためのフローチャート図である。
図10において、機器設定情報管理アプリケーション20は、アプリケーション起動部55からの機器設定情報の書き込み開始指示によって起動すると(ステップS11)、バックアップ用のメニュー画面をオペレーションパネル113に表示する(ステップS12)。
機器設定情報管理アプリケーション20は、ユーザが「バックアップ」を選択したか否かを判断する(ステップS13)。ユーザが「バックアップ」を選択した場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、バックアップ処理を実行する(ステップS14)。
ステップS14におけるバックアップ処理において、機器設定情報管理アプリケーション20は、不揮発性メモリ107bから機器設定情報を読み込み(ステップS14−1)、設定情報毎に共通の設定項目であるか否かを示す付加情報を付与する(ステップS14−2)。
付加情報のタイプとして、
付加情報1:異なる機種間で共通の設定項目であるか否かを示す
付加情報2:同じ機種の異なる機器間で共通の設定項目であるか否かを示す
付加情報3:異なる機器間で共有してはいけない設定項目か否かを示す
うち1つが選択される。例えば、付加情報1は印刷のタイムアウトの値などで、付加情報3はIPアドレス、機器名などの値である。
次に、機器設定情報管理アプリケーション20は、システム制御サービス5aから機種名と、装置IDと、現在時刻とを取得する(ステップS14−3)。
そして、機器設定情報管理アプリケーション20は、機種名と、装置IDと、現在時刻と共に、機器設定情報をUSBメモリ114dに書き込み(ステップS14−4)、バックアップ結果を示すバックアップ結果画面を表示する(ステップS14−5)。そして、機器設定情報管理アプリケーション20は、このバックアップに係る処理を終了する。
ステップS13において、ユーザが「バックアップ」を選択しなかった場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、更に、ユーザが「比較バックアップ」を選択したか否かを判断する(ステップS15)。ユーザが「比較バックアップ」を選択しなかった(キャンセルが選択された)場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、この処理を終了する。
一方、ユーザが「比較バックアップ」を選択した場合、比較部20bによる比較バックアップ処理が行われる(ステップS16)。
ステップS16での比較バックアップ処理において、比較部20bは、画像形成装置の現在の機器設定情報と、USBメモリ114dに既にバックアップされている機器設定情報とを比較する(ステップS16−1)。比較結果に基づいて、現在の機器設定情報とUSBメモリ114d内の機器設定情報の相違点がオペレーションパネル113に表示される(ステップS16−2)。
機器設定情報管理アプリケーション20は、ユーザによってバックアップの実行が指示されたか否かを判断する(ステップS17)。バックアップの実行が指示されなかった(キャンセルが選択された)場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、この処理を終了する。一方、バックアップの実行が指示された場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、ステップS14へ進み、上述したバックアップ処理を行う。
バックアップ後に画像形成装置の機器設定情報を変更したがバックアップ時の機器設定情報に戻したいなどの理由によって、バックアップした画像形成装置へ機器設定情報をリストアする場合、USBメモリ114dが画像形成装置に挿されると、付加情報1、付加情報2、付加情報3が付与されている機器設定情報がリストアされる。
バックアップの機器設定情報の機種と同一の機種であるが別の画像形成装置にUSBメモリ114dが挿されると、付加情報1、付加情報2が付与されている機器設定情報のみがリストアされる。
バックアップの機器設定情報の機種と異なる機種である画像形成装置にUSBメモリ114dが挿されると、付加情報1が付与されている機器設定情報のみがリストアされる。
図11は、図10のステップS12にて表示されるメニュー画面の例を示す図である。図11において、メニュー画面50は、バックアップを実行するための選択ボタン50aと、比較バックアップを実行するための選択ボタン50bと、バックアップをキャンセルするためのキャンセルボタン50cとを有する。
図10のステップS12において、ユーザが選択ボタン50aを押下すると、ステップS14におけるバックアップ処理が実行される。ユーザが選択ボタン50bを押下すると、ステップS16における比較バックアップ処理が実行される。一方、ユーザがキャンセルボタン50cを押下すると、バックアップを行うことなく処理が終了する。
