JP2016192063A - 通信機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通信機器が設定値を他の機器に適切に設定するための技術を提供すること。【解決手段】 端末機器10は、3個のMFP60,70,80を対象MFPとして選択する対象MFP選択操作を受け付けた後に、ユーザからさらなる操作を受け付けなくても、HTTPに従って、108個の設定値を含む設定情報SIaをMFP60,70のそれぞれに送信する(T112,T120)。108個の設定値がHTTPに従って送信されるので、108個の設定値のうちの一部の設定値がMFP60に設定不可能であっても、他の設定値がMFP60に設定される(T115)。同様に、108個の設定値のうちの一部の設定値がMFP70に設定不可能であっても、他の設定値がMFP70に設定される(T122)。【選択図】 図6

Description

本明細書では、複数個の設定項目に関する複数個の設定値を他の機器に送信する通信機器を開示する。
特許文献1には、SNMP(Simple Network Management Protocolの略)を利用して、複合機能デバイス内のMIB(Management Information Baseの略)の値を管理する管理装置が開示されている。管理装置は、SNMPに従った通信を実行して、複数個のMIBを識別するための複数個のオブジェクト識別子と新たな複数個の値とを複合機能デバイスに送信することによって、複合機能デバイス内の複数個のMIBの値を上記の新たな複数個の値に変更することができる。
特開2012−164134号公報
特許文献1の技術では、管理装置がSNMPを利用して複数個の値の変更を複合機能デバイスに要求しても、複合機能デバイスが複数個の値を適切に変更することができない可能性がある。例えば、上記の複数個のオブジェクト識別子のうちの少なくとも1個のオブジェクト識別子が複合機能デバイス内に存在しない状況では、当該少なくとも1個のオブジェクト識別子に対応する値のみならず、複数個の値のいずれの変更も実現されない。また、例えば、上記の新たな複数個の値のうちの少なくとも1個の値が複合機能デバイスに設定不可能な値である状況でも、当該少なくとも1個の値のみならず、複数個の値のいずれの変更も実現されない。これは、SNMPでは、複数個のうち、設定変更不可能な一部の値を除く他の値のみを変更することが定義されていないからである。本明細書では、通信機器が設定値を他の機器に適切に設定するための技術を開示する。
本明細書では、通信機器のためのコンピュータプログラムを開示する。当該コンピュータプログラムは、通信機器に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、通信機器とは異なるM個(Mは2以上の整数)の機器に複数個の設定項目に関する複数個の設定値を設定するためにユーザによって実行される設定操作を受け付ける設定操作受付処理と、設定操作が受け付けられた後に、ユーザからさらなる操作を受け付けることなく、M個の機器のうちの第1の機器との通信セッションを確立する第1の確立処理と、第1の機器との通信セッションを利用して、HTTP(Hypertext Transfer Protocolの略)に準拠する第1の通信プロトコルに従って、複数個の設定値を第1の機器に送信する第1の送信処理と、複数個の設定値が第1の機器に送信された後に、第1の機器との通信セッションを切断する第1の切断処理と、設定操作が受け付けられた後に、ユーザからさらなる操作を受け付けることなく、M個の機器のうちの第2の機器との通信セッションを確立する第2の確立処理と、第2の機器との通信セッションを利用して、第1の通信プロトコルに従って、複数個の設定値を第2の機器に送信する第2の送信処理と、複数個の設定値が第2の機器に送信された後に、第2の機器との通信セッションを切断する第2の切断処理と、を実行させる。
上記の構成によると、通信機器は、設定操作を受け付けた後に、ユーザからさらなる操作を受け付けなくても、HTTPに準拠する第1の通信プロトコルに従って、複数個の設定値を第1の機器及び第2の機器のそれぞれに送信する。上述したように、SNMPでは、仮に、複数個の設定値のうちの一部の設定値が第1の機器に設定不可能である状況では、他の設定値も第1の機器に設定されない。これに対し、上記の構成では、複数個の設定値がSNMPではなくHTTPに準拠する第1の通信プロトコルに従って送信されるので、仮に、複数個の設定値のうちの一部の設定値が第1の機器に設定不可能であっても、他の設定値が第1の機器に設定され得る。同様に、仮に、複数個の設定値のうちの一部の設定値が第2の機器に設定不可能であっても、他の設定値が第2の機器に設定され得る。即ち、通信機器は、1個以上の設定値を第1の機器及び第2の機器のそれぞれに適切に設定し得る。
また、本明細書では、通信機器のための別のコンピュータプログラムも開示する。当該コンピュータプログラムは、通信機器に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、複数個の設定項目に関する複数個の設定値が現在設定されている特定機器のメモリから、複数個の設定値を取得する設定値取得処理と、通信機器とは異なる対象機器に複数個の設定値を設定するためにユーザによって実行される設定操作を受け付ける設定操作受付処理と、設定操作が受け付けられ、かつ、対象機器が特定機器の機種名に一致しない機種名を有する場合に、対象機器との通信セッションを確立する確立処理と、対象機器との通信セッションを利用して、HTTP(Hypertext Transfer Protocolの略)に準拠する第1の通信プロトコルに従って、取得済みの複数個の設定値を対象機器に送信する第1の送信処理と、複数個の設定値が対象機器に送信された後に、対象機器との通信セッションを切断する切断処理と、設定操作が受け付けられ、かつ、対象機器が特定機器の機種名に一致する機種名を有する場合に、通信セッションを確立することなく、SNMP(Simple Network Management Protocolの略)に準拠する第2の通信プロトコルに従って、取得済みの複数個の設定値を対象機器に送信する第2の送信処理と、を実行させる。
上記の構成によると、通信機器は、対象機器が特定機器の機種名に一致しない機種名を有する場合に、HTTPに準拠する第1の通信プロトコルに従って、複数個の設定値を対象機器に送信する。この場合、仮に、複数個の設定値のうちの一部の設定値が第1の機器に設定不可能であっても、他の設定値が第1の機器に設定され得る。一方、通信機器は、対象機器が特定機器の機種名に一致する機種名を有する場合に、SNMPに準拠する第2の通信プロトコルに従って、複数個の設定値を対象機器に送信する。対象機器が特定機器の機種名に一致する機種名を有するので、通常、複数個の設定値の全てが対象機器に設定可能である。そのため、通常、複数個の設定値の全てが第1の機器に設定され得る。特に、通信機器は、第1の通信プロトコルに従って複数個の設定値を対象機器に送信する場合と比べて、第2の通信プロトコルに従って複数個の設定値を対象機器に迅速に送信し得る。このように、通信機器は、対象機器が特定機器の機種名に一致する機種名を有するのか否かに応じて、通信プロトコルを変えるので、1個以上の設定値を対象機器に適切に設定し得る。
上記の通信機器を実現するための制御方法、及び、上記のコンピュータプログラムを記憶するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記の通信機器と少なくも1個の機器(例えば、第1の機器、第2の機器、対象機器)とを備える通信システムも、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 各多機能機内の各設定情報の一例を示す。 端末機器が実行する処理のフローチャートを示す。 第1実施例の設定情報送信処理のフローチャートを示す。 第1実施例の具体的なケースのシーケンス図を示す。 図5の続きのシーケンス図を示す。 各多機能機に設定値が設定される様子を示す。 第2実施例の設定情報送信処理のフローチャートを示す。 第2実施例の具体的なケースのシーケンス図を示す。
