JP2014217285A - コンバイン - Google Patents

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Abstract

【課題】手扱ぎ作業に際し、扱室カバーの緊急開放操作を可能にする。
【解決手段】扱室カバー15の前側を閉状態でロックする前側ロック装置17と、前側ロック装置17のロック操作およびロック解除操作を行なう前側ロックレバー27と、扱室カバー15の後側を閉状態でロックする後側ロック装置18と、後側ロック装置18のロック操作およびロック解除操作を行なう後側ロックレバー28と、前側ロックレバー27のロック解除操作に応じて後側ロック装置18をロック解除させる連動機構43とを備え、該連動機構43は、前側ロックレバー27のロック解除操作力を後側ロック装置18に伝達する棒部材44と、後側ロックレバー28の単独操作を許容する逃げ機構45とを備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、扱室の上部を開閉自在に覆う扱室カバーや、扱室カバーを閉状態でロックするロック装置を備えたコンバインに関する。
始端部に供給される茎稈を挟持レールとの間で挟持しながら機体後方に向けて搬送する脱穀フィードチェンと、脱穀フィードチェンで搬送される茎稈から穀粒を脱穀する扱胴と、扱胴を内装する扱室と、扱室の上部を開閉自在に覆い、開状態では挟持レールを上昇させて茎稈の挟持を解除する扱室カバーと、扱室カバーを閉状態でロックするロック装置とを備えるコンバインが知られている。
例えば、特許文献1に記載のコンバインは、扱室カバーの前側を閉状態でロックする前側ロック装置と、前側ロック装置のロック操作およびロック解除操作を行なう前側ロック操作部と、扱室カバーの後側を閉状態でロックする後側ロック装置と、後側ロック装置のロック操作およびロック解除操作を行なう後側ロック操作部とを備えている。
特許第2695626号公報
特許文献1に記載の構成によれば、扱室カバーが前後一対のロック装置で閉状態にロックされるので、扱室カバーの閉状態を安定的に維持することが可能である。しかしながら、扱室カバーを開く際には、前後のロック操作部をロック解除操作する必要があるので、扱室カバーを緊急に開きたい場合、対応が困難であった。
例えば、脱穀フィードチェンの始端部に手作業で茎稈を供給して脱穀を行なわせる手扱ぎ作業に際し、脱穀フィードチェンに衣類などが巻き込まれた場合は、扱室カバーを急いで開く必要があるが、特許文献1に記載のものでは、手扱ぎ作業位置から近い前側のロック操作部だけでなく、後側のロック操作部もロック解除操作する必要があるので、扱室カバーを緊急に開くことが困難であった。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、始端部に供給される茎稈を挟持レールとの間で挟持しながら機体後方に向けて搬送する脱穀フィードチェンと、脱穀フィードチェンで搬送される茎稈から穀粒を脱穀する扱胴と、扱胴を内装する扱室と、扱室の上部を開閉自在に覆い、開状態では挟持レールを上昇させて茎稈の挟持を解除する扱室カバーと、扱室カバーの前側を閉状態でロックする前側ロック装置と、前側ロック装置のロック操作およびロック解除操作を行なう前側ロックレバーと、扱室カバーの後側を閉状態でロックする後側ロック装置と、後側ロック装置のロック操作およびロック解除操作を行なう後側ロックレバーと、前側ロックレバーのロック解除操作に応じて後側ロック装置をロック解除させる連動手段とを備え、該連動手段は、前側ロックレバーのロック解除操作力を後側ロック装置に伝達する棒部材と、後側ロックレバーの単独操作を許容する逃げ手段とを備えることを特徴とする。
また、前記棒部材は、後側ロックレバーの回動支点と同一軸心で連結され、前側ロックレバーは、回動支点が後側ロックレバーの回動支点よりも機体中心側に配置されることにより、レバー長さが後側ロックレバーよりも長く形成されるとともに、逃げ手段を介して棒部材に連結されることを特徴とする。
