JP2014216727A - 移動体通信端末試験装置及び移動体通信端末試験方法 - Google Patents

移動体通信端末試験装置及び移動体通信端末試験方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のセルを使用した通信の試験を行う場合に、セルの状態を容易に把握可能にする。【解決手段】移動体通信端末試験装置10は、試験シナリオに従って、試験対象の移動体通信端末50との間で複数のセルを用いた通信を行う場合の手順を制御するシナリオ処理部16と、通信における階層化された通信プロトコルに関する処理を行うレイヤ処理部13と、レイヤ処理部13における処理のログ情報を含むログデータを生成するログデータ生成部17と、試験シナリオのシナリオ情報又はログデータのログ情報を取得し、移動体通信端末50と通信を行う複数のセルの状態を判定するセル状態判定部19と、判定した複数のセルの状態の表示情報を処理し、表示部21における経過時刻に応じたセル状態の表示制御を行う表示制御部20と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、移動体通信端末の性能評価等の試験を行うため、移動体通信端末との間で通信を行い、通信時の状態等の各種情報を表示することが可能な移動体通信端末試験装置に関する。
例えば携帯電話機に代表される移動体通信端末を開発するにあたり、開発中の移動体通信端末が設計通りに機能するか否か、及び通信規格に従って正常に動作するか否かを試験するために、移動体通信端末試験装置が用いられる。このような移動体通信端末試験装置は、移動体通信端末試験装置の動作シーケンス及び通信シーケンスが記述された試験シナリオを予め作成して記憶しておき、この試験シナリオに従って基地局を模擬した擬似基地局装置として動作する。そして、試験者(開発者が兼ねる場合もある)は、移動体通信端末試験装置を用いて、試験対象の移動体通信端末との間で通信を行い、通信時のログ情報を参照して移動体通信端末の動作状態及び移動体通信端末と基地局との間の通信状態を確認することにより、正常に通信できるかの試験を行う。移動体通信端末試験装置の例として、例えば特許文献1に開示されているものがある。
特開2009−147640号公報
近年、移動体通信規格では、通信レート向上のため、複数の通信帯域を束ねて通信を行う方式が検討されている。セルラー通信システム等の移動体通信システムでは、基地局がカバーする通信エリア、通信エリアにおける通信帯域(周波数帯域)等の単位を「セル」と称することがあり、以降では基地局と移動体通信端末との間において通信を行う通信帯域を「セル」と称することにする。
例えば、3GPP(Third Generation Partnership Project)にて検討されている移動体通信規格であるLTE(Long Term Evolution)の次世代規格LTE−Advancedでは、最大で5つのセルを使用するキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)が規定されている。また、第3世代(3G)の移動体通信規格であるW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)では、同時に2つのセルを使用するDC−HSDPA(Dual Cell High Speed Downlink Packet Access)が規定されている。
複数のセルを使用する通信方式では、通常は基地局と移動体通信端末間で1つのセルにて通信を行い、高い通信レートによって通信を行う場合に、他のセルを束ねて通信を行う。このような通信方式に対応した移動体通信端末を試験するためには、同時に複数のセルの信号を送受信して通信可能な移動体通信端末試験装置が必要とされる。
ところで、移動体通信端末試験装置は、設定によって様々な試験に対応できるように構成されている。そして、移動体通信端末試験装置において構成する複数のセルに対して、どのように動作させるかについても、設定によって動的に変化する。一方で、通信時のセルの状態は、移動体通信端末の動作に関連するため、試験中、或いは試験後に、試験者がセルの状態を確認したいという要望がある。
しかしながら、セルの状態を確認するには、移動体通信端末試験装置の設定及び試験手順が記述された試験シナリオの内容、或いは通信時のログ情報を解析して確認する必要があり、手間がかかって把握が困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、複数のセルを使用した通信の試験を行う場合に、セルの状態を容易に把握可能にできる移動体通信端末試験装置及び移動体通信端末試験方法を提供することを目的としている。
第1の発明に係る移動体通信端末試験装置は、試験シナリオに従って、試験対象の移動体通信端末との間で複数のセルを用いた通信を行う場合の手順を制御するシナリオ処理部と、前記通信における階層化された通信プロトコルに関する処理を行うレイヤ処理部と、前記レイヤ処理部における処理のログ情報を含むログデータを生成するログデータ生成部と、前記試験シナリオのシナリオ情報又は前記ログデータのログ情報を取得し、前記移動体通信端末と通信を行う複数のセルの状態を判定するセル状態判定部と、前記判定した複数のセルの状態の表示情報を処理し、表示部における経過時刻に応じたセル状態の表示制御を行う表示制御部と、を備える。
上記構成により、複数のセルを使用した通信の試験を行う場合に、各セルの状態を容易に把握可能となる。
第2の発明に係る移動体通信端末試験装置は、上記第1の発明の移動体通信端末試験装置において、前記セル状態判定部は、前記複数のセルの状態として、各セルのプライマリセル又はセカンダリセルの状態を判定し、前記表示制御部は、前記判定したプライマリセル又はセカンダリセルの状態を識別表示する。
上記構成により、例えばLTE−Advancedの通信規格による通信において、プライマリセル又はセカンダリセルの状態を容易に把握可能となる。
第3の発明に係る移動体通信端末試験装置は、上記第1又は第2の発明の移動体通信端末試験装置において、前記セル状態判定部は、前記複数のセルの状態として、各セルのアクティベーション又はディアクティベーションの状態を判定し、前記表示制御部は、前記判定したアクティベーション又はディアクティベーションの状態を識別表示する。
上記構成により、例えばLTE−Advancedの通信規格による通信において、アクティベーション又はディアクティベーションの状態を容易に把握可能となる。特に、例えばセカンダリセルにおける通信量に応じたアクティベーション又はディアクティベーションの状態を容易に識別可能となる。
第4の発明に係る移動体通信端末試験装置は、上記第1の発明の移動体通信端末試験装置において、前記レイヤ処理部は、複数の基地局を模擬する処理を行い、前記セル状態判定部は、異なる基地局間のハンドオーバの発生を判定し、前記表示制御部は、前記判定したハンドオーバの状態を識別表示する。
上記構成により、例えばハンドオーバの発生有無、ハンドオーバの開始/終了、ハンドオーバ元及びハンドオーバ先のセルなど、複数セルにおけるハンドオーバの状態を容易に把握可能となる。
第5の発明に係る移動体通信端末試験装置は、上記第4の発明の移動体通信端末試験装置において、前記表示制御部は、操作部からのハンドオーバ表示の指示操作に対応して、該当するハンドオーバに関するハンドオーバ処理時間を含むハンドオーバ表示を実行する。
上記構成により、操作部によって指示したハンドオーバに関するハンドオーバ処理時間を容易に把握可能となる。
第6の発明に係る移動体通信端末試験装置は、上記第1の発明の移動体通信端末試験装置において、前記セル状態判定部は、前記試験シナリオにおける実行時のシナリオ情報を取得し、試験前又は試験中の複数のセルの状態を、前記取得したシナリオ情報に基づいて判定する。
上記構成により、取得したシナリオ情報に基づいて試験前又は試験中における複数のセルの状態を判定可能である。
第7の発明に係る移動体通信端末試験装置は、上記第1の発明の移動体通信端末試験装置において、前記ログデータを記憶するログデータ記憶部を備え、前記セル状態判定部は、前記記憶したログデータのログ情報を取得し、試験における所定時刻の複数のセルの状態を、前記取得したログ情報に基づいて判定する。
上記構成により、取得したログ情報に基づいて試験における所定時刻の複数のセルの状態を判定可能である。