図12は、図10のステップS14−5にて表示されるバックアップ結果画面の例を示す図である。図12において、バックアップ結果画面51は、バックアップ処理の結果を示すメッセージを表示する表示域51aと、バックアップ結果画面51の表示を終了するためのOKボタン51bとを有する。
図10のステップS14−5において、ユーザがOKボタン51bを押下すると、機器設定情報管理アプリケーション20は、バックアップ結果画面51の表示を終了し、バックアップに係る処理を終了する。
〔リストア〕
次に、外部の可搬性記憶媒体としてのUSBメモリ114dから機器設定情報を読み込むリストアに係る処理について図13から図19で説明する。図13及び図14は、外部の可搬性記憶媒体から機器設定情報を読み込むリストアに係る処理を説明するためのフローチャート図である。
図13において、機器設定情報管理アプリケーション20は、アプリケーション起動部55から機器設定情報の書き込み開始指示によって起動すると(ステップS21)、USBメモリ114dに機器設定情報が格納されているか否かを判断する(ステップS22)。USBメモリ114dに機器設定情報が格納されていない場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、図11に示すバックアプのみを実行可能なメニュー画面50を表示して(ステップS22−2)、図10のステップS13から処理を実行する。
一方、USBメモリ114dに機器設定情報が格納されている場合、バックアップ又はリストアのいずれか一方を選択可能なメニュー画面を表示する(ステップS23)。そして、機器設定情報管理アプリケーション20は、ユーザがリストアを選択したか否かを判断する(ステップS24)。ユーザによってリストアが選択されなかった場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、バックアップが選択されたか否かを判断する。バックアップが選択された場合は、図10のステップS14から処理を実行する。一方、バックアップが選択されなかった場合、このリストアに係る処理を終了する。
ステップS24にて、ユーザによってリストアが選択された場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、USBメモリ114d内に画像形成装置自身の機器設定情報が格納されているか否かを判断する(ステップS25)。機器設定情報管理アプリケーション20は、システム制御サービスから機器IDを取得して、USBメモリ114dに格納されている機器IDと一致するか否かを判断すればよい。画像形成装置の機器設定情報が格納されていないと判断した場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、ステップS27へと進む。
一方、画像形成装置の機器設定情報が格納されていると判断した場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、リストアメニュー画面に「この機器の設定情報をリストア」を示すボタンを追加する(ステップS26)。
そして、機器設定情報管理アプリケーション20は、USBメモリ114dに同じ機種の機器設定情報が格納されているか否かを判断する(ステップS27)。機器設定情報管理アプリケーション20は、システム制御サービスから機種IDと機種名とを取得して、USBメモリ114dに格納されている機種IDと一致しないが機種名が一致するか否かを判断すればよい。同じ機種の機器設定情報が格納されていないと判断した場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、ステップS31へと進む。
一方、画像形成装置と同じ機種の機器設定情報が格納されていると判断した場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、リストアメニュー画面に「同じ機種の設定情報をリストア」を示すボタンを追加する(ステップS28)。
更に、機器設定情報管理アプリケーション20は、USBメモリ114dに他の機種の機器設定情報が格納されているか否かを判断する(ステップS29)。機器設定情報管理アプリケーション20は、システム制御サービスから機種名を取得して、USBメモリ114dに異なる機種名が格納されているか否かを判断すればよい。他の機種の機器設定情報が格納されていないと判断した場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、ステップS31へと進む。
一方、USBメモリ114dに他の機種の機器設定情報が格納されていると判断した場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、リストアメニュー画面に「他の機種の設定情報をリストア」を示すボタンを追加する(ステップS30)。