また、前記棒部材は、前側ロックレバーの回動支点および後側ロックレバーの回動支点と同一軸心で連結され、逃げ手段は、棒部材の中間部に設けられることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、前側ロックレバーのロック解除操作に応じて後側ロック装置をロック解除させる連動手段を備えるので、手扱ぎ作業位置から近い前側ロックレバーをロック解除操作するだけで、前側ロック装置および後側ロック装置をロック解除させ、扱室カバーを緊急に開くことができる。また、前側ロックレバーのロック解除操作力は、棒部材を介して後側ロック装置に伝達されるので、前側ロックレバーのロック解除操作に応じて後側ロック装置を確実にロック解除させることができる。また、連動手段は、後側ロックレバーの単独操作を許容する逃げ手段を備えるので、前後のロックレバーを同時にロック解除操作する際に、後側ロックレバーの操作が先行しても、前側ロックレバーに影響を与えず、スムーズなロック解除操作が可能になる。
また、請求項2の発明によれば、後側ロックレバーに比べて前側ロックレバーを長くできるので、前側ロックレバーで前側ロック装置および後側ロック装置をロック解除させる際の操作荷重を軽減することが可能になる。
また、請求項3の発明によれば、棒部材と、逃げ手段と、前側ロックレバーおよび後側ロックレバーの回動支点が同一軸心となり、コンパクトな配置が可能になる。
コンバインの左側面図である。 コンバインの平面図である。 脱穀部の正面図である。 脱穀部の後面図である。 脱穀部の平面図である。 脱穀部の斜視図である。 連動手段の斜視図である。 連動手段の要部断面図である。 第2実施形態に係る連動手段の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1および図2において、Cは自脱式のコンバインであって、該コンバインCは、走行部である左右一対のクローラ式走行装置1に支持された走行機体2と、該走行機体2の前部に昇降自在に連結されて茎稈の刈り取りを行う前処理部3とを備え、走行機体2は、オペレータが乗込んで操向操作を行う操縦部4と、該操縦部4の後方左側に配置され、前処理部3で刈り取った茎稈から穀粒を脱穀する脱穀装置6と、該脱穀装置6の後方に配置され、脱穀済みの排稈を後処理する後処理部7とを備えている。
コンバインCの前進時、前処理部3で刈り取られた茎稈は、前処理部3の茎稈搬送装置8によって脱穀装置6まで搬送され、脱穀フィードチェン9の始端部(前端部)に渡される。脱穀フィードチェン9は、始端部に供給された茎稈を挟持レール10との間で挟持しつつ、脱穀装置6に沿って機体後方へ搬送する。
脱穀装置6は、自身の上部側に配置され、脱穀フィードチェン9によって搬送される茎稈から穀粒を脱穀する扱室11と、扱室11の下方に配置され、脱穀された穀粒を選別する選別室(図示せず)とから構成されている。
扱室11には、前後を向く支軸回りに回動自在に支持された円筒状の扱胴12と、該扱胴12の下方に沿って配置された受網13とが内装されており、脱穀フィードチェン9によって搬送される茎稈の穂先側が扱室11の内部に供給されると、扱胴12の外周面に突設される扱歯14で茎稈から穀粒が脱穀され、脱穀された穀粒が受網13を介して選別室に供給される。
脱穀装置6には、扱室11の上方を開閉自在に覆う扱室カバー15が設けられている。本実施形態の扱室カバー15は、脱穀装置6の枠体6aに対し、前後を向く支軸16を介して上下回動自在に支持されており、前後一対のロック装置17、18によって閉状態でロックされる。なお、扱室カバー15の詳しい構成については、後述する。
また、脱穀装置6の外側面には、手扱ぎ作業を行うための手扱ぎスイッチ19が設けられている。手扱ぎ作業は、脱穀フィードチェン9の始端部に手作業で茎稈を供給して脱穀を行なわせるものであり、手扱ぎを行なう作業者は、脱穀装置6の左前側方が作業位置となる。
手扱ぎスイッチ19を操作すると、手扱ぎモードの入り/切りが行なわれる。この手扱ぎモード時には、前処理部3の駆動を停止させた状態で、脱穀フィードチェン9、脱穀装置6、排藁搬送体20などを駆動させる制御が実行される。
さらに、手扱ぎスイッチ19の近傍には、緊急停止スイッチ21が設けられ、この緊急停止スイッチ21の操作に応じてエンジンの駆動を緊急停止させることができる。この緊急停止スイッチ21によれば、手扱ぎ作業時に、衣類などが脱穀フィードチェン9に巻込まれた場合に、脱穀フィードチェン9や脱穀装置6を緊急停止させることが可能になる。
つぎに、扱室カバー15の構成について、図3〜図5を参照して説明する。
本実施形態の扱室カバー15は、扱室11の上方を覆う天板部15aと、扱室11の外側方を覆うように天板部15aの右端部(機体外側端部)から斜め下方に延出される側板部15bと、天板部15aの前端部から下方に延出される前壁部15cと、天板部15aの後端部から下方に延出される後壁部15dとを備えている。