第8の発明に係る移動体通信端末試験装置は、上記第7の発明の移動体通信端末試験装置において、前記表示制御部は、前記複数のセルの状態表示とともに、操作部からのログ表示の指示操作に対応して、該当する時刻のログ情報を含むログ表示を実行する。
上記構成により、操作部によって指示した時刻のログ情報を容易に確認可能となる。
第9の発明に係る移動体通信端末試験方法は、試験シナリオに従って、試験対象の移動体通信端末との間で複数のセルを用いた通信を行う場合の手順を制御するシナリオ処理ステップと、前記通信における階層化された通信プロトコルに関する処理を行うレイヤ処理ステップと、前記レイヤ処理ステップにおける処理のログ情報を含むログデータを生成するログデータ生成ステップと、前記試験シナリオのシナリオ情報又は前記ログデータのログ情報を取得し、前記移動体通信端末と通信を行う複数のセルの状態を判定するセル状態判定ステップと、前記判定した複数のセルの状態の表示情報を処理し、表示部における経過時刻に応じたセル状態の表示制御を行う表示制御ステップと、を有する。
上記手順により、複数のセルを使用した通信の試験を行う場合に、各セルの状態を容易に把握可能となる。
本発明によれば、複数のセルを使用した通信の試験を行う場合に、セルの状態を容易に把握可能にすることができる。
本発明の第1の実施形態に係る移動体通信端末試験装置の構成を示すブロック図 ログデータ生成部において作成されるログデータの例を示す図 表示部の表示画面に表示するログ表示の例を示す図 第1の実施形態における表示部に表示するセル状態表示の例を示す図 セカンダリセルの追加(Configuration)及び削除(Release)の判定に用いる情報の一例を示す図 セカンダリセルのアクティベーション(Activation)/ディアクティベーション(Deactivation)の切替時刻の判定に用いる情報の一例を示す図 セカンダリセルのアクティベーション(Activation)/ディアクティベーション(Deactivation)の状態確認の判定に用いる情報の一例として、ログ情報を示す図 本発明の第2の実施形態に係る移動体通信端末試験装置の構成を示すブロック図 第2の実施形態における表示部に表示するセル状態表示の例を示す図 ハンドオーバの開始時刻の判定に用いる情報の一例を示す図 ハンドオーバの終了時刻の判定に用いる情報の一例を示す図 本実施形態における表示部に表示するセル状態表示の第1変形例を示す図 本実施形態における表示部に表示するセル状態表示の第2変形例を示す図 試験前の試験シナリオ確認に関する処理手順を示すフローチャート 試験中のセル状態のリアルタイム表示に関する処理手順を示すフローチャート 試験後のログ情報の確認及びセル状態表示に関する処理手順を示すフローチャート
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
本発明の実施形態に係る移動体通信端末試験装置は、実網に成り代わる擬似基地局装置として機能し、移動体通信端末の動作状態確認、性能評価等の試験を行うものである。移動体通信端末試験装置は、試験対象の移動体通信端末との間で通信を行い、通信時のログ情報等を取得して記憶、表示が可能となっている。移動体通信端末としては、例えば、携帯電話機、スマートフォン、データ通信端末、各種携帯通信端末等、所定の通信規格に対応した通信を行う端末が用いられる。本実施形態では、試験対象の移動体通信端末として、LTE−Advancedの通信規格による通信が可能な移動体通信端末を用いる場合を例示する。
(第1の実施形態)
<第1の実施形態の構成>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る移動体通信端末試験装置の構成を示すブロック図である。
第1の実施形態の移動体通信端末試験装置10は、移動体通信端末50と接続され、移動体通信端末50との間で通信を行って通信時のログ情報を含む通信情報を取得する。移動体通信端末試験装置10と移動体通信端末50とは、例えば、同軸ケーブル等の有線の伝送路によって接続される。
移動体通信端末試験装置10は、結合器11、送受信部12−1〜12−5、レイヤ処理部13、TE(Terminal Equipment)部14、メッセージ処理部15、シナリオ処理部16、ログデータ生成部17、ログデータ記憶部18、セル状態判定部19、表示制御部20、表示部21、及び操作部22を備える。
第1の実施形態では、移動体通信端末試験装置10において複数のセルを有する1つの基地局の動作を模擬し、試験対象の移動体通信端末50との間で複数のセルを利用して通信を行う場合の構成を示す。
結合器(カプラ)11は、試験対象の移動体通信端末50と送受信部12−1〜12−5とを接続する回路素子である。結合器11は、送受信部12−1〜12−5から出力される送信信号を移動体通信端末50へ通過させるとともに、移動体通信端末50から入力される受信信号を送受信部12−1〜12−5へ通過させる。
送受信部12−1〜12−5は、RF(Radio Frequency)部とベースバンド部とを含む送受信回路を有し、通信信号の送受及び変復調を行い、RF帯域の信号の通信を行う。具体的には、送受信部12−1〜12−5は、レイヤ処理部13の出力信号からベースバンド帯域の送信信号を生成し、RF帯域へ周波数変換し、電力増幅して結合器11を介して移動体通信端末50へ送信する。また、送受信部12−1〜12−5は、移動体通信端末50から送信され結合器11を介して受信したRF帯域の信号を、ベースバンド帯域へ周波数変換して受信信号として取得し、レイヤ処理部13へ入力する。本実施形態では、最大5つの複数セルによる通信が可能なように、5つの送受信部12−1〜12−5を備える例を示している。
なお、移動体通信端末試験装置10と移動体通信端末50とを無線伝送路にて接続し、無線電波によって移動体通信端末試験装置10と移動体通信端末50との間で通信を行ってもよい。また、送受信部12−1〜12−5においてRF部を省略又は通過させ、ベースバンド帯域の信号によって移動体通信端末試験装置10と移動体通信端末50との間で通信を行ってもよい。
レイヤ処理部13は、所定の通信プロトコルに基づく信号処理を行うもので、複数の階層(レイヤ)を持つレイヤ構成の通信プロトコル群の処理を実行する。レイヤ処理部13は、PHY(Physical Layer:物理層)部31−1〜31−5、MAC(Media Access Control Layer:媒体アクセス制御層)部32、RLC(Radio Link Control Layer:無線リンク制御層)部33、PDCP(Packet Data Convergence Protocol Layer:パケット・データ収斂プロトコル層)部34、RRC(Radio Resource Control Layer:無線リソース制御層)部35を有する。
このレイヤ処理部13では、各レイヤ間が連携動作し、通信方式に従ったプロトコルによる情報の送受を制御するとともに、通信シーケンス及び通信内容をログ情報として抽出する。また、レイヤ処理部13は、通信におけるエラー情報(又は、各レイヤの状態を示す情報)の検出も行う。レイヤ処理部13にて取得したログ情報及びエラー情報は、ログデータ生成部17に入力される。
TE部14は、例えば、メールサーバ又は動画サーバ等のサーバ、テレビ電話端末等のデータ端末など、端末機能を有するものである。TE部14は、各種アプリケーションを実行する端末装置として動作し、移動体通信端末50との間でデータの送受信を行う。
メッセージ処理部15は、移動体通信端末試験装置10と移動体通信端末50との間でやり取りされる各種メッセージを処理する。メッセージ処理部15は、シナリオ処理部16からの試験シナリオに基づく指示に従って、移動体通信端末50へ送信する要求メッセージを作成し、レイヤ処理部13へ出力する。また、メッセージ処理部15は、移動体通信端末50から受信しレイヤ処理部13にて復号した応答メッセージを取得してシナリオ処理部16に通知する。
シナリオ処理部16は、移動体通信端末試験装置10の設定及び試験手順が記述された試験シナリオを保持し、試験シナリオに従って試験の各手順を実行するべく各部を指示する。すなわち、シナリオ処理部16は、移動体通信端末試験装置10の動作を司る制御部としての機能を有する。なお、シナリオ処理部16と各部との接続について、図を簡略にするため、図1では一部の記載を省略している。試験シナリオは、実行しようとする試験における移動体通信端末試験装置の設定、動作シーケンス及び通信シーケンス等の試験手順が記述されたものである。