そして、機器設定情報管理アプリケーション20は、「この装置の設定情報」、「同じ機種の設定情報」、及び「他の機種の設定情報」のリストア種別から1つを選択するためのリストアメニュー画面をオペレーションパネル113に表示する(ステップS31)。
続けて、図14において、機器設定情報管理アプリケーション20は、ユーザによって「この機器の設定情報をリストア」が選択されたか否かを判断する(ステップS32)。ユーザによって「この機器の設定情報をリストア」が選択された場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、この機器用リストアメニュー画面の表示処理を実行し(ステップS33)、USBメモリ114dに格納されて機器設定情報を用いてリストア処理を行い(ステップS38)、このリストアに係る処理を終了する。
ステップS32にて、「この機器の設定情報をリストア」が選択されなかった場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、更に、ユーザによって「同じ機種の設定情報をリストア」が選択されたか否かを判断する(ステップS34)。ユーザによって「同じ機種の設定情報をリストア」が選択された場合、同じ機種用リストアメニュー画面の表示処理を実行して(ステップS35)、ステップS36へ進む。
一方、ステップS34にて、「同じ機種の設定情報をリストア」が選択されなかった場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、更に、ユーザによって「他の機種の設定情報をリストア」が選択されたか否かを判断する(ステップS36)。ユーザによって「他の機種の設定情報をリストア」が選択された場合、他の機種用リストアメニュー画面の表示処理を実行して(ステップS37)、ステップS38へと進む。一方、ユーザによって「他の機種の設定情報をリストア」が選択されなかった場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、このリストアに係る処理を終了する。
そして、機器設定情報管理アプリケーション20は、USBメモリ114dに格納されている機器設定情報を用いてリストア処理を行い(ステップS38)、このリストアに係る処理を終了する。
図15は、図13のステップS23にて表示されるメニュー画面の例を示す図である。図15において、メニュー画面52は、バックアップを行うためのバックアップボタン52aと、リストアを行うためのリストアボタン52bと、バックアップもリストアも行わないためのキャンセルボタン52cとを有する。
ユーザがバックアップボタン52aを押下すると、機器設定情報管理アプリケーション20は、図13のステップS24−2による判断処理の後、図10のステップS14へと進む。また、ユーザがリストアボタン52bを押下すると、機器設定情報管理アプリケーション20は、図13のステップS24による判断処理の後、ステップS25へと進む。
図16は、図13のステップS31にて表示されるリストア種別を選択するためのリストアメニュー画面の例を示す図である。図16において、リストアメニュー画面53は、複数のリストア種別から1つを選択するためのメニュー画面であり、画像形成装置の機器設定情報をリストアするためのボタン53aと、同じ機種の機器設定情報をリストアするためのボタン53bと、他の機種の機器設定情報をリストアするためのボタン53cと、リストアを行うことなく終了するためのキャンセルボタン53dとを有する。
ユーザがボタン53aを押下すると、機器設定情報管理アプリケーション20は、図14のステップS33を実行して、画像形成装置の機器設定情報を選択するための画面をオペレーションパネル113に表示する。また、ユーザがボタン53bを押下すると、機器設定情報管理アプリケーション20は、図14のステップS35を実行して、画像形成装置と同じ機種の機器設定情報を選択するための画面をオペレーションパネル113に表示する。ユーザがボタン53cを押下すると、機器設定情報管理アプリケーション20は、図14のステップS37を実行して、画像形成装置に他の機種の機器設定情報を選択するための画面をオペレーションパネル113に表示する。
図17は、図14のステップS33にて実行されるこの機器用リストアメニュー画面の表示処理を説明するためのフローチャート図である。図17において、機器設定情報管理アプリケーション20は、USBメモリ114dに機器設定情報が残っているか否かを判断する(ステップS33−1)。USBメモリ114dに機器設定情報が残っていない場合、この機器用リストアメニュー画面を表示して(ステップS33−6)、ステップS33での処理を終了する。