(第1実施例)
(通信システム2の構成;図1)
通信システム2は、端末機器10と、複数個の多機能機50,60,70,80と、を備える。各機器10〜80は、LAN(Local Area Networkの略)に所属しており、LANケーブル4を介して、相互に通信を実行可能である。なお、以下では、多機能機のことを「MFP(Multi-Function Peripheralの略)」と記載する。
(端末機器10の構成)
端末機器10は、例えば、携帯電話、スマートフォン、ノートPC、タブレットPC等の可搬型の機器であってもよいし、デスクトップPC、テレビ等の据置型の機器であってもよい。端末機器10は、操作部12と、表示部14と、ネットワークインターフェース20と、制御部30と、を備える。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
操作部12は、複数のキーによって構成される。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示を端末機器10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。ネットワークI/F20には、LANケーブル4が接続されている。制御部30は、ネットワークI/F20(即ちLANケーブル4)を介して、各MFP50等と通信を実行することができる。なお、ネットワークI/F20は、本実施例では、有線通信を実行するためのI/Fであるが、変形例では、無線通信を実行するためのI/Fであってもよい。
制御部30は、CPU32と、メモリ34と、を備える。CPU32は、メモリ34に記憶されているプログラム36,38に従って、様々な処理を実行するプロセッサである。メモリ34は、RAM、ROM等によって構成される。メモリ34は、基本的な処理を実現するためのOS(Operating Systemの略)プログラム36に加えて、設定アプリケーション38と、IP(Internet Protocolの略)アドレスIPxと、を記憶する。設定アプリケーション38は、MFP50〜80のベンダによって提供されるアプリケーションであり、インターネット上のサーバから端末機器10にインストールされてもよいし、MFP50〜80のいずれかと共に出荷されるメディアから端末機器10にインストールされてもよい。以下では、設定アプリケーション38のことを「設定アプリ38」と記載する。IPアドレスIPxは、端末機器10に割り当てられているIPアドレスである。IPアドレスIPxは、例えば、LANに所属する図示省略のDHCP(Dynamic Host Configuration Protocolの略)サーバによって、端末機器10に自動的に割り当てられる。
(MFP50〜80の構成)
各MFP50〜80は、印刷機能、スキャン機能、ファクシミリ(以下では「FAX」と呼ぶ)機能等を含む多機能を実行可能な周辺機器(即ち端末機器10等の周辺機器)である。MFP50は、MFP50に関連する各情報(即ち、機器名「AAA」、モデル名「ppp」、IPアドレスIPa、及び、設定情報SIa)を記憶するメモリ51を備える。機器名「AAA」は、MFP50を識別するための名称(即ちデバイス名)である。モデル名「ppp」は、MFP50の機種を示す名称である。なお、機器名「AAA」は、通信システム2の管理者によってMFP10に割り当てられるユニークな名称であるが、モデル名「ppp」はユニークな名称ではない。即ち、機器名「AAA」は、MFP50とは異なるMFPに割り当てられることはないが、MFP50とは異なるMFP(例えば80)は、MFP50と同じモデル名「ppp」を有し得る。
MFP50と同様に、MFP60は、MFP60に関連する各情報(即ち、機器名「BBB」、モデル名「qqq」、IPアドレスIPb、及び、設定情報SIb)を記憶するメモリ61を備える。MFP70は、MFP70に関連する各情報(即ち、機器名「CCC」、モデル名「rrr」、IPアドレスIPc、及び、設定情報SIc)を記憶するメモリ71を備える。MFP80は、MFP80に関連する各情報(即ち、機器名「DDD」、モデル名「ppp」、IPアドレスIPd、及び、設定情報SId)を記憶するメモリ81を備える。MFP80は、MFP50と同じモデル名「ppp」を有し、MFP60,70は、MFP50と異なるモデル名を有する。
(設定情報の内容;図2)
続いて、図2を参照して、各MFP50〜80内の各設定情報SIa〜PIdの内容について説明する。MFP50の設定情報SIaは、アドレス情報52と、スキャン情報54と、印刷情報56と、現在日時情報58と、を含む。
アドレス情報52は、ファクシミリ通信を実行するためのアドレスを示す情報である。アドレス情報52は、100個のID「101」〜「200」を含む。これは、MFP50が最大で100個のIDに対応する100個の設定値(即ちFAX番号)を記憶可能であることを意味する。本実施例では、アドレス情報52は、最大である100個の設定値を含む。
スキャン情報54は、原稿のスキャンを実行するためのデフォルトのスキャン設定を示す情報である。スキャン情報54は、4個のID「301」〜「304」と4個の設定値とを含む。具体的には、ID「301」には、スキャン解像度を示す設定値(図2の例では「200dpi」)が関連付けられている。スキャン解像度「200dpi」は、MFP50が、他のスキャン解像度を示すスキャン実行指示を受け付けない限り、200dpiでスキャンを実行することを意味する。なお、MFP50は、スキャン解像度として「200dpi」又は「400dpi」を利用可能である。ID「302」には、ファイル形式を示す設定値(図2の例では「PDF(Portable Document Formatの略)」)が関連付けられている。ファイル形式「PDF」は、MFP50が、他のファイル形式を示すスキャン実行指示を受け付けない限り、PDF形式を有するスキャンデータを生成することを意味する。なお、MFP50は、ファイル形式として「PDF」又は「JPEG(Joint Photographic Experts Groupの略)」を利用可能である。ID「303」には、カラースキャンに関する設定値(図2の例では「ON」)が関連付けられている。カラースキャン「ON」は、MFP50が、モノクロスキャンのスキャン実行指示を受け付けない限り、カラースキャンを実行することを意味する。なお、カラースキャン「OFF」が設定されている場合には、MFP50は、カラースキャンのスキャン実行指示を受け付けない限り、モノクロスキャンを実行する。ID「304」には、両面スキャンに関する設定値(図2の例では「ON」)が関連付けられている。両面スキャン「ON」は、MFP50が、片面スキャンのスキャン実行指示を受け付けない限り、両面スキャンを実行することを意味する。なお、両面スキャン「OFF」が設定されている場合には、MFP50は、両面スキャンのスキャン実行指示を受け付けない限り、片面スキャンを実行する。
印刷情報56は、印刷を実行するためのデフォルトの印刷設定を示す情報である。印刷情報56は、3個のID「401」〜「403」と3個の設定値とを含む。ID「401」には、印刷解像度を示す設定値(図2の例では「200dpi」)が関連付けられている。印刷解像度「200dpi」は、MFP50が、他の印刷解像度を示す印刷実行指示を受け付けない限り、200dpiで印刷を実行することを意味する。なお、MFP50は、印刷解像度として「200dpi」又は「400dpi」を利用可能である。ID「402」には、カラー印刷に関する設定値(図2の例では「ON」)が関連付けられている。カラー印刷「ON」は、MFP50が、モノクロ印刷の印刷実行指示を受け付けない限り、カラー印刷を実行することを意味する。なお、カラー印刷「OFF」が設定されている場合には、MFP50は、カラー印刷の印刷実行指示を受け付けない限り、モノクロ印刷を実行する。ID「403」には、両面印刷に関する設定値(図2の例では「ON」)が関連付けられている。両面印刷「ON」は、MFP50が、片面印刷の印刷実行指示を受け付けない限り、両面印刷を実行することを意味する。なお、両面印刷「OFF」が設定されている場合には、MFP50は、両面印刷の印刷実行指示を受け付けない限り、片面印刷を実行する。