シナリオ処理部16は、試験シナリオに基づいてメッセージ処理部15へ要求メッセージの作成指示を送る。また、シナリオ処理部16は、試験シナリオに従って実行する各手順の情報をログデータ生成部17へ出力する。また、シナリオ処理部16は、試験シナリオに従って現在実行中の試験手順に関する状態として、例えばセルの状態に関するシナリオ情報を、セル状態判定部19へ出力する。
ログデータ生成部17は、試験の各手順における記録として、レイヤ処理部13における各レイヤの処理ごとにログ情報及びエラー情報を含むログデータを生成する。ログデータ生成部17は、時刻情報を生成する時刻生成部171とID(Identification)情報を生成するID生成部172とを有する。ログデータ生成部17では、図1中の破線楕円及び矢印線にて示すように、レイヤ処理部13における各レイヤ間の処理内容を含む情報を入力し、ログ情報及びエラー情報とID情報及び時刻情報とを紐付けたログデータを生成する。図1において、(1)〜(5)は、PHY部31−1〜31−5とMAC部32との間の処理内容を含む情報がログデータ生成部17に入力される各経路の対応を示している。
ログデータ記憶部18は、ログデータ生成部17にて生成したログデータを記憶する。また、ログデータ記憶部18は、試験シナリオに従って実行した試験手順に関する状態として、例えばセルの状態に関するログ情報を読み出し、セル状態判定部19へ出力する。また、ログデータ記憶部18は、特定の時刻、ID、メッセージ内容、エラー内容など、特定の条件に該当するログ情報を読み出し、表示制御部20へ出力する。
セル状態判定部19は、移動体通信端末50と通信を行うセルの状態として、セル1〜セル5の5つの各セルのアクティベーション等の状態を判定するセル判定部191−1〜191−5と、複数セル間で行われるハンドオーバ(Handover)の状態を判定するハンドオーバ判定部192とを有する。セル状態判定部19は、シナリオ処理部16からのシナリオ情報又はログデータ記憶部18からのログ情報に基づき、試験時のセルの状態に関する情報を取得し、複数のセルのそれぞれのセル状態を判定する。
セル状態としては、各セルにおいて、アクティベーション/ディアクティベーションの状態、キャリアアグリゲーションによる複数セルを束ねた通信を行う場合のプライマリセル/セカンダリセルの状態、基地局種別、ハンドオーバの発生/終了の状態、などが含まれる。
表示制御部20は、移動体通信端末試験装置10の表示制御を行うものであり、操作部22からの操作指示を入力し、操作指示に従って表示情報の生成処理を行い、表示情報を表示部21へ出力する。表示制御部20は、ログの表示情報を処理するログ表示処理部201と、セル状態の表示情報を処理するセル状態表示処理部202とを有する。ログ表示としては、例えば特定の時刻期間のログ情報、特定のメッセージを含むログ情報など、試験者が視認したい目的のログ情報を含むテキスト情報を、操作指示に応じて表示する。セル状態表示としては、各セルの状態を目視にて容易に判別可能なように、色、模様、図形等にて区別可能に表現したグラフィック情報を、操作指示に応じて表示する。
表示部21は、例えば液晶ディスプレイ等を有して構成され、表示画面において、ログ又はセル状態の表示、ログ及びセル状態の同時表示、装置の動作状態の表示、装置の設定状態の表示など、移動体通信端末試験装置10に関する各種表示を行う。
操作部22は、ボタン、スイッチ、タッチパネル等の各種操作入力デバイスの少なくともいずれか一つを有し、試験者の操作に対応する操作指示の入力を表示制御部20等の該当する処理部へ通知する。
図1において、レイヤ処理部13、TE部14、メッセージ処理部15、シナリオ処理部16、ログデータ生成部17、ログデータ記憶部18、セル状態判定部19、及び表示制御部20は、プロセッサ及びメモリを有する情報処理回路又はコンピュータによって構成され、各部の機能を実現する。
<ログデータの内容>
ここで、ログ情報を含むログデータについて説明する。図2は、ログデータ生成部17において作成されるログデータの例を示す図である。
ログデータ60は、ヘッダ61と、レイヤ間通信データ62とを有する。ヘッダ61は、ID71、時刻情報72、送信元レイヤ73、宛先レイヤ74、チャネル情報75、BTS番号76、プリミティブ名77、通信データ長78を有する。レイヤ間通信データ62は、各レイヤ間にてやり取りされる生データである。
ID71は、ログデータ60の識別情報であり、時系列に付与した数字などが用いられる。時刻情報72は、ログデータ60が取得された時刻を示す情報である。送信元レイヤ73は、レイヤ間通信データ62の送信元レイヤを示す情報であり、宛先レイヤ74は、レイヤ間通信データ62の宛先レイヤを示す情報である。チャネル情報75は、通信を行うチャネルを示す情報であり、チャネルごとに予め割り当てられた識別子、番号等により示される。BTS(Base Transceiver Station:基地局)番号76は、通信を行う基地局を示す識別情報であり、基地局ごとに予め割り当てられた番号により示される。プリミティブ名77は、プリミティブ(Primitive)(レイヤ間の処理における設定命令等のコマンドの内容を示す型)の種類及び名称を示す情報である。通信データ長78は、レイヤ間通信データ62のデータ長を示す情報である。
続いて、ログ情報の表示(ログ表示)について説明する。図3は、表示部21の表示画面に表示するログ表示の例を示す図である。
表示制御部20のログ表示処理部201は、ログデータ記憶部18から表示対象のログデータを読み出し、ログ表示のための表示情報を作成し、表示部21に出力する。これにより、表示部21の表示画面には、図3に例示するようなログ表示80が表示される。
ログ表示80は、ログ番号表示(No.)81、レイヤ表示(PHY,MAC,RLC,PDCP,RRC/TE)82、プリミティブ種別表示(Primitive)83、BTS番号表示(BTS)84、チャネル情報表示(Channel)85、メッセージ名表示(Message)86、時刻情報表示(Progress Time)87を有する。
ログ表示80の上部には、各処理のログが時刻情報表示87の時刻順に時系列にテーブル状に表示される。ログ表示80の下部には、試験者等によって選択されハイライト表示された指定ログのデータ内容を示す内容表示88が表示される。内容表示88の下端部には、16進数の値で表した実データが表示される。
ログ番号表示81は、ログデータ60のID71に基づき、各処理のログを識別するための番号によるID情報を示す情報表示である。レイヤ表示82は、ログデータ60の送信元レイヤ73及び宛先レイヤ74に基づき、レイヤ処理部13におけるプリミティブの情報の流れ(送信元と宛先のレイヤ)を矢印線によって示す情報表示である。プリミティブ種別表示83は、ログデータ60のプリミティブ名77に基づき、プリミティブの種類及び名称を示す情報表示である。
BTS番号表示84は、ログデータ60のBTS番号76に基づき、通信を行う基地局の番号を示す情報表示である。チャネル情報表示85は、ログデータ60のチャネル情報75に基づき、通信を行うチャネルを示す情報表示である。メッセージ名表示86は、ログデータ60のレイヤ間通信データ62内のメッセージの記述情報に基づき、レイヤ間で送受されるメッセージの名称を示す情報表示である。なお、メッセージ名表示86は、ログによっては表示が省略される。時刻情報表示87は、ログデータ60の時刻情報72に基づき、各処理のデータ送受がなされた時刻を示す情報表示である。
図3に示したログ表示80の第1行の例(番号「001」のログ情報)は、時刻「000.01.13.750」に、1番の基地局から移動体通信端末へのデータとして、「LTE#DL#DTCH 0」(Downlink(下り)のDedicate Traffic channelの0番)のチャンネルにおいて、RRC部35からPDCP部34へ、「LTE#PDCP#DATA#REQ」(PDCPへのデータ要求)のプリミティブの処理が実行され、「RRC Connection Reconfiguration」(RRCのコネクションの再定義)のメッセージが伝送されたことを表している。
<第1の実施形態の動作(セル状態表示)>
次に、第1の実施形態におけるセル状態の表示(セル状態表示)について説明する。