一方、USBメモリ114dに機器設定情報が残っている場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、更に、画像形成装置の機器設定情報であるか否かを判断する(ステップS33−2)。画像形成装置の機器設定情報でない場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、ステップSS33−5へと進む。
一方、画像形成装置の機器設定情報である場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、USBメモリ114dから機器設定情報のバックアップ時刻を取得して(ステップS33−3)、この機器用リストア画面に機器設定情報の選択項目として追加する(ステップS33−4)。そして、機器設定情報管理アプリケーション20は、USB114dから次の機器設定情報を検索し(ステップS33−5)、ステップS33−1へ戻り、上記同様の処理を繰り返す。
ステップS33−1にて、USBメモリ114dに機器設定情報が残っていないと判断した場合、設定情報項目が追加されたこの機器用リストアメニュー画面をオペレーションパネル113に表示する(ステップS33−6)。
オペレーションパネル113に表示されたこの機器用リストアメニュー画面から機器設定情報が選択されたか否かを判断する(ステップS33−7)。機器設定情報が選択されずキャンセルされた場合、図14のステップS33での処理を終了する。
一方、機器設定情報が選択された場合、付加情報1、付加情報2、又は付加情報3が付与されている機器設定情報と画像形成装置の現在の機器設定情報とを比較して(ステップS33−8)、この機器用リストア確認画面に比較結果を追加して表示し(ステップS33−9)、図14のステップS33での処理を終了する。
図18は、図17のステップS33−6にて表示されるこの機器用リストアメニュー画面の例を示す図である。図18において、リストアメニュー画面54は、画像形成装置からバックアップした機器設定情報の一覧を示す画面であって、選択可能な機器設定情報の一覧を表示する表示領域54aと、ユーザによって選択された機器設定情報を画像形成装置へリストアするためのOKボタン54bと、リストアを行うことなく終了するためのキャンセルボタン54cとを有する。
表示領域54aには、例えば、「1:2006/01/01 00:00」を示す選択ボタンと、「2:2006/02/10 12:12」を示す選択ボタンと、「3:2006/03/07 00:00」を示す選択ボタンとによって、バックアップされた日時と共に機器設定情報が一覧で表示される。
ユーザが表示領域54aから「3:2006/03/07 00:00」を示す選択ボタンを押下することによって所望の機器設定情報を選択し、OKボタン54bを押下すると、図19に示すような確認画面がオペレーションパネル113に表示される。
図19は、画像形成装置の機器設定情報をリストアするための確認画面を示す図である。図19において、確認画面55は、ユーザが選択した機器設定情報をリストアすることを確認するための画面であって、ユーザが選択した機器設定情報の選択項目を表示する表示域55aと、機器設定情報の比較結果を表示する表示域55bと、リストアを実行するためのOKボタン55fと、選択した機器設定情報のリストアをキャンセルするためのキャンセルボタン55gとを有する。
機器設定情報の比較結果を表示する表示域55bには、ステップS33−8にて行われた比較対象となった付加情報1、付加情報2、付加情報3が付与されている機器設定情報の設定項目が表示される。つまり、異なる機種間で共通の設定項目、同じ機種の異なる機器間で共通の設定項目、そして、異なる機器間で共有してはいけない設定項目の全てが表示される。表示域55bでは、これら設定項目に対して、ユーザがリストアするか否かを選択可能とする。
ユーザは、リストアによって書き換える設定項目を選択してOKボタン55fをクリックすることによって、表示域55aに示される機器設定情報でリストアする。
図20は、図14のステップS35にて実行される同じ機種用リストアメニュー画面の表示処理を説明するためのフローチャート図である。図20において、機器設定情報管理アプリケーション20は、USBメモリ114dに機器設定情報が残っているか否かを判断する(ステップS35−1)。USBメモリ114dに機器設定情報が残っていない場合、同じ機種用リストアメニュー画面を表示して(ステップS35−6)、ステップS35での処理を終了する。
一方、USBメモリ114dに機器設定情報が残っている場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、更に、画像形成装置と同じ機種の機器設定情報であるか否かを判断する(ステップS35−2)。画像形成装置と同じ機種の機器設定情報でない場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、ステップS35−5へと進む。