扱室カバー15は、天板部15aの左端部(機体中心側端部)に配設された前後を向く支軸16を介して、脱穀装置6の枠体6aに上下回動自在に支持されている。また、扱室カバー15は、前後に設けた一対のガススプリング22、23により、常時、上方(開方向)に付勢されるとともに、前後の璧部15c、15dに設けられるロック装置17、18で閉状態にロックされる。
また、扱胴12は、扱室カバー15側に架設状態で支持されており、扱室カバー15の開閉に応じて昇降される。これにより、扱室カバー15の開状態では、扱室11内が広く開放され、清掃、点検などのメンテナンスが容易になる。なお、扱室カバー15の開閉に応じて扱胴12を昇降させず、扱室カバー15のみが上下回動するように、扱胴12を脱穀装置6の枠体6a側に支持しても良い。
扱室カバー15の側板部15bには、扱室カバー15の上下回動操作を補助する把手24が設けられ、また、側板部18bの下端側には、脱穀フィードチェン9の上側に沿って配置される挟持レール10が上下動自在に支持されている。挟持レール10は、扱室カバー15の閉状態では、脱穀フィードチェン9との間で茎稈を挟持するが、扱室カバー15の開状態では、扱室カバー15と共に上昇して茎稈の挟持を解除する。したがって、手扱ぎ作業時に、衣類などが脱穀フィードチェン9に巻込まれた場合は、緊急停止スイッチ21で脱穀フィードチェン9や脱穀装置6を緊急停止させるとともに、扱室カバー15を緊急に開き、脱穀フィードチェン9と挟持レール10との間を開放することが要求される。
ロック装置17、18は、璧部15c、15dの外面における左下部(機体中心側下部)に上下回動自在に配置されたロック部材25、26と、璧部15c、15dの外面における右上部(機体外方側上部)、または天板部15aの前端面における右端部(機体外方側端部)に上下回動自在に配置されたロックレバー27、28と、対応するロックレバー27、28とロック部材25、26とを機械的に連結するリンク機構29、30とを備えている。
各ロック部材25、26は、フック状の係合部25a、26aを有し、該ロック部材25、26の回動支点を挟んだ反対側には、延設部25b、26bが一体的に突出形成されている。この係合部25a、26aが、脱穀装置6の枠体6a側に固設された前後方向の係合ピン31、32に係合されることにより、扱室カバー15が閉状態でロックされる。
このロック状態が保持されるように、ロック部材25、26を回動方向の一方側に付勢する弾性部材33、34が上記延設部25b、26bに連結されるとともに、この弾性力に抗してロック部材25、26を他方側に回動させると、係合ビン31、32と係合部25a、26aとの係合が解除され、ロック解除状態になる。
各ロックレバー27、28は、扱室カバー15に設けられる支持ブラケット35、36に、前後を向く回動支軸(回動支点)37、38を介して上下回動自在に支持されている。機体外側方に延出するロックレバー27、28の先端部には、グリップ27a、28aが形成され、このグリップ27a、28aが、側板部15bに形成された長孔状のレバー孔15e、15fから外側方に挿通状態で突出している。これにより、ロックレバー27、28は、扱室カバー15の側板部15bの外面側から操作することが可能であり、このロックレバー27、28の上下回動操作力が、リンク機構29、30を介して、ロック部材25、26に伝達され、上述したロック部材25、26のロック動作およびロック解除動作が行われる。
前側ロック装置17を構成するリンク機構29は、扱室カバー15の前面側に左右回動自在に支持された中間アーム39と、中間アーム39と前側ロックレバー27とを連結する操作側ロッド40と、中間アーム39とロック部材25とを連結するロック側ロッド41とを備えている。ちなみに、一端側がロック部材25の延設部25bに連結された前述の弾性部材33の他端側は、このロック側ロッド41に連結されている。
そして、扱室カバー15が閉状態で前側ロック装置17によってロックされている状態の場合、前側ロックレバー27を上方に回動操作すると、操作側ロッド40が機体外側方向に引かれて中問アーム39も機体外側方向に回動し、これに伴ってロック側ロッド41が上方に作動し、ロック部材25が弾性部材33の付勢力に抗してロック解除側に回動する。これにより、前側ロック装置17がロック解除状態になる。