図4は、第1の実施形態における表示部21に表示するセル状態表示の例を示す図である。図4では、キャリアアグリゲーションによる最大5つのセルを利用した通信が可能であり、通信量に応じて複数セルを束ねて通信を行う場合を例示している。ここでは、移動体通信端末試験装置10が1つの基地局aの動作を模擬し、試験対象の移動体通信端末50との間で通信を行う場合を説明する。
試験の実行中にセル状態表示を行う場合、セル状態判定部19は、シナリオ処理部16からシナリオ情報を取得し、セル判定部191−1〜191−5によって、試験シナリオ中のセルの状態に関する情報からセル状態を判定する。
また、試験の終了後にセル状態表示を行う場合、セル状態判定部19は、ログデータ記憶部18からログ情報を取得し、シナリオ情報と同様にして、セル判定部191−1〜191−5によって、ログ情報中のセルの状態に関する情報からセル状態を判定する。
この際、セル状態判定部19は、複数のセルのそれぞれのセル状態について、セル1〜セル5の各セルのアクティベーション/ディアクティベーションの状態、及び、アクティベーション状態のセルのプライマリセル/セカンダリセルの状態を判定する。セル状態の判定の詳細については後述する。
表示制御部20のセル状態表示処理部202は、セル状態判定部19によるセル状態の判定結果情報と、セル状態判定に用いたシナリオ情報又はログ情報とを取得し、セル状態表示のための表示情報を作成し、表示部21に出力する。これにより、表示部21の表示画面には、図4に例示するようなセル状態表示90が表示される。
セル状態表示90は、セル番号表示(Cell No.)91、状態表示92を有する。セル番号表示91は、1番〜5番に予め割り当てられた各セルのID情報(セル番号)を示す情報表示である。状態表示92は、1番〜5番の各セル(セル1〜セル5)について、セルの状態を識別可能に示す情報表示であり、図中縦方向に並列させて複数セルが示されている。図示例では、プライマリセルでアクティベーション状態の場合は「P」、セカンダリセルでディアクティベーション状態の場合は「D」、セカンダリセルでアクティベーション状態の場合は「S1」〜「S4」によって示している。なお、「Pa」「Sa1」などの小文字の「a」は、基地局aにおける通信状態であることを示している。
図4において、横方向は時刻を表し、図中左から右に時刻の経過に伴うセル状態の変化が示されている。
以下、時刻a〜gの各時刻のセル状態について説明する。
時刻aでは、移動体通信端末50と移動体通信端末試験装置10とが通信していない状態である。このとき、移動体通信端末50は、未動作又は位置登録完了状態となっている。
時刻bでは、移動体通信端末試験装置10による模擬基地局において、セル1が基地局aのプライマリセルとして設定されてアクティベーションとなり、セル1によって移動体通信端末50と通信を開始する(セル1…「Pa」)。また、セル2〜5は、基地局aのセカンダリセルとして、ディアクティベーションに設定される(セル2〜5…「D」)。プライマリセルは、制御信号を送受するため、通信確立時は常にアクティベーション状態となる。
時刻cでは、移動体通信端末50と移動体通信端末試験装置10の基地局aとの通信量が増大し、セル2が基地局aの第1のセカンダリセルとして設定されてアクティベーションとなり、セル1とセル2によって移動体通信端末50と通信する(セル2…「D」→「Sa1」)。
時刻dでは、移動体通信端末50と移動体通信端末試験装置10の基地局aとの通信量がさらに増大し、セル4及び5が基地局aの第2、第3のセカンダリセルとして設定されてアクティベーションとなり、セル1、セル2、セル4及びセル5によって移動体通信端末50と通信する(セル4…「D」→「Sa2」、セル5…「D」→「Sa3」)。
時刻eでは、移動体通信端末50と移動体通信端末試験装置10の基地局aとの通信量がさらに増大し、セル3が基地局aの第4のセカンダリセルとして設定されてアクティベーションとなり、セル1〜5によって移動体通信端末50と通信する(セル3…「D」→「Sa4」)。
時刻fでは、移動体通信端末50と移動体通信端末試験装置10の基地局aとの通信量が減少し、セル3が移動体通信端末50との通信を停止してディアクティベーション状態となる(セル3…「Sa4」→「D」)。
時刻gでは、移動体通信端末50と移動体通信端末試験装置10の基地局aとの通信量がさらに減少し、セル2、4及び5が移動体通信端末50との通信を停止してディアクティベーション状態となる(セル5…「Sa3」→「D」、セル4…「Sa2」→「D」、セル2…「Sa1」→「D」)。これにより、セル1がプライマリセルとしてアクティベーション状態を継続し、他のセル2〜5によるセカンダリセルはディアクティベーション状態になる。
<第1の実施形態のセル状態判定処理の第1例>
ここで、第1の実施形態において、セル状態判定部19によるセル状態判定処理の第1例として、キャリアアグリゲーションにおけるセカンダリセルのアクティベーション/ディアクティベーションの判定方法について説明する。
図5は、セカンダリセルの追加(Configuration)及び削除(Release)の判定に用いる情報の一例を示す図であり、(A)はログ情報、(B)はシナリオ情報を示している。図5(A)(B)に示すログ情報及びシナリオ情報は、図4の時刻bにおけるセカンダリセルの設定等に用いられる。
ログ情報を取得してセル状態判定を行う場合、セル状態判定部19は、まず、ログデータ60からメッセージ名が「RRC Connection Reconfiguration」であるログを検索する。図5(A)の例では、番号「44947」のログが該当する。次に、セル状態判定部19は、検索により抽出された該当するログ情報の内容を解析し、パラメータに「sCell To Add Mod List」(セル追加に関するパラメータ)又は「sCell To Release List」(セル削除に関するパラメータ)が含まれているかを確認する。
続いて、セル状態判定部19は、上記パラメータが含まれている場合、さらにパラメータの「sCell Index」の値を確認して、対象のセル、すなわち移動体通信端末試験装置10にて模擬している5つのセル(PHY部31−1〜31−5)のどれかを特定する。そして、セル状態判定部19は、ログデータ60のうち該当するログの時刻情報72によってタイムスタンプを取得し、セカンダリセルの追加又は削除の時刻とする。図5(A)の例では、時刻「00:00:11.174」である。
シナリオ情報を取得してセル状態判定を行う場合、セル状態判定部19は、まず、試験シナリオの内容について、メッセージ名が「RRC Connection Reconfiguration」であるメッセージの送信命令の有無を監視する。次に、セル状態判定部19は、監視により抽出された該当するメッセージの内容を解析し、パラメータに「sCell To Add Mod List」又は「sCell To Release List」が含まれているかを確認する。図5(B)の例では、メッセージの内容が16進数の値で示されており、5バイト目の「0x1C」が「sCell To Add Mod List」の値を含んでいる。
続いて、セル状態判定部19は、上記パラメータが含まれている場合、さらにパラメータの「sCell Index」の値を確認して、対象のセル、すなわち移動体通信端末試験装置10にて模擬している5つのセル(PHY部31−1〜31−5)のどれかを特定する。そして、セル状態判定部19は、試験シナリオにおいて該当する箇所が実行された時刻を、セカンダリセルの追加又は削除の時刻とする。
<第1の実施形態のセル状態判定処理の第2例>
次に、セル状態判定部19によるセル状態判定処理の第2例として、アクティベーション/ディアクティベーションの切替時刻の判定方法について説明する。
図6は、セカンダリセルのアクティベーション(Activation)/ディアクティベーション(Deactivation)の切替時刻の判定に用いる情報の一例を示す図であり、(A)はログ情報、(B)はシナリオ情報を示している。図6(A)(B)に示すログ情報及びシナリオ情報は、図4の時刻c、g等におけるセカンダリセルのアクティベーション/ディアクティベーションの設定切替等に用いられる。
ログ情報を取得してセル状態判定を行う場合、セル状態判定部19は、まず、ログデータ60からプリミティブ名が「LTE#CMAC#CONTROL#REQ」であるログを検索する。図6(A)の例では、番号「45097」のログが該当する。この場合、アクティベーション/ディアクティベーションの切り替えを意味する「Activation/Deactivation MAC control elements」の送信指示として、「LTE#CMAC#CONTROL#REQ」のプリミティブが用いられる。