現在日時情報58は、ID「501」と、現在日時を示す設定値(図2の例では「2015年3月1日」)と、を含む。
MFP60の設定情報SIbは、アドレス情報62と、スキャン情報64と、印刷情報66と、現在日時情報68と、を含む。アドレス情報62は、50個のID「101」〜「150」を含み、最大で50個の設定値(即ちFAX番号)を含むことができる。本実施例では、アドレス情報62は、10個のID「101」〜「110」に対応する10個の設定値を含む。スキャン情報64は、MFP50の情報54と同様である。ただし、MFP60は、両面スキャン機能を有さないので、スキャン情報64は、ID304と両面スキャンに関する設定値とを含まない。また、MFP60は、MFP50とは異なるモデル(即ちモデル名「qqq」)であり、MFP50とは異なるスキャン解像度(即ち、「200dpi」、「400dpi」、及び、「600dpi」)を利用可能である。MFP60は、MFP50と同じファイル形式(即ち、「PDF」及び「JPEG」)を利用可能である。印刷情報66、現在日時情報68は、それぞれ、MFP50の情報56、58と同様である。
MFP70の設定情報SIcは、アドレス情報72と、スキャン情報74と、印刷情報76と、現在日時情報78と、を含む。アドレス情報72は、100個のID「101」〜「200」を含み、最大で100個の設定値を含むことができる。本実施例では、アドレス情報72は、70個のID「101」〜「170」に対応する70個の設定値を含む。スキャン情報74は、MFP50の情報54と同様である。ただし、MFP70は、MFP50とは異なるモデル(即ちモデル名「rrr」)であり、ファイル形式「PDF」を利用不可能である。従って、ID302に関連付けて、「JPEG」を設定可能であるが、「PDF」を設定不可能である。また、MFP70は、MFP50と同じスキャン解像度(即ち「200dpi」及び「400dpi」)を利用可能である。印刷情報76、現在日時情報78は、それぞれ、MFP50の情報56、58と同様である。
MFP80の設定情報SIdは、アドレス情報82と、スキャン情報84と、印刷情報86と、現在日時情報88と、を含む。各情報82〜88は、MFP50の各情報52〜58と同様である。本実施例では、アドレス情報82は、80個のID「101」〜「180」に対応する80個の設定値を含む。MFP80は、MFP50と同じモデル(即ちモデル名「ppp」)であるので、MFP50と同じ設定を利用可能である。
(端末機器10の処理;図3)
続いて、図3を参照して、端末機器10のCPU32が実行する処理の内容について説明する。図3の処理は、設定アプリ38がユーザによって起動されることをトリガとして、設定アプリ38に従って実行される。
S10では、CPU32は、検索操作を受け付けることを監視する。検索操作は、端末機器10と同じLANに所属しているMFPを検索するために、ユーザによって操作部12に実行される操作である。CPU32は、検索操作を受け付ける場合(S10でYES)に、S12に進む。
S12では、CPU32は、SNMPに従って、端末機器10のIPアドレスIPxを含む機器検索信号(具体的にはSNMPのGET要求)をブロードキャスト送信する。端末機器10と同じLANに所属している各MFP50〜80は、機器検索信号を受信すると、SNMPに従って、当該MFPの機器名、モデル名、及び、IPアドレスを含む応答信号を携帯端末10に送信する。
S14では、CPU32は、2個以上のMFPから2個以上の応答信号を受信したのか否かを判断する。CPU32は、2個以上の応答信号を受信した場合(S14でYES)に、S16に進む。一方、CPU32は、1個の応答信号も受信しなかった場合(S14でNO)、又は、1個の応答信号のみを受信した場合(S14でNO)に、図3の処理を終了する。
S16では、CPU32は、上記の2個以上のMFPに対応する2個以上の機器情報を含む選択画面を表示部14に表示させる。各機器情報は、各応答信号内の機器名及びモデル名を含む。選択画面では、上記の2個以上のMFPのそれぞれについて、当該MFPの機器名及びモデル名が対応付けて表示される。
S18では、CPU32は、基準MFPを選択するための基準MFP選択操作を受け付けることを監視する。基準MFPは、端末機器10を介して設定情報を他のMFP(即ち後述の対象MFP)に供給すべきMFPである。基準MFP選択操作は、上記の2個以上のMFPの中から1個の基準MFPを選択するためにユーザによって操作部12に実行される操作である。より具体的には、基準MFP選択操作は、選択画面において、2個以上の機器情報の中から基準MFPの機器情報を選択する操作である。CPU32は、基準MFP選択操作を受け付ける場合(S18でYES)に、S20に進む。
S20では、CPU32は、対象MFP選択操作を受け付けることを監視する。対象MFPは、端末機器10を介して基準MFPから設定情報を取得すべきMFPである。対象MFP選択操作は、上記の2個以上のMFPの中から1個以上の対象MFPを選択するためにユーザによって操作部12に実行される操作である。より具体的には、対象MFP選択操作は、選択画面において、2個以上の機器情報の中から、1個以上の対象MFPの1個以上の機器情報を選択する操作である。CPU32は、対象MFP選択操作を受け付ける場合(S20でYES)に、S22に進む。
S22では、CPU32は、SNMPに従って、設定情報の全ての送信を要求するための設定情報要求(具体的にはSNMPのGET要求)を基準MFPに供給する。具体的には、CPU32は、基準MFPから受信された応答信号(S14参照)に含まれる基準MFPのIPアドレスを送信先として、設定情報要求を供給する。
S24では、CPU32は、SNMPに従って、基準MFPから、基準MFPに現在設定されている設定情報を取得する。例えば、基準MFPがMFP50である場合には、CPU32は、MFP50から、108個のID(即ちID「101」〜「200」,「301」〜「304」,「401」〜「403」,「501」)と108個の設定値とを含む設定情報SIa(図2参照)を取得する。S26では、CPU32は、図4の設定情報送信処理を実行し、S10に戻る。
(設定情報送信処理;図4)
続いて、図4を参照して、図3のS26で実行される設定情報送信処理の内容について説明する。設定情報送信処理は、図3のS24で取得された設定情報をS20で選択された1個以上の対象MFPに送信するための処理である。特に、CPU32は、対象MFP選択操作を受け付けた(図3のS20でYES)後に、ユーザからさらなる操作を受け付けなくても、1個以上の対象MFPの全てに設定情報を順次送信する。
S110では、CPU32は、1個以上の対象MFPの中から1個のMFPを決定する。S112では、CPU32は、決定済みのMFPのモデル名が基準MFPのモデル名に一致するのか否かを判断する。具体的には、CPU32は、決定済みのMFPから受信された応答信号(図3のS14参照)に含まれるモデル名が、基準機器から受信された応答信号(S14参照)に含まれるモデル名に一致する場合(S112でYES)に、S114に進む。一方、CPU32は、前者のモデル名が後者のモデル名に一致しない場合(S112でNO)に、S116に進む。