一方、画像形成装置の機器設定情報である場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、USBメモリ114dから機器設定情報のバックアップ時刻を取得して(ステップS35−3)、同じ機種用リストア画面に機器設定情報の選択項目として追加する(ステップS35−4)。そして、機器設定情報管理アプリケーション20は、USB114dから次の機器設定情報を検索し(ステップS35−5)、ステップS35−1へ戻り、上記同様の処理を繰り返す。
ステップS35−1にて、USBメモリ114dに機器設定情報が残っていないと判断した場合、設定情報項目が追加された同じ機種用リストアメニュー画面をオペレーションパネル113に表示する(ステップS35−6)。
オペレーションパネル113に表示されたこの機器用リストアメニュー画面から機器設定情報が選択されたか否かを判断する(ステップS35−7)。機器設定情報が選択されずキャンセルされた場合、図14のステップS35での処理を終了する。
一方、機器設定情報が選択された場合、付加情報1、付加情報2が付与されている機器設定情報と画像形成装置の現在の機器設定情報とを比較して(ステップS35−8)、この機器用リストア確認画面に比較結果を追加して表示し(ステップS35−9)、図14のステップS35での処理を終了する。
図21は、図20のステップS35−6にて表示される同じ機種用リストアメニュー画面の例を示す図である。図21において、リストアメニュー画面56は、画像形成装置と同じ機種の他の画像形成装置からバックアップした機器設定情報の一覧を示す画面であって、選択可能な機器設定情報の一覧を表示する表示領域56aと、ユーザによって選択された機器設定情報を画像形成装置へリストアするためのOKボタン56bと、リストアを行うことなく終了するためのキャンセルボタン56cとを有する。
表示領域56aには、例えば、「1:2006/01/01 00:00」を示す選択ボタンと、「2:2006/01/01 15:00」を示す選択ボタンと、「3:2006/02/10 12:12」を示す選択ボタンとによって、バックアップされた日時と共に機器設定情報が一覧で表示される。
ユーザが表示領域56aから「3:2006/02/10 12:12」を示す選択ボタンを押下することによって所望の機器設定情報を選択し、OKボタン56bを押下すると、図22に示すような確認画面がオペレーションパネル113に表示される。
図22は、画像形成装置に同じ機種の機器設定情報をリストアするための確認画面を示す図である。図22において、確認画面57は、ユーザが選択した機器設定情報をリストアすることを確認するための画面であって、リストアされる機器設定情報を表示する表示域57aと、機器設定情報の比較結果を表示する表示域57bと、リストアを実行するためのOKボタン57fと、選択した機器設定情報のリストアをキャンセルするためのキャンセルボタン57gとを有する。
機器設定情報の比較結果を表示する表示域57bには、ステップS35−8にて行われた比較対象となった付加情報1、付加情報2が付与されている機器設定情報の設定項目が表示される。つまり、異なる機種間で共通の設定項目と、同じ機種の異なる機器間で共通の設定項目とが表示される。表示域57bでは、これら設定項目に対して、ユーザがリストアするか否かを選択可能とする。但し、表示域57aに示される機器設定情報には存在するが画像形成装置の機器設定情報には存在しない設定項目は、グレーで表示され選択不可の状態で表示される。
ユーザは、リストアによって書き換える設定項目を選択してOKボタン57fをクリックすることによって、表示域57aに示される機器設定情報でリストアする。
図23は、図14のステップS37にて実行される他の機種用リストアメニュー画面の表示処理を説明するためのフローチャート図である。図23において、機器設定情報管理アプリケーション20は、USBメモリ114dに機器設定情報が残っているか否かを判断する(ステップS37−1)。USBメモリ114dに機器設定情報が残っていない場合、他の機種用リストアメニュー画面を表示して(ステップS37−6)、ステップS37での処理を終了する。
一方、USBメモリ114dに機器設定情報が残っている場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、更に、画像形成装置と他の機種の機器設定情報であるか否かを判断する(ステップS37−2)。画像形成装置と他の機種の機器設定情報でない場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、ステップS37−5へと進む。
一方、画像形成装置の機器設定情報である場合、機器設定情報管理アプリケーション20は、USBメモリ114dから機器設定情報のバックアップ時刻を取得して(ステップS37−3)、他の機種用リストア画面に機器設定情報の選択項目として追加する(ステップS37−4)。そして、機器設定情報管理アプリケーション20は、USB114dから次の機器設定情報を検索し(ステップS37−5)、ステップS37−1へ戻り、上記同様の処理を繰り返す。