次に、セル状態判定部19は、検索により抽出された該当するログ情報の内容を解析し、パラメータの「Status」の値を確認して、各セルの状態(Activation/Deactivation)を特定する。ここで、列記された 「Status」の値の記載順は、前述した「sCell Index」の値(つまり各セルの識別番号)の順序に対応している。そして、セル状態判定部19は、ログデータ60のうち該当するログの時刻情報72によってタイムスタンプを取得し、セカンダリセルのアクティベーション/ディアクティベーションの切替の時刻とする。図6(A)の例では、時刻「00:00:11.206」である。
シナリオ情報を取得してセル状態判定を行う場合、セル状態判定部19は、まず、試験シナリオの内容について、プリミティブ名が「LTE#CMAC#CONTROL#REQ」であるプリミティブの送信命令の有無を監視する。
次に、セル状態判定部19は、監視により抽出された該当するメッセージの内容を解析し、パラメータの「param.Status[x]」の値を確認して、各セルの状態(Activation/Deactivation)を特定する。ここで、[x]は、前述した「sCell Index」の値に対応している。そして、セル状態判定部19は、試験シナリオにおいて該当する箇所が実行された時刻を、セカンダリセルのアクティベーション/ディアクティベーションの切替の時刻とする。
なお、上述した手法の代わりに、「Activation/Deactivation MAC control elements」の情報が含まれるログ情報やシナリオ情報を直接的に検索または監視する手法を用いてもよい。
<第1の実施形態のセル状態判定処理の第3例>
次に、セル状態判定部19によるセル状態判定処理の第3例として、セカンダリセルのアクティベーション/ディアクティベーションの状態確認の判定方法について説明する。
図7は、セカンダリセルのアクティベーション(Activation)/ディアクティベーション(Deactivation)の状態確認の判定に用いる情報の一例として、ログ情報を示す図である。第3例は、ログ情報によるセルの状態確認方法の他の例として、移動体通信端末試験装置10の内部状態を示す情報を判定する例である。
セル状態判定部19は、まず、ログデータ60において、プリミティブ名が「LTE#CPHY#DL#REPORT#IND」であってステータス(Status)に「LTE-MAC-STATE-CELL-ACTIVATED」を含むログを検索する。図7の例では、番号「45196」のログが該当する。次に、セル状態判定部19は、検索により抽出された該当するログ情報の内容を解析し、「LTE-MAC-STATE-CELL-ACTIVATED」の値を確認して、「ON/OFF」により各セルの状態(Activation/Deactivation)を特定する。なお、「LTE#CPHY#DL#REPORT#IND」は、移動体通信端末試験装置10の固有のプリミティブであり、ダウンリンクのステータスのレポートを意味する。また、「LTE-MAC-STATE-CELL-ACTIVATED」は、セルのアクティベーション/ディアクティベーションの状態を示す情報であって、その値が「ON」の場合はアクティベーション、「OFF」の場合はディアクティベーションを示す。
この場合、プライマリセル/セカンダリセルの判定は、BTS番号「1 or 2」と、オプション領域(Option)の「Primary Cell」の値によって識別して判定する。図7の例では、「Primary Cell」の値が「LTE-BTS1」であるので、BTS番号「2」はセカンダリセルであると判定できる。
なお、上述した手法の代わりに、「LTE-MAC-STATE-CELL-ACTIVATED」の情報が含まれるログ情報やシナリオ情報を直接的に検索または監視する手法を用いてもよい。
本実施形態では、図4の例に示したように、経過時刻に応じて、複数セルのそれぞれのセル状態を表示することによって、同時に複数のセルを使用して通信を行う場合であっても、試験中、或いは試験後に、試験者がセル状態表示を視認することにより容易にセルの状態を確認できる。この際、通信可能な複数のセルについて、プライマリセル/セカンダリセルの識別、セカンダリセルのアクティベーション/ディアクティベーションの状態など、セルの各種状態を、セル状態表示のグラフィック情報により直感的に把握できる。
(第2の実施形態)
<第2の実施形態の構成>
図8は、本発明の第2の実施形態に係る移動体通信端末試験装置の構成を示すブロック図である。
第2の実施形態では、移動体通信端末試験装置10Aにおいて2つの基地局の動作を模擬し、複数の基地局間のハンドオーバを行う場合の構成を示す。本実施形態におけるハンドオーバは、異なる基地局のセル間での通信の受け渡しの処理、特に基地局間でのプライマリセルの切り替えを想定する。
第2の実施形態の移動体通信端末試験装置10Aは、結合器11、送受信部12−1〜12−5、レイヤ処理部13A、13B、TE部14、メッセージ処理部15A、15B、シナリオ処理部16、ログデータ生成部17、ログデータ記憶部18、セル状態判定部19、表示制御部20、表示部21、及び操作部22を備える。なお、第1の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
移動体通信端末試験装置10Aは、2つの基地局a、bの動作を模擬するために、第1の実施形態とは内部設定を変更し、2系統のレイヤ処理部13A、13Bとメッセージ処理部15A、15Bを備える。すなわち、図1におけるレイヤ処理部13、メッセージ処理部15、シナリオ処理部16、及びセル状態判定部19の機能を一部変更した例である。
レイヤ処理部13Aは、PHY部31−1、MAC部32−1、RLC部33−1、PDCP部34−1、RRC部35−1を有し、レイヤ処理部13Bは、PHY部31−2〜31−5、MAC部32−2、RLC部33−2、PDCP部34−2、RRC部35−2を有する。
メッセージ処理部15A、15Bは、それぞれのレイヤ処理部13A、13Bによって移動体通信端末50との間でやり取りされる各種メッセージを処理する。ここで、メッセージ処理部15Aは、第1の基地局aにおける1つのセルによる通信に関する、要求メッセージの作成、及び応答メッセージの取得を行う。また、メッセージ処理部15Bは、第2の基地局bにおける4つのセルによる通信に関する、要求メッセージの作成、及び応答メッセージの取得を行う。
シナリオ処理部16は、移動体通信端末試験装置10の設定及び試験手順が記述された試験シナリオに従って、基地局a、b間のハンドオーバの手順を含む試験の実行を制御する。ログデータ生成部17は、ハンドオーバの手順を含む試験のログ情報を含むログデータを生成し、ログデータ記憶部18に記憶させる。
セル状態判定部19は、セル状態判定として、ハンドオーバ判定部192によって、シナリオ処理部16からのシナリオ情報又はログデータ記憶部18からのログ情報に基づき、基地局aのセルと基地局bのセルとの間のハンドオーバの発生/終了の状態を判定する。
表示制御部20は、セル状態表示処理部202によって、ハンドオーバの状態表示を含むセル状態の表示情報を生成し、表示部21に出力してセル状態表示を行う。
移動体通信端末50は、周囲の複数の基地局の送信信号を受信し、各基地局の受信品質情報(Measurement Report)を取得している。現在通信中の基地局からの送信信号の受信品質が低下し、他の基地局へハンドオーバしようとする場合、移動体通信端末50は基地局へハンドオーバ要求を送信する。ハンドオーバ要求を受信した基地局は、ハンドオーバの可否を判定し、ハンドオーバが可能な場合、ハンドオーバ先の他の基地局とハンドオーバ要求を受けた移動体通信端末50とにハンドオーバ指示を送信する。その後、ハンドオーバ元及びハンドオーバ先の基地局と移動体通信端末50との間でハンドオーバ処理を行い、移動体通信端末50の通信相手の基地局との接続を切り替える。
<第2の実施形態の動作(セル状態表示)>
次に、第2の実施形態におけるセル状態の表示(セル状態表示)について説明する。