S114では、CPU32は、SNMPに従って、図3のS24で取得された設定情報(具体的にはSNMPのSET要求)を決定済みのMFPに送信する。具体的には、CPU32は、決定済みのMFPから受信された応答信号(図3のS14参照)に含まれるIPアドレス(以下では「決定済みのIPアドレス」と呼ぶ)を送信先として、設定情報を送信する。この際に、CPU32は、1個のSET要求と1個のIDと1個の設定値との組合せを複数回に亘って順次送信するのではなく、1個のSET要求と複数個のIDと複数個の設定値とをまとめて送信する。従って、CPU32は、SNMPに従って、設定情報を決定済みのMFPに迅速に送信することができる。T114の処理の結果、設定情報に含まれる複数個の設定値を決定済みのMFPに設定させることができる。S114が終了すると、S122に進む。
S116では、CPU32は、TCP(Transmission Control Protocolの略)に従って、決定済みのMFPとの通信セッションを確立する。具体的には、CPU32は、決定済みのIPアドレスを送信先として、第1のSYN(Synchronizeの略)パケットを決定済みのMFPに送信し、決定済みのMFPから第1のSYNパケットに対する応答であるACK(Acknowledgementの略)パケットを受信する。次いで、CPU32は、決定済みのMFPから第2のSYNパケットを受信し、第2のSYNパケットに対する応答であるACKパケットを決定済みのMFPに送信する。これにより、端末機器10と決定済みのMFPとの間に通信セッションが確立される。
S118では、CPU32は、決定済みのMFPとの通信セッションを利用して、HTTP(Hypertext Transfer Protocolの略)に従って、設定情報(具体的にはHTTPのSET要求)を決定済みのMFPに送信する。具体的には、CPU32は、決定済みのIPアドレスを送信先として、設定情報を送信する。この際に、CPU32は、1個のSET要求と1個のIDと1個の設定値との組合せを複数回に亘って順次送信するのではなく、1個のSET要求と複数個のIDと複数個の設定値とをまとめて送信する。従って、CPU32は、HTTPに従って、設定情報を決定済みのMFPに迅速に送信することができる。T118の処理の結果、設定情報に含まれる複数個の設定値の全て又は一部を決定済みのMFPに設定させることができる。なお、変形例では、CPU32は、HTTPに代えて、HTTPs(Hypertext Transfer Protocol Secureの略)に従って、設定情報を決定済みのMFPに送信してもよい。本変形例によると、CPU32は、よりセキュアな通信を実行することができる。
S120では、CPU32は、決定済みのMFPとの通信セッションを切断する。具体的には、CPU32は、決定済みのIPアドレスを送信先として、第1のFIN(Finishの略)パケットを決定済みのMFPに送信し、決定済みのMFPから第1のFINパケットに対する応答であるACKパケットを受信する。また、CPU32は、決定済みのMFPから第2のFINパケットを受信し、第2のFINパケットに対する応答であるACKパケットを決定済みの機器に送信する。これにより、端末機器10と決定済みのMFPとの間の通信セッションが切断される。S120が終了すると、S122に進む。
S122では、CPU32は、1個以上の対象MFPの全てをS110で決定したのか否かを判断する。CPU32は、1個以上の対象MFPの全てを決定した場合(S122でYES)に、図4の処理を終了する。一方、CPU32は、1個以上の対象MFPの全てを決定していない場合(S122でNO)に、S110に戻り、新たな対象MFPを決定する。
(具体的なケース;図5〜図7)
続いて、図5〜図7を参照して、図3及び図4のフローチャートに従って実現される具体的なケースの内容を説明する。図5及び図6では、SNMPに従った通信、HTTPに従った通信が、それぞれ、破線矢印、実線矢印で示されている。
端末機器10のユーザは、T10において、設定アプリ38を起動し(図3のトリガ)、T12において、検索操作を端末機器10に実行する(S10でYES)。
T14では、端末機器10は、SNMPに従って、機器検索信号をブロードキャスト送信する(図3のS12)。T16〜T19では、端末機器10は、SNMPに従って、各MFP50〜80から、当該MFPの情報(即ち、機器名、モデル名、IPアドレス)を含む応答信号を受信する(S14でYES)。そして、T22において、端末機器10は、各MFP50〜80の機器名及びモデル名を含む選択画面を表示する(S16)。
ユーザは、T24において、MFP50を基準MFPとして選択し(図3のS18でYES)、T26において、3個のMFP60,70,80を対象MFPとして選択する(S20でYES)。この場合、端末機器10は、T28において、SNMPに従って、設定情報要求をMFP50に供給し(S22)、T30において、SNMPに従って、MFP50から設定情報SIaを取得する(S24)。設定情報SIaは、108個のID(即ち、ID「101」〜「200」,「301」〜「304」,「401」〜「403」,「501」)と108個の設定値とを含む(図2参照)。
次いで、図6に進み、端末機器10は、MFP60のモデル名「qqq」がMFP50のモデル名「ppp」に一致しないと判断し(図4のS112でNO)、T110において、TCPに従って、MFP60との通信セッションを確立する(S116)。T112では、端末機器10は、MFP60との通信セッションを利用して、HTTPに従って、設定情報SIaをMFP60に送信する(S118)。
MFP60は、端末機器10から設定情報SIaを受信する場合に、MFP60の設定情報SIb内の現在の各設定値に代えて、受信済みの設定情報SIa内の各設定値を新たに設定する。図2に示されるように、MFP60の設定情報SIb内のアドレス情報62は、最大で50個のID「101」〜「150」に対応する50個の設定値を含むことができる。これに対し、受信済みの設定情報SIa内のアドレス情報52は、100個のID「101」〜「200」と100個の設定値とを含む。従って、MFP60は、アドレス情報52内の100個の設定値の全てを新たに設定することができない。この場合、MFP60は、アドレス情報52の中から、MFP60自身が有さないID「151」〜「200」に対応する各設定値を抽出せずに、MFP60自身が有する50個のID「101」〜「150」に対応する50個の設定値を抽出する。そして、MFP60は、アドレス情報62内の10個のID「101」〜「110」に対応する10個の設定値をメモリ61から削除し、次いで、50個のID「101」〜「150」に対応付けて、抽出済みの50個の設定値をメモリ61に記憶させる。この結果、図7の(状態1)に示されるように、MFP60の設定情報SIb内のアドレス情報62として、10個の設定値に代えて、50個の設定値が新たに設定される。
また、図2に示されるように、MFP60の設定情報SIb内のスキャン情報64は、両面スキャンに対応するID「304」とその設定値とを含まない。これに対し、受信済みの設定情報SIa内のスキャン情報54は、ID「304」と設定値「ON」とを含む。この場合、MFP60は、スキャン情報54の中から、MFP60自身が有さないID「304」に対応する設定値「ON」を抽出せずに、MFP60自身が有する3個のID「301」〜「303」に対応する3個の設定値を抽出する。そして、MFP60は、スキャン情報64内の3個のID「301」〜「303」に対応する3個の設定値に代えて、抽出済みの3個の設定値を新たに設定する。この結果、図2の設定情報SIb内のスキャン情報64に代えて、図7の(状態1)に示されるスキャン情報64が新たに設定される。即ち、ID「301」に対応するスキャン解像度が「400dpi」から「200dpi」に変更され、ID「302」に対応するファイル形式が「JPEG」から「PDF」に変更され、ID「303」に対応するカラースキャンが「OFF」から「ON」に変更される。
また、MFP60は、設定情報SIbに含まれる印刷情報66内の3個の設定値に代えて、受信済みの設定情報SIaに含まれる印刷情報56内の3個の設定値を新たに設定する。ただし、図2に示されるように、印刷情報56と印刷情報66とが完全に一致するので、印刷情報66内の3個の設定値は変更されない(図7の(状態1)の情報66参照)。また、MFP60は、設定情報SIbに含まれる現在日時情報68内の設定値(2015年3月2日)に代えて、受信済みの設定情報SIaに含まれる現在日時情報58内の設定値(2015年3月1日)を新たに設定する(図7の(状態1)の情報68参照)。