一方、扱室カバー15が閉位置にあり、かつ前側ロック装置17がロック解除状態の場合、前側ロックレバー27を下方に回動操作すると、操作側ロッド40と中間アーム39とロック側ロッド41が上記の場合と逆方向に作動し、ロック部材25がロック側に回動する。これにより、ロック部材25の係合部25aが係合ピン31に係合し、前側ロック装置17がロック状態になる。
後側ロック装置18を構成する後側リンク機構30は、後側ロックレバー28の基端部と、ロック部材26とを連結するロッド42から構成されている。ちなみに、一端側がロック部材26の延設部26bに連結された前述の弾性部材34の他端側は、このロッド42に連結されている。
そして、扱室カバー15が閉状態で後側ロック装置18によってロックされている状態の場合、後側ロックレバー28を上方に回動操作すると、ロッド42が機体外側方向に引かれるのに伴って、ロック部材26が弾性部材34の付勢力に抗してロック解除側に回動する。これにより、後側ロック装置18がロック解除状態になる。
一方、扱室カバー15が閉位置にあり、かつ後側ロック装置18がロック解除状態の場合、後側ロックレバー28を下方に回動操作すると、ロッド42が上記の場合と逆方向に作動し、ロック部材26がロック側に回動する。これにより、ロック部材26の係合部26aが係合ピン32に係合し、後側ロック装置18がロック状態になる。
以上のように構成される前後のロック装置17、18によれば、扱室カバー15を前後で確実にロックさせることが可能になる。ただし、前述したように、手扱ぎ作業時に、衣類などが脱穀フィードチェン9と挟持レール10の間に巻込まれた場合、緊急停止スイッチ21を操作してエンジンを停止させた後に、作業者一人で扱室カバー15を開操作して、脱穀フィードチェン9と挟持レール10との間を開放する必要がある。
そこで、本発明の実施形態に係るコンバインCは、閉状態における扱室カバー15のロックを手扱ぎ作業位置から迅速に解除して、扱室カバー15を開操作可能とするために、前側ロックレバー27のロック解除操作によって、前側ロック装置17をロック解除させたとき、これに連動して後側ロック装置18もロック解除させる連動機構(連動手段)43を備えている。これにより、手扱ぎ作業位置から近い前側ロックレバー27をロック解除操作するだけで、前側ロック装置17および後側ロック装置18をロック解除させ、扱室カバー15を緊急に開くことが可能になる。
本発明の実施形態に係る連動機構43は、前側ロックレバー27のロック解除操作力を後側ロック装置18に伝達する棒部材44と、後側ロックレバー28の単独操作を許容する逃げ機構(逃げ手段)45とを備えている。このようにすると、前側ロックレバー27のロック解除操作力が、棒部材44を介して後側ロック装置18に伝達されるので、前側ロックレバー27のロック解除操作に応じて後側ロック装置18を確実にロック解除させることができる。また、連動機構43は、後側ロックレバー28の単独操作を許容する逃げ機構45を備えることにより、前後のロックレバー27、28を同時にロック解除操作する際に、後側ロックレバー28の操作が先行しても、前側ロックレバー27に影響を与えず、スムーズなロック解除操作が可能になる。
つぎに、本実施形態に係る連動機構43の具体的な構成について、図6〜図8を参照して説明する。
これらの図に示すように、本実施形態の棒部材44は、前後を向いて配置されており、その後端側は、後側ロックレバー28の回動支軸38と同一軸心で一体的に連結される一方、前端側は、前側ロックレバー27の支持ブラケット35で回動自在に支持されている。
前側ロックレバー27は、回動支軸37が後側ロックレバー28の回動支軸38よりも左側(機体中心側)に配置されることにより、レバー長さが後側ロックレバー28よりも長く形成されるとともに、逃げ機構45を介して棒部材44に連結されている。
本実施形態の逃げ機構45は、支持ブラケット35から前方に突出した棒部材44の前端から左斜め下方(機体中心側斜め下方)に延出するアーム46と、アーム46の先端部から前方に延出するピン47と、前側ロックレバー27の基端部から左斜め下方(機体中心側斜め下方)に延出するプレート48とから構成されており、前後のロック装置17、18がロック状態のとき、プレート48の下側にピン47が近接する位置設定となっている。