ステップS37−1にて、USBメモリ114dに機器設定情報が残っていないと判断した場合、設定情報項目が追加された他の機種用リストアメニュー画面をオペレーションパネル113に表示する(ステップS37−6)。
オペレーションパネル113に表示された他の機器用リストアメニュー画面から機器設定情報が選択されたか否かを判断する(ステップS37−7)。機器設定情報が選択されずキャンセルされた場合、図14のステップS37での処理を終了する。
一方、機器設定情報が選択された場合、付加情報1が付与されている機器設定情報と画像形成装置の現在の機器設定情報とを比較して(ステップS37−8)、他の機器用リストア確認画面に比較結果を追加して表示し(ステップS37−9)、図14のステップS37での処理を終了する。
図24は、図20のステップS37−6にて表示される他の機種用リストアメニュー画面の例を示す図である。図24において、リストアメニュー画面58は、画像形成装置と異なる機種の画像形成装置からバックアップした機器設定情報の一覧を示す画面であって、選択可能な機器設定情報の一覧を表示する表示領域58aと、ユーザによって選択された機器設定情報を画像形成装置へリストアするためのOKボタン58bと、リストアを行うことなく終了するためのキャンセルボタン58cとを有する。
画面56と同様に、表示領域58aには、選択ボタンを用いて、バックアップされた日時と共に機器設定情報が一覧で表示される。
ユーザが表示領域58aから「3:2006/02/10 12:12」を示す選択ボタンを押下することによって所望の機器設定情報を選択し、OKボタン58bを押下すると、図25に示すような確認画面がオペレーションパネル113に表示される。
図25は、画像形成装置に他の機種の機器設定情報をリストアするための確認画面を示す図である。図25において、確認画面59は、ユーザが選択した機器設定情報をリストアすることを確認するための画面であって、リストアされる機器設定情報を表示する表示域59aと、機器設定情報の比較結果を表示する表示域59bと、リストアを実行するためのOKボタン59fと、選択した機器設定情報のリストアをキャンセルするためのキャンセルボタン59gとを有する。
機器設定情報の比較結果を表示する表示域59bには、ステップS37−8にて行われた比較対象となった付加情報1が付与されている機器設定情報の設定項目が表示される。つまり、異なる機種間で共通の設定項目が表示される。表示域59bでは、これら設定項目に対して、ユーザがリストアするか否かを選択可能とする。但し、表示域59aに示される機器設定情報には存在するが画像形成装置の機器設定情報には存在しない設定項目は、グレーで表示され選択不可の状態で表示される。
図26は、図14のステップS38にて実行されるリストア処理を説明するためのフローチャート図である。図26において、機器設定情報管理アプリケーション20は、USBメモリ114dからユーザによって選択された機器設定情報を読み込み(ステップS38−1)、付加情報に基づいて、「この装置の設定情報」、「同じ機種の設定情報」、及び「他の機種の設定情報」から選択されたリストア種別に対応する共通項目の機器設定情報を画像形成装置の不揮発性メモリ107bに書き込む(ステップS38−2)。そして、機器設定情報管理アプリケーション20は、リストア結果画面を表示して(ステップS38−3)、このリストア処理を終了する。リストア結果画面には、「リストアが完了しました」などのメッセージが表示され、ユーザにリストア処理が終了したことが通知される。
上記実施例において、画像形成装置を構成する各機能をプログラム化し、予め、例えば、CD−ROM等の記録媒体に記録しておき、コンピュータに搭載したCD−ROMドライブのような媒体駆動装置にこのCD−ROM等を装着して、このプログラムをコンピュータの記憶領域にロードして実行することによって、本発明の目的を達成することができる。
また、このような記録媒体から読み出されたプログラムが上記実施例における種々の機能を実現することにより、そのプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体も本発明を構成することができる。
なお、このようなプログラムを格納する記録媒体として半導体媒体(例えば、ROM、不揮発性メモリ等)、光媒体(例えば、DVD,MO,MD,CD等)、磁気媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等が使用可能である。
1 画像形成装置
2 ネットワーク
3 クライアントPC
8 エンジン部
11 サーバ
20 機器設定情報管理アプリケーション
81 プロッタ
82 スキャナ
100 機器設定情報リストアシステム
特開2007−241582号公報