図6のT115の処理の結果、MFP60は、受信済みの設定情報SIa内の108個の設定値のうち、ID「101」〜「150」,「301」〜「303」,「401」〜「403」,「501」に対応する57個の設定値を、設定情報SIb内に新たに設定し、ID「151」〜「200」,「304」に対応する51個の設定値を設定しない。T116では、端末機器10は、MFP60との通信セッションを切断する(図4のS120)。
次いで、端末機器10は、MFP70のモデル名「rrr」がMFP50のモデル名「ppp」に一致しないと判断し(図4のS112でNO)、T118において、TCPに従って、MFP70との通信セッションを確立する(S116)。T120では、端末機器10は、MFP70との通信セッションを利用して、HTTPに従って、設定情報SIaをMFP70に送信する(S118)。
T122では、MFP70は、MFP60によって実行されるT115と同様に、MFP70の設定情報SIc内の現在の各設定値に代えて、受信済みの設定情報SIa内の各設定値を新たに設定する。図7の(状態2)には、各設定値が新たに設定された後の設定情報SIcを示す。アドレス情報72は、70個の設定値を含む状態から、最大である100個の設定値を含む状態に変更される。また、受信済みの設定情報SIaに含まれるスキャン情報54内のファイル形式は、「PDF」である(図2参照)。しかしながら、上述したように、MFP70は、ファイル形式「PDF」を利用不可能である。このために、MFP70は、ID「302」に対応するファイル形式を「JPEG」から「PDF」に変更しない。
図6のT122の処理の結果、MFP70は、設定情報SIaに含まれる108個の設定値のうち、ID「302」に対応する1個の設定値を除く107個の設定値を新たに設定する。T124では、端末機器10は、MFP70との通信セッションを切断する(図4のS120)。
次いで、端末機器10は、MFP80のモデル名「ppp」がMFP50のモデル名「ppp」に一致すると判断し(S112でYES)、T126において、SNMPに従って、設定情報SIaをMFP80に送信する(S114)。端末機器10は、MFP80との通信セッションを確立せずに済むので、HTTPに従って設定情報SIaをMFP80に送信する構成と比べて、設定情報SIaをMFP80に迅速に送信することができる。
T128では、MFP80は、MFP80の設定情報SId内の現在の各設定値に代えて、受信済みの設定情報SIa内の各設定値を新たに設定する。図7の(状態3)には、各設定値が新たに設定された後の設定情報SIdを示す。SNMPの仕様では、MFPは、1個のSET要求で指定されている複数個のIDのうちの一部のIDを有していなければ、当該一部のIDに対応する設定値のみならず、複数個のIDに対応する複数個の設定値の全てを設定することができない。この点は、HTTPの仕様(上記のT115参照)とは異なる。また、SNMPの仕様では、MFPは、1個のSET要求で指定されている複数個の設定値のうちの特定のIDを有するが、当該特定のIDに対応する設定値を利用不可能であれば、当該特定のIDに対応する設定値のみならず、複数個の設定値の全てが設定されない。この点は、HTTPの仕様(上記のT122参照)とは異なる。ただし、MFP80は、MFP10と同じモデルであるので、MFP10の設定情報SIaに含まれる複数個のID(即ち108個のID)の全てを有しており、かつ、当該複数個のIDに対応する複数個の設定値のいずれも利用可能である。このために、MFP80は、受信済みの設定情報SIa内の全ての設定値を新たに設定することができる。
(第1実施例の効果)
本実施例によると、端末機器10は、3個のMFP60,70,80を対象MFPとして選択する対象MFP選択操作を受け付けた(図5のT26)後に、ユーザからさらなる操作を受け付けなくても、HTTPに従って、108個の設定値を含む設定情報SIaをMFP60,70のそれぞれに送信する(図6のT112,T120)。108個の設定値がHTTPに従って送信されるので、108個の設定値のうちの一部の設定値がMFP60に設定不可能であっても、他の設定値がMFP60に設定される(T115)。同様に、108個の設定値のうちの一部の設定値がMFP70に設定不可能であっても、他の設定値がMFP70に設定される(T122)。即ち、端末機器10は、1個以上の設定値をMFP60,70のそれぞれに適切に設定することができる。
SNMPでは、設定対象の機器が、PUTコマンドに含まれる複数個のIDのうちの一部のIDを有していない状況が想定されていない。また、設定対象の機器が、PUTコマンドに含まれる複数個のIDのうちの一部のIDに対応する設定値を利用不可能である状況も想定されていない。このために、SNMPでは、このような状況において、複数個のIDに対応する複数個の設定値のうち、設定変更不可能な一部の設定値を除く他の設定値のみを、設定対象の機器に設定することが定義されていない。一方、HTTPは、そもそも、設定対象の機器に設定値を設定する用途で利用されることが想定されていない。このために、HTTPでは、そのような用途で利用する際の制約が決められていない。従って、MFP60,70のベンダは、HTTPを利用すれば、設定変更不可能な一部の設定値を除く他の設定値のみを設定する構成を容易に実現することができる。即ち、ベンダは、このような構成を実現する処理を実行するためのプログラムをMFP60,70に容易に組み込むことができる。そして、ベンダは、HTTPに従って設定変更を実行するための設定アプリ38を提供すれば、本実施例のように、端末機器10がHTTPに従ってMFP60,70の設定変更を実行する構成を実現することができる。
また、本実施例によると、端末機器10は、各MFP60,70がMFP50のモデル名「ppp」に一致しないモデル名を有するので、HTTPに従って、108個の設定値をMFP60,70のそれぞれに送信する(図6のT112,T120)。上述したように、108個の設定値のうちの一部の設定値がMFP60,70に設定不可能であっても、他の設定値がMFP60,70に設定される(T115,T122)。一方、端末機器10は、MFP80がMFP50のモデル名「ppp」に一致するモデル名を有するので、SNMPに従って、108個の設定値をMFP80に送信する(T126)。MFP80は、MFP50と同じでモデルであるので、通常、MFP50で利用される全ての設定値(即ち108個の設定値)を設定可能である。そのため、108個の設定値の全てがMFP80に設定される(T128)。特に、端末機器10は、通信セッションを確立せずに済むので、HTTPに従って設定値を送信する場合と比べて、設定値をMFP80に迅速に送信することができる。このように、端末機器10は、対象MFPがMFP50のモデル名「ppp」に一致するモデル名を有するのか否かに応じて、通信プロトコルを変えるので、1個以上の設定値を対象MFPであるMFP60〜80に適切に設定することができる。
(対応関係)
HTTP、SNMPが、それぞれ、「第1の通信プロトコル」、「第2の通信プロトコル」の一例である。端末機器10、基準MFPであるMFP50が、それぞれ、「通信機器」、「特定機器」の一例である。MFP50〜80が、「M個の機器」の一例である。対象MFPであるMFP60〜80が、「対象機器」の一例である。MFP60、MFP70が、それぞれ、「第1の機器」、「第2の機器」の一例である。設定情報SIa内の108個の設定値が、「複数個の設定値」の一例である。アドレス情報52内の各設定値、スキャン情報54内の各設定値、現在日時情報58内の設定値が、それぞれ、「アドレス設定値」、「スキャン設定値」、「日時設定値」の一例である。図3のS22の設定情報要求が、「要求信号」の一例である。