図9は、第2の実施形態における表示部21に表示するセル状態表示の例を示す図である。図9では、複数の基地局において、キャリアアグリゲーションによる最大5つのセルを利用した通信が可能であり、基地局間でハンドオーバを行うとともに、通信量に応じて複数セルを束ねて通信を行う場合を例示している。ここでは、移動体通信端末試験装置10Aが2つの基地局a、bの動作を模擬し、基地局aはセル1、基地局bはセル2〜5を使用し、基地局aから基地局bへハンドオーバを行い、試験対象の移動体通信端末50との間で通信を行う場合を説明する。
セル状態判定部19は、複数のセルのそれぞれのセル状態について、セル1〜セル5の各セルのアクティベーション/ディアクティベーションの状態、及び、アクティベーション状態のセルのプライマリセル/セカンダリセルの状態、ハンドオーバの発生/終了の状態を判定する。ハンドオーバに関するセル状態の判定の詳細については後述する。
表示制御部20のセル状態表示処理部202は、セル状態判定部19によるセル状態の判定結果情報と、セル状態判定に用いたシナリオ情報又はログ情報とを取得し、セル状態表示のための表示情報を作成し、表示部21に出力する。これにより、表示部21の表示画面には、図9に例示するようなセル状態表示100が表示される。
セル状態表示100は、セル番号表示(Cell No.)101、状態表示102、ハンドオーバ表示103、基地局表示104を有する。図9の状態表示102において、「Pa」の小文字の「a」は基地局aにおける通信状態を、「Db」「Pb」「Sb1」などの小文字の「b」は、基地局bにおける通信状態であることを示している。
ハンドオーバ表示103は、ハンドオーバ元からハンドオーバ先への矢印の表示によって、ハンドオーバの発生点などのハンドオーバの実行状態を示す情報表示である。基地局表示(BTS−a、BTS−b)104は、各セルが対応する基地局の種別を示す情報表示である。
なお、セル状態としてのハンドオーバの状態表示は、試験者による操作部からのハンドオーバ表示の指示操作に対応して、ハンドオーバ表示を実行するようにしてもよい。
図9において、図4と同様に、横方向は時刻を表し、図中左から右に時刻の経過に伴うセル状態の変化が示されている。
以下、時刻a〜fの各時刻のセル状態について説明する。
時刻aでは、移動体通信端末試験装置10Aによる模擬基地局において、セル1が基地局aのプライマリセルとして設定されてアクティベーションとなり、セル1によって移動体通信端末50と通信を行っている状態である(セル1…「Pa」)。
時刻bでは、移動体通信端末試験装置10Aと移動体通信端末50間の伝送路状態の変化により、ハンドオーバが発生して、移動体通信端末50の通信先が基地局a(セル1)から基地局b(セル3)に切り替わる。このとき、セル3が基地局bのプライマリセルとして設定されてアクティベーションとなり、セル3によって移動体通信端末50と通信を開始する(セル3…「Pb」)。また、時刻bにおいてセル1からセル3へのハンドオーバ表示103が表示される。また、セル2、4、5は、基地局bのセカンダリセルとして、ディアクティベーションに設定される(セル2、4、5…「Db」)。
時刻cでは、移動体通信端末50と移動体通信端末試験装置10Aの基地局bとの通信量が増大し、セル2が基地局bの第1のセカンダリセルとして設定されてアクティベーションとなり、セル3とセル2によって移動体通信端末50と通信する(セル2…「Db」→「Sb1」)。
時刻dでは、移動体通信端末50と移動体通信端末試験装置10Aの基地局bとの通信量がさらに増大し、セル4が基地局bの第2のセカンダリセルとして設定されてアクティベーションとなり、セル3、セル2、及びセル4によって移動体通信端末50と通信する(セル4…「Db」→「Sb2」)。
時刻eでは、移動体通信端末50と移動体通信端末試験装置10Aの基地局bとの通信量が減少し、セル2及び4が移動体通信端末50との通信を停止してディアクティベーション状態となる(セル2…「Sb1」→「Db」、セル4…「Sb2」→「Db」)。
時刻fでは、移動体通信端末50と移動体通信端末試験装置10Aの基地局bとの接続が切断され、移動体通信端末50が他に通信可能な基地局aであるセル1に接続して通信する。このとき、セル1が基地局aのプライマリセルとして設定されてアクティベーションとなり、セル1によって移動体通信端末50と通信を開始する(セル1…「Pa」)。この場合は、通信の切断及び再接続の処理であり、ハンドオーバ動作ではないため、ハンドオーバ表示103は表示しない。この通信切断の状態は、試験シナリオにおいて意図的に行う場合もあれば、移動体通信端末50の不具合によって意図せずに発生する場合もある。
<第2の実施形態のセル状態判定処理の第1例>
ここで、第2の実施形態において、セル状態判定部19によるセル状態判定処理の第1例として、ハンドオーバの開始時刻の判定方法について説明する。
図10は、ハンドオーバの開始時刻の判定に用いる情報の一例を示す図であり、(A)はログ情報、(B)はシナリオ情報を示している。図10(A)(B)に示すログ情報及びシナリオ情報は、図9の時刻bにおけるハンドオーバ実行時のコネクション再設定等に用いられる。
ログ情報を取得してセル状態判定を行う場合、セル状態判定部19は、まず、ログデータ60からメッセージ名が「RRC Connection Reconfiguration」であるログを検索する。図10(A)の例では、番号「36670」のログが該当する。次に、セル状態判定部19は、検索により抽出された該当するログ情報の内容を解析し、パラメータに「mobility Control Info」(端末制御に関するパラメータ)が含まれているかを確認する。なお、「mobility Control Info」のパラメータについて、値の確認は必ずしも必要ない。ハンドオーバ開始の設定では無く、パラメータの値が無い場合は、「mobility Control Info」のパラメータ自体が存在しないため、パラメータの有無の判定をすればよい。
次に、セル状態判定部19は、上記パラメータが含まれている場合、ログデータ60のうち該当するログの時刻情報72によってタイムスタンプを取得し、ハンドオーバの開始時刻とする。図10(A)の例では、時刻「00:00:09.097」である。
シナリオ情報を取得してセル状態判定を行う場合、セル状態判定部19は、まず、試験シナリオの内容について、メッセージ名が「RRC Connection Reconfiguration」であるメッセージの送信命令の有無を監視する。次に、セル状態判定部19は、監視により抽出された該当するメッセージの内容を解析し、パラメータに「mobility Control Info」が含まれているかを確認する。図10(B)の例では、メッセージの内容が16進数の値で示されており、3バイト目の「0x07」が「mobility Control Info」の値を含んでいる。
次に、セル状態判定部19は、上記パラメータが含まれている場合、試験シナリオにおいて該当する箇所が実行された時刻を、ハンドオーバの開始時刻とする。
<第2の実施形態のセル状態判定処理の第2例>
次に、セル状態判定部19によるセル状態判定処理の第2例として、ハンドオーバの終了時刻の判定方法について説明する。
図11は、ハンドオーバの終了時刻の判定に用いる情報の一例を示す図であり、(A)はログ情報、(B)はシナリオ情報を示している。図11(A)(B)に示すログ情報及びシナリオ情報は、図9の時刻bにおけるハンドオーバ実行時のコネクション再設定等に用いられる。
ログ情報を取得してセル状態判定を行う場合、セル状態判定部19は、まず、ログデータ60からメッセージ名が「RRC Connection Reconfiguration Complete」であるログを検索する。図11(A)の例では、番号「44171」のログが該当する。
次に、セル状態判定部19は、検索により該当するメッセージが抽出された場合、ログデータ60のうち該当するログの時刻情報72によってタイムスタンプを取得し、ハンドオーバの終了時刻とする。図11(A)の例では、時刻「00:00:10.967」である。
シナリオ情報を取得してセル状態判定を行う場合、セル状態判定部19は、まず、試験シナリオの内容について、メッセージ名が「RRC Connection Reconfiguration Complete」であるメッセージの受信処理の有無を監視する。
次に、セル状態判定部19は、監視により該当するメッセージが抽出された場合、試験シナリオにおいて該当する受信処理が実行された時刻、又はこの受信処理の直後の送信命令の実行時刻を、ハンドオーバの終了時刻とする。