Claims (8)

  1. 設定ポリシー記憶装置、情報処理装置、及び、複数の画像形成装置とがネットワークを介して通信可能に接続された画像形成システムであって、
    前記設定ポリシー記憶装置は、
    画像形成装置の動作を規定する機器設定情報を設定ポリシー毎に記憶する設定情報記憶手段を有し、
    前記情報処理装置は、
    設定ポリシーの選択を受け付ける操作受け付け手段と、
    前記操作受け付け手段が選択を受け付けた設定ポリシーの機器設定情報を前記設定ポリシー記憶装置から受信する機器設定情報受信手段と、
    前記機器設定情報受信手段が受信した機器設定情報を複数の画像形成装置に送信する機器設定情報送信手段と、を有することを特徴とする画像形成システム。
  2. 画像形成装置の動作を規定する機器設定情報を設定ポリシー毎に記憶する設定ポリシー記憶装置と、ネットワークを介して通信可能に接続された情報処理装置であって、
    設定ポリシーの選択を受け付ける操作受け付け手段と、
    前記操作受け付け手段が選択を受け付けた設定ポリシーの機器設定情報を前記設定ポリシー記憶装置から受信する機器設定情報受信手段と、
    前記機器設定情報受信手段が受信した機器設定情報を複数の画像形成装置に送信する機器設定情報送信手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記機器設定情報受信手段が受信した機器設定情報の設定値の変更を、前記操作受け付け手段により受け付け、
    前記機器設定情報送信手段は、設定値が変更された機器設定情報を複数の画像形成装置に送信する、
    ことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記機器設定情報受信手段は、機器設定情報を受信する前に、前記設定ポリシー記憶装置から異なる設定ポリシーの機器設定情報間の差異情報を受信し、
    前記機器設定情報受信手段が受信した第1の設定ポリシーに対する第2の設定ポリシーの前記差異情報を表示する表示手段を有し、
    前記操作受け付け手段が、第2の設定ポリシーの機器設定情報の選択を受け付けた場合、
    前記機器設定情報受信手段は、前記設定ポリシー記憶装置から第2の設定ポリシーの機器設定情報を受信する、
    ことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記機器設定情報受信手段は第1の設定ポリシーを受信した後、前記情報処理装置から第2の設定ポリシーに対する第3の設定ポリシーの差異情報を受信し、
    前記機器設定情報受信手段が受信した第2の設定ポリシーに対する第3の設定ポリシーの前記差異情報を表示する表示手段を有し、
    前記操作受け付け手段は、第1の設定ポリシーの機器設定情報の設定値を、前記表示手段が表示した第2と第3の設定ポリシーの差異情報に変更することを受け付け、
    前記機器設定情報送信手段は、設定値が変更された機器設定情報を複数の画像形成装置に送信する、ことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  6. 前記設定ポリシー記憶装置には、省エネ重視、セキュリティ重視、及び、使い勝手重視という設定ポリシーの機器設定情報が登録されており、
    前記操作受け付け手段は、省エネ重視、セキュリティ重視、又は、使い勝手重視のいずれかの設定ポリシーの選択を受け付け、
    前記機器設定情報受信手段は、前記操作受け付け手段が選択を受け付けた設定ポリシーの機器設定情報を前記設定ポリシー記憶装置から受信する、
    ことを特徴とする請求項2〜5いずれか1項記載の情報処理装置。
  7. 前記設定ポリシー記憶装置には、機器の初期設定に用いられる標準の設定ポリシーの機器設定情報が登録されており、
    前記操作受け付け手段は、標準の設定ポリシーの選択を受け付け、
    前記機器設定情報受信手段は、前記操作受け付け手段が選択を受け付けた標準の設定ポリシーの機器設定情報を前記設定ポリシー記憶装置から受信する、
    ことを特徴とする請求項2〜5いずれか1項記載の情報処理装置。
  8. 画像形成装置の動作を規定する機器設定情報を、設定ポリシー毎に記憶する設定ポリシー記憶装置と、ネットワークを介して通信可能に接続された情報処理装置のCPUに、
    設定ポリシーの選択を受け付ける操作受け付けステップと、
    前記操作受け付けステップにより選択が受け付けられた設定ポリシーの機器設定情報を前記設定ポリシー記憶装置から受信する機器設定情報受信ステップと、
    前記機器設定情報受信ステップにより受信された機器設定情報を複数の画像形成装置に送信する機器設定情報送信ステップと、
    を実行させるプログラム。
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