(第2実施例;図8)
本実施例では、図4の設定情報送信処理に代えて、図8の設定情報送信処理が実行される。S210では、CPU32は、SNMPに従って、図3のS24で取得された設定情報(具体的にはSNMPのSET要求)をブロードキャスト送信する。
S212では、CPU32は、1個以上のMFPから1個以上のNG通知を受信したのか否かを判断する。NG通知は、設定情報内の複数個の設定値のうちの少なくとも1個の設定値を設定不可能であることを示す通知であり、送信元のMFPのIPアドレスを含む。CPU32は、1個以上のNG通知を受信した場合(S212でYES)に、S214に進む。一方、CPU32は、1個のNG通知も受信しなかった場合(S212でNO)に、図8の処理を終了する。
S214では、CPU32は、NG通知の送信元であるMFPの中から1個のMFPを決定する。S216では、CPU32は、決定済みのMFPが、図3のS20で選択済みの1個以上の対象MFPのいずれかであるのか否かを判断する。具体的には、CPU32は、決定済みのMFPのIPアドレスが、1個以上の対象MFPの1個以上のIPアドレスのいずれかに一致する場合(S216でYES)に、S218に進む。一方、CPU32は、決定済みのMFPのIPアドレスが、1個以上の対象MFPの1個以上のIPアドレスのいずれとも一致しない場合(S216でNO)に、S224に進む。S218〜S222は、図4のS116〜S120と同様である。
S224では、CPU32は、1個以上のNG通知の送信元である1個以上のMFPの全てをS214で決定したのか否かを判断する。CPU32は、1個以上のMFPの全てを決定した場合(S224でYES)に、図8の処理を終了する。一方、CPU32は、当該1個以上のMFPの全てを決定していない場合(S224でNO)に、S214に戻り、新たな1個のMFPを決定する。
(具体的なケース;図9)
続いて、図9を参照して、図8のフローチャートに従って実現される具体的なケースの内容を説明する。図9は、図5の続きのケースである。図9のT210では、端末機器10は、SNMPに従って、設定情報SIaをブロードキャスト送信する(図8のS210)。
MFP50は、端末機器10から設定情報SIaを受信する場合に、T212において、MFP50の設定情報SIa内の現在の各設定値に代えて、受信済みの設定情報SIa内の各設定値を新たに設定する。ただし、設定情報SIaがMFP50の設定情報であるので、MFP50の設定情報SIaの内容は変わらない。
MFP60は、端末機器10から設定情報SIaを受信する場合に、T214において、設定情報SIb内の現在の各設定値に代えて、受信済みの設定情報SIa内の各設定値を新たに設定することを試行する。ただし、設定情報SIa内の108個の設定値のうちの一部の設定値(即ち、ID「151」〜「200」,「304」に対応する51個の設定値)が設定不可能であるので、108個の設定値のいずれも設定されない。即ち、MFP60では、設定値の設定が失敗する。
MFP70は、端末機器10から設定情報SIaを受信する場合に、T216において、設定情報SIc内の現在の各設定値に代えて、受信済みの設定情報SIa内の各設定値を新たに設定することを試行する。ただし、設定情報SIa内の108個の設定値のうちの一部の設定値(即ちID「302」に対応するファイル形式「PDF」)が設定不可能であるので、108個の設定値のいずれも設定されない。即ち、MFP70では、設定値の設定が失敗する。
T218は、図6のT128と同様である。即ち、MFP80の設定情報SIdは、図7の(状態3)に変更される。一方、MFP60及びMFP70では設定値の設定が失敗するので、T220では、MFP60及びMFP70のそれぞれから端末機器10にNG通知が送信される。
端末機器10は、MFP60からNG通知を受信する場合に、MFP60が対象MFPであると判断し(S216でYES)、この結果、T230〜T236が実行される(S218〜S222)。T230〜T236は、図6のT110〜T116と同様である。また、端末機器10は、MFP70からNG通知を受信する場合に、MFP70が対象MFPであると判断し(S216でYES)、この結果、T238〜T244が実行される(S218〜S222)。T238〜T244は、図6のT118〜T126と同様である。
(第2実施例の効果)
本実施例でも、第1実施例と同様の効果を奏することができる。即ち、端末機器10は、1個以上の設定値をMFP60,70のそれぞれに適切に設定することができる。また、端末機器10は、対象MFPがMFP50のモデル名「ppp」に一致するモデル名を有するのか否かに応じて、通信プロトコルを変えるので、1個以上の設定値を対象MFPであるMFP60〜80に適切に設定することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)上記の各実施例では、端末機器10のCPU32が、図3,図4,図8の処理を実行するが、これに代えて、例えば、MFP50が、図3,図4,図8の処理を実行してもよい。この場合、図3のS18の処理を省略可能である。また、MFP50は、S22,S24の処理に代えて、MFP50のメモリ51から設定情報SIaを読み出すことによって、設定情報SIaを取得してもよい。また、MFP50は、メモリ51からモデル名「ppp」を読み出すことによって、モデル名「ppp」を取得してもよい。即ち、「特定機器」は、「通信機器」であってもよく、「要求信号供給処理」を省略可能である。
(変形例2)上記の各実施例では、端末機器10のCPU32は、図3のS22,S24において、SNMPに従って通信を実行するが、これに代えて、HTTPに従って通信を実行してもよい。即ち、「要求信号供給処理」及び「設定値取得処理」では、「第2のプロトコル」に従わなくてもよい。
(変形例3)上記の第2実施例では、端末機器10のCPU32は、図8のS210において、SNMPに従って、設定情報を各対象MFPにユニキャスト送信してもよいし、マルチキャスト送信してもよい。即ち、CPU32は、複数個の設定値をブロードキャスト送信しなくてもよい。なお、本変形例では、決定済みのMFPが1個以上の対象MFPのいずれかであるので、S216を省略可能である。
(変形例4)上記の各実施例では、端末機器10のCPU32は、図3のS12において、機器検索信号をブロードキャスト送信し、S14において、機器名、モデル名、及び、IPアドレスを含む応答信号を受信する。これに代えて、例えば、CPU32は、各MFP50〜80の機器名、モデル名、IPアドレス等の各種の情報がメモリ34に予め記憶されている場合には、メモリ34から上記の各種の情報を読み出してもよい。また、別の変形例では、CPU32は、上記の各種の情報を記憶しているサーバから、上記の各種の情報を取得してもよい。即ち、「検索信号送信処理」、「機器名受信処理」、「機種名受信処理」、及び、「機種名取得処理」を省略可能である。
(変形例5)上記の各実施例では、設定情報SIaは、アドレス情報52、スキャン情報54、及び、現在日時情報58を含むが、変形例では、当該情報52,54,58のうちの少なくとも1個を含んでいればよい。即ち、「複数個の設定値」は、「アドレス設定値」と「スキャン設定値」と「日時設定値」とのうちの少なくとも1個を含んでいればよい。また、別の変形例では、設定情報SIaは、当該情報52,54,58の全てを含んでいなくてもよい。即ち、「複数個の設定値」は、「アドレス設定値」と「スキャン設定値」と「日時設定値」とを含んでおらず、他の設定値(例えば情報56)を含んでいてもよい。
(変形例6)上記の第1実施例では、端末機器10のCPU32は、図4のS114,S118において、基準MFPから取得された設定情報の全てを決定済みのMFPに送信するが、これに代えて、設定情報の一部のみを決定済みのMFPに送信してもよい。例えば、CPU32は、設定情報に含まれる複数個のIDと複数個の設定値との中から、ユーザによって選択された一部のIDと一部の設定値とを決定済みのMFPに送信してもよい。