そして、前後のロック装置17、18がロック状態のとき、前側ロックレバー27を上方に回動操作(ロック解除操作)すると、前側ロック装置17がロック解除されるとともに、それと同時に前側ロックレバー27のプレート48がピン47を右方(機体外側方)に押すことにより棒部材44が回動し、前側ロックレバー27のロック解除操作力が後側ロック装置18に伝達される。後側ロック装置18では、前側ロックレバー27のロック解除操作力が伝達されると、棒部材44と一体的に連結される後側ロックレバー28が上方に回動し、それに応じて後側ロック装置18がロック解除される。
また、前後のロック装置17、18がロック状態のとき、後側ロックレバー28を上方に回動操作(ロック解除操作)すると、後側ロック装置18がロック解除されるとともに、それと同時に棒部材44が回動するが、アーム46およびピン47は、前側ロックレバー27のプレート48から逃げる方向に回動するので、前側ロックレバー27に影響を与えることなく、後側ロックレバー28を単独でロック解除操作することが可能になる。
このような連動機構43によれば、手扱ぎ作業位置から近い前側ロックレバー27をロック解除操作するだけで、前側ロック装置17および後側ロック装置18をロック解除させ、扱室カバー15を緊急に開くことが可能になるが、後側ロックレバー28に比べて前側ロックレバー27を長くできるので、前側ロックレバー27で前側ロック装置17および後側ロック装置18をロック解除させる際の操作荷重を軽減できるという利点がある。
ちなみに、棒部材44の軸部分は、中空軸44aと、該中空軸44aに嵌入する状態で一体的に溶着される中実軸44bとからなり、中空軸44a側を前側ロックレバー27の支持ブラケット35で回動自在に支持する一方、中実軸44bを中空軸である後側ロックレバー28の回動支軸38に回動自在に嵌合させ、抜止め部材44cで抜止めしている。そして、中空軸44aと回動支軸38に形成される爪部44d、38a同士を常時係合させることにより、棒部材44を回動支軸38に対して一体的に連結させている。なお、中空軸44aに形成される孔44eは、中空軸44aと中実軸44bを溶接する際に使用される溶接用の孔である。
叙述の如く構成された本実施形態によれば、始端部に供給される茎稈を挟持レール10との間で挟持しながら機体後方に向けて搬送する脱穀フィードチェン9と、脱穀フィードチェン9で搬送される茎稈から穀粒を脱穀する扱胴12と、扱胴12を内装する扱室11と、扱室11の上部を開閉自在に覆い、開状態では挟持レール10を上昇させて茎稈の挟持を解除する扱室カバー15と、扱室カバー15の前側を閉状態でロックする前側ロック装置17と、前側ロック装置17のロック操作およびロック解除操作を行なう前側ロックレバー27と、扱室カバー15の後側を閉状態でロックする後側ロック装置18と、後側ロック装置18のロック操作およびロック解除操作を行なう後側ロックレバー28と、前側ロックレバー27のロック解除操作に応じて後側ロック装置18をロック解除させる連動機構43とを備え、該連動機構43は、前側ロックレバー27のロック解除操作力を後側ロック装置18に伝達する棒部材44と、後側ロックレバー28の単独操作を許容する逃げ機構45とを備えるので、手扱ぎ作業位置から近い前側ロックレバー27をロック解除操作するだけで、前側ロック装置17および後側ロック装置18をロック解除させ、扱室カバー15を緊急に開くことができ、しかも、前側ロックレバー27のロック解除操作力を、棒部材44を介して後側ロック装置18に伝達するので、後側ロック装置18を確実にロック解除させることができる。また、連動機構43は、後側ロックレバー28の単独操作を許容する逃げ機構45を備えるので、前後のロックレバー27、28を同時にロック解除操作する際に、後側ロックレバー28の操作が先行しても、前側ロックレバー27に影響を与えず、スムーズなロック解除操作が可能になる。
また、棒部材44は、後側ロックレバー28の回動支軸38と同一軸心で連結され、前側ロックレバー27は、回動支軸37が後側ロックレバー28の回動支点38よりも機体中心側に配置されることにより、レバー長さが後側ロックレバー28よりも長く形成されるとともに、逃げ機構45を介して棒部材44に連結されるので、前側ロックレバー27で前側ロック装置17および後側ロック装置18をロック解除させる際の操作荷重を軽減することが可能になる。
つぎに、本発明の第2実施形態に係る連動機構143について、図9を参照して説明する。ただし、前記実施形態と共通の構成については、前記実施形態と同じ符号を付与することにより、前記実施形態の説明を援用する。