なお、ハンドオーバの終了時刻の判定は、以下の他の判定方法によって行ってもよい。この場合、セル状態判定部19は、メッセージ処理部15からシナリオ処理部16への通知において、メッセージ名が「RRC Connection Reconfiguration Complete」であるメッセージの受信通知の有無を監視する。そして、セル状態判定部19は、監視により該当するメッセージが抽出された場合、その受信通知を受けた時刻を、ハンドオーバの終了時刻とする。
本実施形態では、図9の例に示したように、経過時刻に応じて、複数セルのそれぞれのセル状態を表示し、ハンドオーバが発生した場合はハンドオーバ状態の表示をすることによって、同時に複数のセルを使用して通信を行う場合であっても、試験中、或いは試験後に、容易にハンドオーバの発生等の状態を試験者が確認できる。この際、ハンドオーバの開始/終了、ハンドオーバ元及びハンドオーバ先のセルなど、ハンドオーバに関するセル状態を、ハンドオーバ表示のグラフィック情報により直感的に把握できる。
<セル状態表示の第1変形例>
次に、本実施形態におけるセル状態表示の第1変形例を説明する。図12は、本実施形態における表示部21に表示するセル状態表示の第1変形例を示す図である。
第1変形例のセル状態表示110は、セル番号表示(Cell No.)101、状態表示102、ハンドオーバ表示103A、基地局表示104、ハンドオーバ処理時間表示105、ログ位置マーカ106を有する。
ハンドオーバ表示103Aは、図9とは異なるハンドオーバマーカの他の表示例であり、ハンドオーバ元及びハンドオーバ先のセルを三角の表示によって示している。
ハンドオーバ処理時間表示(Hand-over Time:)105は、ハンドオーバの開始時刻から終了時刻までの時間を表し、ハンドオーバに要する処理時間を示す情報表示である。
ログ位置マーカ106は、セル状態表示と同一画面又は他の画面にログ表示を行う場合に、現在表示されているログ情報の位置(対応時刻)を示す情報表示である。
このようにハンドオーバ処理時間表示105によって、ハンドオーバが発生した場合に、ハンドオーバの開始から終了までの処理にかかる時間を試験者が把握できる。
<セル状態表示の第2変形例>
次に、本実施形態におけるセル状態表示の第2変形例を説明する。図13は、本実施形態における表示部21に表示するセル状態表示の第2変形例を示す図である。
第2変形例のセル状態表示120は、各セルのアクティベーション/ディアクティベーション、及びハンドオーバ等の状態を示すセル状態表示100と、ログ情報を示すログ表示80とを、同一画面に並べて表示した例である。
このようにセル状態表示100とログ表示80とを同時表示することにより、所定期間におけるセル状態の把握と、所定期間内の特定時刻のログ情報の確認とを、一画面にて実行でき、試験者がセル状態の把握を容易に行うことができる。
(本実施形態における処理手順)
次に、前述した第1及び第2の実施形態における移動体通信端末試験装置の処理手順について説明する。以下の図14〜図16は、本実施形態の移動体通信端末試験装置10、10Aにおけるシナリオ処理部16、セル状態判定部19、及び表示制御部20を中心とした各部の処理手順を示すものである。
図14は、試験前の試験シナリオ確認に関する処理手順を示すフローチャートである。
試験者によって操作部22より試験シナリオの選択操作がなされると、シナリオ処理部16は、選択指示された試験シナリオを選択し、実行準備状態とする(ステップST1)。
次に、セル状態判定部19は、シナリオ処理部16にて選択された試験シナリオのシナリオ情報を解析し、試験シナリオから設定情報を取得してセル状態を判定する(ステップST2)。セル状態としては、各セルにおいて、アクティベーション/ディアクティベーションの状態、プライマリセル/セカンダリセルの状態、ハンドオーバの発生/終了の状態を判定する。
そして、セル状態判定部19は、各セル状態に仮の時刻を割り当てて、各セル状態の発生/終了の時刻とする(ステップST3)。
次に、表示制御部20は、セル状態の表示情報を生成して表示部21に出力し、表示部21の表示画面にセル状態表示を行う(ステップST4)。
図15は、試験中のセル状態のリアルタイム表示に関する処理手順を示すフローチャートである。
シナリオ処理部16は、試験シナリオに従って、移動体通信端末試験装置の各部を動作させ、選択された試験内容の試験を実行する(ステップST11)。このとき、レイヤ処理部13は、試験シナリオに従った設定通りの構成の処理部を形成し、移動体通信端末50と通信を行うべく各レイヤの処理を行う。
セル状態判定部19は、実行対象の試験シナリオのシナリオ情報を解析し、試験シナリオの実行中の部分から設定情報を取得してセル状態を判定する(ステップST12)。セル状態としては、各セルにおいて、アクティベーション/ディアクティベーションの状態、プライマリセル/セカンダリセルの状態、ハンドオーバの発生/終了の状態を判定する。この際、該当するセル状態に関する送信命令の実行時刻又は受信通知の受信時刻を、各セル状態の発生/終了の時刻とする。セル状態判定は、任意のタイミングにて随時行う。
次に、表示制御部20は、セル状態判定部19にて判定されたセル状態の表示情報を生成して表示部21に出力し、表示部21の表示画面にセル状態表示を行う(ステップST13)。セル状態表示は、セル状態判定の処理実行毎など、任意のタイミングにて随時行う。ここでは、ハンドオーバの状態表示については、試験者によるハンドオーバ表示の指示操作の一例である、ハンドオーバ発生点を示すハンドオーバマーカの指定操作に対応して、ハンドオーバ表示及びハンドオーバ処理時間表示を実行する例を示す。
また、ログデータ生成部17は、レイヤ処理部13より各レイヤ間の通信データを取得し(ステップST14)、各処理のログ情報を含むログデータを作成して、ログデータ記憶部18に記憶する(ステップST15)。レイヤ間の通信データ取得、並びにログデータの生成及び記憶は、任意のタイミングにて随時行う。
次に、表示制御部20は、試験者による操作部22からのハンドオーバマーカの指定操作があったか否かを判断し(ステップST16)、ハンドオーバマーカの指定があった場合(ステップST16:Yes)、ハンドオーバ判定部192は、ログデータのログ情報からハンドオーバの開始時刻と終了時刻とを取得する(ステップST17)。
続いて、ハンドオーバ判定部192は、ハンドオーバの開始時刻と終了時刻との差を、ハンドオーバ処理時間として算出する(ステップST18)。そして、表示制御部20は、算出されたハンドオーバ処理時間の表示情報を生成して表示部21に出力し、表示部21の表示画面にハンドオーバ処理時間表示を行う(ステップST19)。
なお、ハンドオーバマーカの指定がない場合(ステップST16:No)、表示制御部20は、ハンドオーバマーカの指定があるまでステップST16の判断を所定タイミングで繰り返すか、或いはステップST12〜ST15の処理に移行する。
図16は、試験後のログ情報の確認及びセル状態表示に関する処理手順を示すフローチャートである。
表示制御部20は、ログデータ記憶部18より記憶したログデータを取得し、ログの表示情報を生成して表示部21に出力し、表示部21の表示画面にログ情報の表示を行う(ステップST21)。
また、セル状態判定部19は、ログデータ記憶部18よりログデータを取得し、ログデータのログ情報から設定情報を取得してセル状態を判定する(ステップST22)。セル状態としては、各セルにおいて、アクティベーション/ディアクティベーションの状態、プライマリセル/セカンダリセルの状態、ハンドオーバの発生/終了の状態を判定する。この際、該当するセル状態に関するログの時刻情報を取得し、各セル状態の発生/終了の時刻とする。
次に、表示制御部20は、セル状態判定部19にて判定されたセル状態の表示情報を生成して表示部21に出力し、表示部21の表示画面にセル状態表示を行う(ステップST23)。セル状態表示は、ログ表示と切り替えて表示するか、或いはログ表示と同時表示する。ここでは、ハンドオーバの状態表示については、試験者によるハンドオーバ表示の指示操作の一例である、ハンドオーバ発生点を示すハンドオーバマーカの指定操作に対応して、ハンドオーバ表示及びハンドオーバ処理時間表示を実行する例を示す。また、ログ情報の表示については、試験者によるログ表示の指示操作の一例である、ログの表示時刻位置を示すログ位置マーカの指定操作に対応して、ログ表示を実行する例を示す。