(変形例7)「通信機器」は、端末機器に限られず、例えば、MFP、プリンタ、スキャナ、サーバ等であってもよい。即ち、「通信機器」は、他の機器と通信可能なあらゆる機器を含む。「M個の機器」(即ち「第1の機器」及び「第2の機器」を含む)と「対象機器」とは、MFPに限られず、例えば、プリンタ、スキャナ、PC、サーバ等であってもよい。即ち、「M個の機器」と「対象機器」とは、複数個の設定値が設定され得るあらゆる機器を含む。
(変形例8)上記の各実施例では、端末機器10のCPU32がプログラム(即ちソフトウェア)を実行することによって、図3〜図6、図8、及び、図9の各処理が実現される。これに代えて、これらの各処理のうちの少なくとも1つの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、4:LANケーブル、10:端末機器、12:操作部、14:表示部、20:ネットワークインターフェース、30:制御部、32:CPU、34,51,61,71,81:メモリ、36:OSプログラム、38:設定アプリケーション、50,60,70,80:多機能機、52,62,72,82:アドレス情報、54,64,74,84:スキャン情報、56,66,76,86:印刷情報、58,68,78,88:現在日時情報、IPa〜IPd,IPx:IPアドレス、SIa〜SId:設定情報

Claims (14)

  1. 通信機器のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信機器に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
    前記通信機器とは異なるM個(前記Mは2以上の整数)の機器に複数個の設定項目に関する複数個の設定値を設定するためにユーザによって実行される設定操作を受け付ける設定操作受付処理と、
    前記設定操作が受け付けられた後に、前記ユーザからさらなる操作を受け付けることなく、前記M個の機器のうちの第1の機器との通信セッションを確立する第1の確立処理と、
    前記第1の機器との前記通信セッションを利用して、HTTP(Hypertext Transfer Protocolの略)に準拠する第1の通信プロトコルに従って、前記複数個の設定値を前記第1の機器に送信する第1の送信処理と、
    前記複数個の設定値が前記第1の機器に送信された後に、前記第1の機器との前記通信セッションを切断する第1の切断処理と、
    前記設定操作が受け付けられた後に、前記ユーザからさらなる操作を受け付けることなく、前記M個の機器のうちの第2の機器との通信セッションを確立する第2の確立処理と、
    前記第2の機器との前記通信セッションを利用して、前記第1の通信プロトコルに従って、前記複数個の設定値を前記第2の機器に送信する第2の送信処理と、
    前記複数個の設定値が前記第2の機器に送信された後に、前記第2の機器との前記通信セッションを切断する第2の切断処理と、
    を実行させるコンピュータプログラム。
  2. 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータに、さらに、
    前記複数個の設定値が現在設定されている特定機器のメモリから、前記複数個の設定値を取得する設定値取得処理を実行させ、
    前記第1の送信処理では、取得済みの前記複数個の設定値を前記第1の機器に送信し、
    前記第2の送信処理では、取得済みの前記複数個の設定値を前記第2の機器に送信する、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  3. 前記特定機器は、前記通信機器とは異なる機器であり、
    前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータに、さらに、
    前記複数個の設定値を要求するための要求信号を前記特定機器に供給する要求信号供給処理を実行させ、
    前記設定値取得処理では、前記要求信号が供給された後に、前記特定機器の前記メモリから、前記複数個の設定値を取得する、請求項2に記載のコンピュータプログラム。
  4. 前記要求信号供給処理では、SNMP(Simple Network Management Protocolの略)に準拠する第2の通信プロトコルに従って、前記要求信号を供給し、
    前記設定値取得処理では、前記要求信号が供給された後に、前記第2のプロトコルに従って、前記特定機器の前記メモリから、前記複数個の設定値を取得する、請求項3に記載のコンピュータプログラム。
  5. 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータに、さらに、
    前記M個の機器のそれぞれから、当該機器の機種名を受信する機種名受信処理と、
    前記特定機器のメモリから、前記特定機器の機種名を取得する機種名取得処理と、を実行させ、
    前記第1の確立処理では、
    前記M個の機器から受信されるM個の機種名のうちの前記第1の機器の機種名が前記特定機器の前記機種名に一致するのか否かを判断し、
    前記第1の機器の前記機種名が前記特定機器の前記機種名に一致しないと判断される場合に、前記第1の機器との前記通信セッションを確立し、
    前記第1の機器の前記機種名が前記特定機器の前記機種名に一致すると判断される場合に、前記第1の機器との前記通信セッションを確立せず、
    前記第2の確立処理では、
    前記M個の機種名のうちの前記第2の機器の機種名が前記特定機器の前記機種名に一致するのか否かを判断し、
    前記第2の機器の前記機種名が前記特定機器の前記機種名に一致しないと判断される場合に、前記第2の機器との前記通信セッションを確立し、
    前記第2の機器の前記機種名が前記特定機器の前記機種名に一致すると判断される場合に、前記第2の機器との前記通信セッションを確立せず、
    前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータに、さらに、
    前記第1の機器の前記機種名が前記特定機器の前記機種名に一致すると判断される場合であり、かつ、前記設定操作が受け付けられた後に、前記ユーザからさらなる操作を受け付けることなく、前記第1の機器の前記通信セッションを確立することなく、SNMP(Simple Network Management Protocolの略)に準拠する第2の通信プロトコルに従って、取得済みの前記複数個の設定値を前記第1の機器に送信する第3の送信処理と、
    前記第2の機器の前記機種名が前記特定機器の前記機種名に一致すると判断される場合であり、かつ、前記設定操作が受け付けられた後に、前記ユーザからさらなる操作を受け付けることなく、前記第2の機器との前記通信セッションを確立することなく、前記第2の通信プロトコルに従って、取得済みの前記複数個の設定値を前記第2の機器に送信する第4の送信処理と、を実行させる、請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  6. 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータに、さらに、
    前記設定操作が受け付けられた後に、前記ユーザからさらなる操作を受け付けることなく、SNMP(Simple Network Management Protocolの略)に準拠する第2の通信プロトコルに従って、前記複数個の設定値を前記第1の機器に送信する第4の送信処理と、
    前記設定操作が受け付けられた後に、前記ユーザからさらなる操作を受け付けることなく、前記第2の通信プロトコルに従って、前記複数個の設定値を前記第2の機器に送信する第5の送信処理と、を実行させ、
    前記第1の確立処理では、