図9に示すように、第2実施形態の連動機構143は、棒部材144が、前側ロックレバー27の回動支軸(本実施形態では棒部材144を兼用)および後側ロックレバー28の回動支軸38と同一軸心で連結され、逃げ機構145が、棒部材144の中間部に設けられる点が前記実施形態と相違している。このような構成によれば、棒部材144と、逃げ機構145と、前側ロックレバー27および後側ロックレバー28の回動支点38が同一軸心となり、コンパクトな配置が可能になる。
第2実施形態の棒部材144は、第一実施形態の棒部材44と同様に、中空軸144aと、該中空軸144aに嵌入する状態で一体的に溶着される中実軸(図示せず)とからなり、中実軸を中空軸である後側ロックレバー28の回動支軸38に回動自在に嵌合させているが、中空軸144aと回動支軸38に形成される爪部144d、38aは、常時係合することなく、逃げ空間Sを介して係合するように形成され、後側ロックレバー28の単独操作を許容する逃げ機構145を構成している。
つまり、前後のロック装置17、18がロック状態のとき、前側ロックレバー27を上方に回動操作(ロック解除操作)すると、前側ロック装置17がロック解除されるとともに、それと同時に棒部材144が所定方向に回動する。このとき、棒部材144側の爪部144dは、棒部材144が回動方向において、回動支軸38側の爪部38aと近接しているので、回動支軸38を一体的に回動させ、前側ロックレバー27のロック解除操作力を後側ロック装置18に伝達させる。これにより、後側ロック装置18では、後側ロックレバー28が上方に回動し、それに応じて後側ロック装置18がロック解除される。
また、前後のロック装置17、18がロック状態のとき、後側ロックレバー28を上方に回動操作(ロック解除操作)すると、後側ロック装置18がロック解除されるが、このとき、回動支軸38側の爪部38aは、棒部材144側の爪部144dから逃げる方向(逃げ空間S)に回動するので、前側ロックレバー27に影響を与えることなく、後側ロックレバー28を単独でロック解除操作することが可能になる。
C コンバイン
2 走行機体
3 前処理部
6 脱穀装置
9 脱穀フィードチェン
10 挟持レール
11 扱室
12 扱胴
15 扱室カバー
17 前側ロック装置
18 後側ロック装置
27 前側ロックレバー
28 後側ロックレバー
43 連動機構
44 棒部材
45 逃げ機構
143 連動機構
144 棒部材
145 逃げ機構

Claims (3)

  1. 始端部に供給される茎稈を挟持レールとの間で挟持しながら機体後方に向けて搬送する脱穀フィードチェンと、
    脱穀フィードチェンで搬送される茎稈から穀粒を脱穀する扱胴と、
    扱胴を内装する扱室と、
    扱室の上部を開閉自在に覆い、開状態では挟持レールを上昇させて茎稈の挟持を解除する扱室カバーと、
    扱室カバーの前側を閉状態でロックする前側ロック装置と、
    前側ロック装置のロック操作およびロック解除操作を行なう前側ロックレバーと、
    扱室カバーの後側を閉状態でロックする後側ロック装置と、
    後側ロック装置のロック操作およびロック解除操作を行なう後側ロックレバーと、
    前側ロックレバーのロック解除操作に応じて後側ロック装置をロック解除させる連動手段とを備え、
    該連動手段は、
    前側ロックレバーのロック解除操作力を後側ロック装置に伝達する棒部材と、
    後側ロックレバーの単独操作を許容する逃げ手段とを備えることを特徴とするコンバイン。
  2. 前記棒部材は、後側ロックレバーの回動支点と同一軸心で連結され、
    前側ロックレバーは、回動支点が後側ロックレバーの回動支点よりも機体中心側に配置されることにより、レバー長さが後側ロックレバーよりも長く形成されるとともに、逃げ手段を介して棒部材に連結されることを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記棒部材は、前側ロックレバーの回動支点および後側ロックレバーの回動支点と同一軸心で連結され、
    逃げ手段は、棒部材の中間部に設けられることを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
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