そして、表示制御部20は、試験者による操作部22からのログ位置マーカの指定操作があったか否かを判断する(ステップST24)。ここで、ログ位置マーカの指定があった場合(ステップST24:Yes)、ログ位置マーカの位置に対応する時刻のログの表示情報を生成して表示部21に出力し、表示部21の表示画面に該当時刻のログ表示を行う(ステップST25)。一方、ログ位置マーカの指定がない場合(ステップST24:No)、表示制御部20は、ステップST25をスキップして次のステップST26の処理に進む。
このログ位置マーカに対応するログ表示によって、試験者がログ位置マーカを移動させる操作指示を行うと、ログ位置マーカに連動してログ表示する時刻を移動可能であり、ログの表示位置を変更できる。
次に、表示制御部20は、試験者による操作部22からのハンドオーバマーカの指定操作があったか否かを判断し(ステップST26)、ハンドオーバマーカの指定があった場合(ステップST26:Yes)、ハンドオーバ判定部192は、ログデータのログ情報からハンドオーバの開始時刻と終了時刻とを取得する(ステップST27)。
続いて、ハンドオーバ判定部192は、ハンドオーバの開始時刻と終了時刻との差を、ハンドオーバ処理時間として算出する(ステップST28)。そして、表示制御部20は、算出されたハンドオーバ処理時間の表示情報を生成して表示部21に出力し、表示部21の表示画面にハンドオーバ処理時間表示を行う(ステップST29)。
なお、ハンドオーバマーカの指定がない場合(ステップST26:No)、表示制御部20は、ステップST24のログ位置マーカの有無の判断に戻るか、或いはステップST22〜ST23の処理に移行して他の期間のセル状態表示の処理等を実行する。
以上説明した本発明に係る実施形態によれば、複数のセルを使用した通信の試験を行う場合に、各セルのアクティベーション/ディアクティベーションの状態、或いはハンドオーバの状態など、セルの状態をセル状態表示のグラフィック情報により試験者が容易に把握可能にすることができる。
なお、上述した実施形態では、図1の移動体通信端末試験装置10及び図8の移動体通信端末試験装置10Aは、一体の装置として示しているが、装置構成はこれに限定されない。例えば、パーソナルコンピュータ(PC)等のプロセッサ及びメモリを有する情報処理装置を用いて、表示及び動作制御と、通信信号処理とを、別体の装置にて実行する構成としてもよい。この場合、図1及び図8において、破線にて分割したシナリオ処理部16、ログデータ記憶部18、セル状態判定部19、表示制御部20、表示部21、及び操作部22は、PCを用いて実現できる。
なお、上述した実施形態では、LTE−Advancedの通信規格による通信が可能な移動体通信端末の移動体通信端末試験装置について説明したが、これに限定されない。試験シナリオに従って試験を実行し、移動体通信端末との間で通信を行ってログ情報を取得し、試験シナリオ又はログ情報の解析によってセルの状態を判断可能であれば、各種通信方式の通信システムであっても適用可能である。
なお、本発明は、装置としての移動体通信端末試験装置、又は移動体通信端末試験装置をコンピュータとして動作させるためのプログラムとして表現することも可能である。更に、本発明は、移動体通信端末試験装置により実行される各動作(ステップ)を含む移動体通信端末試験方法として表現することも可能である。即ち、本発明は、装置、方法及びプログラムのうちいずれのカテゴリーにおいても表現可能である。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、開示の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
10、10A 移動体通信端末試験装置
12−1〜12−5 送受信部
13、13A、13B レイヤ処理部
15、15A、15B メッセージ処理部
16 シナリオ処理部
17 ログデータ生成部
171 時刻生成部
172 ID生成部
18 ログデータ記憶部
19 セル状態判定部
191−1〜191−5 セル判定部
192 ハンドオーバ判定部
20 表示制御部
201 ログ表示処理部
202 セル状態表示処理部
21 表示部
22 操作部
50 移動体通信端末
60 ログデータ
80 ログ表示
90、100、110、120 セル状態表示
91、101 セル番号表示
92、102 状態表示
103、103A ハンドオーバ表示
104 基地局表示
105 ハンドオーバ処理時間表示
106 ログ位置マーカ

Claims (9)

  1. 試験シナリオに従って、試験対象の移動体通信端末(50)との間で複数のセルを用いた通信を行う場合の手順を制御するシナリオ処理部(16)と、
    前記通信における階層化された通信プロトコルに関する処理を行うレイヤ処理部(13)と、
    前記レイヤ処理部における処理のログ情報を含むログデータを生成するログデータ生成部(17)と、
    前記試験シナリオのシナリオ情報又は前記ログデータのログ情報を取得し、前記移動体通信端末と通信を行う複数のセルの状態を判定するセル状態判定部(19)と、
    前記判定した複数のセルの状態の表示情報を処理し、表示部(21)における経過時刻に応じたセル状態の表示制御を行う表示制御部(20)と、
    を備える移動体通信端末試験装置。
  2. 請求項1に記載の移動体通信端末試験装置であって、
    前記セル状態判定部は、前記複数のセルの状態として、各セルのプライマリセル又はセカンダリセルの状態を判定し、
    前記表示制御部は、前記判定したプライマリセル又はセカンダリセルの状態を識別表示する、移動体通信端末試験装置。
  3. 請求項1又は2に記載の移動体通信端末試験装置であって、
    前記セル状態判定部は、前記複数のセルの状態として、各セルのアクティベーション又はディアクティベーションの状態を判定し、
    前記表示制御部は、前記判定したアクティベーション又はディアクティベーションの状態を識別表示する、移動体通信端末試験装置。
  4. 請求項1に記載の移動体通信端末試験装置であって、
    前記レイヤ処理部は、複数の基地局を模擬する処理を行い、
    前記セル状態判定部は、異なる基地局間のハンドオーバの発生を判定し、
    前記表示制御部は、前記判定したハンドオーバの状態を識別表示する、移動体通信端末試験装置。
  5. 請求項4に記載の移動体通信端末試験装置であって、
    前記表示制御部は、操作部(22)からのハンドオーバ表示の指示操作に対応して、該当するハンドオーバに関するハンドオーバ処理時間を含むハンドオーバ表示を実行する、移動体通信端末試験装置。
  6. 請求項1に記載の移動体通信端末試験装置であって、
    前記セル状態判定部は、前記試験シナリオにおける実行時のシナリオ情報を取得し、試験前又は試験中の複数のセルの状態を、前記取得したシナリオ情報に基づいて判定する、移動体通信端末試験装置。
  7. 請求項1に記載の移動体通信端末試験装置であって、
    前記ログデータを記憶するログデータ記憶部(18)を備え、
    前記セル状態判定部は、前記記憶したログデータのログ情報を取得し、試験における所定時刻の複数のセルの状態を、前記取得したログ情報に基づいて判定する、移動体通信端末試験装置。
  8. 請求項7に記載の移動体通信端末試験装置であって、
    前記表示制御部は、前記複数のセルの状態表示とともに、操作部からのログ表示の指示操作に対応して、該当する時刻のログ情報を含むログ表示を実行する、移動体通信端末試験装置。
  9. 試験シナリオに従って、試験対象の移動体通信端末との間で複数のセルを用いた通信を行う場合の手順を制御するシナリオ処理ステップと、
    前記通信における階層化された通信プロトコルに関する処理を行うレイヤ処理ステップと、
    前記レイヤ処理ステップにおける処理のログ情報を含むログデータを生成するログデータ生成ステップと、
    前記試験シナリオのシナリオ情報又は前記ログデータのログ情報を取得し、前記移動体通信端末と通信を行う複数のセルの状態を判定するセル状態判定ステップと、
    前記判定した複数のセルの状態の表示情報を処理し、表示部における経過時刻に応じたセル状態の表示制御を行う表示制御ステップと、
    を有する移動体通信端末試験方法。
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