    前記第2の通信プロトコルに従って、前記複数個の設定値が前記第1の機器に送信された後に、前記複数個の設定値のうちの少なくとも1個の設定値を設定不可能であることを示す通知が、前記第1の機器から受信される場合に、前記第1の機器との前記通信セッションを確立し、
    前記第2の通信プロトコルに従って、前記複数個の設定値が前記第1の機器に送信された後に、前記通知が前記第1の機器から受信されない場合に、前記第1の機器との前記通信セッションを確立せず、
    前記第2の確立処理では、
    前記第2の通信プロトコルに従って、前記複数個の設定値が前記第2の機器に送信された後に、前記通知が前記第2の機器から受信される場合に、前記第2の機器との前記通信セッションを確立し、
    前記第2の通信プロトコルに従って、前記複数個の設定値が前記第2の機器に送信された後に、前記通知が前記第2の機器から受信されない場合に、前記第2の機器との前記通信セッションを確立しない、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  7. 前記第4の送信処理及び前記第5の送信処理では、前記第2の通信プロトコルに従って、前記複数個の設定値をブロードキャスト送信する、請求項6に記載のコンピュータプログラム。
  8. 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータに、さらに、
    前記設定操作が受け付けられる前に、前記通信機器の周囲に存在する機器を検索するために前記ユーザによって実行される検索操作を受け付ける検索操作受付処理と、
    前記検索操作が受け付けられる場合に、SNMP(Simple Network Management Protocolの略)に準拠する第2の通信プロトコルに従って、機器検索信号をブロードキャスト送信する検索信号送信処理と、
    前記機器検索信号が送信された後に、N個(前記Nは前記M以上の整数)の機器のそれぞれから、当該機器の機器名を受信する機器名受信処理と、
    前記N個の機器の中から前記M個の機器を前記ユーザに選択させるために、前記N個の機器から受信されるN個の機器名を前記通信機器の表示部に表示させる表示制御処理と、を実行させる、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  9. 前記複数個の設定値は、通信を実行するためのアドレスを示すアドレス設定値と、原稿のスキャンを実行するためのスキャン設定を示すスキャン設定値と、現在日時を示す日時設定値と、のうちの少なくとも1個を含む、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  10. 前記通信セッションは、TCP(Transmission Control Protocolの略)に従って確立される通信セッションである、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  11. 通信機器のためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信機器に搭載されるコンピュータに、以下の各処理、即ち、
    複数個の設定項目に関する複数個の設定値が現在設定されている特定機器のメモリから、前記複数個の設定値を取得する設定値取得処理と、
    前記通信機器とは異なる対象機器に前記複数個の設定値を設定するためにユーザによって実行される設定操作を受け付ける設定操作受付処理と、
    前記設定操作が受け付けられ、かつ、前記対象機器が前記特定機器の機種名に一致しない機種名を有する場合に、前記対象機器との通信セッションを確立する確立処理と、
    前記対象機器との前記通信セッションを利用して、HTTP(Hypertext Transfer Protocolの略)に準拠する第1の通信プロトコルに従って、取得済みの前記複数個の設定値を前記対象機器に送信する第1の送信処理と、
    前記複数個の設定値が前記対象機器に送信された後に、前記対象機器との前記通信セッションを切断する切断処理と、
    前記設定操作が受け付けられ、かつ、前記対象機器が前記特定機器の機種名に一致する機種名を有する場合に、前記通信セッションを確立することなく、SNMP(Simple Network Management Protocolの略)に準拠する第2の通信プロトコルに従って、取得済みの前記複数個の設定値を前記対象機器に送信する第2の送信処理と、
    を実行させる、コンピュータプログラム。
  12. 前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータに、さらに、
    前記対象機器から、前記対象機器の機種名を受信する機種名受信処理と、
    前記特定機器の前記メモリから、前記特定機器の機種名を取得する機種名取得処理と、
    前記対象機器の前記機種名が前記特定機器の前記機種名に一致するのか否かを判断する判断処理と、を実行させ、
    前記確立処理では、
    前記設定操作が受け付けられ、かつ、前記対象機器の前記機種名が前記特定機器の前記機種名に一致しないと判断される場合に、前記対象機器との前記通信セッションを確立し、
    前記設定操作が受け付けられ、かつ、前記対象機器の前記機種名が前記特定機器の前記機種名に一致すると判断される場合に、前記対象機器との前記通信セッションを確立せず、
    前記対象機器の前記機種名が前記特定機器の前記機種名に一致しないと判断される場合に、前記第2の送信処理が実行されない、請求項11に記載のコンピュータプログラム。
  13. 前記設定操作が受け付けられる場合に、前記対象機器が前記特定機器の前記機種名に一致する機種名を有するのか否かに関わらず、前記第2の送信処理が実行され、
    前記確立処理では、
    前記第2の送信処理によって前記複数個の設定値が前記対象機器に送信された後に、前記対象機器が前記特定機器の前記機種名に一致しない機種名を有することに起因して、
    前記複数個の設定値のうちの少なくとも1個の設定値を設定不可能であることを示す通知が、前記対象機器から受信される場合に、前記対象機器との前記通信セッションを確立し、
    前記第2の送信処理によって前記複数個の設定値が前記対象機器に送信された後に、前記対象機器が前記特定機器の前記機種名に一致する機種名を有することに起因して、前記通知が前記対象機器から受信されない場合に、前記対象機器との前記通信セッションを確立しない、請求項11に記載のコンピュータプログラム。
  14. 通信機器であって、
    前記通信機器とは異なるM個(前記Mは2以上の整数)の機器に複数個の設定項目に関する複数個の設定値を設定するためにユーザによって実行される設定操作を受け付ける設定操作受付部と、
    前記設定操作が受け付けられた後に、前記ユーザからさらなる操作を受け付けることなく、前記M個の機器のうちの第1の機器との通信セッションを確立する第1の確立部と、
    前記第1の機器との前記通信セッションを利用して、HTTP(Hypertext Transfer Protocolの略)に準拠する第1の通信プロトコルに従って、前記複数個の設定値を前記第1の機器に送信する第1の送信部と、
    前記複数個の設定値が前記第1の機器に送信された後に、前記第1の機器との前記通信セッションを切断する第1の切断部と、
    前記設定操作が受け付けられた後に、前記ユーザからさらなる操作を受け付けることなく、前記M個の機器のうちの第2の機器との通信セッションを確立する第2の確立部と、
    前記第2の機器との前記通信セッションを利用して、前記第1の通信プロトコルに従って、前記複数個の設定値を前記第2の機器に送信する第2の送信部と、
    前記複数個の設定値が前記第2の機器に送信された後に、前記第2の機器との前記通信セッションを切断する第2の切断部と、
    を備える通信機器。
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